JP2010048506A - マルチ型空気調和機 - Google Patents

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Koji Naito
宏治 内藤
Yasutaka Yoshida
康孝 吉田
Kazumiki Urata
和幹 浦田
Junichiro Tezuka
純一郎 手塚
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Abstract

【課題】
複数台の室外機において、冷暖房運転や停止状態の室外機が混在する場合でも、一部の室外機の圧縮機へ冷媒が過剰に溜まり込むのを防止する。
【解決手段】
複数台の室内機40a〜40dは、室内熱交換器41a〜41dと室内膨張弁42a〜42dとを各々備え、複数台の室外機10a,10bは、圧縮機11a,11bと逆止弁12a,12bと四方弁13a,13bと室外熱交換器14a,14bと室外膨張弁15a,15bとを各々備える。複数台の室内機と複数台の室外機とを液接続配管35及びガス接続配管36で接続し、四方弁と圧縮機吸入側との間に開閉機構16a,16bを備え、複数台の室外機のうち少なくとも1台が暖房運転中に、残りの室外機のうち停止している室外機の開閉機構を閉止し、除霜運転している室外機の開閉機構を閉止又は開度調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、室外機が複数台接続されたマルチ型空気調和機に関し、特に、冷暖房運転や停止状態の室外機が混在する場合でも、一部の室外機の圧縮機へ冷媒が過剰に溜まり込むのを防止するマルチ型空気調和機に関する。
室外機が複数台接続されたマルチ型空気調和機において、暖房運転時の全室外機の四方弁の向きは、圧縮機吐出側をガス接続配管に繋ぎ圧縮機吸入側を室外熱交換器に繋ぐようにしなければならない。一台でも圧縮機吸入側をガス接続配管に繋ぐ向きとなっていると、圧縮機に高圧ガスが流入し冷媒が溜まり込むこととなる。これは停止している室外機の圧縮機についても同様である。
通常の四方弁は、パイロット弁とスライドバルブ付きの本体からなる。パイロット弁がどちらに冷媒流路を切り替えるか制御された状態で高圧側配管と低圧側配管に差圧が生じると、スライドバルブがスライドすることで四方弁を通過する冷媒の流路が切り替わる。冷房運転の四方弁の向きのまま、つまり圧縮機吐出側を室外熱交換器に繋ぎ、圧縮機吸入側をガス接続配管に繋いだ状態のまま、他の室外機が暖房運転を始めると、ガス管の冷媒圧力が上昇して冷媒が圧縮機吸入側へ入り込む。これを防止するため、例えば特許文献1には、全室外機の圧縮機を運転させ、四方弁位置を統一制御する四方弁合わせ制御手段を備え、全四方弁の向きを揃えることが開示されている。
特開2001−133018号公報
しかし、停止している室外機がある場合、その停止室外機には四方弁の高圧側配管と低圧側配管の差圧が無いため、四方弁を切り替えることができない。上記特許文献1のものでは、冷房シーズンが終わり暖房シーズンに切り替わる場合に、暖房が不要な部屋があっても、高圧側配管と低圧側配管との差圧を確保して四方弁の向きを揃えるために、停止中の室外機の圧縮機も全て起動させる必要がある。従って、全室外機が運転している間は、暖房能力が過剰になりやすい。
また、暖房運転中の室外機同士が交互に除霜を行うと、ガス管の高圧冷媒が除霜を行う室外機の吸入側に繋がり冷媒が流れ込む。この場合も、同時に四方弁を切り替えて全ての室外機が除霜運転に入る必要がある。そうすると、室外熱交換器毎に着霜量が異なるにもかかわらず一斉に除霜運転するため、着霜量が少ない熱交換器は速く霜が無くなり外気へ放熱し始めるため、室内機に送られるべき暖房能力も低下する。これを防ぐために早めに除霜運転を終了させると、着霜量が多い熱交換器には霜が残り、室外熱交換器の吸熱効率が悪くなり、冷凍サイクルの効率も低下する。
更に、冷暖同時運転を可能とするため室外機と室内機とを接続する接続配管を3本とした場合も、例えば複数の室外機を暖房運転と冷房運転にすると、暖房運転側の室外機の圧縮機吸入側に、冷房運転側の室外機から流出した高圧ガス冷媒が流入しないようにする必要がある。
本発明の目的は、複数台の室外機において、暖房運転する室外機と停止又は除霜運転する室外機とが混在する場合でも、一部の室外機の圧縮機へ冷媒が過剰に溜まり込むのを防止することができるマルチ型空気調和機を得ることにある。
本発明の他の目的は、冷暖同時運転する複数台の室外機において、暖房運転する室外機と停止室外機又は冷房運転又は除霜運転する室外機が混在する場合でも、一部の室外機の圧縮機へ冷媒が過剰に溜まり込むのを防止することができるマルチ型空気調和機を得ることにある。
上記目的を達成するために、本発明は、室内熱交換器と室内膨張弁とを有する複数台の室内機、圧縮機と逆止弁と四方弁と室外熱交換器と室外膨張弁とを有する複数台の室外機、前記複数台の室内機と前記複数台の室外機とを接続する液接続配管及びガス接続配管を備えたマルチ型空気調和機において、前記四方弁と前記圧縮機吸入側との間に開閉機構を備え、前記複数台の室外機のうち少なくとも1台が暖房運転中に、前記複数台の室外機のうち停止している室外機の前記開閉機構を閉止すること、又は、前記複数台の室外機のうち少なくとも1台が暖房運転中に、前記複数台の室外機のうち除霜運転している室外機の前記開閉機構を閉止又は開度調整することを特徴とする。
また、他の特徴として、室内熱交換器と室内膨張弁とを有する複数台の室内機、圧縮機と逆止弁と四方弁と室外熱交換器と室外膨張弁とを有する複数台の室外機、前記複数台の室内機と前記複数台の室外機とを接続する液接続配管と低圧ガス接続配管と高圧ガス接続配管、及び前記複数台の室外機と前記複数台の室内機との間に配置され、前記低圧ガス接続配管又は前記高圧ガス接続配管の何れかに繋ぐように前記複数台の室内機との接続を切り替える冷暖切替ユニットを備えたマルチ型空気調和機において、前記四方弁と前記圧縮機吸入側との間に開閉機構を備え、該開閉機構と前記圧縮機吸入側との間に前記低圧ガス接続配管を接続し、前記複数台の室外機のうち少なくとも1台が暖房運転中に、前記複数台の室外機のうち冷房運転している室外機と停止している室外機の前記開閉機構を閉止すること、又は、前記複数台の室外機のうち少なくとも1台が暖房運転中に、前記複数台の室外機のうち除霜運転している室外機の前記開閉機構を閉止又は開度調整することを特徴とする。
本発明によれば、複数台の室内機と複数台の室外機を備えたマルチ型空気調和機において、室外機の四方弁と圧縮機吸入側との間に開閉機構とを備え、暖房運転する室外機と停止室外機が混在した場合は停止室外機の開閉機構を閉止し、暖房運転する室外機と除霜運転する室外機が混在した場合は除霜運転する室外機の開閉機構を閉止又は開度調整するように構成したので、暖房運転している室外機から流出する高圧ガス冷媒が、停止又は除霜運転している室外機の圧縮機吸入側に流入しても、開閉機構で冷媒流量が制御されるため、停止又は除霜運転している室外機の圧縮機へ冷媒が溜まり込むことを防止できる。
また、本発明によれば、冷暖同時運転するマルチ型空気調和機において、暖房運転する室外機と停止室外機又は冷房運転する室外機が混在した場合は冷房又は停止室外機の開閉機構を閉止し、暖房運転する室外機と除霜運転する室外機が混在した場合は除霜運転する室外機の開閉機構を閉止又は開度調整するように構成したので、暖房運転している室外機から流出する高圧ガス冷媒が、冷房運転又は停止又は除霜運転している室外機の圧縮機吸入側に流入しても、開閉機構で冷媒流量が制御されるため、冷房運転又は停止又は除霜運転している室外機の圧縮機へ冷媒が溜まり込むことを防止できる。
以下、本発明の具体的な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に本発明の実施例1を示す。図1は冷凍サイクルの一例であり、2台の室外機10a,10bと4台の室内機40a,40b,40c,40dから構成される。ここで、室外機接続台数は2台より多くても良く、室内機接続台数も4台より多くても少なくても良い。
まず図1の全体構成を述べる。室外機10aの筐体内には、図1に示すように、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機11aと、圧縮機11aから吐出される冷媒を吐出方向に流すための逆止弁12aと、冷媒の循環方向を切り替える四方弁13aと、冷媒と外気との間で熱交換を行う室外熱交換器14aと、絞り機構として機能する室外膨張弁15aとが順次配管接続され、圧縮機11aの吸入側と四方弁13aとの間に、開閉機構16aと、アキュムレータ17aとが配管接続されている。そして、室外熱交換器14aに送風する室外ファン19aが備えられている。室外機10bも室外機10aと同様の構成となっている。
室内機40aの筐体内には、冷媒と室内空気との間で熱交換を行う室内熱交換器41aと、室内膨張弁42aが冷媒配管で接続されている。室内機40b〜40dも室内機40aと同様の構成となっている。
室外機10a,10bと室内機40a〜40dとは、液接続配管35とガス接続配管36が接続され、各々の配管と各室外機10a,10bとの間には、それぞれ液阻止弁31a,31bとガス阻止弁32a,32bが設けられている。
ここで、冷房シーズンから暖房シーズンへ移り変わる時期で、一部の室内機40a,40bのみが暖房起動した際に、部分負荷であるため室外機10aは停止を継続、つまり、圧縮機11a,室外ファン19aは停止、室外膨張弁15a,電磁弁16aは閉となっている。一方室外機10bは起動し,圧縮機11b,室外ファン19bは運転、室外膨張弁15b,電磁弁16bは開となる。
ここで、四方弁13a,13bの向きについて説明する。冷房シーズンに空気調和機を冷房運転させていた場合、四方弁13a,13b共に、吐出配管21a,21bを室外熱交換器14a,14bに繋ぎ、四方弁吸入側配管23a,23bを四方弁阻止弁側配管22a,22bに繋いだ冷房運転時の向きになっている。しかし、四方弁13a,13bを暖房運転時の冷媒流路とするように制御し、圧縮機11b起動後、吐出配管21bと四方弁吸入側配管23bの差圧が確保されると、四方弁13bは吐出配管21bを四方弁阻止弁側配管22bに繋ぎ、四方弁吸入側配管23bを室外熱交換器14bに繋いだ暖房運転状態の向きへと切り替わる。図1の四方弁13bの実線はこの暖房運転状態の向きである。なお、以後四方弁の向きを冷房運転側(図1の四方弁13aの実線の状態),暖房運転側(図1の四方弁13bの実線の状態)と省略して説明する。
次に、冷媒の流れについて説明する。運転中の室外機10bに関し、圧縮機11bで圧縮された高圧ガス冷媒は圧縮機吐出側逆止弁12b,吐出配管21b,四方弁13bを通り、四方弁阻止弁側配管22b,ガス阻止弁32b,ガス接続配管36へと送られる。ガス接続配管36は室内機40a〜40d,室外機10aのそれぞれに繋がるが、高圧ガス冷媒の大部分は室内熱交換器41a,41bへ送られ、室内空気と熱交換し、凝縮して高圧液冷媒となる。一部、室内熱交換器41c,41dへ送られ凝縮するものもあるが、冷媒が溜まらないように室内膨張弁42c,42dを微開としてもよい。一方、室外機10aについて、ガス阻止弁32a,四方弁阻止弁側配管22a,四方弁吸入側配管23aまでは高圧ガス冷媒が溜まるが、電磁弁16aが閉のためそれより先にあるアキュムレータ17a,圧縮機11aに溜まり込むことは無い。また、このときの吐出配管21aと四方弁吸入側配管23a或いはアキュムレータ入口配管24aの圧力を比較すると、吐出配管21aの圧力は四方弁吸入側配管23aより低く、アキュムレータ入口配管24aと同等である。つまり、高圧側配管と低圧側配管の差圧がないため、四方弁13aを冷房運転側から暖房運転側に切り替えることはできない。圧縮機11aを運転し、吐出配管21aの圧力を上げることにより四方弁13aを冷房運転側から暖房運転側に切り替えることが可能となるが、停止中の圧縮機11aを無駄に運転させることになり、効率的ではないため実施しない。但し、一度暖房運転側に切り替えれば、再び室外機10bが運転、室外機10aが停止となっても、ガス阻止弁32a,四方弁阻止弁側配管22a,吐出配管21aまでは高圧ガス冷媒が溜まるが、圧縮機吐出側に逆止弁12aがあるため冷媒はそれより先にある圧縮機11a,アキュムレータ17aに溜まり込むことは無い。この場合、室外機10aは停止でも、電磁弁16aは開でも閉でもよい。
図2に本発明の実施例2を示す。図2は図1と同等のサイクル構成であり、図1と同一符号を付した部分は同一又は対応する部分である。室内機40a,40b,40c,40dが暖房運転し、室外機10bは暖房運転、室外機10aは暖房運転から除霜運転へと切り替わった場合の例である。つまり、圧縮機11aは運転、室外ファン19aは停止、室外膨張弁15aは開、電磁弁16aは閉又は微開となる。ここで、圧縮機吸入側への冷媒の流れを完全に遮断すると吸入圧力が低下し、除霜に必要な熱の運搬を行えないため、吸入圧力を見ながら電磁弁16aの開度を微開にすると良い。電磁弁16aが開閉動作のみで、冷媒流量調整が出来ない場合は、図2のように電磁弁16aと並列にバイパス電磁弁18aを付けても良い。この場合は電磁弁16aは閉、バイパス電磁弁18aは開又は開閉を繰り返しても良い。また、膨張弁のように流量を連続的に変更できるものを電磁弁16aやバイパス電磁弁18aに使用しても良い。
次に、冷媒の流れについて説明する。暖房運転中の室外機10bに関し、圧縮機11bで圧縮された高圧ガス冷媒は圧縮機吐出側逆止弁12b,吐出配管21b,四方弁13bを通り、四方弁阻止弁側配管22b,ガス阻止弁32b,ガス接続配管36へと送られる。ガス接続配管36は暖房運転室内機40a〜40d,室外機10aのそれぞれに繋がるが、高圧ガス冷媒の大部分は室内熱交換器41a,41b,41c,41dへ送られ、室内空気と熱交換し、凝縮して高圧液冷媒となる。残りの高圧ガス冷媒は、室外機10aに送られ、ガス阻止弁32a,四方弁阻止弁側配管22a,四方弁吸入側配管23aに送られる。ここで、電磁弁16aが閉のため、バイパス電磁弁18aを通って冷媒流量は絞られ、低圧ガス冷媒となり、アキュムレータ17a,圧縮機11aに送られる。ここで、バイパス電磁弁18aの開閉は圧縮機吸入圧力が極端に低下しすぎないように開度を調整すると良い。圧縮機11aに送られた低圧ガス冷媒は圧縮され、高温高圧のガス冷媒となり、吐出配管21a,四方弁13aを通って室外熱交換器14aへ送られ、熱交換器表面の霜を溶かしつつ凝縮して高圧液冷媒となる。こうして室内機40a〜40d,室外機10aで凝縮した高圧液冷媒は液接続配管35を介して室外機10bに送られる。そして、室外膨張弁15bで減圧膨張し室外熱交換器14bで室外空気と熱交換しつつ蒸発し低圧ガス冷媒となり、四方弁13b,電磁弁16b,アキュムレータ17bを通り、圧縮機11bで再び圧縮され循環する。室外機10bで室外空気から吸熱し、室外機10aで除霜を行うための熱源を確保できるので、全室外機が一斉に除霜運転する場合と比較して除霜時間も短くて済む。また、通常逆サイクルの除霜のようにガス接続配管36を低圧に引かないため、除霜後の暖房立ち上がりも早い。
図3は本発明の実施例3を示す冷凍サイクルの構成図であり、図3において図1と同一符号を付した部分は同一又は対応する部分である。本実施例は、2台の室外機10a,10bと4台の室内機40a,40b,40c,40d,冷暖切替ユニット50a,50b,50c,50d,液接続配管35,低圧ガス接続配管37,高圧ガス接続配管38から構成され、複数の室内機の運転状態が暖房運転,冷房運転,停止が同時に混在できるようにしたものである。図1と同様に室内機40a,40bが暖房運転、室内機10c,40dが停止、室外機10aは停止、室外機10bは暖房運転の図である。なお、室外熱交換器の四方弁の向きが揃わないことは、冷房シーズンから暖房シーズンに移り変わりの時期だけではなく、冷房負荷,暖房負荷の状況に応じて室外機10aは冷房運転、室外機10bは暖房運転を行う場合にも起こりうる。
まず、図1と同様に室外機10aが停止の場合における冷媒の流れについて説明する。運転中の室外機10bに関し、圧縮機11bで圧縮された高圧ガス冷媒は圧縮機吐出側逆止弁12b,吐出配管21b,四方弁13bを通り、四方弁阻止弁側配管22b,ガス阻止弁32b,高圧ガス接続配管38へと送られる。この高圧ガス冷媒は、冷暖切替ユニット50a〜50dへと送られる。ここで、暖房運転室内機40a,40bに繋がる冷暖切替ユニット50a,50bの高圧側開閉機構52a,52bは開、停止室内機40c,40dに繋がる冷暖切替ユニット50c,50dの高圧側開閉機構52c,52dは閉となる。このため、室内機40a,40bにのみ高圧ガス冷媒は送られ、室内熱交換器41a,41bにて室内空気と熱交換し、凝縮して高圧液冷媒となる。一方、停止した室外機10aについては、ガス阻止弁32a,四方弁阻止弁側配管22a,四方弁吸入側配管23aまでは高圧ガス冷媒が溜まっているが、電磁弁16aが閉のためそれより先にあるアキュムレータ17a,圧縮機11a,低圧ガス室外機内配管34aに冷媒が溜まり込むことは無い。
次に、室内機の冷房負荷が増えて、室外機10aを冷房運転させる場合を説明する。例えば停止していた室内機40c,40dが冷房運転する場合、室内機40a,40bで凝縮した液冷媒を使うと同時に、室外機10aから送られてきた液冷媒も使い冷房を行う。室内膨張弁42c,42dで減圧し室内熱交換器41c,41dで室内空気と熱交換し蒸発した低圧ガス冷媒は冷暖切替ユニット50c,50dの低圧側開閉機構51c,51d、低圧ガス接続配管37を通り室外機10a,10bへと送られる。室外機10bへ送られた低圧ガス冷媒は圧縮機11bへ送られ圧縮されて高温高圧ガス冷媒となり、吐出配管21b,四方弁13b,四方弁阻止弁側配管22bを通り高圧ガス接続配管38に送られ暖房運転室内機40a,40bにて利用される。一方室外機10aへ送られた低圧ガス冷媒は圧縮機11aで圧縮され高温高圧ガス冷媒となり、吐出配管21a,四方弁13aを通り、室外熱交換器14aにて室外空気と熱交換し、凝縮して高圧液冷媒となる。このとき、室外膨張弁15aは開となり液接続配管35,冷房運転室内機40c,40dへと送られ利用される。なお、室内機の多くが冷房運転する場合は、室外機10bの室外膨張弁15bは閉じて、暖房運転している室内機から流出する高圧液冷媒と室外機10aから流出する高圧液冷媒を全て冷房運転中の室内機へ送っても良い。このように、室外機が複数台存在する冷暖同時マルチ空気調和機において、室内の負荷に応じて室外機の運転が冷房運転,暖房運転に分かれるとき、冷房運転側の室外機10aの電磁弁16aを閉じて運転を実現することが可能である。
図4に本発明の実施例4を示す冷凍サイクル構成図であり、図3と同一符号を付した部分は同一又は対応する部分である。運転は図2と同様に室内機40a,40b,40c,40dが暖房運転し、室外機10bは暖房運転、室外機10aは暖房運転から除霜運転へ切り替わった場合の例である。つまり、圧縮機11aは運転、室外ファン19aは停止、室外膨張弁15aは開、電磁弁16aは閉又は微開となる。図2と異なる点は、室外機10a,10bが低圧ガス室外機内配管34a,34b,低圧ガス接続配管37を介して室内機40a〜40dと連通されている点である。このため、電磁弁16aを閉にし、圧縮機吸入側への冷媒の流れを完全に遮断しても、暖房運転側の室外機10bから低圧ガス室外機内配管34b,低圧ガス接続配管37,低圧ガス室外機内配管34aを介して低圧ガス冷媒が圧縮機11aに供給されるため、吸入圧力が極端に低下することは無い。また、吸入圧力が低下しすぎる場合は、電磁弁16aの開度を微開としてもよく、図2のように電磁弁16aと並列にバイパス電磁弁18aを設けても良く、膨張弁のように流量を連続的に変更できるものを使用しても良い。
次に、冷媒の流れについて説明する。暖房運転中の室外機10bに関し、圧縮機11bで圧縮された高圧ガス冷媒は圧縮機吐出側逆止弁12b,吐出配管21b,四方弁13bを通り、四方弁阻止弁側配管22b,ガス阻止弁32b,高圧ガス接続配管38へと送られる。この高圧ガス冷媒は、冷暖切替ユニット50a,50b,50c,50dを介して暖房運転室内機40a〜40dの室内熱交換器41a,41b,41c,41dへ送られ、室内空気と熱交換して凝縮し、高圧液冷媒となる。一方、高圧ガス冷媒は、室外機10aにも繋がっており、ガス阻止弁32a,四方弁阻止弁側配管22a,四方弁吸入側配管23aには高圧ガス冷媒が溜まる。ここで、電磁弁16aは基本的に閉のため、高圧ガス冷媒は圧縮機11aには送られない。圧縮機11aが圧縮する低圧ガス冷媒は、室外機10bの室外熱交換器14bから圧縮機11bに送られる低圧ガス冷媒の一部であり、低圧ガス室外機内配管34b,低圧ガス接続配管37,低圧ガス室外機内配管34a,アキュムレータ17aを通り圧縮機11aへ送られる。ここで圧縮された高温高圧のガス冷媒は吐出配管21a,四方弁13aを通って室外熱交換器14aへ送られ、熱交表面の霜を溶かしつつ凝縮して高圧液冷媒となる。このように室内機40a〜40d,室外機10aで凝縮した高圧液冷媒は液接続配管35を介して室外機10bに送られる。そして、室外膨張弁15bで減圧膨張し室外熱交換器14bで室外空気と熱交換しつつ蒸発して低圧ガス冷媒となり、四方弁13b,電磁弁16bを通り、一部は室外機10aへ送られ、残りはアキュムレータ17bを通り圧縮機11bで再び圧縮されて循環する。
このように、室外機10bで室外空気から吸熱し、室外機10aで除霜を行うための熱源を確保できるので、全室外機が一斉に除霜運転する場合と比較して除霜時間も短くて済み、適正なタイミングで交互に除霜できる。また通常逆サイクルの除霜のようにガス接続配管36(図2参照)を低圧に引かないため、除霜後の暖房立ち上がりが早く、除霜時の無駄な放熱や吸熱効率低下も無くして暖房効率を向上させることができる。
本発明のマルチ型空気調和機の実施例1を示す冷凍サイクル構成図。 本発明のマルチ型空気調和機の実施例2を示す冷凍サイクル構成図。 本発明のマルチ型空気調和機の実施例3を示す冷凍サイクル構成図。 本発明のマルチ型空気調和機の実施例4を示す冷凍サイクル構成図。
符号の説明
10a,10b 室外機
11a,11b 圧縮機
12a,12b 逆止弁(圧縮機吐出側逆止弁)
13a,13b 四方弁
14a,14b 室外熱交換器
15a,15b 室外膨張弁
16a,16b 電磁弁(開閉機構)
17a,17b アキュムレータ
18a,18b バイパス電磁弁
19a,19b 室外ファン
21a,21b 吐出配管
22a,22b 四方弁阻止弁側配管
23a,23b 四方弁吸入側配管
24a,24b アキュムレータ入口配管
31a,31b 液阻止弁
32a,32b ガス阻止弁(高圧ガス阻止弁)
33a,33b 低圧ガス阻止弁
34a,34b 低圧ガス室外機内配管
35 液接続配管
36 ガス接続配管
37 低圧ガス接続配管
38 高圧ガス接続配管
40a,40b,40c,40d 室内機
41a,41b,41c,41d 室内熱交換器
42a,42b,42c,42d 室内膨張弁
50a,50b,50c,50d 冷暖切替ユニット
51a,51b,51c,51d 低圧側開閉機構
52a,52b,52c,52d 高圧側開閉機構

Claims (2)

  1. 室内熱交換器と室内膨張弁とを有する複数台の室内機、圧縮機と逆止弁と四方弁と室外熱交換器と室外膨張弁とを有する複数台の室外機、前記複数台の室内機と前記複数台の室外機とを接続する液接続配管及びガス接続配管を備えたマルチ型空気調和機において、
    前記四方弁と前記圧縮機吸入側との間に開閉機構を備え、前記複数台の室外機のうち少なくとも1台が暖房運転中に、前記複数台の室外機のうち停止している室外機の前記開閉機構を閉止すること、又は、前記複数台の室外機のうち少なくとも1台が暖房運転中に、前記複数台の室外機のうち除霜運転している室外機の前記開閉機構を閉止又は開度調整することを特徴とするマルチ型空気調和機。
  2. 室内熱交換器と室内膨張弁とを有する複数台の室内機、圧縮機と逆止弁と四方弁と室外熱交換器と室外膨張弁とを有する複数台の室外機、前記複数台の室内機と前記複数台の室外機とを接続する液接続配管と低圧ガス接続配管と高圧ガス接続配管、及び前記複数台の室外機と前記複数台の室内機との間に配置され、前記低圧ガス接続配管又は前記高圧ガス接続配管の何れかに繋ぐように前記複数台の室内機との接続を切り替える冷暖切替ユニットを備えたマルチ型空気調和機において、
    前記四方弁と前記圧縮機吸入側との間に開閉機構を備え、該開閉機構と前記圧縮機吸入側との間に前記低圧ガス接続配管を接続し、前記複数台の室外機のうち少なくとも1台が暖房運転中に、前記複数台の室外機のうち冷房運転している室外機と停止している室外機の前記開閉機構を閉止すること、又は、前記複数台の室外機のうち少なくとも1台が暖房運転中に、前記複数台の室外機のうち除霜運転している室外機の前記開閉機構を閉止又は開度調整することを特徴とするマルチ型空気調和機。
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