JP2010078970A - カラーフィルタ及びその製造方法、ならびにカラーフィルタを有する固体撮像素子 - Google Patents

カラーフィルタ及びその製造方法、ならびにカラーフィルタを有する固体撮像素子 Download PDF

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Abstract

【課題】カラーの固体撮像素子において、各色の色再現性と高感度を両立させる目的で、カラーフィルタを通して光電変換素子に取り込まれる色分解された光の強度を大きくするカラーフィルタを提供すること、およびそのようなカラーフィルタを有する固体撮像素子を提供すること。
【解決手段】撮像素子用のカラーフィルタであって、その色層の配列が緑色系、青色系、赤色系を含む4色から構成されており、緑色系または青色系の内の一つが異なる2色から成る。
【選択図】図1

Description

本発明は、カラーフィルタを有し、CCDやCMOSからなる光電変換素子を形成したカラーの固体撮像素子に関する。
近年、撮像装置は画像の記録、通信、放送の内容の拡大に伴って広く用いられるようになっている。撮像装置として種々の形式のものが提案されているが、小型、軽量で多色高性能のものが安定して製造されるようになってきている固体撮像素子を用いた撮像装置が、普及してきている。
固体撮像素子は、撮影対象物からの光学像を受け、入射した光を電気信号に変換する複数の光電変換素子を有する。光電変換素子の種類はCCD(電荷結合素子)タイプとCMOS(相補型金属酸化物半導体)タイプとに大別される。また、光電変換素子の配列形態は、光電変換素子を1列に配置したリニアセンサー(ラインセンサー)と、光電変換素子を縦横に2次元的に配列させたエリアセンサー(面センサー)との2種類に大別される。いずれのセンサにおいても光電変換素子の数(画素数)が多いほど撮影された画像は精密になる。また、光電変換素子に入射する光の経路に、特定の波長の光を透過する各種のカラーフィルタを設けることで対象物の色情報を得ることを可能としたカラーセンサーも普及している。カラーフィルタの色としては、赤色(R)、青色(B)、緑色(G)の3色の色層で構成された3原色系、あるいは、シアン色(C)、マゼンタ色(M)、イエロー色(Y)の3色の色層で構成された補色系が一般的である。
なお、カラーフィルタは、フォトリソグラフィー法にて形成するのが主流となっている。すなわち、所定の色の着色感光性樹脂を塗布した塗膜に、パターン露光、現像、必要により硬膜処理などを行い、所定の部位に着色感光性樹脂を残し、その残存物をもって色層とするという方法である。色の異なる色層を有するカラーフィルタを得る場合、色の異なる着色感光性樹脂を各々用い、樹脂塗膜の形成、樹脂塗膜へのパターン露光、現像、必要により硬膜処理などの工程を、必要な色の回数繰り返すことになる。
固体撮像素子に要求される性能に関する重要な課題の一つに、入射する光への感度を向上させることが挙げられる。また、撮影した画像の情報量を多くするためには受光部となる光電変換素子を微細化して高集積化する必要がある。しかし、光電変換素子を微細化した場合、各光電変換素子の面積が小さくなり、光を取り込む面積も小さくなるため、光電変換素子に取り込める光の量が少なくなる。また、カラーフィルタを設けた固体撮像素子では、カラーフィルタを光が通過する際に所定の波長の光を分離して通過させるが、光が通過する際にカラーフィルタによる光の吸収が生じるため、光電変換素子に入射する光量が低下する。そのため、固体撮像素子として光への感度の低下が生じる。
このような、固体撮像素子の感度の低下を防止するための手段として、光電変換素子(受光部)に効率良く光を取り込むために、対象物から入射される光を集光して光電変換素子(受光部)に導くマイクロレンズを形成する技術が提案されている(特許文献1参照)。マイクロレンズで光を集光して光電変換素子(受光部)に導くことで、受光部の見かけ上の開口率(面積)を大きくすることが可能になり、固体撮像素子の感度を向上させることが可能になる。
画素が微細化し、高集積化した固体撮像素子の感度を上げる方法として、光電変換素子
(受光部)個別の光電変換性能を高めることは当然であるが、それ以外には、光電変換素子に取り込む光の量を増やすことが有効であり、上記のマイクロレンズを用いる方法もそのひとつである。
また、カラーフィルタによる色分離を徹底すると、前述のとおり、カラーフィルタによる光の吸収が大きくなり、入射する光量が減少して、結果的に素子としての感度が下がることになる。固体撮像素子の感度向上の観点からは、カラーフィルタを明るくして、カラーフィルタを通過する光の量を多くし、光電変換素子に取り込む光の量を増やすことが望ましい。明るいカラーフィルタとする手法として、色層の厚さはそのままとし、色層中に含有される色材の量を減らす、または、色層中に含有される色材の量は変えずに、色層の厚みを減らす、もしくは、色層の厚みと色材の含有量の両方を変える等、種々の方法が有る。いずれにしても、明るいカラーフィルタとした場合、所望する波長の光の透過量は増やすことが出来るが、その他の波長の光の透過量も増えることになり、色の分離性が悪くなる。その結果、撮像装置として色再現性の悪いものとなっていた。
特に画素サイズが4μm以下、とりわけ2μm以下の固体撮像素子においては、光電変換素子の受光面積が非常に小さくなるため、画素サイズの大きな固体撮像素子と比較して感度が著しく低下する。このため、2μm以下の画素サイズの固体撮像素子に用いるカラーフィルタは、感度を重視するために明るいカラーフィルタとする場合が多かった。しかし、前述したように、明るいカラーフィルタは本来は遮断すべき波長の光も通過してしまうため、所謂、分光透過率が浮いた、色再現性の悪い分光特性であった。
素子の微細化が進んだとはいえ、光電変換素子の各画素に3色のカラーフィルタ画素と3色分のマイクロレンズを対応させるまでの微細化は困難であり、図3に示すような、ベイヤ(Bayer)配列と呼ばれる市松模様の配列をカラーフィルタに適用している。ここで、1画素が1色のカラーフィルタ画素に対応しており、G(緑色)2画素を対角に配置した4画素で1組(図3中の太線で囲まれた組)の配列が繰り返し配置される。この配列の場合、光電変換素子の総画素数Nに対して、G(緑色)の画素数はN/2、R(赤色)及びB(青色)の画素数はN/4となるが、各画素ごとに周辺の画素の出力を用いて補間演算を行うことにより、N個のRGBの組を作り出す。ここで、G(緑色)の画素を他の色に比べて2倍に多くしているのは、人の目の視感度の高いGに対する解像度が見かけ上の解像度を高めるからである。なお、以降、カラーフィルタを構成する色画素を、色層と記す。
一方、B(青色)の光に対する光電変換素子のデバイス感度が低いという問題もあるため、B(青色)の光が入射する光電変換素子には特に入射光量を多くし、光電変換素子が取り込む光の量を増やすことが望ましい。
上記のように、高解像度、高感度のカラー固体撮像素子を得るために、個々の光電変換素子に対応して、性能と配置が工夫されたカラーフィルタとマイクロレンズが形成されている。なお、これらを形成するにあたり、下地面に凹凸があると、所望する形状に形成することが困難になる。そのため、必要に応じて下地面に透明平坦化層を設けることが行われている。
特開2004−200360号公報
上述のように、微細化の進む固体撮像素子では、感度を重視した場合、カラーフィルタの色特性(色の分離性)が悪く、色再現性の悪い分光特性となる傾向にあった。すなわち、色再現性が劣るということは、所定の波長の光を通過させるために、カラーフィルタで
遮断すべき波長の光も、余分な光として多く通してしまうことであり、その余分な光がノイズとして影響を与える結果、光電変換素子の色感度を低くすることになっていた。
本発明が解決しようとする課題は、カラーの固体撮像素子を組み込んだ撮像装置において、各色の色再現性と高感度を両立させる目的で、カラーフィルタを通して光電変換素子に取り込まれる色分離された光の強度を大きくするカラーフィルタを提供すること、およびそのようなカラーフィルタを有する固体撮像素子を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、撮像素子用のカラーフィルタであって、該カラーフィルタの色層の平面配列が緑色系、青色系、赤色系を含む4色層の繰り返しで構成されており、緑色系または青色系の内の一つが、構成の異なる2色層から成ることを特徴とするカラーフィルタである。
また、請求項2記載の発明は、前記色層の平面配列がG1(緑色1)、G2(緑色2)、B(青色)、R(赤色)の4色層から構成されており、G2の色層がG1の色層と同一の色層を含む積層構造であることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタである。
また、請求項3記載の発明は、前記G1とG2の色層が同一材料から成り、G1の層厚がG2の層厚の1/10〜1/2であることを特徴とする請求項2に記載のカラーフィルタである。
また、請求項4記載の発明は、前記G1とG2の色層の平面配列が対角の位置関係にあることを特徴とする請求項2または3に記載のカラーフィルタである。
また、請求項5記載の発明は、前記G1と同一の色層がG2の色層の最下層を構成し、G2の最下層を除く上層の画素寸法が最下層の画素寸法より小さいことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のカラーフィルタである。
また、請求項6記載の発明は、前記G1の色層の画素エッジ上に、前記BおよびRの色層の画素エッジが重なることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のカラーフィルタである。
また、請求項7記載の発明は、請求項2〜6のいずれかに記載のカラーフィルタを形成するに際して、複数の光電変換素子が形成された半導体基板上の、前記G1とG2の色層とを配置すべき部位に、フォトリソグラフィー法でそれぞれ異なる構成の緑色層を形成する工程と、前記BとRの色層を配置すべき部位に、フォトリソグラフィー法でそれぞれ青色層と赤色層を形成する工程とから成るカラーフィルタの製造方法である。
また、請求項8記載の発明は、前記G1の色層及びG2の色層の最下層であるG1と同一の色層とを同時に形成することを特徴とする請求項7に記載のカラーフィルタの製造方法である。
また、請求項9記載の発明は、前記色層の平面配列がB1(青色1)、B2(青色2)、G(緑色)、R(赤色)の4色層から構成されており、B2の色層がB1の色層と同一の色層を含む積層構造であることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタである。
また、請求項10記載の発明は、前記B1とB2の色層が同一材料から成り、B1の層厚がB2の層厚の1/10〜1/2であることを特徴とする請求項9に記載のカラーフィルタである。
また、請求項11記載の発明は、前記B1とB2の色層の平面配列が対角の位置関係にあることを特徴とする請求項9または10に記載のカラーフィルタである。
また、請求項12記載の発明は、前記B1と同一の色層がB2の色層の最下層を構成し、B2の最下層を除く上層の画素寸法が最下層の画素寸法より小さいことを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載のカラーフィルタである。
また、請求項13記載の発明は、前記B1の色層の画素エッジ上に、前記GおよびRの色層の画素エッジが重なることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載のカラーフィルタである。
また、請求項14記載の発明は、請求項9〜13のいずれかに記載のカラーフィルタを形成するに際して、複数の光電変換素子が形成された半導体基板上の、前記B1とB2の色層とを配置すべき部位に、フォトリソグラフィー法でそれぞれ異なる構成の青色層を形成する工程と、前記GとRの色層を配置すべき部位に、フォトリソグラフィー法でそれぞれ緑色層と赤色層を形成する工程とから成るカラーフィルタの製造方法である。
また、請求項15記載の発明は、前記B1の色層及びB2の色層の最下層であるB1と同一の色層とを同時に形成することを特徴とする請求項14に記載のカラーフィルタの製造方法である。
また、請求項16記載の発明は、請求項1〜6または9〜13のいずれかに記載のカラーフィルタを有することを特徴とする固体撮像素子である。
本発明のカラーフィルタおよびその製造方法、ならびに該カラーフィルタを有する固体撮像素子を撮像装置に用いれば、撮像装置の良好な色再現性と高い感度を両立させる目的に合致して、カラーフィルタを通して光電変換素子に取り込まれる色分離された光の強度を大きくするカラーフィルタと固体撮像素子を提供することができる。
また、本発明のカラーフィルタおよびその製造方法、ならびに該カラーフィルタを有する固体撮像素子によれば、高解像度かつ高感度の固体撮像素子を、製造コストを大きく増大させることなく、高い信頼性を有して提供することができる。
本発明の実施形態の一例を、図面に従って説明する。
図1は、本発明のカラーフィルタと固体撮像素子の一例を模式的に示す説明図であって、(a)はカラーフィルタの平面色配列を繰り返しの最小単位で示す。ここで、従来のベイヤ配列において対角の2箇所に配置されるG(緑色)色層の部位に、各々、第1の緑色(G1)色層と第2の緑色(G2)色層とを配置する。すなわち、従来は同一の緑1色の色層を配置していた部位に、第1の緑色(G1)色層と第2の緑色(G2)色層という異なる色層を配置している。なお、残りの対角には、従来通り、R(赤色)色層8とB(青色)色層10を配置している。図1(a)中の点線x−x'に示す表示経路におけるカラーフィルタ5を含む固体撮像素子1の拡大断面図を、次の図1(b)に示す。図1(b)に示すように、固体撮像素子1は、複数の光電変換素子3を有する半導体基板2、半導体基板2上に形成したカラーフィルタ5、及び、カラーフィルタ5上に形成したマイクロレンズ7を、主な構成要素としている。カラーフィルタ5は、半導体基板2に設けた光電変換素子3の1個毎に1層の色層が対応するよう、複数の色層を有しており、また、外からの入射光を集光して光電変換素子に取り込むために、カラーフィルタ5の上方に、集光のためのマイクロレンズ7を各光電変換素子3に対応させて各々配置している。さらに、カラーフィルタ5およびマイクロレンズ7の下地面を平坦化して形状を良くするために、透明平坦化層(下部)4および/または透明平坦化層(上部)6を適宜設ける。
次いで、カラーフィルタ5を構成する色層の拡大断面を図1(c)に示す。図1(c)に示すように、G2(緑色2)の色層は積層体構造としており、その積層構成にG1(緑色1)層9と同一の色層を含む。本実施形態においては、積層構成としたG2の色層の最下層9'を、G1(緑色1)層9と同一の色層としている。なお、積層構造としたG2層のうち、最下層9'の上に積層する上層11は、G1(緑色1)層9とは材料も層厚も層数も同一である必要はなく、G2層(最下層9'と上層11とからなる積層構造の色層)として、後述するように、分光透過率が所望する分光透過率となるように設定し、色再現性を重視したものとする。一方、G1層9は明るさ(感度向上)を優先した、明るい色層としている。なお、G1層とG2層全体(最下層9'と上層11とからなる積層構造の色層)が同一材料から成る場合は、G1の層厚がG2の層厚の1/10〜1/2の範囲にあることが適当である。また、R層8とB層10は色再現性を考慮して設計し、その層厚はG2層の層厚に近づけることが好ましい。
次いで、G1層9と、G2の色層の最下層9'とを、同一の色層とする場合、図1(c)に示すように、最下層9'に積層され、G2層を構成する上層11の画素寸法は、最下層9'の画素寸法より小さくすることが好ましい。これは、G1層およびG2層の最下層9'の画素エッジ(端部)に対して、隣り合う画素であるR層およびB層の画素エッジ(端部)を重なり易くする(オーバーラップし易くする)ためである。相対的に薄い層であるG1層9及び最下層9'のエッジに、厚い層であるR層8およびB層10のエッジを重ねることにより、画素サイズが小さい場合に生じがちな画素剥がれを防止することができる。
この点につき、さらに説明する。
前述したように、カラーフィルタは、フォトリソグラフィー法にて形成するのが主流となっている。そのため色層の形成にあたり、フォトリソグラフィー法にてまず、G1層9とG2の色層の最下層9'とを初めに同一の着色感光性樹脂にて同時に形成する。次いで、R層8、B層10、及び、G2層を構成する上層11を、順次フォトリソグラフィー法にて形成する。なお、R層8、B層10、上層11の形成順は、この順番でなくても構わず、適宜変更しても構わない。
G1層9とG2の色層の最下層9'とを同一の着色感光性樹脂にて同時に形成した場合、G1層9と最下層9'とは略同一の層厚となる。G1層9は光の透過量を増やし明るさを優先しているため、その層厚は、他の色層であるR層8、B層10の層厚より薄いものとなる。ここで、フォトリソグラフィー法にて形成した層は、層厚の薄い方が下地への密着性が良いといえる。なぜならば、塗布された感光性樹脂層にパターン露光を行って樹脂を硬化させるのが一般的であるが、層厚が薄い方が露光光が層の下部まで届き、硬化が十分に行われ、下地への密着性が向上する。一方、感光性樹脂層の層厚が厚いと、パターン露光の際に、層の下部に届く露光光が弱くなり、下部の硬化が十分に進まず、下地との密着力が低下する。その場合、現像の際に、下地から剥れ易くなるといえ、画素サイズが小さいほど、密着力の不足による現像時の画素剥がれは顕著になるといえる。
ここで、層厚の薄い層であるG1層9と最下層9'は強固に下地層(平坦化層4もしくは半導体基板2)に密着することになる。そのため、G1層9と最下層9'のエッジ(端部)にR層8、B層10のエッジ(端部)を重ねると、R層8、B層10と下地との密着において、G1層9と最下層9'とが、R層8、B層10と下地とを繋ぎ止める所謂アン
カー(碇)の役目を持つことになる。その結果、R層8、B層10の画素剥がれが防止出来るものである。
また、上層11は最下層9'の上に形成されるので、上層11の画素剥がれも無くなる。さらに、薄い層厚である、G1層9と最下層9'とに隣接して、R層8、B層10を形成するので、平坦性の高いR層8、B層10を得ることが可能になる。
エッジの重なりの幅は0.01〜0.5μmの範囲で設定すればよいので、上記の画素寸法差(最下層9'と上層11との画素寸法差)は、R層8、B層10のエッジに、G2層の上層11のエッジが乗らないよう(重ならないよう)に設定するのが好ましく、特には、R層8、B層10のエッジの側面と、G2層の上層11のエッジの側面とが接するように設定するのが好ましい。なぜならば、厚い層同士の重なりが生じると、重なり部で層厚の局部的な盛り上がりが生じ、カラーフィルタの上方にマイクロレンズを形成する際に、マイクロレンズが所望する形状にならない等の問題が生じ、好ましくないためである。
本実施例のカラーフィルタは、カラーフィルタを通して光電変換素子に取り込まれる、色分離された光の強度を大きくするために、G2層の分光透過率を所望する分光透過率とすることで、色再現性を重視した仕様とし、また、G1層は明るさを重視し感度向上に適した仕様としている。この点につき以下に、具体的な例を用いて説明する。
図4に、本実施例のカラーフィルタの有する各色層の分光透過率曲線の一例を示す。
ここで、カラーフィルタは、色層の配列を図1(a)に示すようにG1(緑色1)色層、G2(緑色2)色層、B(青色)色層、R(赤色)色層の4色層から構成したものであり、G2の色層は、図1(c)に示すように、G1色層9と同一の色層を最下層9'として下部に有し、緑色の上層11を最下層9'の上部に積層した積層構造としている。また、図5は、本実施例のカラーフィルタとの比較のために、従来のカラーフィルタの有する色層の分光透過率曲線の一例を示す。
比較のカラーフィルタは、、図3に示す従来のベイヤ配列とし、同一構成(同一色)のG色層を2個対角に配置し、残りの対角にB(青色)色層、R(赤色)色層を配置している。また、本比較のカラーフィルタは、明るさ(感度向上)を重視したカラーフィルタとしている。
次いで、図4、図5の2つの分光透過率曲線から読み取れる、各色の主波長の透過率と妨害色による最大ノイズと、それらから算出されるノイズ分を除く透過率を表1に示し、本発明の効果を具体的に説明する。
ここで、各色(青、緑、赤)の光波長域において各色層が有する最大の透過率を主透過率(1)と定義し、最大の透過率となる波長を主波長とする。例えば、図4に示すように、青色の光波長域においてB層の最大透過率は80%であるため、表1において、B層の主透過率(1)は80%となり、80%の最大透過率となる波長が450nmであるため、主波長は450nmとなる。次いで、主波長において他の色の色層が有する透過率のうち、一番高い透過率を有する色層を妨害色とし、該主波長における妨害色の透過率を最大ノイズ(2)と定義する。例えば、図4に示すように、B層の主波長である450nmにおいて、他の色の色層(G1色層、G2色層、R色層)の透過率で一番高い透過率を有するものは、後述の理由によりG1色層は初めから妨害色から除外するので、G2色層であり、その透過率は8%である。そのため、B層の主波長である450nmにおける妨害色はG2色層であり、最大ノイズ(2)は8%となる。
通常、撮像装置は、カラーフィルタ(色層)を通過し光電変換素子に入射した光から得
られた信号をそのまま撮影色として用いるのではなく、ノイズ信号をもとに補正した信号を撮影色としている。補正の例としては、主波長で得られた主透過率(1)から最大ノイズ(2)を差し引くことが考えられる。そのため、主透過率(1)から最大ノイズ(2)を差し引いた値を撮像装置が色として得る信号とみなしている。表1においては、主透過率(1)から最大ノイズ(2)を差し引いた値であるノイズ分を除く補正透過率(3)がカラーフィルタを通して光電変換素子に取り込まれる色分離された光の強度に相当するものとみなしえる。他の色層も同様にして、主透過率(1)、最大ノイズ(2)、補正透過率(3)を求めたものを表1に記している。
なお、本実施例に係わるG1色層は、明るさ(感度向上)を重視した分光透過率を持たせたもので、G(緑)色の他の色であるB(青)色の主波長である450nmやR(赤)の主波長である620nmでの透過率も高くなった、いわゆる浮いた分光透過率曲線を示し、色分離の機能は低い。従って、G1色層は、3色の各主波長におけるノイズ分を除く透過率を算出する際の妨害色からは初めから除外し、G色の感度を向上(アップ)させる手段に利用するものである。色再現性を重視する場合には、B色層、G2色層、R色層の各色層を通過し光電変換素子に入射した光から得られる信号を補正して用いるものとする。
表1に示すように、図4の分光透過率曲線から算出された、妨害色によるノイズ分を除く透過率を、図5の比較曲線から読み取られる同様の数値と較べると、ノイズ分を除いた補正透過率(3)は、〔本発明の例〕の方が〔比較例〕より大きいものが多い。従って、カラーフィルタを通して光電変換素子に取り込まれる色分離された光の強度が本発明のカラーフィルタを用いることにより高くなることを示している。表1の〈効果判定〉欄に○印で示す通り、B色、R色の色再現においても、本発明のカラーフィルタが優れているばかりでなく、G色の再現においても、G1色層を用いた感度補正を行えば、本発明のカラーフィルタが優れている。その結果、光電変換素子の色感度を高めることができる。
なお、G1色層を介して得た信号を用いるか、G2色層を介して得た信号を用いるかは、カラーフィルタが組み込まれる撮像装置に、撮影時に撮像装置が置かれた明るさを測定するセンサーを撮像装置に組み込み、概センサーからの信号に応じて信号の使い分けを行う機構を撮像装置に組み込むのが望ましい。
また、上記のカラーフィルタを製造する工程は、以下の通りである。
すなわち、複数の光電変換素子が形成された半導体基板上の、前記G1色層とG2色層を配置すべき部位に、フォトリソグラフィー法でそれぞれ異なる緑色層(G1色層とG2色層)を形成する工程と、前記B色層とR色層を配置すべき部位に、フォトリソグラフィー法でそれぞれB(青色)色層とR(赤色)色層を形成する工程とを有する。
なお、G2の色層がG1色層と同一の色層を含む場合は、G2の色層に含まれるG1色層と単独のG1色層とを同時に形成することが可能であり、カラーフィルタの製造コストを大きく増大させることはない。
さらに、透明平坦化層(下部)4および/または、透明平坦化層(上部)6の形成にあたっては、透明な樹脂を塗布する技術を用いることが多い。透明な樹脂の塗布で上記いずれかの透明平坦化層を形成する際、1回の塗布でいずれかの透明平坦化層を形成する場合もあるが、透明樹脂の粘度が低い場合は複数回に分けて透明樹脂を塗布し、透明樹脂を積層した構造の透明平坦化層とすることも行われる。
次に、本発明の実施形態の他の例を、図面に従って説明する。
図2は、本発明のカラーフィルタと固体撮像素子の他の例を模式的に示す説明図であって、図2(a)はカラーフィルタの平面色配列を、繰り返しの最小単位で示す。図2(a)に示すように、繰り返しの最小単位は、升目状に配置した、B1(青色1)色層、B2(青色2)色層、R(赤色)色層、及び、G(緑色)色層の4色層で構成している。B1(青色1)色層、B2(青色2)色層の2色の色層を対角に配置し、R(赤色)とG(緑色)を他の対角の位置に配置している。なお、B1(青色1)色層とB2(青色2)色層とには、異なる分光透過率を持たせている。図2(a)中の点線y−y'に示す表示経路におけるカラーフィルタ5'を含む固体撮像素子1'の拡大断面を図2(b)に示す。
図2(b)に示すように、固体撮像素子1'は、複数の光電変換素子3'を有する半導体基板2'、半導体基板2'上に形成したカラーフィルタ5'、及び、カラーフィルタ5'上に形成したマイクロレンズ7'を、主な構成要素としている。カラーフィルタ5'は、半導体基板2'に設けた光電変換素子3'の1個毎に1層の色層が対応するよう、複数の色層を有しており、また、外からの入射光を集光して光電変換素子に取り込むために、カラーフィルタ5'の上方に、集光のためのマイクロレンズ7'を各光電変換素子3'に対応させて各々配置している。
さらに、カラーフィルタ5'およびマイクロレンズ7'の下地面を平坦化して形状を良くするために、透明平坦化層(下部)4'および/または透明平坦化層(上部)6'を適宜設ける。
次いで、カラーフィルタ5'を構成する色層の拡大断面を図2(c)に示す。図2(c)に示すように、B2(青色2)の色層は積層構造であり、その積層構成にB1(青色1)層13と同一の色層を含む。本実施形態においては、積層構成としたB2の色層の最下層13'を、B1(青色1)層13と同一の色層としている。なお、積層構成としたB2のうち、最下層13'の上に積層する上層15は、B1(青色1)層13とは材料も層厚も層数も同一である必要はなく、B2層(最下層13'と上層15とからなる積層構造の色層)としては、後述するように、分光透過率が所望する分光透過率となるように設定し、色再現性を重視したものとする。一方、B1層13は明るさ(感度向上)を優先した、明るい色層としている。なお、B1層とB2層全体(最下層13'と上層15とからなる積層構造の色層)が同一材料から成る場合は、B1の層厚がB2の層厚の1/10〜1/2の範囲にあることが適当である。また、R層12とG層14は色再現性を考慮して設計し、その層厚はB2層に近づけることが好ましい。
次いで、B1層13と、B2の色層の最下層13'とを、同一の色層とする場合、図2(c)に示すように、最下層13'に積層され、B2層を構成する上層15の画素寸法は、最下層13'の画素寸法より小さくすることが好ましい。これは、B1層13およびB2層の最下層13'の画素エッジ(端部)に対して、隣り合う画素であるR層およびG層の画素エッジ(端部)が重なり易くする(オーバーラップし易くする)ためである。前述の緑色系を2色層とする場合と同様に、相対的に薄い層であるB1層13及び最下層13'のエッジに、厚い層であるR層12及びG層14のエッジを重ねることにより、画素サイズが小さい場合に生じがちな画素剥がれを防止することができる。
エッジの重なりの幅は0.01〜0.5μmの範囲で選べばよいので、上記の画素寸法差も重なり部を避けてB2の上層15が配置できる範囲で決めればよい。前述したように、厚い層同士の重なりは層厚の局部的な盛り上がりをもたらため、好ましくないからである。
本実施例のカラーフィルタは、光電変換素子に取り込まれる色分離された光の強度を大きくするために、B2層全体の分光透過率を所望する分光透過率とすることで、色再現性
を重視した仕様とし、また、B1層は明るさを重視し感度向上に適した仕様としている。この点につき以下に、具体的な例を用いて説明する。
図6に、本実施例のカラーフィルタの有する各色層の分光透過率曲線の一例を示す。
ここで、カラーフィルタは、色層の配列を図2(a)に示すように、B1(青色1)色層、B2(青色2)色層、G(緑色)色層、R(赤色)色層の4色層で構成したものであり、B2の色層は図2(c)に示すように、B1色層13と同一の色層を最下層13'として下部に有し、青色の上層15を最下層13'の上部に積層した積層構造としている。また、図7は、本実施例のカラーフィルタとの比較のために、従来のカラーフィルタの有する色層の分光透過率曲線の一例を示す。比較のカラーフィルタの色層の配列は、図2(a)に示す配列のうち、B1色層とB2色層とを同一構成のB色層としている。また、本比較のカラーフィルタは、明るさ(感度向上)を重視したカラーフィルタとしている。
次いで、図6、図7の2つの分光透過率曲線から読み取れる、各色の主波長の透過率と妨害色による最大ノイズと、それらから算出されるノイズ分を除く透過率を表2に示し、本発明の効果を具体的に説明する。
なお、前述した表1の説明と同様に、表2においても、主透過率(1)、最大ノイズ(2)、補正透過率(3)を定義している。
なお、本実施例に係わるB1色層は、明るさ(感度向上)を重視した分光透過率を持たせたもので、B(青)色の他の色であるG(緑)色の主波長530nmにおける透過率が高くなった、いわゆる浮いた分光透過率曲線を示しており、色分離の機能は低い。従って、B1色層は、3色の各主波長におけるノイズ分を除く透過率を算出する際の妨害色からは初めから除外し、B(青)色の感度を向上(アップ)させる手段にのみ利用する。色再現性を重視する場合には、B2色層、G色層、R色層の各色層を通過し光電変換素子に入射した光から得られる信号を補正して用いるものとする。
表2に示すように、各色から算出される、妨害色によるノイズ分を除く透過率を、図7の比較曲線から読み取られる同様の数値と較べると、ノイズ分を除いた補正透過率(3)は、〔本発明の例〕の方が〔比較例〕より大きいものが多い。従って、カラーフィルタを通して光電変換素子に取り込まれる色分離された光の強度は、本発明によるカラーフィルタの方が高くなることを表す。表2の〈効果判定〉欄に○印で示すとおり、B色、R色において、本発明のカラーフィルタの方が優位であり、G色においては比較のカラーフィルタと同等である。しかも、B1色層を利用した感度補正を考慮すれば、B色では表に記載の数字以上に本発明のカラーフィルタが優れているといえる。その結果、本発明のカラーフィルタを用いることで光電変換素子の色感度を高めることができる。
また、上記のカラーフィルタを製造する工程は、以下の通りである。
すなわち、複数の光電変換素子が形成された半導体基板上の、前記B1色層とB2色層とを配置すべき部位に、フォトリソグラフィー法でそれぞれ異なる青色層(B1色層とB2色層)を形成する工程と、前記G色層とR色層とを配置すべき部位に各々に、フォトリソグラフィー法でG(緑色)色層とR(赤色)色層を形成する工程とから成る。
なお、B2の色層がB1と同一の色層を含む場合は、共通部分すなわち、B2の色層に含まれるB1色層と単独のB1色層とを同時に形成することが可能であり、製造コストを大きく増大させることはない。
さらに、透明平坦化層(下部)4'および/または透明平坦化層(上部)6'の形成にあたっては、透明な樹脂を塗布する技術を用いることが多い。透明な樹脂の塗布で上記いず
れかの透明平坦化層を形成する際、1回の塗布でいずれかの透明平坦化層を形成する場合もあるが、透明樹脂の粘度が低い場合は複数回に分けて透明樹脂を塗布し、透明樹脂を積層した構造の透明平坦化層とすることも行われる。
上述の各種カラーフィルタを、前記固体撮像素子1または1'に有することによって、該固体撮像素子を高微細化、かつ、高感度のカラーの固体撮像素子として使用することができる。
本発明のカラーフィルタと固体撮像素子の一例を模式的に示す説明図であって、(a)はカラーフィルタの平面色配列と(b)に示す断面図の表示経路(点線x−x')、(b)はカラーフィルタを含む固体撮像素子の拡大断面、(c)はカラーフィルタの積層構造の拡大断面を示す。 本発明のカラーフィルタと固体撮像素子の他の一例を模式的に示す説明図であって、(a)はカラーフィルタの平面色配列と(b)に示す断面図の表示経路(点線y−y')、(b)はカラーフィルタを含む固体撮像素子の拡大断面、(c)はカラーフィルタの積層構造の拡大断面を示す。 従来の固体撮像素子におけるカラーフィルタの色層配列の一例を模式的に示す平面説明図である。 本発明のカラーフィルタの一例の分光透過率曲線を示す。 図4との比較のための、カラーフィルタの分光透過率曲線を示す。 本発明のカラーフィルタの他の一例の分光透過率曲線を示す。 図6との比較のための、カラーフィルタの分光透過率曲線を示す。
符号の説明
1、1'・・・・固体撮像素子
2、2'・・・・半導体基板
3、3'・・・・光電変換素子
4、4'・・・・透明平坦化層(下部)
5、5'・・・・カラーフィルタ
6、6'・・・・透明平坦化層(上部)
7、7'・・・・マイクロレンズ
8・・・・・・・R(赤色)層
9・・・・・・・G1(緑色1)層
9'・・・・・・G2(緑色2)層の最下層
10・・・・・・B(青色)層
11・・・・・・G2(緑色2)層の上層
12・・・・・・R(赤色)層
13・・・・・・B1(青色1)層
13'・・・・・B2(青色2)層の最下層
14・・・・・・G(緑色)層
15・・・・・・B2(青色2)層の上層

Claims (16)

  1. 撮像素子用のカラーフィルタであって、該カラーフィルタの色層の平面配列が緑色系、青色系、赤色系を含む4色層の繰り返しで構成されており、緑色系または青色系の内の一つが、構成の異なる2色層から成ることを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 前記色層の平面配列がG1(緑色1)、G2(緑色2)、B(青色)、R(赤色)の4色層から構成されており、G2の色層がG1の色層と同一の色層を含む積層構造であることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ。
  3. 前記G1とG2の色層が同一材料から成り、G1の層厚がG2の層厚の1/10〜1/2であることを特徴とする請求項2に記載のカラーフィルタ。
  4. 前記G1とG2の色層の平面配列が対角の位置関係にあることを特徴とする請求項2または3に記載のカラーフィルタ。
  5. 前記G1と同一の色層がG2の色層の最下層を構成し、G2の最下層を除く上層の画素寸法が最下層の画素寸法より小さいことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のカラーフィルタ。
  6. 前記G1の色層の画素エッジ上に、前記BおよびRの色層の画素エッジが重なることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のカラーフィルタ。
  7. 請求項2〜6のいずれかに記載のカラーフィルタを形成するに際して、複数の光電変換素子が形成された半導体基板上の、前記G1とG2の色層とを配置すべき部位に、フォトリソグラフィー法でそれぞれ異なる構成の緑色層を形成する工程と、前記BとRの色層を配置すべき部位に、フォトリソグラフィー法でそれぞれ青色層と赤色層を形成する工程とから成るカラーフィルタの製造方法。
  8. 前記G1の色層及びG2の色層の最下層であるG1と同一の色層とを同時に形成することを特徴とする請求項7に記載のカラーフィルタの製造方法。
  9. 前記色層の平面配列がB1(青色1)、B2(青色2)、G(緑色)、R(赤色)の4色層から構成されており、B2の色層がB1の色層と同一の色層を含む積層構造であることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ。
  10. 前記B1とB2の色層が同一材料から成り、B1の層厚がB2の層厚の1/10〜1/2であることを特徴とする請求項9に記載のカラーフィルタ。
  11. 前記B1とB2の色層の平面配列が対角の位置関係にあることを特徴とする請求項9または10に記載のカラーフィルタ。
  12. 前記B1と同一の色層がB2の色層の最下層を構成し、B2の最下層を除く上層の画素寸法が最下層の画素寸法より小さいことを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載のカラーフィルタ。
  13. 前記B1の色層の画素エッジ上に、前記GおよびRの色層の画素エッジが重なることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載のカラーフィルタ。
  14. 請求項9〜13のいずれかに記載のカラーフィルタを形成するに際して、複数の光電変
    換素子が形成された半導体基板上の、前記B1とB2の色層とを配置すべき部位に、フォトリソグラフィー法でそれぞれ異なる構成の青色層を形成する工程と、前記GとRの色層を配置すべき部位に、フォトリソグラフィー法でそれぞれ緑色層と赤色層を形成する工程とから成るカラーフィルタの製造方法。
  15. 前記B1の色層及びB2の色層の最下層であるB1と同一の色層とを同時に形成することを特徴とする請求項14に記載のカラーフィルタの製造方法。
  16. 請求項1〜6または9〜13のいずれかに記載のカラーフィルタを有することを特徴とする固体撮像素子。
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