JP2010036196A - レーザスクライブ方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置構成を複雑化することなく、少ないエネルギーで、より深いスクライブ溝を形成し、あるいはスクライブ速度を向上させる。
【解決手段】スクライブ方向に並ぶ複数のビームスポットBS1,BS2を、互いに分離された状態でワークWに対して形成するとともに、複数のビームスポットBS1、BS2をスクライブ方向に移動させてワークWにライン状のスクライブ溝SLを形成するレーザスクライブ方法に関する。複数のビームスポットBS1,BS2は、単一束のレーザ光LBから得られるものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワークにライン状のスクライブ溝を形成するための方法および装置に関する。
ワークに分割用のスクライブ溝や孔を形成するための方法としては、レーザ光源からレーザ光をワークに集光照射しつつ、ワークにおけるレーザ光の照射位置を移動させる方法が一般的である。セラミックス等のレーザスクライブでは、通常Qスイッチレーザがレーザ光源として使用される。
スクライブ溝は、その溝や孔の深さが大きいほどワークの切断を容易かつ確実に行なえるために好ましい。しかしながら、溝や孔の深さを大きくするためには、レーザワーク位置での集光レーザのパワー密度またはエネルギー密度を高くる必要がある。そのため、レーザの出力パワーが制限される場合には、レーザ光の照射時間を長くする(レーザ光の走査速度を小さくする)ことでより深いスクライブ溝を実現することができるが、生産性は落ちてしまう。従って、所定の深さを持つスクライブ溝を高速スクライブするためにはレーザ光の出力を大きくする必要があるが、レーザが高価となり好ましくない。
レーザスクライブでは、ワークの切断を容易かつ確実ならしめるために、その他に種々の改良も行なわれている。
その一例として、複数のパルスレーザビームをワークに照射するとともに、複数のパルスレーザビームの照射位置を移動させる方法がある。複数のパルスレーザビームの照射位置は、先に複数のパルスレーザビームによって形成された孔にパルスレーザビームに照射されるように移動させられる(たとえば特許文献1参照)。
このような方法では、先に孔が形成された部分にレーザ光が照射されるように制御する必要があるために装置が複雑化し、コスト的にも不利である。
WO2006/006850号パンフレット
本発明は、装置構成を複雑化することなく、少ないエネルギーで、より深いスクライブ溝を形成し、あるいはスクライブ速度を向上させることを課題としている。
本発明の第1の側面では、スクライブ方向に並ぶ複数のビームスポットを、互いに分離された状態でワークに対して形成するとともに、前記複数のビームスポットを前記スクライブ方向に移動させて前記ワークにライン状のスクライブ溝を形成するレーザスクライブ方法であって、前記複数のビームスポットは、単一束のレーザ光から得られるものであることを特徴とする、レーザスクライブ方法が提供される。
好ましくは、前記複数のビームスポットは、前記単一束のレーザ光を複数束のレーザ光に分離するとともに、前記複数束のレーザ光のそれぞれを集束して得られる。
前記単一束のレーザ光は、たとえば複屈折素子よって前記複数束のレーザ光に分離される。前記複屈折素子は、たとえばウエッジ付の水晶板、またはウオラストンプリズムなどの複像プリズムである。この場合、前記単一束のレーザ光は、たとえば前記水晶板によって互いに偏光方向が直交する常光成分と異常光成分に分離される。
好ましくは、前記単一束のレーザ光の分離方向は、前記複数のレーザスポットの移動方向に一致させられる。
前記複数のレーザスポットの分離方向は、たとえば前記複屈折素子を回転させることにより選択される。
前記複数のビームスポットの径は、たとえば1〜200μmである。
前記複数のビームスポットにおける互いに隣接するビームスポットどうしの中心間距離は、たとえばスポット径の2〜10倍である。
前記ワークは、たとえば硬脆性材料である。好ましくは、前記ワークは、セラミックス、シリコン、あるいはサファイアを母材とするものである。
本発明の第2の側面では、ワークに対してライン状のスクライブ溝を形成するための装置であって、単一束のレーザ光を出射するためのレーザ光源と、前記単一束のレーザ光をスクライブ方向に沿って複数束のレーザ光に分離するための分離手段と、前記複数束のレーザ光のそれぞれを集光するための集光手段と、前記複数束のレーザ光とワークを相対移動させる光走査手段と、を備えたことを特徴とする、レーザスクライブ装置が提供される。
前記分離手段は、たとえばウエッジ付き複屈折素子である。前記複屈折素子は、たとえば水晶板、またはウオラストンプリズムなどの複像プリズムである。
本発明のレーザスクライブ装置は、前記分離手段を光軸周りに回転させる機構をさらに備えていてもよい。
前記レーザ光源は、たとえば直線偏光のレーザ光を出射可能なものである。この場合、本発明のレーザスクライブ装置は、前記レーザ光の偏光方向を光軸に対して回転させるための1/2波長板をさらに備えているのが好ましい。
本発明のレーザスクライブ装置は、前記複数束のレーザ光のそれぞれを、直線偏光から円偏光に変えるための1/4波長板をさらに備えていてもよい。この場合、本発明のレーザスクライブ装置は、前記1/4波長板を光軸周りの回転させる機構をさらに備えているのが好ましい。
前記レーザ光源は、円偏光またはランダム偏光のレーザ光を出射可能なものであってもよい。
好ましくは、前記集光手段は、前記複数束のレーザ光のそれぞれにおけるビームスポットが前記ワークにおいて互いに分離された状態で形成されるように選定された焦点距離を持つものである。
本発明によれば、単一束のレーザ光から複数束のビームスポットを形成してワークにレーザ光が照射されるため、レーザ光のエネルギーを有効に利用して効率良くライン状のスクライブ溝を形成することができる。たとえば、単一束のレーザ光を複数束のレーザ光に分離してワークにレーザ光を照射した場合、単一束のレーザ光を分離せずにワークに照射する場合に比べて、同一のレーザパワーを有する単一束のレーザ光を利用しても、レーザ光(ビームスポット)の走査速度が同じであっても、より深いスクライブ溝を形成することができ、あるいは目的とするスクライブ溝を形成する場合に走査速度を大きく設定できる。
また、単一束のレーザ光を複数束のビームスポットに分離するためには、たとえば複屈折素子を配置するだけでよいため、装置構成を複雑化することもない。さらに、先に形成された孔にビームスポットを位置合わせして照射する必要もないため、ビームスポットの移動を制御するのも容易である。
以下においては、本発明の実施の形態を図1ないし図8を参照しつつ説明する。
本発明を説明するに当たって、まず図1を参照しつつ、ライン状のスクライブ溝SLが形成されたワークWについて説明する。
ワークWは、半導体素子やチップ抵抗器などの電子部品のための集合基板やウエハである。このワークWは、たとえばセラミックス、シリコンあるいはサファイアなどの硬脆材料を主材料とするものである。このようなワークWは、ライン状のスクライブ溝SLによって規定される個々の領域が個別の半導体素子やチップ抵抗器などの電子部品を構成するものであり、スクライブ溝SLに沿って切断することにより多数個の電子部品を得ることができるものである。スクライブ溝SLの形成は、電子部品の種類に応じてタイミングが選択されるが、電子素子を造り込む前、電子素子を造り込んだ後、あるいは電子素子の一部を造りこんだ後に形成される。
図2に示したスクライブ装置1は、レーザ光源2、ビームエキスパンダ3、1/2波長板4、複屈折素子5、反射板6、1/4波長板7、集光レンズ8およびステージ9を備えている。
レーザ光源2は、ワークWにおける光吸収の大きな波長のレーザ光LBを出射するものが一般的である。本実施例では、レーザ光源2は、空間的に固定されたものであるとする。レーザ光源2としては、多光子吸収を利用した加工を行うために、ワークWに対して透明となる発振波長を持つレーザを使っても良い。使用するレーザ光LBは、偏光が直線偏光が一般的であるが、円偏光あるいはランダム偏光でもよい。レーザ光LBの波長は、ワークWの光学特性および必要とするスクライブ溝幅に合わせて、赤外、可視、紫外域の中から選択される。このようなレーザ光源2としては、YAGレーザ(たとえばNd:YAGレーザ)やファイバーレーザなどの固体レーザおよびその高調波を使用することができる。
なお、レーザ光LBの発振スペクトル幅が広い場合は、複屈折素子5によって明確なスポットに分離することができないため、スペクトル幅の狭いレーザであるほうが好ましい。
ビームエキスパンダ3は、レーザ光源2から出射された単一束のレーザ光LBのビーム径を拡張するためのものである。レーザ光源2から出射されたレーザ光LBは、このビームエキスパンダ3によってその径が使用する集光レンズの入射瞳径に適合するように通常2〜10倍に拡張される。ビームエキスパンダ3は、レーザ光LBの出射ビーム径が集光レンズの入射瞳径に対して十分大きければは不要である。
1/2波長板4は、レーザ光LBが直線偏光の場合、その偏光方向を光軸周りに回転させ、複屈折素子5の結晶軸と偏光方向の成す角度を変えるためのものである。レーザ光LBの偏光方向と複屈折素子5の結晶軸の成す角度は通常45度に設定され、これによって分離されるレーザ光LB1、LB2の強度比は1:1となる。また、複屈折素子5として図示した例のようにウエッジ付きの水晶板を使用する場合には、複屈折素子5の結晶軸およびウエッジ角方向とレーザ光LBの偏光方向との成す角度を制御することにより、LB1とLB2の強度比を制御することができる。レーザ光LBが円偏光やランダム偏光の場合は、このような制御はできないため、1/2波長板は当然不要である。
複屈折素子5は、入射した単一束のレーザ光LBを進行方向の異なる複数束のレーザ光LB1,LB2に分離するためのものである。この複屈折素子5は、レーザ光LBの光電場ベクトルを常光成分と異常光成分に分離する。この常光成分と異常光成分の強度比は、入射するレーザ光の偏光方向(光電場ベクトルの方向)と複屈折素子5の結晶軸の成す角度によって決定される。さらに複屈折素子5にはウエッジ角が付けられているため、常光に対する屈折率と異常光に対する屈折率が異なることからプリズムとして機能する。これによって複屈折素子5を透過したレーザ光LBは、偏光方向が互いに直交する常光と異常光に分離され、ウエッジ角方向に異なる出射角度をもって進行する2つのレーザ光LB1,LB2に分離される。レーザ光LB1,LB2の分離方向をスクライブ方向に一致させるために、複屈折素子5を光軸周りに回転させる機構があるが、図3においては省略されている。
また、ウエッジ角のために複屈折素子5を透過したレーザ光の進行方向が入射レーザ光軸と異なるため、これを補正するためのウエッジプリズムを光路中に挿入してもよい。
この水晶板においては、ウエッジ角度(水晶板における光入射面50と光出射面51の交差角度)θ、レーザ光LBの波長および集光レンズ8の焦点距離に応じて、ワークWに形成されるビームスポットBS1,BS2の離間距離(中心間距離)INを規定することができる。例えばレーザ光LBの波長を1.064μm、集光レンズ8の焦点距離を100mmとした場合、離間距離INを60μmに設定するためには、ウエッジ角度θは約2度に設定される。
複屈折素子5としては、図示したウエッジ付きの水晶板以外に、複像プリズムを使用することもできる。複像プリズムとは、分離した常光と異常光の一方を遮断することなく別々の方向に分けて送り出すようにしたプリズムで、代表的なものとしてウオラストンプリズムが挙げられる。
図2に示した反射板6は、複屈折素子5から出射された複数束のレーザ光LB1,LB2の光路を変えて集光レンズ8に導くためのものである。反射板6としては、全反射ミラーなど公知のものを使用することができる。
1/4波長板7は、複数束のレーザ光LB1,LB2のそれぞれを直線偏光から円偏光に変えるためのものであり、必要に応じて複屈折素子5と集光レンズ8の間に配置される。1/4波長板7の結晶軸がレーザ光LB1、LB2の偏光方向に対して共に45度の角度をなすように光路中に挿入することで、レーザ光LB1,LB2のそれぞれを円偏光とすることができる。一般的に偏光方向とスクライブ方向との成す角度によってスクライブ特性が変化するため、直線偏光を円偏光に変換して偏光の影響を受け難いスクライブ加工を実現することになる。図3においては図示されていないが、曲線状のスクライブを行う場合など、レーザ光LB1,LB2の分離方向(偏光方向)を連続的に変化させる必要がある場合には、それに合わせて1/4波長板7を回転する機構が必要であることはいうまでも無い。
図2、図4および図5に示したように、集光レンズ8は、複数束のレーザ光LB1,LB2のそれぞれを集光し、ワークW上に複数のビームスポットBS1,BS2を形成するためのものである。集光レンズ8としては、レーザ光LB1,LB2を目的とするスポット径SD1,SD2に集束できるものであればよい。ワークW上に形成されるビームスポットBS1,BS2の径SD1,SD2は、たとえば1〜200μmとされる。このようなスポット径SD1,SD2のビームスポットBS1,BS2をワークW上に形成する場合には、集光レンズ8としては、たとえば焦点距離が2〜500mmに設定されたものが使用されるが、集光レンズに入射するレーザ光LB1、LB2のビーム径およびその波長が関係していることはいうまでもない。
ステージ9は、ワークWを支持するためのものであり、たとえばX方向、Y方向およびZ方向の3方向に移動可能とされている。本実施例では、レーザ光源2(レーザ光LB1、LB2)が空間的に固定されているため、ステージ9の移動によってワークWを相対的にレーザ光LB1、LB2が移動させられる。もちろん、ワークWを空間的に固定し、レーザ光LB1、LB2を相対的に移動させるガルバノメータスキャナ等の手段を用いることができることはいうまでもない。ステージ9に支持されたワークWは、ステージ9の移動方向を制御することによりビームスポットBS1,BS2の移動軌跡を制御することができ、またステージ9の移動速度を制御することによりビームスポットBS1,BS2の移動速度(スクライブ速度)SPを制御することができる。
図2において、ビームスポットBS1,BS2はスクライブ方向と平行に分離する必要があるため、ステージ9の移動方向に合わせて、複屈折素子5を光軸周りに回転させる。例えば、図1に示したようなXY方向だけの格子状のスクライブを行う場合は、複屈折素子5を0度または90度回転させる制御を行う。図2に示したように、紙面に水平な方向(図示した例ではX方向)にスクライブする場合には複屈折素子5のウエッジ角方向が紙面内で最大角となるように設置する。一方、紙面に垂直な方向(図示した例ではY方向)にスクライブする場合には、複屈折素子5を光軸に対して90度回転させ、ウエッジ角方向を紙面に垂直にしてスポットがスクライブ方向に一致するように制御する。1/4板7を挿入しない場合には、ビームスポットBS1とビームスポットBS2の偏光方向が異なるため、ウエッジ角の回転方向を+90度にするか−90度にするかことによって、スクライブ時の先行するスポットの偏光方向を選択することができる。0度の場合もウエッジ角の回転方向を0度か180度かを選択することで同じ制御が可能となる。これによって、より加工対象物に適合したスクライブ方法を選択することが可能となる。
次に、スクライブ装置1を用いたスクライブ溝SLの形成方法について説明する。
スクライブ装置1を用いてスクライブ溝SLを形成する場合には、レーザ光源2からレーザ光LBを出射させつつ、ワークWに対してビームスポットBM1,BM2を相対的にスクライブ方向(X方向あるいはY方向)に移動させる。
レーザ光源2から出射されるレーザ光LBは直線偏光で波長が基本波、SHG(第二高調波)、THG(第三高調波)、あるいはFHG(第四高調波)である。このようなレーザ光LBは、ワークWの表面での平均出力が例えば0.1W〜200Wとなるように、CW(連続発振)光または周波数が100Hz〜1GHzのパルスとして出射される。Qスイッチレーザの場合は、そのパルス幅はワークWの材料特性に適合した値を持つレーザが選定される。
ワークWに対するビームスポットBM1,BM2の相対的な移動は、ワークWを移動させる方法、集光レンズ8を移動させる方法、あるいはビームLB1、LB2をガルバノメータスキャナ等の手段を用いる方法により行うことができるが、通常はステージ9の移動により行なわれる。ワークWに対するビームスポットBM1,BM2の相対的な移動速度(スクライブ速度)SPは、たとえば1〜1000mm/secに設定される。
レーザ光源2から出射された単一束のレーザ光LBは、ビームエキスパンダ3によって集光レンズに適合したビーム径となるように拡大された後に1/2波長板4を透過する。
1/2波長板4を透過した単一束のレーザ光LBは、直線偏光の場合にはレーザ光LBが所定の角度だけ偏光方向を回転され、複屈折素子5を透過する。レーザ光LBは、複屈折素子5を透過するときに進行方向の異なる複数束のレーザ光LB1,LB2に分離される。このとき、複数束のレーザ光LB1,LB2の分離角度は、複屈折素子5としてウエッジ付の水晶板を使用する場合にはウエッジ角とレーザ波長により規定することができる。また、複数束のレーザ光LB1,LB2の分離角度と集光レンズ8の焦点距離に応じてワークW上に形成されるビームスポットBS1,BS2の離間距離INを規定することができる。
複屈折素子5を透過した複数束のレーザ光LB1,LB2は、反射板6において光路を変えられた後に1/4波長板7を透過する。1/4波長板7を透過した複数束のレーザ光LB1,LB2は、直線偏光から円偏光に変換された後に集光レンズ8に入射される。なお、1/4波長板7は、直線偏光をワークWに照射するときとレーザ加工の特性を変えるものであるが、省略することもできる。
集光レンズ8に入射した複数束のレーザ光LB1,LB2は、それぞれ集束されてワークW上にビームスポットBS1,BS2を形成する。ビームスポットBS1,BS2のスポット径SD1,SD2は、集光レンズ8へ入射するレーザ光LB1,LB2のビーム径、集光レンズ8の焦点距離により決定される。焦点位置またはビームウエスト位置をワークWの表面に形成するか、ワークWの内部に形成するかによって、ワークW表面上のスポット径SD1、SD2を制御することも可能である。
図6(a)および図7(a)には、1ショットのレーザ光LBを出射したときのワークWの状態を示した。ワークWには、一度に2つのレーザ光LB1,LB2が照射されるために、2つの孔H1,H2が同時に形成される。
図6(b)および図7(b)示したように、ワークWを所定のスクライブ速度SP(たとえば1〜1000mm/sec)で移動させつつ、レーザ光源2から2ショット目のレーザ光LBを出射させた場合、それぞれのレーザ光LB1,LB2に関して先に形成された孔H1,H2に連続するよう新たな孔H1,H2が形成される。このようなレーザ光LBのパルス発振を繰り返し行ないつつビームスポットBS1、BS2を移動させることにより、図6(c)に示したようにビームスポットBS1,BS2の軌跡がスクライブ方向に連なる。その結果、図8に示したようにワークWにはスクライブ方向に沿った溝Lが形成される。ビームスポットBS1,BS2を目的とする軌跡を辿るようにステージ9をX方向あるいはY方向に移動させ、スクライブ方向をX方向とY方向との間で切り替えるときに複屈折素子5や1/4波長板7を回転させることにより、図1に示したようにワークWに目的とするスクライブ溝SLが形成される。
このように、スクライブ装置1では、先に形成された孔にビームスポットBS1,BS2を位置合わせしてレーザ光LB1,LB2を照射する必要もないため、複雑な制御を必要となることなく、ビームスポットBS1,BS2の移動の制御を容易に行なえる。また、単一束のレーザ光LBを複数束のビームスポットLB1,LB2に分離するためには、たとえば複屈折素子5としてウエッジ付きの水晶板を配置するだけでよいため、レーザ光LBを分離する構成を採用するとしてもレーザスクライブ装置1の構成がさほど複雑化することもない。
スクライブ装置1は、単一束のレーザ光LBから形成される複数のビームスポットBS1,BS2をワークWに照射してワークWにスクライブ溝SLを形成するものである。このような手法によると、後述した実施例の結果からも分かるように単一束のレーザ光LBから複数束のビームスポットBS1,BS2を形成してワークWにレーザ光LB1,LB2が照射されるため、レーザ光LBのエネルギーを有効に利用して効率良くライン状のスクライブ溝SLを形成することができる。たとえば、単一束のレーザ光LBを複数束のレーザ光LB1,LB2に分離してワークWに照射した場合、単一束のレーザ光LBを分離せずにワークWに照射する場合に比べて、同一のレーザパワーを有する単一束のレーザ光LBを利用し、レーザ光LB(ビームスポットBS1,BS2)の走査速度(スクライブ速度)SPが同じであっても、より深いスクライブ溝SLを形成することができ、あるいは目的とするスクライブ溝SLを形成する場合にスクライブ速度SPを大きく設定できる。
このような効果が得られるのは、他の要因も考えられるが、主として以下の理由により、レーザ光LBのエネルギーを有効に利用して効率良くスクライブ溝SLを形成することができるためであると考えられる。
第1の理由は、プラズマによるエネルギー(光子)の吸収に起因するものである。すなわち、ワークWにレーザ光LB1,LB2としてパルス状のレーザ光を照射すると、各照射パルスの初期段階でワークWの材料が溶融・気化してプラズマが生成され、その後のパルスレーザ光がプラズマによって吸収されてしまう。そのため、スクライブ溝の奥まで到達するレーザの光量が減り、その結果、深いスクライブ溝の形成ができ難くなる。
一方、複数のビームスポットBS1,BS2をスクライブ方向に分離して形成した場合、スクライブ溝SLの形成時にはスクライブ方向に先行するビームスポットBS2をビームスポットBS1が追いかけるかたちとなる。そのため、ビームスポットBS2によって生成されたプラズマが消滅した後に、先のレーザ光LB2の照射位置(ビームスポットBS2)の近傍にビームスポットBS1を照射することが可能となる。すなわち、レーザ光LB1を照射する時点で既にプラズマが減少した領域近傍にレーザ光LB1を照射することが可能となる。その結果、プラズマによる吸収(エネルギーロス)を避けることができて照射エネルギーを有効に利用できるために、スクライブ溝SLの深さを大きくできるものと考えられる。
第2の理由は、レーザ光LB1のスクライブ溝内での多重反射と吸収に起因するものである。上述のように、加工領域で発生したプラズマによるレーザ光の吸収が軽減されると、後続のレーザビームは初期に形成されたスクライブ加工溝の底まで進行していくことが可能となる。スクライブ溝に進行した後続のレーザ光は、溝側面で反射を繰り返しながら溝の奥まで進行し、その間にワークWに吸収されていく。平面状のワーク面にレーザ光LB1を照射する場合に比べて予め孔H2が形成されている位置にレーザ光LB1を照射するほうが溝側面による多重反射と吸収の恩恵を受けやすく、レーザ光LB1のエネルギーを有効に利用することができる。その結果、レーザ光LB1の照射位置(ビームスポットBS1)において照射エネルギーを有効に利用できるため、スクライブ溝SLの深さを大きくできるものと考えられる。また、レーザ光LB2の照射により、後続のLB1が照射される時点では、ワークWの照射部位の温度が高温な状態を保っている。一般的に材料の反射率は高温では低下するため、レーザ光LB1の吸収はより効率良く行われることになる。
以下においては、レーザ光源から出射されたレーザ光を分離して複数のビームスポットを形成可能なレーザスクライブ装置(本案装置)を用いてワークにスクライブ溝を形成した場合に、デフォーカス位置と溝の深さの関係を検討した。
レーザスクライブ装置としては、図2に示したレーザスクライブ装置において、1/4波長板を省略した構成のものを使用した。
レーザ光源としては、Nd:YAGレーザ(波長1064nm、出力10W)を用いた。レーザ光の出力特性は表1に示したように設定した。
複屈折素子としては、ウエッジ角が2°の水晶板を使用した。
集光レンズとしては、焦点距離fが50mmのレンズを使用した。
ワークとしては、厚みが0.28mmのアルミナセラミクスを使用した。
スクライブ速度(ビームスポットの移動速度)SPは50mm/secに設定した。
スクライブ溝の深さは、焦点位置と、この焦点位置からずれ量(デフォーカス距離)が異なる各所(10μmピッチ)において測定した。同一のデフォーカス距離での深さの測定は基本として3箇所について行なった。スクライブ深さは、スクライブ溝の断面を、スケール付ステージを有する測定顕微鏡(ニコン製)を用いて観察するとともに、スケールのメモリを読み取ることにより測定した。
同一のデフォーカス距離での深さの測定結果の平均値を、デフォーカス距離とスクライブ深さとの関係として図9に示した。図9のグラフにおいては、本案装置を用いた場合の測定結果(プロット点)とそれらの近似曲線を実線で示した。
一方、比較として、レーザ光源から出射されたレーザ光を分離せずに単一のビームスポットによってスクライブ溝を形成した従来方式による場合についても測定した。表1に示したように、比較方法では、本案のレーザスクライブ装置において、複屈折素子および1/2波長板を省略したスクライブ装置(比較装置)を用いてワークにスクライブ溝を形成した。図9に同一のデフォーカス距離における測定平均値とそれらの近似曲線を点線で示した。
Figure 2010036196
図9より、本案装置によりスクライブ溝を形成した場合と比較装置によりスクライブ溝を形成したときとを比べた場合、焦点位置およびデフォーカス位置のそれぞれにおいて、本案装置のほうがスクライブ溝の深さが大きくなっていた。
したがって、本案装置を用いた場合のように、単一束のレーザ光を分離して複数のビームスポットをワークに照射してスクライブ溝を形成した場合、同一のレーザパワーの単一束のレーザ光を単一のビームスポットを形成してワークにスクライブ溝を形成する場合に比べて、ビームスポットの走査速度(スクライブ速度)が同じであっても、より深いスクライブ溝を形成することができることが確認された。
スクライブ溝を形成したワークの斜視図である。 本発明に係るレーザスクライブ装置の一例を示す概略構成図である。 図2に示したレーザスクライブ装置の要部を拡大して示した概略図である。 集光レンズから出射したレーザビームの状態を示す斜視図である。 ワークに照射されるビームスポットの状態を示す平面図である。 図6(a)ないし図6(c)はビームスポットの走査状態を説明するための平面図である。 図7(a)はワークにレーザビームを照射したときの断面図であり、図7(b)は図7(a)の状態からレーザビームを移動させたときの断面図である。 レーザビームを移動させてワークに照射した後のワークの要部を示す斜視図である。 実施例におけるスクライブ深さの測定結果をデフォーカス位置との関係で示したグラフである。
符号の説明
1 レーザスクライブ装置
2 レーザ光源
4 複屈折素子(水晶素子)
8 集光レンズ
9 ステージ(光走査手段)
LB (単一束の)レーザ光
LB1,LB2 (複数束の)レーザ光
BS1,BS2 ビームスポット
SL スクライブ溝
W ワーク

Claims (18)

  1. スクライブ方向に並ぶ複数のビームスポットを、互いに分離された状態でワークに対して形成するとともに、前記複数のビームスポットを前記スクライブ方向に移動させて前記ワークにライン状のスクライブ溝を形成するレーザスクライブ方法であって、
    前記複数のビームスポットは、単一束のレーザ光から得られるものであることを特徴とする、レーザスクライブ方法。
  2. 前記複数のビームスポットは、前記単一束のレーザ光を複数束のレーザ光に分離するとともに、前記複数束のレーザ光のそれぞれを集束して得られる、請求項1に記載のレーザスクライブ方法。
  3. 前記単一束のレーザ光は、複屈折素子よって前記複数束のレーザ光に分離される、請求項2に記載のレーザスクライブ方法。
  4. 前記複屈折素子は、ウエッジ付の水晶板である、請求項3に記載のレーザスクライブ方法。
  5. 前記複屈折素子は、複像プリズムである、請求項3に記載のレーザスクライブ方法。
  6. 前記単一束のレーザ光は、前記複屈折素子によって互いに偏光方向が直交する常光成分と異常光成分に分離される、請求項4または5に記載のレーザスクライブ方法。
  7. 前記単一束のレーザ光の分離方向は、前記複数のレーザスポットの移動方向に分離される、請求項3ないし6のいずれかに記載のレーザスクライブ方法。
  8. 前記複数のレーザスポットの分離方向は、前記複屈折素子を回転させることにより選択される、請求項7に記載のレーザスクライブ方法。
  9. ワークに対してライン状のスクライブ溝を形成するための装置であって、
    単一束のレーザ光を出射するためのレーザ光源と、
    前記単一束のレーザ光をスクライブ方向に沿って複数束のレーザ光に分離するための分離手段と、
    前記複数束のレーザ光のそれぞれを集光するための集光手段と、
    前記複数束のレーザ光とワークを相対移動させる光走査手段と、
    を備えたことを特徴とする、レーザスクライブ装置。
  10. 前記分離手段は、複屈折素子である、請求項9に記載のレーザスクライブ装置。
  11. 前記複屈折素子は、ウエッジ付の水晶板である、請求項10に記載のレーザスクライブ装置。
  12. 前記複屈折素子は、複像プリズムである、請求項10に記載のレーザスクライブ装置。
  13. 前記分離手段を光軸周りに回転させる機構をさらに備えている、請求項9ないし12のいずれかに記載のレーザスクライブ装置。
  14. 前記レーザ光源は、直線偏光のレーザ光を出射可能なものであり、
    前記レーザ光に対して偏光方向を光軸に対して回転させるための1/2波長板をさらに備えている、請求項9ないし13のいずれかに記載のレーザスクライブ装置。
  15. 前記複数束のレーザ光のそれぞれを、直線偏光から円偏光に変えるための1/4波長板をさらに備えている、請求項14に記載のレーザスクライブ装置。
  16. 前記1/4波長板を光軸周りの回転させる機構をさらに備えている、請求項15に記載のレーザスクライブ装置。
  17. 前記レーザ光源は、円偏光またはランダム偏光のレーザ光を出射可能なものである、請求項9ないし13のいずれかに記載のレーザスクライブ装置。
  18. 前記集光手段は、前記複数束のレーザ光のそれぞれにおけるビームスポットが前記ワークにおいて互いに分離された状態で形成されるように選定された焦点距離を持つ、請求項9ないし17のいずれかに記載のレーザスクライブ装置。
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