JP2010116829A - イオン電流検出装置 - Google Patents

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Michinori Matsuda
道憲 松田
Hiroyuki Kimura
裕幸 木村
Gonosuke Inamura
豪乃助 稲村
Yasuhiro Inoue
泰宏 井上
Mitsuhiro Izumi
光宏 泉
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Abstract

【課題】素早いタイミングでイオン電流の検出を開始できるイオン電流検出回路を提供する。
【解決手段】一次コイルL1と二次コイルL2及び三次コイルL3とが電磁結合された点火コイル1と、一次コイルL1の電流を制御するスイッチング素子2と、スイッチング素子2のOFF動作時にグランドに向けて放電する点火プラグPGと、コンデンサC1及びツェナーダイオードZD1を有し、点火プラグPGの放電時に、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧に対応してコンデンサC1が充電されるバイアス回路3と、コンデンサC1の放電電流を検出する電流検出回路4と、を有する。コンデンサC1の充電時における高圧側端子と、点火プラグPGの放電時における高圧側端子との間にダイオードD1を配置して、点火プラグPGの高圧側端子の電位が降下するとダイオードD1がON動作して、コンデンサC1の放電電流が流れるよう構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の燃焼により発生するイオン電流を、素早いタイミングで検出できるイオン電流検出装置に関する。
自動車エンジンなどの内燃機関では、燃焼室に導入した空気及び燃料の混合気を、点火プラグの点火放電により燃焼させることでエネルギーを発生させている。このような内燃機関では、燃焼時、燃焼室内の分子がイオン化するので、適当なタイミングで点火プラグに高電圧を印加することで、イオン電流を取得することが可能となる。
そして、取得したイオン電流にノック信号が重畳しているか否かによってノッキング発生の有無を把握することが可能となる。なお、ノック信号の周波数は、内燃機関の構造により相違するが、例えば、5kHz〜10kHz程度である。そして、イオン電流検出装置としては、例えば、特許文献1に記載の回路構成が知られている。
特開2006−077763号公報
図5は、特許文献1の回路構成を図示したものであり、このイオン電流検出装置では、スイッチング素子QのOFF遷移時に、点火コイルの二次コイルL2に図示の向きの高電圧を発生させることで、点火プラグPGが放電している。また、このOFF遷移時には、点火プラグPGの放電電流が、二次コイルL2→ツェナーダイオードZD11及びコンデンサC11→ダイオードD22の経路で流れて、コンデンサC11が充電される。そして、放電電流が収束した後に、コンデンサC11の両端電圧をバイアス電源として、破線の向きにイオン電流iが流れ、OPアンプ30からイオン電流iに対応する検出信号Rf*iが出力される。
しかしながら、特許文献1の回路構成では、イオン電流が二次コイルL2を経由して流れるので、ノック信号の周波数に対するインピーダンスが増加して、微小レベルのノック信号を検出することが困難であるという問題がある。また、この回路構成では、点火プラグPGは、グランドを基点に放電するマイナス放電であって、グランドに向けて放電するプラス放電を実現できないという問題もある。
そこで、イオン電流経路に二次コイルL2を含まず、且つ、プラス放電を可能にする回路としては、例えば、特許文献2の回路構成が知られている。
特開2002−180949号公報
図6は、特許文献2の回路構成を図示したものであり、スイッチング素子QのOFF遷移時に、点火コイルの二次コイルL2に図示の向きの高電圧を発生させることで、点火プラグPGが放電している。また、このOFF遷移時には、一次コイルL1→抵抗R11→ツェナーダイオードZD11及びコンデンサC11→ダイオードD22の経路でコンデンサC11が充電される。そして、その後、点火プラグPGの両端電圧が降下すると、コンデンサC11の両端電圧をバイアス電源として、破線の向きにイオン電流iが流れ、OPアンプ30から検出信号Rf*iが出力されることになる。
図6の回路構成では、スイッチング素子QのON遷移時に点火プラグPGが放電しないよう、ON時放電防止用のダイオードD20が配置されるのが通例である。また、スイッチング素子Qとしては、好適にはIGBP(Insulated Gate Bipolar Transistor)が使用され、IGBTには、例えば、ツェナーダイオードZDが並列接続される場合が多い。
そのため、図6の回路構成では、コンデンサC11の最大充電電圧は、ツェナーダイオードZDのブレークダウン電圧特性に依存することになり、早期のタイミングでイオン電流を検出するため、例えば、コンデンサC11の充電電圧を、200V以上、例えば800V程度まで増加しようとすると、これに対応する特別の絶縁設計や耐エネルギー設計が必要となるという問題がある。
また、図6の回路構成では、逆電流阻止用のダイオードD21や、ON時放電防止用のダイオードD20が必須となるので、点火プラグPGなど二次側の浮遊容量の充電電荷の放電経路がハイインピーダンスとなり、その分だけイオン電流の検出開始タイミングが遅れるという問題もある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、点火プラグのグランドに向けて放電可能であって、イオン電流検出用のバイアス電圧を上昇させることで素早くイオン電流を検出できるようにしたイオン電流検出回路を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るイオン電流検出装置は、一次コイルと二次コイル及び三次コイルとが電磁結合されてなる点火コイルと、前記一次コイルの電流をON/OFF制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子のOFF動作時に前記二次コイルに誘起される電圧に基づいてグランドに向けて放電する点火プラグと、コンデンサC1及びツェナーダイオードZD1を有し、前記スイッチング素子のOFF動作時に前記三次コイルに誘起される電圧に基づいて、前記ツェナーダイオードZD1の降伏電圧に対応するレベルまで前記コンデンサC1が充電されるバイアス回路と、前記コンデンサC1の放電電流を検出する電流検出回路と、を有して構成され、前記コンデンサC1の充電時における高圧側端子と、前記点火プラグの放電時における高圧側端子との間にダイオードD1を配置して、前記点火プラグの高圧側端子の電位が降下すると前記ダイオードD1がON動作して、前記ダイオードD1及び前記点火プラグを経由して、前記コンデンサC1の放電電流が流れるよう構成した。
本発明では、三次コイルの誘起電圧に基づいてコンデンサC1が充電され、イオン電流検出用のバイアス電圧が生成される。つまり、本発明では、スイッチング素子とバイアス電圧とが直流的に分離されるので、適宜なレベルまでコンデンサCを充電することができ、バイアス電圧が増加する分だけ、イオン電流の検出タイミングを早めることができる。
本発明は、好ましくは、前記第二コイルと前記第三コイルには、逆位相の電圧が誘起するよう構成される。また、前記三次コイルと前記ツェナーダイオードZD1との間に、前記スイッチング素子のON遷移時に前記第三コイルに誘起される電圧による電流を阻止する向きにダイオードD2を配置するのが好適である。
また、二次コイルL2と前記三次コイルL3のコイル巻線は、好ましくは、その巻数比が、3:1〜3:2に設定されている。更に好ましくは、巻数比を2:1程度に設定すべきである。このような構成を採ると、スイッチング素子のOFF遷移時には、点火プラグに供給される電圧と、コンデンサC1に供給される電圧が、3:1〜3:2程度となる。そのため、その後、点火プラグの両端電圧が、2/3〜1/3程度まで降下したタイミングでイオン電流が早期に検出可能となる。
なお、本発明において、ツェナーダイオード、コンデンサ、ダイオードなどの名称は、同等の機能を発揮する電子素子の総称として使用しており、現実に流通している具体的な電子素子そのものを意味しない。したがって、カソード(cathode)端子は、一般的に、電流の流出端子を意味し、アノード(Anode)端子についても、一般的に電流の流入端子を意味するに過ぎない。
上記した本発明のイオン電流検出装置によれば、イオン電流検出用のバイアス電圧を適宜に増加させることができ、イオン電流の検出タイミングを早めることができる。
以下、実施例に係るイオン電流検出装置に基づいて、本発明の実施形態を説明する。図1は、実施例に係るイオン電流検出装置の回路図である。
図示の通り、このイオン電流検出装置は、一次コイルL1と二次コイルL2及び三次コイルL3とが電磁結合された点火コイル1と、一次コイルL1の電流をON/OFF制御するスイッチング素子2と、コンデンサC1及びツェナーダイオードZD1を中心とするバイアス回路3と、二次コイルL2に誘起される高電圧に基づいてグランドに向けて放電する点火プラグPGと、OPアンプAMPによる電流検出回路4とを中心に構成されている。
点火コイル1を構成する一次コイルL1と二次コイルL2は、コイル巻線が逆相に巻かれ、スイッチング素子2がOFF遷移して一次コイルL1の電流が遮断されると、二次コイルL2に、図2に示す向きの高電圧が発生するよう構成されている。一方、一次コイルL1と三次コイルL3は、コイル巻線が同相に巻かれており、二次コイルL2と三次コイルL3の誘起電圧が逆位相になるよう構成されている。また、この実施例では、二次コイルL2と三次コイルL3の巻数比が2:1程度に設定されている。
図1に示す通り、二次コイルL1と三次コイルL3とは直列接続され、その接続点は、一次コイルL1の電源側端子を経由してバッテリ電源Vsに接続されている。また、二次コイルL2の高圧側端子は、点火プラグPGに接続され、三次コイルの高圧側端子はバイアス回路3に接続されている。なお、ここで、高圧側とは、スイッチング素子2のOFF遷移時の高電圧側を意味し、この点は、以下の説明でも同様である。
スイッチング素子2は、具体的にはIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタInsulated Gate Bipolar Transistor)で構成されている。そして、IGBTのゲート端子Gには、点火パルスSGが供給され、コレクタ端子Cは一次コイルL1に接続され、エミッタ端子Eはグランドに接続されている。また、IGBTのコレクタ端子Cとエミッタ端子Eには、ツェナーダイオードZDのカソード端子Cとアノード端子Aが接続されている。
バイアス回路3は、三次コイルL2の高圧側端子に接続されるダイオードD2と、ダイオードD2に接続されるツェナーダイオードZD1及びダイオードD3の直列回路と、ツェナーダイオードZD1に並列接続されるコンデンサC1と、ダイオードD2、コンデンサC1、及びツェナーダイオードZD1と点火プラグPGの高圧側端子との間に接続されるダイオードD1とを有して構成されている。
ここで、ダイオードD2のカソード端子と、ツェナーダイオードZD1のカソード端子と、ダイオードD1のアノード端子とが共通して接続されている。なお、ダイオードD2のアノード端子は、三次コイルL2の高圧側端子に接続され、ダイオードD1のカソード端子は、点火プラグPGに接続されている。
図1に示す通り、ダイオードD3のアノード端子は、ツェナーダイオードZD1のアノード端子とコンデンサC1に共通して接続されている。そのため、ツェナーダイオードZD1が降伏している場合には、ダイオードD2→ツェナーダイオードZD1及びコンデンサC1→ダイオードD3→グランドに向かう電流経路が形成される。そして、この電流経路を経由して、コンデンサC1は、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧Vzに対応するレベルまで充電される。
ところで、この回路構成では、ツェナーダイオードZD1とスイッチング素子2とが直流的に分離状態であるので、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧には、特段の上限がなく、適宜に高い降伏電圧を選択することができる。好ましくは、降伏電圧200V以上のツェナーダイオードを使用するべきであり、本実施例では、一例として、降伏電圧400V程度のツェナーダイオードZD1を使用している。
このように降伏電圧Vzの高いツェナーダイオードZD1を使用する場合には、これに対応して、三次コイルL3の巻数を増加させる必要がある。すなわち、二次コイルL2と三次コイルL3の巻数比N:1は、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧Vzなどを考慮して決定される。
ここで、二次コイルL2と三次コイルL3の巻数比がN:1である場合、一次側のエネルギーEG1は、二次コイル側の要求エネルギーEG2に対応して、ほぼEG1=(1+1/N)*EG2と見積ることができる。二次側の要求エネルギーEG2は、特に限定されないが、自動車エンジンの場合には、例えば30〜50mJ程度である。なお、この実施例では、先に説明した通り、二次コイルL2と三次コイルL3の巻数比が2:1に設定されているので、一次側のエネルギーEG1は、二次コイル側の要求エネルギーEG2に対応して、5/4*EG2程度となる。
なお、二次コイルL2と三次コイルL3のエネルギー比E:Eが、二次コイルL2と三次コイルL3の巻数比N:1に基づいてほぼ決定できるのは、コイルの蓄積エネルギーEが、コイルのインダクタンスLと、通電終了時のコイル電流Iに対応して、E=1/2×LI・・・(式1)となること、及び、コイル1T(ターン)当りの周長が同じと仮定すると、コイルのインダクタンスLが、コイル巻数N、鉄芯の透磁率μ、鉄芯の断面積Sに対応して、L=μNS・・・(式2)となることによる。
すなわち、二次コイルと三次コイルとを同一鉄芯上に構成する場合、二次コイル、と三次コイルの巻数比をN:1とすると、前記した式1と式2より、E:E=N :1となり、エネルギー比が巻数の二乗に比例する。そして、三次コイルのエネルギーEは、コンデンサC1をツェナーダイオードZD1の降伏電圧まで充電でき、かつタイミングT3までに放電し(誘起電圧が低下する)イオン電流の検出が可能になるエネルギーとして設定される。
ここで、二次の要求エネルギーが40mJである場合、三次の要求エネルギーが、上記の要請により、例えば10mJ程度に設定されるので、好適には二次コイルと三次コイルの巻数比が2:1程度に設定される。
電流検出回路4は、OPアンプAMPと、検出抵抗Rfと、コンデンサC2とを有して構成されている。OPアンプAMPは、単一電源Vccで動作しており、非反転入力端子がグランドに接続されている。そして、OPアンプAMPの出力端子から、イオン電流検出信号Voutが出力される。
検出抵抗RfとコンデンサC2とは互いに並列接続され、この並列回路がOPアンプAMPの反転入力端子と出力端子の間に接続されている。そのため、OPアンプAMPは、全体として積分回路として機能して耐ノイズ性を高めている。
図2〜図4は、実施例に係るイオン電流検出装置の動作内容を説明する図面である。図4のタイムチャートでは、点火プラグPGが火花放電を開始したタイミングT1から、火花放電終了タイミングT2を経て、イオン電流の検出が開始されるタイミングT3までを模式的に示している。なお、二次コイルL2の高圧端子側の電位Vpは、点火プラグPGの電位に他ならない。したがって、図4には、点火プラグPGの電位Vpと、OPアンプAMPの検出信号Voutとを図示していることになるが、タイミングT3に至るまでの検出信号Voutは図示省略している。
<タイミングT1〜タイミングT2>
先ず、点火パルスSGが立下がり、スイッチング素子2がOFF遷移するタイミングT1以後について、図2と図4とを参照しつつ説明する。
スイッチング素子2がOFF遷移すると、二次コイルL2と三次コイルL3には、図2に示す向きの高電圧が発生する。そのため、バッテリ電源Vs→二次コイルL2→点火プラグPGの経路で放電電流i1が流れる。
また、バッテリ電源Vs→三次コイルL3→ツェナーダイオードZD1及びコンデンサC1→ダイオードD3の経路で電流i2が流れ、コンデンサC1が充電される。その結果、コンデンサC1は、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧に対応して、この実施例では約400Vまで充電される。この時、二次コイルL2の誘起電圧が、例えば800V程度であれば、放電動作状態の点火プラグPGの電位Vpは、約800V程度となる。
一方、ダイオードD2とダイオードD1の接続点の電位Vcは、ほぼ400V程度であって、このタイミングでは、点火プラグPGの電位Vp(≒800V)より有意に低い。言い換えると、三次コイルL3の誘起電圧が、放電状態の点火プラグPGの電位を超えないよう、二次コイルL2と三次コイルL3の巻数比は、3:2以下に設定されている。二次コイルL2と三次コイルL3の巻数比は、好ましくは、3:2〜3:1の範囲内であり、最適には2:1程度である。
<タイミングT2〜タイミングT3>
その後、タイミングT2で火花放電が終了して、点火プラグPGの電位Vpが降下し始める。点火プラグPGの充電電荷は、例えば、二次コイルL2→バッテリ電源Vsなどの経路を経て迅速に放電される。なお、点火プラグPGの等価容量Ccは、例えば、20pF程度の小容量であるので、電位Vpの降下速度は非常に速い。
<タイミングT3〜>
その後、タイミングT3において、点火プラグPGの電位Vpが、コンデンサC1のプラス側の電位Vc程度まで降下すると、ダイオードD1がON動作して、図3に示すイオン電流iが流れ始める。なお、タイミングT3における点火プラグPGの電位Vpは、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧Vzに対応して、約400V程度である。
ダイオードD1がON動作した後は、コンデンサC1の両端電圧をバイアス電圧として、検出抵抗Rf→コンデンサC1→ダイオードD1→点火プラグPGの経路でイオン電流iが流れ、検出信号Vout=i*RfがOPアンプAMPから出力される。
この実施例では、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧Vzを適宜に高く設定できるので、点火プラグPGの電位Vpが、コンデンサC1のプラス側の電位Vcに達するまでの経過時間が短く、その分だけ、素早くイオン電流の検出を開始することができる。
図4の破線は、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧Vzが相対的に低い場合を示しており、本実施例の場合よりτだけ遅れて、タイミングT3’からイオン電流が検出されることを示している、
以上、本発明の実施例の構成と効果について詳細に説明したが、具体的な記載内容は特に本発明を限定するものではない。
実施例に係るイオン電流検出装置を示す回路図である。 図1のイオン電流検出装置の動作内容を説明する回路図である。 図1のイオン電流検出装置の動作内容を説明する回路図である。 図1のイオン電流検出装置の動作内容を説明するタイムチャートである。 従来技術を説明する回路図である。 別の従来技術を説明する回路図である。
符号の説明
L1 一次コイル
L2 二次コイル
L3 三次コイル
1 点火コイル
2 スイッチング素子
3 バイアス回路
4 電流検出回路
PG 点火プラグ
C1 コンデンサ
ZD1 ツェナーダイオード

Claims (4)

  1. 一次コイルと二次コイル及び三次コイルとが電磁結合されてなる点火コイルと、前記一次コイルの電流をON/OFF制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子のOFF動作時に前記二次コイルに誘起される電圧に基づいてグランドに向けて放電する点火プラグと、コンデンサC1及びツェナーダイオードZD1を有し、前記スイッチング素子のOFF動作時に前記三次コイルに誘起される電圧に基づいて、前記ツェナーダイオードZD1の降伏電圧に対応するレベルまで前記コンデンサC1が充電されるバイアス回路と、前記コンデンサC1の放電電流を検出する電流検出回路と、を有して構成され、
    前記コンデンサC1の充電時における高圧側端子と、前記点火プラグの放電時における高圧側端子との間にダイオードD1を配置して、前記点火プラグの高圧側端子の電位が降下すると前記ダイオードD1がON動作して、前記ダイオードD1及び前記点火プラグを経由して、前記コンデンサC1の放電電流が流れるよう構成したことを特徴とするイオン電流検出回路。
  2. 前記第二コイルと前記第三コイルには、逆位相の電圧が誘起するよう構成されている請求項1に記載のイオン電流検出装置。
  3. 前記三次コイルと前記ツェナーダイオードZD1との間に、前記スイッチング素子のON遷移時に発生する前記第三コイルの誘起電圧による電流を阻止する向きにダイオードD2を配置した請求項1又は請求項2に記載のイオン電流検出装置。
  4. 前記二次コイルL2と前記三次コイルL3のコイル巻線は、その巻数比が、3:1〜3:2に設定されている請求項1〜3の何れかに記載のイオン電流検出装置。
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