JP2010118256A - スパイラルコンタクタ、及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 優れた電気接続性を有するスパイラルコンタクタおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】 根元2dから先端2a中心に向かって渦巻状に形成され、渦巻の中心に先端を有するスパイラル状接触子2において、スパイラル状接触子2の幅方向のセンターにスパイラル状接触子2の長手方向に沿って溝2dを備え、スパイラル状接触子2は、平坦状や凸形に形成されており、先端2aの上面には突起2aaを備え、優れた電気接続性を有するスパイラルコンタクタ。
【選択図】図1

Description

本発明は、渦巻状の中心に先端を有する凸形のスパイラル状接触子の幅方向のセンターにスパイラル状接触子の長手方向に沿って溝を備えるスパイラルコンタクタ、及びその製造方法に関する。
図5は、従来のスパイラル状接触子を示し、(a)は先端及びその近傍に突起を備えたスパイラル状接触子を示す概略図、(b)は(a)に示すB―B線の断面を示して自然体では凸形状の断面図、(c)(d)(e)(f)(g)(h)(i)(j)は、突起の種類を示す斜視図である。
図5(a)(b)に示すように、スパイラル状接触子102は、自然体では凸形状のスパイラル(渦巻き)であるが、渦巻きの中心において先端が一体となった2本の渦巻きが併行に設けられている。その中心に位置する先端には、半球形状の突起が設けられている。渦巻きの幅は、先端102aから根元102bに近づけば近づく程に広くなっており、根元102bから先端102aに向かって渦巻き部102cを備えている。
この渦巻きの中心に先端102aを有する凸形のスパイラル状接触子102において、スパイラル状接触子102の根元102b、102bを互いに対向した位置に配置して、根元102b、102bから渦巻きの中心に向けて立ち上がり、渦巻きの中心で互いに合流する先端102aを備える。すなわち、先端102aは、左右から支持された2重の渦巻きによって中心に維持されながら、さらに先端102aがねじり回動する。そして、スパイラル状接触子102が接続端子(図略)と接触して、スパイラル状接触子102を先端102aから順に押し下げるときに、スパイラル状接触子102の先端102aに設けられた少なくとも1つの鋭い突起102dが、接続端子に対してねじり動作を伴いながら接触し、微小円を描くことになり、接続端子の表面の酸化膜を切り裂くとともに優れた電気接続性を得ることができる。
図5の(c)(d)(e)(f)に示すように、突起(凸部102d)の形態を示す斜視図には、先端102a近傍に1個の突起を備えている。その形状は半円形状、四角錐台形状、三角錐台形状、及び円錐台形状を示している。
この突起102dが接続端子(図略)と接触して、スパイラル状接触子102を先端102aから順に押し下げるときに、渦巻きの中心が維持されながら、さらに先端102aがねじり回動することによって、スパイラル状接触子102の先端102aに設けられた少なくとも1つの鋭い突起102dが接続端子と接触しながら微小円を描くことになり、接続端子の表面の酸化膜を切り裂くとともに優れた電気接続性を得ることができる。
図6は、従来のスパイラル状接触子の製造方法の工程図である。図6に示すように、渦巻きの中心に先端を有するスパイラル状接触子を備えたスパイラルコンタクタの製造方法において、第1工程は、金属板104を用意し、この金属板104の表面に少なくとも1つの凹部104aをスパイラル状接触子の先端の位置に形成する。
第2工程は、Cu箔104の表面にフォトレジスト105を塗布、もしくはドライフィルムを貼付する。その上方からスパイラル状接触子102のパターンを有するフォトマスク106を被せ、このフォトマスク106の上方から光を照射して露光する。
このフォトマスク106の形状は、スパイラル形状接触子102の部分を黒塗りにした模様になっている。また、白黒逆のパターンを用いた方法でも構わない。
第3工程は、フォトマスク106のパターンを形成するようにフォトレジスト105を現像する。
第4工程は、さらに上方からCu箔104の露出面104bにAuメッキ107b、Niメッキ107aから構成される金属メッキ107を施し、スパイラル状接触子102を成形する。ここでの金属メッキ107は、ニッケル合金メッキが好適である。
第5工程は、フォトレジスト105を除去する。
第6工程は、Cu箔104の裏面にフォトレジスト105を貼付もしくは塗布し、穴を開けるためのフォトマスク116を被せ、このフォトマスク116に光を照射して露光・現像する。
第7工程は、Cu箔104の裏面からCu箔104にエッチングで穴104cを開ける。
第8工程は、Cu箔104の裏面のフォトレジスト105を除去する。
図7は、従来のスパイラル状接触子の製造方法の工程図である。図7に示すように、第9工程は、上下反転させたスパイラル状接触子の渦巻きの中心を一方から凸形工具で押し上げて凸形に変形させた状態でアニールフォーミングする。
詳細には、スパイラル状接触子102の下方に凸形工具112を配置し、スパイラル状接触子102を下方から凸形工具112で押し上げて凸形に変形させた状態でアニールフォーミングして成形を安定させ、すなわち、凸状に変形したスパイラル状接触子102が加熱及び焼鈍されて凸形状に成形される。このアニールフォーミングは、例えば、250℃で加熱し、焼きなまし処理を行い、内部応力を除去する。
第10工程は、表面に導電性のランド108aを有する実装基板108を設け、ランド108aの上面に導電性のペースト(半田ペースト)109を塗布し、ランド108aの上面に、スパイラル状接触子102を位置決めする。
第11工程は、Cu箔104をエッチングで除去する。
第12工程は、複数のスパイラル状接触子102、102…からなるスパイラルコンタクタ101に接続端子111を接触させる。これによって、スパイラル状接触子102の突起102dと接続端子111が接続されるとともに、突起102dは接続端子111の接触面で微小円を描きながら電気的導通が図られる(特許文献1参照)。
特願2008−79940号
しかしながら、従来、スパイラル状接触子は、半球形状や平坦なランド形状などさまざまな接続端子の形状にも対応可能で、電気的接続特性をさらに向上させなければならないという課題があった。
本発明は、前記課題を解決するために創案されたものであり、さまざまな形状の接続端子にも接続可能であるとともに、スパイラル状接触子が接続端子と接触して、スパイラル状接触子を先端から順に押し下げるときにスパイラル状接触子の先端部に設けられた1つの鋭い突起が接続端子とねじり動作を伴いながら接触し、微小円を描くことによって、優れた電気接続性を有するスパイラルコンタクタおよびその製造方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明のスパイラルコンタクタは、根元から先端中心に向かって渦巻状に形成され、前記渦巻の中心に先端を有するスパイラル状接触子において、前記スパイラル状接触子の幅方向のセンターに前記スパイラル状接触子の長手方向に沿って溝を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明のスパイラルコンタクタは、根元を同一として前記根元から先端中心に向かって渦巻状に形成され、前記渦巻の中心に先端を有する2つのスパイラル状接触子であって、前記2つのスパイラル状接触子が互いに間隔を有して並行に形成され、前記2つのスパイラル状接触子が前記先端で合体したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のスパイラルコンタクタであって、前記スパイラル状接触子は、凸形に形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のスパイラルコンタクタであって、前記先端の上面には突起を備えることを特徴とする。
請求項5に係る発明のスパイラルコンタクタの製造方法は、根元から先端中心に向かって渦巻状に形成され、前記渦巻状の中心に先端を有するスパイラル状接触子において、前記スパイラル状接触子の幅方向のセンターに前記スパイラル状接触子の長手方向に沿って溝を備えるスパイラルコンタクタの製造方法であって、
Cu箔を用意し、前記Cu箔の表面にフォトレジストを貼付もしくは塗布し、その上方から前記スパイラル状接触子のパターンを有するフォトマスクを被せ、このフォトマスクの上方から光を照射して露光する第2工程と、
前記フォトマスクのパターンを形成するように前記フォトレジストを現像する第3工程と、
さらに上方から前記Cu箔の露出面に金属メッキを施し、前記スパイラル状接触子を成形する第4工程と、
前記フォトレジストを除去する第5工程と、
前記Cu箔の裏面にフォトレジストを貼付もしくは塗布し、穴を開けるためのフォトマスクを被せ、このフォトマスクに光を照射して露光・現像する第6工程と、
を含むことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載のスパイラルコンタクタの製造方法であって、上下反転させた前記スパイラル状接触子の渦巻きの中心を一方から凸形工具で押し上げて凸形に変形させた状態で、アニールフォーミングする第9工程を含むことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項5に記載のスパイラルコンタクタの製造方法であって、前記スパイラル状接触子の製造方法において、前記第2工程の前に、前記Cu箔の表面に少なくとも1つの凹部を、前記スパイラル状接触子の先端の位置に形成する第1工程を含むことを特徴とする。
請求項1または請求項2に係る発明によれば、さまざまな形状の接続端子にも接続可能であるとともに、スパイラル状接触子が接続端子と接触して、スパイラル状接触子を先端から順に押し下げるときにスパイラル状接触子の先端部に設けられた少なくとも1つの鋭い突起が接続端子とねじり動作を伴いながら接触し、微小円を描くことによって、接続端子の表面の酸化膜を切り裂くとともに優れた電気接続性を有することができる。
請求項3に係る発明によれば、凸形に形成されたスパイラル状接触子は、さまざまな形状の接続端子にも接続可能であるとともに、スパイラル状接触子が接続端子と接触して、スパイラル状接触子が先端から順に押し下げられるときにスパイラル状接触子が接続端子とねじり動作を伴いながら接触し、微小円を描くことによって、接続端子の表面の酸化膜を切り裂くとともに優れた電気接続性を有することができる。
請求項4に係る発明によれば、さまざまな形状の接続端子にも接続可能であるとともに、スパイラル状接触子が接続端子と接触して、スパイラル状接触子を先端から順に押し下げるときにスパイラル状接触子の先端部に設けられた少なくとも1つの鋭い突起が接続端子とねじり動作を伴いながら接触し、微小円を描くことによって、接続端子の表面の酸化膜を切り裂くとともに優れた電気接続性を有することができる。
請求項5に係る発明によれば、スパイラル状接触子の幅方向のセンターの長手方向に沿っていろんな長さの溝を備え、先端で合体した2つのスパイラル状接触子が互いに間隔を有して並行に形成されたスパイラル状接触子を容易に形成することができる。
請求項6に係る発明によれば、スパイラル状接触子の渦巻きの中心を凸形工具で押し上げて凸形に変形させた状態で、アニールフォーミングすることによって、ばね特性に優れた凸形のスパイラル状接触子を形成することができる。
請求項7に係る発明によれば、凸形のスパイラル状接触子の先端及びその近傍に突起を形成することができ、接続端子と接触した凸形のスパイラル状接触子を先端から順に押し下げるときに、凸形のスパイラル状接触子の先端部に設けられた少なくとも1つの鋭い突起が、接続端子と接触しながらねじり回動して微小円を描くことになり、接続端子の表面の酸化膜を切り裂くとともに優れた電気接続性を得ることができる。
以下、本発明に係るスパイラルコンタクタおよびその製造方法の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態を説明するためのスパイラル状接触子を示し、(a)は先端及びその近傍に突起を備えたスパイラル状接触子を示す概略図、(b)は(a)に示すA―A線の断面図であり、自然体では凸形状の断面図である。
図1(a)(b)に示すように、スパイラル状接触子2は、自然体では凸形状のスパイラル(渦巻き)であるが、根元2bから先端2a中心に向かって渦巻状に形成され、渦巻の中心に先端2aを有するスパイラル状接触子2において、スパイラル状接触子2の幅方向のセンターにスパイラル状接触子2の長手方向に沿って溝2dを備えている。
その中心に位置する先端2aには、四角錐形状の突起2aaが設けられている。渦巻きの幅は、先端2aから根元2bに近づけば近づく程に広くなっており、根元2bから先端2aに向かって渦巻き部2cを備えている。なお、幅は、先端2aから根元2bに行くにしたがって、一定でも構わない。厚さも一定としているが、先端から根元に行くにしたがって、次第に厚く変化していても構わない。また、スパイラル状接触子2を形成するコア材はニッケル(Ni)基材であり、表面にはAuメッキが施されている。
また、この溝2dの長さはスパイラル状接触子2の根元2bから先端2aまでの間の所定の区間に設けられている。区間は適宜、設定可能で有る。
また、前記スパイラル状接触子2の溝2dの長さを固定したものとして、次のように定義できる。すなわち、2つのスパイラル状接触子2、2の根元2b、2bを同一としてその根元2bから先端2a中心に向かって渦巻状に形成され、渦巻の中心に先端2aを有し、2つのスパイラル状接触子2、2が互いに間隔を有して並行に形成され、その間隔を溝2dと称し、2つのスパイラル状接触子2、2が先端2aで合体している。
また、スパイラル状接触子2は、凸形に形成されており、先端2aの上面には突起2aaを備えている。
これによって、さまざまな形状の接続端子11、11´にも接続可能であるとともに、スパイラル状接触子2が接続端子11、11´と接触して、スパイラル状接触子2を先端2aから順に押し下げるときにスパイラル状接触子2の先端2aに設けられた少なくとも1つの鋭い突起2dが接続端子11、11´とねじり動作を伴いながら接触し、微小円を描くことによって、接続端子11、11´の表面の酸化膜を切り裂くとともに優れた電気接続性を有することができる。
また、渦巻きを2本並行にして2重渦巻きとして説明したが、3重渦巻きでも、4重渦巻きでも、さらに複数の渦巻きとしても良い。
また、図1の(a)(b)に示すように、先端2a近傍に1個の突起2aaを備えている。その形状は四角錐形状を示しているが、突起2aaの形状は、これらに限るものではなく、三角錐形状、その他の角錐及び円錐形状や、その他類似の形状であっても構わない。
この突起2aaが接続端子(図略)と接触して、スパイラル状接触子2を先端2aから順に押し下げるときに、渦巻きの中心が維持されながら、さらに先端2aがねじり回動することによって、スパイラル状接触子2の先端2aに設けられた少なくとも1つの鋭い突起2aaが接続端子11、11´(図3、図4参照)と接触しながら微小円を描くことになり、接続端子11、11´の表面の酸化膜を切り裂くとともに優れた電気接続性を得ることができる。
なお、突起2aaを先端の回転中心から偏心させなくともねじり動作を伴うことによって回転するが、先端の回転中心からわずかに偏心させた1個の突起2aaを設けても良い。
図2は、本発明に係る製造方法の工程図である。図2に示すように、渦巻きの中心に先端を有するスパイラル状接触子を備えたスパイラルコンタクタの製造方法において、第1工程は、金属板4を用意し、この金属板4の表面に少なくとも1つの凹部4aをスパイラル状接触子の先端の位置に形成する。なお、金属板4はCu箔が好適であるので、以下、金属板4はCu箔4と記載する。Cu箔4の厚みは、箔状であり、例えば、0.08mmとしたが、これに限定されるものではない。
第2工程は、Cu箔4の表面にフォトレジスト5を塗布、もしくはドライフィルムを貼付する。その上方からスパイラル状接触子2のパターンを有するフォトマスク6を被せ、このフォトマスク6の上方から光を照射して露光する。
このフォトマスク6の形状は、スパイラル形状接触子2の部分を黒塗りにした模様になっている。また、白黒逆のパターンを用いた方法でも構わない。
第3工程は、フォトマスク6のパターンを形成するようにフォトレジスト5を現像する。
第4工程は、さらに上方からCu箔4の露出面4bにAuメッキ7b、Niメッキ7aから構成される金属メッキ7を施し、スパイラル状接触子2を成形する。ここでの金属メッキ7は、ニッケル合金メッキが好適である。なお、金属メッキは、例えば、ニッケルNi合金メッキを用いたが、これに限定されるものではない。
第5工程は、フォトレジスト5を除去する。
第6工程は、Cu箔4の裏面にフォトレジスト5を貼付もしくは塗布し、穴を開けるためのフォトマスク16を被せ、このフォトマスク16に光を照射して露光・現像する。
第7工程は、Cu箔4の裏面からCu箔4にエッチングで穴4cを開ける。
第8工程は、Cu箔4の裏面のフォトレジスト5を除去する。
図3は、本発明に係る製造方法の工程図である。図3に示すように、第9工程は、上下反転させたスパイラル状接触子の渦巻きの中心を一方から凸形工具で押し上げて凸形に変形させた状態でアニールフォーミングする。
詳細には、スパイラル状接触子2の下方に凸形工具12を配置し、スパイラル状接触子2を下方から凸形工具12で押し上げて凸形に変形させた状態でアニールフォーミングして成形を安定させ、すなわち、凸状に変形したスパイラル状接触子2が加熱及び焼鈍されて凸形状に成形される。このアニールフォーミングは、例えば、250℃で加熱し、焼きなまし処理を行い、内部応力を除去する。ここで加熱温度は250℃としたが、250℃前後を含むものとし、さらにこれに限定されるものではない。
第10工程は、表面に導電性のランド8aを有する実装基板8を設け、ランド8aの上面に導電性のペースト(半田ペースト)9を塗布し、ランド8aの上面に、スパイラル状接触子2を位置決めする。
第11工程は、Cu箔4をエッチングで除去する。
第12工程は、複数のスパイラル状接触子2、2…からなるスパイラルコンタクタ1に接続端子11を接触させる。これによって、スパイラル状接触子2の突起2aaと接続端子11が接続されるとともに、突起2aaは接続端子11の接触面で微小円を描きながら電気的導通が図られる。
図4は、本発明に係る製造方法の工程図である。図4は図3に示すように、前記第9工程〜第11工程と同様である。
第12´工程は、複数のスパイラル状接触子2、2…からなるスパイラルコンタクタ1に接続端子11´を接触させる。これによって、スパイラル状接触子2の突起2aaと接続端子11´が接続されるとともに、突起2aaは接続端子11´の接触面で微小円を描きながら電気的導通が図られる。
このように、さまざまな形状の接続端子に対しても良好な接続が得られる。
以上、好ましい実施の形態を説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することの無い範囲内において適宜変更が可能なものである。例えば、スパイラル状接触子の溝は、スパイラル状接触子の長手方向全てにあっても、一部分にあっても構わない。スパイラル状接触子2の先端2aの位置に少なくとも1つの凸部2dを備えたが、先端の突起2aaは2個、3個、4個以上なども可能である。また、渦巻きを2本並行にして2重渦巻きとして説明したが、3重渦巻きでも4重渦巻きでも、さらに複数の渦巻きも製作可能である。また、スパイラル状接触子は、自然体で凸形状としたが、自然体で平坦状であっても構わない。また、第1工程の金属板4は銅板(Cu箔)の他に、例えばSUS板としてもよい。
本発明の実施形態を説明するためのスパイラル状接触子を示し、(a)は先端近傍に突起を備えたスパイラル状接触子を示す概略図、(b)は(a)に示すA―A線の断面図であり、自然体では凸形状の断面図である。 本発明に係る製造方法の工程図である。 本発明に係る製造方法の工程図である。 本発明に係る製造方法の工程図である。 従来の実施形態を説明するためのスパイラル状接触子を示し、(a)は先端近傍に突起を備えたスパイラル状接触子を示す概略図、(b)は(a)に示すB―B線の断面図であり、自然体で凸形状の断面図である。 従来の実施形態を説明するためのスパイラル状接触子の製造方法を示す工程図である。 従来の実施形態を説明するためのスパイラル状接触子の製造方法を示す工程図である。
符号の説明
1 スパイラルコンタクタ
2 スパイラル状接触子
2a 先端
2aa 突起
2b 根元
2c 渦巻き部
2d 溝
4 Cu箔
5 フォトレジスト
6、16 フォトマスク
7 金属メッキ
8 実装基板
9 ペースト
11、11´ 接続端子
12 凸形工具

Claims (7)

  1. 根元から先端中心に向かって渦巻状に形成され、前記渦巻の中心に先端を有するスパイラル状接触子において、前記スパイラル状接触子の幅方向のセンターに前記スパイラル状接触子の長手方向に沿って溝を備えることを特徴とするスパイラルコンタクタ。
  2. 根元を同一として前記根元から先端中心に向かって渦巻状に形成され、前記渦巻の中心に先端を有する2つのスパイラル状接触子であって、前記2つのスパイラル状接触子が互いに間隔を有して並行に形成され、前記2つのスパイラル状接触子が前記先端で合体したことを特徴とするスパイラルコンタクタ。
  3. 前記スパイラル状接触子は、凸形に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスパイラルコンタクタ。
  4. 前記先端の上面には突起を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスパイラルコンタクタ。
  5. 根元から先端中心に向かって渦巻状に形成され、前記渦巻状の中心に先端を有するスパイラル状接触子において、前記スパイラル状接触子の幅方向のセンターに前記スパイラル状接触子の長手方向に沿って溝を備えるスパイラルコンタクタの製造方法であって、
    Cu箔を用意し、前記Cu箔の表面にフォトレジストを貼付もしくは塗布し、その上方から前記スパイラル状接触子のパターンを有するフォトマスクを被せ、このフォトマスクの上方から光を照射して露光する第2工程と、
    前記フォトマスクのパターンを形成するように前記フォトレジストを現像する第3工程と、
    さらに上方から前記Cu箔の露出面に金属メッキを施し、前記スパイラル状接触子を成形する第4工程と、
    前記フォトレジストを除去する第5工程と、
    前記Cu箔の裏面にフォトレジストを貼付もしくは塗布し、穴を開けるためのフォトマスクを被せ、このフォトマスクに光を照射して露光・現像する第6工程と、
    を含むことを特徴とするスパイラルコンタクタの製造方法。
  6. 上下反転させた前記スパイラル状接触子の渦巻きの中心を一方から凸形工具で押し上げて凸形に変形させた状態で、アニールフォーミングする第9工程を含むことを特徴とする請求項5に記載のスパイラルコンタクタの製造方法。
  7. 前記スパイラル状接触子の製造方法において、前記第2工程の前に、前記Cu箔の表面に少なくとも1つの凹部を、前記スパイラル状接触子の先端の位置に形成する第1工程を含むことを特徴とする請求項5に記載のスパイラルコンタクタの製造方法。
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