JP2010057168A - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010057168A
JP2010057168A JP2009174563A JP2009174563A JP2010057168A JP 2010057168 A JP2010057168 A JP 2010057168A JP 2009174563 A JP2009174563 A JP 2009174563A JP 2009174563 A JP2009174563 A JP 2009174563A JP 2010057168 A JP2010057168 A JP 2010057168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scene recognition
shooting
scene
information
total
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009174563A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5166370B2 (ja
Inventor
Masahiko Sugimoto
雅彦 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2009174563A priority Critical patent/JP5166370B2/ja
Publication of JP2010057168A publication Critical patent/JP2010057168A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5166370B2 publication Critical patent/JP5166370B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/90Arrangement of cameras or camera modules, e.g. multiple cameras in TV studios or sports stadiums
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/55Optical parts specially adapted for electronic image sensors; Mounting thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/61Control of cameras or camera modules based on recognised objects
    • H04N23/611Control of cameras or camera modules based on recognised objects where the recognised objects include parts of the human body
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/617Upgrading or updating of programs or applications for camera control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/667Camera operation mode switching, e.g. between still and video, sport and normal or high- and low-resolution modes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/73Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the exposure time

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

【課題】 シーンの認識結果を安定して得ることが可能な撮像装置及び撮像方法を提供する。
【解決手段】 デジタルカメラ1は、シーン認識履歴における認識回数(認識頻度)及び認識結果の新しさに基づいて現在撮影中のシーンSRの判定を行う。図3(a)に示すように、デジタルカメラ1のRAM69上には、単独シーン認識結果を順番に格納するための格納領域A[0],A[1],A[2],…が設けられる。シーン認識履歴が更新されると、シーン認識履歴がCPU75に読み込まれ、シーンごとの認識回数(頻度)が集計される(図3(d))。そして、認識回数が最大のシーンが現在撮影中のシーンSRと判定される。図3に示す例では、「2」の「風景」と「3」の「夜景」とがシーン認識履歴中に2回登場し(最大頻度となる)、「2」の値の方がより新しい側の格納領域に格納されているため、トータルシーン認識結果はSR=2となり、撮影モードが風景モードに設定される。
【選択図】 図3

Description

本発明は撮像装置及び撮像方法に係り、特に高精度で撮影シーンの認識が可能な撮像装置及び撮像方法に関する。
特許文献1には、デジタルスチルカメラにおいて、設定された撮影モードがシーンに対して適切であるか否かを、デジタル画像信号やEV値に基づいて判定することが開示されている。
特許文献2には、顔認識手段と状態検出手段の出力情報に基づいてカメラの撮影モードを設定する撮影モード自動設定カメラが開示されている。特許文献2に記載のカメラは、被写体の動き、撮像倍率又は被写体距離の出力情報に基づいてカメラ撮影モードを自動設定するものである。
特開2003−244530号公報 特開2003−344891号公報
従来、撮像装置において、画像信号やEV値に基づいてシーンを認識することが行われている。特許文献1に記載のデジタルスチルカメラは、S1オン時(シャッターボタン半押し時)の画像信号を用いて、撮影モードの設定が適切か否かを判定するように構成されている。また、特許文献2に記載のカメラは、シャッタ釦の第一ストロークがオンしたときの画像信号を用いて撮影モードの設定を行うように構成されている。即ち、特許文献1及び2に記載の技術はいずれもS1オン時の画像信号で撮影モードの判定を1回行うだけであるため、画像信号やEV値によっては、シーンの認識結果が変化しやすくなり、安定したシーンの認識結果を出力することが困難であった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、シーンの認識結果を安定して得ることが可能な撮像装置及び撮像方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明第1の態様に係る撮像装置は、撮影シーンの情報である撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、前記撮影情報取得手段により取得した前記撮影情報から撮影シーンを認識する単独シーン認識を行う単独シーン認識手段と、前記単独シーン認識手段による単独シーン認識結果を最新の所定個数分シーン認識履歴として登録するシーン認識履歴登録手段と、前記シーン認識履歴登録手段により登録されたシーン認識履歴に基づいて撮影シーンを認識するトータルシーン認識を行うトータルシーン認識手段と、前記トータルシーン認識手段による前記トータルシーン認識結果に応じて、表示制御、撮影制御、信号処理制御及び情報記録制御のうち少なくとも1つを行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明第2の態様に係る撮像装置は、撮影シーンの情報である撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、前記撮影情報取得手段により取得された撮影情報を最新の所定個数分撮影情報履歴として登録する撮影情報履歴登録手段と、前記撮影情報履歴登録手段に登録された撮影情報履歴に基づいて撮影シーンを認識するトータルシーン認識を行うトータルシーン認識手段と、前記トータルシーン認識手段による前記トータルシーン認識結果に応じて、表示制御、撮影制御、信号処理制御及び情報記録制御のうち少なくとも1つを行う制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明第3の態様に係る撮像装置は、上記第1の態様において、前記トータルシーン認識手段は、前記シーン認識履歴登録手段に登録された前記シーン認識履歴の全部もしくは一部の範囲において、最大頻度の単独シーン認識結果が示す撮影シーンを検出し、当該検出した撮影シーンを前記トータルシーン認識結果とすることを特徴とする。
本発明第4の態様に係る撮像装置は、上記第3の態様において、前記トータルシーン認識手段は、前記最大頻度の単独シーン認識結果が示す撮影シーンが複数検出された場合には、最新側の最大頻度の単独シーン認識結果が示す撮影シーンを前記トータルシーン認識結果とすることを特徴とする。
本発明第5の態様に係る撮像装置は、上記第1の態様において、前記トータルシーン認識手段は、前記シーン認識履歴登録手段に登録された前記シーン認識履歴中の各単独シーン認識結果に対し、最新の単独シーン認識結果ほど重みが大きくなる重み付けを行う重み付け設定手段と、前記重み付け設定手段による重み付け後の単独シーン認識結果別の累積スコアを算出する算出手段とを有し、前記算出手段により算出した累積スコアが最大となる単独シーン認識結果を前記トータルシーン認識結果とすることを特徴とする。
本発明第6の態様に係る撮像装置は、上記第2の態様において、前記トータルシーン認識手段は、前記撮影情報履歴登録手段に登録された前記撮影情報履歴から代表値を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された代表値に基づいて撮影シーンを認識する認識手段とを有することを特徴とする。
本発明第7の態様に係る撮像装置は、上記第6の態様において、前記算出手段は、前記撮影情報履歴登録手段に登録された前記撮影情報履歴の平均値、前記撮影情報履歴のうちの最新の情報ほど大きくなる重みを付けた重み付け平均値、前記撮影情報履歴のメディアン値、及び前記撮影情報履歴のうちの最大値側のN(N:0以上の整数)個分、最小値側のM(M:0以上の整数であって、N=M、N≠Mを含む)個分の撮影情報を除いた残り情報の平均値のうちのいずれか1つを前記代表値として算出することを特徴とする。
本発明第8の態様に係る撮像装置は、上記第1から第7の態様において、前記撮影情報取得手段は、撮影シーン中に人物の顔があるか否かを示す情報、被写体距離を示す情報、被写体の明るさを示す情報、及び補助光の検出情報のうちの少なくとも1つの情報を取得することを特徴とする。
本発明第9の態様に係る撮像装置は、上記第8の態様において、前記撮影情報取得手段は、前記被写体距離を示す情報として、前記被写体に合焦しているときのフォーカス位置の情報を取得することを特徴とする。
本発明第10の態様に係る撮像装置は、上記第1、3、4、5、8及び9の態様において、シャッタ半押し時に本露光用の測光及び測距を指示し、シャッタ全押し時に本露光を指示するシャッタボタンを更に備え、前記シーン認識履歴登録手段に登録される前記シーン認識履歴には、前記シャッタ半押し前の単独シーン認識結果の個数と、前記シャッタ半押し後の単独シーン認識結果の個数とが個別に設定されることを特徴とする。
本発明第11の態様に係る撮像装置は、上記第2、6、7、8及び9の態様において、シャッタ半押し時に本露光用の測光及び測距を指示し、シャッタ全押し時に本露光を指示するシャッタボタンを備え、前記撮影情報履歴登録手段に登録される前記撮影情報履歴は、前記シャッタ半押し前の撮影情報の個数と、前記シャッタ半押し後の撮影情報の個数とが個別に設定されることを特徴とする。
本発明第12の態様に係る撮像装置は、上記第1から11の態様において、前記トータルシーン認識手段によるトータルシーン認識結果に応じて撮影モードを設定する撮影モード設定手段を更に有し、前記制御手段は、前記設定された撮影モードに基づいて前記撮影制御を行うことを特徴とする。
本発明第13の態様に係る撮像装置は、上記第1から第12の態様において、シャッタ半押し時に本露光用の測光及び測距を指示し、シャッタ全押し時に本露光を指示するシャッタボタンを更に備え、前記撮影情報取得手段は、前記シャッタ半押し後は、本露光用の被写体距離を示す情報、及び本露光用の被写体の明るさを示す情報のみを取得する。
本発明第14の態様に係る撮像方法は、撮影シーンの情報である撮影情報を取得する撮影情報取得ステップと、前記撮影情報取得ステップにより取得した前記撮影情報から撮影シーンを認識する単独シーン認識ステップと、前記単独シーン認識ステップにおいて認識された単独シーン認識結果を最新の所定個数分シーン認識履歴としてシーン認識履歴登録手段に登録するシーン認識履歴登録ステップと、前記シーン認識履歴登録手段に登録された前記シーン認識履歴に基づいて撮影シーンを認識するトータルシーン認識ステップと、前記トータルシーン認識ステップの前記トータルシーン認識結果に応じて、表示制御、撮影制御、信号処理制御及び情報記録制御のうち少なくとも1つを行う制御ステップとを備えたことを特徴とする。
本発明第15の態様に係る撮像方法は、撮影シーンの情報である撮影情報を取得する撮影情報取得ステップと、前記撮影情報取得ステップにおいて取得された前記撮影情報を最新の所定個数分撮影情報履歴として撮影情報履歴登録手段に登録する撮影情報履歴登録ステップと、前記撮影情報履歴登録手段に登録された前記撮影情報履歴に基づいて撮影シーンを認識するトータルシーン認識ステップと、前記トータルシーン認識ステップの前記トータルシーン認識結果に応じて、表示制御、撮影制御、信号処理制御および情報記録制御のうち少なくとも1つを行う制御ステップとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、顔検出の結果、フォーカスレンズ位置、ズームレンズ位置、合焦状態及び測光値を含む撮影情報の履歴、又は上記撮影情報に基づくシーン認識結果(単独シーン認識結果)の履歴を使ってシーン認識を行うことにより、安定したシーン認識結果を取得することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置(デジタルカメラ)を示すブロック図 トータルシーン認識処理を模式的に示す図 トータルシーン認識処理を模式的に示す図 シーン認識結果の表示の例 本発明の第1の実施形態に係るシーン認識処理を示すフローチャート 単独シーン認識処理を示すフローチャート シーンの認識処理を示すフローチャート シーンの認識処理を示すフローチャート シーンの認識処理を示すフローチャート シーンの認識処理を示すフローチャート シーンの認識処理を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1前)を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1オン時)を示すフローチャート 本発明の第3の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1前)を模式的に示す図 本発明の第3の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1オン時)を模式的に示す図 本発明の第3の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1前)を示すフローチャート 本発明の第3の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1オン時)を示すフローチャート 本発明の第4の実施形態に係るトータルシーン認識処理を模式的に示す図 本発明の第4の実施形態に係るトータルシーン認識処理を示すフローチャート 本発明の第5の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1前)を模式的に示す図 本発明の第5の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1オン時)を模式的に示す図 本発明の第5の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1前)を示すフローチャート 本発明の第5の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1オン時)を示すフローチャート 本発明の第6の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1前)を模式的に示す図 本発明の第6の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1オン時)を模式的に示す図 本発明の第6の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1前)を示すフローチャート 本発明の第6の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1オン時)を示すフローチャート
以下、添付図面に従って本発明に係る撮像装置及び撮像方法の好ましい実施の形態について説明する。
[第1の実施形態]
本実施形態に係る撮像装置は、撮影時に被写体の状況(撮影シーン、または単にシーンともいう)を認識するシーン認識を実行し、撮影モードを設定する。認識されるシーンとして、例えば、人物、風景、夜景、接写、スポーツ、花火、夕焼け、スノー、ビーチ、水中又は文字が挙げられる。より詳しくは、撮像装置は、撮影シーンの情報である撮影情報に基づいてシーン認識を複数回実行し(後述の単独シーン認識)、シーン認識を実行する都度、そのシーン認識結果の履歴を記録する。そして、そのシーン認識結果の履歴を考慮して撮影時のシーンの認識(後述のトータルシーン認識)及び撮影モードの設定を行う。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置(デジタルカメラ)を示すブロック図である。
本実施形態に係る撮像装置(以下、デジタルカメラ1という。)は、撮影により取得した画像データを、Exif形式の画像ファイルに変換して、本体に着脱可能な外部記録メディアなどの記録部70へ記録するものである。
図1に示すように、デジタルカメラ1は、操作部11と、ユーザによる操作部11への操作内容を解釈して各部を制御する制御回路74とを有している。
操作部11は、画像を撮影する撮影モードと、記録部70に記録された画像を読み出して表示部71に表示する再生モードとの間で動作モードを切り替える動作モードスイッチ、メニュー/OKボタン、ズーム/上下矢印レバー、左右矢印ボタン、Back(戻る)ボタン、表示切替ボタン、シャッタボタン、電源スイッチを含んでいる。
制御回路74は、情報処理を行うCPU75、情報処理を規定したプログラム、ファームウェア、プログラムでの各種判定に用いる閾値その他の定数などを記録したROM68、情報処理に必要な変数やデータなどを格納するRAM69を備えている。
CPU75は、操作部11やAF処理部62等の各種処理部からの信号に応じてデジタルカメラ1の本体各部を制御する。ROM68は、デジタルカメラ1において設定される各種定数、およびCPU75が実行するプログラム等を格納する。RAM69は、CPU75がプログラムの実行に必要なデータを一時的に格納する。
レンズ20は、フォーカスレンズおよびズームレンズを有している。レンズ20は、レンズ駆動部51によって光軸方向に移動可能である。レンズ駆動部51は、CPU75から出力されるフォーカス駆動量データに基づいて、フォーカスレンズの位置を制御する。また、レンズ駆動部51は、操作部11のズーム/上下矢印レバーの操作量データに基づいてズームレンズの位置を制御する。
また、絞り54は、モータとモータドライバとからなる絞り駆動部55によって駆動される。絞り駆動部55は、CPU75から出力される絞り値データに基づいて絞り径の調整を行う。
レンズ20、絞り54を含む撮像光学系の後方には、撮像素子(CCD)58が配置されている。なお、撮像素子58としては、CCDの代わりにCMOSイメージセンサを用いることもできる。
撮像素子58は、多数の受光素子が2次元的に配列された光電面を有している。撮像光学系を通過した被写体光はこの光電面に結像し、光電変換される。光電面の前方には、各画素に光を集光するためのマイクロレンズアレイと、R,G,B各色のフィルタが規則的に配列されたカラーフィルタアレイとが配置されている。撮像素子58は、撮像素子制御部59から供給される垂直転送クロックおよび水平転送クロックに同期して、画素毎に蓄積された電荷を1ラインずつシリアルなアナログ撮影信号として出力する。各画素において電荷を蓄積する時間、すなわち、露出時間は、撮像素子制御部59から与えられる電子シャッタ駆動信号によって決定される。また、撮像素子58は、あらかじめ定められた大きさのアナログ撮像信号が得られるように、撮像素子制御部59によりゲインが調整されている。
撮像素子58から取り込まれたアナログ撮影信号は、アナログ信号処理部60に入力される。アナログ信号処理部60は、アナログ信号のノイズを除去する相関2重サンプリング回路(CDS)と、アナログ信号のゲインを調節するオートゲインコントローラ(AGC)とからなる。アナログ信号処理部60におけるR、G、B信号の増幅ゲインは、撮影感度(ISO感度)に相当する。CPU75は、この増幅ゲインを調整することにより撮影感度を設定する。
A/D変換部61は、アナログ信号処理部60により処理されたアナログ画像信号をデジタル画像データに変換する。このデジタル信号に変換された画像データは、画素毎にR,G,Bの濃度値を持つCCD−RAWデータである。
制御回路74は、発振子(不図示)から供給される発振信号を逓倍又は分周してタイミング信号を発生させて撮像素子制御部59に入力することにより、操作部11のシャッタボタンの操作時における撮像素子58からの電荷の取込みおよびアナログ信号処理部60の処理のタイミングを調整している。
制御回路74は、撮像素子58で生成された画像信号の輝度を検出することにより測光を行う。制御回路74は、被写界輝度が低い場合、自動焦点調節(AF)時(シャッタボタン半押し時(S1オン))に補助光制御部25に指示して補助光発光部26(例えば、LED)から補助光を照射させる。
A/D変換部61から出力されたR,G,Bの各画像データ(CCD−RAWデータ)は、デジタル信号処理部65によって、ホワイトバランス(WB)調整、ガンマ補正、およびYC処理が施される。処理後の画像データは、メモリ66に書き込まれる。
メモリ66は、画像データに対して後述の各種デジタル画像処理(信号処理)を行う際に使用する作業用メモリであり、例えば、一定周期のバスクロック信号に同期してデータ転送を行うSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が使用される。
表示部71は、例えば、液晶モニタを含んでおり、撮影モード設定以後から本撮影指示がされるまでの間メモリ66に逐次格納された画像データをライブビュー画像(スルー画像)として液晶モニタに表示させたり、再生モード時に記録部70に保存されている画像データを液晶モニタに表示させる。なお、スルー画像とは、ユーザがリアルタイムに撮影画角や状況などを確認することが出来るように、撮影モードが選択されている間、所定の時間間隔で撮像素子58により撮像された被写体を示す画像信号に基づいて表示部71に表示される画像をいう。
本実施形態のデジタルカメラ1は、動作モードが撮影モードに設定されると、画像の撮像を開始し、ライブビュー画像(スルー画)が表示部71の液晶モニタに表示される。スルー画表示時には、CPU75は、後述のAF処理部62及びAE/AWB処理部63による演算結果に基づいて、コンティニュアスAE(CAE)及びコンティニュアスAF(CAF)を実行する。ここで、コンティニュアスAEとは、スルー画撮影の継続中に繰り返し露出値の演算を行って、連続的に撮像素子(CCD)58の電子シャッタ機能及び/又は絞り54を制御する機能である。コンティニュアスAFとは、スルー画撮影の継続中に繰り返しAF評価値の演算を行って、連続的にフォーカスレンズ位置を制御する機能である。撮影モード時にシャッタボタンが半押しされると(S1オン)、デジタルカメラ1は、AE処理(S1AE)及びAF処理(S1AF)を実行し、AEロック及びAFロックを実行する。
以下、AE処理及びAF処理について説明する。撮像素子58から出力された画像信号はA/D変換後にバッファメモリ(不図示)を介してAF処理部62及びAE/AWB処理部63に入力される。
AE/AWB処理部63は、1画面を複数の分割エリア(例えば、8×8又は16×16)に分割し、この分割エリアごとにR、G、B信号を積算し、その積算値をCPU75に提供する。CPU75は、AE/AWB処理部63から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出する。CPU75は、上記露出値と所定のプログラム線図に従って、絞り値とシャッタスピードを決定し、これに従い撮像素子58の電子シャッタ機能及び絞り54を制御して適正な露光量を得る。
更に、CPU75は、フラッシュ発光モードがオンに設定された場合にフラッシュ制御部73にコマンドを送って動作させる。フラッシュ制御部73は、フラッシュ発光部(放電管)24を発光させるための電流を供給するためのメインコンデンサを含んでおり、CPU75からのフラッシュ発光指令に従ってメインコンデンサの充電制御、フラッシュ発光部24への放電(発光)のタイミング及び放電時間の制御等を行う。なお、フラッシュ発光手段としては、放電管に代えて発光ダイオード(LED)を用いることも可能である。
また、AE/AWB処理部63は、自動ホワイトバランス調整時に、分割エリアごとにR、G、B信号の色別の平均積算値を算出し、その算出結果をCPU75に提供する。CPU75は、Rの積算値、Bの積算値、Gの積算値を得て、分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、これらR/G、B/Gの値のR/G、B/G軸座標の色空間における分布等に基づいて光源種判別を行い、判別された光源種に応じてホワイトバランス調整回路のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランスゲイン)を制御し、各色チャンネルの信号に補正をかける。
本実施形態に係るデジタルカメラ1におけるAF制御は、例えば、画像信号のG信号の高周波成分が極大になるようにフォーカスレンズを移動させるコントラストAFが適用される。即ち、AF処理部62は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面内(例えば、画面中央部)にあらかじめ設定されているフォーカス対象エリア内の信号を切り出すAFエリア抽出部及びAFエリア内の絶対値データを積算する積算部から構成される。
AF処理部62により求められた積算値のデータはCPU75に通知される。CPU75は、レンズ駆動部51を制御してフォーカスレンズを移動させながら、複数のAF検出ポイントで焦点評価値(AF評価値)を演算し、演算した焦点評価値が極大となるレンズ位置を合焦位置として決定する。そして、CPU75は、レンズ駆動部51を制御して上記合焦位置にフォーカスレンズを移動させる。なお、コンティニュアスAF(CAF)時には、S1AFのときに比べて、合焦位置のサーチ範囲(AFサーチ時のフォーカスレンズの移動範囲)が狭く、AF検出ポイントの数が少なくなっている。また、AF評価値の演算はG信号を利用する態様に限らず、輝度信号(Y信号)を利用してもよい。
なお、露出およびホワイトバランスについては、撮影モードがマニュアルモードに設定されている場合には、デジタルカメラ1のユーザがマニュアル操作により設定可能である。また、露出およびホワイトバランスが自動で設定された場合にも、ユーザがメニュー/OKボタン等の操作部11から指示を行うことにより、露出およびホワイトバランスをマニュアル調整することが可能である。
シャッタボタンが半押し(S1オン)された後に全押し(S2オン)されると、撮像素子58から記録用の本画像データが取り込まれる。この本画像データは、シャッタボタンが全押しされることによって実行される本撮影時に撮像素子58から取り込まれ、アナログ信号処理部60、A/D変換部61、デジタル信号処理部65経由でメモリ66に格納された画像データである。デジタル信号処理部65は、本画像の画像データに対して、ガンマ補正、シャープネス補正、コントラスト補正等の画質補正処理、CCD−RAWデータを輝度信号であるYデータと、青色色差信号であるCbデータおよび赤色色差信号であるCrデータとからなるYCデータに変換するYC変換処理を行う。本画像の画素数の上限は、撮像素子58の画素数によって決定されるが、例えば、ファイン、ノーマル等の設定により、記録画素数を変更することができる。一方、スルー画像およびシャッタボタン半押し時に表示する画像の画像数は、例えば、本画像よりも少ない画素数、例えば、本画像の1/16程度の画素数で取り込まれる。
また、デジタル信号処理部65は、フラッシュ発光部24の発光量が通常の撮影時よりも小さくされた場合には、本画像における顔領域の輝度を求め、輝度が所定のしきい値Th1よりも小さい場合には顔領域の輝度をしきい値Th1に調整する処理を行う。
圧縮伸張処理部67は、補正・変換処理が行われた本画像の画像データに対して、例えば、所定の圧縮形式で圧縮処理を行い、画像ファイルを生成する。この画像ファイルは、記録部70に記録される。この画像ファイルには、例えば、Exifフォーマット等に基づいて、撮影日時等の付帯情報が格納されたタグが付加される。また、圧縮伸張処理部67は、再生モードの場合に、記録部70から読み出された画像ファイルに対して伸張処理を行う。伸張後の画像データは表示部71の液晶モニタに表示される。
顔検出処理部80は、スルー画像、シャッタボタン半押し時に表示する画像、あるいは本画像から人物の顔を検出する。具体的には、顔に含まれる顔の特徴を有する領域(例えば、肌色の領域を有する、肌色領域の中に黒色領域(目)を有する、肌色領域が顔の形状を有する等)を顔領域として検出する。
[シーン認識処理]
本実施形態に係るデジタルカメラ1(CPU75)は、顔検出の結果、フォーカスレンズ位置、ズームレンズ位置、合焦状態及び測光値を含む撮影情報(撮影シーンの情報)を用いてシーン認識(以下、単独シーン認識という。)を行い、「AUTO」、「人物」、「風景」、「夜景」又は「接写」等の単独シーン認識結果がRAM69に記録される。この単独シーン認識は、撮影モード時に所定のタイミングで繰り返し実行され、例えば、最新の単独シーン認識の結果が所定回数分、シーン認識履歴として記録される。また、シーン認識履歴は、例えば、デジタルカメラ1の電源オフ時又は動作モードの切り替え時、顔検出の結果、フォーカスレンズ位置、ズームレンズ位置、合焦状態及び測光値が所定値以上変動してシーンが変動したとCPU75が判定した場合に削除されるようにしてもよい。
更に、デジタルカメラ1(CPU75)は、RAM69に記録された単独シーン認識結果の履歴(シーン認識履歴)に基づいて現在のシーンSRを判定(認識)し、各シーンを撮影するのに好適な撮影モードの設定を行う。以下、シーン認識履歴に基づくシーンの判定をトータルシーン認識という。
本実施形態のデジタルカメラ1は、トータルシーン認識において、シーン認識履歴における認識回数(認識頻度)及び認識結果の新しさに基づいて現在撮影中のシーンSRの判定を行う。図2及び図3は、トータルシーン認識処理を模式的に示す図である。
図2(a)に示すように、デジタルカメラ1のRAM69上には、単独シーン認識結果を順番に格納するための格納領域A[0],A[1],A[2],…が設けられる。図2に示す例では、各シーンは所定の数字(以下、シーンIDという。)で表されている。シーン「AUTO」の場合には「0」、「人物」の場合には「1」、「風景」の場合には「2」、「夜景」の場合には「3」、「接写」の場合には「4」がRAM69の格納領域A[i](i=0,1,2,…)に書き込まれる。単独シーン認識結果は、格納領域A[0]のものが最新であり、A[1],A[2],…の順に古くなる。
図2(b)に示すように、単独シーン認識が実行されると、RAM69上のシーン認識履歴の格納領域A[0],A[1],A[2],…がスライドし、A[0]→A[1],A[1]→A[2],A[2]→A[3],…となり、最新の単独シーン認識結果の格納領域A[0]が空き領域になる。そして、図2(c)に示すように、空き領域A[0]に最新の単独シーン認識結果が書き込まれる。
次に、トータルシーン認識を行う際、シーン認識履歴がCPU75に読み込まれ、シーンごとの認識回数(頻度)が集計される(図2(d))。そして、認識回数が最大のシーンが現在撮影中のシーンSRと判定される。図2に示す例では、シーン認識履歴中に3回登場する「3」の「夜景」が最大頻度となる。CPU75は、トータルシーン認識結果をSR=3として、撮影モードを夜景モードに設定する。これにより、夜景モードの撮影条件及び画像処理の条件に従って画像の撮影、記録が実行可能になる。
一方、図3に示す例では、「2」の「風景」と「3」の「夜景」とがシーン認識履歴中に2回登場する(最大頻度となる)。この場合、単独シーン認識結果の新しさに基づいて、トータルシーン認識が行われる。図3に示す例では、「2」の値の方がより新しい側の格納領域に格納されているため、CPU75は、トータルシーン認識結果をSR=2として、撮影モードを風景モードに設定する。
トータルシーン認識処理が終了すると、図4(a)に示すように、表示部71の液晶モニタには、トータルシーン認識結果SRを示す記号C10(例えば、「AUTO」、「人物」、「風景」、「夜景」及び「接写」等の文字、アイコン)が、スルー画像あるいはシャッタボタン全押し後の記録用画像に重畳して表示される。図4(a1)に示すように、トータルシーン認識により判定されたシーンがデジタルカメラ1において予め定義したシーンに合致した場合には、当該シーンを表す記号C10が表示部71の液晶モニタに表示される。一方、図4(a2)に示すように、トータルシーン認識により判定されたシーンがデジタルカメラ1において予め定義したシーンに合致しない場合には、「AUTO」が表示部71の液晶モニタに表示される。なお、トータルシーン認識結果SRを示す記号C10は、図示しないOSD回路によって生成される。これにより、ユーザは、撮ろうとしている、もしくは撮ったシーンが、どのようなシーンであり、撮影モードがどのモードに設定されているかを認識できる。
なお、デジタルカメラ1が音声処理回路やスピーカが備えている場合には、トータルシーン認識結果SRに対応する報知音を出力するようCPU75が制御してもよい。
また、図4(b)に示すように、「自動シーン認識OFF」が設定されている場合には、トータルシーン認識結果を示す記号は表示されない。
デジタルカメラ1は、上記撮影モードごとに、好適な絞り値、シャッタ速度、フォーカスレンズ位置及びズームレンズ位置等の撮影条件、及び画像処理の設定を記録しており、トータルシーン認識結果SRに応じて撮影モードが設定されると、上記撮影条件及び画像処理の設定に従って画像の撮影、記録を行う。
具体的には、撮影モードは、例えば、人物を撮影するための人物モード、日中における遠方の風景を撮影するための風景モード、夜間における遠方の風景を撮影するための夜景モード、接写を行うための接写モード、動きのある被写体を撮影するためのスポーツモード、及び文字を撮影するためのテキストモードである。デジタルカメラ1は、トータルシーン認識結果SRが夜景であれば、撮影モードを夜景モードに設定する。夜景モードでは、合焦位置をテレ端側(例えば、無限遠)に設定して長時間露光を許可する設定となる(例えば、ISO感度が400から800以上、シャッタスピードが1/1.6秒以上などに設定される)。あるいは、トータルシーン認識結果SRが接写であれば、デジタルカメラ1は、撮影モードを接写モードに設定して、絞り径を開き、フラッシュ発光部24の発光を禁止する。また、接写モードの場合には、合焦位置の検索は、近い位置(Near側)を開始点として遠い位置(INF側)に向かって行うとよい。あるいは、トータルシーン認識結果SRが風景であれば、デジタルカメラ1は、撮影モードを風景モードに設定して、測光モードとして「平均測光」を行い、分割測光を行わせる。また、風景モードの場合には、デジタルカメラ1は、合焦位置をテレ端側(例えば、無限遠)に設定して彩度やエッジ部を強調する画像処理を行う。あるいは、トータルシーン認識結果SRが人物であれば、デジタルカメラ1は、撮影モードを人物モードに設定して、AF処理部62は、AF評価値の算出領域を、顔検出処理部80の検出した顔領域とする。また、人物モードの場合には、デジタルカメラ1は、肌色部分をなめらかにして明度を上げる画像処理を行う。トータルシーン認識結果SRがAUTOであれば、AF、AE及びAWBの設定がデフォルトの設定となり、シャッタスピード、絞り値等の撮影条件が自動で設定される。スポーツモードでは、デジタルカメラ1は、被写体ブレを回避するためにシャッタ速度を高速化して感度を上げる。テキストモードでは、デジタルカメラ1は、撮影画像をモノトーン化する画像処理を行う。
上記撮影モードの設定は、画像ファイルの付加情報(例えば、Exifタグ情報)として記録される。記録部70がプリンタにセットされると、プリンタは、記録部70から画像ファイルを読み出して、該画像ファイルから撮影モードの設定を取得する。これにより、撮影時の撮影モードの設定に適したプリント条件で画像をプリントアウトすることが可能になる。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るシーン認識処理を示すフローチャートである。
まず、CPU75により、顔検出の結果、フォーカスレンズ位置、ズームレンズ位置、合焦状態及び測光値のような撮影情報が取得され、上記の情報を用いてシーン認識(単独シーン認識)が行われる(ステップS10)。
次に、メモリ(RAM69)上のシーン認識履歴の格納領域がスライドし、単独シーン認識結果の最新の値を格納する空き領域が設けられる(ステップS12)。そして、この最新の値の格納領域に、ステップS10における最新のシーン認識結果が書き込まれる(ステップS14)。
次に、トータルシーン認識において、シーン認識履歴が読み込まれて(ステップS16)、シーン認識履歴に基づいて、現在のシーンSRが判定される(ステップS18)。そして、このシーンSRの判定結果に応じて撮影モードの設定が行われる。ステップS18では、例えば、シーン認識履歴における認識回数(認識頻度)及び認識結果の新しさに基づいて現在撮影中のシーンSRが判定される。
図6は、単独シーン認識処理を示すフローチャートである。この処理はカメラ1のCPU75によって実行が制御される。この処理を規定するプログラムはROM68に記憶されている。
S71では、RAM69に格納された、シーン依存サーチ(ステップS80以降の処理)を実施するフラグ(E_AUTOSR_SEARCH_TYPE)が0であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS80、“No”の場合はS72に進む。なお、E_AUTOSR_SEARCH_TYPEの値は操作部11から任意に設定できるものとする。
S72では、RAM69のシーン認識結果SRにAUTOを設定する。
S73では、RAM69のパラメータiに、ROM68に予め記憶されたE_AUTOSR_MODULE1を代入する。E_AUTOSR_MODULE1は0〜4のうちのいずれかの整数である。そして、module[i]に相当するシーン判定(認識)サブルーチンを実施する。module[0]は何もしない。module[1]は後述の人物判定を行う。module[2]は後述の風景判定を行う。module[3]は後述の夜景判定を行う。module[4]は後述の接写判定を行う。
S74では、S73でのmodule[i]の実施の結果、RAM69のシーン認識結果SRがAUTOであるか否かを判断する。“Yes”の場合はS75に進み、“No”の場合はメイン処理のS10に戻る。
S75では、RAM69のパラメータiに、ROM68に予め記憶されたE_AUTOSR_MODULE2を代入する。E_AUTOSR_MODULE2は0〜4のうちのいずれかの整数であり、かつE_AUTOSR_MODULE1と異なる。そして、module[i]に相当するシーン判定サブルーチンを実施する。
S76では、S75でのmodule[i]の実施の結果、RAM69のシーン認識結果SRがAUTOであるか否かを判断する。“Yes”の場合はS77に進み、“No”の場合はメイン処理のS10に戻る。
S77では、RAM69のパラメータiに、ROM68に予め記憶されたE_AUTOSR_MODULE3を代入する。E_AUTOSR_MODULE3は0〜4のうちのいずれかの整数であり、かつE_AUTOSR_MODULE1およびE_AUTOSR_MODULE2と異なる。そして、module[i]に相当するシーン判定サブルーチンを実施する。
S78では、S77でのmodule[i]の実施の結果、RAM69のシーン認識結果SRがAUTOであるか否かを判断する。“Yes”の場合はS79に進み、“No”の場合はメイン処理のS10に戻る。
S79では、RAM69のパラメータiに、ROM68に予め記憶されたE_AUTOSR_MODULE4を代入する。E_AUTOSR_MODULE3は0〜4のうちのいずれかの整数であり、かつE_AUTOSR_MODULE1およびE_AUTOSR_MODULE2およびE_AUTOSR_MODULE3と異なる。そして、module[i]に相当するシーン判定サブルーチンを実施する。E_AUTOSR_MODULE1、E_AUTOSR_MODULE2、E_AUTOSR_MODULE3、E_AUTOSR_MODULE4の値はどのように設定してもよいが、優先的にシーン判定を行いたい種類には若い番号を付するとよい。例えば、人物判定>風景判定>夜景判定>接写判定の順にシーン判定を行いたい場合は、E_AUTOSR_MODULE1=1、E_AUTOSR_MODULE2=2、E_AUTOSR_MODULE3=3、E_AUTOSR_MODULE4=4とする。これらの値を操作部11から任意に設定できてもよい。
S80では、現在のRAM69のシーン認識結果SRがAUTOであるか否かを判断する。“Yes”の場合はS72に進み、“No”の場合はS81に進む。
S81では、RAM69のパラメータSR_oldに、現在のRAM69のシーン認識結果SRを設定する。すなわち、現在のRAM69のシーン認識結果SRがAUTOであればSR_old=0、現在のRAM69のシーン認識結果SRが人物であればSR_old=1、現在のRAM69のシーン認識結果SRが風景であればSR_old=2、現在のRAM69のシーン認識結果SRが夜景であればSR_old=3、現在のRAM69のシーン認識結果SRが接写であればSR_old=4とする。
S82では、RAM69のパラメータiに、SR_oldを代入する。そして、module[i]に相当するシーン判定サブルーチンを実施する。
S83では、S82でのmodule[i]の実施の結果、RAM69のシーン認識結果SRがAUTOであるか否かを判断する。“Yes”の場合はS84に進み、“No”の場合はメイン処理のS10に戻る。
S84では、SR_old=E_AUTOSR_MODULE1であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS87に進み、“No”の場合はS85に進む。
S85では、RAM69のパラメータiに、ROM68に予め記憶されたE_AUTOSR_MODULE1を代入する。そして、module[i]に相当するシーン判定サブルーチンを実施する。
S86では、S85でのmodule[i]の実施の結果、RAM69のシーン認識結果SRがAUTOであるか否かを判断する。“Yes”の場合はS87に進み、“No”の場合はメイン処理のS10に戻る。
S87では、SR_old=E_AUTOSR_MODULE2であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS90に進み、“No”の場合はS88に進む。
S88では、RAM69のパラメータiに、ROM68に予め記憶されたE_AUTOSR_MODULE2を代入する。そして、module[i]に相当するシーン判定サブルーチンを実施する。
S89では、S88でのmodule[i]の実施の結果、RAM69のシーン認識結果SRがAUTOであるか否かを判断する。“Yes”の場合はS90に進み、“No”の場合はメイン処理のS10に戻る。
S90では、SR_old=E_AUTOSR_MODULE3であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS93に進み、“No”の場合はS91に進む。
S91では、RAM69のパラメータiに、ROM68に予め記憶されたE_AUTOSR_MODULE3を代入する。そして、module[i]に相当するシーン判定サブルーチンを実施する。
S92では、S91でのmodule[i]の実施の結果、RAM69のシーン認識結果SRがAUTOであるか否かを判断する。“Yes”の場合はS93に進み、“No”の場合はメイン処理のS10に戻る。
S93では、SR_old=E_AUTOSR_MODULE4であるか否かを判断する。“Yes”の場合はメイン処理のS10に戻り、“No”の場合はS94に進む。
S94では、RAM69のパラメータiに、ROM68に予め記憶されたE_AUTOSR_MODULE4を代入する。そして、module[i]に相当するシーン判定サブルーチンを実施する。その後、メイン処理のS10に戻る。
以下、単独シーン認識処理について、図7から図11のフローチャートを参照して具体的に説明する。
図7は、シーン判定サブルーチン(人物判定、module[1])の詳細を示すフローチャートである。この処理はカメラ1のCPU75によって実行が制御される。この処理を規定するプログラムはROM68に記憶されている。
S101では、顔検出処理部80が顔検出したか否かを判断する。“Yes”の場合はS102、“No”の場合はS105に進む。
S102では、RAM69の顔制限フラグがオンであるか否かを判断する。“Yes”の場合はS103、“No”の場合はS104に進む。
S103では、AF評価値の算出領域に設定された顔領域について、顔の大きさが所定範囲内かつ顔の傾きが所定の範囲内かつ顔の向きが所定の範囲内かつ顔の確からしさのスコアが所定の範囲内かつ顔の位置が所定の範囲内であるか否かを判断する。“No”の場合はS103、“Yes”の場合はS104に進む。
S104では、シーン認識結果SR=人物に設定する。そして、module[1]の後に続く処理、すなわち、S73・S75・S77・S79のうちいずれか1つの次の処理、あるいはS85・S88・S91・S94のうちいずれか1つの次の処理に進む。
S105では、シーン認識結果SR=AUTOに設定する。
図8は、シーン判定サブルーチン(風景判定、module[2])の詳細を示すフローチャートである。この処理はカメラ1のCPU75によって実行が制御される。この処理を規定するプログラムはROM68に記憶されている。
S111では、シャッタボタンの半押し(S1)がロックされているか否かを判断する。“Yes”の場合はS124、“No”の場合はS112に進む。
S112では、設定メニューや操作部11を介して予めコンティニュアスAF(以下「CAF」と表記)の実行が設定されているか否かを判断する。“Yes”の場合はS113、“No”の場合はS129に進む。
S113では、本撮像前AF処理部81の算出したAF評価値が、ROM68に記憶された所定の閾値よりも高いか否かを判断する。“Yes”の場合はS114、“No”の場合はS119に進む。なお、本ステップS113を省略してもよい。この場合、S112で“Yes”の場合はS114に進み、また、S113で“No”と判断された場合に続く諸処理(S119、S120、S121、S122、S123)も省略される。
S114では、ROM68に記憶されたE_AUTOSR_CHECK_CAFSTATUS_HIGH=0であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS115、“No”の場合はS116に進む。
S115では、CAFの結果定まった合焦位置が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも無限遠(INF)側にあるか、すなわち合焦被写体が所定距離よりも遠いか否かを判断する。“Yes”の場合はS125、“No”の場合はS129に進む。
S116では、E_AUTOSR_CHECK_CAFSTATUS_HIGH=1であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS117、“No”の場合はS118に進む。
S117では、CAFの結果、AF評価値の極大点が検出され、かつその極大点で定まった合焦位置に対応する焦点距離が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも無限遠(INF)側にあるか、すなわち所定距離よりも遠いか否かを判断する。“Yes”の場合はS125、“No”の場合はS129に進む。
S118では、CAFの結果、AF評価値の極大点が検出されるかまたはAF評価値がその極大点の近傍にあり(例えば本出願人による特開2003−348426号公報段落0041の「微動調整」の段階にある場合)、かつその極大点で定まった合焦位置に対応する焦点距離が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも無限遠(INF)側にあるか、すなわち所定距離よりも遠いか否かを判断する。“Yes”の場合はS125、“No”の場合はS129に進む。
S119では、ROM68に記憶されたE_AUTOSR_CHECK_CAFSTATUS_LOW=0であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS120、“No”の場合はS121に進む。
S120では、CAFの結果定まった合焦位置が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも無限遠(INF)側にあるか、すなわち所定距離よりも遠いか否かを判断する。“Yes”の場合はS125、“No”の場合はS129に進む。
S121では、E_AUTOSR_CHECK_CAFSTATUS_LOW=1であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS122、“No”の場合はS123に進む。
S122では、CAFの結果、AF評価値の極大点が検出され、かつその極大点で定まった合焦位置に対応する焦点距離が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも無限遠(INF)側にあるか、すなわち所定距離よりも遠いか否かを判断する。“Yes”の場合はS125、“No”の場合はS129に進む。
S123では、CAFの結果、AF評価値の極大点が検出されるかまたはAF評価値がその極大点の近傍にあり(例えば本出願人による特開2003−348426号公報段落0041の「微動調整」の段階にある場合)、かつその極大点で定まった合焦位置に対応する焦点距離が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも無限遠(INF)側にあるか、すなわち所定距離よりも遠いか否かを判断する。“Yes”の場合はS125、“No”の場合はS129に進む。
S124では、AF処理部62のAF処理により合焦位置が決定され、かつその合焦位置に対応する焦点距離が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも無限遠(INF)側にあるか、すなわち所定距離よりも遠いか否かを判断する。“Yes”の場合はS125、“No”の場合はS129に進む。
S125では、制御回路74の測光した被写界輝度が、ROM68に記憶された所定の閾値よりも低いか否かを判断する。“Yes”の場合はS126、“No”の場合はS129に進む。
S126では、ROM68の設定パラメータとしてあるいは操作部11から、予め風景ズーム情報フラグがオンに設定されているか否かを判断する。“Yes”の場合はS126、“No”の場合はS129に進む。
S127では、ズームレンズ位置が所定範囲内例えば所定位置よりもワイド側にあるか否かを判断する。“Yes”の場合はS128、“No”の場合はS129に進む。なお、ズーム位置が所定範囲内にないとは、例えばズームレンズ位置がテレ端あるいはその近傍にある場合である。この場合、全景を画角に収めることができず、風景撮影に適していないから、撮影シーンはAUTOと判断する。
S128では、SR=風景に設定する。そして、module[2]の後に続く処理に進む。
S129では、SR=AUTOに設定する。そして、module[2]の後に続く処理に進む。
図9は、シーン判定サブルーチン(夜景判定、module[3])の詳細を示すフローチャートである。この処理はカメラ1のCPU75によって実行が制御される。この処理を規定するプログラムはROM68に記憶されている。
S131では、制御回路74の測光した被写界輝度が、ROM68に記憶された所定の閾値よりも低いか否かを判断する。“Yes”の場合はS132、“No”の場合はS152に進む。
S132では、シャッタボタンの半押し(S1)がロックされているか否かを判断する。“Yes”の場合はS147、“No”の場合はS133に進む。
S133では、RAM69に記憶されている半押し(S1)前の夜景判定フラグがオンに設定さているか否かを判断する。“Yes”の場合はS134、“No”の場合はS152に進む。
S134では、操作部11からの入力あるいはROM68に記憶されたパラメータにより夜景判定で距離情報を使うか否かのいずれが設定されているかを判断する。夜景判定で距離情報を使う設定がされている場合はS135、夜景判定で距離情報を使う設定がされていない場合はS149に進む。
S135では、設定メニューや操作部11を介して予めCAFの実行が設定されているか否かを判断する。“Yes”の場合はS136、“No”の場合はS152に進む。
S136では、本撮像前AF処理部81の算出したAF評価値が、ROM68に記憶された所定の閾値よりも高いか否かを判断する。“Yes”の場合はS137、“No”の場合はS142に進む。なお、本ステップS136を省略してもよい。この場合、S135で“Yes”の場合はS137に進み、また、S136で“No”と判断された場合に続く諸処理も省略される。
S137では、E_AUTOSR_CHECK_CAFSTATUS_HIGH=0であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS138、“No”の場合はS139に進む。
S138では、CAFの結果定まった合焦位置が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも無限遠(INF)側にあるか、すなわち所定距離よりも遠いか否かを判断する。“Yes”の場合はS149、“No”の場合はS152に進む。
S139では、E_AUTOSR_CHECK_CAFSTATUS_HIGH=1であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS140、“No”の場合はS141に進む。
S140では、CAFの結果、AF評価値の極大点が検出され、かつその極大点で定まった合焦位置に対応する焦点距離が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも無限遠(INF)側にあるか、すなわち所定距離よりも遠いか否かを判断する。“Yes”の場合はS149、“No”の場合はS152に進む。
S141では、CAFの結果、AF評価値の極大点が検出されるかまたはAF評価値がその極大点の近傍にあり(例えば本出願人による特開2003−348426号公報段落0041の「微動調整」の段階にある場合)、かつその極大点で定まった合焦位置に対応する焦点距離が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも無限遠(INF)側にあるか、すなわち所定距離よりも遠いか否かを判断する。“Yes”の場合はS149、“No”の場合はS152に進む。
S142では、E_AUTOSR_CHECK_CAFSTATUS_LOW=0であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS143、“No”の場合はS144に進む。
S143では、CAFの結果定まった合焦位置が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも無限遠(INF)側にあるか、すなわち所定距離よりも遠いか否かを判断する。“Yes”の場合はS149、“No”の場合はS152に進む。
S144では、E_AUTOSR_CHECK_CAFSTATUS_LOW=1であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS145、“No”の場合はS146に進む。
S145では、CAFの結果、AF評価値の極大点が検出され、かつその極大点で定まった合焦位置に対応する焦点距離が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも無限遠(INF)側にあるか、すなわち所定距離よりも遠いか否かを判断する。“Yes”の場合はS149、“No”の場合はS152に進む。
S146では、CAFの結果、AF評価値の極大点が検出されるかまたはAF評価値がその極大点の近傍にあり(例えば本出願人による特開2003−348426号公報段落0041の「微動調整」の段階にある場合)、かつその極大点で定まった合焦位置に対応する焦点距離が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも無限遠(INF)側にあるか、すなわち所定距離よりも遠いか否かを判断する。“Yes”の場合はS149、“No”の場合はS152に進む。
S147では、操作部11からの入力あるいはROM68に記憶されたパラメータにより夜景判定で距離情報を使うか否かのいずれが設定されているかを判断する。夜景判定で距離情報を使う設定がされている場合はS148、夜景判定で距離情報を使う設定がされていない場合はS149に進む。
S148では、AF処理部62のAF処理により合焦位置が決定され、かつその合焦位置に対応する焦点距離が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも無限遠(INF)側にあるか、すなわち所定距離よりも遠いか否かを判断する。“Yes”の場合はS149、“No”の場合はS152に進む。
S149では、ROM68の設定パラメータとしてあるいは操作部11から、予め夜景ズーム情報フラグがオンに設定されているか否かを判断する。“Yes”の場合はS150、“No”の場合はS151に進む。
S150では、ズームレンズ位置が所定範囲内、例えば所定位置よりもワイド側にあるか否かを判断する。“Yes”の場合はS151、“No”の場合はS152に進む。なお、ズーム位置が所定範囲内にないとは、例えばズームレンズ位置がテレ端あるいはその近傍にある場合である。この場合、入射光量の乏しいバック遠景を画角に収めることができず、夜景撮影に適していないから、AUTOと判定する。
S151では、SR=夜景に設定する。そして、module[3]の後に続く処理に進む。
S152では、SR=AUTOに設定する。そして、module[3]の後に続く処理に進む。
図10は、シーン判定サブルーチン(夜景判定、module[3])の他の一例を示すフローチャートである。この処理はカメラ1のCPU75によって実行が制御される。この処理を規定するプログラムはROM68に記憶されている。夜景判定は、図11または12のいずれかを採用すれば足りる。いずれか一方を選択的に実行できてもよい。
S161では、制御回路74の測光した被写界輝度が、ROM68に記憶された所定の閾値よりも低いか否かを判断する。“Yes”の場合はS162、“No”の場合はS168に進む。なお、この閾値は、補助光制御部25へ発光を指示するか否かを判別する閾値と同じであってもよいし異なっていてもよい。
S162では、シャッタボタンの半押し(S1)がロックされているか否かを判断する。“Yes”の場合はS163、“No”の場合はS168に進む。
S163では、補助光制御部25に補助光発光部26の発光を指示したか否かを判断する。“Yes”の場合はS164、“No”の場合はS168に進む。
S164では、補助光制御部25が補助光発光部26を発光させる直前と直後にそれぞれ制御回路74の測光した被写界輝度の差が、ROM68に記憶された所定の閾値を超えているか否かを判断する。“Yes”の場合はS168、“No”の場合はS165に進む。なお、当該差が当該閾値を超えておらず、微小であれば、補助光照射による被写体輝度の増加の寄与がほとんどなく、被写体が近くないといえる。
S165では、ROM68の設定パラメータとしてあるいは操作部11から、予め夜景ズーム情報フラグがオンに設定されているか否かを判断する。“Yes”の場合はS166、“No”の場合はS167に進む。
S166では、ズームレンズ位置が所定範囲内、例えば所定位置よりもワイド側にあるか否かを判断する。“Yes”の場合はS167、“No”の場合はS168に進む。なお、ズーム位置が所定範囲内にないとは、例えばズームレンズ位置がテレ端あるいはその近傍にある場合である。この場合、バック遠景を画角に収めることができず、夜景撮影に適していない。
S167では、SR=夜景に設定する。そして、module[3]の後に続く処理に進む。
S168では、SR=AUTOに設定する。そして、module[3]の後に続く処理に進む。
図11は、シーン判定サブルーチン(接写判定、module[4])の詳細を示すフローチャートである。この処理はカメラ1のCPU75によって実行が制御される。この処理を規定するプログラムはROM68に記憶されている。
S171では、シャッタボタンの半押し(S1)がロックされているか否かを判断する。“Yes”の場合はS184、“No”の場合はS172に進む。
S172では、設定メニューや操作部11を介して予めCAFの実行が設定されているか否かを判断する。“Yes”の場合はS173、“No”の場合はS188に進む。
S173では、本撮像前AF処理部81の算出したAF評価値が、ROM68に記憶された所定の閾値よりも高いか否かを判断する。“Yes”の場合はS174、“No”の場合はS179に進む。なお、本ステップS173を省略してもよい。この場合、S172で“Yes”の場合はS174に進み、また、S173で“No”と判断された場合に続く諸処理も省略される。
S174では、E_AUTOSR_CHECK_CAFSTATUS_HIGH=0であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS175、“No”の場合はS176に進む。
S175では、CAFの結果定まった合焦位置が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも至近(NEAR)側にあるか、すなわち所定距離よりも近いか否かを判断する。“Yes”の場合はS185、“No”の場合はS188に進む。
S176では、E_AUTOSR_CHECK_CAFSTATUS_HIGH=1であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS177、“No”の場合はS178に進む。
S177では、CAFの結果、AF評価値の極大点が検出され、かつその極大点で定まった合焦位置に対応する焦点距離が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも至近(NEAR)側にあるか、すなわち所定距離よりも近いか否かを判断する。“Yes”の場合はS185、“No”の場合はS188に進む。
S178では、CAFの結果、AF評価値の極大点が検出されるかまたはAF評価値がその極大点の近傍にあり(例えば本出願人による特開2003−348426号公報段落0041の「微動調整」の段階にある場合)、かつその極大点で定まった合焦位置に対応する焦点距離が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも至近(NEAR)側にあるか、すなわち所定距離よりも近いか否かを判断する。“Yes”の場合はS185、“No”の場合はS188に進む。
S179では、E_AUTOSR_CHECK_CAFSTATUS_LOW=0であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS180、“No”の場合はS181に進む。
S180では、CAFの結果定まった合焦位置が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも至近(NEAR)側にあるか、すなわち所定距離よりも近いか否かを判断する。“Yes”の場合はS185、“No”の場合はS188に進む。
S181では、E_AUTOSR_CHECK_CAFSTATUS_LOW=1であるか否かを判断する。“Yes”の場合はS182、“No”の場合はS183に進む。
S182では、CAFの結果、AF評価値の極大点が検出され、かつその極大点で定まった合焦位置に対応する焦点距離が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも至近(NEAR)側にあるか、すなわち所定距離よりも近いか否かを判断する。“Yes”の場合はS185、“No”の場合はS188に進む。
S183では、CAFの結果、AF評価値の極大点が検出されるかまたはAF評価値がその極大点の近傍にあり(例えば本出願人による特開2003−348426号公報段落0041の「微動調整」の段階にある場合)、かつその極大点で定まった合焦位置に対応する焦点距離が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも至近(NEAR)側にあるか、すなわち所定距離よりも近いか否かを判断する。“Yes”の場合はS185、“No”の場合はS188に進む。
S184では、AF処理部62のAF処理により合焦位置が決定され、かつその合焦位置に対応する焦点距離が、ROM68に記憶された所定の焦点距離閾値よりも至近(NEAR)側にあるか、すなわち所定距離よりも近いか否かを判断する。“Yes”の場合はS185、“No”の場合はS188に進む。
S185では、ROM68の設定パラメータとしてあるいは操作部11から、予め接写ズーム情報フラグがオンに設定されているか否かを判断する。“Yes”の場合はS186、“No”の場合はS187に進む。
S186では、ズームレンズ位置がROM68に記憶された所定範囲内、例えば所定位置よりもワイド側にあるか否かを判断する。“Yes”の場合はS187、“No”の場合はS188に進む。なお、ズーム位置が所定範囲内にないとは、例えばズームレンズ位置がワイド端あるいはその近傍にある場合以外である。この場合、近接被写体の合焦ができず、近接撮影に適していない。
S187では、SR=接写に設定する。そして、module[4]の後に続く処理に進む。
S188では、SR=AUTOに設定する。そして、module[4]の後に続く処理に進む。
本実施形態によれば、顔検出の結果、フォーカスレンズ位置、ズームレンズ位置、合焦状態及び測光値の情報に基づく、1回だけのシーン認識結果(単独シーン認識結果)だけでなく、シーン認識履歴を使ってシーン認識(トータルシーン認識)を行うことにより、安定したシーン認識結果を取得することが可能になる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、上記第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
本実施形態は、S1オン時におけるトータルシーン認識においてシーンSRの判定に用いる単独シーン認識結果の数を、S1前(S1オフ時、スルー画表示時)よりも少なくしたものである。
図12は、本発明の第2の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1前)を示すフローチャートである。
まず、CPU75により、顔検出の結果、フォーカスレンズ位置、ズームレンズ位置、合焦状態及び測光値を含む撮影情報が取得され、上記の撮影情報を用いてシーン認識(単独シーン認識)が行われる(ステップS20)。
次に、メモリ(RAM69)上のシーン認識履歴の格納領域がスライドし、単独シーン認識結果の最新の値を格納する空き領域が設けられる(ステップS22)。そして、この最新の値の格納領域に、ステップS10における最新の単独シーン認識結果が書き込まれる(ステップS24)。
次に、S1前(スルー画表示時)におけるトータルシーン認識においてシーンSRの判定に用いる単独シーン認識結果を所定数分(S1前用参照数分)含むシーン認識履歴が読み込まれて(ステップS26)、シーン認識履歴に基づいて、現在のシーンSRが判定される(ステップS28)。例えば、S1前にトータルシーン認識を行う際に参照すべき単独シーン認識結果の数a(S1前用参照数)がa=5と設定されている場合、5つの単独シーン認識結果が読み込まれる。なお、ステップS28では、上記ステップS18と同様に、トータルシーン認識において、例えば、シーン認識履歴における認識回数(認識頻度)及び認識結果の新しさに基づいて現在撮影中のシーンSRが判定される。そして、このシーンSRの判定結果に応じて撮影モードの設定が行われる。
図13は、本発明の第2の実施形態に係るシーン認識処理(S1オン時)を示すフローチャートである。
まず、CPU75により、顔検出の結果、フォーカスレンズ位置、ズームレンズ位置、合焦状態及び測光値の情報を取得され、上記の情報を用いてシーン認識(単独シーン認識)が行われる(ステップS30)。
次に、シーン認識履歴を参照するかどうか判定される(ステップS32)。S1オン時のシーン認識においてシーン認識履歴を参照しない設定になっている場合には(ステップS32のNo)、ステップS30における単独シーン認識結果が現在のシーン(SR)に設定される(ステップS34)。
次に、S1オン時のシーン認識においてシーン認識履歴を参照する(トータルシーン認識を行う)設定になっている場合には(ステップS32のYes)、メモリ(RAM69)上のシーン認識履歴の格納領域がスライドし、単独シーン認識結果の最新の値を格納する空き領域が設けられる(ステップS36)。そして、この最新の値の格納領域に、ステップS10における最新の単独シーン認識結果が書き込まれる(ステップS38)。
次に、S1前用参照数よりも少ないS1後用参照数分の単独シーン認識結果を含むシーン認識履歴が読み込まれて(ステップS40)、シーン認識履歴に基づいて、現在のシーンSRが判定される(ステップS42)。例えば、S1前にトータルシーン認識を行う際に参照すべき単独シーン認識結果の数a(S1前用参照数)がa=5と設定されている場合、S1後にトータルシーン認識を行う際に参照すべき単独シーン認識結果の数b(S1後用参照数)はb=4と設定することとしても良い。この場合、4つの単独シーン認識結果が読み込まれる。なお、ステップS42では、上記ステップS18等と同様に、トータルシーン認識において、例えば、シーン認識履歴における認識回数(認識頻度)及び認識結果の新しさに基づいて現在撮影中のシーンSRが判定される。そして、このシーンSRの判定結果に応じて撮影モードの設定が行われる。
一般に、S1AE及びS1AF(以下、S1AUTOという。)により得られる撮影情報は、CAE及びCAF(以下、CAUTOという。)により得られる撮影情報よりも精度が高い。このため、S1AUTO時の撮影情報に基づく単独シーン認識結果は、CAUTOに基づく単独シーン認識結果よりも精度が高いと考えられる。本実施形態では、S1オン時におけるトータルシーン認識においてシーンSRの判定に用いる単独シーン認識結果の数を、S1前(スルー画表示時)よりも少なくすることで、S1オン時のトータルシーン認識で参照するシーン認識履歴中のS1前の単独シーン認識結果の数を少なくし、その影響を小さくする。
本実施形態によれば、S1オン時におけるトータルシーン認識においてシーンSRの判定に用いる単独シーン認識結果の数を、S1前(スルー画表示時)よりも少なくすることにより、S1前のトータルシーン認識結果の安定性とS1オン時のトータルシーン認識結果の正確性を両立させることが可能となる。
なお、精度を重視する場合、S1オン時のトータルシーン認識では、S1前の単独シーン認識結果の履歴を参照しないようにすることも可能である。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、上記第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
本実施形態は、トータルシーン認識において、シーン認識履歴の集計を行うときに重みづけをするようにしたものであり、新しい単独シーン認識結果ほど重みを大きくしたものである。
図14は、本発明の第3の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1前)を模式的に示す図である。
上記第1及び第2の実施形態と同様、S1前のスルー画表示時には、RAM69の所定の格納領域A[0],A[1],A[2],…にS1前の単独シーン認識結果がシーン認識履歴として順番に格納される。
シーン認識履歴が更新されると、CPU75は、シーン認識履歴から単独シーン認識結果を読み出して集計し、トータルシーン認識を行う。図14に示すように、本実施形態のデジタルカメラ1は、シーン認識履歴中の個別の単独シーン認識結果にかける重みw[i](i=0,1,2,…)を予めRAM69に記憶している。この重みw[i]の値は、シーン認識結果の古い側ほど小さくなっている。CPU75は、単独シーン認識結果の集計時に重みw[i]を乗算してシーンごとのスコアを算出し、このスコアが最大のものを現在のシーン(SR)と判定する。
図14に示す例では、各シーンのスコアは下記のようになる。
スコア(ID=1)=1×w[1]+1×w[2]+1×w[3]+1×w[4]
=3+2+1+1
=7
スコア(ID=3)=1×w[0]
=5
従って、トータルシーン認識結果を示すシーンIDはSR=1となり、撮影モードが「人物」モードに設定される。
図15は、本発明の第3の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1オン時)を模式的に示す図である。
図15に示す例では、S1後における単独シーン認識結果に係る重みが最大になっており、各シーンのスコアは下記のようになる。
スコア(ID=0)=1×w[2]+1×w[3]+1×w[4]
=2+1+1
=4
スコア(ID=1)=1×w[1]
=5
スコア(ID=3)=1×w[0]
=10
従って、トータルシーン認識結果を示すシーンIDはSR=3となり、撮影モードが「夜景」モードに設定される。
なお、S1オン時の単独シーン認識結果にかかる重みだけ0より大きい値とし、S1前の重みを全て0にすることで、S1後の結果だけ使うようにすることも可能である。
なお、本実施形態では、S1前とS1オン時(S1オン後)とで重みの値が異なっているが、同じ値を用いてもよい。
図16は、本発明の第3の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1前)を示すフローチャートである。
まず、CPU75により、顔検出の結果、フォーカスレンズ位置、ズームレンズ位置、合焦状態及び測光値の情報を取得され、上記の情報を用いてシーン認識(単独シーン認識)が行われる(ステップS50)。
次に、メモリ(RAM69)上のシーン認識履歴の格納領域がスライドし、単独シーン認識結果の最新の値を格納する空き領域が設けられる(ステップS52)。そして、この最新の値の格納領域に、ステップS10における最新の単独シーン認識結果が書き込まれる(ステップS54)。
次に、S1前(スルー画表示時)におけるトータルシーン認識においてシーンSRの判定に用いる単独シーン認識結果の数分(S1前用参照数分)のシーン認識履歴が読み込まれて(ステップS56)、重みづけ演算が実行される(ステップS58)。そして、重みづけ後のシーン認識履歴に基づいて、現在のシーンSRが判定される(ステップS60)。なお、ステップS60では、上記ステップS18等と同様に、トータルシーン認識において、例えば、シーン認識履歴における認識回数(認識頻度)及び認識結果の新しさに基づいて現在撮影中のシーンSRが判定される。そして、このシーンSRの判定結果に応じて撮影モードの設定が行われる。
図17は、本発明の第3の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1オン時)を示すフローチャートである。
まず、CPU75により、顔検出の結果、フォーカスレンズ位置、ズームレンズ位置、合焦状態及び測光値の情報を取得され、上記の情報を用いてシーン認識(単独シーン認識)が行われる(ステップS70)。
次に、シーン認識履歴を参照するかどうか判定される(ステップS72)。S1オン時のシーン認識においてシーン認識履歴を参照しない設定になっている場合には(ステップS72のNo)、ステップS70における単独シーン認識結果が現在のシーン(SR)に設定される(ステップS74)。
次に、S1オン時のシーン認識においてシーン認識履歴を参照する(トータルシーン認識を行う)設定になっている場合には(ステップS72のYes)、メモリ(RAM69)上のシーン認識履歴の格納領域がスライドし、単独シーン認識結果の最新の値を格納する空き領域が設けられる(ステップS76)。そして、この最新の値の格納領域に、ステップS10における最新の単独シーン認識結果が書き込まれる(ステップS78)。
次に、S1前用参照数よりも少ないS1後用参照数分の単独シーン認識結果を含むシーン認識履歴が読み込まれて(ステップS80)、重みづけ演算が実行される(ステップS82)。そして、シーン認識履歴に基づいて、現在のシーンSRが判定される(ステップS84)。なお、ステップS84では、上記ステップS18等と同様に、トータルシーン認識において、例えば、シーン認識履歴における認識回数(認識頻度)及び認識結果の新しさに基づいて現在撮影中のシーンSRが判定される。そして、このシーンSRの判定結果に応じて撮影モードの設定が行われる。
本実施形態によれば、シーン認識履歴を集計するときに、新しい単独シーン認識結果ほど重みを大きくすることにより、シーン変動があった場合の応答性を向上させることが可能となり、トータルシーン認識結果の安定性と応答性を両立させることが可能となる。また、S1AUTO時の撮影情報に基づく単独シーン認識結果は精度が高いので、S1オン時における単独シーン認識結果にかかる重みを大きくすることで、シーンの認識精度を向上させることが可能になる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、上記第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
本実施形態は、単独シーン認識に使用する撮影情報(例えば、顔検出の結果、フォーカスレンズ位置、ズームレンズ位置、合焦状態及び測光値のうち少なくとも1つ)の履歴をRAM69に格納しておき、上記撮影情報履歴から各撮影情報の代表値を求めて、この代表値に基づいて単独シーン認識を行うものである。
図18は、本発明の第4の実施形態に係るトータルシーン認識処理を模式的に示す図である。
本実施形態に係るデジタルカメラ1は、上記第1の実施形態と同様、撮影モード時に、コンティニュアスAE(CAE)及びコンティニュアスAF(CAF)を行う。また、シャッタボタンが半押しされると(S1オン)、S1AE及びS1AFを行う。図18に示すように、CAE及びCAF、S1AE及びS1AFによって得られた撮影情報はRAM69に順次格納される。
なお、図18に示す例では、撮影情報の例として、明るさEV[i](測光値、EV値)と被写体距離POS[i](例えば、フォーカスレンズ位置)が示されているが、上記以外の情報(例えば、顔検出の結果(顔の有無、個数)、ズームレンズ位置及び測光値)を格納するようにしてもよい。
次に、CPU75は、所定の時間間隔ごとに(例えば、CAE及びCAFによってRAM69に新たな撮影情報が格納されてRAM69の撮影情報が更新されるごとに、又は撮影履歴が所定の個数格納されるごとに)、上記撮影情報履歴を読み出して各撮影情報の代表値を算出する。そして、この代表値に基づいてシーン認識を行う。ここで、撮影情報の代表値としては、例えば、平均値又はメディアン値を用いることができる。また、代表値としては、例えば、撮影情報の値を大きさの順に並べた場合に、最大値側のN個、最小値側のM個(N=M、N≠Mのいずれでもよい。)を除外してから残りの撮影情報について算出した平均値を用いることもできる。この場合、他の撮影情報と極端にかけ離れた値を除外することができるので、シーンの変動やノイズの影響を受けにくくなる。
図19は、本発明の第4の実施形態に係るトータルシーン認識処理を示すフローチャートである。なお、図19の処理は、撮影モード時において、所定の時間間隔ごとに実行される。処理を行うタイミングとして、例えば、CAE及びCAFによってRAM69に新たな撮影情報が格納されてRAM69の撮影情報が更新されるごと、又は所定の個数の撮影情報履歴が格納されるごと、が挙げられる。
まず、RAM69から撮影情報履歴(例えば、明るさ及び被写体距離)が読み出されて(ステップS90)、その代表値(EVa、POSa)が算出される(ステップS92)。
次に、上記代表値(EVa、POSa)に基づいてトータルシーン認識が行われ(ステップS94)、このトータルシーン認識の結果に応じて撮影モードの設定が行われる。
本実施形態によれば、AE及びAF時に得られるシーン認識用の撮影情報を時系列的に格納しておき、撮影情報の履歴を使ってトータルシーン認識を行うことにより、安定したシーン認識結果を取得することが可能になる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、上記第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図20は、本発明の第5の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1前)を模式的に示す図であり、図21は、本発明の第5の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1オン時)を模式的に示す図である。図20及び図21に示すように、本実施形態は、S1オン時におけるトータルシーン認識に用いる撮影情報の履歴に含まれる撮影情報の数を、S1前(スルー画表示時)よりも少なくしたものである。
図22は、本発明の第5の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1前)を示すフローチャートである。図22の処理は、撮影モード時において、所定の時間間隔ごとに実行される。なお、上記処理は、例えば、CAE及びCAFによってRAM69に新たな撮影情報が格納されてRAM69の撮影情報が更新されるごと、又は撮影履歴が所定の個数格納されるごとに行われることとしてもよい。
まず、所定数分(S1前用参照数分)の撮影情報(例えば、明るさ及び被写体距離)を含む撮影情報履歴がRAM69から読み出されて(ステップS100)、その代表値(EVa、POSa)が算出される(ステップS102)。
次に、上記代表値(EVa、POSa)に基づいてトータルシーン認識が行われ(ステップS104)、このトータルシーンの認識結果に応じて撮影モードの設定が行われる。
図23は、本発明の第5の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1オン時)を示すフローチャートである。図23の処理は、S1オン後に、所定の時間間隔ごとに実行される。なお、上記処理は、例えば、CAE及びCAFによってRAM69に新たな撮影情報が格納されてRAM69の撮影情報が更新されるごと、又は撮影履歴が所定の個数格納されるごと、に行われることとしてもよい。
まず、S1前用参照数よりも少ないS1後用参照数分の撮影情報(例えば、明るさ及び被写体距離)を含む撮影情報履歴がRAM69から読み出されて(ステップS110)、その代表値(EVa、POSa)が算出される(ステップS112)。
次に、上記代表値(EVa、POSa)に基づいてトータルシーン認識が行われ(ステップS114)、このトータルシーンの認識結果に応じて撮影モードの設定が行われる。
一般に、S1AUTO時により得られる撮影情報は、CAUTO時により得られる撮影情報よりも精度が高い。本実施形態では、S1オン時のシーン認識に用いる履歴中の撮影情報の数を、S1前(スルー画表示時)のトータルシーン認識に用いる数よりも少なくすることで、S1オン時のトータルシーン認識で参照する撮影情報履歴中のS1前の撮影情報の数を少なくし、その影響を小さくする。これにより、S1前のトータルシーン認識結果の安定性とS1オン時のトータルシーン認識結果の正確性を両立させることが可能となる。
[第6の実施形態]
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、上記第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
本実施形態は、撮影情報の代表値を算出するときに重みづけをするようにしたものであり、新しい撮影情報にかける重みの値を大きくしたものである。
図24は、本発明の第6の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1前)を模式的に示す図であり、図25は、本発明の第6の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1オン時)を模式的に示す図である。
図24及び図25に示すように、本実施形態のデジタルカメラ1は、撮影情報を集計するときにかける重みw[i](i=0,1,2,…)を予めRAM69に記憶している。この重みw[i]の値は、撮影情報履歴のうちで古い撮影情報ほど小さくなっている。なお、この重みw[i]の値は、S1前とS1オン時とで異なっていてもよいし、同じでもよい。
図26は、本発明の第6の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1前)を示すフローチャートである。図26の処理は、撮影モード時において、所定の時間間隔ごとに実行される。なお、上記処理は、例えば、CAE及びCAFによってRAM69に新たな撮影情報が格納されてRAM69の撮影情報が更新されるごと、又は撮影履歴が所定の個数格納されるごと、に行うこととしてもよい。
まず、RAM69から撮影情報履歴(例えば、明るさ及び被写体距離)が所定数分(S1前用参照数分)読み出されて(ステップS120)、撮影情報が重みづけされて(ステップS122)、その代表値(重みづけ平均値)EVa及びPOSaが算出される(ステップS124)。
次に、上記代表値(EVa、POSa)に基づいてトータルシーン認識が行われ(ステップS126)、このトータルシーン認識の結果に応じて撮影モードの設定が行われる。
図27は、本発明の第6の実施形態に係るトータルシーン認識処理(S1オン時)を示すフローチャートである。図27の処理は、S1オン後に、所定の時間間隔ごとに実行される。なお、上記処理は、例えば、CAE及びCAFによってRAM69に新たな撮影情報が格納されてRAM69の撮影情報が更新されるごと、又は撮影履歴が所定の個数格納されるごと、に行うこととしても良い。
まず、S1前用参照数よりも少ないS1後用参照数分の撮影情報(例えば、明るさ及び被写体距離)を含む撮影情報履歴がRAM69から読み出されて(ステップS130)、撮影情報が重みづけされて(ステップS132)、その代表値(重みづけ平均値)EVa及びPOSaが算出される(ステップS134)。
次に、上記代表値(EVa、POSa)に基づいてトータルシーン認識が行われ(ステップS136)、このトータルシーン認識の結果に応じて撮影モードの設定が行われる。
本実施形態によれば、撮影情報の代表値を算出するときに、撮影履歴ごとに重みづけすることにより、シーン変動があった場合の応答性を向上させることが可能となり、シーン認識結果の安定性と応答性を両立させることが可能となる。また、S1AUTO時に得られた撮影情報は精度が高いので、S1オン時における撮影情報にかかる重みを大きくすることで、シーンの認識精度を向上させることが可能になる。
1…デジタルカメラ、11…操作部、20…レンズ、24…フラッシュ発光部、25…補助光制御部、26…補助光発光部、51…レンズ駆動部、54…絞り、55…絞り駆動部、58…撮像素子(CCD)、59…撮像素子制御部、60…アナログ信号処理部、61…A/D変換部、62…AF処理部、63…AE/AWB処理部、65…デジタル信号処理部、66…メモリ、67…圧縮伸張処理部、68…ROM、69…RAM、70…記録部、71…表示部、73…フラッシュ制御部、74…制御回路、75…CPU、80…顔検出処理部

Claims (15)

  1. 撮影シーンの情報である撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、
    前記撮影情報取得手段により取得した前記撮影情報から撮影シーンを認識する単独シーン認識を行う単独シーン認識手段と、
    前記単独シーン認識手段による単独シーン認識結果を最新の所定個数分シーン認識履歴として登録するシーン認識履歴登録手段と、
    前記シーン認識履歴登録手段により登録されたシーン認識履歴に基づいて撮影シーンを認識するトータルシーン認識を行うトータルシーン認識手段と、
    前記トータルシーン認識手段による前記トータルシーン認識結果に応じて、表示制御、撮影制御、信号処理制御及び情報記録制御のうち少なくとも1つを行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 撮影シーンの情報である撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、
    前記撮影情報取得手段により取得された撮影情報を最新の所定個数分撮影情報履歴として登録する撮影情報履歴登録手段と、
    前記撮影情報履歴登録手段に登録された撮影情報履歴に基づいて撮影シーンを認識するトータルシーン認識を行うトータルシーン認識手段と、
    前記トータルシーン認識手段による前記トータルシーン認識結果に応じて、表示制御、撮影制御、信号処理制御及び情報記録制御のうち少なくとも1つを行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記トータルシーン認識手段は、前記シーン認識履歴登録手段に登録された前記シーン認識履歴の全部もしくは一部の範囲において、最大頻度の単独シーン認識結果が示す撮影シーンを検出し、当該検出した撮影シーンを前記トータルシーン認識結果とすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記トータルシーン認識手段は、前記最大頻度の単独シーン認識結果が示す撮影シーンが複数検出された場合には、最新側の最大頻度の単独シーン認識結果が示す撮影シーンを前記トータルシーン認識結果とすることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記トータルシーン認識手段は、
    前記シーン認識履歴登録手段に登録された前記シーン認識履歴中の各単独シーン認識結果に対し、最新の単独シーン認識結果ほど重みが大きくなる重み付けを行う重み付け設定手段と、
    前記重み付け設定手段による重み付け後の単独シーン認識結果別の累積スコアを算出する算出手段とを有し、
    前記算出手段により算出した累積スコアが最大となる単独シーン認識結果を前記トータルシーン認識結果とすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記トータルシーン認識手段は、
    前記撮影情報履歴登録手段に登録された前記撮影情報履歴から代表値を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された代表値に基づいて撮影シーンを認識する認識手段と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  7. 前記算出手段は、前記撮影情報履歴登録手段に登録された前記撮影情報履歴の平均値、前記撮影情報履歴のうちの最新の情報ほど大きくなる重みを付けた重み付け平均値、前記撮影情報履歴のメディアン値、及び前記撮影情報履歴のうちの最大値側のN(N:0以上の整数)個分、最小値側のM(M:0以上の整数であって、N=M、N≠Mを含む)個分の撮影情報を除いた残り情報の平均値のうちのいずれか1つを前記代表値として算出することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記撮影情報取得手段は、撮影シーン中に人物の顔があるか否かを示す情報、被写体距離を示す情報、被写体の明るさを示す情報、及び補助光の検出情報のうちの少なくとも1つの情報を取得することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の撮像装置。
  9. 前記撮影情報取得手段は、前記被写体距離を示す情報として、前記被写体に合焦しているときのフォーカス位置の情報を取得することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. シャッタ半押し時に本露光用の測光及び測距を指示し、シャッタ全押し時に本露光を指示するシャッタボタンを更に備え、
    前記シーン認識履歴登録手段に登録される前記シーン認識履歴には、前記シャッタ半押し前の単独シーン認識結果の個数と、前記シャッタ半押し後の単独シーン認識結果の個数とが個別に設定されることを特徴とする請求項1、3、4、5、8及び9のいずれかに記載の撮像装置。
  11. シャッタ半押し時に本露光用の測光及び測距を指示し、シャッタ全押し時に本露光を指示するシャッタボタンを備え、
    前記撮影情報履歴登録手段に登録される前記撮影情報履歴は、前記シャッタ半押し前の撮影情報の個数と、前記シャッタ半押し後の撮影情報の個数とが個別に設定されることを特徴とする請求項2、6、7、8及び9のいずれかに記載の撮像装置。
  12. 前記トータルシーン認識手段によるトータルシーン認識結果に応じて撮影モードを設定する撮影モード設定手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記設定された撮影モードに基づいて前記撮影制御を行うことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の撮像装置。
  13. シャッタ半押し時に本露光用の測光及び測距を指示し、シャッタ全押し時に本露光を指示するシャッタボタンを更に備え、
    前記撮影情報取得手段は、前記シャッタ半押し後は、本露光用の被写体距離を示す情報、及び本露光用の被写体の明るさを示す情報のみを取得することを特徴とする請求項1から12のうちのいずれかに記載の撮像装置。
  14. 撮影シーンの情報である撮影情報を取得する撮影情報取得ステップと、
    前記撮影情報取得ステップにより取得した前記撮影情報から撮影シーンを認識する単独シーン認識ステップと、
    前記単独シーン認識ステップにおいて認識された単独シーン認識結果を最新の所定個数分シーン認識履歴としてシーン認識履歴登録手段に登録するシーン認識履歴登録ステップと、
    前記シーン認識履歴登録手段に登録された前記シーン認識履歴に基づいて撮影シーンを認識するトータルシーン認識ステップと、
    前記トータルシーン認識ステップの前記トータルシーン認識結果に応じて、表示制御、撮影制御、信号処理制御及び情報記録制御のうち少なくとも1つを行う制御ステップと、
    を備えたことを特徴とする撮像方法。
  15. 撮影シーンの情報である撮影情報を取得する撮影情報取得ステップと、
    前記撮影情報取得ステップにおいて取得された前記撮影情報を最新の所定個数分撮影情報履歴として撮影情報履歴登録手段に登録する撮影情報履歴登録ステップと、
    前記撮影情報履歴登録手段に登録された前記撮影情報履歴に基づいて撮影シーンを認識するトータルシーン認識ステップと、
    前記トータルシーン認識ステップの前記トータルシーン認識結果に応じて、表示制御、撮影制御、信号処理制御及び情報記録制御のうち少なくとも1つを行う制御ステップと、
    を備えたことを特徴とする撮像方法。
JP2009174563A 2008-07-29 2009-07-27 撮像装置及び撮像方法 Active JP5166370B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009174563A JP5166370B2 (ja) 2008-07-29 2009-07-27 撮像装置及び撮像方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008195273 2008-07-29
JP2008195273 2008-07-29
JP2009174563A JP5166370B2 (ja) 2008-07-29 2009-07-27 撮像装置及び撮像方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010057168A true JP2010057168A (ja) 2010-03-11
JP5166370B2 JP5166370B2 (ja) 2013-03-21

Family

ID=41615523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009174563A Active JP5166370B2 (ja) 2008-07-29 2009-07-27 撮像装置及び撮像方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5166370B2 (ja)
KR (1) KR101542436B1 (ja)
CN (1) CN101640764B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012100173A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Canon Inc 撮像装置撮像装置、撮像システム、及び撮像装置の制御方法
JP2014168173A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Casio Comput Co Ltd 撮像装置、表示制御方法及びプログラム
JP2020086532A (ja) * 2018-11-15 2020-06-04 フリュー株式会社 画像撮影装置、画像撮影装置の制御方法、およびプログラム

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104994298B (zh) * 2015-07-14 2018-08-10 厦门美图之家科技有限公司 一种智能选择对焦模式的对焦触发方法和***
CN106506939B (zh) * 2016-10-12 2020-02-04 成都西纬科技有限公司 一种图像采集装置及采集方法
US10847073B2 (en) 2016-10-17 2020-11-24 Huawei Technologies Co., Ltd. Image display optimization method and apparatus
CN107977391B (zh) * 2017-03-09 2020-12-08 北京物灵智能科技有限公司 绘本识别方法、装置、***及电子设备
CN107977392B (zh) * 2017-03-09 2020-12-04 北京物灵智能科技有限公司 绘本识别方法、装置、***及电子设备
CN115327562A (zh) * 2022-10-16 2022-11-11 常州海图信息科技股份有限公司 一种手持可视激光测距仪器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003092699A (ja) * 2001-09-17 2003-03-28 Ricoh Co Ltd デジタルカメラ撮像装置
JP2003244530A (ja) * 2002-02-21 2003-08-29 Konica Corp デジタルスチルカメラ、及びプログラム
JP2003344891A (ja) * 2002-05-23 2003-12-03 Canon Inc 撮影モード自動設定カメラ
JP2007006033A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Omron Corp 対象決定装置、撮像装置および監視装置
JP2008042616A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Eastman Kodak Co 撮像装置
JP2008054295A (ja) * 2006-07-25 2008-03-06 Fujifilm Corp 撮影装置および方法並びにプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4717539B2 (ja) * 2005-07-26 2011-07-06 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像方法
DE602006009191D1 (de) * 2005-07-26 2009-10-29 Canon Kk Bildaufnahmegerät und -verfahren
CN101137012B (zh) * 2006-07-25 2010-09-08 富士胶片株式会社 拍摄装置和方法
JP4910584B2 (ja) 2006-09-14 2012-04-04 日本電気株式会社 撮像装置、携帯電話、撮像制御方法、撮像制御プログラムおよびプログラム記録媒体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003092699A (ja) * 2001-09-17 2003-03-28 Ricoh Co Ltd デジタルカメラ撮像装置
JP2003244530A (ja) * 2002-02-21 2003-08-29 Konica Corp デジタルスチルカメラ、及びプログラム
JP2003344891A (ja) * 2002-05-23 2003-12-03 Canon Inc 撮影モード自動設定カメラ
JP2007006033A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Omron Corp 対象決定装置、撮像装置および監視装置
JP2008054295A (ja) * 2006-07-25 2008-03-06 Fujifilm Corp 撮影装置および方法並びにプログラム
JP2008042616A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Eastman Kodak Co 撮像装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012100173A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Canon Inc 撮像装置撮像装置、撮像システム、及び撮像装置の制御方法
JP2014168173A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Casio Comput Co Ltd 撮像装置、表示制御方法及びプログラム
US9191571B2 (en) 2013-02-28 2015-11-17 Casio Computer Co., Ltd. Image capture apparatus that controls photographing according to photographic scene
JP2020086532A (ja) * 2018-11-15 2020-06-04 フリュー株式会社 画像撮影装置、画像撮影装置の制御方法、およびプログラム
JP7260737B2 (ja) 2018-11-15 2023-04-19 フリュー株式会社 画像撮影装置、画像撮影装置の制御方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN101640764A (zh) 2010-02-03
KR20100012822A (ko) 2010-02-08
KR101542436B1 (ko) 2015-08-06
JP5166370B2 (ja) 2013-03-21
CN101640764B (zh) 2013-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5166370B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
US8199203B2 (en) Imaging apparatus and imaging method with face detection based on scene recognition results
JP4655054B2 (ja) 撮像装置
JP4518131B2 (ja) 撮像方法及び装置
JP5394296B2 (ja) 撮像装置及び画像処理方法
US8248484B2 (en) Imaging apparatus and method
JP4974812B2 (ja) 電子カメラ
JP2013013050A (ja) 撮像装置及びこの撮像装置を用いた表示方法
JP2007264049A (ja) 撮像方法および装置
JP5180349B2 (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP4818999B2 (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP5027580B2 (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP2007129310A (ja) 撮像装置
JP5665512B2 (ja) 撮像装置及び主要被写体検出方法
JP2007025559A (ja) 合焦位置検出方法及び装置
JP3985005B2 (ja) 撮像装置、画像処理装置、撮像装置の制御方法、およびこの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP2010154438A (ja) 撮影装置及びその制御方法
JP5044472B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及びプログラム
JP2010062987A (ja) 撮像装置及び方法
JP5324684B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5421682B2 (ja) 撮像装置および方法
JP2011078143A (ja) 撮影装置、その顔検出方法並びに画像記録方法
KR101417818B1 (ko) 디지털 영상 처리기에서 장면 인식 장치 및 방법
JP2009145622A (ja) 電子カメラ
JP2009105694A (ja) 電子カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5166370

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250