JP2010102764A - メモリモジュール、該メモリモジュールに用いられる制御方法、及び電子装置 - Google Patents

メモリモジュール、該メモリモジュールに用いられる制御方法、及び電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】メモリセルがマトリクス状に配置されて構成され、低消費電力で効率良く使用されるメモリモジュールを提供する。
【解決手段】通常アクセスモードが設定されたとき、メモリセル22のワード線が各行毎に活性化される一方、並び替えアクセスモードが設定されたとき、一定数の行(8行)に対応するメモリセル22で1単位ブロックとし、活性化するワード線の行が、この1単位ブロックの範囲内で一定列(1列)のメモリセル22毎に変更(改行)されることにより、一度のアクセスで複数行に跨がって特定のメモリセル22がアクセスされる。
【選択図】図1

Description

この発明は、メモリモジュール、該メモリモジュールに用いられる制御方法、及び電子装置に係り、たとえば、組み込み機器、PC(パーソナルコンピュータ)、データサーバなどに設けられているプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)、SoC(System on Chip)などの能動モジュールと、SDRAM(Synchronous DRAM)などの受動モジュールとの間に設けられるキャッシュメモリや一時バッファなどに用いて好適なメモリモジュール、該メモリモジュールに用いられる制御方法、及び電子装置に関する。
プロセッサなどの能動モジュールでは、クロック周波数や並列処理数が増大されることにより、その演算能力や処理能力が向上してきている。その一方で、SDRAMなどの主記憶装置として用いられるメモリや、ディスクなどの2次記憶装置のアクセス速度は、プロセッサの処理速度の向上に対応して向上させることは困難である。このため、同時に多数のSDRAMを並列に同時にアクセスすることによってデータ転送のスループット(バンド幅)を向上させたり、能動モジュール内に高速にアクセスできるSRAM(Static Random Access Memory )をキャッシュメモリや内部ローカルメモリとして配置することにより、この速度のギャップを埋める工夫が行われている。しかしながら、上記能動モジュール内に配置できるメモリの規模には限界があり、通常は非常に小さいものである。このため、システム設計やソフトウェア設計の際、このメモリが効率良く使用されるように設計することが、システムの実効性能を確保するために重要である。
ところが、通常のSRAMセルでは、Row(行)方向へのアクセスは効率的に行われるが、Column(列)方向に連続する縦データや、複数のRowに跨るデータに対するアクセスを行う場合では、複数回のRow方向のアクセスを行なった後にデータの取捨選択が必要となり、非効率的なアクセスとなる。たとえば、画像データなどをSRAMに配置した場合、画像を90度回転させるような処理や、データがRow方向で複数行に跨って配置される場合の画像参照更新などの処理によるSRAMアクセスは、非効率的になるという問題点がある。このような問題点を改善するために、複数のRowに跨るデータが同時に効率的にアクセスされるSRAMが提案されている。
この種の関連する技術としては、たとえば、特許文献1に記載された画像処理用メモリがある。
この画像処理用メモリは、図10に示すように、メモリアレイ(MC−Array)1と、行デコーダ(XDEC)2と、データプリデコーダ(XDPD)3と、データプリデコーダ(XDPD2)4と、列デコーダ(YDEC0)5と、列デコーダ(YDEC1)6と、データプリデコーダ(YDADD)7と、データプリデコーダ(YDPD)8と、メモリアドレス(ADDR)9と、縦横選択信号(VH)入力回路10とから構成されている。この画像処理用メモリでは、メモリアレイ1はSRAMで構成され、同SRAM内部がColumn方向に8ビット単位で分割されてColumnブロックが構成されている。そして、縦横選択信号に基づいて、各データプリデコーダ3,4,7,8を経て、デコーダ2,5,6からメモリアレイ1に対し、一定規則に基づいて8ビット毎に任意のRowにアクセスされる。
たとえば、縦横選択信号入力回路10から縦選択信号が入力されている場合、行デコーダ2がブロックの異なる連続した8行を選択し、列デコーダ5,6がアクセスするブロックの異なる8列を選択して、画像フレーム上における縦方向データにアクセスする。また、縦横選択信号入力回路10から横選択信号が入力されている場合、行デコーダ2が連続した4行を選択し、列デコーダ5,6がアクセスするブロックの異なる8列を選択して、画像フレーム上における横方向データにアクセスする。
図11は、図10中のメモリアレイ1の内部構成を示す図であり、非特許文献1に記載されているものである。
このメモリアレイ1では、同図11に示すように、メモリセル群13に対するアクセスは、ANDゲート12によって司られ、メモリセル群13毎に、カラム信号群CSとグローバルワードラインGWLとの両者が有効になった場合のみ有効になるように制御される。グローバルワードラインGWLは、論理ゲート11及び論理信号LSによって必要なグローバルワードラインGWLの全てが活性化され、さらにカラム信号群CSの必要な信号が活性化されることで、カラム毎にどの行のメモリセル群13をアクセスするか決定され、任意のRowにアクセスされる。これにより、縦方向のアクセスや、隣接する2つのRowに跨るデータが1回のアクセスでリード及びライトが可能となり、処理の高速化や消費電力の低減が可能となる。
一方、組み込み機器などでは、システムの小型化及び低消費電力化の要求に対応するため、汎用プロセッサ、DSP、ハードウェア・アクセラレータなどの複数の能動モジュールを1チップに集積したSoC(System on a Chip)を用いる場合が増えてきている。このようなSoCでは、SoC内に存在する能動モジュールや受動モジュール間でデータの交信を行うためのオンチップバスが設けられている。その代表的なものとして、たとえばARM社が提唱するAMBA(Advanced Microcontroller Bus Architecture )、AHB(Advanced High-performance Bus )、AXI(Advanced eXtensible Interface )規格や、各社の共通規格として活動が進められているOCP(Open Core Protocol)規格がある。これらのオンチップバスでは、バスのビット幅及び動作周波数は、SoCのデータの転送要求の数及び各モジュールの動作可能な最高周波数に応じて、SoC設計者により決定され、近年では、64ビットや128ビットなどの広ビット幅のバス構成が採用される例も増えてきている。
SoCの外部にSDRAMが接続される場合では、上記広ビット幅のバス構成に応じて、接続データのビット幅も拡大される傾向にあり、1回のデータアクセスで活性化されるSDRAMの素子数も増加する傾向にある。たとえば、SIMM(Single inline memory module )やDIMM(Dual inline memory module )などは、これらの広ビット幅のデータをアクセスするために、複数のSDRAMの素子を1枚の基板にまとめたものである。
図12は、DIMMの要部の電気的構成の一例を示すブロック図である。
このDIMM14では、同図に示すように、SDRAM150 ,151 ,…,157 ,16が同一基板上に実装されている。SDRAM150 ,151 ,…,157 は、それぞれ8ビットのデータ入出力バス#D0,#D1,…,#D7を有し、同データ入出力バス#D0,#D1,…,#D7が、データ線17を構成する64ビット([0:63])中の対応するデータ線([0:7],[8:15],[16:23],[24:31],[32:39],[40:47],[48:55])にそれぞれ接続されている。SDRAM16は、8ビットのデータ入出力バス#ECC(Error Correcting Code 、誤り訂正符号)を有し、同データ入出力バス#ECCが、ECC線18([0:7])に接続されている。制御信号線群19は、SDRAM150 ,151 ,…,157 ,16に接続され、図示しないプロセッサなどからクロック、コマンド及びアドレスなどの制御信号を入力する。
一方、情報機器では、発熱量の低減、バッテリ駆動時間の延長、地球環境問題への適合などの観点から、低消費電力化が必須の課題である。SDRAMでは、アクセスが行われていない待機時に消費電力を節約するため、パワーダウンモードやセルフリフレッシュモードという省電力モードがあり、同省電力モード又は通常のアクセス時のアクティブモードに切替え設定されるようになっている。上記省電力モードでは、消費電流がアクティブモードの1/2乃至1/5程度に低減される。しかしながら、上記省電力モードから通常モードへ切り替えるとき、数サイクルから数十サイクルのオーバヘッドが生じるため、性能低下が発生し、その間は通常モード並の電力が消費されるので、省電力状態からの切替え回数は極力減らす方が効率的である。この観点から、データバスを広ビット幅化して多数のSDRAMを同時にアクセスすると、電力効率が低下することになる。
SDRAMのバーストアクセス単位か、それを上回るようなデータ量のアクセスを行う場合には、SIMMやDIMMのように並列に複数のSDRAMを同時に活性化することは、データ転送効率が良くなり、通常のSDRAMでは、1つのリードコマンドもしくはライトコマンドに対して連続して4回乃至16回程度のデータのバースト転送が行われる。一方、単一のデータのリード/ライトが必要となる状態も、能動モジュールの処理内容に応じて、少なからず存在することがある。この場合、単一のリードの場合には、残りのデータを破棄することにより処理が行われ、また単一のライトの場合には、バーストサイクル中の他のデータに対してマスクを行うことによって処理が行われる。この場合、たとえば図13に示すように、ライトデータ(Write Data)のデータW3のみがSDRAMに書き込まれるとき、同データW3が書き込まれるサイクルT5の後半以外では、ライトマスク(Write Mask)信号及びECCマスク信号が有効とされ、データW1〜W2、及びデータW4〜W8とそれに相当するECC信号がSDRAM素子に書き込まれない。また、無駄な転送サイクルを削減するために、必要データのアクセスが完了した時点でバーストアクセスが中断されることもある。
特開2008−33431号公報(要約書、図2) J.Miyakoshi,Y.Murachi,T.Ishihara,H.Kawaguchi,and M. Yoshimoto,"A Power-and Area-Efficient SRAM Core Architecture with Segmentation-Free and Horizontal/Vertical Accessibility for Super-Parallel Video Processing,"IEICE Trans.Electronics,Vol.E89-C,No.11,pp.1629-1636,Nov.2006
しかしながら、上記文献を含む上記技術では、次のような問題点があった。
すなわち、SIMMや図12のDIMMでは、図13に示すような単一データのリード転送もしくはライト転送を行う場合でも、同SIMMやDIMM上の全てのSDRAMをアクティブ状態とし、さらにアクセスを行う必要があるため、通常のバースト転送とほぼ同じ電力が消費されるという問題点がある。また、特許文献1に記載された画像処理用メモリのSRAMモジュールでは、データを並び替えることも可能であるが、同SRAMでは、複数メモリセル群毎に任意の行が選択可能とされ、並び替えに用いるには、Column線や論理ゲートが多く、ハードウェアの規模が過剰であるという問題点がある。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、メモリセルがマトリクス状に配置されて構成され、低消費電力で効率良く使用されるメモリモジュール、該メモリモジュールに用いられる制御方法、及び電子装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明の第1の構成は、メモリセルが所定行かつ所定列のマトリクス状に配置されてなるメモリセル群と、入力される行アドレスに基づいて、前記メモリセル群のうちからアクセスするメモリセルの行を決定して当該メモリセルのワード線を活性化する行アドレスデコーダとを有し、該行アドレスデコーダにより前記ワード線が活性化されたメモリセルに対してデータの書き込み又は読み出しを行うメモリモジュールに係り、通常アクセスモードが設定されたとき、前記メモリセルの前記ワード線を前記各行毎に活性化する一方、並び替えアクセスモードが設定されたとき、一定数の行に対応する前記メモリセルで1単位ブロックとし、活性化する前記ワード線の行を、前記1単位ブロックの範囲内で一定列の前記メモリセル毎に変更するワード線拡張手段が設けられていることを特徴としている。
この発明の第2の構成は、メモリセルが所定行かつ所定列のマトリクス状に配置されてなるメモリセル群と、入力される行アドレスに基づいて、前記メモリセル群のうちからアクセスするメモリセルの行を決定して当該メモリセルのワード線を活性化する行アドレスデコーダとを有し、該行アドレスデコーダにより前記ワード線が活性化されたメモリセルに対してデータの書き込み又は読み出しを行うメモリモジュールに用いられる制御方法に係り、通常アクセスモードが設定されたとき、前記メモリセルの前記ワード線を前記各行毎に活性化する一方、並び替えアクセスモードが設定されたとき、一定数の行に対応する前記メモリセルで1単位ブロックとし、活性化する前記ワード線の行を、前記1単位ブロックの範囲内で一定列の前記メモリセル毎に変更するワード線拡張処理を行うことを特徴としている。
この発明の構成によれば、並び替えアクセスモードが設定されたとき、一定数の行に対応するメモリセルで1単位ブロックとし、活性化するワード線の行が、同1単位ブロックの範囲内で一定列のメモリセル毎に変更されることにより、一度のアクセスで複数行に跨がって特定のメモリセルがアクセスされるので、データの並び替えによる処理サイクルが増加することなくデータの並び替えと転送が可能となり、処理時間のオーバヘッドを低減できる。
通常アクセスモードが設定されたとき、メモリセルのワード線を各行毎に活性化する一方、並び替えアクセスモードが設定されたとき、一定数の行に対応するメモリセルで1単位ブロックとし、活性化するワード線の行を、上記1単位ブロックの範囲内で一定列のメモリセル毎に変更することにより、一度のアクセスで複数行に跨がって特定のメモリセルをアクセスするためのワード線拡張手段が設けられているメモリモジュールを提供する。
また、この発明では、上記ワード線拡張手段は、上記並び替えアクセスモードが設定されたとき、活性化する上記ワード線の行を、上記1単位ブロックの範囲内で一定列の上記メモリセル毎に改行すると共に、アクセスが上記1単位ブロック中の後端行に達したとき、上記後端行に達したときの列の次の列の先端行から当該アクセスが継続する構成とされている。
また、この発明では、上記ワード線拡張手段は、入力されるモード選択信号が上記通常アクセスモードを示すとき、上記メモリセルの上記ワード線を上記各行毎に連結する一方、上記モード選択信号が上記並び替えアクセスモードを示すとき、上記ワード線の行を、上記1単位ブロックの範囲内で一定列毎に改行すると共に、上記1単位ブロック中の後端列以外の上記各一定列の最終列の後端行から、上記最終列の次の列の先端行に連結するワード線連結手段を有する。
また、この発明では、上記行アドレスデコーダは、入力されるモード選択信号が上記通常アクセスモードを示すとき、入力される行アドレスに基づいて、第1のワード線活性化信号を出力する一方、上記モード選択信号が上記並び替えアクセスモードを示すとき、上記行アドレスに基づいて、第2のワード線活性化信号を出力する構成とされ、上記ワード線拡張手段は、上記第1のワード線活性化信号を上記各行毎の上記メモリセルの上記ワード線に供給する一方、上記第2のワード線活性化信号を、上記1単位ブロックの範囲内で一定列毎に改行して該当するメモリセルの上記ワード線に供給すると共に、上記1単位ブロック中の後端列以外の上記各一定列の最終列の後端行から、上記最終列の次の列の先端行のメモリセルの上記ワード線に供給する活性化信号供給手段を有する。
また、この発明では、メモリセルが所定行かつ所定列のマトリクス状に配置されてなるメモリセル群と、入力される行アドレスに基づいて、上記メモリセル群のうちからアクセスするメモリセルの行を決定して当該メモリセルのワード線を活性化する行アドレスデコーダとを有し、該行アドレスデコーダにより上記ワード線が活性化されたメモリセルに対してデータの書き込み又は読み出しを行うメモリモジュールに係り、上記行アドレスデコーダは、通常アクセスモードに対応した第1の行アドレスに基づいて、第1のワード線活性化信号を出力する第1のデコーダと、並び替えアクセスモードに対応した第2の行アドレスに基づいて、第2のワード線活性化信号を出力する第2のデコーダとから構成され、上記第1のワード線活性化信号を上記各行毎の上記メモリセルの上記ワード線に供給する一方、上記第2のワード線活性化信号を、上記1単位ブロックの範囲内で一定列毎に改行して該当するメモリセルの上記ワード線に供給すると共に、上記1単位ブロック中の後端列以外の上記各一定列の最終列の後端行から、上記最終列の次の列の先端行のメモリセルの上記ワード線に供給する活性化信号供給手段が設けられている。
また、この発明では、上記通常アクセスモードに対応した第1の書き込み/読み出し選択信号に基づいて、上記ワード線が活性化されたメモリセルに対してデータの書き込み/読み出しを行う第1の書き込み/読み出し手段と、上記並び替えアクセスモードに対応した第2の書き込み/読み出し選択信号に基づいて、上記ワード線が活性化されたメモリセルに対してデータの書き込み/読み出しを行う第2の書き込み/読み出し手段とが設けられている。
図1は、この発明の第1の実施例であるメモリモジュールの要部の電気的構成を示す回路図である。
この例のメモリモジュールは、同図に示すように、SRAMモジュール21であり、メモリセル22と、アドレスデコーダ23と、ワード線24と、リード/ライト線25と、リードデータバッファ26と、データ読み出し線27と、ライトデータバッファ28と、データ書き込み線29と、選択信号線30と、ワード線セレクタ31とから構成されている。メモリセル22は、たとえば2048行(Row)8列(Column)のマトリクス状に配置されてメモリセル群を構成し、各メモリセル22は、たとえば8ビット(bit)の記憶容量を有している。これにより、SRAMモジュール21は、64ビット*2048ワードの記憶容量を有している。
リード/ライト線25は、各メモリセル22のリードライト選択ポート、各リードデータバッファ26のイネーブル端子及び各ライトデータバッファ28のイネーブル端子に共通に接続され、リードライト選択信号RWが入力される。各リードデータバッファ26は、メモリセル22の各列(Column0,1,…,7)毎に設けられ、各データ読み出し線27を介して同各列毎のメモリセル22の読み出しポートに共通に接続されている。同各リードデータバッファ26は、リードライト選択信号RWがリードモードのとき、各列毎のメモリセル22から各データ読み出し線27を介してデータを読み出し、データ入出力信号D中の出力データとして出力する。各ライトデータバッファ28は、メモリセル22の各列(Column0,1,…,7)毎に設けられ、各データ書き込み線29を介して同各列毎のメモリセル22の書き込みポートに共通に接続されている。同各ライトデータバッファ28は、リードライト選択信号RWがライトモードのとき、データ入出力信号D中の入力データを各データ書き込み線29を介して各列毎のメモリセル22に書き込む。
アドレスデコーダ23は、アクセス有効信号ASがアクティブモードのとき、入力されるアドレス入力信号AD(行アドレス)に基づいて、上記メモリセル群のうちからアクセスするメモリセルの行を決定して当該メモリセルのワード線を活性化する。特に、この実施例では、アドレスデコーダ23の各出力側に各ワード線24が接続され、また、選択信号線30が各ワード線セレクタ31の選択入力端子に共通に接続され、通常アクセスモード又は並び替えアクセスモードを設定するためのモード選択信号MSが入力される。そして、モード選択信号MSで通常アクセスモードが設定されたとき、メモリセル22のワード線が各行毎に活性化される一方、並び替えアクセスモードが設定されたとき、一定数の行(たとえば、8行)に対応するメモリセル22で1単位ブロックとし、活性化されるワード線の行が、この1単位ブロックの範囲内で一定列(たとえば、1列)のメモリセル22毎に変更(改行)されることにより、一度のアクセスで複数行(8行)に跨がって特定のメモリセル22がアクセスされるようになっている。
また、アクセスが1単位ブロック中の後端行に達したとき、後端行に達したときの列の次の列の先端行から当該アクセスが継続するようになっている。この場合、各ワード線セレクタ31は、モード選択信号MSが通常アクセスモードを示すとき、メモリセル22のワード線を各行毎に連結する一方、モード選択信号MSが並び替えアクセスモードを示すとき、ワード線の行を、1単位ブロックの範囲内で一定列(1列)毎に改行すると共に、1単位ブロック中の後端列(Column7)以外の各一定列の最終列の後端行(Row7)から、同最終列の次の列の先端行(Row0)に連結する。
図2は、図1のSRAMモジュール21がシステムキャッシュとして用いられているSoC(System on Chip)の要部の電気的構成を示すブロック図である。
このSoC41では、同図2に示すように、システムバス42に、能動モジュールとして、プロセッサコア43、たとえばハードウェアアクセラレータなどの専用能動モジュール44、及びLCD(Liquid Crystal Display)表示制御モジュール45が接続されている。また、システムバス42に、受動モジュールとして、専用受動モジュール46、オンチップメモリ47、システムキャッシュ48、及びメモリコントローラ49が接続されている。また、LCD表示制御モジュール45には、外部にLCDパネル50が接続され、また、メモリコントローラ49には、外部主記憶メモリ51がメモリバス52を介して接続されている。図1のSRAMモジュール21は、上記システムキャッシュ48中に設けられている。
図3は、図2中のシステムキャッシュ48の要部の電気的構成を示すブロック図である。
このシステムキャッシュ48は、同図3に示すように、システムキャッシュコントローラ60を中心として、キャッシュデータメモリ61と、キャッシュタグメモリ62と、データセレクタ/マルチプレクサ63と、システムバスインタフェース64とから構成されている。キャッシュデータメモリ61は、図1のSRAMモジュール21で構成され、データセレクタ/マルチプレクサ63を介して図2中のメモリコントローラ49に接続され、外部主記憶メモリ51の一部のデータのコピーを保持するなど、同外部主記憶メモリ51とデータ入出力信号Dのデータをやり取りする。また、キャッシュデータメモリ61は、データセレクタ/マルチプレクサ63及びシステムバスインタフェース64を介して図2中のシステムバス42に接続され、SoC41の各部とデータ入出力信号Dのデータをやり取りする。
システムキャッシュコントローラ60は、システムバスインタフェース64と制御信号CTaをやり取りすると共にデータセレクタ/マルチプレクサ63と制御信号CTbをやり取りすることにより、キャッシュデータメモリ61に対して、モード選択信号MSを与えて通常アクセスモード又は並び替えアクセスモードを設定する他、リードライト選択信号RW、アクセス有効信号AS及びアドレス入力信号ADを入力する。また、システムキャッシュコントローラ60は、キャッシュタグメモリ62に対して、リードライト選択信号RWT及びアドレス入力信号ADTを与えると共にタグデータTDをやり取りする。キャッシュタグメモリ62は、タグデータTDとして、システムキャッシュコントローラ60がキャッシュヒット/ミスを判定するための情報を保持し、同情報は、キャッシュデータメモリ61でキャッシュしているデータのアドレスやアクセスの有効/無効の区別などから構成されている。
図4は、外部主記憶メモリ51とシステムキャッシュ48との間でデータのバースト転送を行う際のデータの並び順序を示す図である。
この図を参照して、この例のメモリモジュール(SRAMモジュール21)に用いられる制御方法の処理内容について説明する。
このSRAMモジュール21では、通常アクセスモードが設定されたとき、メモリセル22のワード線が各行毎に活性化される一方、並び替えアクセスモードが設定されたとき、一定数の行(8行)に対応するメモリセル22で1単位ブロックとし、活性化するワード線の行が、同1単位ブロックの範囲内で一定列(1列)のメモリセル22毎に変更(改行)されることにより、一度のアクセスで複数行に跨がって特定のメモリセル22がアクセスされる(ワード線拡張処理)。
外部主記憶メモリ51とシステムキャッシュ48との間でデータのバースト転送を行う場合、図4に示すように、1ワードが64ビット構成のデータが8ワードバースト転送され、転送の1回目では、アドレス“0x0”,“0x9”,“0x12”,“0x1b”,“0x24”,“0x2d”,“0x36”,“0x3f”から構成される64ビットのデータが転送される。さらに、転送の2回目では、アドレス“0x1”,“0xa”,“0x13”,“0x1c”,“0x25”,“0x2e”,“0x37”,“0x38”から構成されるデータと続き、最後の8回目では、アドレス“0x7”,“0x8”,“0x11”,“0x1a”,“0x23”,“0x2c”,“0x35”,“0x3e”から構成されるデータが転送される。
以下、このようなバースト転送におけるSRAMモジュール21の動作を、時系列的に説明する。
まず、外部主記憶メモリ51からデータが読み出され、SRAMモジュール21のRow0〜7にあたる部分に同データが書き込まれる場合では、同外部主記憶メモリ51から、メモリバス52を介して、バースト転送の1回目に、アドレス“0x0”,“0x9”,“0x12”,“0x1b”,“0x24”,“0x2d”,“0x36”,“0x3f”から構成される64ビットデータが到着する。このとき、システムキャッシュコントローラ60から、アドレス入力信号ADとして“0”番地、モード選択信号MSとして“並び替えアクセスモード”という情報、及び、リードライト選択信号RWとして“ライト”という情報が、キャッシュデータメモリ61(すなわち、SRAMモジュール21)に送られる。
キャッシュデータメモリ61(SRAMモジュール21)では、アドレスデコーダ23によりRow0に対応するワード線24が活性化され、かつ並び替えモードとされる。このとき、ワード線セレクタ31によりシフト方向のワード線が選択されるため、活性化されるメモリセル22は、それぞれ、[Row0,Column0]、[Row1,Column1]、[Row2,Column2]、[Row3,Column3]、[Row4,Column4]、[Row5,Column5]、[Row6,Column6]及び[Row7,Column7]となり、外部主記憶メモリ51から読み出されたデータが該当するメモリセル22に書き込まれる。
次のサイクルでは、アドレスが“1”番地となり、Row1に対応するワード線24が活性化される。引き続き、モードは並び替えモードであるため、活性化されるメモリセル22は、それぞれ、[Row1,Column0]、[Row2,Column1]、[Row3,Column2]、[Row4,Column3]、[Row5,Column4]、[Row6,Column5]、[Row7,Column6]及び[Row0,Column7]となる。ここで、SRAMモジュール21の並び替えモードは、8Row毎で1単位となっているため、並び替えモードでRowが“7”に達すると、次のColumnではRowが“0”に戻る。これらの動作が8回繰り返されることによって、図4に示された全てのデータがキャッシュデータメモリ61の対応する位置のメモリセル22に書き込まれる。キャッシュデータメモリ61にデータが書き込まれた後、SoC41内の能動モジュールがキャッシュデータメモリ61をアクセスする際には、モード選択信号MSが“通常アクセスモード”となり、ワード線セレクタ31により通常のワード線が選択される。これにより、通常のキャッシュメモリと同等にデータがアクセスされることが可能となり、システムキャッシュ48のみで、データの並び替えが実現される。
一方、SRAMモジュール21のRow0〜7にあたる部分を外部主記憶メモリ51へ書き戻す場合、システムキャッシュ48からのデータの追い出しとなるため、キャッシュデータメモリ61からデータが読み出され、外部主記憶メモリ61へ転送される。このとき、システムキャッシュコントローラ60から、アドレス入力信号ADとして“0”番地、モード選択信号MSとして“並び替えアクセスモード”、及び、リードライト選択信号RWとして“リード”という情報が、キャッシュデータメモリ61(SRAMモジュール21)に送られる。このとき、ワード線セレクタ31によりシフト方向のワード線が選択されるため、活性化されるメモリセル22は、それぞれ、[Row0,Column0],[Row1,Column1],[Row2,Column2],[Row3,Column3],[Row4,Column4],[Row5,Column5],[Row6,Column6],[Row7,Column7]となる。従って、ここから得られるデータは、アドレス“0x0”,“0x9”,“0x12”,“0x1b”,“0x24”,“0x2d”,“0x36”,“0x3f”に位置するバイトデータとなり、これらが外部主記憶メモリ51へ書き戻される。
次のサイクルでは、アドレスが“1”番地となり、[Row1,Column0],[Row2,Column1],[Row3,Column2],[Row4,Column3],[Row5,Column4],[Row6,Column5],[Row7,Column6],[Row0,Column7]に対応するメモリセル22のワード線が活性化される。ここで、SRAMモジュール21の並び替えモードは、8Row毎で1単位となっているため、書き込みの場合と同様に、並び替えモードでRowが“7”に達すると、次のColumnではRowが“0”に戻る。ここから得られるデータは、アドレス“0x1”,“0xa”,“0x13”,“0x1c”,“0x25”,“0x2e”,“0x37”,“0x38”に位置するバイトデータとなり、これらが外部主記憶メモリ51へ書き戻される。
これらの動作が8回繰り返されることによって、図4に示された全てのデータの順列で、外部主記憶メモリ51への書き込みが行われる。外部主記憶メモリ51への書き込みの場合、キャッシュデータメモリ61から書き込む動作だけであり、能動モジュールからのデータを直接書き戻すわけではないので、データの並び替えによる処理サイクルが増加することなくデータの並び替えと転送が行われ、処理時間のオーバヘッドが低減される。
以上のように、この第1の実施例では、並び替えアクセスモードが設定されたとき、一定数の行(8行)に対応するメモリセル22で1単位ブロックとし、活性化するワード線の行が、同1単位ブロックの範囲内で一定列(1列)のメモリセル22毎に改行されることにより、一度のアクセスで複数行に跨がって特定のメモリセル22がアクセスされるので、データの並び替えによる処理サイクルが増加することなくデータの並び替えと転送が可能となり、処理時間のオーバヘッドが低減される。
図5は、この発明の第2の実施例であるメモリモジュールの要部の電気的構成を示す回路図であり、第1の実施例を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この例のメモリモジュールは、同図5に示すように、SRAMモジュール21Aであり、図1中のアドレスデコーダ23、ワード線24及びワード線セレクタ31に代えて、アドレスデコーダ23D、ワード線24A,24B及びOR回路32が設けられている。アドレスデコーダ23Dは、モード選択信号MSが“通常アクセスモード”を示すとき、アドレス入力信号ADに基づいて、ワード線活性化信号wa(第1のワード線活性化信号)を出力する(すなわち、アクティブモードとする)一方、モード選択信号MSが“並び替えアクセスモード”を示すとき、アドレス入力信号ADに基づいて、ワード線活性化信号wb(第2のワード線活性化信号)を出力する(すなわち、アクティブモードとする)。
ワード線24Aは、アドレスデコーダ23Dから出力されるワード線活性化信号waを各OR回路32を介して各行毎のメモリセル22のワード線に供給する。ワード線24Bは、アドレスデコーダ23Dから出力されるワード線活性化信号wbを、1単位ブロックの範囲内で一定列(たとえば、1列)毎に改行して該当するOR回路32を介してメモリセル22のワード線に供給すると共に、1単位ブロック中の後端列以外の各一定列の最終列の後端行から、この最終列の次の列の先端行のメモリセル22のワード線に供給する。他は、図1と同様の構成である。
このSRAMモジュール21Aでは、モード選択信号MSが“通常アクセスモード”を示すとき、アドレスデコーダ23Dから出力されるワード線活性化信号waが、ワード線24A及び各OR回路32を介して各行毎のメモリセル22のワード線に供給される。一方、モード選択信号MSが“並び替えアクセスモード”を示すとき、アドレスデコーダ23Dから出力されるワード線活性化信号wbが、ワード線24B及び各OR回路32を介して、1単位ブロックの範囲内で一定列(1列)毎に改行されて該当するメモリセル22のワード線に供給されると共に、1単位ブロック中の後端列以外の各一定列の最終列の後端行から、この最終列の次の列の先端行のメモリセル22のワード線に供給される。
以上のように、この第2の実施例では、第1の実施例のSRAMモジュール21と異なるハード構成のSRAMモジュール21Aにより、第1の実施例と同様の利点がある。
図6は、この発明の第3の実施例であるメモリモジュールの要部の電気的構成を示す回路図であり、第1の実施例を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この例のメモリモジュールは、同図6に示すように、SRAMモジュール21Bであり、図1中のアドレスデコーダ23、ワード線24、リード/ライト線25、リードデータバッファ26、データ読み出し線27、ライトデータバッファ28、及びデータ書き込み線29に代えて、アドレスデコーダ23A,23B、ワード線24C,24D、リード/ライト線25A,25B、リードデータバッファ26A,26B、データ読み出し線27A,27B、ライトデータバッファ28A,28B、及びデータ書き込み線29A,29Bが設けられ、また、選択信号線30及びワード線セレクタ31が削除されている。
アドレスデコーダ23Aは、アクセス有効信号ASAがアクティブモードのとき、通常アクセスモードに対応したアドレス入力信号ADA(第1のアドレス入力信号)に基づいて、ワード線活性化信号wc(第1のワード線活性化信号)を出力する。アドレスデコーダ23Bは、アクセス有効信号ASBがアクティブモードのとき、並び替えアクセスモードに対応したアドレス入力信号ADB(第2のアドレス入力信号)に基づいて、ワード線活性化信号wd(第2のワード線活性化信号)を出力する。ワード線24Cは、ワード線活性化信号wcを各行毎のメモリセル22のワード線に供給する。ワード線24Dは、ワード線活性化信号wdを、1単位ブロックの範囲内で一定列(たとえば、1列)毎に改行して該当するメモリセル22のワード線に供給すると共に、1単位ブロック中の後端列以外の各一定列の最終列の後端行から、この最終列の次の列の先端行のメモリセル22のワード線に供給する。
リード/ライト線25Aは、各メモリセル22のリードライト選択ポート、各リードデータバッファ26Aのイネーブル端子及び各ライトデータバッファ28Aのイネーブル端子に共通に接続され、リードライト選択信号RWA(第1の書き込み/読み出し選択信号)が入力される。リード/ライト線25Bは、各メモリセル22のリードライト選択ポート、各リードデータバッファ26Bのイネーブル端子及び各ライトデータバッファ28Bのイネーブル端子に共通に接続され、リードライト選択信号RWB(第2の書き込み/読み出し選択信号)が入力される。各リードデータバッファ26Aは、メモリセル22の各列(Column0,1,…,7)毎に設けられ、各データ読み出し線27Aを介して同各列毎のメモリセル22の読み出しポートに共通に接続されている。同各リードデータバッファ26Aは、リードライト選択信号RWAがリードモードのとき、各列毎のメモリセル22から各データ読み出し線27Aを介してデータを読み出し、データ入出力信号DA中の出力データとして出力する。
各リードデータバッファ26Bは、メモリセル22の各列(Column0,1,…,7)毎に設けられ、各データ読み出し線27Bを介して同各列毎のメモリセル22の読み出しポートに共通に接続されている。同各リードデータバッファ26Bは、リードライト選択信号RWBがリードモードのとき、各列毎のメモリセル22から各データ読み出し線27Bを介してデータを読み出し、データ入出力信号DB中の出力データとして出力する。各ライトデータバッファ28Aは、メモリセル22の各列(Column0,1,…,7)毎に設けられ、各データ書き込み線29Aを介して同各列毎のメモリセル22の書き込みポートに共通に接続されている。同各ライトデータバッファ28Aは、リードライト選択信号RWAがライトモードのとき、データ入出力信号DA中の入力データを各データ書き込み線29Aを介して各列毎のメモリセル22に書き込む。ライトデータバッファ28Bは、メモリセル22の各列(Column0,1,…,7)毎に設けられ、各データ書き込み線29Bを介して同各列毎のメモリセル22の書き込みポートに共通に接続されている。同各ライトデータバッファ28Bは、リードライト選択信号RWBがライトモードのとき、データ入出力信号DB中の入力データを各データ書き込み線29Bを介して各列毎のメモリセル22に書き込む。
このように、SRAMモジュール21Bは、2ポートメモリの構成とされ、図2中のシステムバス42側の接続と、外部主記憶メモリ51との接続とが、それぞれ1ポートで行われることになり、一方のポートAが通常アクセス用としてシステムバス42、及び他方のポートBが並び替えアクセス用として外部主記憶メモリ51と接続される。
図7は、図6のSRAMモジュール21Bがキャッシュデータメモリとして用いられているシステムキャッシュの要部の電気的構成を示すブロック図であり、第1の実施例を示す図3中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
このシステムキャッシュ48Aは、第1の実施例を示す図2中のシステムキャッシュ48に代えて設けられるものであり、同図7に示すように、図3中のシステムキャッシュコントローラ60及びキャッシュデータメモリ61に代えて、異なる機能を有するシステムキャッシュコントローラ60A及びキャッシュデータメモリ61Aが設けられ、また、データセレクタ/マルチプレクサ63が削除されている。また、この実施例では、図2のSoCにおいて、メモリコントローラ49に代えて、異なる構成のメモリコントローラ49Aが設けられている。キャッシュデータメモリ61Aは、図6のSRAMモジュール21Bで構成され、メモリコントローラ49Aに接続されて外部主記憶メモリ51の一部のデータのコピーを保持するなど、同外部主記憶メモリ51とデータ入出力信号DBのデータをやり取りする。また、キャッシュデータメモリ61Aは、システムバスインタフェース64を介して図2中のシステムバス42に接続され、SoC41の各部とデータ入出力信号DAのデータをやり取りする。
システムキャッシュコントローラ60Aは、システムバスインタフェース64と制御信号CTaをやり取りすると共にメモリコントローラ49Aと制御信号CTbをやり取りすることにより、キャッシュデータメモリ61Aに対して、リードライト選択信号RWAとリードライト選択信号RWB、アクセス有効信号ASAとアクセス有効信号ASB、及びアドレス入力信号ADAとアドレス入力信号ADBを、それぞれ同時に入力する。また、システムキャッシュコントローラ60は、キャッシュタグメモリ62に対して、リードライト選択信号RWT及びアドレス入力信号ADTを与えると共にタグデータTDをやり取りする。
図8は、1ポートメモリ及び2ポートメモリの動作を説明するタイムチャート、及び図9が、図6のSRAMモジュール21Bのキャッシュ動作を示すタイムチャートである。
これらの図を参照して、この例のメモリモジュール(SRAMモジュール21B)に用いられる制御方法の処理内容について説明する。
このSRAMモジュール21Bでは、アドレスデコーダ23Aにより、通常アクセスモードに対応したアドレス入力信号ADAに基づいて、ワード線活性化信号wcが出力され、また、アドレスデコーダ23Bにより、並び替えアクセスモードに対応したアドレス入力信号ADBに基づいて、ワード線活性化信号wdが出力される。ワード線活性化信号wcは、各行毎のメモリセル22のワード線に供給される一方、ワード線活性化信号wdが、1単位ブロックの範囲内で一定列(たとえば、1列)毎に改行されて該当するメモリセル22のワード線に供給されると共に、上記1単位ブロック中の後端列以外の上記各一定列の最終列の後端行から、同最終列の次の列の先端行のメモリセル22のワード線に供給される(活性化信号供給処理)。
すなわち、SRAMモジュール21Bは、2ポートメモリの構成となっているため、1ポートメモリよりも回路規模が増大するが、システムキャッシュ48Aに対する能動モジュールからのアクセスと外部主記憶メモリ51からのアクセスとが、同一のメモリセル22をアクセスしない(すなわち、アクセスの競合が発生しない)限りにおいて同時に行うことが可能なため、キャッシュミスによるデータの主記憶メモリ51への書き戻しや、同主記憶メモリ51から読み出したデータの書き込みと、キャッシュヒットによる能動モジュールのアクセスとを同時に行うことができたり、連続したキャッシュミスが生じた際のデータの並び替えによるデータ転送容量(スループット)の低下が防止される。
たとえば、図8に示すように、バーストデータ[1]とバーストデータ[2]とを外部主記憶メモリ51から読み出す場合、1ポートのSRAMモジュールでは、同図8(a)に示すように、バーストデータ[1]の主記憶格納配列でキャッシュメモリに書き込んだ後、通常配列で読み出し、この後、バーストデータ[2]の主記憶格納配列でキャッシュメモリに書き込み、通常配列で読み出すという段階を経る必要がある。一方、2ポートのSRAMモジュールでは、同図8(b)に示すように、バーストデータ[1]の通常配列での読み出しと、バーストデータ[2]の主記憶格納配列でのキャッシュメモリへの書き込みとが同時に実行可能であり、処理時間の短縮が可能である。なお、1ポートのSRAMモジュールを複数のバンクに分割し、データを異なったバンクに振り分けることにより、上記と同様の動作が可能である。
以上、バーストデータの転送について説明したが、SRAMモジュール21Bが設けられているSoC全体の低電力化は、外部主記憶メモリ51に対する単一データのリードもしくはライト転送のとき、この外部主記憶メモリ51を構成するSDRAM素子のうち、活性化するものを限定し、それ以外のものは低消費電力モードを維持することによって実現される。このため、リードのときには、キャッシュラインを全て充足するバーストデータとしてではなく、単一データとして到着することになる。たとえば、図4中のアドレス“0x18”のデータは、メモリバス52の領域[24:31]で8サイクルかけて転送されるが、そのときには、他の領域、すなわち領域[0:23,32:63]には有効なデータが転送されないことになる。従って、この実施例のように、システムキャッシュ48Aにおいて、データの並び替えを行う際には、この一部データのみ書き込んだキャッシュラインは有効にせず、単一データの転送のみに利用する必要がある。
図9(a)では、能動モジュールから同一バーストデータ(バーストデータ[1])で2回データ読み出し要求があった場合のSRAMモジュール21Bのキャッシュ動作が示されている。また、図9(b)では、能動モジュールから、1回目は単一データの読み出し要求、2回目は1回目の単一データを含むバーストデータで読み出し要求があった場合のSRAMモジュール21Bのキャッシュ動作が示されている。
すなわち、図9(a)では、時刻t0でキャッシュミスのデータが外部主記憶メモリ51からシステムキャッシュ48Aに取り込まれ、取り込みが完了した時刻t1の時点で、このデータが格納されたキャッシュラインが有効となる。従って、時刻t2の時点での再度のバーストデータの読み出しでは、キャッシュヒットとなり、この転送は時刻t3で完了する。これは、2回目の読み出しが単一データであっても同様である。一方、図9(b)では、時刻t0からのデータの読み出しは単一データであるが、メモリバス52の一部の領域のみが用いられているため、転送時間は、図9(a)と同様、時刻t1までかかる。ところが、時刻t1の時点では、キャッシュメモリに一部データのみしか取り込まれていないので、当該キャッシュラインは無効のままである。従って、時刻t2までの時点で1回目の単一データを含むバーストデータで読み出し要求が行われた場合、キャッシュミスとなり、時刻t2から、キャッシュミスのデータが外部主記憶メモリ51からシステムキャッシュ48Aに取り込まれる。この場合、全てのデータが取り込まれるので、時刻t3の時点でキャッシュラインが有効化される。
これらのことから、再度読み出される可能性が高いデータは、最初のアクセスが単一データの読み出しの場合でも、バーストデータ全てを読み出した方が有利となる。一方、能動モジュールから単一データを書き込む場合、必要なデータのみを外部主記憶メモリ51に書き戻すことによって、この外部主記憶メモリ51の活性化するSDRAMの素子数が効率的に削減される。このときも、キャッシュラインを無効のままで、システムキャッシュ48A内でデータの並び替えが必要である。
以上のように、この第3の実施例では、ワード線活性化信号wcが各行毎のメモリセル22のワード線に供給される一方、ワード線活性化信号wdが1単位ブロックの範囲内で一定列(たとえば、1列)毎に改行されて該当するメモリセル22のワード線に供給されると共に、上記1単位ブロック中の後端列以外の上記各一定列の最終列の後端行から、同最終列の次の列の先端行のメモリセル22のワード線に供給されるので、システムキャッシュ48Aに対する能動モジュールからのアクセスと外部主記憶メモリ51からのアクセスとを、同時に行うことが可能となる。これにより、たとえば、外部主記憶メモリ51に対して単一データをやり取りするアクセスを行う際、SIMM/DIMM上の全てのSDRAM素子を活性化する必要がなくなるようにデータを並び替えることが可能となり、システムバス42のデータ配列と並び替えを行うためのハードウェアバッファを設けることなく、低消費電力化及びハードウェアの低規模化が両立可能である。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、上記各実施例では、活性化されるワード線の行が、1単位ブロックの範囲内で1列のメモリセル22毎に改行されるようになっているが、たとえば2列毎など、複数列のメモリセル22毎に改行されるようにしても良い。
この発明は、メモリセルがマトリクス状に配置されて構成されているメモリモジュール全般に適用できる。
この発明の第1の実施例であるメモリモジュールの要部の電気的構成を示す回路図である。 図1のSRAMモジュール21がシステムキャッシュとして用いられているSoCの要部の電気的構成を示すブロック図である。 図2中のシステムキャッシュ48の要部の電気的構成を示すブロック図である。 外部主記憶メモリ51とシステムキャッシュ48との間でデータのバースト転送を行う際のデータの並び順序を示す図である。 この発明の第2の実施例であるメモリモジュールの要部の電気的構成を示す回路図である。 この発明の第3の実施例であるメモリモジュールの要部の電気的構成を示す回路図である。 図6のSRAMモジュール21Bがキャッシュデータメモリとして用いられているシステムキャッシュの要部の電気的構成を示すブロック図である。 1ポートメモリ及び2ポートメモリの動作を説明するタイムチャートである。 図6のSRAMモジュール21Bのキャッシュ動作を示すタイムチャートである。 特許文献1に記載された画像処理用メモリの構成図である。 図10中のメモリアレイ1の内部構成を示す図である。 DIMMの要部の電気的構成の一例を示すブロック図である。 図12のDIMMの動作を説明するタイムチャートである。
符号の説明
21,21A,21B SRAMモジュール(メモリモジュール)
22 メモリセル(メモリセル群の一部)
23,23D アドレスデコーダ(行アドレスデコーダ、メモリモジュールの一部)
23A,23B アドレスデコーダ(デコーダ、メモリモジュールの一部)
24,24A,24B ワード線(ワード線拡張手段の一部)
24C,24D ワード線(活性化信号供給手段)
25,25A,25B リード/ライト線(メモリモジュールの一部)
26,26A,26B リードデータバッファ(メモリモジュールの一部、書き込み/読み出し手段の一部)
27,27A,27B データ読み出し線(メモリモジュールの一部)
28,28A,28B ライトデータバッファ(メモリモジュールの一部、書き込み/読み出し手段の一部)
29,29A,29B データ書き込み線(メモリモジュールの一部)
30 選択信号線(ワード線拡張手段の一部)
31 ワード線セレクタ(ワード線拡張手段の一部、ワード線連結手段)
32 OR回路(ワード線拡張手段の一部、活性化信号供給手段)
41 SoC(電子装置)
42 システムバス(電子装置の一部)
43 プロセッサコア(電子装置の一部)
44 専用能動モジュール(電子装置の一部)
45 LCD(Liquid Crystal Display)表示制御モジュール(電子装置の一部)
46 専用受動モジュール(電子装置の一部)
47 オンチップメモリ(電子装置の一部)
48 システムキャッシュ(電子装置の一部)
49 メモリコントローラ(電子装置の一部)
60 システムキャッシュコントローラ(電子装置の一部、制御手段)
61 キャッシュデータメモリ(電子装置の一部)
62 キャッシュタグメモリ(電子装置の一部)
63 データセレクタ/マルチプレクサ(電子装置の一部)
64 システムバスインタフェース(電子装置の一部)

Claims (12)

  1. メモリセルが所定行かつ所定列のマトリクス状に配置されてなるメモリセル群と、
    入力される行アドレスに基づいて、前記メモリセル群のうちからアクセスするメモリセルの行を決定して当該メモリセルのワード線を活性化する行アドレスデコーダとを有し、
    該行アドレスデコーダにより前記ワード線が活性化されたメモリセルに対してデータの書き込み又は読み出しを行うメモリモジュールであって、
    通常アクセスモードが設定されたとき、前記メモリセルの前記ワード線を前記各行毎に活性化する一方、並び替えアクセスモードが設定されたとき、一定数の行に対応する前記メモリセルで1単位ブロックとし、活性化する前記ワード線の行を、前記1単位ブロックの範囲内で一定列の前記メモリセル毎に変更するワード線拡張手段が設けられていることを特徴とするメモリモジュール。
  2. 所定の記憶容量を有するメモリセルが所定行かつ所定列のマトリクス状に配置されてなるメモリセル群と、
    入力される行アドレスに基づいて、前記メモリセル群のうちからアクセスするメモリセルの行を決定して当該メモリセルのワード線を活性化する行アドレスデコーダとを有し、
    該行アドレスデコーダにより前記ワード線が活性化されたメモリセルに対してデータの書き込み又は読み出しを行うメモリモジュールであって、
    通常アクセスモードが設定されたとき、前記メモリセルの前記ワード線を前記各行毎に活性化する一方、並び替えアクセスモードが設定されたとき、一定数の行に対応する前記メモリセルで1単位ブロックとし、活性化する前記ワード線の行を、前記1単位ブロックの範囲内で一定列の前記メモリセル毎に変更することにより、一度のアクセスで複数行に跨がって特定の前記メモリセルをアクセスするためのワード線拡張手段が設けられていることを特徴とするメモリモジュール。
  3. 前記ワード線拡張手段は、
    前記並び替えアクセスモードが設定されたとき、活性化する前記ワード線の行を、前記1単位ブロックの範囲内で一定列の前記メモリセル毎に改行すると共に、アクセスが前記1単位ブロック中の後端行に達したとき、前記後端行に達したときの列の次の列の先端行から当該アクセスが継続する構成とされていることを特徴とする請求項2記載のメモリモジュール。
  4. 前記ワード線拡張手段は、
    入力されるモード選択信号が前記通常アクセスモードを示すとき、前記メモリセルの前記ワード線を前記各行毎に連結する一方、前記モード選択信号が前記並び替えアクセスモードを示すとき、前記ワード線の行を、前記1単位ブロックの範囲内で一定列毎に改行すると共に、前記1単位ブロック中の後端列以外の前記各一定列の最終列の後端行から、前記最終列の次の列の先端行に連結するワード線連結手段を有することを特徴とする請求項3記載のメモリモジュール。
  5. 前記行アドレスデコーダは、
    入力されるモード選択信号が前記通常アクセスモードを示すとき、入力される行アドレスに基づいて、第1のワード線活性化信号を出力する一方、前記モード選択信号が前記並び替えアクセスモードを示すとき、前記行アドレスに基づいて、第2のワード線活性化信号を出力する構成とされ、
    前記ワード線拡張手段は、
    前記第1のワード線活性化信号を前記各行毎の前記メモリセルの前記ワード線に供給する一方、前記第2のワード線活性化信号を、前記1単位ブロックの範囲内で一定列毎に改行して該当するメモリセルの前記ワード線に供給すると共に、前記1単位ブロック中の後端列以外の前記各一定列の最終列の後端行から、前記最終列の次の列の先端行のメモリセルの前記ワード線に供給する活性化信号供給手段を有することを特徴とする請求項3記載のメモリモジュール。
  6. メモリセルが所定行かつ所定列のマトリクス状に配置されてなるメモリセル群と、
    入力される行アドレスに基づいて、前記メモリセル群のうちからアクセスするメモリセルの行を決定して当該メモリセルのワード線を活性化する行アドレスデコーダとを有し、
    該行アドレスデコーダにより前記ワード線が活性化されたメモリセルに対してデータの書き込み又は読み出しを行うメモリモジュールであって、
    前記行アドレスデコーダは、
    通常アクセスモードに対応した第1の行アドレスに基づいて、第1のワード線活性化信号を出力する第1のデコーダと、
    並び替えアクセスモードに対応した第2の行アドレスに基づいて、第2のワード線活性化信号を出力する第2のデコーダとから構成され、
    前記第1のワード線活性化信号を前記各行毎の前記メモリセルの前記ワード線に供給する一方、前記第2のワード線活性化信号を、前記1単位ブロックの範囲内で一定列毎に改行して該当するメモリセルの前記ワード線に供給すると共に、前記1単位ブロック中の後端列以外の前記各一定列の最終列の後端行から、前記最終列の次の列の先端行のメモリセルの前記ワード線に供給する活性化信号供給手段が設けられていることを特徴とするメモリモジュール。
  7. 前記通常アクセスモードに対応した第1の書き込み/読み出し選択信号に基づいて、前記ワード線が活性化されたメモリセルに対してデータの書き込み/読み出しを行う第1の書き込み/読み出し手段と、
    前記並び替えアクセスモードに対応した第2の書き込み/読み出し選択信号に基づいて、前記ワード線が活性化されたメモリセルに対してデータの書き込み/読み出しを行う第2の書き込み/読み出し手段とが設けられていることを特徴とする請求項6記載のメモリモジュール。
  8. メモリセルが所定行かつ所定列のマトリクス状に配置されてなるメモリセル群と、
    入力される行アドレスに基づいて、前記メモリセル群のうちからアクセスするメモリセルの行を決定して当該メモリセルのワード線を活性化する行アドレスデコーダとを有し、
    該行アドレスデコーダにより前記ワード線が活性化されたメモリセルに対してデータの書き込み又は読み出しを行うメモリモジュールに用いられる制御方法であって、
    通常アクセスモードが設定されたとき、前記メモリセルの前記ワード線を前記各行毎に活性化する一方、並び替えアクセスモードが設定されたとき、一定数の行に対応する前記メモリセルで1単位ブロックとし、活性化する前記ワード線の行を、前記1単位ブロックの範囲内で一定列の前記メモリセル毎に変更するワード線拡張処理を行うことを特徴とする制御方法。
  9. 所定の記憶容量を有するメモリセルが所定行かつ所定列のマトリクス状に配置されてなるメモリセル群と、
    入力される行アドレスに基づいて、前記メモリセル群のうちからアクセスするメモリセルの行を決定して当該メモリセルのワード線を活性化する行アドレスデコーダとを有し、
    該行アドレスデコーダにより前記ワード線が活性化されたメモリセルに対してデータの書き込み又は読み出しを行うメモリモジュールに用いられる制御方法であって、
    通常アクセスモードが設定されたとき、前記メモリセルの前記ワード線を前記各行毎に活性化する一方、並び替えアクセスモードが設定されたとき、一定数の行に対応する前記メモリセルで1単位ブロックとし、活性化する前記ワード線の行を、前記1単位ブロックの範囲内で一定列の前記メモリセル毎に変更することにより、一度のアクセスで複数行に跨がって特定の前記メモリセルをアクセスするワード線拡張処理を行うことを特徴とする制御方法。
  10. メモリセルが所定行かつ所定列のマトリクス状に配置されてなるメモリセル群と、
    入力される行アドレスに基づいて、前記メモリセル群のうちからアクセスするメモリセルの行を決定して当該メモリセルのワード線を活性化する行アドレスデコーダとを有し、
    該行アドレスデコーダにより前記ワード線が活性化されたメモリセルに対してデータの書き込み又は読み出しを行うメモリモジュールに用いられる制御方法であって、
    前記行アドレスデコーダを、通常アクセスモードに対応した第1の行アドレスに基づいて、第1のワード線活性化信号を出力する第1のデコーダと、並び替えアクセスモードに対応した第2の行アドレスに基づいて、第2のワード線活性化信号を出力する第2のデコーダとから構成しておき、
    前記第1のワード線活性化信号を前記各行毎の前記メモリセルの前記ワード線に供給する一方、前記第2のワード線活性化信号を、前記1単位ブロックの範囲内で一定列毎に改行して該当するメモリセルの前記ワード線に供給すると共に、前記1単位ブロック中の後端列以外の前記各一定列の最終列の後端行から、前記最終列の次の列の先端行のメモリセルの前記ワード線に供給する活性化信号供給処理を行うことを特徴とする制御方法。
  11. 請求項1乃至5のいずれか一に記載のメモリモジュールと、
    該メモリモジュールに対して、前記行アドレスを入力すると共に、前記通常アクセスモード又は前記並び替えアクセスモードを設定する制御手段とを有することを特徴とする電子装置。
  12. 請求項6乃至7のいずれか一に記載のメモリモジュールと、
    該メモリモジュールに対して、前記第1の行アドレス及び第2の行アドレスを入力する制御手段とを有することを特徴とする電子装置。
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