JP2010107299A - 赤外線検知素子及びセンサ並びに赤外線検知素子の製造方法 - Google Patents

赤外線検知素子及びセンサ並びに赤外線検知素子の製造方法 Download PDF

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達典 伊藤
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Abstract

【課題】安価に、高い感度を有する赤外線検知素子を容易に実現できる赤外線検知素子、及びその赤外線検知素子を備えたセンサ、並びに赤外線検知素子の製造方法を提供すること。
【解決手段】赤外線検知素子1は、一方の側に複数の熱電素子19が配置され、他方の側に切欠部5が形成された板状の素子であり、切欠部5の周囲を構成する主としてSi基板3からなるSi基板部17と、Si基板部17より薄膜で切欠部5を覆う熱絶縁薄膜部15とを備えている。この赤外線検知素子1は、熱絶縁薄膜部15とSi基板部17とに跨るように、複数の熱電素子19と複数の配線部21とが配置されるとともに、熱電素子19と配線部21とは、熱絶縁薄膜部15とSi基板部17とに交互に配置された接点23を介して直列に電気接続されており、更に、熱電素子19は、エピタキシャル成長した熱電薄膜からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば高感度の温度センサ、光センサ、ガスセンサなどに用いることができる赤外線検知素子、及びその赤外線検知素子を備えたセンサ、並びに赤外線検知素子の製造方法に関する。
従来より、導電性材料の両端に温度差が生じると、両端の間に起電力が生じる現象が知られている。その起電力の大きさを表す物理量は、ゼーベック係数(α)と呼ばれ、α=ΔV/ΔTと定義されており、そのゼーベック係数が比較的大きな材料は、一般的に熱電材料と呼ばれている。
また、ゼーベック係数が比較的大きく異なる2種の材料を相互に2対以上直列に接続したものを、サーモパイルと呼ぶ。サーモパイルの複数ある接点の温度が、順次相対的に高−低−高−低となるような環境下においては、サーモパイル全体として比較的大きな起電力を生じるので、従来より、この起電力を利用したサーモパイル型赤外線検知素子が知られている。
この種のサーモパイルとしては、下記の構成が知られている。
(1)接点を、1つおきに赤外線吸収体と熱的に接触させる。具体的には、特定領域の内側と外側に設けられた接点が交互に接続されるようにサーモパイル素子を形成し、特定領域上に、赤外線吸収層を設ける。
(2)隣接する接点のうちの片方を、赤外線照射時の温度上昇が大きくなるように、熱的に絶縁する。具体的には、MEMS(Micro Electrical Mechanical Systems)技術により自立膜を形成し、自立膜上に設置される接点と、熱引きの大きい基板上に設置される接点が交互に接続されるように構成する。
また、代表的な熱電材料として、古くからBiTeが知られているが、近年では、BiTeを上回る特性の量子井戸型熱電材料が報告されている(特許文献1参照)。この特許文献1には、ゼーベック係数の高いSi−Ge系薄膜材料を、熱的に絶縁させた自立薄膜部材上に形成したという内容の記載がある。
更に、ノンドープのチタン酸ストロンチウムとNbドープのチタン酸ストロンチウムを交互に積層したもので、高いゼーベック係数を持つ熱電材料が報告されている(特許文献2参照)。つまり、特許文献2には、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)系のエピタキシャル薄膜量子井戸熱電材料を利用した熱電対を、チタン酸ストロンチウム基板上に形成した赤外線センサが記載されており、この赤外線センサでは、膜の面方向の温度差を測定するように構成されている。
特開2003−282961号公報 WO2007−132782号公報
ところが、前記特許文献1に記載の赤外線検知素子は、高い特性を有しているが、組織制御や再現性の保証が難しいという問題があった。
また、前記特許文献2に記載の赤外線検知素子は、熱電特性が高く、且つ、耐熱性に高い材料のエピタキシャル薄膜を使用しているため、制御性や再現性に優れているが、基板がSrTiO3であるため、熱絶縁構造を形成することが難しく、結果として高感度の素子を得ることが難しいという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、安価に、高い感度を有する赤外線検知素子を容易に実現できる赤外線検知素子、及びその赤外線検知素子を備えたセンサ、並びに赤外線検知素子の製造方法を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、板状の支持体の一方の側に複数の熱電素子が配置され、他方の側に切欠部が形成された赤外線検知素子において、前記切欠部の周囲を構成する主としてSi基板からなるSi基板部と、前記Si基板部より薄膜で前記切欠部を覆う熱絶縁薄膜部と、を備え、更に、前記熱絶縁薄膜部と前記Si基板部とに跨るように、複数の第1導電層と複数の第2導電層とが配置されるとともに、前記第1導電層と前記第2導電層とは、前記熱絶縁薄膜部と前記Si基板部とに交互に配置された接点を介して直列に電気接続され、且つ、前記第1導電層及び第2導電層のうち少なくとも一方は、エピタキシャル(ヘテロエピタキシャル)成長した熱電薄膜からなる熱電素子であることを特徴とする。
本発明は、上述した構成によって、高性能のサーモパイルを形成することと、サーモパイルの隣接する接点間の温度差を大きくすることの両立が可能であるので、高感度のサーモパイル型赤外線検知素子を、安価に且つ容易に実現することができる。また、熱的に安定なエピタキシャル熱電薄膜を用いるので、再現性や制御性が高いという利点がある。
(2)請求項2の発明では、熱電薄膜は、前記Si基板上又はバッファ層上に形成されたことを特徴とする。
本発明では、熱電薄膜が形成される下地層を例示しており、Si基板よりはバッファ層を介した方が、エピタキシャル成長によって熱電薄膜を好適に形成できる。
なお、前記バッファ層は、熱電薄膜のエピタキシャル成長を促進する薄膜で、格子整合性と化学的な相性により、所望のエピタキシャル薄膜がSi基板上よりも成長し易い薄膜である。このバッファ層は高抵抗であるほど望ましく、材料としては、SrTiO3、CeO2、Y23、YSZが挙げられ、或いは各材料からなる膜の積層膜が挙げられる。
(3)請求項3の発明では、前記第1導電層及び前記第2導電層は、共に、前記Si基板上又はバッファ層上にてエピタキシャル成長した熱電薄膜からなることを特徴とする。
本発明は、第1導電層及び第2導電層の両方ともエピタキシャル成長した熱電薄膜であるので、高い起電力を有するという利点がある。
(4)請求項4の発明では、前記第1導電層及び前記第2導電層を有するサーモパイルと、該サーモパイルを一部(即ち電極パッド部分)を除いて被覆する絶縁保護層と、該絶縁保護層上に形成されて前記熱絶縁薄膜部を覆う赤外線吸収層と、を備えたことを特徴とする。
本発明は、赤外線検知素子の好ましい構成を例示したものである。
(5)請求項5の発明では、前記第2導電層は、少なくとも前記第1導電層の一部を覆う絶縁保護層上に形成されるとともに、前記第1導電層の前記絶縁保護層の非被覆部分にて該第1導電層と電気的に接続されたことを特徴とする。
使用する材料などによっては、第2導電層のパターンをエッチングによって形成する際に、(例えば熱電材料からなる)第1導電層が損なわれることがあるが、本発明では、第1導電層の大部分は絶縁保護層で覆われているので、製造時における第1導電層の損傷を防止することができる。
(6)請求項6の発明は、前記請求項1〜5のいずれかに記載の赤外線検知素子を備えたことを特徴とするセンサである。
このセンサを用いることにより、高い精度で温度等を測定することができる。このセンサとしては、温度センサ、光センサ、ガスセンサが挙げられる。
(7)請求項7の発明は、板状の支持体の一方の側に複数の熱電素子が配置され、他方の側に切欠部が形成されたダイヤフラム構造を有し、前記切欠部の周囲を構成する主としてSi基板からなるSi基板部と、前記Si基板部より薄膜で前記切欠部を覆う熱絶縁薄膜部と、を備えた板状の赤外線検知素子の製造方法において、前記Si基板上又はバッファ層上に、エピタキシャル成長によって熱電薄膜を形成する第1工程と、前記熱電薄膜をパターニングすることによって、複数の熱電素子を形成する第2工程と、前記複数の熱電素子を電気的に接続する配線部を形成してサーモパイルを作製する第3工程と、前記サーモパイルを含む基板表面を絶縁保護層で覆う第4工程と、前記絶縁保護層をエッチングすることにより、サーモパイルの一部を露出させて電極パッドを形成する第4工程と、前記Si基板部の前記熱電素子の形成側と反対側をエッチングして、前記Si基板部より薄い熱絶縁薄膜部を形成する第5工程と、を有することを特徴とする。
本発明では、上述した製造方法により、例えば前記請求項1〜5のいずれかに記載の赤外線検知素子を容易に製造することができる。つまり、上述した工程により、エピタキシャルな熱電材料を用いた熱電素子を形成できるとともに、この熱電素子を熱絶縁薄膜部とSi基板部に跨るように形成することにより、高感度の赤外線検知素子を、低コストで容易に実現することができる。
なお、前記バッファ層は、前記請求項2の発明におけるバッファ層と同様である。
(8)請求項8の発明では、前記第5工程の前又は後に、前記絶縁保護層上の熱絶縁薄膜部に相当する部位に、赤外線吸収層を形成することを特徴とする。
この赤外線吸収層を設けることにより、熱電薄膜からなる第1及び/又は第2導電層の両端の温度差を大きくすることができ、精度の高い測定が可能となる。
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
[第1実施形態]
a)まず、本実施形態のサーモパイル赤外線検知素子(以下単に赤外線検知素子と記す)の構成を、図1に基づいて説明する。
なお、図1(a)は赤外線検知素子の平面を示し(但し赤外線吸収層は除く)、図1(b)はそのA−A’断面を示している。
図1に示すように、本実施形態の赤外線検知素子1は、赤外線を検知する板状の素子であり、ベースとなる板状の支持体(基板)2の中央部分の一方の側(図1(b)の下方)が切り欠かれたダイヤフラム構造を有している。
つまり、赤外線検知素子1は、単結晶のSi基板(支持基板)3と、Si基板3の第2主面(図1(b)の下面)の中央に形成された切欠部5と、切欠部5を被覆する自立薄膜である熱絶縁薄膜部15と、Si基板3の第1主面(図1(a)の上面)に形成されたサーモパイル9と、サーモパイル9の端部に形成された電極パッド11と、熱絶縁薄膜部15の上部を覆う赤外線吸収層13とを備えている。なお、ここでは、図1(b)に示す様に、切欠部(ダイヤフラム部分)5の周囲の枠状の厚みのある部分をSi基板部17と称する。
以下、赤外線検知素子1の各構成等について、更に詳しく説明する。
・前記サーモパイル9は、例えばニオブ(Nb)がドープされたチタン酸ストロンチウム(Nb:SrTiO3)や、Nb:SrTiO3とSrTiO3の繰り返し積層膜等の熱電材料からなる複数の熱電素子19と、例えばAl等の導電性薄膜からなる複数の配線部21とを備えている。
詳しくは、サーモパイル9は、Si基板部17と熱絶縁薄膜部15とに跨るように、複数の熱電素子19と複数の配線部21とが形成されており、それらは交互に直列に接続されている。
つまり、熱電素子19の長手方向の両端の各接点23は、Si基板部17上と熱絶縁薄膜部15上とに分かれて形成されており、熱電素子9の一方の接点23(例えば温接点)と他方の接点23(例えば冷接点)とを接続するように配線部21が形成されている。なお、サーモパイル9の両端の配線部21には、サーモパイル9と外部回路とを電気的に接続するために、前記電極パッド11が形成されている。
・前記Si基板3の上面及び下面のうち、熱電素子19以外の領域(即ちSi基板部17の領域)には、電気的な絶縁膜25、27が形成されている。この絶縁膜25、27は、単層でも積層膜でもよい。また、条件によっては、省略も可能である。この絶縁膜25、27としては、熱酸化膜、酸化珪素膜、窒化珪素膜、酸化アルミニウム膜、酸化タンタル、或いはそれらの積層膜を採用できる。
・前記赤外線検知素子1の上面側においては、基板全面にわたり、電気的絶縁性を有し熱電素子9の形成に好適なバッファ層29が形成されている。
このバッファ層29は、少なくともSiが露出している領域に成膜された部位においては、エピタキシャル成長した薄膜(エピ膜)であることが必要であり、バッファ層29の材料としては、SrTiO3、CeO2、Y23、YSZが挙げられ、或いは各材料からなる膜の積層膜が挙げられる。
・前記バッファ層29の上面には、前記熱電素子19が形成されている。この熱電素子19の材料は、バッファ層29の材料と格子整合性のある材料であり、バッファ層29を構成するエピ膜上においては、熱電素子19もエピ膜によって形成されている。熱電素子19の材料としては、Si、Ge、Si−Ge、NbをドープしたSrTiO3、SrTiO3/TiO2、Nb:SrTiO3とSrTiO3の繰り返し積層膜等が挙げられる。
また、バッファ層29の上面には、熱電素子19以外に、前記配線部11が形成されている。この配線部11の材料としては、熱電素子19と良好なオーミック接続が得られることが必要であり、且つ、低抵抗であることが望ましい。例えばAlが好適に用いられる。
・前記サーモパイル9を保護するために、赤外線検知素子1の上面側には、サーモパイル9を覆うように絶縁保護層31が形成されている。この絶縁保護層31としては、酸化珪素膜、窒化珪素膜、酸化アルミニウム膜、或いはそれらの積層膜を採用できる。
・前記赤外線吸収層13としては、赤外線を吸収する薄膜、Au黒、カーボン粉末、それらを担持した多孔質材料などが挙げられる。
なお、バッファ層29、熱電素子19、配線部21、絶縁保護層31によって、熱絶縁薄膜部15が形成されるので、それら複数の薄膜の応力の均衡がとれ、なおかつ、プロセス中或いは使用中に破損しないだけの強度であることが必要である。
b)次に、本実施形態の赤外線検知素子1の製造方法を、図2及び図3に基づいて説明する。
本実施形態では、図2(a)に示す様に、製造時のベースとなる基板として、単結晶のSi基板3を用いた。
(1)そして、まず、単結晶のSi基板3を洗浄し、図2(b)に示す様に、Si基板3の第1主面(上面)及び第2主面(下面)に、それぞれ絶縁膜25、27を形成する。この絶縁膜25、27の成膜手法としては、熱酸化、LPCVD(減圧化学気相成長法)、PECVD(プラズマ化学気相成長法)、CVD(化学蒸着)、スパッタリング等を採用できる。本実施形態では、熱酸化とLPCVD法によって、酸化珪素膜と窒化珪素膜と(図示せず)を順次形成し、前記絶縁膜25、27を形成した。
(2)次に、図2(c)に示す様に、フォトリソグラフ法によって、上面の絶縁膜25の一部を除去して、Si基板3の上面の一部を露出させる。詳しくは、レジストの塗布、露光、現像を経て、レジストをマスクとして窒化珪素膜の一部をRIE(反応性イオンエッチング)で除去し、次いでレジストを剥離し、残った窒化珪素膜をマスクとして、熱酸化膜(酸化珪素膜)を緩衝フッ酸でエッチングした。
(3)次に、図2(d)に示す様に、基板全面にバッファ層29を形成する。つまり、絶縁膜25上とSi基板3の露出部分を覆うように、バッファ層29を形成する。バッファ層29の成膜方法は、エピ膜がえら得る限りは限定はなく、PLD(パルスレーザ蒸着)、MBE(分子線エピタキシー)、MOCVD(有機金属気相成長法)等に代表される各種の手法のほか、CVD、スパッタリング等の各種の方法を採用できる。本実施形態では、PLDにより、Y23、YSZを材料として、バッファ層29を形成した。
(4)次に、図2(e)に示す様に、バッファ層29の上に熱電材料からなる(熱電素子19となる)熱電薄膜33を形成する。この成膜方法としては、エピ膜が得られる限りは限定はなく、PLD、MBE、MOCVD等に代表される各種の手法のほか、CVD、スパッタリング等の各種の方法を採用できる。本実施形態では、PLDにより、Nb:SrTiO3を材料として、熱電薄膜33を形成した。
(5)次に、図2(f)に示す様に、熱電薄膜33をパターニングすることにより、熱電素子19を形成する。パターニングとしては、前記の様なフォトリソグラフ法を採用でき、その際のエッチング液としては、緩衝フッ酸或いは希釈フッ酸が好適である。なおこの時点で、熱電素子19が形成されない(熱電薄膜33がエッチングに除去される)領域において、バッファ層29も同時に除去されてもよい。
(6)次に、図2(g)に示す様に、基板全面に(後に配線部21となる)導電性薄膜35を形成する。この成膜方法としては、蒸着やスパッタリング等が好適に用いられる。
(7)次に、図3(a)に示す様に、導電性薄膜35をパターニングすることにより、配線部21を形成する。パターニングとしては、前記の様なフォトリソグラフ法を採用できる。
(8)次に、図3(b)に示す様に、基板全面に絶縁保護層31を形成する。この成膜手法としては、熱酸化、LPCVD、PECVD、CVD、スパッタリング等を採用できる。
なお、本実施形態では、PECVDにより、窒化珪素膜と酸化珪素膜と(図示せず)を積層した。
(9)次に、図3(c)に示す様に、絶縁保護層31の一部をエッチングによって除去することにより、サーモパイル9の両端をなす配線部21の一部を露出させて、電極パッド11を形成する。
(10)次に、図3(d)に示す様に、基板の第2主面側(裏側)の絶縁膜27をパターニングして、(切欠部5に対応する)Siを露出させ、図3(e)に示す様に、その露出部分をSi異方性エッチングすることにより、切欠部5を形成した。
具体的には、レジストをパターニングしてマスクを形成し、窒化珪素層をRIEによりエッチングした。次に、レジストを除去して、残った窒化珪素層をマスクとして、熱酸化膜(酸化珪素膜)を緩衝フッ酸でエッチングし、Si異方性エッチング液に浸漬した。その際に、第1主面側を異方性エッチング液より保護するために、図示しない保護コート(日産化成製プロテック)を塗布した。
(11)次に、図3(f)に示す様に、切欠部5を形成した後に、保護コートを除去し、ダイシングした。ダイシング後、熱絶縁薄膜部15の第1主面側に、赤外線吸収材を塗布し、赤外線吸収層13を形成した。赤外線吸収層13は、カーボン、金ブラック等を含むペーストを塗布乾燥することによって形成した。
以上の工程により、熱絶縁薄膜部15とSi基板部17とに跨るように、(エピタキシャル成長した熱電薄膜33からなる)熱電素子19と配線部21とが配置されるとともに、熱電素子19と配線部21とが、熱絶縁薄膜部15とSi基板部17とに交互に配置された接点23を介して直列に電気接続された赤外線検知素子1が作製できる。
c)次に、本実施形態の赤外線検知素子1の使用例を、図4に基づいて説明する。
図4に示す様に、赤外線検知素子1に赤外線が照射された場合、赤外線を吸収した赤外線吸収層13が温度上昇すると、熱的に分離されたダイヤフラムに対応する熱絶縁薄膜部15は、Si基板部17に比べ高温となり、熱電素子19の両端に温度差が与えられる。これにより、熱電素子19は起電力を生じ、複数直列に配置された熱電素子19の各起電力の和が、(両電極パッド11を介して)出力として検出される。
なお、上述した赤外線検知素子1は、例えば図5に示すような温度を検知する温度センサ35の内部に使用される。この温度センサ35により、測定対象の温度を、測定対象から発生する赤外線によって検出することができる。
d)この様に、本実施形態の赤外線検知素子1は、サーモパイル9を構成する複数の熱電素子19と複数の配線部21とは、熱絶縁薄膜部15とSi基板部17とに交互に配置された接点23を介して直列に電気接続されており、且つ、熱電素子19は、バッファ層29上にてエピタキシャル(ヘテロエピタキシャル)成長した熱電薄膜からなる熱電素子19である。
従って、この赤外線検知素子1は、高特性のサーモパイル9を備えることと、サーモパイル9の温接点と冷接点との間の温度差を大きくすることにより、高感度のサーモパイル型赤外線検知素子1を、安価に且つ容易に得ることができる。
また、熱電素子19として、熱的に安定なエピタキシャル熱電薄膜を用いるので、再現性や制御性が高いという利点がある。
[第2実施形態]
次に第2実施形態について説明するが、前記第1実施形態と同様な内容の説明は簡略化する。
なお、本実施形態は、前記請求項5の発明に対応する内容であり、第1実施形態と同じ名称の部材は、特に限定しない限りは同じ材料からなる。
図6に示す様に、本実施形態の赤外線検知素子41は、前記第1実施形態と同様にダイヤフラム構造を有しており、熱電素子43及び配線部45は、(薄肉の)熱絶縁薄膜部47と(熱絶縁薄膜部47より厚みのある)Si基板部49とに跨るように配置されている。また、絶縁膜51、53、バッファ層55、電極パッド57、赤外線吸収層59等も同様に備えている。
特に本実施形態では、熱電素子43やバッファ層55の多くの部分を覆うように、第1絶縁保護層61が形成され、この第1絶縁保護層61等の上に配線部45が形成されている。そして、配線部45は、熱電素子43における第1絶縁保護層61の非被覆部分にて、熱電素子43と電気的に接続されており、これにより、熱電素子43同士が電気的に接続されている。なお、基板表面には、第1絶縁保護層61や配線部45を覆うように、同様な第2絶縁保護層63が形成されている。
本実施形態では、熱電素子43を形成した後に、熱電素子43の一部を除く基板全面を第1絶縁保護層61で被覆し、その第1絶縁保護層61上に配線部45を形成する。
従って、本実施形態は、熱電素子43が配線部45形成時のエッチングストップとなり得ない場合に好適である。
つまり、使用する材料などによっては、配線部45のパターンをエッチングによって形成する際に、熱電素子43が損なわれることがあるが、本実施形態では、熱電素子43の大部分は第1絶縁保護層61で覆われているので、製造時における熱電素子43の損傷を防止することができる。
[第3実施形態]
次に第3実施形態について説明するが、前記第1実施形態と同様な内容の説明は簡略化する。
なお、本実施形態は、前記請求項3の発明に対応する内容であり、第1実施形態と同じ名称の部材は、特に限定しない限りは同じ材料からなる。
図7に示す様に、本実施形態の赤外線検知素子71は、前記第1実施形態と同様にダイヤフラム構造を有しており、第1熱電素子73及び(第1熱電素子73同士を接続する配線部に対応する)第2熱電素子75は、(薄肉の)熱絶縁薄膜部77と(熱絶縁薄膜部77より厚みのある)Si基板部79とに跨るように配置されている。また、絶縁膜81、83、バッファ層85、電極パッド87、絶縁保護層89、赤外線吸収層91等も同様に備えている。
特に本実施形態では、第1熱電素子73と第2熱電素子75は、異なる熱電材料から構成されている。具体的には、第1熱電素子73はNb:SrTiO3からなり、第2熱電素子75はBドープのp型Siからなる。また、第1熱電素子73と第2熱電素子75を有するサーモパイル93の両端には、例えば第1実施形態の配線部と同様な導電材料からなる配線部95が形成されており、その配線部95の端部には、電極パッド87が形成されている。
本実施形態では、第1熱電素子73と第2熱電素子75とが、交互に直列に接続されているので、起電力が高いという利点がある。
なお、本実施形態では、第1熱電素子73と第2熱電素子75は、バッファ層85上にヘテロエピタキシャル成長させることによって形成されているが、一方が多結晶(例えばSiなど)であってもよい。
[第4実施形態]
次に第4実施形態について説明するが、前記第3実施形態と同様な内容の説明は簡略化する。
なお、本実施形態は、前記請求項3の発明に対応する内容であり、第3実施形態と同じ名称の部材は、特に限定しない限りは同じ材料からなる。
図8に示す様に、本実施形態の赤外線検知素子101は、前記第3実施形態と同様にダイヤフラム構造を有しており、第1熱電素子103及び第2熱電素子105は、(薄肉の)熱絶縁薄膜部107と(熱絶縁薄膜部107より厚みのある)Si基板部109とに跨るように配置されている。また、絶縁膜111、113、バッファ層115、配線部117、電極パッド119、絶縁保護層121、赤外線吸収層123等も同様に備えている。
特に本実施形態では、第1熱電素子103と第2熱電素子105は、異なる熱電材料からなるとともに、第1熱電素子103と第2熱電素子105は、オーミック接続を得るために、接続バッファ層125を介して電気的に接続されている。この接続バッファ層125の材料としては、例えばAlを主体とした材料を採用できる。
本実施形態は、第1熱電素子103と第2熱電素子105とが直接的接続ではオーミック接続しにくい場合に有効である。
[第5実施形態]
次に第5実施形態について説明するが、前記第3実施形態と同様な内容の説明は簡略化する。
なお、本実施形態は、前記請求項3の発明に対応する内容であり、第3実施形態と同じ名称の部材は、特に限定しない限りは同じ材料からなる。
図9に示す様に、本実施形態の赤外線検知素子131は、前記第3実施形態と同様にダイヤフラム構造を有しており、第1熱電素子133及び第2熱電素子135は、(薄肉の)熱絶縁薄膜部137と(熱絶縁薄膜部137より厚みのある)Si基板部139とに跨るように配置されている。また、絶縁膜141、143、配線部145、電極パッド147、絶縁保護層149、赤外線吸収層151等も同様に備えている。
特に本実施形態では、バッファ層を備えておらず、第1熱電素子133と第2熱電素子135は、Si基板153上に直接に形成されており、第1熱電素子133と第2熱電素子135の下面の一部は、切欠部155に露出している。
なお、本実施形態では、Si基板153が、第1熱電素子133と第2熱電素子135に対して実質上絶縁体であること、第1熱電素子133と第2熱電素子135の少なくとも一方は、Si基板153上にて直接ヘテロエピタキシャル成長が可能であること、プロセス中に、Si基板153と第1熱電素子133及び第2熱電素子135とが反応しないこと、切欠部155を形成する際に、第1熱電素子133と第2熱電素子135とが消失しないこと等の条件を満たす必要がある。また、使用に際しては、汚れによって短絡しない環境であること等を考慮する必要がある。
[第6実施形態]
次に第6実施形態について説明するが、前記第1実施形態と同様な内容の説明は簡略化する。
本実施形態の赤外線検知素子は、第1実施形態の赤外線検知素子とは、サーモパイルの配置が異なっている。
図10に示す様に、本実施形態の赤外線検知素子161は、前記第1実施形態と同様にダイヤフラム構造を有しており、熱電素子163は、(薄肉の)熱絶縁薄膜部165と(熱絶縁薄膜部165より厚みのある)Si基板部167とに跨るように配置されている。なお、電極パッド169、赤外線吸収層171等も同様に備えている。
特に本実施形態では、熱電素子163の両端の接点173間の温度差を大きく、且つ、接点数を増やすために、熱電素子163と配線部175とが放射状に形成され、熱絶縁薄膜部165上において、(中心側の)接点173は、熱絶縁薄膜部165の中心に比較的に近い領域に配置されている。
また、熱電素子163と配線部175との抵抗率の違いを考慮して、即ちチタン酸ストロンチウム等からなる熱電素子163は、例えばAlからなる配線部175より抵抗率が大きいので、熱電素子163の線幅は配線部175の線幅より大きく設定されている。
上述した構成により、抵抗値の増大を最小限に抑えることができ、また、熱電素子163の本数を増やすことができるので、高い感度を実現することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば赤外線吸収層を形成する順番は、製造プロセス上問題がなければ、ダイヤフラム形成前に行ってもよい。
(a)は第1実施形態の赤外線検知素子を示す平面図であり、(b)は図1(a)のA−A’断面図である。 第1実施形態の赤外線検知素子の製造工程を示す説明図である。 第1実施形態の赤外線検知素子の製造工程を示す説明図である。 第1実施形態の赤外線検知素子の動作を示す説明図である。 赤外線検知素子が用いられる温度センサを示す説明図である。 第2実施形態の赤外線検知素子を破断して示す断面図である。 (a)は第3実施形態の赤外線検知素子を示す平面図であり、(b)は図7(a)のA−A’断面図である。 第4実施形態の赤外線検知素子を破断して示す断面図である。 第5実施形態の赤外線検知素子を破断して示す断面図である。 第6実施形態の赤外線検知素子を示す平面図である。
符号の説明
1、41、71、101、131、161…赤外線検知素子
3、153…Si基板
5、155…切欠部
9、93…サーモパイル
11、57、87、119、147、169…電極パッド
13、59、91、123、151、171…赤外線吸収層
15、47、77、107、137、165…熱絶縁薄膜部
17、49、79、109、139、167…Si基板部
19、43、73、75、103、105、163…熱電素子
21、45、95、117、145、175…配線部
23、173…接点
29、55、85、115…バッファ層
31、61、63、89、121、149…絶縁保護層
35…温度センサ
125…接続バッファ層

Claims (8)

  1. 板状の支持体の一方の側に複数の熱電素子が配置され、他方の側に切欠部が形成された赤外線検知素子において、
    前記切欠部の周囲を構成する主としてSi基板からなるSi基板部と、前記Si基板部より薄膜で前記切欠部を覆う熱絶縁薄膜部と、を備え、
    更に、前記熱絶縁薄膜部と前記Si基板部とに跨るように、複数の第1導電層と複数の第2導電層とが配置されるとともに、前記第1導電層と前記第2導電層とは、前記熱絶縁薄膜部と前記Si基板部とに交互に配置された接点を介して直列に電気接続され、
    且つ、前記第1導電層及び第2導電層のうち少なくとも一方は、エピタキシャル成長した熱電薄膜からなる熱電素子であることを特徴とする赤外線検知素子。
  2. 前記熱電薄膜は、前記Si基板上又はバッファ層上に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の赤外線検知素子。
  3. 前記第1導電層及び前記第2導電層は、共に、前記Si基板上又はバッファ層上にてエピタキシャル成長した熱電薄膜からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の赤外線検知素子。
  4. 前記第1導電層及び前記第2導電層を有するサーモパイルと、該サーモパイルを一部を除いて被覆する絶縁保護層と、該絶縁保護層上に形成されて前記熱絶縁薄膜部を覆う赤外線吸収層と、を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の赤外線検知素子。
  5. 前記第2導電層は、少なくとも前記第1導電層の一部を覆う絶縁保護層上に形成されるとともに、前記第1導電層の前記絶縁保護層の非被覆部分にて該第1導電層と電気的に接続されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の赤外線検知素子。
  6. 前記請求項1〜5のいずれかに記載の赤外線検知素子を備えたことを特徴とするセンサ。
  7. 板状の支持体の一方の側に複数の熱電素子が配置され、他方の側に切欠部が形成されたダイヤフラム構造を有し、前記切欠部の周囲を構成する主としてSi基板からなるSi基板部と、前記Si基板部より薄膜で前記切欠部を覆う熱絶縁薄膜部と、を備えた赤外線検知素子の製造方法において、
    前記Si基板上又はバッファ層上に、エピタキシャル成長によって熱電薄膜を形成する第1工程と、
    前記熱電薄膜をパターニングすることによって、複数の熱電素子を形成する第2工程と、
    前記複数の熱電素子を電気的に接続する配線部を形成してサーモパイルを作製する第3工程と、
    前記サーモパイルを含む基板表面を絶縁保護層で覆う第4工程と、
    前記絶縁保護層をエッチングすることにより、サーモパイルの一部を露出させて電極パッドを形成する第4工程と、
    前記Si基板部の前記熱電素子の形成側と反対側をエッチングして、前記Si基板部より薄い熱絶縁薄膜部を形成する第5工程と、
    を有することを特徴とする赤外線検知素子の製造方法。
  8. 前記第5工程の前又は後に、前記絶縁保護層上の熱絶縁薄膜部に相当する部位に、赤外線吸収層を形成することを特徴とする請求項7に記載の赤外線検知素子の製造方法。
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