JP2010117707A - 光拡散板及び直下型点光源バックライト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望のバックライト厚み、且つ従来技術では達成し得なかった少ない個数の点光源を配置したバックライトにおいて、優れた輝度及び輝度均一性の両立が可能となる拡散板、及び前記拡散板を用いたバックライト装置を提供する。
【解決手段】表面に複数の凹部を有する光拡散板であって、該凹部が、略逆多角錐又は略逆多角錐台形状であり、該凹部の少なくとも1つの内側面は、開口縁部において、曲率中心が凹部の深さ方向側に位置する曲面となっている、点光源用光拡散板。
【選択図】図3
【解決手段】表面に複数の凹部を有する光拡散板であって、該凹部が、略逆多角錐又は略逆多角錐台形状であり、該凹部の少なくとも1つの内側面は、開口縁部において、曲率中心が凹部の深さ方向側に位置する曲面となっている、点光源用光拡散板。
【選択図】図3
Description
本発明は、光拡散板、特に、点光源を配置したバックライトに対して用いるのに適した光拡散板、及びそれを備えるバックライト装置に関するものである。
一般的に液晶ディスプレイ用のバックライトとしては、エッジライト型バックライトと直下型バックライトと呼ばれる2つの方式があるが、大型の表示装置に対しては、安価で高輝度を実現できる直下型バックライトが多く用いられている。直下型バックライトとしては、従来冷陰極管のような線状光源をベースに設計されており、拡散板や光学フィルムを用いて面発光させる方式がとられている。
ところが近年、環境問題や光源の寿命、発光効率、又画質向上の観点から、冷陰極管に替わって、LEDへの光源シフトが強く望まれている。冷陰極管は線光源であるのに対して、LEDは点光源であるため、拡散板や光学フィルムには点光源を面光源に変換する技術が求められている。一方、近年液晶ディスプレイは、省エネルギー(光源数削減)、薄型化が強く求められており、バックライトに対しては光源を減らし、且つ光源から拡散板まで短い距離で光を拡散させる技術が求められている。
ところが近年、環境問題や光源の寿命、発光効率、又画質向上の観点から、冷陰極管に替わって、LEDへの光源シフトが強く望まれている。冷陰極管は線光源であるのに対して、LEDは点光源であるため、拡散板や光学フィルムには点光源を面光源に変換する技術が求められている。一方、近年液晶ディスプレイは、省エネルギー(光源数削減)、薄型化が強く求められており、バックライトに対しては光源を減らし、且つ光源から拡散板まで短い距離で光を拡散させる技術が求められている。
従来、点光源用の光拡散技術としては、光源の中間点の直上に対応する拡散板上の位置における、バックライト出光面長手方向に対し垂直方向の光拡散板上の配光特性が特定の条件を満たすような拡散板に集光性を有する光学シートを備えた直下型バックライト装置が提案されている。又、拡散板の形状としては、輝度向上を目的として角錐状及び角錐台状の凸部又はこれと同形状の凹部を設けた形状が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この他に、垂直な複数の畝状凸部がバックライト出光面長手方向に配置された拡散板と、複数の畝状凸部がバックライト出光面長手方向に対して平行に配置された拡散板とを重ねて配置する点光源直下型バックライト装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
更には、全光線透過率の高いレンズ付拡散板と、全光線透過率の低い拡散板を2枚重ねることにより、LED光源の輝度均一性を改善する方法が開示されている(例えば、特許文献3)。
この他に、垂直な複数の畝状凸部がバックライト出光面長手方向に配置された拡散板と、複数の畝状凸部がバックライト出光面長手方向に対して平行に配置された拡散板とを重ねて配置する点光源直下型バックライト装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
更には、全光線透過率の高いレンズ付拡散板と、全光線透過率の低い拡散板を2枚重ねることにより、LED光源の輝度均一性を改善する方法が開示されている(例えば、特許文献3)。
しかしながら、光拡散板として特許文献1に記載の角錐状あるいは角錐台状の凸部又は凹部を有する光拡散板を用いても、輝度向上効果は十分でなく、組み合せて使用するバックライトには点光源が多数必要となる。更に、前記拡散板を用いると拡散板の上部に光学フィルムを配置させた際に、輸送時の振動によって、拡散板と光学フィルムが磨耗し、粉が多量発生する問題もあった。
また、本発明者等の検討によると、特許文献2、3の技術を用いた場合、所望のバックライト厚みで輝度均一性を保持するためには、点光源が多数必要となり、バックライトを安価に製造することは困難である。更には拡散板を2枚重ねるため、コストが高くなり、バックライトの厚みも厚くなる問題もあった。
このように、これまでの従来技術では、所望のバックライト厚みにおいて、優れた輝度と輝度均一性を発現するためには、点光源を多数配置させる必要があった。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的の第一は、所望のバックライト厚み、且つ従来技術では達成し得なかった少ない個数の点光源を配置したバックライトにおいて、優れた輝度及び輝度均一性の両立が可能となる拡散板、及び前記拡散板を用いたバックライト装置を提供することである。又、目的の第二は、該拡散板の上部に光学フィルムを配置し、バックライト装置として使用する際に、振動による擦れで粉が発生し難い拡散板を提供することである。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的の第一は、所望のバックライト厚み、且つ従来技術では達成し得なかった少ない個数の点光源を配置したバックライトにおいて、優れた輝度及び輝度均一性の両立が可能となる拡散板、及び前記拡散板を用いたバックライト装置を提供することである。又、目的の第二は、該拡散板の上部に光学フィルムを配置し、バックライト装置として使用する際に、振動による擦れで粉が発生し難い拡散板を提供することである。
本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意研究した結果、逆多角錐又は逆多角錐台形状の凹部を有する光拡散板において、凹部の内側面の開口側の一部を曲面にして、表面に角部を含まないようにすると、輝度ムラ低減効果に優れ、且つ輝度向上効果が著しく強化され、又、該拡散板の上部に配置する光学フィルムとの摩擦による粉発生量が大幅に減少することを見出し、本発明を完成するに至った。
更には、前記凹部形状に加え、前記光拡散板の反光源面側から入射した光の全光線透過率(A)と、光源面側から入射した光全光線透過率(B)を特定の範囲に調整すると、輝度ムラ低減効果、輝度向上効果、特に輝度ムラ低減効果、が著しく優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
更には、前記凹部形状に加え、前記光拡散板の反光源面側から入射した光の全光線透過率(A)と、光源面側から入射した光全光線透過率(B)を特定の範囲に調整すると、輝度ムラ低減効果、輝度向上効果、特に輝度ムラ低減効果、が著しく優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
表面に複数の凹部を有する光拡散板であって、
該凹部が、略逆多角錐又は略逆多角錐台形状であり、
該凹部の少なくとも1つの内側面は、開口縁部において、曲率中心が凹部の深さ方向側に位置する曲面となっている、点光源用光拡散板。
表面に複数の凹部を有する光拡散板であって、
該凹部が、略逆多角錐又は略逆多角錐台形状であり、
該凹部の少なくとも1つの内側面は、開口縁部において、曲率中心が凹部の深さ方向側に位置する曲面となっている、点光源用光拡散板。
本発明の光拡散板を用いれば、バックライトとして点光源の数の少ないものを用いても、良好な輝度及び輝度均一性を達成することができる。
本発明について、以下具体的に説明する。
まず、本発明の光拡散板と組み合せて使用できるバックライトについて説明する。
本発明の光拡散板は、いかなるバックライトに対しても好適に使用できる。特に、本発明の光拡散板と組み合わせれば、少ない個数の点光源を配置した光源であっても良好な輝度を達成することができるので、このようなバックライトと組み合せると、本発明の光拡散板の特徴が生かされる。
少ない個数の点光源を配置したバックライトとしては、例えば、点光源最上部と拡散板の平均距離をX、隣り合う点光源の平均距離をYとした場合、Y/X≧1.5を満たすバックライトが挙げられる。ここで、点光源最上部と拡散板の平均距離Xとは、バックライトに装着されたすべての点光源最上部と拡散板までの距離(単位はmm)を測定し、その平均値をとったものである。又、隣り合う点光源の平均距離Yとは、バックライト平面の面積(単位はmm2)を点光源の数で割った値の平方根値を指す。
従来の光拡散板を用いる場合は、輝度均一性を保持するためには、バックライトのX,Yは、Y/X≦1となるよう設計する必要があり、Y/X≧1.5での設計が可能になると、同じ厚みのバックライトで点光源の数は1/2以下となり、経済効果は著しく大きい。
まず、本発明の光拡散板と組み合せて使用できるバックライトについて説明する。
本発明の光拡散板は、いかなるバックライトに対しても好適に使用できる。特に、本発明の光拡散板と組み合わせれば、少ない個数の点光源を配置した光源であっても良好な輝度を達成することができるので、このようなバックライトと組み合せると、本発明の光拡散板の特徴が生かされる。
少ない個数の点光源を配置したバックライトとしては、例えば、点光源最上部と拡散板の平均距離をX、隣り合う点光源の平均距離をYとした場合、Y/X≧1.5を満たすバックライトが挙げられる。ここで、点光源最上部と拡散板の平均距離Xとは、バックライトに装着されたすべての点光源最上部と拡散板までの距離(単位はmm)を測定し、その平均値をとったものである。又、隣り合う点光源の平均距離Yとは、バックライト平面の面積(単位はmm2)を点光源の数で割った値の平方根値を指す。
従来の光拡散板を用いる場合は、輝度均一性を保持するためには、バックライトのX,Yは、Y/X≦1となるよう設計する必要があり、Y/X≧1.5での設計が可能になると、同じ厚みのバックライトで点光源の数は1/2以下となり、経済効果は著しく大きい。
次に、本発明の光拡散板について説明する。本発明の光拡散板は、表面に、略逆多角錐又は略逆多角錐台形状の凹部を複数個有し、該凹部の少なくとも1つの内側面は、凹部の開口縁部において、曲率中心が凹部の深さ方向側に位置する曲面となっている。
すなわち、本発明の光拡散板における凹部は、その開口付近が曲面であるという点で、逆多角錐又は逆多角錐台形状そのものではなく、略逆多角錐又は略逆多角錐台形状となっている。
ここで、開口縁部とは、凹部の内側面の、凹部の開口の縁から深さ方向に広がる部分をいう。
すなわち、本発明の光拡散板における凹部は、その開口付近が曲面であるという点で、逆多角錐又は逆多角錐台形状そのものではなく、略逆多角錐又は略逆多角錐台形状となっている。
ここで、開口縁部とは、凹部の内側面の、凹部の開口の縁から深さ方向に広がる部分をいう。
曲率中心が凹部の深さ方向側に位置する曲面を含む内側面は、平面部と曲面部から構成されるが、直線部の割合(C)が30%〜95%であり、且つ曲線部の割合(D)が5〜70%であることが、輝度向上、輝度均一性、及び光学フィルムとの擦れによる粉発生の観点から好ましく、(C)が50〜92%、且つ(D)が8〜50%であることがより好ましく、(C)が60〜85%であり、且つ(D)が15〜40%であることが最も好ましい。
特に、(C)が85%である前後で輝度が大きく変化するので、輝度向上の観点からは30〜85%が好ましく、50〜85%がより好ましく、60〜85%がさらに好ましい。
ここで、直接部の割合(C)、曲線部の割合(D)は以下に示すとおりである。
(C)=a1/a2×100(%)
(D)=(a2−a1)/a2×100(%)
前記a1は光拡散板を、光拡散板の水平面に対して垂直な面(縦断面)で、逆多角錐形状凹部の頂点又は逆多角錐台形状凹部の底面を通り、かつ、前記開口縁部において曲率中心が凹部の深さ方向側に位置する曲面となっている内側面を垂直に横切るように切断したときに現れる断面において、直線部を水平線方向に投影したときの投影線の長さであり、a2は前記断面において、内側面に該当する部分を水平線方向に投影したときの投影線の長さを示す(図5参照)。
特に、(C)が85%である前後で輝度が大きく変化するので、輝度向上の観点からは30〜85%が好ましく、50〜85%がより好ましく、60〜85%がさらに好ましい。
ここで、直接部の割合(C)、曲線部の割合(D)は以下に示すとおりである。
(C)=a1/a2×100(%)
(D)=(a2−a1)/a2×100(%)
前記a1は光拡散板を、光拡散板の水平面に対して垂直な面(縦断面)で、逆多角錐形状凹部の頂点又は逆多角錐台形状凹部の底面を通り、かつ、前記開口縁部において曲率中心が凹部の深さ方向側に位置する曲面となっている内側面を垂直に横切るように切断したときに現れる断面において、直線部を水平線方向に投影したときの投影線の長さであり、a2は前記断面において、内側面に該当する部分を水平線方向に投影したときの投影線の長さを示す(図5参照)。
前記断面において、直線部と拡散板の表面に対して水平な水平線の成す交差角(E)は、輝度均一性の観点から38〜55度であることが好ましい。特に、48〜52度の範囲において輝度ムラが顕著に低下する。
又、輝度均一性の観点から、交差角(E)が38〜55度の範囲で異なる複数の直線部を有するような内側面形状を有する凹部も好ましく用いられる。
ここで、交差角(E)は、図5に示すように、光拡散板を、光拡散板の水平面に対して垂直な面(縦断面)で逆多角錐形状凹部の頂点又は逆多角錐台形状凹部の底面を通り、かつ、前記開口縁部において曲率中心が凹部の深さ方向側に位置する曲面となっている内側面を垂直に横切るように切断して断面形状を観察し、断面形状中の直線部(内側面平面部)と光拡散板の表面に水平な線とが成す角を求め、これを交差角(E)とした(図5参照)。
又、輝度均一性の観点から、交差角(E)が38〜55度の範囲で異なる複数の直線部を有するような内側面形状を有する凹部も好ましく用いられる。
ここで、交差角(E)は、図5に示すように、光拡散板を、光拡散板の水平面に対して垂直な面(縦断面)で逆多角錐形状凹部の頂点又は逆多角錐台形状凹部の底面を通り、かつ、前記開口縁部において曲率中心が凹部の深さ方向側に位置する曲面となっている内側面を垂直に横切るように切断して断面形状を観察し、断面形状中の直線部(内側面平面部)と光拡散板の表面に水平な線とが成す角を求め、これを交差角(E)とした(図5参照)。
略逆多角錐又は略逆多角錐台形状の凹部は、光拡散板の2つの表面のうち、光源と組み合わせて使用した場合に、光源から遠い方(光源の反対側)に位置することになる面のみに形成されることが好ましい。
なお、以下、本明細書中においては、光源と組み合わせて使用した場合において、光源に近い面を光源面、光源から遠い面(光源の反対側)を反光源面と定義する。
なお、以下、本明細書中においては、光源と組み合わせて使用した場合において、光源に近い面を光源面、光源から遠い面(光源の反対側)を反光源面と定義する。
略逆多角錐又は略逆多角錐台形状の凹部は、光拡散板の表面に複数個設けられる。複数個の凹部の形状は同一であっても異なっていてもよく、配置の態様についても限定はないが、同一形状の凹部を周期的に配置することは、輝度均一性及び光拡散板の生産性の観点から好ましく用いられる。
同一形状の凹部を周期的に配置する場合、その配列ピッチ(最近接の同一形状の凹部間距離、例えば、凹部の最下部間の距離、或は最上部間の距離)は、輝度均一性の観点から光拡散板長手方向及び短手方向共に10〜1000μmであることが好ましく、100〜500μmであることがより好ましい。
さらに、凹部が略逆四角錐又は略逆四角錐台である場合、凹部の開口の1辺の長さと配列ピッチとを等しくして(すなわち、凹部を連続して設けて)もよい。
同一形状の凹部を周期的に配置する場合、その配列ピッチ(最近接の同一形状の凹部間距離、例えば、凹部の最下部間の距離、或は最上部間の距離)は、輝度均一性の観点から光拡散板長手方向及び短手方向共に10〜1000μmであることが好ましく、100〜500μmであることがより好ましい。
さらに、凹部が略逆四角錐又は略逆四角錐台である場合、凹部の開口の1辺の長さと配列ピッチとを等しくして(すなわち、凹部を連続して設けて)もよい。
凹部の形状は、略逆多角錐又は略逆多角錐台であればよく、何角錐であっても構わないが、製造が容易で、複数個を繰り返し規則的に配置することが容易であるという点から、略逆三角錐、略逆三角錐台、或は略逆四角錐、略逆四角錐台が好ましく用いられる。また、輝度均一性の観点から、略逆多角錐又は略逆多角錐台は、略逆正多角錐又は略逆正多角錐台であることが好ましい。
輝度均一性を高めるために、逆多角錐又は逆多角錐台形状の凹部は、画面の縦方向或は横方向、すなわち光拡散板の短手方向或は長手方向、に対して対称な内側面を少なくとも該光拡散板の反光源面内に一組有することが好ましく、二組以上有することが更に好ましい。
輝度均一性を高めるために、逆多角錐又は逆多角錐台形状の凹部は、画面の縦方向或は横方向、すなわち光拡散板の短手方向或は長手方向、に対して対称な内側面を少なくとも該光拡散板の反光源面内に一組有することが好ましく、二組以上有することが更に好ましい。
凹部の深さは光拡散板の厚みより小さければ、特に限定はなく、例えば、5μm〜1000μm程度である。凹部の開口部の1辺の長さにも限定はなく、例えば、10μm〜1000μm程度である。
本発明の光拡散板の好ましい実施態様の一例としては、略正四角錐形状を有する同一形状の凹部を、凹部の開口の1辺の長さと配列ピッチとが等しくなるように、周期的に格子状に形成したものが挙げられる。
本発明の光拡散板の厚みは、剛性、光学特性(輝度、輝度均一性)、及びバックライト厚みの観点から500〜3000μmであることが好ましく、750〜2500μmであることが好ましく、1000〜2000μmであることが最も好ましい。
本発明の光拡散板は、バックライトの輝度均一性の観点から、反光源面側又は凹部が形成された面側から入射した光のJIS K−7361に準拠して測定した全光線透過率(A)が65〜100%であることが好ましく、70〜95%であることがより好ましい。全光線透過率(A)が65%未満の場合、光源と光源の間が暗くなり、輝度均一性が低下することがある。
更に、本発明の光拡散板は、輝度及び輝度均一性の観点から、光源面側又は凹部が形成された面とは反対側の面から入射した光のJIS K−7361に準拠して測定した全光線透過率(B)が30〜80%であることが好ましく、40〜70%であることがより好ましく、45〜65%であることが最も好ましい。全光線透過率(B)が30%未満の場合は、輝度が低下する傾向にあり、80%より高い場合は光源と光源の間が暗くなり、輝度均一性が低下する傾向がある。
本発明の光拡散板においては、全光線透過率(A)と全光線透過率(B)を前記特定範囲に制御することが、輝度向上、輝度均一性の観点から好ましい。
本発明の光拡散板を構成する材料に限定はなく、例えば、光透過性の高い樹脂を用いることができる。具体例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、等のポリエステル樹脂、及びこれ等の共重合体;ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、脂環式ポリオレフィン等のポリオレフィン樹脂;ポリスチレン、スチレンーアクリロニトリル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、メチルメタクリレート−スチレン共重合体、アルファメチルスチレン共重合体等のスチレン系樹脂;ポリメチルメタクリレート、ポリエチルアクリレート等のアクリル系樹脂;メタクリル酸エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂等を挙げることが出来る。
中でも、バックライトの輝度均一性の観点から、屈折率が1.55〜1.65である光透過性の高い樹脂が好ましく、更に耐熱性、光透過性の観点から、ポリスチレン樹脂、スチレン−メタクリル酸共重合体、メチルメタクリレート−スチレン共重合体、及びポリカーボネート樹脂が最も好ましく用いられる。
前記全光線透過率(A)を前記範囲に調整する手段としては、拡散板反光源面形状の最適化、拡散板光源面形状の最適化、拡散板を構成する材料への光拡散成分の添加、及び拡散板の層構成の最適化等が挙げられる。
光拡散板を構成する材料へ光拡散成分を添加する場合、光拡散板を構成する材料のうちの主成分(最も含有量(重量%)の多い成分)の屈性率と異なる屈性率を持った光拡散剤成分を最適粒径で最適量分散させることが好ましい。
光拡散剤としては、例えば、アクリル系架橋微粒子、スチレン系架橋微粒子、シリコーン系架橋微粒子、フッ素系微粒子、ガラス微粒子、シリカ微粒子、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、アルミナ、タルク、マイカ等が挙げられ、これらは単独もしくは併用して使用することができる。光拡散剤の添加量としては、光拡散板を構成する材料(例えば、樹脂組成物)全体に対して、0.001〜30重量%であることが好ましく、0.01〜10重量%であることがより好ましく、0.02〜1重量%であることが最も好ましい。
光拡散剤としては、例えば、アクリル系架橋微粒子、スチレン系架橋微粒子、シリコーン系架橋微粒子、フッ素系微粒子、ガラス微粒子、シリカ微粒子、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、アルミナ、タルク、マイカ等が挙げられ、これらは単独もしくは併用して使用することができる。光拡散剤の添加量としては、光拡散板を構成する材料(例えば、樹脂組成物)全体に対して、0.001〜30重量%であることが好ましく、0.01〜10重量%であることがより好ましく、0.02〜1重量%であることが最も好ましい。
光拡散剤の粒径は、平均粒径0.01μm〜100μmの範囲であることが好ましく、0.1μm〜30μmであることが最も好ましい。ここで、平均粒径とは、電子顕微鏡観察により、3000倍の画像で観察される光拡散剤の粒径を全量計測したときの、その平均値をいう。また、粒径とは、二軸平均径、すなわち、短径と長径の平均値をいう。ここで、短径、長径とは、それぞれ、粒子に外接する面積が最小となる外接長方形の短辺、長辺である。
また、光拡散剤の形状としては、真球状、楕円状、不定形状、針状、板状、中空状、柱状、錐状等の形状が挙げられる。
また、光拡散剤の形状としては、真球状、楕円状、不定形状、針状、板状、中空状、柱状、錐状等の形状が挙げられる。
一方、前記全光線透過率(B)を前記範囲に調整するためには、拡散板の反光源面側の賦形形状及び光拡散剤の最適化が重要な因子となる。
本発明の光拡散板には、各種添加剤を配合してもよい。このような添加剤としては、例えば、有機や無機の染料や顔料、艶消し剤、熱安定剤、難燃剤、帯電防止剤、消泡剤、整色剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、結晶核剤、増白剤、不純物の捕捉剤、増粘剤、表面調整材等が挙げられる。
本発明の光拡散板は必要に応じて単層構造、或は積層構造とすることができる。積層構造の場合、その積層構成は用途、目的に応じて適切に選択することが望ましい。
層構成の例としては、光透過性の高い樹脂を含む樹脂組成物からなる基材層をA、その他の樹脂組成物からなる層をB、C、D、Eとすると、ABの2層、ABAやBAB、ABCの3層、ABAB、ABAC、ABCA、ABCB、ABCD、BACD等の4層、ABCBA、ABCDE等の5層などが挙げられる。
なお、同じ樹脂組成物から構成される層を連続して複数積層することもでき、この場合は連続して積層された複数の層を1層と数える。
また、5層以上積層してもよいが、製造の容易さより考えると5層以下であることが好ましい。
積層構造を採用する場合の具体的な例としては、光拡散板に、衝撃特性を付与する目的で、基材層Aの外側、特に逆多角錐形状もしくは逆多角錐台形状を形成する面側に衝撃性の高い樹脂層を形成する場合や、耐紫外線特性や帯電防止性能を付与する目的で、基材層Aの外側に耐紫外線吸収剤や帯電防止材を含有した樹脂層を形成する場合等が挙げられる。
層構成の例としては、光透過性の高い樹脂を含む樹脂組成物からなる基材層をA、その他の樹脂組成物からなる層をB、C、D、Eとすると、ABの2層、ABAやBAB、ABCの3層、ABAB、ABAC、ABCA、ABCB、ABCD、BACD等の4層、ABCBA、ABCDE等の5層などが挙げられる。
なお、同じ樹脂組成物から構成される層を連続して複数積層することもでき、この場合は連続して積層された複数の層を1層と数える。
また、5層以上積層してもよいが、製造の容易さより考えると5層以下であることが好ましい。
積層構造を採用する場合の具体的な例としては、光拡散板に、衝撃特性を付与する目的で、基材層Aの外側、特に逆多角錐形状もしくは逆多角錐台形状を形成する面側に衝撃性の高い樹脂層を形成する場合や、耐紫外線特性や帯電防止性能を付与する目的で、基材層Aの外側に耐紫外線吸収剤や帯電防止材を含有した樹脂層を形成する場合等が挙げられる。
本発明の光拡散板は、輝度均一性及び、バックライトに装着された指示ピンとの擦れ性の観点から、略逆多角錐又は略逆多角錐台形状の凹部が形成された面とは反対側の面、すなわち、光源と組み合せて使用された場合の好ましい態様において光源面(光源側の面)となる面、に凹凸形状をもうけることが好ましい。
具体的には、JIS B0601に準拠して測定した前記凹凸形状の算術平均粗さが1〜150μmであることが好ましく、5〜100μmであることがより好ましい。
具体的には、JIS B0601に準拠して測定した前記凹凸形状の算術平均粗さが1〜150μmであることが好ましく、5〜100μmであることがより好ましい。
本発明の光拡散板の製造方法としては、光拡散板を構成する材料、例えば、光透過性の高い樹脂を含んだ樹脂組成物を、溶融状態にて口金より押出して、所望の形状に加工したロールを用いて成形する溶融成形法;樹脂組成物を溶媒に溶解した状態にて口金より押出して、所望の形状に加工したロールを用いて成形する溶液キャスト法;溶融成形法;溶液キャスト法にて表面賦形し得た1種類以上の樹脂組成物よりなる固体フィルムに、溶融樹脂を積層する押出ラミネーション法や固体フィルムどうしを積層するドライラミネーション法;溶融状態にて口金より押出した板と所望の形状に加工したプレス金型を用いて熱プレス成形する方法;更には所望の形状に加工した金型を用いて射出成形する方法などが挙げられる。これらのうち、生産性、環境適性の観点から、溶融成形法が最も好ましい成形法である。
本発明のバックライト装置の一態様においては、点光源を配置した光源部と、反射板、本発明の光拡散板、及び集光性を有する光学シートを備える。
上記集光性を有する光学シートとは、シートに入射した光を、シート直上方向に立ち上げる機能を有するシートをいい、550nmの単色光を入射角60度でシートに入射した際に変角光度計(例えば、日本電色工業者製GC5000L)で測定される出光分布のメインピーク角が50度以下となるシートが好ましい。より好ましくは、メインピーク角が35度〜45度であるシートである。
具体例としては、市販のプリズムシート、拡散シート、及びレンズシート等が挙げられる。
具体例としては、市販のプリズムシート、拡散シート、及びレンズシート等が挙げられる。
集光性を有する光学シートは、3枚以上用いることが好ましい。
中でも、光拡散板の反光源面側に、550nm単色光を入射角60度で入射した際に変角光度計で測定される出光分布のメインピーク角が35度〜45度である光学シートを2枚配置し、更にその上にプリズムシートを配置する配設パターン、或は、光拡散板の反光源側に、550nmの単色光を入射角60度で入射した際に変角光度計で測定される出光分布のメインピーク角が35度〜45度である光学シートを1枚配置し、更にその上にプリズムシートを配置し、更にその上に1枚の550nmの単色光を入射角60度で入射した際に変角光度計で測定される出光分布のメインピーク角が35度〜45度である光学シートを配置する配設パターン、もしくは、光拡散板の反光源面側に550nmの単色光を入射角60度で入射した際に変角光度計で測定される出光分布のメインピーク角が35度〜45度である光学シートを3枚配置する配置する配設パターンが最も好ましく用いられる。
中でも、光拡散板の反光源面側に、550nm単色光を入射角60度で入射した際に変角光度計で測定される出光分布のメインピーク角が35度〜45度である光学シートを2枚配置し、更にその上にプリズムシートを配置する配設パターン、或は、光拡散板の反光源側に、550nmの単色光を入射角60度で入射した際に変角光度計で測定される出光分布のメインピーク角が35度〜45度である光学シートを1枚配置し、更にその上にプリズムシートを配置し、更にその上に1枚の550nmの単色光を入射角60度で入射した際に変角光度計で測定される出光分布のメインピーク角が35度〜45度である光学シートを配置する配設パターン、もしくは、光拡散板の反光源面側に550nmの単色光を入射角60度で入射した際に変角光度計で測定される出光分布のメインピーク角が35度〜45度である光学シートを3枚配置する配置する配設パターンが最も好ましく用いられる。
光源部、反射板及び光拡散板は、反射板、光源部、光拡散板の順で積層されることが好ましく、光拡散板は、略逆多角錐又は略逆多角錐台状の凹部が形成された面が反光源面となるように積層することが好ましい。
バックライトに装着する点光源としては、特に制限はないが、LED光源が好ましく用いられる。LED光源の種類としては、青色LEDにより黄色蛍光体を励起するタイプや、青色LEDにより緑色、赤色蛍光体を励起するワンチップタイプの擬似白色LED、赤色/緑色/青色LEDを組み合わせて白色光を作るマルチチップタイプ、更には近紫外LEDと赤色/緑色/青色蛍光体を組み合わせたワンチップタイプの擬似白色LED等が挙げられる。
点光源の出光分布としては、輝度と輝度均一性を両立させるために、広角に出光するタイプの光源が好ましく用いられる。具体的には、光のピーク角度が0度、且つ半値角が60°のランバーシャンタイプの出光分布を有するLED光源や、光のピーク角度が0度よりも広がった出光分布を有するLED光源が好ましく用いられる。中でも特に、光のピーク角度が20°〜80°である広角LED光源がLED光源数を削減する観点で更に好ましく用いられる。
バックライトに配置する点光源は、各点光源間距離を出来るだけ均一に配置することが好ましい。具体的には、点光源を画面縦方向と横方向にそれぞれ等間隔に格子状に配置する配列方法(図1参照)や、点光源を画面縦方向と横方向にそれぞれ等間隔に千鳥(格子)状(三角格子状)に配置する配列方法等(図2参照)が好ましく用いられる。ここで、千鳥(格子)状(三角格子状)とは、隣り合う二等辺三角形の辺と頂点が一致するように二等辺三角形で平面を埋め尽くした時の二等辺三角形の各頂点の配置をいう。
格子状に配置する場合は、m1/m2が0.5〜2の範囲であることが好ましく、0.8〜1.2の範囲であることがより好ましく、0.9〜1.1であることが最も好ましい。 又、千鳥状に配置する場合は、n1/n2が0.26〜3.87であることが好ましく、0.35〜2.82であることがより好ましく、0.46〜0.83、或は1.20〜2.18であることが更に好ましく、0.51〜0.66、或は1.52〜1.96であることが最も好ましい。
ここで、m1、m2は、それぞれ、格子状に配置された点光源のバックライト横方向(長手方向)、縦方向(短手方向)の中心間距離(mm)であり、n1、n2は、それぞれ、千鳥状に配置された点光源のバックライト横方向、縦方向の中心間距離(mm)である。
尚、点光源を格子状、千鳥状の配列方法に配置した場合に、表面に形成された逆多角錐又は逆多角錐台形状の凹部が、光拡散板の水平面の縦方向或は横方向に対して対称な内側面を一組以上有する光拡散板と組み合わせると、特にバックライトの輝度均一性に優れる。
更に、本発明の光拡散板においては、その理由は明らかではないが、格子状に配置した点光源よりも千鳥状に配置した点光源と組み合わせる方が、輝度ムラ効果が顕著に奏される。そのため、点光源の個数を大幅に(例えば、42インチのディスプレイ用のバックライト(523mm×930mm)にLEDを配置させた場合に必要となるLED個数を421個以下に)削減することができる。
格子状に配置する場合は、m1/m2が0.5〜2の範囲であることが好ましく、0.8〜1.2の範囲であることがより好ましく、0.9〜1.1であることが最も好ましい。 又、千鳥状に配置する場合は、n1/n2が0.26〜3.87であることが好ましく、0.35〜2.82であることがより好ましく、0.46〜0.83、或は1.20〜2.18であることが更に好ましく、0.51〜0.66、或は1.52〜1.96であることが最も好ましい。
ここで、m1、m2は、それぞれ、格子状に配置された点光源のバックライト横方向(長手方向)、縦方向(短手方向)の中心間距離(mm)であり、n1、n2は、それぞれ、千鳥状に配置された点光源のバックライト横方向、縦方向の中心間距離(mm)である。
尚、点光源を格子状、千鳥状の配列方法に配置した場合に、表面に形成された逆多角錐又は逆多角錐台形状の凹部が、光拡散板の水平面の縦方向或は横方向に対して対称な内側面を一組以上有する光拡散板と組み合わせると、特にバックライトの輝度均一性に優れる。
更に、本発明の光拡散板においては、その理由は明らかではないが、格子状に配置した点光源よりも千鳥状に配置した点光源と組み合わせる方が、輝度ムラ効果が顕著に奏される。そのため、点光源の個数を大幅に(例えば、42インチのディスプレイ用のバックライト(523mm×930mm)にLEDを配置させた場合に必要となるLED個数を421個以下に)削減することができる。
本発明の光拡散板は、略逆多角錐又は略逆多角錐台形状の凹部の内側面の形状や、光線透過率(A)及び(B)を適宜調整することにより、点光源直下型バックライト用の光拡散板として用いた場合に輝度向上、輝度ムラの解消に効果を発現する。そのため、本発明の光拡散板を用いれば、直下型バックライトにおいて、従来技術よりも点光源個数を大幅に削減することが可能となり、経済的効果も大きい。
以下に、具体的な実施例及び比較例に基づいて説明する。
尚、以下の実施例中の主な測定値は以下の方法で測定した。
1.光拡散板反光源面の凹部の形状
1−1 凹部の形状
光拡散板の反光源面側をキーエンス製のレーザー顕微鏡GenerationII VK−9700で観察し、凹部の形状を確認した。
尚、以下の実施例中の主な測定値は以下の方法で測定した。
1.光拡散板反光源面の凹部の形状
1−1 凹部の形状
光拡散板の反光源面側をキーエンス製のレーザー顕微鏡GenerationII VK−9700で観察し、凹部の形状を確認した。
1−2 直線の割合(C)
1−1と同様にして、拡散板の反光源面側をレーザー顕微鏡で断面観察し、以下の式に従って凹部の直線部の割合(C)を求めた。
(C)=a1/a2×100(%)
なお、凸部についても同様の方法で求めた。
1−1と同様にして、拡散板の反光源面側をレーザー顕微鏡で断面観察し、以下の式に従って凹部の直線部の割合(C)を求めた。
(C)=a1/a2×100(%)
なお、凸部についても同様の方法で求めた。
1−3 曲線部の割合(D)
1−1と同様にして、拡散板の反光源面側をレーザー顕微鏡で断面観察し、以下の式に従って凹部の曲線部の割合(D)を求めた。
(D)=(a2−a1)/a2×100(%)
1−4 凹部の内側面の平面部と光拡散板の水平面との交差角(E)
1−2と同様にして、光拡散板の反光源面側の断面観察を行い、交差角(E)を測定した。
1−5 稜線方向の回転角(F)
光拡散板の凹部が形成された面を光学顕微鏡で観察した際に、連なる凹形状の稜線が画面横方向に対して、何度傾いているかを求め、これを稜線方向の回転角(F)とした。前記稜線方向が右肩上がりの場合は+方向、右肩下がりの場合は−方向の傾きとした。
例えば、凹部が略逆四角錐又は略逆四角錐台形状である場合、回転角(F)が0度、90度又は±45度であると、画面縦方向或は横方向に対して対称な内側面を二組有していることとなる。一方、回転角(F)が、30度又は60度であるような場合には、画面縦方向或は横方向に対して対称な内側面は一組も有さないことになる。
1−1と同様にして、拡散板の反光源面側をレーザー顕微鏡で断面観察し、以下の式に従って凹部の曲線部の割合(D)を求めた。
(D)=(a2−a1)/a2×100(%)
1−4 凹部の内側面の平面部と光拡散板の水平面との交差角(E)
1−2と同様にして、光拡散板の反光源面側の断面観察を行い、交差角(E)を測定した。
1−5 稜線方向の回転角(F)
光拡散板の凹部が形成された面を光学顕微鏡で観察した際に、連なる凹形状の稜線が画面横方向に対して、何度傾いているかを求め、これを稜線方向の回転角(F)とした。前記稜線方向が右肩上がりの場合は+方向、右肩下がりの場合は−方向の傾きとした。
例えば、凹部が略逆四角錐又は略逆四角錐台形状である場合、回転角(F)が0度、90度又は±45度であると、画面縦方向或は横方向に対して対称な内側面を二組有していることとなる。一方、回転角(F)が、30度又は60度であるような場合には、画面縦方向或は横方向に対して対称な内側面は一組も有さないことになる。
2.全光線透過率
2−1 全光線透過率(A)
日本電色工業株式会社製の濁度計NDH2000を用いて、光拡散板の反光源面側から光を入射させ、JIS K7136に準拠した全光線透過率を測定し、全光線透過率(A)を求めた。
2−2 全光線透過率(B)
日本電色工業株式会社製の濁度計NDH2000を用いて、光拡散板の光源面側から光を入射させ、JIS K7136に準拠した全光線透過率を測定し、全光線透過率(B)を求めた。
2−1 全光線透過率(A)
日本電色工業株式会社製の濁度計NDH2000を用いて、光拡散板の反光源面側から光を入射させ、JIS K7136に準拠した全光線透過率を測定し、全光線透過率(A)を求めた。
2−2 全光線透過率(B)
日本電色工業株式会社製の濁度計NDH2000を用いて、光拡散板の光源面側から光を入射させ、JIS K7136に準拠した全光線透過率を測定し、全光線透過率(B)を求めた。
3.平均LED間隔Y
LED光源バックライトのモニター面積を、実装したLEDの数で割り、その値の平方根を平均LED間隔Yとした。
4.LED最上部と光拡散板の平均距離X
LED光源バックライトの実装したLEDの最上部と光拡散板1までの距離h1(図6参照)を実装したLED2すべてにおいて計測し、その平均値をLED最上部と光拡散板の平均距離Xとした。
5.平均輝度
LED光源バックライトに光拡散板及び所定の光学フィルムを配置し、LEDを点灯させて、サイバーネット社のPrometricを用いて輝度を測定した。
本実施例、比較例で使用したLED光源バックライトの画面部寸法は320mm×320mmであるが、輝度測定部位としてはその中心部200mm×200mm部分について、縦横300×300解像度で輝度を測定した。このようにして測定した輝度の平均値を平均輝度とした。
LED光源バックライトのモニター面積を、実装したLEDの数で割り、その値の平方根を平均LED間隔Yとした。
4.LED最上部と光拡散板の平均距離X
LED光源バックライトの実装したLEDの最上部と光拡散板1までの距離h1(図6参照)を実装したLED2すべてにおいて計測し、その平均値をLED最上部と光拡散板の平均距離Xとした。
5.平均輝度
LED光源バックライトに光拡散板及び所定の光学フィルムを配置し、LEDを点灯させて、サイバーネット社のPrometricを用いて輝度を測定した。
本実施例、比較例で使用したLED光源バックライトの画面部寸法は320mm×320mmであるが、輝度測定部位としてはその中心部200mm×200mm部分について、縦横300×300解像度で輝度を測定した。このようにして測定した輝度の平均値を平均輝度とした。
6.輝度ムラ
5.で測定した上記200mm×200mm部分の輝度データを用いて、輝度ムラを計算した。具体的には、図13、14に記載の通り、LEDバックライトのLED直上を通るモニター縦のライン上e1、e2,e3(モニター中心に最も近い3本のライン上)、及びモニター横のライン上f1、f2、f3(モニター中心に最も近い3本のライン上)の輝度データに関して、各ライン別に輝度比(輝度/輝度の移動平均値)の標準偏差を求め、求めた標準偏差値の平均値を輝度ムラとした。
ここで、移動平均値とは、特定区間の平均値のことであり、具体的には、隣り合うLEDを結ぶライン上での平均輝度を指す。例えば、前記LED直上を通るe1上の輝度のデータをA,B,C,D,E,F,G,H,I、J、K、L、M、Nとした場合、LED直上の輝度データが、A,E,I,Nであったとする。この場合、C点での移動平均値はA〜E(隣り合うLEDが存在する間隔)の輝度平均値Cavとなり、D点で移動平均値はB〜Fの平均値Davとなる。前記要領で各点での移動平均を求める。次に、各点での輝度比(輝度/輝度の移動平均値)、例えばC/Cav、B/Bav、・・・を求め、更に前記輝度比の標準偏差を求める。このようにして求めた標準偏差はe1上輝度データに関する輝度比の標準偏差となる。以上の要領でその他のe2、e3、f1、f2、f3でも同様に標準偏差を求め、最後に前記求めた標準偏差の平均値を計算し、輝度ムラ値とした。<輝度ムラ評価>
◎ : 輝度ムラ値 ≦ 0.0035
→ 目視で輝度ムラが全く見えないレベル
○ : 0.0036 ≦ 輝度ムラ値 ≦ 0.0049
→ 目視で僅かに輝度ムラが見えるレベル
△ : 0.0050 ≦ 輝度ムラ値 ≦ 0.0100
→ 目視で輝度ムラが見えるレベル
× : 0.0100 ≦ 輝度ムラ値
→ 目視ではっきり輝度ムラが見えるレベル
5.で測定した上記200mm×200mm部分の輝度データを用いて、輝度ムラを計算した。具体的には、図13、14に記載の通り、LEDバックライトのLED直上を通るモニター縦のライン上e1、e2,e3(モニター中心に最も近い3本のライン上)、及びモニター横のライン上f1、f2、f3(モニター中心に最も近い3本のライン上)の輝度データに関して、各ライン別に輝度比(輝度/輝度の移動平均値)の標準偏差を求め、求めた標準偏差値の平均値を輝度ムラとした。
ここで、移動平均値とは、特定区間の平均値のことであり、具体的には、隣り合うLEDを結ぶライン上での平均輝度を指す。例えば、前記LED直上を通るe1上の輝度のデータをA,B,C,D,E,F,G,H,I、J、K、L、M、Nとした場合、LED直上の輝度データが、A,E,I,Nであったとする。この場合、C点での移動平均値はA〜E(隣り合うLEDが存在する間隔)の輝度平均値Cavとなり、D点で移動平均値はB〜Fの平均値Davとなる。前記要領で各点での移動平均を求める。次に、各点での輝度比(輝度/輝度の移動平均値)、例えばC/Cav、B/Bav、・・・を求め、更に前記輝度比の標準偏差を求める。このようにして求めた標準偏差はe1上輝度データに関する輝度比の標準偏差となる。以上の要領でその他のe2、e3、f1、f2、f3でも同様に標準偏差を求め、最後に前記求めた標準偏差の平均値を計算し、輝度ムラ値とした。<輝度ムラ評価>
◎ : 輝度ムラ値 ≦ 0.0035
→ 目視で輝度ムラが全く見えないレベル
○ : 0.0036 ≦ 輝度ムラ値 ≦ 0.0049
→ 目視で僅かに輝度ムラが見えるレベル
△ : 0.0050 ≦ 輝度ムラ値 ≦ 0.0100
→ 目視で輝度ムラが見えるレベル
× : 0.0100 ≦ 輝度ムラ値
→ 目視ではっきり輝度ムラが見えるレベル
7.42"換算LED個数
平均LED間隔Xで、42インチのバックライトにLEDを配置させた場合の、必要なLED個数を42"換算LED個数とした。具体的には、42インチのバックライト面積523mm×930mmを平均LED間隔X(mm)の2乗で割った値を42"換算LED個数とした。
平均LED間隔Xで、42インチのバックライトにLEDを配置させた場合の、必要なLED個数を42"換算LED個数とした。具体的には、42インチのバックライト面積523mm×930mmを平均LED間隔X(mm)の2乗で割った値を42"換算LED個数とした。
8.振動試験
LEDバックライトに拡散板と光学フィルムを配設した状態で、500往復/分、±100mm/往復の条件で振動テストを行い、拡散板と光学フィルムの間で、粉の発生具合を観察した。目視で粉が見えないものは○、粉が見えるものは×、粉が多量見えるものは××とした。
LEDバックライトに拡散板と光学フィルムを配設した状態で、500往復/分、±100mm/往復の条件で振動テストを行い、拡散板と光学フィルムの間で、粉の発生具合を観察した。目視で粉が見えないものは○、粉が見えるものは×、粉が多量見えるものは××とした。
次に、本実施例、比較例における光拡散板を製造する際に用いる熱プレス原版の製造方法について説明する。
1.プレス原板1
ポリスチレン樹脂(PSジャパン社製、G9504)99.97重量部と、平均粒径10μmのタルク0.03重量部をヘンシェルミキサーで混合し、二軸押出機(東芝機械社製TEM−58)で、樹脂温度250℃の条件で溶融混練し、ペレタイズした。前記ペレットをTEX−90単軸押出機で再度溶融混練し、1000mm幅Tダイより押出し、1.6mm厚シートを作成した。
2.プレス原板2
ポリスチレン樹脂(PSジャパン社製、G9504)99.87重量部と、平均粒径10μmのタルク0.03重量部と、平均粒径3.5μmのシリコーンパウダー(屈折率=
1.43)0.10重量部をヘンシェルミキサーで混合し、二軸押出機(東芝機械社製TEM−58)で、樹脂温度250℃の条件で溶融混練し、ペレタイズした。前記ペレットをTEX−90単軸押出機で再度溶融混練し、1000mm幅Tダイより押出し、1.6mm厚シートを作成した。
3.プレス原板3
ポリスチレン樹脂、タルク、及びシリコーンパウダーの混合比を、それぞれ、99.77重量部、0.03重量部、0.20重量部とした以外は、プレス原板2と同様の方法でプレス原板3を作成した。
4.プレス原板4
ポリスチレン樹脂、タルク、及びシリコーンパウダーの混合比を、それぞれ、99.62重量部、0.03重量部、0.35重量部とした以外は、プレス原板2と同様の方法でプレス原板4を作成した。
5.プレス原板5
ポリスチレン樹脂、タルク、及びシリコーンパウダーの混合比を、それぞれ、99.47重量部、0.03重量部、0.50重量部とした以外は、プレス原板2と同様の方法でプレス原板5を作成した。
6.プレス原板6
ポリスチレン樹脂、タルク、及びシリコーンパウダーの混合比を、それぞれ、99.27重量部、0.03重量部、0.70重量部とした以外は、プレス原板2と同様の方法でプレス原板6を作成した。
1.プレス原板1
ポリスチレン樹脂(PSジャパン社製、G9504)99.97重量部と、平均粒径10μmのタルク0.03重量部をヘンシェルミキサーで混合し、二軸押出機(東芝機械社製TEM−58)で、樹脂温度250℃の条件で溶融混練し、ペレタイズした。前記ペレットをTEX−90単軸押出機で再度溶融混練し、1000mm幅Tダイより押出し、1.6mm厚シートを作成した。
2.プレス原板2
ポリスチレン樹脂(PSジャパン社製、G9504)99.87重量部と、平均粒径10μmのタルク0.03重量部と、平均粒径3.5μmのシリコーンパウダー(屈折率=
1.43)0.10重量部をヘンシェルミキサーで混合し、二軸押出機(東芝機械社製TEM−58)で、樹脂温度250℃の条件で溶融混練し、ペレタイズした。前記ペレットをTEX−90単軸押出機で再度溶融混練し、1000mm幅Tダイより押出し、1.6mm厚シートを作成した。
3.プレス原板3
ポリスチレン樹脂、タルク、及びシリコーンパウダーの混合比を、それぞれ、99.77重量部、0.03重量部、0.20重量部とした以外は、プレス原板2と同様の方法でプレス原板3を作成した。
4.プレス原板4
ポリスチレン樹脂、タルク、及びシリコーンパウダーの混合比を、それぞれ、99.62重量部、0.03重量部、0.35重量部とした以外は、プレス原板2と同様の方法でプレス原板4を作成した。
5.プレス原板5
ポリスチレン樹脂、タルク、及びシリコーンパウダーの混合比を、それぞれ、99.47重量部、0.03重量部、0.50重量部とした以外は、プレス原板2と同様の方法でプレス原板5を作成した。
6.プレス原板6
ポリスチレン樹脂、タルク、及びシリコーンパウダーの混合比を、それぞれ、99.27重量部、0.03重量部、0.70重量部とした以外は、プレス原板2と同様の方法でプレス原板6を作成した。
次に、本実施例、比較例において光拡散板と組み合せて使用するLED光源バックライトの光源部におけるLEDの配置方法について説明する。
1.LED配置方法1
Cree社製の出光分布がランバーシャンタイプ(図9参照)の白色LED(LM6−EWN1−03−N3)を図1、図7に示すように、LED間隔m1、m2共に30.0mmの格子状配置で100個実装し(m1/m2=1(図1参照))、画面サイズ320×320mmのLED光源バックライト評価装置を作成した。
実装したLED基盤(PCB4)の上には、反射フィルムとしてルミラーE6SV(東レ社製)を両面テープで貼り付けた。LED最上部から光拡散板までの距離h1を18mmになるよう固定し、反射板3から最上部までの距離"h2−h1"を1.8mmで一定の距離に保った(図6参照)。バックライトは、1個のLED間に15Vの電圧をかけ、20mAの電流を流して、点灯させた。輝度、及び輝度ムラの測定は、LED点灯後、バックライトを1時間エージングした後に行った。
2.LED配置方法2
白色LEDを、図1に示すように、LED間隔m1、m2共に32mm(m1/m2=1)に変更した以外は、LED配置方法1と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
3.LED配置方法3
Cree社製の白色LED(LM6−EWN1−03−N3)を図2及び図8に示すように、LED間隔をn2:55.8mm、n1:32.2mmの千鳥状配置(n1/n2=0.58(図2参照))で104個実装した以外はLED配置方法1と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
4.LED配置方法4
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向63.3mm、横方向36.5mm(n1/n2=0.58)で85個実装した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
5.LED配置方法5
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向67.0mm、横方向38.7mm(n1/n2=0.58)で77個実装した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
6.LED配置方法6
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向36.5mm、横方向63.3mm(n1/n2=1.73)で85個実装した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
7.LED配置方法7
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向38.7mm、横方向67.0mm(n1/n2=1.73)で77個実装した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
8.LED配置方法8
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向60mm、横方向30mm(n1/n2=0.50)で105個実装した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
9.LED配置方法9
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向64mm、横方向32mm(n1/n2=0.50)で95個実装した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
10.LED配置方法10
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔を縦方向46.5mm、横方向38.7mm(n1/n2=0.83)で105個実装した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
11.LED配置方法11
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向49.6mm、横方向41.3mm(n1/n2=0.83)で98個配置した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
12.LED配置方法12
白色LEDを、図1に示すように、縦横にLED間隔を25.0mm(m1/m2=1)で169個配置した以外は、LED配置方法1と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
13.LED配置方法13
白色LEDを、図1に示すように、縦横にLED間隔を20.0mm(m1/m2=1)で256個配置した以外は、LED配置方法1と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
14.LED配置方法14
白色LEDを、図1に示すように、縦横にLED間隔を18.0mm(m1/m2=1)で324個配置した以外は、LED配置方法1と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
15.LED配置方法15
白色LEDを、図1に示すように、縦横にLED間隔を23.0mm(m1/m2=1)で196個配置した以外は、LED配置方法1と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
16.LED配置方法16
フィリップス・ルミレッズ社製の出光分布がピーク角度40度(図10参照)の白色LED(LXHL−BW02)を図2に示すように、LED間隔がn2:83.8mm、n1:48.3mmの千鳥状配置(n1/n2=0.58(図2参照))で56個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
17.LED配置方法17
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向46.0mm、横方向39.1mm(n1/n2=0.85)で111個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
18.LED配置方法18
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向53.0mm、横方向38.7mm(n1/n2=0.73)で94個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
19.LED配置方法19
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向56.3mm、横方向41.1mm(n1/n2=0.73)で88個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
20.LED配置方法20
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向59.6mm、横方向38.8mm(n1/n2=0.65)で83個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
21.LED配置方法21
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向66.7mm、横方向34.7mm(n1/n2=0.52)で86個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
22.LED配置方法22
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向56.9mm、横方向25.6mm(n1/n2=0.45)で138個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
23.LED配置方法23
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向63.3mm、横方向28.5mm(n1/n2=0.45)で108個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
24.LED配置方法24
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向66.5mm、横方向21.9mm(n1/n2=0.33)で135個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
1.LED配置方法1
Cree社製の出光分布がランバーシャンタイプ(図9参照)の白色LED(LM6−EWN1−03−N3)を図1、図7に示すように、LED間隔m1、m2共に30.0mmの格子状配置で100個実装し(m1/m2=1(図1参照))、画面サイズ320×320mmのLED光源バックライト評価装置を作成した。
実装したLED基盤(PCB4)の上には、反射フィルムとしてルミラーE6SV(東レ社製)を両面テープで貼り付けた。LED最上部から光拡散板までの距離h1を18mmになるよう固定し、反射板3から最上部までの距離"h2−h1"を1.8mmで一定の距離に保った(図6参照)。バックライトは、1個のLED間に15Vの電圧をかけ、20mAの電流を流して、点灯させた。輝度、及び輝度ムラの測定は、LED点灯後、バックライトを1時間エージングした後に行った。
2.LED配置方法2
白色LEDを、図1に示すように、LED間隔m1、m2共に32mm(m1/m2=1)に変更した以外は、LED配置方法1と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
3.LED配置方法3
Cree社製の白色LED(LM6−EWN1−03−N3)を図2及び図8に示すように、LED間隔をn2:55.8mm、n1:32.2mmの千鳥状配置(n1/n2=0.58(図2参照))で104個実装した以外はLED配置方法1と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
4.LED配置方法4
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向63.3mm、横方向36.5mm(n1/n2=0.58)で85個実装した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
5.LED配置方法5
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向67.0mm、横方向38.7mm(n1/n2=0.58)で77個実装した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
6.LED配置方法6
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向36.5mm、横方向63.3mm(n1/n2=1.73)で85個実装した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
7.LED配置方法7
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向38.7mm、横方向67.0mm(n1/n2=1.73)で77個実装した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
8.LED配置方法8
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向60mm、横方向30mm(n1/n2=0.50)で105個実装した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
9.LED配置方法9
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向64mm、横方向32mm(n1/n2=0.50)で95個実装した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
10.LED配置方法10
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔を縦方向46.5mm、横方向38.7mm(n1/n2=0.83)で105個実装した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
11.LED配置方法11
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向49.6mm、横方向41.3mm(n1/n2=0.83)で98個配置した以外はLED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
12.LED配置方法12
白色LEDを、図1に示すように、縦横にLED間隔を25.0mm(m1/m2=1)で169個配置した以外は、LED配置方法1と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
13.LED配置方法13
白色LEDを、図1に示すように、縦横にLED間隔を20.0mm(m1/m2=1)で256個配置した以外は、LED配置方法1と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
14.LED配置方法14
白色LEDを、図1に示すように、縦横にLED間隔を18.0mm(m1/m2=1)で324個配置した以外は、LED配置方法1と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
15.LED配置方法15
白色LEDを、図1に示すように、縦横にLED間隔を23.0mm(m1/m2=1)で196個配置した以外は、LED配置方法1と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
16.LED配置方法16
フィリップス・ルミレッズ社製の出光分布がピーク角度40度(図10参照)の白色LED(LXHL−BW02)を図2に示すように、LED間隔がn2:83.8mm、n1:48.3mmの千鳥状配置(n1/n2=0.58(図2参照))で56個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
17.LED配置方法17
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向46.0mm、横方向39.1mm(n1/n2=0.85)で111個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
18.LED配置方法18
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向53.0mm、横方向38.7mm(n1/n2=0.73)で94個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
19.LED配置方法19
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向56.3mm、横方向41.1mm(n1/n2=0.73)で88個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
20.LED配置方法20
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向59.6mm、横方向38.8mm(n1/n2=0.65)で83個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
21.LED配置方法21
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向66.7mm、横方向34.7mm(n1/n2=0.52)で86個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
22.LED配置方法22
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向56.9mm、横方向25.6mm(n1/n2=0.45)で138個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
23.LED配置方法23
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向63.3mm、横方向28.5mm(n1/n2=0.45)で108個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
24.LED配置方法24
白色LEDを、図2に示すように、LED間隔として縦方向66.5mm、横方向21.9mm(n1/n2=0.33)で135個実装した以外は、LED配置方法3と同様にして、バックライト評価装置を作成した。
次に、本実施例、比較例において使用した光学フィルムについて説明する。
1.光学フィルム1
拡散シート:BS−912(恵和株式会社)
変角光度計(日本電色工業社製GC5000L)を用いて、550nmの単色光を入射角60度で入射させた時の、出光分布のメインピーク角度を測定したところ38度であった。
2.光学フィルム2
レンズシート:PTR733(シンファインターテック社製)
変角光度計(日本電色工業社製GC5000L)を用いて、550nmの単色光を入射角60度で入射させた時の、出光分布のメインピーク角度を測定したところ42度であった。
3.光学フィルム3
BEF:BEFIII(住友3M社製)
変角光度計(日本電色工業社製GC5000L)を用いて、550nmの単色光を入射角60度で入射させた時の、出光分布のメインピーク角度を測定したところ27度であった。
4.光学フィルム4
DBEF:DBEF−D400(住友3M社製)
1.光学フィルム1
拡散シート:BS−912(恵和株式会社)
変角光度計(日本電色工業社製GC5000L)を用いて、550nmの単色光を入射角60度で入射させた時の、出光分布のメインピーク角度を測定したところ38度であった。
2.光学フィルム2
レンズシート:PTR733(シンファインターテック社製)
変角光度計(日本電色工業社製GC5000L)を用いて、550nmの単色光を入射角60度で入射させた時の、出光分布のメインピーク角度を測定したところ42度であった。
3.光学フィルム3
BEF:BEFIII(住友3M社製)
変角光度計(日本電色工業社製GC5000L)を用いて、550nmの単色光を入射角60度で入射させた時の、出光分布のメインピーク角度を測定したところ27度であった。
4.光学フィルム4
DBEF:DBEF−D400(住友3M社製)
[実施例1]
プレス原板2を所定形状に賦形されたプレス金型に挟み込んで、プレス機に投入し、プレス板温度180℃、面圧100kg/cm2の条件で、30分間プレスした後、プレス原板2を挟み込んだプレス金型を水冷却したプレス機に入れ替え、10分間冷却した。冷却後、プレス金型から所定の形状に賦形された厚さ1.5mmの光拡散板を取り出した。
得られた光拡散板は、光源面側の表面が算術平均粗さ12μmの凹凸形状を有するマット形状であり、反光源面側の表面に略正四角錐形状の凹部が格子状に周期的に形成されていた。実施例1の光拡散板の概略図を図3及び図4に示す。なお、図3、4において、x及びyは、それぞれ、画面(光拡散板の水平面)横(長手)方向、画面(光拡散板の水平面)縦(短手)方向を示す。
また、この光拡散板の凹部の直線の割合(C)は81%、凹部の内側面の平面部と光拡散板の水平面との交差角(E)は38度、凹部の配列ピッチは300μmであった。
さらに、この光拡散板について、光源面及び反光源面から全光線透過率(A)及び(B)を測定したところ、(A)が88%、(B)が66%であった。
上記の通り作成した光拡散板をLEDバックライト1に装着し、該光拡散板の上に拡散シートを2枚、BEFIIIを1枚、DBEFDを1枚重ねて置き、輝度、及び輝度ムラを測定したところ、輝度は5240cd/cm2で輝度ムラは0.0044となり、良好な結果を示した。評価結果は表1に示す。
プレス原板2を所定形状に賦形されたプレス金型に挟み込んで、プレス機に投入し、プレス板温度180℃、面圧100kg/cm2の条件で、30分間プレスした後、プレス原板2を挟み込んだプレス金型を水冷却したプレス機に入れ替え、10分間冷却した。冷却後、プレス金型から所定の形状に賦形された厚さ1.5mmの光拡散板を取り出した。
得られた光拡散板は、光源面側の表面が算術平均粗さ12μmの凹凸形状を有するマット形状であり、反光源面側の表面に略正四角錐形状の凹部が格子状に周期的に形成されていた。実施例1の光拡散板の概略図を図3及び図4に示す。なお、図3、4において、x及びyは、それぞれ、画面(光拡散板の水平面)横(長手)方向、画面(光拡散板の水平面)縦(短手)方向を示す。
また、この光拡散板の凹部の直線の割合(C)は81%、凹部の内側面の平面部と光拡散板の水平面との交差角(E)は38度、凹部の配列ピッチは300μmであった。
さらに、この光拡散板について、光源面及び反光源面から全光線透過率(A)及び(B)を測定したところ、(A)が88%、(B)が66%であった。
上記の通り作成した光拡散板をLEDバックライト1に装着し、該光拡散板の上に拡散シートを2枚、BEFIIIを1枚、DBEFDを1枚重ねて置き、輝度、及び輝度ムラを測定したところ、輝度は5240cd/cm2で輝度ムラは0.0044となり、良好な結果を示した。評価結果は表1に示す。
[実施例2〜4、12、13]
プレス金型を変更して交差角(E)を変更した以外は実施例1と同様にして光拡散板を作成し、実施例1と同様にしてバックライトの輝度、輝度ムラを測定した。各実施例の光拡散板はいずれも、輝度、輝度ムラ共に良好な結果を示し、特に実施例3、4及び12は輝度ムラが著しく優れる結果となった。評価結果は表1に示す。
プレス金型を変更して交差角(E)を変更した以外は実施例1と同様にして光拡散板を作成し、実施例1と同様にしてバックライトの輝度、輝度ムラを測定した。各実施例の光拡散板はいずれも、輝度、輝度ムラ共に良好な結果を示し、特に実施例3、4及び12は輝度ムラが著しく優れる結果となった。評価結果は表1に示す。
[実施例5]
光拡散板作成にプレス原板1を使用した以外は、実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定したところ、輝度は5190cd/cm2で輝度ムラは0.0042となり、良好な結果を示した。評価結果は表1に示す。
[実施例6]
光拡散板作成にプレス原板3を使用した以外は、実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定したところ、輝度は5230cd/cm2で輝度ムラは0.0019となり、特に輝度ムラに優れる結果を示した。評価結果は表1に示す。
[実施例7]
光拡散板作成にプレス原板4を使用した以外は、実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定したところ、輝度は5250cd/cm2で輝度ムラは0.0041となり、良好な結果を示した。評価結果は表1に示す。
光拡散板作成にプレス原板1を使用した以外は、実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定したところ、輝度は5190cd/cm2で輝度ムラは0.0042となり、良好な結果を示した。評価結果は表1に示す。
[実施例6]
光拡散板作成にプレス原板3を使用した以外は、実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定したところ、輝度は5230cd/cm2で輝度ムラは0.0019となり、特に輝度ムラに優れる結果を示した。評価結果は表1に示す。
[実施例7]
光拡散板作成にプレス原板4を使用した以外は、実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定したところ、輝度は5250cd/cm2で輝度ムラは0.0041となり、良好な結果を示した。評価結果は表1に示す。
[実施例8〜11、33]
プレス金型を変更して直線の割合(C)を変更した以外は実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。各実施例の光拡散板はいずれも、輝度、輝度ムラ共に良好な結果を示し、特に実施例8、9、33は輝度ムラが著しく優れる結果となった。評価結果は表1に示す。
[実施例14]
バックライトの輝度、輝度ムラを測定する際に使用する光学フィルムをレンズシートの3枚重ねに変更した以外は、実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。輝度は5200cd/cm2で輝度ムラは0.0024となり、著しく優れる結果を示した。評価結果は表1に示す。
[比較実施例1]
実施例4と同様にして光拡散板を作成し、その上に、レンズシートを2枚、DBEFDを1枚重ね、輝度、輝度ムラを測定した。輝度は4830cd/cm2で輝度ムラは0.0096となり、輝度ムラ低減と輝度向上は両立できたが、実施例4と比べると輝度が低く、輝度ムラ値が大きい結果を示した。評価結果は表1に示す。
[比較実施例2]
実施例4と同様にして光拡散板を作成し、その上に、レンズシート、BEFIII、DBEFDの順に1枚ずつ重ね、輝度、輝度ムラを測定した。輝度は5310cd/cm2で輝度ムラは0.0083となり、輝度ムラ低減と輝度向上は両立できたが、実施例4と比べると輝度ムラが大きい値を示した。評価結果は表1に示す。
プレス金型を変更して直線の割合(C)を変更した以外は実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。各実施例の光拡散板はいずれも、輝度、輝度ムラ共に良好な結果を示し、特に実施例8、9、33は輝度ムラが著しく優れる結果となった。評価結果は表1に示す。
[実施例14]
バックライトの輝度、輝度ムラを測定する際に使用する光学フィルムをレンズシートの3枚重ねに変更した以外は、実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。輝度は5200cd/cm2で輝度ムラは0.0024となり、著しく優れる結果を示した。評価結果は表1に示す。
[比較実施例1]
実施例4と同様にして光拡散板を作成し、その上に、レンズシートを2枚、DBEFDを1枚重ね、輝度、輝度ムラを測定した。輝度は4830cd/cm2で輝度ムラは0.0096となり、輝度ムラ低減と輝度向上は両立できたが、実施例4と比べると輝度が低く、輝度ムラ値が大きい結果を示した。評価結果は表1に示す。
[比較実施例2]
実施例4と同様にして光拡散板を作成し、その上に、レンズシート、BEFIII、DBEFDの順に1枚ずつ重ね、輝度、輝度ムラを測定した。輝度は5310cd/cm2で輝度ムラは0.0083となり、輝度ムラ低減と輝度向上は両立できたが、実施例4と比べると輝度ムラが大きい値を示した。評価結果は表1に示す。
[実施例15]
プレス金型を変更して反光源面側の表面に図11に示すような、略正三角錐形状の凹部を格子状に形成した。以外は、実施例1と同様にして光拡散板を作成した。なお、図11において、x及びyは、それぞれ、画面(光拡散板の水平面)横方向、画面(光拡散板の水平面)縦方向を示す。
この光拡散板の直線の割合(C)は60%、凹部の内側面の平面部と光拡散板の水平面との交差角(E)は50度、略正六角錐形状の凹部配列ピッチは300μmであった。
輝度は5220cd/cm2で輝度ムラは0.0016となり、特に優れる性能を示した。評価結果は表1に示す。
プレス金型を変更して反光源面側の表面に図11に示すような、略正三角錐形状の凹部を格子状に形成した。以外は、実施例1と同様にして光拡散板を作成した。なお、図11において、x及びyは、それぞれ、画面(光拡散板の水平面)横方向、画面(光拡散板の水平面)縦方向を示す。
この光拡散板の直線の割合(C)は60%、凹部の内側面の平面部と光拡散板の水平面との交差角(E)は50度、略正六角錐形状の凹部配列ピッチは300μmであった。
輝度は5220cd/cm2で輝度ムラは0.0016となり、特に優れる性能を示した。評価結果は表1に示す。
[比較例1]
プレス原板6を所定形状に賦形されたプレス金型に挟み込んで、プレス機に投入し、プレス板温度180℃、面圧100kg/cm2の条件で、30分間プレスした後、プレス原板2を挟み込んだプレス金型を水冷却したプレス機に入れ替え、10分間冷却した。冷却後、プレス金型から所定の形状に賦形された厚さ1.5mmの光拡散板を取り出した。
得られた光拡散板の形状は、光源面側、反光源面側共に算術平均粗さ12μmの凹凸形状を有するマット形状であった(ただし、略逆多角錐又は多角錐台形状の凹部は存在していなかった)。
又、前記光拡散板について、光源面及び反光源面から全光線透過率(A)及び(B)を測定したところ、(A)が57%、(B)が57%であった。
上記の通り作成した光拡散板をLEDバックライト1に装着し、該光拡散板の上に拡散シートを2枚、BEFIIIを1枚、DBEFDを1枚重ねて置き、輝度、及び輝度ムラを測定したところ、輝度は5230cd/cm2で輝度ムラは0.0113となり、輝度ムラ値が甚大であった。
プレス原板6を所定形状に賦形されたプレス金型に挟み込んで、プレス機に投入し、プレス板温度180℃、面圧100kg/cm2の条件で、30分間プレスした後、プレス原板2を挟み込んだプレス金型を水冷却したプレス機に入れ替え、10分間冷却した。冷却後、プレス金型から所定の形状に賦形された厚さ1.5mmの光拡散板を取り出した。
得られた光拡散板の形状は、光源面側、反光源面側共に算術平均粗さ12μmの凹凸形状を有するマット形状であった(ただし、略逆多角錐又は多角錐台形状の凹部は存在していなかった)。
又、前記光拡散板について、光源面及び反光源面から全光線透過率(A)及び(B)を測定したところ、(A)が57%、(B)が57%であった。
上記の通り作成した光拡散板をLEDバックライト1に装着し、該光拡散板の上に拡散シートを2枚、BEFIIIを1枚、DBEFDを1枚重ねて置き、輝度、及び輝度ムラを測定したところ、輝度は5230cd/cm2で輝度ムラは0.0113となり、輝度ムラ値が甚大であった。
[比較例2]
直線の割合(C)を100%とした(凹部の曲面をなくして、その形状を逆正四角錐とした)以外は実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定したところ、輝度は4690cd/cm2で輝度ムラは0.0034となり、輝度が低い値を示した。評価結果は表1に示す。
[比較例3]
プレス金型を変更して、交差角(E)を45度とした以外は比較例2と同様に光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、輝度は4660cd/cm2で輝度ムラは0.0038となり、比較例2同様輝度が低い値を示した。評価結果は表1に示す。
直線の割合(C)を100%とした(凹部の曲面をなくして、その形状を逆正四角錐とした)以外は実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定したところ、輝度は4690cd/cm2で輝度ムラは0.0034となり、輝度が低い値を示した。評価結果は表1に示す。
[比較例3]
プレス金型を変更して、交差角(E)を45度とした以外は比較例2と同様に光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、輝度は4660cd/cm2で輝度ムラは0.0038となり、比較例2同様輝度が低い値を示した。評価結果は表1に示す。
[比較例4]
プレス金型を変更して、反光源面側の表面に図12に示すような凸部を格子状に形成した以外は、比較例3と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、輝度は4490cd/cm2で輝度ムラは0.0064となり、輝度が低く、輝度ムラ値も大きい値を示した。評価結果は表1に示す。なお、図12において、x及びyは、それぞれ、画面(光拡散板の水平面)横方向、画面(光拡散板の水平面)縦方向を示す。
なお、上記凸部の交差角(E)は45度、直線の割合(C)は100%であった。
[比較例14]
プレス金型を変更して、反光源面側の表面に図15に示すような三角柱状の畝状凸部を形成した以外は、比較例3と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、輝度は5200cd/cm2で輝度ムラは0.0167となり、輝度ムラ値が甚大となった。評価結果は表1に示す。なお、図15において、x及びyは、それぞれ、画面(光拡散板の水平面)横方向、画面(光拡散板の水平面)縦方向を示す。
なお、上記凸部の交差角(E)は50度、直線の割合(C)は76%であった。
[比較実施例5]
光拡散板作成にプレス原板5を使用した以外は、実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、輝度は5180cd/cm2で輝度ムラは0.0067となり、輝度は優れていたが、輝度ムラ値がやや大きい値を示した。価結果は表1に示す。
プレス金型を変更して、反光源面側の表面に図12に示すような凸部を格子状に形成した以外は、比較例3と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、輝度は4490cd/cm2で輝度ムラは0.0064となり、輝度が低く、輝度ムラ値も大きい値を示した。評価結果は表1に示す。なお、図12において、x及びyは、それぞれ、画面(光拡散板の水平面)横方向、画面(光拡散板の水平面)縦方向を示す。
なお、上記凸部の交差角(E)は45度、直線の割合(C)は100%であった。
[比較例14]
プレス金型を変更して、反光源面側の表面に図15に示すような三角柱状の畝状凸部を形成した以外は、比較例3と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、輝度は5200cd/cm2で輝度ムラは0.0167となり、輝度ムラ値が甚大となった。評価結果は表1に示す。なお、図15において、x及びyは、それぞれ、画面(光拡散板の水平面)横方向、画面(光拡散板の水平面)縦方向を示す。
なお、上記凸部の交差角(E)は50度、直線の割合(C)は76%であった。
[比較実施例5]
光拡散板作成にプレス原板5を使用した以外は、実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、輝度は5180cd/cm2で輝度ムラは0.0067となり、輝度は優れていたが、輝度ムラ値がやや大きい値を示した。価結果は表1に示す。
[比較実施例6、7]
プレス金型を変更して凹部の交差角(E)を表1の通り変更した以外は実施例1と同様にして光拡散板を作成し、実施例1と同様にしてバックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、比較実施例6、7の光拡散板は、共に、輝度は優れていたが、輝度ムラ値がやや大きい値を示した。評価結果は表1に示す。
[比較実施例8]
プレス金型を変更して凹部の直線の割合(C)を27%に変更した以外は実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、輝度は5230cd/cm2で輝度ムラは0.0066となり、輝度は優れていたが、輝度ムラ値がやや大きい値を示した。評価結果は表1に示す。
プレス金型を変更して凹部の交差角(E)を表1の通り変更した以外は実施例1と同様にして光拡散板を作成し、実施例1と同様にしてバックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、比較実施例6、7の光拡散板は、共に、輝度は優れていたが、輝度ムラ値がやや大きい値を示した。評価結果は表1に示す。
[比較実施例8]
プレス金型を変更して凹部の直線の割合(C)を27%に変更した以外は実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、輝度は5230cd/cm2で輝度ムラは0.0066となり、輝度は優れていたが、輝度ムラ値がやや大きい値を示した。評価結果は表1に示す。
[実施例16〜26、34〜41]
LED配置方法を表2の通り変更した以外は、実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。具体的には、実施例4と16、実施例17〜19、実施例20と21、実施例22と23、実施例24と25、実施例35と36、そして実施例39と40がそれぞれLEDの配置形状が同じ(相似形)で、LED間隔が異なる配置をとる関係になっており、いずれのLED配置形状が良好な輝度ムラを保持し、且つ最もLED個数を削減できるかについて評価を行った。その結果、n1/n2=0.52、0.58、0.65、1.73の千鳥格子形状でLEDを配置する場合が最もLED個数を削減できる結果となった。結果は表2に示す。
LED配置方法を表2の通り変更した以外は、実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。具体的には、実施例4と16、実施例17〜19、実施例20と21、実施例22と23、実施例24と25、実施例35と36、そして実施例39と40がそれぞれLEDの配置形状が同じ(相似形)で、LED間隔が異なる配置をとる関係になっており、いずれのLED配置形状が良好な輝度ムラを保持し、且つ最もLED個数を削減できるかについて評価を行った。その結果、n1/n2=0.52、0.58、0.65、1.73の千鳥格子形状でLEDを配置する場合が最もLED個数を削減できる結果となった。結果は表2に示す。
[比較例9〜11]
LED配置方法を表2の通り変更した以外は、比較例1と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。LED配置12〜14の格子状LED配置形状で評価を行ったが、比較例1で作成した光拡散板を用いた場合は、LED間隔を縮め、LEDを多数配置してはじめて輝度ムラが低減される結果となった。評価結果は表2に示す。
[比較例12、13]
LED配置方法を表2の通り変更した以外は、比較例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。LED配置12、15の格子状LED配置形状で評価を行ったが、比較例4で作成した光拡散板を用いた場合は、LED間隔を縮め、LEDを多数配置してはじめて輝度ムラが低減される結果となった。評価結果は表2に示す。
LED配置方法を表2の通り変更した以外は、比較例1と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。LED配置12〜14の格子状LED配置形状で評価を行ったが、比較例1で作成した光拡散板を用いた場合は、LED間隔を縮め、LEDを多数配置してはじめて輝度ムラが低減される結果となった。評価結果は表2に示す。
[比較例12、13]
LED配置方法を表2の通り変更した以外は、比較例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。LED配置12、15の格子状LED配置形状で評価を行ったが、比較例4で作成した光拡散板を用いた場合は、LED間隔を縮め、LEDを多数配置してはじめて輝度ムラが低減される結果となった。評価結果は表2に示す。
[実施例27〜29]
拡散板反光源面側の凹部稜線方向の回転角(F)を変更した以外は、実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、各実施例の光拡散板はいずれも良好な輝度及び輝度ムラ値を示し、特に実施例29は実施例4同様、著しく優れる輝度ムラ値を示した。評価結果は表3に示す。
[実施例30〜32]
拡散板反光源面側の凹部稜線方向の回転角(F)を変更した以外は、実施例17と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、各実施例の光拡散板はいずれも、良好な輝度及び輝度ムラ値を示し、特に実施例32は実施例17同様、著しく優れる輝度ムラ値を示した。評価結果は表3に示す。
拡散板反光源面側の凹部稜線方向の回転角(F)を変更した以外は、実施例4と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、各実施例の光拡散板はいずれも良好な輝度及び輝度ムラ値を示し、特に実施例29は実施例4同様、著しく優れる輝度ムラ値を示した。評価結果は表3に示す。
[実施例30〜32]
拡散板反光源面側の凹部稜線方向の回転角(F)を変更した以外は、実施例17と同様にして光拡散板を作成し、バックライトの輝度、輝度ムラを測定した。その結果、各実施例の光拡散板はいずれも、良好な輝度及び輝度ムラ値を示し、特に実施例32は実施例17同様、著しく優れる輝度ムラ値を示した。評価結果は表3に示す。
本発明の光拡散板は、所望のバックライト厚み、少ない個数の点光源を配置したバックライト装置に対して好適に使用することができ、例えば、LED光源液晶テレビ、LED光源看板、LED光源照明等幅広い用途に対して有用である。
m1:バックライト横方向のLED間距離(格子状配置)
m2:バックライト縦方向のLED間距離(格子状配置)
n1:バックライト横方向のLED間距離(千鳥状配置)
n2:バックライト縦方向のLED間距離(千鳥状配置)
O:光拡散板凹部の開口の縁(傾斜面最上部)
Q:光拡散板凹部の略逆四角錐の頂点(傾斜面最下部)
P1:直線部の最上点
P2:直線部の最下点
a1:直線部(P1−P2間)を水平線方向に投影した際の長さ
a2:内側面に該当する部分(O−Q間)を水平線方向に投影した際の長さ
h1:LED最上部と光拡散板下面の距離
h2:反射板上部と光拡散板下面の距離
e1〜e3:モニター中心に最も近いLED直上を通る3本の縦ライン
f1〜f3:モニター中心に最も近いLED直上を通る3本の横ライン
1:拡散板
2:LED
3:反射板
4:PCB
x:画面(光拡散板の水平面)横(長手)方向
y:画面(光拡散板の水平面)縦(短手)方向
m2:バックライト縦方向のLED間距離(格子状配置)
n1:バックライト横方向のLED間距離(千鳥状配置)
n2:バックライト縦方向のLED間距離(千鳥状配置)
O:光拡散板凹部の開口の縁(傾斜面最上部)
Q:光拡散板凹部の略逆四角錐の頂点(傾斜面最下部)
P1:直線部の最上点
P2:直線部の最下点
a1:直線部(P1−P2間)を水平線方向に投影した際の長さ
a2:内側面に該当する部分(O−Q間)を水平線方向に投影した際の長さ
h1:LED最上部と光拡散板下面の距離
h2:反射板上部と光拡散板下面の距離
e1〜e3:モニター中心に最も近いLED直上を通る3本の縦ライン
f1〜f3:モニター中心に最も近いLED直上を通る3本の横ライン
1:拡散板
2:LED
3:反射板
4:PCB
x:画面(光拡散板の水平面)横(長手)方向
y:画面(光拡散板の水平面)縦(短手)方向
Claims (20)
- 表面に複数の凹部を有する光拡散板であって、
該凹部が、略逆多角錐又は略逆多角錐台形状であり、
該凹部の少なくとも1つの内側面は、開口縁部において、曲率中心が凹部の深さ方向側に位置する曲面となっている、点光源用光拡散板。 - 前記凹部が、光拡散板の水平面の短手方向及び長手方向に対して対称な内側面を一組以上有する、請求項1に記載の点光源用光拡散板。
- 反光源面側から入射した光のJIS K−7361に準拠して測定した全光線透過率(A)が65〜100%である、請求項1に記載の点光源用光拡散板。
- 光源面側から入射した光のJIS K−7361に準拠して測定した全光線透過率(B)が30〜80%である、請求項3に記載の点光源用光拡散板。
- 前記全光線透過率(A)が70〜95%、且つ全光線透過率(B)が45〜65%である請求項4に記載の点光源用光拡散板。
- 以下に定義する交差角(E)が38〜55度である、請求項5に記載の点光源用光拡散板:
交差角(E)とは、光拡散板の水平面に対して垂直な面(縦断面)で、逆多角錐形状凹部の頂点又は逆多角錐台形状凹部の底面を通り、かつ、前記開口縁部において曲率中心が凹部の深さ方向側に位置する曲面となっている内側面を垂直に横切るように切断したときに現れる断面において、直線部と光拡散板の表面に水平な線とが成す角である。 - 前記交差角(E)が48〜52度である、請求項6に記載の点光源用光拡散板。
- 下記式(1)で表される直線部の割合(C)が30%〜95%であり、且つ、下記式(2)で表される曲線部の割合(D)が5〜70%である、請求項7に記載の点光源用光拡散板。
(C)=a1/a2×100(%) ・・・・(1)
(D)=(a2−a1)/a2×100(%) ・・・・(2)
(式中、a1は光拡散板を、光拡散板の水平面に対して垂直な面(縦断面)で、逆多角錐形状凹部の頂点又は逆多角錐台形状凹部の底面を通り、かつ、前記開口縁部において曲率中心が凹部の深さ方向側に位置する曲面となっている内側面を垂直に横切るように切断したときに現れる断面において、直線部を光拡散板の水平線方向に投影した投影線の長さであり、
a2は前記断面において、内側面に該当する部分を光拡散板の水平線方向に投影したときの投影線の長さを示す。) - 前記凹部が片面にのみ形成されている、請求項8に記載の点光源用光拡散板。
- 前記凹部が周期的に形成されており、光拡散板の長手方向及び短手方向の配列ピッチがいずれも10〜1000μmである、請求項9に記載の点光源用光拡散板。
- 前記凹部が形成された面とは反対側の面の算術平均粗さが1〜150μmである、請求項10に記載の点光源用光拡散板。
- 点光源を配置した光源部と、請求項1から11のいずれかに記載の光拡散板とを備えた直下型点光源バックライト装置。
- 前記点光源が格子状、又は千鳥状に配置された、請求項12に記載の直下型点光源バックライト装置。
- 前記点光源が千鳥状に配置された、請求項12に記載の直下型点光源バックライト装置。
- 前記点光源が、光のピーク角が20°から80°の広角LED光源である、請求項14に記載の直下型点光源バックライト装置。
- 長手方向の点光源間距離をm1、短手方向の点光源間距離をm2としたとき、m1/m2が0.5〜2である請求項14に記載の直下型バックライト装置。
- 長手方向の点光源間距離をn1、短手方向の点光源間距離をn2としたとき、n1/n2が0.26〜3.87である、請求項14に記載の直下型点光源バックライト装置。
- 前記n1/n2が0.46〜0.83又は1.20〜2.18である、請求項17に記載の直下型点光源バックライト装置。
- 点光源が千鳥状に配置され、前記n1/n2が0.51〜0.66又は1.52〜1.96である、請求項18に記載の直下型点光源バックライト装置。
- さらに、
反射板と、
集光性を有する3枚以上の光学シートと、
を備えた請求項14に記載の直下型点光源バックライト装置。
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