JP2010052451A - シート構造 - Google Patents

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Kenji Kanda
健司 神田
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

【課題】 前突等の緊急時の過大な荷重に抗するだけの保持力を確保するために、ロック部材やリンク等の機構部を付加して、クッションフレームのサイドフレームにベルトアンカを連結すると、部品点数の増加や構成の複雑化などが避けられない。
【解決手段】 床体側枢着点(枢支ピン28)を揺動支点とするリヤリンク12の少なくともフリー側リンク12Fに、シート側枢着点(連結シャフト30)を中心とした円弧状の長孔16を設け、この長孔に挿通したストッパピン18をシートクッションフレーム20のサイドフレーム20aに突設している。そして、シートの上昇方向でストッパピン18の係合されるこの長孔16のシート上昇側周縁端16uをシート昇降範囲の下限位置に規定して、シートベルトの装着されるベルトアンカ40をシートクッションフレーム20の車体インナ側のサイドフレーム20aに連結している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、床体側枢着点を揺動支点として左右一体揺動されるフロントリンクおよびリヤリンクによってシートを昇降可能に支持するシートリフタを備えたシート構造に関する。
自動車等のシートにおいて、シートベルトは、通常、車体のピラー等から延出され、そのタングと称される連結具をシートの車体インナ側に配されたベルトアンカに連結することにより装着される。
自動車の前突等の緊急時、このシートベルトには乗員からの過大な荷重が作用するため、この過大な荷重に抗するだけの拘束力がシートベルトに要求されることから、ベルトアンカは、たとえば特開平11−115594号公報の図1等に記載のように、通常はシートスライド装置のアッパレール等に連結されている。
ここで、このような公知の構成では、ベルトアンカがシートスライド装置のアッパレール等に連結されるが、シートを昇降可能に支持するシートリフタを備えたシートにおいては、シートが、このシートスライド装置のアッパレール等に対して昇降可能に支持されるため、シートリフタによるシートの昇降に対しては、ベルトアンカの高さが追従しないことになる。つまり、シートの調整高さによっては、シートベルトによる乗員の不意な締め付けや緩み等が生じるおそれがある。
なお、シートクッションフレームのサイドフレームにベルトアンカを直接的に連結すれば、シートの高さ調整に追従したベルトアンカの移動が得られるため、この種の不具合は解消される。しかし、シートリフタをなす左右のリヤリンクのうち、ベルトアンカの設けられる車両インナ側のリンクは、一般的に、制動力を持たないフリー側アンカとして規定されるため、前突等の緊急時の過大な荷重に抗するだけの保持力が容易に確保できない。
そこで、このような不具合の解決策の一つとして、たとえば特開2006−88748号公報に記載のようなロック部材やリンク等の機構部を付加することにより、シートクッションフレームのサイドフレームにベルトアンカを連結、保持可能とした構成が知られている。このような構成であれば、ベルトアンカの位置がシートの昇降に追従されるため、シートのいずれの調整高さにおいても、シートベルトによる乗員の拘束力は一定に保たれる。
特開平11−115594号公報 特開2006−88748号公報
しかしながら、上記の特開2006−88748号公報に記載された構成においては、リンクやロック部材、およびバネ等の機構部材の付加が必要となることから、部品点数の増加や構成の複雑化、さらにはコストの上昇等が避けられない。
本発明は、構成の複雑化等を伴うことなくシートクッションフレームのサイドフレームへのベルトアンカの連結、保持を可能とするシート構造の提供を目的としている。
上記の目的のために、請求項1に係る本発明によれば、シートリフタをなすリヤリンクのうちの車体インナ側のフリー側リンクに、シート側枢着点を中心とした円弧状の長孔を設けるとともに、この長孔に挿通したストッパピンをシートクッションフレームのサイドフレームに突設している。そして、シートの上昇方向でストッパピンの係合されるこの長孔のシート上昇側周縁端をシート昇降範囲の上限位置に規定した上で、シートベルトの装着されるベルトアンカをシートクッションフレームの車体インナ側のサイドフレームに連結している。
請求項1に係る本発明では、前突等の緊急時における過大な荷重がシートベルトからベルトアンカに作用しても、リヤリンクのフリー側リンクの揺動量はシート昇降範囲の上限位置に限定的に規定され、ベルトアンカに作用した荷重はフリー側のリヤリンクを介して車両の床体に逃がされるため、シートクッションフレームの変形が確実に防止できる。
そして、フリー側リンクに、シート側枢着点を中心とした円弧状の長孔を設けるとともに、この長孔に挿通したストッパピンをシートクッションフレームのサイドフレームに突設すれば足りるため、構成の複雑化やコストの上昇等を伴うことなく構成できる。
フリー側リンクに、シート側枢着点を中心とした円弧状の長孔を設けるとともに、この長孔に挿通したストッパピンをシートクッションフレームのサイドフレームに突設する。そして、シートの上昇方向でストッパピンの係合されるこの長孔のシート上昇側周縁端をシート昇降範囲の上限位置に規定した上で、シートベルトの装着されるベルトアンカをシートクッションフレームの車体インナ側のサイドフレームに連結する。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について詳細に説明する。図1、図2は、シート内方から見た本発明の一実施例に係るシート構造のフリー側リンク、または駆動側リンクの概略正面図をそれぞれ示す。
図1に示すように、本発明の一実施例に係るシート構造10においては、シートリフタ14をなす左右一体に揺動されるリヤリンク12(12F、12D)のうちの車体インナ側のフリー側リンクに、シート側枢着点を中心とした円弧状の長孔16を設けるとともに、この長孔に挿通したストッパピン18をシートクッションフレーム20のサイドフレーム20aに、たとえば固定的に突設している。
ここでいうシートリフタ14は、床体側枢着点を揺動支点として左右一体揺動されるフロントリンクおよびリヤリンクを備えるものであり、その基本構造は特開2007−176222号公報にシートリフタ装置として記載されている通り公知であるため、その詳細な説明は省略する。
一対のリヤリンク12について述べると、リヤリンクの左右いずれか、たとえば車体のアウタ側のリンクが、図2に示すように、セクタギヤ22を一体に有する駆動側リンク12Dとして規定される。
なお、図1、図2に示すように、この実施例においては、リヤリンク12の下端が、床体側部材、たとえばシートスライド装置24のアッパレール26に枢支ピン28によって揺動自在に連結されているため、この枢支ピン28が、リヤリンクの揺動支点となるその床体側枢着点となる。また、左右のリヤリンク12F、12Dの自由端間が、連結シャフト30によって一体的に連結され、この連結シャフトの延出端をシートクッションフレーム20の左右のサイドフレーム20a間に架設して軸支することにより、連結シャフト30がリヤリンク12のシート側枢支点となる。
ところで、図2を見るとわかるように、駆動側リンク12Dのセクタギヤ22には、操作レバーや操作ダイヤル等の駆動部材32による回転駆動操作の可能なピニオンギヤ34が噛合されている。このピニオンギヤ34は、一方向への回転に対して制動力の付与されたブレーキユニット36の制動軸38に一体回転可能に設けられ、駆動部材による制動軸に対する回転駆動により、駆動側リンク12Dが揺動される。
なお、ブレーキユニットの制動軸38には、シートの下降方向、つまりは図2の反時計方向への制動力が付与されている。
ここで、図1に示すようにこの発明においては上述のように、車体インナ側に位置するフリー側リンク12Fにシート側枢着点(連結シャフト30)を中心とした円弧状の長孔16が設けられるとともに、この長孔に挿通したストッパピン18がシートクッションフレームのサイドフレーム20aに固定的に突設されている。そして、シートの上昇方向でストッパピン18の係合されるこの長孔16のシート上昇側周縁端(周縁下端)16uをシート昇降範囲の上限位置に規定した上で、シートベルトの装着されるベルトアンカ40をシートクッションフレームの車体インナ側のサイドフレーム20aにたとえば連結ピン42によって連結している。
このような構成によれば、シート上昇方向でのフリー側リンク12Fの揺動範囲がシート昇降範囲の上方限度位置に規定されるため、前突時、ベルトアンカ40が乗員の上体移動により過剰に引っ張られても、フリー側リンク12Fの揺動はシート昇降範囲の上方限度位置で阻止される。そして、以降の荷重はフリー側リンク12Fを介して車体に逃がされるため、フリー側リンク12Fをシートクッションフレームのサイドフレーム20aに連結しても、当該シートクッションフレーム20の変形が確実に防止される。つまり、フリー側リンク12Fをシートクッションフレームのサイドフレーム20aに連結、保持することが可能になる。
そして、この発明においては、フリー側リンク12Fにシート側枢着点(連結シャフト30)を中心とした円弧状の長孔16を設けるとともに、この長孔に挿通したストッパピン18をシートクッションフレームのサイドフレーム20aに固定的に突設すれば足りるため、構成の複雑化およびコストの上昇等が確実に防止できる。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
シート内方から見た本発明の一実施例に係るシート構造のフリー側リンクの概略正面図を示す。 シート内方から見た本発明の一実施例に係るシート構造の駆動側リンクの概略正面図を示す。
符号の説明
10 シート構造
12 リヤリンク
12F フリー側リンク
12D 駆動側リンク
14 シートリフタ
16 長孔
18 ストッパピン
28 枢支ピン(床体側枢着点)
30 連結シャフト(シート側枢着点)
40 ベルトアンカ

Claims (1)

  1. 床体側枢着点を揺動支点として左右一体揺動されるフロントリンクおよびリヤリンクによってシートを昇降可能に支持し、そのうちのリヤリンクの車体アウタ側に記載する駆動側リンクに対する駆動操作により、シートを任意に昇降させるシートリフタを備えたシート構造において、
    上記リヤリンクの上記駆動側リンクに対する車体インナ側のフリー側リンクに、シート側枢着点を中心とした円弧状の長孔を設けるとともに、この長孔に挿通したストッパピンをシートクッションフレームのサイドフレームに突設し、シートの上昇方向で当該ストッパピンの係合されるこの長孔のシート上昇側周縁端をシート昇降範囲の上限位置に規定した上で、シートベルトの装着されるベルトアンカをシートクッションフレームの車体インナ側のサイドフレームに連結したことを特徴とするシート構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102555860A (zh) * 2010-12-29 2012-07-11 株式会社塔捷斯 车辆用座椅
CN103221259A (zh) * 2010-11-22 2013-07-24 约翰逊控制技术公司 车辆座椅

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