JP2010029877A - ヘミング加工装置 - Google Patents

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Eisaku Hasegawa
栄作 長谷川
Hideshi Takekuma
秀史 竹熊
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Abstract

【課題】ガイドローラ自体の摩耗を低減し、その結果、耐久性に優れ、且つヘミング加工の製造コストを低廉化する。
【解決手段】ヘミング加工装置は、ワークの縁部に対してヘミング加工を行う加工ローラと、前記加工ローラに対向するように前記ワークを挟んで配置されるガイドローラと、前記加工ローラと前記ガイドローラの間に配置され、一方の面に前記ワークが載置されると共に、他方の面に前記ガイドローラを案内する案内溝が設けられた金型と、前記加工ローラと前記ガイドローラを移動自在に支持する移動手段とを備え、前記ガイドローラは、前記案内溝に係合する第1ガイドローラと、前記案内溝近傍に当接する第2ガイドローラとを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、加工ローラを用いてワークの縁部を折り曲げるヘミング加工装置に関する。
例えば、自動車のボンネット、トランク及びドア等の縁部に対しては、パネルの縁部が起立したフランジをパネルの内側方向へ折り曲げるヘミング加工が行われる場合がある。このヘミング加工としては、固定金型の上にパネルを位置決め保持しておき、該パネル縁部のフランジに対して加工ローラを押しつけながら折り曲げるロールヘミング加工を挙げることができる。ロールヘミング加工(以下単に、ヘミング加工という)では、一般に、折り曲げ角度が大きいため折り曲げ精度を考慮して予備曲げ(プリヘミング)や仕上げ曲げ(本ヘミング)といった複数段階の工程を経て加工を行っている。
このようなヘミング加工において、特許文献1には、加工精度の低下を防止すると共に、ロボットへの過大な負荷を防止するため、ワークの被加工部にそって転動されるヘムローラと、上記ワークが載置される基台の周縁フランジを前記ヘムローラと共に挟持してガイドレールに沿って転動されるガイドローラとを回転可能に軸支する加工ヘッドを備えたローラ加工装置が記載されている。
ところで、特許文献1の装置では、周辺フランジにガイドレールを設ける構造を例示しているが、このガイドレールを配設することなく、寧ろ、周辺フランジにガイド用の湾曲した凹溝を設け、この凹溝に湾曲した凸状の面を有するガイドローラを係合させてヘムローラとの協働作用下にヘミング加工する装置も既に提案されている(特許文献2)。
特開2006−88217号公報 特開2008−23587号公報
本発明は、特許文献2に記載のヘミング加工装置に関連してなされたものであって、ヘミングローラからの加圧力を受ける金型に対するガイドローラ側の接触面積を大とすることにより、ガイドローラ自体の摩耗を低減することが可能となり、その結果、耐久性に優れ、且つヘミング加工の製造コストを低廉化できるヘミング加工装置を提供することを目的とする。
本発明のヘミング加工装置は、
ワークの縁部に対してヘミング加工を行う加工ローラと、
前記加工ローラに対向するように前記ワークを挟んで配置されるガイドローラと、
前記加工ローラと前記ガイドローラの間に配置され、一方の面に前記ワークが載置されると共に、他方の面に前記ガイドローラを案内する案内溝が設けられた金型と、
前記加工ローラと前記ガイドローラを移動自在に支持する移動手段と、
を備え、
前記ガイドローラは、少なくとも前記案内溝に係合する第1ガイドローラと、前記案内溝近傍に当接する第2ガイドローラとからなることを特徴とする。
これにより、ヘミング加工をする際、ヘミングローラを介して付与されるワーク折曲のための圧力を、金型とガイドローラとの間の接触面積を大きくすることで、前記ガイドローラに負荷される応力を分散せしめ、これによって前記第1ガイドローラの摩耗量を低減させる。このため、ガイドローラの耐久性が増し、結果的にヘミング加工の製造コストが低廉化可能となる。
なお、本発明において、前記第1ガイドローラと、前記第2ガイドローラとを互いに独立して回転可能に支持してもよい。このような構成により、コーナー部位のあるワークに対して加工しようとするとき、該コーナー部でガイドローラが、移動距離に応じて回転するために摩擦力が低減でき、噛み付きもなくなる。しかも、前記第1ガイドローラと前記第2ガイドローラを互いに独立して構成し、両者が着脱自在であれば、それぞれの摩耗量により、別々に交換することができるため、ヘミング加工の製造コストをより、低廉化することができる。さらに、前記第1ガイドローラと、前記第2ガイドローラとが一体的に形成されてもよい。受圧力を増加させることができるからである。
本発明によれば、第2ガイドローラがワークのガイド溝脇に略線接触しながら転動することで、ワークに対する接触面積を大きくすることにより、第1ガイドローラの摩耗を低減することができる。
従って、ヘミング加工の製造コストを低廉化することが可能となる。
以下、本発明に係るヘミング加工装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態としてのヘミング加工装置10により、アウタパネル12とインナパネル14とからなるワークWの縁部に対してヘミング加工を行う様子を説明するための斜視図である。本実施形態に係るヘミング加工装置10は、ワークWのアウタパネル12の縁部から略直角に起立した形状のフランジ16をアウタパネル12の内側方向へ折り曲げることで、ワークWに対するヘミング加工を行う。
図1に示すように、ヘミング加工装置10は、ワークWを載置する加工テーブル18と、先端にヘミングユニット20を支持するロボット(移動手段)22とを有する。ワークWは、前記加工テーブル18上で金型24を介して支持されている。なお、ワークWは、所定のワーク自動交換手段によって加工テーブル18に搬入、搬出されるようにしてもよい。
ロボット22は、産業用多関節型であって、プログラム動作によりヘミングユニット20を任意の位置に且つ任意の姿勢に移動可能である。該ロボット22は、図示しないティーチングペンダントの操作により、実際に動作を行わせながら動作ティーチングを行うことができる。さらに、3次元CAD(Computer Aided Design)等を用いたオフライン処理によって、実際のロボット22を動作させることなく動作ティーチングを行うことも可能である。このようなロボット22は、制御装置であるコントローラ26の制御下に動作する。
図2は、前記金型24上で支持されたワークWの縁部の曲率を有した部分であるコーナー部Cnの周辺を示す一部拡大平面図である。なお、図2では簡単のため、アウタパネル12、インナパネル14及びフランジ16はまとめてワークWとして図示している。
金型24は、その表面(上面)にワークWが載置される一方、裏面(下面)には図7A中に示すように断面が湾曲した第1溝27及び第2溝28が形成されている。該第1溝27及び第2溝28は、後述するガイドローラ32を案内する案内溝として機能する溝部であり、ワークWの縁部の直線部と平行する直線状に形成されている。
図3に示すように、ヘミングユニット20は、ロボット22の先端に固定されたブラケット22aを介して支持され、該ブラケット22aに取り付けられた外箱21内に収納されている。該ヘミングユニット20は、外箱21の側面に形成された長尺な孔部21aから突出したヘミングローラ(加工ローラ)30及びガイドローラ32を有する。なお、図3以降の各図面においては、ヘミングローラ30の回転軸が孔部21aから突出した方向をX1方向、その反対方向をX2方向と規定し、ヘミングローラ30及びガイドローラ32が並ぶ方向においてガイドローラ32からヘミングローラ30に向かう方向をY1方向、その反対方向をY2方向と規定する。また、前記X1方向及びX2方向をまとめてX方向、前記Y1方向及びY2方向をまとめてY方向と呼ぶこともある。
ヘミングローラ30は、孔部21aからX1方向に突出した押出機構(位置変位手段)34を構成するスライダ36の先端部において、支軸30aにより回転自在に軸支されている(図4参照)。
底板33a及び該底板33aのX方向両端からY1方向に突設された一対の側板33b、33bにより、U字状の支持枠33が構成されている(図5参照)。ガイドローラ32は、前記一対の側板33b、33b間にて、支軸32aにより回転自在に軸支されている。図示していないが、ガイドローラ32は支軸32aに軸受部材を介して支持されてもよい。前記支軸30a、32aの軸方向はX方向を指向している。また、前記底板33aの下面は、孔部21aからX1方向に突出した支持部材35からY1方向に突設された旋回軸(方向変更手段)42により旋回自在に軸支されている。該旋回軸42の軸中心はガイドローラ32の中心を通過している。従って、支持枠33で支持されているガイドローラ32は、旋回軸42によりその転動方向が旋回自在に構成されていることになる。
さらに、ヘミングローラ30及びガイドローラ32は、Y方向に移動可能であり、支軸30aと支軸32aとの間隔が調整されることで、ヘミングローラ30及びガイドローラ32により挟まれるワークWに対して加圧することができる。このようなヘミングローラ30及びガイドローラ32は、後述するフローティング機構を介してロボット22に支持されており、これらは相対的な位置を保持しながらX方向及びY方向に移動可能であって、外力によって従動的且つ弾性的に移動可能に構成されている。
ヘミングローラ30は、先端側に設けられたテーパローラ38と、該テーパローラ38と一体構造で基端側に設けられた円筒ローラ40とからなる。テーパローラ38は、側面視で45°に傾斜した先細り形状の円錐台である。円筒ローラ40は、テーパローラ38の基端側最大径部よりもやや大径の円筒形状である。
ガイドローラ32は、厚さが狭幅に設定された円盤形状であり、金型24に設けられた断面湾曲形状の第1溝27又は第2溝28に係合可能である第1ガイドローラ39と、該第1ガイドローラ39と一体構造で基端側に設けられた第2ガイドローラ41とからなる(図6等参照)。前記第1ガイドローラ39の湾曲した頂部は、図7Aに示すように、断面が湾曲した第1溝27、第2溝28の頂面に点接触で当接する。すなわち、図7Bに示すように、第1ガイドローラ39の半径r1は、第1溝27の半径r2よりも小さい(r1<r2)。従って、第1ガイドローラ39は、その頂部が前記第1溝27に点接触し、すなわち、第1ガイドローラ39の頂部の両側と前記第1溝27との間には隙間S1、S2が形成される。さらに、前記第1ガイドローラ39と同軸で第2ガイドローラ41が設けられる。前記第2ガイドローラ41は円盤状であって金型24の下面に線接触で当接する。すなわち、第1ガイドローラ39は第1溝27と点接触してその両側に隙間S1、S2を有するため、ヘミング加工の際に曲率の小さいコーナー部があっても、第1溝27との間で噛み付きを生ずることなく、容易に転動することができる。第2ガイドローラ41は、第1ガイドローラ39よりやや小径の円筒形状であり、前記第1溝27又は第2溝28に第1ガイドローラ39が係合した際、金型24の裏面に当接する寸法が選択される。なお、図示していないが、第1ガイドローラ39と第2ガイドローラ41とは支軸32aに対し、軸受部材を介して回転自在に支承されてもよい。前記第1ガイドローラ39と第2ガイドローラ41は、図7Aに示すように、一体構造で設けられなくても良く、図8に示すように、それぞれが独立して回転するようにしても良い。これにより、例えば後述するコーナー部Cnを曲がる時に、第1ガイドローラ39と第2ガイドローラ41とが移動距離に応じて、独立して回転できると共に、摩耗を低減することができる。すなわち、第1ガイドローラ39と第2ガイドローラ41は一体化された形状のものでもよいが、両者を相互に独立して支軸32aに着脱自在に取り付けるように構成してもよい。一方、支軸32aに対し、第1ガイドローラ39を一体構造とし、第2ガイドローラ41のみを着脱自在とし、又はこれと逆の構造としてもよい。第2ガイドローラ41は、第1ガイドローラ39よりやや小径の円筒形状であり、前記第1溝27又は第2溝28に第1ガイドローラ39が係合した際、金型24の裏面に当接する寸法が選択される。このようなガイドローラ32の第1ガイドローラ39は、第1溝27又は第2溝28との係合作用により、ヘミングローラ30のフランジ16に対するX方向及びY方向での変位を規制しながら、該ヘミングローラ30をフランジ16に沿って案内する機能を果たす。また、ガイドローラ32の第2ガイドローラ41は、第1溝27又は第2溝28の脇近傍に略線接触しながら転動することができる。従って、ガイドローラ32と、金型24との接触面積を大きくすることにより、ガイドローラ32の摩耗量を低減することができる。第1ガイドローラ39と第2ガイドローラ41とを互いに独立した構造の場合、それぞれの摩耗量に応じて、交換することが可能となるため、よりコストを削減することができる。
なお、図7Aに示すように、第2ガイドローラ41は、第1ガイドローラ39の1側面のみ設けてもよいが、図7Aの点線に示すように、第1ガイドローラ39の反対側に装着しても良く、また第1ガイドローラ39の両側に装着してもよい。
ここで、ヘミングユニット20について、図4〜図6を参照して詳細に説明する。図4は、ヘミングユニット20の構造を示す斜視図であり、図5は、ヘミングユニット20のヘミング加工前の状態を示す一部断面側面図であり、図6は、ヘミングユニット20のヘミング加工時の状態を示す一部断面側面図である。なお、図4〜図6では、ヘミングユニット20の構造が視認可能となるように外箱21を二点鎖線で透明状に図示している。
ヘミングユニット20は、ヘミングローラ30をその軸方向(X方向)に変位可能に支持する押出機構34と、ガイドローラ32の旋回動作の可否を選択的に切換制御するロック機構44とを有する。さらに、ヘミングユニット20は、前記押出機構34を先端(X1方向端面)に支持する第1可動部46と、前記支持部材35及びロック機構44を先端(X1方向端面)に支持する第2可動部48と、第1可動部46及び第2可動部48を基端側(X2側)で連結し、これら第1可動部46及び第2可動部48をY方向に変位させるシリンダ50及びロッド52とを有する。第1可動部46、第2可動部48及びシリンダ50は、基部54を介してロボット22により支持されている。
押出機構34は、孔部56aが形成された角柱状の支持部材56と、前記孔部56a内に収納されたモータ58と、該モータ58の回転軸に連結されたボールねじ60と、該ボールねじ60と螺合するナット36a、36bを内装した孔部36cが形成されたスライダ36とを有する。モータ58は、例えばサーボモータである。モータ58によりボールねじ60が回転駆動されることで、スライダ36及びヘミングローラ30はX方向に進退移動可能且つ所望の位置で固定可能である。
ロック機構44は、平板状の突き当て部62を先端に支持するロッド64と、該ロッド64をX方向に変位させるシリンダ66とを有する。このようなロック機構44では、シリンダ66の駆動作用下に、ロッド64がX1方向に延出され、突き当て部62がガイドローラ32を支持する支持枠33の側板33bに当接すると(図10参照)、ガイドローラ32の旋回軸42を中心とした旋回動作が禁止(ロック)されることになる。一方、シリンダ66の駆動作用下に、ロッド64がX2方向に縮退され、突き当て部62が支持枠33から離間すると(図11参照)、ガイドローラ32の旋回軸42を中心とした旋回動作が許可(アンロック)されることになる。なお、図10に示すように、ヘミングユニット20では、前記ロック機構44によるロック時には、突き当て部62の下部が支持部材35のX2方向側面にも当接するように構成されている。これにより、ロッド64の延出時に突き当て部62が支持枠33に当接した際、旋回軸42にX1方向の負荷が生じ、該旋回軸42が破損するような不都合を防止することができる。
以上のように、ヘミングユニット20では、ヘミングローラ30及びガイドローラ32は、押出機構34の作用下にその軸方向の位置を相対的に変位可能に構成されると共に、旋回軸42の作用下にその転動(進行)方向を相対的に変化可能に構成されている。
なお、図4に示すように、前記シリンダ50、モータ58及びシリンダ66の動作は、ロボット22の動作と同様、コントローラ26により駆動制御される。
次に、基部54は、側面視(図5参照)でY方向に延在する長尺平板状の長板68と、該長板68のX1方向に並設された長板68よりも短い平板70と、前記長板68及び平板70のY2側端面を連結する第3可動部72とを有する。
長板68は、第3可動部72の中央よりもややX2方向側の箇所からY1方向に突設されている。該長板68の先端(Y1方向端面)には平板状の先端支持部材74が固定されている。第3可動部72は、ブラケット22aに固定された支持部材22b、22c間でX方向に延在支持されたレール76に対し、リニアガイド78を介してX方向に変位自在に支持されている。また、第2可動部48に固定された前記支持部材35と、第2可動部48からY2方向に延出された延出部80の先端(Y2方向端部)からX1方向に向かって平板70に接触しないように突設された支持部材82との間には、第1支持手段84及び第2支持手段86が直列に配設されている。該第1支持手段84と第2支持手段86の間には、これらを仕切るようにして仕切部87が設けられている。
前記長板68のX1側には、該長板68と平行にレール88が延在している。第1可動部46及び第2可動部48は、レール88に対して、それぞれリニアガイド90及び92を介してY方向に変位自在に支持されている。つまり、第1可動部46及び第2可動部48は、リニアガイド90、92及びレール88等を介して、基部54に支持されていることになる。
ここで、前記第2可動部48は、仕切部87の介在により、第1支持手段84及び第2支持手段86を介してY方向に従動的且つ弾性的に支持されている。すなわち、第2可動部48が第1可動部46から離間する方向に変位すると、第2支持手段86が仕切部87によって縮められ(図5参照)、第2可動部48が第1可動部46に接近する方向に変位すると、第1支持手段84が仕切部87によって縮められる(図6参照)。
さらに、支持部材22cからY1方向に突設された突出部22dと長板68とは、第3支持手段94により従動的且つ弾性的に支持されている。第3支持手段94は、突出部22dと長板68の幅方向(X方向及びY方向と直交する方向)の両側端部を連結するように2個一対で設けることが好ましいが、突出部22dと長板68の幅方向の中心部を連結するように1個とすることもできる。
前記のような第1支持手段84、第2支持手段86及び第3支持手段94は、何れも同様な構成からなる。第1支持手段84は、軸部84aと、該軸部84aの周囲に設置されるスプリング84bとから構成される。第2支持手段86は、軸部86aと、該軸部86aの周囲に配置されるスプリング86bとから構成される。同様に、第3支持手段94は、軸部94aと、該軸部94aの周囲に設置されるスプリング94bとから構成される。なお、各軸部84a、86a、94aは、例えば油圧式ダンパ又は空気式ダンパ等により構成してもよい。
ヘミングユニット20では、第1支持手段84及び第2支持手段86が前記のような構成を有する。このため、第2可動部48は、リニアガイド92により基部54に対してY方向に変位自在に支持されると共に、第1支持手段84、第2支持手段86及び仕切部87により基部54に対して、Y方向に従動的且つ弾性的に支持されている。同様に、第3支持手段94が前記のような構成を有するため、基部54は、第3支持手段94によりロボット22に固定された突出部22dに対して、X方向に従動的且つ弾性的に支持されている。
ところで、第2可動部48のX2方向に延在する基端側においてシリンダ50が連結された部分の裏面には、Y2方向に突出した第1ストッパ96が設けられている。該第1ストッパ96は、突出部22dの先端(Y1方向端部)でY1方向に開口した第2ストッパ98と係合自在である。すなわち、第1ストッパ96の先端が略円錐台状の凸部とされ、第2ストッパ98が前記第1ストッパ96の先端が挿入可能な略すり鉢状の凹部とされる。これにより、図5に示すように、シリンダ50のロッド52が延出して、ヘミングローラ30とガイドローラ32との間隔が最大限に開いている状態、すなわち後述するヘミング加工前又は加工後においてヘミングローラ30がワークWと離間している状態では、第1ストッパ96と第2ストッパ98とは係合する。
一方、図6に示すようにシリンダ50のロッド52が縮退して、ヘミングローラ30とガイドローラ32との間隔が狭持されている状態、すなわち後述するヘミング加工時においてヘミングローラ30がワークWと接触している状態では、第1ストッパ96と第2ストッパ98とは係合しない。
なお、第1可動部46は、シリンダ50のロッド52が延出し、第1ストッパ96と第2ストッパ98とが係合している状態では(図5参照)、該シリンダ50に連結されたロッド52によるY1方向への押圧力により、先端支持部材74に当接支持される。一方、シリンダ50のロッド52が縮退し、第1ストッパ96と第2ストッパ98とが係合していない状態では(図6参照)、第1可動部46は、ロッド52によるY2方向への引き付け力により、第2可動部48と接近した状態で保持される。
本実施形態におけるヘミング加工装置10のヘミングユニット20は、以上のように構成される。すなわち、ヘミングローラ30は支軸30aの軸方向(X方向)に、押出機構34により変位自在に構成されている。また、ガイドローラ32は、支軸32aを狭持する支持枠33と共に旋回軸42により旋回自在に構成されている。そして、このような旋回軸42によるガイドローラ32の旋回動作は、ロック機構44の作用下に、ロック又はアンロックすることができる。
また、本実施形態におけるヘミングユニット20は、第1ストッパ96と第2ストッパ98とが係合していない状態では(図6参照)、第1可動部46及び第2可動部48がリニアガイド90、92を介し、基部54に対してY方向に一体的に変位自在に支持されると共に、該Y方向への変位は、第1支持手段84及び第2支持手段86により従動的且つ弾性的に支持されている。そして、このように第1可動部46及び第2可動部48を支持する基部54は、リニアガイド78を介して、ロボット22に対してX方向に変位自在に支持されると共に、該X方向への変位は、第3支持手段94により従動的且つ弾性的に支持されている。従って、第1可動部46及び第2可動部48、すなわち、ヘミングローラ30及びガイドローラ32は、ロボット22に対してX方向及びY方向に変位自在に、さらに従動的且つ弾性的に支持されていることになる。
このように、ヘミングユニット20では、リニアガイド78、90、92と、第1支持手段84、第2支持手段86及び第3支持手段94とが、ヘミングユニット20とロボット22との間に介在するフローティング機構として作用することになる。
一方、第1ストッパ96と第2ストッパ98とが係合している状態では(図5参照)、第1可動部46及び第2可動部48のY方向への変位が、シリンダ50のロッド52の延出力により規制され、基部54のX方向への変位が第1ストッパ96と第2ストッパ98との係合により規制される。すなわち、この場合には、前記フローティング機構によるフローティング作用が規制され、ヘミングローラ30及びガイドローラ32は、ロボット22に対して剛性的に固定支持されていることになる。
次に、以上のように構成されるヘミング加工装置10を用い、コーナー部Cnを含むワークWのフランジ16へのヘミング加工の処理手順について、図9〜図14を参照しながら説明する。この場合、ヘミング加工装置10により、図10A及び図10Bの矢印1、3で示すワークWの直線部と、矢印2、4で示すコーナー部Cnに対して、矢印1〜4の順にヘミング加工を行う場合を例示して本実施形態に係る処理手順を説明する。なお、図10A及び図10Bにおいて、矢印1〜4は、ロボット22により移動制御されるヘミングローラ30の転動(進行)方向を示し、矢印A、Bは、ガイドローラ32の転動(進行)方向を示している。また、図10A及び図10Bでは簡単のため、第2溝28を省略すると共に、アウタパネル12、インナパネル14及びフランジ16はまとめてワークWとして図示している。
先ず、図9におけるステップS1において、加工テーブル18上に固定された金型24上にワークWを載置する。この際、ワークWは、金型24の角部にコーナー部Cnを対応させた状態で、直線部と第1溝27とが平行となるようにして配置される。
ステップS2において、コントローラ26の制御下にロボット22を動作させ、第1ガイドローラ39をワークWの直線部に隣接する第1溝27に係合させる。前記の通り、第1ガイドローラ39の頂部は第1溝27の湾曲する頂面に点接触すると、第2ガイドローラ41は、前記第1溝27近傍の金型24の裏面に線接触する(図11参照)。
このとき、ヘミングユニット20では、シリンダ66のロッド64をX1方向に延出させ、突き当て部62が支持枠33の側板33bに当接した状態としておく。すなわち、ロック機構44をロック状態としておく。これにより、ガイドローラ32の旋回軸42による旋回動作がロックされた状態となり、前記のような第1溝27への係合動作を迅速且つ容易に行うことができる。
また、シリンダ50のロッド52を延出させ、第1ストッパ96と第2ストッパ98とを係合させた状態としておく。すなわち、前記フローティング機構を規制した状態としておく。これにより、ヘミングローラ30及びガイドローラ32はフローティング機構による揺れやがたつきを生じることがなく、ロボット22に一体に固定された状態で位置決めされる。従って、ヘミングローラ30及びガイドローラ32の位置決めを一層迅速且つ正確に行うことが可能となる。
次いで、ステップS3において、シリンダ50のロッド52を縮退させ、ガイドローラ32とヘミングローラ30とを接近させて、ガイドローラ32と円筒ローラ40により金型24を挟み込む(図11参照)。そうすると、フランジ16はテーパローラ38により押圧され、錐面に沿って45°傾斜して屈曲することになる。
さらに、この場合、シリンダ50のロッド52の縮退によるフランジ16へのテーパローラ38での押圧動作と同時に、第1ストッパ96と第2ストッパ98との間の係合が外れ、ヘミングユニット20でのフローティング機構の規制が解除される。つまり、ヘミング加工装置10では、シリンダ50のロッド52を縮退させる簡単な動作により、テーパローラ38によるフランジ16への押圧動作と共に、フローティング機構の規制の解除も可能となり、以下のステップにて説明するヘミング加工に備えることが可能となる。
ステップS4において、ロック機構44はロック状態としたまま、第1溝27に第1ガイドローラ39を係合させながら図10Aの矢印A方向に転動させ、ヘミングローラ30により矢印1に沿ってワークWの直線部のフランジ16を内側方向へ45°傾斜屈曲させる第1ヘミング工程を開始する(図13参照)。つまり、ヘミングローラ30とガイドローラ32との間の加圧力や距離を所定値に保持した状態で、互いに逆方向に回転させながら同方向(図10Aの矢印1方向)に転動させ、テーパローラ38の円錐面によりフランジ16を連続的に曲げることで第1ヘミング工程を実行する。
このとき、前記のようにロック機構44がロック状態とされているため、ガイドローラ32及びヘミングローラ30は、その転動方向がずれることなく、それぞれ前記矢印A及び矢印1に沿った方向に転動する。この際、ヘミングローラ30及びガイドローラ32は、フローティング機構を介して支持されていることから、相対的な位置を保持したままX方向及びY方向に変位可能である。従って、ロボット22の動作軌跡に多少の誤差があっても、第1ガイドローラ39は第1溝27に正確に倣って移動することができ、ヘミングローラ30及びガイドローラ32の転動速度を高速にすることもできる。なお、第2ガイドローラ41は第1溝27の脇近傍に当接し、転動するため、ワークWとの接触面積が大きくなる。すなわち、第2ガイドローラ41によって金型24を介してヘミングローラ30と円筒ローラ40からの負荷の一部を負担する。これにより、第1ガイドローラ39の摩耗量を低減することができる。
そして、図10Aの矢印1部分に対するヘミング加工が終了し、ヘミングローラ30及びガイドローラ32がワークWのコーナー部入口(点Cn1)に到達すると、次にステップS5が実行される。
すなわち、ステップS5において、ヘミングローラ30及びガイドローラ32がコーナー部入口に到達すると、図12に示すように、シリンダ66のロッド64が縮退され、ロック機構44がアンロック状態とされる。同時に、ロボット22はヘミングローラ30をワークWのコーナー部Cnの形状に沿って、すなわち、矢印2方向に移動させようとする。そうすると、前記のようにロック機構44がアンロック状態とされているため、ガイドローラ32は旋回軸42を中心として旋回動作することになる。従って、図10Aに示すように、ガイドローラ32は矢印A方向に転動し、ヘミングローラ30はロボット22により矢印2方向に転動することになる。
ところで、前記のようにガイドローラ32が第1溝27に沿って矢印A方向に転動し、コーナー部Cnから次第に離間すると、ヘミングローラ30もガイドローラ32と引きずられてコーナー部Cnから次第に離間しようとする。しかしながら、本実施形態に係るヘミング加工装置10では、ヘミングローラ30が押出機構34により支持されているため、コーナー部Cnから次第に離間するガイドローラ32に対して、ヘミングローラ30を押出機構34により軸方向に押し出すことができる。すなわち、コーナー部Cnの形状に沿うよう図10Aの矢印2方向にヘミング加工を行う際には、押出機構34によりヘミングローラ30を徐々に押し出しながら加工を行うことにより、ヘミングローラ30をワークWのコーナー部Cnに沿うようにして転動させることができる。これにより、ヘミングローラ30によりコーナー部Cnのフランジ16を確実にヘミング加工することができる。
そして、前記のようにして図10Aの矢印2部分へのヘミング加工が終了し、ヘミングローラ30がワークWのコーナー部Cnの中央(点Cn2)に到達すると、次にステップS6が実行される。
ステップS6では、シリンダ50のロッド52を延出させ、ヘミングローラ30とガイドローラ32との距離を遠ざけて、ヘミングローラ30及びガイドローラ32をワークW及び金型24から離間させる。
次いで、ステップS7において、シリンダ66のロッド64を延出させることで、突き当て部62を支持枠33の側板33bに当接させ、ガイドローラ32を原点位置(ガイドローラ32の転動方向がヘミングローラ30の転動方向と同方向となる位置)に戻し、ロック機構44をロック状態とする。さらに、フローティング機構を規制した状態でロボット22を動作させ、第1ガイドローラ39をワークWの直線部(図10B中の矢印3)に隣接する第1溝27に係合させる。そうすると、第2ガイドローラ41は、第1溝27の脇近傍に当接される。
そして、前記ステップS3と同様に、シリンダ50のロッド52を縮退させて、ガイドローラ32とヘミングローラ30とを接近させ、ガイドローラ32と円筒ローラ40により金型24を挟み込む(図11参照)。そうすると、フランジ16はテーパローラ38により押圧され、錐面に沿って45°傾斜して屈曲することになる。
ステップS8において、前記ステップS4と同様に、ロック機構44はロック状態としたまま、第1溝27に第1ガイドローラ39を係合させながら図10Bの矢印B方向に転動させ、ヘミングローラ30により矢印3に沿ってワークWの直線部のフランジ16を内側方向へ45°傾斜屈曲させる第1ヘミング工程を再開する。すなわち、コーナー部Cnの中央(点Cn2)に向けて、前記ステップS4とは反対方向からヘミング加工を開始する。この際、第2ガイドローラ41は、第1溝27の脇近傍に当接しながら、転動する。
そして、図10Bの矢印3部分に対するヘミング加工が終了し、ヘミングローラ30及びガイドローラ32がワークWのコーナー部入口(点Cn3)に到達すると、次にステップS9が実行される。
すなわち、ステップS9において、ヘミングローラ30及びガイドローラ32が点Cn3に到達すると、図12に示すように、シリンダ66のロッド64が縮退され、ロック機構44がアンロック状態とされる。同時に、ロボット22はヘミングローラ30をワークWのコーナー部Cnの形状に沿って、すなわち、矢印4方向に移動させようとする。そうすると、前記のようにロック機構44がアンロック状態とされているため、ガイドローラ32は旋回軸42を中心として旋回動作することになる。従って、前記ステップS5と同様、図10Bに示すように、ガイドローラ32は矢印B方向に転動し、ヘミングローラ30はロボット22により矢印4方向に転動することになる。
また、ヘミングローラ30を矢印4方向に転動させている場合には、前記ステップS5と同様、押出機構34によりヘミングローラ30を押し出しながら加工を行うことにより、ヘミングローラ30をワークWのコーナー部Cnに沿うようにして転動させることができる。
そして、図10Bの矢印4部分のヘミング加工が終了し、ヘミングローラ30がワークWのコーナー部中央(点Cn2)に到達すると、ワークWにおけるコーナー部Cn周辺のフランジ16に対する第1ヘミング工程が終了する。
この後、ステップS10において、シリンダ50のロッド52を延出させ、ヘミングローラ30とガイドローラ32との距離を遠ざけて、ヘミングローラ30及びガイドローラ32をワークW及び金型24から離間させる。
以上のようにして、ワークWのフランジ16を約45°折り曲げる第1ヘミング工程(予備曲げ、プリヘミング)が完了すると、次に、フランジ16がインナパネル14に接触するまで折り曲げる第2ヘミング工程(仕上げ曲げ、本ヘミング)を行うことになる。
すなわち、ステップS11において、先ず、ロック機構をロックし、フローティング機構を規制した状態で、第1ガイドローラ39を第2溝28に係合させる。次いで、ヘミングローラ30とガイドローラ32とを接近させてワークW及び金型24を挟み込み、フランジ16を90°まで折り曲げる(図14参照)。その後は、第2溝28に第1ガイドローラ39を係合させながら転動させ、ヘミングローラ30の円筒ローラ40によりフランジ16を第1ヘミング工程時から内側方向へさらに45°、すなわち当初の角度から90°屈曲させる第2ヘミング工程を連続的に行う。つまり、ヘミングローラ30とガイドローラ32との間の加圧力や距離を所定値に保持した状態で、互いに逆方向に回転させながら転動させ、円筒ローラ40の外周円筒面によりフランジ16を連続的に曲げて、第2ヘミング工程を実行する。この際、第2ガイドローラ41は、第2溝28の脇近傍に当接しながら、転動する。
このような第2ヘミング工程においても、前記ステップS3〜S10にて説明した第1ヘミング工程と同様、図10A及び図10Bに示す矢印1〜4の順に加工が行われる。この場合、ロック機構44のロック・アンロックの切換動作や、フローティング機構の作用・規制の切換動作は、前記第1ヘミング工程における動作と同様に行えばよい。
そして、第2ヘミング工程が終了すると、ワークWのコーナー部Cn周辺のフランジ16は内側方向へと確実に屈曲されて、本実施形態に係るヘミング加工が終了することになる。以上のように、本実施形態に係るヘミング加工装置10では、第2ガイドローラ41が、第1溝27や第2溝28の脇近傍に当接するので、金型24との間の接触面積が増加するため、ヘミングローラ30と円筒ローラ40に加えられるヘミング加工用の圧力を十分に受けることができる。その結果、第1ガイドローラ39の摩耗量を第2ガイドローラ41がない場合に対し、低減することができるため、ヘミング装置の耐久性が増し、結果的にワークWの製造コストを低廉化することが可能となる。
また、前記実施形態に係るヘミング加工装置10では、旋回軸42の軸中心がガイドローラ32の中心を通過するように構成するものとしたが、該旋回軸42は、X方向における設置位置を図15や図16に示すように変更することもできる。すなわち、旋回軸42のX方向での位置は、ガイドローラ32の中心に対して基端方向(X2方向)にオフセットさせた位置(図15参照)や、先端方向(X1方向)にオフセットさせた位置(図16参照)等に設定してもよく、これらは加工対象となるワークWの形状や、コーナー部Cnの曲率半径の大きさ等に応じて適宜設定するとよい。
なお、前記実施形態では、ヘミング加工装置10によりワークWのコーナー部Cn周辺のヘミング加工を行う場合を例示して本発明を説明したが、ヘミング加工装置10によれば、前記のようなコーナー部Cn以外のワークWの曲率部分に対しても好適に用いることが可能である。例えば、図17に示すように、縁部が蛇行した形状(スラローム形状)からなるワークWに対してもヘミング加工装置10は有効に用いることができる。また、図18に示すように、ヘミングローラ30の幅よりも振幅が小さいコーナー部又は蛇行形状からなる縁部を有したワークWに対しては、ロック機構44をロックした状態としたまま、押出機構34によるヘミングローラ30の押し出し又は引き込み動作を利用することでヘミング加工を行うことが可能である。このように、本実施形態に係るヘミング加工装置10によれば、前記のようなワークWの直線部やコーナー部Cn以外にも、ワークの縁部において曲率を有する部分を有効に加工することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは当然可能である。
本発明の一実施形態に係るヘミング加工装置により、ワークの縁部に対してヘミング加工を行う様子を説明するための斜視図である。 金型上で支持されたワークのコーナー部の周辺を示す一部拡大平面図である。 図1に示すヘミング加工装置におけるロボットの先端に設けられたヘミングユニットの斜視図である。 図3に示すヘミングユニットの構造を示す斜視図である。 図3に示すヘミングユニットのヘミング加工前の状態を示す一部断面側面図である。 一体構造のガイドローラで、図3に示すヘミングユニットのヘミング加工時の状態を示す一部断面側面図である。 図7Aは、図6に示すヘミングユニットのヘミング加工時の状態を示す一部拡大図であり、図7Bは、図7Aの一部拡大図である。 独立した構造のガイドローラで、図3に示すヘミングユニットのヘミング加工時の状態を示す一部断面側面図である。 本実施形態に係るヘミング加工装置による処理手順を示すフローチャートである。 図10Aは、図3に示すヘミングユニットによりワークのコーナー部中央に向けてヘミング加工を開始した状態を説明するための説明図であり、図10Bは、図10Aに示すヘミング加工終了後、反対方向からワークのコーナー部中央に向けてヘミング加工を再開した状態を説明するための説明図である。 図3に示すヘミングユニットにおいて、ロック機構によりガイドローラの旋回動作をロックした状態を示す一部断面側面図である。 図3に示すヘミングユニットにおいて、ロック機構をアンロックした状態を示す一部断面側面図である。 図3に示すヘミングユニットを用い、ワークの縁部に対して第1ヘミング工程を行っている状態を説明するための一部断面斜視図である。 図3に示すヘミングユニットを用い、ワークの縁部に対して第2ヘミング工程を行っている状態を説明するための一部断面側面図である。 図3に示すヘミングユニットのガイドローラの旋回軸を基端方向にオフセットさせた変形例を示す説明図である。 図3に示すヘミングユニットのガイドローラの旋回軸を先端方向にオフセットさせた変形例を示す説明図である。 縁部が蛇行形状からなるワークに対してヘミング加工を行っている状態を説明するための説明図である。 振幅が小さい蛇行形状からなるワークに対してヘミング加工を行っている状態を説明するための説明図である。
符号の説明
10…ヘミング加工装置 12…アウタパネル
14…インナパネル 16…フランジ
18…加工テーブル 20…ヘミングユニット
22…ロボット(移動手段)
22b、22c、35、56、82…支持部材
24…金型 26…コントローラ
27…第1溝(案内溝) 28…第2溝(案内溝)
30…ヘミングローラ(加工ローラ) 30a、32a…支軸
32…ガイドローラ 33…支持枠
34…押出機構(位置変位手段) 36…スライダ
36a、36b…ナット 38…テーパローラ
39…第1ガイドローラ 40…円筒ローラ
41…第2ガイドローラ 42…旋回軸(方向変更手段)
44…ロック機構 46、48、72…可動部
50、66…シリンダ 52、64…ロッド
54…基部 58…モータ
60…ボールねじ 62…突き当て部
84、86、94…支持手段 96、98…ストッパ
Cn…コーナー部

Claims (2)

  1. ワークの縁部に対してヘミング加工を行う加工ローラと、
    前記加工ローラに対向するように前記ワークを挟んで配置されるガイドローラと、
    前記加工ローラと前記ガイドローラの間に配置され、一方の面に前記ワークが載置されると共に、他方の面に前記ガイドローラを案内する案内溝が設けられた金型と、
    前記加工ローラと前記ガイドローラを移動自在に支持する移動手段と、
    を備え、
    前記ガイドローラは、少なくとも前記案内溝に係合する第1ガイドローラと、前記案内溝近傍に当接する第2ガイドローラとからなることを特徴とするヘミング加工装置。
  2. 請求項1記載のヘミング加工装置において、
    前記第1ガイドローラと、前記第2ガイドローラとが互いに独立して回転可能に支持されていることを特徴とするヘミング加工装置。
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