JP2010091829A - 音声合成装置、音声合成方法および音声合成プログラム - Google Patents

音声合成装置、音声合成方法および音声合成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 テキスト情報の音声合成出力を短時間で行うことができ、かつ比較的安価に構成することができる「音声合成装置、音声合成方法および音声合成プログラム」を提供する。
【解決手段】 本発明の音声合成方法は、テキスト情報を受信するステップ(S101)と、音素データを記憶するハードディスク装置およびそのキャッシュメモリを参照してテキスト情報に対応する音素データを読み出し、読み出した音素データに基づき音声データを作成するステップ(S106)と、音声再生の指示の有無を判定するステップ(S108)と、音声再生の指示があると判定したとき、作成された音声データを音声出力手段に音声出力させ、音声再生の指示がないと判定したとき、音声データを削除し(S110)、空の音声データを音声出力手段に出力させるステップ(S109)とを有する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、テキスト情報の音声合成を行う音声合成装置に関し、特に、車載用ナビゲーション装置において利用される音声合成装置に関する。
車載用電子システムでは、ラジオ放送、テレビ放送、その他の媒体から取得したコンテンツ情報の音声出力を行う機能に加えて、ラジオ放送等の外部から取得したテキスト情報の音声合成を行いこれを音声出力する機能を有するものがある。特に、ナビゲーション装置では、リアルタイムの道路交通情報を音声出力すれば、運転者の脇見運転の回避や利便性の向上を図ることができる。現在、ヨーロッパ等では、FMラジオ放送の副搬送波を利用して道路交通情報をテキスト情報として提供するトラフィックメッセージチャンネル(Traffic Message Channel:以下、TMCと称す)等のサービスが実用化されている。車載用電子システムにおいて、TMCが利用され、受信した道路交通情報を音声合成出力している。
音声合成に関する報告は、数多く成されている。例えば、特許文献1は、素片接続型音声合成装置に関し、少なくとも音声素片の波形データを記憶する記憶手段へのアクセス速度コストを含むサブコストを有し、そのサブコストを含んで算出されたコストが所定の条件を充足する候補を選択する技術を開示する。特許文献2は、音声合成装置に関し、音声素片を接続して合成音声を生成したときに生じる歪みを算出し、その歪みに基づいて合成単位ごとに音声素片を選択する技術を開示している。
特開2005−266010号公報 特開2007−310176号公報
図1は、従来の音声合成装置の構成を示す図である。音声合成装置は、FM放送に含まれるTMCを受信するTMC受信部20と、音声合成モジュール30と、音素データを記憶するハードディスク装置40と、音声出力部50とを含んでいる。TMC受信部20は、FM放送に含まれるテキスト情報を抽出するテキスト情報抽出部22と、最新のテキスト情報を格納する最新テキスト情報記憶部24と、再生ボタン28の指示に応答してテキスト情報を音声合成モジュール30に送信するテキスト情報送信部26とを含む。音声合成モジュール30は、受信したテキスト情報の構文解析を行う構文解析部と、構文解析された単語または句などに対応する音素データをハードディスク装置40から読み出す音素選択部34と、読み出された音素を結合する音素結合部36とを有している。音声出力部50は、音素データが結合された音声データをアナログ信号に変換し、これをスピーカから出力する。
図1に示す音声合成装置において、音素データを読み出すために記憶装置40をアクセスしたり、読み出した音素データを結合するには時間がかかる。このため、ユーザからの再生指示が成されても、音声合成処理に時間がかかり、音声出力に遅延が生じてしまう。特に、テキスト情報が大きくなればなるほど、その遅延が大きくなってしまう。
こうした遅延時間を解消するための方法として、ハードディスク装置40に格納されているすべての音素データを、音声合成モジュール内のメインメモリ等の作業領域に格納することが考えられるが、この方法を用いると、ハードディスク装置40からメインメモリへ音素データをロードするのに時間がかかり、しかもメインメモリの容量を大きくしなければならないためコストが増加してしまう。また、別な方法として、音声合成モジュールに処理能力の高い中央処理装置(CPU)を用い、処理速度の向上を図ることも考えられるが、この方法でも、高価なCPUを使用するためコストが高くなってしまう。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、テキスト情報の音声合成出力を短時間で行うことができ、かつ比較的安価に構成することができる音声合成装置、音声合成方法および音声合成プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る音声合成装置は、外部からテキスト情報を取得する取得手段と、
音声合成に必要な音素データを記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段において読み出された音素データと同一の音素データを記憶可能でありかつ前記第1の記憶手段よりもアクセス時間が速い第2の記憶手段と、前記第1および第2の記憶手段を参照し、前記テキスト情報に対応する音素データを第1および第2の記憶手段の少なくとも一方から読み出し、読み出された音素データに基づき音声データを作成する作成手段と、音声を出力する音声出力手段と、テキスト情報の音声再生の指示を入力する入力手段と、前記入力手段からの音声再生の指示の有無を判定し、音声再生の指示があるとき前記作成手段により作成された音声データを前記音声出力手段に出力させ、音声再生の指示がないとき、前記作成手段により作成された音声データを削除し、空の音声データを前記音声出力手段に出力させる制御手段とを有する。
好ましくは前記制御手段は、前記取得手段によるテキスト情報の取得に応答して前記作成手段に取得したテキスト情報に対応する音声データの作成を命令する。好ましくは前記制御手段は、前記作成手段による音声データの作成から一定時間経過したとき、前記取得手段にテキスト情報を前記作成手段へ送信させ、かつ前記作成手段に送信されたテキスト情報に対応する音声データの作成を命令する。好ましくは前記制御手段は、前記入力手段からの音声再生の指示に応答して前記取得手段にテキスト情報を前記作成手段へ送信させ、かつ前記作成手段に送信された音声データの作成を命令する。
好ましくは前記第1の記憶手段は、大容量記憶装置であり、第2の記憶手段は、第1の記憶手段のキャッシュメモリであり、前記作成手段は、前記テキスト情報に対応する音素データをキャッシュメモリから読み出し、キャッシュメモリでヒットしなかった音素データを大容量記憶装置から読み出す。好ましくは前記取得手段は、放送波を受信し、放送波に含まれるテキスト情報を抽出する。
本発明に係る音声合成方法またはプログラムは、テキスト情報を取得するステップと、音声合成に必要な音素データを記憶するメモリおよびメモリから読み出された音素データと同一の音素データを記憶可能なキャッシュメモリを参照し、取得したテキスト情報に対応する音素データをメモリおよびキャッシュメモリの少なくとも一方から読み出すステップと、読み出された音素データに基づき音声データを作成するステップと、音声再生の指示の有無を判定するステップと、音声再生の指示があると判定したとき、前記作成された音声データを音声出力手段に音声出力させ、音声再生の指示がないと判定したとき、前記作成された音声データを削除し空の音声データを音声出力手段に音声出力させるステップとを有する。
本発明によれば、第1の記憶装置において読み出された音素データと同一の音素データを記憶可能でありアクセス時間が速い第2の記憶装置を参照して音声データを作成するようにしたので、音声再生指示から音声出力までの時間を短縮することができる。また、音声再生指示がないときには、音声データは事実上音声出力されないので、ユーザに不快を与えることなく、一定の頻度で音声データを作成することで、不定期に生じる音声再生指示に対処することができる。
本発明の最良の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の実施例に係る音声合成装置の構成を示すブロック図である。
本実施例に係る音声合成装置100は、ユーザからの指示を入力する入力部110と、外部からテキスト情報を受信する受信部120と、テキスト情報を音声合成出力するための音声データを作成する音声合成モジュール130と、音声合成出力するための音声データ等を記憶するメモリ140と、音声データに基づき音声を出力する音声出力部150と、外部装置と接続するためのインターフェースを形成する外部I/F160と、これらを接続する内部バス170とを含んで構成される。
入力部110は、リモコン、マウス等の入力装置を有する。ユーザは、入力部110を介してテキスト情報の音声再生を指示することができる。受信部120は、ラジオ放送、テレビ放送、その他の媒体からテキスト情報を受信する。例えば、TMCのようにFM放送の副搬送波に重畳された道路交通情報を受信する。受信部120は、TMCのような道路交通情報を受信する場合、常時、FM放送を受信し、最新の道路交通情報を抽出する。
音声合成モジュール130は、受信部120で受信されたテキスト情報に対応する音声データを作成し、作成した音声データをメモリ140に格納する。音声出力部150は、音声合成モジュール130から音声再生の指示があったとき、メモリ140に格納された音声データをアナログ信号に変換し、これをスピーカから出力する。
図3に受信部120の構成を示す。受信部120は、テキスト情報抽出部121、テキスト情報転送部122、テキスト情報格納部123を含んでいる。テキスト情報抽出部121は、上記したようにFM放送からテキスト情報を抽出する。テキスト情報転送部122は、好ましくは受信部120がテキスト情報を受信したとき(条件1)、ユーザからの音声再生指示があったとき(条件2)、あるいは音声データを作成してから一定時間が経過したとき(条件3)に、テキスト情報を音声合成モジュール130に転送する。条件2または3に該当するか否かは判定は音声合成モジュール130によって行われ、音声合成モジュール130から受信部120に対して送信の要求が成される。テキスト情報格納部123は、受信された最新のテキスト情報と1つ前のテキスト情報を格納し、それよりも古いテキスト情報は削除する。
図4に、音声合成モジュールの内部構成を示す。音声合成モジュール130は、音声データを作成する音声データ作成装置200と、音素データを格納する音素データ記憶装置210と、音声データ作成装置200、受信部120および音声出力部150等を制御する音声合成制御装置220とを有する。
音声作成データ装置200は、音声合成制御装置220からの命令に応答して、テキスト情報に対応する必要な音素データを音素データ記憶装置210から読み出し、読み出した音素データを結合して音声データを作成する。音素データ記憶装置210は、音素データを格納する大容量のハードディスク装置212とキャッシュメモリ214とを含んでいる。音声データ作成装置200は、音素データを検索するとき、キャッシュメモリ214をアクセスし、キャッシュメモリ214にヒットする音素データがあれば、当該音素データを読み出し、キャッシュメモリ214にヒットする音素データがなければ、ハードディスク装置212から音素データを検索し、当該音素データを読み出す。
キャッシュメモリ214は、ハードディスク装置212において読み出された音素データと同一の音素データを記憶することで、音素データの検索に要する時間を短縮させる。但し、キャッシュメモリ214の記憶容量には制限があるため、古い音素データから順に上書きしたり、あるいはLRU(Least Recently Used)のようなアルゴリズムに従い最も古くアクセスされた音素データを書き換えるようにしてもよい。キャッシュメモリ214は、ハードディスク装置212よりもアクセス時間が速いメモリ、例えばSRAMから構成される。
図5に、音声データ作成装置200の構成を示す。音声データ作成装置200は、受信部120からテキスト列を取得するテキスト列取得部201、取得したテキスト列の構文解析を行う構文解析部202、構文解析された結果に基づき音素データ記憶装置210をアクセスし、そこから音素データを選択する音素選択部203、選択された音素データを結合して音声データを作成する音素結合部204と、作成された音素データをメモリ140の指定された領域に送信する音声データ送信部205を有する。
構文解析部202は、一連のテキスト列を主語、述語、助詞などに単語または句等に解析する。音素選択部203は、解析された単語や句などに含まれる音素に対応する音素データを音素データ記憶装置210から読み出し、音素結合部204がこれらの音素データを結合する。音声データは、音素データの結合であり、作成された音声データは、音声合成制御装置220からの命令に応答して音声データ送信部205によりメモリ140に書き込まれる。
図6に、音声合成制御装置の機能ブロック図を示す。音声合成制御装置220は、テキスト情報の転送を要求するテキスト情報転送要求部221と、入力部110から音声再生の指示があったか否かを判定する音声指示判定部222と、音声データ作成装置200に対し音声データの作成を要求する音声データ作成要求部223と、音声作成データ装置200に対して音声データの送信を要求する音声データ送信要求部224と、擬似音声再生するときにメモリ140に格納された音声データを消去する音声データ消去部225と、音声出力部150に音声データの音声出力を要求する音声出力要求部226とを含んでいる。音声合成制御装置220は、例えばマイクロコントローラ、マイクロコンピュータまたはマイクロプロセッサを含み、これらがプログラムを実行して上記機能を遂行するようにしてもよい。
次に、本実施例に係る音声合成装置の動作について図7に示すフローチャートを参照して説明する。上記したように受信部120は、最新のテキスト情報を受信すると、当該テキスト情報を音声合成モジュール130へ送信する。音声合成制御装置220は、テキスト情報を受信すると(ステップS101)、音声データ作成装置に音声データの作成を命令する(ステップS102)。これ以外にも、音声合成制御装置220は、再生指示判定部222によりユーザからの音声再生の指示があったと判定したとき(条件2)、あるいは音声データ作成要求部223が作成命令を送信してから一定時間が経過したとき(条件3)、テキスト情報転送要求部221が受信部120に対してテキスト情報の送信を要求する。この送信要求に応答して受信部120がテキスト情報を送信し、テキスト情報が音声合成モジュール130で受信されると(ステップS101)、音声データの作成命令がなされる(ステップS102)。
次に、音声データ作成装置200のテキスト列取得部201がテキスト情報を取得すると(ステップS103)、構文解析部202がテキスト情報の構文解析を行う(ステップS104)。次に、音素選択部203は、記憶装置210をアクセスし、構文解析された単語または句に対応する音素データを記憶装置210から読み出す。そして、音素結合部204は、読み出された音素データを結合し(ステップS105)、音声データを作成する(ステップS106)。音素データを読み出すとき、ハードディスク装置212から読み出された音素データと同一の音素データはキャッシュメモリ214に記憶される。
次に、音声合成制御装置220の音声データ送信要求部224は、音声データ作成装置200に対して音声データの送信を要求する。この要求には、音声データを格納すべきメモリ140のアドレス情報が含まれている。音声データ送信部205は、音声データの送信要求に応答して、作成した音声データをメモリ140へ書き込む(ステップS107)。
次に、音声合成制御装置220の音声指示判定部222は、ユーザから音声再生の指示があったか否かを判定し(ステップS108)、再生の指示があった場合には、音声出力要求部226は、音声出力部150へ音声出力を要求するとともに、メモリ140に格納された音声データを音声出力部150へ送信する(ステップS109)。音声出力部150は、送信された音声データをアナログ信号に変換し、スピーカから音声出力をする。
他方、ユーザから音声再生の指示がない場合には、音声データ消去部225は、メモリ140に格納された音声データを削除し(ステップS110)、音声出力要求部226は、上記と同様に音声出力部150に音声出力要求を行う。この場合、メモリ140から音声データが削除されるため、音声出力部150は、空のデータの音声出力を行うため、事実上、音声出力はされない、いわゆる擬似再生となる。音声合成制御装置220は、音声再生処理が終了したか否かを判定し、終了していなければ、ステップS105からの処理を継続する(ステップS111)。このような擬似再生処理を含ませることで、ユーザからの音声再生の指示がなくとも、テキスト情報に対応する音声データの作成が行われるため、キャッシュメモリ214にはヒット率の高い音素データを格納しておくことができる。そして、ユーザから音声再生の指示があれば、音声データ作成装置200は音声データを作成するが、仮に、再生するテキスト情報が擬似再生したテキスト情報と同じであれば、キャッシュメモリを参照することで、音素データの読み出し時間を大幅に短縮することができる。
図8は、本実施例による音声合成装置と従来の音声合成装置との処理時間の比較例である。入力テキストとして「TEST」、「FAST」のそれぞれの音声出力を行ったとき、従来の音声合成装置による音声出力までの時間を、91.20%、85.70%だけ短縮することができた。
図9は、本実施例に係る音声合成装置をナビゲーション装置に適用したときの構成図である。車載用ナビゲーション装置300は、ラジオ放送やテレビ放送を受信するチューナ310を含んでおり、ラジオ放送やテレビ放送に重畳されたテキスト情報(道路交通情報)を抽出することで、当該テキスト情報を音声合成装置100において音声出力することができる。さらに、ナビゲーション装置300が無線通信手段320を含む場合には、当該無線通信手段により受信したテキスト情報を音声合成装置100において出力することができる。
なお上記実施例では、音素データ記憶装置210が音声合成モジュール130に含まれる例を示したが、これに限らず、例えば図10に示すように記憶装置210Aは内部バス170に接続されてもよい。この場合、音声合成モジュールは、内部バス170を介して音素データの読み出しを行う。また、記憶装置210Aに含まれるハードディスク装置は、音素データのみならず他のデータを記憶するようにしてもよい。例えば図9に示したようにナビゲーション装置と結合される場合には、ハードディスク装置は地図データ等を格納するものであってもよい。さらに、内部バス170を介してのメモリ140へのアクセス時間が記憶装置210A(ハードディスク装置)よりも速いならば、メモリ140をキャッシュメモリとして利用することも可能である。
さらに上記実施例では、音声合成制御装置220が、音声データを削除するようにしたが、これに限らず、音声データ作成装置200は、音声合成制御装置220によって音声再生の指示がないと判定されたとき、音声データを削除するようにしてもよい。この場合、音声データ作成装置200の音声データ送信部205は、空の音声データを音声合成制御装置220へ送信する。
さらに上記実施例では、音声出力を行うときに、メモリ140の領域を利用してそこに格納された音声データを音声出力部150に送信するようにしたが、音声データが格納されるアドレスが一定であれば、必ずしも音声データを送信する必要はない。この場合には、音声出力部150はメモリ140の決められたアドレスから音声データ読み出し、これを再生することができる。
さらに上記実施例では、メモリ140に音声データを格納する例を示したが、音声データは必ずしもメモリ140に格納される必要はない。例えば、音声出力部150が、音声出力用のリングバッファを含み、リングバッファに音声データを格納するようにしてもよい。擬似再生を行う場合には、リングバッファに格納される音声データを空にする。なお、リングバッファを用いる場合には、古い音声データから順次上書きされるように音声データを記憶する一方で、音声出力部150は、古い音声データから順に音声再生する。
さらに上記実施例では、テキスト情報として不定期に受信される道路交通情報を例示したが、テキスト情報は、道路交通情報に限らず他の情報であってもよい。例えば、テキスト情報は、電子メールやその他のテキスト文書であってもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
従来の音声合成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る音声合成装置の構成を示すブロック図である。 図2に示す受信部の内部構成を示すブロック図である。 図2に示す音声合成モジュールの構成を示すブロック図である。 図4に示す音声データ作成装置の構成を示すブロック図である。 図4に示す音声合成制御装置の機能ブロック図である。 本実施例に係る音声合成装置の動作フローチャートである。 本実施例に係る音声合成装置による音声再生に要する時間を従来装置と対比した例を示す図である。 本実施例の音声合成装置をナビゲーション装置に適用した図である。 本実施例の他の音声合成装置の例を示す図である。
符号の説明
100:音声合成装置 110:入力部
120:受信部 130:音声合成モジュール
140:メモリ 150:音声出力部
160:外部IF 170:内部バス

Claims (9)

  1. 外部からテキスト情報を取得する取得手段と、
    音声合成に必要な音素データを記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段において読み出された音素データと同一の音素データを記憶可能でありかつ前記第1の記憶手段よりもアクセス時間が速い第2の記憶手段と、
    前記第1および第2の記憶手段を参照し、前記テキスト情報に対応する音素データを第1および第2の記憶手段の少なくとも一方から読み出し、読み出された音素データに基づき音声データを作成する作成手段と、
    音声を出力する音声出力手段と、
    テキスト情報の音声再生の指示を入力する入力手段と、
    前記入力手段からの音声再生の指示の有無を判定し、音声再生の指示があるとき前記作成手段により作成された音声データを前記音声出力手段に出力させ、
    音声再生の指示がないとき、前記作成手段により作成された音声データを削除し、空の音声データを前記音声出力手段に出力させる制御手段と、
    を有する音声合成装置。
  2. 前記制御手段は、前記取得手段によるテキスト情報の取得に応答して前記作成手段に取得したテキスト情報に対応する音声データの作成を命令する、請求項1に記載の音声合成装置。
  3. 前記制御手段は、前記作成手段による音声データの作成から一定時間経過したとき、前記取得手段にテキスト情報を前記作成手段へ送信させ、かつ前記作成手段に送信されたテキスト情報に対応する音声データの作成を命令する、請求項1に記載の音声合成装置。
  4. 前記制御手段は、前記入力手段からの音声再生の指示に応答して前記取得手段にテキスト情報を前記作成手段へ送信させ、かつ前記作成手段に送信された音声データの作成を命令する、請求項1に記載の音声合成装置。
  5. 前記第1の記憶手段は、大容量記憶装置であり、第2の記憶手段は、第1の記憶手段のキャッシュメモリであり、前記作成手段は、前記テキスト情報に対応する音素データをキャッシュメモリから読み出し、キャッシュメモリでヒットしなかった音素データを大容量記憶装置から読み出す、請求項1に記載の音声合成装置。
  6. 前記取得手段は、放送波を受信し、放送波に含まれるテキスト情報を抽出する、請求項1に記載の音声合成装置。
  7. 音声合成装置は車両に搭載され、前記テキスト情報は、道路交通情報である、請求項6に記載の音声合成装置。
  8. 音声データに基づき音声を合成する音声合成方法であって、
    テキスト情報を取得するステップと、
    音声合成に必要な音素データを記憶するメモリおよびメモリから読み出された音素データと同一の音素データを記憶可能なキャッシュメモリを参照し、取得したテキスト情報に対応する音素データをメモリおよびキャッシュメモリの少なくとも一方から読み出すステップと、
    読み出された音素データに基づき音声データを作成するステップと、
    音声再生の指示の有無を判定するステップと、
    音声再生の指示があると判定したとき、前記作成された音声データを音声出力手段に音声出力させ、音声再生の指示がないと判定したとき、前記作成された音声データを削除し空の音声データを音声出力手段に音声出力させるステップと、
    を有する音声合成方法。
  9. 音声データに基づき音声を合成する音声合成プログラムであって、
    テキスト情報を取得するステップと、
    音声合成に必要な音素データを記憶するメモリおよびメモリから読み出された音素データと同一の音素データを記憶可能なキャッシュメモリを参照し、取得したテキスト情報に対応する音素データをメモリおよびキャッシュメモリの少なくとも一方から読み出すステップと、
    読み出された音素データに基づき音声データを作成するステップと、
    音声再生の指示の有無を判定するステップと、
    音声再生の指示があると判定したとき、前記作成された音声データを音声出力手段に音声出力させ、音声再生の指示がないと判定したとき、前記作成された音声データを削除し空の音声データを音声出力手段に音声出力させるステップと、
    を有する音声合成プログラム。
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