JP2010046734A - ドリルヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】工具自体又は機械側に不具合があって、切削される孔の中心とドリルヘッドの中心とに微小な狂いがある場合でも、適正な孔加工を行うことができ、加工精度を悪化させることのないドリルヘッドを提供する。
【解決手段】ヘッド本体1の外周に、被削材の切削孔の内周面に摺接するガイドパッド5を設けたドリルヘッドにおいて、ガイドパッド5の円弧状ガイド面5oとこれに隣接するヘッド進行方向先端側面取り部5aとの境界部10A、及びガイド面5oとこれに隣接するヘッド回転方向先端側面取り部5cとの境界部10Cを夫々アールに形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、主として深孔の切削に使用されるドリルヘッド関するものである。
深孔切削のドリルヘッドは、ヘッド本体の先端面に切削刃を取り付けると共に、ヘッド本体の先端部外周の周方向複数箇所(通常2箇所)にガイドパッドを取り付けたもので、ヘッド本体の後端面に開口する取付孔を利用して工具シャンク等の先端に取り付けられ、ドリルヘッド側を回転させるか、又は被削材側を回転させることによって切削加工を行うものである。そしてガイドパッドは、超硬材によって形成されたもので、切削中に切削孔(加工孔)の内周面に摺接して切削刃による切削反力を受け止めながら、切削中のヘッド本体の振れや直進性の低下を防止する重要な役割を有する。
図3は深孔切削用ドリルヘッドのヘッド本体1の外周に取り付けられている従来のガイドパッド20を示し、(a) は取付状態の平面図、(b) は側面図である。これらの図から分かるように、従来のガイドパッド15は、円弧状ガイド面15oと、これに隣接する先端側面取り部15a、後端側面取り部15b、左右両端側面取り部15c,15dとの夫々の境界部20A,20B,20C,20Dが夫々ぞれシャープエッジを形成している。
ところで、上記のようなドリルヘッドを使用して深孔切削加工を行う際に、例えば僅かな製作誤差によってヘッド本体側の軸芯が微小に偏心しているなど工具自体に多少の不具合があったり、またはドリルヘッドを取り付ける機械側にミスアライメントによる不具合があって、切削される孔の中心とドリルヘッドの中心とが微妙に狂っている場合がある。斯かる場合には、ガイドパッドの円弧状ガイド面が切削孔の内周面に対し偏った接触状態となる。しかして、図3によって説明したように、従来のドリルヘッドのガイドパッド15は、円弧状ガイド面15oと、これの先後端部及び左右端部に形成されている面取り部15a,15b,15c,15dとの境界部20A,20B,20C,20Dがシャープエッジを成しているため、このシャープエッジが切削孔の内周面に当たることによって、孔径が不等に拡大したり、孔の内周面にスパイラルマーク(螺旋状模様)を形成して、加工精度を悪化させるという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑み、工具自体あるいは機械側に不具合があって、切削される孔の中心とドリルヘッドの中心とに微小な狂いがある場合であっても、適正な孔加工を行うことができ、加工精度を悪化させることのないドリルヘッドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、ヘッド本体1の外周に、切削孔の内周面に摺接するガイドパッド5を設けたドリルヘッドにおいて、
ガイドパッド5の円弧状ガイド面5oとこれに隣接するヘッド進行方向先端側面取り部5aとの境界部10A、及び前記ガイド面5oとこれに隣接するヘッド回転方向先端側面取り部5cとの境界部10Cを夫々アールに形成したことを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載のドリルヘッドおいて、ガイドパッド5の円弧状ガイド面5oとこれに隣接するヘッド進行方向先端側面取り部5aとの境界部10A、前記ガイド面5oとこれに隣接するヘッド進行方向後端側面取り部5bとの境界部10B、前記ガイド面5oとこれに隣接するヘッド回転方向先端側面取り部5cとの境界部10C、及び前記ガイド面5oとこれに隣接するヘッド回転方向後端側面取り部5dとの境界部10Dを夫々アールに形成したことを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載のドリルヘッドにおいて、前記アールの半径Rが0.2mm〜10mmであることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、例えば製作誤差によってヘッド本体1側の軸芯が微小に偏心しているなど工具自体に多少の不具合があったり、あるいはドリルヘッドを取り付ける機械側にミスアライメント等による不具合があったりして、切削される孔の中心とヘッド本体1の中心とが微妙に狂っている場合に、各ガイドパッド5のガイド面5oが切削中の被削材の孔の内周面に対し偏った接触状態となっても、アール状の境界部10A〜10Dが切削孔(加工孔)の内周面に当接することになり、しかもその偏った接触によるガイドパッド5の微小なガタや振れをアール状境界部10A〜10Dが吸収するため、境界部がシャープエッジとなっている従来のガイドパッドのように孔径が不等に拡大したり、孔内周面にスパイラルマーク(螺旋状模様)を形成するようなことがなくなり、適正な孔加工を行うことができ、加工精度を良好に維持することができる。
請求項2に係る発明のように、全ての境界部10A〜10Dをアールに形成することによって、より確実で安定した作用効果を発揮させることができる。
請求項3に係る発明のように、境界部10A〜10Dのアールの半径Rを0.2mm〜10mmの範囲で形成すれば、より好ましい効果をあげることができる。
以下に本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1の(a) は本発明に係るドリルヘッドの正面図、(b) は(a) の矢印Xで示す部分の拡大図であり、図2の(a) は同ドリルヘッドの平面図、(b) は(a) の矢印Yで示す部分の拡大図である。
図1の(a) 及び図2の(a) に示すように、ドリルヘッドのヘッド本体1にはその先端面側に、中心側切削刃2、外周側切削刃3及び中間側切削刃4がそれぞれ鑞付けによって取り付けられると共に、ヘッド本体1の先端部外周にはその周方向2箇所にガイドパッド5が同じく鑞付けによって取り付けられている。
なお、図1の(a) 及び図2の(a) において、6はヘッド本体1の後端面に開口する取付孔で、この取付孔6を利用してヘッド本体1を工具シャンク(図示省略)に取り付けるようになっている。7及び8はヘッド本体1の先端面側に開口する切屑取り入れ口である。また、図2の(a) ,(b) において、矢印Hはヘッド本体1の回転方向を示す。
各ガイドパッド5は、被削材の切削中にその切削孔(加工孔)の内周面に摺接する円弧状ガイド面5o有し、このガイド面5oの先端部、後端部及び左右端部は面取りされて、面取り部5a,5b,5c,5dを形成している。面取り部5aはヘッド進行方向先端側の面取り部であり、面取り部5bはヘッド進行方向後端側の面取り部であり、面取り部5cはヘッド回転方向先端側の面取り部であり、面取り部5dはヘッド回転方向後端側の面取り部である。
しかして、図1の(b) 及び図2の(b) に示すように、ガイドパッド5の円弧状ガイド面ガイド面5oとこれに隣接するヘッド進行方向先端側面取り部5aとの境界部10A、前記ガイド面5oとこれに隣接するヘッド進行方向後端側面取り部5bとの境界部10B、前記ガイド面5oとこれに隣接するヘッド回転方向先端側面取り部5cとの境界部10C、及び前記ガイド面5oとこれに隣接するヘッド回転方向後端側面取り部5dとの境界部10Dがそれぞれアールに形成されている。
このように境界部10A〜10Dをアールに形成するドリルヘッドは、ヘッド本体1の直径D(図2の(a) 参照)が10〜30mm程度の比較的小型のものに限られ、しかして各境界部10A,10B,10C,10Dのアールの半径Rは、0.2〜10mmの範囲とするのが好ましい。
上記のようにガイドパッド5の境界部10A〜10Dをそれぞれアールに形成しておくことによって、例えば僅かな製作誤差によってヘッド本体1側の軸芯が微小に偏心しているなど工具自体に多少の不具合があったり、あるいはドリルヘッドを取り付ける機械側にミスアライメントによる不具合があったりして、切削される被削材の孔の中心とヘッド本体1の中心とが微妙に狂っている場合に、各ガイドパッド5のガイド面5oが切削中の被削材の孔の内周面に対し偏った接触状態となっても、アール状の境界部10A〜10Dが孔の内周面に当接することになり、しかもその偏った接触によるガイドパッド5の微小なガタや振れをアール状境界部10A〜10Dを吸収するため、境界部がシャープエッジとなっている従来のガイドパッドのように孔径が不等に拡大したり、孔内周面にスパイラルマークを形成するようなことがなくなって、適正な孔加工を行うことができ、加工精度を良好に維持することができる。
この実施形態では、ガイドパッド5の全ての境界部10A〜10Dをアールに形成しているが、少なくとも、ガイドパッド5の円弧状ガイド面5oとこれに隣接するヘッド進行方向先端側面取り部5aとの境界部10A、及び前記ガイド面5oとこれに隣接するヘッド回転方向先端側面取り部5cとの境界部10Cをアールに形成しておけば、上記の作用効果を十分に奏することができる。もちろん、実施形態のように、全ての境界部10A〜10Dをアールに形成することによって、より確実で安定した作用効果を発揮させることができる。
また、境界部10A〜10Dのアールの半径Rは0.2mm〜10mmの範囲で形成すれば、より好ましい効果をあげることができる。この場合、使用するドリルヘッドのヘッド本体1は直径が10〜30mm程度の比較的小型のものであり、ヘッド本体1の径が小さいほど、境界部10A〜10Dのアールの半径を小さくし、ヘッド本体1の径が大きいほどアールの半径を大きくする。
(a) は本発明に係るドリルヘッドの正面図、(b) は(a) の矢印Xで示す部分の拡大図である。 (a) は同ドリルヘッドの平面図、(b) は(a) の矢印Yで示す部分の拡大図である。 (a) は従来のドリルヘッドのガイドパッド部分を示す平面図、(b) は同ガイドパッド部分の側面図である。
符号の説明
1 ヘッド本体
5 ガイドパッド
5o 円弧状ガイド面
5a〜5c 面取り部
10A 境界部
10B 境界部
10C 境界部
10D 境界部

Claims (3)

  1. ヘッド本体の外周に、切削孔の内周面に摺接するガイドパッドを設けたドリルヘッドにおいて、
    ガイドパッドの円弧状ガイド面とこれに隣接するヘッド進行方向先端側面取り部との境界部、及び前記ガイド面とこれに隣接するヘッド回転方向先端側面取り部との境界部を夫々アールに形成したことを特徴とするドリルヘッド。
  2. ガイドパッドの円弧状ガイド面とこれに隣接するヘッド進行方向先端側面取り部との境界部、前記ガイド面とこれに隣接するヘッド進行方向後端側面取り部との境界部、前記ガイド面とこれに隣接するヘッド回転方向先端側面取り部との境界部、及び前記ガイド面とこれに隣接するヘッド回転方向後端側面取り部との境界部を夫々アールに形成したことを特徴とする請求項1に記載のドリルヘッド
  3. 前記アールの半径が0.2mm〜10mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のドリルヘッド。
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