JP2010090513A - 花粉付着防止シート - Google Patents

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Abstract

【課題】屋外に干す洗濯物を覆うことにより、洗濯物への花粉の付着や屋内への花粉の持ち込みを防止することが可能であり、かつソフトな風合いを呈する花粉付着防止シートを提供する。
【解決手段】そのカバーファクター(CF)が1400以上の高密度織物からなる花粉付着防止シートであって、前記の高密度織物に制電性ポリエステル繊維が含まれていることを特徴とする花粉付着防止シート。
【選択図】なし

Description

本発明は、屋外に干す洗濯物を覆うことにより、洗濯物への花粉の付着や屋内への花粉の持ち込みを防止することが可能な、花粉付着防止シートに関するものである。
今日、わが国では花粉症患者が急増している。その原因はまだ十分には解明されていないが、戦後の拡大造林で植えられたスギやヒノキなどの花粉が空気中に飛散し、それを吸い込むために起こる病気であると一般に言われている。そして、花粉が鼻から吸い込まれたり、目に付着することにより、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、目のかゆみなどの症状があらわれる。
従来、花粉が飛散する時期になると、花粉症患者はマスクやゴーグルを着用して鼻や目に花粉が付着することを抑えたり、さらには外出を控えるなどの対策を講じてきた(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、花粉飛散時期に洗濯物を屋外に干すと、洗濯物に花粉が付着するため、洗濯物を屋内に取り入れる際、花粉も同時に屋内に持ち込まれ、飛散するという問題があった。このため、粘着性樹脂を付着させたシートで洗濯物を覆う方法や、かかるシートの表面を平滑する、シートを高密度織物で構成する、シートに制電加工を施すことにより静電気で花粉が付着するのを防止する、など各種の対策がとられている(例えば、特許文献3、特許文献4、特許文献5参照)。
しかしながら、これらの方法では屋内への花粉の持ち込みを防止すること十分でなかったり、シートが硬いため取扱い性が悪いという問題があった。
特開平9−192247号公報 特開平6−158494号公報 特開2003−227070号公報 特開2003−213541号公報 特開2004−332122号公報
本発明は上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、屋外に干す洗濯物を覆うことにより、洗濯物への花粉の付着や屋内への花粉の持ち込みを防止することが可能であり、かつソフトな風合いを呈する花粉付着防止シートを提供することにある。
本発明者らは上記課題を達成するため鋭意検討した結果、花粉付着防止シートに制電性ポリエステル繊維を含ませることにより、所望の花粉付着防止シートが得られることを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば「そのカバーファクター(CF)が1400以上の高密度織物からなる花粉付着防止シートであって、前記の高密度織物に制電性ポリエステル繊維が含まれていることを特徴とする花粉付着防止シート。」が提供される。
ただし、カバーファクター(CF)は下記式により算出される。
CF=(DWp/1.1)1/2×MWp+(DWf/1.1)1/2×MWf
[DWpは経糸総繊度(dtex)、MWpは経糸織密度(本/2.54cm)、DWfは緯糸総繊度(dtex)、MWfは緯糸織密度(本/2.54cm)である。]
その際、前記の制電性ポリエステル繊維が、芳香族ポリエステル100重量部に対して(a)ポリオキシアルキレン系ポリエーテル0.2〜30重量部および(b)有機イオン性化合物0.05〜10重量部を含有してなる制電性ポリエステルを含むことが好ましい。また、前記の制電性ポリエステル繊維が、前記制電性ポリエステルが芯部に配された芯鞘型複合繊維であることが好ましい。また、前記の制電性ポリエステル繊維が仮撚捲縮加工糸であることが好ましい。また、他の繊維として、赤外線吸収剤が繊維中に練りこまれた赤外線吸収性繊維が含まれることが好ましい。その際、前記の赤外線吸収剤が、黒色の着色剤、セラミックス系微粒子赤外線吸収剤、および金属酸化物系微粒子赤外線吸収剤からなる群より選択されるいずれかであることが好ましい。また、前記の高密度織物を構成する繊維の単糸繊度が4.0dtex以下であることが好ましい。また、花粉付着防止シートにカレンダー加工が施されていることが好ましい。また、花粉付着防止シートが洗濯物用または衣料用であることが好ましい。
本発明によれば、屋外に干す洗濯物を覆うことにより、洗濯物への花粉の付着や屋内への花粉の持ち込みを防止することが可能であり、かつソフトな風合いを呈する花粉付着防止シートが得られる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明の花粉付着防止シートは、そのカバーファクター(CF)が1400以上(好ましくは1800〜4000、特に好ましくは1900〜2200)の高密度織物からなる。カバーファクター(CF)は下記式で表されるものであり、該CFが1400よりも小さいと、花粉付着防止シートで洗濯物やふとんなど(以下、被覆物ということもある。)を覆った際、織物の経糸と緯糸とで形成される空隙を花粉が通過して、被覆物に付着し易くなるため好ましくない。花粉の直径は種類によって異なるが、花粉症の代表原因と言われるスギ花粉は、その直径が20〜30μmと非常に小さいため、前記CFが大きいほど被覆物への花粉付着をより効果的に防止することができる。ただし、該CFが4000よりも大きいと花粉付着防止シートの風合いが硬くなり取扱い性が低下する恐れがある。なお、2種以上の繊維が織物に含まれる場合は、それぞれの繊維についてカバーファクターを求め足しあわせる。
CF=(DWp/1.1)1/2×MWp+(DWf/1.1)1/2×MWf
[DWpは経糸総繊度(dtex)、MWpは経糸織密度(本/2.54cm)、DWfは緯糸総繊度(dtex)、MWfは緯糸織密度(本/2.54cm)である。]
また、前記の高密度織物には、制電性ポリエステル繊維が含まれていることが肝要である。制電性ポリエステル繊維が含まれていない場合には、花粉付着防止シートに発生する静電気により花粉が付着し、該花粉が洗濯物に付着したり、屋内に持ち込まれたりするため好ましくない。
前記制電性ポリエステル繊維としては特に限定されないが、耐久性の点で、芳香族ポリエステル100重量部に対して(a)ポリオキシアルキレン系ポリエーテル0.2〜30重量部および(b)有機イオン性化合物0.05〜10重量部を含有してなる制電性ポリエステルを含むものが好ましい。
ここで、前記芳香族ポリエステルとしては、二官能性芳香族カルボン酸またはそのエステル形成性誘導体とジオールまたはそのエステル形成性誘導体との反応により得られる重合体を対象とする。
ここでいう二官能性芳香族カルボン酸としてはテレフタル酸、イソフタル酸、オルトフタル酸、1,5―ナフタレンジカルボン酸、2,5―ナフタレンジカルボン酸、2,6―ナフタレンジカルボン酸、4,4′―ビフェニルジカルボン酸、3,3′―ビフェニルジカルボン酸、4,4′―ビフェニルエーテルジカルボン酸、4,4′―ビフェニルメタンジカルボン酸、4,4′―ビフェニルスルホンジカルボン酸、4,4′―ビフェニルイソプロピリデンジカルボン酸、1,2―ビス(フェノキシ)エタン―4,4′―ジカルボン酸、2,5―アントラセンジカルボン酸、2,6―アントラセンジカルボン酸、4,4′―p―フェニレンジカルボン酸、2,5―ピリジンジカルボン酸、β―ヒドロキシエトキシ安息香酸、p―オキシ安息香酸等をあげることができ、特にテレフタル酸が好ましい。
これらの二官能性芳香族カルボン酸は2種以上併用してもよい。なお、少量であればこれらの二官能性芳香族カルボン酸とともにアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸の如き二官能性脂肪族カルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸の如き二官能性脂環族カルボン酸、5―ナトリウムスルホイソフタル酸等を1種または2種以上併用することができる。
また、ジオール化合物としてはエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ネオペンチルグリコール、2―メチル―1,3―プロパンジオール、ジエチレングリコール、トリメチレングリコールの如き脂肪族ジオール、1,4―シクロヘキサンジメタノールの如き脂環族ジオール等およびそれらの混合物等を好ましくあげることができる。また、少量であればこれらのジオール化合物と共に両末端または片末端が未封鎖のポリオキシアルキレングリコールを共重合することができる。
さらに、ポリエステルが実質的に線状である範囲でトリメリット酸、ピロメリット酸の如きポリカルボン酸、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールの如きポリオールを使用することができる。
具体的な好ましい芳香族ポリエステルとしてはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキシレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリエチレン―1,2―ビス(フェノキシ)エタン―4,4′―ジカルボキシレート等のほか、ポリエチレンイソフタレート・テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート・イソフタレート、ポリブチレンテレフタレート・デカンジカルボキシレート等のような共重合ポリエステルをあげることができる。なかでも機械的性質、成形性等のバランスのとれたポリエチレンテレフタレートおよびポリブチレンテレフタレートが特に好ましい。
かかる芳香族ポリエステルは任意の方法によって合成される。例えばポリエチレンテレフタレートついて説明すれば、テレフタル酸とエチレングリコールとを直接エステル化反応させるか、テレフタル酸ジメチルの如きテレフタル酸の低級アルキルエステルとエチレングリコールとをエステル交換反応させるかまたはテレフタル酸とエチレンオキサイドとを反応させるかして、テレフタル酸のグリコールエステルおよび/またはその低重合体を生成させる第1段反応、次いでその生成物を減圧下加熱して所望の重合度になるまで重縮合反応させる第2段の反応とによって容易に製造される。
次に、(a)ポリオキシアルキレン系ポリエーテルとしては、ポリエステルに実質的に不溶性のものであれば、単一のオキシアルキレン単位からなるポリオキシアルキレングリコールであっても、二種以上のオキシアルキレン単位からなる共重合ポリオキシアルキレングリコールであってもよい。かかるポリオキシアルキレン系ポリエーテルの具体例としては、分子量が4000以上のポリオキシエチレングリコール、分子量が1000以上のポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール、分子量が2000以上のエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド共重合体、分子量4000以上のトリメチロールプロパンエチレンオキサイド付加物、分子量3000以上のノニルフェノールエチレンオキサイド付加物、並びにこれらの末端OH基に炭素数が6以上の置換エチレンオキサイドが付加した化合物があげられ、なかでも分子量が10000〜100000のポリオキシエチレングコール、及び分子量が5000〜16000の、ポリオキシエチレングリコールの両末端に炭素数が8〜40のアルキル基置換エチレンオキサイドが付加した化合物が好ましい。
かかるポリオキシアルキレン系ポリエーテル化合物の配合量は、前記芳香族ポリエステル100重量部に対して0.2〜30重量部の範囲であることが好ましい。0.2重量部より少ないときは親水性が不足して充分な制電性を呈することができないおそれがある。一方30重量部より多くしても最早制電性の向上効果は認められず、かえって得られる組成物の機械的性質を損うようになる上、該ポリエーテルがブリードアウトし易くなるため溶融成形時チップのルーダーへのかみこみ性が低下して、成形安定性も悪化するようになるおそれがある。
次に、(b)有機イオン性化合物としては、例えば下記一般式(I)、(II)で示されるスルホン酸金属塩及びスルホン酸第4級ホスホニウム塩を好ましいものとしてあげることができる。
RSOM (I)
式中、Rは炭素原子数3〜30のアルキル基又は炭素原子数7〜40のアリール基、Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属を示す。上記式(I)においてRがアルキル基のときはアルキル基は直鎖状であっても又は分岐した側鎖を有していてもよい。MはNa、K、Li等のアルカリ金属又はMg、Ca等のアルカリ土類金属であり、なかでもLi、Na、Kが好ましい。かかるスルホン酸金属塩は1種のみを単独で用いても2種以上を混合して使用してもよい。好ましい具体例としてはステアリルスルホン酸ナトリウム、オクチルスルホン酸ナトリウム、ドデシルスルホン酸ナトリウム、炭素原子数の平均が14であるアルキルスルホン酸ナトリウム混合物、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム混合物、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ハード型、ソフト型)、ドデシルベンゼンスルホン酸リチウム(ハード型、ソフト型)、ドデシルベンゼンスルホン酸マグネシウム(ハード型、ソフト型)等をあげることができる。
RSOPR (II)
式中、Rは上記式(I)におけるRの定義と同じであり、R1 、R2 、R3 及びR4 はアルキル基又はアリール基でなかでも低級アルキル基、フェニル基又はベンジル基が好ましい。かかるスルホン酸第4級ホスホニウム塩は1種のみを単独で用いても2種以上を混合して使用してもよい。好ましい具体例としては炭素原子数の平均が14であるアルキルスルホン酸テトラブチルホスホニウム、炭素原子数の平均が14であるアルキルスルホン酸テトラフェニルホスホニウム、炭素原子数の平均が14であるアルキルスルホン酸ブチルトリフェニルホスホニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸テトラブチルホスホニウム(ハード型、ソフト型)、ドデシルベンゼンスルホン酸テトラフェニルホスホニウム(ハード型、ソフト型)、ドデシルベンゼンスルホン酸ベンジルトリフェニルホスホニウム(ハード型、ソフト型)等をあげることができる。
かかる有機のイオン性化合物は1種でも、2種以上併用してもよく、その配合量は、芳香族ポリエステル100重量部に対して0.05〜10重量部の範囲が好ましい。0.05重量部未満では制電性向上の効果が小さく、10重量部を越えると組成物の機械的性質を損なうようになる上、該イオン性化合物もブリードアウトし易くなるため、溶融成形時のチップのルーダーかみこみ性が低下して、成形安定性も悪化するようになる。
前記制電性ポリエステル繊維は、前記のような制電性ポリエステル単独からなる繊維、または前記のような制電性ポリエステルを芯部に配し、鞘部にポリエチレンテレフタレートなどの通常のポリエステルを配した芯鞘型複合繊維が好ましい。前記のような制電性ポリエステルを鞘部に配した芯鞘型複合繊維、サイドバイサイド型複合繊維の少なくともどちらか一方に配したサイドバイサイド型複合繊維でもよい。
前記制電性ポリエステル繊維の繊維形態としては、長繊維(マルチフィラメント)、短繊維、これらの複合糸条、さらには、仮撚捲縮加工糸、空気加工糸、紡績糸、撚糸等が例示される。なかでも、花粉の捕捉性を高めかつシートの風合いをソフトにする上で仮撚捲縮加工糸が好ましい。
また、前記制電性ポリエステル繊維において、総繊度、単糸繊度としては特に限定されないが、花粉の捕捉性の点で、各々33〜330dtex(より好ましくは40〜100dtex)、4.0dtex以下(より好ましくは0.4〜1.5dtex)であることが好ましい。特に単糸繊度が4.0dtexよりも大きいと単糸繊維間を花粉が通過し易くなる恐れがある。
本発明の花粉付着防止シートにおいて、前記制電性ポリエステル繊維がシート重量に対して25重量%以上含まれていることが好ましい。また、他の繊維として、赤外線吸収剤が繊維中に練りこまれた赤外線吸収性繊維が含まれると、湿った洗濯物をすばやく乾燥させることが可能となり好ましい。その際、赤外線吸収性繊維がシート重量に対して25重量%以上含まれることが好ましい。
ここで、前記赤外線吸収性繊維に含まれる赤外線吸収剤の含有量が、高密度織物の重量対比0.5〜10重量%の範囲内であることが好ましい。また、前記の赤外線吸収剤としては、黒色の着色剤、セラミックス系微粒子赤外線吸収剤、および金属酸化物系微粒子赤外線吸収剤からなる群より選択されるいずれかであることが好ましい。
本発明の花粉付着防止シートにおいて、さらに他の繊維が含まれていてもよく、かかる他の繊維としては、綿、麻、絹等の天然繊維、レーヨンなどの再生繊維、アセテートなどの半合成繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリ乳酸などに代表されるポリエステル繊維、ポリエーテルエステル繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維、アラミド繊維などの合成繊維などが例示される。
本発明の花粉付着防止シートにおいて、制電性ポリエステル繊維以外の他の繊維が含まれる場合、ソフトな風合いを得る上で、かかる他の繊維の単糸繊度も4.0dtex以下であることが好ましい。
高密度織物の組織については特に限定されず平組織、綾組織、朱子組織、およびこれらの変化組織などが用いられる。なかでも、織物を構成する糸条の拘束性が高いほど繊維間からの花粉の侵入を防ぎ易いため平組織が最も好ましい。
本発明の花粉付着防止シートは、例えば、前記のような制電性ポリエステルを通常の溶融紡糸方法で紡糸したのち、かかる糸条を用いて前記のカバーファクターを有する高密度織物を製織することにより得ることができる。
かくして得られた花粉付着防止シートに、カレンダー加工を施すことにより、単繊維間の間隔や経糸と緯糸とで形成される空隙がさらに小さくなるため、花粉がシートを通過し難くなり、被覆物への花粉付着をより効果的に防止することができる。その際、カレンダー加工の条件としては、温度160〜200℃、圧力350〜400N/cm程度が適当である。
本発明の花粉付着防止シートは高密度織物で構成されているので、花粉がシートを通過するのを防止することができる。また同時に、本発明の花粉付着防止シートには制電性ポリエステル繊維が含まれるので、花粉付着防止シートに静電気が発生しにくく、静電気による花粉の付着を防止することが可能となり、その結果、花粉が洗濯物に付着したり屋内に持ち込まれるおそれがない。
なお、本発明の花粉付着防止シートには、染色加工、起毛加工、撥水加工、吸湿吸水加工、制電加工、抗菌防臭加工、防炎加工、難燃加工、マイナスイオン発生加工など公知の加工が適宜付加されていてもさしつかえない。
本発明の花粉付着防止シートは洗濯物用として特に好適に使用されるが、花粉付着防止性能に優れ、かつソフトな風合いを呈するので衣料用(衣料材料用)としても好適に用いられる。
(1)速乾性評価
綿65%/ポリエステル35%からなる男性用ワイシャツ1枚を洗濯し脱水後、横60cm縦100cmの袋状に縫製した試料にて覆い、室温20℃、相対湿度65%の人工気象室にて人工太陽の下に設置し、15分毎のワイシャツの重量変化を測定し、乾燥状態の重量に戻るまでの時間を算出した。
(2)風合い
熟練者3名が官能評価により、「ソフトな風合い」「普通」「硬い風合い」の3段階に評価した。
(3)制電性
JIS‐L‐1094帯電性試験方法B法(摩擦帯電圧測定法)に準拠して測定した。
(4)カバーファクター
カバーファクター(CF)を下記式により算出した。
CF=(DWp/1.1)1/2×MWp+(DWf/1.1)1/2×MWf
[DWpは経糸総繊度(dtex)、MWpは経糸織密度(本/2.54cm)、DWfは緯糸総繊度(dtex)、MWfは緯糸織密度(本/2.54cm)である。]
[実施例1]
テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコール60部、酢酸カルシウム1水塩0.06部(テレフタル酸ジメチルに対して0.066モル%)及び整色剤として酢酸コバルト4水塩0.013部(テレフタル酸ジメチルに対して0.01モル%)をエステル交換反応缶に仕込み、この反応物を窒素ガス雰囲気下で4時間かけて140℃から220℃まで昇温し、反応缶中に生成するメタノールを系外に留去しながらエステル交換反応させた。エステル交換反応終了後、反応混合物に安定剤としてリン酸トリメチル0.058部(テレフタル酸ジメチルに対して0.080モル%)及び消泡剤としてジメチルポリシロキサンを0.024部加えた。
次に、10分後に、反応混合物に三酸化アンチモン0.041部(テレフタル酸ジメチルに対して0.027モル%)を添加し、同時に過剰のエチレングリコールを留去しながら240℃まで昇温し、その後、反応混合物を重合反応缶に移した。次いで1時間40分かけて760mmHgから1mmHgまで減圧するとともに240℃から280℃まで昇温して重縮合反応せしめて得た反応生成物に、下記化学式
Figure 2010090513
(ただし、jは18〜28の整数で平均21、Pは平均値として100、mは平均値として5である)で表される水不溶性ポリオキシエチレン系ポリエーテル{制電剤(a)}、およびドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム{制電剤(b)}をそれぞれ4重量部、2重量部だけ真空下で添加し、さらに240分間重縮合反応せしめ、次いで酸化防止剤としてチバカイギー社製「イルガノックス」1010(登録商標)0.4部を真空下で添加し、その後さらに30分間重縮合反応を行なった。このように重合反応工程で制電剤を添加して得られたポリマーは、常法にてチップとした。この制電剤含有芳香族ポリエステル組成物(制電性ポリエステル)の固有粘度は0.657、軟化点258℃であった。
このようにして得られたチップを常法により乾燥した。次いで、乾燥チップを溶融紡糸設備に供給して、各々常法で溶融し、スピンブロックを通して、スピンパックに導入した。該スピンパックに組み込まれた円形吐出孔を36個穿設した紡糸口金から吐出させ、通常のクロスフロ−型紡糸筒からの冷却風で冷却・固化し、紡糸油剤を付与しつつ一本の糸条として集束し引き取って、140dtex/36フィラメントのポリエステル未延伸糸を得た。
該ポリエステル未延伸糸を、それぞれ、帝人製機(株)製の延伸仮撚加工機216錘建「HTS−15V」に掛け、延伸仮撚加工の前段及び後段で、それぞれ、孔径1.8mmの圧空吹き出し孔を有するインターレースノズルを通過させつつ60nL/分の流量で加工糸の交絡度が50ケ/mとなるように空気交絡を施し、延伸倍率1.60、第1段ヒーター(非接触タイプ)温度250℃の条件に設定し、3軸フリクションディスクタイプの仮撚具で、走行角43度で、仮撚数×Y1/2 =約26000[ただし、Y=仮撚加工糸総繊度(dtex)]となるような条件で延伸仮撚加工を行い、速度800m/分でチーズ形状に巻き取り、84dtex/36フィラメント(平均単糸繊度2.1dtex)のポリエステル仮撚加工糸を得た。
上述の84dtex/36filの制電性ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメントと、84dtex/72filの黒原着ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント(帝人ファイバー(株)製、黒着色剤を2.5重量%含有)とを用い、経糸密度132本/2.54cm、緯糸密度102本/2.54cmの織密度で平組織の高密度織物を製織した。得られた高密度織物のカバーファクターは2026であった。該高密度織物に含まれる制電性ポリエステルマルチフィラメントと黒原着糸量は織物重量のそれぞれ50%であった。
次いで、該高密度織物を常法の染色加工により白色に染色し花粉付着防止シートとした。得られた花粉付着防止シートはソフトな風合いを有するものであり、また、乾燥時間は約1時間で、摩擦帯電圧は800Vであった。
該花粉付着防止シートで屋外に干す洗濯物を覆ったところ、洗濯物への花粉の付着や屋内への花粉の持ち込みを防止することが可能であった。また、風合いがソフトであるため、取扱い性が良好であった。
また、前記花粉付着防止シートを衣料材料として用いて衣料を縫製し着用したところ、あまり花粉が付着せず、かつソフトな風合いを呈するものであった。
[実施例2]
テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコール60部、酢酸カルシウム1水塩0.06部(テレフタル酸ジメチルに対して0.066モル%)及び整色剤として酢酸コバルト4水塩0.013部(テレフタル酸ジメチルに対して0.01モル%)をエステル交換反応缶に仕込み、この反応物を窒素ガス雰囲気下で4時間かけて140℃から220℃まで昇温し、反応缶中に生成するメタノールを系外に留去しながらエステル交換反応させた。エステル交換反応終了後、反応混合物に安定剤としてリン酸トリメチル0.058部(テレフタル酸ジメチルに対して0.080モル%)及び消泡剤としてジメチルポリシロキサンを0.024部加えた。
次に、10分後に、反応混合物に三酸化アンチモン0.041部(テレフタル酸ジメチルに対して0.027モル%)を添加し、同時に過剰のエチレングリコールを留去しながら240℃まで昇温し、その後、反応混合物を重合反応缶に移した。次いで1時間40分かけて760mmHgから1mmHgまで減圧するとともに240℃から280℃まで昇温して重縮合反応せしめて得た反応生成物に、下記化学式
Figure 2010090513
(ただし、jは18〜28の整数で平均21、Pは平均値として100、mは平均値として5である)で表される水不溶性ポリオキシエチレン系ポリエーテル{制電剤(a)}、およびドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム{制電剤(b)}をそれぞれ4重量部、2重量部だけ真空下で添加し、さらに240分間重縮合反応せしめ、次いで酸化防止剤としてチバカイギー社製「イルガノックス」1010(登録商標)0.4部を真空下で添加し、その後さらに30分間重縮合反応を行なった。このように重合反応工程で制電剤を添加して得られたポリマーは、常法にてチップとした。この制電剤含有芳香族ポリエステル組成物(制電性ポリエステル)の固有粘度は0.657、軟化点258℃であった。
一方、常法により通常のポリエチレンテレフタレートからなるポリマー(固有粘度0.60)を得た。
次いで、乾燥ポリマーを紡糸設備にて各々常法で溶融し、スピンブロックを通して、スピンパックに導入した。該スピンパックに組み込まれた円形吐出孔を72個穿設した紡糸口金から、通常のクロスフロー型紡糸筒からの冷却風で冷却・固化し、紡糸油剤を付与しつつ一つの糸条として集束し、3000m/minの速度で引き取り、複屈折率0.035の140dtex/72フィラメントのポリエステル未延伸糸を得た。
該ポリエステル未延伸糸を、帝人製機製216錘建HTS−15Vに掛け、前段、後段とで、孔径1.8mmの圧空吹き出し孔を有するインターレースノズルを通過させつつ60nL/minの流量で交絡度が50個/mとなるように空気交絡を施し、延伸倍率1.60、第1ヒーター(非接触タイプ)温度250℃の条件に設定し、直径60mm、厚み9mmのウレタンディスクを仮撚ディスクとして、走行角43度で仮撚数×(仮撚糸繊度(dtex))1/2が26000近傍となるように延伸仮撚を行い、速度800m/minでチーズ形状に巻き取り、84dtex/72フィラメント(平均単糸繊度1.17dtex)の制電複合繊維からなる仮撚捲縮加工糸(糸条A、捲縮率15%、強度3.8cN/dtex)を得た。
上述の制電性ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメントと、84dtex/72filの黒原着ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント(帝人ファイバー(株)製、黒着色剤を2.5重量%含有)とを用い、経糸密度132本/2.54cm、緯糸密度102本/2.54cmの織密度で平組織の高密度織物を製織した。得られた高密度織物のカバーファクターは2026であった。該高密度織物に含まれる制電性ポリエステルマルチフィラメントと黒原着糸量は織物重量のそれぞれ50%であった。
次いで、該高密度織物を常法の染色加工により白色に染色し花粉付着防止シートとした。得られた花粉付着防止シートはソフトな風合いを有するものであり、また、乾燥時間は約1時間で、摩擦帯電圧は800Vであった。
該花粉付着防止シートで屋外に干す洗濯物を覆ったところ、洗濯物への花粉の付着や屋内への花粉の持ち込みを防止することが可能であった。また、風合いがソフトであるため、取扱い性が良好であった。
また、前記花粉付着防止シートを衣料材料として用いて衣料を縫製し着用したところ、あまり花粉が付着せず、かつソフトな風合いを呈するものであった。
[比較例1]
実施例1において、制電性ポリエステルのかわりに通常のポリエチレンテレフタレートを用いること以外は実施例1と同様にした。
得られた花粉付着防止シートはソフトな風合いを有するものであり、また、乾燥時間は約1時間で、摩擦帯電圧は4500Vであった。
該花粉付着防止シートで屋外に干す洗濯物を覆ったところ、洗濯物への花粉が付着し、また屋内に花粉が持ち込まれてしまった。

Claims (9)

  1. そのカバーファクター(CF)が1400以上の高密度織物からなる花粉付着防止シートであって、前記の高密度織物に制電性ポリエステル繊維が含まれていることを特徴とする花粉付着防止シート。
    ただし、カバーファクター(CF)は下記式により算出される。
    CF=(DWp/1.1)1/2×MWp+(DWf/1.1)1/2×MWf
    [DWpは経糸総繊度(dtex)、MWpは経糸織密度(本/2.54cm)、DWfは緯糸総繊度(dtex)、MWfは緯糸織密度(本/2.54cm)である。]
  2. 前記の制電性ポリエステル繊維が、芳香族ポリエステル100重量部に対して(a)ポリオキシアルキレン系ポリエーテル0.2〜30重量部および(b)有機イオン性化合物0.05〜10重量部を含有してなる制電性ポリエステルを含む、請求項1に記載の花粉付着防止シート。
  3. 前記の制電性ポリエステル繊維が、前記制電性ポリエステルが芯部に配された芯鞘型複合繊維である、請求項2に記載の花粉付着防止シート。
  4. 前記の制電性ポリエステル繊維が仮撚捲縮加工糸である、請求項1〜3のいずれかに記載の花粉付着防止シート。
  5. 他の繊維として、赤外線吸収剤が繊維中に練りこまれた赤外線吸収性繊維が含まれる、請求項1〜4のいずれかに記載の花粉付着防止シート。
  6. 前記の赤外線吸収剤が、黒色の着色剤、セラミックス系微粒子赤外線吸収剤、および金属酸化物系微粒子赤外線吸収剤からなる群より選択されるいずれかである、請求項5に記載の花粉付着防止シート。
  7. 前記の高密度織物を構成する繊維の単糸繊度が4.0dtex以下である、請求項1〜6のいずれかに記載の花粉付着防止シート。
  8. カレンダー加工が施されてなる、請求項1〜7のいずれかに記載の花粉付着防止シート。
  9. 花粉付着防止シートが洗濯物用または衣料用である、請求項1〜8のいずれかに記載の花粉付着防止シート。
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