JP2010085962A - 視覚表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 広い観察画角を鮮明に且つ遠方の映像として観察することが可能な小型の視覚表示装置を提供する。
【解決手段】 映像表示素子3と、映像表示素子3に表示された映像を投影する投影光学系4と、投影光学系4により投影された映像を遠方の虚像として投影する正の反射パワーを有する第1反射面5a及び第2反射面5bを備えた接眼光学系5と、投影光学系4により投影された映像の近傍に配置された拡散面11と、からなる視覚表示装置1において、投影光学系4により投影された映像は、投影光学系4の光軸2に直交する面内の任意の位置で円弧を描くように配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、視覚表示装置に関し、広い観察画角を表示することが可能な視覚表示装置に関するものである。
従来、虚像や実像を観察する光学系として特許文献1〜6のようなものが知られている。
特開平10−206790号公報 特許第2916142号公報 米国特許3998532号公報 米国特許4012126号公報 米国特許4078860号公報 米国特許4100571号公報
しかしながら、特許文献1において知られている技術は、観察画角が狭かった。また、特許文献2〜6において知られている技術は、スクリーンに映像を投影するものであり、観察画角は水平方向で360度が可能であるが、スクリーンの大きさを大きくしないと観察する映像が近くに見えてしまう問題があった。また、スクリーン相互の反射により、映像のコントラストが悪くなる問題があった。
本発明は、従来技術のこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、広い観察画角を確保しつつ、遠方の映像としてコントラストの良い映像を観察することが可能な小型の視覚表示装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、映像表示素子と、前記映像表示素子に表示された映像を投影する投影光学系と、前記投影光学系により投影された映像を遠方の虚像として投影する正の反射パワーを有する第1反射面及び第2反射面を備えた接眼光学系と、前記投影光学系により投影された映像の近傍に配置された拡散面と、からなる視覚表示装置において、前記投影光学系により投影された映像は、前記投影光学系の光軸に直交する面内の任意の位置で円弧を描くように配置されることを特徴とする。
また、前記第1反射面及び第2反射面は、同一の回転対称軸に対して回転対称であり、前記投影光学系を出射した光線は、前記拡散面を通り、前記第1反射面で反射した後、前記回転対称軸と交差し、中間結像した後、第2反射面で反射され、観察者の瞳に入射する
ことを特徴とする。
また、観察者前方又は観察画角中心に当たる視軸と前記投影光学系の光軸は交差することを特徴とする。
また、観察者前方又は観察画角中心に当たる視軸と前記投影光学系の光軸は直交することを特徴とする。
また、前記接眼光学系は、観察者前方又は観察画角中心に当たる視軸に対して傾斜して配置されることを特徴とする。
また、前記投影光学系により投影された映像は、中心主光線に対して傾斜して配置されることを特徴とする。
また、前記拡散面は、メリジオナル断面において直線形状であることを特徴とする。
また、前記拡散面は、円筒又は円錐状からなることを特徴とする。
また、前記拡散面は、トーリック面からなることを特徴とする。
また、前記拡散面は、中心主光線に対して傾斜して配置されることを特徴とする。
また、前記投影光学系は、光軸上の映像を投影しないことを特徴とする。
また、前記接眼光学系は、球面であることを特徴とする。
また、前記接眼光学系は、トーリック面であることを特徴とする。
また、前記接眼光学系は、前記投影光学系の射出瞳位置と観察者眼球位置を2つの焦点とする楕円面の一部であることを特徴とする。
また、前記接眼光学系は、自由曲面であることを特徴とする。
また、前記接眼光学系は、拡張回転自由曲面であることを特徴とする。
また、前記虚像は、曲面であることを特徴とする。
また、前記虚像は、円筒面であることを特徴とする。
また、前記虚像は、球面であることを特徴とする。
以上の本発明の視覚表示装置においては、小型でありながら、広い観察画角を確保しつつ、遠方の映像としてコントラストの良い映像を観察することが可能となる。
以下、実施例に基づいて本発明にかかる視覚表示装置について説明する。図1は本発明にかかる視覚表示装置1の概念図、図2は図1の平面図、である。
本発明にかかる視覚表示装置1は、図1及び図2に示すように、映像表示素子3と、映像表示素子3に表示された映像を投影する投影光学系4と、投影光学系4により投影された映像を遠方の虚像として投影する正の反射パワーを有する第1反射面5a及び第2反射面5bを備えた接眼光学系5と、投影光学系4により投影された映像の近傍に配置された拡散面11と、からなる視覚表示装置1において、投影光学系4により投影された映像は、投影光学系4の光軸2に直交する面内の任意の位置で円弧を描くように配置される。
従来、リレー光学系を用いて小型の表示素子の映像を接眼光学系の前側焦点位置にリレーして、接眼光学系により広い観察画角の映像を提供する構成があるが、広角の観察像を得るためには、投影光学系と接眼光学系の合成焦点距離が非常に短くなってしまい、接眼光学系で広い射出瞳を得るためには映像表示素子側の投影光学系のNAが非常に大きくなってしまい、投影光学系が複雑で大型になる問題があった。
そこで、本発明では投影光学系4の像面近傍に拡散性のある拡散面11を配置し、この拡散面11で投影された映像を拡散することにより、接眼光学系5の入射瞳を大きくすることが可能となり、観察者が多少動いても、常に映像を観察することが可能となる。
さらに、非常に広い観察画角を提供する接眼光学系5では強い像面湾曲が発生する。この像面湾曲に沿って投影面を湾曲させることも従来行われていたが、本発明は投影光学系4の光軸2と直交する面内の任意位置で円弧を描くように投影面を配置することが重要である。
特に、45度を超える観察画角の場合接眼光学系5の像面湾曲も45度を超えるものとなり、投影光学系4で円弧の角度が45度の像面湾曲を発生させることは、投影光学系4に大きな負担が掛かり小型の投影光学系4を構成することは不可能になる。そこで本発明では投影光学系4の光軸2と直行する面内で円弧を描くように投影像が投影されるような投影光学系4を用い、この円弧の部分の像面を接眼光学系5の中間像として用いることにより非常に大きな像面湾曲を相殺することに成功したものである。
また、第1反射面5a及び第2反射面5bは、同一の回転対称軸に対して回転対称であり、投影光学系4を出射した光線は、拡散面11を通り、第1反射面5aで反射した後、回転対称軸と交差し、中間結像した後、第2反射面5bで反射され、観察者の瞳に入射することが好ましい。
反射面を1面のみで構成する場合、拡散面11自体が観察者の視野の邪魔になり、上下方向の観察画角を大きく取ることができなかった。そこで、像を1回リレーすることにより、拡散面11の位置を投影光学系4側に配置することが可能となり、拡散面11自体が観察者の視野の邪魔になる問題を解決することができる。
また、図3及び図4に示すように、映像表示素子3は、円環状又は円弧状の映像を表示することが好ましい。
本発明では像周辺の映像を投影光学系4により接眼光学系5に投影する構成を取っているため、表示映像もこれに合わせたものにする必要がある。そのためには図3及び図4に示すように円環状又は円弧状の中心方向を観察映像の下方向になるような円環状又は円弧状の映像を表示する必要がある。又は投影光学系4の種類によっては中心方向を観察像の上方向になるような円環状又は円弧状の映像を表示する必要がある。
さらに好ましくは、観察者後方に当る映像を表示しない例えば240度の場合には、表示素子の画素を有効に利用する為に略半円形に表示することが好ましく、例えば120度の表示を行う場合は扇形の表示を行うことが好ましい。また、図4に示すように、映像表示素子3の画素数を有効に使うために、円環状又は円弧状の表示映像の観察可能な部分のみ拡大して映像表示素子3に表示することが良い。
また、観察者前方又は観察画角中心に当る視軸101と投影光学系4の光軸2が交差することが好ましい。
本発明では、投影光学系4の投影面は投影光学系4の光軸2と任意の位置で直交する面内で円弧を描くように投影された映像、つまり投影光学系4の光軸2周りに筒状に投影された映像を接眼光学系5で拡大する構成であり、通常行われる投影光学系4の光軸2と接眼光学系5の光軸を一致させる方法では観察像を形成することが出来ない。そこで、本発明では投影光学系4の光軸2と視軸101が交差するように構成することにより、投影光学系4の光軸2周りに投影された投影像を接眼光学系5で観察することが可能となったものである。
また、観察者前方又は観察画角中心に当る視軸101と投影光学系4の光軸2は直交することが好ましい。
視軸101と投影光学系4の光軸2を直交させることにより、映像表示素子3上の任意の像高の円が観察像の視軸101を含めた水平方向に一致し、像の歪みを低減させる効果がある。
また、接眼光学系5は観察者前方又は観察画角中心に当たる視軸101に対して傾斜して配置されていることが好ましい。
接眼光学系5を視軸101に対して傾斜して配置させることにより、投影光学系4を観察者の頭上に配置することが可能となり、観察者頭部と投影光学系4の干渉を避けることができる。
また、投影光学系4により投影された映像は、中心主光線102に対して傾斜して配置されることが好ましい。なお、中心主光線102の一部は視軸101と一致している。
接眼光学系5が傾斜して配置されている為、接眼光学系5の物体面も偏心収差により物体面の傾きが発生してしまう。逆に言うと、ある決まった距離に虚像として観察像を表示させるためには、傾斜した物体面に投影面を配置し、その面上に投影光学系4により投影した映像を結像させることにより、一定の距離に虚像を表示させることが可能となる。
また、拡散面11は、メリジオナル断面において直線形状であることが好ましい。
拡散面11上に投影された投影像は拡散され接眼光学系5で反射されたあと、観察者の左右の眼に到達するが、拡散面11に投影される投影像の形状がメリジオナル断面で湾曲していると観察者両眼に入射する光線の輻輳角が観察画面の上下方向で異なってしまい、両眼で融像することが出来なくなってしまい二重像として観察されてしまう。好ましくは、投影面の形状は円筒にし、拡散面11の形状も円筒にすることが製作上好ましい。
さらに好ましくは、左右の両眼で観察する場合は拡散面11を円筒又は円錐状にすることが好ましい。
これは、観察者の両眼の輻輳を一定に保つ為に必要となる条件であり、拡散面11を球状にすると凹面鏡からの距離が観察像の上下方向の画角により変化してしまい両眼で融像できる範囲を超えて二重像となってしまうからである。
また、拡散面11は、トーリック面であることが好ましい。
近くの物点に対して両眼で観察する本発明の様な装置の場合、主に目の屈折力と両眼の輻輳により観察物体の距離を認識する。特に、輻輳は絶対的な距離感を得るのに非常に重要な役割を持っている。そこで、拡散面をトーリック面として輻輳のずれを無くし、両眼の虚像の位置を一致させるとよい。さらに好ましくは、拡散面の曲率半径を大きくして、虚像面を球面にすることも可能である。
また、拡散面11は、中心主光線102に対して傾斜して配置されることが好ましい。
投影面が中心主光線102に対して傾斜して配置されている場合、像面に拡散面11を一致させないと、観察映像がボケてしまうため、拡散面11も傾斜して配置させることが必要である。さらに好ましくは傾け角も同一にすることが望ましい。
また、投影光学系は、光軸上の映像を投影しないことが好ましい。
本発明では投影光学系4の光軸2外の映像を接眼光学系5により観察者に提示するものであり、光軸2上の映像は本来使用しない構造である。そこで、この光軸2上の映像は不要光となり、観察の邪魔になることや、観察映像のコントラストを低下させる原因になる。そこで、光軸2上の映像は何も表示しないことが好ましい。さらに好ましくは、遮光部材等により光軸2上の光線を遮光することが望ましい。また、さらに好ましくは、拡散面11で反射拡散され接眼光学系5を介さずに直接観察者の目に入る光線も遮光部材により遮光することが鮮明な観察像を得る為に望ましい。
また、接眼光学系5は、球面であることが好ましい。
接眼光学系5を球面で構成することにより、既存のプラスチック球を使用することが可能となり、製作性が向上し安価に製造できる。また、凹面鏡の反射面はプラスチック球の内面で構成して表面鏡としても、外面で構成して裏面鏡として構成してもよい。
また、接眼光学系5はトーリック面であることが好ましい。
接眼光学系5をトーリック面で構成すると、接眼光学系5の瞳収差、特に非点収差をなくすことが可能となり、拡散面11の拡散特性を下げることにより明るい観察像を観察できるようになる。さらに、映像表示素子3の照明の光源の明るさを下げることが可能となり、少ない電力で明るい観察像を得ることができる。
また、接眼光学系5は投影光学系4の射出瞳位置と観察者眼球位置を2つの焦点とする楕円面の一部であることが好ましい。
接眼光学系5を楕円にすることにより瞳収差の発生が無くなり、トーリック面と同様の効果がある。
また、接眼光学系5は自由曲面であることが好ましい。
自由曲面を使用することにより接眼光学系5の像面湾曲を低減することが可能となり、特に画角が狭い場合に効果がある。
また、接眼光学系5は拡張回転自由曲面であることが好ましい。
拡張回転自由曲面を使用することにより接眼光学系5のメリジオナル断面(上下方向の)像面湾曲を低減することが可能となり、特に画角が広い場合に効果がある。
また、虚像は曲面であることが好ましい。
さらに、虚像は円筒面であることが好ましい。
さらに、虚像は球面であることが好ましい。
本発明にかかる投影光学系4は広角の魚眼レンズを使うことも可能である、例えば、特公平2−14684号公報の第1実施例を用いることが可能である。また、これに限らず一般的な魚眼レンズを用いることが可能であり、投影光学系4の射出瞳と接眼光学系5の入射瞳を一致させることが重要である。
また、凸面鏡1面と通常の投影光学系4で投影光学系4を構成することも可能である。
さらに好ましくは、魚眼レンズは像周辺の映像が小さく写るような歪を持つため歪みの小さいF−θ特性を持った魚眼レンズが好ましい。
さらに好ましくは、本出願人の特開2004−102204号公報に記載の拡散板を拡散面11に用いることが好ましい。
さらに好ましくは、図5に示すように、左右の眼球(入射瞳)Eに対応した2つの投影光学系4を配置し、2つの投影光学系4の投影像を拡散面11に投影すると同時に、2つの映像のクロストークが起きないように拡散面11の拡散角をコントロールして立体像を観察することも可能である。
また、拡散面11をホログラフィックな拡散面11にすることにより拡散面11自体が観察されてしまう問題を回避することが可能となる。
さらに、拡散面11を回転又は振動させることにより上記問題を解決することが可能である。さらに、接眼光学系5は半透過面にすることにより、外界の映像と電子像を重層表示する所謂コンバイナーとして構成することが可能である。この場合、円環状の基盤にホログラフィック素子を貼り付けた、凹面鏡の作用を有するコンバイナーとすることが望ましい。
図6は、視覚表示装置1を座席Sと組み合わせて適用した図を示す。座席Sは、ソファや乗り物等の座席Sであり、座席Sの背面部S1の角度にあわせて、視覚表示装置1は、傾斜して配置される。また、座席Sがリクライニング機構を有し、リクライニング機構により傾斜した背面部S1の角度に応じて、視覚表示装置1の角度を傾斜させる構造とすると好ましい。
図7は、接眼光学系5及び拡散面11を円環状に形成した視覚表示装置1の断面図である。接眼光学系5及び拡散面11を円環状に形成した視覚表示装置1は、図7に示すように、観察者の顔を円環状の接眼光学系5及び拡散面11の中央の空間に挿入することにより、360度の映像を観察することができる構造となっている。
以下に、本発明の視覚表示装置1の光学系の実施例を説明する。これら光学系の構成パラメータは後記する。これら実施例等の構成パラメータは、例えば図8に示すように、観察者の観察する位置を接眼光学系5の入射瞳Eとし、入射瞳Eを通り映像表示素子3に向かう光線が、接眼光学系5と、投影光学系4とを順に経て映像表示素子3に至る逆光線追跡の結果に基づくものである。
座標系は、例えば図8に示すように、接眼光学系5の入射瞳Eと接眼光学系5とを結ぶ視軸101と投影光学系4の光軸2との交点Oを偏心光学系の偏心光学面の原点Oとし、光軸2の原点Oから映像表示素子3へ向かう方向をY軸正方向とし、図8の紙面内をY−Z平面とする。そして、図8の原点Oから右方向をZ軸正方向とし、Y軸、Z軸と右手直交座標系を構成する軸をX軸正方向とする。
偏心面については、その面が定義される座標系の上記光学系の原点の中心からの偏心量(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向をそれぞれX,Y,Z)と、光学系の原点に定義される座標系のX軸、Y軸、Z軸それぞれを中心とする各面を定義する座標系の傾き角(それぞれα,β,γ(°))とが与えられている。その場合、αとβの正はそれぞれの軸の正方向に対して反時計回りを、γの正はZ軸の正方向に対して時計回りを意味する。なお、面の中心軸のα,β,γの回転のさせ方は、各面を定義する座標系を光学系の原点に定義される座標系のまずX軸の回りで反時計回りにα回転させ、次に、その回転した新たな座標系のY軸の回りで反時計回りにβ回転させ、次いで、その回転した別の新たな座標系のZ軸の回りで時計回りにγ回転させるものである。
また、各実施例の光学系を構成する光学作用面の中、特定の面とそれに続く面が共軸光学系を構成する場合には面間隔が与えられており、その他、面の曲率半径、媒質の屈折率、アッベ数が慣用法に従って与えられている。
また、拡張回転自由曲面は、以下の定義で与えられる回転対称面である。なお、図9に示す拡張回転自由曲面を説明するための座標系は、Z軸を回転中心とする。
まず、図9に示すように、Y−Z座標面上で原点を通る下記の曲線(a)が定められる。
Z=(Y2 /RY)/[1+{1−(C1 +1)Y2 /RY2 1 /2
+C2 Y+C3 2 +C4 3 +C5 4 +C6 5 +C7 6
+・・・・+C2120+・・・・+Cn+1 n +・・・・
・・・(a)
次いで、この曲線(a)をX軸正方向を向いて左回りを正として角度θ(°)回転した曲線F(Y)が定められる。この曲線F(Y)もY−Z座標面上で原点を通る。
その曲線F(Y)をY正方向に距離R(負のときはY負方向)だけ平行移動し、その後にZ軸の周りでその平行移動した曲線を回転させてできる回転対称面を拡張回転自由曲面とする。
その結果、拡張回転自由曲面はY−Z面内で自由曲面(自由曲線)になり、X−Y面内で半径|R|の円になる。
この定義からZ軸が拡張回転自由曲面の軸(回転対称軸)となる。ここで、RYはY−Z断面での球面項の曲率半径、C1 は円錐定数、C2 、C3 、C4 、C5 …はそれぞれ1次、2次、3次、4次…の非球面係数である。
なお、Z軸を中心軸2に持つ円錐面は拡張回転自由曲面の1つとして与えられ、RY=∞,C1 ,C2 ,C3 ,C4 ,C5 ,…=0とし、θ=(円錐面の傾き角)、R=(X−Z面内での底面の半径)として与えられる。
また、本発明で用いられる自由曲面の面の形状は、以下の式(b)で定義されるものである。なお、その定義式のZ軸が自由曲面 の軸となる。
Z=(r2 /R)/[1+√{1−(1+k)(r/R)2 }]

+Σ Cj m n ・・・(b)
j=1
ここで、(b)式の第1項は球面項、第2項は自由曲面項である。
球面項中、
R:頂点の曲率半径
k:コーニック定数(円錐定数)
r=√(X2 +Y2
である。
自由曲面項は、
66
Σ Cj m n
j=1
=C1
+C2 X+C3
+C4 2 +C5 XY+C6 2
+C7 3 +C8 2 Y+C9 XY2 +C103
+C114 +C123 Y+C132 2 +C14XY3 +C154
+C165 +C174 Y+C183 2 +C192 3 +C20XY4
+C215
+C226 +C235 Y+C244 2 +C253 3 +C262 4
+C27XY5 +C286
+C297 +C306 Y+C315 2 +C324 3 +C333 4
+C342 5 +C35XY6 +C367
・・・・・・
ただし、Cj (jは1以上の整数)は係数である。
上記自由曲面は、一般的には、X−Z面、Y−Z面共に対称面を持つことはないが、本発明ではXの奇数次項を全て0にすることによって、Y−Z面と平行な対称面が1つだけ存在する自由曲面となる。例えば、上記定義式(b)においては、C2 、C5 、C7 、C9 、C12、C14、C16、C18、C20、C23、C25、C27、C29、C31、C33、C35・・・の各項の係数を0にすることによって可能である。
また、Yの奇数次項を全て0にすることによって、X−Z面と平行な対称面が1つだけ存在する自由曲面となる。例えば、上記定義式においては、C3 、C5 、C8 、C10、C12、C14、C17、C19、C21、C23、C25、C27、C30、C32、C34、C36・・・の各項の係数を0にすることによって可能である。
また、上記対称面の方向の何れか一方を対称面とし、それに対応する方向の偏心、例えば、Y−Z面と平行な対称面に対して光学系の偏心方向はY軸方向に、X−Z面と平行な対称面に対しては光学系の偏心方向はX軸方向にすることで、偏心により発生する回転非対称な収差を効果的に補正しながら同時に製作性をも向上させることが可能となる。
また、上記定義式(b)は、前述のように1つの例として示したものであり、本発明は、対称面を1面のみ有する回転非対称な面を用いることで偏心により発生する回転非対称な収差を補正し、同時に製作性も向上させるということが特徴であり、他のいかなる定義式に対しても同じ効果が得られることは言うまでもない。
また、後記の構成パラメータ中にデータの記載されていない非球面に関する項は0である。屈折率、アッベ数については、d線(波長587.56nm)に対するものを表記してある。長さの単位はmmである。各面の偏心は、上記のように、基準面からの偏心量で表わす。
実施例1の視覚表示装置1の投影光学系4の光軸2に沿ってとった断面図を図10に、平面図を図11に示す。
本実施例1は、映像表示素子3と、映像表示素子3に表示された映像を投影する投影光学系4と、投影光学系4により投影された映像を遠方からの映像とする正の反射パワーを有する第1反射面5a及び第2反射面5bを備えた接眼光学系5と、投影光学系4により投影された映像の近傍に配置された円筒又は円錐状の拡散面11と、からなる視覚表示装置1において、投影光学系4により投影された映像は、投影光学系4の光軸2に直交する面内の任意の位置で円弧を描くように配置される。
接眼光学系5は、正のパワーを有し、拡張回転自由曲面(ERFS)からなる第1反射面5aと、正のパワーを有し、拡張回転自由曲面(ERFS)からなり、投影光学系4の光軸2を挟んで第1反射面5aと反対側に配置される第2反射面5bと、を有する。なお、接眼光学系5により、遠方の虚像を画像として見ることが可能となる。
拡散面11は、投影光学系4と第1反射面5aとの間に配置され、円錐面からなり、投影光学系4により投影された映像は、拡散面11の近傍に円筒又は円錐状に投影される。
投影光学系4は、映像表示素子3を有する。
また、観察者前方又は観察画角中心に当る視軸101と投影光学系4の光軸2は直交する。
入射瞳Eから出射した光束は、逆光線追跡において、接眼光学系5の第2反射面5bで反射され、第1反射面5aで反射され、拡散面11で中間結像する。拡散面11を出た光束は、投影光学系4に入る。そして、映像表示素子3の光軸2から外れた半径方向の所定位置に結像する。
この実施例1の仕様は、
画角 上下40.000°
である。
実施例2の視覚表示装置1の投影光学系4の光軸2に沿ってとった断面図を図12に、平面図を図13に示す。
本実施例2は、映像表示素子3と、映像表示素子3に表示された映像を投影する投影光学系4と、投影光学系4により投影された映像を遠方からの映像とする正の反射パワーを有する第1反射面5a及び第2反射面5bを備えた接眼光学系5と、投影光学系4により投影された映像の近傍に配置された円筒又は円錐状の拡散面11と、からなる視覚表示装置1において、投影光学系4により投影された映像は、投影光学系4の光軸2に直交する面内の任意の位置で円弧を描くように配置される。
接眼光学系5は、正のパワーを有し、拡張回転自由曲面(ERFS)からなる第1反射面5aと、正のパワーを有し、拡張回転自由曲面(ERFS)からなり、投影光学系4の光軸2を挟んで第1反射面5aと反対側に配置される第2反射面5bと、を有する。なお、接眼光学系5により、遠方の虚像を画像として見ることが可能となる。
拡散面11は、投影光学系4と第1反射面5aとの間に配置され、円錐面からなり、投影光学系4により投影された映像は、拡散面11の近傍に円筒又は円錐状に投影される。
投影光学系4は、映像表示素子3を有する。
また、観察者前方又は観察画角中心に当る視軸101と投影光学系4の光軸2は直交する。
入射瞳Eから出射した光束は、逆光線追跡において、接眼光学系5の第2反射面5bで反射され、第1反射面5aで反射され、拡散面11で中間結像する。拡散面11を出た光束は、投影光学系4に入る。そして、映像表示素子3の光軸2から外れた半径方向の所定位置に結像する。
この実施例2の仕様は、
画角 上下50.000°
である。
実施例3の視覚表示装置1の投影光学系4の光軸2に沿ってとった断面図を図14に、平面図を図15に示す。
本実施例3は、映像表示素子3と、映像表示素子3に表示された映像を投影する投影光学系4と、投影光学系4により投影された映像を遠方からの映像とする正の反射パワーを有する第1反射面5a及び第2反射面5bを備えた接眼光学系5と、投影光学系4により投影された映像の近傍に配置された円筒又は円錐状の拡散面11と、からなる視覚表示装置1において、投影光学系4により投影された映像は、投影光学系4の光軸2に直交する面内の任意の位置で円弧を描くように配置される。
接眼光学系5は、第1透明媒体L5aと、第2透明媒体L5bとを有する。第1透明媒体L5aは、拡張回転自由曲面(ERFS)からなる第1透過面51と、正のパワーを有し拡張回転自由曲面(ERFS)からなる第1反射面5aと、を有する。第2透明媒体L5bは、拡張回転自由曲面(ERFS)からなる第2透過面52と、正のパワーを有し拡張回転自由曲面(ERFS)からなり投影光学系4の光軸2を挟んで第1反射面5aと反対側に配置される第2反射面5bと、を有する。なお、本実施例では、第1反射面5a及び第2反射面5bは、それぞれ第1透明媒体L5a及び第2透明媒体L5bをコーティングすることにより形成されている。また、接眼光学系5により、遠方の虚像を画像として見ることが可能となる。
拡散面11は、投影光学系4と第1反射面5aとの間に配置され、円錐面からなり、投影光学系4により投影された映像は、拡散面11の近傍に円筒又は円錐状に投影される。
投影光学系4は、映像表示素子3を有する。
また、観察者前方又は観察画角中心に当る視軸101と投影光学系4の光軸2は直交する。
入射瞳Eから出射した光束は、逆光線追跡において、接眼光学系5に第2透明媒体L5bの第2透過面52から入る。第2透過面52を通過した光束は、第2反射面5bで反射され、第2透過面52から第2透明媒体L5bを出射する。第2透明媒体L5bを出射した光束は、第1透過面51から第1透明媒体L5aに入り、第1反射面5aで反射され、第1透過面51から第1透明媒体L5aを出射する。第1透明媒体L5aを出射した光束は、拡散面11で中間結像する。拡散面11を出た光束は、投影光学系4に入る。そして、映像表示素子3の光軸2から外れた半径方向の所定位置に結像する。
この実施3の仕様は、
画角 上下50.000°
である。
実施例4の視覚表示装置1の投影光学系4の光軸2に沿ってとった断面図を図16に、平面図を図17に示す。
本実施例4は、映像表示素子3と、映像表示素子3に表示された映像を投影する投影光学系4と、投影光学系4により投影された映像を遠方の虚像として投影する正の反射パワーを有する第1反射面5a及び第2反射面5bを備えた接眼光学系5と、投影光学系4により投影された映像の近傍に配置されたYトーリック面の拡散面11と、からなる視覚表示装置1において、投影光学系4により投影された映像は、投影光学系4の光軸2に直交する面内の任意の位置で円弧を描くように配置される。
接眼光学系5は、正のパワーを有しYトーリック面からなる第1反射面5aと、正のパワーを有し球面からなり投影光学系4の光軸2を挟んで第1反射面5aと反対側に配置される第2反射面5bと、を有する。そして、接眼光学系5により、遠方の虚像を画像として見ることが可能となる。
拡散面11は、投影光学系4と第1反射面5aとの間に配置され、Yトーリック面からなり、投影光学系4により投影された映像は、拡散面11の近傍に投影される。
投影光学系4は、映像表示素子3を有する。
また、観察者前方又は観察画角中心に当る視軸101と投影光学系4の光軸2は直交する。
なお、図18に示すように、本実施例4では、拡散面をトーリック面として完全に輻輳のずれを無くし、2m先の円筒面に両眼の虚像の位置が一致するようにしたものである。
入射瞳Eから出射した光束は、逆光線追跡において、接眼光学系5に入る。光束は、第2反射面5bで反射され、第1反射面5aで反射され、拡散面11で中間結像する。拡散面11を出た光束は、投影光学系4に入る。そして、映像表示素子3の光軸2から外れた半径方向の所定位置に結像する。
この実施4の仕様は、
画角 上下50.000°
である。
以下に、上記実施例1〜4の構成パラメータを示す。なお、以下の表中の“ERFS”は拡張回転自由曲面を示す。また、投影光学系4に関するデータは省略する。
実施例1
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 ERFS[1](RE) 0.00 偏心(2)
3 ERFS[2](RE) 0.00 偏心(3)
4 ERFS[3] 0.00 偏心(4) 1.5163 64.1
5 ERFS[4] 0.00 偏心(5)
6 ∞(射出瞳) 0.00 偏心(6)
像 面 ERFS[3] 0.00 偏心(4)

ERFS[1]
RY -395.36
θ -11.82
R 400.00
C4 7.5820E-008
ERFS[2]
RY 423.37
θ -15.46
R -400.00
C4 1.8501E-008
ERFS[3]
RY ∞
θ -18.93
R -101.36
ERFS[4]
RY ∞
θ -18.93
R -97.36

偏心[1]
X 0.00 Y 0.00 Z 50.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[2]
X 0.00 Y -0.15 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[3]
X 0.00 Y 350.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[4]
X 0.00 Y 312.49 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[5]
X 0.00 Y 311.70 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[6]
X 0.00 Y 300.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
実施例2
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 ERFS[1](RE) 0.00 偏心(2)
3 ERFS[2](RE) 0.00 偏心(3)
4 ERFS[3] 0.00 偏心(4) 1.5163 64.1
5 ERFS[4] 0.00 偏心(5)
6 ∞(射出瞳) 0.00 偏心(6)
像 面 ERFS[3] 0.00 偏心(4)

ERFS[1]
RY -394.09
θ -11.53
R 400.00
C4 6.6224E-008
ERFS[2]
RY 422.54
θ -13.05
R -400.00
C4 3.3066E-008
ERFS[3]
RY ∞
θ -17.75
R -99.82
ERFS[4]
RY ∞
θ -17.75
R -95.82

偏心[1]
X 0.00 Y 0.00 Z 50.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[2]
X 0.00 Y -0.15 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[3]
X 0.00 Y 340.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[4]
X 0.00 Y 324.79 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[5]
X 0.00 Y 324.22 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[6]
X 0.00 Y 320.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
実施例3
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 ERFS[1] 0.00 偏心(2) 1.5163 64.1
3 ERFS[2](RE) 0.00 偏心(3) 1.5163 64.1
4 ERFS[1] 0.00 偏心(2)
5 ERFS[3] 0.00 偏心(4) 1.5163 64.1
6 ERFS[4] 0.00 偏心(5) 1.5163 64.1
7 ERFS[3] 0.00 偏心(4)
8 ERFS[5] 0.00 偏心(6) 1.5163 64.1
9 ERFS[6] 0.00 偏心(7)
10 ∞(射出瞳) 0.00 偏心(8)
像 面 ERFS[5] 0.00 偏心(6)

ERFS[1]
RY -285.47
θ -11.38
R 380.00
ERFS[2]
RY -357.48
θ -11.38
R 400.00
C4 3.2169E-008
ERFS[3]
RY 438.87
θ -13.25
R -380.00
ERFS[4]
RY 435.55
θ -13.25
R -400.00
C4 3.0280E-008
ERFS[5]
RY ∞
θ -18.27
R -97.23
ERFS[6]
RY ∞
θ -18.27
R -92.23

偏心[1]
X 0.00 Y 0.00 Z 50.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[2]
X 0.00 Y -0.16 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[3]
X 0.00 Y -1.52 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[4]
X 0.00 Y 332.76 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[5]
X 0.00 Y 340.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[6]
X 0.00 Y 324.36 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[7]
X 0.00 Y 323.65 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[8]
X 0.00 Y 320.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
d
実施例4
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 シリンドリカル面[1] -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 -400.00 0.00 偏心(2)
3 Yトーリック面[1] 0.00 偏心(3)
4 Yトーリック面[2] 0.00 偏心(4)
5 ∞(射出瞳) 0.00 偏心(5)
像 面 Yトーリック面[2] 0.00 偏心(4)

シリンドリカル面[1]
X方向曲率半径 -2000.00 Y方向曲率半径 ∞
Yトーリック面[1]
X方向曲率半径 383.69 Y方向曲率半径 400.00
Yトーリック面[2]
X方向曲率半径 117.47 Y方向曲率半径 124.50

偏心[1]
X 30.00 Y 0.00 Z 40.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[2]
X 0.00 Y 80.00 Z 400.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[3]
X 0.00 Y 251.24 Z -400.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[4]
X 0.00 Y 331.31 Z -117.47
α -21.25 β 0.00 γ 0.00
偏心[5]
X 0.00 Y 331.31 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
なお、実施例1〜4では、水平方向20度の光線しか追跡していないが、回転対称な光学系なので、360度の観察画角がそのままの構成で得られる。
また、拡散面11での拡散は光線追跡上省略している。
観察者両眼の眼幅はデータ上省略しているが、水平断面での光路図では60mmとして追跡している。
また、光線追跡は観察者眼球から投影光学系の射出瞳に向かう逆光線追跡で追跡している。
本発明の視覚表示装置の概念図である。 図1の平面図である。 映像表示素子の表示例を示す図である。 映像表示素子の他の表示例を示す図である。 左右の眼球に対応した2つの投影光学系を配置した視覚表示装置を示す図である。 視覚表示装置を座席と組み合わせて適用した図である。 接眼光学系及び拡散面を円環状に形成した視覚表示装置の断面図である。 実施形態の視覚表示装置の座標系を示す図である。 拡張回転自由曲面の定義を示す図である。 本発明の実施例1の視覚表示装置の光軸に沿ってとった断面図である。 図10の平面図である。 本発明の実施例2の視覚表示装置の光軸に沿ってとった断面図である。 図12の平面図である。 本発明の実施例3の視覚表示装置の光軸に沿ってとった断面図である。 図14の平面図である。 本発明の実施例4の視覚表示装置の光軸に沿ってとった断面図である。 図16の平面図である。 両眼の虚像の位置を一致させた状態を示す図である。
符号の説明
1…視覚表示装置
2…光軸
3…映像表示素子
4…投影光学系
5…接眼光学系
11…拡散面
E…入射瞳

Claims (19)

  1. 映像表示素子と、
    前記映像表示素子に表示された映像を投影する投影光学系と、
    前記投影光学系により投影された映像を遠方の虚像として投影する正の反射パワーを有する第1反射面及び第2反射面を備えた接眼光学系と、
    前記投影光学系により投影された映像の近傍に配置された拡散面と、
    からなる視覚表示装置において、
    前記投影光学系により投影された映像は、前記投影光学系の光軸に直交する面内の任意の位置で円弧を描くように配置される
    ことを特徴とする視覚表示装置。
  2. 前記第1反射面及び第2反射面は、同一の回転対称軸に対して回転対称であり、前記投影光学系を出射した光線は、前記拡散面を通り、前記第1反射面で反射した後、前記回転対称軸と交差し、中間結像した後、第2反射面で反射され、観察者の瞳に入射する
    ことを特徴とする請求項1に記載の視覚表示装置。
  3. 観察者前方又は観察画角中心に当たる視軸と前記投影光学系の光軸は交差する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の視覚表示装置。
  4. 観察者前方又は観察画角中心に当たる視軸と前記投影光学系の光軸は直交する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の視覚表示装置。
  5. 前記接眼光学系は、観察者前方又は観察画角中心に当たる視軸に対して傾斜して配置される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の視覚表示装置。
  6. 前記投影光学系により投影された映像は、中心主光線に対して傾斜して配置される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の視覚表示装置。
  7. 前記拡散面は、メリジオナル断面において直線形状である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の視覚表示装置。
  8. 前記拡散面は、円筒又は円錐状からなる
    ことを特徴とする請求項7に記載の視覚表示装置。
  9. 前記拡散面は、トーリック面からなる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の視覚表示装置。
  10. 前記拡散面は、中心主光線に対して傾斜して配置される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載の視覚表示装置。
  11. 前記投影光学系は、光軸上の映像を投影しない
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1つに記載の視覚表示装置。
  12. 前記接眼光学系は、球面である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1つに記載の視覚表示装置。
  13. 前記接眼光学系は、トーリック面である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1つに記載の視覚表示装置。
  14. 前記接眼光学系は、前記投影光学系の射出瞳位置と観察者眼球位置を2つの焦点とする楕円面の一部である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1つに記載の視覚表示装置。
  15. 前記接眼光学系は、自由曲面である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1つに記載の視覚表示装置。
  16. 前記接眼光学系は、拡張回転自由曲面である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1つに記載の視覚表示装置。
  17. 前記虚像は、曲面である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか1つに記載の視覚表示装置。
  18. 前記虚像は、円筒面である
    ことを特徴とする請求項17に記載の視覚表示装置。
  19. 前記虚像は、球面である
    ことを特徴とする請求項17に記載の視覚表示装置。
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