JP2010074278A - 情報処理装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の移動状況に応じて適切な処理の実行を可能とする。
【解決手段】携帯電話端末等の装置が、移動中の加速度情報に基づいて、利用者の移動手段の種類を示す移動コンテクストと、当該移動コンテクストによる移動時間と、を特定する移動コンテクスト特定部103と、当該移動コンテクストと、移動時間とを移動経路順に記憶する移動パターン記憶部105と、移動パターン記憶部105に記憶された移動コンテクストと移動時間とを、利用者が目的地に行くまでの移動パターンとして設定する移動パターン設定部104と、移動パターンに含まれる移動コンテクストに対し、タグを設定するコンテクストタグ設定部106と、利用者が新たな移動を行う際、新たな移動を表す移動パターンの移動コンテクストに設定されたタグに関連する処理を行う機能実行部108と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、利用者の移動状態に応じて処理を行う情報処理装置、方法及びプログラムに関するものである。
従来から、利用者は携帯電話端末など様々なコンピュータ端末を携帯して移動している。これにより、当該コンピュータ端末から様々なサービスを利用者に対して提供する技術が提案されている。
一方、コンピュータ端末には、様々なセンサが搭載される傾向がある。この搭載されたセンサにより、利用者の状況等を推定することがある程度可能になる。
たとえば、利用者が携帯するコンピュータ端末に加速度センサを搭載し、当該加速度センサにより利用者の動作を推定する技術が提案されている。特許文献1に記載された技術では、加速度センサで検出された情報から、利用者の歩く、座る、会議をする、又は食事をするなどの動作を特定している。
特開平10−024026
しかしながら、加速度センサから直接得られる情報は少ないため、利用者の動作を特定しても、利用者の移動中の状況など判断して、適切なサービスを提供することは困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者が移動中の状況に応じて適切な処理を行う情報処理装置、方法及びプログラムを提供する。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の処理を実行可能な情報処理装置であって、利用者が携帯した加速度センサによって計測された、当該利用者の移動中の加速度情報に基づいて、前記利用者の移動手段の種類を示す移動種別と、当該移動種別による移動時間と、を特定する特定部と、前記移動種別と、前記移動時間とを、時系列順に記憶する記憶部と、前記利用者が移動を開始してから目的地に到着するまで前記記憶部に記憶された前記移動種別と前記移動時間とを、前記利用者が前記目的地に行くまでの移動パターンとして設定するパターン設定部と、前記移動パターンに含まれる前記移動種別に対して、前記処理を識別する識別情報を設定する設定部と、利用者が新たな移動を行う際に、当該新たな移動中の前記加速度センサの加速度情報から特定された前記移動種別及び前記移動時間と、前記移動パターンと、から、当該新たな移動を表す移動推定パターンを推定する推定部と、前記移動推定パターンに含まれる、前記識別情報が設定された前記移動種別と、当該新たな移動中の前記加速度センサの前記加速度情報から特定された前記移動種別と、が一致した場合に、前記識別情報によって識別された前記処理を実行する実行部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、情報処理装置で実行される情報処理方法であって、前記情報処理装置が、記憶部を備え、特定部が、利用者が携帯した加速度センサによって計測された、当該利用者の移動中の加速度情報に基づいて、前記利用者の移動手段の種類を示す移動種別と、当該移動種別による移動時間と、を特定するする特定ステップと、利用者の移動手段の種類を示す移動種別と、当該移動種別による移動時間とを、時系列順に前記記憶部に記憶する記憶ステップと、パターン設定部が、前記利用者が移動を開始してから目的地に到着するまで前記記憶部に記憶された前記移動種別と前記移動時間とを、前記利用者が前記目的地に行くまでの移動パターンとして設定するパターン設定ステップと、設定部が、前記移動パターンに含まれる前記移動種別に対して、前記処理を識別する識別情報を設定する設定ステップと、推定部が、利用者が新たな移動を行う際に、当該新たな移動中の前記加速度センサの加速度情報から特定された前記移動種別及び前記移動時間と、前記移動パターンと、から、当該新たな移動を表す移動推定パターンを推定する推定ステップと、処理部が、前記移動推定パターンに含まれる、前記識別情報が設定された前記移動種別と、当該新たな移動中の前記加速度センサの前記加速度情報から特定された前記移動種別と、が一致した場合に、前記識別情報によって識別された前記処理を実行する処理ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータで実行されるための情報処理プログラムであって、前記コンピュータが記憶部にアクセス可能であり、利用者が携帯した加速度センサによって計測された、当該利用者の移動中の加速度情報に基づいて、前記利用者の移動手段の種類を示す移動種別と、当該移動種別による移動時間と、を特定するする特定ステップと、利用者の移動手段の種類を示す移動種別と、当該移動種別による移動時間とを、時系列順に前記記憶部に記憶する記憶ステップと、前記利用者が移動を開始してから目的地に到着するまで前記記憶部に記憶された前記移動種別と前記移動時間とを、前記利用者が前記目的地に行くまでの移動パターンとして設定するパターン設定ステップと、前記移動パターンに含まれる前記移動種別に対して、前記処理を識別する識別情報を設定する設定ステップと、利用者が新たな移動を行う際に、当該新たな移動中の前記加速度センサの加速度情報から特定された前記移動種別及び前記移動時間と、前記移動パターンと、から、当該新たな移動を表す移動推定パターンを推定する推定ステップと、前記移動推定パターンに含まれる、前記識別情報が設定された前記移動種別と、当該新たな移動中の前記加速度センサの前記加速度情報から特定された前記移動種別と、が一致した場合に、前記識別情報によって識別された前記処理を実行する処理ステップと、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、加速度センサから取得した加速度情報に基づいて、利用者が移動パターンで示された移動経路を任意の移動手段で移動している時に、適切な処理の実行に基づくサービスを提供できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置、方法及びプログラムを適用した携帯電話端末の最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、情報処理装置、方法及びプログラムは、例えば、PDAなど、携帯電話端末以外のさまざまな装置に対して適用することができる。さらには、加速度センサを備えた機器と通信可能なPCやサーバなどの機器に対して適用しても良い。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、携帯電話端末100は、コンテクスト記憶部152と、加速度センサ102と、移動コンテクスト特定部103と、移動パターン設定部104と、移動パターン記憶部105と、コンテクストタグ設定部106と、コンテクストタグルール記憶部107と、コンテクストタグ特定部108と、機能マッピング設定部109と、機能マッピングルール記憶部110と、機能マッピング特定部111と、移動状況推定部112と、移動状況記憶部113と、表示部114と、機能実行部115と、を備える。
コンテクスト記憶部152は、移動コンテクスト特定部103により特定された移動コンテクストを、時系列に従って記憶する。具体的には、コンテクスト記憶部152は、各移動コンテクスト、当該移動コンテクスト毎の開始時間及び終了時間を時系列に従って記憶する。
移動コンテクストとは、利用者の移動時の状態を示す情報とし、携帯電話端末100を携帯しているユーザの移動手段を特定する情報とする。コンテクスト記憶部152に記憶される移動コンテクストとしては、“走行”、“歩行”、“バスや電車等の乗り物に乗車中”、又は“静止”等を識別する情報とする。
加速度センサ102は、携帯電話端末100の加速度を計測する。携帯電話端末100は、ユーザが携帯するため、加速度センサ102により、ユーザの移動中の加速度データを計測することができる。本実施の形態おいては、加速度データとして、XYZの3軸それぞれの方向に対する加速度が取れるものとする。
移動コンテクスト特定部103は、加速度センサ102で計測した加速度データに基づいて、ユーザの移動コンテクストと、当該移動コンテクストによる移動時間と、を特定する。本実施の形態では、移動コンテクスト特定部103は、移動コンテクストとして、走行、歩行、バスや電車等の乗り物に乗車中、又は静止の4種類の移動手段を特定する。
本実施の形態にかかる移動コンテクスト特定部103は、計測された加速度データと、上述した4種類の移動手段間の遷移確率と、に基づいて、ユーザの前の移動手段から次の移動手段を特定する。なお、詳細な処理手順については後述する。そして、移動コンテクスト特定部103が特定された移動コンテクストは、コンテクスト記憶部152に記憶される。
移動パターン設定部104は、コンテクストサーバ150のコンテクスト記憶部152に時系列順に記憶された、移動コンテクスト別の移動時間に基づいて、移動コンテクスト毎の移動時間で示された、利用者が移動を開始してから目的地に到着するまでの移動パターンを設定し、移動パターン記憶部105に記憶させる。なお、移動パターン設定部104の移動パターンに組み込まれる移動コンテクストは、上記4種類の移動コンテクストを纏め、“歩行又は走行”及び“乗車中”の2種類とする。そして、移動パターンの移動開始は、家や勤務地から出た時を想定しているため、移動パターンの最初の移動コンテクストは“歩行又は走行”とする。
なお、移動パターンにおいて目的地と認識させる手法としては、例えば、所定の時間以上静止状態が長い場合に目的地に到着したと判断しても良いし、ユーザが携帯電話端末100に対して、目的地に到着したことを入力操作した場合に、目的地に到着したものと判断しても良い。
移動パターン設定部104が設定する移動パターンは、移動した日が平日又は日曜であるか、及び移動を開始した開始時刻も対応付けて設定される。さらに、移動した日が平日の場合、さらに曜日を対応付けて設定しても良い。
本実施の形態にかかる移動パターンは、平日又は休日、移動の開始時刻、及び平均的なタイムシーケンスが設定される。そして、移動パターン設定部104により設定された移動パターンは、移動パターン記憶部105に記憶される。
図2に示すように、移動パターン記憶部105は、ルールID、平日/休日、曜日、開始時刻、及びタイムシーケンスを対応付けて記憶する。
パターンIDは、移動パターン毎に割り当てられたユニークなIDとする。平日/休日は、当該移動パターンが、平日か休日かを保持する。曜日は、平日の場合において、特に曜日が決まっている場合に当該曜日が保持される。開始時刻は、当該移動パターンによる移動が開始される平均的な時刻を保持する。
タイムシーケンスは、“歩行若しくは走行”、又は“乗車中”を示す移動コンテクスト毎の、平均的な移動時間で構成されたシーケンスとする。なお、本実施の形態においては、最初の移動コンテクストが“歩行若しくは走行”であり、その後、2種類の移動コンテクストが交互に設定され、“静止”を示す移動コンテクストは含まないように設定する。このため、本実施の形態にかかるタイムシーケンスでは、移動コンテクスト毎の平均的な移動時間を記載するだけで、どちらの移動コンテクストか特定できるため、移動コンテクストの記載を省略している。
例えば、図2に示す“15-10-5”というタイムシーケンスの場合、歩行15分、乗車中10分、歩行5分という、移動コンテクスト及び移動時間で構成されていることを示している。
この移動パターンは、二つの用途に用いられる。一つは、ユーザが今どの移動パターンに沿った行動しているかをリアルタイムに検知するために用いられる。もう一つは、設定された移動パターンをユーザに提示し、当該移動パターン又は当該移動パターンに含まれる移動コンテクストに対して、コンテクストタグを付加してもらうために用いられる。
コンテクストタグ設定部106は、移動パターン、又は移動パターンに含まれる移動コンテクストに対して、生活コンテクストタグを設定する。また、コンテクストタグ設定部106は、移動パターンの開始時間前や、移動パターンによる全ての移動コンテクストが終了した後についても、生活コンテクストタグを設定することができる。
生活コンテクストタグとは、ユーザの状況や、ユーザがしなければならないこと等を表す属性タグとする。この生活コンテクストタグは、ユーザがコンテクストタグ設定UI121から設定可能とする。生活コンテクストタグとしては、例えば、ユーザがいる場所、通勤中、勤務中、又は帰宅中などの行動とする。さらに生活コンテクストタグとしては、移動中にしなければならないこととして(ユーザが郵便物を投函することを表す)「ポスト」などが考えられる。
本実施の形態においては、コンテクストタグ設定UI121からの操作に基づいて、コンテクストタグ設定部106が、生活コンテクストタグを設定する。これにより、加速度センサ102からの加速度に従って、移動コンテクスト特定部103が移動コンテクストを特定した場合に、当該移動コンテクストに設定された生活コンテクストタグが特定できる。これにより、携帯電話端末100では、ユーザのいる場所や行動等を示す状況や、ユーザのしなければならないことを特定できる。そして、これら生活コンテクストタグに特定の機能をマッピングしている場合に、利用者の状況に基づいて携帯電話端末100を自動起動させるなど、携帯電話端末100の制御を行うことが可能となる。さらには、GPSに依存せずに、ユーザのいる現在地を把握できる。これにより、ユーザのいる現在地に応じた処理を行うことができる。
コンテクストタグルール記憶部107は、コンテクストタグ設定部106により設定された生活コンテクストタグを特定するためのルールを記憶する。図3に示すように、コンテクストタグルール記憶部107は、属性と、タグ名と、パターンIDと、タイムシーケンス番号と、付加条件とを対応付けて記憶する。
属性は、生活コンテクストタグの種別を示している。本実施の形態では、属性として、「状況」又は「ToDo」が設定される。タグ名には、生活コンテクストタグの名称が設定される。パターンIDには、移動パターンを識別するIDが設定される。タイムシーケンス番号には、移動パターン内の何番目のタイムシーケンスを示しているのか設定される。これにより、生活コンテクストタグが設定された移動コンテクストを特定できる。例えばタイムシーケンスが「10−20―5―15―10−30―10」でタイムシーケンスに「3」が設定されている場合、3番目の移動時間「5」分に対して、生活コンテクストタグが設定されていることを意味する。なお、移動コンテクストは、各移動時間に対して“歩行又は走行”を最初に、“乗車中”と“歩行又は走行”とが交互に設定されている。このため、3番目の移動時間は、移動コンテクストが「歩行又は走行」であることを認識できる。なお、タイムシーケンス番号には、複数の番号の指定や、タイムシーケンスに含まれる全ての番号を指定しても良い。
付加条件は、生活コンテクストタグを特定するための付加的な条件を設定する。設定可能な条件について説明する。まず第1に、付加条件として、タイムシーケンス又は移動コンテクスト内の特定の箇所にのみ生活コンテクストタグを付与する。この特定の箇所の例としては、例えば、タイムシーケンスの序盤n分、終盤n分、n分経過後からm分などが考えられる。
第2に、付与条件として、特定の移動パターンよる移動が開始される前の時間、又は移動終了後の時間、さらには複数の移動パターンの間の時間など、移動パターンを基準とした時間ではあるが、移動パターンには含まれていない時間に対して、生活コンテクストタグを付与することも可能とする。このようにして設定された付与条件は、コンテクストタグ特定部108で用いられるものとする。
機能マッピング設定部109は、生活コンテクストタグに対して、携帯電話端末100で実行する機能を設定する。本実施の形態においては、機能マップ設定UI122からの操作に基づいて、機能マッピング設定部109が、生活コンテクストタグに対して携帯電話端末100の機能を設定する。これにより、携帯電話端末100を携帯している利用者の移動状況に応じて、機能を提供することができる。
機能マッピングルール記憶部110は、機能マッピング設定部109により設定された機能マッピングを特定するためのルールを記憶する。図4に示すように、機能マッピングルール記憶部110は、生活コンテクストタグと、実行機能とを対応付けて記憶する。これにより、生活コンテクストタグに対応付けられた機能を特定できる。
表示部114は、コンテクストタグ設定UI121と、機能マップ設定UI122とを備え、携帯電話端末100が備える、図示しない液晶ディスプレイに対して、表示処理を行う。
コンテクストタグ設定UI121は、液晶ディスプレイに対して、移動パターンに対して、生活コンテクストタグを付加するためのインターフェースを表示する。利用者が、コンテクストタグ設定UI121を介して、移動パターンに対して生活コンテクストタグを付加することで、ユーザが移動パターンで示された移動経路上のどの場面でどのような状況にあるのか設定されたことになる。
コンテクストタグ設定UI121は、生成された移動パターン毎に、設定画面を表示する。ただし複数の移動パターンにおいて、平日/休日条件又は曜日条件が一致し、開始時刻が異なるものについては、コンテクストタグ設定UI121が、ひとまとめに表示しても良い。
図5に示すように、コンテクストタグ設定UI121は、時刻にあわせて、移動パターンと、生活コンテクストタグとを、表示する。図5に示す設定画面は、図2のパターンID‘1’とパターンID‘2’の移動パターンをまとめて表示した画面である。一番上には時刻を表すタイムラインが表示される。その下には、移動パターンを示すタイムラインが表示される。図5に示す設定画面では、平日の移動パターン及び生活コンテクストタグが表示されている。
8:30〜10:00に出現するタイムライン601は、図2のパターンID‘1’の移動パターンに対応している。当該タイムライン601は、歩行又は乗り物への乗車を示す移動コンテクストが交互に10、20、5、15、10、30、10分という順序で現れることを示している。そして、これら移動コンテクストに対しては、コンテクストタグ設定部106が、自動的に[歩](歩行又は走行状態を示す生活コンテクストタグ)、又は[乗](乗り物に乗車中を示す生活コンテクストタグ)を付与する。
ユーザは、当該設定画面に表示されたタイムラインを参照することで、携帯電話端末100で認識されている移動パターンを把握することができる。そして、ユーザは、当該設定画面に表示された移動パターンに対して生活コンテクストタグを付加する。図5に示す設定画面下に表示される[渋谷][二子多摩川駅][会社][帰宅][家][ポスト]が、ユーザにより設定された生活コンテクストタグとする。
生活コンテクストタグの設定手法などのような手法を用いても良い。本実施の形態では、ユーザが、移動パターンを示すタイムライン上で、携帯電話端末100の方向キー及び決定ボタンで、タグを付加する範囲を定め、対応するタグ名をダイヤルボタンから入力する。
また、コンテクストタグ設定UI121は、ユーザが、タグを付加することを補助するために、当該移動パターンが実際に発生した直近の日時、及びその時の実際の移動コンテクストのタイムラインを合わせて表示してもよい。
そして、ユーザは、当該設定画面を参照し、表示された移動パターンの一つ又は複数のタイムシーケンスに対して、所望する生活コンテクストタグを設定できる。例えば、所定のタイムシーケンスに対して、当該タイムシーケンスにおいてユーザのいる場所や行動を設定できる。また、当該タイムシーケンスにおいて実行したい処理なども設定できる。例えば、郵便物を忘れずに投函するように所定のタイムシーケンス(又は当該タイムシーケンスに設定された生活コンテクストタグ)に対して、“ポスト”という生活コンテクストタグを設定することもできる。そして、設定された生活コンテクストタグの情報は、コンテクストタグ設定部106により、コンテクストタグルール記憶部107に記憶される。
機能マップ設定UI122は、液晶ディスプレイに対して、移動パターンに付与された生活コンテクストタグに対して、機能マッピングを設定するためのインターフェースを表示する。
図6に示すように、機能マップ設定UI122は、各生活コンテクストタグに対して、機能を設定する設定画面を表示する。ユーザは、当該設定画面を参照することで、生活コンテクストタグに対して、実行する機能を設定できる。例えば、生活コンテクストタグ[乗]に対して、実行される機能として「マナーモードON」等が対応付けられる。
なお、複数の生活コンテクストタグを条件として、実行させる機能を設定することも可能とする。例えば、生活コンテクストタグ[帰宅]及び[渋谷]に対して、実行される機能である「渋谷周辺飲み屋情報提示」を対応付けるなどが考えられる。この場合ユーザの移動状況が、帰宅中で渋谷に着いたと判断された場合に限り、渋谷周辺飲み屋情報が携帯電話端末100から提示される。
このように対応付けられた、一つ又は複数の生活コンテクストタグと、実行する機能とは、機能マッピング設定部109により、機能マッピングルール記憶部110に記憶される。
移動状況推定部112は、ユーザの現在の移動状況を、移動コンテクスト特定部103により特定された移動コンテクストに基づいて推定する。移動状況推定部112は、ユーザの現在の移動状況として、当該移動を示す移動パターン、及び当該移動パターンに含まれるタイムシーケンスの番号(換言すれば、当該タイムシーケンスの番号で特定される移動コンテクスト)を推定する。
つまり、移動状況推定部112は、移動コンテクスト特定部103が特定した移動コンテクスト毎の移動時間を特定した場合に、移動パターン記憶部105に記憶された移動パターンのうち、特定された移動コンテクスト毎の移動時間と一致する移動パターンを、現在の移動パターンとして推定する。そして、移動状況推定部112は、推定された現在状況に基づいて、移動状況記憶部113を更新する。
移動状況記憶部113は、ユーザの現在の状況を、移動パターン毎に保持する。図7に示すように、移動状況記憶部113は、移動パターン毎に、パターンID、ステータスと、タイムシーケンス番号とを対応付けて記憶している。移動状況推定部112により推定された現在のユーザの移動状況に応じて、ステータスが、パターン前、パターン中、及びパターン後に更新される。また、ステータスが移動中の場合、当該移動パターンのタイムシーケンスにあわせて、タイムシーケンス番号が更新される。
パターンIDは、移動パターンを識別するIDが設定される。ステータスはユーザの現在の状況が当該移動パターンの前、当該移動パターン中、又は移動パターン後なのかが設定される。タイムシーケンス番号は、ユーザの状況に当てはまる移動パターンにおいて、どのタイムシーケンスに該当するのか示している。
コンテクストタグ特定部108は、移動状況記憶部113を参照し、現在のユーザの移動状況に一致する生活コンテクストタグを特定する。特定される生活コンテクストタグは、一つに制限するものではなく、複数の生活コンテクストタグを特定されても良い。本実施の形態にかかるコンテクストタグ特定部108は、コンテクストタグルール記憶部107に記憶された生活コンテクストタグの条件に、移動状況記憶部113に記憶された各移動パターン、ステータス及びタイムシーケンス番号が一致した場合に、当該条件と対応付けられている生活コンテクストタグを特定する。
例えば、コンテクストタグルール記憶部107に記憶されたパターンID及びタイムシーケンス番号と、移動状況記憶部113に記憶されたパターンID及びタイムシーケンス番号とが一致した場合、当該パターンID及びタイムシーケンス番号と対応付けられているタグ名を、生活コンテクストタグとして特定する。また、当然ながら、コンテクストタグ特定部108は、コンテクストタグルール記憶部107に記憶された付加条件も考慮した上で、生活コンテクストタグを特定する。このために、コンテクストタグ特定部108は、図示しないタイマによる時間情報も取得する。
機能マッピング特定部111は、機能マッピングルール記憶部110を参照し、コンテクストタグ特定部108により特定された一つ又は複数の生活コンテクストタグと対応付けられている機能を特定する。
機能実行部115は、機能マッピング特定部111により特定された機能を実行する。これにより、加速度センサ102からの加速度に従って、移動状況推定部112により推定された移動コンテクスト及び移動パターンに一致する生活コンテクストタグに対応付けられた機能が実行されることになる。
次に、図1に示す携帯電話端末100の移動コンテクスト特定部103が移動コンテクストを特定するまでの手順について、図8を用いて説明する。
まず、移動コンテクスト特定部103は、加速度センサ102から加速度データを取得する。(ステップS901)加速度データとしては、XYZの3軸それぞれの方向に対する加速度が取れるものとする。
次に、移動コンテクスト特定部103は、取得した加速度データから重力方向を特定する(ステップS902)。重力方向の推定は、一定時間の加速度データの平均を3次元ベクトルとして算出した後、算出した三次元ベクトルを1Gの大きさになるように正規化することで行う。
その後、移動コンテクスト特定部103は、加速度データから重力ベクトルを減算し、重力成分を除いた加速度データを算出する(ステップS903)。
次に、移動コンテクスト特定部103は、算出された加速度データの長さ、加速度データと重力ベクトルとの内積、外積からなる3つの特徴量を算出した後、当該3つの特徴量から統計特徴量を算出する(ステップS904)。上述した3つの特徴量は加速度センサを備えた携帯電話端末100がどのような方向を向いていても影響を受けない数値である。このため、ユーザがどのように携帯電話端末100を保持していても、ユーザの移動コンテクストを特定するための特徴量として利用できる。
統計特徴量は、ある一定時間の間における、3つの特徴量の最大値、最小値、平均、分散である。各特徴量に対してこれら4つの値を算出することで、12次元の値が取得できることになる。この統計特徴量は、加速度の時間的遷移を加味した特徴量として使える。
次に、移動コンテクスト特定部103は、取得した12次元の値に対して、移動コンテクスト推定ニューラルネットを適応することで、ユーザが走行、歩行、乗車中、静止の4状態のうちいずれの状態であるかを推測する(ステップS905)。
移動コンテクスト推定ニューラルネットは、あらかじめ取得したこれら4状態それぞれにおける、統計特徴量を正解データとして与えることで学習が行われる。また4状態はそれぞれ0から1の値で表される。数値が大きいほど、その状態と推測される度合いが高いことを意味する。
なお、本実施の形態においては、4つの状態で判断することとしたが、それ以外の数の状態を用いて判断しても良い。
次に、移動コンテクスト特定部103は、得られた4状態に対して、時間による遷移モデルを適用し、ノイズを除去し、移動コンテクストを特定する(ステップS906)。遷移モデルとは、各状態から、他の状態に移る度合いを示したモデルとする。例えば、乗車中から静止状態に遷移した場合、一時的にバスや電車が停車している場合が多いので、乗車中状態を維持するというヒューリスティックを実現する。
図9に示すように遷移モデルは、各状態から他の状態に遷移する度合いを0〜1の数値で表す。数値が大きいほど、遷移元から遷移先に状態が遷移する度合いが高いことを示している。ある時点での一定時間の過去の各状態の平均を遷移元の状態とし、その時点で加速度センサ102から判断された4状態に対して遷移度合いを用いてそれぞれの値を調整し、遷移先の状態を算出する。これにより、移動コンテクストが特定される。
特定された移動コンテクストは、通信部101により、コンテクストサーバ150のコンテクスト記憶部152に記憶される。また、コンテクスト記憶部152に記憶された移動コンテクストに基づいて、移動パターン設定部104は、移動パターンを設定する。
次に、移動パターン設定部104の移動パターンを設定するまでの処理手順について、図10を用いて説明する。移動パターン設定部104は、日ごとの移動コンテクストの移り変わり、当該ユーザの典型的な移動コンテクストのタイムシーケンスを、移動パターンとして設定する。この移動パターンの設定には、以下に示すように、ユーザの毎日の出勤時、退勤時の時間帯、日ごとの交通手段の利用手法が類似すること等に基づいて、移動パターンを設定する。
まず、移動パターン設定部104は、通信部101を介して、コンテクストサーバ150から、時系列に従った移動コンテクストを取得する(ステップS1101)。
次に、移動パターン設定部104は、取得した時系列に従った移動コンテクストから、ノイズ除去を行う(ステップS1102)。図8に示したフローチャートで、遷移モデルを適用したことで、ある程度のノイズ除去は行われている。しかしながら、移動パターンとしては、よりおおまかな時系列データが必要とされるため、さらなるノイズ除去を行う。
ノイズの除去手段としては、いずれの手法を用いても良いが、例えば、ごく短時間だけ現れる移動コンテクストを、その周辺の移動コンテクストで上書きする等が考えられる。例えば、乗車中を示す移動コンテクスト間に現れる静止を示す移動コンテクストを、移動コンテクストで上書きする。これにより、歩行又は走行を示す移動コンテクストと、乗車中を示す移動コンテクストとが交互に現れる時間帯が生じることになる。このような時間帯を移動時間帯とする。
その後、移動パターン設定部104は、移動時間帯の移動コンテクストを抽出する(ステップS1103)。この移動時間帯の例としては、ユーザの通勤、退勤、出張時を行う時間帯が考えられる。本実施の形態においては、歩行に続いて乗車中の移動コンテクストが出現する時間を開始時間とし、長期間の静止が現れるまでの時間帯を、移動時間帯として抽出する。
図11に示すように、移動パターン設定部104は、各日の移動時間帯毎に、開始時間と、当該移動時間帯のタイムシーケンスとを抽出する。図11の日付は、ユーザの移動が行われた日付とする。開始時刻は、ユーザの移動が開始された時刻を示す。タイムシーケンスは、開始時刻から、移動コンテクスト毎の移動時間が示されている。
そして、本処理手順においては、最初の4種類の移動コンテクストから、最終的に2種類の移動コンテクストに再定義されることになる。この移動時間帯に含まれる2種類の移動コンテクストは、“歩行若しくは走行”と、“乗り物に乗車中”と、する。なお、移動中の間の“静止”は、2種類の移動コンテクストに含まれるものとする。そして、タイムシーケンスでは、最初の移動コンテクストを、“歩行又は走行”とする。そして、タイムシーケンスでは、“歩行又は走行”と、“乗り物に乗車中”との移動時間(移動コンテクストが継続した時間)が交互に設定される。これにより、タイムシーケンスを構成する移動コンテクスト及び移動時間を特定することができる。図11に示す移動時間帯を抽出することで、移動を開始してから目的地に着くまでの移動コンテクストを特定できる。
例えば、図11のレコード1201で示された移動時間帯は、1月15日の8:15から移動が開始された移動時間帯である。そして、移動が開始された後、10分歩行又は走行が行われ、20分乗り物に乗り、5分歩行又は走行し、15分乗り物に乗り、10分歩行又は走行が行われ、30分乗り物に乗り、10分歩行又は走行し、目的地に到着したしたことを意味する。なお、歩行又は走行として判定される時間帯は、任意の長さの静止状態を含んで良い。
次に、移動パターン設定部104は、抽出された複数の移動時間帯に対して、類似度判定を行う(ステップS1104)。本実施の形態にかかる移動パターン設定部104は、複数の移動時間帯間の類似度判定を、以下に示す条件に従って判断する。
1) タイムシーケンス全体の長さが類似している移動時間帯において、タイムシーケンス内の各移動時間が所定の閾値以上に類似している
2) どちらも平日もしくは休日である
3) どちらも同じ曜日である
4) これら開始時刻のずれが、所定の閾値以内である
本実施の形態にかかる移動パターン設定部104は、これらの条件に基づいて、複数の移動時間帯間の類似度を算出する。類似度の値は、これら4つの条件それぞれが合致すればするほど高くなる。
移動パターン設定部104は、移動時間帯間の類似度判定を、一定期間内の移動時間帯の間の総当りで行った後、類似度が閾値を越えた移動時間帯同士をグルーピングする(ステップS1105)。
そして、移動パターン設定部104は、グルーピングされた移動時間帯の数が一定数を超えたものを、移動パターンとして設定する(ステップS1106)。本実施の形態では、これらグルーピングされた移動時間帯の平均値を算出することで、移動パターンの開始時間及びタイムシーケンスを生成し、移動パターン記憶部105に記憶する。例えば、図2のパターンID‘1’及パターンID‘2’の移動パターンは、1/15の移動時間帯などから生成された移動パターンを示し、ユーザの平日の出勤時および退勤時の移動パターンを意味する。
次に、図1に示す携帯電話端末100の移動状況の更新手順について、図12を用いて説明する。本更新手順では、リアルタイムに特定される移動コンテクストから、移動パターン記憶部105に基づいて、ユーザが現在、どの移動パターンに沿って移動しているのか特定し、当該移動パターンに基づいて移動状況を特定する。
まず、移動状況推定部112は、移動パターン記憶部105に記憶されている、移動パターンから、現在の日時及び時刻(平日/休日、曜日、開始時間)の条件に合致する移動パターンを推定する。そして、移動状況推定部112は、特定された移動パターンについて、移動パターンによる移動が開始される前の状態を示す「パターン前」をステータスとした移動パターンのリストを、移動状況記憶部113に登録する(ステップS1301)。
次に、移動コンテクスト特定部103が、加速度センサ102からの加速度により、歩行若しくは走行よる移動が開始されたか否か判断する(ステップS1302)。移動が開始されていないと判断した場合(ステップS1302:No)、移動が開始されるまで所定時間毎に当該判断を繰り返し行う。
次に、移動コンテクスト特定部103は、歩行若しくは走行による移動が開始されたと判断した場合(ステップS1302)、当該歩行又は走行が継続した移動時間を記録する(ステップS1303)。
なお、移動コンテクスト特定部103は、途中静止状態が発生した場合でも、乗車中状態が発生するまでの間を、全て走行又は歩行による移動時間として記録しても良い。
次に、移動コンテクスト特定部103は、移動コンテクストが乗車中に変化したか否か判断する(ステップS1304)。変化しないと判断した場合(ステップS1304:No)、継続して走行又は歩行による移動時間を記録する(ステップS1303)。
そして、移動コンテクスト特定部103が、移動コンテクストが乗車中に変換したと判断した場合(ステップS1304:Yes)、それまでの歩行又は走行による移動時間を最初としたタイムシーケンスを生成する(ステップS1305)。
次に、移動状況推定部112は、生成したタイムシーケンスと前方一致であり、ステータスが「パターン前」である移動パターンを、移動状況記憶部113に登録された移動パターンから推定する(ステップS1306)。
そして、移動状況推定部112は、特定された移動パターンのステータスを、「パターン前」から「パターン中」に移動状況記憶部113に対して変更する(ステップS1307)。この際、移動状況推定部112は、当該移動パターンのタイムシーケンス番号として“1”を設定する。
次に、移動コンテクスト特定部103は、当該移動コンテクストの移動時間を記録する(ステップS1308)。その後、移動コンテクスト特定部103は、加速度センサ102からの加速度に基づいて、移動コンテクストが変更されたか否か判断する(ステップS1309)。変更されていないと判断した場合(ステップS1309:No)、移動時間の記録を続ける(ステップS1308)。
そして、移動コンテクスト特定部103が、移動コンテクストが変更されたと判断した場合(ステップS1309:Yes)、移動状況推定部112が、移動状況記憶部113において、該当する移動パターンのタイムシーケンスを変更する(ステップS1310)。その際、ステータスが「パターン中」の移動パターンについて、現在のタイムシーケンス番号を参照し、当該タイムシーケンス番号の移動時間が、記録された移動時間と一致している場合、当該タイムシーケンス番号を1追加する。また、タイムシーケンス番号の移動時間が、記録された移動時間と一致していない場合、当該移動パターンは、現在のユーザの移動に合致していないものとして、当該移動パターンのステータスを、「パターン前」のステータスに戻す処理を行う。
次に、移動状況推定部112は、タイムラインが終了した移動パターンがあるか否か判断する(ステップS1311)。具体的には、移動状況推定部112は、タイムシーケンス番号が、移動パターンのタイムシーケンスの長さを越えたか否か判断し、当該長さを超えた場合に、タイムラインが終了した移動パターンと判断する。
移動状況推定部112は、当該移動パターンがないと判断した場合(ステップS1311:No)、移動時間の記録を続ける(ステップS1308)。
一方、移動状況推定部112は、タイムシーケンスが終了した移動パターンがあると判断した場合(ステップS1311:Yes)、移動状況記憶部113の、当該移動パターンのステータスを、「パターン中」から「パターン後」に変更する(ステップS1312)。
そして、移動コンテクスト特定部103は、加速度センサ102からの加速度で、一定時間ユーザが移動を停止しているか否か判断する(ステップS1313)。一定時間停止していないと判断した場合(ステップS1313:No)、ステップS1306から処理を再開する。一方、一定時間停止していると判断した場合、ユーザの移動が終了したものとして処理を終了する。
上述した処理手順により、移動状況記憶部113のステータス及びタイムシーケンス番号は、ユーザの移動状況に応じて更新される。
次に、携帯電話端末100における、移動コンテクストの変更に伴って、生活コンテクストタグを特定し、特定されたコンテクストタグに対応付けられた機能が実行されるまでの処理を、図13を用いて説明する。
まず、移動コンテクスト特定部103は、加速度センサ102の加速度に従って特定された移動コンテクスト、及び当該移動コンテクストによる移動時間を、移動状況推定部112に出力する(ステップS1401)。
次に、移動状況推定部112が、当該移動コンテクスト及び移動時間に従って、移動状況記憶部113を変更する(ステップS1402)。これにより、移動状況記憶部113は、ユーザの現在状況に適した更新が行われる(ステップS1403)。これらステップS1401〜S1403の詳細な処理は、図12で説明した通りとする。
一方、コンテクストタグ特定部108は、コンテクストタグルール記憶部107に記憶されたコンテクストタグルールを取得する(ステップS1404)。
次に、コンテクストタグ特定部108は、現在のユーザの移動状況(移動パターン毎のステータス、及びタイムシーケンス番号)を、移動状況記憶部113から取得を要求する(ステップS1405)。これにより、ユーザの移動状況が、コンテクストタグ特定部108に出力される(ステップS1406)。
そして、コンテクストタグ特定部108は、現在のユーザの移動状況と合致した生活コンテクストタグを特定する(ステップS1407)。
次に、コンテクストタグ特定部108は、特定された生活コンテクストタグを、機能マッピング特定部111に出力する(ステップS1408)。
その後、機能マッピング特定部111は、機能マッピングルール記憶部110を参照する(ステップS1409)。そして、入力された生活コンテクストタグに対応付けられた機能を特定する(ステップS1410)。
そして、機能マッピング特定部111は、特定された機能の実行を、機能実行部115に依頼する(ステップS1411)。
上述した処理手順により、ユーザの移動状況に対応する機能が実行されることになる。
次に、コンテクストタグ特定部108による生活コンテクストタグの特定手順について、図14を用いて説明する。なお、図14の処理手順は、図13のステップS1404〜S1407の詳細な処理手順となる。
コンテクストタグ特定部108は、コンテクストタグルール記憶部107から、生活コンテクストタグルールを一つ取得する(ステップS1501)。
次に、コンテクストタグ特定部108は、移動状況記憶部113から、ユーザの現在の移動状況(移動パターン毎のタイムシーケンス番号、ステータス及び現在の移動時間)の取得を要求し、当該移動状況を取得する(ステップS1502)。
そして、コンテクストタグ特定部108は、取得したコンテクストタグルールにおいて、付加条件として、パターン前、パターン後又はパターン間が設定されているか否か判断する(ステップS1503)。
コンテクストタグ特定部108は、付加条件として、パターン前、パターン後又はパターン間が設定されていると判断した場合(ステップS1503:Yes)、現在状況(例えば、移動パターン毎のステータス)が、コンテクストタグルールの付加条件(パターン前、パターン後又はパターン間)と一致するか否か判断する(ステップS1504)。一致しないと判断した場合(ステップS1504:No)、特に処理を行わない。
一方、コンテクストタグ特定部108が、現在状況(例えば、移動パターン毎のステータス)が、コンテクストタグルールの付加条件(パターン前、パターン後又はパターン間)と一致すると判断した場合(ステップS1504:Yes)、当該コンテクストタグルールから、生活コンテクストタグを特定する(ステップS1508)。
また、コンテクストタグ特定部108が、付加条件として、パターン前、パターン後又はパターン間が設定されていないと判断した場合(ステップS1503:No)、取得したコンテクストタグルールで設定されているパターンIDと、現在状況においてステータスが“パターン中”の移動パターンのパターンIDと、が一致するか否か判断する(ステップS1505)。一致しないと判断した場合(ステップS1505:No)、処理を終了する。
一方、コンテクストタグ特定部108が、パターンIDが一致すると判断した場合(ステップS1505:Yes)、現在状況において当該パターンIDと対応付けられたタイムシーケンス番号と、コンテクストタグルールのタイムシーケンス番号とが、一致するか否か判断する(ステップS1506)。一致しないと判断した場合(ステップS1506:No)、ステップS509に進む。
また、コンテクストタグ特定部108が、タイムシーケンス番号が一致すると判断した場合(ステップS1506:Yes)、現在状況(例えば移動時間)と、コンテクストタグルールの付加条件とが、一致するか否か判断する(ステップS1507)。一致しないと判断した場合(ステップS1507:No)、処理を終了する。なお、付加条件が設定されていない場合、ステップS1507の処理は行わず、そのままステップS1508に進む。
そして、コンテクストタグ特定部108が、現在状況とコンテクストタグルールの付加条件とが一致すると判断した場合(ステップS1507:Yes)、当該コンテクストタグルールから、生活コンテクストタグを特定する(ステップS1508)。
その後、コンテクストタグ特定部108は、全てのタグルールについて処理を行ったか否か判断する(ステップS1509)。処理を行っていないと判断した場合(ステップS1509:No)、ステップS1501に進む。
一方、コンテクストタグ特定部108が、全てのタグルールについて処理を行ったと判断した場合(ステップS1509:Yes)、処理を終了する。
この図14に示す処理はいつ行われてもよいが、例えば、図12の示す処理手順で、移動パターンのステータスやタイムシーケンス番号が変更された場合、及び一定時間ごとに実行する等が考えられる。一定時間ごとの実行は、付加条件に「2分前」が設定されている場合に適切に処理を行うために必要となる。
そして、生活コンテクストタグが特定された場合に、当該生活コンテクストタグに対応付けられた機能が存在する場合に、当該機能が機能実行部115により実行される。これにより、例えば、乗車中になった場合に、携帯電話端末100をマナーモードに変更したり、二子玉川駅に到着した場合に乗り換え案内のWebページを表示するなどの実行が可能となる。
本実施の形態にかかる携帯電話端末100においては、加速度センサからの情報に基づいて、利用者の移動状況を特定し、当該特定された移動状況に基づいて機能を実行することが可能になるので、低コスト、低消費電力でかつ高機能なコンテクストアウェア機能を実現することができる。
本実施の形態にかかる携帯電話端末100においては、GPSに依存せずに、ユーザのいる現在地を認識できる。これにより、ユーザのいる現在地に応じた処理を行うことができる。他には、利用者が所定の駅に着た場合に、GPSで当該駅にユーザがいると判断できるが、当該駅にいる理由が、帰宅中か、自宅方面に存在する支社に行くための定期的な出張中なのか判断できない。これに対し、本実施の形態にかかる携帯電話端末100では、曜日や時間などの様々な条件に基づいて設定された移動パターンを用いてユーザの移動を判定している。携帯端末装置100が、このような様々な条件に合致する移動パターンを特定することで、ユーザの目的地等が判断できる上、当該移動パターンにタグ等が設定されているのであれば、ユーザが帰宅中か出張か等を判断できる。これにより、帰宅中であれば電話の相手に対してその旨を通知する等、移動パターンに応じたさまざまなサービスを提供できる。
上述した実施の形態においては、情報処理装置を携帯電話端末100に適用した例について説明した。しかしながら、情報処理装置は、携帯電話端末に適用することに制限するものではない。例えば、図15に示す変形例のように、携帯電話端末1600と、コンテクストサーバ1650とで構成されることにしてもよい。本変形例の場合、当該情報処理装置の機能をコンテクストサーバ1650側が備え、携帯電話端末1600には加速度センサ102を備えるとする。そして、この携帯電話端末1600は、公衆ネットワークを介してコンテクストサーバ1650と通信されているものとする。
図15に示すように、携帯電話端末1600は、第1の実施の形態の携帯電話端末100が備えていた加速度センサ102と、表示部114と、機能実行部115と、を備えるほか、さらに通信部1611を備える。
通信部1611は、コンテクストサーバ1650との間で情報の送信又は情報の受信を行う。通信部1611は、加速度センサ102で計測された加速度データを、コンテクストサーバ150に対して送信する。
また、通信部1611は、コンテクストサーバ1650から画面情報を受信する。これにより、表示部114がコンテクストタグ設定画面や、機能マップ設定画面などを表示することができる。また、通信部1611は、携帯電話端末1600で入力された操作情報等をコンテクストサーバ1650に対して送信する。そして、通信部1611は、送信した操作情報に基づく画面情報を、コンテクストサーバ1650から受信する。
コンテクストサーバ1650は、第1の実施の形態の携帯電話端末100が備えていた移動コンテクスト特定部103と、移動パターン設定部104と、移動パターン記憶部105と、コンテクストタグ設定部106と、コンテクストタグルール記憶部107と、コンテクストタグ特定部108と、機能マッピング設定部109と、機能マッピングルール記憶部110と、機能マッピング特定部111と、移動状況推定部112と、移動状況記憶部113と、を備えるほか、さらに通信部1601と、画面生成部1602とを備える。本実施の形態においては、第1の実施の形態と同じ構成については同じ符号を割り当て、説明を省略する。
通信部1601は、携帯電話端末1600又は図示しないPC(Personal Computer)と情報の送受信を行う。
また、通信部1601は、PCからの情報を受信することで、PCの操作に基づいて、携帯電話端末1600に対してコンテクストタグの設定や、機能マッピングの設定を行うことができる。PCで操作可能にすることで、PCの入力デバイスや表示デバイスを用いて設定可能となるため、操作性が向上する。これにより例えば、生活コンテクストタグの設定で、ユーザが、移動パターンを示すタイムライン上でマウスをドラッグすることで、タグを付加する範囲を定め、対応するタグ名をキーボードから入力する等の操作が可能となる。
通信部1601は、携帯電話端末1600から送信された加速度データを受信する。また、通信部1601は、携帯電話端末1600で行われた操作情報を受信する。この操作情報を受信することで、コンテクストタグの設定や、機能マッピング設定等を行うことができる。
通信部1601は、携帯電話端末1600に対して、画面情報を送信する。また、通信部1601は、機能マッピング特定部111により実行する機能が特定された場合に、当該機能を実行させるためのメッセージ等を、携帯電話端末1600に対して送信する。機能実行部115に対して機能を実行させるための
画面生成部1602は、コンテクストタグ設定UI121と、機能マップ設定UI122とを備える。コンテクストタグ設定UI121、及び機能マップ設定UI122が生成する画面については、第1の実施の形態と同様とする。そして、生成された画面情報は、携帯電話端末1600に対して送信する。
この場合、携帯電話端末1600が加速度センサ102の加速度をコンテクストサーバ1650に送信し、コンテクストサーバ1650が受信した加速度に基づいて処理を行うことにしてもよい。さらに、情報処理装置の機能を、携帯電話端末と、コンテクストサーバとのそれぞれに分散して備えることにしても良い。
本実施の形態の携帯電話端末100は、図16に示すように、CPU1701と、ROM(Read Only Memory)1702と、RAM1703と、液晶ディスプレイ1705と、テンキーなどの入力インターフェース1706と、を備えている。なお、変形例に示したコンテクストサーバ1650は、CPU1701と、ROM(Read Only Memory)1702と、RAM1703と、を含むPCと同様のハードウェア構成として説明を省略する。
本実施形態の携帯電話端末100で実行される機能制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の携帯電話端末100で実行される機能制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の携帯電話端末100で実行される機能制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態の携帯電話端末100で実行される機能制御プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施の形態の携帯電話端末100で実行される機能制御プログラムは、上述した各部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU1701が上記記憶媒体から機能制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部がRAM1703上にロードされ、各構成がRAM1703上に生成されるようになっている。
第1の実施の形態にかかる携帯電話端末のブロック構成を示した図である。 移動パターン記憶部が記憶するテーブル構成を示した図である。 コンテクストタグルール記憶部が記憶するテーブル構成を示した図である。 機能マッピングルール記憶部が記憶するテーブル構成を示した図である。 コンテクストタグ設定UIが表示する画面例を示した図である。 機能マップ設定UIが表示する画面例を示した図である。 移動状況記憶部が記憶するテーブル構成を示した図である。 第1の実施の形態にかかる移動コンテクスト特定部における移動コンテクストを特定するまでの処理手順を示すフローチャートである。 各状態から他の状態に遷移する遷移確率を表す遷移モデルを示した図である。 第1の実施の形態にかかる移動パターン設定部における移動パターンを設定するまでの処理手順を示すフローチャートである。 移動パターン設定部が抽出する情報の例を示した図である。 第1の実施の形態にかかる携帯電話端末における移動状況の更新手順を示すフローチャートである。 携帯電話端末における機能が実行されるまでのシーケンス図である。 コンテクストタグ特定部における生活コンテクストタグの特定手順を示すフローチャートである。 変形例にかかる携帯電話端末及びコンテクストサーバのブロック構成を示した図である。 携帯電話端末のハードウェア構成を示した図である。
符号の説明
100 携帯電話端末
101 通信部
102 加速度センサ
103 移動コンテクスト特定部
104 移動パターン設定部
105 移動パターン記憶部
106 コンテクストタグ設定部
107 コンテクストタグルール記憶部
108 コンテクストタグ特定部
109 機能マッピング設定部
110 機能マッピングルール記憶部
111 機能マッピング特定部
112 移動状況特定部
113 移動状況記憶部
114 表示部
115 機能実行部
121 コンテクストタグ設定UI
122 機能マップ設定UI
150 コンテクストサーバ
151 通信部
152 コンテクスト記憶部
1600 携帯電話端末
1650 コンテクストサーバ
1701 CPU
1702 ROM
1703 RAM
1704 通信I/F
1705 液晶ディスプレイ
1706 入力インターフェース

Claims (7)

  1. 複数の処理を実行可能な情報処理装置であって、
    利用者が携帯した加速度センサによって計測された、当該利用者の移動中の加速度情報に基づいて、前記利用者の移動手段の種類を示す移動種別と、当該移動種別による移動時間と、を特定する特定部と、
    前記移動種別と、前記移動時間とを、時系列順に記憶する記憶部と、
    前記利用者が移動を開始してから目的地に到着するまで前記記憶部に記憶された前記移動種別と前記移動時間とを、前記利用者が前記目的地に行くまでの移動パターンとして設定するパターン設定部と、
    前記移動パターンに含まれる前記移動種別に対して、前記処理を識別する識別情報を設定する設定部と、
    利用者が新たな移動を行う際に、当該新たな移動中の前記加速度センサの加速度情報から特定された前記移動種別及び前記移動時間と、前記移動パターンと、から、当該新たな移動を表す移動推定パターンを推定する推定部と、
    前記移動推定パターンに含まれる、前記識別情報が設定された前記移動種別と、当該新たな移動中の前記加速度センサの前記加速度情報から特定された前記移動種別と、が一致した場合に、前記識別情報によって識別された前記処理を実行する実行部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記推定部は、当該新たな移動中における前記移動種別として、利用者が歩行中または乗り物に乗車中であること推定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記推定部は、さらに、複数の前記移動種別間でそれぞれ異なる移動種別に遷移する遷移確率に基づいて、一方の移動種別から他方の移動種別に変更されたことを推定すること、を特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記設定部は、前記移動パターンに対して、利用者が当該移動パターンの移動経路で移動を行った曜日、又は移動を開始した開始時刻のうちいずれか一つ以上を設定すること、請求項1乃至3のいずれか一つ以上に記載の情報処理装置。
  5. 前記タグ設定部は、前記移動パターンが前記移動特定部により特定される前、前記移動特定部により特定される後に、処理を行うタグを設定すること、
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つ以上に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置で実行される情報処理方法であって、
    前記情報処理装置が、記憶部を備え、
    特定部が、利用者が携帯した加速度センサによって計測された、当該利用者の移動中の加速度情報に基づいて、前記利用者の移動手段の種類を示す移動種別と、当該移動種別による移動時間と、を特定するする特定ステップと、
    利用者の移動手段の種類を示す移動種別と、当該移動種別による移動時間とを、時系列順に前記記憶部に記憶する記憶ステップと、
    パターン設定部が、前記利用者が移動を開始してから目的地に到着するまで前記記憶部に記憶された前記移動種別と前記移動時間とを、前記利用者が前記目的地に行くまでの移動パターンとして設定するパターン設定ステップと、
    設定部が、前記移動パターンに含まれる前記移動種別に対して、前記処理を識別する識別情報を設定する設定ステップと、
    推定部が、利用者が新たな移動を行う際に、当該新たな移動中の前記加速度センサの加速度情報から特定された前記移動種別及び前記移動時間と、前記移動パターンと、から、当該新たな移動を表す移動推定パターンを推定する推定ステップと、
    処理部が、前記移動推定パターンに含まれる、前記識別情報が設定された前記移動種別と、当該新たな移動中の前記加速度センサの前記加速度情報から特定された前記移動種別と、が一致した場合に、前記識別情報によって識別された前記処理を実行する処理ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  7. コンピュータで実行されるための情報処理プログラムであって、
    前記コンピュータが記憶部にアクセス可能であり、
    利用者が携帯した加速度センサによって計測された、当該利用者の移動中の加速度情報に基づいて、前記利用者の移動手段の種類を示す移動種別と、当該移動種別による移動時間と、を特定するする特定ステップと、
    利用者の移動手段の種類を示す移動種別と、当該移動種別による移動時間とを、時系列順に前記記憶部に記憶する記憶ステップと、
    前記利用者が移動を開始してから目的地に到着するまで前記記憶部に記憶された前記移動種別と前記移動時間とを、前記利用者が前記目的地に行くまでの移動パターンとして設定するパターン設定ステップと、
    前記移動パターンに含まれる前記移動種別に対して、前記処理を識別する識別情報を設定する設定ステップと、
    利用者が新たな移動を行う際に、当該新たな移動中の前記加速度センサの加速度情報から特定された前記移動種別及び前記移動時間と、前記移動パターンと、から、当該新たな移動を表す移動推定パターンを推定する推定ステップと、
    前記移動推定パターンに含まれる、前記識別情報が設定された前記移動種別と、当該新たな移動中の前記加速度センサの前記加速度情報から特定された前記移動種別と、が一致した場合に、前記識別情報によって識別された前記処理を実行する処理ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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