JP2010099570A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの移動に対し、精度良く描画処理を行うことができる液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】インクジェット方式の機能液滴吐出ヘッドに対しワークWを移動させながら、機能液滴吐出ヘッドから機能液を吐出してワークWに描画を行う液滴吐出装置1であって、ワークWを任意のX軸方向に移動させるX軸テーブル2と、X軸テーブル2によるワークWの移動時間を計時する計時手段108、117と、移動時間に基づいて、機能液滴吐出ヘッドの吐出タイミングを制御する吐出制御手段108と、を備えた。
【選択図】図8

Description

本発明は、インクジェット方式の機能液滴吐出ヘッドに対しワークを移動させながら、機能液滴吐出ヘッドから機能液を吐出してワークに描画を行う液滴吐出装置に関するものである。
従来、この種の液滴吐出装置として、機能液滴吐出ヘッドの吐出ヘッド群と、基板を載置するセットテーブル(ステージ)と、セットテーブルを主走査方向に移動する搬送機構と、制御装置とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。このセットテーブルの主走査方向に対する側部には、リニアエンコーダが配設されており、制御装置は、このリニアエンコーダによって読み取られたエンコーダ信号に基づいてセットテーブルの移動量を取得し、取得した移動量に基づいて搬送機構の搬送を制御すると共に、吐出ヘッド群の吐出を制御している。
特開2005−246123号公報
しかしながら、このような液滴吐出装置では、リニアエンコーダのスケールの誤差や、セットテーブルのピッチング等の影響で、精度良く移動量を検出することができないという問題があった。すなわち、リニアエンコーダ(移動量検出手段)による検出誤差の影響で、正確な移動量が検出できないため、ワーク(セットテーブル)の移動に対し、精度良く描画処理を行うことができない。
本発明は、ワークの移動に対し、精度良く描画処理を行うことができる液滴吐出装置を提供することを課題としている。
本発明の液滴吐出装置は、インクジェット方式の機能液滴吐出ヘッドに対しワークを移動させながら、機能液滴吐出ヘッドから機能液を吐出してワークに描画を行う液滴吐出装置であって、ワークを任意の1の方向に移動させる移動手段と、移動手段によるワークの移動時間を計時する計時手段と、移動時間に基づいて、機能液滴吐出ヘッドの吐出タイミングを制御する吐出制御手段と、を備えたことを特徴する。
この構成によれば、ワークの移動時間に基づいて、機能液滴吐出ヘッドの吐出を制御することにより、スケールの誤差やヨーイング誤差等、移動量検出手段の検出誤差の影響を受けることがない。そのため、ワークの移動に対し、精度良く描画処理を行うことができる。
この場合、移動手段によるワークの移動量を検出する移動量検出手段と、検出した移動量に基づいて、ワークが移動開始位置から、当該移動開始位置を除く任意の位置である基準位置に達したことを検出する基準位置検出手段と、を更に備え、計時手段は、基準位置に達したことを検出した時点から移動時間の計時を開始することが好ましい。
各部材の温度変化等、描画処理毎に再現性のない変化の影響で、移動手段によるワークの移動速度に誤差が発生した場合、移動時間による吐出制御の誤差が、経時的に累積されてしまう。特に、移動開始時から移動速度が目標値に上がるまでの間、このような移動速度の誤差が発生しやすい。
上記構成によれば、移動量検出手段による移動量が基準位置に達したことを検出した時点からの移動時間により、吐出制御を行うため、移動開始位置から経時的に累積する誤差を基準位置でリセットすることができ、ワークの移動に対し、より精度良く描画処理を行うことができる。
この場合、基準位置は、ワークへの描画を開始する描画開始位置であることが好ましい。
この構成によれば、経時的に累積する誤差が描画の開始位置でリセットされるため、描画直前に累積する誤差をリセットすることができ、ワークの移動に対し、より精度良く描画処理を行うことができる。なお、複数のワークを連結して成るマザー基板をセットする場合には、複数のワークに対する複数の描画開始位置が、基準位置となる。
この場合、基準位置は、描画開始位置からワークへの描画を終了する描画終了位置までの間に、複数、且つ等間隔で設定されていることが好ましい。
この構成によれば、描画処理の間、等間隔且つ複数の位置で、累積する誤差がリセットされるため、ワークの移動に対し、より精度良く描画処理を行うことができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明を適用した液滴吐出装置について説明する。この液滴吐出装置は、フラットパネルディスプレイの製造ラインに組み込まれており、例えば、特殊なインクや発光性の樹脂液である機能液を導入した機能液滴吐出ヘッドを用い、液晶表示装置のカラーフィルタや有機EL装置の各画素となる発光素子等を形成するものである。特に、この液滴吐出装置は、描画開始から描画終了までの間、セットテーブル(ワーク)の移動時間に基づいて、機能液滴吐出ヘッドの吐出タイミングを制御することにより、移動量検出手段による検出誤差の影響を受けることがなく、精度良く吐出制御を行うことができる。
ここで、液滴吐出装置1の詳細について説明する前に、処理対象となるワークWについて説明する。図1に示すように、ワークWは、機能液が吐出されると共に画素を構成するキャビティ部Waと、これを区画するバンク部Wbとを有している。機能液滴吐出ヘッド13の吐出ノズル57から、キャビティ部Waに3回の吐出を行うことで、描画処理が行われる。
図2ないし図4に示すように、液滴吐出装置1は、石定盤に支持されたX軸支持ベース21上に配設され、主走査方向となるX軸方向(第1方向)に延在してワークWをX軸方向に移動させるX軸テーブル(移動手段)2と、複数本の支柱11を介してX軸テーブル2を跨ぐように架け渡された1対のY軸支持ベース31上に配設され、主走査方向(X軸方向)に直交した副走査方向となるY軸方向に延在するY軸テーブル3と、Y軸テーブル3に移動自在に吊設され、複数個(12個)の機能液滴吐出ヘッド13が個々に搭載された10個のキャリッジユニット4と、から構成されている。さらに、液滴吐出装置1は、これらの装置を、温度および湿度が管理された雰囲気内に収容するチャンバ5と、チャンバ5を貫通して、機能液滴吐出ヘッド13に機能液を供給する機能液供給ユニット6と、液滴吐出装置1の各構成要素を制御する制御部108(図8参照)と、を備えている。液滴吐出装置1は、X軸テーブル2およびY軸テーブル3の駆動と同期して機能液滴吐出ヘッド13を吐出駆動させることにより、機能液供給ユニット6から供給された3色の機能液滴を吐出させ、ワークWに所定の描画パターンが描画される。
また、液滴吐出装置1は、フラッシングユニット15、吸引ユニット16、ワイピングユニット17、吐出性能検査ユニット18から成るメンテナンス装置7を備えており、これらユニットを機能液滴吐出ヘッド13の保守に供して、機能液滴吐出ヘッド13の機能維持・機能回復を図るようになっている。本実施形態の液滴吐出装置1では、X軸テーブル2とY軸テーブル3とが交わる部分(描画エリア)にキャリッジユニット4を臨ませてワークWの描画を行い、Y軸テーブル3とメンテナンス装置7(吸引ユニット16、ワイピングユニット17)が交わる部分(メンテナンスエリア)にキャリッジユニット4を臨ませて、機能液滴吐出ヘッド13の機能維持・機能回復処理を行う。
図3および図4に示すように、Y軸テーブル3は、10個のキャリッジユニット4をそれぞれ吊設した10個のブリッジプレート32と、10個のブリッジプレート32を両持ちで支持する10組のY軸スライダ(図示省略)と、一対のY軸支持ベース31上に設置され、ブリッジプレート32をY軸方向に移動させる一対のY軸リニアモータ(図示省略)と、を備えている。また、Y軸テーブル3は、各キャリッジユニット4を介して描画時に機能液滴吐出ヘッド13を副走査するほか、機能液滴吐出ヘッド13を吸引ユニット16およびワイピングユニット17に臨ませる。この場合、各キャリッジユニット4を独立させて個別に移動させることも可能であるし、10個のキャリッジユニット4を一体として移動させることも可能である。
各キャリッジユニット4は、R・G・Bの3色、各4個(計12個)の機能液滴吐出ヘッド13と、12個の機能液滴吐出ヘッド13を6個ずつ2群に分けて支持するヘッドプレート41と、から成るヘッドユニット42を備えている(図5参照)。また、各キャリッジユニット4は、ヘッドユニット42をθ補正(θ回転)可能に支持するθ回転機構43と、θ回転機構43を介して、ヘッドユニット42をブリッジプレート32に支持させる吊設部材44と、を備えている。加えて、各キャリッジユニット4は、その上部にサブタンク45が配設されており(実際には、ブリッジプレート32上に配設)、このサブタンク45から自然水頭を利用し、かつ圧力調整弁(図示省略)を介して各機能液滴吐出ヘッド13に機能液が供給されるようになっている。なお、本実施形態においては上記の構成としたが、キャリッジユニット4の個数および各キャリッジユニット4に搭載される機能液滴吐出ヘッド13の個数は任意である。
図6に示すように、機能液滴吐出ヘッド13は、いわゆる2連のインクジェットヘッドであり、2連の接続針54を有する機能液導入部51と、機能液導入部51に連なる2連のヘッド基板52と、ヘッド基板52の下方に連なり機能液を吐出するヘッド本体53と、を備えている。
機能液導入部51は、一対の接続針54を有しており、サブタンク45から機能液の供給を受けるようになっている。また、ヘッド本体53は、ピエゾ素子等で構成される2連のポンプ部55と、複数の吐出ノズル57が形成されたノズル面58を有するノズルプレート56と、を有している。ノズルプレート56のノズル面58に形成された多数の吐出ノズル57は、相互に平行且つ半ノズルピッチ位置ズレして列設された2列のノズル列NLを構成しており、各ノズル列NLは、等ピッチで並べた180個の吐出ノズル57で構成されている。制御部108から出力された駆動波形がヘッド基板52を介して各ポンプ部55(圧電素子)に印加されることで、各吐出ノズル57から機能液が吐出される。
液滴吐出装置1の描画動作は、ワークWをX軸方向に移動させながら、機能液滴吐出ヘッド13から機能液をワークWに吐出することで行う。厳密には、まず、ワークWをX軸テーブル2により、X軸方向で移動させながら(図3中奥側へ)、第1描画動作(往動パス)を行う。その後、ヘッドユニット42を2ヘッド分Y軸方向に移動(副走査)させて、改めて、ワークWをX軸方向で移動させながら(図3中手前側へ)、第2描画動作(復動パス)を行う。そして、再度ヘッドユニット42を2ヘッド分副走査し、もう一度、ワークWをX軸方向で移動させながら(図3中奥側へ)、第3描画動作(往動パス)を行う。このように、副走査により、ワークW上の位置に対し、対応する機能液滴吐出ヘッド13を変更しつつ、ワークWの移動および描画動作を3度繰り返すことにより、R・G・B3色の描画処理を効率良く行っている。詳細は後述するが、描画処理の際は、セットテーブル61(ワークW)の移動時間と、吐出パターンデータとに基づいて、各吐出ノズル57を個々に吐出制御する。
図3、図4および図7に示すように、X軸テーブル2は、ワークWをセットするセットテーブル61と、セットテーブル61をX軸方向にスライド自在に支持する左右一対のX軸第1スライダ62と、上記のフラッシングユニット15および吐出性能検査ユニット18をX軸方向にスライド自在に支持する左右一対のX軸第2スライダ63と、X軸方向に延在し、一対のX軸第1スライダ62を介してセットテーブル61(ワークW)をX軸方向に移動させると共に、一対のX軸第2スライダ63を介してフラッシングユニット15および吐出性能検査ユニット18をX軸方向に移動させる左右一対のX軸リニアモータ64と、一対のX軸リニアモータ64に並設され、X軸第1スライダ62およびX軸第2スライダ63の移動を案内する一対(2本)のX軸共通支持ベース65と、一対のX軸第1スライダ62および一対のX軸共通支持ベース65上に配設され、セットテーブル61の移動位置(移動量)を検出する一対のリニアエンコーダ(移動量検出手段)76と、を備えている。
セットテーブル61は、ワークWを吸着セットする吸着テーブルで構成されており、吸着セットしたワークWの位置をθ軸方向に補正するθ回転機構(図示省略)を有している。また、セットテーブル61のY軸方向と平行な一対の辺には、一対の描画前フラッシングユニット73が添設されている。
一対のリニアエンコーダ76は、一対のX軸リニアモータ64にそれぞれ対応している。すなわち、図7中右側のX軸リニアモータ64には、右側のリニアエンコーダ76が対応しており、図7中左側のX軸リニアモータ64には、左側のリニアエンコーダ76が対応している。各リニアエンコーダ76は、Y軸方向におけるセットテーブル61の側端部に沿って配設されており構成要素として、X軸共通支持ベース65側(固定側)に設けられ、X軸方向に延在するリニアスケール77と、X軸第1スライダ62側(移動側)に設けられ、リニアスケール77を読み取るリニアセンサ78と、を備えている。後述する制御部108(図8参照)は、対応するリニアエンコーダ76(のリニアセンサ78)の検出結果であるエンコーダ信号をフィードバックすることで、X軸リニアモータ64の移動を制御する。
次に、図8を参照して、液滴吐出装置1の主制御系について説明する。同図に示すように、液滴吐出装置1は、ヘッドユニット42(機能液滴吐出ヘッド13)を有する液滴吐出部101と、X軸テーブル2を有し、ワークWをX軸方向へ移動させるためのワーク移動部102と、Y軸テーブル3を有し、ヘッドユニット42をY軸方向へ移動させるヘッド移動部103と、メンテナンス装置7の各ユニットを有するメンテナンス部104と、機能液供給ユニット6を有し、機能液滴吐出ヘッド13に機能液を供給する機能液供給部105と、リニアエンコーダ76を含む各種センサを有し、各種検出を行う検出部106と、各部を駆動制御する各種ドライバを有する駆動部107と、各部に接続され、液滴吐出装置1全体の制御を行う制御部108と、を備えている。
制御部108は、各手段を接続するためのインターフェース111と、制御処理のための作業領域として使用されるRAM112と、制御プログラムや制御データを記憶するROM113と、吐出パターンデータや、検出部106からの各種データ等を記憶すると共に、各種データを処理するためのプログラム等を記憶するハードディスク114と、ROM113やハードディスク114に記憶されたプログラム等に従い、各種データを演算処理するCPU115と、これらを互いに接続するバス116と、を備えている。CPU115には、時間を計時するタイマー117が搭載されている。
そして、制御部108は、各手段からの各種データを、インターフェース111を介して入力すると共に、ROM113やハードディスク114に記憶された(または、CD−ROMドライブ等により順次読み出される)プログラムに従ってCPU115に演算処理させ、その処理結果を、駆動部107(各種ドライバ)を介して各手段に出力する。
ここで、液滴吐出装置1におけるセットテーブル61(ワークW)の移動制御について説明する。制御部108は、X軸テーブル2の一対のX軸リニアモータ64を個々に制御することで、セットテーブル61の移動制御を行う。各X軸リニアモータ64において、対応するリニアエンコーダ76から得られたエンコーダ信号(パルス列)をフィードバックし、指令信号(パルス列)とエンコーダ信号とが一致するようにX軸リニアモータ64を駆動制御する。これにより、指令信号に基づく移動速度でセットテーブル61を移動している。
なお、セットテーブル61の移動速度の誤差や、蛇行を抑えるために、各X軸リニアモータ64の指令信号を、リニアスケール77のピッチ誤差や蛇行、セットテーブル61のヨーイングの影響等、X軸テーブル2による誤差特性を加味して補正する。例えば、描画処理と同等の動作でセットテーブル61の移動試験を行い、この移動試験で得られた検出誤差(エンコーダ信号の移動量と実際の移動量との誤差)に基づいて指令信号を補正する。このように、指令信号を補正することにより、セットテーブル61の移動速度の誤差や蛇行を、容易に補正することができ、セットテーブル61(ワークW)を精度良く移動することができる。
次に、液滴吐出装置1における機能液滴吐出ヘッド13の、1の主走査(往動パスもしくは復動パス)における吐出制御動作について説明する。制御部108は、タイマー117のカウント値に基づいて、セットテーブル61(ワークW)の移動時間を計時し(計時手段)、1の主走査における描画開始から描画終了までの間、計時したセットテーブル61の移動時間と、吐出パターンデータとに基づいて、各吐出ノズル57の吐出タイミングを制御する(吐出制御手段)。吐出パターンデータは、ノズル列NLの吐出ノズル57に対応したX軸と、X軸テーブル2によるセットテーブル61の移動量に対応したY軸とで、各座標に各画素が配列されたビットマップデータである。描画開始から描画終了までの間、X軸テーブル2によるセットテーブル61の移動が一定速度であるとし、その速度と計時した移動時間とによって、吐出パターンデータと対応させている。
図9(a)に示すように、吐出制御動作では、制御部108は、リニアエンコーダ76によるエンコーダ信号から検出した移動量が、移動開始位置から描画開始位置(基準位置)(吐出パターンデータにおける最先端の吐出位置)に達したことを検出し(基準位置検出手段)、この検出した時点から移動時間のカウントを開始し、タイマー制御を行う。タイマー制御では、上記セットテーブル61の速度と、計時した移動時間とから移動量を算出し、当該移動量と吐出パターンデータとに基づいて、該当する吐出ノズル57から液滴を吐出する。すなわち、その移動量に対応する吐出パターンデータ上のY軸座標の行において、画素が配置された座標の吐出ノズル57から液滴を吐出する。
このように、描画開始位置からタイマー制御を行うことにより、経時的に累積する誤差が、ワークWへの描画を開始する描画開始位置でリセットされるため、描画直前に累積する誤差をリセットすることができ、セットテーブル61(ワークW)の移動に対し、精度良く描画処理を行うことができる。
次に、図9(b)を参照して、1の主走査における吐出制御動作の変形例を、上記の例と異なる部分について説明する。図9(b)に示すように、本変形例の吐出制御動作では、描画開始位置から描画終了位置までの間に、複数、且つ等間隔(例えば、2.5mm〜5.0mm間隔)でピッチ基準位置(基準位置)が設定されており、制御部108は、このピッチ基準位置に達したことを、エンコーダ信号による移動量から検出した際、移動時間をリセットする。すなわち、当該ピッチ基準位置に達したことを検出したら、移動時間(カウンタ値)をゼロにし、その後、当該ピッチ基準位置からの移動として、移動時間の計時を再開する。
このように、ピッチ基準位置で移動時間をリセットすることにより、描画処理の間、等間隔且つ複数のピッチ基準位置で、累積する誤差がリセットされるため、セットテーブル61(ワークW)の移動に対し、精度良く描画処理を行うことができる。
なお、吐出制御動作で用いるエンコーダ信号は、移動試験を行って得られたリニアエンコーダ76の検出誤差に基づいて、補正したものを用いることが好ましい。
以上のような構成によれば、セットテーブル61(ワークW)の移動時間に基づいて、機能液滴吐出ヘッド13の吐出を制御することにより、スケールの誤差やヨーイング誤差等、移動量検出手段(リニアエンコーダ76)の検出誤差の影響を受けることがない。そのため、セットテーブル61(ワークW)の移動に対し、精度良く描画処理を行うことができる。
また、移動量検出手段(リニアエンコーダ76)による移動量が、移動開始位置を除く任意の位置である基準位置(描画開始位置およびピッチ基準位置)に達したことを検出した時点からの移動時間により、吐出制御を行うため、移動開始位置から経時的に累積する誤差を基準位置でリセットすることができ、セットテーブル61(ワークW)の移動に対し、より精度良く描画処理を行うことができる。なお、基準位置は、移動開始位置を除く任意の位置に設定可能である。
なお、本実施形態においては、1のワークWをセットテーブル61にセットし、当該1のワークWを処置対象とする構成であったが、1のワークWに代えて、複数のワークWをマトリクス状に連結して成るマザー基板をセットし、処理後のマザー基板をワークW毎に分割して、複数のワークWを取得する構成であっても良い。かかる場合、制御部108は、マザー基板上の複数のワークW毎の描画開始位置から描画終了位置までの間、機能液滴吐出ヘッド13のタイマー制御を行う。また、変形例においては、ワークW毎に設定したピッチ基準位置で移動時間をリセットする。
また、本実施形態の液滴吐出装置を、インクジェットプリンタに適用しても良い。
処理対象となるワークの斜視図である。 本発明の実施形態に係る液滴吐出装置の斜視図である。 液滴吐出装置の平面図である。 液滴吐出装置の側面図である。 ヘッドユニットの平面模式図である。 機能液滴吐出ヘッドの表裏外観斜視図である。 X軸テーブルの平面図(a)および正面図(b)である。 液滴吐出装置の制御ブロック図である。 機能液滴吐出ヘッドの吐出制御動作(a)とその変形例(b)を、移動量を軸として示した図である。
符号の説明
1:液滴吐出装置、 2:X軸テーブル、 13:機能液滴吐出ヘッド、 76:リニアエンコーダ、 108:制御部、 117:タイマー、 W:ワーク

Claims (4)

  1. インクジェット方式の機能液滴吐出ヘッドに対しワークを移動させながら、前記機能液滴吐出ヘッドから機能液を吐出して前記ワークに描画を行う液滴吐出装置であって、
    前記ワークを任意の1の方向に移動させる移動手段と、
    前記移動手段による前記ワークの移動時間を計時する計時手段と、
    前記移動時間に基づいて、前記機能液滴吐出ヘッドの吐出タイミングを制御する吐出制御手段と、を備えたことを特徴する液滴吐出装置。
  2. 前記移動手段による前記ワークの移動量を検出する移動量検出手段と、
    検出した前記移動量に基づいて、前記ワークが移動開始位置から、当該移動開始位置を除く任意の位置である基準位置に達したことを検出する基準位置検出手段と、を更に備え、
    前記計時手段は、前記基準位置に達したことを検出した時点から前記移動時間の計時を開始することを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記基準位置は、前記ワークへの描画を開始する描画開始位置であることを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記基準位置は、前記描画開始位置から前記ワークへの描画を終了する描画終了位置までの間に、複数、且つ等間隔で設定されていることを特徴とする請求項2または3に記載の液滴吐出装置。
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