JP2010040744A - バーンイン試験装置 - Google Patents

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博久 須田
Isao Suzuki
功 鈴木
Takaomi Tomonaga
崇臣 友永
Kenji Nishide
研二 西出
Hirokuni Ogawa
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Abstract

【課題】バーンイン試験装置において、製造コストをより抑制することである。
【解決手段】バーンイン試験装置20は、装置基台22と、光出力モジュールを加熱する光出力モジュール加熱部24,25と、光出力モジュールから発光される信号光を受光する受光手段26とを備え、光出力モジュール加熱部は、光出力モジュール基板32と、光出力モジュールに格子状に配列され、光出力モジュールが装着される複数のソケット34と、光出力モジュールを加熱する発熱体を有する加熱基体36と、加熱基体を覆う加熱カバー38とを含み、受光手段26は、行方向に配列されたソケット34に対して略平行方向に設けられるガイドレール60、62と、ガイドレールをスライドし、光出力モジュールから発光される信号光を受光する複数の受光素子84が置かれたスライダ64と、スライダを搬送する搬送ベルト66と、搬送ベルトモータ68とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、バーンイン試験装置に係り、特に、発光素子を搭載した光出力モジュールのバーンイン試験を行うバーンイン試験装置に関する。
レーザダイオード等の発光素子が搭載され、TO−CANパッケージされた光出力モジュール等の信頼性保証をするために、光出力モジュールについて温度電圧加速試験であるバーンイン試験が行われている。バーンイン試験は、所定の試験温度に曝露された光出力モジュールに通電することにより、光出力モジュールの初期不良を検出する試験である。バーンイン試験には、光出力モジュールを恒温槽等で加熱した状態で、光出力モジュールから発光されたレーザ光等をフォトダイオード等の受光素子で受光して試験することができるバーンイン試験装置が使用される。
特許文献1には、作業効率およびエネルギ効率の向上が可能なバーンイン方法およびバーンイン装置の提供を目的として、バーンインボード上の複数のデバイスのそれぞれに対応して設けられ、かつ可撓性のある熱伝導部部材で互いに結合された複数の部材を、複数のデバイスに伝熱接触させる工程と、複数の部材を一括的に温度制御する工程とを具備するバーンイン方法と、バーンインボード上の複数のデバイスそれぞれに対応して伝熱接触し得る複数の部材と、複数の部材間を結合する可撓性のある熱伝導部材とを具備するバーンイン装置が開示されている。
特開2006−317403号公報
ところで、光出力モジュールのバーンイン試験では、上述したように、加熱された光出力モジュールから発光されたレーザ光等をフォトダイオード等の受光素子で受光して試験される。そのため、バーンイン試験装置には、一般的に、試験される光出力モジュールの個数と略同じ数量の受光素子が必要になる。ここで、一度に加熱されて試験される光出力モジュールの数量が増えるとバーンイン試験装置に搭載される受光素子の数量も増えるので、バーンイン試験装置の製造コストが増加する場合がある。
そこで、本発明の目的は、試験装置の製造コストをより抑制したバーンイン試験装置を提供することである。
本発明に係るバーンイン試験装置は、発光素子を搭載した光出力モジュールのバーンイン試験を行うバーンイン試験装置であって、装置基台と、前記装置基台に配置され、複数の光出力モジュールが装着され、前記光出力モジュールを加熱する光出力モジュール加熱部と、前記装置基台に配置され、前記光出力モジュールから発光される信号光を受光する受光手段と、を備え、前記光出力モジュール加熱部は、前記光出力モジュールに電力を供給する光出力モジュール基板と、前記光出力モジュール基板に格子状に配列され、前記光出力モジュールが装着される複数のソケットと、前記ソケットが挿入される複数のソケット挿入溝と、前記ソケット挿入溝と連通し、前記光出力モジュールが挿入される複数の光出力モジュール挿入溝と、が格子状に設けられ、前記光出力モジュールを加熱する発熱体を有する加熱基体と、前記光出力モジュールから発光される信号光を通す複数の開口を有し、前記加熱基体を覆う加熱カバーと、を含み、前記受光手段は、前記装置基台に前記光出力モジュール加熱部を挟んで設けられ、格子状に配列された前記ソケットの行方向に対して略平行方向に設けられる一対のガイドレールと、前記一対のガイドレールに一端と他端とがスライド可能に取り付けられ、格子状に配列された前記ソケットの列方向に対して略平行方向に設けられるスライド基体と、前記スライド基体に設けられ、行方向に配列された前記ソケットと略同一直線状に配置され、列方向に配列された前記ソケットに対して略平行方向に一列に配列され、前記光出力モジュールから発光される信号光を受光する複数の受光素子を有する受光体と、を含むスライダと、前記装置基台に前記一対のガイドレールと略平行方向に設けられ、前記スライダを搬送する搬送体と、前記装置基台に配置され、前記搬送体を駆動させる搬送体駆動部と、を含むことを特徴とする。
本発明に係るバーンイン試験装置において、前記加熱カバーは、前記開口を覆うガラス板を有することが好ましい。
本発明に係るバーンイン試験装置において、前記ソケットに装着される光出力モジュールと前記加熱カバーとの間には、ワッシャ部材が設けられることが好ましい。
本発明に係るバーンイン試験装置において、前記受光素子は、前記光出力モジュールから発光される信号光が受光される実受光領域より大きい受光領域を有することが好ましい。
上記構成におけるバーンイン試験装置によれば、バーンイン試験装置に搭載される受光素子の数量を低減することができるので、試験装置の製造コストを抑制することができる。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。まず、バーンイン試験装置で試験される光出力モジュールについて説明する。図1は、光出力モジュール10の概略構成を示す断面図である。光出力モジュール10は、ステム12と、ステム12に配置される発光素子14と、発光素子14を覆うCANキャップ16と、ステム12に設けられるリードピン18と、を備えている。
ステム12は、例えば、略円盤状に形成され、ステンレス鋼等の金属材料で成形される。
発光素子14は、ステム12の一方の面に搭載され、レーザ光等の信号光を発光する機能を有している。発光素子14は、入力された電気信号を光電変換することにより、レーザ光等の信号光を出力する。発光素子14には、例えば、レーザダイオード(LD:Laser Diode)、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)、面発光レーザ(VICSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)等の発光半導体素子が用いられる。
CANキャップ16は、筒状に設けられ、発光素子14を覆う機能を有している。CANキャップ16は、ステム12に取り付けられて固定される。CANキャップ16は、例えば、ステンレス鋼等の金属材料等で成形される。CANキャップ16は、発光素子14と対向する部位に、発光素子14から発光される信号光を通すための開口部を有している。CANキャップ16の開口部には、発光素子14から発光される信号光を集光する集光レンズ19を設けることが好ましい。
リードピン18は、ステム12の他方の面に略垂直に設けられ、導電性材料である銅等の金属材料等で形成される。
次に、バーンイン試験装置20について説明する。
図2は、バーンイン試験装置20の構成を示す図であり、図2(a)は、バーンイン試験装置20の上面図であり、図2(b)は、バーンイン試験装置20の側面図である。バーンイン試験装置20は、装置基台22と、装置基台22に配置され、複数の光出力モジュール10が装着され、光出力モジュール10を加熱する光出力モジュール加熱部24、25と、装置基台22に配置され、加熱された光出力モジュール10から発光される信号光を受光する受光手段26と、を備えている。
装置基台22は、略矩形状に形成され、例えば、ステンレス鋼等の金属材料等で成形される。装置基台22の一端には、ケーブルベア23が設けられる。
光出力モジュール加熱部24、25は、装置基台22に配置され、複数の光出力モジュール10が装着され、光出力モジュール10を加熱する機能を有している。図2に示されるバーンイン試験装置20では、2つの光出力モジュール加熱部24、25が装置基台22に配置されているが、少なくとも1つの光出力モジュール加熱部が装置基台22に設けられていればよい。図3は、図2(a)に示す光出力モジュール加熱部24におけるA方向の断面図である。
光出力モジュール加熱部24は、光出力モジュール基板32と、光出力モジュール基板32の一方の面に設けられ、複数の光出力モジュール10が装着される複数のソケット34と、複数の光出力モジュール10を加熱する加熱基体36と、加熱基体36を覆う加熱カバー38と、を備えている。
光出力モジュール基板32は、光出力モジュール10に電力を供給する機能を有している。光出力モジュール基板32には、一般的に、光出力モジュール10で用いられる給電板等が使用される。
複数のソケット34は、光出力モジュール基板32の一方の面に配置され、試験される複数の光出力モジュール10が装着される。ソケット34には、一般的に、光出力モジュール10で使用されるソケット34が用いられる。
複数のソケット34は、光出力モジュール基板32に格子状に配置される。光出力モジュール基板32には、例えば、列方向に10個のソケット34が配列され、行方向に10個のソケット34が配列され、合計で100個のソケット34が設けられる。
加熱基体36は、光出力モジュール基板32における光出力モジュール10が装着される面に設けられ、試験される複数の光出力モジュール10を加熱する機能を有している。加熱基体36は、アルミニウム合金や銅等の熱伝導性に優れた金属材料で成形されることが好ましい。
加熱基体36には、ソケット34が挿入される複数のソケット挿入溝40と、ソケット挿入溝40と連通し、光出力モジュール10が挿入される複数の光出力モジュール挿入溝42と、が形成される。
ソケット挿入溝40は、ソケット34の外径より大きい溝幅を有している。また、ソケット挿入溝40の深さは、例えば、ソケット34の高さと略同じであることが断熱性の点から好ましい。
光出力モジュール挿入溝42は、光出力モジュール10におけるステム12の外径より大きい溝幅を有しており、溝断面が略円形状に形成される。光出力モジュール挿入溝42の深さは、所定の深さとなるように形成される。
ソケット挿入溝40と、光出力モジュール挿入溝42と、を連通する連通穴43の穴径は、ソケット34の外径と光出力モジュール10のステム12の外径より小さい大きさで形成される。それにより、ソケット34は、ソケット挿入溝40の溝底と当接し、光出力モジュール10は、ステム12が光出力モジュール挿入溝42の溝底と当接して装着される。また、光出力モジュール10のリードピン18が連通穴43を通ってソケット34に嵌合されて、光出力モジュール10とソケット34とが電気的に接続される。
複数のソケット挿入溝40と、複数の光出力モジュール挿入溝42とは、格子状に形成される。加熱基体36には、例えば、列方向に10箇所のソケット挿入溝40と、行方向に10箇所のソケット挿入溝40と、が形成され、合計で100箇所のソケット挿入溝40が設けられる。また、加熱基体36には、例えば、列方向に10箇所の光出力モジュール挿入溝42と、行方向に10箇所の光出力モジュール挿入溝42と、が形成され、合計で100箇所の光出力モジュール挿入溝42が設けられる。
加熱基体36は、複数のソケット34に装着された複数の光出力モジュール10を加熱する発熱体44を有している。発熱体44は、例えば、加熱基体36に埋め込まれた状態で複数配置される。発熱体44から発せられた熱は、金属材料で形成された加熱基体36を伝わって、加熱基体36と加熱カバー38とで囲まれる空間領域45を加熱する。それにより、ソケット34に装着される光出力モジュール10が加熱される。発熱体44には、一般的なヒータを用いることができる。
断熱体48は、光出力モジュール基板32のソケット34が配置される面と反対面に設けられ、光出力モジュール基板32側から放出される熱を断熱する機能を有している。断熱体48は、例えば、ガラス繊維等で形成された断熱材で成形される。
加熱カバー38は、加熱基体36に取り付けられ、加熱基体36を覆う機能を有している。加熱された光出力モジュール10を加熱カバー38で覆うことにより熱の放出が抑えられるので、光出力モジュール10をより均一に加熱することができる。加熱カバー38は、例えば、アルミニウム合金や銅等の金属材料で成形される。加熱カバー38は、ネジ、マグネット、クランプ等で加熱基体36に取り付けられる。
加熱カバー38は、ソケット34に装着された光出力モジュール10と対向する部位に、光出力モジュール10から発光されるレーザ光等の信号光を通すための複数の開口50を有している。複数の開口50は、格子状に形成される。加熱カバー38には、例えば、列方向に10箇所の開口50が形成され、行方向に10箇所の開口50が形成され、合計で100箇所の開口が設けられる。
加熱カバー38は、開口50を覆い、レーザ光等の信号光が透過できるガラス板を有することが好ましい。ガラス板52で開口50を塞ぐことにより、開口50から外部への熱の放出を抑えることができる。また、開口50をガラス板52で塞ぐことにより、後述する受光素子84の温度上昇を抑えることができる。なお、ガラス板52には、石英ガラス板を用いることが好ましい。
ワッシャ部材54は、加熱カバー38と、光出力モジュール10のCANキャップ16と、で挟持され、光出力モジュール10のステム12を光出力モジュール挿入溝42の溝底に十分に密着させて当接させる機能を有している。ワッシャ部材54の内径は、加熱カバー38に設けられる開口50より大きく形成され、CANキャップ16の外径より小さく形成される。ワッシャ部材54は、例えば、耐熱ゴム材料等で成形されることが好ましい。
温度センサ46は、加熱基体36または加熱カバー38に配置され、加熱基体36と加熱カバー38とで囲まれた空間領域45の温度を測定する機能を有している。温度センサ46は、ソケット34に装着された複数の光出力モジュール10の温度をより均等にするために、複数箇所に設けられる。温度センサ46には、例えば、熱電対や測温抵抗体等が用いられる。
次に、再び、図2に戻り、加熱された光出力モジュール10から発光される信号光を受光する受光手段26について説明する。
受光手段26は、装置基台22に設けられる一対のガイドレール60、62と、一対のガイドレール60、62上をスライドするスライダ64と、スライダ64を搬送する搬送ベルト66と、搬送ベルト66を駆動させる搬送ベルトモータ68と、を備えている。
一対のガイドレール60、62は、装置基台22に光出力モジュール加熱部24、25を挟んで設けられる。一対のガイドレール60、62は、格子状に配置された複数のソケット34の行方向に対して略平行方向に配置される。一対のガイドレール60、62は、例えば、ステンレス鋼等の金属材料等で形成される。
スライダ64は、一対のガイドレール60、62の一方のガイドレール60をスライドする第一スライド部70と、他方のガイドレール62をスライドする第二スライド部72と、一端が第一スライド部70に固定され、他端が第二スライド部72に固定され、一対のガイドレール60、62の方向に対して略直交方向に設けられるスライド基体74と、を有している。第一スライド部70と第二スライド部72とは、ガイドレール60、62の幅方向をスライド可能に挟持し、鉛直方向の下方に突出した複数のガイド部材78を有している。第一スライド部70と第二スライド部72とスライド基体74とは、例えば、ステンレス鋼等の金属材料で成形される。
受光体79は、スライド基体74に取り付けられる受光基体80と、受光基体80に配置される受光素子基板82と、受光素子基板82に配置される複数の受光素子84と、を備えている。受光素子84は、加熱された光出力モジュール10から発光されるレーザ光等の信号光を受光し、光電変換により電気信号を出力する機能を有している。受光素子84には、例えば、フォトダイオード(PD:Photo Diode)等の受光半導体素子が用いられる。
複数の受光素子84は、行方向(X方向)に配列された前記ソケットと略同一直線状に設けられ、列方向(Y方向)に配列された前記ソケットに対して略平行方向に一列に配置される。そして、複数の受光素子84は、列方向(Y方向)に配列されたソケット34の数と同じ数だけ配置されることが好ましい。スライダ64を格子状に配列された複数のソケット34の行方向(X方向)にスライドさせて、列方向(Y方向)に配列されたソケット34に装着された複数の光出力モジュール10を略同時に試験するためである。
受光体79には、例えば、列方向(Y方向)に10個のソケット34が配置されている場合には、10個の受光素子84が一列に配置される。これにより、列方向(Y方向)に配列された10個のソケット34に装着され、10個の加熱された光出力モジュール10を略同時に試験することができる。
ここで、受光素子84は、光出力モジュール10から発光される信号光を受光する実受光領域より大きい受光領域を有することが好ましい。大口径の受光素子84を用いることにより、アライメントの負担を軽減することができる。
図4は、直径2mmの受光エリア(D)を有する受光素子84であるフォトダイオード(PD)を用いた例を示す図である。シングルモードファイバで受光することを目的としたCANパッケージ型の光出力モジュール10では、発光素子14であるレーザダイオード(LD)の発光スポット径(S)=10μmで、焦点距離(f)=500μm、ビーム角度(A)=10度であり、L=3mmで、実受光エリア(Da)=525μmとなる。フォトダイオード(PD)の受光エリア(D)=2mmの場合、光出力モジュール10の設定位置バラツキやフォトダイオード(PD)の位置決め精度で、光軸がバラツクことが許容される範囲(K)は、0.7mm程度までである。
また、マルチモードファイバに入射する場合では、ビーム角度(A)を20度から28度とすると、L=2mmで、実受光エリア(Da)=1000μm以下となる。したがって、この場合でも光軸がバラツクことが許容される範囲(K)は、0.5mmの余裕が得られる。
再び、図2に戻り、搬送ベルト66は、装置基台22に一対のガイドレール60、62に対して略平行方向に配置され、スライダ64を格子状に配置された複数のソケット34の行方向(X方向)へ搬送する搬送体としての機能を有している。搬送ベルト66は、ガイドレール60、62の少なくとも一方のガイドレールに近接して設けられ、第一スライド部70または第二スライド部72に取り付けられる。
搬送ベルト66は、図示されないプーリ等で支持される。そして、プーリ等は、装置基台22に配置され、搬送ベルト66を駆動させるための搬送ベルトモータ68の回転軸と連結される。搬送ベルトモータ68は、搬送ベルト66を駆動させる搬送体駆動部としての機能を有している。プーリ等を搬送ベルトモータ68の回転駆動力で回転させることにより、搬送ベルト66を駆動させることができる。搬送ベルトモータ68には、一般的な回転モータが使用される。なお、搬送体は、搬送ベルト66に限定されることなく、ボールネジ等で構成されてもよい。
制御部90は、光出力モジュール10と、受光素子84と、発熱体44と、温度センサ46と、搬送ベルトモータ68と、を制御する機能を有している。制御部90は、例えば、一般的なパーソナルコンピュータ等で構成される。図5は、バーンイン試験装置20のブロック図である。
制御部90は、光出力モジュール基板32に設けられる光出力モジュール制御回路により光出力モジュール10を制御し、受光素子基板82に設けられる受光素子制御回路により受光素子84を制御して、光出力モジュール10から発光される信号光のオンオフや、光出力モジュール10から発光される信号光の受光を制御することができる。
制御部90は、発熱体44と温度センサ46とを制御して、加熱基体36と加熱カバー38とで囲まれた空間領域45の温度を制御して、ソケット34に装着された複数の光出力モジュール10の温度をより均等にすることができる。制御部90は、光出力モジュール10が自己発熱する場合でも、発熱体44と温度センサ46とを制御して、光出力モジュール10の温度をより均等にすることができる。発熱体44と温度センサ46との制御には、比例制御と積分制御と微分制御とを組み合わせたPID制御を用いることが好ましい。勿論、温度制御は、PID制御に限定されることなく、他の制御法を用いてもよい。
制御部90は、搬送ベルトモータ駆動回路により搬送ベルトモータ68を制御して搬送ベルト66を駆動させることにより、受光体79が取り付けられたスライダ64を一対のガイドレール60、62に沿ってスライドさせることができる。
制御部90は、記憶部92に記憶された温度パターンにより発熱体44を動作させることができる。制御部90は、記憶部92に記憶された光出力モジュール10の発光パターンにより、光出力モジュール10と受光素子84とを動作させることができる。制御部90は、搬送ベルトモータ68を、記憶部92に記憶された動作手順に従って動作させることができる。制御部は、記憶部92に記憶された判定基準により、光出力モジュール10の良否を判定することができる。A記憶部92は、例えば、ハードディスク、RAMまたはROM等で構成される。
制御部90は、入力部94における光出力モジュール10の位置情報等の入力により搬送ベルトモータ68を制御して、受光体79が取り付けられたスライダ64の位置決めを行うことができる。入力部94は、例えば、操作パネルやキーボード等で構成される。
制御部90は、出力部96により、光出力モジュール10のバーンイン試験の進捗状況等を出力させることができる。出力部96は、例えば、ディスプレイ等で構成される。
次に、バーンイン試験装置20の動作について説明する。
まず、バーンイン試験される複数の光出力モジュール10が、光出力モジュール加熱部24の光出力モジュール挿入溝42に挿入され、複数のソケット34に装着される。図2に示される光出力モジュール加熱部24、25には、行方向(X方向)に所定間隔で10個のソケットが形成され、列方向(Y方向)に所定間隔で10個のソケットが形成されているので、光出力モジュール加熱部24、25には、各々合計100個の光出力モジュール10がセットされる。
次に、制御部90は、発熱体44と温度センサ46とを制御して、記憶部92に記憶された所定の加熱パターンにより、光出力モジュール加熱部24、25にセットされた光出力モジュール10の温度が試験温度になるまで加熱を行う。制御部90は、例えば、PID制御等により発熱体44を制御して、光出力モジュール加熱部24、25にセットされた複数の光出力モジュール10の温度がより均一な試験温度になるように制御する。
制御部90は、搬送ベルトモータ68を制御して、スライダ64を光出力モジュール加熱部24、25が置かれた方向へスライドさせる。そして、制御部90は、搬送ベルトモータ68を制御して、記憶部92に記憶された光出力モジュール10の位置情報等に基づいて、スライダ64の受光体79に配置された10個の受光素子84が、第1列の列方向(Y方向)に配列された10個の光出力モジュール10の鉛直方向の上方に位置するように、スライダ64の位置を調整する。なお、制御部90による搬送ベルトモータ68の駆動は、光出力モジュール10の温度が試験温度に到達した後に行うことが好ましい。受光素子84の熱曝露を抑制するためである。
図6は、受光素子84が光出力モジュール10の鉛直方向の上方に位置した状態を示す断面図である。制御部90は、光出力モジュール回路により光出力モジュール10を制御して、列方向(Y方向)に配列した10個の光出力モジュール10から信号光を発光させる。発光された信号光は、加熱カバー38の開口50を通過した後、ガラス板52を透過して、10個の光出力モジュール10の各々光出力モジュール10に対応する位置に置かれた10個の受光素子84で受光される。制御部90は、受光素子回路により受光素子84を制御して、受光素子84で受光した信号光のデータを記憶部92に記憶させる。
次に、制御部90は、搬送ベルトモータ68を制御して、光出力モジュール加熱部24にセットされた光出力モジュール10の位置情報に基づいて、スライダ64の受光体79に配置された10個の受光素子84が、第1列に隣接する第2列に配列された10個の光出力モジュール10の鉛直方向の上方に位置するように、スライダ64をスライドさせる。そして、制御部90は、光出力モジュール回路により光出力モジュール10を制御して信号光を発光させ、制御部90は、受光素子回路により受光素子84を制御して、受光素子84で受光した信号光のデータを記憶部92に記憶させる。上述した作業を第10列まで繰り返すことにより、光出力モジュール加熱部24にセットされた100個の光出力モジュール10の試験が完了する。同様にして、光出力モジュール加熱部25にセットされた光出力モジュール10の試験が継続して行われる。
なお、上記構成では、受光体79をスライダ64のスライド基体74に固定したが、受光体79をスライド基体74上でスライド可能に構成してもよい。受光体79をスライド基体74上で、上述したような搬送ベルト66と搬送ベルトモータ68等とを用いて摺動可能に構成することにより、受光体79を光出力モジュール加熱部に装着された光出力モジュールの列方向(Y方向)にスライドさせることができる。これにより、受光体79に少なくとも1つの受光素子84を配置することで、列方向(Y方向)のソケット34に装着された光出力モジュール10から発光される信号光を1つの受光素子84で受光することができる。
上記構成によれば、複数の受光素子が配置されたスライダを、複数の光出力モジュールがセットされた光出力モジュール加熱部に設けられる格子状に配列されたソケットの行方向に逐次スライドさせて、光出力モジュールから発光される信号光を受光素子で受光させてバーンイン試験することにより、バーンイン試験される光出力モジュールの数量よりも少ない数量の受光素子でバーンイン試験することができる。それにより、バーンイン試験装置に搭載される受光素子の個数を低減することができるので、バーンイン試験装置の製造コストが抑制される。
上記構成によれば、試験される複数の光出力モジュールを加熱基体と加熱カバーと有する光出力モジュール加熱部で加熱することにより、光出力モジュールを加熱するための恒温槽を用いる必要がないのでバーンイン試験装置の製造コストが抑制される。
上記構成によれば、加熱カバーは、開口を覆うガラス板を有しているので、加熱基体と加熱カバーとで囲まれた空間領域からの熱放出が抑えられ、光出力モジュールの温度をより均一にすることができる。また、加熱カバーに設けられる開口を覆うガラス板により、受光素子の熱曝露を抑えることができる。
上記構成によれば、ケットに装着される光出力モジュールと加熱カバーとの間にはワッシャ部材が設けられるので、光出力モジュールをより安定させて装着することができる。
上記構成によれば、受光素子は、光出力モジュールから発光される信号光を受光する実受光領域より大きい受光領域を有しているので、光出力モジュールと受光素子とのアライメントをより容易に行うことができる。
本発明の実施の形態において、光出力モジュールの概略構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態において、バーンイン試験装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態において、図2(a)に示す光出力モジュール加熱部24におけるA方向の断面図である。 本発明の実施の形態において、直径2mmの受光エリア(D)を有する受光素子84であるフォトダイオード(PD)を用いた例を示す図である。 本発明の実施の形態において、バーンイン試験装置のブロック図である。 本発明の実施の形態において、受光素子が光出力モジュールの鉛直方向の上方に位置した状態を示す断面図である。
符号の説明
10 光出力モジュール
12 ステム
14 発光素子
16 CANキャップ
18 リードピン
19 レンズ
20 バーンイン試験装置
22 装置基台
23 ケーブルベア
24 光出力モジュール加熱部
26 受光手段
32 光出力モジュール基板
34 ソケット
36 加熱基体
38 加熱カバー
40 ソケット挿入溝
42 光出力モジュール挿入溝
44 発熱体
45 空間領域
46 温度センサ
48 断熱体
50 開口
52 ガラス板
54 ワッシャ部材
60、62 ガイドレール
64 スライダ
66 搬送ベルト
68 搬送ベルトモータ
70 第一スライド部
72 第二スライド部
74 スライド基体
76 板
78 ガイド部材
79 受光体
80 受光基体
82 受光素子基板
84 受光素子
90 制御部
92 記憶部
94 入力部
96 出力部

Claims (4)

  1. 発光素子を搭載した光出力モジュールのバーンイン試験を行うバーンイン試験装置であって、
    装置基台と、
    前記装置基台に配置され、複数の光出力モジュールが装着され、前記光出力モジュールを加熱する光出力モジュール加熱部と、
    前記装置基台に配置され、前記光出力モジュールから発光される信号光を受光する受光手段と、
    を備え、
    前記光出力モジュール加熱部は、
    前記光出力モジュールに電力を供給する光出力モジュール基板と、
    前記光出力モジュール基板に格子状に配列され、前記光出力モジュールが装着される複数のソケットと、
    前記ソケットが挿入される複数のソケット挿入溝と、前記ソケット挿入溝と連通し、前記光出力モジュールが挿入される複数の光出力モジュール挿入溝と、が格子状に設けられ、前記光出力モジュールを加熱する発熱体を有する加熱基体と、
    前記光出力モジュールから発光される信号光を通す複数の開口を有し、前記加熱基体を覆う加熱カバーと、
    を含み、
    前記受光手段は、
    前記装置基台に前記光出力モジュール加熱部を挟んで設けられ、格子状に配列された前記ソケットの行方向に対して略平行方向に設けられる一対のガイドレールと、
    前記一対のガイドレールに一端と他端とがスライド可能に取り付けられ、格子状に配列された前記ソケットの列方向に対して略平行方向に設けられるスライド基体と、前記スライド基体に設けられ、行方向に配列された前記ソケットと略同一直線状に配置され、列方向に配列された前記ソケットに対して略平行方向に一列に配列され、前記光出力モジュールから発光される信号光を受光する複数の受光素子を有する受光体と、を含むスライダと、
    前記装置基台に前記一対のガイドレールと略平行方向に設けられ、前記スライダを搬送する搬送体と、
    前記装置基台に配置され、前記搬送体を駆動させる搬送体駆動部と、
    を含むことを特徴とするバーンイン試験装置。
  2. 請求項1に記載のバーンイン試験装置であって、
    前記加熱カバーは、前記開口を覆うガラス板を有することを特徴とするバーンイン試験装置。
  3. 請求項1または2に記載のバーンイン試験装置であって、
    前記ソケットに装着される光出力モジュールと前記加熱カバーとの間には、ワッシャ部材が設けられることを特徴とするバーンイン試験装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載のバーンイン試験装置であって、
    前記受光素子は、前記光出力モジュールから発光される信号光が受光される実受光領域より大きい受光領域を有することを特徴とするバーンイン試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108761235A (zh) * 2018-05-24 2018-11-06 京东方科技集团股份有限公司 用于背光模组通电测试的装置
JP2021121025A (ja) * 2017-06-07 2021-08-19 住友電気工業株式会社 バーンイン装置

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