JP2010072757A - 機器管理装置、機器管理システム、機器管理方法、機器管理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

機器管理装置、機器管理システム、機器管理方法、機器管理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】機器を利用する際に、効果的な消費電力の低減を図ることができる機器管理装置、機器管理システム、機器管理方法、機器管理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】機器管理装置100は、所定のデータ伝送路90を介して接続される機器200の状態を監視し、機器情報を基に機器200を管理する装置であって、機器情報を取得する取得手段21と、取得した機器情報に基づき、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出する算出手段31と、機器200ごとの算出量に基づき、管理する機器200の中に、処理要求時に指定された機器200より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器200が存在するか否かを判定する判定手段32及び33と、要求処理実行時に少ないと判定された機器200に対して、要求処理の実行を指示する実行指示手段34と、を有することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、ネットワークなどのデータ伝送路を介して接続される少なくとも1台以上の機器を管理する機器管理装置、機器管理システムに関し、特に、消費電力を考慮した機器管理を行う技術に関するものである。
ネットワークなどの所定のデータ伝送路を介して複合機やプリンタと言った画像処理装置などの状態を監視するシステム(以下、「機器管理システム」と言う。)はすでに知られており、ユーザは管理対象の機器(以下、「管理対象機器」と言う。)に自ら出向くことなく、管理対象機器の異常を検知する(知る)ことが可能となっている(例えば「特許文献1」を参照)。
また、上記機器管理システムでは、管理対象機器の異常を検知するだけでなく、効率的な消費電力の削減を目的とし、管理対象機器の各動作モードでの消費電力データと、管理対象機器の仕様に関するデータと、各動作モードで使用された時間データと、に基づき、消費電力を算出し、管理者やユーザに通知すると言う消費電力を考慮した機器管理機能を実現することも可能である(例えば「特許文献2」を参照)。
さらには、システムが導入される環境を考慮し、管理対象機器が異なる仕様の機器(例えば「異なるメーカの機器」や「異なる世代の機器」)であっても、消費電力やCO2排出量を算出し、管理者やユーザに通知するシステムもある(例えば「特許文献3」を参照)。
上記システムが提案される背景には、地球資源の無駄な消費による環境破壊を抑制するため、電気製品全般の消費電力を削減することが求められている点が挙げられる。
現在、電力は地球資源を消費する形態で生産(発電)されており、消費電力の増大は地球環境の破壊に繋がっている。このようなことから、消費電力の削減を行うために、各国で省エネに関連する規制や基準が策定されている。例えば、日本では省エネ法、米国ではエネルギースターなどがそれにあたる。また、昨今の地球環境の変化に伴って、これらの規制も改定され、基準が厳しくなってきている。
また、現在では、企業や団体において環境活動が盛んに行われるようになり、電気製品のカタログや宣伝などから得る消費電力やエネルギー効率に関する情報を重視して、使用する電気製品の購入が決定される場面も増えてきている。
そのため、画像処理装置の製造メーカも、低消費電力でエネルギー効率の良い製品を市場へと提供しており、さらに、この画像処理装置が使用される環境では、上記機器管理システムにより、ユーザが機器利用時の消費電力やCO2排出量を容易に確認できるようになっている。
特開2003−131763号公報 特開2007−221565号公報 特開2006−322761号公報
しかしながら、特許文献に示される従来の消費電力を考慮した機器管理機能では、消費電力やCO2排出量を算出し、算出結果を管理者やユーザへ通知する(消費電力やCO2削減量を可視化する)ことができても、実際に、ユーザが消費電力の削減を意識した機器利用を行うとは限らない。
ユーザに対して、消費電力を削減する効果的な機器利用を行わせるためには、機器利用時の消費電力やCO2排出量を明らかにするだけでなく、ユーザの処理要求に対応した消費電力を削減する効果的な利用パターンを具体的に提案したり、消費電力に応じてシステム内の利用機器を動的に制御したりすることが望ましい。
このようなことから、従来技術では、ユーザに対して消費電力の削減を促すことができても、「どのように機器を利用すれば消費電力を削減できるのか」など、消費電力の削減に結びつく具体的な機器利用まで考慮されていないため、効果的な消費電力の削減を実現できていないことが考えられる。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、機器を利用する際に、効果的な消費電力の削減を行うことができる機器管理装置、機器管理システム、機器管理方法、機器管理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明にあっては、所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理装置が、前記機器に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した機器に関する情報に基づき、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出する算出手段と、前記算出手段により算出した機器ごとの消費電力量及び/又はCO2排出量に基づき、当該機器管理装置が管理する機器の中に、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により判定した、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器に対して、要求処理の実行を指示する実行指示手段と、を有する装置であることを要旨としている。
このような構成によって、本発明に係る機器管理装置は、管理対象機器から機器に関する情報(機器情報)を取得し、取得した情報から管理対象機器の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出する。そして、算出結果を基に、ユーザ要求の処理可能な管理対象機器の中に、利用時の消費電力及び/又はCO2排出量が、ユーザが利用しようとしている管理対象機器より少ない機器が存在するか否か判断する。
その結果、ユーザが利用しようとしている管理対象機器より、利用時の消費電力及び/又はCO2排出量が少ない機器に対して、処理の実行を指示する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、前記算出手段により算出した処理要求時に指定された機器の消費電力量及び/又はCO2排出量と、前記算出手段により算出した処理要求時に指定された機器以外の機器の消費電力量及び/又はCO2排出量と値を比較する比較手段を有し、前記判定手段が、前記比較手段による比較結果に基づき、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在するか否かを判定する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、前記判定手段が、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在すると判定した場合に、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器を、処理要求時に指定した機器以外の利用機器の選択候補として提示する利用機器選択候補提示手段を有し、前記実行指示手段が、前記利用機器選択候補提示手段により提示された利用機器の候補から選択指定された機器に対して、要求処理の実行を指示する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、利用機器選択候補提示手段が、前記機器に関する情報に基づき、当該機器管理装置が管理する機器のうち、要求された処理が実行可能な機器を特定し、特定した機器の中から、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器を、処理要求時に指定した機器以外の利用機器の選択候補として提示する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、前記判定手段が、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在すると判定した場合に、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が最も少ない機器を特定する利用機器決定手段を有し、前記実行指示手段が、前記利用機器決定手段により決定された機器に対して、要求処理の実行を指示する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、前記実行指示手段が、前記判定手段が、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在しないと判定した場合に、処理要求時に指定された機器に対して、要求処理の実行を指示する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、前記算出手段が、前記機器に関する情報と、前記機器における1週間の消費電力量(TEC値)と、所定のCO2換算値とに基づき、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出する。
これによって、本発明に係る機器管理装置は、機器管理システムに参加する(機器管理装置が管理する)管理対象機器の消費電力に応じて、消費電力を削減する効果的な機器(消費電力の削減に結びつく具体的な利用機器)を選択指定可能とし、指定した管理対象機器を用いてユーザから要求された処理を行うことができる。その結果、機器を利用する際に、効果的な消費電力の削減を行うことができる機器管理機能をユーザへ提供することができる。
上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理システムは、所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を機器管理装置によって監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理するシステムであって、前記機器管理装置が、前記機器に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した機器に関する情報に基づき、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出する算出手段と、前記算出手段により算出した機器ごとの消費電力量及び/又はCO2排出量に基づき、当該機器管理装置が管理する機器の中に、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により判定した、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器に対して、要求処理の実行を指示する実行指示手段と、を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理システムは、所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を機器管理装置によって監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理システムであって、前記機器管理装置が、前記機器に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した機器に関する情報に基づき、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出する算出手段と、を有し、前記機器が、前記算出手段により算出された機器ごとの消費電力量及び/又はCO2排出量に基づき、当該機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により判定した、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器に対して、要求処理の実行を指示する実行指示手段と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理方法は、所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理装置における方法であって、前記機器に関する情報を取得する取得手順と、前記取得手順により取得した機器に関する情報に基づき、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出する算出手順と、前記算出手順により算出した機器ごとの消費電力量及び/又はCO2排出量に基づき、前記機器管理装置が管理する機器の中に、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在するか否かを判定する判定手順と、前記判定手順により判定した、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器に対して、要求処理の実行を指示する実行指示手順と、を有することを特徴とする。
このような手順によって、本発明に係る機器管理方法は、管理対象機器から機器に関する情報(機器情報)を取得し、取得した情報から管理対象機器の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出し、算出結果を基に、ユーザ要求の処理可能な管理対象機器の中から、利用時の消費電力及び/又はCO2排出量が、ユーザが利用しようとしている管理対象機器より少ない機器を、利用機器の候補として提示し、提示した候補の中からユーザにより選択指定された管理対象機器に対して、処理の実行を指示すると言う機器管理動作を実現する。
これによって、本発明に係る機器管理方法は、機器管理システムに参加する(機器管理装置が管理する)管理対象機器の消費電力に応じて、消費電力を削減する効果的な機器を選択指定可能とし、指定した管理対象機器を用いてユーザ要求を処理する利用機器制御を行うことができ、ユーザが管理対象機器を利用する際に、効果的な消費電力の削減が行える機器利用環境を提供できる。
本発明によれば、ユーザが機器を利用する際に、システム内においてユーザ要求の処理可能な管理対象機器の中から、利用時の消費電力やCO2排出量が、ユーザが利用しようとしている管理対象機器より少ない機器を、利用機器の候補として提示/特定するようにしたことにより、機器を利用する際に、効果的な消費電力の削減を行うことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
では、本実施形態に係る機器管理システムの構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る機器管理システム1の構成例を示す図である。
図1に示すように、機器管理システム1は、MFP(複合機:Multifunction Peripheral)やLP(印刷機:Laser Printer)と言った少なくとも1台以上の管理対象機器200と、少なくとも1台以上のクライアントPC(Personal Computer)300(以下、単に「PC」と言う。)と、機器管理装置100とが、ネットワークなどのデータ伝送路90で相互に接続されている。
このようなシステム構成により、機器管理装置100は、当該装置において動作する機器管理機能によって管理対象機器200の状態監視や情報収集などを行い、各機器を管理している。また、PC300に対しては、管理対象機器200の状態に関する各種情報を提供する。
<ハードウェア構成>
次に、上記機器管理システム1において、機器管理を行う機器管理装置100のハードウェア構成について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る機器管理装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、機器管理装置100は、入力装置101と、表示装置102と、ドライブ装置103と、RAM(Random Access Memory)104と、ROM(Read Only Memory)105と、CPU(Central Processing Unit)106と、インタフェース装置107と、HDD(Hard Disk Drive)108とから構成され、それぞれがバスで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボード及びマウスなどで構成され、機器管理装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどで構成され、機器管理装置100による処理結果(例えば「管理対象機器200から取得した状態に関する各種情報」)などを表示する。
インタフェース装置107は、機器管理装置100をネットワークなどのデータ伝送路90に接続するインタフェースである。上記システム構成において説明を行ったように、機器管理装置100は、インタフェース装置107を介して、管理対象機器200やPC300などとのデータ通信を行う。
HDD108は、機器管理装置100全体を制御し情報処理システム(例えば「Windows(登録商標)」や「UNIX(登録商標)」などの基本ソフトウェアであるOS(Operating System))を提供するなどのプログラムやデータ、情報処理システム上において各種機能(例えば「機器管理機能」や「データ通信機能」)を提供するなどのプログラムやデータ(例えば「アプリケーションプログラム」や「アプリケーションデータ」)などを格納している不揮発性の記憶装置である。また、HDD108は、格納している上記プログラムやデータを、所定のファイルシステムやDB(Data Base)により管理している。
なお、上記プログラムやデータは、例えばCD(Compact Disk)などの記録媒体103aによって機器管理装置100に提供されるか、ネットワークなどのデータ伝送路90からインタフェース装置107を介してダウンロードされる。例えば、記録媒体103aから提供される場合は、記録媒体103aを読み取り可能なドライブ装置103を介してHDD108にインストールされる。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、機器管理装置100が起動されるときに実行されるBIOS(Basic Input/Output System)や、機器管理装置100のシステム設定やネットワーク関連の設定などのデータが格納されている。
RAM104は、上記各種記憶装置から読み出されたプログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)であり、CPU106は、このRAM104上に読み出したプログラムを実行することにより、機器管理装置100の全体制御や機器管理装置100が搭載する各種機能を動作させる。
このようなハードウェア構成により、機器管理装置100は、例えば、HDD108からRAM104上に読み出した機器管理機能を実現するためのプログラムをCPU106により実行し、管理対象機器200の状態監視や各種情報の収集、またPC300への情報提供を行ったりすることができる。
<機器管理機能>
上記ハードウェア構成上で動作する機器管理機能は、その仕組みとして、管理対象機器200から、例えばMIB(Management Information Base)情報などの機器状態を含む情報(以下、「機器情報」と言う。)を取得し、取得した状態情報を基に、各管理対象機器200を管理している。
ここからは、上記機器管理機能の中でも、管理対象機器200の動作による「消費電力を考慮した機器管理機能」について詳しく説明する。
本発明が解決する課題として前述したように、
従来技術では、消費電力やCO2排出量を算出し、算出結果を管理者やユーザへ通知する(消費電力やCO2削減量を可視化する)のみで、ユーザに対して消費電力の削減を促すことができても、「どのように機器を利用すれば消費電力を削減できるのか」など、消費電力の削減に結びつく具体的な機器利用まで考慮されていない。
そのため、実際に、ユーザが消費電力の削減を意識した機器利用を行うとは限らず、効果的な消費電力の削減を実現できていないことが考えられる。
そこで、本実施形態では、ユーザに対して、消費電力を削減する効果的な機器利用を行わせるために、機器利用時の消費電力やCO2排出量を明らかにするだけでなく、ユーザの処理要求に対応した消費電力を削減する効果的な利用パターンを具体的に提案したり、消費電力に応じてシステム内の利用機器を動的に制御したりする。
本実施形態に係る機器管理装置100では、管理対象機器200から機器情報を取得し、取得した情報から管理対象機器200の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出し、算出結果を基に、ユーザ要求の処理可能な管理対象機器200の中に、利用時の消費電力及び/又はCO2排出量が、ユーザが利用しようとしている管理対象機器200より少ない機器が存在するか否かを判断し、利用時の消費電力及び/又はCO2排出量が少ない機器に対して、処理の実行を指示すると言う機器管理機能を有している。
すなわち、本実施形態に係る機器管理装置100では、機器管理システム1に参加する(機器管理装置100が管理する)管理対象機器200の消費電力に応じて、消費電力を削減する効果的な機器を選択指定可能とし、指定した管理対象機器200を用いてユーザから要求された処理を行う。
これによって、本実施形態に係る機器管理装置100では、効果的な消費電力の削減が行える利用機器制御が行え、ユーザが管理対象機器200を利用する際に、システム全体における効果的な消費電力の削減を実現することができる。
では、上記「消費電力を考慮した機器管理機能」の構成とその動作について説明する。なお、以下の説明では、管理対象機器200が画像処理装置(例えば「MFP」や「LP」)であった場合に、最も使用頻度が高いと考えられる機能が印刷機能(プリント機能)であり、最も消費電力を必要とする機能であることから、ユーザによる管理対象機器200の利用例として、印刷を行う場面(管理対象機器200に対してユーザが印刷要求を行う場面)を想定している。そのため、本実施形態に係る機器管理装置100は、要求された印刷を行う前に、印刷時において効果的な消費電力の削減が行われるように印刷先(利用機器)の制御を行うことから、プリントサーバ機能を有している。
ただし、上記印刷を行う場面は、あくまでも管理対象機器200をユーザが利用する一例であって、本発明は印刷を行う場合に限定されるものではない。
《機能構成》
図3は、本発明の第1の実施形態に係る機器管理機能の構成例を示す図である。
消費電力を考慮した機器管理機能は、主に、機器管理装置100に搭載(インストール)される機器管理コンポーネント(アプリケーション)のソフトウェア部品により実現される機能である。
図3に示すように、本実施形態に係る機器管理機能は、複数の機能部から構成される。これら複数の機能部は、主に、管理対象機器200から機器情報を取得し、取得先ごとに管理する機能部群(以下、「機器情報管理機能部群」と言う。)20と、管理対象機器200の消費電力に応じて、消費電力を削減する効果的な管理対象機器200(利用機器)により、ユーザから要求された処理を行うように制御する機能部群(以下、「利用機器制御機能部群」と言う。)30と、に大別される。
(機器情報管理機能部群)
状態管理機能部群20は、主に、機器情報取得部21と、通信部22と、機器情報管理部23と、監視条件設定部24と、機器情報提供部25とを有している。
(機器情報取得部)
まず、機器情報取得部21は、ネットワークなどのデータ伝送路90を介して、管理対象機器200(管理対象機器200に実装されたMIB)から機器情報を取得する機能である。
ここで言う「機器情報」は、例えば、機器の製造元を表すベンダ名、機器の種別を表すモデル名、サポートカラーの種別を表すカラー/モノクロ種別、1分間の印刷速度を表すIPM、及び実際の印刷枚数を表すカウンタ(トータルカウンタ、白黒カウンタ、カラーカウンタなど)などである。
また、機器管理装置100により管理する管理対象機器200の中には、他社の製品も含まれることから、機器情報の取得は、製造元によらず共通して取得可能な情報が望ましい。よって、機器情報取得部21は、標準MIBによる取得可能な情報(モデル名、カラー/モノクロ種別、IPM、及びトータルカウンタ)を機器情報として取得する。
機器情報取得部21は、上記機器情報の取得を、予め決められた監視間隔(動作タイミング)に従ったポーリング処理により行う。機器情報取得部21は、管理対象機器200からの機器情報の取得を、後述する通信部22を経由して行う。
(通信部)
通信部22は、所定の通信方式(例えば「SNMP:Simple Network Management Protocol」)を用いて、管理対象機器200との間のデータ通信を行う機能である。
通信部22は、情報取得や情報提供などの動作要求を、通信先の指定情報(例えば「IPアドレス」)とともに受け付け、指定情報に基づき、要求された処理を行う。また、通信部22は、管理対象機器200やPC300などの外部機器から応答・送信される各種情報を受信し、情報種別を基に各機能部へ受信データを転送する。
さらに、通信部22は、機器管理システム1に参加する(機器管理装置100に接続される)管理対象機器200を、データ伝送路90を介して検索する接続機器検索機能(例えば「SNMPによる機器検索」)を有していてもよい。このような場合、機器情報取得部21が、この機能による検索結果を基に、管理対象機器200から機器情報の取得を行う。また、管理対象機器200が、Trap機能(自動情報送信機能)を有している場合には、通信部22が、管理対象機器200から送信された機器情報を、機器情報取得部21へ渡す。
(機器情報管理部)
機器情報管理部23は、機器情報取得部21が取得した機器情報を保持し、取得先である管理対象機器200ごとに、後述する利用機器制御機能部群30による管理対象機器200の消費電力量及び/又はCO2排出量の算出用情報41として管理する機能である。
さらに、機器情報管理部23は、後述する利用機器制御機能部群30による管理対象機器200の消費電力量及び/又はCO2排出量の算出値を保持し、算出結果情報42として管理する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る算出用情報41及び算出結果情報42のデータ例を示す図である。
図4(A)に示すように、算出用情報41は、管理対象機器200を識別する機器識別データと、機器情報取得部21により取得された機器情報である機器データとが対応付けて構成される情報41a、及び、管理対象機器200の機種を識別する機種識別データと、標準消費電力量データ(TEC(Typical Electricity Consumption)値)とが対応付けられて構成される情報41bに大別される。
上記情報41aは、機器情報取得部21が取得した機器情報を基に、機器情報管理部23がデータの追加・更新を行う。
ここで、TEC値について簡単に説明する。TEC値は、財団法人省エネルギーセンターの「国際エネルギースタープログラム」に適合するための基準となる値である。具体的には、プリンタなどのオフィス機器において、1週間(稼働とスリープ/オフが繰り返される5日間+スリープ/オフ状態の2日間)の消費電力量の実測値(単位:kWh/週)である。この値が基準値以下である場合、「国際エネルギースタープログラム」の適合機器として認定を受けることができる。
また、TEC値は、例えば認定機器の製造元などから公開される値であるため、機器情報管理部23が、公開されている主な機種のTEC値を、取得可能な機器情報であるモデル名を基に一意に特定可能な上記情報41b(標準消費電力量一覧情報)として保持しておく。
これにより、取得した機器情報のモデル名を基に上記情報41bを参照することで、管理対象機器200に対応するTEC値(標準消費電力量)を取得できる。
次に、図4(B)に示すように、算出結果情報42は、機器識別データと、後述する利用機器制御機能部群30による管理対象機器200の消費電力量及び/又はCO2排出量の算出結果データとが対応付けて構成される。
上記算出結果情報42は、後述する利用機器制御機能部群30により算出された消費電力量及び/又はCO2排出量を基に、機器情報管理部23がデータの追加・更新を行う。
なお、機器情報管理部23では、上記算出用情報41及び算出結果情報42を、機器管理装置100が備える記憶装置(例えば「HDD108」)の所定の記憶領域に格納することで、これらの情報を管理する。
また、図4では、算出用情報41a及び算出結果情報42を、別々のデータ構成(図4(A)と(B))として説明を行ったが、本発明がこの構成に限定されるものではない。機器識別データを基に、機器データ及び算出結果データが一意に特定可能であれば、どのようなデータ構成・形式であってもよい。
(監視条件設定部)
監視条件設定部24は、機器情報取得部21により情報取得を行う際に用いる監視間隔(動作タイミング)を設定する機能である。
監視条件設定部24は、例えば、管理者からの任意の調整値を受け付けて、その値を、機器情報取得部21に設定することで、機器情報取得部21が、設定更新された値に従った監視間隔で情報取得を行う。
(機器情報提供部)
機器情報提供部25は、PC300などの外部機器に対して、機器情報提供部25が管理する機器情報を提供する機能である。
機器情報提供部25は、機器情報管理部23により管理される各種情報を基に、応答する提供情報を生成し、通信部22を介して、生成した提供情報を要求元へ送信することで、機器情報の提供を行う。
(利用機器制御機能部群)
利用機器制御機能部群30は、主に、算出部31と、算出結果比較部32と、利用機器選択候補提示部33と、利用機器制御部34とを有している。
(算出部)
まず、算出部31は、機器情報管理部23が管理する算出用情報41を用いて、管理対象機器200の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出する機能である。
算出部31は、機器情報取得部21が機器情報を取得し、機器情報管理部23が算出用情報41を更新するタイミングで、機器情報を取得した管理対象機器200の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出する。算出部31は、算出した消費電力量及び/又はCO2排出量の値を機器情報管理部23へ渡す。その結果、算出結果情報42が更新される。
・消費電力量及び/又はCO2排出量の算出について
算出部31で行う、消費電力量及び/又はCO2排出量の算出には、様々な方法が考えられる。例えば、以下のような算出方法である。
[消費電力量(kWh)]
(A)実測されたTEC値と、1日当たりの印刷枚数(0.5×IMP×IMP)とを基に算出したTEC値を、1週間当たりの消費電力量とする。
(B)機器情報として取得したカウンタ値(実際の印刷枚数)から、一定期間(例えば「1時間」)の平均印刷枚数を算出し、算出した平均印刷枚数から1日当たりに換算した印刷枚数と、上記(A)に示す印刷枚数との比率から、上記(A)のTEC値を基に消費電力量を算出する。
[CO2排出量(kg)]
算出された消費電力量にCO2換算係数を乗算して算出する。例えば、CO2換算係数には、環境省が定める二酸化炭素排出係数(他人から供給された電気の使用に伴う排出係数)0.555(kg/kWh)などがあるが、管理者により設定された換算値であってもよい。
また、その他にも、ユーザから要求された印刷ジョブにおける印刷枚数から、動的に算出(推測値を算出)する方法であってもよい。
(算出結果比較部)
算出結果比較部32は、ユーザが印刷要求時に指定した管理対象機器200とその他の管理対象機器200の消費電力量及び/又はCO2排出量を比較する機能である。
算出結果比較部32は、まず、通信部22が、PC300などの外部機器から受け付けた、ユーザからの印刷要求(印刷データを含む)に基づき、要求時に指定された管理対象機器200を特定する。算出結果比較部32は、特定した管理対象機器200の機器識別データを基に、機器情報管理部23が管理する算出結果情報42を参照し、対応付けて保持されている消費電力量及び/又はCO2排出量の算出結果データを取得する。算出結果比較部32は、算出結果情報42を参照し、取得した算出結果データと、その他の管理対象機器200の算出結果データとを比較し、比較結果を利用機器選択候補提示部33へ渡す。
(利用機器選択候補提示部)
利用機器選択候補提示部33は、ユーザが印刷要求時に指定した管理対象機器200より、印刷動作時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない管理対象機器200を、利用機器(消費電力を削減する効果的な管理対象機器200)の選択候補としてユーザに提示する機能である。
利用機器選択候補提示部33は、算出結果比較部32による比較結果に基づき、ユーザが印刷要求時に指定した管理対象機器200より、消費電力量及び/又はCO2排出量の値が小さい(消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない)管理対象機器200(利用機器の候補)が存在するか否かを判定する。
利用機器選択候補提示部33は、消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない管理対象機器200が存在すると判断した場合、この条件に該当した管理対象機器200を、利用機器の選択候補としてユーザに提示する。このとき、利用機器選択候補提示部33は、例えば、機器情報管理部23が管理する算出用情報41のモデル名、カラー/モノクロ種別、及びIPMなどの機器情報を基に、利用機器の選択候補情報を生成する。生成された選択候補情報は、通信部22を介して印刷要求元へ送信され、ユーザに提示される。
このようにして送信されたPC300などの外部機器は、受信した情報提示要求と利用機器の選択候補情報とに基づき、例えば、利用機器の候補選択及び印刷実行許諾可能なUI(User Interface)を有するポップアップウィンドウを、当該装置が備える表示装置に表示する。また、印刷要求を行ったプリンタドライバの操作ウィンドウに表示させてもよい。
また、利用機器選択候補提示部33は、消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない管理対象機器200が存在しないと判断した場合、ユーザが指定した管理対象機器200による印刷処理を、利用機器制御部34へ要求する。
・利用機器候補の特定について
利用機器選択候補提示部33は、消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない管理対象機器200全てを利用機器の選択候補とする訳ではない。ユーザから要求された印刷処理を行うことが可能な管理対象機器200で、かつ、消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器を利用機器の選択候補として提示する。
例えば、利用機器選択候補提示部33は、通信部22が、PC300などの外部機器から受け付けた印刷データに基づき、要求された印刷が「カラー印刷」か、又は「モノクロ印刷」かを判断し、「カラー印刷」と判断した場合、消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない管理対象機器200の中から、カラー印刷処理を行うことが可能な管理対象機器200を特定し選択候補とする。また、機器情報に含まれる管理対象機器200の状態情報を基に、印刷が行える状態か否かを判断し、行えると判断した場合に選択候補とする。
なお、上記利用機器の選択候補情報には、ユーザが、自身が指定した管理対象機器200と、利用機器の候補として提示された管理対象機器200との消費電力量の削減効果の違いを容易に把握できるように、指定した管理対象機器200と候補として提示された管理対象機器200との両方の消費電力量及びCO2削減量の値を含む構成としてもよい。また、ユーザが、複数の利用機器のうち、印刷処理を効率よく行わせるために最適な印刷先選択指定可能なように、機器情報のIPMの値を含んでいてもよい。
(利用機器制御部)
利用機器制御部34は、印刷時の消費電力に応じて指定された管理対象機器200に対して印刷処理の実行を指示する機能である。
利用機器制御部34は、指定された管理対象機器200に対して、プリントサーバ機能により一時的に受信している印刷データを送信し、印刷処理の実行を指示する。
・印刷処理(ユーザ要求処理)の実行指示について
利用機器制御部34は、まず、利用機器選択候補提示部33により提示された利用機器の候補から選択されることによる、印刷を行う管理対象機器200の指定(印刷処理を代行する管理対象機器指定)と、指定した管理対象機器200による印刷実行の許諾とに関する情報を、PC300などの外部機器から受け付けた旨が、通信部22から通知される。
利用機器制御部34は、通信部22により受け付けた選択指定に関する情報(例えば「IPアドレス」)に基づき、ユーザから印刷要求時に受信した印刷データを、通信部22を介して、印刷先として指定された管理対象機器200へ送信し、印刷処理の実行を指示する(指定した管理対象機器200で印刷処理を代行する)。
また、利用機器制御部34は、消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない管理対象機器200が存在しない場合、利用機器選択候補提示部33からの動作要求に従い、ユーザから印刷要求時に受信した印刷データを、通信部22を介して、ユーザが最初に(印刷要求時に)指定した管理対象機器200へ送信し、印刷処理の実行を指示する。
利用機器制御部34は、印刷実行指示後に、印刷処理の実行が指示された旨を含む所定のメッセージ情報を、通信部22を介して、PC300などの外部機器へ送信する。上記所定のメッセージ情報には、例えば、印刷物の出力先情報や消費電力削減率(CO2削減率)の値などが含まれる。これにより、ユーザは、消費電力に応じて利用機器が制御(印刷先が変更)されたとしても、「どのプリンタから出力されるのか」や「最初に指定したプリンタより、どの程度消費電力が削減(CO2排出が削減)できたのか」などを容易に確認することができる。
《機能動作》
ここからは、上記に説明を行った各機能部による消費電力に応じた利用機器制御の動作について説明する。この利用機器制御は、上記各機能部が連携動作することにより機能し、機器管理装置100に搭載される機器管理機能を実現するためのソフトウェア部品が、CPU106により格納先(例えば「ROM105」)からRAM104に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。
(算出用情報取得・算出処理)
図5は、本発明の第1の実施形態に係る消費電力量及びCO2排出量算出までの処理手順例を示すフローチャートである。
図5に示すように、機器管理装置100は、通信部22が、ネットワークなどの所定のデータ伝送路90に接続される管理対象機器200を検索し、機器情報取得部21が、所定の監視間隔に従って、先の検索結果(例えば「通信可能なIPアドレス」)を基に、各管理対象機器200に実装される標準MIBから機器情報を取得する(ステップS101)。取得した機器情報は、機器情報管理部23に渡され、算出用情報41として記録され保持される。
次に、機器情報管理部23は、機器情報として取得した機種を識別するモデル名を基に、予め保持しておいた標準消費電力量一覧情報41bを参照し、各管理対象機器200の標準消費電力量(TEC値)を取得する(ステップS102)。ここで言う取得とは、記憶装置(例えば「HDD108」)内に格納されたデータを、RAM104上に読み出すことを意味する。
次に、算出部31は、機器情報管理部23が管理する管理対象機器200ごとの算出用情報41と、所定の計算式とを基に、消費電力量及びCO2排出量を算出する(ステップS103)。算出された消費電力量及びCO2排出量の値は、機器情報管理部23に渡される。
機器情報管理部23は、これらの算出結果を、算出結果情報42として記録し保持する(ステップS104)。
なお、機器情報管理部23による算出用情報41及び算出結果情報42の更新については、取得した機器情報や算出した消費電力量及びCO2排出量の値が、現在、保持している各情報と異なるときのみ行う。
(利用機器制御処理)
次に、上記ステップS103において算出された結果に基づく利用機器の制御処理について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係るが算出結果に基づく利用機器制御の処理手順例を示すフローチャートである。
図6に示すように、機器管理装置100は、通信部22が、PC300などの外部機器から印刷要求(処理要求)を受け付けるまで待つ(ステップS201:NO)。
通信部22が、印刷要求を受け付けると(ステップS201:YES)、算出結果比較部32が、機器情報管理部23が管理する算出結果情報42に基づき、要求時に指定された管理対象機器200とその他の管理対象機器200の消費電力量及び/又はCO2排出量の算出結果データを比較し、比較結果を利用機器選択候補提示部33へ渡す。
利用機器選択候補提示部33は、比較結果に基づき、ユーザが印刷要求時に指定した管理対象機器200より、消費電力量及び/又はCO2排出量の値が小さい(消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない)管理対象機器200(利用機器の候補)が存在するか否かを判定する(ステップS203)。
ステップS203において、利用機器の候補が存在すると判定された場合には(ステップS203:YES)、消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない1台以上の管理対象機器200を利用機器の選択候補としてユーザに提示する(ステップS204)。このとき、利用機器選択候補提示部33は、利用機器の選択候補情報を、通信部22を介して、PC300などの外部機器へ送信し、ユーザに提示する。
通信部22は、PC300などの外部機器から、利用機器選択候補提示部33により提示された利用機器の候補から選択されることによる、印刷を行う管理対象機器200の指定(利用機器の指定)と、指定した管理対象機器200による印刷実行の許諾(印刷許諾)とに関する情報を受け付けるまで待つ(ステップS205:NO)。
通信部22が、利用機器の指定と印刷許諾とを受け付けると(ステップS205:YES)、利用機器制御部34が、指定された管理対象機器200に印刷処理の実行を指示する(ステップS206)。
一方、ステップS203において、利用機器の候補が存在しないと判定された場合には(ステップS203:YES)、利用機器制御部34が、最初の印刷要求時に指定された管理対象機器200に印刷処理の実行を指示する(ステップS207)。
通信部22は、プリントサーバ機能により一時的に受信している印刷データを、管理対象機器200へ所定のデータ伝送路90を介して送信する(ステップS208)。
このように、機器管理装置100において、各機能部を実現するソフトウェア部品が実行されることで、機器管理システム1に参加する(機器管理装置100が管理する)管理対象機器200の消費電力に応じて、消費電力を削減する効果的な機器を選択指定可能とし、指定した管理対象機器200を用いてユーザから要求された処理を行う利用機器制御による機器管理を実現している。
<機器管理構成の変形例>
上記実施形態では、利用機器の選択候補を提示し、ユーザにより選択指定された管理対象機器200により要求処理を行う機能構成について説明を行った。
ここでは、その変形例として、利用機器の選択を機器管理装置100内部で動的に行う機能構成について説明する。
図7は、本発明の変形例に係る機器管理機能の構成例を示す図である。図7に示すように、本変形例では、利用機器制御機能部群30が、利用機器選択候補提示部33を有しておらず、算出結果比較部32による比較結果に基づき、利用機器制御部34が要求処理の実行を指示する構成となっている。
例えば、利用機器制御部34は、ユーザから要求された印刷処理を行うことが可能な管理対象機器200の中から、消費電力量及び/又はCO2排出量が最も少ない機器を自動的に選択し、選択した機器管理装置200に、要求処理の実行を指示する。
また、利用機器制御部34は、実行指示を行った管理対象機器200の情報を、通信部22を介して、処理要求が行われたPC300などの外部機器へと返す。
このような構成によって、ユーザが複数の利用機器の候補から、処理を実行する管理対象機器200を選択指定する手間を省くことができ、かつ、機器管理装置100が、消費電力に応じて動的に利用機器を選択することから、システム全体において、最適な消費電力の削減を行うことができる。
<機器管理システムの変形例>
上記実施形態では、機器管理装置100が、機器情報取得・管理機能(機器情報管理機能部群20が有する各機能)と、消費電力量・CO2排出量算出機能、利用機器選択候補提示機能、及び利用機器制御機能(利用機器制御機能部群30が有する各機能)の全ての機能を有するシステム構成について説明を行った。
しかし、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、図8及び図9に示すような、機能分散型のシステム構成であってもよい。
(その1)
図8は、本発明の変形例に係る機器管理システム1の構成例(その1)を示す図である。例えば、図8に示すように、機器管理装置100が、機器情報取得・管理機能及び消費電力量・CO2排出量算出機能のみを有し、PC300が、利用機器選択候補提示機能及び利用機器制御機能を有する構成であってもよい。
このようなシステム構成によって、算出用情報41及び算出結果情報42などの各種情報を管理する機能と、消費電力に応じて管理対象機器200を制御する機能とが、異なる装置で動作することになり、処理の負荷分散を図ることができる。また、利用機器制御機能が、ユーザが処理要求を行うPC300で動作することから、プリントサーバのようなユーザからの処理要求を一時的に受け付ける機能を動作させる必要がなく、システムの効能構成を簡素化できる。
(その2)
図9は、本発明の変形例に係る機器管理システム1の構成例(その2)を示す図である。また、図9に示すように、各管理対象機器200が、利用機器選択候補提示機能及び利用機器制御機能を有する構成であってもよい。
このようなシステム構成によって、ユーザから処理要求を指定された管理対象機器200が受け取り、実行ジョブを受け付けた管理対象機器200が、他の管理対象機器200を利用した方が消費電力量及び/又はCO2排出量が少なく処理をできると判断した場合に、受け取った実行ジョブを他の管理対象機器200に転送し、要求処理の実行を指示することができる(消費電力を削減する機器連携動作を行うことができる)。
また、上記機能を有する管理対象機器200であれば、利用機器制御全般の機能は、管理対象機器200自身により行われることから、従来の機器管理システムのデータリソース(例えば「収集された機器情報」や「算出された消費電力量及び/又はCOS排出量」)を用いて、に導入するだけで、管理対象機器200の消費電力に応じて、消費電力を削減する効果的な機器を選択指定可能とし、指定した管理対象機器200を用いてユーザ要求を処理する利用機器制御を行うことができる。
<まとめ>
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、本実施形態に係る機器管理装置100は、まず、管理対象機器200から機器情報を取得し、取得した情報から管理対象機器200の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出し、ユーザが利用しようとしている管理対象機器200とその他の管理対象機器200の両方の算出結果を比較する。
続いて、その比較結果に基づき、ユーザ要求の処理可能な管理対象機器200の中に、印刷時の消費電力及び/又はCO2排出量が、ユーザが利用しようとしている管理対象機器200より少ない機器が存在するか否かを判断する。
その結果、利用時の消費電力及び/又はCO2排出量が少ない機器に対して、処理の実行を指示する。
さらに、利用時の消費電力及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在すると判断された場合には、該当する管理対象機器200を利用機器の候補として提示し、提示した候補の中からユーザにより選択指定された管理対象機器200に対して、処理の実行を指示する。
または、該当する管理対象機器200のうち、利用時の消費電力及び/又はCO2排出量が最も少ない機器を、利用機器として決定し、決定された管理対象機器200に対して、処理の実行を指示する。
これによって、機器管理装置100では、機器管理システム1に参加する(機器管理装置100が管理する)管理対象機器200の消費電力に応じて、消費電力を削減する効果的な機器を選択指定可能とし、指定した管理対象機器200を用いてユーザ要求を処理する利用機器制御を行うことができる。
以上のことから、本実施形態に係る機器管理システム1では、ユーザが管理対象機器200を利用する際に、システム全体における効果的な消費電力の削減を実現する機器管理機能をユーザへ提供することができる。
ここまで、上記実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る機器管理装置100が有する「機器管理機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムとしてCPU106により実行することで実現される。よって、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体103aに格納することができる。
また、上記プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体103aに記憶させることによって、これらの記録媒体103aを読み取り可能なドライブ装置103を介して機器管理装置100にインストールすることができる。また、機器管理装置100は、インタフェース装置107を備えていることから、インターネットなどの電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
ところで、上記実施形態では、機器管理装置100が備える記憶装置の所定の記憶領域に、算出用情報41や算出結果情報42を保持する構成について説明を行ったが、本発明がこの構成に限定されるものではない。
例えば、上記各種情報を外部の記録媒体103aに保持する構成や、データ伝送路90を介して接続された外部機器が備える記憶装置に保持する構成であってもよく、必ずしも、機器管理装置100が備える記憶装置に保持する構成でなくてもよい。上記各種情報の格納先については、これらの情報を管理・参照する各機能部により制御される構成であればよい。
また、上記実施形態では、管理対象機器100の好適な例として、MFPやLPを挙げたが、本発明がこれらの機器に限定されるものではない。本発明では、機器の情報取得が可能であれば、例えば、蛍光灯、空中設備、コンピュータ、電化製品など、その他利用時の消費電力やCO2排出量に影響を与えるあらゆる機器においても、その特性に応じた適用も可能である。また、それらを組み合わせることで、オフィスのトータル的なサポートを行い、本発明の目的を適用することも可能である。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る機器管理システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る機器管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る機器管理機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る算出用情報及び算出結果情報のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る消費電力量及びCO2排出量算出までの処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る算出結果に基づく利用機器制御の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る機器管理機能の構成例を示す図である。 本発明の変形例に係る機器管理システム(その1)の構成例を示す図である。 本発明の変形例に係る機器管理システム(その2)の構成例を示す図である。
符号の説明
1 機器管理システム
20 機器情報管理機能部群
21 機器情報取得部
22 通信部
23 機器情報管理部
24 監視条件設定部
25 機器情報提供部
30 利用機器制御機能部群
31 算出部
32 算出結果比較部
33 利用機器選択候補提示部
34 利用機器制御部
41 算出用情報
42 算出結果情報
90 データ伝送路
100 機器管理装置
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(中央処理装置)
107 インタフェース装置(NIC:Network I/F Card)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 管理対象機器(画像処理装置)
300 クライアントPC(情報処理装置)

Claims (12)

  1. 所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理装置であって、
    前記機器に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した機器に関する情報に基づき、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出した機器ごとの消費電力量及び/又はCO2排出量に基づき、当該機器管理装置が管理する機器の中に、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定した、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器に対して、要求処理の実行を指示する実行指示手段と、
    を有することを特徴とする機器管理装置。
  2. 当該機器管理装置が、
    前記算出手段により算出した処理要求時に指定された機器の消費電力量及び/又はCO2排出量と、前記算出手段により算出した処理要求時に指定された機器以外の機器の消費電力量及び/又はCO2排出量と値を比較する比較手段を有し、
    前記判定手段は、
    前記比較手段による比較結果に基づき、
    処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の機器管理装置。
  3. 当該機器管理装置が、
    前記判定手段が、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在すると判定した場合に、
    処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器を、処理要求時に指定した機器以外の利用機器の選択候補として提示する利用機器選択候補提示手段を有し、
    前記実行指示手段は、
    前記利用機器選択候補提示手段により提示された利用機器の候補から選択指定された機器に対して、要求処理の実行を指示することを特徴とする請求項1又は2に記載の機器管理装置。
  4. 前記利用機器選択候補提示手段は、
    前記機器に関する情報に基づき、当該機器管理装置が管理する機器のうち、要求された処理が実行可能な機器を特定し、
    特定した機器の中から、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器を、処理要求時に指定した機器以外の利用機器の選択候補として提示することを特徴とする請求項3に記載の機器管理装置。
  5. 当該機器管理装置が、
    前記判定手段が、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在すると判定した場合に、
    処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が最も少ない機器を特定する利用機器決定手段を有し、
    前記実行指示手段は、
    前記利用機器決定手段により決定された機器に対して、要求処理の実行を指示することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の機器管理装置。
  6. 前記実行指示手段は、
    前記判定手段が、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在しないと判定した場合に、
    処理要求時に指定された機器に対して、要求処理の実行を指示することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の機器管理装置。
  7. 前記算出手段は、
    前記機器に関する情報と、前記機器における1週間の消費電力量(TEC値)と、所定のCO2換算値とに基づき、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の機器管理装置。
  8. 所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を機器管理装置によって監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理システムであって、
    前記機器管理装置が、
    前記機器に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した機器に関する情報に基づき、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出した機器ごとの消費電力量及び/又はCO2排出量に基づき、当該機器管理装置が管理する機器の中に、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定した、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器に対して、要求処理の実行を指示する実行指示手段と、を有することを特徴とする機器管理システム。
  9. 所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を機器管理装置によって監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理システムであって、
    前記機器管理装置が、
    前記機器に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した機器に関する情報に基づき、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出する算出手段と、を有し、
    前記機器が、
    前記算出手段により算出された機器ごとの消費電力量及び/又はCO2排出量に基づき、当該機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定した、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器に対して、要求処理の実行を指示する実行指示手段と、を有することを特徴とする機器管理システム。
  10. 所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理装置における機器管理方法であって、
    前記機器に関する情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得した機器に関する情報に基づき、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出する算出手順と、
    前記算出手順により算出した機器ごとの消費電力量及び/又はCO2排出量に基づき、前記機器管理装置が管理する機器の中に、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在するか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順により判定した、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器に対して、要求処理の実行を指示する実行指示手順と、を有することを特徴とする機器管理方法。
  11. 所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理装置における機器管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記機器に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した機器に関する情報に基づき、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出した機器ごとの消費電力量及び/又はCO2排出量に基づき、前記機器管理装置が管理する機器の中に、処理要求時に指定された機器より、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器が存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定した、要求処理実行時の消費電力量及び/又はCO2排出量が少ない機器に対して、要求処理の実行を指示する実行指示手段として機能させる機器管理プログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記録した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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