JP2010045554A - ネットワーク対応テレビ放送・受信システム - Google Patents

Abstract

【課題】
コンテンツの権利とユーザの利便性を両立させたネットワーク対応テレビ放送と受信のシステムを提供することにある。
【解決手段】
全てのコンテンツを、保管と配信を行うサーバに集中させ、テレビ放送することで、コンテンツの視聴が可能で有り、またサーバ上での権利購入という形でサーバ上での録画を、いつでも可能とすることで、ユーザ自身は手元での録画が不要となり、不正コピーや不正なネットワークへの流出を防止させるネットワーク対応テレビ放送・受信システム。
【選択図】図１

Description

本発明は、インターネットプロトコル(IP)を用いたネットワーク経由でのテレビ放送と受信システムに関するものである。

放送波によるテレビ放送が、世の中に提供されてから５０年以上が経過し、２０世紀の終わりから２１世紀にかけて、ネットワーク経由でのテレビ放送、すなわち狭義の放送と通信の融合が議論されてきた。このような背景の中で、テレビ放送やテレビ番組といったコンテンツを作成者が制作し、そのコンテンツをサーバへの転送し、またユーザからの指示があれば、IPネットワークを通じて、配信を行うような、テレビ放送制作、配信システムを提供することが検討されてきた。例えば特許文献１も、そのようなものを実現するしかけを説明したものである。

特開２００２−１２３６３４号公報

従来、テレビ放送を受信した際、ユーザは、録画を実施することが可能であった。これらと同様の機能や、サービスを、IPネットワークを利用したテレビ放送システムにおいても、提供することを目的とする。

保管配信サーバのみにコンテンツを集めて、そこからIPテレビに対し配信することによって、電子番組表どおりにテレビ放送を見るように視聴したり、また過去あるいは未来の番組を視聴したり取得したりする手段を備える。

サーバにて電波による放送波を受信するのではなく、直接コンテンツを入稿し、一旦保管するために、コンテンツ権利者の権利が阻害されることは無く、全てのコンテンツがサーバに存在するため、ユーザは、いつでもコンテンツを視聴可能となる。

保管配信サーバは、電源や空調などが整備され、人の出入りなどが制限され、かつ高速なネットワークに接続されたデータセンターに構築することが良く、また、保管配信サーバから配信される映像情報を受信するIPテレビは、既存の家庭向けのテレビのような形態で良いが、テレビ機能は、携帯電話、デジタルチューナ、DVDレコーダ、パソコンなど様々な製品に組み込まれているため、特に特定するものではない。

図１は、放送通信融合時代のテレビ放送を示した説明図である。１は、メーカー、２は、コンテンツ権利者、３は、保管配信サーバ、４は、IPテレビ、５は、広告、６は、広告費用、７は、コンテンツ、８は、電子番組表、９は、コンテンツ保管料、１０は、販売利益、１１は、ライブ配信、１２は、VOD配信、１３は、アーカイブ使用料、１４は、配信サービス料、１５はコンテンツ購入費用である。

図１の放送通信融合時代のテレビ放送システムの仕組みについて説明を行う。テレビ放送に対して、広告５を出したいメーカー１は、広告費用６を払って、コンテンツ権利者２に対して、広告５を依頼する。コンテンツ権利者２は、番組を作成し、コンテンツ７として、保管配信サーバ３に対し、コンテンツ７と付随する電子番組表８を保管配信サーバ３に送る。その際、コンテンツ保管料９を支払う。

保管配信サーバ３は、受け取ったコンテンツ７を用いて、ライブ配信１１あるいはVOD(Video On Demand)配信１２をIPテレビ４に対し実施し、テレビ放送を具体化する。IPテレビ４を見ているユーザ（図示せず)は、配信サービス料１４とアーカイブ使用料１３あるいはコンテンツ購入費用１５を、保管配信サーバ３を運営する企業体に支払う。保管配信サーバ３は、コンテンツ７に対する販売利益１０として、コンテンツ権利者２に利益を分配する。

ここで、保管配信サーバ３は、コンテンツ保管料９とアーカイブ使用料１３をコンテンツ権利者２とIPテレビ４のユーザの双方から受け取っているために、保管配信サーバ３は、保管配信のための運用費用を捻出することができ、本サービスを事業として続けることが可能である。これは、既存のテレビ放送システムとの違いでもあるが、既存のテレビ放送システムでは、いわゆる放送局が、保管配信サーバ３の位置に存在する。しかしコンテンツ保管料９の受け取りや、アーカイブ使用料１３の受け取りは、実施していない。

それは、テレビ放送が、その時刻だけの放送となっているためであり、保管配信サーバ３に、コンテンツを保管して、いつでもIPテレビ４のユーザが、見ることが可能なシステムとなっていないためである。言い換えれば、保管配信サーバ３にコンテンツが保管されているため、いつでもIPテレビ４のユーザは視聴可能である。その代わり、アーカイブ使用料１３およびコンテンツ購入費用１５を支払い、あらたな販売利益１０をコンテンツ権利者２は受け取ることが可能である。

また、既存のテレビ放送システムと同様に、コンテンツ権利者２は、広告費用６を受け取っているため、ユーザによる配信サービス料１４のような支払いは、実は無料になっているが、これは、広告費用６の金額の大きさや、あるいは、販売利益１０の金額の大きさを調整すれば、本テレビ放送システムにおいても、サービスとして実現可能となる。

図２は、保管配信サーバ３とIPテレビ４の内部ブロック図を示したものである。２０は、プロセッサ、２１は、通信手段、２２は、表示手段、２３は、音声出力手段、２４は、ＲＯＭ、２５は、ＲＡＭ、２６は、入力手段、２７は、システムバス、２８は、通信回線、２９は、通信手段、３０は、システムバス、３１は、制御プログラム、３２は、ストレージ、３３は、プロセッサである。

保管配信サーバ３とIPテレビ４は、それぞれプロセッサ３３とプロセッサ２０によって制御されたサブシステムである。保管配信サーバ３の中には、先のプロセッサ３３の他に、システムバス３０に接続された、制御プログラム３１とストレージ３２と通信手段２０が存在する。プロセッサ３３は、制御プログラム３１を実行して、ストレージ３２に格納されたコンテンツ（図示せず）を、通信手段２９を通じて、通信回線２８へ配信を行う。

IPテレビ４の内部には、先のプロセッサ２０の他に、システムバス２７に接続された通信手段２１、表示手段２２、音声出力手段２３、ＲＯＭ２４、ＲＡＭ２５、入力手段２６が存在する。プロセッサ２０は、ＲＯＭ２４に格納された制御プログラム（図示せず）を動作させ、ユーザからの指示（リモコンによる操作を想定しており、次に示す図３にリモコンを図示した。）を入力手段２６から受け取り、通信手段２１経由で保管配信サーバ３から受け取ったコンテンツを表示手段２２と音声出力手段２３を通じて、映像と音声として出力を行う。ここでＲＡＭ２５は、ＲＯＭ２４に格納された制御プログラムにおいて、一時的な情報記憶手段として用いられている。

以上の動作により、保管配信サーバ３から配信されたコンテンツは、通信回線２８を通じて、IPテレビ４に到着し、いわゆるテレビ番組の視聴をユーザに提供することが可能である。

図３は、保管配信サーバ３とIPテレビ４の機能ブロック図を説明したものである。図２では、物理的な部品構成を示したものであったが、図３では、保管配信サーバ３の論理的な機能の説明と、IPテレビ４の外観の説明を行う。

図３において、３４は、配信手段、３５は、電子番組表、３６は、視聴管理手段、３７は、タイマー手段、３８は、リモコン、４０は、コンテンツ、４１は、コンテンツ管理テーブル、４２は、ユーザ管理テーブルである。

IPテレビ４の外観は、表示手段２２がユーザに見えており、リモコン３８は入力手段２６を通じて、IPテレビ４のユーザによる操作を伝える。保管配信サーバ３には、視聴管理手段３６とタイマー手段３７と配信手段３４が機能として存在し、ストレージ３２の内部には、コンテンツ４０、コンテンツ管理テーブル４１、ユーザ管理テーブル４２、電子番組表３５が格納されている。

IPテレビ４は、保管配信サーバ３に対し、送ったユーザのリモコン３８の操作による制御情報は、保管配信サーバ３内部の視聴管理手段３６に送られ、制御に対する応答の情報を、同じく視聴管理手段３６から受け取っている。またコンテンツ４０の映像音声情報は配信手段３４から配信され、IPテレビ４に送られている。

配信手段３４、視聴管理手段３６、タイマー手段３７の各種機能は、配信プログラム、視聴管理プログラム、タイマープログラム等の制御プログラム３１を、プロセッサ３３で実行することにより実現する。また、これらはプログラムではなく、配信手段３４、視聴管理手段３６、タイマー手段３７など、各処理を行う処理部として集積回路化するなどしてハードウェアで実現することもできる。

図４は、図３において、保管配信サーバ３内部のストレージ３２に格納されているコンテンツ４０とコンテンツ管理テーブル４１とユーザ管理テーブル４２の内部情報を示した説明図である。ここで４３は、コンテンツＩＤ、４４は、映像と音声、４５は、コンテンツＩＤ、４６は、著作権者ＩＤ、４７は、チャンネルＩＤ、４８は、ストレージ費用負担ＩＤ、４９は、視聴開始日時、５０は、視聴終了日時、５１は、時制、５２は、ユーザＩＤ、５３は、一時視聴権購入済、５４は、所有権購入済、５５は、所有権予約済である。

コンテンツ４０は、複数存在するコンテンツの内部を示したものであり、コンテンツ４０は、映像と音声４４に対し、保管配信サーバ３内で、ユニークなＩＤ番号であるコンテンツＩＤ４３が付与された形態を持つ。コンテンツＩＤ４３がユニークであるため、複数存在するコンテンツは、それぞれが区別できる状態にある。

コンテンツ管理テーブル４１は、コンテンツＩＤ４５から、時制５１までの情報を供えたテーブルであり、コンテンツ４０と一対となるよう存在する。そのためコンテンツ管理テーブル４１の先頭には、対応するコンテンツ４０のコンテンツＩＤ４３と１対１で結び付けられたコンテンツＩＤ４５が格納されている。

著作権者ＩＤ４６とは、図１のコンテンツ権利者２ごとにユニークに与えられたＩＤ番号であり、コンテンツ４０の著作権権利者を示すものである。チャンネルＩＤ４７は、このコンテンツが既存のテレビ放送でいう放送局のチャンネルと同じように、どのチャンネル（放送局）で放送（配信）されるべきものかを示すＩＤ番号である。ストレージ費用負担ＩＤ４８は、対応するコンテンツ４０が、誰の費用負担で、保管配信サーバ３において保管されるかを示すものであり、通常、著作権者ＩＤ４６と同じＩＤ番号が格納されている。

なお、著作権者すなわち、図１におけるコンテンツ権利者２が、なんらかの理由で著作権を放棄した場合、ストレージ費用負担ＩＤ４８は初期化され、保管配信サーバ３を運営する企業体がストレージ費用負担する必要がある。

視聴開始日時４９は、対応するコンテンツ４０がいつから視聴してよいかを示すものであり、これは既存のテレビ放送システムにおける放送開始時間と同等の情報である。視聴終了日時５０は、対応するコンテンツ４０の放送終了時刻を指定することも可能であるが、例えば、放送開始してから３ヵ月後には、放映権が無くなる様な場合には、この視聴終了日時５０に記述することで、視聴可能期間を示すことが可能である。

その結果、視聴終了日時５０を過ぎた場合、ユーザはこのコンテンツをあとから購入したり視聴したり出来ないという制限を課すことが可能となるという効果が存在する。時制５１は、過去、現在、未来のいずれかのフラグが記述されており、対応するコンテンツ４０が、過去の番組なのか、現在放映中の番組なのか、それともまだ放映されていない未来の番組なのかのいずれかを示すものである。

チャンネルＩＤ４７に、すべて“０”のようなチャンネル０を指定した場合、これは、放送用のコンテンツではなく、市販のパッケージソフトのような扱いとなる。この場合、このコンテンツ管理テーブル４１で管理しているコンテンツは、放送されることはなく、ユーザによる購入があった場合に、所有権を販売できるというサービスとなる。
以上説明したように、このコンテンツ管理テーブル４１は、対応するコンテンツ４０の視聴にかかわる重要な情報が格納されている。

ユーザ管理テーブル４２は、図３のIPテレビ４のユーザごとに作成される管理テーブルであり、内部には、ユーザＩＤ５２、一時視聴権購入済５３、所有権購入済み５４、所有権予約済５５の情報が格納されている。ユーザＩＤ５２は、保管配信サーバ３内では、ユニークなＩＤ番号として、IPテレビ４のユーザに付与されたものであり、ユーザ管理テーブル４２の特定の場所に書かれているものである。図４におけるユーザ管理テーブル４２のユーザＩＤには、現在「１２３４５６」という数字が格納されており、「１２３４５６」というＩＤ番号を持つユーザのユーザ管理テーブルであることを示している。

また一時視聴権購入済５３、所有権購入済５４、所有権予約済５５は、それぞれ、IPテレビ４のユーザに与えられた視聴や所有に関する情報が格納されている。具体的には、０個以上のコンテンツＩＤ４３が記載されており、図４では、所有権購入済５４に、「１００００」という数字と「２００００」という数字が格納されている。

これはコンテンツＩＤ４３を示しているため、「１００００」と「２００００」という数字を、それぞれコンテンツＩＤ４３として持つ２個のコンテンツを所有しているということである。所有している場合には、IPテレビ４のユーザは、図１で示したアーカイブ使用料１３を支払う必要がある。つまり視聴管理手段３６は、ユーザ管理テーブルの所有権購入済情報にコンテンツＩＤが記録されている場合に、ユーザ端末から、コンテンツ保管料の徴収を受け付ける。

なお実体であるコンテンツそのものではなく、単なる所有しているという意味を保存しているだけに過ぎないため、アーカイブ使用料１３は、さほど高額ではないというサービス形態であることが普通であろうと考える。一時視聴権購入済５３、所有権購入済み５４、所有権予約済５５の具体的な使用方法については、以後の実施例の説明において触れる。

図５は、Ａチャンネルの電子番組表を示した説明図である。ここで５６は、Ａチャンネル、５７は、過去時刻、５８は、現在時刻、５９は、未来時刻、６０は、過去の番組、６１は、現在の番組、６２、６３、６４は、未来の番組、６５と６６は、星印である。Ａチャンネルとは比喩であるが、図４に示したコンテンツ管理テーブル４１のチャンネルＩＤ４７が、Ａチャンネルを示すＩＤ番号になっている状態である。

先の図１で示した電子番組表８は、コンテンツ権利者２によって提供される説明となっており、また図３においては、保管配信サーバ３のストレージ３２内部に格納された電子番組表３５という状態であった。図５ではＡチャンネルの電子番組表として、縦軸に時間を置いてそれぞれの番組（コンテンツ）を表示したものである。ここで、この電子番組表は、図３においては、視聴管理手段３６によって、IPテレビ４に送られ、表示手段２２に表示された状態を示したものである。

図５において、現在時刻５８の位置には、現在の番組６１が表示されている。また過去時刻５７の位置には、過去の番組６０が、また未来時刻５９には、未来の番組６２以降合わせて３個の未来の番組が表示されている。このように電子番組表とは、ある特定のチャンネルの放送される番組が表示されているものであるが、ここでは、未来の番組６２と６３において、星印６５と６６が付与され表示されていて、未来の番組６３には表示されていない。

この星印６５と６６は、図１における保管配信サーバ３に対し、コンテンツ権利者２からコンテンツ７として、送られた状態であることを示す。従って、放送時間が迫っている現在時刻５８から見て、次の番組である未来の番組６２は、到着済みであるが、未来の番組６３はまだ届いていない。

また未来の番組６４は、既に収録作成済みであったのか、もう既に到着しているということを示す。図５において、星印を用いて、未来の番組が到着済みであるかどうかを示したが、星印以外の表示方法であっても良い。

なおチャンネルＩＤが“０”の場合には、販売対象のコンテンツであるため、この電子番組表には表示されないが、別途、販売対象コンテンツの一覧として表示する機能を保管配信サーバ３は、備える実施例が考えられる。

図６は、未来の番組の先取り視聴というサービスの説明図である。図６において、IPテレビ４と保管配信サーバ３内の視聴管理手段３６における未来の番組の先取り視聴のシーケンスについて、６００からのシーケンス番号を用いて説明を行う。まず視聴管理手段３６から６００において、電子番組表データをIPテレビ４に配信を行う。

IPテレビ４は、６０１において、電子番組表を表示する。これは、図５を用いて表示に関する説明を行った電子番組表である。IPテレビ４のユーザは、６０２において、電子番組表から星印がついた未来の番組を選択する。これは、図５において、既に保管配信サーバ３に到着済みのコンテンツ（番組）であると説明したものである。

視聴管理手段３６は、選択された未来の番組を処理するために、６０３において、図４におけるユーザ管理テーブル４２の一時視聴購入済５３の領域に、該当の未来の番組のコンテンツＩＤを追加で記載を行う。その後、６０４において、該当コンテンツＩＤを持つ番組の配信を開始する。IPテレビ４は、そのコンテンツを受け取り、６０５において、視聴動作を開始する。その結果、図３においてIPテレビ４の表示手段２２に、動画が表示される。視聴動作が終了するとIPテレビ４では、６０６に移り、視聴管理手段３６では、６０７において、配信終了となる。その後視聴管理手段３６は、視聴が終わったので、図４におけるユーザ管理テーブル４２の一時視聴購入済の領域から、該当のコンテンツＩＤを削除する。

以上の動作の結果、まだ放映されていない未来の番組であっても、既に保管配信サーバ３に到着済みで格納されているため、視聴が可能となる。なお説明を行わなかったが、未来の番組であるため、図１に示した配信サービス料１４とコンテンツ購入費用１５をIPテレビ４のユーザは支払う必要があるのは言うまでも無い。本実施例では、既存のテレビとは異なり、未来の番組であっても、視聴可能であるという効果が存在する。

また説明を行わなかったが、過去の番組や現在の番組でも、保管配信サーバ３にコンテンツが格納済みのため、視聴操作は可能である。すなわち、既に放映済みの番組であっても、後から視聴すること可能である。

図７は、未来の番組の先取り購入というサービスの説明図である。図７において、IPテレビ４と保管配信サーバ３内の視聴管理手段３６における未来の番組の先取り購入のシーケンスについて、７００からのシーケンス番号を用いて説明を行う。まず視聴管理手段３６は、７００において、電子番組表データを配信し、IPテレビ４は７０１において電子番組表を表示する。

IPテレビ４のユーザは、７０２において、電子番組表から星印がついた未来の番組の購入指示を行う。すると視聴管理手段３６は、図４におけるユーザ管理テーブル４２の所有権購入済５３の領域に、該当コンテンツＩＤを追加で記載を行う。以上の動作の結果、まだ放映されていない未来の番組を購入し、所有権を取得することが可能である。例えばＤＶＤのようなパッケージソフトを購入するようなサービスに近いものとなる。

また説明を行わなかったが、過去や現在の放映中の番組でも、保管配信サーバ３にコンテンツが格納済みのため、購入操作は可能である。なお、いずれの場合での購入の際、図１のコンテンツ購入費用１５が必要となることは言うまでも無いことである。

図８は、未来の番組の予約録画というサービスの説明図である。図８において、IPテレビ４と保管配信サーバ３内の視聴管理手段３６における未来の番組の予約録画のシーケンスについて、８００からのシーケンス番号を用いて説明を行う。まず視聴管理手段３６は、８００において、電子番組表データを配信し、IPテレビ４は、８０１において、電子番組表を表示する。

次にIPテレビ４のユーザは８０２において、電子番組表から未来の番組を予約の指示を行う。この際、以前の実施例のように、星印の有無については、どちらでも良い。視聴管理手段３６は、８０３において、図４におけるユーザ管理テーブル４２の所有権予約済５５の領域に、該当コンテンツＩＤを追加で記載する。この結果、予約録画が実施されるのだが、その実施例については、図９を用いて、説明を行う。

図９は、予約録画操作を示した説明図である。先の図８において、ユーザの操作により、未来の番組の予約指示が実施済みである。その処理について、シーケンス番号１０００からの番号を用いて説明を行う。保管配信サーバ３内のタイマー手段３７は、１０００において、現在日時の更新を行う。視聴管理手段３６は、１００１において、図４におけるユーザ管理テーブル４２の所有権予約済５５の領域を読み取り、コンテンツＩＤを取得し、次にコンテンツ管理テーブル４１ごとの視聴開始日時４９の取得を行う。

次に１００２において、タイマー手段３７から通知された現在の日時との比較を行い、未だ到達していなければ、１００３へ行き処理終了とする。もし、１００２において、現在の日時と一致あるいは過ぎていた場合には、１００４へ行き、所有権予約済５５の領域から、該当コンテンツＩＤを削除し、所有権購入済５４の領域に、該当コンテンツＩＤを追加で記入を行う。

以上の動作の結果、予約録画操作を指示された未来の番組は、所有権購入済みとなる。なお説明を行わなかったが、保管配信サーバ３が管理している全てのユーザのユーザ管理テーブル４２を処理することは言うまでもないことである。

本実施例において、そもそも予約録画とは、時間が経過して、未来の番組が放映されたときに、所有することが出来るものであると考えることが出来るが、保管配信サーバ３では、所有権予約済を所有権購入済に記述を移すだけで、処理が終了し、実際にコンテンツそのものをコピーする訳ではないので、極めて簡単に予約録画操作を実現することが可能である。

また、本実施例では、所有権を移す処理を、その番組が放送されるまで待っているところに特徴があり、この仕組みにより、既存のテレビシステムにおいて、録画装置に録画することは、私的な複製を作成する行為として、一般には無料で実施できたわけだが、全く同じ状態を作り出すことができ、本実施例では、この操作は無料で実施することで、IPテレビ４のユーザは、コンテンツを購入するための費用を払う必要が無いという効果がある。

また、放送日時を意識した仕組みを用意することで、保管配信サーバ３に、コンテンツがいつでも保存されているから、あわてて視聴したり録画したりしなくても良いかもしれないというユーザの行動心理にブレーキをかけることが可能となるという効果がある。

図１０は、図８、図９で説明を行った予約録画において、視聴予約管理手段３６が、ユーザ操作による予約録画を受け付ける時刻の考え方の別の例を示した説明図である。予約録画の一般的な概念は、番組の放映が始まる前に、録画を予約することである。しかしながら本実施例では、録画対象となるコンテンツは、保管配信サーバ３に既に保管済みであるため、異なる考え方を実装した実施例が存在する。図９における予約録画操作のフローにおいて、１００１では、所有権予約済コンテンツＩＤの視聴開始日時を取得し、１００２にて、現在日時との比較を実施していた。

これを図１０では、視聴予約管理手段３６が、ユーザ操作による予約録画を受け付ける締め切り条件として、考えると、図１０の＃１のように、視聴開始日時までであれば、予約録画を受け付けるということとなる。この例以外に、図１０の＃２のように、視聴終了日時を締め切りとして考えると、すなわち、図９の１００２にて、視聴開始日時ではなく、視聴終了日時を取得して、動作させれば、その番組を放映している間、すなわち図４のコンテンツ管理テーブル４１において視聴開始日時４９から放映が開始され、その番組の放送が終了するまでの時刻なら予約録画として扱うこととなる。

この考え方であれば、番組の放映時刻に間に合わなくとも終了時刻に間に合えば、図９において説明を行った無料での録画が可能となる。図１０の＃３は、別の考え方であり、視聴予約管理手段３６が、ユーザ操作による予約録画を受け付ける締め切り条件として、その番組の放映が終了してから９０分以内であれば、予約録画操作を受け付けるというものである。

具体的には、図９の１００２にて、視聴開始日時そのままの数値ではなく、これに９０分を加えて用いることとなる。これは、デジタル放送において、９０分以内ならタイムシフトが認められているという方式が存在するが、それを実現するものである。この考え方によれば、番組の放送が終了しても９０分以内なら予約録画が可能となるため、出かけているときに、慌てて帰ってくるといったシチュエーションから開放されるといった効果がある。

図１１は、再生操作を示した説明図である。IPテレビ４と保管配信サーバ３内の視聴管理手段３６による再生操作のシーケンスを、シーケンス番号９００からの番号を用いて説明を行う。

視聴管理手段３６は、９００において、図４のユーザ管理テーブル４２を送信し、IPテレビ４は、９０１においてユーザ管理テーブル４２内の一時視聴権購入済５３と所有権購入済５４に、保存されているコンテンツＩＤ番号のすべての情報を取得し、それらの情報を全て列挙したコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを作成し、表示手段２２に表示を行う。続いてIPテレビ４のユーザは９０２において、コンテンツリスト上の番組を選択する。

視聴管理手段３６は、９０３においてコンテンツに対して所有している権利を確認するために、ユーザ管理テーブル４２の一時視聴権購入済５３と所有権購入済５４に格納されたコンテンツＩＤ番号群を読み出す。続いて９０４において、現在、再生しようとしている番組のＩＤが、一時視聴権購入済５３あるいは、９０５において所有権購入済５４のテーブルに格納されたＩＤと一致するか確認し、どちらかの権利があると判断したならば、９０７において配信を開始する。

ＩＤが一致せず権利が無いと判断した場合には９０６に移り、権利が無い旨をIPテレビ４に通知する。（なおエラー表示方法については詳細に説明を行っていないが、ＩＰテレビ４に表示されユーザに連絡される。）IPテレビ４は９０８において、配信された番組を受信し、再生表示を行う。

その後、再生による視聴が終わったならば、視聴管理手段３６は配信終了処理を９０９にて行い、９１０に移る。９１０では、配信が終わったコンテンツのＩＤが一時視聴権購入済５３に含まれていたＩＤであった場合、一時視聴権利を用いた視聴であった場合、視聴管理手段３６が、権利が終了したと判断し、図４のユーザ管理テーブル４２の一時視聴権購入済５３の領域から該当コンテンツＩＤの削除を視聴管理手段３６が行う。

以上の動作の結果、保管配信サーバ３に保存され、視聴権あるいは所有権を持つコンテンツの再生視聴が可能となるという効果がある。本実施例では、IPテレビ４のユーザは、自宅にコンテンツを保存しておく必要が無いため、図１で説明を行ったアーカイブ使用料１３を、保管配信サーバ３を運営する企業体に支払い続ける限り、コンテンツの再生はいつでも保証される。その結果、既存のテレビシステムと比べ、ビデオテープやＤＶＤメディアのような録画媒体の消費が不要となり、省エネルギー化に貢献すると言う効果が存在する。

図１２は、通常放送のシーケンスを示した説明図である。図１の保管配信サーバ３内のタイマー手段３７と視聴管理手段３６による通常放送のシーケンスについて、シーケンス番号１２００からの番号を用いて説明を行う。タイマー手段３７は、１２００において、現在日時の更新を行い、視聴管理手段３６に通知を行う。視聴管理手段３６は１２０１において、図４のコンテンツ管理テーブル４１の読み込みを実施し、チャンネルＩＤ４６と視聴開始日時４９の領域内の記述を確認する。

続いて１２０２において、タイマー手段３７によって通知された現在日時と視聴開始日時４９の比較を行い、視聴開始日時に到達していなければ、１２０３へ行き、処理終了となる。視聴開始日時に達していれば、１２０４に行き、チャンネルＩＤ４６ごとに割り当てられたマルチキャスト配信を実施し、図３の配信手段３４から配信を行う。

ここで、詳細には触れていないが、チャンネルＩＤ４６が、すべて“０”のようなチャンネル０の場合には、販売専用のコンテンツのため、配信を実施しない。本実施例によれば、保管配信サーバ３によるテレビ放送が実現可能となるという効果が存在する。

本実施例では、いわゆる生放送については詳細に記述していないが、生放送の場合、放映開始時刻になっても、コンテンツ全体が、図１のコンテンツ権利者２から保管配信サーバ３に送られるのではなく、経過時間とともに、少しずつ送られて来る形態となる。その場合、図６において説明を行った未来の番組の先取り視聴は実現できず、また図７において説明を行った未来の番組の先取り購入は実現できない。

しかしながら、図８および図９において説明を行った未来の番組の予約録画にすいては、実現可能であり、図１１の再生操作において、９０７の配信開始前までに、番組の放送が終わっているあるいは、配信できる情報が少しでも届いていれば、保管配信サーバ３から配信可能である。

図１３は、ストレージの使用方法の他の実施例を示した説明図である。１３０は、過去、１３１は、現在、１３２は、未来の領域を示すものである。図１３において、ストレージ３２は、図２や図３で説明を行ったストレージと同じであるが、コンテンツ４０の格納先に違いがある。図１３のストレージ３２には、過去１３０、現在１３１、未来１３２の領域が存在する。

先に図４において、コンテンツ管理テーブル４１の時制５１の説明の際、時制５１は、過去、現在、未来のいずれかのフラグが記述されており、対応するコンテンツ４０が、過去の番組なのか、現在放映中の番組なのか、それともまだ放映されていない未来の番組なのかを示すものだという説明を行った。

図１３では、それとは異なり、各コンテンツを、それぞれの領域である過去１３０、現在１３１、未来１３２の領域に存在するように、現在時刻が放送開始時刻になったら、未来１３２から現在１３１へ、また放送が終わったなら現在１３１から過去１３０へ、移動させるものである。もちろん実体は移動させずに管理することは可能であるが、あえて物理的に移動させることによって、時間が経てば経つほど、保管管理サーバ３では、過去の番組が永遠に増えるために、移動させる手段を用意することは得策であるという効果が存在する。

図１４は、視聴開始時、終了日時と視聴権利の関係の処理を追加したときの動作フローを示した説明図である。図１４では、先に説明を行った図４において、コンテンツ管理テーブル４１とユーザ管理テーブル４２の説明を行い、また図１１において、再生操作時のコンテンツの所有権利に応じた再生処理の説明を行ったが、図１４においては、図１１の９０４，９０５の動作フローに対し、１４００の条件分岐を追加するものである。これは、コンテンツ管理テーブル４１内の視聴開始日時４９と視聴終了日時５０ならびに、ユーザ管理テーブル４２の一時視聴権購入済５３と所有権購入済５４の視聴権利に関する運用の他の例を示す。

視聴開始時に、視聴管理手段３６は、図１４の９０４において、一時視聴権の有無を確認する。これは、図４のユーザ管理テーブルの一時視聴権購入済５３の領域に、視聴開始したコンテンツのＩＤが記載されているかどうかを確認する。もし一時視聴権が無ければ、９０５に行き、あれば、１４００の処理へ進む。１４００に来た場合、図４のコンテンツ管理テーブル４１の視聴終了日時５０と視聴開始した現在時刻との比較を行う。

現在時刻が視聴終了日時よりも以前の場合には、問題が無いのでOKとなり、９０７にて、配信を開始する。１４００にて現在時刻が視聴終了日時よりも後の場合には、問題があるのでNGとなり、９０５へ移動する。９０５では所有権の確認を行う。これは、図４のユーザ管理テーブルの所有権購入済５４に、視聴開始したコンテンツのＩＤが記載されている場合、所有権があると判断し、９０７へ行き、配信開始となる。記載されていなければ、所有権が無いので、９０６へ行き、エラー通知となる。

以上の動作の結果、一時的な視聴権利を購入していたとしても、視聴終了日時を過ぎていたならば、視聴禁止するといった運用形態の実現が可能となる。例えば、コンテンツの放映権利が切れた場合の運用として、放映可能な期間の最終日時を、視聴終了日時として、設定することで、この運用が可能である。逆に、視聴終了日時を十分長くすることで、一時視聴権の対価に見合った運用が可能となる。また、所有権購入済みの場合、視聴終了日時を過ぎていても視聴可能であるという運用も可能である。

ここでは、コンテンツの権利者により、放映権利が無くなる等などで、新たに放送することが出来ない公開終了のコンテンツであっても、所有権を購入したユーザは、いつでも視聴可能であるという効果が存在する。

図１５は、コンテンツとプレイリストの関係を示した説明図である。１５０は、コンテンツ、１５１は、コンテンツ、１５２は、プレイリスト、１５３は、コンテンツＩＤ、１５４は、コンテンツＩＤ、１５５は、コンテンツＩＤ、１５６は、ターゲットコンテンツＩＤ、１５７は、開始時刻、１５８は、終了時刻、１５９は、ターゲットコンテンツＩＤ、１６０は、開始時刻、１６１は、終了時刻である。図１５において、保管配信サーバ３内のストレージ３２に、コンテンツ１５０と１５１が保管されており、あらたにプレイリスト１５２が保管されている。

コンテンツ１５０と１５１は、それぞれコンテンツＩＤ１５３とコンテンツＩＤ１５４が付与されており、これは図４で説明を行ったコンテンツ４０と同じである。プレイリスト１５２は、他のコンテンツと同様にコンテンツＩＤ１５５が付与されているが、中身は、映像と音声ではなく、ターゲットコンテンツＩＤ１５６、開始時刻１５７、終了時刻１５８からなる情報が、１個から複数個格納されたものである。このターゲットコンテンツＩＤ１５６には、ターゲットとして対応するコンテンツＩＤの番号が書かれており、この実施例では、コンテンツ１５０のコンテンツＩＤ１５３に格納された値が書かれている。

開始時刻１５７と終了時刻１５８は、ターゲットコンテンツのどこからどこまでを再生するかを意味する情報である。ターゲットコンテンツＩＤ１５９側の情報も同様であり、本実施例では、ターゲットコンテンツ１５０とターゲットコンテンツ１５１の映像と音声を、それぞれ指定された開始時刻から終了時刻までを順次再生するということをプレイリスト１５２が示しているということになる。この結果、保管配信サーバ３においても、プレイリストという概念で編集したコンテンツを保管し、配信することが可能となるという効果が存在する。

プレイリスト１５２を再生する方法について、図１１あるいは、図１４において、配信開始の前に視聴あるいは所有している権利があるかどうか９０４から９０５あるいは視聴終了日時が過ぎていないか、視聴管理手段３６によって、１４００にて確認を行っていたが、ユーザによる選択時に、プレイリスト１５２を再生するには、プレイリスト１５２内の記述に則り、ターゲットＩＤ１５６やターゲットＩＤ１５９の視聴あるいは所有している権利を取得しているかどうか、図１１あるいは図１４で説明を行ったように、視聴管理手段３６によって、それぞれ確認を実施することとなる。

本実施例は、複数のコンテンツが、プレイリストという形で、編集されたときの状態を示している。編集された状態であっても、図４のコンテンツ管理テーブル４１の著作権者ＩＤ４６を参照すれば、誰の著作物か判明するため、図１において説明を行ったユーザによって支払われる配信サービス料１４やアーカイブ使用料１３、あるいはコンテンツ購入費用１５が、販売利益１０として、コンテンツ権利者２に分配することが可能となるという効果が存在する。

図１５に示すプレイリスト１５２の作成方法についても、詳細に説明を行っていないが、難しい構造のファイルではないので、コンテンツＩＤの取得手段、コンテンツＩＤと開始時刻を指定した再生手段や、停止手段、再生中の現在時刻の取得手段などの実現手段を通じて、特定のコンテンツＩＤのコンテンツのどこからどこまでを再生するという記述が順次なされているファイルをユーザ操作により、作成するような機能を備えれば良い。

図１６は、図４で説明を行ったコンテンツとコンテンツ管理テーブルの関係において、他の実施例を示すものである。
ここで、１６５は、コンテンツ、１６６は、コンテンツ管理テーブル、１６７は、コンテンツファイル名であり、それ以外については、図４と同じである。

図１６において、コンテンツ１６５は、図４のコンテンツ４０とは異なり、コンテンツＩＤ４３が付与されていない。その代わりコンテンツ管理テーブル１６６には、新たにコンテンツファイル名１６７の領域が追加されている。コンテンツファイル名１６７は、コンテンツの、保管配信サーバ３内のストレージ上におけるファイル名であり、それは一意である。この実施例では、コンテンツを参照する場合、コンテンツ管理テーブル１６６のコンテンツＩＤ４５を、まず参照し、続いて、コンテンツファイル名１６７を参照する。

その後、コンテンツを示すために、コンテンツファイル名１６７からコンテンツ１６５を見つけ出し、参照する。この実施例では、コンテンツごとにユニークなＩＤを指定する際、コンテンツ自身には変更することなく、コンテンツ権利者２から提供されたコンテンツの一意性を完全に保つことが可能となるという効果が存在する。

なお、図１５において説明を行ったコンテンツとプレイリストの関係において、図１５ではプレイリスト１５２からコンテンツを直接参照していたが、図１６を用いて説明した例では、プレイリストからコンテンツ管理テーブルを参照して、それからコンテンツを参照するという形態となる。

上記実施例により解決しようとする課題を下記に示す。
コンテンツ権利者にとって、従来通り、広告費用を取得したり、販売利益を取得したりできるサービスを提供することにある。
また、インターネットにコンテンツが流出しないシステムを提供することにある。
また、複数の番組が編集された際、権利の所在が不明瞭となるが、それを解決するサービスを提供することにある。
また、肖像権などから放映期間が設定されたコンテンツに関して、適切に処理できるサービスを提供することにある。

また、ユーザにとって、
過去の番組をいつでも視聴したり、取得したりする機能を提供することにある。
まだ放映されていない未来の番組の視聴や取得機能を提供することにある。
またコンテンツを保存するメディアを新たに購入せずに省エネに寄与するシステムを提供することにある。

上記実施例により、以下のような効果がある。
従来と同様に、無料で録画できる機能とサービスを提供し、コンテンツ権利者が公開終了としたとしても、録画済み扱いのものは、いつでもユーザは視聴可能である。
コンテンツ権利者にとって、従来通り、広告費用を取得したり、販売利益を取得したりできるビジネスモデルを利用できるという効果がある。

また、インターネットにコンテンツが流出しないよう、IPテレビ側では保管せずに、保管配信サーバに集中して保管することで、いつでも入手できるようにして、流出そのものを無意味なものとする効果が存在する。
また、編集した番組であってもプレイリストからたどって、権利者が誰か判別できるようにし、権利の所在を明確にするという効果が存在する。
また、放映期間を設定する手段を準備し、様々な権利形態に対応することが可能となる効果が存在する。

また、ユーザにとって、
全ての番組（過去も未来も）が保管配信サーバに存在することから、過去の番組をいつでも視聴したり、取得したりすることが可能となる効果が存在する。
またコンテンツを保存することが、そもそも不要なため、メディアを新たに購入せずに、省エネに寄与するといった効果も存在する。

放送通信融合時代のテレビ放送を示した説明図である。 保管配信サーバとIPテレビの内部ブロック図である。 保管配信サーバとIPテレビの機能ブロック図である。 コンテンツとコンテンツ管理テーブルとユーザ管理テーブルを示した説明図である。 Ａチャンネルの電子番組表を示した説明図である。 未来の番組の先取り視聴を示した説明図である。 未来の番組の先取り購入を示した説明図である。 未来の番組の予約録画を示した説明図である。 予約録画操作を示した説明図である。 予約録画を受け付ける締め切り条件を示した説明図である。 再生操作を示した説明図である。 通常放送を示した説明図である。 ストレージを示した説明図である。 視聴開始時、終了日時と視聴権利の処理フロー示した説明図である。 コンテンツとプレイリストの関係を示した説明図である。 コンテンツとコンテンツ管理テーブルの関係を示した説明図である。

符号の説明

１ メーカー
２ コンテンツ権利者
３ 保管配信サーバ
４ IPテレビ
５ 広告
６ 広告費用
７ コンテンツ
８ 電子番組表
９ コンテンツ保管料
１０ 販売利益
１１ ライブ配信
１２ VOD配信
１３ アーカイブ使用料
１４ 配信サービス料
１５ コンテンツ購入費用
２０ プロセッサ
２１ 通信手段
２２ 表示手段
２３ 音声出力手段
２４ ＲＯＭ
２５ ＲＡＭ
２６ 入力手段
２７ システムバス
２８ 通信回線
２９ 通信手段
３０ システムバス
３１ 制御プログラム
３２ ストレージ
３３ プロセッサ
３４ 配信手段
３５ 電子番組表
３６ 視聴管理手段
３７ タイマー手段
３８ リモコン
４０ コンテンツ
４１ コンテンツ管理テーブル
４２ ユーザ管理テーブル
４３ コンテンツＩＤ
４４ 映像と音声
４５ コンテンツＩＤ
４６ 著作権者ＩＤ
４７ チャンネルＩＤ
４８ ストレージ費用負担ＩＤ
４９ 視聴開始日時
５０ 視聴終了日時
５１ 時制
５２ ユーザＩＤ
５３ 一時視聴権購入済
５４ 所有権購入済
５５ 所有権予約済
５６ Ａチャンネル
５７ 過去時刻
５８ 現在時刻
５９ 未来時刻
６０ 過去の番組
６１ 現在の番組
６２ 未来の番組
６３ 星印
６４ 星印
１３０ 過去
１３１ 現在
１３２ 未来
１５０ コンテンツ
１５１ コンテンツ
１５２ プレイリスト
１５３ コンテンツＩＤ
１５４ コンテンツＩＤ
１５５ コンテンツＩＤ
１５６ ターゲットコンテンツＩＤ
１５７ 開始時刻
１５８ 終了時刻
１５９ ターゲットコンテンツＩＤ
１６０ 開始時刻
１６１ 終了時刻
１６５ コンテンツ
１６６ コンテンツ管理テーブル
１６７ コンテンツファイル名

Claims (14)

1. コンテンツ配信サーバであって、
   コンテンツ供給サーバからコンテンツを受信する受信部と、
   受信した前記コンテンツを格納する記憶部と、
   前記コンテンツと、前記コンテンツに対応したコンテンツＩＤとを管理する視聴管理部と、
   ユーザ端末からコンテンツＩＤを受信し、受信した前記コンテンツＩＤに対応する前記コンテンツを、前記ユーザ端末に配信する配信部と、
   を有することを特徴とするコンテンツ配信サーバ。
2. 請求項１に記載のコンテンツ配信サーバであって、
   前記コンテンツを購入しているかどうかを示す所有権情報を含むユーザ管理情報を有し、
   前記視聴管理部は、前記ユーザ端末から前記コンテンツの購入要求を受け付けた場合に、前記ユーザ管理情報の前記所有権情報に、前記コンテンツに対応するコンテンツＩＤを記録する
   ことを特徴とするコンテンツ配信サーバ。
3. 請求項２に記載のコンテンツ配信サーバであって、
   前記視聴管理部は、前記ユーザ管理情報の前記所有権情報に前記コンテンツＩＤが記録されている場合に、前記ユーザ端末から、コンテンツ保管料の徴収を受け付ける
   ことを特徴とするコンテンツ配信サーバ。
4. 請求項２に記載のコンテンツ配信サーバであって、
   前記視聴管理部は、前記ユーザ端末から受信した前記コンテンツＩＤが、前記ユーザ管理情報の前記所有権情報に記録されているか確認し、
   前記コンテンツＩＤが記録されている場合に、前記配信部は前記コンテンツＩＤに対応する前記コンテンツを、前記ユーザ端末に配信する
   ことを特徴とするコンテンツ配信サーバ。
5. 請求項２に記載のコンテンツ配信サーバであって、
   前記ユーザ管理情報は、前記コンテンツの購入を予約するために使用される所有権予約情報を有し、
   前記視聴管理部は、前記ユーザ端末から前記コンテンツの予約要求を受け付けた場合に、前記所有権予約情報に、前記コンテンツに対応するコンテンツＩＤを記録し、
   予約された前記コンテンツを前記コンテンツ供給サーバから受信した場合に、前記所有権予約情報から前記コンテンツ情報を削除し、前記所有権情報に前記コンテンツ情報を記録する
   ことを特徴とするコンテンツ配信サーバ。
6. 請求項１に記載のコンテンツ配信サーバであって、
   前記視聴管理部は、前記コンテンツ供給サーバから前記コンテンツを受信した場合に、前記コンテンツが受信済みであることを示す情報を電子番組表に表示する
   ことを特徴とするコンテンツ配信サーバ。
7. 請求項１に記載のコンテンツ配信サーバであって、
   前記コンテンツの著作権情報を含むコンテンツ管理情報を有し、
   前記視聴管理部は、前記ユーザ端末から受信した前記コンテンツＩＤに対応する前記コンテンツが、前記著作権情報により著作権保護が指定されているか確認し、
   著作権保護が指定されていない場合に、前記配信部は前記コンテンツＩＤに対応する前記コンテンツを、前記ユーザ端末に配信する
   ことを特徴とするコンテンツ配信サーバ。
8. コンテンツ配信方法であって、
   コンテンツ供給サーバからコンテンツを受信し、
   受信した前記コンテンツを記憶部に維持し、
   ユーザ端末からコンテンツＩＤを受信し、受信した前記コンテンツＩＤに対応する前記コンテンツを、前記ユーザ端末に配信する、
   ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
9. 請求項８に記載のコンテンツ配信方法であって、
   前記コンテンツを購入しているかどうかを示す所有権情報を含むユーザ管理情報を維持し、
   前記ユーザ端末から前記コンテンツの購入要求を受け付けた場合に、前記ユーザ管理情報の前記所有権情報に、前記コンテンツに対応するコンテンツＩＤを記録する
   ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
10. 請求項９に記載のコンテンツ配信方法であって、
    前記ユーザ管理情報の前記所有権情報に前記コンテンツＩＤが記録されている場合に、前記ユーザ端末から、コンテンツ保管料の徴収を受け付ける
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
11. 請求項９に記載のコンテンツ配信方法であって、
    前記ユーザ端末から受信した前記コンテンツＩＤが、前記ユーザ管理情報の前記所有権情報に記録されているか確認し、
    前記コンテンツＩＤが記録されている場合に、前記コンテンツＩＤに対応する前記コンテンツを、前記ユーザ端末に配信する
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
12. 請求項９に記載のコンテンツ配信方法であって、
    前記ユーザ管理情報は、前記コンテンツの購入を予約するために使用される所有権予約情報を有し、
    前記ユーザ端末から前記コンテンツの予約要求を受け付けた場合に、前記所有権予約情報に、前記コンテンツに対応するコンテンツＩＤを記録し、
    予約された前記コンテンツを前記コンテンツ供給サーバから受信した場合に、前記所有権予約情報から前記コンテンツ情報を削除し、前記所有権情報に前記コンテンツ情報を記録する
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
13. 請求項８に記載のコンテンツ配信方法であって、
    前記コンテンツ供給サーバから前記コンテンツを受信した場合に、前記コンテンツが受信済みであることを示す情報を電子番組表に表示する
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
14. 請求項８に記載のコンテンツ配信方法であって、
    前記コンテンツの著作権情報を含むコンテンツ管理情報を維持し、
    前記ユーザ端末から受信した前記コンテンツＩＤに対応する前記コンテンツが、前記著作権情報により著作権保護が指定されているか確認し、
    著作権保護が指定されていない場合に、前記コンテンツＩＤに対応する前記コンテンツを、前記ユーザ端末に配信する
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。

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