JP2010116097A - Harness mounting structure for circuit board unit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、主に車両に搭載され、長尺な基板を内蔵する回路基板ユニットの技術分野に属する。 The present invention belongs to the technical field of a circuit board unit which is mainly mounted on a vehicle and incorporates a long board.
従来では、アッパーケースとロアケースを接合した内部に回路基板を配設し、電線に比べて低い電流を導体パターンにより流している(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、従来にあっては、回路基板ユニットに電線の束であるハーネスを取り付けて、さらに電源や信号の送受を行いたいという要求が高かった。 However, in the past, there has been a high demand for attaching a harness, which is a bundle of electric wires, to a circuit board unit and further transmitting and receiving power and signals.
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、回路基板に力が加わることを抑制しつつ、回路基板ユニットにハーネスを良好に固定することができる回路基板ユニットのハーネス取付構造を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to the above-mentioned problems, and the object thereof is a circuit board capable of satisfactorily fixing a harness to a circuit board unit while suppressing the application of force to the circuit board. The object is to provide a unit harness mounting structure.
上記目的を達成するため、本発明では、アッパーケースとロアケースによって形成される空間内に回路基板を収容し、被取付物に設置される回路基板ユニットに、配線を束ねたハーネスを取り付ける回路基板ユニットのハーネス取付構造であって、前記アッパーケースから外部方向へ立設させ、前記ハーネスが取付手段によって取付けられるリブを備え、前記ハーネスの前記リブへの前記取付手段により取り付ける際の取付方向は、前記回路基板ユニットの前記被取付物への設置後の作業で、前記回路基板ユニット及び前記ハーネスに対して頻度高く加えられる外力方向と異なる方向となるように設定されている、ことを特徴とする。 In order to achieve the above object, in the present invention, a circuit board unit is provided in which a circuit board is accommodated in a space formed by an upper case and a lower case, and a harness in which wiring is bundled is attached to a circuit board unit installed on an attached object. The harness mounting structure is provided with a rib that is erected outward from the upper case, and the harness is mounted by mounting means, and the mounting direction when the harness is mounted to the rib by the mounting means is the The circuit board unit is set to be in a direction different from an external force direction frequently applied to the circuit board unit and the harness in the work after the circuit board unit is installed on the attached object.
よって、本発明にあっては、回路基板に力が加わることを抑制しつつ、回路基板ユニットにハーネスを良好に固定することができる。 Therefore, in the present invention, it is possible to satisfactorily fix the harness to the circuit board unit while suppressing the force from being applied to the circuit board.
以下、本発明の回路基板ユニットのハーネス取付構造を実現する実施の形態を、請求項1〜6に係る発明に対応する実施例1に基づいて説明する。
Hereinafter, an embodiment for realizing a harness mounting structure for a circuit board unit according to the present invention will be described based on Example 1 corresponding to the invention according to
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の回路基板ユニットの車両組付け状態を示す説明斜視図である。図2は実施例1の回路基板ユニットの車両組付け状態を示す説明図である。
実施例1の回路基板ユニット1は、インストパネルの内部に設けられるクロスカービーム50に取り付けられ、コックピットモジュールを構成する。コックピットモジュールは、予め組み立てられ、車両の車体に対して一度に搭載される。
そして、回路基板ユニット1は、車両の左右方向への電源配線、信号配線の一部を受け持つ。また、一部電子部品の実装を行ってもよい。
First, the configuration will be described.
FIG. 1 is an explanatory perspective view showing a vehicle assembly state of the circuit board unit according to the first embodiment. FIG. 2 is an explanatory diagram illustrating a vehicle assembly state of the circuit board unit according to the first embodiment.
The
The
図3は実施例1の回路基板ユニットの斜視図である。図4は実施例1の回路基板ユニットの分解状態を示す斜視図である。
回路基板ユニット1は、樹脂製のアッパーケース2及びロアケース3の上下2体を組付けた構造であり、その内部に回路基板4を収容する構造である。
まず、アッパーケース2の構造について説明する。
アッパーケース2は、その長尺な側部に、締結によるロアケース3との取り付けのためのネジ受け部21を設ける。
また、アッパーケース2の周縁部の複数箇所には、ロアケース3との仮止めのための係合爪部22を設ける。
FIG. 3 is a perspective view of the circuit board unit according to the first embodiment. FIG. 4 is a perspective view illustrating an exploded state of the circuit board unit according to the first embodiment.
The
First, the structure of the
The
In addition, engaging
さらに、アッパーケース2の上面において、前後方向の中央で長手方向左右の複数箇所に、他のケーブルやダクトへの取り付けを可能にする取付リブ部23を設ける。取付リブ部23の詳細な構造については後述する。
次に、アッパーケース2の手前側の3箇所には、下方へ伸びた舌片形状で、奥側の2箇所には、奥側へ伸びた舌片形状で、取り付け用の穴を備えた取付部24を設ける。この取付部24は、クロスカービーム50への取り付けに用いられる。
また、アッパーケース2の左右両端部、言い換えると長手方向の両端で、対向する短手方向側の辺縁部には、左右へそれぞれ伸びた舌片形状で、取り付け用の穴を備えた取付部25を設ける。この取付部25は、クロスカービーム50への取り付けに用いられる。また、この取付部25は、後述する補強構造部28に連なる部分に設けられる。
アッパーケース2の補強構造については後述する。
Further, on the upper surface of the
Next, the
The left and right ends of the
The reinforcing structure of the
次にロアケース3の構造について説明する。
ロアケース3は、その長尺な側部に、アッパーケースのネジ受け部21と重ねるように当接させ、ネジ5で締結する部分としたネジ止め部31を設ける。
また、ロアケース3の周縁部の複数箇所で、アッパーケース2の係合爪部22に対応する箇所には、アッパーケース2の係合爪部22を撓みで乗り越えるようにして、引っ掛けるように係合するコ字状(枠形状)の係合部32を設ける。
Next, the structure of the
The
Further, at a plurality of positions on the peripheral edge portion of the
図5は実施例1の回路基板ユニットの一部のネジを省略した下面側斜視図である。
ロアケース3の底面の左右には、収容した回路基板4とコックピットモジュールの機器との電気接続を行うコネクタ4dが露出する部分が設けられている。コネクタ4dは、回路基板4に予め取り付けられ、電気的に接続されている。なお、図4には、回路基板4a、4bにおけるコネクタの実装位置を符号4dの二点鎖線で示す。
そして、ロアケース3には、コネクタ4dの周囲を側壁により囲むコネクタ保護部33を設ける。
次に回路基板4について説明する。
回路基板4は、ロアケース3に収容され、左右に分かれた回路基板4aと回路基板4bが中央で、フラットケーブル4cにより接続される構造である。
FIG. 5 is a bottom perspective view in which some screws of the circuit board unit according to the first embodiment are omitted.
On the left and right sides of the bottom surface of the
The
Next, the circuit board 4 will be described.
The circuit board 4 is housed in the
次に回路基板4の保持構造について説明する。
図6は実施例1の回路基板ユニットの断面図である。図7は実施例1の回路基板ユニットの断面斜視図である。図8は実施例1の回路基板ユニットのロアケースの平面図である。図9及び図10は実施例1の回路基板ユニットのロアケースの一部拡大斜視図である。図11は実施例1の回路基板ユニットの三角リブ部の説明斜視図である。
回路基板4の保持構造としては、回路基板4の短尺方向の両端部分に対応するロアケース3の位置に、ロアケース3の中央側の底部よりも若干高い保持部34を複数箇所に設ける。
この保持部34は、図8〜図11に示すように、複数設けるうちの一部がネジ止め部31に対応する位置、つまりネジ止め部31の内側位置に配置する。
Next, the holding structure of the circuit board 4 will be described.
FIG. 6 is a cross-sectional view of the circuit board unit according to the first embodiment. FIG. 7 is a cross-sectional perspective view of the circuit board unit according to the first embodiment. FIG. 8 is a plan view of the lower case of the circuit board unit according to the first embodiment. 9 and 10 are partially enlarged perspective views of the lower case of the circuit board unit according to the first embodiment. FIG. 11 is an explanatory perspective view of a triangular rib portion of the circuit board unit according to the first embodiment.
As a holding structure of the circuit board 4, holding
As shown in FIGS. 8 to 11, the
これにより、さらにそのうちの一部は、コネクタ4dに対応する位置に配置される。
また、ロアケース3の中央側の底部には、回路基板4の下面を保持部34よりも若干低い高さ支持する支持部35を複数箇所に設ける。
そして、支持部35の一部は、ネジ5がネジ部を貫通させ、頭部が着座する構造にする(これを支持部35bとする。詳細は後述する)。
これにより、回路基板4をロアケース3に載せると、回路基板4は図6に示すように、短尺な幅方向の両端を保持部34で支持され、中央を支持部35で支持されることになる。
Thereby, a part of them is further arranged at a position corresponding to the
In addition, on the bottom portion on the center side of the
A part of the
As a result, when the circuit board 4 is placed on the
次に、アッパーケース2は、支持部35bに重なる位置に円筒リブ部26を設ける。円筒リブ部26は略円筒形状で、図示しないがネジ用の孔を下端に有し、ネジ5の締結で下面を回路基板4に当接させる構造である。
さらに、回路基板4の短尺方向の両端に対応する位置には、三角リブ部27を設ける。三角リブ部27は、円筒リブ部26及び支持部35におけるネジの締結により、下端が回路基板4に強く押し付けられる構造である。
このように、回路基板4は、アッパー側の円筒リブ部26、三角リブ部27、ロア側の保持部34、支持部35により、挟むようにして保持される構造である。
Next, the
Further,
In this way, the circuit board 4 is structured so as to be sandwiched between the upper
なお、三角リブ部27は、矩形部27a、三角部27b、下端部27cを備え、下端部27cは、下方に行くに従って回路基板ユニット1の短尺方向及び長尺方向が短くなるよう傾斜したテーパ面を四方に有し、回路基板4への当接面積を小さくする形状にする。
そして、三角リブ部27は、円筒リブ部26及び支持部35におけるネジの締結により、必ず下端部27cが回路基板4に当接し、押し付けられる寸法関係にしておく。
The
The
次に、回路基板4のさらに詳細な保持構造について説明する。
図12は実施例1の回路基板ユニットのロアケースと回路基板の取り付け構造を示す説明図である。なお、一部に三角リブ部27を示す。なお、図12には、回路基板4bを示すが、回路基板4aも同じ構造である。
ロアケース3の支持部35は、長尺方向に複数が配列し、この配列の両端に位置する支持部35は、支持部35aとし、支持部35aの上面から位置決めピン36が上方に突出するものとする。
そして、その間に位置する支持部35を支持部35bとし、ネジ5のネジ部が上方に突出するものとする。
Next, a more detailed holding structure of the circuit board 4 will be described.
FIG. 12 is an explanatory diagram illustrating a mounting structure of the lower case and the circuit board of the circuit board unit according to the first embodiment. In addition, the
A plurality of
And let the
回路基板4は、長尺方向の中央側となる1箇所の位置決めピン36を、貫通させるための位置決め孔41を設けるようにする。さらに、位置決め孔41以外の位置決めピン36及びネジ5のネジ部を貫通させるための長孔42を設ける。長孔42は、長尺方向に長い孔形状とする。
なお、図12には三角リブ部27を、1箇所のコネクタ4dに対応するように示しているが、図12に示す長尺方向両側のコネクタ4d(並列して2つが設けられているもの)にも対応して配設されるものとする。
The circuit board 4 is provided with a
In FIG. 12, the
次にアッパーケース2の補強構造について説明する。
図13は実施例1の回路基板ユニットのアッパーケースの下方斜視図である。図14は実施例1の回路基板ユニットのアッパーケースの平面図である。図15は実施例1の回路基板ユニットのアッパーケースの底面図である。
アッパーケース2には、図14に示す範囲Pに補強構造部28を設ける。範囲Pは、回路基板ユニット1をクロスカービーム50に取り付けた際に、上下方向において、クロスカービーム50に重なる範囲である。
アッパーケース2の補強構造部28は、補強リブ281a〜281k、補強リブ282a〜282n、補強リブ283a〜283m、補強リブ284a〜284fを備えている。
Next, the reinforcing structure of the
FIG. 13 is a lower perspective view of the upper case of the circuit board unit according to the first embodiment. FIG. 14 is a plan view of the upper case of the circuit board unit according to the first embodiment. FIG. 15 is a bottom view of the upper case of the circuit board unit according to the first embodiment.
The
The reinforcing
アッパーケース2は、取付リブ部23に取り付けた電線の束であるハーネス101の下方となる上面の位置が、図6に示すように下方位置となるようにする。言い換えると、厚さを薄くする。
そして、クロスカービーム50と重なる範囲Pでは、図6に示すように、上方に厚みを増す形状にする。この厚みを増した部分の下方から見た天面には図13、図15に示すように、そして上面の一部には、図14に示すように補強構造部28として、リブ構造を設けるようにする。
このリブ構造は、まず、アッパーケース2の下方から見た天面(底面)に長手方向に並行な2つの補強リブ281a,281bを設ける。
この補強リブ281a,281bは、それぞれ、両端まで1本物のリブとなる。アッパーケース2は、図1〜図4に示すように、長手方向に長く支持した電線の束であるハーネス101の一部を、この厚みを増した部分を乗り越えるように引き出して、車両装置へ接続する必要があり、これに合わせて両端と途中2箇所の計4箇所で厚みを薄くする部分を設けている。
In the
And in the range P which overlaps with the
In this rib structure, first, two reinforcing
Each of the reinforcing
この厚みを薄くした上面部分では、補強リブ281a,281bがそれぞれ1本物となるように、アッパーケース2の上面の4箇所に、補強リブ281c〜281jを設けるようにする。
これにより、アッパーケース2の範囲Pには、端から端まで伸長した1本物のリブが3本並行に設けられることになる。
また、アッパーケース2の下方から見た天面(底面)には、間欠しているが、その配置としては、おおむね1本物となる補強リブ281kを設ける。この補強リブ281kは、円筒リブ部26を接続する位置に、補強リブ281a,281bと並行となるように設ける。
At the upper surface portion where the thickness is reduced, the reinforcing
As a result, in the range P of the
Further, although the top surface (bottom surface) viewed from below the
次に、長手方向に長い2本並行した補強リブ281a〜281jに対して、略直交するリブ構造をアッパーケース2の下方から見た天面(底面)に設ける。
補強リブ282a〜282nは、アッパーケース2の短手方向の端から端まで伸長させる。但し、範囲Pでは高さがあるが、電線の束であるハーネス101と重なる側では、高さの低い形状となる。
補強リブ283a〜283nは、アッパーケース2の厚みのある範囲Pにおいて、短手に伸長させたものである。
補強リブ284a〜284fは、アッパーケース2の上面から上方に突出するように6箇所に設ける取付リブ部23のアッパーケース2の長手方向の途中と直交するように重なる位置に設ける。また、補強リブ284a〜284fは、補強リブ282a〜282nと同様に、アッパーケース2の短手方向の端から端まで伸長させる。
このように、アッパーケース2の下方から見た天面(底面)には図13に示すように格子状のリブ構造が配置される。この格子状のリブ構造である補強構造部28はアッパーケース2に設け、ロアケース3には設けないため、アッパーケース2はロアケース2に対して剛性が長手方向にも短手方向にも高くなる。
Next, rib structures substantially orthogonal to the two reinforcing
The reinforcing
The reinforcing
The reinforcing
In this way, a grid-like rib structure is arranged on the top surface (bottom surface) as viewed from below the
次にハーネス101の固定構造について詳細に説明する。
図16は実施例1の回路基板ユニットのアッパーケースの取付リブ部の拡大断面図である。
アッパーケース2は、ハーネス101を取り付ける側の上面高さを低くし、ハーネス101を取り付けない側の上面高さを高くし、この高さの差に対応する部分を補強構造部28(範囲P)としている。
そして、図16に示すように上方へ向かって伸長するように立設する取付リブ部23の基端は、高さを高くした補強構造部28の上面(非相対面B)としている。
これにより、取付リブ部23の上方への立設長さは、図16のh1となる。
この取付リブ部23の一部には、ハーネス101を取り付ける側から、補強構造部28の側への左右方向に貫通孔231を設ける。
Next, the fixing structure of the
FIG. 16 is an enlarged cross-sectional view of the mounting rib portion of the upper case of the circuit board unit according to the first embodiment.
The
And as shown in FIG. 16, the base end of the
Thereby, the standing length above the mounting
A through
次にハーネス101を取付リブ部23へ固定するための固定具であるステムクリップの構造について説明する。
図17は実施例1の回路基板ユニットにハーネスを取り付けるステムクリップの説明側面図である。図18は実施例1の回路基板ユニットにハーネスを取り付けるステムクリップの説明断面図である。
ステムクリップ7(固定手段及び取付手段に相当する)は、ハーネス取付部71、傘部72、挿入部73、軸部74を備えている。なお、ステムクリップ7は弾性のある樹脂、例えばゴムを含む材質とする。
ハーネス取付部71は、ハーネス101の一部の全周に巻回させて、ステムクリップ7をハーネス101に固定する。形状としては、図17、図18にリング状の形状を示すが、帯状物を巻回して固定するもの、巻回後に締め付けるものであってもよい。
Next, the structure of a stem clip, which is a fixture for fixing the
FIG. 17 is an explanatory side view of a stem clip for attaching a harness to the circuit board unit according to the first embodiment. FIG. 18 is an explanatory sectional view of a stem clip for attaching a harness to the circuit board unit of the first embodiment.
The stem clip 7 (corresponding to a fixing means and an attaching means) includes a
The
傘部72は、ハーネス取付部71の一端から傘状の部分を挿入方向に開く形状のものである。
挿入部73は、挿入方向の先端に設けられ、傘部72と逆に、先端部から挿入方向と逆方向に傘状の部分を開く形状のものである。
軸部74は、傘部72と挿入部73を挿入方向に接続する部材である。
The
The
The
作用を説明する。
[コックピットモジュールの配電、配線を行う作用]
実施例1の回路基板ユニット1は、コックピットモジュールのクロスカービーム50に取り付けられ、コックピットモジュールにおける左右方向の電力の伝達、信号の送受を行う。そのため、コックピットモジュールのインストパネルの内部は、配線が簡略化され、非常に省スペースな構成となる。
また、回路基板ユニット1の上面には、左右方向に複数の取付リブ部23が設けられているため、回路基板ユニット1の上面を利用して左右方向へ束状に配線を行い、取付リブ部23、ステムクリップ7で電線の束であるハーネス101を固定する。
そして、その一部は、アッパーケース2の上面を乗り越えるように引き出され、車両装置に接続される。
また、回路基板ユニット1の底面に設けられた複数のコネクタ4dから電源供給や信号線の接続を行うため、コックピットモジュールのインストパネルの内部は、非常に簡素な配線構造となる。
The operation will be described.
[Distribution and wiring of cockpit module]
The
In addition, since a plurality of mounting
A part of the
Further, since the power supply and signal lines are connected from the plurality of
[組付工程について]
実施例1の回路基板ユニットのハーネス固定方法が回路基板に外力を与えないよう抑制されつつ行われることを説明するために、回路基板ユニット1の組付工程について説明する。
実施例1の回路基板ユニット1では、アッパーケース2の下側にロアケース3が組み付けられる構造となる。
回路基板ユニット1を組付ける際には、まず、ロアケース3に回路基板4(4a,4b)を上方から載置する。その際には、図12に示すように、回路基板4の位置決め孔41及び長孔42をロアケース3の上面の位置決めピン36が貫通するようにする。
[About assembly process]
In order to explain that the harness fixing method of the circuit board unit according to the first embodiment is performed while preventing external force from being applied to the circuit board, an assembly process of the
The
When the
これによりロアケース3の周縁部に囲まれた内部に回路基板4が収容される。
この状態では、回路基板4は、ロアケース3の保持部34と支持部35による複数点支持によりロアケース3の底面より上方位置に維持される。保持部34で回路基板4の周縁を支持し、支持部35で回路基板4の幅方向中央部を支持する。また、この際、回路基板4に実装され、下方に突出するコネクタ4dは、ロアケース3のコネクタ保護部33で囲まれた部分の貫通孔部分で下方外部へ突出させる。
左右の回路基板4(4a,4b)の電気的接続を行うフラットケーブル4cの接続は、この状態で行ってもよいし、ロアケース3へ載置する前に行ってもよい。
As a result, the circuit board 4 is accommodated inside the
In this state, the circuit board 4 is maintained at a position above the bottom surface of the
The connection of the
次に、ロアケース3に対して上方からアッパーケース2を載せるようにする。
その際には、アッパーケース2の係合爪部22と係合部32の位置を合わせ、係合爪部22に係合部32が引っかかるように係合させる。これを仮止め状態とする。
この仮止め状態では、回路基板4は、下面を保持部34と支持部35で支持され、位置決めピン36により左右方向の位置を所定範囲に制限される。そして、上方は、円筒リブ部26が所定の間隙位置に位置することにより、所定範囲に保持される。また、三角リブ部27は軽く当接した状態となり、回路基板4が保持される。このように係合爪部22と係合部32による係合状態では、回路基板4は左右、上下に所定範囲位置に保持される。
Next, the
At that time, the positions of the engaging
In this temporarily fixed state, the lower surface of the circuit board 4 is supported by the holding
次に、このように仮止め状態にある回路基板ユニット1をロアケース3の下面が上方になるよう天地反転させる。
回路基板4は上下左右に所定範囲に保持されていることにより、反転中、反転後も、同様に所定範囲に保持される。
反転したならば、上方からネジ5を差し込むようにし、アッパーケース2のネジ受け部21とロアケース3のネジ止め部31を締結する。又、同様に、ネジ5が回路基板4の長孔42を貫通するようにして、アッパーケース2の円筒リブ部26とロアケース3の支持部35bで回路基板4を挟み込むように締結する。
このネジ5の締結は、係合爪部22と係合部32の係合により、締結を行う部分が所定範囲に位置合わせされているので、特段の締結用の位置合わせを行うことなく、ネジ5の締結作業を行えばよい。
このように実施例1の回路基板ユニット1では、締結方向をロアケース3からアッパーケース2への方向のみとすることにより、締結部分から水が内部へ浸入することがないようにしている。
Next, the
Since the circuit board 4 is held in a predetermined range vertically and horizontally, it is similarly held in the predetermined range during and after the inversion.
If reversed, the
The fastening of the
As described above, in the
これにより、回路基板4は、アッパーケース2の円筒リブ部26及び三角リブ部27と、ロアケース3の支持部35(35a,35b)、保持部34により挟み込むようにして保持される。
なお、締結後は回路基板ユニット1をさらに反転し、図3に示す状態となる。
このように回路基板ユニット1では、露滴等の内部への侵入防止から、締結方向を底面側からの一方向としているため、組付け作業時に反転させている。その際には、仮止め状態、組付け状態において、両端を持った状態、片持ち状態、反転の際のねじりなど、外力がとして回路基板ユニット1に加わることになる。
Accordingly, the circuit board 4 is held so as to be sandwiched between the
In addition, after the fastening, the
Thus, in the
この際に、回路基板ユニット1は、アッパーケース2が補強構造部28を設けていることにより、外力を受け、回路基板4へ外力が影響しないようにする。
作業時の両端持ち、片持ちにより、全体を撓ませることに対しては、特に長手方向に長い3本並行した補強リブ281a〜281jと補強リブ281kが、その剛性により撓みを抑制する。
また、ねじり方向については、補強リブ282a〜282n、補強リブ283a〜283m、補強リブ284a〜284fが、その剛性によりねじりによる撓みを抑制する。また、これらのリブは格子状のリブを形成するため、さらに剛性が補強され、湾曲方向、ねじり方向の撓みは抑制される。
このように実施例1の回路基板ユニット1では、アッパーケース2に設けた補強構造部28により、組付工程において回路基板4に外力が加わるのを抑制している。
At this time, the
For bending the whole by holding both ends and cantilever at the time of work, the three reinforcing
In addition, with respect to the torsional direction, the reinforcing
As described above, in the
[車両のクロスカービームに取り付けられた状態について]
実施例1の回路基板ユニットのハーネス固定方法が回路基板に外力を与えないよう抑制されつつ行われることを説明するために、回路基板ユニット1が車両のクロスカービームに取り付けられた状態で回路基板への外力が抑制されていることについて説明する。
上記説明したように組付けが完了した回路基板ユニット1は、車両のクロスカービーム50へ取り付けられる。
その際には、アッパーケース2に設けられた取付部24,25をクロスカービーム50へ取り付けることにより、回路基板ユニット1を取り付ける。そして、図1、図2に示す取り付け状態では、ロアケース3の下面は、クロスカービーム50から支持構造上、浮く状態となる。
[Attached to the crosscar beam of the vehicle]
In order to explain that the harness fixing method for the circuit board unit according to the first embodiment is performed while preventing external force from being applied to the circuit board, the
As described above, the
In that case, the
図19は実施例1の回路基板ユニットをクロスカービームに取り付けた状態を示す説明図である。
支持構造上、回路基板ユニット1のロアケース3の下面は、クロスカービーム50の上面から浮き、間隙Aを有することになる。但し、実際には、図19に示すように、ロアケース3の下面とクロスカービーム50の間隙Aには、緩衝部材であるウレタン材6を板状にして取り付けるようにする。
FIG. 19 is an explanatory diagram illustrating a state in which the circuit board unit according to the first embodiment is attached to the cross car beam.
In view of the support structure, the lower surface of the
つまり、クロスカービーム50に取り付けられた回路基板ユニット1のロアケース3は、アッパーケース2の下側に締結され組み付けられる。そのため、ロアケース3はアッパーケース2、及び回路基板ユニット1を支持することがない。
このクロスカービーム50に対してロアケース3の下面が浮く構造では、作業時に回路基板ユニット1へ力が加わると、回路基板ユニット4を撓ませようとする。しかし、回路基板ユニット1は、アッパーケース2のクロスカービーム50に重なる範囲Pに補強構造部28を設け、アッパーケース2が全体を支持するようクロスカービーム50に取り付けられるため、この外力は剛性が高められた補強構造部28で力を受け、回路基板4で伝達することなくクロスカービーム50に伝達され、回路基板4が外力を受けることが抑制される。
That is, the
In the structure in which the lower surface of the
クロスカービーム50は、コックピットモジュールの構造部材であり、全体として、中央が撓みやすい特性を持つ。その際にも、アッパーケース2は補強構造部28を有し、特に長手方向に長い2本並行した補強リブ281a〜281j、補強リブ281kが、その剛性により撓みを抑制する。
また、これにより、ロアケース3は不安定なクロスカービーム50との直接の当接部分を生じないようにし、ウレタン材6による緩衝で、低級音の発生を防止する。
The
In addition, this prevents the
また、実施例1の回路基板ユニット1では、アッパーケース2の長尺の両端に設けられた取付部25によりクロスカービーム50へ固定されるため、端部が自由状態にならず、片持ちで大きく振動するようなことがない。
また、この取付部25はアッパーケース2の補強構造部28に連なるように設けられているので、強度のある部分の両端をクロスカービーム50に固定していることになり、振動がさらに抑制される。そのため、回路基板4のストレスが非常に軽減されることになる。振動が大きい場合には、振動自体に加えて、振動による磨耗、変形応力、その繰り返し応力等がストレスとして加わることになる。これが軽減されることは非常に好ましい。
また、回路基板4及び回路基板4の下方を支持するロアケース3は、アッパーケース2の補強リブ281kで補強された円筒リブ部26で荷重を受けるため、車両の振動で回路基板4に上記説明したようなストレスが加わることが抑制される。
Moreover, in the
In addition, since the mounting
Further, the circuit board 4 and the
なお、実施例1の回路基板ユニット1では、上記説明のように、ロアケース3は回路基板4を収容するが、アッパーケース2の荷重を受けない構造のため、アッパーケース2より肉厚を薄くすることができる。ロアケース3は、図3などに示すように長尺な樹脂成形物であるため、薄くすることにより成形作業は良好に行えるようになる。また、アッパーケース2の補強構造部28が上下方向に型抜きを行える板を立設した形状で構成されていることによっても成形作業は良好に行えるようになる。これらは、製品精度向上やコスト低減に寄与できることになる。
In the
[コネクタの取付について]
実施例1の回路基板ユニットのハーネス固定方法が回路基板に外力を与えないよう抑制されつつ行われることを説明するために、コネクタの取付状態において、回路基板への外力が抑制されることについて説明する。
実施例1の回路基板ユニット1では、ロアケース3の片側、図3、図4における奥側の下面にコネクタ保護部33を設け、回路基板4に接続した複数のコネクタ4dを外部に露出させている。このコネクタ4dの位置は、取付部24,25によりアッパーケース2をクロスカービーム50へ取り付け、ロアケース3が電線の束であるハーネス101の荷重を支持しないようアッパーケース2の下側に組付ける構造となることにより、位置に自由度を得て、クロスカービーム50と上下に重ならない位置に設けられている。
これにより、回路基板ユニット1をクロスカービーム50に取り付け後、車両機器のコネクタをコネクタ4dに接続することが容易な作業となる。
[Connector mounting]
In order to explain that the harness fixing method for the circuit board unit according to the first embodiment is performed while preventing the external force from being applied to the circuit board, the fact that the external force to the circuit board is suppressed in the connector mounting state will be described. To do.
In the
Thereby, after attaching the
さらに、この接続の際には、コネクタ4dに対して、車両機器のコネクタを下方から差し込むように接続されるので、回路基板4としては、上方へ力が加わることになる。この力は、コネクタ4dに対して比較的近傍に配置された円筒リブ部26及び三角リブ部27でアッパーケース2が受けるようにしている。そして、その力は、アッパーケース2の補強構造部28において、特に短手方向の両端まで伸長させた補強リブ282a〜282nにより短手方向に高められた剛性で充分に受けられる。また、その力はアッパーケース2からクロスカービーム50へ伝達されるため、コネクタの接続でロアケース3が力を受けて回路基板4へ影響することはない。回路基板4をアッパーケース2により強度高く下方へ支持することにより、コネクタの接続作業を容易にする。
Further, in this connection, since the connector of the vehicle device is connected to the
[ハーネスの固定について]
実施例1の回路基板ユニット1では、内部に収容した回路基板4によって、車両の左右方向の電力の伝達、信号の送受を行う。これに対して、車両では、クロスカービーム50の部分にさらに配線することが求められる。その一因としては、重要な信号に対しては高いシールド性が要求されるため、これを満足するシールド線を配線することが挙げられる。
[About fixing the harness]
In the
実施例1の回路基板ユニット1においても、シールド機能を有している。
以下に説明する。
(シールド機能について)
実施例1の回路基板ユニット1では、回路基板4が、車両のインストパネルの内部において、左右方向に電源供給や信号を送るための電線の代わりに機能する。
この機能において、シールド線の代わりに機能する場合には、シールド機能の一部を、その通電パターンが導電性のある材質のクロスカービーム50の左右の長手方向に沿って、所定間隔で上方に位置することで得ている。
The
This will be described below.
(About shield function)
In the
In this function, when functioning instead of the shield wire, a part of the shield function is set upward at predetermined intervals along the left and right longitudinal directions of the
外力をロアケース3で受けることで、充分な強度を得るためには、ロアケース3の厚さを大きくするなどの対策が必要となる。この場合の厚さは、厚みと、強度を高めるための構造物としての厚さの両方を意味する。
しかし、ロアケース3を厚くしていくと、回路基板4とクロスカービーム50の間隙距離が大きくなってしまう。
クロスカービーム50との間隙距離が大きくなりすぎると、シールド機能を構成することが非常に弱くなってしまう。
In order to obtain sufficient strength by receiving the external force at the
However, as the
If the gap distance with the
実施例1では、アッパーケース2のクロスカービーム50へ重なる範囲Pを厚くして補強構造部28を設け、取付部24,25によりアッパーケース2をクロスカービーム50へ取り付けるようにしている。これにより、ロアケース3が電線の束であるハーネス101の荷重を支持することを担わず、アッパーケース2の下側へ取り付けた構造となり構造上も肉厚上も薄くできることは有利である。クロスカービーム50とのシールド機能における間隙距離を小さくでき、さらにクロスカービーム50に対する位置を最適にする自由度を増加する構造となるからである。
In the first embodiment, the range P overlapping the
上記説明のように、実施例1の回路基板ユニット1においてもシールド機能を有しているが、さらにシールド線等の配線の束であるハーネス101を配線する要求があるため、実施例1では、クロスカービーム50に取り付けた回路基板ユニット1にハーネス101を取り付けるようにしている。
As described above, the
(ハーネスの取付工程)
図20は実施例1の回路基板ユニットをクロスカービームに取り付け、回路基板ユニットにハーネスを取り付けた状態を示す説明図である。図21は実施例1の回路基板ユニットの取付リブ部にステムクリップを取り付けたハーネスを固定する状態を示す説明図である。図22は実施例1の回路基板ユニットの取付リブ部にステムクリップを取り付けたハーネスを固定した状態を示す説明図である。
実施例1の回路基板ユニット1にハーネス101を取り付けるには、予め、ハーネス101の複数箇所、例えば6箇所にステムクリップ7を取り付ける。詳細には、ステムクリップ7のハーネス取付部71にハーネス101を取り付ける。
(Harness installation process)
FIG. 20 is an explanatory diagram illustrating a state in which the circuit board unit of Example 1 is attached to the cross car beam and a harness is attached to the circuit board unit. FIG. 21 is an explanatory diagram illustrating a state in which a harness having a stem clip attached to a mounting rib portion of the circuit board unit according to the first embodiment is fixed. FIG. 22 is an explanatory diagram illustrating a state in which a harness having a stem clip attached to a mounting rib portion of the circuit board unit according to the first embodiment is fixed.
In order to attach the
そして、図21、図22に示すように、ハーネス101をアッパーケース2の上面位置を低くした側、言い換えると補強構造部28を設けていない側(相対面C)に位置させる。その後に、ハーネス101に取り付けたステムクリップ7を、挿入部73が取付リブ部23の貫通孔231を通過するように挿入する。
すると、挿入部73は、かさ形状がその弾性により小径に変形して貫通孔231を通過し、通過して自由状態となることで、弾性により元のかさ形状に戻る。そして、かさ形状の弾性によって、ステムクリップ7を挿入方向、言い換えると補強構造部28を設けている側へ付勢する。
Then, as shown in FIGS. 21 and 22, the
Then, the
なお、傘部72は、ステムクリップ7の挿入部73の貫通孔231への挿入の際に、かさ形状を挿入方向、つまり軸部74の軸方向で、弾性変形させた状態となる。そのため、傘部72は、挿入部73の挿入が完了した状態で、かさ形状の弾性によって、ステムクリップ7を挿入方向と逆方向、言い換えると補強構造部28を設けていない側へ付勢する。
In addition, the
このように、挿入部73と傘部72が互いに引き合う方向に付勢することによりハーネス101は取付リブ部23に充分な強度で固定される。また、ステムクリップ7は弾性を有するために、回路基板ユニット1とハーネス101との間での振動や外力の伝達は緩和される。
In this way, the
このように取付リブ部23で固定されたハーネス101は、下部がアッパーケース2の上面(相対面C)から浮き、取付リブ部23のみで支持される。これは、アッパーケース2の上面へ電線が接触すると、車両振動により磨耗を生じさせるためである。また、水滴等が電線へ伝わることがないようにする配慮である。
このような磨耗や水滴による腐食はシールド性能を低下させるため、この配置にすることはハーネス101の保護の効果が大きい。
Thus, the
Since such wear and corrosion due to water droplets lower the shielding performance, this arrangement has a great effect of protecting the
実施例1の回路基板ユニット1では、電線の束であるハーネス101が取り付けられることにより、その荷重が外力として加わることになる。
その荷重は、上方へ突出させている取付リブ部23を曲げる方向、言い換えるとおじぎをさせる方向に加わることになる。取付リブ部23は、その基端を図16に示すようにアッパーケース2の上面位置を高くして補強構造部28を設けた部分(非相対面B)に設けているために、その高さは、上面位置を低くした高さh2とならず、トルクの腕を短くする高さh1となる。そのために、ハーネス101の荷重及び、ハーネス101の荷重と車両信号により、取付リブ部23に加わる外力を抑制する。
In the
The load is applied in the direction of bending the mounting
また、実施例1の回路基板ユニット1では、取付リブ部23の基端を補強構造部28を設けた部分(非相対面B)としているため、アッパーケース2の補強構造部28がこれを受ける。特に、この曲げ方向に沿って設けられた補強リブ282a〜282n、補強リブ283a〜283m、補強リブ284a〜284fが、その剛性により充分に支持する。また、補強リブ284a〜284fは、取付リブ部23と配置が重なるように設けられているため、より強く取付リブ部23が支持される。
Further, in the
また、実施例1では、図20に示すように、アッパーケース2の上部に補強リブ281c〜281jを設けて高さを低くした部分を用いて、電線の束であるハーネス101の位置を回路基板ユニット1を乗り越えるように4箇所で引き出している。この引き出して車両装置へ接続する作業においても、取付リブ部23を曲げる(倒す)方向に外力が加わることになる。これに対しても、取付リブ部23の基端をアッパーケース2の高い上面位置である補強構造部28を設けた部分としているため、トルクの腕を短くするようにして、外力が抑制される。また、この外力による曲げ方向に沿って設けられた補強リブ282a〜282n、補強リブ283a〜283m、補強リブ284a〜284fが、その剛性により充分に支持する。また、補強リブ284a〜284fは、取付リブ部23と配置が重なるように設けられているため、より強く取付リブ部23が支持される。
Further, in the first embodiment, as shown in FIG. 20, the position of the
なお、実施例1の回路基板ユニット1では、アッパーケース2の補強構造部28により外力を受け、アッパーケース2への外力は、回路基板ユニット1を支持しているアッパーケース2の取付部24,25へ伝わることになる。そのため、回路基板4及びロアケース3へはこの荷重は伝わらない。
In the
このように実施例1の回路基板ユニット1では、ロアケース3が電線の束であるハーネス101の支持を担わず、取付部24,25でクロスカービーム50へ取り付けられたアッパーケース2の下側にロアケース3を組付ける構造にすることで、外力が回路基板ユニット1へ伝わらないようにして、外力の影響を受けないようにする。この構造は、アッパーケース2へ非常に強い外力が加わったとしても、回路基板4への影響が抑制されることになり有利である。
なお、回路基板ユニット1は、図16に示すようにロアケース3とクロスカービーム50の間にウレタン材6を設けているが、荷重の伝達はなく、振動や変形により直接接触し、磨耗や低級音を発することがないようにしている。
As described above, in the
As shown in FIG. 16, the
実施例1の作用を明確にするために、説明を加える。
図23に示すのは、実施例1の回路基板ユニットに対してハーネスを固定する場合の例を示す説明図である。図24は図23の構造の場合のクリップの係合構造を示す説明図である。
回路基板ユニット1のアッパーケース2に、アッパーケース2の上面から浮かせるようにしてハーネス101を固定する場合には、図23に示すように固定することが考えられる。
ハーネス101に取り付けたクリップ8を、アッパーケース2から立設させた取付リブ部23に上方から差し込むように取り付ける。その際に例えば、図24に示すように、実施例1の取付リブ部23の貫通孔231にクリップ8の一部を係合させる。
In order to clarify the operation of the first embodiment, a description will be added.
FIG. 23 is an explanatory diagram illustrating an example in which a harness is fixed to the circuit board unit according to the first embodiment. FIG. 24 is an explanatory view showing an engaging structure of a clip in the case of the structure of FIG.
When the
The
実施例1の回路基板ユニット1はコックピットモジュールのクロスカービーム50に沿って、左右に長く配置される。これに対して、取り付けたハーネス101も左右に長く配置される。この状態後の組付け作業、あるいは車両の整備等においては、ハーネス101を撓ませて、腕や工具、部品を前後方向に通そうとする場合や、作業者が手で近傍を掴む場合、さらに配線を行う場合に、ハーネス101へ力を加えることがある。
The
その場合には、ハーネス101が下方を浮かせた配置にしていること、コックピットモジュールが左右の中央で撓むことが可能であることも要因として加わり、ハーネス101を持ち上げるように力が加えられることが多い。
そのため、図23に示す上方からのクリップ取付構造では、ハーネス101を上方へ動かされた際、組付け方向と一致するために固定が解除されてしまうことが生じる。固定が解除されると、そのクリップ部分が振動で磨耗を生じたり、低級音を発生させることになる。また、ハーネス101の一部がアッパーケース2や他の部品に接触して振動で磨耗しシールド性が低下したり、水滴が付着する、振動で低級音が発生するなど好ましくない状態が発生することになる。
In that case, the
Therefore, in the clip mounting structure from above shown in FIG. 23, when the
これに対して実施例1では、作業等で頻度高く発生するハーネス101を持ち上げようとする外力の方向と、ハーネス101をステムクリップ7で取付リブ部23に取り付ける取付方向とが、略直交する異なる方向にしているため、ハーネス101の回路基板ユニット1からの固定の解除が防止されている。この外力方向はハーネス101の固定を解除する方向とならない。そのため、ハーネス101を充分に良好な状態で固定できることになる。
On the other hand, in Example 1, the direction of the external force that tends to lift the
なお、ハーネス101を持ち上げる方向に加わる外力は、取付リブ部23に加わることになるが、取付リブ部23の基端を設けたアッパーケース2の部分は、補強構造部28であり、リブ構造により充分な強度で外力を受けることにより、回路基板4へ外力を伝えない。このことは上記説明した取付リブ部23を倒す方向に加わる外力を受ける場合と同様の作用によるものである。
The external force applied in the direction in which the
次に、効果を説明する。
実施例1の回路基板ユニットにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)アッパーケース2とロアケース3によって形成される空間内に回路基板4を収容し、クロスカービーム50に設置される回路基板4ユニットに、配線を束ねたハーネス101を固定する回路基板4ユニットのハーネス固定方法であって、アッパーケース2から外部方向へ取付リブ部23を立設させ、ハーネス101に取付リブ部23への取付を行うステムクリップ7を取り付け、回路基板4ユニットのクロスカービーム50への設置後の作業で、回路基板4ユニット及びハーネス101に対して頻度高く加えられる外力方向と、ハーネス101を取付リブ部23へステムクリップ7により固定する際の取付方向を、異なる方向にしたため、回路基板に力が加わることを抑制しつつ、回路基板ユニットにハーネスを良好に固定することができる。
Next, the effect will be described.
In the circuit board unit of the first embodiment, the effects listed below can be obtained.
(1) A circuit board 4 unit in which a circuit board 4 is accommodated in a space formed by the
(2)上記(1)において、ハーネス101と相対し、離間されるアッパーケース2の相対面Cより、ハーネス101と相対しないアッパーケース2の非相対面Bの部分を厚くし、相対面Cよりも非相対面Bの高さを高くして、相対面Cと非相対面Bで段差を形成し、取付リブ部23の基端を非相対面Bにして、取付リブ部23の立設長さを短くしたため、ハーネス101による荷重、及びハーネス101の荷重と車両の振動により、取付リブ部23に加わる外力をトルクの腕を短くするようにして、抑制でき、回路基板ユニットにハーネスを良好に固定することができる。また、外力の抑制は、回路基板に力が加わることを抑制できることになる。
(2) In the above (1), the portion of the non-relative surface B of the
(3)上記(2)において、アッパーケース2の非相対面側の高くした部分を、補強構造部28により剛性を高める構造にし、アッパーケース2の非相対面側をクロスカービーム50に取り付けて、回路基板4ユニットのクロスカービーム50への設置を行うようにしたため、剛性を高めた部分が設置部分となるようにし、回路基板4に外力を伝達しないようにでき、剛性を高めた補強構造部28で、ハーネス101の荷重等を充分に受けることができる。
(3) In the above (2), the raised portion on the non-relative surface side of the
(4)上記(1)〜(3)において、ハーネス101をアッパーケース2の相対面Cに対して離間させて配置し、取付リブ部23へステムクリップ7により固定したため、ハーネス101が相対面Cに接触して磨耗することを防止することができ、ハーネス101に水滴が付着することを防止することができ、良好な状態でハーネスを固定することができる。
(4) In the above (1) to (3), since the
(5)アッパーケース2とロアケース3によって形成される空間内に回路基板4を収容し、クロスカービーム50に設置される回路基板ユニットに、配線を束ねたハーネス101を固定する回路基板ユニットのハーネス固定構造であって、アッパーケース2から外部方向へ立設させ、ハーネス101がステムクリップ7によって取り付けられる取付リブ部23を備え、ハーネス101の取付リブ部23へのステムクリップ7により取り付ける際の取付方向は、回路基板ユニットのクロスカービーム50への設置後の作業で、回路基板4ユニット及びハーネス101に対して頻度高く加えられる外力方向と異なる方向となるように設定されているため、回路基板に力が加わることを抑制しつつ、回路基板ユニットにハーネスを良好に固定することができる。
(5) A circuit board unit harness in which the circuit board 4 is accommodated in a space formed by the
(6)上記(5)において、ステムクリップ7の取付リブ部23への取付位置を、ハーネス101をアッパーケース2と離間させる位置としたため、ハーネス101が相対面Cに接触して磨耗することを防止することができ、ハーネス101に水滴が付着することを防止することができ、良好な状態でハーネスを固定することができる。
(6) In the above (5), since the attachment position of the
以上、本発明の回路基板ユニットを実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。 The circuit board unit of the present invention has been described based on the first embodiment. However, the specific configuration is not limited to these embodiments, and the gist of the invention according to each claim of the claims. As long as they do not deviate, design changes and additions are permitted.
実施例1では、左右の2体からなる回路基板4を例として説明したが、さらに複数からなるものであっても、1体物であってもよい。
実施例1の回路基板4は、電源供給、信号伝達のために、ほとんど電子部品の実装のないものとしても、電子部品を充分に実装したものであっても、どちらであってもよい。
In Example 1, although the circuit board 4 which consists of two bodies on either side was demonstrated as an example, it may consist of more than one or may be one body thing.
The circuit board 4 according to the first embodiment may be either a circuit board 4 that has almost no electronic components mounted thereon or a circuit board that is sufficiently mounted with electronic components for power supply and signal transmission.
1 回路基板ユニット
2 アッパーケース
21 ネジ受け部
22 係合爪部
23 取付部
24 取付部
25 取付部
26 円筒リブ部
27 三角リブ部
27a 矩形部
27b 三角部
27c 下端部
28 補強構造部
281a〜281k 補強リブ
282a〜282n 補強リブ
283a〜283m 補強リブ
284a〜284f 補強リブ
3 ロアケース
31 ネジ止め部
32 係合部
33 コネクタ保護部
34 保持部
35 支持部
35a 支持部
35b 支持部
36 位置決めピン
4 回路基板
4a 回路基板
4b 回路基板
4c フラットケーブル
4d コネクタ
41 位置決め孔
42 長孔
5 ネジ
6 ウレタン材
7 ステムクリップ
71 ハーネス取付部
72 傘部
73 挿入部
74 軸部
50 クロスカービーム
101 電線の束
A 間隙
B 非相対面
C 相対面
P (クロスカービームと重なる)範囲
t (取付リブ部の厚みを示す)寸法
h1 (取付リブ部の立設長さを示す)寸法
h2 (相対面Cから取付リブ部の先端までの長さを示す)寸法
h3 (ハーネスの下端から相対面Cまでの距離を示す)寸法
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記アッパーケースから外部方向へ立設させ、前記ハーネスが取付手段によって取付けられるリブを備え、
前記ハーネスの前記リブへの前記取付手段により取り付ける際の取付方向は、前記回路基板ユニットの前記被取付物への設置後の作業で、前記回路基板ユニット及び前記ハーネスに対して頻度高く加えられる外力方向と異なる方向となるように設定されている、
ことを特徴とする回路基板ユニットのハーネス取付構造。 A circuit board unit has a harness mounting structure in which a circuit board is accommodated in a space formed by an upper case and a lower case, and a harness in which wiring is bundled is attached to a circuit board unit installed on an attached object,
Standing outward from the upper case, the harness comprises a rib to be attached by attachment means,
The attachment direction when the harness is attached to the rib by the attachment means is an external force that is frequently applied to the circuit board unit and the harness in the work after the circuit board unit is installed on the attached object. Set to be different from the direction,
A harness mounting structure for a circuit board unit.
前記ハーネスと相対し、離間される前記アッパーケースの相対面より、前記ハーネスと相対しない前記アッパーケースの非相対面の部分を厚くし、
前記相対面よりも前記非相対面の高さを高くして、前記相対面と前記非相対面で段差を形成し、
前記リブの基端を前記非相対面にして、前記リブの立設長さを短くした、
ことを特徴とする回路基板ユニットのハーネス取付構造。 In the harness mounting structure of the circuit board unit according to claim 1,
The portion of the non-relative surface of the upper case that is not opposed to the harness is made thicker than the relative surface of the upper case that is opposed to and separated from the harness,
Increasing the height of the non-relative surface relative to the relative surface to form a step between the relative surface and the non-relative surface,
The base end of the rib is the non-relative surface, and the standing length of the rib is shortened.
A harness mounting structure for a circuit board unit.
前記アッパーケースの非相対面側の高くした部分を、剛性を高める構造にし、
前記アッパーケースの非相対面側を前記被取付物に取り付けて、前記回路基板ユニットの被取付物への設置を行うようにした、
ことを特徴とする回路基板ユニットのハーネス取付構造。 In the harness mounting structure of the circuit board unit according to claim 2,
The raised portion on the non-relative surface side of the upper case has a structure that increases rigidity,
The non-relative surface side of the upper case is attached to the attached object, and the circuit board unit is installed on the attached object.
A harness mounting structure for a circuit board unit.
前記ハーネスを前記アッパーケースの前記相対面に対して離間させて配置し、前記リブへ前記取付手段により固定した、
ことを特徴とする回路基板ユニットのハーネス取付構造。 In the harness mounting structure of the circuit board unit according to any one of claims 1 to 3,
The harness is disposed apart from the relative surface of the upper case, and is fixed to the rib by the attachment means.
A harness mounting structure for a circuit board unit.
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