JP2010099389A - X線ct装置及びスキャノ画像の作成プログラム - Google Patents

X線ct装置及びスキャノ画像の作成プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010099389A
JP2010099389A JP2008275370A JP2008275370A JP2010099389A JP 2010099389 A JP2010099389 A JP 2010099389A JP 2008275370 A JP2008275370 A JP 2008275370A JP 2008275370 A JP2008275370 A JP 2008275370A JP 2010099389 A JP2010099389 A JP 2010099389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
top plate
image
unit
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008275370A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Seki
将俊 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008275370A priority Critical patent/JP2010099389A/ja
Publication of JP2010099389A publication Critical patent/JP2010099389A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】一度のスキャンで、複数の部位を異なる角度位置から撮影したスキャノ画像を得ることができるX線CT装置を提供する。
【解決手段】ガントリ内の回転部にX線管及びX線検出器を対向配置し、被検体に対してX線を照射してX線撮影を行う撮影部と、被検体を載置する天板を有し、天板をガントリ内に移動可能な寝台と、被検体の複数の部位をスキャノ撮影する際に回転部を制御し、複数の部位毎にX線の照射角度を設定して撮影方向を切り替える制御部とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検体の断層像を得るX線CT装置及びスキャノ画像の作成プログラムに関する。
一般に病院等の機関では、X線CT装置(コンピュータ断層撮影装置)等の画像診断装置が使用されており、被検体を撮影して得た投影データを収集して医用画像情報を観察するようにしている。このようなX線CT装置では、X線管とX線検出器を対向配置し、X線管とX線検出器の間に被検体を載せた天板を移動することで投影データを収集するようにしている。
一方、データ収集を開始する際にはスキャン計画を立案する必要があり、X線管電圧、X線管電流、X線の照射角度、スキャン位置、スキャン範囲等を事前に設定するようにしている。このスキャン計画においては、スキャノ画像を撮影し、スキャノ画像を利用してスキャンの開始位置や停止位置等を指定し、スキャン範囲や撮影条件等を設定するのが一般的である。
スキャノ画像の撮影においては、X線管とX線検出器の回転を停止(固定)した状態で、被検体を搭載した天板を被検体の体軸方向に移動させながら撮影を行い、X線像のような平面透過像を得るようにしている。
ところでスキャノ画像を得る場合、被検体に対するX線の照射角度を固定して撮影するのが一般的であるが、撮影対象部位によってはX線の照射角度を変えた方が良い場合がある。例えば頭部の位置決めには、被検体の頭部を側面から撮影したサイド像のスキャノ画像を用い、腹部の位置決めには被検体の腹部を上面から撮影したトップ像のスキャノ画像を用いた方が良い。
しかしながら、頭部と腹部にまたがる撮影が必要な場合は、サイド像とトップ像のスキャノ画像を得るために二度のスキャノ撮影が必要となり、被検体の被曝機会が増え、被曝量が多くなるという問題点がある。
特許文献1には、被検体の複数の領域を指定し、X線の照射と停止を繰り返しながら天板を移動させて、複数の領域毎のスキャノ画像を撮影する例が記載されている。この例によれば、被検体に対する不要被曝を低減することができる。しかしながら、サイド像とトップ像といった照射角度の異なるスキャノ画像を得るには、複数回のスキャノ撮影が必要となり、被検体の被曝量が多くなるため、さらなる改善の余地がある。
特開2006−122479号公報
従来のX線CT装置では、サイド像とトップ像といった照射角度の異なるスキャノ画像を得るには、複数回のスキャノ撮影が必要となるため、被検体の被曝量が多くなるという問題点があった。
本発明は上記事情に鑑み、一度のスキャンで、複数の部位を異なる角度位置から撮影したスキャノ画像を得ることができるX線CT装置及びスキャノ画像の作成プログラムを提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明のX線CT装置は、ガントリ内の回転部にX線管及びX線検出器を対向配置し、被検体に対してX線を照射してX線撮影を行う撮影部と、前記被検体を載置する天板を有し、前記天板を前記ガントリ内に移動可能な寝台と、前記X線検出器で検出した信号を収集するデータ収集部と、前記被検体の複数の部位をスキャノ撮影する際に前記回転部を制御し、前記複数の部位毎に前記X線の照射角度を設定して撮影方向を切り替える制御部と、を具備したことを特徴とする。
また、請求項6記載の本発明は、ガントリ内の回転部にX線管及びX線検出器を対向配置した撮影部を有し、被検体を載置した天板を前記ガントリ内に移動させ前記被検体にX線を照射してスキャノ画像を作成するためのプログラムであって、コンピュータに、前記回転部を所定の回転角度に制御し前記天板を移動しながら第1のスキャノ画像を撮影する機能と、前記天板が予め設定した位置まで移動したときに前記回転部を制御し、前記X線の照射角度を切り替えて前記天板を移動しながら第2のスキャノ画像を撮影する機能と、を実現するためのスキャノ画像の作成プログラムである。
本発明では、一度のスキャンで、複数の部位を異なる方向からスキャノ撮影することができるため、被検体の被曝機会を低減し、かつ観察に適したスキャノ画像を得ることができる。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るX線CT装置(コンピュータ断層撮影装置)の全体構成を示すブロック図である。図1において、X線CT装置100は、ガントリ(架台)11を有し、このガントリ11内には回転部12が設けられ、図示しない回転機構によって回転する。回転部12内には、X線管13と、X線検出器14が対向して配置されており、回転部12の中心部分は開口して、そこに寝台の天板15に載置された被検体Pが挿入される。
被検体Pを透過したX線はX線検出器14で電気信号に変換され、データ収集部16で増幅され、デジタルデータに変換される。このデジタルデータは、データ伝送装置17を介して投影データとして操作コンソール22(後述)に伝送される。X線検出器14は、多数のX線検出素子が被検体Pの体軸方向(スライス方向)及び体幅方向(チャンネル方向)にマトリクス状に配列されており、スライス方向に配列された検出器列毎に投影データを収集する。
また、ガントリ11には架台制御部18、スリップリング19が設けられている。天板15は、寝台20に設けた寝台駆動装置によって架台11の開口部に進退可能であり、寝台駆動装置には寝台制御部21から駆動信号が供給される。寝台20には、天板15のスライス方向(被検体Pの体軸方向)の位置を電気的に検出する検出器を備えており、寝台20は寝台制御部21に対して寝台の位置情報を送る。
22は操作コンソールであり、コンピュータシステムを構成する。操作コンソール22は前処理部23を有し、データ伝送装置17からのデータが前処理部23に送られる。前処理部23では、信号強度の補正や信号欠落の補正等の処理を行い、投影データをバスライン221上に出力する。
バスライン221にはシステム制御部24が接続され、システム制御部24には、操作部25が接続されている。またバスライン221には、データ記憶部26、再構成処理部27、画像データ処理部28、表示部29が接続されている。
システム制御部24は、ホストコントローラとして機能し、CPUやROMを含み、操作コンソール22の各部の動作や、架台制御部18、寝台制御部21、及び高電圧発生部30を制御する。またシステム制御部24には、スキャノ画像の撮影時に、一度のスキャンで、複数の部位を異なる角度位置からスキャノ撮影するためのプログラムが格納されている。スキャノ撮影の詳細な動作については後述する。尚、スキャノ画像の撮影を以下の説明ではスキャノ撮影と呼ぶことにする。
データ記憶部26は、断層画像等のデータを記憶するものであり、再構成処理部27は、ボリュームデータから関心領域或いは関心臓器を抽出し、3D画像データ等を再構成する。画像データ処理部28は、データ記憶部26に保存されたデータ、または再構成したあとの画像データを処理する。
表示部29は、画像データ処理によって得られた画像等を表示する。操作部25はキーボード、マウス等を有し、ユーザによって操作され、データ処理する上で各種の設定を行う。また、患者の状態や検査方法等の各種情報を入力する。
高電圧発生部30は、スリップリング19を介してX線管13に電力を供給し、X線の曝射に必要な電力(管電圧、管電流)を与える。X線管13は、被検体Pの体軸方向に平行なスライス方向と、それに直交するチャンネル方向の2方向に広がるビームX線を発生する。
このようなX線CT装置100では、スキャン範囲を設定してボリュームスキャン(3Dスキャン)を行い、再構成処理部27で再構成することでその範囲内のボリュームデータを生成することができる。また、X線管13をある回転角度に固定して天板15を移動させて広範囲をスキャンすることで、被検体Pを一方向から見たX線像のような平面透過像を取得することができる。この平面透過像は被検体の撮影領域を示す画像であり、一般的にスキャノ画像又はスカウト画像と呼ばれる(以下の説明ではスキャノ画像と称す)。
こうして取得したスキャノ画像データは、スキャン計画を立案する際に利用され、スキャノ画像を利用してスキャンの開始位置や停止位置等を指定し、X線CT撮影する際のスキャン範囲や撮影条件の設定に用いられる。スキャノ画像データ及びボリュームデータはデータ記憶部26に記憶される。ボリュームデータから各断面上のデータを切り出すことで複数の断層像データ(スライス画像データ)を生成することができる。
本発明では、スキャノ撮影の仕方に特徴があり、以下、スキャノ画像の作成方法について具体的に説明する。
一般に、スキャノ画像の撮影(スキャノ撮影)は、被検体Pに対してX線管13からのX線の照射角度を固定して、寝台20の天板15を体軸方向に移動させて行う。例えば、被検体Pの真上(トップ位置)からX線を照射し、天板15を移動させて頭部から腹部までの範囲をスキャンした場合は、図2で示すようなスキャノ画像を得ることができる。
図2において、40はスキャノ画像を示す。実際には、X線像のような画像であるが、図では簡略的に示している。図2では、頭部41と、胸部から腹部42までがともにトップ像(被検体の上面から撮影した像)のスキャノ画像を例示している。一方、実際のX線CT撮影を行う場合、頭部に関しては被検体Pの側面(サイド)から撮影したスキャノ画像の方が良いし、胸部や腹部は上面(トップ)から撮影したスキャノ画像が欲しい場合もある。
そこで本発明では、一度のスキャンで、複数の部位を異なる角度位置から撮影したスキャノ画像を得る点に特徴がある。即ち、X線管13が被検体の上面(トップ位置)にある状態を基準位置と仮定すると、頭部をスキャノ撮影する場合は、ガントリ11の回転部12を基準位置から約90度回転させ、X線管13からのX線が頭部のサイドから照射されるようにする。そして、天板15を所定量(頭部の長さに相当する量)だけ移動させて頭部のスキャノ画像(第1のスキャノ画像)を撮影する。
次に、頭部のスキャノ撮影が終了したあとは、ガントリ11の回転部12を元の基準位置まで回転させ、X線管13を被検体Pのトップに位置させて、天板15を所定量(胸部から腹部を含む範囲に相当する量)だけ移動させて第2のスキャノ画像の撮影を行う。
これにより図3で示すように、1度のスキャンで頭部41はサイド像、胸部から腹部42まではトップ像となるスキャノ画像40を得ることができる。尚、実際のスキャノ画像は、X線像のような画像であるが、図3では簡略的に示している。図3において、1点鎖線xで示す部分がスキャノ撮影の切り替えラインであることを示している。
こうして一度のスキャンで、複数の部位を異なる角度位置から撮影したスキャノ画像を得ることができる。撮影部位毎の回転部12の回転角度(即ちX線の照射角度)の切り替えは、例えば以下の第1〜第4の例を用いる。
先ず第1の例は、撮影中のスキャノ画像を見ながら、寝台20の天板15が、頭部から胸部への切り替え位置に到達したことをユーザ(技師、医師等)が確認し、ユーザ操作によって回転部12の回転角度を切り替える方法である。この場合、操作者の操作が面倒になるが、切り替えのためのハードウェアやソフトウェアを追加する必要はない。
第2の例は、画像処理によって自動的に切り替える方法である。これは、天板15の移動により被検体Pをスキャノ撮影して得た画像を利用し、現在のスキャン行と直前のスキャン行の被検体画像(被検体の体軸と直交する横方向の画像)をそれぞれ順次に比較し、スキャノ画像の変化量(横方向の幅又は面積、輝度等)が予め設定した閾値を越えた時に回転部12の回転角度を切り替えるものである。
即ち、頭部から胸部の境目では、被検体Pの横方向の幅が急激に変化するため、スキャノ画像の変化量が所定の閾値を越えたときは、胸部に指しかかったと判断し、回転部12の回転角度をサイドの位置からトップの位置に切り替える。これにより、自動的にX線の照射方向を切り替えることができる。
第2の例の動作を図4のフローチャートを参照して説明する。尚、以下のフローチャートの動作は、システム制御部24のプログラムに従って行われる。
ステップS1はスキャノ撮影の開始ステップであり、回転部12を回転して頭部の撮影に適した角度(サイド)に固定し、天板15を移動しながらスキャノ撮影を行う。ステップS2は、スキャノ撮影によって得た被検体画像の最新のスキャン行と直前のスキャン行の横方向の幅(又は面積や輝度)を比較し、予め設定した閾値を越えたか否かを判断する。閾値以下の場合はステップS5にて天板15の移動を進める。
また、頭部から胸部にかけて横方向の幅(又は面積や輝度)が予め設定した閾値以上に変化したときには、ステップS4に進み回転部12を回転し胸部の撮影に適した角度(トップ)に回転し、その角度を維持したままステップS5に進み、天板15を移動しながらスキャノ撮影を行う。そして、所定のスキャン範囲の撮影を終了するとステップS6でスキャノ撮影を終わる。
こうして、頭部から胸部の境目のように、被検体画像の変化量が急激に変化する部分を判断基準にして、回転部12の回転角度を切り替えることができる。したがって、閾値の設定によっては、頭部から胸部の境目だけでなく、胸部から腹部への境目等も判断して、自動的にX線の照射方向を切り替えることができる。
尚、スキャノ撮影によって得た被検体画像の最新のスキャン行と直前のスキャン行の画像情報は、データ記憶部26に順次に記憶され、変化量(横方向の幅又は面積等)の比較はシステム制御部24によって行い、システム制御部24は架台制御部18を制御して、回転部12の回転角度を切り替える。
第3の例は、天板15にマーカを取り付け、スキャノ撮影によりマーカが検知されたときにスキャノ撮影の切り替えポイントと判断し、回転部12の回転角度を切り替える方法である。
即ち、図1で示すように、被検体Pが載置された天板15にマーカmを取り付け、マーカmを例えば頭部と胸部の境目に置く。そして、頭部のスキャノ撮影では回転部12の回転角度をサイドの位置に固定する。そしてスキャノ撮影によりマーカの画像が検出されたときに、回転部12の回転角度をサイドの位置からトップの位置に切り替える。これにより、自動的にX線の照射方向を切り替え、胸部から腹部にかけては、回転部12の回転角度をトップの位置に固定してスキュノ載撮影を行う。
また、複数(例えば2つの)のマーカを天板15に置き、第1のマーカを検出したときと、第2のマーカを検知したときにガントリ11の回転部12をそれぞれ別の角度だけ回転させるようにしてもよい。例えば、頭部と胸部の境目に第1のマーカを置き、胸部と腹部の境目に第2のマーカを置くことで撮影部位に合わせて回転部12をそれぞれ異なる角度に回転してスキャノ撮影を行う。
この場合、最初はサイドの位置でスキャノ撮影を行い、第1のマーカを検出した時にトップの位置でスキャノ撮影を行い、さらに第2のマーカを検知した時に別の角度に切り替えてスキャノ撮影を行うように、マーカの検出数とX線の照射角度を予め登録しておけば、システム制御部24のプログラムに従って自動的に回転部12の角度を切り替えることができる。
尚、スキャノ撮影によって得たマーカの検出結果は、データ記憶部26からシステム制御部24に送られ、システム制御部24はマーカの検出結果に応答して架台制御部18を制御して、回転部12の角度を切り替える。
第4の例は、天板15の移動距離に応じて回転部12の回転角度を自動的に切り替える方法である。即ち図5(a)で示すように、天板15に被検体Pを載置し、ガントリ11に頭部から挿入する場合、天板15が移動する前(初期)に、被検体Pの頭部と胸部の境目P1と、X線の照射位置(図5の一点鎖線y)との距離L1を予め測定しておく。測定した距離情報は、操作部25によってシステム制御部24に入力する。そして、システム制御部24は、図5(b)で示すように天板15が距離L1だけ移動した地点で架台制御部18を制御してガントリ11の回転部12を回転させる。
例えば、図5(a)で示すように、天板15が移動する前の天板15の端部の位置をL0とすると、天板15が移動を開始した初期の段階では、回転部12の回転角度をサイドの位置に固定し頭部をスキャノ撮影する。そして図5(a)で示すように、端部L0が距離L1だけ移動したことを検出したとき、自動的に回転部12の回転角度をサイドからトップの角度に切り替え、胸部から腹部にかけては、回転部12の回転角度をトップの位置に固定してスキャノ撮影を行う。
或いは、図5(a)で示すように、X線の照射位置(図5の一点鎖線y)と被検体Pの別の部位P2までの距離L2を予め測定しておき、天板15が距離L2だけ移動した地点でガントリ11の回転部12をさらに別の角度に回転させるようにすることもできる。つまり、撮影部位に合わせて回転部12をそれぞれ異なる角度に回転しスキャノ撮影を行うことができる。
この場合、例えば最初はサイドで頭部のスキャノ撮影を行い、距離L1だけ移動した時にトップの位置で胸部のスキャノ撮影を行い、さらに距離L2だけ移動した時に別の角度で腹部のスキャノ撮影を行うように、天板15の移動距離とX線の照射角度を予め登録しておけば、システム制御部24のプログラムに従って自動的に回転部12の角度を切り替えることができる。
尚、天板15の位置情報は、寝台制御部21からシステム制御部24に送られ、システム制御部24は、操作部25によって予め入力された距離L1(又はL2)の情報と、実際に天板15が移動した距離を比較し、天板15が設定した位置に移動したときに架台制御部18を制御して、回転部12の角度を切り替える。
このように本発明の実施形態では、一回のスキャノ撮影で複数方向からのスキャノ撮影ができるため、被検体への被曝を低減し、かつ複数回のスキャノ撮影によって得たスキャノ画像と同等の観察に適したスキャノ画像を得ることができる。
尚、本発明は、以上説明した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
本発明の一実施形態に係るX線CT装置を示すブロック図。 同実施形態にて取得したスキャノ画像の一例を示す説明図。 同実施形態にて取得したスキャノ画像の他の例を示す説明図。 同実施形態でのスキャノ画像の撮影動作を説明するフローチャート。 同実施形態でのスキャノ画像の撮影動作の他の例を示す説明図。
符号の説明
100…X線CT装置
11…ガントリ(架台)
12…回転部
13…X線管
14…X線検出器
15…天板
16…データ収集部
17…データ伝送装置
18…架台制御部
19…スリップリング
20…寝台
21…寝台制御部
22…操作コンソール(コンピュータシステム)
23…前処理部
24…システム制御部
25…操作部
26…データ記憶部
27…再構成処理部
28…画像データ処理部
29…表示部
30…高電圧発生部
40…スキャノ画像

Claims (9)

  1. ガントリ内の回転部にX線管及びX線検出器を対向配置し、被検体に対してX線を照射してX線撮影を行う撮影部と、
    前記被検体を載置する天板を有し、前記天板を前記ガントリ内に移動可能な寝台と、
    前記X線検出器で検出した信号を収集するデータ収集部と、
    前記被検体の複数の部位をスキャノ撮影する際に前記回転部を制御し、前記複数の部位毎に前記X線の照射角度を設定して撮影方向を切り替える制御部と、を具備したことを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記制御部は、前記回転部を所定の回転角度に制御し前記天板を移動しながら第1のスキャノ画像を撮影するとともに、
    前記天板が予め設定した位置まで移動したときに前記回転部を制御して前記X線の照射角度を切り替え、前記天板を移動しながら第2のスキャノ画像を撮影することを特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
  3. 前記制御部は、前記天板の移動に伴って順次に変化する前記第1のスキャノ画像の変化量を判断し、前記変化量が予め設定した閾値を越えたときに前記回転部を制御して前記X線の照射角度を切り替え、前記第2のスキャノ画像を撮影することを特徴とする請求項2記載のX線CT装置。
  4. 前記天板にマーカを取り付け、
    前記制御部は、前記天板の移動にともなって前記マーカの画像を検出したときに前記回転部を制御して前記X線の照射角度を切り替え、前記第2のスキャノ画像を撮影することを特徴とする請求項2記載のX線CT装置。
  5. 前記制御部は、前記天板の移動情報を入手し、
    前記天板が予め設定した距離だけ移動したときに前記回転部を制御して前記X線の照射角度を切り替え、前記第2のスキャノ画像を撮影することを特徴とする請求項2記載のX線CT装置。
  6. ガントリ内の回転部にX線管及びX線検出器を対向配置した撮影部を有し、被検体を載置した天板を前記ガントリ内に移動させ前記被検体にX線を照射してスキャノ画像を作成するためのプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記回転部を所定の回転角度に制御し前記天板を移動しながら第1のスキャノ画像を撮影する機能と、
    前記天板が予め設定した位置まで移動したときに前記回転部を制御し、前記X線の照射角度を切り替えて前記天板を移動しながら第2のスキャノ画像を撮影する機能と、
    を実現するためのスキャノ画像の作成プログラム。
  7. 前記天板の移動に伴って順次に変化するスキャノ画像の変化量が予め設定した閾値を越えたときに前記回転部を制御し、前記X線の照射角度を切り替えることを特徴とする請求項6記載のスキャノ画像の作成プログラム。
  8. 前記天板に取り付けたマーカの画像を検出して前記回転部を制御し、前記X線の照射角度を切り替えることを特徴とする請求項6記載のスキャノ画像の作成プログラム。
  9. 前記天板の移動情報を入手し前記天板が予め設定した距離だけ移動したときに前記回転部を制御し、前記X線の照射角度を切り替えることを特徴とする請求項6記載のスキャノ画像の作成プログラム。
JP2008275370A 2008-10-27 2008-10-27 X線ct装置及びスキャノ画像の作成プログラム Withdrawn JP2010099389A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008275370A JP2010099389A (ja) 2008-10-27 2008-10-27 X線ct装置及びスキャノ画像の作成プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008275370A JP2010099389A (ja) 2008-10-27 2008-10-27 X線ct装置及びスキャノ画像の作成プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010099389A true JP2010099389A (ja) 2010-05-06

Family

ID=42290562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008275370A Withdrawn JP2010099389A (ja) 2008-10-27 2008-10-27 X線ct装置及びスキャノ画像の作成プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010099389A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012161193A1 (ja) * 2011-05-24 2012-11-29 株式会社東芝 医用画像診断装置、医用画像処理装置及び方法
JP2014104354A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc マーカによってctスキャンをナビゲートするための方法および装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012161193A1 (ja) * 2011-05-24 2012-11-29 株式会社東芝 医用画像診断装置、医用画像処理装置及び方法
JP2013006022A (ja) * 2011-05-24 2013-01-10 Toshiba Corp 医用画像診断装置、医用画像処理装置及び方法
CN103561655A (zh) * 2011-05-24 2014-02-05 株式会社东芝 医用图像诊断装置、医用图像处理装置以及方法
US9361726B2 (en) 2011-05-24 2016-06-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Medical image diagnostic apparatus, medical image processing apparatus, and methods therefor
JP2014104354A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc マーカによってctスキャンをナビゲートするための方法および装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10945681B2 (en) Control device for controlling tomosynthesis imaging, imaging apparatus, imaging system, control method, and program for causing computer to execute the control method
WO2010101208A1 (ja) X線ct装置及び断層像撮影方法
US10102620B2 (en) Control device for controlling tomosynthesis imaging, imaging apparatus, imaging system, control method, and program for causing computer to execute the control method
JP5948275B2 (ja) 放射線撮影装置及び放射線撮影方法、並びに放射線撮影制御プログラム
US10383582B2 (en) Control device for controlling tomosynthesis imaging, imaging apparatus,imaging system, control method, and program for causing computer to execute the control method
US8249216B2 (en) X-ray moving image radiographing apparatus
JP6334869B2 (ja) X線ct装置
JP2008018249A (ja) X線複合診断システム
JP2007007255A (ja) X線ct装置
JP2008237886A (ja) X線ct装置及びその制御方法
JP2002136507A (ja) X線診断装置
JP4313977B2 (ja) 検査室の被検体観察装置
JP2012245329A (ja) 画像処理装置、放射線画像撮影システム、画像処理プログラム、及び画像処理方法
JP5308862B2 (ja) 医用寝台装置及び医用画像撮影装置
JP3725277B2 (ja) X線診断システムおよびx線ctスキャナ
JP6466057B2 (ja) 医用画像診断装置
JP2010099389A (ja) X線ct装置及びスキャノ画像の作成プログラム
JP2020178997A (ja) 放射線撮影装置
JP6662612B2 (ja) 医用画像診断装置
JP6632881B2 (ja) 医用画像診断装置
JP2009119281A (ja) 診断装置
JP2010158298A (ja) 断層撮影装置及び断層撮影方法
JP5676883B2 (ja) X線ct装置
JP6139823B2 (ja) コンピュータ断層撮影装置及び医用画像診断支援方法
JP6824726B2 (ja) X線ct装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120110