JP2010030149A - 印刷制御装置、印刷システム及び印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御装置、印刷システム及び印刷制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】任意の給紙カセットを専有状態に設定可能とし、他の人が専有状態にある給紙カセットを使用することを防ぐ。
【解決手段】複写機1のコピー設定画面において一時専有キーが押下されると、専有カセット設定部111は専有カセット設定画面を表示部に表示させる。そしてユーザによって給紙カセットの選択とパスワードの入力がなされると、専有カセット設定部111は選択された給紙カセットを専有カセットとして設定し、入力されたパスワードを専有パスワードとしてパスワード記憶部121に記憶させる。その後、コピー設定画面において専有カセットが選択された場合、パスワード認証部112はパスワード入力画面を表示させると共に、入力されたパスワードと専有パスワードを比較する。一致したら専有カセットを使用した印刷を実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、任意の給紙カセットを専有状態に設定できる印刷制御装置、印刷システム及び印刷制御方法に関するものである。
プリンタや複写機等の画像形成装置において複数の給紙カセットを備えるものが多く普及している。各給紙カセットには様々な種類やサイズの記録紙を収納させることができ、用途に応じて区別して使用することができる。特許文献1には、複数の給紙カセットのうち特定の給紙カセットを使用する際にはパスワードの入力を行い、認証されれば特定の給紙カセットに収納されている記録紙を使用して画像形成を行うことができる画像形成装置について記載されている。また特許文献2には、給紙カセットに鍵機能を付加し、施錠状態にある給紙カセットを選択不可とする画像形成装置について記載されている。こうすることにより、例えば特定用途の記録紙を収納した給紙カセットの使用を制限することができる。
特開2004−21049号公報 特開2005−178359号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている技術の場合はパスワードを入力して使用許可を得る給紙カセットが予め決められており、特許文献2に記載されている技術の場合は鍵機能を有する給紙カセットが固定されている。従って、ユーザは専有できる給紙カセットを任意に選択することができなかった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、任意の給紙カセットを専有することができ、他の人が専有状態にある給紙カセットを使用することを防ぐ印刷制御装置、印刷システム及び印刷制御方法を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明の印刷制御装置は、記録紙を給紙する給紙手段と、前記給紙手段のうち任意の給紙手段の選択入力を受け付ける選択受付手段と、前記選択された給紙手段を専有状態に設定する専有設定手段と、前記専有状態にある給紙手段を使用するために必要な認証情報の登録を受け付ける認証情報登録受付手段と、前記認証情報登録受付手段が受け付けた認証情報を記憶する認証情報記憶手段と、前記専有状態にある給紙手段を使用するとき、前記認証情報の入力を受け付ける認証情報入力受付手段と、前記認証情報入力受付手段が受け付けた認証情報と前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報が一致するか否かを判断する認証手段と、前記認証情報入力受付手段が受け付けた認証情報と前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報が一致すると判断されたとき、前記専有状態にある給紙手段の使用を許可する許可手段と、を備えたことを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明の印刷システムは、印刷データを送信する端末と、前記印刷データに基づいた印刷を行う印刷装置を備えた印刷システムにおいて、前記印刷装置は、記録紙を給紙する給紙手段と、前記給紙手段のうち任意の給紙手段の選択入力を受け付ける選択受付手段と、前記選択された給紙手段を専有状態に設定する専有設定手段と、前記専有状態にある給紙手段を使用するために必要な認証情報の登録を受け付ける認証情報登録受付手段と、前記認証情報登録受付手段が受け付けた認証情報を記憶する認証情報記憶手段と、前記端末から送信された認証情報と前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報が一致するか否かを判断する認証手段と、前記端末から送信された認証情報と前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報が一致すると判断されたとき、前記専有状態にある給紙手段の使用を許可する許可手段と、を備え、前記端末は、前記専有状態にある給紙手段を使用するとき、前記認証情報の入力を受け付ける認証情報入力受付手段と、前記印刷データと前記認証情報入力受付手段が受け付けた認証情報を前記印刷装置へ送信する送信手段と、を備えたことを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明の印刷制御方法は、記録紙を給紙する給紙手段のうち任意の給紙手段の選択入力を受け付ける選択受付ステップと、前記選択された給紙手段を専有状態に設定する専有設定ステップと、前記専有状態にある給紙手段を使用するために必要な認証情報の登録を受け付ける認証情報登録受付ステップと、前記認証情報登録受付ステップで受け付けられた認証情報を記憶手段に記憶する認証情報記憶ステップと、前記専有状態にある給紙手段を使用するとき、前記認証情報の入力を受け付ける認証情報入力受付ステップと、前記認証情報入力受付ステップで受け付けられ認証情報と前記記憶手段に記憶されている認証情報が一致するか否かを判断する認証ステップと、前記認証情報入力受付ステップで受け付けられ認証情報と前記記憶手段に記憶されている認証情報が一致すると判断されたとき、前記専有状態にある給紙手段の使用を許可する許可ステップと、を有することを特徴としている。
これらの構成によれば、任意の給紙手段を専有状態に設定し、その専有状態にある給紙手段に収納された記録紙を使用して印刷する際にはパスワード等による認証処理を行うことによって、認証情報を知らないと専有状態にある給紙手段を使用することはできない。従って、ユーザは任意の給紙手段を一時的に専有することができる。つまり、専有状態にある給紙手段に収納された用紙を他の人に使用されることを防ぐことができ、装置の利便性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の印刷制御装置であって、前記専有状態にある給紙手段が予め定められた時間使用されなかったとき、前記専有状態を解除する第1解除手段を更に備えたことを特徴としている。
この構成によれば、予め設定された時間専有状態にある給紙手段が使用されなかった場合は専有状態を解除することにより、作業が終了した後も無駄に給紙手段の専有状態が続くことを防ぐことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の印刷制御装置であって、前記専有状態にある給紙手段内に記録紙がないとき、前記専有状態を解除する第2解除手段を更に備えたことを特徴としている。
この構成によれば、専有状態にある給紙手段内に記録紙がないときは専有状態を解除することにより、不必要に給紙手段の専有状態が続くことを防ぐことができる。
この発明によれば、任意の給紙手段を専有状態に設定し、その専有状態にある給紙手段に収納された記録紙を使用して印刷する際にはパスワード等による認証処理を行うことによって、認証情報を知らないと専有状態にある給紙手段を使用することはできない。従って、ユーザは任意の給紙手段を一時的に専有することができる。つまり、専有状態にある給紙手段に収納された用紙を他の人に使用されることを防ぐことができ、装置の利便性を向上させることができる。更に、予め設定された時間専有状態にある給紙手段が使用されなかった場合や記録紙がない場合は専有状態を解除することにより、無駄に給紙手段の専有状態が続くことを防ぐことができる。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の一実施形態に係る印刷制御装置、印刷システム及び印刷制御方法について説明する。尚、本実施の形態では複写機が本発明に係る印刷制御装置を備える場合について説明する。印刷装置は、コピー、プリンタ、ファクシミリ及びスキャナ等の機能を兼ね備えた複合機等であってもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る複写機1の構成を示す側面概略図である。複写機1は、本体部200と、本体部200の用紙搬出側、例えば左側に配設された用紙後処理部300と、ユーザが種々の操作指令等を入力するための入力操作部400と、本体部200の上部に配設された原稿読取部500と、原稿読取部500の上部に配設された原稿給送部600とから構成される。
入力操作部400は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示部410と、ユーザから操作指示が入力される操作キー部430を備える。操作キー部430は、スタートボタン432及びテンキー433等を備える。スタートボタン432は、コピー動作やスキャン動作等の各動作を開始させる指示をユーザから受け付ける。テンキー433は、コピー部数を指定する指示等をユーザから受け付けるキーである。
表示部410は、タッチパネルとLCDとを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成される。表示部410は、種々の操作画面を表示すると共に、ユーザが表示面(表示されている操作キー)をタッチすることで種々の機能の実行指令を入力することが可能とされている。
原稿給送部600は、原稿載置部601、給紙ローラ602、原稿搬送部603及び原稿排出部604を備え、原稿読取部500は、スキャナ501を備える。給紙ローラ602は、原稿載置部601にセットされた所要枚数分の原稿を一枚ずつ繰り出し、原稿搬送部603は、繰り出される原稿を順次スキャナ501の読み取り位置に搬送する。スキャナ501は搬送される原稿の画像を順次読み取り、読み取られた原稿は原稿排出部604に排出される。
本体部200は、複数の給紙カセット201、複数の給紙ローラ202、転写ローラ203、感光体ドラム204、露光装置206、現像装置207、定着ローラ208、排出口209、及び排出トレイ210等を備える。
感光体ドラム204は、矢印方向に回転しながら帯電装置(図示省略)によって一様に帯電される。露光装置206は、原稿読取部500において読み取られた原稿の画像に応じて変調されたレーザ光を感光体ドラム204上に走査し、ドラム表面に各色の静電潜像を形成する。現像装置207は、黒色の現像剤を感光体ドラム204に供給してトナー画像を形成する。
一方、給紙ローラ202は、記録紙が収納された給紙カセット201から記録紙を引き出し、転写ローラ203まで給送する。転写ローラ203は、搬送された記録紙に感光体ドラム204上のトナー像を転写させ、定着ローラ208は、転写されたトナー像を加熱して記録紙に定着させる。その後、記録紙は、本体部200の排出口209から用紙後処理部300に搬入される。また、記録紙は、必要に応じて排出トレイ210へも排出される。
用紙後処理部300は、搬入口301、記録紙搬送部302、搬出口303及びスタックトレイ304等を備える。記録紙搬送部302は、排出口209から搬入口301に搬入された記録紙を順次搬送し、最終的に搬出口303からスタックトレイ304へ記録紙を排出する。スタックトレイ304は、搬出口303から搬出された記録紙の集積枚数に応じて矢印方向に上下動可能に構成されている。
図2は、本実施の形態における複写機1の電気的構成を示す機能ブロック図である。複写機1は、制御部11、記憶部12、原稿読取部500、画像メモリ14、画像処理部15、給紙部16、画像形成部17、入力操作部400及びネットワークI/F部18を備えて構成されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)等によって構成され、入力された指示信号等に応じて記憶部12に記憶されたプログラムを読み出して処理を実行し、各機能部への指示信号の出力、データ転送等を行って複写機1を統括的に制御するものである。また制御部11は、専有カセット設定部111、パスワード認証部112及び専有カセット解除部113を有する。
専有カセット設定部111は、図3に示すコピー設定画面91が表示されているときに、任意の給紙カセット201を一時的に専有状態にする設定を行う一時専有キー41がユーザによって押下されたとき、図4に示す専有カセット設定画面92を表示部410に表示させる。そしてユーザによるパスワード入力を受け付けて、入力されたパスワードを専有パスワードとして後述するパスワード記憶部121に記憶させ、選択された給紙カセット201を専有カセットとして設定する。
パスワード認証部112は、コピー設定画面において使用する給紙カセットとして専有カセットが選択されたとき、図6に示すパスワード入力画面95を表示部410に表示させる。そしてユーザによるパスワード入力を受け付けて、入力されたパスワードとパスワード記憶部121に記憶された専有パスワードを比較して一致するか否かを判断する。尚、本実施の形態では、専有パスワードとしてアルファベットや数字で構成されたパスワードを用いるものとして説明するが、この他に数字で構成された暗証番号、ICカード、ユーザの識別番号等を用いてもよい。
専有カセット解除部113は、専有カセットが予め設定された時間以上使用されなかったときや専有カセット内に記録紙がなかったときに給紙カセットの専有状態を解除する制御を行う。
記憶部12は、複写機1の備える種々の機能を実現するためのプログラムやデータ等を記憶する。本実施の形態では記憶部12はパスワード記憶部121として機能する。パスワード記憶部121は、専有カセット設定画面92においてユーザによって入力された専有パスワードを記憶する。
原稿読取部500は、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等のスキャナ501によって原稿を読み取り、読み取った画像を画像データに変換する。
画像メモリ14は、ネットワークI/F部18を介して外部装置から送信された画像データを一時的に記憶する。画像処理部15は、画像メモリ14に記憶されている画像データに対して画像補正や拡大・縮小等の画像処理を施す。給紙部16は、給紙カセット201から用紙を1枚ずつ繰り出して画像形成部17に搬送する。
画像形成部17は、画像メモリ14から出力された画像データに基づいた画像を用紙に形成する。入力操作部400は、表示部410や操作キー部430を備え、ユーザによって操作がなされると、操作信号を制御部11へ出力する。ネットワークI/F部18は、LANボード等の通信モジュールから構成され、ネットワーク部I/F部18と接続されたネットワーク(不図示)を介して外部装置と種々のデータの送受信を行う。
次に、任意の給紙カセット201を一時的に専有状態にするときの制御部11によって実行される専有カセット設定処理及び印刷処理について説明する。図7及び8は、本実施の形態における専有カセット設定処理及び印刷処理の流れを示すフローチャートである。図3〜6に示した画面例を参照に詳しく説明する。
まず、専有カセット設定処理において、図3のコピー設定画面91で一時専有キー41がユーザによって押下されたことを示す操作信号を制御部11が入力したら(ステップS11;YES)、専有カセット設定部111は表示部410に図4に示す専有カセット設定画面92を表示させる(ステップS12)。そして専有カセット設定画面92が表示されているときにユーザが画面上の用紙選択キー42の何れかを押下し、操作キー部430によってパスワードを入力したら(ステップS13;YES)、専有カセット設定部111は入力されたパスワードを専有パスワードとしてパスワード記憶部121に記憶させ(ステップS14)、押下された用紙選択キー42の示す給紙カセットを専有カセットとして設定する(ステップS15)。
次に、印刷処理において、制御部11は図5に示すようなコピー設定画面93を表示する。給紙カセットのうち専有カセットとして設定されたカセットがある場合、何れの給紙カセットが専有カセットであるかを簡単に視認できるように制御部11は用紙選択キー45のうち専有カセットに対応するキーの近傍にマーク44を表示する。または給紙カセットのイラストにおいて専有カセットに相当するカセット部分をハッチング43等で区別する。
このコピー設定画面93が表示されているときにユーザが使用する給紙カセットとして専有カセットを選択してスタートボタン432を押下したとき、パスワード認証部112は表示部410に図6に示すパスワード入力画面94を表示させる(ステップS22)。このパスワード入力画面94が表示されているときにユーザが操作キー部430によってパスワードを入力すると、パスワード認証部112はパスワード記憶部121に記憶されている専有パスワードに基づいて入力されたパスワードの認証処理を行う。入力されたパスワードと専有パスワードが一致する場合(ステップS23;YES)、制御部11は専有カセット内の記録紙の有無を検知し、記録紙がある場合(ステップS24;YES)、制御部11は専有カセットを使用して印刷を実行する(ステップS25)。
一方、ステップS21において使用する給紙カセットとして専有カセット以外のカセットが選択された場合(ステップS21;NO)、制御部11はその選択された給紙カセットを使用して印刷を実行する(ステップS27)。また、ステップS23において入力されたパスワードと専有パスワードが一致しなかった(ステップS23;NO)、ステップS24において専有カセット内に記録紙がなかった(ステップS24;NO)と判別された場合、制御部11は印刷を実行できない旨をユーザに知らせるためのエラーメッセージを表示部410に表示させ、印刷を中止する(ステップS26)。
専有カセット内に記録紙がなかった場合に印刷を行わない理由は、使用するカセットとして専有カセットが選択された場合、専有カセット内に収納されている特別な用紙で印刷を行おうとしている可能性が高いため、専有カセット内に記録紙がないからといって自動的に別の給紙カセットを使用して印刷する設定としても、その後特別な用紙を専有カセットに収納して印刷をし直すことになると、自動的に別の給紙カセットを使用して印刷した記録紙が無駄になってしまうことを防ぐためである。
また、専有カセット内に記録紙がない場合、専有カセット解除部113は専有カセットを通常の状態に戻し、パスワード記憶部121に記憶されている専有パスワードを消去して、給紙カセットの専有状態を解除してもよい。このように、専有カセット内に記録紙がない場合、エラーメッセージを表示部410に表示させて印刷を中止するか、且つ/又は専有状態を解除するかは、ユーザによって予め設定可能としてもよい。
更に、専有カセット設定画面92において専有カセットが設定された後、予め定められた時間専有カセットが使用されなかった場合、専有カセット解除部113は専有カセットを通常の状態に戻し、パスワード記憶部121に記憶されている専有パスワードを消去する。つまり給紙カセットの専有状態を解除する。
従来、ユーザ独自のサイズの記録紙や会社ロゴ等の入った特別紙、又は高品質なコピー用紙など特別な用紙を給紙カセットに収納させてコピー作業を行うとき、ユーザが特別な用紙を給紙カセットに収納させたまま他の作業に取りかかってしまうと、その間に別の人が知らずにその特別な用紙を使用してコピーをしてしまう場合があった。
そこで上記で説明したように、給紙カセットを専有カセットとして設定し、その専有カセットを使用する際にはパスワード認証を行うようにすることによって、専有パスワードを知らない人は専有カセットを使用することはできないため、ユーザは任意の給紙カセットを一時的に専有することができる。つまり、専有カセットに収納された用紙を他の人に使用されることを防ぐことができ、複写機としての利便性を向上させることができる。
更に、予め設定された時間専有カセットが使用されなかった場合は専有状態を解除することにより、作業が終了した後も無駄に専有カセットの専有状態が続くことを防ぐことができる。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、複写機1においてコピーする際について説明した。第2の実施の形態では、個人で使用するパーソナルコンピュータ(パソコン)と複合機とがネットワークで接続されており、パソコンから複合機に対して印刷要求が行われる場合について説明する。
図9は、複数のパソコン2と複合機3で構成されるネットワーク100について示した図である。パソコン2と複合機3はネットワークNを介して接続されている。パソコン2は、文書や画像の印刷データと共に印刷要求をネットワークNを介して複合機3へ送信する。クライアント2は1台又は複数台あり、それぞれネットワークNに接続されている。
複合機3は、パソコン2から送信された印刷要求に応答して印刷データに基づいた文書や画像を記録紙等に印刷する。複合機3は、コピー、プリンタ、ファクシミリ及びスキャナ等の機能を兼ね備えた複合機であるが、プリンタ機能のみを備える装置でも構わない。ネットワークNは、コンピュータネットワークであり、LAN(Local Area Network)等によって実現される。
複合機3の電気的構成は第1の実施の形態において図2を用いて説明した複写機1の電気的構成と同様である。また、複合機3の表示部410に表示される画面例も図3〜6に示した画面例と同様である。更に、専有カセット設定処理は図7に示すフローチャートの流れに従って、複合機3においてユーザの操作に伴って行われる。従って、本実施の形態では印刷処理についてのみ説明する。
図10は、本実施の形態における印刷処理の流れを示すフローチャートである。まず複合機3の制御部11は、何れの給紙カセットが専有状態にあるのかを示す専有カセット情報をパソコン2に送信させる(ステップS31)。パソコン2は専有カセット情報を受信する(ステップS41)。そして、プリンタドライバの起動によってモニタ上に表示される印刷設定画面において使用するカセットとして専有カセットが選択された場合(ステップS42;YES)、パソコン2の制御部(認証情報入力受付手段)はモニタにパスワード入力画面を表示させる(ステップS22)。そしてパソコン2のネットワークI/F部(送信手段)は入力されたパスワードと文書データや画像データ等を含む印刷データをネットワークNを介して複合機3へ送信する(ステップS44)。
複合機3のネットワークI/F部18は受信した印刷データを制御部11へ出力し、制御部11は選択された給紙カセットが専有カセットであるか否かを判別する。専有カセットである場合(ステップS33;YES)、パスワード認証部112はパスワード記憶部121に記憶されている専有パスワードに基づいて送信されたパスワードの認証処理を行う。送信されたパスワードと専有パスワードが一致する場合(ステップS34;YES)、制御部11は専有カセット内の記録紙の有無を検知し、記録紙がある場合(ステップS35;YES)、制御部11は専有カセットを使用して印刷を実行する(ステップS36)。
一方、ステップS33において使用する給紙カセットは専有カセット以外のカセットであると判別された場合(ステップS33;NO)、制御部11はその選択された給紙カセットを使用して印刷を実行する(ステップS37)。また、ステップS34において送信されたパスワードと専有パスワードが一致しなかった(ステップS34;NO)、ステップS35において専有カセット内に記録紙がなかった(ステップS35;NO)と判別された場合、制御部11は印刷を実行できないことをユーザに知らせるためのエラーメッセージを送信させる(ステップS38)。パソコン2の制御部はエラーメッセージを受信すると(ステップS45)、モニタ上にエラーメッセージを表示させる。又は、専有カセット内に記録紙がない場合、専有カセット解除部113は専有カセットを通常の状態に戻し、パスワード記憶部121に記憶されている専有パスワードを消去して、給紙カセットの専有状態を解除してもよい。
尚、パスワード認証処理は複合機3のパスワード認証部112が行うこととしたが、複合機3は専有パスワードを専有カセット情報としてパソコン2に送信し、パソコン2側でパスワード認証処理を行うようにしてもよい。
また第1の実施の形態と同様に、予め定められた時間専有カセットが使用されなかった場合、専有カセット解除部113は専有カセットを通常の状態に戻し、パスワード記憶部121に記憶されている専有パスワードを消去する。つまり給紙カセットの専有状態を解除する。
以上、説明したように、給紙カセットを専有カセットとして設定し、その専有カセットを使用する際にはパスワード認証を行うようにすることによって、専有パスワードを知らない人は専有カセットを使用することはできないため、ユーザは任意の給紙カセットを一時的に専有することができる。つまり、専有カセットに収納された用紙を他の人に使用されることを防ぐことができ、複写機としての利便性を向上させることができる。更に、予め設定された時間専有カセットが使用されなかった場合は専有状態を解除することにより、作業が終了した後も無駄に専有カセットの専有状態が続くことを防ぐことができる。
複写機の側面概略図。 複写機の電気的構成を示す機能ブロック図。 コピー設定画面の一例を示す図。 専有カセット設定画面の一例を示す図。 コピー設定画面の一例を示す図。 パスワード入力画面の一例を示す図。 専有カセット設定処理の流れを示すフローチャート。 第1の実施の形態における印刷処理の流れを示すフローチャート。 第2の実施の形態におけるネットワーク構成について説明する図。 第2の実施の形態における印刷処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1 複写機(印刷装置)
200 本体部
201 給紙カセット(給紙手段)
300 用紙後処理部
400 入力操作部(選択受付手段、認証情報登録受付手段、認証情報入力受付手段)
500 原稿読取部
600 原稿給送部
11 制御部
111 専有カセット設定部(専有設定手段)
112 パスワード認証部(認証手段、許可手段)
113 専有カセット解除部(第1解除手段、第2解除手段)
12 記憶部
121 パスワード記憶部(認証情報記憶手段)
14 画像メモリ
15 画像処理部
16 給紙部
17 画像形成部
18 ネットワークI/F部
2 パソコン(端末)
3 複合機
N ネットワーク

Claims (5)

  1. 記録紙を給紙する給紙手段と、
    前記給紙手段のうち任意の給紙手段の選択入力を受け付ける選択受付手段と、
    前記選択された給紙手段を専有状態に設定する専有設定手段と、
    前記専有状態にある給紙手段を使用するために必要な認証情報の登録を受け付ける認証情報登録受付手段と、
    前記認証情報登録受付手段が受け付けた認証情報を記憶する認証情報記憶手段と、
    前記専有状態にある給紙手段を使用するとき、前記認証情報の入力を受け付ける認証情報入力受付手段と、
    前記認証情報入力受付手段が受け付けた認証情報と前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報が一致するか否かを判断する認証手段と、
    前記認証情報入力受付手段が受け付けた認証情報と前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報が一致すると判断されたとき、前記専有状態にある給紙手段の使用を許可する許可手段と、
    を備えた印刷制御装置。
  2. 前記専有状態にある給紙手段が予め定められた時間使用されなかったとき、前記専有状態を解除する第1解除手段を更に備えた請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記専有状態にある給紙手段内に記録紙がないとき、前記専有状態を解除する第2解除手段を更に備えた請求項1又は2に記載の印刷制御装置。
  4. 印刷データを送信する端末と、前記印刷データに基づいた印刷を行う印刷装置を備えた印刷システムにおいて、
    前記印刷装置は、
    記録紙を給紙する給紙手段と、
    前記給紙手段のうち任意の給紙手段の選択入力を受け付ける選択受付手段と、
    前記選択された給紙手段を専有状態に設定する専有設定手段と、
    前記専有状態にある給紙手段を使用するために必要な認証情報の登録を受け付ける認証情報登録受付手段と、
    前記認証情報登録受付手段が受け付けた認証情報を記憶する認証情報記憶手段と、
    前記端末から送信された認証情報と前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報が一致するか否かを判断する認証手段と、
    前記端末から送信された認証情報と前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報が一致すると判断されたとき、前記専有状態にある給紙手段の使用を許可する許可手段と、
    を備え、前記端末は、
    前記専有状態にある給紙手段を使用するとき、前記認証情報の入力を受け付ける認証情報入力受付手段と、
    前記印刷データと前記認証情報入力受付手段が受け付けた認証情報を前記印刷装置へ送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷システム。
  5. 記録紙を給紙する給紙手段のうち任意の給紙手段の選択入力を受け付ける選択受付ステップと、
    前記選択された給紙手段を専有状態に設定する専有設定ステップと、
    前記専有状態にある給紙手段を使用するために必要な認証情報の登録を受け付ける認証情報登録受付ステップと、
    前記認証情報登録受付ステップで受け付けられた認証情報を記憶手段に記憶する認証情報記憶ステップと、
    前記専有状態にある給紙手段を使用するとき、前記認証情報の入力を受け付ける認証情報入力受付ステップと、
    前記認証情報入力受付ステップで受け付けられ認証情報と前記記憶手段に記憶されている認証情報が一致するか否かを判断する認証ステップと、
    前記認証情報入力受付ステップで受け付けられ認証情報と前記記憶手段に記憶されている認証情報が一致すると判断されたとき、前記専有状態にある給紙手段の使用を許可する許可ステップと、
    を有する印刷制御方法。
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