JP2010051300A - 釘竹型獣有害動物撃退具 - Google Patents

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茂嘉 杉山
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Abstract

【課題】農作物や果実を猪、ハクビシン、猿等から守るため、安価な釘竹型獣有害動物撃退具を用いた防御方法を提供する。
【解決手段】釘竹型獣有害動物撃退具は竹と釘から成り安価であって、また、構造も簡単で加工性が良いので、故障の問題が無い。該釘竹型獣有害動物撃退具を防御柵に用いたり、地面、果樹の木及び空中に設置する事で、獣や有害動物を撃退できる。防御柵は釘竹型獣有害動物撃退具を上部に設置した場合、約70センチの高さで防御出来る。また、下部に設置した場合、猪の撃退効果が向上する。移動式の地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具を農地周り等に設置した場合、猿や猪等を撃退出来る。果樹を守る為には木に設置する事で猿等から果樹を防御出来る。また、木を撓らせて空中を飛び移って侵入する猿等に対しては、空中設置形の釘竹型獣有害動物撃退具を用いれば防御できる。更に、他の獣撃退具等と併用して撃退効果を向上させる事が出来る。
【選択図】図1

Description

本発明は農作物や果樹を、猪、ハクビシン、或いは、猿等の獣や有害動物から守る為の釘竹型獣有害動物撃退具に関するものである。
近年農産物の国内自給率を上げる取り組みが重要視されているが、里山地域の農作物や果樹を獣や有害動物から守る有効な手段が無いまま放置されている。現況では網やトタン等の不完全な防御柵で囲って被害を防ごうとしているが、里山地域の荒廃や過疎化と反比例して、猪、鹿、ハクビシン、猿、狸、アライグマ等の獣や有害動物が、急速に生息域を広げ被害が拡大している。平野の農業と山間地域の格差が生まれ、里山地域の収入が減り、コストの高い物や取り扱いが難しい撃退具は里山農業には適用できなくなっている。里山地域では構造が簡単で取扱い易すい、低コストの獣有害動物撃退具の必要性が増している。現況では電気柵が推奨されているが漏電、故障、価格の問題がある。
網やトタン等で農作物を囲う従来方法の防御柵は、獣や有害動物が痛い思いをする事もなく諦めず何度でも来るし、猿等には防御柵の上部に手をかけてよじ登られ、猪等に防御柵を壊されて侵入される。異なる種類の獣や有害動物の侵入を防ぐ為には、丈夫な防御柵を高く設置する必要があり、コスト高による農作放棄が増える現況にある。また、果樹を守るには、木全体を網で囲う必要があり、作業の邪魔になるので網を張らなくても果樹を守れる様にする必要がある。また、猿等が隣の木や竹から飛び移って侵入する事を防止する為には、空中を自由に移動できない様にする必要がある。獣や有害動物から畑の農作物や果樹を守るためには、ベランダ等の害鳥対策などと異なり膨大な長さの撃退具が必要になる。また、電気柵は漏電、故障、価格の問題があり、補助金なしでの普及が困難である。里山地域は、獣や有害動物被害の増大が原因で、農作放棄による荒地化が進む現況にあり、農家の人が簡単に切断や加工の出来る、低コスト獣有害動物撃退具が強く要望されている。
課題を解決する為の手段
本発明の釘竹型獣有害動物撃退具は、里山地域に有り余る竹を切断して縦に割り、幅約2センチの板状にして裏側の節を除去し、裏側から約55ミリの釘を打ち抜くと、表に約48ミリの釘が突き出るので、数十ミリ間隔で釘を連続して打つと、釘竹型有害動物撃退具と成る。竹板を用いた撃退具は、鉄製の撃退具に比べて材料費が安く加工性が良いので、ビスネジ等で簡単に設置する事が出来る。膨大な量を必要とする有害動物の撃退具は、コストが安く取り扱いが簡単な物でないと実用普及が困難である。本発明の釘竹型獣有害動物撃退具は、自然界にある竹材を活用すると言う盲点を突いた低コスト撃退具と成り、防御柵、地面、果樹の木、及び、空中に設置する事で、獣や有害動物を撃退できる。
釘竹型獣有害動物撃退具の竹板部は、竹材特有の加工性や弾力性を有するが、虫に弱く腐敗が早い欠点を有している。竹部の特長を維持して欠点を緩和する為に、加熱処理を施して、竹を半焼き状態のいぶし竹にすれば対虫、対腐等の耐久性を改善できる。尚、竹を半焼き状態のいぶし竹にする為には、里山地域で普及している炭焼き技術で施工できる。具体的には、竹材に着火すると真白い煙が出るので20分後に空気を絞り込んで、その約10分後に完全に空気を遮断して、窯が冷却したら竹板を取り出せば良い。加熱処理された釘竹型獣有害動物撃退具は、竹材特有の加工性と弾力性を維持した状態で耐久性が改善され、外観的にもいぶし竹特有の高級感がでる。尚、防腐防虫塗料を塗って耐久性を改善しても構わない。
従来技術で使用されている猪対策用の防御柵の高さは、100センチ前後が一般的で、猿が防御柵の上部に手をかけて簡単に侵入する。また、猪等は防御柵の下部の弱い所を壊して侵入する事もある。従来技術の防御柵では、獣や有害動物に痛い思いをさせる事が出来ないので、懲りる事もなく何度でも来る。従来技術で問題を解決する為には、丈夫な防御柵を高く設置する必要があり、材料費や設置手間が増大する問題があるが、本発明の釘竹型獣有害動物撃退具を侵入され易い部位に設置して置けば、猿や猪等を撃退できるので、少ない材料と設置手間で問題を解決出来る。尚、防壁部にネットを用いた有害動物対策用の従来技術の防御柵は、200センチの高さが有っても、ネット部をハクビシンや猿がよじ登って突破する事があり対策が難しい。
ている。
本発明のハクビシン、猿、及び、猪等の獣や有害動物対策用の防御柵は、発明の釘竹型獣有害動物撃退具を防御柵の上部に設置する事によって、高さを約70センチにする事が出来る。何故なら、釘竹型獣有害動物撃退具が設置され防御柵は、ハクビシンや猿が上部に手をかけると釘に刺さるので登れなくなり、怖くて飛び越える事も出来なくなる。尚、猪等の防御対策として下部や中部にも設置して置けば防御出来る。従来技術の防御柵は、約200センチの高さが有ってもハクビシンや猿を防ぐ事は難しい事から、本発明のコスト低減の役割が大きい事が分かる。本発明によって、防御柵の高さ200−70=130センチ分のコスト低減になるので、このコストに本発明の安価な釘竹型獣有害動物撃退具の費用を加算したコストで、本発明の新規防御柵を設置する事が出来る。本発明の防御柵の設置方法は、支柱丸竹を地中に立て、地上70センチで切断して、支柱丸竹上部の横材丸竹固定部を加工し、横材丸竹を乗せて仮止めしてから横材丸竹に有害動物防御ネットを固定すれば、ネットの弛みもなくなる。次に、本発明の釘竹型獣有害動物撃退具を設置する。下部は横材丸竹に有害動物防御ネットを固定すれば良く、この様な簡単な作業で本発明の防御柵と成る。本発明の防御柵は、横材丸竹と釘竹型獣有害動物撃退具の間に、有害動物防御ネットがサンドイッチ状に固定され、ネットに弛みを生じさせない強固な防御柵となる。下部にも釘竹型獣有害動物撃退具を設置する事で、猪等の撃退効果を向上させる事が出来る。本発明の釘竹型獣有害動物撃退具を設置した防御柵は、低コストで猪や猿等の異なる種類の獣や有害動物を防御出来る防御柵と成る。
農作物や果樹の木の周りに、猿等の侵入を助ける木や竹が無い所では、猿等は猪と同様に地面上を移動して侵入して来るので地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具を地面上に設置して置けば、猪や猿などの異なる種類の獣や有害動物の侵入を防ぐ事ができる。地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具は、釘竹型獣有害動物撃退具を長方形の格子形に組み合わせビスネジ等で止めて構成される。地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具は地面上に置くだけの設置で良いので、移動式の釘竹型獣有害動物撃退具と成る。持ち運びを容易にする為に、短い方は釘を持たない竹板にし、手で持って移動し易くする。移動式の地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具は獣や有害動物から見て分かり難い存在であり、地雷のような危機感を与え、足などを痛める怖さで警戒させ、その怖さで再来を防止する。尚、群れをなす猪や猿は一頭が痛い思いをすると群れごと撤退する事が知られている。移動式のメリットは簡単に設置して獣や有害動物を防御できる事にある。獣や有害動物の被害が予想以上に早く発生し始める時や、防御柵の設置が間に合わない場合、臨機応変に対応できる。この守るスピードの速さは大切な条件であり、農作物を猪や猿に食われてしまってからでは取り返しがつかない。本発明の地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具によって、農作物回りや果樹の木の下に設置して獣や有害動物から守る事で、防御柵を省き農産物の生産コストを下げる役割を果たす。ただ、本発明の地面設置形の獣有害動物撃退具は、人が見ても分かり難い欠点を有しているので、安全上の問題が残る。安全作業上や知らない人に怪我をさせない為に、本発明の地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具の設置場所や近傍に、設置を分かり易くする、銀色などの目印を付けた目印棒を立てて置く必要がある。この目印棒は安全の目的と獣や有害動物を警戒させ、目印棒の近傍に有る本発明の地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具を知らせ、撃退具を観察し危険を感じさせて撤退させる忌避具としての相乗効果がある。本発明の撃退具と忌避具としての目印棒の相乗効果を活用して、獣や有害動物の学習能力を利用し危険だと思わせて撤退させる事が得策である。
猿やハクビシン等は、木登りが得意なので果樹を守る為に、木全体を網で覆っているが、網の合わせ目から侵入するなどの問題がある。また、網が果樹の木の枝に絡まって木を傷め、網が作業の邪魔になる等の問題がある。本発明によって、釘竹型獣有害動物撃退具を木の幹や枝にビスネジや針金等で設置する事が出来る。この簡単な方法で有害動物が木に登れなくなるので、低コストで果樹を防御する事が出来る。尚、実用新案登録第3139647号の歯形のL字型平鋼猿撃退具と併用しても好結果が得られる。また、果樹が取られ始める前に取り付け、収穫の時に撤去すれば、作業の邪魔になる事もなく通常通りの作業ができる
猿やハクビシン等の有害動物は、果樹等を採る為に、隣の木や竹をしならせその反動を利用して空中を飛び移って侵入して来る。よって、本発明の空中設置形の釘竹型獣有害動物撃退具を飛び移りそうな空中に、長手方向の両端をゴム紐で張る様に設置しておけば侵入を防止できる。尚、空中設置形の釘竹型獣有害動物撃退具は、2枚の釘竹型獣有害動物撃退具の内竹側を組み合わせ、外側に釘が突き出る様にしてビスネジで固定して構成する。
本発明の釘竹型獣有害動物撃退具は、竹と釘を組み合わせた獣有害動物撃退具であって、他の猪撃退具等と併用できる。特に地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具は、移動式であり、獣や有害動物から見て分かり難い存在で地雷の様な危機感を与えて撃退し、その怖さで再来を防止する。また、実用新案登録第139646号の2枚格子X型猪撃退具や実用新案登録第3141055号の1枚格子型猪撃退具等と併用して設置する事によって、その先や周辺に得体の知れない、何か恐ろしい物があると感じさせる事が撃退効果を向上させる。
発明の効果
猪、ハクビシン、猿、狸、アライグマ等の有害動物を撃退して農作物や果樹を守る為には、範囲が膨大なため、里山地域の技術で対策を立てないと、農産物の販売利益より獣有害動物撃退のコストが高くなり実用普及が出来ない。本発明の釘竹型獣有害動物撃退具は、安価な竹と釘から成り加工性が良いので、防御柵、地面、果樹の木、及び、空中に設置する事で獣や有害動物を撃退できる。
使用中の従来型防御柵の上部や下部等に釘竹型獣有害動物撃退具を設置するだけで、猿や猪等は、防御柵を突破が出来なくなる。新規に防御柵を設置する場合、釘竹型獣有害動物撃退具の設置が無ければ、約200センチの高さでもハクビシンや猿等を防ぐ事が難しいとされている防御柵の高さを、約70センチにする事が出来る。本発明は、防御柵の高さ200−70=130センチ分のコスト低減よりも、釘竹型獣有害動物撃退具の設置コストが小さいので、安価な防御柵を設置できる。本発明によって、猪や猿等の異なる種類の獣や有害動物を防御する事が出来る。尚、防御柵の高さを低くする事によって、農作物に必要な日当たりや風通しが改善され、農作物の収穫に好結果をもたらす。
本発明の釘竹型獣有害動物撃退具を果樹の木に設置して、有害動物を木に登れなくして果樹を守り、空中に設置して、有害動物が隣の木から空中を飛んで侵入して来る猿等を防御する。また、地面に設置する移動式の釘竹型獣有害動物撃退具にも成り、獣や有害動物の通路遮断の役目も果たす。移動式は、獣や有害動物から見て分かり難い存在で、地雷の様な怖さで警戒させ、痛い思いをした学習能力で再来を防止できる。猪や猿等の群れをなす獣や有害動物は、一頭が痛い思いをすればその学習で群れも諦め撤退する。特に地雷のような危機感を与える地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具は、群れを怖がらせ諦めさせる効果が大きいので、農作物回りや果樹の木の下に設置して、獣や有害動物から守る事が出来る。尚、実用新案登録第3141055号の1枚格子型猪撃退具等の撃退具や、銀色の目印を付けた目印棒等の獣忌避具等との併用設置によって、その先や周辺に得体の知れない恐ろしい物が有ると感じさせる事が防御効果を向上させる。
増える一方の有害動物被害に電気柵等が推奨され、補助金を出す市や町が多くなっているが、補助金には限度があり十分な普及には至っていない。また、草木の茂る場所で電気柵を使うと漏電や故障の問題があるが、本発明は、構造が簡単で漏電や故障等の問題がない。
本発明は、竹材を主に使うので、農家の人の技術で工夫や加工が簡単にでき、実用し易い。里山に溢れ弊害となっている竹材消費によって、里山環境保全の助力になる。本発明の部材の竹は、廃材に成った場合でも燃料等にも成るので、里山地域で消費できる。近年、農産物の国内自給率を上げる取り組みが必要視されているが、里山地域の農作物等を獣や有害動物から守る有効な手段が無い現況にある。本発明の釘竹型獣有害動物撃退具は、竹を活用すると言う盲点を突いた発明技術である。釘竹型獣有害動物撃退具は、竹材特有の耐久性や加工性があり、農家の人でも鋸で切断でき、ビスネジ等で簡単に設置できる。里山は、雑木林等にも竹が入り、折れた竹が押し重なり、獣に住み家を提供している。本発明の実用普及によって、竹材を沢山使う人が竹林に入れば、獣を里から遠ざける事に繋がる。
図1と図2に本発明の、3の釘竹型獣有害動物撃退具を示す。釘竹型獣有害動物撃退具は、竹を約150センチの長さで切断して縦に割り、幅を約2センチの竹板にして裏側の節を除去し2の竹板を作成する。この2の竹板の裏側から釘を打ち抜くと、竹板の表に1の釘が突き出る。この様にして、約50ミリ間隔で釘を打ち抜くと、3の釘竹型有害動物撃退具と成る。釘竹型獣有害動物撃退具は、竹部の加工性が良く、防御柵、地面、果樹の木、或いは、有害動物が飛び移って侵入する空中に設置すると、本発明技術となる。本発明の釘竹型獣有害動物撃退具は、適当な長さに切断してビスネジや針金などで何処でも簡単に設置できる。尚、3の釘竹型獣有害動物撃退具を構成する2の竹板は、鉄材に比べ耐久性が劣る欠点を有しているので、防腐防虫塗料を塗るとか、加熱処理で燻し竹にする事で、耐久性が向上して高級感がでる。
猪対策用の従来技術の防御柵の高さは、100センチ前後が一般的で、猿が防御柵の上部に手をかけて簡単に侵入する。また、猪等が防御柵の下部の弱い所を狙って壊して侵入する事もあるので、この防御対策として図1と図2に示す、1の釘と2の竹板から成る、本発明の3の釘竹型獣有害動物撃退具を防御柵の上部や下部に設置しておく事によって、猿や猪等の有害動物や獣を撃退する事が出来る。
3の釘竹型獣有害動物撃退具を組み合わせた、新規の防御柵の実施例を図3と図4に示す。新規に防御柵を設置する場合、3の釘竹型獣有害動物撃退具の設置が無ければ約200センチの防御柵高さでもハクビシンや猿等を防ぐ事が難しいとされている高さを、約70センチにする事が出来る。6の有害動物防御ネットを用いた防御柵を設置する場合は、4の支柱丸竹を4Aの支柱丸竹突き出し部から18の地面に刺して、支柱丸竹を地上約70センチの高さで切断して、上部に4Bの支柱丸竹上部の横材丸竹固定部を加工する。この横材丸竹固定部に5の横材丸竹を乗せ、横材丸竹に6の有害動物防御ネットを巻いて仮止めし、その上に3の釘竹型獣有害動物撃退具を重ね、10のビスネジで固定する。下部も、5の横材丸竹に6の有害動物防御ネットを巻いて、11の針金または紐で固定する。この簡単な防御柵の設置作業で、本発明の防御柵が仮組設置できる。次に、各部の合わせ部分等を、ビスネジや針金または紐などで固定すれば、本発明の釘竹型獣有害動物撃退具を防御柵上部に設置した防除柵と成る。なお、防御柵の下部を突破される危険がある場合には、下部にも、3の釘竹型獣有害動物撃退具を設置しておけば、図3、図4に示す、防除柵の上下に釘竹型獣有害動物撃退具を設置した防御柵と成る。尚、4の支柱丸竹の4A側の地面に刺さる部分は、腐り易いので、防腐塗料を塗るとか半焼きにする等の防腐処理を施しておく事で耐久性を向上させる事ができる。
図5〜図7に示す7の地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具は、移動式であり、農作物等が獣や有害動物に食われる前に設置して、収穫の時には撤去すれば作業の邪魔になる事がない。本発明の撃退具は、移動を簡単にする為の適度の大きさ、約25センチの長さの2の竹板と、約100センチの長さの3の釘竹型獣有害動物撃退具を、図7に示す様に格子状に重ね、10のビスネジで固定して構成される。本発明の7の地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具は、竹板に釘を加えた適度の重さがあり、図5、図6に示す様に、18の地面上に置くだけで安定し、何時でも必要な場所に簡単に移動できる。図8に示す様に、17の山から農地への獣道を遮断したり、獣や有害動物から18Aの農地等を守ったりする事が、防御柵に比べ、早く簡単にできる。7の地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具は、獣や有害動物から見て分かり難い存在で地雷のような危機感を与え、足などを痛める怖さで獣や有害動物を撃退する。本発明の地面設置形の獣有害動物撃退具は、人が見ても分かり難い欠点を有している。よって、7の地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具の設置場所等に、8の銀色等の光物の目印を付けた目印棒を立てて置く必要がある。この8の目印棒は、獣を警戒させる忌避具としての相乗効果もある。本発明の移動式の地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具の特長は、守りの速さにあり、防御柵の設置が間に合わない時などにも簡単に対応できる。図8に示す、14の実用新案登録第3141055号の1枚格子型猪撃退具や、15の実用新案登録第3139646号の2枚格子X型猪撃退具と併用して使用する事で、18Aの農地等を効果的に守ることができる。何故なら、他の撃退具との併用で、その周辺や先に得体の知れない恐ろしい物が有ると感じさせ、獣や有害動物に覚えさせる事で再来を防止できる。
図9に示す様に、3の釘竹型獣有害動物撃退具を19果樹等の木に設置して20の果樹の実を猿等から守る事が出来る。3の釘竹型獣有害動物撃退具は、竹板特有の弾力があり、11の針金または紐で木の幹や枝に設置できる。3の釘竹型獣有害動物撃退具を設置した本発明の獣有害動物撃退方法によって、猿等が木に登れなくなるので果樹を守る事が出来る。また、図10に示す様に19の果樹等の木に、3の釘竹型獣有害動物撃退具と、16の実用新案登録第3139647号、歯形のL字型猿撃退具を併用して、10のビスネジで設置して置けば、効果的に20の果樹の実を防御できる。果樹の収穫が終わり、3の釘竹型獣有害動物撃退具を取り外せば、ビスネジ傷は再生される。尚、針金や紐でも簡単に設置でき、逆の工程で簡単に外す事もできるので収穫作業等のやり易さを考慮して決めれば良い。
図11、図12に本発明の、9の空中設置形の釘竹型獣有害動物撃退具を示す。猿やハクビシン等の有害動物は、果樹等を採る為に木や竹をしならせ、その反動を利用して空中を飛び移って侵入して来る。この様な獣や有害動物を防御する為には、12のゴム紐等の設置穴に連結された、13のゴム紐等で木の枝間等に引っ張って、飛び移りそうな空中に設置して置く事で猿等の侵入を防御できる。尚、9の空中設置形の釘竹型獣有害動物撃退具は、3の釘竹型獣有害動物撃退具の内竹側を組み合わせ、1の釘が外側に向いて、10のビスネジで固定された空中設置形の釘竹型獣有害動物撃退具である。
本発明は、1の釘と2の竹板から成る3の釘竹型獣有害動物撃退具によって、既存の従来型防御柵、新規の防御柵、地面に設置する移動式の撃退具、果樹の木に設置する撃退具、空中に設置する撃退具や撃退方法になり、猪や猿等の異なった能力を持つ獣や有害動物を撃退できる。本発明は、竹材特有の加工性、コスト等で、農家の人が簡単に設置でき、また、外して別の目的の撃退具にして設置する事が出来るので、猪、ハクビシン、猿、狸、アライグマ等の獣や有害動物が急速に生息域を広げ、被害が拡大している状況下にあって、各種の獣有害動物撃退具や撃退方法となる。尚、電気柵の様な漏電や故障等の問題が無いので、本発明は、里山地域の農家で簡単に設置できる獣有害動物撃退具となる。
釘竹型獣有害動物撃退具の正面図である。 釘竹型獣有害動物撃退具の側面図である。 釘竹型獣有害動物撃退具を組み合わせた防御柵実施例の正面図である。 釘竹型獣有害動物撃退具を組み合わせた防御柵実施例の側面図である。 地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具の正面図である。 地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具の側面図である。 地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具の上面図である。 地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具と他の撃退具の併用実施例の上面図である。 釘竹型獣有害動物撃退具を木に設置した実施例の斜視図である。 釘竹型獣有害動物撃退具と他の撃退具を併用して木に設置した実施例の斜視図である。 空中設置形の釘竹型獣有害動物撃退具の上面図である。 空中設置形の釘竹型獣有害動物撃退具の側面図である。
符号の説明
1 釘
2 竹板
3 釘竹型獣有害動物撃退具
4 支柱丸竹
4A 支柱丸竹突き出し部
4B 支柱丸竹上部の横材丸竹固定部
5 横材丸竹
6 有害動物防御ネット
7 地面設置形の釘竹型獣有害動物撃退具
8 銀色等の光物の目印を付けた目印棒
9 空中設置形の釘竹型獣有害動物撃退具
10 ビスネジ
11 針金または紐
12 ゴム紐等の設置穴
13 ゴム紐等
14 実用新案登録第3141055号、1枚格子型猪撃退具
15 実用新案登録第3139646号、2枚格子X型猪撃退具
16 実用新案登録第3139647号、歯形のL字型猿撃退具
17 獣や有害動物の足跡、山から農地への獣道
18 地面
18A 農地等
19 果樹等の木
20 果樹の実

Claims (7)

  1. 板状の竹に釘を持つ釘竹型獣有害動物撃退具。
  2. 請求項1に記載した釘竹型獣有害動物撃退具であって、防腐防虫処理を施した釘竹型獣有害動物撃退具。
  3. 請求項1、または、請求項2に記載した釘竹型獣有害動物撃退具を設置した防御柵。
  4. 請求項1、または、請求項2に記載した釘竹型獣有害動物撃退具を地面上に設置した獣や有害動物の撃退方法。
  5. 請求項1、または、請求項2に記載した釘竹型獣有害動物撃退具を木の幹や枝に設置した獣や有害動物の撃退方法。
  6. 請求項1、または、請求項2に記載した釘竹型獣有害動物撃退具を空中に設置した獣や有害動物の撃退方法。
  7. 請求項1、または、請求項2に記載した釘竹型獣有害動物撃退具と他の撃退具や忌避具と併用した獣や有害動物の撃退方法。
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