JP2010031502A - 建物用開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 前後方向の設置スペースを節減することができる建物用開閉装置を提供する。
【解決手段】 上下方向へのスライドにより建物Aの開口部A1を開閉可能な可動縦格子20と、前記可動縦格子20の上側で前記可動縦格子20をスライド可能に支持するとともに前記建物Aに対し上下方向へわたって取付け可能な固定縦格子10とを具備した。
【選択図】図1
【解決手段】 上下方向へのスライドにより建物Aの開口部A1を開閉可能な可動縦格子20と、前記可動縦格子20の上側で前記可動縦格子20をスライド可能に支持するとともに前記建物Aに対し上下方向へわたって取付け可能な固定縦格子10とを具備した。
【選択図】図1
Description
本発明は、建物の開口部を上下方向へ開閉する建物用開閉装置に関するものである。
従来の建物用開閉装置には、例えば、特許文献1に記載されるようなシャッター装置がある。このようなシャッター装置では、上下方向へわたるシャッターカーテンを、左右のガイドレールに沿って上下方向へ開閉動作させ、開放した際のシャッターカーテンを上方側の巻取り軸に巻取るようにしている。
このような従来の建物用開閉装置では、シャッターカーテンを巻取軸に巻取るために、前後方向の収納スペースを要することになる。
また、近年、従来の建物用開閉装置に対し、より頑強な構造や、より意匠性の良好な構造等が、求められている。
特開2005−273324号公報
このような従来の建物用開閉装置では、シャッターカーテンを巻取軸に巻取るために、前後方向の収納スペースを要することになる。
また、近年、従来の建物用開閉装置に対し、より頑強な構造や、より意匠性の良好な構造等が、求められている。
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、前後方向の設置スペースを節減することができる建物用開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するための技術的手段は、上下方向へのスライドにより建物の開口部を開閉可能な可動縦格子と、前記可動縦格子の上側で前記可動縦格子をスライド可能に支持するとともに前記建物に対し上下方向へわたって固定可能な固定縦格子と、を具備したことを特徴とする。
この技術的手段によれば、可動縦格子の上下方向へのスライドにより建物開口部を開閉することができる。全開した際の可動縦格子は上方側へ収納される。
この技術的手段によれば、可動縦格子の上下方向へのスライドにより建物開口部を開閉することができる。全開した際の可動縦格子は上方側へ収納される。
更なる技術的手段では、前記可動縦格子を横幅方向において複数に分割し、その各々が、独立してスライドするようにしたことを特徴とする。
この技術的手段によれば、可動縦格子を横幅方向において部分的に開閉することができる。
この技術的手段によれば、可動縦格子を横幅方向において部分的に開閉することができる。
更なる技術的手段では、前記可動縦格子を横幅方向へ並設された複数の縦長状の可動縦格子構成部材から構成するとともに、前記固定縦格子を横幅方向へ並設された複数の縦長筒状の固定縦格子構成部材から構成し、前記複数の固定縦格子構成部材の内の少なくとも一つに対し、その内部に、前記可動縦格子構成部材の一つをスライド可能に挿入して、前記可動縦格子のスライドを可能にしたことを特徴とする。
この技術的手段によれば、可動縦格子をスライド可能にする構成を簡素で生産性の良好な態様とすることができる。
この技術的手段によれば、可動縦格子をスライド可能にする構成を簡素で生産性の良好な態様とすることができる。
更なる技術的手段では、前記複数の固定縦格子構成部材及び可動縦格子構成部材について、各固定縦格子構成部材の内部に各可動縦格子構成部材をスライド可能に挿入したことを特徴とする。
この技術的手段によれば、固定縦格子に対し可動縦格子をスライド可能かつ頑強に係合した構造を得ることができる。
この技術的手段によれば、固定縦格子に対し可動縦格子をスライド可能かつ頑強に係合した構造を得ることができる。
更なる技術的手段では、複数の前記固定縦格子構成部材の内、その一部の固定縦格子構成部材を下方へ突出させ、この突出した固定縦格子構成部材によって、前記可動縦格子のスライドを案内するようにしたことを特徴とする
この技術的手段によれば、可動縦格子の開閉動作中のがたつきを防ぎ、その開閉動作を安定させることができる。
この技術的手段によれば、可動縦格子の開閉動作中のがたつきを防ぎ、その開閉動作を安定させることができる。
更なる技術的手段では、複数の前記固定縦格子構成部材の内、その両側の固定縦格子構成部材を下方へ突出させ、この突出した固定縦格子構成部材によって、前記可動縦格子のスライドを案内するようにしたことを特徴とする。
この技術的手段によれば、可動縦格子の開閉動作中のがたつきを防ぎ、その開閉動作を安定させることができる上、突出した固定縦格子構成部材が建物開口部を通過する物体の邪魔になるようなことを防ぐことができる。
この技術的手段によれば、可動縦格子の開閉動作中のがたつきを防ぎ、その開閉動作を安定させることができる上、突出した固定縦格子構成部材が建物開口部を通過する物体の邪魔になるようなことを防ぐことができる。
更なる技術的手段によれば、前記固定縦格子構成部材の内部に駆動機構を設け、該駆動機構の駆動により前記可動縦格子構成部材をスライドさせるようにしたことを特徴とする。
この技術的手段によれば、可動縦格子を駆動機構によって開閉動作させることができる上、固定縦格子および可動縦格子の外部に駆動機構の設置スペースを必要としない。
この技術的手段によれば、可動縦格子を駆動機構によって開閉動作させることができる上、固定縦格子および可動縦格子の外部に駆動機構の設置スペースを必要としない。
更なる技術的手段では、前記駆動機構は、前記固定縦格子構成部材内に固定されるモータと、該モータの回転軸に連結されるネジ状軸部材と、該ネジ状軸部材を回転可能に支持する軸受部材と、該ネジ状軸部材に螺合されるとともに前記可動縦格子構成部材に固定される被螺合部材とを具備してなることを特徴とする。
この技術的手段によれば、可動縦格子を所望とする開放位置で維持するのが比較的容易である。すなわち、可動縦格子が自重により閉鎖動作してしまうようなことを、ネジ状軸部材と被螺合部材との係合により防ぐことができる。
この技術的手段によれば、可動縦格子を所望とする開放位置で維持するのが比較的容易である。すなわち、可動縦格子が自重により閉鎖動作してしまうようなことを、ネジ状軸部材と被螺合部材との係合により防ぐことができる。
更なる技術的手段によれば、少なくとも前記モータと前記軸受部材が、前記固定縦格子構成部材の開口端部から内部に挿入可能な一体部品として構成されていることを特徴とする。
この技術的手段によれば、固定縦格子構成部材内への駆動機構の装着を容易に行うことができる。
この技術的手段によれば、固定縦格子構成部材内への駆動機構の装着を容易に行うことができる。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
建物開口部を可動縦格子のスライドにより開閉することができる上、可動縦格子が収納される際に前後方向へ突出するようなことがない。
しかも、格子状の可動縦格子により開口部を開閉するようにしているため、比較的頑強な構造とすることができ、防犯性も良好である。
よって、前後方向の設置スペースを節減可能な上、比較的頑丈で防犯性も良好な建物用開閉装置を提供することができる。
建物開口部を可動縦格子のスライドにより開閉することができる上、可動縦格子が収納される際に前後方向へ突出するようなことがない。
しかも、格子状の可動縦格子により開口部を開閉するようにしているため、比較的頑強な構造とすることができ、防犯性も良好である。
よって、前後方向の設置スペースを節減可能な上、比較的頑丈で防犯性も良好な建物用開閉装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この建物用開閉装置1は、例えば図1に示す建物Aの前面側の開口部A1を開閉するようにして設けられる。
この建物用開閉装置1は、例えば図1に示す建物Aの前面側の開口部A1を開閉するようにして設けられる。
建物Aは、図示例によれば三階建ての建造物であり、その一階部分の前面側に、人や車等の出入りが可能な開口部A1を有する。
また、建物Aの二階部分と三階部分の前面側には、それぞれ、後方へ凹むようにしてベランダA2,A3が設けられている。
また、建物Aの二階部分と三階部分の前面側には、それぞれ、後方へ凹むようにしてベランダA2,A3が設けられている。
建物用開閉装置1は、建物Aの開口部A1よりも上側の部分を覆うようにして上下方向へわたって固定される固定縦格子10と、この固定縦格子10に対しスライド可能に支持されて前記開口部A1を上下方向へ開閉する可動縦格子20と、可動縦格子20をスライドさせる駆動源である駆動機構30とを具備してなる。
固定縦格子10は、横幅方向(図示例によれば略水平方向)へ並設された複数の縦長筒状の固定縦格子構成部材11,11’と、これら複数の固定縦格子構成部材11,11’を横幅方向に連結する横桟部材12,13とから一体的に構成される。
より詳細に説明すれば、図2に示すように、横幅方向へ所定間隔を置いて並設された複数の固定縦格子構成部材11,11’は、その上側部分が横桟部材12により連結され、下側部分が横桟部材13により連結されることで、一体化されている。
より詳細に説明すれば、図2に示すように、横幅方向へ所定間隔を置いて並設された複数の固定縦格子構成部材11,11’は、その上側部分が横桟部材12により連結され、下側部分が横桟部材13により連結されることで、一体化されている。
固定縦格子構成部材11,11’の各々は、四角筒状の金属製部材である。
複数の固定縦格子構成部材11,11’の内、横幅方向の両端に位置する固定縦格子構成部材11’は、他の固定縦格子構成部材11よりも下方へ突出して、全閉状態にある可動縦格子20の両側に並んで配置される。
複数の固定縦格子構成部材11,11’の内、横幅方向の両端に位置する固定縦格子構成部材11’は、他の固定縦格子構成部材11よりも下方へ突出して、全閉状態にある可動縦格子20の両側に並んで配置される。
前記固定縦格子構成部材11’は、図示例によれば、固定縦格子構成部材11の下方側に、後述する可動縦格子構成部材21と同様の角筒状の部材を連結固定することで構成される。
この固定縦格子構成部材11’の他例としては、固定縦格子構成部材11の長さを単に長くした態様としてもよい。
この固定縦格子構成部材11’の他例としては、固定縦格子構成部材11の長さを単に長くした態様としてもよい。
前記各固定縦格子構成部材11’の固定縦格子構成部材11よりも下方へ突出した部分11a’には、可動縦格子20を開閉方向へ案内するガイド片11b’が設けられる(図5参照)。
ガイド片11b’は、上下方向へわたる横断面略L字状の部材であり、上下方向へ連続する内向きの凹部11c’を形成している。より詳細に説明すれば、この凹部11c’は、前記ガイド片11b’と、固定縦格子構成部材11’の下方へ突出した部分11a’との間に形成される。そして、この凹部11c’内には、可動縦格子20の横桟部材22(又は23)の端部が挿入される。したがって、横桟部材22は、凹部11c’によって上下方向へ案内されることになる。
横桟部材12,13の各々は、複数の固定縦格子構成部材11,11’に対し交差状に溶着される金属製部材であればよく、例えば、固定縦格子構成部材11と略同様の四角筒状の金属製部材が用いられる。
また、可動縦格子20は、横幅方向へ並設された複数の縦長状の可動縦格子構成部材21と、これら可動縦格子構成部材21の下端側を横幅方向へ連結する横桟部材22,23とから構成される。
各可動縦格子構成部材21は、図示例によれば、固定縦格子構成部材11内に挿入されてスライド可能な四角筒状の金属製部材である。
可動縦格子20は、横幅方向において複数に分割され、その各々が独立して開閉動作するようになっている。
より詳細に説明すれば、複数の可動縦格子構成部材21の内、横幅方向における一部の範囲の可動縦格子構成部材21は、一方の横桟部材22によって連結され一体化されている。
また、複数の可動縦格子構成部材21の内、横幅方向における他の範囲の可動縦格子構成部材21は、他方の横桟部材23によって連結され一体化されている。
横桟部材22と横桟部材23の各々は、横桟部材12,13と略同様の材料により形成される。
より詳細に説明すれば、複数の可動縦格子構成部材21の内、横幅方向における一部の範囲の可動縦格子構成部材21は、一方の横桟部材22によって連結され一体化されている。
また、複数の可動縦格子構成部材21の内、横幅方向における他の範囲の可動縦格子構成部材21は、他方の横桟部材23によって連結され一体化されている。
横桟部材22と横桟部材23の各々は、横桟部材12,13と略同様の材料により形成される。
より具体的に説明すれば、図2に示すように、左側の四つの可動縦格子構成部材21は横桟部材22により連結される。これら四つの可動縦格子構成部材21は、主に人等が出入りする幅狭の開口部を開閉する開閉体として用いられる。
また、図2における右側の多数の可動縦格子構成部材21は、図示例によれば横桟部材22よりも長い横桟部材23によって連結される。これら多数の可動縦格子構成部材21は、主に車等が出入りする幅広の開口部を開閉する開閉体として用いられる。
また、図2における右側の多数の可動縦格子構成部材21は、図示例によれば横桟部材22よりも長い横桟部材23によって連結される。これら多数の可動縦格子構成部材21は、主に車等が出入りする幅広の開口部を開閉する開閉体として用いられる。
各可動縦格子構成部材21は、図示例によれば固定縦格子構成部材11よりも若干短く形成され、固定縦格子構成部材11に対しその下端側から挿入され、固定縦格子構成部材11内で長手方向へスライド可能である。
また、駆動機構30は、可動縦格子20における開閉動作する部分の両側に対応する固定縦格子構成部材11,11に対し、その各々の内部に設けられている。
より具体的に説明すれば、図2に例示するように、複数の駆動機構30の一部は、左側の四つの可動縦格子構成部材21からなる開閉動作部分(図3(b)によれば一部の可動縦格子20a)の両端側の可動縦格子構成部材21,21を挿入している固定縦格子構成部材11,11に対し、その各々の内部に設けられる。
また、図2の一例によれば、複数の駆動機構30の他の一部は、右側の多数の可動縦格子構成部材21からなる開閉動作部分(図3(c)によれば一部の可動縦格子20c)の両端側の可動縦格子構成部材21,21を挿入している固定縦格子構成部材11,11に対し、その各々の内部に設けられる。
各駆動機構30は、固定縦格子構成部材11内に固定されるモータ31と、該モータ31の回転軸31aに対し連結部材32を介して連結されるネジ状軸部材33と、該ネジ状軸部材33を回転可能に支持する複数の軸受部材34,35と、該ネジ状軸部材33に螺合されるとともに可動縦格子構成部材21に固定される被螺合部材36と、モータ31及び一方の軸受部材34を一体に支持する基台37と、他方の軸受部材35及び被螺合部材36を一体に支持する基台38とを具備している(図4、図6及び7参照)。
モータ31は、回転軸31aを双方向へ回転可能な電動モータであり、固定縦格子構成部材11上端の開口部から挿入される電線(図示せず)によって、制御回路(図示せず)から電源供給される。
このモータ31は、その回転量が制御されている。この構成によれば、可動縦格子20を途中開放位置で停止することが可能である。
なお、このモータ31には、可動縦格子20を開放位置で停止した際の静止性を、より良好にするために、必要に応じて、回転軸31aを回転不能に拘束するブレーキ装置(図示せず)が設けられる。
このモータ31は、その回転量が制御されている。この構成によれば、可動縦格子20を途中開放位置で停止することが可能である。
なお、このモータ31には、可動縦格子20を開放位置で停止した際の静止性を、より良好にするために、必要に応じて、回転軸31aを回転不能に拘束するブレーキ装置(図示せず)が設けられる。
連結部材32は、モータ31の回転軸31aとネジ状軸部材33とを、同軸状に連結する部材であり、カップリング等と呼称される場合もある。
ネジ状軸部材33は、可動縦格子20のスライド量よりも若干長い軸状であって、その外周に所謂ネジ山を形成している。このネジ状軸部材33の具体例としては、所謂ボールネジを用いればよいが、台形ネジ、角ネジなどのネジの種類は問わない。
ネジ状軸部材33は、可動縦格子20のスライド量よりも若干長い軸状であって、その外周に所謂ネジ山を形成している。このネジ状軸部材33の具体例としては、所謂ボールネジを用いればよいが、台形ネジ、角ネジなどのネジの種類は問わない。
また、一方の軸受部材34は、基台37を介して固定縦格子構成部材11内に固定され、挿通されるネジ状軸部材33の上端側を回動自在に受けている。
他方の軸受部材35は、基台38を介して可動縦格子構成部材21内に固定され、被螺合部材36よりも下方側でネジ状軸部材33を回動自在に受けている。
また、被螺合部材36は、前記基台38を介して前記軸受部材34,35間で、ネジ状軸部材33に螺合する部材であり、可動縦格子構成部材21内に固定されている。
他方の軸受部材35は、基台38を介して可動縦格子構成部材21内に固定され、被螺合部材36よりも下方側でネジ状軸部材33を回動自在に受けている。
また、被螺合部材36は、前記基台38を介して前記軸受部材34,35間で、ネジ状軸部材33に螺合する部材であり、可動縦格子構成部材21内に固定されている。
基台37,38の各々は、金属や合成樹脂等の剛体からなる平板状の部材である。一方の基台37は、回転軸31aに連結部材32を装着したモータ31と軸受部材34とを支持し一体化している(図6参照)。また、他方の基台38は、軸受部材35と被螺合部材36とを支持し一体化している(図7参照)。
次に、駆動機構30を固定縦格子構成部材11及び可動縦格子構成部材21内に装着する手順の一例を詳細に説明する。
先ず、図6に示すように、モータ31及び軸受部材34等を一体に具備した基台37が、固定縦格子構成部材11の開放方向側(図7によれば上方側)の開口部に挿入される。挿入された基台37は、固定縦格子構成部材11の外部から貫挿されるネジ等の止着具39によって固定される。
先ず、図6に示すように、モータ31及び軸受部材34等を一体に具備した基台37が、固定縦格子構成部材11の開放方向側(図7によれば上方側)の開口部に挿入される。挿入された基台37は、固定縦格子構成部材11の外部から貫挿されるネジ等の止着具39によって固定される。
同様にして、軸受部材35及び被螺合部材36等を一体に具備した基台38が、可動縦格子構成部材21の開放方向側(図7によれば上方側)の開口部に挿入され、可動縦格子構成部材21の外部から貫挿されるネジ等の止着具(図示せず)によって固定される。
次に、可動縦格子構成部材21の閉鎖方向側(図7によれば下方側)の開口部からネジ状軸部材33が挿入され、該ネジ状軸部材33の上端部分が軸受部材34に挿通されて連結部材32に接続される。
そして、図7に示すように、固定縦格子構成部材11の閉鎖方向側(図示例によれば下方側)の開口部に対し、可動縦格子構成部材21が挿入されるとともに、ネジ状軸部材33をモータ31によって回転させて被螺合部材36に螺合させ、ネジ状軸部材33の下端側を軸受部材35へ挿通させる。
なお、図7に示す以外の固定縦格子構成部材11に対しても、それぞれ可動縦格子構成部材21が挿入されることで、固定縦格子10に対し可動縦格子20をスライド可能にした建物用開閉装置1が構成される。
なお、図7に示す以外の固定縦格子構成部材11に対しても、それぞれ可動縦格子構成部材21が挿入されることで、固定縦格子10に対し可動縦格子20をスライド可能にした建物用開閉装置1が構成される。
組立て手順の他例としては、モータ31及び軸受部材34等を装着した固定縦格子構成部材11の下端側に、軸受部材35及び被螺合部材36を装着した可動縦格子構成部材21を挿入し、その後で、ネジ状軸部材33を可動縦格子構成部材21の下端側開口部から挿入して連結部材32に連結するようにしてもよい。
更に、他例としては、基台37を省き、モータ31及び軸受部材34を固定縦格子構成部材11内に直接止着したり、基台38を省き、軸受部材35及び被螺合部材36を可動縦格子構成部材21内に直接止着することも可能である。
更に、他例としては、基台37を省き、モータ31及び軸受部材34を固定縦格子構成部材11内に直接止着したり、基台38を省き、軸受部材35及び被螺合部材36を可動縦格子構成部材21内に直接止着することも可能である。
そして、上記構成の建物用開閉装置1は、図1に示すように、建物Aに対し、その前面側の開口部A1を開閉するようにして装着される。
より詳細に説明すれば、建物用開閉装置1の固定縦格子10が、建物Aに対し、開口部A1を確保した状態で、上下方向へわたって取付けられる。
より詳細に説明すれば、建物用開閉装置1の固定縦格子10が、建物Aに対し、開口部A1を確保した状態で、上下方向へわたって取付けられる。
図1に示す好ましい一例によれば、固定縦格子10は、二階部分のベランダA2の前面の下半側部分を覆っている。すなわち、当該建物用開閉装置1の上端側部分は、二階のベランダA2における柵部材として機能している。
固定縦格子10の下端側部分は、開口部A1の上端側を覆うようにしてもよいし、開口部A1を覆うことなく開口部A1よりも上側の前壁面を覆うようにしてもよい。
固定縦格子10の下端側部分は、開口部A1の上端側を覆うようにしてもよいし、開口部A1を覆うことなく開口部A1よりも上側の前壁面を覆うようにしてもよい。
また、固定縦格子10と建物Aとの間の固定箇所については、例えば、固定縦格子10両側の固定縦格子構成部材11’,11’を開口部A1の左右の縁に止着するようにしてもよいし、固定縦格子構成部材11’,11’の下端を地面や床面等に埋め込んで固定してもよく、あるいは、固定縦格子10を開口部A1の上側の壁面に止着するようにしてもよい。
上記のようにして建物Aに装着された建物用開閉装置1は、図3(a)〜(c)に示すようにして、可動縦格子20の全部又は一部を開閉動作可能である。
より詳細に説明すれば、例えば、図3(a)は、可動縦格子20全体を固定縦格子10の下方へ突出させて床面や地面等に当接させた全閉状態を示している。
より詳細に説明すれば、例えば、図3(a)は、可動縦格子20全体を固定縦格子10の下方へ突出させて床面や地面等に当接させた全閉状態を示している。
図3(b)は、比較的幅の狭い一部の可動縦格子20aのみを全開した状態を示す。この可動縦格子20aにより開放された開口部A1aは、例えば、人や比較的小さな物体を通過させるために用いられる。
また、図3(c)は、比較的幅の広い他の一部の可動縦格子20bのみを全開した状態を示す。この可動縦格子20bにより開放される開口部A1bは、例えば、車や比較的大きな物体を通過させるために用いられる。
勿論、図1に示すように、全ての可動縦格子20を全開し、人や車、その他の物体を通過させることも可能である。
上記構成の建物用開閉装置1によれば、可動縦格子20の上下方向へスライドにより、開口部A1を必要に応じて部分的又は全体的に開閉することができる。
しかも、開放動作した際の可動縦格子20を固定縦格子10に沿う上方側へ収納することができるため、前後方向の設置スペースが比較的少なくて済む。
その上、建物Aの開口部A1を縦格子状に頑丈に覆うことができ、防犯性が良好である。
更には、建物用開閉装置1(詳細には固定縦格子10)の上側部分をベランダA2の柵部材として機能させることができ、外観上の体裁も良好である。
しかも、可動縦格子20をネジ機構を備えた駆動機構30によって上下方向へスライドさせる構造であるため、可動縦格子20を所望とする開放位置で停止した場合に、その可動縦格子20が自重によって閉鎖動作してしまうようなことを防ぐことができる。
しかも、開放動作した際の可動縦格子20を固定縦格子10に沿う上方側へ収納することができるため、前後方向の設置スペースが比較的少なくて済む。
その上、建物Aの開口部A1を縦格子状に頑丈に覆うことができ、防犯性が良好である。
更には、建物用開閉装置1(詳細には固定縦格子10)の上側部分をベランダA2の柵部材として機能させることができ、外観上の体裁も良好である。
しかも、可動縦格子20をネジ機構を備えた駆動機構30によって上下方向へスライドさせる構造であるため、可動縦格子20を所望とする開放位置で停止した場合に、その可動縦格子20が自重によって閉鎖動作してしまうようなことを防ぐことができる。
なお、上記実施の形態によれば、固定縦格子構成部材11内で可動縦格子構成部材21がスライドする構成としたが、他例としては、固定縦格子構成部材11に対し環状に設けられた可動縦格子構成部材21が、固定縦格子構成部材11の外面に沿ってスライドする構造とすることも可能である。
更に他例としては、間隔を置いて配置される固定縦格子構成部材11,11の間に可動縦格子構成部材を配置し(図示せず)、この可動縦格子構成部材を固定縦格子構成部材11,11の間に沿って上下方向へスライドさせて、可動縦格子(図示せず)を開閉動作させる構造とすることも可能である。
更に他例としては、複数の固定縦格子構成部材11の内の一部に対し、各固定縦格子構成部材11内へ各可動縦格子構成部材21をスライド可能に挿入し、他の可動縦格子構成部材21を固定縦格子構成部材11の外面に沿ってスライドさせる構造等とすることも可能である。
更に他例としては、複数の固定縦格子構成部材11の内の一部に対し、各固定縦格子構成部材11内へ各可動縦格子構成部材21をスライド可能に挿入し、他の可動縦格子構成部材21を固定縦格子構成部材11の外面に沿ってスライドさせる構造等とすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、複数の固定縦格子構成部材11,11’の内、その両側の固定縦格子構成部材11’,11’を下方へ突出させ、この突出した固定縦格子構成部材11’,11’によって可動縦格子20のスライドを案内するようにしたが、他例としては、複数の固定縦格子構成部材11,11’の内、その横幅方向の中央側の一部の固定縦格子構成部材11を下方へ突出させ、この突出した一部の固定縦格子構成部材11によって可動縦格子20のスライドを案内することも可能である。
また、上記実施の形態によれば、可動縦格子20を単段階的にスライド開閉させる構造としたが、他例としては、固定縦格子10の下方側に、複数の可動縦格子(図示せず)を上下方向へ連なるように複数係合し、これら複数の可動縦格子がそれぞれ上下方向へ伸縮するようにして多段階的にスライド開閉する構造とすることも可能である。より具体的に説明すれば、可動縦格子を構成する筒状の可動縦格子構成部材を、内外で重なり合うようにして複数設け、これら複数の可動縦格子構成部材が伸縮するようにしてスライドする構造とすればよい。
また、上記実施の形態によれば、可動縦格子20を横幅方向において二つに分割したが、他例としては、可動縦格子20を横幅方向において三以上に分割したり、可動縦格子20を分割せずに単一の開閉体としたり等してもよい。
また、上記実施の形態によれば、各可動縦格子構成部材21を中空状に構成したが、他例としては、可動縦格子構成部材21の一部又は全部を中実状に構成して、より頑強な構造とすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、特に好ましい態様としてネジ機構を備えた駆動機構30を用いて可動縦格子20を開閉動作するようにしたが、他例としては、可動縦格子20をワイヤーで吊るとともに、該ワイヤーを上方側の巻取装置(図示せず)により巻き取ったり繰り出したりすることで、可動縦格子20を開閉動作させることも可能である。
更に他例としては、可動縦格子20を手動で開閉する構造とすることも可能である。なお、前記二つの他例においては、可動縦格子20を所望とする開放位置で係止する係止機構を設ける。
更に他例としては、可動縦格子20を手動で開閉する構造とすることも可能である。なお、前記二つの他例においては、可動縦格子20を所望とする開放位置で係止する係止機構を設ける。
A:建物 A1:開口部
1:建物用開閉装置 10:固定縦格子
11,11’:固定縦格子構成部材 11b’:ガイド片
20:可動縦格子 21:可動縦格子構成部材
30:駆動機構 31:モータ
33:ネジ状軸部材 34,35:軸受部材
36:被螺合部材
1:建物用開閉装置 10:固定縦格子
11,11’:固定縦格子構成部材 11b’:ガイド片
20:可動縦格子 21:可動縦格子構成部材
30:駆動機構 31:モータ
33:ネジ状軸部材 34,35:軸受部材
36:被螺合部材
Claims (9)
- 上下方向へのスライドにより建物の開口部を開閉可能な可動縦格子と、
前記可動縦格子の上側で前記可動縦格子をスライド可能に支持するとともに前記建物に対し上下方向へわたって取付け可能な固定縦格子と、を具備したことを特徴とする建物用開閉装置。 - 前記可動縦格子を横幅方向において複数に分割し、その各々が、独立してスライドするようにしたことを特徴とする請求項1記載の建物用開閉装置。
- 前記可動縦格子を横幅方向へ並設された複数の縦長状の可動縦格子構成部材から構成するとともに、前記固定縦格子を横幅方向へ並設された複数の縦長筒状の固定縦格子構成部材から構成し、
前記複数の固定縦格子構成部材の内の少なくとも一つに対し、その内部に、前記可動縦格子構成部材の一つをスライド可能に挿入して、前記可動縦格子のスライドを可能にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の建物用開閉装置。 - 前記複数の固定縦格子構成部材及び可動縦格子構成部材の全部について、各固定縦格子構成部材の内部に各可動縦格子構成部材をスライド可能に挿入したことを特徴とする請求項3記載の建物用開閉装置。
- 複数の前記固定縦格子構成部材の内、その一部の固定縦格子構成部材を下方へ突出させ、この突出した固定縦格子構成部材によって、前記可動縦格子のスライドを案内するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の建物用開閉装置。
- 複数の前記固定縦格子構成部材の内、その両側の固定縦格子構成部材を下方へ突出させ、この突出した固定縦格子構成部材によって、前記可動縦格子のスライドを案内するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の建物用開閉装置。
- 前記固定縦格子構成部材の内部に駆動機構を設け、
該駆動機構の駆動により前記可動縦格子構成部材をスライドさせるようにしたことを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の建物用開閉装置。 - 前記駆動機構は、前記固定縦格子構成部材内に固定されるモータと、該モータの回転軸に連結されるネジ状軸部材と、該ネジ状軸部材を回転可能に支持する軸受部材と、該ネジ状軸部材に螺合されるとともに前記可動縦格子構成部材に固定される被螺合部材とを具備してなることを特徴とする請求項7記載の建物用開閉装置。
- 少なくとも前記モータと前記軸受部材が、前記固定縦格子構成部材の開口端部から内部に挿入可能な一体部品として構成されていることを特徴とする請求項8記載の建物用開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008193300A JP2010031502A (ja) | 2008-07-28 | 2008-07-28 | 建物用開閉装置 |
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ID=41736293
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JP (1) | JP2010031502A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017020311A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-01-26 | 旭ビルウォール株式会社 | 可動ルーバーを含むルーバー構造体 |
US11539281B2 (en) | 2019-01-09 | 2022-12-27 | Green Wave Power Systems Llc | Magnetically-coupled torque-assist apparatus |
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JP2007063816A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Yukio Kataoka | 面格子 |
-
2008
- 2008-07-28 JP JP2008193300A patent/JP2010031502A/ja active Pending
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