JP2010091289A - 光波距離測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】広がり角の低下を招くことなく、反射光の取得のための集光光学部材を小さくすることができるとともにその集光光学部材のNAを小さくすることを容易なものとし、全体の小型化を容易なものとすることができる光波距離測定装置を提供する。
【解決手段】光源15からの出射光Eを目標物へ向けて出射するとともに目標物からの反射光Rを受光部22で受光して距離測定を行う光波距離測定装置10である。出射光Eで対物レンズ26を介して目標物を照射する出射光学系と、反射光Rを対物レンズ26を介して受光部22へと導く受光光学系とを備え、受光光学系または出射光学系には、その光路上に、透過偏角を生じさせることなく光束の断面形状を変更するコーンプリズム34が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光を用いて距離を測定する光波距離測定装置に関し、特に、対物レンズを経た出射光で出射光軸上の目標物を照射するとともに対物レンズを経た出射光軸上の反射光を取得する光波距離測定装置に関する。
例えば、土木工事等に伴う測量では、目標物へ向けて光を出射し、その目標物で反射されて戻った光を受光部で受光して、その出射光と反射光とに基づいて距離を測る光波距離測定方法が知られている。このような光波距離測定方法を実行する光波距離測定装置では、目標物への出射光路と目標物からの反射光路とで同一の対物レンズを利用するものがある(例えば、特許文献1参照)。この光波距離測定装置では、目標物に臨む対物レンズを通過する光路のうち、光軸を含む中心領域を出射光路として利用し、その周辺領域を反射光路として利用している。
特開2004−69611号公報
ところが、上記した光波距離測定装置では、反射光路が周辺領域とされていることから、反射光路を経た反射光が中抜け状態とされている。光波距離測定装置では、反射光を受光部で受光するために集光レンズ(集光光学部材)が用いられているが、光束の存在しない内方位置を含む大きな外径の反射光に対応する大きなレンズ径(有効径)の集光レンズを用いる必要があり、小型化する際の障害となってしまう。また、光波距離測定装置では、小型化すべく集光レンズと受光部との間隔を小さくするために、当該集光レンズとして大きなNA(開口数)のものを用いる必要があるが、大きなレンズ径(有効径)の集光レンズでは、小さな外径寸法(有効径)のレンズに比較して大きなNA(開口数)とすることが困難である。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、広がり角の低下を招くことなく、反射光の取得のための集光光学部材を小さくすることができるとともにその集光光学部材のNAを小さくすることを容易なものとし、全体の小型化を容易なものとすることができる光波距離測定装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、光源からの出射光を目標物へ向けて出射するとともに該目標物からの反射光を受光部で受光して距離測定を行う光波距離測定装置であって、前記出射光で対物レンズを介して前記目標物を照射する出射光学系と、前記反射光を前記対物レンズを介して前記受光部へと導く受光光学系とを備え、該受光光学系または前記出射光学系には、その光路上に、透過偏角を生じさせることなく光束の断面形状を変更するコーンプリズムが設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、光源からの出射光を対物レンズを介して目標物へ向けて出射するとともに該目標物からの反射光を前記対物レンズを介して受光部で受光して距離測定を行う光波距離測定装置であって、前記対物レンズから前記受光部に至る光路には、前記反射光を略平行光束とする反射光コリメータ光学部材と、該反射光コリメータ光学部材を経た前記反射光を集光する集光光学部材とが設けられ、前記反射光コリメータ光学部材と前記集光光学部材との間には、透過偏角を生じさせることなく光束の外径を縮小しつつ断面形状を変更するコーンプリズムが設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、光源からの出射光を目標物へ向けた照射光軸上で対物レンズを経て出射するとともに前記出射光を環状に取り囲むように前記対物レンズに入射した前記目標物からの反射光を受光部で受光し、前記出射光と前記反射光とに基づいて距離測定を行う光波距離測定装置であって、前記対物レンズから前記受光部に至る光路には、前記反射光を平行光束とする反射光コリメータ光学部材と、該反射光コリメータ光学部材を経た平行光束である前記反射光を集光する集光光学部材とが設けられ、前記反射光コリメータ光学部材と前記集光光学部材との間には、前記反射光コリメータ光学部材を経て中抜け状態の平行光束とされた前記反射光の中空箇所をなくすべく透過偏角を生じさせることなく光束の外径を縮小しつつ断面形状を変更するコーンプリズムが設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、光源から光を出射させるとともに受光部にて光を受光する受発光機構と、該受発光機構からの出射光を目標物へ向けた照射光軸上で対物レンズから出射する出射光路を形成するとともに前記出射光を取り囲むように前記対物レンズに入射した前記目標物からの反射光を前記受発光機構へと導くための反射光路を形成する光路形成光学系と、前記受発光機構から出射された前記出射光を前記光路形成光学系の前記出射光路へと導光すべく前記受発光機構および前記光路形成光学系を接続する出射用光ファイバと、前記光路形成光学系の前記反射光路を経た前記反射光を前記受発光機構の前記受光部へと導光すべく前記受発光機構および前記光路形成光学系を接続する受光用光ファイバと、を備え、前記目標物までの距離測定を行う光波距離測定装置であって、前記反射光路には、前記反射光を略平行光束とする反射光コリメータ光学部材と、該反射光コリメータ光学部材を経た略平行光束である前記反射光を前記受光用光ファイバの入射端面に入射させるべく集光する集光光学部材とが設けられ、前記反射光コリメータ光学部材と前記集光光学部材との間には、透過偏角を生じさせることなく光束の外径を縮小しつつ断面形状を変更するコーンプリズムが設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の光波距離測定装置であって、前記コーンプリズムは、前記反射光コリメータ光学部材を経て中抜け状態の平行光束とされた前記反射光を、その中空箇所をなくすように半径方向で光軸側へと平行移動させて中抜けではない平行光束とすることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の光波距離測定装置であって、前記コーンプリズムは、前記反射光コリメータ光学部材から前記集光光学部材に至る光軸を対称軸とする回転対称な円柱形状を呈し、前記反射光コリメータ光学部材側に位置する端面が前記反射光コリメータ光学部材へ向けて突出する円錐形状とされ、前記集光光学部材側に位置する端面が前記集光光学部材に対して凹んだ円錐形状とされ、前記両端面が前記対称軸に沿う方向で見て互いに平行とされていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、光源からの出射光を目標物へ向けた照射光軸を環状に取り囲むように対物レンズを経て出射するとともに前記出射光に取り囲まれるように照射光軸上で前記対物レンズに入射した前記目標物からの反射光を受光部で取得し、前記出射光と前記反射光とに基づいて距離測定を行う光波距離測定装置であって、前記光源から前記対物レンズに至る光路には、前記出射光を略平行光束とする出射光コリメータ光学部材が設けられ、前記出射光コリメータ光学部材と前記対物レンズとの間には、前記出射光コリメータ光学部材を経た中抜けではない平行光束である前記出射光を、光軸周りに空間を有する中抜け状態の平行光束とすべく、透過偏角を生じさせることなく光束の外径を拡大しつつ断面形状を変更するコーンプリズムが設けられていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、光源から光を出射させるとともに受光部にて光を受光する受発光機構と、該受発光機構からの出射光を目標物へ向けた照射光軸を取り囲むように対物レンズを経て出射する出射光路を形成するとともに前記出射光に取り囲まれるように前記照射光軸上で前記対物レンズに入射した前記目標物からの反射光を前記受発光機構へと導くための反射光路を形成する光路形成光学系と、前記受発光機構から出射された前記出射光を前記光路形成光学系の前記出射光路へと導光すべく前記受発光機構と前記光路形成光学系を接続する出射用光ファイバと、前記光路形成光学系の前記反射光路を経た前記反射光を前記受発光機構の前記受光部へと導光すべく前記受発光機構と前記光路形成光学系を接続する受光用光ファイバと、を備え、前記目標物までの距離測定を行う光波距離測定装置であって、前記出射光路には、前記出射光を平行光束とする出射光コリメータ光学部材が設けられ、前記出射光コリメータ光学部材と前記対物レンズとの間には、前記出射光コリメータ光学部材を経た中抜けではない平行光束である前記出射光を、光軸周りに空間を有する中抜け状態の平行光束とすべく、透過偏角を生じさせることなく光束の外径を拡大しつつ断面形状を変更するコーンプリズムが設けられていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7または請求項8に記載の光波距離測定装置であって、前記コーンプリズムは、前記出射光コリメータ光学部材から前記対物レンズに至る光軸を対称軸とする回転対称な円柱形状を呈し、前記出射光コリメータ光学部材側に位置する端面が前記出射光コリメータ光学部材に対して凹んだ円錐形状とされ、前記対物レンズ側に位置する端面が前記対物レンズへ向けて突出する円錐形状とされ、前記両端面が前記対称軸に沿う方向で見て互いに平行とされていることを特徴とする。
本発明の光波距離測定装置によれば、集光光学部材は、コーンプリズムにより縮径された反射光を集光できればよいことから、小さな外径寸法(有効径)とすることができ、NAを小さくすることが容易である。
また、従来の構成の光波距離測定装置に比較して、小さな外径寸法(有効径)の集光光学部材を用いることができ、NAを小さくすることが容易であることから、広がり角の縮小を容易に抑制することができる。
このため、本発明の光波距離測定装置によれば、容易に小型化することが可能である。
以下に、本発明に係る光波距離測定装置の発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明に係る光波距離測定装置10の光学系の概略構成を示す説明図である。図2は、光波距離測定装置10に用いられるコーンプリズム34を説明するために模式的に示す斜視図であり、図3は、コーンプリズム34における作用を説明するために光軸(反射光軸Lr´)を含む断面で示す説明図である。
光波距離測定装置(EDM(Electronic Distance Meter))10は、図示は略すが、測定する対象とする目標物へ向けて光(出射光)を出射し、その目標物により反射されて戻ってきた反射光を受光し、出射光と反射光との時間差および/または位相差を計測することで距離測定を行う。光波距離測定装置10は、本実施例では、図1に示すように、受発光機構11に光路形成光学系12が、出射用光ファイバ13および受光用光ファイバ14を介して光学的に接続されて構成されている。
受発光機構11は、出射光Eと反射光Rとの時間差および/または位相差を計測するために光源15から出射光Eを出射させるとともに受光素子22(受光部)にて反射光Rを受光するものである。そこに接続された光路形成光学系12は、照射光軸Liに沿う出射光Eを目標物(図示せず)へ向けて対物レンズ群26から出射する出射光路を形成するとともに、その目標物から対物レンズ群26を経る照射光軸Liに沿う反射光Rを取得するための反射光路を形成するものである。
受発光機構11は、光源15と第1コリメータレンズ16と第1ハーフミラー17と第1集光レンズ18と第1ND(Neutral Density)フィルタ装置19とを備える。光源15は、図示を略す制御部の制御下で位相および強度が適宜調整された光を出射するものであり、本実施例では、パルスレーザダイオードが用いられている。この光源15の出射光軸Le上に、第1コリメータレンズ16、第1ハーフミラー17、第1集光レンズ18および第1NDフィルタ装置19が配置されている。
第1コリメータレンズ16は、光源15から出射された出射光Eを出射光軸Leに平行な光束とする。第1ハーフミラー17は、この平行光束の一部を透過させるとともに、残部を後述する受光素子22が配置された受光光軸Lg上へと反射する。
この第1ハーフミラー17を透過した出射光Eを集光するために第1集光レンズ18が設けられている。第1集光レンズ18は、第1ハーフミラー17を透過した出射光Eを集光して、出射光軸Le上に配置された出射用光ファイバ13の入射端面13aに入射させる。この入射端面13aと第1集光レンズ18との間に、第1NDフィルタ装置19が設けられている。
第1NDフィルタ装置19は、円板状を呈するNDフィルタ部19aと、それを回転させるモータ19bとを有する。NDフィルタ部19aは、基準点からの角度位置に従って透過量が漸次的に変化するフィルタ部材である。第1NDフィルタ装置19は、NDフィルタ部19aの一部が出射光軸Le上に位置するように設けられており、図示を略す制御部の制御下でモータ19bが駆動されることにより、出射用光ファイバ13の入射端面13aに入射する光量を調節する。この入射端面13aに入射された出射光Eは、出射用光ファイバ13を介して光路形成光学系12に導光され、後述するように、目標物(図示せず)を照射すべく照射光軸Li上に導かれる。
また、受発光機構11は、第1ハーフミラー17による反射方向(反射光軸Lr上)に、第2ハーフミラー20と第2集光レンズ21と受光素子22とを備える。さらに、反射光軸Lrに対して、受光素子22側から見た第2ハーフミラー20の反射方向に、第2コリメータレンズ23とノイズ除去フィルタ24と受光用光ファイバ14の出射端面14aとが設けられている。
受光用光ファイバ14は、後述するように、目標物(図示せず)からの反射光Rが光路形成光学系12により導かれるものであり、その出射端面14aからは反射光Rが出射されることとなる。この反射光Rを受光するために、第2コリメータレンズ23、ノイズ除去フィルタ24、第2ハーフミラー20、第2集光レンズ21および受光素子22が設けられており、出射端面14aから第2ハーフミラー20に反射されて受光素子22に至る軸線が受光光軸Lgとなる。
第2コリメータレンズ23は、出射端面14aから出射された反射光Rを受光光軸Lgに平行な光束とする。第2ハーフミラー20は、この平行光束を第2集光レンズ21へ向けて反射するとともに、第1ハーフミラー17により反射された出射光Eの残部を透過させる。
この第2ハーフミラー20により反射された反射光Rおよび透過した出射光Eを集光するために、第2集光レンズ21が設けられている。この第2集光レンズ21は、受光素子22の受光面22aに入射するように、反射光Rおよび出射光Eを集光する。
その第2ハーフミラー20と第1ハーフミラー17との間に、第2NDフィルタ装置25が設けられている。この第2NDフィルタ装置25は、第1NDフィルタ装置19と同様の構成とされており、図示を略す制御部の制御下でのモータ25bの駆動に応じてNDフィルタ部25aの回転姿勢が調節されることにより、第1ハーフミラー17により反射された出射光Eが受光素子22の受光面22aに入射する光量を調節する。この第2NDフィルタ装置25は、第1NDフィルタ装置19における調整量に応じて、適宜調整量が制御されている。
この光量が調節された出射光Eおよび反射光Rが受光面22aに導かれる受光素子22は、受光面22aに光が入射すると、その光量に応じた電気信号を出力するものであり、本実施例では、APD(Avalanche Photodiode)が用いられている。
光波距離測定装置10は、光源15から出射され第1ハーフミラー17により反射されて受光素子22で受光した出射光Eと、光路形成光学系12を経て受光素子22で受光した反射光Rと、の位相差及びその出射光Eでの初期位相、または出射光Eと反射光Rとの時間差を検出することで、図示を略す演算部が当該光波距離測定装置10から目標物(図示せず)までの距離を演算し、距離測定を行う。
この受発光機構11には、上述したように、出射用光ファイバ13および受光用光ファイバ14を介して、光路形成光学系12が光学的に接続されている。
この光路形成光学系12は、出射用光ファイバ13により導かれた出射光Eを照射光軸Liに沿って出射させるものであり、その照射光軸Li上に対物レンズ群26が設けられている。光路形成光学系12では、出射用光ファイバ13の出射端面13bの出射光軸Le´上に、第3コリメータレンズ27とエキスパンダレンズ28と第1ミラー29とが設けられ、第1ミラー29における出射光軸Le´に対する反射方向に両面ミラー30が設けられている。この両面ミラー30は、表裏の両面が反射面(第1反射面30aおよび第2反射面30bとする)とされた板状を呈しており、本実施例では、円板状とされている。両面ミラー30は、第1ミラー29側に第1反射面30aを位置させるとともに、出射光軸Le´を通り第1ミラー29により反射される方向に対する第1反射面30aの反射方向が照射光軸Liに一致するように、設けられている。
第3コリメータレンズ27は、出射用光ファイバ13の出射端面13bから出射された出射光Eを、出射光軸Le´に平行な光束とする。エキスパンダレンズ28は、第3コリメータレンズ27により平行光束とされた出射光Eを、ビーム径が拡大していく拡大光束とする。第1ミラー29は、エキスパンダレンズ28により拡大光束とされた出射光Eを、両面ミラー30の第1反射面30aへ向けて反射し、この第1反射面30aが当該出射光Eを対物レンズ群26へ向けて反射する。この対物レンズ群26は、拡大光束とされた出射光Eを照射光軸Liに平行な光束として、その出射光Eを照射光軸Li上で出射させる。ここで、対物レンズ群26は、径寸法が出射する出射光Eの径寸法よりも大きくされている。
また、光路形成光学系12では、照射した目標物により反射された反射光Rを取得するために、第2ミラー31と第3ミラー32と第4コリメータレンズ33とコーンプリズム34と第3集光レンズ35とを有する。
第2ミラー31は、照射光軸Li上であって、対物レンズ群26の後方(両面ミラー30が位置する側)に設けられている。この第2ミラー31は、平坦な反射面31aが照射光軸Liに対して直交するように設けられており、対物レンズ群26を経ることによりビーム径が縮小していく縮小光束とされた反射光Rを、両面ミラー30の第2反射面30bへ向けて反射する。このため、第2ミラー31は、対物レンズ群26よりも小さな径寸法とされるとともに、両面ミラー30よりも大きな径寸法とされている。なお、本実施例では、第2ミラー31は、後述する視準光学系の形成のためにハーフミラーが用いられている。この第2反射面30bにより反射された反射光Rは、第3ミラー32に至る。本実施例では、第2反射面30bと第3ミラー32との間に、対物レンズ群26の(後側)焦点が位置されており、第4コリメータレンズ33が凸レンズとされている。
第3ミラー32は、両面ミラー30の第2反射面30bにより反射された反射光Rを、第4コリメータレンズ33へ向けて反射する。この反射光Rが、第2反射面30bにより反射された後に進行する方向および第4コリメータレンズ33が設けられた軸線を反射光軸Lr´とする。この反射光軸Lr´上に、コーンプリズム34と第3集光レンズ35とが設けられ、その延長位置に受光用光ファイバ14の入射端面14bが位置されている。
この第4コリメータレンズ33は、入射された反射光Rを反射光軸Lr´に平行な光束とする。このため、第4コリメータレンズ33は、光路形成光学系12における反射光コリメータ光学部材として機能する。この平行光束とされた反射光Rは、コーンプリズム34の凸側端面34aに入射し、その凹側端面34bから縮径された平行光束として反射光軸Lr´に沿って出射される(図2参照)。コーンプリズム34は、図2に示すように、全体に反射光軸Lr´を対称軸とする回転対称な円柱形状を呈し、第4コリメータレンズ33側に位置する凸側端面34aが、その第4コリメータレンズ33側へと突出する円錐形状とされており、第3集光レンズ35側に位置する凹側端面34bが、その第3集光レンズ35側を凹とする円錐形状とされている(図1参照)。また、コーンプリズム34は、反射光軸Lr´(対称軸)を含む断面で見ると、凸側端面34aと凹側端面34bとが、反射光軸Lr´に沿う方向で対向する箇所において平行となるように、設定されている。このコーンプリズム34における作用については後述する。
第3集光レンズ35は、図1に示すように、(後側)焦点位置が受光用光ファイバ14の入射端面14b上となるように設けられており、コーンプリズム34の凹側端面34bから出射された平行光束である反射光Rを集光して、受光用光ファイバ14の入射端面14bに入射させる。このため、第3集光レンズ35は、光路形成光学系12における集光光学部材として機能する。このように、第3集光レンズ35は、凹側端面34bから出射された反射光Rを集光できるものであればよいことから、第4コリメータレンズ33に比較して、小さなレンズ径(有効径)とされている。受光用光ファイバ14の入射端面14bに入射した反射光Rは、上述したように、受光用光ファイバ14によって受発光機構11へと導かれる。
さらに、光路形成光学系12では、目標物(図示せず)の観察のために、結像レンズ36と撮像素子37と画像処理部38とモニタ39とを有する。結像レンズ36および撮像素子37は、照射光軸Li上であって、第2ミラー31の後方(対物レンズ群26が位置する側とは反対側)に設けられている。結像レンズ36は、ハーフミラーである第2ミラー31を透過した光(目標物からの反射光Rを含む)を撮像素子37上に結像させる。この撮像素子37は、その受光面に光が入射すると、その光量に応じた電気信号を画像処理部38へ出力する。画像処理部38は、撮像素子37から出力された電気信号を適宜画像処理して画像信号を生成し、この画像信号をモニタ39へと出力する。モニタ39は、画像処理部38からの画像信号に応じた画像を表示する。これにより、光波距離測定装置10の使用者は、モニタ39の表示画面を目視することで、照射光軸Liを目標物(図示せず)に向けることを容易なものとすることができるとともに、照射光軸Li上にある目標物(図示せず)を観察することができる。このため、対物レンズ群26および結像レンズ36が視準光学系として機能するとともに、その視準光学系と撮像素子37と画像処理部38とモニタ39とが視準装置として機能することとなる。
このため、光波距離測定装置10は、受発光機構11の光源15から出射させた出射光Eを、出射用光ファイバ13により光路形成光学系12に導光し、そこで第3コリメータレンズ27、エキスパンダレンズ28、第1ミラー29、両面ミラー30の第1反射面30aおよび対物レンズ群26を経て、照射光軸Li上の平行な光束として出射することにより、この照射光軸Li上に位置する測定対象とする目標物(図示せず)を照射することができる。このため、光路形成光学系12では、第3コリメータレンズ27、エキスパンダレンズ28、第1ミラー29および両面ミラー30により出射光路(出射光学系)が形成されている。
ここで、目標物(図示せず)からの反射光Rは、照射光軸Liに対して略平行な光束として対物レンズ群26に入射する。光波距離測定装置10は、対物レンズ群26に入射した反射光Rを、第2ミラー31、両面ミラー30の第2反射面30b、第3ミラー32、第4コリメータレンズ33、コーンプリズム34および第3集光レンズ35を経て、受光用光ファイバ14の入射端面14bに入射させる。このため、光路形成光学系12では、第2ミラー31、両面ミラー30、第3ミラー32、第4コリメータレンズ33、コーンプリズム34および第3集光レンズ35により反射光路(受光光学系)が形成されている。
このとき、光波距離測定装置10では、対物レンズ群26の径寸法が出射する出射光Eの径寸法よりも大きくされており、照射光軸Li上であって対物レンズ群26の後方に両面ミラー30が設けられていることから、対物レンズ群26に入射した反射光Rのうち、両面ミラー30が設けられた照射光軸Liの中心箇所に相当する部分が、第2ミラー31には到達しないこととなる。換言すると、第2ミラー31に至る反射光Rは、照射光軸Liを中心とした中抜け状態とされていることとなる。この中抜け状態の反射光Rが、第2ミラー31、両面ミラー30の第2反射面30bおよび第3ミラー32により反射されて第4コリメータレンズ33に至り、この第4コリメータレンズ33により反射光軸Lr´に沿う平行光束とされることから、コーンプリズム34の凸側端面34aに入射する反射光Rは、反射光軸Lr´を中心とした中抜け状態の平行光束(図2の符号Lu1参照)とされている。この中抜け状態の平行光束である反射光Rは、後述するようにコーンプリズム34を通過することより中抜けのない平行光束(図2の符号Lu2参照)とされて第3集光レンズ35に至る。
次に、従来の光波距離測定装置における問題点を説明する。図4は、従来の構成の光波距離測定装置10´の光路形成光学系12´の一例を示す図1と同様の説明図である。
この光波距離測定装置10´の光路形成光学系12´は、第4コリメータレンズ33と第3集光レンズ35との間にコーンプリズム34が設けられていないことを除くと、本発明に係る光波距離測定装置10の光路形成光学系12と基本的に等しい構成である。このため、図4の光路形成光学系12´では、同一機能部分には図1の光路形成光学系12と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
光路形成光学系12´では、第4コリメータレンズ33を経て反射光軸Lr´に沿う平行光束とされた反射光Rが、そのまま第3集光レンズ35´に至り、この第3集光レンズ35´により集光されて受光用光ファイバ14の入射端面14bに入射される。このため、第3集光レンズ35´は、第4コリメータレンズ33を経た平行光束である反射光Rを集光する必要があることから、第4コリメータレンズ33に比較して、略等しいレンズ径(有効径)とされている。
このため、光路形成光学系12´では、本発明に係る光波距離測定装置10の光路形成光学系12の第3集光レンズ35に比較して、大きな外径寸法(有効径)の第3集光レンズ35´を用いる必要がある。このことは、光波距離測定装置10´の大型化を招くとともに、コストの上昇を招いてしまう。
また、第3集光レンズ35´は、第4コリメータレンズ33を経た反射光Rを受光用光ファイバ14の入射端面14bに入射するように集光するものであることから、第3集光レンズ35´から受光用光ファイバ14の入射端面14bまでの間隔を小さくしようとすると、焦点距離の短いものすなわち大きなNA(開口数)のものを用いる必要がある。ところが、大きな外径寸法(有効径)のレンズでは、焦点距離を短くすることすなわち大きなNA(開口数)とすることが困難である。このため、光路形成光学系12´では、本発明に係る光波距離測定装置10の光路形成光学系12の第3集光レンズ35に比較して、第3集光レンズ35´から受光用光ファイバ14の入射端面14bまでの間隔が大きなものとなってしまう。
次に、本発明に係る光波距離測定装置10のコーンプリズム34における作用を、図2および図3を用いて説明する。
コーンプリズム34は、反射光軸Lr´を中心とした中抜け状態の平行光束Lu1を、その中空箇所をなくすように半径方向(反射光軸Lr´を含みそこに直交する方向)で反射光軸Lr´側へと平行移動させて、反射光軸Lr´を中心とした中抜けではない平行光束Lu2とする。このことから、反射光Rでは、コーンプリズム34へと至る平行光束Lu1よりも、コーンプリズム34から出射される平行光束Lu2の方が小さな外径寸法であるとともに、コーンプリズム34を経る前後での光量が略等しいものとされている。
詳細には、コーンプリズム34において、図3に示すように、反射光軸Lr´に平行な光束luaが凸側端面34aを経てコーンプリズム34内に入射し、このコーンプリズム34内を光束lubで進行したものとする。このとき、凸側端面34aは、第4コリメータレンズ33側へと突出する円錐形状とされていることから、光束lubは、凸側端面34aを経ることにより、光束luaに対して反射光軸Lr´へと向かうように屈折することとなる。ここで、この光束luaが、凸側端面34aに直交する垂線p1と為す角(入射角)をαとし、光束lubが垂線p1と為す角(屈折角)をβとすると、コーンプリズム34が空気中に存在するものであることから、入射角α>屈折角βとなる。
この光束lubは、コーンプリズム34内を進行して凹側端面34bに至る。コーンプリズム34では、反射光軸Lr´を含む断面で見ると、上述したように凸側端面34aと凹側端面34bとが反射光軸Lr´に沿う方向で対向する箇所において平行とされていることから、垂線p1と垂線p2とが互いに平行となる。このため、光束lubは、凸側端面34aでの屈折角βと等しい角度で凹側端面34bへと入射することとなる。コーンプリズム34からその外方へと向かう光束では、内方へと入射した際と同様の屈折が生じることから、コーンプリズム34内側から入射角βで凹側端面34bへと入射した光束lubは、屈折角αで凹側端面34bからコーンプリズム34の外方へと出射される光束lucとなる。このとき、凹側端面34bは、第3集光レンズ35側を凹とする円錐形状とされていることから、光束lubは、凹側端面34bを経ることにより、光束luaに対して反射光軸Lr´から離間するように屈折することとなるので、屈折角αで凹側端面34bから出射される光束lucは、反射光軸Lr´と平行に進行することとなる。
このコーンプリズム34への入射と出射との関係性は、凸側端面34aへの入射位置に寄らず一定のものであることから、コーンプリズム34において、反射光軸Lr´に沿う方向で凸側端面34aへと入射した光束は、反射光軸Lr´に近寄るように平行移動されて凹側端面34bから反射光軸Lr´に沿う方向で出射されることとなる。
また、コーンプリズム34では、対物レンズ群26に入射し、第2ミラー31、両面ミラー30の第2反射面30bおよび第3ミラー32により反射されて第4コリメータレンズ33により平行光束とされた中抜け状態の反射光R(平行光束Lu1参照)における内端位置i1、i2の光束を、略反射光軸Lr´に一致させて出射するように、その材質(屈折率)を勘案しつつ凸側端面34aおよび凹側端面34bの傾斜角度が設定されている。
このため、第4コリメータレンズ33により反射光軸Lr´に沿う平行光束とされた中抜け状態の平行光束(図2の符号Lu1参照)は、コーンプリズム34を通過することにより、反射光軸Lr´を中心として中抜けではない小さな外径寸法の平行光束(図2の符号Lu2参照)とされる。このことから、コーンプリズム34は、入射する光速の進行方向に対して出射する光束の進行方向が為す角である偏角(透過偏角)が0度すなわち透過偏角を生じさせることなく、光束の断面形状(進行方向に直交する方向で見た断面)を変更していることとなる。
本発明に係る光波距離測定装置10では、以下の(1)〜(5)の効果を得ることができる。
(1)コーンプリズム34により、第4コリメータレンズ33から出射された平行光束(図2の符号Lu1参照)が、小さな外径寸法の平行光束(図2の符号Lu2参照)とされた後に、第3集光レンズ35に入射する構成であることから、この第3集光レンズ35を小さな外径寸法(有効径)とすることができる。このため、従来の構成の光波距離測定装置(図4の符号10´参照)に比較して、小型化することができ、コストを低減することができる。
(2)コーンプリズム34により、第4コリメータレンズ33から出射された平行光束(図2の符号Lu1参照)が、小さな外径寸法の平行光束(図2の符号Lu2参照)とされた後に、第3集光レンズ35に入射する構成であることから、図5に示すように、従来の構成の光波距離測定装置(図4の符号10´参照)の第3集光レンズ(図4の符号35´参照)に等しいNA(開口数)であり小さな外径寸法(有効径)の第3集光レンズ35´´を用いると、その第3集光レンズ35´´から受光用光ファイバ14の入射端面14bまでの間隔を従来の構成の光波距離測定装置(図4の符号10´参照)よりも短くすることができる。このため、従来の構成の光波距離測定装置(図4の符号10´参照)に比較して、容易に小型化することができる。
(3)コーンプリズム34により、第4コリメータレンズ33から出射された平行光束(図2の符号Lu1参照)が、小さな外径寸法の平行光束(図2の符号Lu2参照)とされた後に、第3集光レンズ35に入射する構成であることから、第3集光レンズ35から受光用光ファイバ14の入射端面14bまでの間隔を従来の構成の光波距離測定装置(図4の符号10´参照)と同様のものとすると、第3集光レンズ35を小さな外径寸法(有効径)でありながら焦点距離の長いものすなわち小さなNA(開口数)のものを用いることができる。このため、従来の構成の光波距離測定装置(図4の符号10´参照)に比較して、小型化すること(第3集光レンズ35が小さくなる分だけ)ができ、コストを大幅に低減することができる。
(4)従来の構成の光波距離測定装置(図4の符号10´参照)に比較して、小さな外径寸法(有効径)の第3集光レンズ35を用いることができるので、広がり角の縮小を招くことなく受光用光ファイバ14の直径寸法を低減することができる。このことについて以下で図6を用いて説明する。図6は、第3集光レンズ35と受光用光ファイバ14の入射端面14bとの関係に光路図を付して示す説明図であり、(a)は第3集光レンズ35の(後側)焦点距離がfであり受光用光ファイバ14の直径寸法がdである例を示し、(b)は焦点距離がfであり直径寸法がd/2である例を示し、(c)は焦点距離がf/2であり直径寸法がd/2である例を示している。
先ず、図6(a)に示すように、第3集光レンズ351の(後側)焦点距離がfとされ、その(後側)焦点位置に直径寸法dの受光用光ファイバ141の入射端面141bの中心が位置するように、第3集光レンズ351と受光用光ファイバ141とが設けられているものとする。ここで、受光用光ファイバ141は、直径寸法がdであることから、その入射端面141bの上端位置e1では、反射光軸Lr´に対して所定の角度−θ(図6を正面視して上側を正とする)を為して第3集光レンズ351に入射した平行光束が集光されることとなり、同じく下端位置e2では、反射光軸Lr´に対して所定の角度θを為して第3集光レンズ351に入射した平行光束が集光されることとなる。このため、受光用光ファイバ141の入射端面141bには、反射光軸Lr´に対して上下のそれぞれに角度θだけの広がりをもつ方向で進行する平行光束が入射することとなる。この上下の角度を合わせたものを、広がり角といい、この図6(a)の例では、広がり角が2θとされていることとなる。
ここで、図6(b)に示すように、図6(a)と同様の第3集光レンズ352を用いるとともに、直径寸法d/2の受光用光ファイバ142を用いることとすると、その入射端面142bの直径寸法が小さくなることから、その上端位置e3および下端位置e4へと入射する角度θは(a)の角度θよりも小さなものとなる。このため、図6(b)の例では、広がり角が2θとされていることとなり、図6(a)の例よりも広がり角が小さくされていることとなる。
そこで、図6(c)に示すように、図6(b)と同様の直径寸法d/2の受光用光ファイバ143を用いるとともに、(後側)焦点距離がf/2とされた第3集光レンズ353を用いることとすると、その上端位置e5および下端位置e6へと入射する角度θを(a)の角度θと等しいものとすることができる。このため、図6(c)の例では、広がり角が2θとされていることとなり、図6(a)の例に等しい広がり角とされていることとなる。
ここで、上述したように、小さな外径寸法(有効径)のレンズでは、大きな外径寸法(有効径)のレンズに比較して、焦点距離を短くすることが容易である。このため、光波距離測定装置10では、従来の構成の光波距離測定装置(図4の符号10´参照)に比較して、小さな外径寸法(有効径)の第3集光レンズ35を用いることができるので、広がり角の縮小を招くことなく受光用光ファイバ14の直径寸法を低減することができることとなる。
また、直径寸法の小さい受光用光ファイバ14では、直径寸法の大きなものと比較して、容量を小さくすることができることから占有領域を小さくすることができるとともに、湾曲させた際の曲率を大きくすることができることから取り回し性を格段に向上させることができる。このため、小さな外径寸法(有効径)の第3集光レンズ35を用いることに加えて、受光用光ファイバ14の占有領域を小さくするとともに受光用光ファイバ14の取り回し性を格段に向上させることができるので、従来の構成の光波距離測定装置(図4の符号10´参照)に比較して、大幅に小型化することができる。
(5)第4コリメータレンズ33により反射光軸Lr´に沿う平行光束とされた中抜け状態の平行光束(図2の符号Lu1参照)は、コーンプリズム34を通過することにより、反射光軸Lr´を中心として中抜けではない小さな外径寸法の平行光束(図2の符号Lu2参照)とされることから、受光用光ファイバ14の入射端面14bすなわち受発光機構11の受光素子22に中抜けのない反射光Rを受光させることができる。
(6)中抜け状態の平行光束とされた反射光をその中空箇所をなくすように半径方向で光軸側へと平行移動させて中抜けではない平行光束とするコーンプリズム34が、全体に反射光軸Lr´を対称軸とする回転対称な円柱形状を呈し、第4コリメータレンズ33側に位置する凸側端面34aが、その第4コリメータレンズ33側へと突出する円錐形状とされ、第3集光レンズ35側に位置する凹側端面34bが、その第3集光レンズ35側を凹とする円錐形状とされ、反射光軸Lr´(対称軸)に沿う方向で見て、凸側端面34aと凹側端面34bとが互いに平行とされた単一の光学部材で構成されていることから、容易に形成することができるとともに、小さなものとすることができる。また、コーンプリズム34の前後の光束が平行光束(図2の符号Lu1およびLu2参照)とされていることから、反射光軸Lr´上において、第4コリメータレンズ33や第3集光レンズ35との間隔を小さくして配置することができるので、光路形成光学系12ひいては装置全体の小型化を容易なものとすることができる。
したがって、本発明に係る光波距離測定装置10では、広がり角の低下を招くことなく、反射光Rの取得のための第3集光レンズ35を小さくすることができるとともにその第3集光レンズ35のNA(開口数)を小さくすることを容易なものとし、全体の小型化を容易なものとすることができる。
<変形例>
上記した実施例では、光路形成光学系12において、受発光機構11に接続された出射用光ファイバ13の出射端面13bが第3コリメータレンズ27に対向されるとともに、受光用光ファイバ14の入射端面14bが第3集光レンズ35に対向されて構成されていた、すなわち第3コリメータレンズ27側が出射側とされかつ第3集光レンズ35側が受光側とされていたが、双方を入れ替える構成とすることができる。
この変形例では、出射用光ファイバ13の出射端面13bを第3集光レンズ35に対向させるとともに、受光用光ファイバ14の入射端面14bを第3コリメータレンズ27に対向させる構成とし、第3集光レンズ35側を出射側としかつ第3コリメータレンズ27側を受光側とした光波距離測定装置100(図1に破線で示す出射用光ファイバ13および受光用光ファイバ14参照)について説明する。
この光波距離測定装置100では、上記したように出射用光ファイバ13および受光用光ファイバ14の接続関係が異なる以外は、上記した実施例の光波距離測定装置10と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、光波距離測定装置100においては、出射用光ファイバ13および受光用光ファイバ14の接続関係が異なる以外は、上記した実施例の光波距離測定装置10と同様であることから、受発光機構11での動作は光波距離測定装置10と同様であり、光路形成光学系12での動作は光の逆進性により光の進行方向が逆となるだけで光波距離測定装置10と同様の光路図を描くこととなる。このため、光波距離測定装置100では、図1における符号Rが出射光に相当し、かつ符号Eが反射光に相当するので、以下では、出射光(R)および反射光(E)と記載する。また、光波距離測定装置100では、第3集光レンズ35が光路形成光学系12において、出射光(R)を平行光束とする出射光コリメータ光学部材として機能することとなる。
光波距離測定装置100では、受発光機構11の光源15から出射させた出射光(R)を、出射用光ファイバ13により光路形成光学系12に導光し、そこで第3集光レンズ35、コーンプリズム34、第4コリメータレンズ33、第3ミラー32、両面ミラー30の第2反射面30bおよび第2ミラー31を経て、対物レンズ群26から照射光軸Li上の平行な光束として出射する。このため、光波距離測定装置100の光路形成光学系12では、第3集光レンズ35、コーンプリズム34、第4コリメータレンズ33、第3ミラー32、両面ミラー30および第2ミラー31により出射光路が形成されている。
このように、光波距離測定装置100では、照射光軸Li上に位置する測定対象とする目標物(図示せず)を照射することができる。光波距離測定装置100から目標物(図示せず)までの間隔が大きい(当該間隔が構成された光学系に対して十分に大きい)場合、この目標物からの反射光(E)は、照射光軸Liに対して略平行な光束として対物レンズ群26に入射する。
光波距離測定装置100では、対物レンズ群26に入射した反射光(E)のうち両面ミラー30の第1反射面30aに到達したものを第1ミラー29へ向けて反射し、エキスパンダレンズ28および第3コリメータレンズ27を経て、受光用光ファイバ14の入射端面14bに入射させる。このため、光波距離測定装置100の光路形成光学系12では、両面ミラー30、第1ミラー29、エキスパンダレンズ28および第3コリメータレンズ27により反射光路が形成されている。
これにより、光波距離測定装置100は、光源15から出射されて受光素子22で受光した出射光(R)と、光路形成光学系12を経て受光素子22で受光した反射光(E)と、の位相差及びその出射光(R)での初期位相、または出射光(R)と反射光(E)との時間差を検出することで、図示を略す演算部が当該光波距離測定装置100から目標物(図示せず)までの距離を演算し、距離測定を行う。
光波距離測定装置100においても、第3集光レンズ35(出射光コリメータ光学部材)を小さな外径寸法(有効径)とすることができること(上記した効果(1))、コーンプリズム34を用いない場合と同様のNA(開口数)の第3集光レンズ35を用いることでその第3集光レンズ35と出射用光ファイバ13の出射端面13bとの間隔を短くできること(上記した効果(2))、第3集光レンズ35と出射用光ファイバ13の出射端面13bとの間隔を、コーンプリズム34を用いない場合と同様とすると、第3集光レンズ35を小さな外径寸法(有効径)でありながら焦点距離の長いものすなわち小さなNA(開口数)のものを用いることができること(上記した効果(3))、広がり角の縮小を招くことなく出射用光ファイバ13の直径寸法を低減することができること(上記した効果(4))、コーンプリズム34を容易に形成することができるとともに小さなものとすることができること(上記した効果(6))、は、光波距離測定装置10と同様であり、それに付随する効果も同様に得ることができる。
これに加えて、光波距離測定装置100では、出射用光ファイバ13の出射端面13bから出射した出射光(R)を、第3集光レンズ35が出射光軸(符号Lr´参照)に沿う平行光束とした後、コーンプリズム34が中抜け状態の平行光束(図2の符号Lu1参照)とし、この中抜け状態の出射光(R)を第4コリメータレンズ33、第3ミラー32、両面ミラー30の第2反射面30bおよび第2ミラー31を経て、対物レンズ群26へと導く。このため、第2ミラー31から対物レンズ群26へと至る間(光路)には、両面ミラー30が存在することとなるが、この間を通過する際の出射光(R)が中抜け状態とされており、この中抜け部分に両面ミラー30が位置されることとなる。これにより、光波距離測定装置100では、光源15から出射された出射光(R)が、両面ミラー30により蹴られる(両面ミラー30により対物レンズ群26から出射することが遮られる)ことがないので、光源15から出射された出射光(R)の光量を効率よく利用することができる。このことは、本実施例のように光源15がパルスレーザダイオード(レーザ出射装置)で構成されている場合、出射光の光強度分布がガウス分布であることから、出射光における光軸回りの中心箇所が蹴られることをなくすことは、光量を効率よく利用する観点から特に効果的である。
なお、上記した実施例では、受発光機構11は、図1に示すように構成されていたが、出射光Eと反射光Rとの時間差および/または位相差を計測するために光源15から出射光Eを出射させるとともに受光素子22(受光部)にて反射光Rを受光するものであればよく、上記した実施例に限定されるものではない。
また、上記した実施例では、光路形成光学系12は、図1に示すように構成されていたが、出射光Eを目標物(図示せず)へ向けた照射光軸Li上で対物レンズ群26から出射する出射光路を形成するとともに、出射光Eを環状に取り囲むように対物レンズ群26に入射した目標物からの反射光Rを取得するための反射光路を形成するものであればよく、上記した実施例に限定されるものではない。このことは、光路形成光学系12において、出射側と反射側とを入れ替えて、光の進行方向が逆になった場合(出射光Eと反射光Rとが入れ替わる場合(変形例))でも同様である。
さらに、上記した実施例では、コーンプリズム34が、全体に反射光軸Lr´を対称軸とする回転対称な円柱形状を呈し、第4コリメータレンズ33側に位置する凸側端面34aが、その第4コリメータレンズ33側へと突出する円錐形状とされ、第3集光レンズ35側に位置する凹側端面34bが、その第3集光レンズ35側を凹とする円錐形状とされ、反射光軸Lr´(対称軸)に沿う方向で見て、凸側端面34aと凹側端面34bとが互いに平行されていたが、透過偏角を生じさせることなく光束の断面形状(進行方向に直交する方向で見た断面)を変更するものであればよく、より好適には中抜け状態の平行光束とされた反射光をその中空箇所をなくすように半径方向で光軸側へと平行移動させて中抜けではない平行光束とするものであればよく、上記した実施例に限定されるものではない。
本発明に係る光波距離測定装置の光学系の概略構成を示す説明図である。 光波距離測定装置に用いられるコーンプリズムを説明するために模式的に示す斜視図である。 コーンプリズムにおける作用を説明するために光軸(入射光軸)を含む断面で示す説明図である。 従来の構成の光波距離測定装置の光路形成光学系の一例を示す図1と同様の説明図である。 本発明に係る光波距離測定装置において光路形成光学系の第3集光レンズの焦点距離を短くした例を示す図1と同様の説明図である。 第3集光レンズと受光用光ファイバの入射端面bとの関係に光路図を付して示す説明図であり、(a)は第3集光レンズの(後側)焦点距離がfであり受光用光ファイバの直径寸法がdである例を示し、(b)は焦点距離がfであり直径寸法がd/2である例を示し、(c)は焦点距離がf/2であり直径寸法がd/2である例を示している。
符号の説明
10、100 光波距離測定装置
11 受発光機構
12 光路形成光学系
13 出射用光ファイバ
14 受光用光ファイバ
15 光源
22 (受光部としての)受光素子
26 (対物レンズを構成する)対物レンズ群
33 (反射光コリメータ光学部材としての)第4コリメータレンズ
34 コーンプリズム
35 (集光光学部材(変形例では出射光コリメータ光学部材)としての)第3集光レンズ
E 出射光
R 反射光

Claims (9)

  1. 光源からの出射光を目標物へ向けて出射するとともに該目標物からの反射光を受光部で受光して距離測定を行う光波距離測定装置であって、
    前記出射光で対物レンズを介して前記目標物を照射する出射光学系と、前記反射光を前記対物レンズを介して前記受光部へと導く受光光学系とを備え、
    該受光光学系または前記出射光学系には、その光路上に、透過偏角を生じさせることなく光束の断面形状を変更するコーンプリズムが設けられていることを特徴とする光波距離測定装置。
  2. 光源からの出射光を対物レンズを介して目標物へ向けて出射するとともに該目標物からの反射光を前記対物レンズを介して受光部で受光して距離測定を行う光波距離測定装置であって、
    前記対物レンズから前記受光部に至る光路には、前記反射光を略平行光束とする反射光コリメータ光学部材と、該反射光コリメータ光学部材を経た前記反射光を集光する集光光学部材とが設けられ、
    前記反射光コリメータ光学部材と前記集光光学部材との間には、透過偏角を生じさせることなく光束の外径を縮小しつつ断面形状を変更するコーンプリズムが設けられていることを特徴とする光波距離測定装置。
  3. 光源からの出射光を目標物へ向けた照射光軸上で対物レンズを経て出射するとともに前記出射光を環状に取り囲むように前記対物レンズに入射した前記目標物からの反射光を受光部で受光し、前記出射光と前記反射光とに基づいて距離測定を行う光波距離測定装置であって、
    前記対物レンズから前記受光部に至る光路には、前記反射光を平行光束とする反射光コリメータ光学部材と、該反射光コリメータ光学部材を経た平行光束である前記反射光を集光する集光光学部材とが設けられ、
    前記反射光コリメータ光学部材と前記集光光学部材との間には、前記反射光コリメータ光学部材を経て中抜け状態の平行光束とされた前記反射光の中空箇所をなくすべく透過偏角を生じさせることなく光束の外径を縮小しつつ断面形状を変更するコーンプリズムが設けられていることを特徴とする光波距離測定装置。
  4. 光源から光を出射させるとともに受光部にて光を受光する受発光機構と、該受発光機構からの出射光を目標物へ向けた照射光軸上で対物レンズから出射する出射光路を形成するとともに前記出射光を取り囲むように前記対物レンズに入射した前記目標物からの反射光を前記受発光機構へと導くための反射光路を形成する光路形成光学系と、前記受発光機構から出射された前記出射光を前記光路形成光学系の前記出射光路へと導光すべく前記受発光機構および前記光路形成光学系を接続する出射用光ファイバと、前記光路形成光学系の前記反射光路を経た前記反射光を前記受発光機構の前記受光部へと導光すべく前記受発光機構および前記光路形成光学系を接続する受光用光ファイバと、を備え、前記目標物までの距離測定を行う光波距離測定装置であって、
    前記反射光路には、前記反射光を略平行光束とする反射光コリメータ光学部材と、該反射光コリメータ光学部材を経た略平行光束である前記反射光を前記受光用光ファイバの入射端面に入射させるべく集光する集光光学部材とが設けられ、
    前記反射光コリメータ光学部材と前記集光光学部材との間には、透過偏角を生じさせることなく光束の外径を縮小しつつ断面形状を変更するコーンプリズムが設けられていることを特徴とする光波距離測定装置。
  5. 前記コーンプリズムは、前記反射光コリメータ光学部材を経て中抜け状態の平行光束とされた前記反射光を、その中空箇所をなくすように半径方向で光軸側へと平行移動させて中抜けではない平行光束とすることを特徴とする請求項4に記載の光波距離測定装置。
  6. 前記コーンプリズムは、前記反射光コリメータ光学部材から前記集光光学部材に至る光軸を対称軸とする回転対称な円柱形状を呈し、前記反射光コリメータ光学部材側に位置する端面が前記反射光コリメータ光学部材へ向けて突出する円錐形状とされ、前記集光光学部材側に位置する端面が前記集光光学部材に対して凹んだ円錐形状とされ、前記両端面が前記対称軸に沿う方向で見て互いに平行とされていることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の光波距離測定装置。
  7. 光源からの出射光を目標物へ向けた照射光軸を環状に取り囲むように対物レンズを経て出射するとともに前記出射光に取り囲まれるように照射光軸上で前記対物レンズに入射した前記目標物からの反射光を受光部で取得し、前記出射光と前記反射光とに基づいて距離測定を行う光波距離測定装置であって、
    前記光源から前記対物レンズに至る光路には、前記出射光を略平行光束とする出射光コリメータ光学部材が設けられ、
    前記出射光コリメータ光学部材と前記対物レンズとの間には、前記出射光コリメータ光学部材を経た中抜けではない平行光束である前記出射光を、光軸周りに空間を有する中抜け状態の平行光束とすべく、透過偏角を生じさせることなく光束の外径を拡大しつつ断面形状を変更するコーンプリズムが設けられていることを特徴とする光波距離測定装置。
  8. 光源から光を出射させるとともに受光部にて光を受光する受発光機構と、該受発光機構からの出射光を目標物へ向けた照射光軸を取り囲むように対物レンズを経て出射する出射光路を形成するとともに前記出射光に取り囲まれるように前記照射光軸上で前記対物レンズに入射した前記目標物からの反射光を前記受発光機構へと導くための反射光路を形成する光路形成光学系と、前記受発光機構から出射された前記出射光を前記光路形成光学系の前記出射光路へと導光すべく前記受発光機構と前記光路形成光学系を接続する出射用光ファイバと、前記光路形成光学系の前記反射光路を経た前記反射光を前記受発光機構の前記受光部へと導光すべく前記受発光機構と前記光路形成光学系を接続する受光用光ファイバと、を備え、前記目標物までの距離測定を行う光波距離測定装置であって、
    前記出射光路には、前記出射光を平行光束とする出射光コリメータ光学部材が設けられ、
    前記出射光コリメータ光学部材と前記対物レンズとの間には、前記出射光コリメータ光学部材を経た中抜けではない平行光束である前記出射光を、光軸周りに空間を有する中抜け状態の平行光束とすべく、透過偏角を生じさせることなく光束の外径を拡大しつつ断面形状を変更するコーンプリズムが設けられていることを特徴とする光波距離測定装置。
  9. 前記コーンプリズムは、前記出射光コリメータ光学部材から前記対物レンズに至る光軸を対称軸とする回転対称な円柱形状を呈し、前記出射光コリメータ光学部材側に位置する端面が前記出射光コリメータ光学部材に対して凹んだ円錐形状とされ、前記対物レンズ側に位置する端面が前記対物レンズへ向けて突出する円錐形状とされ、前記両端面が前記対称軸に沿う方向で見て互いに平行とされていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の光波距離測定装置。
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