JP2010046411A - ミスト発生装置 - Google Patents

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茂 立田
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Abstract

【課題】イオンを安定して発生させるとともに発生させたイオンをミストに帯電させることができるミスト発生装置を提供する。
【解決手段】ミスト発生装置1は、ミストを発生させるミスト発生部と、発生したミストを吐出させるミスト吐出口と、コロナ放電によりイオンを発生させるコロナ放電部10と、発生したイオンを吐出するためのイオン吐出口14aとを備える。また、ミスト発生装置1は、イオン移送路14bに、コロナ放電部10を乾燥させるファン16が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ミストとイオンを異なる吐出口から吐出可能なミスト発生装置に関する。
従来、使用者の肌にハリや潤いを与える目的で、マイナスイオンをミストに帯電させつつ、使用者に向けて吐出するミスト発生装置が使用されている。このようなミスト発生装置として、ヒータにより水を沸騰させて発生させたミスト(スチーム)と、コロナ放電により発生させたマイナスイオンとを使用者に向けて吐出可能なミスト発生装置が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1のミスト発生装置では、ミストを吐出させるミストノズルと、マイナスイオンを吐出させるイオンノズルが並設されるとともに、ミストノズルのミスト吐出口と、イオンノズルのイオン吐出口とが近接するように配置されている。そして、特許文献1では、ミストノズルの近傍に配設されたイオン吐出口からマイナスイオンを吐出することで、マイナスイオンとミストを混合し、マイナスイオンをミストに帯電させるようになっている。
特開2003−159305号公報
一般に、電極にマイナスの高電圧を印加してマイナスイオンを発生させる場合、湿度が高くなるとコロナ放電が不安定となり、マイナスイオンの発生量が減少することが知られている。このため、ミスト吐出口から吐出されるミストによってイオン吐出口近傍の湿度が上昇することを抑制し、コロナ放電を安定させることが望まれている。しかしながら、特許文献1のミスト発生装置では、ミストノズルとイオンノズルを並設し、ミスト吐出口とイオン吐出口とを近接させることで、マイナスイオンをミストに帯電させやすくできる反面、吐出されるミストがイオン吐出口に接近しやすくなっていた。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、イオンを安定して発生させるとともに発生させたイオンをミストに帯電させることができるミスト発生装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ミストを発生させるミスト発生手段と、発生したミストを吐出させるミスト吐出口と、高圧電源回路を有するとともに、該高圧電源回路に電気的に接続された放電針及びグランド電極からなる電極部を有し、コロナ放電によりイオンを発生させるイオン発生手段と、前記イオン発生手段の少なくとも電極部が配置されるとともに発生したイオンを移送するイオン移送路と、前記イオン移送路からイオンを吐出させるイオン吐出口と、を備え、前記イオン移送路に、前記イオン発生手段の少なくとも電極部を乾燥させる乾燥手段が設けられていることを要旨とする。
これによれば、乾燥手段によりイオン発生手段の少なくとも電極部を乾燥させることができ、少なくとも電極部付近の湿度を低く保つことができる。よって、イオン発生手段により、イオンを安定して発生させ、イオン発生量の減少を防止することができ、その結果として、イオン発生手段で発生させたイオンをミストに効率良く帯電させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミスト発生装置において、前記乾燥手段は、前記電極部から前記イオン吐出口へ向けた前記イオンの吐出方向における前記電極部より上流側に設けられた送風手段であることを要旨とする。
これによれば、送風手段によってイオン移送路に空気の流れを生じさせ、電極部に向けて送風することができる。よって、送風手段からの送風により電極部を乾燥させることができ、イオン発生手段の少なくとも電極部付近の湿度を低く保つことができる。また、送風手段により電極部に向けて送風することができるため、イオン吐出口から電極部に向けて流れてくるミストを、送風によりイオン吐出口外へ押し出すことができる。よって、ミストを電極部に接近しにくくしてイオン発生手段の少なくとも電極部付近の湿度を低く保つことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のミスト発生装置において、前記イオン移送路の湿度を検知する湿度検知手段と、前記湿度検知手段から得られた湿度情報に基づき前記送風手段を制御する制御手段とを備えており、前記制御手段は、前記イオン移送路の湿度が所定値を超える場合に前記送風手段を駆動させることを要旨とする。
これによれば、イオン移送路の湿度が所定値を超えると、送風手段によって少なくとも電極部を乾燥させる。一方、イオン移送路の湿度が所定値を超えない場合は送風手段を駆動させない。よって、イオン移送路の湿度が所定値を超えない場合は、イオン発生手段で発生したイオンが、送風手段の送風によってイオン吐出口から勢い良く吐出されず、マイナスイオンをミストに帯電させやすくすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のミスト発生装置において、前記湿度検知手段は、前記放電針とグランド電極に流れる電流値の変化を計測する電流計であることを要旨とする。これによれば、電極部付近の湿度が上昇すると電流値が上昇するといった現象を利用して、イオン移送路の湿度変化を検知することができる。よって、電流計といった安価な手段を用いてイオン移送路の湿度を検知することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のミスト発生装置において、前記乾燥手段は、前記イオン移送路を加熱し、除湿する加熱除湿手段であることを要旨とする。
これによれば、加熱除湿手段によってイオン移送路、及びイオン発生手段の少なくとも電極部を加熱することができる。よって、加熱除湿手段からの熱により、少なくとも電極部を乾燥させることができ、イオン発生手段の少なくとも電極部付近の湿度を低く保つことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のミスト発生装置において、前記加熱除湿手段は前記イオン移送路を加熱する移送路加熱ヒータであり、さらに、前記ミスト発生装置は、前記イオン移送路の湿度を検知する湿度検知手段と、前記湿度検知手段から得られた湿度情報に基づき前記移送路加熱ヒータを制御する制御手段とを備えており、前記制御手段は、前記イオン移送路の湿度が所定値を超える場合に前記移送路加熱ヒータを作動させることを要旨とする。
これによれば、イオン移送路の湿度が所定値を超えると、移送路加熱ヒータによって少なくとも電極部を乾燥させる。一方、イオン移送路の湿度が所定値を超えない場合は移送路加熱ヒータを作動させない。よって、ミスト発生装置は、湿度に応じて移送路加熱ヒータを適宜作動させる。したがって、移送路加熱ヒータを常に作動させている場合に比してミスト発生装置の消費電力を抑えることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のミスト発生装置において、前記湿度検知手段は、前記放電針とグランド電極に流れる電流値の変化を計測する電流計であることを要旨とする。これによれば、電極部付近の湿度が上昇すると電流値が上昇するといった現象を利用して、イオン移送路の湿度変化を検知することができる。よって、電流計といった安価な手段を用いてイオン移送路の湿度を検知することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載のミスト発生装置において、前記ミスト発生手段が液体溜り部に貯留された液体を加熱してミストを発生させるものであるとともに前記ミストが通過するミストパイプ及びミストノズルを有し、前記加熱除湿手段は、前記ミストパイプ及びミストノズルのうちのいずれか一方と、イオン移送路を形成するイオンノズルとに熱的に結合された熱伝導部であることを要旨とする。
これによれば、熱伝導部をミストパイプ及びミストノズルのうちの少なくともいずれか一方と、イオンノズルとに熱的に結合するだけで、イオン移送路を加熱除湿することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載のミスト発生装置において、前記乾燥手段は、前記イオン移送路内に設けられた除湿剤であることを要旨とする。
これによれば、イオン移送路の湿気を除湿剤が吸収することにより、イオン移送路の湿度上昇を抑えることができ、イオン発生手段の少なくとも電極部付近の湿度を低く保つことができる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のミスト発生装置において、前記除湿剤の水分率を検知する水分率検知手段と、前記除湿剤の再生手段と、前記水分率検知手段から得られた水分率情報に基づき前記再生手段を制御する制御手段とを備えており、前記制御手段は、前記除湿剤の水分率が所定値を超える場合に前記再生手段を作動させることを要旨とする。
これによれば、除湿剤の水分率が所定値を超えると、再生手段を作動させ、再生手段によって除湿剤を再生させる。一方、除湿剤の水分率が所定値を超えない場合は再生手段を作動させない。よって、ミスト発生装置は、湿度に応じて再生手段を適宜作動させる。したがって、再生手段を常に作動させている場合に比してミスト発生装置の消費電力を抑えることができる。
本発明によれば、イオンを安定して発生させるとともに発生させたイオンをミストに帯電させることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明のミスト発生装置を具体化した第1の実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。なお、以下の説明においてミスト発生装置の「前」及び「後」は、図1に示す矢印Y1の方向を前後方向とし、「上」及び「下」は、図1に示す矢印Y2の方向を上下方向とする。
図1に示すように、ミスト発生装置1の本体ケース2には、タンクホルダ3が設けられている。このタンクホルダ3には水などの液体を供給するタンク4が着脱可能に設けられている。タンク4は、図示しない止水ピンが設けられた蓋部4aにより給水用の開口部が閉止されるとともに、その蓋部4a(開口部)が下側となるようにタンクホルダ3内に配設されている。タンクホルダ3には、止水ピンに対応する形状の図示しない突出ピンが設けられている。タンク4は液体が注入された状態でタンクホルダ3に配設されることで、止水ピンが突出ピンにより押し込まれて水密性が解除されタンク4内の液体が流出されるものであり、タンクホルダ3にはタンク4から流出した液体が貯留される。
タンクホルダ3は、液体供給路5を介して、本体ケース2内の下部に形成された液体溜り部6と接続されている。液体溜り部6には、液体供給路5を介してタンクホルダ3の液体が供給され、貯留されるようになっている。液体溜り部6の前後側面には、液体溜り部6に貯留された液体を加熱して沸騰させるミスト用ヒータ7が設けられている。
液体溜り部6の上部には、液体溜り部6の上部から上方へ向けて延びるミストパイプ8aが設けられるとともに、このミストパイプ8aの内側にミスト流路8が形成されている。また、ミストパイプ8aの上端には前方へ延びるミストノズル9が設けられている。このミストノズル9における本体ケース2外へ向けた開口端(先端)には、ミストを本体ケース2外へ吐出するためのミスト吐出口9bが形成されている。また、ミストノズル9の内側には、ミスト流路8を通過するミストをミスト吐出口9bから吐出させるミスト吐出路9aが形成されている。
本実施形態では、ミスト流路8及びミスト吐出路9aにより、ミスト移送路が構成されるとともに、液体溜り部6、ミスト用ヒータ7、及びミスト移送路がミスト発生部Mを構成している。そして、ミスト用ヒータ7により液体溜り部6内の液体が加熱され、沸騰されることで、ミストはミスト移送路を移送され、ミスト吐出口9bから本体ケース2外へ吐出されるようになっている。
本体ケース2において、ミストノズル9より上方には、イオンノズル14が配設されている。このイオンノズル14は、前側が本体ケース2外に突出するとともにイオンノズル14における本体ケース2外へ向けた開口端(先端)にはイオン吐出口14aが形成されている。また、図2に示すように、イオンノズル14の後端には連結管15の一端が接合されるとともに、連結管15の他端は本体ケース2の上部に接合されている。本体ケース2には、連結管15の他端に連通する吸気口2aが本体ケース2外に向けて開口している。イオンノズル14内には送風手段としてのファン16が配設されている。そして、ファン16が作動することにより、吸気口2aから本体ケース2外の空気が連結管15内に吸い込まれ、さらに、イオンノズル14を介してイオン吐出口14aに向けて流れるようになっている。
本体ケース2において、ミストノズル9より上方には、マイナスイオンを発生させるイオン発生手段としてのコロナ放電部10が設けられている。このコロナ放電部10は、針状の放電針12と、グランドに電気的に接続された半円筒形状のグランド電極13と、放電針12及びグランド電極13それぞれに電気的に接続された高圧電源回路11とから構成されている。放電針12及びグランド電極13はイオンノズル14内に配置されるとともに、高圧電源回路11は、本体ケース2内の上部におけるイオンノズル14外に配置されている。そして、放電針12とグランド電極13とから電極部Dが構成されている。すなわち、コロナ放電部10は、高圧電源回路11を有するとともに電極部Dを有している。
コロナ放電部10を具体的に説明すると、イオンノズル14内におけるイオン吐出口14a側(先端側)には、グランド電極13が配置されているとともに、このグランド電極13より本体ケース2側(基端側)には、放電針12が配置されている。放電針12は支持部12aにより支持されている。
そして、コロナ放電部10では、高圧電源回路11により放電針12及びグランド電極13間にマイナスの高電圧を印加することでコロナ放電を発生させマイナスイオンが発生するようになっている。コロナ放電部10の電極部Dにより発生したマイナスイオンは、イオンノズル14内を流れてイオン吐出口14aから本体ケース2外へ吐出されるようになっている。よって、本実施形態では、吸気口2aからイオン吐出口14aまでがイオン移送路14bを構成している。また、放電針12は、ファン16よりイオン吐出口14a側に配置されている。すなわち、ファン16は、電極部Dからイオン吐出口14aへ向けたイオンの吐出方向m2(図1参照)における電極部Dより上流側に設けられている。このため、電極部D(放電針12及びグランド電極13)には、ファン16から空気が吹き付けられるようになっている。
図1に示すように、イオンノズル14(イオン吐出口14a)は、ミストノズル9(ミスト吐出口9b)から所定範囲(1.5cm〜3cm)内の距離(本実施形態では2cm)離れた位置に配置されている。すなわち、イオン吐出口14aは、ミスト吐出口9bの近傍(付近)に配置されている。また、イオン吐出口14a及びミスト吐出口9bは、上下方向に沿って並設されているとともにイオンノズル14(イオン吐出口14a)が上方に、ミストノズル9(ミスト吐出口9b)が下方に配置されている。また、ミストノズル9のミストの吐出方向m1、及びイオンノズル14のマイナスイオンの吐出方向m2は何れも水平方向となっている一方で、両吐出方向m1,m2は相互に平行になっている。
また、図2に示すように、イオンノズル14内の先端側(グランド電極13側)には、イオン移送路14b(イオンノズル14内)の湿度を検知する湿度検知手段としての湿度センサ26が配置されている。この湿度センサ26は、イオン移送路14bの湿度に係る湿度情報を出力する。なお、湿度センサ26は、電気式湿度計であり、容量性センサ又は抵抗性センサが用いられる。容量性センサは、感湿体を挟む2つの板状電極の間に交流電圧を印加することによって、感湿体の水分吸収に伴う誘電率の変化がもたらす電極間の静電容量の変化から湿度を測定するものである。抵抗性センサは、感湿体の水分吸収に伴う導電性の変化を利用して湿度を測定するものである。
また、本体ケース2内には、ミスト発生装置1の動作を制御する制御手段としての制御部30が配設されている(図3に示す)。制御部30は、所定のプログラムに従って演算処理を行うCPUと、このCPUが実行するための各種プログラム等を記憶するメモリなどを備えるマイコンから構成されている。そして、制御部30(メモリ)にはミスト発生装置1の駆動制御プログラムが記憶されるとともに、この駆動制御プログラムによりミスト発生装置1の駆動が制御されるようになっている。
次に、ミスト発生装置1の電気的構成について説明する。図3に示すように、制御部30には、ミスト用ヒータ7、高圧電源回路11、ファン16、及び湿度センサ26が電気的に接続されている。制御部30は、ミスト用ヒータ7に印加する電圧値を制御することにより、吐出させるミスト量を制御する。また、制御部30は、湿度センサ26から出力される湿度情報に基づきファン16の駆動を制御する。さらに、制御部30は、高圧電源回路11に印加する電圧を制御することにより、発生させるマイナスイオン量を制御する。また、制御部30には、湿度センサ26からの湿度情報と比較される湿度の所定値(基準湿度A0)が、情報として記憶されている。基準湿度A0は、コロナ放電部10によるマイナスイオンの発生量が減少する湿度より遙かに低い値に設定されている。
次に、制御部30が実行する制御について図4に従って説明する。
制御部30は、図示しない電源スイッチの操作によりミスト発生装置1の電源が投入されると、ミスト用ヒータ7に対し図示しない電源回路から電力の供給を開始させて液体溜り部6に貯留された液体を加熱し、沸騰させてミストの発生を開始させる(ステップS1)。次に、制御部30は、高圧電源回路11を制御して電極部Dによってコロナ放電を開始させる(ステップS2)。すると、放電針12及びグランド電極13の間にマイナスの高電圧が印加され、マイナスイオンが発生する。
次に、制御部30は、湿度センサ26によってイオン移送路14bの湿度をセンシング(検知)し(ステップS3)、次いで、制御部30は、湿度センサ26からの湿度情報に基づき推定されたイオン移送路14bの湿度Aと、予め設定された基準湿度A0とを比較し、湿度Aが基準湿度A0を超えたか否かを判定する(ステップS4)。この判定結果が否定の場合、制御部30は、ステップS3に戻ってイオン移送路14bの湿度のセンシングを継続する。一方、ステップS4における判定結果が肯定の場合、すなわち、イオン移送路14bの湿度Aが基準湿度A0を超える場合には、制御部30は、ファン16に対して駆動指示を行う(ステップS5)。すると、ファン16が駆動し(ONされ)、電極部Dに向けて送風が開始される。
次に、制御部30は、ファン16に対する駆動指示を行った後、制御部30は、湿度センサ26からの湿度情報に基づき推定されたイオン移送路14bの湿度Aと、予め設定された基準湿度A0とを比較し、湿度Aが基準湿度A0より低いか否かを判定する(ステップS6)。この判定結果が否定の場合、制御部30は、ステップS5に戻ってファン16の駆動を継続する。一方、ステップS6における判定結果が肯定の場合、制御部30は、ファン16に対する停止指示を行う(ステップS7)。すると、ファン16が停止する(OFFされる)。また、制御部30は、ファン16に対して停止指示を行うと、ステップS3に戻りイオン移送路14bの湿度のセンシングを継続する。
次に、上述したミスト発生装置1の作用を説明する。
図1に示すように、先ず、タンク4内に水などの液体を注入してタンクホルダ3に設置すると、タンクホルダ3に設けられた突出ピンによってタンク4の蓋部4aの止水ピンがタンク4の内側に押し込まれ、蓋部4aの水密性が解除され、タンク4内の液体はタンクホルダ3に貯留され、液体供給路5に通水され液体溜り部6に液体が貯留される。
この状態において図示しない電源スイッチの操作によりミスト発生装置1の電源が投入されると、制御部30は、ミスト用ヒータ7を作動させ、液体溜り部6内の液体を加熱させ、沸騰させる。これにより発生した水蒸気は、ミスト流路8を通過する際にミストとなる。一方、ミスト発生装置1の電源が投入されると、制御部30は、放電針12及びグランド電極13の間にマイナスの高電圧を印加し、マイナスイオンを発生させる。コロナ放電部10により発生したマイナスイオンは、イオン移送路14bを移送され、イオン吐出口14aから本体ケース2外へ吐出される。吐出されたマイナスイオンは、ミストノズル9から吐出されたミストと混合されることで、ミストがマイナス帯電されるようになっている。
また、ミスト発生装置1の電源が投入されると、湿度センサ26はイオン移送路14bの湿度をセンシング(検知)する。そして、ミスト発生装置1において、イオン移送路14bの湿度Aが基準湿度A0(所定値)を超えるとファン16が駆動する。イオン移送路14bの湿度Aが基準湿度A0を超えた状態のときは、放電針12及びグランド電極13にミストが付着した状態になっている。そして、吸気口2aから本体ケース2内に吸い込まれた空気が、ファン16によって電極部D(放電針12とグランド電極13)に向けて吹き付けられる。このため、ファン16からの送風により、放電針12及びグランド電極13が乾燥される。また、ファン16からの送風により、イオンノズル14内に進入したミストがイオンノズル14外へ向けて押し出されるとともに、ファン16の駆動開始後は、ミストのイオンノズル14内への進入が抑制され、電極部Dにミストが接近することが抑制される。そして、ミスト発生装置1においては、湿度センサ26からの湿度情報に基づき、イオン移送路14bの湿度Aが基準湿度A0より低くなるとファン16が停止する。
次に、マイナスイオンを帯電させたミストによる使用者の皮膚(肌)への効果について説明する。
一般に人間の表皮は、基底層、有棘層、顆粒層、及び角質層から構成されており、角質層が皮膚の最も外層側を構成している。角質層は、角質細胞と、この角質細胞の間を埋めるセラミドを主成分とした細胞間脂質により構成されている。十分な量のセラミド(細胞間脂質)によって角質細胞間が満たされている場合、角質層は、バリア性を発揮して皮膚からの水分の蒸散を抑制できるとともに、水分を保持することができる。その一方で、セラミドが不足すると、バリア性が低下して皮膚から水分が蒸散しやすくなるとともに、水分の保持量が低下する。
マイナスイオンを帯電させたミストが使用者の肌に接触すると、使用者の皮膚の表面がマイナス帯電されるとともに、ミストにより水分が補給される。そして、皮膚表面がマイナス帯電されると、皮膚表面の微弱なマイナス電位を感知して顆粒層からセラミドの前駆体が角質層に向けて放出されるとともに、最終的にセラミドとなって角質細胞間を埋める。これにより、角質層において細胞間脂質量を増加させ、肌のバリア機能を改善(向上)するとともに、肌の水分保持量を増加(保湿力を向上)させることができる。そして、使用者の肌の肌理(キメ)を改善することができる。
以上のことから、肌のバリア機能を改善するとともに保湿力を向上させるためには、より多くのマイナスイオンをミストに帯電させ、使用者の肌に付着させることが望ましい。このため、ミスト吐出口9bとイオン吐出口14aとをできるだけ相互に近接した位置に配設し、マイナスイオンをミストに帯電させ易くすることが好ましい。その一方で、ミスト吐出口9bとイオン吐出口14aとを近接させすぎることで、イオン吐出口14aからイオンノズル14内にミストが流入してコロナ放電部10付近の湿度が上昇し、コロナ放電部10におけるマイナスイオンの発生量が減少するという問題が生じ得る。
しかしながら、本実施形態のミスト発生装置1によれば、イオン移送路14bの湿度が上昇し、電極部Dにミストが付着してくると、イオン移送路14bに設けられたファン16を駆動させ、ファン16による送風によって電極部Dを乾燥させるとともに、ミストをイオンノズル14外へ押し出すことができる。このため、イオン移送路14bの湿度が低く維持されるとともに、ミストがコロナ放電部10に向けて流れてくることが抑制される。よって、コロナ放電部10付近の湿度が低く保たれる結果、安定してコロナ放電をさせることでマイナスイオン発生量の減少が防止される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)イオン移送路14bにおいて、マイナスイオンの吐出方向m2における電極部Dより上流側にファン16を設けた。そして、イオン移送路14bの湿度が上昇してくるとファン16によってイオン移送路14bに空気の流れを生じさせ、電極部Dに向けて送風することができる。よって、ファン16からの送風により、電極部Dに付着したミストを吹き飛ばし、電極部Dを乾燥させることができ、コロナ放電部10付近の湿度を低く保つことができる。よって、コロナ放電部10により、マイナスイオンを安定して発生させ、マイナスイオン発生量の減少を防止することができ、その結果として、コロナ放電部10で発生させたマイナスイオンをミストに効率良く帯電させることができる。
(2)イオン移送路14bにおいて、マイナスイオンの吐出方向m2における電極部Dより上流側にファン16を設けた。そして、イオン移送路14bの湿度が上昇してくるとファン16によってイオン移送路14bに空気の流れを生じさせ、電極部Dに向けて送風することができる。このため、イオン吐出口14aから電極部Dに向けて流れてくるミストを、送風によりイオン吐出口14a外へ押し出すことができる。よって、ミストを電極部Dに接近しにくくして電極部D付近の湿度を低く保つことができる。その結果として、コロナ放電部10により、マイナスイオンを安定して発生させ、マイナスイオン発生量の減少を防止することができ、コロナ放電部10で発生させたマイナスイオンをミストに効率良く帯電させることができる。
(3)ミスト発生装置1は、イオン移送路14bにおいて、マイナスイオンの吐出方向m2における電極部Dより上流側にファン16を備える。そして、イオン移送路14bの湿度が上昇してくると、ファン16から電極部Dに向けて送風することができる。このため、イオン移送路14bの湿度が低いときは、ファン16が駆動しないため、マイナスイオンが送風によって本体ケース2外へ勢い良く吐出されず、マイナスイオンをミストに帯電させやすくすることができる。
(4)湿度センサ26として、電気式湿度計(容量性センサ又は抵抗性センサ)を用いたため、簡単な構成でイオン移送路14bの湿度を正確に検知することができる。
(5)マイナスイオンをミストに帯電させるようにした。このため、使用者の皮膚表面をマイナス帯電させ、角質層の細胞間脂質(セラミド)の量を増加させることで、肌のバリア機能を改善するとともに保湿力を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明のミスト発生装置を具体化した第2の実施形態を図5〜図7にしたがって説明する。以下の説明では、既に説明した実施形態と同一構成について同一符号を付すなどし、その重複する説明を省略又は簡略する。
図5に示すように、第2の実施形態において、乾燥手段としてイオン移送路14bを加熱し、除湿する加熱除湿手段たる移送路加熱ヒータ20を用いた。移送路加熱ヒータ20は、イオン移送路14bを形成するイオンノズル14内に配設され、放電針12とグランド電極13の間に位置するように設けられている。また、湿度検知手段として放電針12とグランド電極13に流れる電流値の変化を計測する電流計21を用いた。そして、電流計21は、放電針12とグランド電極13との間でコロナ放電を行ったときに流れる電流値を検知(センシング)している。なお、イオン移送路14bの湿度が上昇し、コロナ放電が不安定になると、電極部Dに印加される高電圧は一定であるため、放電針12とグランド電極13に流れる電流値が上昇する。そして、本実施形態では、電流計21によって電流値の変化(上昇又は下降)を計測することにより、イオン移送路14bの湿度を推定し、検知するようになっている。
図6に示すように、制御部30には、ミスト用ヒータ7及び高圧電源回路11の他に、電流計21が電気的に接続されるとともに移送路加熱ヒータ20が電気的に接続されている。制御部30は、電流計21から出力される電流値情報に基づき移送路加熱ヒータ20の作動を制御する。また、制御部30には、電流計21からの電流値情報と比較される電流値の所定値(基準電流値I0)が、情報として記憶されている。この基準電流値I0は、イオン移送路14bの湿度が上昇し、コロナ放電部10によるマイナスイオンの発生量が減少する湿度のときに流れる電流値より若干低い値に設定されている。
次に、制御部30が実行する制御について図7に従って説明する。
制御部30は、図示しない電源スイッチの操作によりミスト発生装置1の電源が投入されると、ミスト用ヒータ7に対し図示しない電源回路から電力の供給を開始させて液体溜り部6に貯留された液体を加熱し、沸騰させてミスト発生を開始させる(ステップS11)。次に、制御部30は、高圧電源回路11を制御し、放電針12及びグランド電極13の間にマイナスの高電圧を印加させて、コロナ放電を開始させ(ステップS12)、マイナスイオンを発生させる。
次に、制御部30は、電流計21により電流値をセンシング(検知)し(ステップS13)、次いで、制御部30は、電流計21に検知された電流値Iと、予め設定された基準電流値I0とを比較し、電流値Iが基準電流値I0を超えたか否かを判定する(ステップS14)。この判定結果が否定の場合、制御部30は、ステップS13に戻って放電針12とグランド電極13の電流値のセンシング(検知)を継続する。一方、ステップS14における判定結果が肯定の場合、制御部30は、移送路加熱ヒータ20に対して作動指示を行う(ステップS15)。すると、移送路加熱ヒータ20がONされる。
次に、制御部30は、移送路加熱ヒータ20に対する作動指示を行った後、電流値Iと、予め設定された基準電流値I0とを比較し、電流値Iが基準電流値I0より低いか否かを判定する(ステップS16)。この判定結果が否定の場合、制御部30は、ステップS15に戻って移送路加熱ヒータ20のON状態を継続させる。一方、ステップS16における判定結果が肯定の場合、制御部30は、移送路加熱ヒータ20に対する停止指示を行う(ステップS17)。すると、移送路加熱ヒータ20がOFFされる。また、制御部30は、移送路加熱ヒータ20に対して停止指示を行うと、ステップS13に戻り電流値のセンシングを継続する。
次に、上述したミスト発生装置1の作用を説明する。
第1の実施形態と同様に、ミスト発生装置1の電源が投入され、コロナ放電部10により発生したマイナスイオンと、ミストノズル9から吐出されたミストと混合されることで、ミストがマイナス帯電されるようになっている状態において、電流計21は放電針12とグランド電極13の電流値をセンシング(検知)している。そして、ミスト発生装置1において、電流計21で検知された電流値Iが基準電流値I0を超えると移送路加熱ヒータ20が作動(ON)する。
電流値Iが基準電流値I0を超えた状態のときは、放電針12及びグランド電極13にミストが付着し、コロナ放電が不安定になる直前の状態である。そして、移送路加熱ヒータ20が駆動すると、移送路加熱ヒータ20から発生する熱によって電極部D(放電針12とグランド電極13)が乾燥されるとともに、イオン移送路14bが除湿される。
従って、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果(5)と同様の効果を得ることができる。
(6)イオン移送路14bに移送路加熱ヒータ20を設けた。そして、イオン移送路14bの湿度が上昇し、放電針12とグランド電極13に流れる電流値Iが上昇すると(湿度が上昇すると)、移送路加熱ヒータ20によってイオン移送路14b及び電極部Dを加熱し、除湿することができる。よって、移送路加熱ヒータ20からの熱により、電極部Dに付着したミストを乾燥させることができ、コロナ放電部10付近の湿度を低く保つことができる。よって、コロナ放電部10により、マイナスイオンを安定して発生させ、マイナスイオン発生量の減少を防止することができ、その結果として、コロナ放電部10で発生させたマイナスイオンをミストに効率良く帯電させることができる。
(7)イオン移送路14bの湿度が所定値を超えると、制御部30は移送路加熱ヒータ20を作動させて電極部Dを乾燥させる。一方、イオン移送路14bの湿度が所定値を超えない場合は、制御部30は移送路加熱ヒータ20を作動させない。よって、ミスト発生装置1は、イオン移送路14bの湿度に応じて移送路加熱ヒータ20を適宜作動させる。したがって、移送路加熱ヒータ20を常に作動させている場合に比してミスト発生装置1の消費電力を抑えることができる。
(8)イオン移送路14bの湿度を検知する手段として、放電針12とグランド電極13に流れる電流値Iを計測する電流計21を用いた。すなわち、イオン移送路14bの湿度が上昇すると電流値が上昇するといった現象を利用して、イオン移送路14bの湿度上昇を検知することができる。よって、電流計21といった安価な手段を用いてイオン移送路14bの湿度を検知することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明のミスト発生装置を具体化した第3の実施形態を図8〜図10にしたがって説明する。以下の説明では、既に説明した実施形態と同一構成について同一符号を付すなどし、その重複する説明を省略又は簡略する。
図8に示すように、第3の実施形態において、乾燥手段としてイオン移送路14bを除湿する除湿剤23を用いた。除湿剤23は例えば、シリカゲルが用いられ、その他に、湿度が低いときには吸収した水分を放出できるものを用いるのが好ましい。除湿剤23は、イオン移送路14bを形成するイオンノズル14内に配設され、放電針12とグランド電極13の間に位置するように設けられている。また、除湿剤23の水分率を検知する水分率検知手段としての水分センサ24を備える。水分センサ24は、除湿剤23の電気伝導率を計測する。さらに、ミスト発生装置1は、除湿剤23を加熱乾燥して再生させる再生手段として除湿剤用ヒータ25を備えている。この除湿剤用ヒータ25は除湿剤23の下側に配設されている。
図9に示すように、制御部30には、ミスト用ヒータ7及び高圧電源回路11の他に、水分センサ24が電気的に接続されるとともに除湿剤用ヒータ25が電気的に接続されている。制御部30は、水分センサ24から出力される水分率情報に基づき除湿剤用ヒータ25の作動を制御する。また、制御部30には、水分センサ24からの水分率情報と比較される、除湿剤23の水分率の所定値(基準水分率W0)が、情報として記憶されている。この基準水分率W0は、イオン移送路14bの湿度が上昇し、コロナ放電部10によるマイナスイオンの発生量が減少する湿度のときの、除湿剤23の水分率より遙かに低い値に設定されている。
次に、制御部30が実行する制御について図10に従って説明する。
制御部30は、図示しない電源スイッチの操作によりミスト発生装置1の電源が投入されると、ミスト用ヒータ7に対し図示しない電源回路から電力の供給を開始させて液体溜り部6に貯留された液体を加熱し、沸騰させてミスト発生が開始される(ステップS21)。次に、制御部30は、高圧電源回路11を制御してコロナ放電を開始させ(ステップS22)、マイナスイオンを発生させる。
次に、制御部30は、水分センサ24によって除湿剤23の水分率Wをセンシング(検知)し(ステップS23)、次いで、制御部30は、除湿剤23の水分率Wと、予め設定された基準水分率W0とを比較し、水分率Wが基準水分率W0を超えたか否かを判定する(ステップS24)。この判定結果が否定の場合、制御部30は、ステップS23に戻って除湿剤23の水分率Wのセンシングを継続する。一方、ステップS24における判定結果が肯定の場合、制御部30は、除湿剤用ヒータ25に対して作動指示を行い(ステップS25)、除湿剤用ヒータ25をONさせる。
次に、制御部30は、除湿剤用ヒータ25に対する作動指示を行った後、除湿剤23の水分率Wと、予め設定された基準水分率W0とを比較し、除湿剤23の水分率Wが基準水分率W0より低いか否かを判定する(ステップS26)。この判定結果が否定の場合、制御部30は、ステップS25に戻って除湿剤用ヒータ25の作動を継続する。一方、ステップS26における判定結果が肯定の場合、制御部30は、除湿剤用ヒータ25に対する停止指示を行い(ステップS27)、除湿剤用ヒータ25をOFFさせる。また、制御部30は、除湿剤用ヒータ25に対して停止指示を行うと、ステップS23に戻り水分率のセンシングを継続する。
次に、上述したミスト発生装置1の作用を説明する。
第1の実施形態と同様に、ミスト発生装置1の電源が投入され、コロナ放電部10により発生したマイナスイオンと、ミストノズル9から吐出されたミストと混合されることで、ミストがマイナス帯電されるようになっている状態において、水分センサ24は除湿剤23の水分率をセンシング(検知)している。そして、ミスト発生装置1において、除湿剤23の水分率Wが基準水分率W0を超えると除湿剤用ヒータ25が作動(ON)する。
除湿剤23の水分率Wが基準水分率W0を超えた状態のときは、イオン移送路14bの湿度が上昇し、除湿剤23が湿気を多く吸収した状態になっている。このため、除湿剤用ヒータ25が作動すると、除湿剤用ヒータ25から発生する熱によって除湿剤23が加熱乾燥され、再生される。よって、イオン移送路14bの湿気を除湿剤23が吸収し続けることが可能となり、コロナ放電部10付近の湿度を低く保つことができる。その結果、コロナ放電部10により、マイナスイオンを安定して発生させ、マイナスイオン発生量の減少を防止することができ、コロナ放電部10で発生させたマイナスイオンをミストに効率良く帯電させることができる。
従って、第3の実施形態によれば、第1の実施形態の効果(5)と同様の効果を得ることができる。
(9)イオン移送路14bに除湿剤23を設けた。そして、イオン移送路14bの湿気を除湿剤23が吸収することにより、イオン移送路14bの湿度上昇を抑えることができ、コロナ放電部10付近の湿度を低く保つことができる。よって、コロナ放電部10により、マイナスイオンを安定して発生させ、マイナスイオン発生量の減少を防止することができ、その結果として、コロナ放電部10で発生させたマイナスイオンをミストに効率良く帯電させることができる。
(10)除湿剤23の水分率Wを検知する水分センサ24を設けるとともに、除湿剤23を加熱乾燥させる除湿剤用ヒータ25を設けた。このため、水分センサ24によるセンシングにより除湿剤23の水分率Wが上昇すると、制御部30は除湿剤用ヒータ25を作動させ、除湿剤用ヒータ25によって除湿剤23を加熱乾燥させる。よって、除湿剤23を再生して湿気の吸収を継続することができ、イオン移送路14bの湿度上昇を抑制することができる。その結果として、コロナ放電部10付近の湿度を低く保つことができる。
(11)除湿剤23の水分率Wを検知する水分センサ24を設けるとともに、除湿剤23を加熱乾燥させる除湿剤用ヒータ25を設けた。このため、水分センサ24によるセンシングにより除湿剤23の水分率Wが所定値を超えない場合には、除湿剤用ヒータ25はONされない。よって、除湿剤23の再生のために、常に除湿剤用ヒータ25をONさせる場合に比して、ミスト発生装置1の消費電力を抑えることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図11に示すように、イオン移送路14bの乾燥手段として、ミスト移送路の熱を、ミストパイプ8aからイオンノズル14を介してイオン移送路14bに伝導する熱伝導部27によって構成してもよい。熱伝導部27は金属板よりなり、ミストパイプ8aの上面とイオンノズル14の下面との間に介装されるとともに、熱伝導部27はミストパイプ8a及びイオンノズル14それぞれに熱的に結合されている。また、ミストパイプ8a及びミストノズル9も金属材料製の筒体によって形成されている。
このように構成すると、ミスト用ヒータ7を作動させ、液体溜り部6内の液体を加熱させ、沸騰させると、この熱がミストパイプ8aから熱伝導部27に伝導し、さらに、熱伝導部27からイオンノズル14に伝導する。このため、イオンノズル14が加熱されるとともに、イオン移送路14b内も加熱される。その結果、電極部Dに付着したミストを乾燥させることができ、コロナ放電部10付近の湿度を低く保つことができる。よって、コロナ放電部10により、マイナスイオンを安定して発生させ、マイナスイオン発生量の減少を防止することができ、その結果として、コロナ放電部10で発生させたマイナスイオンをミストに効率良く帯電させることができる。
なお、熱伝導部27はミストパイプ8aからミストノズル9にまで延びるように形成されていてもよく、この場合、熱伝導部27はミストパイプ8a及びミストノズル9とイオンノズル14との間に介装される。又は、熱伝導部27はミストノズル9とイオンノズル14との間に介装されていてもよい。
○ 第1の実施形態において、湿度検知手段として湿度センサ26の代わりに、放電針12とグランド電極13に流れる電流値の変化を計測する電流計21を用いてもよい。
○ 第1の実施形態において、ファン16を手動で駆動させるようにし、湿度センサ26を削除してもよい。
○ 第1の実施形態において、放電針12とグランド電極13の間に、もう一つファン16を設けてもよい。
○ 第2の実施形態において、湿度検知手段として電流計21の代わりに、イオン移送路14bの湿度を検知する湿度センサ26を用いてもよい。
○ 第2の実施形態において、移送路加熱ヒータ20を手動で作動させるようにし、電流計21を削除してもよい。
○ 第2の実施形態において、移送路加熱ヒータ20はイオンノズル14の外面に熱的に結合されていてもよい。
○ 第3の実施形態において、水分センサ24の代わりに湿度センサ26をイオン移送路14bに配設し、湿度センサ26からの湿度情報に基づき除湿剤23の水分率を推定し、水分率Wが基準水分率W0を超えたら除湿剤用ヒータ25を駆動させるようにしてもよい。
○ 第3の実施形態において、電極部Dからイオン吐出口14aに向けたマイナスイオンの吐出方向m2において、除湿剤23より上流側にファンを設けるとともに除湿剤用ヒータ25を削除する。そして、除湿剤23の水分率Wが基準水分率W0を超えたとき、ファンを駆動させてファンからの送風により除湿剤23を乾燥させ、再生させるようにしてもよい。
○ 第1又は第2の実施形態において、ミストを発生させてから所定時間経過した後に、ファン16又は移送路加熱ヒータ20を駆動させてイオン移送路14b内を乾燥させるようにしてもよい。この場合、湿度センサ26又は電流計21は削除されるとともに、制御部30はタイマを備え、このタイマはミスト発生部Mによるミスト発生開始からの経過時間を計測する。そして、制御部30は、タイマからの時間情報に基づき、ミスト発生開始からの経過時間が所定時間に達すると、イオン移送路14bの湿度が所定値を超えたと推定し、ファン16又は移送路加熱ヒータ20を作動させて電極部Dを乾燥させる。
○ 第3の実施形態において、ミストを発生させてから所定時間経過した後に、除湿剤用ヒータ25を駆動させて除湿剤23を乾燥させるようにしてもよい。この場合、水分センサ24は削除されるとともに、制御部30はタイマを備え、このタイマはミスト発生部Mによるミスト発生開始からの経過時間を計測する。そして、制御部30は、タイマからの時間情報に基づき、ミスト発生開始からの経過時間が所定時間に達すると、イオン移送路14bの湿度が所定値を超えたと推定し、除湿剤用ヒータ25を駆動させて除湿剤23を乾燥させる。
○ 各実施形態において、イオン移送路14bに放電針12とグランド電極13と高圧電源回路11とが配設されていてもよい。
○ 各実施形態において、ミスト吐出口9b及びイオン吐出口14aは、左右方向に並ぶように配置してもよく、また、本体ケース2の上方や側方に向けて開口するように配置してもよい。
○ 各実施形態において、ミスト用ヒータ7により水を加熱してミストを発生するように構成したが、異なる機構によりミストを発生するようにしてもよい。例えば、超音波や、加湿エレメントを用いてミストを発生させてもよい。
○ 各実施形態において、コロナ放電部10は、マイナスイオンを発生可能に構成したが、プラスイオンを発生可能に構成してもよい。この場合、放電針12及びグランド電極13間にプラスの高電圧を印加する。このように構成しても、コロナ放電部10において、イオンを発生させることができる。
第1の実施形態におけるミスト発生装置の模式図。 第1の実施形態におけるイオンノズル近傍を示す模式断面図。 第1の実施形態におけるミスト発生装置の電気的構成を示すブロック図。 第1の実施形態における制御部が実行する処理のフローチャート。 第2の実施形態におけるイオンノズル近傍を示す模式断面図。 第2の実施形態におけるミスト発生装置の電気的構成を示すブロック図。 第2の実施形態における制御部が実行する処理のフローチャート。 第3の実施形態におけるイオンノズル近傍を示す模式断面図。 第3の実施形態におけるミスト発生装置の電気的構成を示すブロック図。 第3の実施形態における制御部が実行する処理のフローチャート。 乾燥手段の別例を示すミスト発生装置の模式図。
符号の説明
D…電極部、M…ミスト発生手段としてのミスト発生部、m2…吐出方向、1…ミスト発生装置、6…液体溜り部、8a…ミストパイプ、9…ミストノズル、9b…ミスト吐出口、10…イオン発生手段としてのコロナ放電部、11…高圧電源回路、12…放電針、13…グランド電極、14…イオンノズル、14a…イオン吐出口、14b…イオン移送路、16…乾燥手段のうちの送風手段としてのファン、20…乾燥手段のうちの加熱除湿手段としての移送路加熱ヒータ、21…湿度検知手段としての電流計、23…乾燥手段としての除湿剤、24…水分率検知手段としての水分センサ、25…再生手段としての除湿剤用ヒータ、26…湿度検知手段としての湿度センサ、27…乾燥手段のうちの加熱除湿手段としての熱伝導部、30…制御手段としての制御部。

Claims (10)

  1. ミストを発生させるミスト発生手段と、
    発生したミストを吐出させるミスト吐出口と、
    高圧電源回路を有するとともに、該高圧電源回路に電気的に接続された放電針及びグランド電極からなる電極部を有し、コロナ放電によりイオンを発生させるイオン発生手段と、
    前記イオン発生手段の少なくとも電極部が配置されるとともに発生したイオンを移送するイオン移送路と、
    前記イオン移送路からイオンを吐出させるイオン吐出口と、を備え、
    前記イオン移送路に、前記イオン発生手段の少なくとも電極部を乾燥させる乾燥手段が設けられていることを特徴とするミスト発生装置。
  2. 前記乾燥手段は、前記電極部から前記イオン吐出口へ向けた前記イオンの吐出方向における前記電極部より上流側に設けられた送風手段である請求項1に記載のミスト発生装置。
  3. 前記イオン移送路の湿度を検知する湿度検知手段と、前記湿度検知手段から得られた湿度情報に基づき前記送風手段を制御する制御手段とを備えており、前記制御手段は、前記イオン移送路の湿度が所定値を超える場合に前記送風手段を駆動させる請求項2に記載のミスト発生装置。
  4. 前記湿度検知手段は、前記放電針とグランド電極に流れる電流値の変化を計測する電流計である請求項3に記載のミスト発生装置。
  5. 前記乾燥手段は、前記イオン移送路を加熱し、除湿する加熱除湿手段である請求項1に記載のミスト発生装置。
  6. 前記加熱除湿手段は前記イオン移送路を加熱する移送路加熱ヒータであり、さらに、前記ミスト発生装置は、前記イオン移送路の湿度を検知する湿度検知手段と、前記湿度検知手段から得られた湿度情報に基づき前記移送路加熱ヒータを制御する制御手段とを備えており、前記制御手段は、前記イオン移送路の湿度が所定値を超える場合に前記移送路加熱ヒータを作動させる請求項5に記載のミスト発生装置。
  7. 前記湿度検知手段は、前記放電針とグランド電極に流れる電流値の変化を計測する電流計である請求項6に記載のミスト発生装置。
  8. 前記ミスト発生手段が液体溜り部に貯留された液体を加熱してミストを発生させるものであるとともに前記ミストが通過するミストパイプ及びミストノズルを有し、前記加熱除湿手段は、前記ミストパイプ及びミストノズルのうちの少なくともいずれか一方と、イオン移送路を形成するイオンノズルとに熱的に結合された熱伝導部である請求項5に記載のミスト発生装置。
  9. 前記乾燥手段は、前記イオン移送路内に設けられた除湿剤である請求項1に記載のミスト発生装置。
  10. 前記除湿剤の水分率を検知する水分率検知手段と、前記除湿剤の再生手段と、前記水分率検知手段から得られた水分率情報に基づき前記再生手段を制御する制御手段とを備えており、前記制御手段は、前記除湿剤の水分率が所定値を超える場合に前記再生手段を作動させる請求項9に記載のミスト発生装置。
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