JP2010115260A - 画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】泡の形状に関わらず精度良く泡領域を検出することができる画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法を提供すること。
【解決手段】画像処理装置10は、体内管腔内を撮像した体内管腔内画像を複数の領域に分割する領域分割部151と、領域分割部151が分割した複数の領域毎の輝度高周波特徴量を算出する高周波特徴量算出部152と、各領域の輝度高周波特徴量に基づいて、領域毎に泡領域を検出する泡領域検出部155とを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、体内管腔内を撮像した体内管腔内画像を処理する画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法に関するものである。
特許文献1には、体内管腔内を撮像した画像に映る泡領域を検出する技術が開示されている。この特許文献1では、先ず、画像内の画素のエッジ強度を算出し、算出したエッジ強度と、泡の特徴をもとに予め設定された泡モデルとの相関値を算出する。そして、泡モデルとの相関が高い部分を泡領域として検出している。
特開2007−313119号公報
特許文献1では、体内管腔内の画像に映る泡の形状的な特徴、例えば円形状や楕円形状といった泡の外形形状を予め想定し、泡モデルを設定していた。このため、泡モデルに合致しない形状の泡は検出できないという問題があった。なお、様々な形状の泡を想定して複数の泡モデルを用意しておく構成とすると、手間であるとともに、用意した泡モデルとの相関をそれぞれ算出しなければならず、処理時間が増大するという問題があった。
本発明は、上記に鑑み為されたものであって、泡の形状に関わらず精度良く泡領域を検出することができる画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するための、本発明のある態様にかかる画像処理装置は、体内管腔内を撮像した体内管腔内画像を処理する画像処理装置であって、前記体内管腔内画像を複数の領域に分割する領域分割手段と、前記複数の領域毎に輝度高周波特徴量を算出する高周波特徴量算出手段と、各領域の輝度高周波特徴量に基づいて、前記領域毎に泡領域を検出する泡領域検出手段と、を備えることを特徴とする。
泡の輪郭部及び泡の内部には、照明光の正反射成分による輝度の凸エッジが存在し、これらは高い振幅の輝度高周波成分となる。この態様にかかる画像処理装置によれば、体内管腔内画像を分割した領域毎に輝度高周波特徴量を算出し、各領域の輝度高周波特徴量に基づいて領域毎に泡領域を検出することができる。したがって、泡の形状に関わらず安定して泡領域を検出することができ、泡領域の検出精度を向上させることができる。
また、本発明の別の態様にかかる画像処理プログラムは、コンピュータに、体内管腔内を撮像した体内管腔内画像を処理させるための画像処理プログラムであって、前記体内管腔内画像を複数の領域に分割する領域分割ステップと、前記複数の領域毎に輝度高周波特徴量を算出する高周波特徴量算出ステップと、各領域の輝度高周波特徴量に基づいて、前記領域毎に泡領域を検出する泡領域検出ステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明の別の態様にかかる画像処理方法は、体内管腔内を撮像した体内管腔内画像を処理する画像処理方法であって、前記体内管腔内画像を複数の領域に分割する領域分割工程と、前記領域分割工程で分割された複数の領域毎に輝度高周波特徴量を算出する高周波特徴量算出工程と、前記高周波特徴量算出工程で算出された各領域の輝度高周波特徴量に基づいて、前記領域毎に泡領域を検出する泡領域検出工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、泡の形状に関わらず安定して泡領域を検出することができ、泡領域の検出精度を向上させることができる。
以下、図面を参照し、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、各図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
(実施の形態1)
先ず、実施の形態1について説明する。図1は、実施の形態1の画像処理装置を含む画像処理システムの全体構成を示す概略模式図である。図1に示すように、画像処理システムは、被検体1内部の画像(体内管腔内画像)を撮像するカプセル内視鏡3、カプセル内視鏡3から無線送信される体内管腔内画像を受信する受信装置5、受信装置5によって受信された体内管腔内画像をもとに、カプセル内視鏡3によって撮像された体内管腔内画像を処理して表示する画像処理装置10等で構成される。受信装置5と画像処理装置10との間の画像データの受け渡しには、例えば可搬型の記録媒体(可搬型記録媒体)7が使用される。
カプセル内視鏡3は、撮像機能や無線機能等を具備するものであって、被検体1の口から飲み込まれて被検体1内部に導入され、体内管腔内を移動しながら逐次体内管腔内画像を撮像する。そして、撮像した体内管腔内画像を体外に無線送信する。
受信装置5は、被検体1内におけるカプセル内視鏡3の通過経路に対応する体表上の位置に分散配置される受信用アンテナA1〜Anを備える。そして、受信装置5は、各受信用アンテナA1〜Anを介してカプセル内視鏡3から無線送信される画像データを受信する。この受信装置5は、可搬型記録媒体7の着脱が自在に構成されており、受信した画像データを可搬型記録媒体7に逐次保存する。このようにして、カプセル内視鏡3が撮像した被検体1内部の体内管腔内画像は、受信装置5によって時系列順に可搬型記録媒体7に蓄積され、保存される。
画像処理装置10は、カプセル内視鏡3によって撮像された体内管腔内画像を医師等が観察・診断するためのものであり、ワークステーションやパソコン等の汎用コンピュータで実現される。この画像処理装置10は、可搬型記録媒体7の着脱が自在に構成されており、可搬型記録媒体7に保存された体内管腔内画像を処理し、例えばLCDやELディスプレイ等のディスプレイに時系列順に順次表示する。
カプセル内視鏡3によって撮像され、画像処理装置10によって処理される体内管腔内画像には、粘膜や、体内管腔内を浮遊する内容物、泡等が映るとともに、時として病変等の重要箇所が映る。実施の形態1の画像処理装置10は、この体腔内画像に映る泡の領域を検出する。なお、カプセル内視鏡3によって撮像される管空内画像は、各画素位置においてR(赤),G(緑),B(青)の各色成分に対する画素レベル(画素値)を持つカラー画像である。
ここで、泡領域の検出原理について、背景技術で説明した従来の手法と比較して説明する。図2および図3は、泡領域が映る体内管腔内画像の一例を示す模式図である。図2では、外形形状が略円形状の複数の泡21〜23が映った体内管腔内画像を示している。一方、図3では、図面に向かって左下の領域に泡31が大きく映った体内管腔内画像を示している。例えば、図2の泡21の領域に着目すると、泡21の輪郭部および泡21の内部において、高輝度部分211,213が生じている。同様に、図3に示す泡31では、泡31の輪郭部および泡31の内部において、高輝度部分311,313,315が生じている。
図4は、従来の泡検出(特許文献1を参照)で用いられる泡モデル41の一例を示す図である。図4では、リング形状の高輝度構造部411とリング形状の内部に位置する高輝度構造部413とを有する泡モデル41を示している。特許文献1に開示されている従来の手法では、画像内のエッジ強度とこの泡モデル41との相関値をもとに泡領域を検出しており、図2に示す泡21〜23のように、泡モデル41と類似するものについては検出が可能である。
これに対し、図3に示す泡31の検出は難しい。図5は、図3に示す泡31を図4の泡モデル41を用いて検出する様子を示す図である。図5に示すように、例えば破線51で示す部分については、図5中に一点鎖線で示す泡モデル41との相関値をもとに例えば泡領域に属するとして検出が可能であるが、破線53で示す部分については、泡モデル41との相関が低く、泡モデル41を用いた検出では泡領域として検出することができない。
このような従来の手法に対し、実施の形態1では、体内管腔内画像の輝度高周波成分に着目して泡領域を検出する。図6は、実施の形態1における泡領域の検出原理を説明する説明図である。なお、図6では、体内管腔内画像に映る泡領域を最上段の(a)に示す泡領域61とし、この泡領域61を検出する様子を示している。
実施の形態1では、先ず、体内管腔内画像を輝度エッジに基づいて領域分割する。ここで、泡領域61は、その輪郭部の高輝度部分611と内部の高輝度部分613とを有する。このため、例えば、図6(a)に示すラインL5に着目すると、体内管腔内画像は、一点鎖線で示す境界位置で領域分割される。
そして、分割した領域毎の輝度高周波特徴量を算出する。すなわち先ず、体内管腔内画像を構成する各画素の輝度成分を得る。図6(b)は、ラインL5上の各画素の輝度成分aを示している。次いで、輝度成分aに平滑化処理を施す。図6(c)は、平滑化後の輝度成分bを示している。次いで、輝度成分aと平滑化後の輝度成分bとの差分を算出して高輝度成分のみを取り出し、図6(d)に示すように、輝度高周波成分a−bを得る。
そして、分割した領域毎に輝度高周波特徴量を算出する。例えば、図6(e)では、領域を構成する画素の輝度高周波成分の平均値を算出し、輝度高周波特徴量F(x,y)としている。そして、輝度高周波特徴量が所定の閾値D5以上の領域を泡領域とする。図6(e)では、図中にハッチングを付して示したように、ラインL5上で隣接する5つの領域を泡領域として検出している。
以上説明した手法によれば、体内管腔内画像を輝度エッジに基づいて領域分割し、領域毎の輝度高周波特徴量を算出することで泡領域を検出することができるので、泡の形状に関わらず安定して泡領域を検出することができ、泡領域の検出精度を向上させることができる。また、従来の手法のように予め泡モデルを用意する必要がなく、さらには様々な形状の泡を想定して複数の泡モデルを用意しておく場合のように処理時間が増大することもない。
図7は、実施の形態1の画像処理装置10の機能構成を説明するブロック図である。実施の形態1では、画像処理装置10は、外部インターフェース部11と、操作部12と、表示部13と、記録部14と、演算部15と、画像処理装置10全体の動作を制御する制御部17とを備える。
外部インターフェース部11は、カプセル内視鏡3で撮像され、受信装置5で受信した画像データを取得するためのものであり、例えば可搬型記録媒体7を着脱自在に装着し、この可搬型記録媒体7に保存された画像データを読み出すリーダ装置で構成される。この外部インターフェース部11を介して可搬型記録媒体7から読み出された画像データは記録部14に保持され、演算部15によって処理されて制御部17の制御のもと表示部13に表示される。なお、カプセル内視鏡3によって撮像された画像の取得は、可搬型記録媒体7を用いた構成に限定されるものではない。例えば、可搬型記録媒体7のかわりに別途サーバを設置し、このサーバにカプセル内視鏡3によって撮像された画像を予め保存しておく構成としてもよい。この場合には、外部インターフェース部11を、サーバと接続するための通信装置等で構成する。そして、この外部インターフェース部11を介してサーバとデータ通信を行い、画像を取得することとしてもよい。あるいは、記録部14内にカプセル内視鏡3によって撮像された画像を予め保存しておき、記録部14から読み出して画像を取得する構成としてもよい。
操作部12は、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、各種スイッチ等によって実現されるものであり、操作信号を制御部17に出力する。表示部13は、LCDやELディスプレイ等の表示装置によって実現されるものであり、制御部17の制御のもと、カプセル内視鏡3で撮像された画像の表示画面を含む各種画面を表示する。
記録部14は、更新記録可能なフラッシュメモリ等のROMやRAMといった各種ICメモリ、内蔵或いはデータ通信端子で接続されたハードディスク、CD−ROM等の情報記録媒体およびその読取装置等によって実現されるものであり、画像処理装置10を動作させ、この画像処理装置10が備える種々の機能を実現するためのプログラムや、このプログラムの実行中に使用されるデータ等が格納される。例えば、記録部14には、外部インターフェース部11を介して取り込まれた体内管腔内画像の画像データ141や、処理対象の体内管腔内画像から泡領域を検出するための画像処理プログラム143が格納される。
演算部15は、カプセル内視鏡3によって撮像された画像を処理し、体内管腔内画像から泡領域を検出するための種々の演算処理を行う。この演算部15は、領域分割手段としての領域分割部151と、高周波特徴量算出手段としての高周波特徴量算出部152と、泡領域検出手段としての泡領域検出部155とを含む。領域分割部151は、体内管腔内画像を複数の領域に分割する。高周波特徴量算出部152は、領域分割部151が分割した領域毎の輝度高周波特徴量を算出する。この高周波特徴量算出部152は、高周波成分算出手段としての高周波成分算出部153と、統計値算出手段としての領域内統計値算出部154とを備える。高周波成分算出部153は、体内管腔内画像を構成する各画素の輝度高周波成分を算出する。領域内統計値算出部154は、領域毎に、領域を構成する画素について高周波成分算出部153が算出した輝度高周波成分の統計値を算出する。泡領域検出部155は、各領域の輝度高周波特徴量に基づいて、領域毎に泡領域を検出する。この泡領域検出部155は、高周波特徴量判別手段としての高周波特徴量判別部156を備える。高周波特徴量判別部156は、各領域の輝度高周波特徴量が所定の閾値以上か否かを判別する。
制御部17は、CPU等のハードウェアによって実現される。この制御部17は、外部インターフェース部11を介して取得される画像データや操作部12から入力される操作信号、記録部14に格納されるプログラムやデータ等に基づいて画像処理装置10を構成する各部への指示やデータの転送等を行い、画像処理装置10全体の動作を統括的に制御する。
図8は、実施の形態1の画像処理装置10が行う処理手順を示す全体フローチャートである。ここで説明する処理は、記録部14に格納された画像処理プログラム143に従って画像処理装置10の各部が動作することによって実現される。
図8に示すように、先ず演算部15が、処理対象とする体内管腔内画像を取得する(ステップa1)。ここでの処理によって、演算部15は、外部インターフェース部11を介して取得されて記録部14に記録された画像データ141の中から、処理対象とする体内管腔内画像を読み出して取得する。
続いて、領域分割部151が、領域分割処理を実行する(ステップa3)。領域分割の手法としては、様々な手法が知られているが、ここでは、例えばWO2006/080239に開示されている手法を用い、体内管腔内画像の輝度エッジに基づいて領域分割を行うこととする。図9は、領域分割処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
領域分割処理では、図9に示すように、領域分割部151は先ず、体内管腔内画像から輝度成分を算出する(ステップb1)。具体的には、体内管腔内画像の各画素のカラー成分(R,G,B)をもとに、次式(1)に従って各画素の輝度成分Yを算出する。
Y=0.3×R+0.59×G+0.11×B ・・・(1)
なお、ここでは、一般的なYCbCr色空間(参考:CG−ARTS協会,ディジタル画像処理,299P)における輝度Yの算出式に従って輝度成分を算出することとしたが、これに相当する他の値を用いてもよい。あるいは、体内管腔内画像のG成分の値を輝度成分として用いてもよい。G成分の値は、ヘモグロビンの吸収波長帯域に近く、感度も得易いことから、体内管腔内画像の構造をよく表すためである。
続いて、領域分割部151は、算出した輝度成分Yをもとに体内管腔内画像のエッジ情報を算出する(ステップb3)。具体的には、体内管腔内画像の輝度成分Yに対して、ソーベルフィルタを用いた空間フィルタリング処理を行い、エッジ抽出を行う(参考:CG−ARTS協会,ディジタル画像処理,116P)。なお、ソーベルフィルタ以外の例えばプリューウィットフィルタ等の1次微分フィルタ、あるいはラプラシアンフィルタやLOG(Laplacian of Gaussian)フィルタ等の2次微分フィルタを用いてエッジ抽出を行うこととしてもよい(参考:CG−ARTS協会,ディジタル画像処理,114P)。
続いて、領域分割部151は、算出した体内管腔内画像のエッジ情報に対して平滑化処理を行う(ステップb5)。この平滑化処理は、ノイズ除去を目的として行うものであり、例えばガウシアンフィルタを用いた空間フィルタリング処理で実現できる。なお、バイラテラルフィルタや平均化フィルタ等を用いてもよい(参考:CG−ARTS協会,ディジタル画像処理,108P)。
続いて、領域分割部151は、各画素における輝度勾配の下り方向を算出する(ステップb7)。簡単に手順を説明する。ここで、注目画素の輝度値をPxとし、この注目画素を中心として注目画素と隣接する8つの隣接画素の輝度値をP_i(i=1〜8)とする。先ず、注目画素の輝度値Pxと隣接画素の輝度値P_i(i=1〜8)との差を次式(2)に従ってそれぞれ算出する。
dP=P_i−Px ・・・(2)
次いで、差dPが最小すなわち負の値が最大となる隣接画素を選出し、注目画素から選出した隣接画素への方向を輝度勾配の下り方向とする。なお、差dPが全て正の値の場合には、注目画素を極小値画素とする。極小値画素とは、輝度勾配の下り方向に沿って移動した際に最終的に到達する画素のことである。以上の処理を、全画素を注目画素として行うことで、各画素における輝度勾配の下り方向が算出できる。
続いて、領域分割部151は、各画素における極小値画素の座標を算出する(ステップb9)。例えば先ず、注目画素について設定された輝度勾配の下り方向にある隣接画素を選出する。次いで、選出した隣接画素について設定された輝度勾配の下り方向にある隣接画素を選出する。この処理を繰り返し行い、最終的に到達する画素を注目画素の極小値画素とし、その座標値を得る。以上の処理を、全画素を注目画素として行うことで、各画素における極小値画素の座標が算出できる。
そして、領域分割部151は、到達する極小値画素の座標が同じ画素に対して同一のラベルを付けることによって、体内管腔内画像を領域分割する(ステップb11)。同一の極小値画素に到達する画素の領域は、その周囲が輝度エッジに囲まれていることになる。このため、領域分割処理の結果、輝度エッジを境とする領域分割を行うことができる。体内管腔内画像を領域分割したならば、図8のステップa3にリターンし、その後ステップa5に移る。
なお、他の領域分割の手法として、公知の分水嶺(watershed)アルゴリズム(参考:Luc Vincent and Pierre Soille. Watersheds in digital spaces:An efficient algorithm based on immersion simulations. Transactionson Pattern Analysis and Machine Intelligence,Vol.13,No.6,pp.583-598,June 1991.)による手法を用いてもよい。分水嶺アルゴリズムは、画像の画素値情報を高度とみなした地形において水を満たしていく際に、異なるくぼみに溜まる水の間で境界ができるように画像を分割していく手法である。このため、エッジ情報に対して分水嶺アルゴリズムを適用することによって、上記した領域分割と同等の領域分割が実現できる。
また、ここでは、輝度エッジに基づいて領域分割する場合について説明したが、エッジを考慮せずに所定サイズの格子状に画像を領域分割してもよい。この場合、図9に示して説明した各処理ステップが不要となり、処理時間を短縮できる。
続いて、図8に示すステップa5において、高周波特徴量算出部152が、高周波特徴量算出処理を実行し、ステップa3で領域分割した領域毎に輝度高周波特徴量を算出する。図10は、高周波特徴量算出処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
高周波特徴量算出処理では、図10に示すように、先ず、高周波特徴量算出部152の高周波成分算出部153が、体内管腔内画像の輝度成分をもとに各画素の輝度高周波成分を算出する(ステップc1)。具体的には、先ず、体内管腔内画像の輝度成分(図6(b)の輝度成分a)に平滑化処理を施し、平滑化画像(図6(c)の平滑化後の輝度成分b)を作成する。平滑化処理に用いるフィルタは限定されるものではなく、例えばバイラテラルフィルタやガウシアンフィルタ、平均化フィルタ等を用いることができる。続いて、体内管腔内画像の輝度成分と平滑化画像との差分を画素毎に算出し、算出した差分を各画素の輝度高周波成分(図6(d)の輝度高周波成分a−b)とする。ここで、先ず体内管腔内画像全体の輝度高周波成分を算出するため、処理の高速化が図れる。
なお、輝度高周波成分を算出する手法としては、例示した手法に限定されない。例えば、公知のハイパスフィルタ処理を適用して輝度高周波成分を算出することとしてもよい。ハイパスフィルタ処理の代表的なものとしては、例えば、先ず、画像を高速フーリエ変換(FFT)して周波数空間へ変換する。そして、高周波成分のみを通過させる窓関数を用いて処理し、逆FFTを行うことで高周波成分を算出する処理が知られている。
続いて、図8のステップa3で領域分割した領域を順次注目領域としてループAの処理を行う(ステップc3〜ステップc7)。すなわち、領域内統計値算出部154が、ステップc1で算出した各画素の輝度高周波成分をもとに、注目領域の統計値を算出する(ステップc5)。具体的には、先ず、注目領域を構成する各画素における輝度高周波成分の値の絶対値を算出する。次いで、算出した絶対値の平均値を算出し、注目領域における統計値とする。なお、ここでは、統計値として平均値を算出する場合を例示したが、平均値に限定されるものではない。例えば、最大値、中央値、最頻値等を統計値として算出することとしてもよい。
そして、領域内統計値算出部154は、全ての領域を注目領域としてループAの処理を行って、領域毎の統計値を算出する。そして、このようにして領域毎に算出した統計値を、各領域の輝度高周波特徴量(図6(e)の輝度高周波特徴量F(x,y))とする。全ての領域についてループAの処理を行ったならば、図8のステップa5にリターンし、その後ステップa7に移る。
そして、図8のステップa7では、泡領域検出部155が、泡領域検出処理を実行する。上記したように、泡の輪郭部および泡の内部には、照明光の正反射成分による輝度の凸エッジが存在し、これらは高い振幅の輝度高周波成分となる。このため、泡が映る領域では、図8のステップa5で算出される輝度高周波特徴量の値が高くなる。泡領域検出処理では、各領域の輝度高周波特徴量が予め設定される所定の閾値(図6(e)の閾値D5)以上である領域を検出して泡領域とする。なお、閾値の値は適宜設定しておくことができる。また、閾値の値は、ユーザ操作に従って可変に設定される値としてもよい。
図11は、実施の形態1における泡領域検出処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。泡領域検出処理では、図8のステップa3で領域分割した領域を順次注目領域としてループBの処理を行う(ステップd1〜ステップd9)。すなわち、先ず、泡領域検出部155の高周波特徴量判別部156が、注目領域の輝度高周波特徴量を閾値処理し(ステップd3)、注目領域の輝度高周波特徴量が所定の閾値以上であれば(ステップd5:Yes)、泡領域検出部155が、注目領域を泡領域として検出する(ステップd7)。ここで、注目領域の輝度高周波特徴量を閾値処理するという簡単な処理で泡領域を検出することができるので、処理の高速化が図れる。全ての領域についてループBの処理を行ったならば、図8のステップa7にリターンし、その後ステップa9に移る。
そして、図8のステップa9では、演算部15が、処理対象の体内管腔内画像内の泡領域の検出結果を出力し、画像処理装置10の演算部15での処理を終了する。例えば演算部15は、ステップa7で領域毎に検出した泡領域の検出結果をもとに、体内管腔内画像の画素毎に泡領域か否かを示すフラグ情報を設定して画像化し、制御部17を介して表示部13に表示出力させる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。図12は、実施の形態2の画像処理装置10bの機能構成を説明するブロック図である。なお、実施の形態1で説明した構成と同一の構成については、同一の符号を付する。図12に示すように、画像処理装置10bは、外部インターフェース部11と、操作部12と、表示部13と、記録部14bと、演算部15bと、画像処理装置10b全体の動作を制御する制御部17とを備える。
記録部14bには、外部インターフェース部11を介して取り込まれた体内管腔内画像の画像データ141や、処理対象の体内管腔内画像から泡領域を検出するための画像処理プログラム143bが格納される。
また、演算部15bは、領域分割手段としての領域分割部151と、色特徴量算出手段としての色特徴量算出部161bと、輝度特徴量算出手段としての輝度特徴量算出部162bと、高周波特徴量算出手段としての高周波特徴量算出部152と、泡領域検出部としての泡領域検出部155bとを含む。
領域分割部151は、実施の形態1と同様にして体内管腔内画像を複数の領域に分割する。色特徴量算出部161bは、領域分割部151が分割した領域毎に色特徴量を算出する。輝度特徴量算出部162bは、領域毎に輝度特徴量を算出する。高周波特徴量算出部152は、実施の形態1と同様にして、領域毎の輝度高周波特徴量を算出する。この高周波特徴量算出部152は、図示しないが、実施の形態1で説明した高周波成分算出部153と領域内統計値算出部154とを備える。
泡領域検出部155bは、色特徴量算出部161bが算出した色特徴量、輝度特徴量算出部162bが算出した輝度特徴量および高周波特徴量算出部152が算出した輝度高周波特徴量をもとに、泡領域を検出する。この泡領域検出部155bは、色特徴量判別手段としての色特徴量判別部163bと、輝度特徴量判別手段としての輝度特徴量判別部164bと、高周波特徴量判別手段としての高周波特徴量判別部156bとを備える。色特徴量判別部163bは、色特徴量が所定の範囲内である領域を否泡領域と判別する。輝度特徴量判別部164bは、輝度特徴量が所定の閾値以下の領域を否泡領域と判別する。高周波特徴量判別部156bは、色特徴量判別部163bまたは輝度特徴量判別部164bによって否泡領域と判別されなかった領域について、その輝度高周波特徴量が所定の閾値以上か否かを判別する。
図13は、実施の形態2の画像処理装置10bが行う処理手順を示す全体フローチャートである。ここで説明する処理は、記録部14bに格納された画像処理プログラム143bに従って画像処理装置10bの各部が動作することによって実現される。なお、図13において、実施の形態1と同様の処理工程には、同一の符号を付する。
実施の形態2では、領域分割処理(ステップa3)の後、続いて色特徴量算出部161bが、ステップa3で領域分割した領域毎に色特徴量を算出する(ステップe41)。色特徴量としては様々な値があるが、ここでは、例えばYCbCr色空間の色差Cb,Crを色特徴量として用いる。先ず、体内管腔内画像の各画素のカラー成分(R,G,B)をもとに、次式(3),(4)に従って各画素の色差Cb,Crを算出する。
Cb=0.17×R−0.33×G+0.50×B ・・・(3)
Cr=0.50×R−0.42×G+0.08×B ・・・(4)
次いで、各画素の色差Cbの値の領域毎の平均値および各画素の色差Crの値の領域毎の平均値をそれぞれ算出し、各領域の色特徴量とする。ここで色特徴量は、各領域のCbの平均値とCrの平均値とで構成される2次元の特徴量データとなる。なお、ここでは、色特徴量として色差を用いることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、色相や彩度、色比等を色特徴量として用いてもよい。また、平均値に限らず、最大値や中央値、最頻値等を算出して色特徴量としてもよい。
続いて、輝度特徴量算出部162bが、ステップa3で領域分割した領域毎に輝度特徴量を算出する(ステップe43)。具体的には先ず、体内管腔内画像の輝度成分Yを算出する。輝度成分Yの算出に関しては、実施の形態1で図9のステップb1の処理として説明した手法を用いることができる。領域分割処理で既に輝度成分Yを算出している場合には、この値を用いることができる。次いで、各画素の輝度成分Yの値の領域毎の平均値を算出し、各領域の輝度特徴量とする。なお、ここでは、輝度特徴量として輝度成分Yの平均値を算出することとしたが、平均値に限らず、例えば、最大値や中央値、最頻値等を算出して輝度特徴量としてもよい。
また、実施の形態2では、高周波特徴量算出部152が行う高周波特徴量算出処理(ステップa5)の後、泡領域検出部155bが、泡領域検出処理を行う(ステップe7)。図14は、実施の形態2における泡領域検出処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
泡領域検出処理では、図13のステップa3で領域分割した領域を順次注目領域としてループCの処理を行う(ステップf1〜ステップf19)。すなわち、先ず、泡領域検出部155bの色特徴量判別部163bが、注目領域の色特徴量を閾値処理し(ステップf3)、注目領域の色特徴量が予め設定される所定の範囲内の場合には(ステップf5:Yes)、ステップf7に移行して注目領域を否泡領域とする。
輝度高周波特徴量を算出して泡領域を判別する手法では、まれに出血や発赤部に起因する輝度高周波成分を泡領域として誤検出する場合がある。そこで、色特徴量を判別して出血や発赤部等の領域を否泡領域とすることで泡領域の判別対象から除外し、誤検出を抑制する。具体的には、事前に複数のサンプル画像を用意し、ステップf7で否泡領域として泡領域の判別対象から除外する例えば出血や発赤部等の領域の色特徴量を教師データとして取得する。そして、取得した色特徴量をもとに、色特徴量空間における否泡領域の範囲を決定しておく。
なお、ここでは、色特徴量空間における否泡領域の範囲を閾値として設定しておく場合について説明したが、色特徴量空間における否泡領域の範囲を分布関数や教師データ点として設定しておき、公知の統計判別処理や近傍法等を適用して所定の範囲内か否かを判別することとしてもよい。
注目領域の色特徴量が予め設定される所定の範囲内でなければ(ステップf5:No)、続いて輝度特徴量判別部164bが、注目領域の輝度特徴量を閾値処理し(ステップf9)、注目領域の輝度特徴量が予め設定される所定の閾値以下の場合には(ステップf11:Yes)、ステップf7に移行して注目領域を否泡領域とする。
輝度高周波特徴量を算出して泡領域を判別する手法では、まれに暗部のノイズに起因する輝度高周波成分を泡領域として誤検出する場合がある。そこで、輝度特徴量を判別してノイズ部分を否泡領域とすることで泡領域の判別対象から除外し、誤検出を抑制する。具体的には、事前に複数のサンプル画像を用意し、ステップf7で否泡領域として泡領域の判別対象から除外する例えばノイズ等の領域の輝度特徴量を教師データとして取得する。そして、取得した輝度特徴量をもとに、輝度特徴量空間における否泡領域の範囲を決定しておく。
そして、注目領域の色特徴量が所定の範囲内でない場合であって(ステップf5:No)、注目領域の輝度特徴量が所定の閾値より大きい場合には(ステップf11:No)、高周波特徴量判別部156bが、実施の形態1と同様にして注目領域の輝度高周波特徴量を閾値処理し(ステップf13)、注目領域の輝度高周波特徴量が所定の閾値以上であれば(ステップf15:Yes)、泡領域検出部155bが、注目領域を泡領域として検出する(ステップf17)。全ての領域についてループCの処理を行ったならば、図13のステップe7にリターンし、その後ステップe9に移る。
そして、図13のステップe9では、演算部15bが、処理対象の体内管腔内画像内の泡領域の検出結果を出力し、画像処理装置10bの演算部15bでの処理を終了する。
以上説明したように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、色特徴量が出血や発赤部の色範囲にある領域を否泡領域として泡領域の検出対象から除外することができ、出血や発赤部に対する誤検出を低減することができる。さらに、輝度特徴量をもとに、ノイズ部分を否泡領域として泡領域の検出対象から除外することができ、暗部で生じるノイズに対する誤検出を低減することができる。
なお、上記した実施の形態2では、先ず色特徴量判別部163bが、各領域の色特徴量を閾値処理して否泡領域を判別し、続いて輝度特徴量判別部164bが、色特徴量判別部163bによって否泡領域と判定されなかった領域の輝度特徴量を閾値処理して否泡領域を判別することとした。すなわち、色特徴量に基づく否泡領域と輝度特徴量に基づく否泡領域とを合わせて否泡領域とすることとした。
これに対し、輝度特徴量判別部164bが、各領域の輝度特徴量を閾値処理して否泡領域を判別し、続いて色特徴量判別部163bが、輝度特徴量判別部164bによって否泡領域と判定されなかった領域の色特徴量を閾値処理して否泡領域を判別することとしてもよい。
また、色特徴量判別部163bが、各領域の色特徴量を閾値処理して否泡領域を判別するとともに、輝度特徴量判別部164bが、各領域の輝度特徴量を閾値処理して否泡領域を判別することとしてもよい。
また、色特徴量に基づく否泡領域のみを判別することとし、輝度特徴量に基づく否泡領域の判別を行わない構成としてもよい。あるいは、輝度特徴量に基づく否泡領域のみを判別することとし、色特徴量に基づく否泡領域の判別を行わない構成としてもよい。
また、輝度特徴量算出部162bが、色特徴量判別部163bによって否泡領域と判別されなかった領域について輝度特徴量を算出することとしてもよい。この場合には先ず、色特徴量算出部161bが、各領域の色特徴量を算出し、続いて色特徴量判別部163bが、各領域の色特徴量を閾値処理して否泡領域を判別する。次いで輝度特徴量算出部162bが、色特徴量判別部163bによって否泡領域と判定されなかった領域の輝度特徴量を算出し、輝度特徴量判別部164bが、この輝度特徴量を閾値処理して否泡領域を判別する。
あるいは、色特徴量算出部161bが、輝度特徴量判別部164bによって否泡領域と判別されなかった領域について色特徴量を算出することとしてもよい。この場合には先ず、輝度特徴量算出部162bが、各領域の輝度特徴量を算出し、続いて輝度特徴量判別部164bが、各領域の輝度特徴量を閾値処理して否泡領域を判別する。次いで色特徴量算出部161bが、輝度特徴量判別部164bによって否泡領域と判定されなかった領域の色特徴量を算出し、色特徴量判別部163bが、この色特徴量を閾値処理して否泡領域を判別する。
また、上記した実施の形態では、カプセル内視鏡3によって撮像された体内管腔内画像から泡領域を検出する場合について説明したが、処理の対象となる画像はカプセル内視鏡3で撮像された画像に限定されるものではなく、体内管腔内を撮像した画像から泡領域を検出する場合であれば同様に適用できる。
実施の形態1の画像処理装置を含む画像処理システムの全体構成を示す概略模式図である。 泡領域が映る体内管腔内画像の一例を示す模式図である。 泡領域が映る体内管腔内画像の他の例を示す模式図である。 従来の泡検出で用いられる泡モデルの一例を示す図である。 図3に示す泡を図4の泡モデルを用いて検出する様子を示す図である。 実施の形態1の泡領域の検出原理を説明する説明図である。 実施の形態1の画像処理装置の機能構成を説明するブロック図である。 実施の形態1の画像処理装置が行う処理手順を示す全体フローチャートである。 領域分割処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 高周波特徴量算出処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態1における泡領域検出処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2の画像処理装置の機能構成を説明するブロック図である。 実施の形態2の画像処理装置が行う処理手順を示す全体フローチャートである。 実施の形態2における泡領域検出処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
3 カプセル内視鏡
5 受信装置
A1〜An 受信用アンテナ
7 可搬型記録媒体
10,10b 画像処理装置
11 外部インターフェース部
12 操作部
13 表示部
14,14b 記録部
141 画像データ
143,143b 画像処理プログラム
15,15b 演算部
151 領域分割部
152 高周波特徴量算出部
153 高周波成分算出部
154 領域内統計値算出部
155,155b 泡領域検出部
156,156b 高周波特徴量判別部
161b 色特徴量算出部
162b 輝度特徴量算出部
163b 色特徴量判別部
164b 輝度特徴量判別部
17 制御部
1 被検体

Claims (8)

  1. 体内管腔内を撮像した体内管腔内画像を処理する画像処理装置であって、
    前記体内管腔内画像を複数の領域に分割する領域分割手段と、
    前記複数の領域毎の輝度高周波特徴量を算出する高周波特徴量算出手段と、
    各領域の輝度高周波特徴量に基づいて、前記領域毎に泡領域を検出する泡領域検出手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記高周波特徴量算出手段は、
    前記体内管腔内画像を構成する各画素の輝度高周波成分を算出する高周波成分算出手段と、
    前記領域毎に、前記領域を構成する画素について前記高周波成分算出手段が算出した前記輝度高周波成分の統計値を算出する統計値算出手段と、
    を備え、
    前記領域毎に算出した統計値を前記領域毎の輝度高周波特徴量とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記泡領域検出手段は、前記輝度高周波特徴量が所定の閾値以上である領域を泡領域と判別する高周波特徴量判別手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記領域毎に色特徴量を算出する色特徴量算出手段と、
    前記色特徴量が所定の範囲内の領域を否泡領域と判別する色特徴量判別手段と、
    を備え、
    前記泡領域検出手段は、前記色特徴量判別手段によって否泡領域と判別されなかった領域について泡領域の検出を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 前記領域毎に輝度特徴量を算出する輝度特徴量算出手段と、
    前記輝度特徴量が所定の閾値以下の領域を否泡領域と判別する輝度特徴量判別手段と、
    を備え、
    前記泡領域検出手段は、前記輝度特徴量判別手段によって否泡領域と判別されなかった領域について泡領域の検出を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. 前記色特徴量判定手段によって否泡領域と判定されなかった領域の輝度特徴量を算出する輝度特徴量算出手段と、
    前記輝度特徴量が所定の閾値以下の領域を否泡領域と判別する輝度特徴量判別手段と、
    を備え、
    前記泡領域検出手段は、前記輝度特徴量判別手段によって否泡領域と判別されなかった領域について泡領域の検出を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. コンピュータに、体内管腔内を撮像した体内管腔内画像を処理させるための画像処理プログラムであって、
    前記体内管腔内画像を複数の領域に分割する領域分割ステップと、
    前記複数の領域毎の輝度高周波特徴量を算出する高周波特徴量算出ステップと、
    各領域の輝度高周波特徴量に基づいて、前記領域毎に泡領域を検出する泡領域検出ステップと、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  8. 体内管腔内を撮像した体内管腔内画像を処理する画像処理方法であって、
    前記体内管腔内画像を複数の領域に分割する領域分割工程と、
    前記領域分割工程で分割された複数の領域毎の輝度高周波特徴量を算出する高周波特徴量算出工程と、
    前記高周波特徴量算出工程で算出された各領域の輝度高周波特徴量に基づいて、前記領域毎に泡領域を検出する泡領域検出工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
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