JP2010111105A - 画像形成装置と画像形成装置の制御方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像形成装置と画像形成装置の制御方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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浩也 潤田
Yoshiaki Sato
嘉晃 佐藤
Kazuya Eomo
和哉 江面
Nobuyuki Iwata
信之 岩田
Satoshi Miyazaki
聡 宮崎
Tetsuo Asakawa
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Abstract

【課題】 ユーザの操作の利便性を保ちつつ省エネ効果も高めるようにする。
【解決手段】 CPU10は、自装置内の各部の消費電力量を低減させる処理時、USBポート23,24に接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいてリモートウェイクアップ機能の有無とユーザからの操作情報を入力するユーザインタフェースの有無とを判断し、リモートウェイクアップ機能を有する、又はリモートウェイクアップ機能もユーザインタフェースも無いと判断した場合はUSBポート23,24をサスペンド状態に移行させ、リモートウェイクアップ機能は無いがユーザインタフェースは有ると判断した場合はUSBポート23,24をサスペンド状態に移行させないように制御する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ファクシミリ装置,プリンタ,複写機,複合機を含む画像形成装置と画像形成装置の制御方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
各種のUSBデバイスを接続するUSBポートを備えたファクシミリ装置,プリンタ,複写機,複合機を含む画像形成装置(このようなUSBポートを備えた装置本体を「USBホスト」と呼ぶ)は、USBメモリ,USB接続のハードディスク装置(HDD),USB接続のキーボードとポインティングデバイス(例えば、マウス)とテンキー,USB接続のデジタルカメラを含むUSBデバイスを接続したUSBポートをサスペンド状態にすることにより、USBポートを流れる電流を小さくすることによって消費電力量を低減させることが可能である。
そこで、画像形成装置は、画像形成装置を低消費電力状態にした時、USBデバイスを接続したUSBポートをサスペンド状態にし、USBデバイスを低消費電力状態にすることが一般的である。
これは、USBデバイスはUSBポートのサスペンド状態を検知した場合、USBポートを流れる電流を500μA以下にするようにUSB規格で定められているからである。
また、ユーザが直接入力操作の可能なキーボード、マウス、テンキーを含むUSBデバイスは、USBポートがサスペンドし、USBデバイスが低消費電力状態であっても、USBデバイスに対する入力操作を検知すると、画像形成装置にUSBポートのサスペンド解除を要求できるリモートウェイクアップ機能を保持していることが多い。
しかし、入力操作可能なUSBデバイスが全て上記のようなリモートウェイクアップ機能を保持しているわけではなく、画像形成装置がUSBホストとなる場合、画像形成装置本体を操作する操作部自体がUSBデバイスであることもあり、そのようなUSBデバイスは、USBポートがサスペンド状態の場合、ユーザがUSBデバイスを操作しても画像形成装置本体にUSBポートのサスペンド解除を要求できないので、USBポート及びUSBデバイスをサスペンド状態から通常の電力供給状態に復帰させ、それに連動して画像形成装置本体を低消費電力状態から復帰させることができず、ユーザの利便性を損なうという問題があった。
従来、USBデバイスが装着されていないUSBポートとリモートウェイクアップ機能が搭載されていないUSBデバイスが装着されているUSBポートに定期的に電力を供給するようにした装置(例えば、特許文献1参照)があった。
また、省エネについては電力の無駄な消費を無くすために様々な工夫がなされており、画像形成装置の場合にはエンジンを完全に停止する他に、定着部分だけ温度を下げて電力消費を減らすなど段階的に省エネを行うように工夫している。
そして、画像形成装置が省エネ時にUSBポートに新規にUSBデバイスが接続されると、省エネから復帰して一気に通常状態まで移行するようにした装置(例えば、特許文献2参照)があった。
特開2006−330770号公報 特開2007−004783号公報
しかしながら、上述したリモートウェイクアップ機能を備えていないUSBデバイスに定期的にしか電流を供給しない装置では、電流が供給されていない時は操作を受け付けることができず、ユーザの利便性が損なわれるという問題があった。
また、上述した省エネ中にUSBデバイスが接続されると単に通常状態に移行する装置では、ユーザにとって使用しない不必要な個所まで起動してしまうので、省エネ効果が低下するという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザの操作の利便性を保ちつつ省エネ効果も高めることができるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、ユーザからの操作情報を入力する操作部と、上記操作部から入力された操作情報によって画像データの入力又は画像データに基づく画像を形成して出力するエンジン部と、USBデバイスを接続するUSBポートを備えた画像形成装置において、上記操作部と上記エンジン部を含む自装置内の各部についてそれぞれ独立に消費電力量を低減させる消費電力量低減手段と、上記USBポートをサスペンド状態にするUSBポートサスペンド手段と、上記消費電力量低減手段による処理時、上記USBポートに接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいてリモートウェイクアップ機能の有無とユーザからの操作情報を入力するユーザインタフェースの有無とを判断し、リモートウェイクアップ機能を有する、又はリモートウェイクアップ機能もユーザインタフェースも無いと判断した場合は上記USBポートサスペンド手段に上記USBポートをサスペンド状態に移行させ、リモートウェイクアップ機能は無いがユーザインタフェースは有ると判断した場合は上記USBポートサスペンド手段に上記USBポートをサスペンド状態に移行させないように制御する制御手段を設けた画像形成装置を提供する。
また、上記のような画像形成装置において、上記制御手段が、上記リモートウェイクアップ機能もユーザインタフェースも無く、さらに自己電源が無いと判断したUSBデバイスに対しては、上記USBポートをサスペンド状態に移行させ、自己電源が有ると判断したUSBデバイスに対しては、上記USBポートをサスペンド状態に移行させないように制御するようにするとよい。
さらに、上記のような画像形成装置において、上記制御手段が、上記USBポートに接続されたUSBデバイスがUSB規格でMSCと定義されているUSBデバイス又はHIDクラスと定義されているUSBデバイスには、上記操作部の消費電力量を低減させる処理時、上記USBポートサスペンド手段への制御を実行し、上記USBポートに接続されたUSBデバイスがUSB規格でSICDクラスと定義されているUSBデバイスには、上記エンジン部の消費電力量を低減させる処理時、上記USBポートサスペンド手段への制御を実行するようにしてもよい。
また、上記のような画像形成装置において、上記制御手段が、上記USBポートがサスペンド状態の時、上記USBポートに接続されたHIDクラスと定義されているUSBデバイスからUSBサスペンドの復帰要求の信号を受け取った場合に、上記操作部をレディ状態に復帰させるように制御し、上記USBポートに接続されたSICDクラスと定義されているUSBデバイスからUSBサスペンドの復帰要求の信号を受け取った場合に、上記エンジン部をレディ状態に復帰させるように制御するようにするとよい。
また、上記のような操作部とエンジン部とUSBポートを備えた画像形成装置において、上記操作部と上記エンジン部を含む自装置内の各部についてそれぞれ独立に消費電力量を低減させる消費電力量低減手段と、上記USBポートにUSBデバイスが接続されたか否かを検知するUSBデバイス接続検知手段と、上記USBポートをサスペンド状態にするUSBポートサスペンド手段と、上記消費電力量低減手段による消費電力量の低減中、及び上記USBポートサスペンド手段によって上記USBポートがサスペンド状態中、上記USBデバイス接続検知手段によって上記USBポートにUSBデバイスが接続されたことを検知した場合、上記USBポートに接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいてリモートウェイクアップ機能の有無とユーザからの操作情報を入力するユーザインタフェースの有無とを判断し、リモートウェイクアップ機能を有し、ユーザインタフェースが無いと判断した場合は上記USBポートサスペンド手段に上記USBポートのサスペンド状態を維持させ、リモートウェイクアップ機能が無いと判断した場合とリモートウェイクアップ機能とユーザインタフェースを共に有すると判断した場合は上記USBポートサスペンド手段に上記USBポートのサスペンド状態をレディ状態に移行させるように制御する制御手段を設けた画像形成装置を提供する。
さらに、上記のような画像形成装置において、上記制御手段が、上記リモートウェイクアップ機能を有し、ユーザインタフェースが無いと判断した場合と上記ユーザインタフェースを有すると判断した場合は上記操作部の消費電力量の低減状態を維持させ、上記リモートウェイクアップ機能も上記ユーザインタフェースも共に無いと判断した場合は上記操作部を消費電力量の低減状態からレディ状態に移行させるように制御するようにするとよい。
また、上記のような画像形成装置において、上記制御手段が、上記USBポートに接続されたUSBデバイスが上記エンジン部で画像を形成するデータを出力できるデバイスと判断した場合は上記エンジン部を消費電力量の低減状態からレディ状態に移行させ、上記USBポートに接続されたUSBデバイスが上記エンジン部で画像を形成するデータを保持できるデバイスと判断した場合、自装置が複合機でなければ上記エンジン部を消費電力量の低減状態からレディ状態に移行させ、自装置が複合機であれば上記エンジン部をレディ状態への復帰が早い消費電力量の低減状態に移行させるように制御するようにするとよい。
さらに、上記のような画像形成装置において、上記制御手段により、自装置がプリンタ機能を持たない場合、自装置内の操作部とエンジン部を含む各部への電力供給を停止中に、上記USBポートにUSBデバイスが接続されたことを検知しても、自装置内のエンジン部への電力供給の停止状態を維持させるようにするとよい。
さらに、上述のような画像形成装置における各手段の機能に相当する工程からなる画像形成装置の制御方法と、上述のような画像形成装置における各手段の機能に相当する手順をコンピュータに実行させるためのプログラムと、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も提供する。
この発明による画像形成装置と画像形成装置の制御方法は、ユーザの操作の利便性を保ちつつ省エネ効果も高めることができる。
また、この発明によるプログラムは、コンピュータにユーザの操作の利便性を保ちつつ省エネ効果も高めることができるようにするための機能を実現させることができる。
さらに、この発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに上記プログラムを容易に導入することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔実施例〕
図1及び図2はこの発明の画像形成装置の実施例の機能構成を示すブロック図である。
図1は、画像形成装置本体に操作部を備え、USBデバイスの操作部を接続しなかった場合の構成例を示す図であり、図2は、画像形成装置本体に操作部を備えておらず、USBデバイスの操作部を本体にUSB接続した場合の構成例を示す図であり、共通する部分には同一符号を付している。
この画像形成装置1は、図1,図2に示すように、ファクシミリ装置,プリンタ,複写機,複合機を含む装置であり、この画像形成装置全体の制御を司る主制御部であるセントラルプロセッシングユニット(Central Processing Unit:CPU)10を備えている。
また、そのCPU10の制御下に、リードオンリーメモリ(Read Only Memory:ROM)11と、RAM(Random Access Memory)12と、不揮発性RAM(Non Volatile RAM:NVRAM)13と、エンジン制御部14と、プリントエンジン15と、スキャナエンジン16と、ディスクドライバ17と、記憶装置18と、電源制御部19と、電源装置(Power Supply Unit:PSU)20と、通信制御部21と、USBホストコントローラ22と、複数のUSBポート23,24(図1,図2には、2つを図示しているが、2個以上設けてもよい)を備えている。
上記CPU10,ROM11,RAM12,NVRAM13,エンジン制御部14,ディスクドライバ17,電源制御部19,通信制御部21,USBホストコントローラ22は通信線25を介してデータのやり取りが可能に接続されている。
ROM11は、読み出し専用のメモリであり、CPU10が実行するプログラムコード、フォント、及びその他の静的なデータが格納されている記憶装置である。
RAM12は、CPU10が各種の制御処理を実行する際に一時的な記憶場所として利用される記憶装置である。
NVRAM13は、CPU10が各種の制御処理を実行する際に使用する不揮発性のデータを格納しておく記憶装置である。
エンジン制御部14は、プリントエンジン15とスキャナエンジン16の制御を司る。
プリントエンジン15は、イメージデータの出力ユニットであり、転写紙に画像を印刷する印刷装置である。
スキャナエンジン16は、イメージデータの入力ユニットであり、紙原稿の画像を読み取る画像読取装置である。
すなわち、上記エンジン制御部14,プリントエンジン15,スキャナエンジン16は、操作部2,3から入力された操作情報によって画像データの入力又は画像データに基づく画像を形成して出力する機能を果たす。
ディスクドライバ17は、記憶装置18へのデータの読み書きを制御する。
記憶装置18は、大量のイメージデータなどを蓄積し、データベースの記憶場所として利用されるハードディスク装置を含む装置である。
電源制御部19とPSU20は、外部電力源から取り入れた電力を変換し、画像形成装置1内の各デバイスに供給する。
通信制御部21は、有線または無線によりローカルエリアネットワーク,インターネットを含む通信網に接続され、外部の機器(例えば、クライアントPCを含む情報処理装置、画像形成装置)との通信(例えば、ファクシミリ通信、データ通信)を可能とする。
USBホストコントローラ22は、USBポート23,24に接続されたUSBデバイスとのデータのやり取りの制御をする。
USBポート23,24は、USBメモリ30,HDD31,キーボード32,マウス33,テンキー34,デジタルカメラ35を含む各種のUSBデバイスをUSBケーブル26を介して接続する。
さらに、図1に示す構成例の場合、画像形成装置1の本体に通信線25を介して接続した操作部2を備えており、この操作部2は、パネル制御部40,操作パネル41からなり、パネル制御部40は通信線25を介して画像形成装置1と接続し、ユーザからの各種の操作情報を入力する入力装置とユーザに各種の情報を表示する表示装置のユーザインターフェースを司る。
また、図2に示す構成例の場合、画像形成装置1のUSBポート23(図示を省略するがUSBポート24に接続することも可能である)にUSBケーブル27を介して接続されたUSBデバイスの操作部3を設けており、この操作部3は、パネル制御部42,操作パネル43からなり、パネル制御部42はUSBポート23(又はUSBポート24)を介して画像形成装置1と接続し、ユーザからの各種の操作情報を入力する入力装置とユーザに各種の情報を表示する表示装置のユーザインターフェースを司る。
この画像形成装置1は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に相当するROM11又は記憶装置18にこの発明に係るプログラムを記憶させ、CPU10がそのプログラムを実行することによりこの発明に係る画像形成装置の制御方法の処理を行い、CPU10がこの発明に係る画像形成装置の各手段の機能を果たす。
また、例えば、USBメモリ30,USB接続のHDD31のUSBデバイスや、図示を省略した外部接続のCDドライブ,DVDドライブを含む記録装置に記録されたこの発明に係るプログラムをROM11又は記憶装置18にインストールし、そのプログラムをCPU10が実行するようにしてもよい。さらに、通信網を介して外部装置からこの発明に係るプログラムを受信してROM11又は記憶装置18にインストールすることもできる。
次に、この実施例の画像形成装置における省エネルギー処理について説明する。
この省エネルギー処理では、画像形成装置1のCPU10が、操作部2とプリントエンジン15及びスキャナエンジン16(上記エンジン部に相当する)を含む自装置内の各部についてそれぞれ独立に消費電力量を低減させる消費電力量低減手段と、USBホストコントローラ22を介してUSBポート23,24をサスペンド状態にするUSBポートサスペンド手段と、上記消費電力量低減手段による処理時、USBポート23,24に接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいてリモートウェイクアップ機能の有無とユーザからの操作情報を入力するユーザインタフェースの有無とを判断し、リモートウェイクアップ機能を有する、又はリモートウェイクアップ機能もユーザインタフェースも無いと判断した場合は上記USBポートサスペンド手段にUSBポート23,24をサスペンド状態に移行させ、リモートウェイクアップ機能は無いがユーザインタフェースは有ると判断した場合は上記USBポートサスペンド手段にUSBポート23,24をサスペンド状態に移行させないように制御する制御手段の機能を果たす。
また、CPU10は、上記リモートウェイクアップ機能もユーザインタフェースも無いと判断した場合、さらに自己電源の有無を判断し、自己電源が無いと判断した場合は上記USBポートサスペンド手段にUSBポート23,24をサスペンド状態に移行させ、自己電源が有ると判断した場合は上記USBポートサスペンド手段にUSBポート23,24をサスペンド状態に移行させないように制御する手段の機能も果たす。
さらに、CPU10は、USBポート23,24に接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいてUSBデバイスの種類を判断し、USBポート23,24に接続されたUSBデバイスがUSB規格で大容量記憶装置クラス(Mass Storage Class:MSC)と定義されているUSBデバイス(例:USBメモリ30、HDD31)又はHID(Human Interface Devices)クラスと定義されているUSBデバイス(例:キーボード32,マウス33,テンキー34)である場合、上記消費電力量低減手段によって操作部2又は3の消費電力量を低減させる処理時、上記USBポートサスペンド手段への制御を実行する手段の機能も果たす。
また、CPU10は、USBポート23,24に接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいてUSBデバイスの種類を判断し、USBポート23,24に接続されたUSBデバイスがUSB規格でSICDクラス(Still Image Capture Device Class)と定義されているUSBデバイス(例:デジタルカメラ35)である場合、上記消費電力量低減手段によって上記エンジン部の消費電力量を低減させる処理時、上記USBポートサスペンド手段への制御を実行する手段の機能も果たす。
さらに、CPU10は、USBポート23,24がサスペンド状態の時、USBポート23,24に接続されたHIDクラスと定義されているUSBデバイスからUSBサスペンドの復帰要求の信号を受け取った場合、操作部2又は3をレディ状態に復帰させるように制御する手段の機能も果たす。
さらにまた、CPU10は、USBポート23,24がサスペンド状態の時、USBポート23,24に接続されたSICDクラスと定義されているUSBデバイスからUSBサスペンドの復帰要求の信号を受け取った場合、上記エンジン部をレディ状態に復帰させるように制御する手段の機能も果たす。
図3は、USBデバイスの種類毎にユーザインタフェース(UI)デバイスか否かを示す情報を格納したテーブルの一例を示す図である。
このテーブルには、USBデバイスの種類毎にユーザによる操作情報を入力可能なUIデバイスか否かを示す情報が格納されている。
CPU10は、このテーブルを参照することにより、USBデバイスが、例えば、キーボード,マウス,テンキーを含むHIDクラスのUSBデバイス、デジタルカメラを含むSICDクラスのUSBデバイス、又は操作部を含むオペパネデバイスならばUIデバイスであることを、USBメモリ,USB接続のHDDを含むMSCのUSBデバイスならば非UIデバイスであることを、それぞれ判断することができる。
図4は、この画像形成装置における省エネルギー処理を示すフローチャート図である。
CPU10は、この画像形成装置の電源が投入後、ステップ(図中「S」で示す)1で、操作部又はプリントエンジンとスキャナエンジンのエンジン部を低消費電力状態に移行するか否かを判断する。
この判断では、操作部2又は3からのユーザによる操作情報の未入力時間が予め設定した時間を経過した場合に操作部を低消費電力状態に移行させると判断し、操作部2又は3からのユーザによるプリント指示の操作情報の未入力時間が予め設定した時間を経過した場合にプリントエンジン15を、操作部2又は3からのユーザによるスキャン指示(画像読み取りの指示、コピー指示)の操作情報の未入力時間が予め設定した時間を経過した場合にスキャナエンジン16をそれぞれ低消費電力状態に移行させると判断する。
この判断で、操作部もエンジン部も低消費電力状態に移行しない場合、上記判断処理を繰り返し、操作部又はエンジン部を低消費電力状態に移行する場合、ステップ2で、USBホストコントローラを介してUSBポートにUSBデバイスが接続されているか否かを判断し、接続されていなければ、この処理を終了し、接続されていれば、ステップ3のUSB省エネ処理を実行し、この処理を終了する。
この処理の終了後、CPU10は、操作部2をスリープ状態にして低消費電力状態に移行(操作部3ならサスペンド状態にして消費電力量を低減)させる。
この操作部2を低消費電力状態に移行させる場合、CPU10はパネル制御部40に指示を出し、パネル制御部40はその指示に基づいて操作パネル41を消灯してスリープ状態にし、消費電力量を低減させる。
また、CPU10は、プリントエンジン15,スキャナエンジン16を省電力状態又はスリープ状態にして低消費電力状態に移行させる。
このプリントエンジン15,スキャナエンジン16を低消費電力状態に移行させる場合、CPU10はエンジン制御部14に指示を出し、エンジン制御部14はその指示に基づいてプリントエンジン15,スキャナエンジン16を省電力状態又はサスペンド状態にして消費電力量を低減させる。
上記操作部2のレディ状態は、操作パネル41のバックライトやLEDを点灯し、ユーザが操作できるようにしている状態で消費電力が高い状態であり、上記操作部2のスリープ状態とは、操作パネル41のバックライトを消灯している状態でユーザがボタン押下やタッチパネルへ触れるなど何かしらのアクションを行うとレディ状態に移行する消費電力が低い状態である。
上記プリントエンジン15のレディ状態は、エンジン制御部14によってエンジンの定着温度を上げて、他のユニットも通電していて、すぐに印刷を始められる一番消費電力が高い状態である。
また、上記プリントエンジン15の省電力状態とは、エンジンの定着温度を下げて、消費電力を少なくしている状態であり、他は通電しているのでスリープ状態よりはレディ状態への復帰が早い。
さらに、上記プリントエンジン15のスリープ状態とは、エンジンへの通電を全面的に止めて、完全に停止している状態であり、消費電量はほとんどかからない状態で省エネとしては一番望ましい状態だが、レディ状態への復帰までに時間がかかる。
したがって、操作部2,プリントエンジン15,スキャナエンジン16の消費電力の低減処理は、USBポート23,24をサスペンド状態にしたときの消費電力量の低減とは異なる。
図5は、図4に示したUSB省エネ処理の詳細な処理を示すフローチャート図である。
CPU10は、自装置内の各部の消費電力量を低減させる処理時、ステップ11で、USBポートに接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいて、USBポートに接続されたUSBデバイスにリモートウェイクアップ機能が有るか否かを判断する。
上記リモートウェイクアップ機能の有無の判断については、例えば、USBポートに接続されたUSBデバイスから送信されるリモートウェイクアップ信号を検知したらリモートウェイクアップ機能が有ると判断し、リモートウェイクアップ信号を検知しなかったらリモートウェイクアップ機能が無いと判断するとよい。
上記リモートウェイクアップ機能とは、USBポートがサスペンドした場合にUSBデバイス側からレディ復帰のトリガーを起すことができる機能であり、そのトリガーを起点にして接続されたUSBデバイス側も省エネ状態から復帰することができる。
上記判断でリモートウェイクアップ機能が有るなら、ステップ12で、USBホストコントローラによってUSBポートをサスペンド状態に移行させ、この処理を終了する。
上記USBポート23,24のサスペンド状態とは、USBポートのUSB規格で定められたサスペンド状態のことであり、USBポート23,24への電力供給を遮断せずに、USBポート23,24に対して供給する電流量を低減することにより、USBポート23,24の消費電力量を低減することである。
ステップ11の判断でリモートウェイクアップ機能が無いと判断したら、ステップ13で、USBポートに接続されたUSBデバイスから取得した情報からUSBデバイスの種類を判断し、その種類とNVRAMに格納されたテーブルとに基づいてUSBポートに接続されたUSBデバイスがUIデバイスか否かを判断する。
上記USBデバイスの種類の判断では、USB規格に定められたUSBデバイスについては、画像形成装置1に接続されたUSBデバイスが画像形成装置1に対して出力する信号に含まれる自デバイスがMSC,HIDクラス,SICDクラスの何れであるかを示すクラスコードを用いて判断するとよい。また、オペレーションパネルを含むUSB規格以外のデバイスの種類については、予め画像形成装置1のNVRAM13に各種のデバイスのベンダーIDを記憶し、画像形成装置1に接続されたUSBデバイスが画像形成装置1に対して出力する信号に含まれる自デバイスのベンダーIDと比較し、両者が一致するか否かによって判断するとよい。
また、UIデバイスか否かの判断については、例えば、画像形成装置1に接続されたUSBデバイスがMSCと判断したら、NVRAM13のテーブルのMSCに対応する情報の非UIデバイスによってUIデバイスではないと判断することができ、画像形成装置1に接続されたUSBデバイスがHIDクラスと判断したら、NVRAM13のテーブルのHIDクラスに対応する情報のUIデバイスによってUIデバイスであると判断することができる。
上記判断でUIデバイスなら、USBポートをサスペンド状態に移行させないように制御してこの処理を終了し、UIデバイスでなければ、ステップ14でUSBポートに接続されたUSBデバイスから取得した情報からUSBデバイスに自己電源が有るか否かを判断する。
上記判断で自己電源が有れば、USBポートをサスペンド状態に移行させないように制御してこの処理を終了し、自己電源が無ければ、ステップ12で、USBホストコントローラによってUSBポートをサスペンド状態に移行させ、この処理を終了する。
上記USBポート23,24のレディ状態は、USBホストコントローラ22によってUSBポート23,24を有効にしている状態であり、例えば、USB接続されたキーボードの入力を受け付ける場合やUSBメモリの中身を見る場合などはUSBポートを有効にしていないと動作できない。
また、上記USBポート23,24のサスペンド状態は、USBホストコントローラ22によってUSBポート23,24への電力供給を遮断せずに、USBポート23,24に対して供給する電流量を低減することにより、USBポート23,24の消費電力量を低減している状態であり、このサスペンド状態にすると画像形成装置1本体側から有効にするかUSBデバイス側から有効にしないとレディ状態に復帰しない。
なお、上述の処理では、USBデバイスの自己電源の有無を判断し、無ければUSBポートをサスペンド状態に移行させ、有ればサスペンド状態に移行させないようにする処理も含める場合を示したが、リモートウェイクアップ機能を有する、又はリモートウェイクアップ機能もユーザインタフェースも無いと判断した場合にUSBポートをサスペンド状態に移行させ、リモートウェイクアップ機能は無いがユーザインタフェースは有ると判断した場合はUSBポートをサスペンド状態に移行させないように制御する処理にしてもよい。
このようにして、ユーザ操作でUSBホストコントローラをサスペンド状態から通常の通電状態に戻すことのできるリモートウェイクアップ機能を有するUSBデバイスと、ユーザ操作を行うことのできるUIデバイスではないUSBデバイスと、自己電源で給電がなされておらず画像形成装置側から省エネ管理のできるUSBデバイスが接続されたUSBポートはサスペンド状態にして無駄な電力消費を抑えることができる。
よって、USBホストシステムを省エネから復帰させることができ、接続処理から再開せずにUSBポートを流れる消費電流を小さくすることができる。
一方、リモートウェイクアップ機能を備えておらずUIデバイスであるUSBデバイスと、リモートウェイクアップ機能を備えておらずUIデバイスでもなく自己電源の無いUSBデバイスが接続されたUSBポートはサスペンド状態にしないでユーザからの入力操作が常に可能な状態にするので、サスペンド中の操作可能なUSBデバイスに対してのみサスペンドを実施して消費電力を小さくすることができる。
したがって、ユーザの操作の利便性を保ちつつ省エネ効果を高めることができる。
図6は、図5に示したUSB省エネ処理を実行した後の処理を示すフローチャート図である。
ステップ21で、USBホストコントローラがUSBデバイスから送られるリモートウェイクアップ信号を検知すると、ステップ22で、USBホストコントローラはUSBポートに対してサスペンドの解除を行う信号(このサスペンドの解除を行う信号を「レジューム信号」と呼び、このレジューム信号はUSB規格に定められたレジュームと同じである)を送信し、USBポートをサスペンド状態から通常の通電状態に復帰させる。
ステップ23で、USBホストコントローラは、CPUにリモートウェイクアップイベントの発生を通知し、リモートウェイクアップの発生したUSBポートを特定する情報(例:ポート番号)をRAM又はNVRAMに保存する。
ステップ24で、CPUはUSBホストコントローラに指示を出し、RAM又はNVRAMに保存された上記情報に基づいて特定したUSBポートに接続されているUSBデバイスからデバイスの種類の情報を取得し、その情報に基づいてリモートウェイクアップイベントの要求元のUSBデバイスがHIDクラスのUSBデバイスか否かを判断する。
上記判断で、要求元のUSBデバイスがHIDクラスのUSBデバイスなら、ステップ25で、操作部の電力状態復帰処理により、操作部を低消費電力状態(消費電力量を低減した状態)から通常の消費電力状態(レディ状態)に復帰させ、この処理を終了する。
したがって、操作部2がユーザによる入力操作が行われるHIDクラスのUSBデバイスからの指示に素早く応答することができる。
また、上記判断で、要求元のUSBデバイスがHIDクラスのUSBデバイスでなければ、ステップ26で、USBデバイスから取得した情報に基づいてリモートウェイクアップイベントの要求元のUSBデバイスがSICDクラスのUSBデバイスか否かを判断する。
上記判断で、要求元のUSBデバイスがSICDクラスのUSBデバイスでなければ、この処理を終了するが、要求元のUSBデバイスがSICDクラスのUSBデバイスなら、ステップ27で、プリントエンジン,スキャナエンジンのエンジン部の電力状態復帰処理により、プリントエンジン又はスキャナエンジンを低消費電力状態(消費電力量を低減した状態)から通常の消費電力状態(レディ状態)に復帰させ、この処理を終了する。
したがって、例えば、プリントエンジン15が、ユーザによるプリントが行われるSICDクラスのUSBデバイスからのプリント指示に素早く対応してプリントを開始することができる。
このようにして、USBポートをサスペンド状態から復帰させる際、復帰要求をしたUSBデバイスが利用する可能性のある機能部を低消費電力状態から通常の消費電力状態に復帰させるので、USBデバイスからの指示に素早く応じることができ、利用する可能性の低い機能部は低消費電力状態を保つことができ、さらにユーザの操作の利便性を保ちつつ省エネ効果を高めることができる。
次に、この実施例の画像形成装置における他の省エネルギー処理について説明する。
この省エネルギー処理では、画像形成装置1のCPU10が、操作部2とプリントエンジン15及びスキャナエンジン16(上記エンジン部に相当する)を含む自装置内の各部についてそれぞれ独立に消費電力量を低減させる消費電力量低減手段と、USBポート23,24にUSBデバイスが接続されたか否かを検知するUSBデバイス接続検知手段と、USBホストコントローラ22を介してUSBポート23,24をサスペンド状態にするUSBポートサスペンド手段と、上記消費電力量低減手段による消費電力量の低減中、及び上記USBポートサスペンド手段によってUSBポート23,24がサスペンド状態中、上記USBデバイス接続検知手段によってUSBポート23,24にUSBデバイスが接続されたことを検知した場合、USBポート23,24に接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいてリモートウェイクアップ機能の有無とユーザからの操作情報を入力するユーザインタフェースの有無とを判断し、リモートウェイクアップ機能を有し、ユーザインタフェースが無いと判断した場合は上記USBポートサスペンド手段にUSBポート23,24のサスペンド状態を維持させ、リモートウェイクアップ機能が無いと判断した場合とリモートウェイクアップ機能とユーザインタフェースを共に有すると判断した場合は上記USBポートサスペンド手段にUSBポート23,24をサスペンド状態からレディ状態に移行させるように制御する制御手段の機能を果たす。
また、CPU10は、上記リモートウェイクアップ機能を有し、ユーザインタフェースが無いと判断した場合とユーザインタフェースを有すると判断した場合は操作部2の消費電力量の低減状態を維持させ、リモートウェイクアップ機能もユーザインタフェースも共に無いと判断した場合は上記消費電力低減手段に操作部2を消費電力量の低減状態からレディ状態に移行させるように制御する手段の機能も果たす。
さらに、CPU10は、USBポート23,24に接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいてUSBデバイスの種類を判断し、USBポート23,24に接続されたUSBデバイスがエンジン部で画像を形成するデータを出力できるデバイスと判断した場合は上記エンジン部を消費電力量の低減状態からレディ状態に移行させ、USBポート23,24に接続されたUSBデバイスがエンジン部で画像を形成するデータを保持できるデバイスと判断した場合、自装置が複合機でなければ上記エンジン部を消費電力量の低減状態からレディ状態に移行させ、自装置が複合機であれば上記エンジン部をレディ状態への復帰が早い消費電力量の低減状態に移行させるように制御する手段の機能も果たす。
さらにまた、CPU10は、自装置がプリンタ機能を持たない場合、上記消費電力量低減手段によって自装置内の操作部とエンジン部を含む各部への電力供給を停止中に、上記USBデバイス接続検知手段によってUSBポート23,24にUSBデバイスが接続されたことを検知しても、自装置内のエンジン部の電力供給の停止状態を維持させる手段の機能も果たす。
図7は、この画像形成装置における他の省エネルギー処理を示すフローチャート図である。
CPU10は、操作部2又はプリントエンジン15,スキャナエンジン16が低消費電力状態(省電力状態又はスリープ状態)の時、ステップ31で、USBポートにUSBデバイスが接続されたか否かを判断し、接続されていなければこの判断処理を繰り返し、接続されたと判断したらステップ32へ進む。
上記判断では、USBホストコントローラ22がUSBポート23,24にUSBデバイスが新規接続されたことを検知すると、その検知信号をCPU10に送るので、CPU10はその検知信号によってUSBポート23,24にUSBデバイスが接続されたことを認識することができる。
ステップ32では、上記接続されたことを認識したUSBデバイスにリモートウェイクアップ機能が有るか否かを判断し、有ると判断したらステップ33へ進み、無いと判断したらステップ35へ進む。
上記判断では、USBホストコントローラ22が、接続されたことを検知したUSBデバイスからデバイスの種類とリモートウェイクアップ機能の有無を示す情報を取得し、CPU10へ送信するので、CPU10はその情報に基づいてUSBデバイスのリモートウェイクアップ機能の有無を判断することができる。
ステップ33では、上記接続されたことを認識したUSBデバイスがユーザインタフェースを備えているか否かを判断し、備えていると判断したらステップ35へ進み、備えていないと判断したらステップ34へ進む。
上記判断では、CPU10は、USBホストコントローラ22から送信されたUSBデバイスのデバイスの種類の情報に基づいてNVRAM13のテーブルを参照することにより、USBデバイスがUIデバイスか非UIデバイスかを判断することができる。
ステップ34では、接続されたUSBデバイスについてリモートウェイクアップ機能を有し、ユーザインタフェースが無いと判断したので、USBホストコントローラにUSBポートのサスペンド状態を維持させ、この処理を終了する。
このように、USBデバイスがリモートウェイクアップ機能を有するのであれば、例えば、ユーザがUSBデバイスを操作すれば、そのUSBデバイスからのリモートウェイクアップ信号によりサスペンド状態から復帰させることができるので、サスペンド状態を維持して消費電力量を低減することができる。
ステップ35では、接続されたUSBデバイスについてリモートウェイクアップ機能が無いと判断した場合とリモートウェイクアップ機能とユーザインタフェースを共に有すると判断した場合であり、USBホストコントローラにUSBポートをサスペンド状態からレディ状態に移行させ、この処理を終了する。
このように、USBデバイスがリモートウェイクアップ機能を備えていなければ、USBデバイスの状態を監視するためにUSBポートをレディ状態にし、USBデバイスがリモートウェイクアップ機能を備えており、ユーザインタフェースも備えているならば、例えば、デジタルカメラのような操作部を備え、自ら能動的に印刷データを送るような装置であれば、即時に印刷データが流れることを予想してUSBポートをサスペンド状態からレディ状態に移行させて素早くプリントができるようにするので、ユーザの利便性を向上させることができる。
図8は、この画像形成装置におけるまた他の省エネルギー処理を示すフローチャート図である。
CPU10は、操作部2又はプリントエンジン15,スキャナエンジン16が低消費電力状態(省電力状態又はスリープ状態)の時、ステップ41で、USBポートにUSBデバイスが接続されたか否かを判断し、接続されていなければこの判断処理を繰り返し、接続されたと判断したらステップ42へ進む。
上記判断では、USBホストコントローラ22がUSBポート23,24にUSBデバイスが新規接続されたことを検知すると、その検知信号をCPU10に送るので、CPU10はその検知信号によってUSBポート23,24にUSBデバイスが接続されたことを認識することができる。
ステップ42では、上記接続されたことを認識したUSBデバイスがユーザインタフェースを備えているか否かを判断し、備えていると判断したらステップ43へ進み、備えていないと判断したらステップ44へ進む。
上記判断では、CPU10は、USBホストコントローラ22から送信されたUSBデバイスのデバイスの種類の情報に基づいてNVRAM13のテーブルを参照することにより、USBデバイスがUIデバイスか非UIデバイスかを判断することができる。
ステップ44では、上記接続されたことを認識したUSBデバイスにリモートウェイクアップ機能が有るか否かを判断し、有ると判断したらステップ43へ進み、無いと判断したらステップ45へ進む。
上記判断では、USBホストコントローラ22が、接続されたことを検知したUSBデバイスからデバイスの種類とリモートウェイクアップ機能の有無を示す情報を取得し、CPU10へ送信するので、CPU10はその情報に基づいてUSBデバイスのリモートウェイクアップ機能の有無を判断することができる。
ステップ43では、接続されたUSBデバイスについてユーザインタフェースを備えていると判断した場合とユーザインタフェースは備えていないがリモートウェイクアップ機能を備えていると判断した場合であり、操作部のスリープ状態を維持し、この処理を終了する。
このようにして、例えば、USBデバイスがデジタルカメラのような操作部を備え、自ら能動的に印刷データを送るような装置であれば、USBデバイス側からの印刷データ送信が行われる操作だと予想されるので、ユーザによって使用されないと予想される操作部2をスリープ状態のままにして消費電力量を低減することができる。
また、USBデバイスがリモートウェイクアップ機能を備えていれば、ユーザがUSBデバイスを操作すればUSBデバイス側からサスペンドに復帰する処理が流れるので、操作部2のスリープ状態を維持して画像形成装置の消費電力量を低減することができる。
ステップ45では、接続されたUSBデバイスについてユーザインタフェースもリモートウェイクアップ機能も備えていないと判断したので、操作部をスリープ状態からレディ状態に移行し、この処理を終了する。
このように、USBメモリやキーボードのような操作部を備えず、自ら印刷データを送らないようなUSBデバイスであれば、操作部2をユーザが使用すると予想されるので、画像形成装置1の操作部2をレディ状態にしてユーザの操作入力に備えることができ、利用者の利便性をよくすることができる。
図9は、この画像形成装置におけるさらに他の省エネルギー処理を示すフローチャート図である。
CPU10は、操作部2又はプリントエンジン15,スキャナエンジン16が低消費電力状態(省電力状態又はスリープ状態)の時、ステップ51で、USBポートにUSBデバイスが接続されたか否かを判断し、接続されていなければこの判断処理を繰り返し、接続されたと判断したらステップ52へ進む。
上記判断では、USBホストコントローラ22がUSBポート23,24にUSBデバイスが新規接続されたことを検知すると、その検知信号をCPU10に送るので、CPU10はその検知信号によってUSBポート23,24にUSBデバイスが接続されたことを認識することができる。
ステップ52では、自装置はUSBデバイスに対するプリンタ機能を備えているか否かを判断し、USBデバイスに対するプリンタ機能を備えているならステップ53へ進み、USBデバイスに対するプリンタ機能を備えていないならば、ステップ55へ進む。
この判断は、予め自装置がUSBデバイスに対するプリンタ機能を備えている機種か否かを示す情報を記憶しておき、上記判断時にその情報を参照することによって判断することができる。
ステップ53では、上記接続されたUSBデバイスが印刷データを送れるか否かを判断し、送れるならステップ58へ進み、送れないならステップ54へ進む。
この判断では、例えば、NVRAM13に自ら印刷データを送れるデジタルカメラを含むUSBデバイスの種類の情報を記憶しておき、上述したUSBポートに接続されたUSBデバイスの種類の判定処理で識別した種類がNVRAM13の情報と合致すれば、自ら印刷データを送れるUSBデバイスと判断することができる。
ステップ54では、上記接続されたUSBデバイスがUSBメモリ,HDDを含むストレージデバイス(USBポートに接続されたUSBデバイスがプリントエンジンで画像を形成するデータを保持できるデバイス)か否かを判断し、ストレージデバイスならステップ56へ進み、ストレージデバイスではないならステップ55へ進む。
この判断では、例えば、NVRAM13にストレージデバイスであるUSBデバイスの種類の情報を記憶しておき、上述したUSBポートに接続されたUSBデバイスの種類の判定処理で識別した種類がNVRAM13の情報と合致すれば、ストレージデバイスと判断することができる。
ステップ55では、エンジン制御部によってプリントエンジンのスリープ状態を維持し、この処理を終了する。
このようにして、省エネ中に接続されたUSBデバイスが自ら印刷データを出力しないものであれば、プリントエンジン15を使用することがないので、プリントエンジン15をスリープ状態のままにし、使用する状況にない部分の消費電力を低減することができる。
また、例えば、この実施例の画像形成装置が、省エネ中にUSBポートに何かしらのUSBデバイスが接続された場合、そのUSBデバイスに対するプリンタ機能を備えていなければ直接印刷が行われることがないため、プリントエンジン15をスリープ状態のままにし、使用する状況にない部分の消費電力を低減することができる。
ステップ56では、自装置はスキャナを備えた複合機か否かを判断し、スキャナを備えた複合機ならステップ57へ進み、スキャナを備えた複合機ではなければステップ58へ進む。
この判断では、例えば、NVRAM13にスキャナを備えた複合機であるか否かを示す情報を記憶しておき、上記判断時にその情報を参照することによって判断することができる。
ステップ57では、自装置が複合機と判断した場合であり、エンジン制御部によってプリントエンジンをスリープ状態から省電力状態(レディ状態への復帰が早い消費電力量の低減状態)に移行させて、この処理を終了する。
このようにして、自装置がスキャナを備える複合機であれば、接続されたUSBデバイスによって、印刷用途だけでなくストレージ用途で使用される場合も考えられるため、完全にプリントエンジン15をレディ状態にせずに省電力状態にして待機させるので、電力消費量を低減させて利用時には素早く立ち上げられることができ、省電力効果とユーザの利便性とを両立させることができる。
ステップ58では、エンジン制御部によってプリントエンジンをスリープ状態からレディ状態に移行させ、この処理を終了する。
このようにして、デジタルカメラのようにUSBポートに接続されたUSBデバイスがプリントエンジンで画像を形成するデータを出力できるデバイスの場合と、自装置がスキャナを備える複合機でない場合は、印刷用途でしか使用されない可能性が高いので即時印刷を可能にするためにプリントエンジンをスリープ状態からレディ状態にするので、ユーザの利便性をよくすることができる。
図10は、画像形成装置が省エネルギー状態時にUSBデバイスが接続されたときの各部の移行する状態の一覧を示す図である。
同図の(a)に示すように、画像形成装置がプリンタの場合、リモートウェイクアップ機能の無いUSBメモリが接続されたとき、操作部2をスリープ状態からレディ状態に移行し、プリントエンジン15とスキャナエンジン16を省電力状態又はスリープ状態からレディ状態に移行し、USBポート23,24をサスペンド状態からレディ状態に移行する。
また、リモートウェイクアップ機能の無いデジタルカメラが接続されたとき、操作部2のスリープ状態を維持し、プリントエンジン15とスキャナエンジン16を省電力状態又はスリープ状態からレディ状態に移行し、USBポート23,24をサスペンド状態からレディ状態に移行する。
さらに、リモートウェイクアップ機能の有るデジタルカメラが接続されたとき、操作部2のスリープ状態を維持し、プリントエンジン15とスキャナエンジン16を省電力状態又はスリープ状態からレディ状態に移行し、USBポート23,24をサスペンド状態からレディ状態に移行する。
また、リモートウェイクアップ機能の無いキーボードが接続されたとき、操作部2をスリープ状態からレディ状態に移行し、プリントエンジン15とスキャナエンジン16を省電力状態ならばスリープ状態に移行し、スリープ状態ならそのまま維持し、USBポート23,24をサスペンド状態からレディ状態に移行する。
さらに、リモートウェイクアップ機能の有るキーボードが接続されたとき、操作部2のスリープ状態を維持し、プリントエンジン15とスキャナエンジン16を省電力状態ならばスリープ状態に移行し、スリープ状態ならそのまま維持し、USBポート23,24のサスペンド状態を維持する。
同図の(b)に示すように、画像形成装置が複合機(MFP)の場合、リモートウェイクアップ機能の無いUSBメモリが接続されたとき、操作部2をスリープ状態からレディ状態に移行し、プリントエンジン15とスキャナエンジン16を省電力状態ならばそのまま維持し、スリープ状態ならば省電力状態に移行し、USBポート23,24をサスペンド状態からレディ状態に移行する。
また、リモートウェイクアップ機能の無いデジタルカメラが接続されたとき、操作部2のスリープ状態を維持し、プリントエンジン15とスキャナエンジン16を省電力状態又はスリープ状態からレディ状態に移行し、USBポート23,24をサスペンド状態からレディ状態に移行する。
さらに、リモートウェイクアップ機能の有るデジタルカメラが接続されたとき、操作部2のスリープ状態を維持し、プリントエンジン15とスキャナエンジン16を省電力状態又はスリープ状態からレディ状態に移行し、USBポート23,24をサスペンド状態からレディ状態に移行する。
また、リモートウェイクアップ機能の無いキーボードが接続されたとき、操作部2をスリープ状態からレディ状態に移行し、プリントエンジン15とスキャナエンジン16を省電力状態ならばスリープ状態に移行し、スリープ状態ならそのまま維持し、USBポート23,24をサスペンド状態からレディ状態に移行する。
さらに、リモートウェイクアップ機能の有るキーボードが接続されたとき、操作部2のスリープ状態を維持し、プリントエンジン15とスキャナエンジン16を省電力状態ならばスリープ状態に移行し、スリープ状態ならそのまま維持し、USBポート23,24のサスペンド状態を維持する。
同図の(c)に示すように、画像形成装置がプリンタ機能の無い複合機(MFP)の場合、リモートウェイクアップ機能の無いUSBメモリが接続されたとき、操作部2をスリープ状態からレディ状態に移行し、プリントエンジン15とスキャナエンジン16を省電力状態ならばスリープ状態に移行し、スリープ状態ならばそのまま維持し、USBポート23,24をサスペンド状態からレディ状態に移行する。
また、リモートウェイクアップ機能の無いデジタルカメラが接続されたとき、操作部2のスリープ状態を維持し、プリントエンジン15とスキャナエンジン16を省電力状態ならばスリープ状態に移行し、スリープ状態ならそのまま維持し、USBポート23,24をサスペンド状態からレディ状態に移行する。
さらに、リモートウェイクアップ機能の有るデジタルカメラが接続されたとき、操作部2のスリープ状態を維持し、プリントエンジン15とスキャナエンジン16を省電力状態ならばスリープ状態に移行し、スリープ状態ならそのまま維持し、USBポート23,24をサスペンド状態からレディ状態に移行する。
また、リモートウェイクアップ機能の無いキーボードが接続されたとき、操作部2をスリープ状態からレディ状態に移行し、プリントエンジン15とスキャナエンジン16を省電力状態ならばスリープ状態に移行し、スリープ状態ならそのまま維持し、USBポート23,24をサスペンド状態からレディ状態に移行する。
さらに、リモートウェイクアップ機能の有るキーボードが接続されたとき、操作部2のスリープ状態を維持し、プリントエンジン15とスキャナエンジン16を省電力状態ならばスリープ状態に移行し、スリープ状態ならそのまま維持し、USBポート23,24のサスペンド状態を維持する。
この実施形態の画像形成装置は、省エネ中にUSBポートにUSBデバイスが接続された場合、単に通常状態に移行せず、接続されたUSBデバイスの種類を判別し、その接続されたUSBデバイスが必要とする箇所だけ復帰させ、不必要な個所は復帰させないので、ユーザの利便性を確保しつつも省エネ効果を得ることができる。
また、接続されたデバイス種類からユーザが操作する個所を判断して、使用する個所だけ通常状態にして他の使用しない部分は省エネ状態のままにするので、ユーザが行いたい動作をすぐにできるようにし利便性を上げつつ、省エネ効果も上げることができる。
なお、上述した実施例では、この発明に係る制御処理をCPU10で実行する場合について説明したが、例えば、通信線25に接続する省エネ制御部を新たに設け、その省エネ制御部が上述したこの発明に係る制御処理を実行するようにしてもよい。
この発明による画像形成装置と画像形成装置の制御方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ファクシミリ装置,プリンタ,複写機,複合機を含む画像形成装置全般に適用することができる。
この発明の画像形成装置の実施例の機能構成を示すブロック図である。 この発明の画像形成装置の実施例の他の機能構成を示すブロック図である。 USBデバイスの種類毎にユーザインタフェース(UI)デバイスか否かを示す情報を格納したテーブルの一例を示す図である。 図1及び図2に示す画像形成装置における省エネルギー処理を示すフローチャート図である。 図4に示すUSB省エネ処理の詳細な処理を示すフローチャート図である。
図5に示すUSB省エネ処理を実行した後の処理を示すフローチャート図である。 図1及び図2に示す画像形成装置における他の省エネルギー処理を示すフローチャート図である。 図1及び図2に示す画像形成装置におけるまた他の省エネルギー処理を示すフローチャート図である。 図1及び図2に示す画像形成装置におけるさらに他の省エネルギー処理を示すフローチャート図である。 この実施例の画像形成装置が省エネルギー状態時にUSBデバイスが接続されたときの各部の移行する状態の一覧を示す図である。
符号の説明
1:画像形成装置 2,3:操作部 10:CPU 11:ROM 12:RAM 13:NVRAM 14:エンジン制御部 15:プリントエンジン 16:スキャナエンジン 17:ディスクドライバ 18:記憶装置 19:電源制御部 20:PSU 21:通信制御部 22:USBホストコントローラ 23,24:USBポート 25:通信線 26,27:USBケーブル 30:USBメモリ 31:HDD 32:キーボード 33:マウス 34:テンキー 35:デジタルカメラ 40,42:パネル制御部 41,43:操作パネル

Claims (16)

  1. ユーザからの操作情報を入力する操作部と、前記操作部から入力された操作情報によって画像データの入力又は画像データに基づく画像を形成して出力するエンジン部と、USBデバイスを接続するUSBポートとを備えた画像形成装置において、
    前記操作部と前記エンジン部を含む自装置内の各部についてそれぞれ独立に消費電力量を低減させる消費電力量低減手段と、
    前記USBポートをサスペンド状態にするUSBポートサスペンド手段と、
    前記消費電力量低減手段による処理時、前記USBポートに接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいてリモートウェイクアップ機能の有無とユーザからの操作情報を入力するユーザインタフェースの有無とを判断し、リモートウェイクアップ機能を有する、又はリモートウェイクアップ機能もユーザインタフェースも無いと判断した場合は前記USBポートサスペンド手段に前記USBポートをサスペンド状態に移行させ、リモートウェイクアップ機能は無いがユーザインタフェースは有ると判断した場合は前記USBポートサスペンド手段に前記USBポートをサスペンド状態に移行させないように制御する制御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記リモートウェイクアップ機能もユーザインタフェースも無いと判断した場合、さらに自己電源の有無を判断し、自己電源が無いと判断した場合は前記USBポートサスペンド手段に前記USBポートをサスペンド状態に移行させ、自己電源が有ると判断した場合は前記USBポートサスペンド手段に前記USBポートをサスペンド状態に移行させないように制御する手段であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記USBポートに接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいて前記USBデバイスの種類を判断し、前記USBポートに接続されたUSBデバイスがUSB規格でMSCと定義されているUSBデバイス又はHIDクラスと定義されているUSBデバイスである場合、前記消費電力量低減手段によって前記操作部の消費電力量を低減させる処理時、前記USBポートサスペンド手段への制御を実行する手段であることを特徴する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記USBポートに接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいて前記USBデバイスの種類を判断し、前記USBポートに接続されたUSBデバイスがUSB規格でSICDクラスと定義されているUSBデバイスである場合、前記消費電力量低減手段によって前記エンジン部の消費電力量を低減させる処理時、前記USBポートサスペンド手段への制御を実行する手段であることを特徴する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記USBポートがサスペンド状態の時、前記USBポートに接続されたHIDクラスと定義されているUSBデバイスからUSBサスペンドの復帰要求の信号を受け取った場合、前記操作部をレディ状態に復帰させるように制御する手段であることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記USBポートがサスペンド状態の時、前記USBポートに接続されたSICDクラスと定義されているUSBデバイスからUSBサスペンドの復帰要求の信号を受け取った場合、前記エンジン部をレディ状態に復帰させるように制御する手段であることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  7. ユーザからの操作情報を入力する操作部と、前記操作部から入力された操作情報によって画像データの入力又は画像データに基づく画像を形成して出力するエンジン部と、USBデバイスを接続するUSBポートとを備えた画像形成装置の制御方法において、
    前記操作部と前記エンジン部を含む自装置内の各部についてそれぞれ独立に消費電力量を低減させる消費電力量低減工程と、前記USBポートをサスペンド状態にするUSBポートサスペンド工程と、前記消費電力量低減工程による処理時、前記USBポートに接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいてリモートウェイクアップ機能の有無とユーザからの操作情報を入力するユーザインタフェースの有無とを判断し、リモートウェイクアップ機能を有する、又はリモートウェイクアップ機能もユーザインタフェースも無いと判断した場合は前記USBポートサスペンド工程によって前記USBポートをサスペンド状態に移行させ、リモートウェイクアップ機能は無いがユーザインタフェースは有ると判断した場合は前記USBポートサスペンド工程によって前記USBポートをサスペンド状態に移行させないように制御する制御工程とからなることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  8. 前記制御工程は、前記リモートウェイクアップ機能もユーザインタフェースも無いと判断した場合、さらに自己電源の有無を判断し、自己電源が無いと判断した場合は前記USBポートサスペンド工程に前記USBポートをサスペンド状態に移行させ、自己電源が有ると判断した場合は前記USBポートサスペンド工程に前記USBポートをサスペンド状態に移行させないように制御する工程であることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置の制御方法。
  9. コンピュータに、ユーザからの操作情報を入力する操作部と前記操作部から入力された操作情報によって画像データの入力又は画像データに基づく画像を形成して出力するエンジン部とを含む自装置内の各部についてそれぞれ独立に消費電力量を低減させる消費電力量低減手順と、USBデバイスを接続するUSBポートをサスペンド状態にするUSBポートサスペンド手順と、前記消費電力量低減手順による処理時、前記USBポートに接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいてリモートウェイクアップ機能の有無とユーザからの操作情報を入力するユーザインタフェースの有無とを判断し、リモートウェイクアップ機能を有する、又はリモートウェイクアップ機能もユーザインタフェースも無いと判断した場合は前記USBポートサスペンド手順によって前記USBポートをサスペンド状態に移行させ、リモートウェイクアップ機能は無いがユーザインタフェースは有ると判断した場合は前記USBポートサスペンド手順によって前記USBポートをサスペンド状態に移行させないように制御する制御手順とを実行させるためのプログラム。
  10. ユーザからの操作情報を入力する操作部と、前記操作部から入力された操作情報によって画像データの入力又は画像データに基づく画像を形成して出力するエンジン部と、USBデバイスを接続するUSBポートとを備えた画像形成装置において、
    前記操作部と前記エンジン部を含む自装置内の各部についてそれぞれ独立に消費電力量を低減させる消費電力量低減手段と、
    前記USBポートにUSBデバイスが接続されたか否かを検知するUSBデバイス接続検知手段と、
    前記USBポートをサスペンド状態にするUSBポートサスペンド手段と、
    前記消費電力量低減手段による消費電力量の低減中、及び前記USBポートサスペンド手段によって前記USBポートがサスペンド状態中、前記USBデバイス接続検知手段によって前記USBポートにUSBデバイスが接続されたことを検知した場合、前記USBポートに接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいてリモートウェイクアップ機能の有無とユーザからの操作情報を入力するユーザインタフェースの有無とを判断し、リモートウェイクアップ機能を有し、ユーザインタフェースが無いと判断した場合は前記USBポートサスペンド手段に前記USBポートのサスペンド状態を維持させ、リモートウェイクアップ機能が無いと判断した場合とリモートウェイクアップ機能とユーザインタフェースを共に有すると判断した場合は前記USBポートサスペンド手段に前記USBポートをサスペンド状態からレディ状態に移行させるように制御する制御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記リモートウェイクアップ機能を有し、ユーザインタフェースが無いと判断した場合と前記ユーザインタフェースを有すると判断した場合は前記操作部の消費電力量の低減状態を維持させ、前記リモートウェイクアップ機能も前記ユーザインタフェースも共に無いと判断した場合は前記操作部を消費電力量の低減状態からレディ状態に移行させるように制御する手段であることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、前記USBポートに接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいて前記USBデバイスの種類を判断し、前記USBポートに接続されたUSBデバイスが前記エンジン部で画像を形成するデータを出力できるデバイスと判断した場合は前記エンジン部を消費電力量の低減状態からレディ状態に移行させ、前記USBポートに接続されたUSBデバイスが前記エンジン部で画像を形成するデータを保持できるデバイスと判断した場合、自装置が複合機でなければ前記エンジン部を消費電力量の低減状態からレディ状態に移行させ、自装置が複合機であれば前記エンジン部をレディ状態への復帰が早い消費電力量の低減状態に移行させるように制御する手段であることを特徴とする請求項10又は11記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、自装置がプリンタ機能を持たない場合、前記消費電力量低減手段によって自装置内の操作部とエンジン部を含む各部への電力供給を停止中に、前記USBデバイス接続検知手段によって前記USBポートにUSBデバイスが接続されたことを検知しても、自装置内のエンジン部への電力供給の停止状態を維持させる手段であることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. ユーザからの操作情報を入力する操作部と、前記操作部から入力された操作情報によって画像データの入力又は画像データに基づく画像を形成して出力するエンジン部と、USBデバイスを接続するUSBポートとを備えた画像形成装置の制御方法において、
    前記操作部と前記エンジン部を含む自装置内の各部についてそれぞれ独立に消費電力量を低減させる消費電力量低減工程と、前記USBポートにUSBデバイスが接続されたか否かを検知するUSBデバイス接続検知工程と、前記USBポートをサスペンド状態にするUSBポートサスペンド工程と、前記消費電力量低減工程による消費電力量の低減中、及び前記USBポートサスペンド工程によって前記USBポートがサスペンド状態中、前記USBデバイス接続検知工程によって前記USBポートにUSBデバイスが接続されたことを検知した場合、前記USBポートに接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいてリモートウェイクアップ機能の有無とユーザからの操作情報を入力するユーザインタフェースの有無とを判断し、リモートウェイクアップ機能を有し、ユーザインタフェースが無いと判断した場合は前記USBポートサスペンド工程に前記USBポートのサスペンド状態を維持させ、リモートウェイクアップ機能が無いと判断した場合とリモートウェイクアップ機能とユーザインタフェースを共に有すると判断した場合は前記USBポートサスペンド工程に前記USBポートのサスペンド状態をレディ状態に移行させるように制御する制御工程とからなることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  15. コンピュータに、ユーザからの操作情報を入力する操作部と前記操作部から入力された操作情報によって画像データの入力又は画像データに基づく画像を形成して出力するエンジン部とを含む自装置内の各部についてそれぞれ独立に消費電力量を低減させる消費電力量低減手順と、USBポートにUSBデバイスが接続されたか否かを検知するUSBデバイス接続検知手順と、前記USBポートをサスペンド状態にするUSBポートサスペンド手順と、前記消費電力量低減手順による消費電力量の低減中、及び前記USBポートサスペンド手順によって前記USBポートがサスペンド状態中、前記USBデバイス接続検知手順によって前記USBポートにUSBデバイスが接続されたことを検知した場合、前記USBポートに接続されたUSBデバイスから取得した情報に基づいてリモートウェイクアップ機能の有無とユーザからの操作情報を入力するユーザインタフェースの有無とを判断し、リモートウェイクアップ機能を有し、ユーザインタフェースが無いと判断した場合は前記USBポートサスペンド手順に前記USBポートのサスペンド状態を維持させ、リモートウェイクアップ機能が無いと判断した場合とリモートウェイクアップ機能とユーザインタフェースを共に有すると判断した場合は前記USBポートサスペンド手順に前記USBポートのサスペンド状態をレディ状態に移行させるように制御する制御手順とを実行させるためのプログラム。
  16. 請求項9又は15記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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