JP2010035227A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィードバック情報量を削減しシステムトラヒックを削減できる無線通信装置を提供すること。
【解決手段】受信側の無線通信装置100に、送信側の無線通信装置200の各アンテナから送信されたパイロット信号を用いてアンテナ(サブストリームに対応)ごとの通信品質(例えば、SINR)を測定する受信レベル測定部130と、前記通信品質に基づくフィードバック情報を前記送信側にフィードバックする送信部170と、前記送信側のアンテナのうち選択した基準アンテナ(基準サブストリームに対応)の通信品質と、前記基準アンテナ以外のアンテナの通信品質とから、前記基準アンテナに対する当該基準アンテナ以外の各アンテナの通信品質の相対値を算出する相対値算出部150と、前記基準アンテナの通信品質の絶対値と、前記通信品質の相対値とから、前記フィードバック情報を生成するフィードバック情報生成部160と、を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信装置に関する。
3GPP Long Term Evolution (LTE)標準化において、MIMO(Multi Input Multi Output)伝送の一種であるPARC(Per Antenna Rate Control)方式が議論されている。PARCにおいては、送信アンテナ(stream)ごとに、通信路品質(CQI)報告値に応じた変調符号化方式を選択する。従来のMIMO PARC方式として、非特許文献1に開示されているものがある。
図1に上記従来のMIMO PARC方式が適用されるMIMO通信システムにおけるMIMO送信機の構成を示す。同図に示すように、MIMO送信機は、いくつかのサブキャリアを用いてアンテナごとにパイロット信号を送信する。それに対して、受信機側(図示せず)では、MIMO送信機の各アンテナから送信されるパイロット信号ごとの受信強度を測定して、各アンテナ毎の通信路状況に基づいてアンテナ毎のCQI(通信路品質Indicator)を生成し、MIMO送信機にフィードバックする。MIMO送信機は、アンテナごとのCQI情報に基づいて、アンテナ毎に最適な変調方式(QPSK、16QAM、64QAMなど)および符号化レートを決定し、サブストリームを各アンテナから送信する。こうして、アンテナ毎の通信路状況に基づいて最適な変調符号化方式を選択することで、最大のPeak rateおよび通信容量を達成できる。
3GPP標準化寄書(R1-010879, Lucent)
しかしながら、上記従来のMIMO通信システムにおいては、アンテナ数(ストリーム数)に比例して、CQI feedback overheadが増大してしまう問題がある。更に、送信機側で周波数スケジューリングを行う場合には、サブキャリアブロックであるチャンクごとのCQIが必要となるため、その問題はさらに顕著となる。
本発明の目的は、フィードバック情報量を削減しシステムトラヒックを削減できる無線通信装置を提供することである。
本発明の無線通信装置の一態様は、複数のアンテナから空間多重されて送信された、複数のデータを受信する受信部と、前記複数のデータごとに、前記データに対するCQI値を算出する算出部と、前記CQI値を送信する送信部と、を有する。
本発明によれば、フィードバック情報量を削減しシステムトラヒックを削減できる無線通信装置を提供することができる。
従来のMIMO送信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る受信系の無線通信装置の構成を示すブロック図 実施の形態1の送信系の無線通信装置の構成を示すブロック図 実施の形態1のフィードバック情報の説明に供する図 実施の形態2の受信系の無線通信装置の構成を示すブロック図 実施の形態2のフィードバック情報の説明に供する図 実施の形態2の送信系の無線通信装置の構成を示すブロック図 実施の形態3の受信系の無線通信装置の構成を示すブロック図 実施の形態3の送信系の無線通信装置の構成を示すブロック図 実施の形態3のフィードバック情報の説明に供する図 実施の形態4の受信系の無線通信装置の構成を示すブロック図 実施の形態4のフィードバック情報の説明に供する図 実施の形態4の送信系の無線通信装置の構成を示すブロック図 実施の形態5の受信系の無線通信装置の構成を示すブロック図 実施の形態5のフィードバック情報の説明に供する図 実施の形態5の送信系の無線通信装置の構成を示すブロック図 実施の形態6の受信系の無線通信装置の構成を示すブロック図 実施の形態6のフィードバック情報の説明に供する図 実施の形態6の送信系の無線通信装置の構成を示すブロック図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態において、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は重複するので省略する。
(実施の形態1)
図2に示すように、実施の形態1に係るMIMO(Multi Input Multi Output)通信システムにおける無線通信装置100は、複数のアンテナと、受信部110と、信号分離部120と、受信レベル測定部130と、CQI決定部140と、相対値算出部150と、フィードバック情報生成部160と、送信部170と、復調部175と、復号部180と、P/S変換部185とを有する。
受信部110は、アンテナと同数の受信部112を有し、MIMO通信システムにおける送信系から送信される信号が空間多重された空間多重信号を受信し、受信信号に対して無線受信処理を行う。送信系の各アンテナから送信される送信信号が、マルチキャリア信号の1種であるOFDM信号の場合には、受信部110は、通常の無線受信処理(ダウンコンバート、A/D変換処理など)の他に、FFT処理、P/S変換処理などのOFDM受信処理を行う。また、受信部110は、送信系の各アンテナから送信されるパイロット信号を受信し、受信処理を行う。
信号分離部120は、受信部110の無線受信処理後の信号を、MMSE(Minimum Mean Square Error)などの方法を用いて、送信系の各アンテナから送信された信号(送信系におけるサブストリームに相当、以下「サブストリーム」と呼ぶことがある)に分離する。また、信号分離部120は、受信部110の受信処理後のパイロット信号を入力し、送信系にて送信に利用されたアンテナごとのパイロット信号(送信系における各サブストリームと対応する)を出力する。
受信レベル測定部130は、信号分離部120で分離された、送信系のアンテナごとの各パイロット信号の受信レベル(例えば、SINR:Signal-to-Interference and Noise power Ratio)を測定し、各パイロット信号の受信レベルをCQI決定部140に出力する。
CQI決定部140は、CQIテーブルを保持しており、受信レベル測定部130にて測定された各パイロット信号の受信レベルに基づいて、各サブストリームに対するCQI値を決定する。
相対値算出部150は、基準サブストリームのCQI値と、基準サブストリーム以外の各サブストリームのCQI値とのCQI相対値を算出する。本実施の形態では、基準サブストリームが予め決められ、固定である。なお、サブストリームは、送信系の各アンテナに対応しているので、基準サブストリームは「基準アンテナ」と考えてもよく、相対値算出部150は、基準アンテナのCQI値と基準アンテナ以外のCQI値とのCQI相対値を算出していると捉えることもできる。
フィードバック情報生成部160は、基準サブストリームのCQI値および基準サブストリーム以外の各ストリームに対して求めたCQI相対値から、送信系に対するフィードバック情報を生成する。
送信部170は、フィードバック情報生成部160にて生成されたフィードバック情報を、無線通信装置100に設けられた複数のアンテナのうち、少なくとも1つのアンテナを用いて送信系に対して送信する。すなわち、送信部170は、1つのアンテナを用いた通信方式により送信系に送信してもよいし、また、MIMO通信方式又は時空間符号化通信方式などのマルチアンテナ通信方式により送信系に送信してもよい。
復調部175は、サブストリームの数に応じた復調部177を有しており、信号分離部120にて分離されたサブストリームごとに復調処理を施す。
復号部180は、サブストリームの数に応じた復号部182を有しており、復調処理後のサブストリームごとに復号処理を施す。
P/S変換部185は、復号処理後のサブストリームを並直列変換しシリアルデータ列として出力する。
図3に示すように、送信系である無線通信装置200は、複数のアンテナと、受信部210と、フィードバック情報処理部220と、送信制御部230と、S/P変換部240と、符号化部250と、変調部260と、送信部270と、パイロット生成部280とを有する。
受信部210は、無線通信装置200のアンテナのうち、少なくとも1つのアンテナにて受信した、無線通信装置100からのフィードバック情報に対して無線受信処理を行う。具体的には、受信部210は、無線通信装置100の送信部170にて適用された送信方式に対応する受信方式にてフィードバック情報の受信処理を行い、受信処理後のフィードバック情報をフィードバック情報処理部220に出力する。
フィードバック情報処理部220は、受信部210からのフィードバック情報から、サブストリームごとのCQI値を算出する。具体的には、上述のとおり、無線通信装置100からのフィードバック情報には、基準サブストリームのCQI値および基準サブストリーム以外の各サブストリームに対して求めたCQI相対値が含められているため、フィードバック情報処理部220は、基準サブストリームのCQI値および基準サブストリーム以外の各サブストリームに対して求めたCQI相対値から、サブストリームごとのCQI値を算出する。
送信制御部230は、無線通信装置100と同様のCQIテーブルを保持しており、フィードバック情報処理部220にて算出された、サブストリームごとのCQI値に対応する、符号化率、変調方式などを符号化部250および変調部260に出力する。
S/P変換部240は、入力する送信データ(ストリームデータ)を直並列変換して複数のサブストリームに分割する。
符号化部250は、サブストリームの数に応じた符号化部252を有しており、送信制御部230から受け取る、サブストリームごとの符号化率に基づいて、各サブストリームに対して符号化処理を施す。
変調部260は、サブストリームの数に応じた変調部262を有しており、送信制御部230から受け取る、サブストリームごとの変調方式(QPSK、16QAM、64QUMなど)に基づいて、各サブストリームに対して変調処理を施す。また、変調部260は、パイロット生成部280にて生成されるパイロット信号に変調処理を施す。更に、変調部260は、無線通信装置200が各アンテナからOFDM信号を送信する場合には、S/P変換処理、IFFT処理などのOFDM変調処理を行う。
送信部270は、サブストリームの数に応じた送信部272を有しており、各サブストリームに無線処理(D/A変換、アップコンバートなど)を施して、対応する各アンテナから送信する。また、送信部270は、変調部260にて変調処理されたパイロット信号に無線処理を施して、対応する各アンテナから送信する。
次に上記構成を有する無線通信装置100および無線通信装置200の動作について説明する。
無線通信装置100においては、信号分離部120で受信部110の受信処理後の信号が、MMSE(Minimum Mean Square Error)などの方法を用いて、サブストリームに分離される。
受信レベル測定部130では、信号分離部120で分離された、送信系のアンテナごとの各パイロット信号の受信レベルが測定される。具体的には、無線通信装置200の各アンテナから、OFDM信号としてパイロット信号が送信される場合には、受信レベル測定部130は、各パイロット信号についてチャンク(chunk)ごとの受信レベルを測定し、全てのチャンクについてCQIの1報告周期の間で平均化した「平均受信レベル」をCQI決定部140に出力する。ここで「チャンク(chunk)」とは、通常周波数方向に連続したサブキャリアの束を意味する。
CQI決定部140では、受信レベル測定部130からの、各パイロット信号の「平均受信レベル」に基づいて、各サブストリームに対するCQI値が決定され、相対値算出部150では、基準サブストリームのCQI値と、基準サブストリーム以外の各サブストリームのCQI値とのCQI相対値が算出される。
フィードバック情報生成部160では、基準サブストリームのCQI値および基準サブストリーム以外の各サブストリームに対して求めたCQI相対値から、送信系に対するフィードバック情報が生成される。
このフィードバック情報生成部160にて生成されたフィードバック情報について、図4を参照して説明する。
同図に示すように、基準サブストリームに関しては、全てのチャンク(同図では、チャンク1〜8)について平均化した「平均受信レベル」に基づいて決定されたCQI値が、CQI報告周期ごとに無線通信装置200にフィードバックされる。また、基準サブストリーム以外の各サブストリーム(同図では、他のサブストリームと表示)に関しては、基準サブストリームに対して決定されたCQI値を基準とするCQI相対値が、CQI報告周期ごとに無線通信装置200にフィードバックされる。
こうして基準サブストリームのCQI値のみ絶対値とし、他のサブストリームについては基準サブストリームのCQI値との相対値として、フィードバック情報を生成することになるため、従来全てのサブストリームに対してCQI値の絶対値をフィードバックしていたのに比べてフィードバック情報量を削減することができる。その結果、MIMO通信システムにおけるトラヒックを削減することができる。この効果は、MIMO通信システムにおける、無線通信装置に搭載されるアンテナ数が増加するほど、顕著となる。
無線通信装置200においては、受信部210でフィードバック情報に受信処理が施され、フィードバック情報処理部220にて受信部210からのフィードバック情報から、サブストリームごとのCQI値が算出される。
送信制御部230では、フィードバック情報処理部220にて算出された、サブストリームごとのCQI値に対応する、符号化率、変調方式などが符号化部250および変調部260に出力される。
符号化部250では、送信制御部230から受け取る、サブストリームごとの符号化率に基づいて、各サブストリームに対して符号化処理が施される。
変調部260では、送信制御部230から受け取る、サブストリームごとの変調方式(QPSK、16QAM、64QUMなど)に基づいて、各サブストリームに対して変調処理が施される。
このように実施の形態1によれば、無線通信装置100に、送信側(無線通信装置200)の各アンテナから送信されたパイロット信号を用いてアンテナ(サブストリームに対応)ごとの通信品質(例えば、SINR)を測定する通信品質測定手段としての受信レベル測定部130と、前記通信品質に基づくフィードバック情報を前記送信側にフィードバックする送信部170と、前記送信側のアンテナのうち基準アンテナ(基準サブストリームに対応)の通信品質と、前記基準アンテナ以外のアンテナの通信品質とから、前記基準アンテナに対する当該基準アンテナ以外の各アンテナの通信品質の相対値を算出する相対値算出手段としての相対値算出部150と、前記基準アンテナの通信品質の絶対値と、前記通信品質の相対値とから、前記フィードバック情報を生成するフィードバック情報生成手段としてのフィードバック情報生成部160と、を設けた。
こうすることにより、基準アンテナの通信品質のみ絶対値とし、他のアンテナについては基準アンテナの通信品質との相対値として、フィードバック情報を生成することになるため、従来全てのアンテナに対してCQI値の絶対値をフィードバックしていたのに比べてフィードバック情報量を削減することができる。その結果、MIMO通信システムにおける制御情報チャネルOverhead量及びそれによる干渉電力を削減することができる。この効果は、MIMO通信システムにおける、無線通信装置に搭載されるアンテナ数が増加するほど、顕著となる。
また、無線通信装置100に、送信側(無線通信装置200)の各アンテナから送信されたパイロット信号ごとの受信レベルを測定する受信レベル測定部130と、前記受信レベルに基づいて、前記送信側のアンテナごとのCQI値を決定するCQI決定部140と、CQI決定部140により前記送信側のアンテナのうち基準アンテナに対して決定されたCQI値と、前記基準アンテナ以外のアンテナに対して決定されたCQI値とから、前記基準アンテナに対する当該基準アンテナ以外の各アンテナのCQI値の相対値を示すCQI相対値を算出する相対値算出部150と、前記基準アンテナのCQI値および前記CQI相対値を含めた、前記送信側に対するフィードバック情報を生成するフィードバック情報生成部160と、を設けた。
こうすることにより基準アンテナのCQIのみ絶対値とし、他のアンテナについては基準アンテナのCQIとの相対値として、フィードバック情報を生成することになるため、従来全てのアンテナに対してCQI値の絶対値をフィードバックしていたのに比べてフィードバック情報量を削減することができる。その結果、MIMO通信システムにおける制御情報チャネルOverhead量及びそれによる干渉電力を削減することができる。この効果は、MIMO通信システムにおける、無線通信装置に搭載されるアンテナ数が増加するほど、顕著となる。また、フィードバック情報の生成に従来のシステムでも利用しているCQI値を用いることにより、従来のシステムに本発明をそのまま適用することができる。
また実施の形態1によれば、無線通信装置200に、基準アンテナ(基準サブストリームに対応)の通信品質(例えば、CQI値)の絶対値と前記基準アンテナに対する当該基準アンテナ以外の各アンテナの通信品質の相対値とを含むフィードバック情報を受信する受信手段としての受信部210と、前記フィードバック情報から各アンテナに対する通信品質を算出する算出手段としてのフィードバック情報処理部220と、前記算出された通信品質に基づいて各アンテナを介した各サブストリームの送信を制御する送信制御手段としての送信制御部230と、を設けた。
こうすることにより、MIMO通信システムにおける制御情報チャネルOverhead量及びそれによる干渉電力を削減しつつ、各アンテナから送信されるサブストリームの送信制御を行うことができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、各サブストリームのCQI値をフィードバックする。これに対して、実施の形態2では、送信系の各アンテナからマルチキャリア信号(例えば、OFDM信号)が送信されるMIMO通信方式を前提としており、各サブストリームに関するチャンク(chunk)ごとのCQI値をフィードバックする。なお、基準サブストリームについてはCQI値の絶対値で、基準サブストリーム以外の各サブストリームついてはCQI相対値でフィードバックする点では、同じである。このように、各サブストリームに関するチャンクごとのCQI値をフィードバックすることにより、送信系で利用するサブキャリアを制御する、所謂周波数スケジューリングを効率よく実行することができる。
図5に示すように実施の形態2の無線通信装置300は、受信レベル測定部330と、CQI決定部340と、相対値算出部350と、フィードバック情報生成部360とを有する。
受信レベル測定部330は、信号分離部120で分離された、送信系のアンテナごとの各パイロット信号に関し、チャンクごとの受信レベル(例えば、SINR)を測定する。
CQI決定部340は、受信レベル測定部330からの、各パイロット信号に関するチャンクごとの受信レベルに基づいて、各サブストリームに関するチャンクごとのCQI値を決定する。
相対値算出部350は、基準サブストリームのCQI値と、基準サブストリーム以外の各サブストリームのCQI値との、チャンクごとのCQI相対値(以下、「チャンクCQI相対値」と呼ぶことがある)を算出する。本実施の形態では、基準サブストリームが予め決められ、固定である。
フィードバック情報生成部360は、基準サブストリームに関するチャンクごとのCQI値および基準サブストリーム以外の各ストリームに対して求めたチャンクCQI相対値から、送信系に対するフィードバック情報(図6参照)を生成する。
図7に示すように、送信系である無線通信装置400は、フィードバック情報処理部420と、送信制御部430とを有する。
フィードバック情報処理部420は、受信部210からのフィードバック情報から、各サブストリームに関するチャンクごとのCQI値を算出する。具体的には、上述のとおり、無線通信装置300からのフィードバック情報には、基準サブストリームに関するチャンクごとのCQI値および基準サブストリーム以外の各ストリームに対して求めたチャンクCQI相対値が含められているため、フィードバック情報処理部420は、基準サブストリームに関するチャンクごとのCQI値および基準サブストリーム以外の各ストリームに対して求めたチャンクCQI相対値から、各サブストリームに関するチャンクごとのCQI値を算出する。
送信制御部430は、フィードバック情報処理部420からの、各サブストリームに関するチャンクごとのCQI値に基づいて、サブストリームごとに周波数スケジューリングを行い、サブストリームごとの周波数スケジューリング情報を変調部260に出力する。
変調部260は、送信制御部430からの周波数スケジューリング情報に基づいて、サブストリームごとに使用するサブキャリアを順次変更する。
このように実施の形態2によれば、無線通信装置300に、送信側(無線通信装置400)の各アンテナから送信されたパイロット信号ごとの受信レベルを測定する受信レベル測定部330と、前記受信レベルに基づいて、前記送信側のアンテナごとのCQI値を決定するCQI決定部340と、CQI決定部340により前記送信側のアンテナのうち基準アンテナに対して決定されたCQI値と、前記基準アンテナ以外のアンテナに対して決定されたCQI値とから、前記基準アンテナに対する当該基準アンテナ以外の各アンテナのCQI値の相対値を示すCQI相対値を算出する相対値算出部350と、前記基準アンテナのCQI値および前記CQI相対値を含めた、前記送信側に対するフィードバック情報を生成するフィードバック情報生成部360と、を設け、受信レベル測定部330が、前記受信レベルを複数のサブキャリアからなるチャンクごとに測定し、CQI決定部340が、前記受信レベルに基づいて、前記送信側の各アンテナに関するチャンクごとのCQI値を決定し、相対値算出部350が、前記基準アンテナに対して決定されたチャンクごとのCQI値と、前記基準アンテナ以外のアンテナに対して決定されたチャンクごとのCQI値とから、前記基準アンテナに対する当該基準アンテナ以外のアンテナのチャンクごとのCQI値の相対値を示すチャンクCQI相対値を算出し、フィードバック情報生成部360が、前記基準アンテナのチャンクごとのCQI値および前記チャンクCQI相対値を含めたフィードバック情報を生成するようにした。
こうすることにより、各アンテナに関するチャンクごとのCQI値をフィードバックするので、送信系で利用するサブキャリアを制御する、所謂周波数スケジューリングを効率よく実行することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1では、基準サブストリームは固定である。これに対して、実施の形態3では、報告周期ごとに最も通信品質の良いサブストリームを基準サブストリームとして選択する。なお、基準サブストリームについてはCQI値の絶対値で、基準サブストリーム以外の各サブストリームついてはCQI相対値でフィードバックする点では、同じである。このように最も通信品質の良いサブストリームを基準サブストリームとして選択し、その基準サブストリームの通信品質の絶対値と、基準サブストリーム以外のサブストリームの通信品質の相対値とをフィードバックすることで特に伝送路通信品質の最も良いサブストリームのCQIフィードバック情報の信頼性が向上する。その結果、フィードバック情報を受け取る送信系では、信頼性の高いフィードバック情報に基づいて送信制御することができるので、システムにおけるスループットを向上することができる。
図8に示すように実施の形態3の無線通信装置500は、基準決定部510と、相対値算出部550と、フィードバック情報生成部560とを有する。
基準決定部510は、CQI決定部140からの、各サブストリームに対するCQI値を入力し、基準サブストリームを決定する。具体的には、基準決定部510は、CQI報告周期ごとに受信レベルが最も大きいCQI値に対応するサブストリームを基準サブストリームとして選択する。つまり、基準決定部510は、受信レベルに基づいて基準サブストリームを選択する。そして、基準決定部510は、基準サブストリームを特定する情報(以下、「基準サブストリーム情報」と呼ぶことがある)を相対値算出部550およびフィードバック情報生成部560に出力する。
相対値算出部550は、基準決定部510にて選択された基準サブストリームのCQI値と、基準サブストリーム以外の各サブストリームのCQI値とのCQI相対値を算出する。
フィードバック情報生成部560は、基準サブストリームのCQI値、基準サブストリーム以外の各ストリームに対して求めたCQI相対値、および基準サブストリーム情報(例えば基準サブストリームを識別するstream index情報)から、送信系に対するフィードバック情報を生成する。
図9に示すように無線通信装置600は、フィードバック情報処理部620有する。
フィードバック情報処理部620は、受信部210からのフィードバック情報から、サブストリームごとのCQI値を算出する。具体的には、上述のとおり、無線通信装置500からのフィードバック情報には、基準サブストリームのCQI値、基準サブストリーム以外の各ストリームに対して求めたCQI相対値、および基準サブストリーム情報(例えば基準サブストリームを識別するstream index情報)が含められているため、フィードバック情報処理部620は、基準サブストリーム情報から特定される、基準サブストリームのCQI値および基準サブストリーム以外の各ストリームに対して求めたCQI相対値から、サブストリームごとのCQI値を算出する。
次に上記構成を有する無線通信装置500および無線通信装置600の動作について説明する。
基準決定部510では、CQI決定部140からの、各サブストリームに対するCQI値を入力し、基準サブストリームが決定される。具体的には、基準決定部510では、CQI報告周期ごとに受信レベルが最も大きいCQI値に対応するサブストリームが基準サブストリームとして選択される。つまり、基準決定部510では、受信レベルに基づいて基準サブストリームが選択される。
相対値算出部550では、基準決定部510にて選択された基準サブストリームのCQI値と、基準サブストリーム以外の各サブストリームのCQI値とのCQI相対値が算出される。
フィードバック情報生成部560では、基準サブストリームのCQI値、基準サブストリーム以外の各ストリームに対して求めたCQI相対値、および基準サブストリーム情報から、送信系に対するフィードバック情報が生成される。
このフィードバック情報生成部560にて生成されたフィードバック情報について、図10を参照して説明する。同図には、説明を簡単にするためにサブストリームの数が2つである場合が示されている。
同図に示すように、基準サブストリームとして、CQI報告周期ごとに受信レベルが最も大きいCQI値に対応するサブストリームが選択される。そして、CQI報告周期ごとの基準サブストリームに関しては、全てのチャンク(同図では、チャンク1〜8)についてCQI報告周期ごとに平均化した「平均受信レベル」に基づいて決定されたCQI値が、無線通信装置600にフィードバックされる。また、基準サブストリーム以外の各サブストリームに関しては、CQI報告周期ごとの基準サブストリームに対して決定されたCQI値を基準とするCQI相対値が、無線通信装置600にフィードバックされる。同図では、1番目、2番目のCQI報告周期には基準サブストリームとしてサブストリーム1が選択され、3番目のCQI報告周期には基準サブストリームとしてサブストリーム2が選択されている。そして、同図には図示していないが、上述のとおり各CQI報告周期における基準サブストリーム情報もフィードバックされる。
因みに、送信系および受信系が共に2本のアンテナを備えている、所謂2×2MIMO通信システムでは基準サブストリーム情報(例えば基準サブストリームを識別するstream index情報)は1ビットで済み、4×4MIMO通信システムでも2ビットで済む。
無線通信装置600においては、フィードバック情報処理部620で、受信部210からのフィードバック情報から、サブストリームごとのCQI値が算出される。具体的には、上述のとおり、無線通信装置500からのフィードバック情報には、基準サブストリームのCQI値、基準サブストリーム以外の各ストリームに対して求めたCQI相対値、および基準サブストリーム情報が含められているため、フィードバック情報処理部620では、基準サブストリーム情報から特定される、基準サブストリームのCQI値および基準サブストリーム以外の各ストリームに対して求めたCQI相対値から、サブストリームごとのCQI値が算出される。
このように実施の形態3によれば、無線通信装置500に、CQI決定部140により決定されたCQI値に基づいて、送信側(無線通信装置600)のアンテナから基準アンテナ(基準サブストリームに対応)を選択する基準決定部510を設け、相対値算出部550が、基準決定部510により選択された基準アンテナに対して決定されたCQI値と、前記基準アンテナ以外のアンテナに対して決定されたCQI値とから、CQI相対値を算出するようにした。特に、基準決定部510は、最もCQI値の大きいアンテナを基準アンテナとして選択する。
こうすることにより、最も通信品質(例えば、SINR)の良いアンテナを基準アンテナとして選択し、その基準アンテナの通信品質の絶対値(CQI値の絶対値)と、基準アンテナ以外のアンテナの通信品質の相対値(CQI相対値)とをフィードバックすることで特に伝送路通信品質の最も良いサブストリームのCQIフィードバック情報の信頼性が向上する。その結果、フィードバック情報を受け取る送信系では、信頼性の高いフィードバック情報に基づいて送信制御することができるので、システムにおけるスループットを向上することができる。
(実施の形態4)
実施の形態2では、すべてのチャンクで基準サブストリームは固定である。これに対して、実施の形態4では、チャンクごとに最も通信品質の良いサブストリームを基準サブストリームとして選択する。なお、基準サブストリームについてはCQI値の絶対値で、基準サブストリーム以外の各サブストリームついてはCQI相対値でフィードバックする点では、同じである。このようにチャンクごとに最も通信品質の良いサブストリームを基準サブストリームとして選択し、その基準サブストリームの通信品質の絶対値と、基準サブストリーム以外のサブストリームの通信品質の相対値とをフィードバックすることでフィードバック情報の信頼性が向上する。さらに、各サブストリームに関するチャンクごとの通信品質をフィードバックすることにより、送信系では周波数スケジューリングを効率良く実行することができる。その結果、フィードバック情報を受け取る送信系では、信頼性の高く而もチャンクごとの通信品質を含むフィードバック情報に基づいて送信制御することができるので、システムにおけるスループットを向上することができる。
図11に示すように実施の形態4の無線通信装置700は、基準決定部710と、相対値算出部750と、フィードバック情報生成部760とを有する。
基準決定部710は、CQI決定部340からの、各サブストリームに関するチャンクごとのCQI値を入力し、チャンクごとの基準サブストリームを決定する。具体的には、基準決定部710は、チャンクごとに受信レベルが最も大きいCQI値に対応するサブストリームを基準サブストリームとして選択する。つまり、基準決定部710は、チャンクごとの受信レベルに基づいて、チャンクごとの基準サブストリームを選択する。そして、基準決定部710は、チャンクごとの基準サブストリームを特定する情報(以下、「チャンク基準サブストリーム情報」と呼ぶことがある)を相対値算出部750およびフィードバック情報生成部760に出力する。
相対値算出部750は、基準決定部710にて選択された基準サブストリームのCQI値と、基準サブストリーム以外の各サブストリームのCQI値との、チャンクごとのCQI相対値であるチャンクCQI相対値を算出する。
フィードバック情報生成部760は、チャンクごとの基準サブストリームのCQI値、チャンクごとの基準サブストリーム以外の各ストリームに対して求めたチャンクCQI相対値、およびチャンク基準サブストリーム情報から、送信系に対するフィードバック情報(図12参照)を生成する。
図13に示すように無線通信装置800は、フィードバック情報処理部820有する。
フィードバック情報処理部820は、受信部210からのフィードバック情報から、サブストリームに関するチャンクごとのCQI値を算出する。具体的には、上述のとおり、無線通信装置700からのフィードバック情報には、チャンクごとの基準サブストリームのCQI値、チャンクごとの基準サブストリーム以外の各ストリームに対して求めたチャンクCQI相対値、およびチャンク基準サブストリーム情報が含められているため、フィードバック情報処理部820は、チャンク基準サブストリーム情報から特定される、チャンクごとの基準サブストリームのCQI値および基準サブストリーム以外の各ストリームに対して求めたチャンクCQI相対値から、各サブストリームに関するチャンクごとのCQI値を算出する。
このように実施の形態4によれば、無線通信装置700に、CQI決定部340により決定された、送信側(無線通信装置800)の各アンテナに関するチャンクごとのCQI値に基づいて、前記チャンクごとに前記送信側のアンテナから基準アンテナを選択する基準決定部710を設け、相対値算出部750が、前記チャンクごとの基準アンテナのCQI値と、前記基準アンテナ以外のアンテナのチャンクごとのCQI値とから、前記基準アンテナに対する当該基準アンテナ以外のアンテナのチャンクごとのチャンクCQI相対値を算出し、フィードバック情報生成部760が、前記チャンクごとの基準アンテナのCQI値、前記チャンクCQI相対値、および前記チャンクごとの基準アンテナの識別情報を含めたフィードバック情報を生成するようにした。特に、基準決定部710は、チャンクごとに最もCQI値の大きいアンテナを基準アンテナとして選択する。
こうすることにより、チャンクごとに最も通信品質(例えば、SINR)の良いアンテナを基準アンテナとして選択し、その基準アンテナの通信品質の絶対値(CQI値の絶対値)と、基準サブストリーム以外のサブストリームの通信品質の相対値(チャンクCQI相対値)とをフィードバックすることで特にチャンク毎に伝送路通信品質の最も良いサブストリームのCQIフィードバック情報の信頼性が向上する。さらに、各アンテナに関するチャンクごとの通信品質をフィードバックすることにより、送信系では周波数スケジューリングを効率良く実行することができる。その結果、フィードバック情報を受け取る送信系では、信頼性の高く而もチャンクごとの通信品質を含むフィードバック情報に基づいて送信制御することができるので、システムにおけるスループットを向上することができる。
(実施の形態5)
実施の形態1では、基準サブストリームは固定である。これに対して、実施の形態5では、所定のパタンに従って報告周期ごとに基準サブストリームを変更する。なお、基準サブストリームについてはCQI値の絶対値で、基準サブストリーム以外の各サブストリームついてはCQI相対値でフィードバックする点では、同じである。このように所定のパタンに従って所定周期ごとに基準サブストリームを変更し、その基準サブストリームの通信品質の絶対値と、基準サブストリーム以外のサブストリームの通信品質の相対値とをフィードバックすることでフィードバック情報の信頼性をバランス良く保つことができる。その結果、フィードバック情報を受け取る送信系では、信頼性の保たれたフィードバック情報に基づいて送信制御することができるので、システムにおけるスループットを向上することができる。
図14に示すように実施の形態5の無線通信装置900は、相対値算出部950を有する。
相対値算出部950は、所定のパタンに従ってCQI報告周期ごとに基準サブストリームを変えて、基準サブストリームのCQI値と、基準サブストリーム以外の各サブストリームのCQI値とのCQI相対値を算出する。
そして、フィードバック情報生成部160では、CQI報告周期ごとの基準サブストリームのCQI値と、CQI報告周期ごとの基準サブストリーム以外の各サブストリームのCQI値とのCQI相対値から、送信系に対するフィードバック情報が生成される。
図15には、基準サブストリームがCQI報告周期ごとにサブストリーム1とサブストリーム2との間で交互に変更される場合のフィードバック情報が示されている。
図16に示すように実施の形態5の無線通信装置1000は、フィードバック情報処理部1020を有する。
フィードバック情報処理部1020は、受信部210からのフィードバック情報から、サブストリームごとのCQI値を算出する。具体的には、上述のとおり、無線通信装置900からのフィードバック情報には、CQI報告周期ごとの基準サブストリームのCQI値およびCQI報告周期ごとの基準サブストリーム以外の各サブストリームに対して求めたCQI相対値が含められているため、フィードバック情報処理部1020は、CQI報告周期ごとの基準サブストリームのCQI値およびCQI報告周期ごとの基準サブストリーム以外の各サブストリームに対して求めたCQI相対値から、各サブストリームに関するCQI報告周期ごとのCQI値を算出する。
なお、フィードバック情報処理部1020は、CQI値を算出するために基準サブストリームを特定する必要があるが、無線通信装置900の相対値算出部950における基準サブストリームの変更パタンを予め取得していれば各サブストリームのCQI値を算出することが可能となる。基準サブストリームの変更パタンを送信側と受信側にて事前に決めれば、基準サブストリームを通知する識別Signalingが不要である。
このように実施の形態5によれば、無線通信装置900の相対値算出部950が、予め決められた基準アンテナの変更パタンに従い前記基準アンテナを順次変更し、CQI相対値を算出するようにした。
こうすることにより、所定の変更パタンに従って基準アンテナを変更し、その基準アンテナの通信品質の絶対値(CQI値の絶対値)と、基準アンテナ以外のアンテナの通信品質の相対値(CQI相対値)とをフィードバックすることでフィードバック情報の信頼性をバランス良く保つことができる。その結果、フィードバック情報を受け取る送信系では、信頼性の保たれたフィードバック情報に基づいて送信制御することができるので、システムにおけるスループットを向上することができる。
(実施の形態6)
実施の形態2では、すべてのチャンクで基準サブストリームは固定である。これに対して、実施の形態6では、所定のパタンに従ってチャンクごとに基準サブストリームを変更する。なお、基準サブストリームについてはCQI値の絶対値で、基準サブストリーム以外の各サブストリームついてはCQI相対値でフィードバックする点では、同じである。このように所定のパタンに従ってチャンクごとに基準サブストリームを変更し、その基準サブストリームの通信品質の絶対値と、基準サブストリーム以外のサブストリームの通信品質の相対値とをフィードバックすることでフィードバック情報の信頼性をバランス良く保つことができる。さらに、各サブストリームに関するチャンクごとの通信品質をフィードバックすることにより、送信系では周波数スケジューリングを効率良く実行することができる。その結果、フィードバック情報を受け取る送信系では、信頼性が保たれ、而もチャンクごとの通信品質を含むフィードバック情報に基づいて送信制御することができるので、システムにおけるスループットを向上することができる。
図17に示すように実施の形態6の無線通信装置1100は、相対値算出部1150を有する。
相対値算出部1150は、所定のパタンに従ってチャンクごとに基準サブストリームを変えて、基準サブストリームのCQI値と、基準サブストリーム以外の各サブストリームのCQI値との、チャンクごとのCQI相対値であるチャンクCQI相対値を算出する。
そして、フィードバック情報生成部360では、チャンクごとの基準サブストリームのCQI値と、チャンクごとの基準サブストリーム以外の各サブストリームのCQI値とのCQI相対値から、送信系に対するフィードバック情報が生成される。
図18には、基準サブストリームがチャンクごとにサブストリーム1とサブストリーム2との間で交互に変更される場合のフィードバック情報が示されている。
図19に示すように実施の形態6の無線通信装置1200は、フィードバック情報処理部1220を有する。
フィードバック情報処理部1220は、受信部210からのフィードバック情報から、サブストリームに関するチャンクごとのCQI値を算出する。具体的には、上述のとおり、無線通信装置1100からのフィードバック情報には、チャンクごとの基準サブストリームのCQI値およびチャンクごとの基準サブストリーム以外の各サブストリームに対して求めたチャンクCQI相対値が含められているため、フィードバック情報処理部1220は、チャンクごとの基準サブストリームのCQI値およびチャンクごとの基準サブストリーム以外の各サブストリームに対して求めたチャンクCQI相対値から、各サブストリームに関するチャンクごとのCQI値を算出する。
なお、フィードバック情報処理部1220は、CQI値を算出するためにチャンクごとの基準サブストリームを特定する必要があるが、無線通信装置1100の相対値算出部1150におけるチャンクごとの基準サブストリームの変更パタンを予め取得していれば各サブストリームに関するチャンクごとのCQI値を算出することが可能となる。基準サブストリームの変更パタンを送信側と受信側にて事前に決めれば、基準サブストリームを通知する識別Signalingが不要である。
このように実施の形態6によれば、無線通信装置1100に、送信側(無線通信装置1200)の各アンテナから送信されたパイロット信号ごとの受信レベルを測定する受信レベル測定部330と、前記受信レベルに基づいて、前記送信側のアンテナごとのCQI値を決定するCQI決定部340と、CQI決定部340により前記送信側のアンテナのうち基準アンテナに対して決定されたCQI値と、前記基準アンテナ以外のアンテナに対して決定されたCQI値とから、前記基準アンテナに対する当該基準アンテナ以外の各アンテナのCQI値の相対値を示すCQI相対値を算出する相対値算出部1150と、前記基準アンテナのCQI値および前記CQI相対値を含めた、前記送信側に対するフィードバック情報を生成するフィードバック情報生成部360と、を設け、受信レベル測定部330は、前記受信レベルを複数のサブキャリアからなるチャンクごとに測定し、CQI決定部340は、前記受信レベルに基づいて、前記送信側の各アンテナに関するチャンクごとのCQI値を決定し、相対値算出部1150は、予め決められた前記チャンクごとの基準アンテナの変更パタンに従い前記基準アンテナを順次変更し、前記基準アンテナに対する当該基準アンテナ以外のアンテナのチャンクごとのCQI値の相対値を示すチャンクCQI相対値を算出するようにした。
こうすることにより、所定のパタンに従ってチャンクごとに基準アンテナを変更し、その基準アンテナの通信品質の絶対値(CQI値の絶対値)と、基準アンテナ以外のアンテナの通信品質の相対値(チャンクCQI相対値)とをフィードバックすることでフィードバック情報の信頼性をバランス良く保つことができる。さらに、各アンテナに関するチャンクごとの通信品質をフィードバックすることにより、送信系では周波数スケジューリングを効率良く実行することができる。その結果、フィードバック情報を受け取る送信系では、信頼性が保たれ、而もチャンクごとの通信品質を含むフィードバック情報に基づいて送信制御することができるので、システムにおけるスループットを向上することができる。
本発明の無線通信装置は、フィードバック情報量を削減しシステムトラヒックを削減できるものとして有用である。

Claims (3)

  1. 複数のアンテナから空間多重されて送信された、複数のデータを受信する受信部と、
    前記複数のデータごとに、前記データに対するCQI値を算出する算出部と、
    前記CQI値を送信する送信部と、
    を有する無線通信装置。
  2. 前記受信部は、周波数方向に連続した複数のサブキャリアからなる、複数のブロックを用いて送信されるマルチキャリア信号である、前記複数のデータを受信する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 周波数方向に連続した複数のサブキャリアからなる、複数のブロックを用いて送信されるマルチキャリア信号であって、複数のアンテナから空間多重されて送信された、複数のデータを受信する受信部と、
    前記データに対するCQI値を、前記データごとに算出する算出部と、
    前記CQI値を送信する送信部と、
    を有し、
    前記算出部は、前記複数のデータの内の一つのデータに対するCQI値を、前記ブロック毎に算出し、前記一つのデータに対する前記CQI値との相対値として、前記複数のデータの内の他のデータに対するCQI値を、前記ブロック毎に算出する、
    無線通信装置。
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