JP2010095896A - 自然換気用窓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】窓枠2の縦枠と障子3の縦框との間に夫々、縦框上部に一端が枢着され他端が前記一端よりも低い位置において縦枠に枢着された上部側アーム4と、縦框中間部に一端が枢着され他端が前記一端よりも低い位置において縦枠に枢着された下部側アーム5とを有し、障子の閉状態において、少なくとも上部側アーム4は縦框側枢着点Aが縦枠側枢着点Bよりも室外側に位置するとともに、縦枠側枢着点Bが障子の重心Kよりも室内側に位置し、前記下部側アーム5の縦框側枢着点Cよりも上部側となる縦枠位置に滑車9を設け、一端を前記下部側アーム5の縦框側枢着点Cに繋止させ、前記滑車9を巻回させた索材10の他端にバネ部材11の一端を連結し、前記バネ部材11の他端を上下方向に位置調整可能とした上下位置調整機構12に連結する。
【選択図】図7
Description
前記自然換気用窓は、窓枠の縦枠と障子の縦框との間に夫々、縦框上部に一端が枢着され他端が前記一端よりも低い位置において縦枠に枢着された相対的に短い長さの上部側アームと、縦框中間部に一端が枢着され他端が前記一端よりも低い位置において縦枠に枢着された相対的に長い長さの下部側アームとを有し、
障子の閉状態において、少なくとも前記上部側アームは縦框側の枢着位置が縦枠側枢着位置よりも室外側に位置するとともに、前記縦枠側枢着位置が障子の重心よりも室内側に位置し、
前記下部側アームの縦框側枢着位置よりも上部側となる縦枠位置に滑車を設け、一端を前記下部側アームの縦框側枢着位置に繋止させ、前記滑車を巻回させた索材の他端にバネ部材の一端を連結し、前記バネ部材の他端を上下方向に位置調整可能とした上下位置調整機構に連結し、
前記障子は、開窓時に、力の釣り合いが取れた平衡状態で静止状態を保持し、この静止状態から外部側又は内部側からの風圧によって自動的に開度を調整することを特徴とする自然換気用窓が提供される。
〔自然換気用窓1の構造〕
図1は自然換気用窓1の内観図、図2は図1のII−II線矢視図、図3は図1のIII−III線矢視図である。
前記窓枠2は、アルミ合金からなる上枠2A、下枠2B及び縦枠2C、2Dを四方組して枠体と成したものである。前記上枠2A、下枠2B及び縦枠2C、2Dはそれぞれ、室内側寄り位置にシール保持片2a、2b、2c及び2dを備え、先端部に固形シール6を備えている。
(障子3の閉窓状態)
図8に示される閉窓状態では、障子3は閉状態を保持する。前記上部側アーム4においては、縦框側枢着点Aに作用する障子自重w(W/4)によって、縦枠側枢着点Bを中心として上部側アーム4を外側方向に回動させるモーメントM1(w・S1)が発生する。また、前記下部側アーム5においては、鉛直に配向するか、或いは上部側アームとは逆に僅かに縦框側枢着点(上部側)を室内側に傾けた状態で配置しているため、下部側アーム5にはモーメントは発生しないか、僅かに室内側に回動させる方向のモーメントが発生するだけである。前記上部側アーム4に発生するモーメントM1は、下部側アームの縦框側枢着点Cを中心として、障子3の下框3B側を閉じる方向の力として作用するため、閉窓状態で障子3は閉状態を保持する。また、障子の閉窓状態では、閉じる方向に力が加わることで、気密性及び水密性も良好となる。
図9に示されるように、手動又は開窓装置等による開操作によって障子3を開け始めると、下部側アーム5が外側に傾き、これに伴って下部側アーム5にも障子3を外側方向に回動させる開方向モーメントM2(w・S2)が発生する。また、下部側アーム5の縦框側枢着点Cにワイヤ張力Pによって障子3を閉じる方向に作用させる閉方向モーメントM4(P・S4)が発生する。さらに、障子3の重心Kが下部側アーム5の縦框側枢着点Cよりも室外側に移動することによって、障子3を閉じる方向に作用させる閉方向モーメントM3(W・S3)が発生する。
前記下部側アーム5のモーメントM2の増加割合は、アーム長が長いため上部側アーム4よりも大きく、所定の開度(L1)になり、M2>M1+M3+M4の関係が成立すると、それ以上は障子3を開く方向の力が閉じる方向の力よりも勝って障子3が自動的に開窓を始めるようになる。
図10に示されるように、障子3が自動的に開窓し始め、所定の開度(L2)になると、障子3を閉める方向に作用する閉方向モーメントM1、M3、M4が増大し、障子3を開く方向に作用させる開方向モーメントM2と釣り合う。すなわち、ΣM1〜4=0となって力の釣り合いが取れた平衡状態で静止状態を保持するようになる。障子3の開度(L2)の調整は、前記上下位置調整機構12のナット状部材14を手動操作で回転させ、前記ナット状部材14と共にスライド部材15を一体的に上下動させることにより可能である。
次いで、第2形態例に係る自然換気用窓1’について、図11及び図12に基づいて詳述する。
本第2形態例では、自然換気用窓1’は、障子3は閉止状態を保持することなく、上部側アーム4及び下部側アーム5に作用するモーメントM1、M2によって、自然に開窓するようにしたものである。開窓後は、力の釣り合いが取れた平衡状態で静止状態を保持し、その静止状態で、障子に掛かる外部側又は内部側からの風圧によって自動的に開度を調整するようになる点は上記第1形態例と同様である。
(1)上記形態例では、単一の窓について説明したが、横方向に障子3,3…を連接した連窓窓に対しても同様に適用することができる。この場合は、前記上下位置調整機構12によって、障子3の開度を調整することにより、各障子3,3…を綺麗に整列させることが可能となる。
(2)図7に示されるように、上部側アーム4の下部に、ストッパー16を配置して、障子3の最大開度を規制することも可能である。
Claims (3)
- 部屋又は建物の外壁に取り付けられる窓枠と、この窓枠に収容され下框側が外部へ向って辷り出して開く障子とからなる自然換気用窓において、
前記自然換気用窓は、窓枠の縦枠と障子の縦框との間に夫々、縦框上部に一端が枢着され他端が前記一端よりも低い位置において縦枠に枢着された相対的に短い長さの上部側アームと、縦框中間部に一端が枢着され他端が前記一端よりも低い位置において縦枠に枢着された相対的に長い長さの下部側アームとを有し、
障子の閉状態において、少なくとも前記上部側アームは縦框側の枢着位置が縦枠側枢着位置よりも室外側に位置するとともに、前記縦枠側枢着位置が障子の重心よりも室内側に位置し、
前記下部側アームの縦框側枢着位置よりも上部側となる縦枠位置に滑車を設け、一端を前記下部側アームの縦框側枢着位置に繋止させ、前記滑車を巻回させた索材の他端にバネ部材の一端を連結し、前記バネ部材の他端を上下方向に位置調整可能とした上下位置調整機構に連結し、
前記障子は、開窓時に、力の釣り合いが取れた平衡状態で静止状態を保持し、この静止状態から外部側又は内部側からの風圧によって自動的に開度を調整することを特徴とする自然換気用窓。 - 前記上下位置調整機構は、縦方向に配置された送りネジ部材と、この送りネジ部材に螺合させたナット状部材と、このナット状部材と共に移動するスライド部材とからなる送りネジ機構とされ、前記バネ部材の他端が前記スライド部材に連結されている請求項1記載の自然換気用窓。
- 前記上下位置調整機構は、前記下部側アームよりも下側に位置している請求項1,2いずれかに記載の自然換気用窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008266983A JP2010095896A (ja) | 2008-10-16 | 2008-10-16 | 自然換気用窓 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105201347A (zh) * | 2014-05-29 | 2015-12-30 | 青岛海尔洗碗机有限公司 | 一种门***置调节装置及洗碗机 |
CN107013142A (zh) * | 2016-01-23 | 2017-08-04 | 张誉馨 | 安装有可电控通风设施的门 |
Citations (4)
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JPS6268982A (ja) * | 1985-09-19 | 1987-03-30 | 中央発條株式会社 | 滑り出し窓の釣り合わせ装置 |
JPH0719443U (ja) * | 1993-09-09 | 1995-04-07 | 三和式ベンチレーター株式会社 | 換気窓開閉装置 |
JPH08270310A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-15 | Shin Nikkei Co Ltd | 外倒し窓 |
JP2008002229A (ja) * | 2006-06-26 | 2008-01-10 | Fujisash Co | 障子閉鎖装置 |
-
2008
- 2008-10-16 JP JP2008266983A patent/JP2010095896A/ja active Pending
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