JP2010109556A - 無線受信装置及び隣接チャネル干渉検出方法 - Google Patents

無線受信装置及び隣接チャネル干渉検出方法 Download PDF

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優子 中瀬
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章次 栗木
Shuji Kubota
修司 久保田
Mayuko Ueno
真由子 上野
Yasuaki Yorozu
恭明 萬
Shintaro Kawamura
晋太郎 川村
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Abstract

【課題】周波数ホッピングを行うOFDM無線信号の受信において、隣接チャネル信号からの干渉が低周波数側、高周波側のどちらの隣接チャネルからの干渉であるかを検出できる無線受信装置を提供する。
【解決手段】受信信号品質算出手段6において、各バンドを使用する各OFDMシンボルにおける周波数軸上での位置が一定となる複数のパイロット信号の受信信号品質をバンド毎に算出したうえで、隣接チャネル干渉検出部7によって、前記算出された受信信号品質が所定の閾値を下回るパイロット信号を含むバンドについて、受信信号品質が前記閾値を下回るパイロット信号が高周波側にある場合は、高周波側の隣接チャネルによる干渉として検出し、受信信号品質が前記閾値を下回るパイロット信号が低周波側にある場合は低周波側の隣接チャネルによる干渉として検出するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチバンドOFDM(直交波周波数分割多重:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを受信する無線受信装置に関し、特に隣接チャネル信号による干渉を検出し、検出結果に基づいて復号処理を行う無線受信装置に関する。
無線通信では、電波が空間伝播中に受けるノイズに対して耐性を持たせるため誤り訂正を始めとする様々な技術が取り込まれている。
そのうちの1つである周波数ホッピング方式(Frequency Hopping Spread Spectrum:FH−SSとも呼ばれる)は、キャリアの中心周波数を時間とともに高速に切り替えて送受信を行うスペクトラム拡散方式で、そのキャリアの中心周波数の切り替えは送受信機間でホッピングパターンまたはホッピングシーケンスと呼ばれる規則に従って行われる。使用するバンド帯域の一部にノイズが局在した場合でも高速に周波数を切り替えるため、バースト的なノイズや電波干渉への耐性を持たせるなどの効果がある。
そして近年注目を集めている近距離高速無線通信を実現するUWB(Ultra Wide Band)通信では周波数ホッピング方式を採用したマルチバンドOFDM方式(以下、MB−OFDM方式とよぶ)と呼ばれる変調方式が検討されている。
図7は、MB−OFDM方式による変調方式を説明する図である。
図7に示すように、MB−OFDM方式では、UWB通信の周波数帯である3.1GHzから10.6GHzを528MHz幅のサブバンドに分け、2次変調としてOFDMを採用し、1OFDMシンボルの帯域幅は各サブバンド幅である528MHzとなるように規定されている。そして1OFDMシンボル毎にホッピングパターンに従って周波数の切替を行っている。
図8は、MB−OFDM方式におけるOFDMシンボル内の各サブキャリアのマッピングの様子を示す図である。
128トーンのサブキャリアのうち、通信制御用のパイロット信号がDC成分を中心として、左右対称に各々6トーンずつ等周波数間隔で12本配置されている。
図9は、MB−OFDM方式でのパケットフォーマットを示す図である。
プリアンブルはパケットの前方部分に位置し、そこに含まれる各OFDMシンボルはパケットの検出、タイミング同期、周波数オフセットリカバリ、チャネル推定などを行うために用意されたものである。ヘッダーは通信を行うために必要な情報が含まれ、ペイロード部に実際に通信を行いたいデータが含まれている。そしてヘッダーおよびペイロード部の各OFDMシンボルはパイロット信号を含み、OFDMシンボル内の各サブキャリアのマッピングは図8に示したとおりである。
また、図10は、MB−OFDM方式でのバンド構成を示す図である。
各バンドは2つまたは3つのサブバンドからなるバンドグループを形成する。そしてバンドグループ内で周波数ホッピングが行われ、例えばバンドグループ#1に対してあるホッピングパターンでは、図7に示すようにシンボル毎に使用するバンドをBand#1、Band#2、Band#3と周期的に変化させながら通信を行う。
但しこれらのホッピングパターンはランダムに決められるため他の無線通信装置の出す電波が隣接していた場合、その干渉を受けることになり、受信性能に大きく影響を及ぼす。
図11は、隣接チャネルが存在する場合の受信スペクトラムの様子を示す図である。
これはBand#2で受信を行っている際に隣接するBand#3で他の無線通信が行われ、Band#2の周波数帯域にBand#3を使用する無線通信信号の周波数成分が漏れてきている場合である。この場合、Band#2の受信は干渉を受け、受信性能が劣化することが予測される。そのため隣接チャネルからの干渉を検出し、干渉状況を通知することは安定した通信を行うにあたって必要とされる機能である。
そしてこのような問題に対する従来技術として、例えば特許文献1ではパイロットシンボルの受信電力を測定し、パイロットシンボルの受信電力に基づいてデータシンボルの受信電力を予測し、この予測値と実際のデータシンボルの受信電力差が大きい場合にそのホッピング位置のデータシンボルがその他の無線通信装置の出すデータシンボルからの干渉を受けているとする方法が提案されている。
特開2004−266336公報
しかしながら特許文献1に記載されるような従来技術ではパイロットシンボルとデータシンボルの受信電力を比較することによってデータシンボルが干渉を受けているかどうか、つまりシンボルの衝突が起こっているかどうかを検出することは可能であるが、隣接チャネルによる影響を受けていた場合、高周波数側の隣接チャネルによる干渉であるか、または低周波数側の隣接チャネルによる干渉であるかについては検出することができないため、干渉の発生要因の解明に役立てたり、シンボルにおける干渉状況に基いた復号処理を適切に行うことが出来なかった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、周波数ホッピングを行うOFDM無線信号の受信において、隣接チャネル信号からの干渉の検出、詳しくは隣接チャネル信号からの干渉が低周波数側の隣接チャネルからの干渉であるか、または高周波数側の隣接チャネルからの干渉であるかを検出することにより、干渉の発生要因を解明する助けとなるとともに、シンボルにおける干渉状況に基いた復号処理が可能な無線受信装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、通信周波数帯を各バンドに分割して使用し、各バンドにOFDMシンボルを割り当てて周波数ホッピングを行うマルチバンドOFDM無線通信を行う無線受信装置において、各バンドを使用する各OFDMシンボルにおける周波数軸上での位置が一定となる複数のパイロット信号の受信信号品質をバンド毎に算出する受信信号品質算出手段と、前記算出された受信信号品質が所定の閾値を下回るパイロット信号を含むバンドについて、前記閾値を下回るパイロット信号が高周波側にある場合は、高周波側の隣接チャネルによる干渉として検出し、前記閾値を下回るパイロット信号が低周波側にある場合は低周波側の隣接チャネルによる干渉として検出する隣接チャネル干渉検出手段と、を備えた無線受信装置を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記受信信号品質算出手段は、各シンボルにおける周波数軸上位置が同じパイロット信号の受信信号品質の平均を、各パイロット信号のバンド毎の受信信号品質として算出する請求項1に記載の無線受信装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、高周波側と低周波側のどちらの隣接チャネルによる干渉であるかを表示する表示部を備えた請求項2に記載の無線受信装置を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、各バンドにおける各パイロット信号の受信信号品質に基づく重み付け処理を伴う復号処理を行う復号処理部を備えた請求項1乃至3の何れか一項に記載の無線受信装置を特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、通信周波数帯を各バンドに分割して使用し、各バンドにOFDMシンボルを割り当てて周波数ホッピングを行うマルチバンドOFDM無線通信を行う無線受信装置における隣接チャネル干渉検出方法において、各バンドを使用する各OFDMシンボルにおける周波数軸上での位置が一定となる複数のパイロット信号の受信信号品質をバンド毎に算出するステップと、前記算出された受信信号品質が所定の閾値を下回るパイロット信号を含むバンドについて、受信信号品質が前記閾値を下回るパイロット信号が高周波側にある場合は、高周波側の隣接チャネルによる干渉として検出し、受信信号品質が前記閾値を下回るパイロット信号が低周波側にある場合は低周波側の隣接チャネルによる干渉として検出するステップと、を含む隣接チャネル干渉検出方法を特徴とする。
以上のように構成したので、本発明によれば、周波数ホッピングで使用するバンド毎にOFDMシンボルの各パイロット信号についての受信信号品質を算出し、算出したバンド毎のOFDMシンボルの各パイロット信号に対する受信信号品質情報をもとに隣接チャネルの干渉を検出し、さらに、それが高周波数側の隣接チャネルによる干渉であるか、または低周波数側の隣接チャネルによる干渉であるかを検出し、この検出結果に基づいた重み付け処理を行うことで受信性能を改善することが可能な無線受信装置が実現できる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
なお、本発明は、MB−OFDM方式の無線装置に関するものであり、以下に述べる実施例において、シンボル内の各サブキャリアのマッピングや、パケットフォーマット、バンド構成は、図7〜9に示したものと同様であることはいうまでもない。
図1は、本発明による無線受信装置の一実施形態を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の無線通信装置は、アンテナ1、RF部(無線部)2、ADC(ADコンバータ)3、同期処理部4、FFT(高速フーリエ変換)部5、バンド別受信信号品質算出部(受信信号品質算出手段)6、隣接チャネル干渉検出部(隣接チャネル干渉検出部)7と、表示部(表示手段)8、復号処理部9をその構成要素として含む。
より詳しくは、アンテナ1により受信した電波に対してRF部2では周波数変換、余分な周波数成分の除去、信号レベルの調節を行った(アナログ)ベースバンド信号を出力する。
ADコンバータ3は、RF部2からのアナログベースバンド信号に対して標本化および量子化を行い、デジタル信号に変換する。
同期処理部4は、ADコンバータ3からの信号に対してパケット検出、AGC(Auto Gain Control)、キャリア周波数オフセット補正、シンボルタイミング同期、フレームタイミング同期などを行う。
FFT部5は、同期処理部4からの信号に対してOFDMシンボル毎に高速フーリエ変換を行い、サブキャリアに分波する。
バンド別受信信号品質算出部6は、後で詳述するように、FFT部5により分波されたOFDMシンボル内の各パイロット信号に対する受信信号品質を算出する。そして使用するバンド毎にOFDMシンボルの各パイロット信号に対する受信信号品質の平均値を算出する。つまり同じバンドを使用するOFDMシンボルの各パイロット信号に対する受信信号品質を積算し、積算した回数(=同じバンドを使用したOFDMシンボル数)で割ることによりバンド毎に平均化した各パイロット信号の受信信号品質を最終的に算出する。
さらに、隣接チャネル干渉検出部7は、バンド別受信信号品質算出部6により算出されたバンド毎のOFDMシンボルの各パイロット信号に対する受信信号品質情報をもとに隣接チャネルの干渉を検出する。ここで受信信号品質に対してある所定の閾値を設定し、各パイロット信号の受信信号品質の中に閾値を下回るものが存在する場合、そのバンドを使用するOFDMシンボルは隣接チャネルによる干渉を受けていると判断する。そして隣接チャネルによる干渉を受けていると判断すると、高周波数側にある隣接チャネルによる干渉か、あるいは低周波数側にある隣接チャネルによる干渉かを各パイロット信号の受信信号品質の分布をもとに検出する。
さらに、表示部8は、隣接チャネル干渉検出部7により検出した干渉を起こしている隣接チャネルが低周波数側に存在するか高周波数側に存在するかについて表示する。これにより干渉発生要因の解明に利用することができる。
次いで、復号処理部9は、FFT部5から出力されたデータサブキャリアに対してイコライズ処理や誤り訂正処理を行いデータを復元する。この時、隣接チャネル干渉検出部7において隣接チャネルによる干渉を受けていると検出すると、バンド別受信信号品質算出部6から出力されるOFDMシンボルの各パイロット信号に対する受信信号品質情報をもとに重み付け処理を伴う復号処理を行う。これにより、受信性能の改善を図ることができる。
ここで、OFDMの高周波側、低周波側のどちらで干渉が起きているのかが、隣接チャネル干渉検出部7によって検出されており、この情報を反映した重み付けが可能となるため、より受信性能の改善を図ることもできる。
図2は、バンド別受信信号品質算出部6における処理を詳しく説明する図である。
図2のような周波数ホッピングを行っている場合、k番目のパイロット信号およびm番目のOFDMシンボルに対する受信信号品質をlq(k,m)、最終的に求めるバンド毎の各パイロット信号に対する受信信号品質をLQ_band1(k)、LQ_band2(k)、LQ_band3(k)とすると、3番目のOFDMシンボルまでの受信を行った段階での受信信号品質は、
LQ_band1(k)=lq(k,1)
LQ_band2(k)=lq(k,2)
LQ_band3(k)=lq(k,3)
となり、6番目のOFDMシンボルまでの受信を行った段階での受信信号品質は、
LQ_band1(k)=(lq(k,1)+lq(k,4))/2
LQ_band2(k)=(lq(k,2)+lq(k,5))/2
LQ_band3(k)=(lq(k,3)+lq(k,6))/2
となり、9番目のOFDMシンボルまでの受信を行った段階での受信信号品質は、
LQ_band1(k)=(lq(k,1)+lq(k,4)+lq(k,7))/3
LQ_band2(k)=(lq(k,2)+lq(k,5)+lq(k,8))/3
LQ_band3(k)=(lq(k,3)+lq(k,6)+lq(k,9))/3
となるように、積算回数が更新される度に受信信号品質も更新されるものとする。
ここで、OFDMシンボル内の各パイロット信号に対する受信信号品質lq(k,m)としては、パイロット信号が既知の信号であることを利用してSNR(Signal to Noise Ratio)を推定する。
次に、隣接チャネル干渉検出部7における処理について、詳しく説明する。
図3〜5は、隣接チャネルによる干渉がある場合の、受信スペクトラムと受信信号品質の関係について説明する図である。
例えば図3(a)に示すようなホッピングパターンがBand1とBand2を使用し、Band3に隣接チャネルが存在する場合は、Band1に対するOFDMシンボルの各パイロット信号の受信信号品質LQ_band1(k)は、Band3における隣接チャネルによる干渉を受けないため図3(b)に示すように所定の閾値を上回ると考えられる。またBand2に対するOFDMシンボルの各パイロット信号の受信信号品質LQ_band2(k)は図3(b)に示すように高周波数側に位置するものにおいて所定の閾値を下回り、かつ高周波数側に位置するもの程受信信号品質が劣化すると考えられる。よって隣接チャネル干渉検出部7では、Band1に対するOFDMシンボルの各パイロット信号の受信信号品質の中に閾値を下回るものが存在しないことよりBand1を使用するOFDMシンボルは隣接チャネルによる干渉を受けていないと判断し、Band2に対するOFDMシンボルの各パイロット信号の受信信号品質の中に閾値を下回るものが存在することよりBand2を使用するOFDMシンボルは隣接チャネルによる干渉を受けていると判断する。そしてBand2に対するOFDMシンボルの各パイロット信号の受信信号品質が高周波数側において劣化していることより高周波数側にある隣接チャネルによる干渉を受けていることを検出する。また、Band1を使用するOFDMシンボルが隣接チャネルによる干渉を受けておらず、且つ、Band2を使用するOFDMシンボルが隣接チャネルによる干渉を受けていることからも高周波数側にある隣接チャネルによる干渉を受けていると検出することができる。
また図4(a)に示すようなホッピングパターンがBand2とBand3を使用し、Band1に隣接チャネルが存在する場合は、Band3に対するOFDMシンボルの各パイロット信号の受信信号品質は、Band1における隣接チャネルによる干渉を受けないため図4(b)に示すように所定の閾値を上回ると考えられる。またBand2に対するOFDMシンボルの各パイロット信号の受信信号品質は図4(b)に示すように低周波数側に位置するものにおいて所定の閾値を下回り、かつ低周波数側に位置するもの程受信信号品質が劣化すると考えられる。よって隣接チャネル干渉検出部では、Band3に対するOFDMシンボルの各パイロット信号の受信信号品質の中に閾値を下回るものが存在しないことよりBand3を使用するOFDMシンボルは隣接チャネルによる干渉を受けていないと判断し、Band2に対するOFDMシンボルの各パイロット信号の受信信号品質の中に閾値を下回るものが存在することよりBand2を使用するOFDMシンボルは隣接チャネルによる干渉を受けていると判断する。そしてBand2に対するOFDMシンボルの各パイロット信号の受信信号品質が低周波数側において劣化していることより低周波数側にある隣接チャネルによる干渉を受けていることを検出する。また、Band3を使用するOFDMシンボルが隣接チャネルによる干渉を受けておらず、且つ、Band2を使用するOFDMシンボルが隣接チャネルによる干渉を受けていることからも低周波数側にある隣接チャネルによる干渉を受けていると検出することができる。
また図5(a)に示すようなホッピングパターンがBand2のみを使用し、Band3に隣接チャネルが存在する場合は、Band2に対するOFDMシンボルの各パイロット信号の受信信号品質は図5(b)に示すように高周波数側に位置するものにおいて所定の閾値を下回り、かつ高周波数側に位置するもの程受信信号品質が劣化すると考えられる。よって隣接チャネル干渉検出部では、Band2に対するOFDMシンボルの各パイロット信号の受信信号品質の中に閾値を下回るものが存在することよりBand2を使用するOFDMシンボルは隣接チャネルによる干渉を受けていると判断する。そしてBand2に対するOFDMシンボルの各パイロット信号の受信信号品質が高周波数側において劣化していることより高周波数側にある隣接チャネルによる干渉を受けていることを検出する。
図6は、本発明による隣接チャネル干渉検出の処理フローを示す図である。
まず、バンド別受信信号品質算出部6において、バンド毎にOFDMシンボルの各パイロット信号に対する受信信号品質を算出する(ステップS1)。
次に、隣接チャネル干渉検出部7において、算出部6で算出したバンド毎のOFDMシンボルの各パイロット信号に対する受信信号品質のうち、ある所定の閾値を下回るものが存在するかどうか判定する(ステップS2)。閾値を下回るものが存在する場合(S2でYes)、高周波数側のパイロット信号であるほど受信信号品質が劣化しているかどうか判断する(ステップS3)。高周波数側のパイロット信号であるほど受信信号品質が劣化している場合(S3でYes)、高周波数側の隣接チャネルによる干渉を検出する(ステップS4)。高周波数側のパイロット信号であるほど受信信号品質が劣化していない場合(S3でNo)、低周波数側のパイロット信号であるほど受信信号品質が劣化しているかどうか判断する(ステップS5)。低周波数側のパイロット信号であるほど受信信号品質が劣化している場合(S5でYes)、低周波数側の隣接チャネルによる干渉を検出する(ステップS6)。また、低周波数側のパイロット信号であるほど受信信号品質が劣化していない場合(S5でNo)、あるいは閾値を下回るものが存在しない場合(S2でNo)、隣接チャネルによる干渉が存在しないと判断する(ステップS7)。そして、隣接チャネルによる干渉状況を表示部8に通知して表示させる(ステップS8)。
そして、復号処理部9では、隣接チャネル干渉検出部7による検出結果に基づいて、劣化した側のシンボルに対する重み付け処理を伴った復号処理を行う(S9)。
以上、説明したように、本発明によれば、周波数ホッピングで使用するバンド毎にOFDMシンボルの各パイロット信号に対する受信信号品質を算出し、算出したバンド毎のOFDMシンボルの各パイロット信号に対する受信信号品質情報をもとに隣接チャネルの干渉を検出するするともに、算出した受信信号品質情報の分布をもとに隣接チャネルに干渉を受けているかどうかだけでなく高周波数側の隣接チャネルによる干渉であるか、または低周波数側の隣接チャネルによる干渉であるかを検出することや、検出した干渉状況を通知し干渉発生要因の解明に役立てることや、干渉を受けている場合に受信信号品質情報をもとに重み付け処理を伴う復号処理を行い受信性能の改善を図ることが可能な無線受信装置が実現できる。
本発明による無線受信装置の一実施形態を示すブロック図。 バンド別受信信号品質算出部6における処理を詳しく説明する図。 隣接チャネルによる干渉がある場合の、受信スペクトラムと受信信号品質の関係について説明する図(その1)。 隣接チャネルによる干渉がある場合の、受信スペクトラムと受信信号品質の関係について説明する図(その2)。 隣接チャネルによる干渉がある場合の、受信スペクトラムと受信信号品質の関係について説明する図(その3)。 本発明による隣接チャネル干渉検出の処理フローを示す図。 MB−OFDM方式による変調方式を説明する図。 MB−OFDM方式におけるOFDMシンボル内の各サブキャリアのマッピングの様子を示す図。 MB−OFDM方式でのパケットフォーマットを示す図。 MB−OFDM方式でのバンド構成を示す図。 隣接チャネルが存在する場合の受信スペクトラムの様子を示す図。
符号の説明
1…アンテナ、2…RF部、3…ADコンバータ、4…同期処理部、5…FFT部、6…バンド別受信信号品質算出部、7…隣接チャネル干渉検出部、8…表示部、9…復号処理部

Claims (5)

  1. 通信周波数帯を各バンドに分割して使用し、各バンドにOFDMシンボルを割り当てて周波数ホッピングを行うマルチバンドOFDM無線通信を行う無線受信装置において、
    各バンドを使用する各OFDMシンボルにおける周波数軸上での位置が一定となる複数のパイロット信号の受信信号品質をバンド毎に算出する受信信号品質算出手段と、
    前記算出された受信信号品質が所定の閾値を下回るパイロット信号を含むバンドについて、前記閾値を下回るパイロット信号が高周波側にある場合は、高周波側の隣接チャネルによる干渉として検出し、前記閾値を下回るパイロット信号が低周波側にある場合は低周波側の隣接チャネルによる干渉として検出する隣接チャネル干渉検出手段と、を備えたことを特徴とする無線受信装置。
  2. 前記受信信号品質算出手段は、各シンボルにおける周波数軸上位置が同じパイロット信号の受信信号品質の平均を、各パイロット信号のバンド毎の受信信号品質として算出することを特徴とする請求項1に記載の無線受信装置。
  3. 高周波側と低周波側のどちらの隣接チャネルによる干渉であるかを表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の無線受信装置。
  4. 各バンドにおける各パイロット信号の受信信号品質に基づく重み付け処理を伴う復号処理を行う復号処理部を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の無線受信装置。
  5. 通信周波数帯を各バンドに分割して使用し、各バンドにOFDMシンボルを割り当てて周波数ホッピングを行うマルチバンドOFDM無線通信を行う無線受信装置における隣接チャネル干渉検出方法において、
    各バンドを使用する各OFDMシンボルにおける周波数軸上での位置が一定となる複数のパイロット信号の受信信号品質をバンド毎に算出するステップと、
    前記算出された受信信号品質が所定の閾値を下回るパイロット信号を含むバンドについて、受信信号品質が前記閾値を下回るパイロット信号が高周波側にある場合は、高周波側の隣接チャネルによる干渉として検出し、受信信号品質が前記閾値を下回るパイロット信号が低周波側にある場合は低周波側の隣接チャネルによる干渉として検出するステップと、
    を含むことを特徴とする隣接チャネル干渉検出方法。
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