JP2010047881A - 首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマー - Google Patents

首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマー Download PDF

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Abstract


【課題】 低伸縮性生地で製作された被りタイプの就寝時用ネックウォーマーであって、着脱が容易で、圧迫感のない快適な着用感がある首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマーを提供すること。
【解決手段】 就寝時用ネックウォーマー1は、生地の伸縮性によって利用者の首に密着して使用することが不可能なサイズのダブルガーゼ生地製の布製円筒状体20を、ダブルガーゼ生地製のパジャマ上衣本体11に縫合して構成されている。布製円筒状体20は、その長さが利用者の肩から耳上付近まで、且つその筒周りが利用者の頭周りより1割から2割程度大きいゆったりサイズであって、その下側開口端部20cは逆漏斗状に拡大されている。更に、布製円筒状体20の上端部には一対の耳掛け穴23,23を形成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、被りタイプの就寝時用ネックウォーマーに関し、特に夏用パジャマのタートルネック部に適した就寝時用ネックウォーマーに関する。
近年の地球の温暖化現象の影響で、都市部の住宅では冷房しないで就寝することが当然のようになっている。一方、CO2の削減のために、冷房の設定温度を高めることも要求されている。このため、パジャマだけで就寝することになるが、首部には冷房の冷気が直接当たるので、喉を痛めたり、風邪を引いたり、熟睡できないなどの問題を抱えている人が非常に多くなっている。
風邪の予防などを目的として、就寝時に冷気から首と頬を保温すると共に鼻や喉の乾燥を防止する最も一般的な方法は、冬用のハイネックパジャマを着込み、首にはハンカチや手拭いを巻き、顔には口を覆うマスクを着用して就寝するものである。しかしながら、この方法は結構面倒であるだけでなく、巻いたハンカチや手拭い、着用したマスクが就寝中に外れるという問題がある。
冬用のハイネックパジャマは、一般に、比較的厚手のメリヤス生地で作られたパジャマ本体に、同じ生地で作られたハイネック襟が縫い付けられて構成されている。そして、前記ハイネック襟は首回りと同じか1割程度で且つ首の半分から3分の2ぐらいの長さである。このような形状とサイズにすることによって、ある程度の首の保温効果が得られる。しかしながら、前記ハイネックパジャマは、風邪の予防に効果的と言われている喉首の保温ができないし、当然ながら頬の保温ができないものである。
利用者の首回りと同程度で頭までの長さ程度のサイズのタートルネック襟を有するウールのタートルネックセーター、及び同程度のサイズのタートルネック襟を有する綿ジャージーのタートルネックインナーウエアが市販され、広く利用されている。これらは、タートルネック襟を二つ折り又は三つ折にして着用されるものであるが、生地の高い伸縮性によってタートルネック襟は利用者の首に密着し、着用位置に確実に保持される。タートルネックセーターもタートルネックインナーウエアも、寒い時期の昼間の衣服としては快適であるが、首への圧迫感があること、及び保温効果が大き過ぎることの理由で就寝時用保温着には適したものではない。
毛糸のネックウォーマーも様々なものが市販されている。この市販のネックウォーマーは、利用者の首回りと同程度で、首の長さ程度のサイズの布製円筒状体からなるもので、生地の高い伸縮性によって前記布製円筒状体を利用者の首に密着させ、これによってネックウォーマーを着用位置に保持するものである。しかしながら、この市販の毛糸のネックウォーマーは、首への圧迫感があること、及び保温効果が大き過ぎることの理由で就寝時用ネックウォーマーには適さないものである。実用新案登録第3105978号公報(特許文献1)、実用新案登録第3105271号公報(特許文献2)、実用新案登録第3099460号公報(特許文献3)に開示されているネックウォーマーも、同様の理由から、就寝時用ネックウォーマーとしては殆ど利用されていないようである。
特開2003−155607号公報(特許文献4)には、被りタイプのパジャマ上衣本体にスタンドカラーの衿部を取り付けたパジャマ上衣が記載されている。このパジャマ上衣は、巾の広い立て衿部に連続して前立て部を設けたパジャマ上衣であって、前記前立て部の両側に切り替え部を設け、前記衿部及び前立て部は伸縮性の小さなリバーシブルフライスの布地により形成し、前記切り替え部は伸縮性の大きなリブフライスの布地により形成したことを特徴とするものである。ところで、スタンドカラーの衿部は、生地の高い伸縮性を利用しないで、利用者の首の周りをカバーし、その着用位置を保持するものである。このため、生地の高い伸縮性によって利用者の首に密着し、その着用位置に確実に保持されタートルネック衿と比較すると、スタンドカラーの衿部は構造が複雑である。また、スタンドカラーの衿部を立て衿として使用するときには前立てスナップを閉じなければならないから、利用者にとって面倒であるだけでなく、衿の左右の端部が重ね合わせられる部分に必然的に隙間ができ、この隙間から冷気が侵入する。要するに、スタンドカラーの衿部を備えた被りタイプのパジャマは、風邪予防に効果がある首全体の快適な保温が出来ないし、着心地も快適とは言えないという問題がある。
上述の状況に鑑み、本願の発明者は、高い伸縮方向を縦に且つ二重にした綿ジャージー生地で形成された漏斗状体のタートルネック部であって、その長さが利用者の肩から耳付近まで、その最大筒周りが利用者の頭周りより1割から2割程度大きく且つその最小筒周りが利用者の頭周りと同程度のサイズのゆったりサイズの綿ジャージー製タートルネック部を、丸首の綿ジャージー製保温着本体に縫合した保温着(以下、「綿ジャージー製漏斗状タートルネック部を備えた保温着」という。)を発明し、特許出願(特願2008−157431)した。この保温着は、縦方向の高い伸縮性と横方向の低い伸縮性を備えた綿ジャージー生地で製作されているので、冬用保温着には最適であるが、夏用パジャマ上衣には適さない。綿ジャージー生地は通気性が低いからである。そこで、通気性の高いパジャマ用生地で上述の構造の夏用パジャマ上衣を試作したが、失敗した。通気性の高いパジャマ用生地は低伸縮性のために、この生地製の漏斗状体のタートルネック部は着脱が困難なことが分かったからである。なお、試作に使った通気性の高いパジャマ用生地はダブルガーゼ生地である。
実用新案登録第3105978号公報 実用新案登録第3105271号公報 実用新案登録第3099460号公報 特開2003−155607号公報
本発明が解決しようとする第1の課題は、低伸縮性生地で製作された被りタイプの就寝時用ネックウォーマーであって、着脱が容易で、圧迫感のない快適な着用感がある首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマーを提供することである。
本発明が解決しようとする第2の課題は、低伸縮性生地で製作された就寝時用ネックウォーマーであって、前記と同じ生地で製作された被りタイプの夏用パジャマ上衣のタートルネック部に適した首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマーを提供することである。
上記課題を解決する首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマーは、生地の伸縮性によって利用者の首に密着して使用することが不可能なサイズの低伸縮性生地で製作された布製円筒状体で首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマーであって、前記布製円筒状体はその長さが利用者の肩から耳上付近まで、且つその筒周りが利用者の頭周りより1割から2割程度大きいサイズであること、その下端部の開口端には前記低伸縮性生地で製作された保持着の襟ぐりが縫合されていること、及び、その上端部には一対の耳掛け部が設けられていることを特徴とする首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマーである。
本発明により、低伸縮性生地で製作された被りタイプの就寝時用ネックウォーマーであって、着脱が容易で、圧迫感のない快適な着用感があり、しかも着用時の型崩れと位置ずれが生じ難い被りタイプの就寝時用ネックウォーマーが提供された。
また、本発明により、低伸縮性生地で製作された被りタイプの就寝時用ネックウォーマーであって、首の保温だけでなく両頬の保温並びに保湿ができる就寝時用ネックウォーマーが提供された。
更に、本発明により、低伸縮性生地で製作された被りタイプの就寝時用ネックウォーマーであって様々なサイズの被りたい就寝時用ネックウォーマーを低価格で提供することが可能になった。
更にまた、本発明により、冷房による冷気から喉を保護し、同時に快適な睡眠を促進する夏用タートルネックパジャマが提供された。
本発明に係る就寝時用ネックウォーマーは、生地の伸縮性によって利用者の首に密着して使用することが不可能なサイズの低伸縮性生地で製作された布製円筒状体で首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマーであって、前記布製円筒状体はその長さが利用者の肩から耳上付近まで、且つその筒周りが利用者の頭周りより1割から2割程度大きいサイズであること、その下端部の開口端には前記低伸縮性生地で製作された保持着の襟ぐりが縫合されていること、及び、その上端部には一対の耳掛け部が設けられている。そして、前記布製円筒状体は、その下側開口端部が逆漏斗状に拡大しており、その筒周りは上側開口端部の筒周りよりも1割程度大きくなっている。
本発明の実施例1の首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマー1は、図1と図2に示す如く、生地の伸縮性によって利用者の首に密着して使用することが不可能なサイズの被りタイプであって、低伸縮性生地で製作されたネックウォーマーである。低伸縮性生地はダブルガーゼ生地であるが、シルク生地や、シルクと綿の混紡生地でもよい。
即ち、このネックウォーマーは、二重にしたダブルガーゼ生地で製作された布製円筒状体20であって、その長さが利用者の肩から耳上付近まで、その筒周りが利用者の頭周りより1割から2割程度大きいサイズの布製円筒状体20を備える。例えば、女性用の就寝時用ネックウォーマー1の布製円筒状体20の筒周りは、平均的な頭周りが56cmであるので、62cmである。また、男性用の就寝時用ネックウォーマー1の布製円筒状体20の筒周りは、平均的な頭周りが58cmであるので、64cmである。そして、布製円筒状体20の下端部20cの開口端にはダブルガーゼ生地製の被りタイプの保持着11の襟ぐりが縫合されており、且つその上端部20aには一対の耳掛け穴23,23が設けられている。
二重にしたダブルガーゼ生地で形成された布製円筒状体20は、着脱や洗濯を繰り返しても、その筒回りが拡大し難く、従って、布製円筒状体の最初の形状を概ね保持し続けることができる。
布製円筒状体20は、二重にしたダブルガーゼ生地製の前側衿部材21と後側衿部材22の対応する左右の側端部は縫い代を重ね合わせて縫合し、更に、前記前側衿部材21の上端部と後側衿部材22の上端部は縫い代10mm程度を折り返して縫合して製作されている。前側衿部材21と後側衿部材22の左右の縫い代を重ねて縫い合わせした部分、即ち衿部材縫合部20b,20bは、ダブルガーゼ生地が四重になっている。また、布製円筒状体20の上側開口端部20aもダブルガーゼ生地が四重になっている。このような構造にしたことによって、二重にしたダブルガーゼ生地で形成された布製円筒状体20は腰折れと型崩れがし難くなり、着用時の所定位置への保持がし易くなる。
実施例1において、一対の耳掛け穴23,23は、前側衿部材21の左右の上端部にそれぞれ設けられているが、これは前側衿部材21を後側衿部材22の2倍程度の大きさにしためである。逆に、後側衿部材22を前側衿部材21の2倍程度大きくした場合には、一対の耳掛け穴23,23は後側衿部材22の左右の上端部にそれぞれ設けられる。或いは、前側衿部材21は後側衿部材22より2割程度大きくした場合には、一対の耳掛け穴23,23は衿部材縫合部20b,20bの上部に設けられる。
実施例1において、一対の耳掛け穴23,23は、横長の楕円形耳掛け穴である。耳掛け穴23,23の周縁には、緩衝部23aが形成されている。緩衝部23aは、耳掛け穴23の周縁に、ゴム紐のようなクッション材を取り付けて形成されている。布製円筒状体20は二重にしたダブルガーゼ生地で形成されているので、着脱や洗濯を繰り返しても、布製円筒状体の最初からの形状を概ね保持し続けることができ、従って一対の耳掛け穴23,23の相対位置が変わることがない。なお、一対の耳掛け穴23,23は円形や横長の長方形でもよい。
布製円筒状体20は、その長さが利用者の肩から耳上付近までの長さ、例えば24cmである。また、布製円筒状体20は、その筒周りが利用者の頭周りより1割から2割程度大きいサイズ、例えば70cmである。布製円筒状体20は、市販のタートルネックセーターのタートルネック部とは比較にならない程の大きなタートルネック部である。
布製円筒状体20の上方への位置ずれを防止する保持着11は、下端部15が利用者2の臍付近までの長さの袖なしで丸首のダブルガーゼ生地製の保持着である。下端部15は、ダブルガーゼ生地が10mm程度の縫い代を折り返されて、且つ縫合されている。
カットソーで製作され布製円筒状体20の下端開口端20cを、カットソーで製作された保持着11の衿ぐり12に縫い付ければ、実施例1の首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマーが完成する。従って、本発明に係る首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマーは構成及び製作工程は簡単であり、低コストで製作できる。
本発明の実施例2は夏用パジャマのタートルネック部として機能する就寝時用ネックウォーマーであり、図3と図4に示す如く、ゆったりサイズの布製円筒状体20はダブルガーゼ生地製のパジャマ上衣本体11に縫合されて夏用パジャマを構成している。
布製円筒状体20は、実施例1と同じく、二重にしたダブルガーゼ生地で形成されたものであって、その長さが利用者の肩から耳上付近まで、その筒周りが利用者の頭周りより1割から2割程度大きいサイズのものである。更に、布製円筒状体20の上端部には一対の耳掛け穴23,23をそれぞれ設けている。
布製円筒状体20の上方への位置ずれを防止する保持着は、衿ぐり12、及び腕の付け根付近まで延伸した肩カバー部14,14を備え、下端部15が利用者2の臀部付近までの長さの丸首のダブルガーゼ生地製のパジャマ上衣本体11である。下端部15は、ダブルガーゼ生地が10mm程度の縫い代を折り返されて、且つ縫合されている。
要するに、実施例2の就寝時用ネックウォーマーは、実施例1と基本的には同じ構造であるので、以下の2つの相違点を除いて詳細な説明は省略する。
第1の相違点は、布製円筒状体20の下側開口端部20cを逆漏斗状拡大部としたことである。逆漏斗状拡大部の最大筒周り、即ち実施例2の布製円筒状体20の下側開口端部20cの筒周りは、布製円筒状体20の円筒状部の筒周りよりも1割程度大きいもの、例えば60〜70cmとなる。なお、前記の布製円筒状体20の円筒状部の筒周りは、利用者の頭周りより1割から2割程度大きいものである。例えば、女性用の就寝時用ネックウォーマー1の布製円筒状体20の円筒状部の筒周りは、平均的な頭周りが56cmであるので、62cmである。また、男性用の就寝時用ネックウォーマー1の布製円筒状体20の円筒状部の筒周りは、平均的な頭周りが58cmであるので、64cmである。当然ながら、実施例2の丸首のダブルガーゼ生地製のパジャマ上衣本体11の衿ぐりの周回りも大きく、逆漏斗状拡大部の最大筒周りに合わせて大きくされている。布製円筒状体20の下側開口端部20cを逆漏斗状拡大部構造とすることによって、実施例1の就寝時用ネックウォーマーよりも、実施例2の就寝時用ネックウォーマーは着脱が更に容易になる。
第2の相違点は、保持着10の構造である。保持着は、実施例1においては丈の短いランニングシャツ型の保持着11を備えるものであったのに対して、実施例2においては丈の長い丸首のTシャツ型の夏用パジャマ上衣を備えるものである。丈の長い丸首のTシャツ型としたことにより、保持着10は、布製円筒状体20の上方への位置ずれを防止する機能だけでなく、ショルダーウォーマー及び腹巻きとしても機能するようになった。
以下、本発明に係る就寝時用ネックウォーマーの特徴的作用効果等について説明する。
(ネックウォーマーの着脱)
ダブルガーゼの如き低伸縮性の生地製の本発明に係る就寝時用ネックウォーマーは、着脱は極めて簡単である。利用者2は保持着10を頭から被り、布製円筒状体20から顔の上半分が露出したら、一対の耳掛け穴23,23に両耳を引っ掛けるだけで、着用が完了する。そして、着用が完了すると同時に、布製円筒状体20は、所定着用位置に保持される。また、着用した就寝時用ネックウォーマーを外すことも簡単である。本発明に係る就寝時用ネックウォーマーはダブルガーゼの如き低伸縮性の生地製であるため、綿ジャージー製漏斗状タートルネック部を備えた保温着の着脱の容易さに比べると劣るが、実用上は全く問題ない。
(布製円筒状体の所定着用位置への保持)
本発明に係る就寝時用ネックウォーマー1を利用者が着用すると、ダブルガーゼ生地製の布製筒状体20は、その上側は耳掛け穴23によって利用者の耳に係止され、且つその下側は保持着に縫合されている。このため、本発明に係る就寝時用ネックウォーマー1のダブルガーゼ生地製の布製筒状体20は、利用者の耳と肩の間で上からと下から支えられ、カバーすべき利用者の部位の周りに確実に保持される。
即ち、実施例2の就寝時用ネックウォーマー1を利用者2が着用すると、図5の正面から見た斜視図と図6の右側から見た斜視図に示す如くとなる。これらの図は、利用者2が起き上がっているときの着用状態であるが、ダブルガーゼ生地製の布製筒状体20は、利用者2の首から顔の大部分を密着しないでカバーし、同時に両耳付近、鼻、顎などの顔の数箇所に部分的に軽く密着しながら頭部のほぼ下半分を覆っていることが理解されるであろう。また、就寝時用ネックウォーマー1は非常にゆったりしたサイズであるため、利用者2が布団やベッドに仰向けに寝たときには、首の前の部分に布製筒状体20が垂れ下がってきて軽く触れるようになることも理解されるであろう。従って、通常の使用状態ではダブルガーゼ生地製の布製筒状体20は就寝時に型崩れすることも着用の位置ずれすることもない。
(ネックウォーマーの保温機能)
本発明に係る就寝時用ネックウォーマーの快適な保温機能は、主に、布製円筒状体20と利用者の首の間に形成され、首をぐるりと囲み、且つ利用者の肩側端部も顎側端部も閉じた筒状閉鎖隙間によって達成されている。前記筒状閉鎖隙間は、長さは利用者の首の長さと同じで、間隔は様々であるが最大は40mm程度である。そして、この筒状閉鎖隙間に閉じ込められた空気が、利用者の首全体を包み、冷えた外気が利用者の首に直接伝わらないように機能すると共に、利用者の体温に近い温度を保持する。換言すれば、実施例1の就寝時用ネックウォーマーの快適な保温機能と保湿機能は、主に、布製円筒状体20と利用者の首の間に形成された筒状空気層によって達成されているのである。
また、本発明に係る就寝時用ネックウォーマーの快適な保温機能は、前記布製円筒状体20が利用者の首をぐるりと囲む前記筒状空気層を形成すると共に、残りの部分が利用者の両頬と顎を圧迫感なくカバーしていることによって更に効果的に達成されている。ところで、綿ジャージー製漏斗状タートルネック部を備えた保温着を着用した場合にも、前記漏斗状タートルネック部の漏斗状体と利用者の首の間に、首をぐるりと囲み、且つ利用者の肩側端部も顎側端部も閉じた筒状閉鎖隙間が形成されるが、その間隔は最大でも20mm程度である。従って、保温機能は、筒状空気層の間隙が大きい分だけ、本発明に係る就寝時用ネックウォーマーが綿ジャージー製漏斗状タートルネック部よりも優れている。
上述の如き快適な保温機能を有するので、本発明に係る就寝時用ネックウォーマーを着用した場合は、冷えた外気は首を襲ってこないし、首から水分が逃げることもない。このことから、実施例1又は実施例2の就寝時用ネックウォーマーの布製円筒状体20は、全身の快適な保温機能と共に、両頬並びに首の適度の保湿機能を奏することに貢献していると考えられる。
また、実施例2の夏用パジャマは、そのダブルガーゼ生地製パジャマ上衣本体11がショルダーウウォーマーと腹巻として機能しているから、肩や背中から冷えた外気が襲ってくることがない。
更に、実施例1又は実施例2の就寝時用ネックウォーマーを着用した場合、その布製円筒状体20は一対の耳掛け穴23,23が両耳3,3に掛けられているので、首と顎を隙間無くカバーするネックウォーマーとして機能すると共に、鼻、口及び両頬をカバーするフェイスマスクとして機能する。このため、図5から理解されるように、自分の温かい湿った呼気が布製円筒状体20の中に入り込むことになるから、保湿機能を更に高めている。
(着用感)
本発明に係る就寝時用ネックウォーマーは、生地の伸縮性によって利用者の首に密着して使用することが不可能なサイズの低伸縮性生地で製作された布製円筒状体で首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマーであるので、利用者2に快適な着用感を与えるものである。即ち、布製円筒状体20の一対の耳掛け穴23,23が両耳3,3に掛けられているときには、布製円筒状体20の前側の上半分は両耳と顎の三点で支持されているが、これは生地の伸縮性を利用したものではないので、利用者の顔を圧迫することはない。また、布製円筒状体20の前側の下半分は自重によって首にふんわりと覆い被さるから、利用者の首を圧迫することはない。更に、夏の暑い夜には、通気性が高いダブルガーゼ生地製パジャマ上衣本体11によって利用者は発汗が抑えられる。従って、特に夏用パジャマとして快適な着用感を利用者に与えるものである。
実施例1の就寝時用ネックウォーマーの正面図である。 実施例1の就寝時用ネックウォーマーの背面図である。 実施例1の就寝時用ネックウォーマーの正面図である。 実施例1の就寝時用ネックウォーマーの背面図である。 実施例2の就寝時用ネックウォーマーを着用し、起き上がっているときの利用者を正面から見た斜視図である。 実施例2の就寝時用ネックウォーマーを着用し、起き上がっているときの利用者を右側から見た斜視図である。
符号の説明
1 就寝時用ネックウォーマー
2 利用者
3 耳
11 保持着又はパジャマ上衣
12 衿ぐり部
13 袖ぐり部
14 肩カバー部
15 下端部
20 布製円筒状体
20a 上側開口端部
20b 衿部材縫合部
20c 下側開口端部
21 前側衿部材
22 後側衿部材
23 耳掛け穴
23a 緩衝部

Claims (5)

  1. 生地の伸縮性によって利用者の首に密着して使用することが不可能なサイズの低伸縮性生地で製作された布製円筒状体で首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマーであって、前記布製円筒状体はその長さが利用者の肩から耳上付近まで、且つその筒周りが利用者の頭周りより1割から2割程度大きいサイズであること、その下端部の開口端には前記低伸縮性生地で製作された保持着の襟ぐりが縫合されていること、及び、その上端部には一対の耳掛け部が設けられていることを特徴とする首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマー。
  2. 前記布製円筒状体は、その下側開口端部が逆漏斗状に拡大しているものであることを特徴とする請求項1に記載の首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマー。
  3. 前記低伸縮性生地はダブルガーゼ生地であって、前記布製円筒状体は二重にしたダブルガーゼ生地製の前側衿部材と後側衿部材の少なくとも2つの布部材を縫合して形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマー。
  4. 前記低伸縮性生地はダブルガーゼ生地であって、前記布製円筒状体は二重にしたダブルガーゼ生地製の幅の広い前側衿部材と幅の狭い後側衿部材の2つの布部材を縫合して形成されたものであること、及び耳掛け部は前記前側衿部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマー。
  5. 前記耳掛け部は、一対の横長の長方形又は楕円形の耳掛け穴であることを特徴とする請求項1又は4に記載の首と頬を保温する就寝時用ネックウォーマー。



















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