JP2010090914A - クラッチ機構およびドアロック駆動装置 - Google Patents

クラッチ機構およびドアロック駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】構造が簡単なクラッチ機構、およびそれを用いたドアロック駆動装置を提供することにある。
【解決手段】傾斜面58a(係止面)を備える係合孔58が形成された入力側のウォームホイール46と、係合孔58に起立位置と倒伏位置との間で回動自在に配される可倒体61と、出力側係合面63が形成された出力側の出力部材55と、軸方向においてこれらウォームホイール46と出力部材55との間に配置されて、ウォームホイール46の相対回転により可倒体61を起立位置から倒伏位置へ回動させる係合突起65が軸方向他端側(ウォームホイール46側)に向けて突出して形成されるとともに、出力側係合面63に係合可能な入力側係合面66が形成されたプレート部材56とによりクラッチ機構54を構成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、入力側に回転力が付与された状態のもとでは入力側から出力側に動力伝達し、入力側への回転力が遮断された状態のもとでは入力側と出力側との間の動力伝達を遮断するクラッチ機構、およびそれを用いたドアロック駆動装置に関する。
ワゴン車やワンボックス車等の車両には、車体側部に設けられるスライドドアを全閉位置や全開位置に保持するためのドアロック装置が設けられている。例えば、スライドドアを全閉位置に保持するためのドアロック装置は、車体とスライドドアとを施錠または解錠可能とするように、車体またはスライドドアのいずれか一方に固定されるストライカといずれか他方に設けられるラッチとを備えており、スライドドアが全閉位置にまで閉じられるとラッチはストライカに係合してフルラッチ位置にまで回動される。また、ドアロック装置にはラチェットが設けられており、ラッチがフルラッチ位置にまで回動すると当該ラッチにラチェットが係合する。これにより、ラッチのアンラッチ方向への回動が規制されてスライドドアが全閉位置に保持されるようになっている。
このドアロック装置によるスライドドアの保持つまりラチェットのラッチへの係合を自動的に解除するために、車両にはドアロック駆動装置が設けられている。ドアロック駆動装置は電動モータの回転力を減速機構により減速して出力し、その出力によりケーブル等を牽引することでドアロック装置のリリーサ機構を作動させて、ラチェットのラッチへの係合を解除するようにしている。一方、電動モータからの回転力が遮断されると、リリーサ機構に設けられたリターンスプリングのばね力によりケーブル等を介してドアロック駆動装置は元位置動作される。
この元位置動作の際の電動モータの戻り音を防止するために、減速機構にクラッチ機構を設けるようにしたドアロック駆動装置が、例えば、特許文献1に記載されている。このクラッチ機構は入力側に設けられる入力ホイールと出力側に設けられる従動回転体とを有しており、電動モータの回転力が入力ホイールに付与されるとその回転力を従動回転体に動力伝達し、電動モータの回転力が遮断されると入力ホイールと従動回転体との間の動力伝達を遮断するようになっている。
特開2004−150528号公報
特許文献1に記載されたクラッチ機構は、入力ホイールに一端が固定された作動スプリングを備えており、入力ホイールに電動モータの回転力が付与されると、作動スプリングの他端の連れ回りが制動部材により抑制されて作動スプリングが従動回転体の外周面に当接され、入力ホイールと従動回転体が作動スプリングを介して一体に回転される。一方、電動モータの回転が遮断されると、従動回転体が入力ホイールに対して相対回転自在となる。これにより、ドアロック駆動装置の元位置動作の際に電動モータが反転されることがなく、電動モータの戻り音の発生を防止することができる。しかしながら、このような構造の場合にはクラッチ機構を構成する部品数が多く、構造も複雑であるという問題がある。
本発明の目的は、構造が簡単なクラッチ機構、およびそれを用いたドアロック駆動装置を提供することにある。
本発明のクラッチ機構は、入力側に回転力が付与された状態のもとでは前記入力側から出力側に動力伝達し、前記入力側への回転力が遮断された状態のもとでは前記入力側と前記出力側との間の動力伝達を遮断するクラッチ機構であって、前記入力側に設けられ、回転方向一端側に係止面を備える正転用の係合孔が形成された入力ホイールと、前記係合孔に配され、前記係止面に当接される起立位置と、先端部が前記起立位置における当該先端部よりも軸方向他端側に位置される倒伏位置とに回動自在な可倒体と、前記入力ホイールの相対回転により前記可倒体を前記倒伏位置から前記起立位置へ回動させる係合突起が軸方向他端側に突出して形成され、当該係合突起による前記可倒体の回動に伴って軸方向一端側に移動された係合位置と、付勢手段により付勢されて軸方向他端側に移動された解除位置との間で移動自在なプレート部材と、前記出力側に設けられ、前記プレート部材が前記係合位置のもとでは当該プレート部材に形成された入力側係合面に係合されるとともに、前記プレート部材が前記解除位置のもとでは前記入力側係合面との係合が解除される出力側係合面が形成された出力部材と、前記プレート部材に弾性的に当接し、前記解除位置のもとで前記プレート部材が前記入力ホイールと一体に回転するのを抑制するブレーキ手段とを有することを特徴とする。
本発明のクラッチ機構は、前記入力側係合面と前記出力側係合面とには互いに凹凸係合する複数の台形状の歯部が設けられ、前記起立位置における前記可倒体の倒れ方向の軸方向に対する傾斜角度をα、前記各歯部の台形の傾斜面の軸方向に対する傾斜角度をβとしたとき、α<βとなるように設定されていることを特徴とする。
本発明のクラッチ機構は、前記入力側係合面と前記出力側係合面とは互いに摩擦係合する平滑上の摩擦面とされ、前記起立位置における前記可倒体の倒れ方向の軸方向に対する傾斜角度をαとしたとき、α<90°となるように設定されていることを特徴とする。
本発明のクラッチ機構は、前記付勢手段は、前記入力ホイールの停止時に、常に前記可倒体を前記倒伏位置へ回動可能な付勢力を前記プレート部材に加えるように設定されていることを特徴とする。
本発明のクラッチ機構は、前記入力ホイールの回転方向他端側には、前記正転用の係合孔と対となるように、係止面を備える反転用の係合孔が形成され、前記プレート部材に形成された前記係合突起は当該一対の係合孔の間に突出され、前記一対の係合孔に挿入された一対の前記可倒体は互いに離反する方向へ回動されることを特徴とする。
本発明のクラッチ機構は、前記付勢手段は前記プレート部材の軸方向他端側に弾性的に当接可能な第1の板ばね部からなり、前記ブレーキ手段は当該第1の板ばね部と一体に形成されて前記プレート部材の外周側に弾性的に当接可能な第2の板ばね部からなり、前記プレート部材が前記係合位置のもとでは、前記第1の板ばね部の曲げにより前記第2の板ばね部が前記プレート部材から離反することを特徴とする。
本発明のドアロック駆動装置は、電動モータと、入力側に付与された前記電動モータの顔点力を出力側からドアロック装置へ減速して伝達する減速機構と、前記減速機構に設けられ、前記入力側に回転力が付与された状態のもとでは前記入力側から前記出力側に動力伝達し、前記入力側に回転力が遮断された状態のもとでは前記入力側と前記出力側との間の動力伝達を遮断するクラッチ機構とを有し、前記ドアロック装置を作動させるドアロック駆動装置であって、前記クラッチ機構は、前記入力側に設けられ、回転方向一端側に係止面を備える正転用の係合孔が形成された入力ホイールと、前記係合孔に配され、前記係止面に当接される起立位置と、先端部が前記起立位置における当該先端部よりも軸方向他端側に位置される倒伏位置とに前記基端部を中心として回動自在な可倒体と、前記入力ホイールの相対回転により前記可倒体を前記倒伏位置から前記起立位置へ回動させる係合突起が軸方向他端側に突出して形成され、当該係合突起による前記可倒体の回動に伴って軸方向一端側に移動された係合位置と、付勢手段により付勢されて軸方向他端側に移動された解除位置との間で移動自在なプレート部材と、前記出力側に設けられ、前記プレート部材が前記係合位置のもとでは当該プレート部材に形成された入力側係合面に係合されるとともに、前記プレート部材が前記解除位置のもとでは前記入力側係合面との係合が解除される出力側係合面が形成された出力部材と、前記プレート部材に摺接し、前記解除位置のもとで前記プレート部材が前記入力ホイールと一体に回転するのを抑制するブレーキ手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、係止面を備える係合孔が形成された入力側の入力ホイールと、係合孔に起立位置と倒伏位置との間で回動自在に配される可倒体と、出力側係合面が形成された出力側の出力部材と、入力ホイールの相対回転により可倒体を起立位置から倒伏位置へ回動させる係合突起が軸方向他端側に向けて突出して形成されるとともに、出力側係合面に係合可能な出力側係合面が形成されたプレート部材とによりクラッチ機構を構成するようにしたので、入力側に回転力が付与された状態のもとでは動力伝達状態となり、入力側への回転力の付与が遮断された状態のもとでは動力遮断状態となるクラッチ機構を簡単な構造とすることができる。したがって、クラッチ機構の組立が容易となるとともに部品数の低減によりコストを抑えることができる。また、このクラッチ機構をドアロック駆動装置の減速機構に設けるようにしたので、ドアロック装置の元位置動作時に電動モータが反転されることがなく、電動モータの戻り音の発生を防止することができる。
本発明によれば、入力側係合面と出力側係合面とに互いに凹凸係合する複数の断面台形状の歯部を設け、起立位置における可倒体の倒れ方向の軸方向に対する傾斜角度αと、各歯部の台形の傾斜面の軸方向に対する傾斜角度βとの関係をα<βに設定したので、プレート部材を係合位置から解除位置へ移動させる際に、プレート部材が軸方向に対して傾斜角度αだけ傾斜した進行方向に沿って軸方向他端側へ移動され、プレート部材が出力部材の各歯部と干渉することなく、プレート部材を円滑に軸方向他端側へ移動させることができる。
本発明によれば、入力側係合面と出力側係合面とを互いに摩擦係合する平滑状の摩擦面とし、起立位置における可倒体の倒れ方向の軸方向に対する傾斜角度αをα<90°に設定したので、プレート部材を係合位置から解除位置へ移動させる際に、プレート部材が軸方向に対して傾斜角度αだけ傾斜した進行方向に沿って軸方向他端側へ移動され、プレート部材が出力部材の摩擦面と干渉することなく、プレート部材を円滑に軸方向他端側へ移動させることができる。
本発明によれば、正転用の入力ホイールの回転方向他端側に、正転用の係合孔と対となるように、係止面を備える反転用の係合孔を形成し、プレート部材に形成された係合突起はこれら一対の係合孔の相互間に突出され、一対の係合孔に挿入された一対の可倒体が互いに離反する方向へ回動されるようにしたので、入力ホイールに回転方向他端側(正転側)または回転方向一端側(反転側)の回転力が付与されると動力伝達状態となり、入力ホイールへの回転力を遮断されると動力伝達遮断状態となるクラッチ機構とすることができる。したがって、このクラッチ機構は、ドアロック駆動装置のような一方向の動力伝達のみを必要とする駆動ユニット以外に、両方向の動力伝達が必要な駆動ユニットにも適用可能となる。
本発明によれば、付勢手段としての第1の板ばね部とブレーキ手段としての第2の板ばね部とを一体に形成したので、付勢手段とブレーキ手段とを構成する部品点数を削減可能であるとともに、プレート部材が係合位置のもとでは、第1の板ばね部の曲げにより第2の板ばね部がプレート部材から離反するようにしたので、クラッチ機構の動力伝達状態において、第2の板ばね部によりプレート部材に当該プレート部材の回転を妨げる方向の弾性力が付与されることがなく、動力伝達効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1はスライドドアを備えた車両を示す側面図であり、図2はスライドドアの取り付け構造を示す平面図である。
図1に示す車両11はワンボックスタイプの乗用車であり、その車体12の側部には開口部13を開閉するためのスライドドア14が設けられている。車体12の側部であって開口部13の車両後方(図1中右側)には車両前後方向に延びるガイドレール15が固定されており、スライドドア14はこのガイドレール15に沿って車両前後方向に移動されて開口部13を開閉自在であり、乗員の乗り降りや荷物の積み下ろしなどを行う際には所望の開度にまで開けて使用される。
図2に示すように、ガイドレール15は車体12の側部に沿って車両前後方向に延びる直線部15aと、直線部15aの車両前方側の端部から車両内側に向けて湾曲する引き込み部15bとを備えている。一方、スライドドア14の車両後方側の端部であって車両上下方向の略中央部にはローラユニット16が設けられており、ローラユニット16はガイドレール15に移動自在に装着されている。このローラユニット16がスライドドア開閉装置17によりガイドレール15の車両後方側(直線部15a側)の端部に牽引されると、スライドドア14は車体12の側面よりも車両外方に配置されて図2中に実線で示す全開位置となる。また、ローラユニット16がスライドドア開閉装置17によりガイドレール15の車両前方側(引き込み部15b側)の端部に牽引されると、スライドドア14はその側面が車体12の側面と同一面に収まるように車両内方に引き込まれて図2中に二点鎖線で示す全閉位置となる。
なお、図示はしないが、ローラユニット16は図示する部位(センター部)以外にスライドドア14の車両前方側の上下端部(アッパー部・ロワー部)にも設けられており、これらに対応して車体12の開口部13の上下縁部にもそれぞれアッパー部・ロワー部に対応するガイドレールが設けられ、スライドドア14は合計3カ所において車体12に開閉自在に支持されている。また、本実施の形態においては、車両11にスライドドア14を自動開閉するためのスライドドア開閉装置17を設けるようにしたが、スライドドア開閉装置17を設けずにスライドドア14を手動のみで開閉するようにしたタイプの車両でもよい。
この車両11には、スライドドア14を全閉位置に保持するためのドアロック装置20が設けられている。
図3はドアロック装置の取り付け状態を示す概略図であり、図4はドアロック装置の詳細を示す正面図である。このドアロック装置20はベースブラケット21においてスライドドア14の車両後方側の端部に固定されており、ラッチ溝22aを備えた略円板形状のラッチ22と、係止爪23aを備えたラチェット23とを有している。ベースブラケット21にはスライドドア14の内外に連通するストライカ案内部24が形成されている。
ラッチ22はその軸心においてラッチ軸25によりベースブラケット21に支持されて、ラッチ溝22aがストライカ案内部24に向けて開口するアンラッチ位置(ドア開状態)と図4に示すフルラッチ位置(ドア全閉状態)との間で回動自在となっており、ラッチ22は図示しないリターンスプリングにより常にアンラッチ位置に向かう方向(図4中反時計回り方向)に付勢されている。また、ラチェット23はラチェット軸26によりベースブラケット21に支持されて、係止爪23aがラッチ22に接近離反する方向に揺動自在となっており、ラチェット23は図示しないリターンスプリングにより常に係止爪23aがラッチ22の外周に押し付けられる方向(図4中時計回り方向)に付勢されている。
一方、車体12の開口部13の車両後方側の端部には、ラッチ22に対応して棒状のストライカ27が固定されており、ストライカ27はその軸方向を車両前後方向に向けて配置されている。スライドドア14が全閉位置に移動されると、図4に示すように、ストライカ案内部24を介してスライドドア14の内部に挿入されたストライカ27がラッチ溝22aに係合されて、ラッチ22がストライカ27に押されてアンラッチ位置からフルラッチ位置に回動される。そして、ラチェット23の係止爪23aがラッチ溝22aに係合してラッチ22のアンラッチ方向への移動が規制され、スライドドア14はラッチ22とラチェット23との係合により全閉位置に保持されることとなる。
このスライドドア14の全閉位置への保持を自動で解除するために、ドアロック装置20にはリリーサ機構30が設けられている。リリーサ機構30は溝部31aを備える円板部材31を有しており、その溝部31aにはスプリング32により径方向外側に付勢されたストッパ33が進退移動自在に装着されている。円板部材31はその軸心においてリリーサ軸34によりベースブラケット21に支持されて、ストッパ33を介してラチェット23をラッチ22から離反する方向へ移動させる解除位置と図4に示す初期位置との間で回動自在となっており、円板部材31は図示しないリターンスプリングにより常に初期位置に向かう方向(図4中反時計回り方向)に付勢されている。円板部材31にはケーブル35の一端がピン部材36により固定されており、このケーブル35を牽引することで円板部材31が初期位置から解除位置に向けて図4中時計回り方向に回動され、これにより、ラチェット23のラッチ22への係合が外されて、ドアロック装置20によるスライドドア14の全閉位置への保持が解除されることとなる。
なお、ラチェット23にはスライドドア14の内側や外側に設けられるドアハンドル等と機械的に連結されたレバー部23bが設けられており、操作者はドアハンドルを操作することでリリーサ機構30によらず手動で、ラチェット23のラッチ22への係合を外して、ドアロック装置20によるスライドドア14の全閉位置への保持を解除できるようになっている。
また、ストライカ27としては棒状のものに限らず、コの字形状のものを用いるようにしてもよい。さらに、ドアロック装置20としては上記の構造に限定されず、例えば、スライドドア14を半ドア位置から全閉位置にまで引き込み駆動するクローザ機構を備えたドアロック装置としてもよい。
車両11には、ドアロック装置20のリリーサ機構30に連結されたケーブル35を牽引して、リリーサ機構30(ドアロック装置20)を作動させるためのドアロック駆動装置40が設けられている。
図5はドアロック駆動装置の内部構造を示す概略図である。このドアロック駆動装置40は筐体状のケース41を有しており、このケース41において、スライドドア14の車両後方側の端部であってドアロック装置20のケーブル牽引方向側(図3中下側)に固定されている。ケース41には電動モータ42、減速機構43、およびセクタギア44が収容されている。
電動モータ42にはDCモータが用いられており、その回転軸45の外周面にはウォーム45aが一体的に設けられている。減速機構43の入力側(電動モータ42側)には入力ホイールとしてのウォームホイール46が設けられ、回転軸45のウォーム45aはこのウォームホイール46の外周に形成されたギア部46aと噛み合っている。これらウォーム45aとウォームホイール46とからなるウォームギア機構により、電動モータ42の回転力は減速されて減速機構43に伝達される。一方、減速機構43の出力側(セクタギア44側)にはウォームホイール46と同軸上に配置された出力ギア47が設けられ、この出力ギア47はセクタギア44と噛み合っている。これにより、電動モータ45の回転力は減速機構43により減速されてセクタギア44に伝達されるようになっている。
セクタギア44は支軸48によりケース41内に回動自在に支持されており、セクタギア44にはこれと一体に回動するレバー49が装着されている。レバー49の先端にはピン部材50によりケーブル35の他端が固定され、ドアロック駆動装置40はこのケーブル35を介してドアロック装置20のリリーサ機構30と連結されている。セクタギア44はレバー49を介してケーブル35を図5中矢印方向に牽引する解除位置と図5に示す初期位置との間で回動自在となっており、セクタギア44が初期位置のもとではリリーサ機構30の円板部材31は初期位置となり、セクタギア44が解除位置のもとでは円板部材31はケーブル35に牽引されて解除位置となる。つまり、セクタギア44に電動モータ42の回転力が伝達されてセクタギア44が初期位置から解除位置に向けて図5中時計回り方向に回動されると、リリーサ機構30の円板部材31がケーブル35に牽引されて初期位置から解除位置に回動され、ドアロック装置20によるスライドドア14の全閉位置への保持が解除される。
なお、前述したようにリリーサ機構30の円板部材31は図示しないリターンスプリングにより常に初期位置に向かう方向に付勢されており、これにより、セクタギア44はケーブル35を介して常に初期位置に向かう方向(図5中反時計回り方向)に付勢されている。また、リリーサ機構30とドアロック駆動装置40との間には可撓性を有する樹脂材料により形成された湾曲自在のアウターチューブ51が設けられており、ケーブル35はアウターチューブ51に挿通されて当該アウターチューブ51内に沿って牽引される。
図6は減速機構(クラッチ機構)の側面図であり、図7は減速機構(クラッチ機構)の分解斜視図である。この減速機構43はクラッチ機構54を備えたクラッチ一体型減速機構となっており、減速機構43(クラッチ機構54)の入力側と出力側との間の動力伝達を断続可能となっている。クラッチ機構54は、入力側(電動モータ42側)に設けられるウォームホイール46と、出力側(セクタギア44側)に設けられて出力ギア47を備える出力部材55と、軸方向においてウォームホイール46と出力部材55との間に設けられるプレート部材56とを有しており、これらがケース41内に同軸上に配置されて支軸57により回転自在に支持されている。
図7に示すように、略円板形状のウォームホイール46は、外周に回転軸45のウォーム45aと噛み合うギア部46aを備えるとともに、その軸心に軸方向(図7中上下方向)に貫通する中心孔46bが形成されている。中心孔46bには後述するプレート部材56の円筒部56bが挿通されており、ウォームホイール46は中心孔46bの内周面においてプレート部材56の円筒部56bの外周面に摺接して、当該円筒部56bによりケース41内に回転自在に支持されている。また、ウォームホイール46は図示しない規制手段によりその軸方向移動が規制されている。
このウォームホイール46の軸方向一端側(図7中上側)の端面には、ギア部46aと中心孔46bとの径方向中間部に位置して、回転方向(周方向)に延びる3つの正転用の係合孔58が回転方向に等間隔に形成されている。各係合孔58の回転方向一端側(図7中時計回り側)には、軸方向一端側に突出する突起部59が係合孔58に隣接して設けられており、突起部59は回転方向他端側に傾斜している。各係合孔58は、その回転方向一端側の端面つまり突起部59の回転方向他端側の端面に形成される係止面としての傾斜面58aと、その回転方向他端側の端面に形成される傾斜面58bとを備えている。係合孔58は開口部つまり軸方向一端側に向かうにつれてその開口面積が大きくなるように、傾斜面58aの回転方向に対する傾斜角度γ1(図8(A)に示す)が、傾斜面58bの回転方向に対する傾斜角度γ2よりも大きく(0°<γ2<γ1<90°)設定されており、これら傾斜面58a,58bは軸方向他端側において円弧状端面により連結されている。
各係合孔58には正転用の可倒体61が配されている。図8(A)、(B)は可倒体の動作を示す説明図である。この可倒体61は先端側(軸方向一端側)および基端側(軸方向他端側)の端面が円弧状に形成されたブロック形状となっており、基端部が係合孔58内に挿入されるとともに先端部が係合孔58から軸方向一端側へ突出した状態で配されている。前述した係合孔58の円弧状端面は可倒体61の基端側の円弧状端面に対応した曲率半径となっており、可倒体61は係合孔58に挿入された基端部を中心として、図8(B)に示す起立位置と図8(A)に示す倒伏位置との間で回動自在(可倒自在)となっている。
起立位置における各可倒体61は、その傾斜面58a側(回転方向一端側)の端面が当該傾斜面58aに当接し、可倒体61の先端部が突起部59の先端部よりも軸方向一端側に突出される。一方、倒伏位置における可倒体61は、その傾斜面58b側(回転方向他端側)の端面が当該傾斜面58bに当接し、可倒体61の先端部が起立位置のもとでの当該先端部よりも軸方向他端側に位置されて、可倒体61が係合孔58に伏せた状態となる。すなわち、各可倒体61は、その中心軸の回転方向に対する傾斜角度がγ1となる起立位置と、その中心軸の回転方向に対する傾斜角度がγ2となる倒伏位置との間で回動自在である。
図8(B)に示すように、各可倒体61は、その先端部が図中矢印Aで示す回動(可倒)軌跡に沿って、係合孔58に挿入された基端部を中心として起立位置から倒伏位置へ向けて回動(可倒)される。このとき、可倒体63aの起立位置における倒れ方向つまり回動軌跡の接線方向の軸方向に対する傾斜角度がαとなるように設定されている。
出力部材55はウォームホイール46の軸方向一端側に当該ウォームホイール46と所定の間隔(当該間隔内に配置される後述するプレート部材56の円板部56aが係合位置と解除位置との間を軸方向に移動可能な間隔)をあけて配置されている。出力部材55はウォームホイール46よりも小径に形成された略円板形状となっており、その軸方向一端側の端面の径方向中心部には、軸方向一端側に突出する出力ギア47が一体に設けられている。この出力ギア47により、ウォームホイール46からプレート部材56を介して出力部材55に伝達された回転力がセクタギア44に伝達されるようになっている。
出力部材55の軸心には軸方向に貫通する貫通孔55aが形成されており、貫通孔55aにはケース41内に固定された支軸57が挿通されている。出力部材55は貫通孔55aの内周面において支軸57の外周面に摺接して、当該支軸57によりケース41内に回転自在に支持されている。また、出力部材55は図示しない規制手段によりその軸方向移動が規制されている。
この出力部材55には、軸方向他端側(プレート部材56側)の端面に出力側係合面63が形成されている。出力側係合面63の径方向外側部分には、軸方向他端側に突出する複数の断面台形状の歯部64が回転方向に等間隔に設けられている。各歯部64の回転方向両側の傾斜面は、軸方向他端側に向かうにつれて各歯部64が先細り形状となるように、その面を軸方向他端側に向けて形成されており、図6に示すように、各歯部64の台形の傾斜面の軸方向に対する傾斜角度βは、可倒体61の起立位置における倒れ方向の軸方向に対する傾斜角度αよりも小さく設定されている。
プレート部材56は、同軸状においてこれらウォームホイール46と出力部材55との間に配置されている。プレート部材56は、出力部材55とほぼ同径に形成された円板部56aと、円板部56aの軸方向他端側(ウォームホイール46側)の端面の径方向中心部から軸方向他端側に延びる円筒部56bとを備えている。
プレート部材56の円板部56aは、その軸方向他端側の端面をウォームホイール46の軸方向一端側の端面と対向させるとともに、その軸方向一端側の端面(後述する入力側係合面66)を出力部材55の軸方向他端側の端面(出力側係合面63)と対向させた状態で、ウォームホイール46と出力部材55との間に軸方向に移動自在に配されている。一方、プレート部材56の円筒部56bはウォームホイール46の中心孔46bに対応した外径となっており、中心孔46bに挿通されてその外周面において当該中心孔46bの内周面に摺接している。
プレート部材56(円板部56aおよび円筒部56b)の軸心には軸方向に貫通する貫通孔56cが形成されており、貫通孔56cには支軸57が挿通されている。プレート部材56は貫通孔56cの内周面において支軸57の外周面に摺接して、当該支軸57によりケース41内に回転自在かつ軸方向に移動自在に支持されている。
プレート部材56には、円板部56aの軸方向他端側の端面であって円筒部56bの径方向外側に、軸方向他端側に突出する3つの係合突起65が回転方向に等間隔に設けられている。各係合突起65は可動体61の先端部よりも回転方向他端側に位置して突出されており、その軸方向長さは、図8(A)に示すように、係合突起65の回転方向一端側の側面が倒伏位置における可倒体61の先端側の円弧状端面に当接可能な長さに形成されている。各係合突起65の基端部(軸方向一端側の端部)の回転方向一端側には円弧形状の受け面65aが形成されて、当該受け面65aは可倒体61の先端側の円弧状端面に対応した曲率半径となっており、ウォームホイール46の相対回転により、係合突起65の受け面65aと可倒体61の先端側の円弧状端面とは面接触可能となっている。
また、プレート部材56には、円板部56aの軸方向一端側(出力部材55側)の端面に、出力部材55の出力側係合面63と対向する入力側係合面66が形成されている。入力側係合面66の径方向外側部分には、出力側係合面63の各歯部64に対応させて、軸方向一端側に突出する複数の断面台形状の歯部67が回転方向に等間隔に設けられている。各歯部67の回転方向両側の傾斜面は、軸方向一端側に向かうにつれて各歯部67が先細り形状となるように、その面を軸方向一端側に向けて形成されている。図6に示すように、各歯部67の台形の傾斜面の軸方向に対する傾斜角度は、出力側係合面63の各歯部64の台形の傾斜面と同一の傾斜角度βに設定されており、各歯部64,67の凹凸係合により入力側係合面66と出力側係合面63とは互いに係合可能となっている。
図7に示すように、プレート部材56は、円板部56aの外周部から径方向外側に突出する環状床部56dと、円板部56aの外周部から軸方向一端側に突出する円筒壁部56eとを備えており、プレート部材56の径方向外側には、板ばね部材70がこれら環状円板部56dおよび円筒壁部56eに当接可能に配置されている。
図9(A)、(B)は板ばね部材によるプレート部材への付勢状態を示す説明図である。この板ばね部材70は、プレート部材56の環状床部56dよりも径方向外側に配置される環状の連結板70aと、連結板70aの周方向に等間隔に形成される3つのばね本体70bとを有している。連結板70aには、当該連結板70aとばね本体70bと連結位置に対応して、軸方向に貫通する3つの取付孔が周方向に等間隔に形成されており、この取付孔において板ばね部材70はケース41に固定されている。
ばね本体70bは、プレート部材56に向けて連結部70aから径方向内側に向けて突出され、環状床部56dよりも軸方向一端側かつ円筒壁部56eよりも径方向外側に配置されている。ばね本体70bは、連結部70aから環状床部56dに沿って径方向に延びる付勢手段としての第1の板ばね部71と、当該第1の板ばね部71の径方向内側の端部から円筒壁部56eに沿って軸方向一端側に延びるブレーキ手段としての第2の板ばね部72とが一体に形成された断面略L字形状となっている。
第1の板ばね部71には、プレート部材56の環状床部56dに向けて軸方向他端側に突出する当接部71aが設けられている。図9(B)に示すように、第1の板ばね部71は、プレート部材56の軸方向一端側への移動により連結部70aに連結されたその径方向外側の端部を基点として軸方向一端側へ曲げられると、当接部71aが環状床部56dの軸方向一端側の端面に弾性的に当接し、当該環状床部56d(プレート部材56)に軸方向他端側へ向かう方向の付勢力(弾性力)を付与するようになっている。
一方、第2の板ばね部72には、その回転方向両側の端部から円筒壁部56eに向けて径方向内側に湾曲する当接部72aが設けられている。図9(A)に示すように、第2の板ばね部72は、当接部72aが円筒壁部56eの外周面に弾性的に当接可能に配されており、当該円筒壁部56e(プレート部材56)にその回転を妨げる方向の摩擦力(弾性力)を付与するようになっている。
このプレート部材56は、電動モータ42からウォームホイール46に回転力が付与されると、ウォームホイール46の相対回転により係合突起65が可倒体61を倒伏位置から起立位置へ回動させ、当該可倒体61の回動に伴い軸方向一端側に移動されて係合位置(図6および図10(C)に示す)となり、電動モータ42からウォームホイール46への回転力が遮断されると、プレート部材56を軸方向他端側(ウォームホイール46側)に付勢する第1の板ばね部71により軸方向他端側に移動されて解除位置(図10(A)に示す)となる。
プレート部材56が係合位置のもとでは、可倒体61を介して係合孔58と係合突起65とが係合されてウォームホイール46とプレート部材56との相対回転が規制されるとともに、プレート部材56の入力側係合面66(歯部67)と出力部材55の出力側係合面63(歯部64)とが係合されて、これらウォームホイール46とプレート部材56と出力部材55とが回転方向他端側へ一体に回転可能となる。つまり、クラッチ機構54は動力伝達状態となる。このとき、図9(A)に示すように、板ばね部材70は、第1の板ばね部71がその径方向外側の端部を基点として軸方向一端側へ曲げられるので、第1の板ばね部71からプレート部材56の環状床部56dに軸方向他端側へ付勢する付勢力が付与されるとともに、第1の板ばね部71と一体に設けられた第2の板ばね部72がプレート部材56の円筒壁部56eから離反する方向に移動される。
一方、プレート部材56が解除位置のもとでは、入力側係合面66(歯部67)と出力側係合面63(歯部64)との係合が解除されて、ウォームホイール46と出力部材55とが相対回転自在となり、ウォームホイール46と出力部材55との間の動力伝達が遮断される。つまり、クラッチ機構54は動力伝達遮断状態となる。このとき、図9(B)に示すように、板ばね部材70は、第1の板ばね部71がプレート部材56の環状床部56dから離れるとともに、第2の板ばね部72がプレート部材56円筒壁部56eの外周面に弾性的に当接する。
次に、クラッチ機構54(減速機構43)の動作について説明する。図10(A)〜(C)はクラッチON動作を示す説明図であり、図11(A)〜(C)は元位置動作を示す説明図である。
ドアロック装置20によりスライドドア14が全閉位置に保持された状態で、操作者がスライドドア14の開閉スイッチ等を操作すると、その信号によりドアロック駆動装置40の電動モータ42が駆動されて、プレート部材56が解除位置にあるつまり動力遮断状態のクラッチ機構54のウォームホイール46に回転方向他端側(図8中右側)への回転力が付与される。図10(A)に示すように、プレート部材56が解除位置のもとでは、可倒体61の先端側の円弧状端面と係合突起65の受け面65aとが面接触するまで、プレート部材56がほぼ停止した状態でウォームホイール46は回転方向他端側へ当該プレート部材56に対して相対回転する。
可倒体61の円弧状端面と係合突起65の受け面65aとが面接触すると、ウォームホイール46からプレート部材56に動力伝達が行われる。このとき、プレート部材56には第2の板ばね部72によりプレート部材56の回転方向他端側への回転を妨げる方向(図8中左側方向)の摩擦力が付与されるため、ウォームホイール46はなおもプレート部材56に対して相対回転される。このウォームホイール46の相対回転により、図10(B)に示すように、各可倒体61が係合突起65により倒伏位置から起立位置へ回動されるとともに、当該可倒体の回動に伴ってプレート部材56が第1の板ばね部71の付勢力に抗して可倒体61により軸方向一端側へ押し上げられ、プレート部材56が係合位置となる。
プレート部材56が係合位置のもとでは、図10(C)に示すように、プレート部材56の入力側係合面66(歯部67)と出力部材55の出力側係合面63(歯部64)とが係合するとともに、これら係合面63,66の係合によりプレート部材56の軸方向一端側への移動つまりウォームホイール46とプレート部材56との相対移動が規制されて、ウォームホイール46の係合孔58とプレート部材55の係合突起65とが可倒体61を介して係合した状態となる。これにより、ウォームホイール46とプレート部材56と出力部材55とは一体に回転される。なお、図9(B)に示すように、プレート部材56が係合位置のもとでは、第2の板ばね部72がプレート部材56の円筒壁部56eから離れており、クラッチ機構54の動力伝達時にプレート部材56には第2の板ばね部72から回転を妨げる方向の弾性力を受けないようになっている。
以上のように、このクラッチ機構54は、入力側のウォームホイール46に電動モータ42から回転力が付与された状態のもとで、入力側のウォームホイール46からプレート部材56を介して出力側の出力部材55へ動力伝達する。クラッチ機構54つまり減速機構43が動力伝達状態となると、電動モータ42の回転力が減速機構43を介してセクタギア44に伝達され、当該セクタギア44が解除位置に駆動されてケーブル35が牽引される。そして、ドアロック装置20のリリーサ機構30が作動され、ドアロック装置20によるスライドドア14の全閉位置への保持が解除されることとなる。
一方、ドアロック装置20によるスライドドア14の全閉位置への保持が解除されると、その信号がドアロック駆動装置40に伝達されて電動モータ42が停止される。つまり、図11(A)に示すようにクラッチ機構54のウォームホイール46への回転力が遮断される。これにより、プレート部材56を可倒体61を介して軸方向一端側に押し上げていたウォームホイール46からの伝達力が遮断されるので、図11(B)に示すように、プレート部材56は第1の板ばね部71の付勢力により軸方向他端側へ移動されて解除位置となる。このとき、起立位置における可倒体61は図6に示す倒れ方向に回動されるため、プレート部材56は当該可倒体63aの倒れ方向に沿って、つまり軸方向に対して傾斜角度βだけ傾斜した進行方向に沿って軸方向他端側へ移動される。したがって、プレート部材56は出力部材55の歯部64に干渉することなく、円滑に軸方向他端側へ移動されることとなる。
以上のように、このクラッチ機構54は、入力側のウォームホイール46への電動モータ42からの回転力の付与が遮断された状態のもとで、入力側のウォームホイール46と出力側の出力部材55との間の動力伝達が遮断する。クラッチ機構54つまり減速機構43が動力伝達遮断状態となると、ドアロック駆動装置40によるケーブル35の牽引力が遮断されるので、リリーサ機構30の円板部材31に設けられたリターンスプリングによりリリーサ機構30は元位置動作される。また、このリターンスプリングのばね力がケーブル35を介してドアロック駆動装置40のセクタギア44に伝達され、セクタギア44が解除位置から初期位置に元位置動作される。これに伴って、図9(C)に示すように、セクタギア44と噛み合うクラッチ機構54の出力部材55が回転方向一端側に回転されることとなるが、クラッチ機構44が動力伝達遮断状態となっているため、その回転が電動モータ42に伝達されないことはない。つまり、ドアロック駆動装置40の元位置動作時に電動モータ42が反転されるとはなく、電動モータ42の戻り音の発生を防止することができる。
このように、傾斜面58a(係止面)を備える係合孔58が形成された入力側のウォームホイール46と、係合孔58に起立位置と倒伏位置との間で回動自在に配される可倒体61と、出力側係合面63が形成された出力側の出力部材55と、軸方向においてこれらウォームホイール46と出力部材55との間に配置されて、ウォームホイール46の相対回転により可倒体61を起立位置から倒伏位置へ回動させる係合突起65が軸方向他端側(ウォームホイール46側)に向けて突出して形成されるとともに、出力側係合面63に係合可能な出力側係合面61が形成されたプレート部材56とによりクラッチ機構54を構成するようにしたので、入力側に回転力が付与された状態のもとでは動力伝達状態となり、入力側への回転力の付与が遮断された状態のもとでは動力伝達遮断状態となるクラッチ機構54を簡単な構造とすることができる。したがって、クラッチ機構54の組立が容易となるとともに部品数の低減によりコストを抑えることができる。また、このクラッチ機構54をドアロック駆動装置40の減速機構34に設けるようにしたので、ドアロック駆動装置40の元位置動作時に電動モータ42が反転されることがなく、電動モータ42の戻り音の発生を防止することができる。
さらに、入力側係合面66と出力側係合面63とに互いに凹凸係合する複数の断面台形状の歯部64,67を設け、起立位置における可倒体61の倒れ方向の軸方向に対する傾斜角度αと、各歯部64の台形の傾斜面の軸方向に対する傾斜角度βとの関係をα<βに設定したので、プレート部材56を係合位置から解除位置へ移動させる際に、プレート部材56が軸方向に対して傾斜角度αだけ傾斜した進行方向に沿って軸方向他端側へ移動され、プレート部材56が出力部材55の各歯部64と干渉することなく、プレート部材56を円滑に軸方向他端側へ移動させることができる。
さらに、付勢手段としての第1の板ばね部71とブレーキ手段としての第2の板ばね部72とを一体に形成したので、付勢手段とブレーキ手段とを構成する部品点数を削減可能であるとともに、プレート部材56が係合位置のもとでは、第1の板ばね部71の曲げにより第2の板ばね部72がプレート部材56から離反するようにしたので、クラッチ機構54の動力伝達状態において、第2の板ばね部72によりプレート部材56に当該プレート部材56の回転を妨げる方向の弾性力が付与されることがなく、動力伝達効率を向上させることができる。
次に、クラッチ機構54の変形例を説明する。図12は減速機構(クラッチ機構)の変形例を示す側面図であり、図13は図12に示す減速機構(クラッチ機構)の分解斜視図である。
このクラッチ機構54には、回転方向他端側に傾斜面(係止面)75aを備える反転用の係合孔75が、正転用の係合孔58と対をなしてウォームホイール46に形成されており、クラッチ機構54はウォームホイール46に回転方向他端側(正転側)または回転方向一端側(反転側)の回転力が付与されると動力伝達状態となり、ウォームホイール46への回転力を遮断されると動力伝達遮断状態となる。
図13に示すように、ウォームホイール46の軸方向一端側の端面には、ギア部46aと中心孔46bとの径方向中間部に位置して、回転方向(周方向)に延びる正転用と反転用との3対(計6つ)の係合孔58,75がそれぞれ回転方向に等間隔に形成されている。対をなす係合孔58,75は回転方向に所定の間隔(当該間隔内にプレート部材56の係合突起65が突出される)をあけて配置されて、係合孔58,75は当該間隔を挟んで相互に対称な形状となっている。つまり、反転用の係合孔75の回転方向他端側に隣接して設けられる突出部76は、回転方向一端側に傾斜した状態で軸方向一端側に突出しており、係合孔75は、その回転方向他端側の端面つまり突起部76の回転方向一端側の端面により形成される係止面としての傾斜面75aと、その回転方向一端側の端面に形成される傾斜面75bとを備えている。
この係合孔75に配される反転用の可倒体77は、正転用の可倒体61と同様に、傾斜面75aに当接する起立位置と傾斜面75bに当接する倒伏位置との間で回動自在となっている。一対の係合孔58,75に配された一対の可倒体61,77は、相互に接近する方向つまり回転方向内向きに傾斜して配置されており、可倒体61,77が倒伏位置から起立位置へ回動されると、その先端部が相互に離反する方向に移動されることとなる。
プレート部材56の係合突起65は、これら一対の係合孔58,75(可倒体61,77)の相互間に突出しており、その基端部の回転方向両側にはそれぞれ可倒体61,77の先端側の円弧状端面に面接触可能な受け面65aが形成されている。これにより、ウォームホイール46が回転方向他端側(正転側)に相対回転すると、可倒体61を介して係合孔58と係合突起65とが係合されて、クラッチ機構54は正転側に動力伝達状態となる。一方、ウォームホイール46が回転方向一端側(反転側)に相対回転すると、可倒体77を介して係合孔75と係合突起65とか係合されて、クラッチ機構54は反転側に動力伝達状態となる。
このように、回転方向他端側に傾斜面(係止面)75aを備える反転用の係合孔75を正転用の係合孔58と対をなしてウォームホイール46に形成し、これら一対の係合孔58,75の相互間に突出されたプレート部材56の係合突起65により、一対の係合孔58,75に挿入された一対の可倒体61,77のいずれか一方が相互に離反する方向へ回動されるようにしたので、ウォームホイール46に回転方向他端側(正転側)または回転方向一端側(反転側)の回転力が付与されると動力伝達状態となり、ウォームホイール46への回転力を遮断されると動力伝達遮断状態となるクラッチ機構54とすることができる。したがって、ドアロック駆動装置40のような一方向の動力伝達のみを必要とする駆動ユニット以外に、両方向の動力伝達が必要な駆動ユニットにも適用可能となる。
また、図6に示すクラッチ機構54は、入力側係合面66と出力側係合面63に歯部64,67が設けられており、当該歯部64,67の噛み合いにより係合面63,66とが係合されるのに対し、図12および図13に示すこのクラッチ機構54の入力側係合面66と出力側係合面63には歯部64,67が設けられておらず、当該係合面63,66の摩擦接触により係合するようになっている。つまり、この場合、歯部64の傾斜角度βは90°となり、それぞれの傾斜角度の関係はα<90°に設定される。
このように、入力側係合面と出力側係合面とを互いに摩擦係合する平滑状の摩擦面とし、起立位置における可倒体の倒れ方向の軸方向に対する傾斜角度αをα<90°に設定したので、プレート部材を係合位置から解除位置へ移動させる際に、プレート部材が軸方向に対して傾斜角度αだけ傾斜した進行方向に沿って軸方向他端側へ移動され、プレート部材が出力部材の摩擦面と干渉することなく、プレート部材を円滑に軸方向他端側へ移動させることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施においては、ドアロック装置20およびドアロック駆動装置40をスライドドア14側に配置し、ストライカ27を車体12側に配置するようにしたが、ドアロック装置20およびドアロック駆動装置40を車体12側に配置し、ストライカ27をスライドドア14側に配置するようにしてもよい。
また、前記実施の形態においては、スライドドア14を全閉位置に保持するためのドアロック装置20に本発明のドアロック駆動装置40を連結するようにしたが、例えば、スライドドア14を全開位置に保持するための図示しないドアロック装置に本発明のドアロック駆動装置40を連結するようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、スライドドア14の全閉位置への保持を自動で解除するためのリリーサ機構30(ドアロック装置20)に本発明のドアロック駆動装置40を適用したものを示したが、スライドドア14を全閉位置に引き込むためのクローザ機構に適用することもできる。
さらに、本発明のドアロック駆動装置40の構造としては、少なくともクラッチ機構54を備える減速機構43を有していればよく、その他の構造は種々変更可能である。例えば、出力ギア47とセクタギア44との間にスパーギアを介在するようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態のおいては、ウォームホイール46に3つの係合孔58(および係合孔75)を形成するとともに、プレート部材56に3つの係合突起65を設けるようにしたが、係合孔58(および係合孔75)と係合突起65との数は任意に設定可能である。
さらに、前記実施の形態においては、ドアロック駆動装置40に本発明のクラッチ機構54を設けるようにしたが、クラッチ機構54を他の駆動ユニットに設けるようにしてもよい。
スライドドアを備えた車両を示す側面図である。 スライドドアの取り付け構造を示す平面図である。 ドアロック装置の取り付け状態を示す概略図である。 ドアロック装置の詳細を示す正面図である。 ドアロック駆動装置の内部構造を示す概略図である。 減速機構(クラッチ機構)の側面図である。 減速機構(クラッチ機構)の分解斜視図である。 (A)、(B)は可倒体の動作を示す説明図である。 (A)、(B)は板ばね部材によるプレート部材への付勢状態を示す説明図である。 (A)〜(C)はクラッチON動作を示す説明図である。 (A)〜(C)は元位置動作を示す説明図である。 減速機構(クラッチ機構)の変形例を示す側面図である。 図12に示す減速機構(クラッチ機構)の分解斜視図である。
符号の説明
11 車両
12 車体
13 開口部
14 スライドドア
15 ガイドレール
15a 直線部
15b 引き込み部
16 ローラユニット
17 スライドドア開閉装置
20 ドアロック装置
21 ベースブラケット
22 ラッチ
22a ラッチ溝
23 ラチェット
23a 係止爪
23b レバー部
24 ストライカ案内部
25 ラッチ軸
26 ラチェット軸
27 ストライカ
30 リリーサ機構
31 円板部材
31a 溝部
32 スプリング
33 ストッパ
34 リリーサ軸
35 ケーブル
36 ピン部材
40 ドアロック駆動装置
41 ケース
42 電動モータ
43 減速機構
44 セクタギア
45 回転軸
45a ウォーム
46 ウォームホイール(入力ホイール)
46a ギア部
46b 中心孔
47 出力ギア
48 支軸
49 レバー
50 ピン部材
51 アウターチューブ
54 クラッチ機構
55 出力部材
55a 貫通孔
56 プレート部材
56a 円板部
56b 円筒部
56c 貫通孔
56d 環状床部
56e 円筒壁部
57 支軸
58 (正転用の)係合孔
58a 傾斜面(係止面)
58b 傾斜面
59 突出部
61 (正転用の)可倒体
63 出力側係合面
64 歯部
65 係合突起
65a 受け面
66 入力側係合面
67 歯部
70 板ばね部材
70a 連結板
70b ばね本体
71 第1の板ばね部(付勢手段)
71a 当接部
72 第2の板ばね部(ブレーキ手段)
72a 当接部
75 (反転用の)係合孔
75a 傾斜面(係止面)
75b 傾斜面
76 突起部
77 (反転用の)可倒体
γ1,γ2 傾斜面の軸方向に対する傾斜角度
α 可倒体の起立位置における倒れ方向の軸方向に対する傾斜角度α
β 歯部の台形の傾斜面の軸方向に対する傾斜角度

Claims (7)

  1. 入力側に回転力が付与された状態のもとでは前記入力側から出力側に動力伝達し、前記入力側への回転力が遮断された状態のもとでは前記入力側と前記出力側との間の動力伝達を遮断するクラッチ機構であって、
    前記入力側に設けられ、回転方向一端側に係止面を備える正転用の係合孔が形成された入力ホイールと、
    前記係合孔に配され、前記係止面に当接する起立位置と、先端部が前記起立位置における当該先端部よりも軸方向他端側に位置される倒伏位置とに回動自在な可倒体と、
    前記入力ホイールの相対回転により前記可倒体を前記倒伏位置から前記起立位置へ回動させる係合突起が軸方向他端側に突出して形成され、当該係合突起による前記可倒体の回動に伴って軸方向一端側に移動された係合位置と、付勢手段により付勢されて軸方向他端側に移動された解除位置との間で移動自在なプレート部材と、
    前記出力側に設けられ、前記プレート部材が前記係合位置のもとでは当該プレート部材に形成された入力側係合面に係合されるとともに、前記プレート部材が前記解除位置のもとでは前記入力側係合面との係合が解除される出力側係合面が形成された出力部材と、
    前記プレート部材に弾性的に当接し、前記解除位置のもとで前記プレート部材が前記入力ホイールと一体に回転するのを抑制するブレーキ手段とを有することを特徴とするクラッチ機構。
  2. 請求項1記載のクラッチ機構において、前記入力側係合面と前記出力側係合面とには互いに凹凸係合する複数の台形状の歯部が設けられ、前記起立位置における前記可倒体の倒れ方向の軸方向に対する傾斜角度をα、前記各歯部の台形の傾斜面の軸方向に対する傾斜角度をβとしたとき、α<βとなるように設定されていることを特徴とするクラッチ機構。
  3. 請求項1記載のクラッチ機構において、前記入力側係合面と前記出力側係合面とは互いに摩擦係合する平滑上の摩擦面とされ、前記起立位置における前記可倒体の倒れ方向の軸方向に対する傾斜角度をαとしたとき、α<90°となるように設定されていることを特徴とするクラッチ機構。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のクラッチ機構において、前記付勢手段は、前記入力ホイールの停止時に、常に前記可倒体を前記倒伏位置へ回動可能な付勢力を前記プレート部材に加えるように設定されていることを特徴とするクラッチ機構。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のクラッチ機構において、前記入力ホイールの回転方向他端側には、前記正転用の係合孔と対となるように、係止面を備える反転用の係合孔が形成され、前記プレート部材に形成された前記係合突起は当該一対の係合孔の間に突出され、前記一対の係合孔に挿入された一対の前記可倒体は互いに離反する方向へ回動されることを特徴とするクラッチ機構。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のクラッチ機構において、前記付勢手段は前記プレート部材の軸方向他端側に弾性的に当接可能な第1の板ばね部からなり、前記ブレーキ手段は当該第1の板ばね部と一体に形成されて前記プレート部材の外周側に弾性的に当接可能な第2の板ばね部からなり、前記プレート部材が前記係合位置のもとでは、前記第1の板ばね部の曲げにより前記第2の板ばね部が前記プレート部材から離反することを特徴とするクラッチ機構。
  7. 電動モータと、
    入力側に付与された前記電動モータの顔点力を出力側からドアロック装置へ減速して伝達する減速機構と、
    前記減速機構に設けられ、前記入力側に回転力が付与された状態のもとでは前記入力側から前記出力側に動力伝達し、前記入力側に回転力が遮断された状態のもとでは前記入力側と前記出力側との間の動力伝達を遮断するクラッチ機構とを有し、
    前記ドアロック装置を作動させるドアロック駆動装置であって、
    前記クラッチ機構は、
    前記入力側に設けられ、回転方向一端側に係止面を備える正転用の係合孔が形成された入力ホイールと、
    前記係合孔に配され、前記係止面に当接される起立位置と、先端部が前記起立位置における当該先端部よりも軸方向他端側に位置される倒伏位置とに前記基端部を中心として回動自在な可倒体と、
    前記入力ホイールの相対回転により前記可倒体を前記倒伏位置から前記起立位置へ回動させる係合突起が軸方向他端側に突出して形成され、当該係合突起による前記可倒体の回動に伴って軸方向一端側に移動された係合位置と、付勢手段により付勢されて軸方向他端側に移動された解除位置との間で移動自在なプレート部材と、
    前記出力側に設けられ、前記プレート部材が前記係合位置のもとでは当該プレート部材に形成された入力側係合面に係合されるとともに、前記プレート部材が前記解除位置のもとでは前記入力側係合面との係合が解除される出力側係合面が形成された出力部材と、
    前記プレート部材に摺接し、前記解除位置のもとで前記プレート部材が前記入力ホイールと一体に回転するのを抑制するブレーキ手段とを有することを特徴とするドアロック駆動装置。
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CN110541647A (zh) * 2018-05-29 2019-12-06 比亚迪股份有限公司 塞拉门、塞拉门的控制***、车辆及塞拉门的控制方法

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