JP2010057009A - 画像処理装置およびサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェブベース・ユーザ・インタフェースを備える画像処理装置であって、ハードウェア・キーの制御について簡略化された構成で動的に画像処理装置の状態に沿ってリアルタイムで制御可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】本発明にかかる画像処理装置は、通信インタフェース部と、ユーザ・インタフェース表示部と、ハードウェア・キーを備えたユーザ・インタフェース入力部と、ウェブサーバからページ・データを受け取り、ページ・データにもとづいてユーザ・インタフェース表示部の表示画面を構成し、該表示画面をユーザ・インタフェース表示部に表示させるウェブブラウザ部と、ページ・データに基づいて、ハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定するデータ解析部と、データ解析部の判定に基づいて、ハードウェア・キーの操作の有効/無効を制御するハードウェア・キー制御部と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置、サーバ、および、これらを有する画像処理システムに関し、特に、ウェブブラウザ機能を備え該機能をユーザ・インタフェースとして利用する画像処理装置、および、該画像処理装置のウェブブラウザからの要求に応じてデータを提供するサーバ、ならびに、これらを有する画像処理システムに関する。
近年の画像処理技術および情報処理技術の発展により、現在の画像処理装置は、一台で複写機能、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等を併せ持つようになった。このような画像処理装置は、一般にデジタル複合機((以下、「複合機」あるいは「MFP(MultiFunction Peripheral)」と略す。)と称される。複合機は一般に、コンピュータネットワークへ接続可能であり、パーソナル・コンピュータ、サーバ、別の画像処理装置、といった様々な装置と間でデータの送受を行いながら画像処理(画像形成処理)を実行することができる。
さらには、複合機には、ネットワーク経由で別の装置に対しそれが有する機能の実行を要求してその実行結果を利用するものもある。ここでは、当該別の装置を機能拡張サーバと称する。機能拡張サーバは複合機からの要求を受けて所定のデータ処理を実行し、その結果を所定の装置へ送る。ここでの出力先である所定の装置は、複合機であってもよいし、さらに別の機能拡張サーバ等であってもよい。複合機は、機能拡張サーバとの連携により、ユーザの業務内容(ワークフロー)に即したデータ処理体系を実装してユーザの負担を軽減したり、複合機本体内に備えない最新の画像処理アルゴリズムによる画像処理を実行したりすることができるようになる。
このように複合機の高機能化、多機能化の進展に従い、複合機とユーザとの接点であるユーザ・インタフェースの重要性は増大している。実際、ユーザ・インタフェースのユーザビリティを向上させるための研究開発は常に活発に行われている。しかしながら、技術革新の速度が益々加速し、かつ、複合機が外部の装置との連携の度合いを深める昨今においては、ユーザ・インタフェースに関する研究開発は、そのユーザビリティに関する研究に加え、ユーザ・インタフェースの構成をより簡便に更新するための技術の開発へも関心が注がれている。とくに、ユーザのニーズに合わせたユーザ・インタフェース構成のカスタマイズや、機能更新に伴うユーザ・インタフェース構成の変更等を容易に行うための技術開発に注目が集まっている。
以下に、ユーザ・インタフェースの実装に関する先行技術を例示する。
特許文献1は、画像処理装置および遠隔演算装置を開示する。画像処理装置と遠隔演算装置とはデータ送受信可能に接続され、画像処理システムを構成する。特許文献1の画像処理装置は、自機単独で動作するモード(ここでは以下において「第1のモード」とする。)と、自機の制御の主体を遠隔演算装置に譲り、画像処理装置が備えるユーザ・インタフェースをユーザと遠隔演算装置との間の情報のやりとりに使用するモード(ここでは以下において「第2のモード」とする。)を備える。第2のモードにおいては、画像処理装置のユーザ・インタフェースは実質上、遠隔演算装置の制御下に置かれる。
第2のモードにおいては、該画像処理装置は、遠隔演算装置から、ユーザ・インタフェースに表示させるメニュー画面に関するデータを取得し、該データに基づいてメニュー画面を構成し、メニュー画面をユーザ・インタフェースの表示部に表示させる。このようにして表示されるメニュー画面に対し、ユーザが何らかの情報、指示等を入力した場合、画像処理装置は、遠隔演算装置へ当該入力にかかるデータを送り、遠隔演算装置が所定の処理を実行してその結果を画像処理装置へ返す。画像処理装置は、結果を受け取り、該結果に従って動作することにより、ユーザからの入力に応じた動作を実行する。
このように、特許文献1の開示する画像処理システムにおいては、画像処理装置のメニュー画面(ユーザ・インタフェース)を構成するためのデータは遠隔演算装置において管理され、遠隔演算装置から、画像処理装置の状態に応じて適宜送信されるため、必ずしも画像処理装置内にメニュー画面を構成するためのデータを備える必要がない。そのため、遠隔演算装置が備えるデータを更新することで、画像処理装置のメニュー画面を更新することが可能となっている。特許文献1においては、メニュー画面を構成するためのデータとしてマークアップ言語により記述されたデータ(HTML、XML、WML、XHTMLデータ等)を利用可能であることが示唆されている。つまり、特許文献1においては、メニュー画面(ユーザ・インタフェース)は、ウェブベースのユーザ・インタフェースとして構成される。
複合機等の画像処理装置のユーザ・インタフェースは、一般に、メニュー画面とは別に、ハードウェア・キーを備えるが、特許文献1においては、画像処理装置が備えるハードウェア・キーの各キーの機能の割り当てを、第1のモードと、第2のモードとで、切り替える手法について開示する(例えば、特許文献1の表2参照。)。ただし、特許文献1の開示は、上記第1のモードと第2のモードとの間でのハードウェア・キーの機能を切り替える方法に関するものであって、上記2つの各モード内における様々な状況に即応してハードウェア・キーの制御を切り替えることを示すものではない。
特許文献2は、複合機等の画像処理装置のユーザ・インタフェースに適用可能な操作画面表示装置を開示する。特許文献2の操作画面表示装置は、定型業務テンプレートを外部から取得して保存し、当該保存された定型業務テンプレートに含まれる各種情報にもとづいて操作画面を構成する。また、特許文献2においては、定型業務テンプレートのデータ形式としてXML形式を採用した例が示される。
上記定型業務テンプレートは、ユーザ・インタフェースを作成するための記述であるUI情報を含む。UI情報には、特定のキーまたは表示領域に対する操作を禁止する情報(オプション情報)を含めることができる。特許文献2の操作画面表示装置は、取得した定型業務テンプレートに記述された内容に従って操作画面を構成し表示するとともに、UI情報に規定される特定のキーまたは表示領域についての操作を、一律に禁止する。このようにして、特許文献2が開示する発明においては、定型業務テンプレートの記述に従って、ユーザ・インタフェースが構成されるとともに、定型業務の態様に応じて特定のキーまたは表示領域についての操作が一律に禁止される。
上述の先行技術文献の例に限らず、ユーザ・インタフェースを容易に設計可能とし、かつ、容易に変更可能とするための手法として、複合機にブラウザ機能(例えば、ウェブブラウザ)を実装し、サーバ(例えば、ウェブサーバ)から必要な情報を適宜取得してユーザ・インタフェースを構成する手法が知られている。このようなユーザ・インタフェースは、例えば、ウェブベース・ユーザ・インタフェースと称される。
このウェブベース・ユーザ・インタフェースの手法と併せ、さらに、画像処理装置が、その表示部兼入力部としてタッチパネル液晶ディスプレイ等を備えれば、ウェブブラウザによって、表示画面(表示部)と、表示画面に埋め込まれたソフトウェア・キー(入力部)とが実現される。また、表示画面およびソフトウェア・キーの構成は、サーバを更新することにより容易に変更が可能となる。
特開2006−127503号公報 特開2005−011146号公報
従来、複合機は、その標準入力手段として、ソフトウェア・キーとは別に、ハードウェア・キーを備える。ハードウェア・キーは、複合機の状態に応じて様々に、動的に、機能が割り当てられるボタンである。例えば、ハードウェア・キーには、スタート・キーが含まれ、このスタート・キーは、特に操作性のよい大型のボタンとして構成される。このスタート・キーは、特に使用頻度が高いボタンであって、その機能も、例えば、スキャンの実行、複写の実行、ファクシミリ送信の実行、というように、複合機の現在のモードに応じて動的に機能が割り当てられる。また、スタート・キーは、該スタート・キーに現在割り当てられている機能を実行するのに必要な条件(例えば、ファクシミリ送信機能におけるファクシミリ送信先の入力の有無等)が満たされていない間は操作が無効化され、機能の実行に必要な条件を満たすと操作が有効化される、という具合に、操作(押下)の有効化/無効化についても動的に、複合機の状態の変化に沿ってリアルタイムで制御される。
しかしながら、複合機のユーザ・インタフェースがウェブベース・ユーザ・インタフェースとして構成される場合には、ユーザ・インタフェースを介して複合機に入力された情報は、外部のサーバに蓄積される。従って、複合機は、ハードウェア・キーが押下された場合においても、自機の状態を把握するために外部のサーバとの間で別途通信を行い、外部サーバから自機の状態に関する情報や、ハードウェア・キーの押下に基づいて行う動作の内容を取得してから、ハードウェア・キーの押下にかかる動作を開始しなければならない。
このことは、複合機が、そのハードウェア・キーの押下を無視するべき状態にある場合(ハードウェア・キー操作が無効化された状態にあるとき)においても例外ではない。複合機は、ハードウェア・キーが押下されると、外部のサーバとの間で通信を実行し、応答を得て初めて、ハードウェア・キーの操作が無効化された状態にあることを認識する。つまり、ウェブベース・ユーザ・インタフェースを備えた複合機は、ハードウェア・キーを備える場合には、外部サーバとの間で通信を実行し、外部サーバからの応答に基づいてその押下の有効/無効を判断する手段を別途備えなければならなかった。
上記を鑑み、本発明は、ウェブベース・ユーザ・インタフェースを備える画像処理装置において、ハードウェア・キーの制御(例えば、ハードウェア・キーの有効化/無効化に関する制御)について、少なくとも従来よりも簡略化された構成で、動的に、画像処理装置の状態に沿ってリアルタイムで制御可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、ユーザ・インタフェースとしてウェブブラウザを用いる画像処理装置において、ウェブブラウザがユーザ・インタフェース表示部に表示させている内容に即応してハードウェア・キーの押下の有効/無効を、動的にリアルタイムで切り替えることができる画像処理装置を提供する。
本発明は、その一態様においては、通信インタフェース部と、ユーザに対し情報を提示するユーザ・インタフェース表示部と、ユーザからの入力を受け付けるハードウェア・キーを備えたユーザ・インタフェース入力部と、ウェブサーバからページ・データを受け取り、ページ・データにもとづいてユーザ・インタフェース表示部の表示画面を構成し、該表示画面をユーザ・インタフェース表示部に表示させるウェブブラウザ部と、ページ・データに基づいて、ハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定するデータ解析部と、データ解析部の判定に基づいて、ハードウェア・キーの操作の有効/無効を制御するハードウェア・キー制御部と、を有する画像処理装置である。
本発明の一態様においては、ページ・データは、マークアップ言語で記述されたテキスト・データを含み、データ解析部は、テキスト・データ中の記述にもとづいて、ハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定する、ことが好ましい。
本発明の一態様においては、データ解析部は、テキスト・データ中のコメント部分の記述にもとづいて、ハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定する、ことが好ましい。
本発明の一態様においては、データ解析部は、テキスト・データ中の描画関連情報部分の記述にもとづいて、ハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定する、ことが好ましい。
本発明の一態様においては、テキスト・データ中の描画関連情報部分は、ハードウェア・キーに対応する機能が割り当てられ、ユーザ・インタフェース表示部に表示されるソフトウェア・キーの描画に関連する記述を含み、データ解析部は、ソフトウェア・キーの描画に関連する記述に基づいて、ソフトウェア・キーに対応する機能が割り当てられたハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定し、ハードウェア・キー制御部は、データ解析部の判定に基づいて、ソフトウェア・キーに対応する機能が割り当てられたハードウェア・キーの操作の有効/無効を制御する、ことが好ましい。
本発明の一態様においては、ソフトウェア・キーの描画に関連する記述には、ソフトウェア・キーの名称およびソフトウェア・キーの表示色に関する記述が含まれ、データ解析部は、ソフトウェア・キーの名称およびソフトウェア・キーの表示色に関する記述に基づいて、ソフトウェア・キーに対応する機能が割り当てられたハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定し、ハードウェア・キー制御部は、データ解析部の判定に基づいて、ソフトウェア・キーに対応する機能が割り当てられたハードウェア・キーの操作の有効/無効を制御する、ことが好ましい。
本発明の一態様においては、ユーザ・インタフェース入力部は、ハードウェア・キーとして、ジョブの実行指示を受け付けるスタート・キーを備え、データ解析部は、ページ・データに基づいて、スタート・キーの操作の有効/無効を判定し、ハードウェア・キー制御部は、データ解析部の判定に基づいて、スタート・キーの操作の有効/無効を制御する、ことが好ましい。
本発明の一態様においては、スタート・キーは、操作の有効/無効をユーザに通知する表示手段を備え、ハードウェア・キー制御部は、データ解析部の判定に基づいて、スタート・キーの表示手段を制御する、ことが好ましい。
本発明の一態様においては、さらに、操作が有効化されているハードウェア・キーが押下された場合において、当該押下にかかるハードウェア・キーに割り当てられた機能を実行する前に、画像処理装置の内部状態を調査し、当該調査の結果から当該機能を実行不可能であると判断した場合には、操作が有効化されているハードウェア・キーの押下を無効化する制御部を有する、ことが好ましい。
本発明は、別の一態様においては、通信インタフェース部と、ウェブブラウザからのリクエストに応答してページ・データをウェブブラウザへ送るウェブサーバ部と、ウェブサーバ部を介して受け取った、リクエストにもとづく指示に従って所定の処理を実行し、マークアップ言語で記述されたテキスト・データをウェブサーバ部へ返すアプリケーションサーバ部と、ウェブブラウザが実装された画像処理装置から送られてくるデータを蓄積し、画像処理装置の状態に関するデータベースを構成するデータサーバ部と、を有し、アプリケーションサーバ部は、指示に基づいて、データサーバ部に対して画像処理装置の状態を照会し、該照会の応答に基づいて、画像処理装置が備えるハードウェア・キーの操作の有効/無効を決定し、該決定にもとづいて、テキスト・データを生成する、サーバ装置である。
本発明は、別の一態様においては、アプリケーションサーバ部は、マークアップ言語で記述されたテキスト・データ中にコメント部分を構成し、該コメント部分において、画像処理装置が備えるハードウェア・キーの操作の有効/無効を記述する、ことが好ましい。
本発明は、別の一態様においては、アプリケーションサーバ部は、マークアップ言語で記述されたテキスト・データ中に、ハードウェア・キーに対応する機能が割り当てられ、ウェブブラウザが画像処理装置のユーザ・インタフェース表示部に表示させるソフトウェア・キーの描画に関連する記述を含む描画関連情報部分を構成し、該描画関連情報部分において、ソフトウェア・キーに対応する機能が割り当てられたハードウェア・キーの操作の有効/無効を記述する、ことが好ましい。
本発明により、ウェブベース・ユーザ・インタフェースを備える画像処理装置のハードウェア・キーの制御が、少なくとも従来よりも簡略化された構成で、動的に、画像処理装置の状態に沿ってリアルタイムで制御可能となる。
さらに、本発明にかかる、ウェブベース・ユーザ・インタフェースを備える画像処理装置においては、ウェブブラウザがユーザ・インタフェース表示部に表示させている内容に即応してハードウェア・キーの押下の有効/無効を動的にリアルタイムで切り替えることができる。
これより添付の図面を参照し、本発明にかかる実施の形態による画像処理装置について説明する。該画像処理装置は、実施の形態においては、デジタル複合機である。しかしながら、本発明にかかる画像処理装置は、デジタル複合機に限定されず、複写機、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ装置、といった様々な画像処理装置を含む。
本発明にかかる実施の形態による複合機は、ブラウザ機能、および、通信機能を備え、ネットワークを介してサーバと接続することができる画像処理装置である。ブラウザ機能は、通信機能の作用により取得された該サーバからのデータに基づいてユーザ・インタフェースの表示部、および、入力部の一部(ソフトウェア・キー)を、例えば、タッチパネル液晶ディスプレイ上に構成する。
しかしながら、上記サーバは、必ずしも、複合機の外部にある装置でなくともよい。本発明においては、複合機は、本発明にかかるサーバ機能を複合機内部にソフトウェアによって実装することができる。この場合には、複合機の内部において、ブラウザ機能を司るブラウザモジュールとサーバ機能を司るサーバモジュールとの間でデータの送受がなされ、複合機単独で本発明にかかる画像処理システムが実現される。
本発明にかかる実施の形態による複合機は、そのブラウザ機能の作用により、サーバからウェブページのデータ(例えば、HTML、XHTML、あるいは、XML等マークアップ言語で記述されたテキスト・データ、および、該テキスト・データによって参照されるべき画像データ等バイナリ・データ。以下これらデータを「ウェブページ・データ」と称する。)を取得し、該ウェブページ・データに基づいて、ユーザ・インタフェースを構成する。
さらに、本発明にかかる第1の実施の形態による複合機は、サーバから取得したウェブページ・データを解析することにより、当該ウェブページ・データに基づいてハードウェア・キーの操作の有効/無効を制御することができる。そうすることによって、第1の実施の形態による複合機は、ハードウェア・キーの操作の有効/無効の制御のために別途サーバとの間で通信を行うことを要さずに、ハードウェア・キーの操作の有効/無効を制御することができる。
第1の実施の形態においては、複合機は、HTMLデータ等のテキスト・データに記述された情報を解析し、ハードウェア・キーの操作の有効/無効を制御する。この場合、サーバは、HTMLデータ等のテキスト・データに、ウェブブラウザに影響を与えない方法で、例えば、コメントとして、ハードウェア・キーの操作の有効/無効にかかる情報を埋め込めばよい。HTMLデータ中のコメント内にハードウェア・キーの制御情報が記載されるため、ユーザに対して表示される画面の内容に全く影響を与えずに、ハードウェア・キーの制御が可能となる。
あるいは、複合機は、HTMLデータ等のテキスト・データに記述された描画関連情報を解析し、ハードウェア・キーの操作の有効/無効を制御してもよい。ここでは、描画関連情報とは、HTMLデータ中の描画命令等を示すタグ、あるいは、画像ファイルを参照し画像を貼り付けるためのタグ等である。また、複合機は、HTMLデータ等のテキスト・データによって参照される画像データ等バイナリ・データを解析して、ハードウェア・キーの操作の有効/無効を制御することも可能である。描画関連情報は、もともと、ユーザ・インタフェースの画面を構成するために必要なデータである。そのため、HTMLデータには、ハードウェア・キーの操作の制御にかかる付加的情報を追加することなしに、ハードウェア・キーの制御が可能となる。
また、本発明にかかる第2の実施の形態による複合機は、サーバが備える所定のアプリケーションに対して直接的に、ハードウェア・キーの操作の有効/無効の判断を行う処理の実行を要求し、該アプリケーションの実行結果を取得し、取得した実行結果に基づいてハードウェア・キーの操作の有効/無効を制御することができる。
本発明にかかる実施の形態による複合機において、ハードウェア・キーは、ジョブの実行指示を受け付けるスタート・キー、複合機の設定の変更等を開始するための設定キー、実行状態および実行待ち状態ジョブに割り込んでジョブを入力するための割り込みキー等を含み、かつ、それらに限定されない。
本発明にかかる実施の形態による複合機は、上述したように複合機の備えるブラウザ機能およびサーバとの連携的動作によって複合機のユーザ・インタフェースを実現する動作モード(「外部アプリケーション連携モード」)を有する。該動作モードにおいては、複合機は、ハードウェア・キーの操作の有効/無効の判断や、ハードウェア・キーの操作に従って実行するべき処理の内容等の決定について、全ての判断・決定を該サーバに実行させ、複合機は、ウェブページ・データ等として該サーバの判断・決定を受け取り、該サーバの判断・決定に基づいて動作する。そうすることによって、サーバと複合機本体との二重制御によるトラブルの発生が回避される。
さらに、本発明にかかる実施の形態による複合機は、上述の、ハードウェア・キーの操作の有効/無効の判断や、ハードウェア・キーの操作に従って実行するべき処理の内容等の決定について全ての判断・決定を該サーバに実行させている動作モードにおいて、複合機内部の状態をモニタリングし、複合機の状態がジョブを実行不能な状態にあると判断した場合においては、サーバによる判断・決定に優越して、複合機自機を制御することができる。そうすることにより、複合機の内部異常等に起因してジョブ実行中に事故が発生することを未然に防止することができる。
<第1の実施の形態>
(画像処理システムの構成)
図1は、本発明にかかる第1の実施の形態による画像処理システム301の構成概略図である。画像処理システム301は、複合機(MFP)1、サーバ101、MFP1とサーバ101とが接続されるネットワーク201を有する。複合機1は、ユーザとの接点であるユーザ・インタフェース17、および、ネットワーク201との接点を構成するデバイスである通信インタフェース部33を備える。
(MFP1のハードウェア構成)
図2は、MFP1のハードウェア構成を示すブロック図である。
MFP1は、中央処理装置(CPU)5、リード・オンリ・メモリ(ROM)9a、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)9b、不揮発性メモリ(NV−RAM)13、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)15を備える。CPU5、ROM9a、RAM9bは、複合機のコンピュータ主要部3を構成し、ROM9aおよびRAM9bは、コンピュータ主要部3の主記憶装置7を構成する。また、NV−RAM13およびHDD15は、コンピュータ主要部3の補助記憶装置11を構成する。MFP1のコンピュータ主要部3は、主記憶装置7あるいは補助記憶装置11に保持される本発明にかかるプログラムを実行することにより、本発明にかかる画像処理装置を実現する。なお、該プログラムは、フレキシブル・ディスク等の可搬性記憶媒体に記憶されて流通されたり、インターネット等電気通信回線を介して流通されたりすることが可能である。
MFP1は、紙等の印刷媒体上の画像情報を光電的に読み取って該画像情報の電子データを生成するスキャナ部27、画像情報を示す電子データに基づいて紙等の印刷媒体に画像情報を形成するプリンタ部29、画像情報を示す電子データに基づいてファクシミリ送信をし、また、外部からのファクシミリ送信を受信して画像情報を示す電子データを生成するファクシミリ部31、ネットワーク201(図1)等を介したデータの送受信をする通信インタフェース部33を備える。
そして、MFP1は、ユーザとの情報の入出力の接点であるユーザ・インタフェース部17を有する。ユーザ・インタフェース部17は、ユーザに情報を提供するための標準出力手段である表示部19、ならびに、ユーザから情報を受け付ける標準入力手段である入力部21を有し、入力部21は、ソフトウェア・キー23およびハードウェア・キー25とで構成される。周知のことだが、ソフトウェア・キー23は、表示部19と共に、タッチパネル液晶ディスプレイにより一体的に構成されてよい。
図3は、ユーザ・インタフェース部17の詳細を示す概略図である。上述のとおりユーザ・インタフェース部17は、表示部19、ソフトウェア・キー23、および、ハードウェア・キー25を有する。
まず、表示部19について簡単に説明する。表示部19はタッチパネル液晶ディスプレイである。本実施の形態による複合機においては、後述するように、表示部19の表示内容は、ウェブブラウザが取得したウェブページ・データをもとに構成した画面データに基づいて構成される。
表示部19に表示される内容には、ソフトウェア・キー23が含まれる。このソフトウェア・キー23もまた、ウェブブラウザがサーバ101から取得するウェブページ・データに基づいて構成される。
表示部19に表示されるソフトウェア・キー23が押下されれば、ウェブブラウザが当該押下を認識し、押下されたソフトウェア・キー23の情報をサーバ101へ送り(リクエスト送信)、サーバ101が所定の処理を実行し、更新されたウェブページ・データをMFP1へ返す(レスポンス受信)。ウェブブラウザは、サーバ101から更新されたウェブページ・データを受け取ると該データにもとづいて表示部19の内容を更新する。また、ウェブブラウザは、サーバ101から受け取ったデータをもとに、MFP1に所定の動作を実行させることもできる。換言すれば、ソフトウェア・キー23を含めた表示部19の表示態様や、ソフトウェア・キー23が押下された時の複合機の動作は、複合機1のウェブブラウザから送信されるデータにもとづいてサーバ101が決定し、複合機1は、当該決定に関するデータをサーバ101から受け取って動作する。
他方、ハードウェア・キー25は、タッチパネル液晶ディスプレイ(19、23)の両側に設けられたボタン群である。
タッチパネル液晶ディスプレイ(19、23)の左側には、パワーセーブモードへ移行するためのパワーセーブ・キーや、ヘルプ画面を表示するためのヘルプ・キー、ユニバーサル表示へ移行するためのユニバーサル・キー、拡大表示に移行するための拡大表示キーが備えられる。キーに割り当てられた機能の性質によって、いくつかのキーには、状態を表示するためのLEDが配される。LEDは、キーに割り当てられた機能のON/OFFの状態を示したり、キーの押下の有効/無効を示したりできるように、1色あるいは複数色の色で点灯可能である。
タッチパネル液晶ディスプレイ(19、23)の右側には、ジョブのモードを切り替えるためのボックス、ファクス、スキャン、コピー、等の各モード・キー、コピー部数等を設定入力するためのテン・キー25T、複合機1の設定項目を編集可能な状態へ移行するための設定メニュー・キー25C、リセット・キー、ジョブを割り込ませるための割り込み・キー25I、ストップ・キー、スタート・キー25S等が配される。モード・キーは、LEDを備えており複合機1の現在のモードをユーザに示すことができる。割り込み・キー25IもまたLEDを備え、割り込みのオン/オフをユーザに示したり、LEDの点灯色あるいは点灯態様の変化によって、ユーザに現在ジョブの割り込みが可能かどうかを示したりする。スタート・キー25Sは、LEDの点灯色あるいは点灯の態様により、ユーザに、スタート・キー25Sの押下が可能かどうか(押下操作は有効か無効か)を示す表示手段としてのLEDを備える。本発明にかかる第1の実施の形態による複合機1は、これらLEDの点灯色の種類や、点灯態様等を、サーバ101から受け取るウェブページ・データに基づいて変更することが可能である。
(サーバ101のハードウェア構成)
図4は、サーバ101のハードウェア構成を示すブロック図である。
サーバ101は、中央処理装置(CPU)105、リード・オンリ・メモリ(ROM)109a、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)109b、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)115を備える。CPU105、ROM109a、RAM109bは、サーバのコンピュータ主要部103を構成し、ROM109aおよびRAM109bは、コンピュータ主要部103の主記憶装置107を構成する。また、HDD115は、コンピュータ主要部103の補助記憶装置を構成する。サーバ101のコンピュータ主要部103は、主記憶装置107あるいは補助記憶装置に保持される本発明にかかるプログラムを実行することにより、本発明にかかるサーバを実現する。なお、該プログラムもまた、フレキシブル・ディスク等の可搬性記憶媒体に記憶されて流通されたり、インターネット等電気通信回線を介して流通されたりすることが可能である。
サーバ101は、ネットワーク201(図1)等にデータを送信し、また、ネットワーク201からデータを受信する通信インタフェース133を備える。
(MFP1の機能的構成)
図5は、MFP1の機能的構成を示すブロック図である。図5に示された機能ブロックは、コンピュータ主要部3(図2)が、本発明にかかるプログラムを実行することにより実現される機能を含む。図5において、図2に示されたハードウェア要素については、図2におけるそれらと同じ参照数字が付されている。
MFP1は、MFP制御部41を有する。MFP制御部41は、MFP1全体の動作を制御する。例えば、MFP制御部41は、ハードウェア・キー25の押下をハードウェア・キー制御部45から通知されると、必要に応じてウェブブラウザ部49から実行するべき処理の内容を受け取り、当該処理内容に従って、必要に応じてデータ保持部43に保持されたデータを用いて所定の処理の実行を、該処理と関係するブロックへ指示する。
データ保持部43は、画像データ等を保持するための記憶装置である。データ保持部43は、MFP制御部41の制御の下、データの格納および読み出しを実行する。
通信インタフェース部33は、ここでは、MFP1とネットワーク201との間に物理的なコネクションを確立するためのデバイス(ハードウェア)を指す。通信インタフェース部33は、例えば、ネットワーク・カードである。MFP1とサーバ101とは、ネットワーク201、通信インタフェース部33とを介して、データの送受信を行う。
通信モジュール部51は、コンピュータ主要部3(図2)が所定のプログラムを実行することで実現される通信モジュール(ソフトウェア)である。通信モジュール51は、通信インタフェース部33等とのデータの受け渡しを担当する。例えば、サーバ101からネットワーク201を介して送られてきたデータは、通信インタフェース部33を経て、通信モジュール部51が一旦受け取り、それから、データ解析部47やウェブブラウザ部49を構成するモジュールへ転送される。また、ウェブブラウザ部49からサーバ101へ送信されるデータについても、通信モジュール部51が一旦受け取ってから通信インタフェース部33へ渡す。
ウェブブラウザ部49は、サーバ101に対するリクエスト・メッセージの送信、および、該リクエスト・メッセージに対するレスポンス・メッセージの受信を行い、ウェブページのデータを取得し、取得したデータに基づいて、ユーザ・インタフェース部17の表示部19の表示画面およびソフトウェア・キー23を構成する。ウェブブラウザ部49と、サーバ101との間は、例えば、ハイパーテキスト・トランスファ・プロトコル(HTTP)に則った通信が行われ、リクエストおよびレスポンスの送受が実行される。なお、サーバ101から送られてきたウェブページ・データは、データ解析部47へも送られる。
データ解析部47は、サーバ101から提供されるウェブページ・データに基づき、ハードウェア・キー制御部45がハードウェア・キー25の操作の有効/無効の制御を行うために必要なデータ(「有効/無効判定結果」)を生成し、ハードウェア・キー制御部45に対して当該データを提供する。
ハードウェア・キー制御部45は、ユーザ・インタフェース部17のうち特にハードウェア・キー25を制御する。ハードウェア・キー制御部45は、データ解析部47から受け取る有効/無効判定結果に基づいてハードウェア・キー25の操作の有効/無効を制御し、必要であれば、ハードウェア・キー25のLED(図3)の点灯の制御をも行う。また、ハードウェア・キー制御部45は、ハードウェア・キー25の押下を認識し、押下されたハードウェア・キー25の操作の有効/無効を判断し、有効であればMFP制御部41に対し、当該ハードウェア・キー25の押下を通知する。ハードウェア・キー制御部45は、認識したハードウェア・キー25の操作が無効化されている場合、MFP制御部41に対し、当該押下の通知を行わないように構成されてよい。
(サーバ101の機能的構成)
図6は、サーバ101の機能的構成を示すブロック図である。図6に示された機能ブロックは、コンピュータ主要部103(図4)が、本発明にかかるプログラムを実行することにより実現される機能を含む。図6において、図4に示されたハードウェア要素については、図4におけるそれらと同じ参照数字が付されている。
サーバ101は、サーバ制御部141を有する。サーバ制御部141は、サーバ101全体の動作を制御する。例えば、サーバ制御部141は、通信インタフェース部133、通信モジュール部151を制御して複合機1との通信を実行させ、同時に、ウェブサーバ部161、アプリケーションサーバ部171、および、データサーバ部181の各サーバモジュールの動作を統合的に管理することができる。
通信モジュール部151は、コンピュータ主要部103(図4)が所定のプログラムを実行することで実現される通信モジュール(ソフトウェア)である。通信モジュール部151は、通信インタフェース部133等とのデータの受け渡しを担当する。例えば、複合機1からネットワーク201を介して送られてきた、HTTPリクエストのデータは、通信インタフェース部133を経て、通信モジュール部151が一旦受け取り、それから、ウェブサーバ部161を構成するモジュールへ転送される。また、ウェブサーバ部161が生成する、HTTPに則ったレスポンス・メッセージのデータについても、通信モジュール部151が一旦受け取ってから通信インタフェース部133へ渡す。
ウェブサーバ部161は、複合機1のウェブブラウザ部49が送信したリクエスト・メッセージを受け取り、それに対するレスポンス・メッセージとしてウェブブラウザ部49へウェブページ・データを返す機能を有する。ウェブサーバ部161は、当該リクエスト・メッセージに基づいて、アプリケーションサーバ部171に対してHTMLデータを生成する処理を要求する。そして、ウェブサーバ部161はアプリケーションサーバ部171が生成したHTMLデータ等からウェブページ・データを構成し、レスポンス・メッセージとして複合機1のウェブブラウザ部49へ送信する。
アプリケーションサーバ部171は、ウェブサーバ部161からHTMLデータの作成要求を受け取ると、データ作成部173が、HTMLデータを生成するための処理を実行する。このとき、ハードウェア・キー有効/無効決定部175は、データ作成部173からの要求を受け、データサーバ部181に対し、複合機1の状態に関するデータの照会を行い、データサーバ部181からの応答に基づいて複合機1のハードウェア・キー25の操作の有効/無効を決定し、当該決定の結果をデータ生成部173へ送る。データ生成部173は、ハードウェア・キー有効/無効決定部175の決定の結果に従ってHTMLデータを作成し、当該データをウェブサーバ部161へ送る。
データサーバ部181は、リクエスト・メッセージ等、MFP1から送られてくるデータにもとづいてMFP1の状態に関するデータを蓄積するデータベース機能を有する。データサーバ部181は、MFP1の入力部21から入力された情報やMFP1の状態に関するデータを蓄積し、随時更新するデータベースである。データサーバ部181は、MFP1の状態を表すデータを取得し、継続的に更新を繰り返す。
これら3種のサーバ機能の協働的動作により、サーバ101は、MFP1からリクエスト・メッセージを受けると、リクエスト・メッセージの内容に応じてHTMLデータを作成し、ウェブページ・データを構成してMFP1へ応答することができる。アプリケーションサーバ部171は、HTMLデータの作成において、リクエスト・メッセージの内容に基づいて、データサーバ部181が保持するMFP1の状態に関する情報を参照し、MFP1のハードウェア・キー25の操作の有効/無効を決定し、該決定の内容を反映したHTMLデータを作成する。
(処理の流れ)
次に、MFP1およびサーバ101における処理の流れについて説明する。以下の各フローチャートに示される処理は、MFP1のCPU5またはサーバ101のCPU105が、それぞれの主記憶装置または補助記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。図7は、MFP1の画像処理(画像形成処理)のフローチャートの一部分である。
ステップS1において、MFP1は、外部アプリケーション連携モードで動作するか、単独動作モードで動作するか、を判断する。本ステップS1と関連し、ユーザは、MFP1に対し、その動作モードを指定することが可能である。外部アプリケーション連携モードとは、MFP1がサーバ101の有するアプリケーションと連携して画像処理(画像形成処理)を実行する動作モードであり、該動作モードにおいては、ユーザ・インタフェース部17は、ウェブブラウザ部49がサーバ101から取得したウェブページ・データにもとづいて構成される。単独動作モードとは、MFP1が有する機能のみで画像処理(画像形成処理)を実行する動作モードである。該動作モードにおいては、MFP1はサーバ101と通信することを要さない。本発明は、外部アプリケーション連携モードにおけるハードウェア・キー25の操作の有効/無効の制御に関連する発明である。それ故、以下においては、特に断りのない限り、MFP1は、外部アプリケーション連携モードで動作しているものとする。
ステップS3において、MFP1は、外部アプリケーション連携モードでの動作を開始する。
ステップS5において、MFP1は、単独動作モードでの動作を開始する。
図8は、MFP1が、外部アプリケーション連携モードで動作する場合における、ユーザ・インタフェース部17と関連する処理のフローチャートである。
ステップS101において、MFP1は、外部アプリケーション連携モードによる動作を開始して以来、初めてユーザ・インタフェース部17の表示部19を表示するか、否か、を判定する。
MFP1が、初めて表示部19を表示する、と判定した場合(ステップS101における「YES」)、処理は、ステップS105へ移行する。
MFP1が、表示部19を表示することは初めてではない、と判定した場合(ステップS101における「NO」)、処理は、ステップS103へ移行する。
ステップS103において、MFP1は、ユーザ・インタフェース部17の表示部19の表示画面を更新するか、あるいは、その必要がないか、を判定する。
MFP1が、表示部19の表示画面を更新する、と判定した場合(ステップS103における「YES」)、処理は、ステップS105へ移行する。
MFP1が、表示部19の表示画面を更新する必要はない、と判定した場合(ステップS103における「NO」)、処理は、ステップS113へ移行する。
ステップS105において、MFP1のウェブブラウザ部49は、表示部19の表示画面を更新するためのウェブページ・データを要求するリクエスト・メッセージを、サーバ101のウェブサーバ部161へ送る。
MFP1における処理の流れの説明を中断し、以下、リクエスト・メッセージを受けたサーバ101のする処理の流れについて説明する。
図9は、MFP1のウェブブラウザ部49が送信したリクエスト・メッセージを受信してから該メッセージに対するレスポンス・メッセージを送信するまでのサーバ101のする処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS201において、サーバ101のウェブサーバ部161は、リクエスト・メッセージの受信の有無を判定する。
ウェブサーバ部161が、リクエスト・メッセージの受信を認識した場合(ステップS201における「YES」)、処理は、ステップS203へ移行する。
ウェブサーバ部161が、リクエスト・メッセージの受信を認識しない場合(ステップS201における「NO」)、処理は、ステップS213へ移行する。
ステップS203において、サーバ101のアプリケーションサーバ部171は、ウェブサーバ部161が受信したリクエスト・メッセージにもとづき、データサーバ部181に対してMFP1の状態にかかるデータの照会要求を行う。
ステップS205において、サーバ101のデータサーバ部181は、アプリケーションサーバ部171からの照会要求に応じてMFP1の状態に関するデータ(MFP状態データ)をアプリケーションサーバ部171へ提供する。
ステップS207において、アプリケーションサーバ部171のハードウェア・キー有効/無効決定部175は、データサーバ部181が提供するMFP状態データに基づいて、ハードウェア・キー25の各種について、それぞれ、操作の有効/無効を決定する。
例えば、ハードウェア・キー有効/無効決定部175は、次のようにして、ハードウェア・キー25の操作の有効/無効を決定する。仮に、MFP1の表示部19が画像データファイルをFTP送信するジョブを受け付ける画面を表示中であるとする。このとき、FTP送信の宛先のアドレスが未だMFP1へ入力されていなければ、ハードウェア・キー有効/無効決定部175は、MFP状態データを参照することにより、MFP1は現在、FTP送信のために必要な情報が未だ全て入力されていない状態にあることを認識する。このような状態においては、ハードウェア・キー25の1つであるスタート・キー25S(図3)の押下操作を無効にすることが望ましい。よって、ハードウェア・キー有効/無効決定部175は、MFP状態データにもとづいてスタート・キーの操作を無効に決定する。他のハードウェア・キーについても同様に、MFP状態データに基づいて、その操作の有効/無効が決定される。
ステップS209において、アプリケーションサーバ部171のデータ生成部173は、ハードウェア・キー有効/無効決定部175の決定に従って、MFP1の表示部19を構成するためのHTMLデータを作成する。
例えば、データ生成部173は、HTMLデータ中に、コメントとして、ハードウェア・キーの種類と、該キーの操作の有効/無効に関する情報を所定のフォーマットに従って記述することができる。
また、データ生成部173は、ハードウェア・キー25に割り当てられた機能と同じ機能を割り当てたソフトウェア・キーを表示部19に表示させるようにHTMLデータを生成してもよい。このとき、データ生成部173は、HTMLデータ中に該ソフトウェア・キーの表示に関する描画関連の記述を作成する際、ソフトウェア・キーの表示色等表示態様を、該ソフトウェア・キーに対応する機能を備えたハードウェア・キーに関するハードウェア・キー有効/無効決定部175の決定に一致させることができる。
例えば、データ生成部173は、対応する機能を備えたハードウェア・キーの操作が無効であると決定されている場合には、対応するソフトウェア・キーを赤色で表示するように、HTMLデータ中の該ソフトウェア・キーの表示に関する描画関連の記述を作成し、対応する機能を備えたハードウェア・キーの操作が有効であると決定されている場合には、対応するソフトウェア・キーを緑色で表示するように、HTMLデータ中の該ソフトウェア・キーの表示に関する描画関連の記述を作成すればよい。
そして、アプリケーションサーバ部171は、生成したHTMLデータをウェブサーバ部161へ送る。
ステップS211において、ウェブサーバ部161は、アプリケーションサーバ部171が生成したHTMLデータを用いてウェブページ・データを構成し、該データをレスポンス・メッセージとしてMFP1のウェブブラウザ部49へ送る。
ステップS213において、サーバ101は、MFP1から、アプリケーション連携モードによる動作の終了の通知を受けたか、否か、を判定する。
サーバ101がアプリケーション連携モードによる動作の終了の通知を受けた、と判定した場合(ステップS213における「YES」)、サーバ101の処理は終了する。
サーバ101がアプリケーション連携モードによる動作の終了の通知を受けていない、と判定した場合(ステップS213における「NO」)、処理は、ステップS201へ戻る。
再び、図8を参照し、MFP1のウェブブラウザ部49がレスポンス・メッセージを受信した後の処理について説明する。
ステップS107において、MFP1のウェブブラウザ部49は、レスポンス・メッセージとして受け取ったウェブページ・データを用いて表示部19およびソフトウェア・キー23を構成する画面データを生成し、表示部19に画面を表示する。
ステップS109において、MFP1のデータ解析部47(図5)は、ウェブページ・データを受け取り、該データを解析する。データ解析部47のする処理の詳細は、図10に示すフローチャートを参照して説明する。
図10を参照すれば、ステップS109aにおいて、データ解析部47は、レスポンス・メッセージに含まれるウェブページ・データのうちHTMLデータについて、解析を実行する。
ステップS109bにおいて、データ解析部47は、HTMLデータ(HTMLドキュメント)のコメント部分を検索し、コメント部分の記述に、所定のフォーマットで記述されたハードウェア・キーの操作の有効/無効等を示す制御情報が存在するか、否か、を判定する。
データ解析部47がHTMLデータ(HTMLドキュメント)のコメント部分にハードウェア・キーの操作の有効/無効等を示す制御情報を発見した場合(ステップS109bにおける「YES」)、処理は、ステップS109cへ移行する。
データ解析部47がHTMLデータ(HTMLドキュメント)のコメント部分にハードウェア・キーの操作の有効/無効等を示す制御情報を発見しない場合(ステップS109bにおける「NO」)、処理は、ステップS109cをスキップしてステップS109dへ移行する。
ステップS109cにおいて、データ解析部47は、コメント部分からハードウェア・キーの操作の有効/無効等を示す制御情報を抽出する。
ステップS109dにおいて、データ解析部47は、HTMLデータ(HTMLドキュメント)の記述から、描画に関連する記述を検索し、抽出する。
図11は、サーバ101が作成し、MFP1へ送信したHTMLデータ(HTMLドキュメント)の例を示す図である。図11を参照すれば、HTMLデータには、コメント部分、および、描画関連情報部分の両方が含まれることがわかる。なお、本発明においては、HTMLデータには、コメント部分、および、描画関連情報部分の少なくともいずれか一方が含まれれば十分である。
コメント部分には、「(ハードウェア・キーの種類)=(有効、あるいは、無効)」といった記述が見られる。ステップS109c(図10)と関連し、データ解析部47は、コメント部分の記述から、ハードウェア・キーの種類と、そのキーの操作の有効/無効の制御の情報を抽出する。
描画関連情報部分には、緑スタート・キーを描画する指示が見られる。ステップS109d(図10)と関連し、データ解析部47は、このような描画関連情報を抽出する。
図12は、コメント部分の記載と、操作の有効/無効の制御の関係を示す例図である。
例えば、コメント部分に「スタート・キー=有効」といった記述があれば、MFP1は、スタート・キーの操作を有効にするように制御を行う。あるいは、「割り込みキー=無効」といった記述があれば、MFP1は、割り込みキーの操作を無効にするように制御を実施する。
図13は、描画関連の記述と、操作の有効/無効の制御の関係を示す例図である。
例えば、緑色でスタート・キーを表示させる旨の記述があれば、MFP1は、スタート・キーの操作を有効にする制御を行う。あるいは、設定キーを赤色で表示させる旨の記述があれば、MFP1は、設定キーの操作を無効にする制御を実施する。
なお、データ解析部47は、ウェブページ・データに含まれる画像データ等バイナリ・データを解析し、画像データの特徴を抽出することによりハードウェア・キーの操作の有効/無効の制御に必要な情報を抽出してもよい。
図10に戻り、ステップS109eにおいて、データ解析部47は、ステップS109cにおいて抽出したコメントの記述、および、描画関連情報の記述に基づいて、操作の有効/無効の制御を行うハードウェア・キーの種類と、その有効/無効の情報が対応付けされた情報を編成する。
ステップS109fにおいて、データ解析部47は、ステップS109eにおいて編成した情報にもとづいて、各ハードウェア・キーの操作の有効/無効を最終的に判定し、判定結果をハードウェア・キー制御部45(図5)へ送る。
図8に戻り、ステップS111において、ハードウェア・キー制御部45(図5)は、データ解析部47からハードウェア・キー25の操作有効/無効判定結果を受け取り、該判定結果にもとづいてハードウェア・キー25の操作の有効/無効を制御する。ハードウェア・キー制御部45のする処理の詳細は、図14に示すフローチャートを参照して説明する。
図14を参照すれば、ステップS111aにおいて、ハードウェア・キー制御部45は、データ解析部47の判定結果にもとづいて、各ハードウェア・キーの操作の有効/無効を決定する。
ステップS111bにおいて、ハードウェア・キー制御部45は、ハードウェア・キー25のLED(図3)の点灯態様、点灯色等を制御する。
再び図8を参照する。
ステップS113において、ハードウェア・キー制御部45は、ハードウェア・キー25の押下を監視し、押下が有れば(ステップS113における「YES」)、処理は、ステップS115へ移行する。ハードウェア・キー25の押下が無ければ(ステップS113における「NO」)、処理は、ステップS115をスキップしてステップS117へ移行する。
ステップS115において、ハードウェア・キー制御部45は、ハードウェア・キーの押下に対する処理を実行する。ステップS115における処理の詳細は、図15のフローチャートを参照して説明する。
図15を参照すれば、ステップS115aにおいて、ハードウェア・キー制御部45は、押下されたハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定する。
ハードウェア・キー制御部45が、押下されたハードウェア・キーの操作は有効である、と判定した場合(ステップS115aにおける「有効である」)、処理は、ステップS115bへ移行する。
ハードウェア・キー制御部45が、押下されたハードウェア・キーの操作は無効である、と判定した場合(ステップS115aにおける「無効である」)、ステップS115の処理は終了し、処理は、ステップS117(図8)へ移行する。
ステップS115bにおいて、ハードウェア・キー制御部45は、MFP制御部41(図5)へ、有効なハードウェア・キー25の押下があったことを通知する。
ステップS115cにおいて、MFP制御部41は、押下されたハードウェア・キーに割り当てられた機能を判別する。割り当てられた機能を実行するために必要な情報の一部が、MFP1には無く、代わりにサーバ101(のデータサーバ部181)に保持されている場合、MFP制御部41は、ウェブブラウザ部49を介してサーバ101に対して押下されたハードウェア・キーに割り当てられた機能を実行する上で必要な情報の提供を要求すればよい。
ステップS115dにおいて、MFP制御部41は、ステップS115cにおける要求の応答として、サーバ101から実行するべき処理内容の詳細に関する情報を取得する。
ステップS115eにおいて、MFP制御部41は、押下されたハードウェア・キーに割り当てられた機能を実行する。
再度、図8を参照する。
ステップS117において、MFP1は、外部アプリケーションモードとして動作するモードを終了するか、否か、について判定する。
MFP1が、外部アプリケーションモードとして動作するモードを終了する、と判定した場合(ステップS117における「YES」)、処理は、ステップS119へ移行する。
MFP1が、外部アプリケーションモードとして動作するモードを継続する、と判定した場合(ステップS117における「NO」)、処理は、ステップS103へ戻る。
ステップS119において、MFP1は、その動作モードを単独動作モードに切り替えて動作する。
このように、本発明にかかる第1の実施の形態による画像処理装置においては、サーバ101と連携してユーザ・インタフェース部17をウェブブラウザベースのユーザ・インタフェースとして動作させる場合に、ユーザ・インタフェース部17の入力部21のハードウェア・キー25に対する操作の有効/無効について、ウェブサーバから送られてくるウェブページ・データに基づいて制御する。そのため、本実施の形態による画像処理装置においては、ハードウェア・キー25の操作の有効/無効等にかかる制御のために、サーバ101に対して、表示部19の表示のためのデータ(ウェブページ・データ)の取得以外の通信をする手段を備える必要がない。また、本実施の形態による画像処理装置においては、ハードウェア・キー25が押下された場合に、当該押下にかかるハードウェア・キーの操作の有効/無効の状態について、サーバ101に対して改めて問い合わせをすることなしに判断することができる。そして、操作が無効であるハードウェア・キーの押下については、即座に処理を中止させることができる。
(ハードウェア・キー押下処理の第1の変形例)
図16は、図15に示したハードウェア・キー押下処理(図8におけるステップS115)の第1の変形例である。本第1変形例においては、MFP1(のMFP制御部41)は、操作が有効であるハードウェア・キー25が押下されることによって、該キー25に割り当てられた機能を実行するにあたり、MFP1の内部状態を調査する。そして、MFP1の内部状態の調査結果が、当該機能に付随する処理を実行する上で支障があると判定した場合には、サーバ101が決定したハードウェア・キー25の操作の有効/無効に優越して、押下されたハードウェア・キー25の操作を無効化し、該キーに割り当てられた機能の実行を中止する。そうすることによって、MFP1は、内部的に発生した障害に起因して、機能の実行中に事故が発生することを未然に防止する。
図16におけるステップS115a、S115b、S115c、S115d、および、S115eは、図15と共通するため、説明を省略する。
ステップS115fにおいて、MFP制御部41は、MFPの内部状態を調査する。
ステップS115gにおいて、MFP制御部41は、ステップS115fにおける調査の結果、および、押下されたハードウェア・キー25に割り当てられた機能の内容を参酌し、現在のMFP1の内部状態が、当該機能を実行可能な状態にあるか、否か、を判定する。
MFP制御部41が当該機能を実行可能である、と判定した場合(ステップS115gにおける「YES」)、処理は、ステップS115eへ移行し、押下されたハードウェア・キー25に割り当てられた機能が実行される。
MFP制御部41が当該機能を実行可能でない、と判定した場合(ステップS115gにおける「NO」)、処理は、ステップS115eをスキップし、処理を終了する。
このように、本第1変形例においては、サーバ101における、ハードウェア・キーの操作の有効/無効の決定に超越して、MFP1の内部状態に従って、押下されたハードウェア・キー25に割り当てられた機能の実行を、MFP1が単独で中止することができるため、MFP1の内部状態に起因して発生する機能実行上のトラブルを未然に防止することができる。換言すれば、本第1変形例においては、サーバ101側の、ハードウェア・キー25の操作の有効/無効にかかる決定と、MFP1側の、MFP1内部状態に基づくハードウェア・キー25の操作の有効/無効にかかる判断と、の両者が共に、有効を示して初めて、ハードウェア・キー25に割り当てられた機能が実行されるように、MFP1を制御することができる。
(ハードウェア・キー押下処理の第2の変形例)
図16を参照して説明したハードウェア・キー押下処理の第1の変形例においては、MFP制御部41は、ハードウェア・キー制御部45からハードウェア・キーの押下の通知を受けた後で、MFP1の内部状態が当該ハードウェア・キーの押下に応じて実行するべき処理を実行可能な状態にあるか、否か、を判定する(図16におけるステップS115f、ステップS115g)。
しかしながら、MFP制御部41がする、MFP1の内部状態に基づく処理実行可否の判定は、ハードウェア・キー制御部45がハードウェア・キーの押下をMFP制御部41に対して通知する(図16におけるS115b)よりも以前になされてもよい。あるいは、当該判定は、ハードウェア・キー25が押下される以前になされてもよい。つまり、当該判定は、ハードウェア・キー25の押下のタイミングとは無関係になされてよい。このように内部状態に基づく処理実行可否の判定が構成される第2変形例においては、MFP1は、ハードウェア・キー25が押下されると、該押下のタイミングから最も近い(最も新しい)MFP1の内部状態にもとづく処理実行可否の判定の結果を用ればよい。
上述のように、ハードウェア・キー押下処理の第2の変形例においては、MFP制御部41がするMFP1の内部状態にもとづく処理実行可否の判定のタイミングは任意である。そのタイミングとして例えば、MFP1の内部状態にもとづく処理実行可否の判定(図16におけるステップS115f、ステップS115g)は、有効/無効判定1(図8におけるステップS109、図10)に組み込まれることが好ましい。この場合には、ハードウェア・キー制御部45は、データ解析部47(図5)から受け取る有効/無効判定結果に加え、MFP制御部41がしたMFP1の内部状態にもとづく処理実行可否の判定結果を用いて、ハードウェア・キー25の有効/無効を決定し、ハードウェア・キー25のLED点灯色等を制御することができる。(図8のS111および図14に記載の有効/無効制御1)
また、後述の第2の実施の形態においても同様、MFP1の内部状態にもとづく処理実行可否の判定は、例えば、有効/無効判定2(図19におけるステップS309、図21)に組み込まれることが好ましい。この場合には、ハードウェア・キー制御部45は、判断手続呼出部53(図17)から受け取る有効/無効判定結果に加え、MFP制御部41がしたMFP1の内部状態にもとづく処理実行可否の判定結果を用いて、ハードウェア・キー25の有効/無効を決定し、ハードウェア・キー25のLED点灯色等を制御することができる。(図19のS311および図23に記載の有効/無効制御2)
<第2の実施の形態>
本発明にかかる第2の実施の形態による複合機は、第1の実施の形態による複合機とは異なり、サーバが備える所定のアプリケーションに対して直接的に、ハードウェア・キーの操作の有効/無効の判断を行う処理の実行を要求し、該アプリケーションの実行結果を取得し、取得した実行結果に基づいてハードウェア・キーの操作の有効/無効を制御する構成を有する。
(画像処理システムの構成)
本発明にかかる第2の実施の形態による画像処理システムは、第1の実施の形態の説明において図1を参照して説明したものと同等の構成を有すればよい。
(MFP1のハードウェア構成)
本発明にかかる第2の実施の形態によるMFPは、第1の実施の形態の説明において図2、図3を参照して説明したものと同等の構成を有すればよい。
(サーバ101のハードウェア構成)
本発明にかかる第2の実施の形態によるサーバは、第1の実施の形態の説明において図4を参照して説明したものと同等の構成を有すればよい。
(MFP1の機能的構成)
図17は、本発明にかかる第2の実施の形態によるMFP1の機能的構成を示すブロック図である。図17に示された機能ブロックは、コンピュータ主要部3(図2)が、本発明にかかるプログラムを実行することにより実現される機能を含む。図17において、図2および図5に示されたハードウェア要素および機能的要素については、図2および図5におけるそれらと同じ参照数字が付されている。
図17を参照すれば、第2の実施の形態によるMFP1ceは、第1の実施の形態によるMFP1との対比において、データ解析部47(図5)に代えて判断手続呼出部53を有する点において、異なる。
判断手続呼出部53は、MFP制御部41の制御の下で、後述するサーバ101ceが備えるアプリケーションに対して直接的にハードウェア・キーの操作の有効/無効の判断を行う処理の実行を要求し、該アプリケーションの実行結果を取得し、取得した実行結果に基づいて、ハードウェア・キー制御部45がハードウェア・キー25の操作の有効/無効の制御を行うために必要なデータ(「有効/無効判定結果」)を生成し、ハードウェア・キー制御部45に対して当該データを提供する。
第2の実施の形態によるMFP1ceは、第1の実施の形態によるMFP1においてデータ解析部47の代わりに判断手続呼出部53を配したものと解してよい。
(サーバ101ceの機能的構成)
図18は、第2の実施の形態によるサーバ101ceの機能的構成を示すブロック図である。図18に示された機能ブロックは、コンピュータ主要部103(図4)が、本発明にかかるプログラムを実行することにより実現される機能を含む。図18において、図4および図6に示されたハードウェア要素および機能的要素については、図4および図6におけるそれらと同じ参照数字が付されている。
サーバ101ceは、アプリケーションサーバ部171(図6)の代わりに、アプリケーションサーバ部191を有する。アプリケーションサーバ部191は、アプリケーションサーバ部171と同様、データ生成部173およびハードウェア・キー有効/無効決定部175を備え、さらに、判断手続部197を備える。
判断手続部197は、通信モジュール部151と接続されており、所定のプロトコル(例えば、SOAP(ソープ))に則り、MFP1ceの判断手続呼出部53から直接的に実行の要求を受け付けることができる。判断手続呼出部53から直接的に実行の要求を受け付けると、判断手続部197は、ハードウェア・キー有効/無効決定部175に対し、データサーバ部181に複合機1の状態に関するデータの照会を行って複合機1のハードウェア・キー25の操作の有効/無効を決定し、当該決定の結果を判断手続部197へ送るように要求する。そして、判断手続部197は、当該決定の結果を、MFP1ceの判断手続呼出部53へ送る。MFP1ceの判断手続呼出部53は、受け取った決定の結果にもとづいて有効/無効判定結果を生成し、MFP1ceのハードウェア・キー制御部45に対して当該データを提供する。
第2の実施の形態によるサーバ101ceは、第2の実施の形態によるサーバ101のアプリケーションサーバ部171に、さらに、上述した判断手続部197を追加したものと解してよい。
(処理の流れ)
次に、MFP1ceおよびサーバ101ceにおける処理の流れについて説明する。以下の各フローチャートに示される処理は、MFP1ceのCPU5またはサーバ101ceのCPU105が、それぞれの主記憶装置または補助記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。図19および図20は、それぞれ、MFP1ceおよびサーバ101ceの処理のフローチャートの一部分である。図19は、第1の実施の形態によるMFP1の処理を説明する際に参照した図8のフローチャートと対応する、MFP1ceにおける処理のフローチャートである。図20は、第1の実施の形態によるサーバ101の処理を説明する際に参照した図9のフローチャートと対応する、サーバ101ceにおける処理のフローチャートである。以下の処理においては、図19および図20とも、図8および図9と共通する処理については、適宜説明を省略する。
まず、図19を参照すれば、MFP1ceもまた、MFP1と同様、ステップS101、S103、S105、S107の処理を実行することにより、レスポンス・メッセージとして受け取ったウェブページ・データを用いて表示部19およびソフトウェア・キー23を構成する画面データを生成し、表示部19に画面を表示する。
上記ステップS105およびS107と関連し、図20を参照する。
図20を参照すれば、サーバ101ceは、サーバ101と同様、ステップS201においてリクエスト・メッセージを受信し、ステップS203において、アプリケーションサーバ部191のデータ生成部173が、データサーバ部181に対してMFP1の状態にかかるデータの照会要求を行う。そして、ステップS205において、サーバ101ceのデータサーバ部181は、アプリケーションサーバ部191からの照会要求に応じてMFP1の状態に関するデータ(MFP状態データ)をアプリケーションサーバ部191へ提供する。
ステップS409において、アプリケーションサーバ部191のデータ生成部173は、MFP1の表示部19を構成するためのHTMLデータを作成する。
第1の実施の形態によるサーバ101のアプリケーションサーバ部191のデータ生成部173とは異なり、本実施の形態においては、データ生成部173は、HTMLデータ中に、コメントとして、ハードウェア・キーの種類と、該キーの操作の有効/無効に関する情報を所定のフォーマットに従って記述する必要はない。
アプリケーションサーバ部191は、生成したHTMLデータをウェブサーバ部161へ送る。
ステップS211において、ウェブサーバ部161は、アプリケーションサーバ部191が生成したHTMLデータを用いてウェブページ・データを構成し、該データをレスポンス・メッセージとしてMFP1ceのウェブブラウザ部49へ送る。
再び図19を参照する。
ステップS309において、判断手続呼出部53は、SOAPに準拠したメッセージを、サーバ101ceの判断手続部197へ送り、判断手続部197から実行結果を取得し、取得した実行結果に基づいてハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定し、第1の実施の形態と同様に、有効/無効判定結果をハードウェア・キー制御部45に提供する。
図21は、ステップS309(図19)における処理の詳細を示す図である。
図21を参照すれば、ステップS309aにおいて、判断手続呼出部53は、サーバ101ceの判断手続部197に対し、ハードウェア・キーの有効/無効判断の実行を要求する。
ステップS309bにおいて、判断手続呼出部53は、判断手続部197から受け取った応答にもとづき、ハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定し、有効/無効判定結果をハードウェア・キー制御部45へ送る。
図22は、ステップS309aにおいて判断手続部53が、サーバ101ceの判断手続部197へハードウェア・キーの有効/無効判断の実行を要求したときの、サーバ101ceにおける処理の流れを示すフローチャートである。
図22を参照すれば、ステップS501において、判断手続部197は、有効/無効判断の実行の要求の有無を判定する。
判断手続部197が、有効/無効判断の実行の要求の受信を認識した場合(ステップS501における「YES」)、処理は、ステップS503へ移行する。
判断手続部197が、有効/無効判断の実行の要求の受信を認識しなかった場合(ステップS501における「NO」)、処理は終了する。
ステップS503において、アプリケーションサーバ部191のハードウェア・キー有効/無効決定部175(図18)は、データサーバ部181に対してMFP1の状態にかかるデータの照会要求を行う。
ステップS505において、データサーバ部181は、ハードウェア・キー有効/無効決定部175からの照会要求に応じてMFP1の状態に関するデータ(MFP状態データ)をハードウェア・キー有効/無効決定部175へ提供する。
ステップS507において、ハードウェア・キー有効/無効決定部175は、データサーバ部181が提供するMFP状態データに基づいて、ハードウェア・キー25の各種について、それぞれ、操作の有効/無効を決定する。
ステップS509において、判断手続部197は、ハードウェア・キー有効/無効決定部175の、ハードウェア・キー25の操作の有効/無効の決定を受け取り、当該決定の内容を、MFP1ceの判断手続呼出部53へ送る。
再度、図19を参照する。
ステップS311において、ハードウェア・キー制御部45は、判断手続呼出部53から受けた有効/無効判定結果にもとづいて、ハードウェア・キー25の操作の有効/無効を制御する。ハードウェア・キー制御部45のする処理の詳細は、図23に示すフローチャートを参照して説明する。
図23を参照すれば、ステップS311aにおいて、ハードウェア・キー制御部45は、判断手続呼出部53の判定結果にもとづいて、各ハードウェア・キーの操作の有効/無効を決定し、ステップS311bにおいて、ハードウェア・キー制御部45は、ハードウェア・キー25のLED(図3)の点灯態様、点灯色等を制御する。
再度、図19を参照する。
ステップS113において、ハードウェア・キー制御部45は、ハードウェア・キー25の押下を監視し、押下が有れば(ステップS113における「YES」)、処理は、ステップS115へ移行する。ハードウェア・キー25の押下が無ければ(ステップS113における「NO」)、処理は、ステップS115をスキップしてステップS117へ移行する。以下、ステップS115、S117、および、S119における処理は、第1の実施の形態によるMFP1における処理と同様でよい。
このように、本発明にかかる第2の実施の形態による画像処理装置においては、ユーザ・インタフェース部17の入力部21のハードウェア・キー25に対する操作の有効/無効について、サーバ101ceの備えるアプリケーションに対して直接的に問い合わせを行って、制御することができる。本実施の形態による画像処理装置においても、第1の実施の形態による画像処理装置と同様、ハードウェア・キーの操作の有効/無効に関して、画像処理装置の状態に即応した制御を実行することができる。
<サーバ構成変形例>
図24は、本発明にかかる第1の実施の形態によるMFP1の変形例の機能的構成を示すブロック図である。
本変形例MFP1vは、サーバ101の機能(図6)を、MFP1v内に備える。サーバモジュール99は、MFP1vのコンピュータ主要部3(図2)において実行されるプログラムによって実現されるモジュールである。サーバモジュール99は、通信モジュール51と接続され、通信モジュール51を介してMFP1vの各機能ブロック(例えば、ウェブブラウザ部49やデータ解析部47)との間でデータの送受が可能である。
MFP1vにおいては、サーバ101と接続する必要がなく、単独で動作可能である。さらに、サーバモジュール99は内部的には、MFP1vの本来の機能のブロックと分離されたアーキテクチャによって実装されるため、従来の画像処理装置よりも、機能の更新は容易である。
本変形例は、第1の実施の形態によるMFP1の変形例であるが、同様に、第2の実施の形態によるMFP1ceについても、サーバモジュールをMFP1ce内に実装可能である。その場合サーバモジュールは、サーバ101ceと同等の機能を有すればよい。
本発明において、ウェブブラウザは、マークアップ言語により記述されたドキュメントを取得し、該ドキュメントに基づいて表示画面を形成する機能を指す。当該マークアップ言語には、HTMLが含まれるが、それに限定されない。
ユーザ・インタフェース表示部は、ユーザの視覚を通じて、ユーザへ情報を提供することができる装置に限定されない。ユーザ・インタフェースは、音声等の出力により、ユーザへ情報を提供することができる装置を含む。
ユーザ・インタフェース入力部は、ユーザが入力部に接触することで、ユーザからの情報の入力を受け付ける装置に限定されない。ユーザ・インタフェースは、非接触型の情報入力装置を含む。
本発明は、画像処理装置およびサーバ装置に関する。本発明は、ユーザ・インタフェースの設計、およびその変更等が容易である点において有用である。
画像処理システムの構成概略図 画像処理装置のハードウェア構成のブロック図 画像処理装置のユーザ・インタフェース部の構成概略図 サーバのハードウェア構成のブロック図 第1の実施の形態による画像処理装置の機能的構成のブロック図 第1の実施の形態によるサーバの機能的構成のブロック図 画像処理装置がする処理のフローチャート 画像処理装置がする処理のフローチャート サーバがする処理のフローチャート 有効/無効判定処理1の詳細を示すフローチャート サーバが生成するHTMLデータの例図 HTMLデータ内のコメントの記載と、画像処理装置がするハードウェア・キーの操作の有効/無効の制御の対応を示す表 HTMLデータ内の描画関連の情報の記載と、画像処理装置がするハードウェア・キーの操作の有効/無効の制御の対応を示す表 有効/無効制御処理1の詳細を示すフローチャート ハードウェア・キー押下処理の詳細を示すフローチャート ハードウェア・キー押下処理変形例の詳細を示すフローチャート 第2の実施の形態による画像処理装置の機能的構成のブロック図 第2の実施の形態によるサーバの機能的構成のブロック図 画像処理装置がする処理のフローチャート サーバがする処理のフローチャート 有効/無効判定処理2の詳細を示すフローチャート サーバがする処理のフローチャート 有効/無効制御処理2の詳細を示すフローチャート 画像処理装置の構成の変形例を示すブロック図
符号の説明
1 ・・・ デジタル複合機(第1の実施の形態)
1ce・・ デジタル複合機(第2の実施の形態)
1v・・・ デジタル複合機(変形例)
3 ・・・ コンピュータ主要部
5 ・・・ 中央処理装置
7 ・・・ 主記憶装置
9a・・・ リード・オンリ・メモリ
9b・・・ ランダム・アクセス・メモリ
11 ・・・ 補助記憶装置
13 ・・・ 不揮発性メモリ
15 ・・・ ハード・ディスク・ドライブ
17 ・・・ ユーザ・インタフェース部
19 ・・・ 表示部
21 ・・・ 入力部
23 ・・・ ソフトウェア・キー
25 ・・・ ハードウェア・キー
25C・・・ 設定メニュー・キー
25I・・・ 割り込み・キー
25S・・・ スタート・キー
25T・・・ テン・キー
27 ・・・ スキャナ部
29 ・・・ プリンタ部
31 ・・・ ファクシミリ部
33 ・・・ 通信インタフェース部
41 ・・・ MFP制御部
43 ・・・ データ保持部
45 ・・・ ハードウェア・キー制御部
47 ・・・ データ解析部
49 ・・・ ウェブブラウザ部
51 ・・・ 通信モジュール部
53 ・・・ 判断手続呼出部
99 ・・・ サーバモジュール
101 ・・・ サーバ(第1の実施の形態)
101ce・・ サーバ(第2の実施の形態)
103 ・・・ コンピュータ主要部
105 ・・・ 中央処理装置
107 ・・・ 主記憶装置
109a・・・ リード・オンリ・メモリ
109b・・・ ランダム・アクセス・メモリ
115 ・・・ ハード・ディスク・ドライブ
133 ・・・ 通信インタフェース部
141 ・・・ サーバ制御部
151 ・・・ 通信モジュール部
161 ・・・ ウェブサーバ部
171 ・・・ アプリケーションサーバ部
173 ・・・ データ生成部
175 ・・・ ハードウェア・キー有効/無効決定部
181 ・・・ データサーバ部
191 ・・・ アプリケーションサーバ部
197 ・・・ 判断手続部
201 ・・・ ネットワーク
301 ・・・ 画像処理システム

Claims (12)

  1. 通信インタフェース部と、
    ユーザに対し情報を提示するユーザ・インタフェース表示部と、
    ユーザからの入力を受け付けるハードウェア・キーを備えたユーザ・インタフェース入力部と、
    ウェブサーバからページ・データを受け取り、前記ページ・データにもとづいて前記ユーザ・インタフェース表示部の表示画面を構成し、該表示画面を前記ユーザ・インタフェース表示部に表示させるウェブブラウザ部と、
    前記ページ・データに基づいて、前記ハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定するデータ解析部と、
    前記データ解析部の判定に基づいて、前記ハードウェア・キーの操作の有効/無効を制御するハードウェア・キー制御部と、を有する画像処理装置。
  2. 前記ページ・データは、マークアップ言語で記述されたテキスト・データを含み、
    前記データ解析部は、前記テキスト・データ中の記述にもとづいて、前記ハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記データ解析部は、前記テキスト・データ中のコメント部分の記述にもとづいて、前記ハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定する、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記データ解析部は、前記テキスト・データ中の描画関連情報部分の記述にもとづいて、前記ハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定する、請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記テキスト・データ中の描画関連情報部分は、前記ハードウェア・キーに対応する機能が割り当てられ、前記ユーザ・インタフェース表示部に表示されるソフトウェア・キーの描画に関連する記述を含み、
    前記データ解析部は、前記ソフトウェア・キーの描画に関連する記述に基づいて、前記ソフトウェア・キーに対応する機能が割り当てられた前記ハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定し、
    前記ハードウェア・キー制御部は、前記データ解析部の判定に基づいて、前記ソフトウェア・キーに対応する機能が割り当てられた前記ハードウェア・キーの操作の有効/無効を制御する、請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記ソフトウェア・キーの描画に関連する記述には、前記ソフトウェア・キーの名称および前記ソフトウェア・キーの表示色に関する記述が含まれ、
    前記データ解析部は、前記ソフトウェア・キーの名称および前記ソフトウェア・キーの表示色に関する記述に基づいて、前記ソフトウェア・キーに対応する機能が割り当てられた前記ハードウェア・キーの操作の有効/無効を判定し、
    前記ハードウェア・キー制御部は、前記データ解析部の判定に基づいて、前記ソフトウェア・キーに対応する機能が割り当てられた前記ハードウェア・キーの操作の有効/無効を制御する、請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記ユーザ・インタフェース入力部は、前記ハードウェア・キーとして、ジョブの実行指示を受け付けるスタート・キーを備え、
    前記データ解析部は、前記ページ・データに基づいて、前記スタート・キーの操作の有効/無効を判定し、
    前記ハードウェア・キー制御部は、前記データ解析部の判定に基づいて、前記スタート・キーの操作の有効/無効を制御する、請求項1乃至6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 前記スタート・キーは、操作の有効/無効をユーザに通知する表示手段を備え、
    前記ハードウェア・キー制御部は、前記データ解析部の判定に基づいて、前記スタート・キーの表示手段を制御する、請求項5に記載の画像処理装置。
  9. さらに、操作が有効化されているハードウェア・キーが押下された場合において、当該押下にかかるハードウェア・キーに割り当てられた機能を実行する前に、画像処理装置の内部状態を調査し、当該調査の結果から当該機能を実行不可能であると判断した場合には、前記操作が有効化されているハードウェア・キーの押下を無効化する制御部を有する、請求項1乃至8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 通信インタフェース部と、
    ウェブブラウザからのリクエストに応答してページ・データを前記ウェブブラウザへ送るウェブサーバ部と、
    前記ウェブサーバ部を介して受け取った、前記リクエストにもとづく指示に従って所定の処理を実行し、マークアップ言語で記述されたテキスト・データを前記ウェブサーバ部へ返すアプリケーションサーバ部と、
    前記ウェブブラウザが実装された画像処理装置から送られてくるデータを蓄積し、前記画像処理装置の状態に関するデータベースを構成するデータサーバ部と、を有し、
    前記アプリケーションサーバ部は、前記指示に基づいて、前記データサーバ部に対して前記画像処理装置の状態を照会し、該照会の応答に基づいて、前記画像処理装置が備えるハードウェア・キーの操作の有効/無効を決定し、該決定にもとづいて、前記テキスト・データを生成する、サーバ装置。
  11. 前記アプリケーションサーバ部は、前記マークアップ言語で記述されたテキスト・データ中にコメント部分を構成し、該コメント部分において、前記画像処理装置が備えるハードウェア・キーの操作の有効/無効を記述する、請求項10に記載のサーバ。
  12. 前記アプリケーションサーバ部は、前記マークアップ言語で記述されたテキスト・データ中に、前記ハードウェア・キーに対応する機能が割り当てられ、前記ウェブブラウザが前記画像処理装置のユーザ・インタフェース表示部に表示させるソフトウェア・キーの描画に関連する記述を含む描画関連情報部分を構成し、該描画関連情報部分において、前記ソフトウェア・キーに対応する機能が割り当てられたハードウェア・キーの操作の有効/無効を記述する、請求項10に記載のサーバ。
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