JP2010055207A - 文字入力装置、文字入力方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

文字入力装置、文字入力方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2010055207A
JP2010055207A JP2008217161A JP2008217161A JP2010055207A JP 2010055207 A JP2010055207 A JP 2010055207A JP 2008217161 A JP2008217161 A JP 2008217161A JP 2008217161 A JP2008217161 A JP 2008217161A JP 2010055207 A JP2010055207 A JP 2010055207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
input
pressed
soft keyboard
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008217161A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kato
昌男 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008217161A priority Critical patent/JP2010055207A/ja
Publication of JP2010055207A publication Critical patent/JP2010055207A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

【課題】直感的に文字入力が可能な文字入力装置、文字入力方法、プログラム及び記憶媒体を提供すること。
【解決手段】多点入力が可能なタッチパネル30を搭載した文字入力装置100であって、タッチパネル30の押下位置の位置情報を取得する押下情報取得手段51と、文字種の一覧32と、該一覧で押下された文字種のソフトキーボード34と、ソフトキーボード34で押下された文字を表示する入力文字欄33と、が配置された文字入力画面、を表示する表示制御手段42c、42fと、押下情報取得手段51により、一覧の文字種のいずれかが押下された状態で、ソフトキーボードの押下位置が予め定めた態様で移動したことが検出されると、ソフトキーボードの押下位置に対応した文字の文字コードをメモリ53に記憶する文字入力手段52と、メモリに記憶された文字コードの文字を入力文字欄に表示する文字表示手段54と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、タッチパネルを搭載した文字入力装置であって、特に、2点のタッチ位置を組み合わせて、文字の入力等が可能な文字入力装置、文字入力方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
家電やオフィス機器等の操作部にタッチパネルを搭載し、タッチパネルに多彩でユーザフレンドリーな操作メニューを表示する、いわゆるリッチコンテンツ化されたユーザインターフェイス(以下、UIという)が考えられている。家電やオフィス機器等の機能の複雑化や多様化に伴い、操作メニューも複雑化したり高階層化しているため、リッチコンテンツなUIにおいて問題となるのは、いかに操作を直感的に容易にするかである(例えば、特許文献1、2参照。)。
特に、漢字、ひらがな、カタカナなどを使い分けることができる例えば日本語等で顕著であるが、多くの文字種がある言語での文字入力に関して、より入力しやすいUIが望まれている。
この点について、特許文献1には、回転可能なホイールを操作パネルの周囲に設け、ホイールの回転量に応じて操作メニューの各項目や候補文字などを順次指定すると共に、押下することで確定入力できるUIが記載されている。しかしながら、特許文献1のよう新たにホイールを設けることはコスト増となるおそれがある。
また、特許文献2には、マルチポイント・タッチ・スクリーンなどのマルチポイント感知デバイスによりユーザの操作部を検出し、対応するマルチポイント・ジェスチャを識別するUIが記載されている。例えば、左手が触れた位置にコントロールボックスを表示し、コントロールボックス内のボタンをタッチすると、そのボタンに応じたタスクがその他の領域に表示される。したがって、例えば、ユーザの右手で行われた同一のジェスチャに、左手側のボタンのいずれが選択されたかに依存して、複数の意味を持たせることが可能である。
特開2007−128381号公報 特表2008−508601号公報
しかしながら、特許文献2では、日本語のように多様な文字種のある言語での文字入力に関して考慮されておらず、直感的に文字入力できないとう問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、直感的に文字入力が可能な文字入力装置、文字入力方法、プログラム及び記憶媒体を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、多点入力が可能なタッチパネルを搭載した文字入力装置であって、タッチパネルの押下位置の位置情報を取得する押下情報取得手段と、文字種の一覧と、該一覧で押下された文字種のソフトキーボードと、ソフトキーボードで押下された文字を表示する入力文字欄と、が配置された文字入力画面、を表示する表示制御手段と、押下情報取得手段により、前記一覧の文字種のいずれかが押下された状態で、ソフトキーボードの押下位置が予め定めた態様で移動したことが検出されると、ソフトキーボードの押下位置に対応した文字の文字コードをメモリに記憶する文字入力手段と、メモリに記憶された文字コードの文字を前記入力文字欄に表示する文字表示手段と、を有することを特徴とする。
直感的に文字入力が可能な文字入力装置、文字入力方法、プログラム及び記憶媒体を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、文字入力装置100が提供する文字入力画面の一例を示す図である。文字入力装置100は、操作パネル30に文字入力画面を表示する。操作パネル30は、多点同時検出が可能なタッチパネルを備え、文字入力画面は左手入力領域と右手入力領域に分かれている。左手入力領域には制御ボタン31と文字種指定ボタン32とが表示され、右手入力領域には入力ボックス33とソフトキーボード34が表示されている。
文字種指定ボタン32は、カタカナ、ひらがな、数字、アルファベット等の文字種を指定する各ボタン「ア」「あ」「1」「A、a」を有し、ユーザが各ボタンのいずれかに触れると対応するソフトキーボード34が表示される。ユーザがソフトキーボード34のキーに触れる(後述する弾く操作をすると)ことで、入力ボックス33に次々と文字を表示することができる。単にタッチするのでなくこの「弾く」操作により文字を入力することで、入力ミスを低減して直感的な入力を可能が可能となる。
また、制御ボタン31は、例えば「コピー」「ペースト」「修正」の各ボタンを供え、いったん入力ボックス33に入力した文字に対し、コピー、削除、移動、修正、文字へのペースト等の操作を可能とする。例えば、左手で「コピー」を押下しながら、右手で入力ボックス33の文字を「なぞる」ことでなぞった文字をコピーすることができる。
このように、本実施形態の文字入力装置100は、左手入力領域で入力又は操作を指定しながら、右手入力領域でタッチパネルを弾いたりなぞったりすることでユーザの入力内容を特定するので、直感的な文字入力が可能となる。
なお、以下では左手入力領域を左手で操作し、右手入力領域を右手で操作することを前提に説明するが、左手又は右手1つで左手入力領域と右手入力領域を共に操作してもよい。本実施形態の右利きのユーザ用の文字入力画面だけでなく、左利きのユーザ用に右手入力領域と左手入力領域が左右に反転した文字入力画面を表示可能としてもよい。また、ユーザが単にタッチパネルに触れることを「押下」といい、押下しながら押下位置を移動させる2つの移動態様をそれぞれ「弾く」「なぞる」と称する。
なお、文字入力装置100が提供する一連のユーザインターフェイス(以下、UIという)は、タッチパネルを搭載したあらゆる機器に適用可能である。例えば、MFP(Multifunction Peripheral)、家電、コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、PHS,スマートフォン等である。本実施例では、MFPへの適用例を説明する。
〔MFP200の構成〕
図2は、MFP200のハードウェア構成図の一例を示す。MFP200のハードウェア構成は公知のものを使用できる。MFP200は、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ装置又は複写機のうち1以上の機能を備えた機器であればよく、必ずしも2以上の機能を備えている必要はない。
MFP200は、コントローラ50と、ファックス制御ユニット26、プロッタ27、スキャナ28、及び、その他ハードウェアリソース29とがシリアルインターバス(PCIバスやPCI−Express等)で接続されている。また、コントローラ50にはユーザが操作する操作パネル30が接続されている。
コントローラ50は、ファックス制御ユニット26、プロッタ27,スキャナ28及びその他ハードウェアリソース29を用いて、原稿の読み取り、印刷、ファクシミリ送受信、操作パネル30からの入力等を処理する、MFP200全体の制御部である。
プロッタ27は、白黒プロッタ及び/又は1ドラムカラープロッタであり、印刷対象データやスキャナ28が読み取った画像データに基づき、1ページ毎の画像を形成し、用紙に転写する。例えば、レーザービームを用いた電子写真プロセスを使って、感光ドラム等に形成したトナー画像を用紙に転写し、定着装置により熱と圧力により定着して出力する。
また、スキャナ28は、コンタクトガラスに載置された原稿を光学的に走査して、その反射光をA/D変換して公知の画像処理を施し所定の解像度のデジタルデータに変換し画像データを生成する。
ファックス制御ユニット26は、NCU(Network Control Unit)を介して公衆通信網に接続し、例えばG3、G4規格のファクシミリに対応した通信手順(通信プロトコル)等に従いファクシミリの送受信を行う。ファックス制御ユニット26は、画像データにデータ圧縮や変調等の信号処理を施して送信すると共に、相手先から受信した画像データにデータの伸長やエラー訂正等を施し画像データを復元する。
コントローラ50は、CPU11と、NB(North Bridge)13、MEM−P12、MEM−C14と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、ハードディスクドライブ(以下、HDD15という)とを有する。また、その他、外部とのインターフェイスを提供するNIC(Network Interface Card)18と、無線LANI/F19と、IEEE134I/F21と、USBホスト22と、メモリカードI/F23と、を有する。
CPU11は、MEM−P12、ASIC16、及び、USBホスト22等を結ぶバスに流通するデータの送信制御を行うNB13を介して、MFP200の全体を制御する。また、HDD15に記憶された文字入力プログラム20を実行して、後述する各機能を実現する。
NB13は、CPU11とMEM−P12、AGPとを接続するためのブリッジICであり、MEM−P12は、画像処理装置100の描画用メモリなどとして用いるシステムメモリである。
MEM−C14は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いられるローカルメモリであり、ASIC16は、多数のレジスタや論理回路を備え、各モータドライバの制御部の他、ヘッドパルス生成部等として機能する。また、ASIC16は、AGP、HDD15およびMEM−C14をそれぞれ接続するブリッジの役割も果たす。
操作パネル30は、ユーザからの入力操作の受け付け並びにユーザに向けた表示をおこなう操作部であり、キーボードの他にタッチパネルを入力手段として有し、LCD(液晶ディスプレイ)等の表示部と兼用されている。
HDD15は、画像データ、OS(Operating System)44やアプリケーション41などの各種のプログラム、フォントデータ等を記憶する記憶手段である。本実施形態ではHDD15に、文字入力プログラム20が記憶されている。文字入力プログラム20は、メモリカード24に記憶して配布されHDD15にインストールされるか、又は、サーバからダウンロードしてHDD15にインストールされる。なお、メモリカード24は、例えば、USBメモリ、SDカード、マルチメディアカード、xDカード等である。
〔MFP200の機能構成〕
図3は、MFP200の機能構成を模式的に示す図である。MFP200は、アプリケーション41と、API(Application Interface)と、コントロールサービス42と、SRM(システムリソースマネージャ)43と、OS44と、エンジンI/Fと、ハードウェアリソース45と、を有する。
コントロールサービス42は、アプリケーション41からの処理要求を解釈してハードウェアリソース45の獲得要求を発生させる。SRM43は、コントロールサービス42からの獲得要求を調停する。コントロールサービス42は、複数のサービスモジュールにより形成され、プロッタ27、スキャナ28等のハードウェアリソース45を制御するECS(エンジンコントロールサービス)42aと、画像メモリの取得および解放、HDD15の利用、画像データの圧縮および伸張などを行うMCS(メモリコントロールサービス)42bと、操作パネル30を制御して、操作パネル30のキー押下をキーイベントとして取得し、取得したキーに対応するキーイベント関数をSCS(システムコントロールサービス)42fに送出するOCS(オペレーションパネルコントロールサービス)42cと、公衆電話網を利用したファクシミリ送受信、受信したファクシリミリデータの記録、印刷、送信するファクシリミリの読み取り、等を行うFCS(ファックスコントロールサービス)42dと、ネットワークに接続するアプリケーション41に対してネットワーク側から各プロトコルに従い受信したデータを各アプリケーション41に送出し、アプリケーション41からネットワークを介してデータを送信するNCS(ネットワークコントロールサービス)42eと、アプリケーション41の管理、操作パネル30の制御、システム画面
表示、LED表示、リソース管理、割り込みアプリの制御などを行うSCS42fと、を有する。
OS44は、UNIX(登録商標)やLINUX(登録商標)などの汎用的なオペレーティングシステムであり、アプリケーション41やコントロールサービス42の各サービスモジュールを平行に動作させる。
アプリケーション41は、あらかじめ定義された関数(API)によってコントロールサービス42に処理を要求する。アプリケーション41は、例えば、ページ記述言語で記述された印刷対象データをラスターデータに展開し、印刷条件に従い印刷するプリンタアプリと、コピー時に読み取りから印刷までを実行するコピーアプリと、ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリと、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリと、ネットワークファイル用アプリケーションであるWebアプリ等である。
本実施形態の文字入力装置100は、OCS42cとSCS42fの機能を利用して文字の入力と、入力された文字の操作を可能にしている。OCS42cは操作パネル30に各種画面を表示する描画関数があらかじめ登録されたOCS関数ライブラリ55を備えている。ユーザがキーを押下した場合はキーに対応するキーイベントを検出してSCS42fに、また、アプリケーション41がAPIを介してOCS42cに画面の表示を要求するとその情報をSCS42fに、それぞれ送出する。これにより、SCS42fはOCS関数ライブラリ55から指定された描画関数を読み出して、ユーザ操作やアプリケーション41の要求に応じた画面を表示する。
文字入力サービス46は、1つのアプリケーション41、コントロールサービス42の1プロセス、又は、OCS42c若しくはSCS42fと一体に構成され、操作パネル30の画面が操作画面モード(MFP200を操作してコピーしたりスキャン等する画面)から、文字入力モードの文字入力画面に切り替えられた際に、直感的な文字の入力や操作を可能にする。なお、文字入力サービス46は、CPU11が文字入力プログラム20を実行することで実現される。
〔操作パネル30〕
操作パネル30が備えるタッチパネルについて説明する。タッチパネルにおいてユーザの押下位置を検出する方式には、静電容量方式、抵抗膜方式、音響パルス認識方式、超音波表面弾性波方式、赤外遮光方式、画像認識方式など種々あるが、ここでは2点を同時に検出可能な方式であればよく、例えば静電容量方式や光学方式のタッチパネルを備える。
図4は、操作パネル30が検出するユーザの押下位置を模式的に説明する図の一例である。図4では、左手と右手による複数の押下位置が検出されている。操作パネル30は、2以上の押下位置の座標(x、y)、(x、y)を検出し、それぞれに一意の識別IDを付与してコントローラ50に送出する。なお、座標だけでなく、指の接触面積や押下力(タッチパネルの変位量)等を検出してもよい。
静電容量方式の場合、操作パネル30の四隅に電流検出器を設けておき、押下位置から各電流検出器に流れるその距離に比例した電流を演算して押下位置を算出する。光学方式の場合、画素内に形成したフォトダイオードで画素付近の光の変化を検知し、ユーザが押下したか否、押下したのであればその画素の位置を検出する。
操作パネル30は、押下位置の座標をサイクル時間毎に検出する。したがって、ユーザの指が同じ位置に留まっていれば人間の生理現象に伴いわずかに変位しながらほぼ同じ座標が得られる。これに対し、ユーザが指をタッチパネルに触れた状態で移動させた場合(弾いたり、なぞったりした場合)、サイクル時間毎に移動方向に変位した座標が検出される。したがって、押下位置の座標を監視することで、押下位置の移動の態様(ユーザの押下の態様)を検出することができる。
〔押下情報の検出〕
図5は、文字入力装置100の機能ブロック図の一例を示す。図5の機能ブロックのうち、押下情報取得部51、文字入力処理部52及び文字表示処理部54は、文字入力サービス46が提供する機能である。
ユーザが操作パネル30を押下した押下位置の位置情報は、上述した2つのモードに応じてOCS42c又は押下情報取得部51に送出される。文字入力モードと操作画面モードは、ユーザの操作やアプリケーション41の要求により交互に切り替えることが可能となっている。
操作画面モードの場合、OCS42cが操作パネル30の押下に応じて取得したキーイベント関数はそのままSCS42fに送出され、SCS42fはOCS42cから受信したキーイベント関数をOCS関数ライブラリ55から読み出し実行し、操作パネル30に画面を表示する。操作画面モードから文字入力モードに切り替える際も同様であって、ユーザが文字入力モードに切り替えるボタン操作等を入力すると、SCS42fは図1に示したような文字入力画面を表示する。
文字入力モードの場合、操作パネル30が検出した座標はいったん押下情報取得部51に入力される。押下情報取得部51は、文字入力画面の左手入力領域と右手入力領域との押下位置をそれぞれ監視し、本実施形態の特徴部であるユーザの押下情報を取得する。この押下情報は、MFP内では文字を入力するためのキーイベント関数となる。
文字入力モードでは、SCS42fは押下情報を文字入力処理部52に送出する。文字入力処理部52は、押下情報と文字の入力及び操作の内容を対応づけた文字操作テーブルに基づき、文字の入力又は文字の操作を行いテキストメモリ53に反映する(記憶する)。押下情報については後述する。
テキストメモリ53は、テキストRAMなどで構成されており、入力ボックス33に表示される文字の文字コードを記憶する。ユーザが入力した文字は、入力順にテキストメモリ53に格納され、文字表示処理部54はアドレスの昇順又は降順にテキストメモリ53から文字コードを読み出す(必要であれば行と位置、属性等を含む)。この文字コードを、OCS関数ライブラリ55の文字入力画面の描画関数に渡すことで、文字入力画面の入力ボックス33にはユーザが入力した文字が表示される。
したがって、テキストメモリ53における記憶位置(アドレス)がそのまま入力ボックス33における表示位置になるが、テキストメモリ53に、各文字コードの行番号と列番号を対応づけて記憶してもよい。後者の場合、テキストメモリ53に記憶する文字コードの自由度を増すことができる。また、ユーザが入力したり、入力ボックス33に表示する文字に、色、フォントタイプ、大きさ等の属性を設定可能な場合、文字コードに加え、これらの属性が記憶される。
〔押下情報〕
押下情報について説明する。押下情報は、左手入力領域と右手入力領域の押下位置、押下位置の移動方向及び押下位置の移動速度(加速度でもよい)の1以上を組み合わせたものである。本実施形態では左手入力領域では押下位置のみが検出されるが、左手入力領域においても押下位置の移動を検出し、より多様な押下情報の入力を可能としてもよい。
図6は、押下情報を説明するための図を、図7は文字操作テーブルの一例をそれぞれ示す。図7に示すように、左手入力領域では左手が静止しているものとすると、左手入力領域の座標(x, y)は全ての押下情報に共通となる。
図6(a)は押下位置がほぼ静止している場合の座標を時系列(時刻t1〜tn)に示したものである。静止している場合、サイクル時間毎に検出した押下位置の座標(x(t1),y(t1))、(x(t2),y(t2))…は互いにほぼ等しいとしてよい。
押下情報取得部51が、左手入力領域の静止した座標を検出しそれが、文字種指定ボタン32の位置に対応する場合、押下情報取得部51はOCS関数ライブラリ55からソフトキーボード34の描画関数を呼び出し操作パネル30に表示する。ソフトキーボード34は、文字種指定ボタン32が押下されている間のみ表示されてもよいし、最後に押下した文字種指定ボタン32に対応したソフトキーボード34を表示したままとしてもよい。しかしながら、両手を用いた直感的な操作という点からは、仮に、文字種指定ボタン32を離した後もソフトキーボード34を表示したままとしても、文字の入力には、文字種指定ボタン32とソフトキーボード34との双方を共通した時間帯に押下した状態を必要とすることが好ましい。
図6(b)は押下位置を上方向に弾く操作の座標を時系列に示したものである。図4に示した座標系においてユーザが押下位置を上方向に弾くと、押下位置のx座標は同程度としてよく、y座標が短時間に増大する。かかる押下位置の移動態様を検出するため、押下情報取得部51は、起点の座標(x(t1),y(t1))から弾き終わるまでの終点の座標(x(tn),y(tn))からベクトルSを生成する。その長さが所定値以上でかつ座標の移動速度Vがv1以上の場合、ユーザが意図的に指を弾いたと判定してよい。したがって、ユーザが右手入力領域で押下した文字を指定する起点の座標(x(t1),y(t1))、弾いた方向θ及び移動速度Vを押下情報とすることができる。
なお、移動速度Vは、ベクトルSの長さを移動するまでの時間Tで割った値から検出される。移動速度Vを時間的に微分し加速度から弾く操作を検出してもよい。また、方向θは例えば水平方向を基準に計測され、方向θに応じて異なる操作を入力することが可能となる。例えば、方向θを0度、90度、180度、270度、の4つのいずれかに近似するとすれば、4つの異なる操作を入力できる。
弾く操作と似た操作になぞる操作(押下位置を移動させる操作)がある。なぞる操作は、入力ボックス33の1文字以上の文字をコピーする場合に利用される。弾く操作と異なるのは、座標が変化する速さと、終点の座標が必要になる点である。また、ベクトルSの長さが弾く操作よりも長い場合が多い。したがって、起点の座標(x(t1),y(t1))と弾き終わった終点の座標(x(tn),y(tn))からベクトルSを生成し、その長さが所定値以上でかつ移動速度がv1未満の場合、ユーザが意図的に指を移動したと判定することができる。このため押下情報は、弾く操作の押下情報に終点の座標(x(tn), y(tn))を加えたものとすることができる。終点の座標によりコピー範囲等を検出することができるようになる。
また、左手入力領域及び右手入力領域のそれぞれで、2本以上の指で押下しても押下情報取得部51はそれを検出することができる。例えば、アルファベットを入力する際、大文字とのアルファベットと小文字のアルファベットを区別することなく文字種指定ボタン32を表示し、何本の指が文字種指定ボタン32を押下するかにより大文字と小文字を切り替えて表示することができる。この場合、左手入力領域における複数の座標が押下情報となる。右手入力領域の押下情報は、例えば弾く操作と同じである。
以上から、押下情報としては、(x(t1),y(t1))、(x(tn),y(tn))、方向θ、移動速度Vがあれば十分となる。また、より好ましくは(x(t1),y(t1))〜(x(tn),y(tn))の座標を含めることで、直線以外の移動を検出し、多様な押下情報の取得が可能となる。なお、必要な押下情報は、押下された制御ボタン31によっても変わるので、押下情報取得手段は押下された制御ボタン31に応じて取得する押下情報の一部を取捨してもよい。
〔文字入力画面〕
図8は、文字操作テーブルの一例を示す図である。図示するように押下情報に対応づけて、文字をどのように操作するかが登録されている。以下、図8を参照しながら、種々の文字入力画面について説明する。
図9(a)(b)と図10(a)〜(c)は、左手入力領域の文字種指定ボタン32が選択された場合に操作パネル30に表示される文字入力画面の一例を示す。図9(a)は左手入力領域の文字種指定ボタン32において「ア」が押下された場合に、表示されるソフトキーボード34の一例を示す。図示するように、50音順にカタカナで「ア」〜「ン」が表示されている。左手入力領域の「ア」を押下した状態で、ユーザが右手の指で例えば「ネ」を上方向に弾くと、文字入力処理部52はその押下情報から「ネ」という文字の入力であることを検出する。すなわち、(x、y)と(x(t1), y(t1))の組み合わせからから「ネ」の文字コードを特定し、押下位置の移動速度Vから弾く操作であること、方向θ(90度)から文字入力であることを検出する。テキストメモリ53には「ネ」の文字コードが記憶され、文字入力画面の入力ボックス33にはユーザが入力した「ネ」が表示される。なお、ソフトキーボードの押下されたキーを大きく表示して、ユーザが選択しやすくしてもよい。
図9(b)は左手入力領域の文字種指定ボタン32において「あ」が押下された場合に、表示されるソフトキーボード34の一例を示す。図示するように、50音順にひらがなで「あ」〜「ん」が表示されている。カタカナの場合と同様に、ユーザが右手の指で例えば「ね」を上方向に弾くと、テキストメモリ53には「ね」の文字コードが記憶され、文字入力画面の入力ボックス33にはユーザが入力した「ね」が表示される。
図10(a)は左手入力領域の文字種指定ボタン32において「1」が押下された場合に、表示されるソフトキーボード34の一例を示す。図示するように、「0〜9」の数値、「*」「#」が表示されている。カタカナの場合と同様に、ユーザが右手の指で例えば「1」を上方向に弾くと、テキストメモリ53には「1」の文字コードが記憶され、文字入力画面の入力ボックス33にはユーザが入力した「1」が表示される。
図10(b)は左手入力領域の文字種指定ボタン32において「A,a」が押下された場合に、表示されるソフトキーボード34の一例を示す。図示するように、小文字のアルファベット「a〜z」が表示されている。カタカナの場合と同様に、ユーザが右手の指で例えば「p」を上方向に弾くと、テキストメモリ53には「p」の文字コードが記憶され、文字入力画面の入力ボックス33にはユーザが入力した「p」が表示される。
アルファベットには大文字と小文字があるため、文字種指定ボタン32にて大文字用のボタンと小文字用のボタンを表示してもよいが、大文字と小文字を兼用することで文字種指定ボタン32の表示領域を節約できる。本実施形態では、例えば、文字種指定ボタン32において「A,a」を2箇所で押下することで、大文字のアルファベットの入力可能とする。
図10(c)は左手入力領域の文字種指定ボタン32において「A,a」が2箇所で(2本の指で)押下された場合に、表示されるソフトキーボード34の一例を示す。図示するように、大文字のアルファベット「A〜Z」が表示されている。カタカナの場合と同様に、ユーザが右手の指で例えば「P」を上方向に弾くと、テキストメモリ53には「P」の文字コードが記憶され、文字入力画面の入力ボックス33にはユーザが入力した「P」が表示される。
図10(c)では大文字と小文字を、押下位置の数で切り替えたが、例えばカタカナ入力を可能とする「ア」を、1箇所で押下した場合は全角で、2箇所で押下した場合は半角で、それぞれ切り替えて入力可能としてもよい。
入力ボックス33にユーザが一連の文字を入力した後、ユーザがその文字をアプリケーション41に渡したり、HDD15に記憶しておきたい場合がある。このような文字の確定を可能にするため、左手入力領域で何も押下されていない状態で、入力ボックス33に所定の押下情報が入力されると、入力ボックス33の文字列を確定することができる。
図11(a)は、入力ボックス33の文字(文字列)の確定操作を説明する図の一例である。ユーザが入力ボックス33で押下位置を上方向に弾くと、文字入力処理部52はその押下情報から、入力ボックス33の文字の確定であることを検出する。すなわち、(x、y)が検出されず、(x(t1), y(t1))から入力ボックス33の押下であることを検出する。また、押下位置の移動速度Vから弾く操作であること、方向θ(90度)から文字の確定であることを検出する。
文字入力処理部52は、例えばテキストメモリ53に記憶された全ての文字の文字コードを、アプリケーション41の共有メモリに記憶したり、HDD15に記憶する。これにより、ソフトキーボード34で入力した文字をアプリケーション41で利用可能となる。このとき、テキストメモリ53に記憶された文字コードは初期化してもよいし、記憶したままとしてもよい。
以上説明したように、文字の入力においては左手入力領域と右手入力領域を使い分け、それぞれ1回の押下で文字を入力できるので、直感的で効率的な文字入力が可能となる。また、文字の入力においては、ソフトキーボード34の文字を「弾く」必要があるため、押し間違いしても弾くまではその文字が入力されず、ユーザの入力ミスを低減することができる。また、弾く操作は、v1以上の速度で押下位置を変更する必要があるので、押下している間に誤って指が移動してしまったり、なぞりながら入力する文字を選択するようなユーザであっても、入力ミスを低減することができる。
<修正>
続いて、制御ボタン31押下時の文字の操作についてその文字入力画面と共に説明する。入力ボックス33に入力した一連の文字を修正したい場合がある。本実施形態では、左手入力領域で「修正」が押下された状態で、入力ボックス33の修正対象の文字を弾くことでその文字を修正することができる。
図11(b)は、入力ボックス33の文字の修正を説明する図の一例である。左手入力領域の制御ボタン31の「修正」を押下した状態で、ユーザが入力ボックス33の文字を下方向に弾くと、文字入力処理部52はその押下情報から、入力ボックス33の文字の修正であることを検出する。すなわち、(x、y)から「修正」が押下されていることを検出し、(x(t1), y(t1))から入力ボックス33の文字「う」を特定する。また、押下位置の移動速度Vから弾く操作であること、方向θ(270度)から文字の修正であることを検出する。
文字表示処理部54は、例えば入力ボックス33の「う」を反転表示することで、「う」が修正対象であることをユーザに通知する。そして、ソフトキーボード34から新たに文字が入力されると、文字入力処理部52はテキストメモリ53における「う」の文字コードを新たに入力された文字コード(例えば「A」)に置き換える。文字表示処理部54は、置き換えられた文字コードを含めテキストメモリ53の一例の文字コードに対応する文字を入力ボックス33に表示する。
<削除>
入力ボックス33に入力した文字を削除したい場合がある。本実施形態では削除する場合、左手入力領域で「修正」が押下された状態で、入力ボックス33の削除対象の文字を弾く。
図12(a)は、入力ボックス33の文字の削除を説明する図の一例である。左手入力領域の制御ボタン31の「修正」を押下した状態で、ユーザが入力ボックス33の文字を上方向に弾くと、文字入力処理部52はその押下情報から、入力ボックス33の文字の削除であることを検出する。すなわち、(x、y)から「修正」が押下されていることを検出し、(x(t1), y(t1))から入力ボックス33の文字「う」を特定する。また、押下位置の移動速度Vから弾く操作であること、方向θ(90度)から文字の削除であることを検出する。
文字入力処理部52は、テキストメモリ53の「う」の文字コードを削除すると共に、「う」よりも下位のアドレスの文字コードを1文字のバイト数分だけ移動する。これにより、入力ボックス33の空欄を無くして、「う」を削除することができる。文字表示処理部54は、「う」の文字コードが削除されたテキストメモリ53の一連の文字コードに対応する文字を入力ボックス33に表示する。
本実施形態の修正・削除方法であれば、左手入力領域で「修正」を押下しながら、右手入力領域で削除又は修正したい文字を弾くだけでよいので、従来のように、削除(修正)ボタンの押下、文字の指定等のステップを低減し、直感的に文字を修正又は削除することができる。
<移動>
入力ボックス33に入力した文字を移動したい場合がある。本実施形態では、文字を移動する場合、左手入力領域で「修正」が押下された状態で、入力ボックス33の移動したい文字を移動方向に弾く。
図12(b)は、入力ボックス33の文字の移動を説明する図の一例である。左手入力領域の制御ボタン31の「修正」を押下した状態で、ユーザが移動させたい入力ボックス33の文字を右又は左方向に弾くと、文字入力処理部52はその押下情報から、入力ボックス33の文字の移動であることを検出する。すなわち、(x、y)から「修正」が押下されていることを検出し、(x(t1), y(t1))から入力ボックス33の文字「う」を特定する。また、押下位置の移動速度Vから弾く操作であること、方向θ(0度又は180度)から文字の移動であることを検出する。
例えば右方向に弾かれた場合、文字入力処理部52は、テキストメモリ53の「う」と「え」の文字コードを入れ替える。これにより、「う」を右に1列移動することができる。文字表示処理部54は、文字コードが入れ替えられたテキストメモリ53の一連の文字コードに対応する文字を入力ボックス33に表示する。複数の列、文字を移動したい場合は、この作業を繰り返せばよい。
本実施形態の移動方法であれば、左手入力領域で「修正」を押下しながら、右手入力領域で移動したい文字を移動方向に弾くだけでよいので、従来のように、移動ボタンの押下、移動方向の指定、文字の指定等のステップを低減し、直感的に文字を移動することができる。
<コピー>
入力ボックス33に入力した文字を、コピーしておき再利用した場合がある。本実施形態ではコピーする場合、左手入力領域で「コピー」が押下された状態で、入力ボックス33で所望のコピー範囲を押下しながら移動させる(なぞる)。
図13(a)は、入力ボックス33への文字のコピーを説明する図の一例である。左手入力領域の制御ボタン31の「コピー」を押下した状態で、ユーザが入力ボックス33の所定位置から所定位置まで押下位置を移動させると、文字入力処理部52はその押下情報から、入力ボックス33の文字のコピーであることを検出する。すなわち、(x、y)から「コピー」が押下されていることを検出し、(x(t1), y(t1))と(x(tn), y(tn))からコピーする文字の範囲を特定する。図では「う」〜「お」が特定されている。また、押下位置の移動速度Vから移動する操作であることを検出する。
文字入力処理部52は、テキストメモリ53の「う」〜「お」の文字コードを読み出し、MEM−P12やHDD15などに設けられた作業領域に記憶する。これにより、「う」〜「お」の文字コードをコピーすることができた。入力ボックス33の表示は変わらないが、例えばコピーされたことをユーザに通知するため、「う」〜「お」を反転表示してもよい。
本実施形態のコピー方法であれば、左手入力領域で「コピー」を押下しながら、右手入力領域でコピーしたい文字をなぞるだけでよいので、従来のように、コピーボタンの押下、コピー開始位置と終了位置の指定、コピー実行等のステップを低減し、直感的に文字をコピーすることができる。
<ペースト>
入力ボックス33にソフトキーボード34を用いずに文字を入力したい場合がある。このような文字入力はペーストとして知られており、作業領域に記憶した文字コードを指定された箇所に挿入することができる。本実施形態ではペーストする場合、左手入力領域で「ペースト」が押下された状態で、入力ボックス33の挿入を希望する位置で指を弾く。
図13(b)は、入力ボックス33への文字のペーストを説明する図の一例である。左手入力領域の制御ボタン31の「ペースト」を押下した状態で、ユーザが入力ボックス33の所定位置で文字を上方向に弾くと、文字入力処理部52はその押下情報から、入力ボックス33への文字のペーストであることを検出する。すなわち、(x、y)から「ペースト」が押下されていることを検出し、(x(t1), y(t1))から入力ボックス33の挿入位置を特定する。図では「う」が特定されているが、「う」の下方を弾いてもよい。また、押下位置の移動速度Vから弾く操作であること、方向θ(90度)から文字の挿入であることを検出する。
文字入力処理部52は、作業領域の文字の文字数をカウントし、テキストメモリ53の「う」以降の文字コードをその文字数だけ移動する。そして、作業領域の文字コードをテキストメモリ53の空いたアドレスに記憶する。これにより、入力ボックス33に文字を挿入することができる。文字表示処理部54は、新たに文字コードが挿入されたテキストメモリ53の一連の文字コードに対応する文字を入力ボックス33に表示する。
本実施形態のペースト方法であれば、左手入力領域で「ペースト」を押下しながら、右手入力領域でペーストしたい位置を弾くだけでよいので、従来のように、ペーストボタンの押下、ペースト位置の指定、ペースト実行等のステップを低減し、直感的に文字をペーストすることができる。
なお、以上説明した押下情報と文字入力、文字操作の関係はあくまで一例にすぎず、例えば右手入力領域の「弾く」操作を、チェックマーク(レ)や円状の押下位置の移動態様で代用してもよい。また、例えば、いわゆるダブルクリックのような、所定時間内の2回の押下を「弾く」操作の代わりに用いてもよいし、この押下情報により上記以外の文字の操作を可能としてもよい。
〔文字入力の手順〕
以上の構成を用いた文字入力の手順について図14のフローチャート図に基づき説明する。図14のフローチャート図は例えば文字入力画面が表示されるとスタートする。
文字入力処理部52は、押下情報を参照し左手入力領域が押下されているか否かを判定する(S10)。
左手入力領域が押下されている場合(S10のYes)、文字入力処理部52は左手入力領域の座標(x、y)から、制御ボタン31又は文字種指定ボタン32のうち押下されているボタンを特定する(S20)。
文字入力処理部52は左手入力領域の座標(x、y)に基づき左手入力領域の押下位置がアルファベット「A、a」か否かを判定する(S30)。「A、a」が押下されている場合(S30のYes)、「A、a」に2つの押下位置が検出されているか否かを判定する(S70)。
「A、a」が同時に2箇所で押下されている場合(S70のYes)、文字入力処理部52は右手入力領域に大文字のアルファベットのソフトキーボード34を表示する(S80)。「A、a」が1箇所で押下されている場合(S70のNo)、文字入力処理部52は、右手入力領域に小文字のアルファベットのソフトキーボード34を表示する(S90)。
ステップS30に戻り、「A、a」が押下されていない場合(S30のNo)、文字入力処理部52は、文字種指定ボタン32の「1」が押下されているか否かを判定し(S40)、「1」が押下されている場合(S40のYes)、文字入力処理部52は右手入力領域に「0」〜「9」の数値のソフトキーボード34を表示する(S100)。
ステップS40に戻り、文字種指定ボタン32の「1」が押下されていない場合(S40のNo)、文字入力処理部52は、文字種指定ボタン32において「あ」が押下されているか否かを判定し(S50)、「あ」が押下されている場合(S50のYes)、文字入力処理部52は右手入力領域に「あ」〜「ん」のひながなのソフトキーボード34を表示する(S110)。
ステップS50に戻り、文字種指定ボタン32の「あ」が押下されていない場合(S50のNo)、文字入力処理部52は、文字種指定ボタン32において「ア」が押下されているか否かを判定し(S60)、「ア」が押下されている場合(S60のYes)、文字入力処理部52は右手入力領域に「ア」〜「ン」のカタカナのソフトキーボード34を表示する(S120)。
ソフトキーボード34を表示すると、文字入力処理部52は、右手入力領域から得られる押下情報を取得する(S130)。
まず、ソフトキーボード34のいずれかのキーで弾く操作が検出されたか否かを判定する(S140)。弾く方向θが例えば90度の場合、文字入力が検出されるので、文字入力処理部52は(x(t1), y(t1))に基づき特定された文字コードをテキストメモリ53に記憶する(S150)。これにより、文字表示処理部54は入力ボックス33には文字を表示する。
また、文字入力処理部52は、入力ボックス33をユーザが押下したか否かを判定する(S160)。入力ボックス33が押下されなければ、文字の入力を繰り返す。
ついで、文字入力処理部52は、入力ボックス33の文字(文字列)を確定する操作があるか否かを判定する(S170)。入力ボックス33の文字の確定は、左手入力領域が押下されず入力ボックス33が上方向に弾かれた場合である。文字入力処理部52は、かかる押下情報が入力されると、テキストメモリ53に記憶されている文字コードをアプリケーション41等に出力する(S200)。
入力ボックス33の文字(文字列)を確定する操作がない場合(S170のNo)、文字入力処理部52は左手入力領域の制御ボタン31の「コピー」が押下されたか否かを判定する(S180)。
制御ボタン31の「コピー」が押下された場合(S180のYes)、文字入力処理部52はコピーモードに移行し(S210)、入力ボックス33の2つの座標(x(t1), y(t1))(x(t1), y(t1))からコピー範囲を特定し対応するテキストメモリ53の文字コードを作業領域に記憶する(S230)。
また、制御ボタン31の「ペースト」が押下された場合(S190のYes)、文字入力処理部52はペーストモードに移行し(S220)、入力ボックス33の座標(x(t1), y(t1))ペースト位置を特定し、作業領域の文字コードをテキストメモリ53にペーストする(S240)。これにより、入力ボックス33に文字を挿入することができる。
以上説明したように、本実施形態の文字入力方法によれば、左手入力領域と右手入力領域を使い分け、弾くという意志を伴う操作により文字を入力するので、直感的で効率的な文字入力が可能となる。また、単に押下されても弾くまでは文字を入力しないので、ユーザの入力ミスを低減することができる。
また、左手入力領域の制御ボタン31を押下しながら、入力ボックス33の文字を弾いたりなぞることで、ペーストやコピーが可能なので、直感的に文字のペーストやコピーが可能である。
操作パネルに表示された文字入力画面を用いた文字入力を説明する図である。 MFPのハードウェア構成図の一例である。 MFPの機能構成を模式的に示す図である。 操作パネルが検出するユーザの押下位置を模式的に説明する図の一例である。 文字入力装置の機能ブロック図の一例である。 押下情報を説明するための図の一例である。 押下情報の一例を示す図である。 文字操作テーブルの一例を示す図である。 文字入力画面を用いた文字入力の一例を説明する図である。 文字入力画面を用いた文字入力の一例を説明する図である。 入力ボックスの文字(文字列)の確定操作、修正の一例を説明する図である。 入力ボックスの文字(文字列)の削除、移動の一例を説明する図である。 入力ボックスの文字(文字列)のコピー、ペーストの一例を説明する図である。 文字入力の手順を示すフローチャート図の一例である。
符号の説明
20 文字入力プログラム
24 メモリカード
30 操作パネル
31 制御ボタン
32 文字種指定ボタン
33 入力ボックス
34 ソフトキーボード
42c OCS
42f SCS
46 文字入力サービス
51 押下情報取得部
52 文字入力処理部
53 テキストメモリ
54 文字表示処理部
55 OCS関数ライブラリ
100 文字入力装置
200 MFP

Claims (12)

  1. 多点入力が可能なタッチパネルを搭載した文字入力装置であって、
    タッチパネルの押下位置の位置情報を取得する押下情報取得手段と、
    文字種の一覧と、該一覧で押下された文字種のソフトキーボードと、ソフトキーボードで押下された文字を表示する入力文字欄と、が配置された文字入力画面、を表示する表示制御手段と、
    前記押下情報取得手段により、前記一覧の文字種のいずれかが押下された状態で、ソフトキーボードの押下位置が予め定めた態様で移動したことが検出されると、ソフトキーボードの押下位置に対応した文字の文字コードをメモリに記憶する文字入力手段と、
    前記メモリに記憶された文字コードの文字を前記入力文字欄に表示する文字表示手段と、
    を有することを特徴とする文字入力装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記入力文字欄に表示された文字を操作するための制御ボタンを表示し、
    前記押下情報取得手段により、前記制御ボタンが押下された状態で、前記入力文字欄の押下位置が予め定めた態様で移動したことが検出されると、
    前記文字入力手段は、押下された該制御ボタン及び該態様に応じて、前記入力文字欄に表示された文字を操作する、
    を有することを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  3. 前記態様は、上下左右いずれかの方向に、所定値以上の速度又は加速度で押下位置が移動することである、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の文字入力装置。
  4. 文字をコピーする前記制御ボタンが押下された状態で、前記入力文字欄の1以上の文字が押下されたことが検出されると、
    前記文字入力手段は、押下された1以上の文字に対応する文字コードを前記メモリから作業用メモリに転記する、
    ことを特徴とする請求項2記載の文字入力装置。
  5. 文字をペーストする前記制御ボタンが押下された状態で、前記入力文字欄の押下位置が予め定めた態様で移動したことが検出されると、
    前記文字入力手段は、作業用メモリに記憶された文字コードを前記メモリに記憶し、
    前記文字表示手段は、前記入力文字欄の押下位置に、作業用メモリから前記メモリに記憶された文字コードの文字を挿入して表示する、
    ことを特徴とする請求項2記載の文字入力装置。
  6. 文字を修正する前記制御ボタンが押下された状態で、前記入力文字欄の押下位置が予め定めた態様で移動したことが検出されると、
    前記文字入力手段は、前記メモリに記憶された、前記入力文字欄の押下位置に対応する文字の文字コードを削除し、
    前記文字表示手段は、前記メモリから削除された文字コードの文字を、前記入力文字欄から削除する、
    ことを特徴とする請求項2記載の文字入力装置。
  7. 文字を修正する前記制御ボタンが押下された状態で、前記入力文字欄の押下位置が予め定めた態様で移動したことが検出されると、
    前記文字表示手段は、前記入力文字欄の押下位置の文字と、該文字に隣接する文字の位置を入れ替えて表示する、
    ことを特徴とする請求項2記載の文字入力装置。
  8. 文字を修正する前記制御ボタンが押下された状態で、前記入力文字欄の押下位置が予め定めた態様で移動したことが検出されると、
    前記文字表示手段は、前記入力文字欄の押下位置の文字に対応する前記メモリに記憶された文字コードを、ソフトキーボードの押下位置に対応した文字の文字コードで置き換え、
    前記文字表示手段は、ソフトキーボードの押下位置に対応した文字を、前記入力文字欄の押下位置に表示する、
    ことを特徴とする請求項2記載の文字入力装置。
  9. 前記押下情報取得手段により、前記制御ボタンが押下されていない状態で、前記入力文字欄の押下位置が予め定めた態様で移動したことが検出されると、
    前記文字入力手段は、前記メモリに記憶された全ての文字コードを所定の出力先に出力する、
    ことを特徴とする請求項2記載の文字入力装置。
  10. 多点入力が可能なタッチパネルを用いた文字入力方法であって、
    押下情報取得手段が、タッチパネルの押下位置の位置情報を取得するステップと、
    表示制御手段が、文字種の一覧と、該一覧で押下された文字種のソフトキーボードと、ソフトキーボードで押下された文字を表示する入力文字欄と、が配置された文字入力画面、を表示するステップと、
    前記押下情報取得手段により、前記一覧の文字種のいずれかが押下された状態で、ソフトキーボードの押下位置が予め定めた態様で移動したことが検出されると、文字入力手段が、ソフトキーボードの押下位置に対応した文字の文字コードをメモリに記憶するステップと、
    文字表示手段が、前記メモリに記憶された文字コードの文字を前記入力文字欄に表示するステップと、
    を有することを特徴とする文字入力方法。
  11. 多点入力が可能なタッチパネルと接続されたコンピュータを、
    タッチパネルの押下位置の位置情報を取得する押下情報取得手段と、
    文字種の一覧と、該一覧で押下された文字種のソフトキーボードと、ソフトキーボードで押下された文字を表示する入力文字欄と、が配置された文字入力画面、を表示する表示制御手段と、
    前記押下情報取得手段により、前記一覧の文字種のいずれかが押下された状態で、ソフトキーボードの押下位置が予め定めた態様で移動したことが検出されると、ソフトキーボードの押下位置に対応した文字の文字コードをメモリに記憶する文字入力手段と、
    前記メモリに記憶された文字コードの文字を前記入力文字欄に表示する文字表示手段と、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  12. 請求項11記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2008217161A 2008-08-26 2008-08-26 文字入力装置、文字入力方法、プログラム、記憶媒体 Pending JP2010055207A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008217161A JP2010055207A (ja) 2008-08-26 2008-08-26 文字入力装置、文字入力方法、プログラム、記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008217161A JP2010055207A (ja) 2008-08-26 2008-08-26 文字入力装置、文字入力方法、プログラム、記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010055207A true JP2010055207A (ja) 2010-03-11

Family

ID=42071087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008217161A Pending JP2010055207A (ja) 2008-08-26 2008-08-26 文字入力装置、文字入力方法、プログラム、記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010055207A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041567A (ja) * 2011-07-21 2013-02-28 Sharp Corp 文字入力装置
JP5189706B1 (ja) * 2012-09-28 2013-04-24 春佳 西守 タッチパネルを有する携帯端末によって実行されるコンピュータプログラム
JP2013109785A (ja) * 2013-03-12 2013-06-06 Canon Marketing Japan Inc 情報処理装置、情報処理方法、およびそのプログラム
JP5231687B1 (ja) * 2013-01-12 2013-07-10 春佳 西守 タッチパネルを有する携帯端末によって実行されるコンピュータプログラム
JP2013235429A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Fuji Xerox Co Ltd 文字処理装置及びプログラム
JP2014191355A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Oki Data Corp 文字入力装置及び文字入力方法
JP5933093B1 (ja) * 2015-11-04 2016-06-08 株式会社Cygames プログラム及び携帯端末
JP5937773B1 (ja) * 2016-03-09 2016-06-22 株式会社Cygames プログラム及び携帯端末
JP2016118973A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 表示装置、画像形成装置、及び、表示方法
CN106293118A (zh) * 2016-07-28 2017-01-04 金蝶软件(中国)有限公司 输入字符检测的方法和装置
US11537287B2 (en) 2020-09-14 2022-12-27 Ricoh Company, Ltd. Electronic device, method, and non-transitory recording medium

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041567A (ja) * 2011-07-21 2013-02-28 Sharp Corp 文字入力装置
JP2013235429A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Fuji Xerox Co Ltd 文字処理装置及びプログラム
JP5189706B1 (ja) * 2012-09-28 2013-04-24 春佳 西守 タッチパネルを有する携帯端末によって実行されるコンピュータプログラム
JP5231687B1 (ja) * 2013-01-12 2013-07-10 春佳 西守 タッチパネルを有する携帯端末によって実行されるコンピュータプログラム
JP2013109785A (ja) * 2013-03-12 2013-06-06 Canon Marketing Japan Inc 情報処理装置、情報処理方法、およびそのプログラム
JP2014191355A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Oki Data Corp 文字入力装置及び文字入力方法
JP2016118973A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 表示装置、画像形成装置、及び、表示方法
JP5933093B1 (ja) * 2015-11-04 2016-06-08 株式会社Cygames プログラム及び携帯端末
WO2017077784A1 (ja) * 2015-11-04 2017-05-11 株式会社Cygames プログラム及び携帯端末
JP2017090999A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 株式会社Cygames プログラム及び携帯端末
KR20180064495A (ko) * 2015-11-04 2018-06-14 가부시키가이샤 사이게임스 프로그램 및 휴대 단말
KR102084581B1 (ko) * 2015-11-04 2020-03-04 가부시키가이샤 사이게임스 프로그램 및 휴대 단말
US10956027B2 (en) 2015-11-04 2021-03-23 Cygames, Inc. Program and portable terminal for selecting a command using a finger and executing the command in response to an operation performed with a second finger in an acceptable area
JP5937773B1 (ja) * 2016-03-09 2016-06-22 株式会社Cygames プログラム及び携帯端末
JP2017091494A (ja) * 2016-03-09 2017-05-25 株式会社Cygames プログラム及び携帯端末
CN106293118A (zh) * 2016-07-28 2017-01-04 金蝶软件(中国)有限公司 输入字符检测的方法和装置
CN106293118B (zh) * 2016-07-28 2019-04-05 金蝶软件(中国)有限公司 输入字符检测的方法和装置
US11537287B2 (en) 2020-09-14 2022-12-27 Ricoh Company, Ltd. Electronic device, method, and non-transitory recording medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010055207A (ja) 文字入力装置、文字入力方法、プログラム、記憶媒体
JP5958233B2 (ja) 画像形成装置およびプログラム
US8780398B2 (en) Mobile terminal, output control system, and data outputting method for the mobile terminal
US9325868B2 (en) Image processor displaying plural function keys in scrollable state
US9210281B2 (en) Display input device, image forming apparatus and method of controlling display input device, to enable an input for changing or adding a setting value while a preview image is displayed
US11184491B2 (en) Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium for collective deletion of plural screen display elements
WO2017056487A1 (en) Communication system, information processing apparatus, and method for communication
KR20110135416A (ko) 정보입력장치 및 정보입력방법
CN107545534B (zh) 图像处理装置及其控制方法以及存储介质
JP6053291B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
JP6217576B2 (ja) 画像形成装置、及び、画面操作方法
CN114063867A (zh) 图像处理装置、图像处理装置的控制方法和记录介质
KR102105492B1 (ko) 정보 처리 장치, 정보 처리 장치의 제어 방법 및 저장 매체
JP6809258B2 (ja) 画像処理装置、条件表示方法、およびコンピュータプログラム
JP5853778B2 (ja) 印刷設定装置、印刷設定方法、印刷設定プログラムおよび記録媒体
JP5831715B2 (ja) 操作装置および画像処理装置
US10917533B2 (en) Information processing apparatus
US10809954B2 (en) Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium
JP7504948B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
US20230141058A1 (en) Display apparatus and method for controlling display apparatus
JP6500830B2 (ja) 手書き文字入力装置、画像形成装置及び手書き文字入力方法
JP2018067858A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム
US20200241739A1 (en) Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium
JP2016042393A (ja) 操作表示装置
JP2014099089A (ja) 表示制御装置、表示制御方法及び表示制御プログラム