JP2010039659A - 光センサ装置および認証機能付き画像表示装置 - Google Patents

光センサ装置および認証機能付き画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低コスト、かつ本人拒否の発生割合を低減させ、なりすまし、他人受け入れの発生割合を低減させた生体認証装置の提供。
【解決手段】検出用電磁波の発信源と、生体の特徴の情報を含む電磁波を検出するためのセンサ装置とから構成される生体認証装置であって、
前記発信源は、異なる波長帯をもった二種類以上の発信源によって構成され、
前記センサ装置は、電磁波を検出するための複数のセンサ素子が2次元的に配列されているエリアセンサ部と、前記エリアセンサ部の動作制御回路群と、前記エリアセンサ部からの出力を演算処理するための演算処理回路群とを具備し、前記エリアセンサ部が、検出波長帯の異なる2種類以上のセンサ素子群によって構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁膜基板上に形成した薄膜光センサ素子を有する光センサ装置に係り、特に、生体認証用近赤外線検出装置として用いられる光センサアレイを備えた生体認証装置、および、光センサアレイを用いて、認証機能、タッチパネル機能、入力機能を、表示パネル部に内蔵した画像表示装置、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、無機ELディスプレイ、EC(Electro Chromic)ディスプレイ等に関する。
生体認証は、情報化社会の進展に従い、個人を認証する有力な手段として注目されている。生体認証の特徴は、利便性と安全性であり、パスワードやICカードのように忘失、紛失などがなく、また盗難や偽造の可能性も比較的低いものとして知られる。
主な生体認証手段として、筆跡、音声など行動的特徴を対象とするもの、指静脈、手のひら(手の甲)静脈、指紋、顔輪郭(顔の部位配置)、虹彩など身体的特徴を対象とするものがある(下記非特許文献1、非特許文献2参照)。認証対象に必要とされる特性としては、a.操作性が良いこと、b.認証のためのデータ量が少ないこと、c.精度が高い、あるいは予測可能、d.システム管理費用が抑えられている、e.安定性が良いこと、などであり、これらの全ての指標において優位なものは存在せず、いずれの認証対象も一長一短となっている。認証対象は可視光、近赤外光などの電磁波により画像パターンとして検知され、そのパターンと、あらかじめ登録されたパターンとを照合、一致、不一致を判定するものが多い。
現在、生体認証システムは、入退室管理、PC等のログインシステム、銀行ATMなどの鍵として利用されている。さらに将来的には、携帯、PDAなどの携帯端末機器、車載用ロック解除システムなどへの応用が期待されている。とくにユビキタス社会においては、携帯端末機器を介して、いつ、どのような場所においても、株式売買、預貯金などの電子商取引がなされると予測され、個人認証鍵として生体認証が主流になると期待される。
これらの応用では、認証装置の設置スペースに余裕がないため、薄型化、コンパクト化が望まれている。例えば、現在の指静脈認証システムにおいては、静脈像の撮像装置としてCCDカメラが利用されている。CCDカメラの場合、センサアレイの面積は数 mm角程度と小さく、認証に必要な面積を撮影するためには、縮小光学系が必要となる。このことが薄型化を困難にしている。
近年、液晶ディスプレイの分野において、システムインディスプレイ技術として、可視光域光センサのアレイをパネルに内蔵する技術が提案され、これを指紋認証に応用する技術が報告されている(下記非特許文献2参照)。この技術の特徴は、大面積の光センサアレイを安価な絶縁性基板に形成できる点である。大面積化によって縮小光学系は不要になり、薄型化を実現できる。また液晶ディスプレイにおけるTFT作製工程でセンサ素子を形成できることから、情報端末機器への装置搭載に対し有利である。
生体認証では一種類の認証対象を一種類の方法で検知する手段が一般的であるが、この手段では、(1)本人拒否(False rejection)が発生するという問題がある。例えば、指紋認証において、濡れた手で認証を行なう場合、反射率が変わるなどして、撮像データが変化する。また静脈認証においては、個体差により、ある波長光の吸収が弱い場合が発生する。本手段のもう一つの問題として挙げられるのは、(2)なりすまし、他人受け入れ(False acceptance)の可能性があることである。例えば指紋認証においては、他人の指紋パターンの付いた手袋で、他人として認証されることが可能である。上記(1)、(2)の問題は、一種類の認証対象を一種類の方法で検知する手段においては解決が困難である。認証のためのパターンの一致割合(認証しきい値)を高く設定すると、(2)の問題は解決するが、(1)の問題は顕在化してしまう。逆に、認証しきい値を低く設定すると、(1)の問題は解決するが、(2)の問題が顕在化する。
上記問題の(1)と(2)を同時に解決する手段として、認証対象を複数とする方法がある。各認証対象において、認証しきい値を下げ、かつ全認証作業において、認証しきいを超えた場合のみ合格とする方法である。また上記問題の(1)と(2)を同時に解決する別の手段として、1つの認証対象を複数の波長で読み取る方法がある。各波長における認証のしきい値を下げ、かつ全認証作業において、認証しきいを超えた場合のみ合格とする方法とするか、各波長における認証しきい値を高く設定し、かついずれか認証作業において、認証しきいを超えれば合格とする方法である。これらの認証手段を選択した場合、必要な装置仕様は、複数の波長光源、およびそれに対応するセンサ装置(あるいはセンサ素子)で構成された認証装置である。例えば、認証対象を複数とする方法で、指紋と静脈を選択した場合、前者の認証では可視光域の光源、後者の認証では近赤外域の光源とそれに対応するセンサ装置(センサ素子)が必要になる。また、1つの認証対象を複数の波長で読み取る方法において、静脈を選択した場合、近赤外域に属する複数の波長の光源と、それに対応するセンサ装置(センサ素子)が必要になる。
本仕様に見合う装置としては、例えば、下記特許文献1に記載の装置のように、複数の波長が異なる照明(光源)を持ち、選択的に発光あるいは光量の調整を行うことで、1つの認証対象(虹彩パターン)にて個人認証を行なう装置や、下記特許文献2に記載のように、2つの波長の光源と1つのセンサ装置とで構成され、光源を選択的に発光・調整することで、指紋と静脈画像を1種類のセンサ装置にて読取りを行なう個人認証装置がある。適用方法は異なるが下記特許文献3にも同様な装置の記載がある。
堀内かほり, 日経バイト, pp.28-47, (2005) 河合基伸, 日経エレクトロニクス, pp.61-66, (2005) 特開2006-31185号公報 特開2007-179434号公報 特開2006-285487号公報
上述した装置の特徴は、1種類のセンサ装置(センサ素子)で、複数波長の信号を読取ることにある。しかし、センサ装置(センサ素子)は一般に種類により波長感度特性が異なるため、ある認証対象(ある波長)に対して精度が低下するという問題が起こり、上記問題の(1)と(2)を同時に解決することは困難になる。
これを解決する装置仕様は、複数波長光源とそれに対応する複数のセンサ装置(センサ素子)で構成される個人認証装置ということになる。例えば上記特許文献3に記載のように、2つの異なる波長を出力する光源と、それぞれの波長の光を検出する2つのセンサ装置を具備し、指紋と静脈で認証を行なう装置であると良い。
本装置仕様であれば、上記問題の(1)と(2)を同時に解決することが可能である。しかし、上記特許文献3に記載のスイープ型センサ装置は、読み取り精度が悪く、ユーザの使い勝手が悪いという問題がある。また各センサ装置は別領域に形成(設置)されているため、設置スペースの少ない携帯端末への搭載のためには改善が必要となる。本発明は上述した事情に鑑みてなされたものである。
本発明の目的は、低コスト、かつ本人拒否(False rejection)の発生割合を低減させ、なりすまし、他人受け入れ(False acceptance)の発生割合を低減させた生体認証装置を提供することにある。
本発明は、異なる波長を出力する2種類以上の光源と、それに対応した異なる検出波長帯を持つ2種類以上のセンサ装置(センサ素子)とで構成される個人認証装置であって、基板上に、異なる検出波長帯を持つ2種類以上のセンサ素子を、同一の領域に、それぞれがマトリクス状に配置されるように形成し、かつ、上記領域の周縁部に、センサドライバ回路(必要に応じて、画素回路、その他回路)を同一の基板上に形成させるようにしたものである。これにより、本人拒否(False rejection)の割合を低減でき、なりすまし、他人受け入れ(False acceptance)の割合を低減できるようになる。
また、本発明は、同一絶縁性基板上に異なる検出波長帯を持つ2種類以上のセンサ素子を、同一の領域に、それぞれがマトリクス状に配置されるように形成し、かつ、上記領域の周縁部に、センサドライバ回路(必要に応じて、画素回路、その他回路)を形成されているセンサ装置を提供する。これにより、本人拒否(False rejection)の割合を低減でき、なりすまし、他人受け入れ(False acceptance)の割合を低減できることに加え、安価な認証装置、あるいは認証装置が内蔵された画像表示装置を提供できる。
なお、上記した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。また、上記した構成以外の本発明の構成の例は、本願明細書全体の記載または図面から明らかにされる。
本発明の生体認証装置によれば、低コスト、本人拒否(False rejection)の発生割合を低減させ、なりすまし、他人受け入れ(False acceptance)の発生割合を低減させることができる。
本発明のその他の効果については、明細書全体の記載から明らかにされる。
本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。なお、各図および各実施例において、同一または類似の構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
〈実施例1〉
(光センサ装置等の構成)
図1(a)ないし(d)は、それぞれ、本発明に係る認証装置を構成する光センサ装置SSの概略平面図である。
図1(a)ないし(d)のそれぞれにおいて、電磁波を検出するための第1センサ素子SAと第2センサ素子SBが2次元的に配列されているエリアセンサ部TSと、エリアセンサ部TSの周縁に配置された動作制御回路群CNCと、エリアセンサ部TSからの出力を演算処理するための演算回路群CNLとで構成されている。図1(a)ないし(d)は、それぞれ、エリアセンサ部TSにおいて、第1センサ素子SA、および第2センサ素子SBの配列の状態が異なっていることを示している。この配列に関しては後に詳述する。
第1センサ素子SAと第2センサ素子SBは、同じエリアセンサ部TSの領域内に2次元的に配列され、それぞれ異なる電磁波を検出するようになっている。第1センサ素子SA及び第2センサ素子SBの上面にはカラーフィルタ、波長カットフィルタ等の波長を絞る目的の光学フィルタ膜を必要とせず、高い出力を確保できるとともに、それらの搭載コストを不要としている。またエリアセンサ部TSの面積は、認証対象(たとえば指等)に依存するが、一般的には、1 cm2以上となっている。このため、CCD、CMOSカメラのような縮小光学系は不要となっている。また、装置の厚みとして約5 mm以下とする光センサ装置SSを実現できる。また縮小光学系に起因する周辺部画像の歪み等の発生を抑制できる効果を奏する。
ここで、センサ素子(第1センサ素子SA、第2センサ素子SB)は、図2(a)に示す等価回路からなり、ダイオードから構成される光電変換部LCH、キャパシタから構成され光電変換部LCHで生成された電荷を蓄積する電荷蓄積部AML、薄膜トランジスタから構成され蓄積電荷を増幅し信号として読み出す読み出し部WRTで構成される。この実施例では、光電変換部LCHをダイオード、電荷蓄積部ALMをキャパシタ、読み出し部WRTを薄膜トランジスタで構成しているが、これに限定されることはなく、上述した機能を満たす素子であれば、これらに代えて用いることができる。なお、図2(a)において、符号GLはゲート線、符号RSはリセット線、符号WTは読み出し線を示している。
図2(a)に示したセンサ素子(第1センサ素子SA、第2センサ素子SB)は、エリアセンサ部TSにおいて、たとえば図2(b)に示すように、マトリックス状に配置され、ゲート信号線GLは行方向に配置された各センサ素子において共通となっており、リセット線RSおよび読み出し線WTは列方向に配置された各センサ素子において共通となっている。この場合、各センサ素子が占める領域(図中点線によって囲まれた領域)を、この明細書ではセンサピクセルと称する。
図1に戻り、エリアセンサ部TSにおける第1センサ素子SAと第2センサ素子SBの配列状態を、以下、説明する。
図1(a)に示すように、第1センサ素子SAと第2センサ素子SAは、それらのセンサピクセルの形状を同じくし、左右上下方向とも、交互に配置されている。
図中、斜線が施されたセンサ素子を第2センサ素子SBとして、斜線が施されていないセンサ素子を第1センサ素子ASとして示している。このような第1センサ素子SAと第2センサ素子SAの配列の場合、センサピクセルはどの素子も同じ形状であるため、配列はマトリクス状となり、配線、動作シーケンスの工夫は特に必要はなく、単純なタイミングチャート構成で、光センサ装置SSを構成できる効果を奏する。図1(b)に示す光センサ装置SSは、たとえば、認証対象が2種類以上で、かつ必要な解像度が異なる場合を示している。図1(b)において、第2センサ素子SBは、エリアセンサ部TSの図中左端部、中央部、右端部に、それぞれ図中上下方向に配列され、残りの他の部分において第1センサ素子SAが配列されている。
そして、このような配列において、たとえば、第1センサ素子SAは高解像度が必要な認証対象(例えば指紋認証)用とし、第2センサ素子SBは低解像度でも構わない認証対象(例えば静脈認証)用として用いている。第2センサ素子SBをこのように配列させることにより、不要な解像度のデータを読み込み、無駄な処理を行なうことを回避できる。またゲート線GL、あるいは読み出し線WTを共有化することにより、配線数を低減できるので、画像表示装置などに内蔵する場合は開口率を向上できる効果がある。また、認証対象が2種類以上で、かつ必要な解像度が異なる場合として、図1(c)に示すように、たとえば、第2センサ素子SBのピクセルサイズを第1センサ素子ASのピクセルサイズよりも大きくするようにして、それらのセンサ素子のセンサピクセルの形状を変えるという態様とすることもできる。なお、図1(c)の場合、第2センサ素子SBは、エリアセンサ部TS内において、それぞれ、等間隔に散在されて配置されている。配線に工夫が必要であるが、この場合も不要な解像度のデータを読み込み、無駄な処理を行なうことが回避できる。さらにピクセルサイズの大きい第2センサ素子SBは、その光電変換部LCHを大きくすることができ、センサ出力を向上させることが可能となる。図1(d)に示す光センサ装置SSは、たとえば、指のような曲率を持つ対象について、エリアセンサ部TSの上面と認証対象との距離が位置により変化するような場合に、好適なものとなっている。すなわち、領域的により広い画像パターンを取り込む必要がある場合は、エリアセンサ部TSの中心部と周縁部とでは、解像度を変えることが望ましい。図1(d)において、第1センサ素子SAは、エリアセンサ部TSの中央部で高解像となるように該センサ素子が配列され、第2センサ素子SBは、エリアセンサ部TSの中央部で低解像度、周縁部で低解像度となるよう該センサ素子が配列されている。このような光センサ装置SSは、たとえば指紋と静脈を認証対象とする場合、指と装置との接触部付近の範囲の領域で、高解像度の像を必要とする指紋に対しては第1センサ素子SAによって、広域の像を必要とし比較的低解像度でも認証可能な静脈に対しては、第2センサ素子SBによって行うようになっている。
図3(a)ないし(c)は、それぞれ、エリアセンサ部TSにスイープ型光センサ装置を構成した場合の実施例を示す構成図である。このような実施例によれば、複数の光センサ装置を別個に設置した場合に比べ、設置スペースの省略と、機械的信頼性の確保、コスト低減を図ることができるようになる。
図3(a)ないし(c)において、光センサ装置SSは、図中矢印A方向に平行になるように、対象物(例えば指)をエリアセンサ部TSの中央部に置き、第1センサ素子SAで読み取る対象(例えば静脈像)を撮像するようになっている。続いて矢印A方向へ指を引き、その際にセンサ素子Bで読み取る対象(例えば指紋像)を撮像するようになっている。
図3(a)は、第2センサ素子SBが、エリアセンサ部TSの中央において矢印A方向と直行する方向に並設されて配列されていることを示している。エリアセンサ部TSの他の残りの領域においては第1センサ素子ASが配列されている。図3(b)は、第2センサ素子SBが、エリアセンサ部TSの矢印A方向の一端辺において矢印A方向と直行する方向に並設されて配列されていることを示している。エリアセンサ部TSの他の残りの領域においては第1センサ素子ASが配列されている。図3(a)の場合と比較すると、第1センサ素子SAによって読み取る対象の像が連続して形成される効果を奏する。図3(c)は、図3(b)の構成において、各第2センサ素子SBのピクセルサイズを第1センサ素子ASのピクセルサイズよりも大きくしていることにある。各第2センサ素子SBからの出力を大きくしたい場合において効果的となる。なお、図3(a)ないし(c)において、それぞれ、第2センサ素子SBは、エリアセンサ部TS内に2列に配置させて描画している。しかし、実際には、100行以上の配列に対し、およそ1から10列程度に配列するようになっている。
上述した各実施例では、エリアセンサ部TSに配列させるセンサ素子は、第1センサ素子ASと第2センサ素子BSの2種類の場合について示したものである。しかし、たとえば認証対象、あるいは読取波長の数に応じて3種以上とすることもできる。
図4(a)ないし(c)は、本発明の他の実施例であって、少なくともエリアセンサ部TSをガラス基板などの絶縁性基板上に形成した場合を示している。
図4(a)は、エリアセンサ部TSを絶縁性基板SUB1上に形成し、動作制御回路群CNC、演算処理回路群CLNはLSIチップで構成し、これらを、他の基板SUB2に搭載するようにして構成している。このようにすることによって、安価な絶縁性基板SUB1にエリアセンサ部TSを形成し、装置コストを低減することができる。図4(b)は、エリアセンサ部TS、このエリアセンサ部TSの周縁に配置される動作制御回路群CNC、演算処理回路群CLNのそれぞれを、同一の絶縁性基板SUB1に構成するようにしている。このようにすることにより、端子接続部が低減できることから、コスト低減に加え、装置の機械的信頼性も向上させることができるようになる。図4(c)は、エリアセンサ部TS、動作制御回路群CNCの一部を絶縁性基板SUB1上に形成し、他の残りの動作制御回路群CNC、演算処理回路群CLNをLSIチップで構成し、これらを、他の基板SUB2に搭載するようにして構成している。
図5は、上述した光センサ装置SSを具備する生体認証装置の一実施例を示した断面図である。この実施例では、たとえば認証対象を指(図5中符号FGで示す)の静脈像と指紋像である場合を示している。
図5に示す生態認証装置において、第1電磁波発信源MAおよび第2電磁波発信源MBを備え、それぞれ互いに異なる波長の電磁波を発生するようになっている。
光センサ装置SSは、上述したように第1センサ素子SAおよび第2センサ素子SBが形成され、第1センサ素子SAは第1電磁波発信源MAが発生させる波長の光に対し感度を持ち、第2センサ素子SBは第2電磁波発信源MBが発生させる波長の光に対し感度を持つようになっている。センサ用基板SSBはシリコン基板あるいは絶縁性基板から構成されている。なお、図5においては、センサ用基板SSBの裏面側に、発信源制御回路OCC、および他の回路群ONCが形成されている。
図6(a)は、第1センサ素子SAにおいて、たとえば700−1000nmの波長帯に感度を持っていることを示すグラフである。また、図6(b)は、第2センサ素子SBにおいて、たとえば500−700 nmの波長帯に感度を持っていることを示すグラフである。認証対象から送られる第1電磁波発信源MA由来の信号電磁波Aと、第2電磁波発信源MB由来の信号電磁波Bが、それぞれ、図6(a)、(b)に示す様なスペクトルを持つ場合、第1センサ素子SA、第2センサ素子SBの波長感度特性が異なるため、電磁波を同時に発生させても、信号の干渉は起こらない。すなわち、本発明の生体認証装置によれば、同時に信号電磁波A、Bを検出できる。認証対象が静脈像と指紋像である場合、前者は第1電磁波発信源MAおよび第1センサ素子SAとで撮像され、後者は第2電磁波発信源MBおよび第2センサ素子SBとで撮像される。
以上は認証対象が静脈像と指紋像である場合、検出波長、センサ素子が2種類である場合を想定したが、認証対象の数など、必要に応じて、3種類以上に設定することもできる。また異なる波長帯をもった二種類以上の検出用電磁波とそれらを検知する2種類以上のセンサ素子は、共に同一の生体の特徴を検出するよう設計することもできる。
(製造方法)
次に、絶縁基板上に、波長感度の異なる2種類以上のセンサ素子から構成されるエリアセンサ部とその周縁の回路を構成する薄膜トランジスタからなるスイッチ素子(以下、TFTと称する場合がある)の製造方法の一実施例を説明する。この製造方法の一連の工程を図7(a)〜(d)、図8(e)〜(g)、図9(h)〜(j)に示している。
まず、図7(a)に示すように、たとえばガラスを好適とする絶縁基板SUB上に、化学気相成長法(CVD)により、下層下地膜GRL1としてシリコン窒化膜を、上層下地膜GRL2としてシリコン酸化膜を順次成膜する。そして、上層下地膜GRL2の上面に半導体膜PSとしてポリシリコン膜を成膜する。最初の2層(シリコン窒化膜とシリコン酸化膜)からなる下地膜GRL1、GRL2は、絶縁基板SUBからの汚染を防ぐ役割を果たす。ポリシリコン膜はCVDで直接成膜しても良いが、水素含有量の少ないアモルファスシリコン膜を形成した後、エキシマレーザ、固体レーザ、高速熱処理(RTA)などで溶融と固化により形成するか、あるいは、炉体アニール、RTA、赤外レーザなどで固相成長により形成する方法がある。半導体膜PSの上面にフォトレジストを塗布し、ホトリソ工程により、パターン化されたフォトレジスト膜RESを形成する。
次に、図7(b)に示すように、フォトレジスト膜RESをマスクとして半導体層PSをエッチングし、該フォトレジスト膜RESを除去する。上層下地膜GRL2の上面には島状にパターン化された半導体膜PSが残存する。
次に、図7(c)に示すように、半導体膜PSをも被ってゲート絶縁膜GI、ゲート電極形成用の金属膜MTLを順次形成する。ゲート絶縁膜GIとしては、シリコン酸化膜、もしくはシリコン窒化膜を用いるのが望ましい。金属膜MTLは、必ずしも金属膜に限らず、高濃度の不純物を導入して低抵抗化したシリコン膜を用いてもよい。そして、金属膜MTLの上面にフォトレジストを塗布し、ホトリソ工程により、パターン化されたフォトレジスト膜RESを形成する。
次に、図7(d)に示すように、フォトレジスト膜RESをマスクとして金属膜MTLをエッチングする。残存される金属膜MTLはゲート電極GTとして形成される。その後、フォトレジスト膜RES、ゲート電極GTをマスクとしてイオン注入を行い、半導体層PS内にソース・ドレイン領域SDを形成する。
この工程では、一種の不純物を導入するため、一種類の極性のTFTのみが形成される(NMOS、あるいはPMOS)。しかし、ホトリソ、イオン注入工程を追加することにより、CMOS構成とすることも可能となる。TFTをスイッチ素子として、センサピクセル内の読み出し部(TFTを採用する場合)、および周辺回路を形成する。TFTで構成される周辺回路は、エリアセンサ部周縁に配置された動作制御回路群と、エリアセンサ部からの出力を演算処理するための回路群、必要に応じて画像表示部のスイッチ、駆動回路群であることが最も理想的であるが、要求性能によっては、それらの一部をLSIチップで補っても良い。
次に、図8(e)に示すように、レーザアニール、もしくは、炉体アニール処理を行うことで、半導体膜PS内の導入不純物を活性化した後、絶縁保護膜PAS1を形成し、ホトリソ工程により、パターン化された配線金属膜CNLを形成する。この配線金属膜CNLは絶縁保護膜PAS1、ゲート絶縁膜GIに形成されたスルーホールを通して薄膜トランジスタのソース・ドレイン領域と電気的に接続されるようになっている。この配線金属膜CNLは配線であると同時にセンサ用の下部電極として機能するようになる。配線金属膜CNLは金属膜の代わりに、高濃度の不純物を導入し低抵抗化したシリコン膜でも良い。
次に、図8(f)に示すように、絶縁保護膜PAS2を形成し、ホトリソ工程により、パターン化されたフォトレジスト膜RESを形成する。このフォトレジスト膜RESはセンサ部分に開口部が形成されたものとなっている。
次に、図8(g)に示すように、CVDにより、アモルファスシリコンからなるn型半導体層nAS、i型半導体層iAS、p型半導体層pASを連続して順次形成する。これらの膜厚は成膜時間によって制御する。上記半導体層において、上下電極の組み合わせにより、n型、p型の順序を入れ替えることができる。続いて、その上部に透明導電膜TCNを形成し、この透明導電膜TCNの上面に、ホトリソ工程により、パターン化されたフォトレジスト膜RESを形成する。透明導電膜TCNの材料は、ITO、ZnOが一般的だが、SnO、もしくは抵抗が低く、可視-近赤外域(400−1000 nm)の透過率が高ければ有機系の高導電性材料でも良い。
次に、図9(h)に示すように、図8(g)に示したフォトレジスト膜RESをマスクとし、エッチングにより、PIN型ダイオードの光電変換部からなる第1センサ素子SAを形成する。更に、CVDにより、アモルファスシリコンからなるn型半導体層nAS、i型半導体層iAS、p型半導体層pAS、と透明導電膜TCNを連続して順次形成する。ここで、i型半導体層iASは第1センサ素子SAにおけるi型半導体層iASよりも膜厚を薄くして形成する。
次に、図9(i)に示すように、図9(h)に示したフォトレジスト膜RESをマスクとし、エッチングにより、PIN型ダイオードの光電変換部からなる第2センサ素子SBを形成する。
第2センサ素子SBの光電変換部の形成は、第1センサ素子SAの光電変換部の加工精度を確保するために、透明導電膜とアモルファスシリコン層とは選択比が大きいエッチングを選択すると良い。選択比が取れない場合は、第1センサ素子SAの光電変換部の上部に、選択比の大きい絶縁膜を形成し、ホトリソで第2センサ素子SBの光電変換部にコンタクト孔を形成した後で第2センサ素子SBの光電変換部を形成すると良い。
最後に、図9(j)に示すように、絶縁保護膜PAS3を形成、接続点の加工をして完成となる。
この製造方法では、第1センサ素子SAおよび第2センサ素子SBにおいて、それぞれのi型半導体層iASの膜厚を変えることによって感度調整を行っている。第1センサ素子SAの方が第2センサ素子SBに比べ、真性アモルファスシリコンの膜厚が大きくなっている。この場合、膜厚を大きくすると長波長側の吸収が多くなるため、第1センサ素子SAが高波長側に感度を有し、第2センサ素子SBが低波長側に感度を有する。このように、膜厚を調整することで所望の波長特性を得るようにしている。
〈実施例2〉
次に、絶縁基板上に、波長感度の異なる2種類以上のセンサ素子から構成されるエリアセンサ部とその周縁の回路を構成するスイッチ素子の製造方法の他の実施例を、図10、図11を用いて説明をする。この製造方法は、図8(f)の工程の後、図10(a)、(b)、図11(c)、(d)を順次経てなされる。
このため、図8(g)と図10(a)は同一の図として示しており、以下の説明では図10(b)以降の工程について説明をする。
図10(b)に示すように、ホトリソ工程により、第1センサ素子SAの光電変換部(ここでもPIN型ダイオードを例とする)を島状に加工した後に、CVDにより、アモルファスシリコンからなるn型半導体層nAS、i型半導体層iAS、p型半導体層pASを連続成膜する。ここで、p型半導体層pASは第1センサ素子SAのp型半導体層pASよりも膜厚を大きくして形成する。続いて、その上部に透明導電膜TCNを形成する。透明導電膜TCNの上面に、ホトリソ工程により、パターン化されたフォトレジスト膜RESを形成する。
次に、図11(c)に示すように、図10(b)に示したフォトレジスト膜RESをマスクとして、エッチングを行い、第2センサ素子SBの光電変換部(PIN型ダイオード)を島状に加工する。第2センサ素子SBの光電変換部の島加工に際しては、第1センサ素子SAの光電変換部の加工精度を確保するために、透明導電膜とアモルファスシリコン層とは選択比が大きいエッチングを選択するとよい。選択比が取れない場合は、第1センサ素子SAの光電変換部の上部に、選択比の大きい絶縁膜を形成し、ホトリソで第2センサ素子SBの光電変換部にコンタクト孔を形成した後でセンサ素子Bの光電変換部を形成するとよい。
最後に、図11(d)に示すように、絶縁保護膜PAS3'を形成、接続点の加工をして完成となる。
この製造方法では、p型半導体層pASの膜厚を変えて感度調整を行っている。第2センサ素子SBの方が第1センサ素子SAに比べp型アモルファスシリコンの膜厚が大きい。この場合、短波長側の光の吸収は表層部で起こるため、p型アモルファスシリコン膜厚を大きくすると、短波長起因の発生電荷は、p型アモルファスシリコン膜内で発生、すぐに消滅するため、第2センサ素子SBが高波長側に感度を有し、第1センサ素子SAが低波長側に感度を有する。膜厚を調整することで所望の波長特性を得るようにしている。
〈実施例3〉
図12(a)〜(e)は、それぞれ、実施例1に示した生体認証装置を画像表示装置に搭載することによって、該画像表示装置に個人認証機能を具備させる場合のレイアウトを示した実施例である。
図12(a)は、個人認証機能付き画像表示装置PNLにおいて、画像表示部ARが形成された面にエリアセンサ部TSが画素表示部ARとは別の領域に設置されて構成されている。図12(b)は、個人認証機能付き画像表示装置PNLにおいて、画像表示部ARが形成された領域に、エリアセンサ部TSが設置されて構成されている。画像表示部ARが形成される基板に、エリアセンサ部のTFT、PINダイオード、キャパシタを形成することにより実現できる。図12(c)は、領域を異ならしめてエリアセンサ部TSと画像表示部ARが同一の絶縁性基板SUB1上に形成され、この絶縁基板SUB1に周辺回路PRCが形成された基板SUB2に配置されることによって個人認証機能付き画像表示装置PNLが構成されている。図12(d)は、領域を異ならしめて、エリアセンサ部TS、画像表示部AR、第1周辺回路PRC1が同一の絶縁性基板SUB上に形成され、この絶縁基板SUB1に第2周辺回路PRC2が形成された基板SUB2に配置されることによって個人認証機能付き画像表示装置PNLが構成されている。図12(e)は、基板SUB1面の画像表示部ARにエリアセンサ部TSが形成され、該基板SUB1が、周辺回路PRCを備える基板SUB2に配置されて個人認証機能付き画像表示装置PNLが構成されている。この実施例では、周辺回路PRCは基板SUB2の周縁部に形成されているが、その少なくとも一部が、基板SUB1上の、画像表示部AR(エリアセンサ部TS)の周辺に形成されるように構成してもよい。2種類以上の電磁波発生源は、例えばLEDなどを使用し、画像表示装置のバックライトの中に含まれるように設置しても良いし、別途周縁部に設置しても良い。
〈実施例4〉
図13(a)〜(d)は、それぞれ、たとえば図12(e)に示したように画素表示部ARの領域にエリアセンサ部TSを形成した場合において、複数種類のセンサと画素との配置等の構成を示した実施例である。
図13(a)は、複数種類のセンサのピクセル形状は、画素ピクセルの形状と同一となっており、複数種類のセンサは画素ピクセル内にほぼ均等に散在されて配置されている。この配列の場合、各ピクセルはマトリクス状となり、各ピクセルに接続させる配線は単純な構成にすることができる。図13(b)は、13(a)の場合と類似し、異なる部分は、たとえば第2センサ素子SBのように、少なくとも1種類のセンサ素子のセンサピクセル形状を画素ピクセル形状よりも大きくして配置している。認証対象が2種類以上で、かつ必要な解像度が異なる場合にはこのような配置が望ましい。図13(c)は、前述したスイープ型のセンサを内蔵しており、たとえば第2センサ素子SBのように、少なくとも1種類のセンサ素子群を、図3で説明したと同様、100行以上の配列に対し、およそ1から10列程度配列するようにしている。なお、図13(c)において、第1センサ素子SAは、画素ピクセル内にほぼ均等に散在されて配置されている。図13(d)は、画像表示部AR内において、たとえば第2センサ素子SBのように、少なくとも1種類のセンサ素子群が、画像表示部ARの1辺に沿うように配置されている。なお、図13(d)において、第1センサ素子SAは、画素ピクセル内にほぼ均等に散在されて配置されている。
本発明の認証装置を構成する光センサ装置の概略平面図である。 センサ素子および前記センサ素子をマトリックス状に配列させた等価回路図である。 本発明の認証装置を構成する光センサ装置の概略平面図で、エリアセンサ部にスイープ型光センサ装置を構成した場合の実施例を示す構成図である。 本発明の認証装置を構成する光センサ装置の概略平面図で、少なくともエリアセンサ部を絶縁性基板上に形成した場合の実施例を示す平面図である。 前記光センサ装置を具備する生体認証装置の一実施例を示し断面図である。 異なる波長帯に感度を持っているセンサ素子について説明をするためのグラフである。 本発明の認証装置の製造方法の一実施例を示す工程図で、図8、図9ともに一連の工程を示す図である。 本発明の認証装置の製造方法の一実施例を示す工程図で、図7、図9ともに一連の工程を示す図である。 本発明の認証装置の製造方法の一実施例を示す工程図で、図7、図8ともに一連の工程を示す図である。 本発明の認証装置の製造方法の他の実施例を示す工程図で、図11ともに一連の工程を示す図である。 本発明の認証装置の製造方法の他の実施例を示す工程図で、図10ともに一連の工程を示す図である。 生体認証装置を画像表示装置に搭載することによって、該画像表示装置に個人認証機能を具備させる場合の実施例を示した平面図である。 画素表示部の領域にエリアセンサ部を形成した場合において、複数種類のセンサと画素との配置等の実施例を示した平面図である。
符号の説明
AS……第1センサ素子、SB……第2センサ素子、TS……エリアセンサ部、CNC……動作制御回路群、CNL……演算処理回路群、LCH……光電変換部、AML……電荷蓄積部、WRT……読み出し部、GL……ゲート線、RS……リセット線、WT……読み出し線、FG……指、MA……第1電磁波発信源、MB……第2電磁波発信源、SSB……センサ用基板、OCC……発信源制御回路、GRL1……下層下地膜、GRL2……上層下地膜、PS……半導体膜、RES……フォトレジスト膜、GI……ゲート絶縁膜、MTL……金属膜、GT……ゲート電極、CNL……配線金属膜、PAS1、PAS2、PAS3'……絶縁保護膜、nAS……n型半導体層、iAS……i型半導体層、pAS……p型半導体層、TCN……透明導電膜、PNL……個人認証機能付き画像表示装置PNL、AR……画像表示部、PRC……周辺回路、PRC1……第1周辺回路、PRC2……第2周辺回路。

Claims (21)

  1. 電磁波を検出するための複数のセンサ素子が2次元的に配列されているエリアセンサ部と、前記エリアセンサ部の動作制御回路群と、前記エリアセンサ部からの出力を演算処理するための演算処理回路群とを具備する光センサ装置であって、前記エリアセンサ部が、検出波長帯の異なる2種類以上のセンサ素子群によって構成されていることを特徴とする光センサ装置。
  2. 請求項1に記載の光センサ装置であって、前記エリアセンサ部、および前記演算処理回路群の一部が、同一の絶縁性基板上に形成されていることを特徴とする光センサ装置。
  3. 請求項1に記載の光センサ装置であって、異なる二種類以上の検出波長帯域を持つセンサ素子は、それぞれ、光電変換部の膜厚が異なっていることを特徴とする光センサ装置。
  4. 請求項1に記載の光センサ装置であって、異なる二種類以上の検出波長帯域を持つセンサ素子は、それぞれ、基板面に対し電流方向が垂直であるPIN型素子で構成され、かつP型、N型領域のうち、入射光側の領域の厚さが互いに異なることを特徴とする光センサ装置。
  5. 請求項1に記載の光センサ装置であって、各種センサ素子のピクセルの形状が同一で、各種センサ毎に観た場合の配列パターンが、1通りとなっていることを特徴とする光センサ装置。
  6. 請求項1に記載の光センサ装置であって、各種センサ素子のピクセルの形状が同一で、各種センサ毎に観た場合の配列パターンが少なくとも2通りとなっていることを特徴とする光センサ装置。
  7. 請求項1に記載の光センサ装置であって、少なくとも2種のセンサ素子においてピクセルの形状が互いに異なっていることを特徴とする光センサ装置。
  8. 請求項1に記載の光センサ装置であって、少なくとも1種のセンサ素子は、ピクセルの形状が2種以上存在することを特徴とする光センサ装置。
  9. 請求項1に記載の光センサ装置であって、少なくとも1種類のセンサ素子群は、1から10列、N行(Nは整数で100以上)のライン状に配置されていることを特徴とする光センサ装置。
  10. 請求項9に記載のセンサ装置であって、前記エリアセンサ部は長方形の形状からなり、かつライン状に配置されている少なくとも1種類のセンサ素子群は、前記長方形の1辺に沿う形態で配列されていることを特徴とする光センサ装置。
  11. 検出用電磁波の発信源と、生体の特徴の情報を含む電磁波を検出するためのセンサ装置とから構成される生体認証装置であって、
    前記発信源は、異なる波長帯をもった二種類以上の発信源によって構成され、
    前記センサ装置は、電磁波を検出するための複数のセンサ素子が2次元的に配列されているエリアセンサ部と、前記エリアセンサ部の動作制御回路群と、前記エリアセンサ部からの出力を演算処理するための演算処理回路群とを具備し、前記エリアセンサ部が、検出波長帯の異なる2種類以上のセンサ素子群によって構成されていることを特徴とする生体認証装置。
  12. 請求項11に記載の生体認証装置であって、異なる波長帯をもった二種類以上の検出用電磁波は、共に同一の生体の特徴を検出することを特徴とする生体認証装置。
  13. 請求項11に記載の生体認証装置であって、異なる波長帯をもった二種類以上の検出用電磁波は、それぞれ異なる生体の特徴を検出することを特徴とする生体認証装置。
  14. 請求項11に記載の生体認証装置であって、検出用電磁波、センサ素子は二種類からなり、かつ二種類の検出用電磁波、センサ素子の一組は、700-1000 nmの波長帯に強度分布、感度を持ち、他の検出用電磁波、センサ素子の一組は、500-700 nmの波長帯に強度分布を持つことを特徴とする生体認証装置。
  15. 個人認証機能を具備した画像表示装置であって、前記個人認証機能は、検出用電磁波の発信源と、生体の特徴の情報を含む電磁波を検出するためのセンサ装置とから構成される生体認証装置であって、
    前記発信源は、異なる波長帯をもった二種類以上の発信源によって構成され、
    前記センサ装置は、電磁波を検出するための複数のセンサ素子が2次元的に配列されているエリアセンサ部と、前記エリアセンサ部の動作制御回路群と、前記エリアセンサ部からの出力を演算処理するための演算処理回路群とを具備し、前記エリアセンサ部が、検出波長帯の異なる2種類以上のセンサ素子群によって構成されている生体認証装置からなることを特徴とする画像表示装置。
  16. 請求項15に記載の画像表示装置であって、エリアセンサ部と、画素部が、同一の絶縁性基板上に形成されていることを特徴とする画像表示装置。
  17. 請求項16に記載の画像表示装置であって、回路群の少なくとも一部が、前記絶縁性基板上に形成されていることを特徴とする画像表示装置。
  18. 請求項16に記載の画像表示装置であって、各種類のセンサ素子のピクセル形状、サイズは、各画素のピクセル形状、サイズと同一であることを特徴とする画像表示装置。
  19. 請求項16に記載の画像表示装置であって、少なくとも1種類のセンサ素子のピクセル形状、サイズは、各画素のピクセル形状、サイズと異なることを特徴とする画像表示装置。
  20. 請求項16に記載の画像表示装置であって、少なくとも1種類のセンサ素子群は、1から10列、N行(Nは整数で100以上)のライン状に配置されていることを特徴とする画像表示装置。
  21. 請求項20に記載の画像表示装置であって、ライン状に配置されている少なくとも1種類のセンサ素子群は、画像表示部を形成する1辺に沿う形態で配列されていることを特徴とする画像表示装置。
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