JP2010028320A - 光電変換装置、その駆動方法及び撮像装置 - Google Patents

光電変換装置、その駆動方法及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力の増加を抑えつつ、光電変換された信号の読み出しを高速で行う。
【解決手段】光電変換装置は、受光量に応じた光電変換を行うPD202、光電変換された電荷を保持するFD204、その電荷量に応じた電位を読み出す信号読み出し部210を備える。また、光電変換装置における信号読み出し部210での電位の読み出しは、FD204に保持された電荷量に応じた電位を増幅するための増幅MOSアンプ205と、その増幅電位とするための定電流源209を介して行われる。この時、定電流源209は、その定電流源209で流す電流量より、増幅MOSアンプ205で流す電流量が少なくなる期間の少なくとも一部の期間において、他の期間より定電流量を増加させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、光電変換装置、その駆動方法及び撮像装置に関する。
従来、光学系により結像された光学像を撮像する光電変換装置を使用し、撮像された画像データを記録するデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置が知られている。この撮像装置で使用される光電変換装置には、CMOSAPS(Complementary Metal Oxide Semiconductor Active Pixel Sensor)などがある。ここで、従来の光電変換装置について、図11〜図13を参照して説明する。図11は、従来の光電変換装置1100の全体構成を示す概略図である。図12は、光電変換装置1100における1画素分の回路及びその画素から信号を読み出す読み出し回路の構成を示す回路図である。図13は、光電変換装置1100の垂直信号線電位と各種信号とのタイミングを示すタイミングチャートである。
図11に示すように、光電変換装置1100は、画素部1101、垂直選択回路1102、読み出し回路1103、水平選択回路1104を有する構成である。画素部1101は、複数の画素が2次元アレイ状に配列されており、2次元の撮像画像を取得する。垂直選択回路1102は画素部1101における行を選択し、水平選択回路1104は画素部1101における列を選択する回路である。一般的には、垂直選択回路1102は、画素部1101の複数の行を順に選択し、水平選択回路1104は、垂直選択回路1102によって選択されている行を構成する複数の画素を順に選択するように画素部1101の複数の列を順に選択する。読み出し回路1103は、垂直選択回路1102及び水平選択回路1104によって選択される画素の信号を読み出す回路である。なお、光電変換装置1100は、上記の各回路にタイミング信号を提供するタイミングジェネレータ或いは制御回路などを備えてもよい。
図12に示すように、画素部1101における画素1201は、PD1202、転送スイッチ1203、FD1204、リセットスイッチ1207、増幅MOSアンプ1205、選択スイッチ1206を含んで構成される。なお、PDはフォトダイオード、FDはフローティングディフュージョン部の略記である。
PD1202は、光学系を通して入射する光を光電変換する光電変換部として機能する。PD1202のアノードは接地ラインに接続され、カソードは転送スイッチ1203のソースに接続される。転送スイッチ1203は、そのゲート端子に入力される転送パルス信号φTXによって駆動され、PD1202で発生した電荷をFD1204に転送する。FD1204は、電荷を一時的に蓄積するとともに蓄積した電荷を電圧信号に変換する電荷電圧変換部として機能する。
増幅MOSアンプ1205は、ソースフォロアとして機能し、そのゲートにはFD1204で電荷電圧変換された信号が入力される。また、増幅MOSアンプ1205は、そのドレインが第1電位を提供する第1電源線VDD1に接続され、そのソースが選択スイッチ1206に接続されている。選択スイッチ1206は、そのゲートに入力される垂直選択パルス信号φSELによって駆動され、そのドレインが増幅MOSアンプ1205に接続され、そのソースが垂直信号線1208に接続されている。垂直選択パルス信号φSELがアサートされてアクティブレベル(ハイレベル)になると、画素部1101の該当する行に属する画素の選択スイッチ1206が導通状態になり、増幅MOSアンプ1205のソースが垂直信号線1208に接続される。
リセットスイッチ1207は、そのドレインが第2電位(リセット電位)を提供する第2電源線VDD2に接続されており、そのソースがFD1204に接続されている。リセットスイッチ1207は、そのゲートに入力されるリセットパルス信号φRESによって駆動されて、FD1204に蓄積されている電荷を除去する。
光電変換装置1100では、FD1204及び増幅MOSアンプ1205他、垂直信号線1208に定電流を供給する定電流源1209によってフローティングディフュージョンアンプが構成される。選択スイッチ1206で選択された行を構成する各画素の信号は、FD1204に転送された電荷がFD1204で電圧信号に変換される。次いで、FD1204により変換された電圧信号は、フローティングディフュージョンアンプを通じて読み出し回路1103における画素対応の信号読み出し部1210に出力される。
スイッチ1211は、FD1204のリセット電位をリセットレベル信号として読み出すためのスイッチであり、読み出しパルス信号φTNにより駆動される。キャパシタ1212は、画素信号の読み出しの直前にリセットレベル信号(FD1204のリセットレベルに応じた電位の信号)に応じた電位で充電される。
スイッチ1214は、PD1202で発生した電荷信号に応じた電圧信号を読み出すためのスイッチであり、読み出しパルス信号φTSにより駆動される。キャパシタ1215は、画素信号の読み出し時に、その画素信号(PD1202からFD1204に転送された電荷に応じた電位の信号)に応じた電位で充電される。
差動アンプ1217は、キャパシタ1212の電位とキャパシタ1215の電位との差分を出力線1218に出力するアンプである。スイッチ1213、1216は、水平選択パルス信号φHiによって駆動されて、それぞれキャパシタ1212、1215の電位を差動アンプ1217に伝達する。すなわち、出力線1218には、PD1202からFD1204に転送される電荷に対応する電位とリセット状態のFD1204の電位との差分を増幅した値が画素信号として出力される。
ここで、差動アンプ1217の入力端子に接続された共通出力線1217a、1217bには、一般的には、水平選択パルス信号φH1…φH(i−1)、φH(i+1)…φHnで駆動される他の列のスイッチ1213、1216も接続される。なお、nは、画素部1101の列の数である。
図13では、上部に垂直信号線1208の電位、下部に各信号のタイミングを示している。期間t1401では、リセットパルス信号φRESと転送パルス信号φTXが印加されてリセットスイッチ1207と転送スイッチ1203がONとなり、PD1202とFD1204の電位が初期電位(リセット電位)にリセットされる。PD1202では、そのリセットの終了とともに新たな露光が開始される。その後、垂直選択パルス信号φSELが印加されて選択スイッチ1206がONされることによって読み出し行が選択される。読み出し行が選択されると期間T1407の間に垂直信号線1208の電位がFD1204のリセットレベルに応じた電位となる。期間t1402において読み出しパルス信号φTNが印加されてスイッチ1211がONされることで、キャパシタ1212はFD1204のリセット電位に応じた電位で充電される。なお、期間t1402は、キャパシタ1212の充電に必要な期間T1407より長い必要がある。
期間t1403では転送パルス信号φTXが印加される。転送パルス信号φTXが印加されることによって転送スイッチ1203がONとなり、PD1202に蓄積されていた電荷がFD1204に転送される。この時、垂直信号線1208の電位は、垂直選択パルス信号φSELの印加により選択スイッチ1206がONされているため、FD1204の電位に応じた電位となる。期間t1404では読み出しパルス信号φTSが印加される。読み出しパルス信号φTSが印可されることによってスイッチ1214がONとなり、キャパシタ1215は、PD1202に蓄積されていた電荷が転送された後のFD1204の電位に応じた電位で充電される。なお、期間t1404は、キャパシタ1215の充電に必要な期間T1408より長い必要がある。
期間t1406において水平選択パルス信号φHが印加されると、スイッチ1213、1216がONとなる。これにより、キャパシタ1215、キャパシタ1212のリセット電位とPD1202に蓄積された電荷による電位との差分は、差動アンプ1217により増幅され、出力線1218に出力される。例えば、特許文献1には、上述した光電変換装置と同様の回路構成が開示されている。
特公平5−18309号公報
以上のように、光電変換装置1100は、PD1202で光電変換された電荷による電位とリセット電位との差分を増幅して画素の信号を取得している。従って、光電変換装置1100は、固定パターンノイズの低減や、画素のリセットスイッチのばらつきによるノイズの低減を実現している。なお、垂直信号線1208をPD1202で光電変換された電荷による電位やリセット電位に応じた電位となる期間(期間T1407,T1408)はソースフォロアの能力で決定される。すなわち、画素の信号読み出しに係る期間T1407、T1408はソースフォロアを構成している増幅MOSアンプ1205と定電流源1209で決定される。
このため、画素の信号を高速で読み出す場合は、期間T1407,T1408を短くする必要があり、定電流源1209の電流量を増大させればよい。しかしながら、単に定電流源1209の電流量を増やしてしまうと消費電力の増大が無視できなくなる虞があった。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたものであって、消費電力の増加を抑えつつ、光電変換された信号の読み出しを高速で行う光電変換装置、その駆動方法及び撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的は、受光量に応じた光電変換を行う光電変換手段と、前記光電変換手段により光電変換された電荷を保持する電荷保持手段と、前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅する増幅手段と、前記増幅手段の動作を制御する制御手段と、前記増幅手段により増幅された電位を読み出して、当該読み出された電位に基づいて前記受光量を示す信号を出力する読み出し手段とを備え、前記増幅手段は、前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅するための増幅用トランジスタと、前記読み出し手段により読み出される電位を前記増幅用トランジスタによる増幅電位とするための定電流源と、を有し、前記制御手段は、前記増幅用トランジスタで流す電流量が前記定電流源で流す電流量より少なくなる期間の少なくとも一部の期間において、他の期間より前記定電流源で流す定電流量を増加させることを特徴とする本発明による光電変換装置によって達成される。
また、上記目的は、受光量に応じた光電変換を行う光電変換手段と、前記光電変換手段により光電変換された電荷を保持する電荷保持手段と、前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅する増幅手段と、前記増幅手段の動作を制御する制御手段と、前記増幅手段により増幅された電位を読み出して、当該読み出された電位に基づいて前記受光量を示す信号を出力する読み出し手段とを備え、前記増幅手段は、前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅するための増幅用トランジスタと、前記読み出し手段により読み出される電位が前記増幅用トランジスタによる増幅電位とするための定電流源とを有し、前記制御手段は、前記読み出し手段における電位の読み出し期間内の少なくとも一部の期間において、他の期間より前記定電流源で流す定電流量を増加させることを特徴とする本発明による光電変換装置によっても達成される。
また、上記目的は、受光量に応じた光電変換を行う光電変換手段と、前記光電変換手段により光電変換された電荷を保持する電荷保持手段と、前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅する増幅手段と、前記増幅手段の動作を制御する制御手段と、前記増幅手段により増幅された電位を読み出して、当該読み出された電位に基づいて前記受光量を示す信号を出力する読み出し手段とを備え、前記増幅手段は、前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅するための増幅用トランジスタと、前記読み出し手段により読み出される電位を前記増幅用トランジスタによる増幅電位とするための定電流源と、を有する光電変換装置の駆動方法であって、前記増幅用トランジスタで流す電流量が前記定電流源で流す電流量より少なくなる期間の少なくとも一部の期間において、他の期間より前記定電流源で流す定電流量を増加させることを特徴とする本発明による光電変換装置の駆動方法によっても達成される。
また、上記目的は、受光量に応じた光電変換を行う光電変換手段と、前記光電変換手段により光電変換された電荷を保持する電荷保持手段と、前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅する増幅手段と、前記増幅手段の動作を制御する制御手段と、前記増幅手段により増幅された電位を読み出して、当該読み出された電位に基づいて前記受光量を示す信号を出力する読み出し手段とを備え、前記増幅手段は、前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅するための増幅用トランジスタと、前記読み出し手段により読み出される電位が前記増幅用トランジスタによる増幅電位とするための定電流源と、を有する光電変換装置の駆動方法であって、前記読み出し手段における電位の読み出し期間内の少なくとも一部の期間において、他の期間より前記定電流源で流す定電流量を増加させることを特徴とする本発明による光電変換装置の駆動方法によっても達成される。
本発明によれば、消費電力の増加を抑えつつ、光電変換された信号の読み出しを高速で行うことができる。
以下、この発明の実施の形態について図を参照して説明するが、この発明は以下の実施の形態に限定されない。また、この発明の実施の形態は発明の最も好ましい形態を示すものであり、発明の範囲を限定するものではない。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る光電変換装置100の全体構成を示す概念図である。図2は、光電変換装置100における1画素分の回路及びその画素の読み出し回路の構成を示す回路図である。
図1に示すように、光電変換装置100は、画素部101、垂直選択回路102、読み出し回路103、水平選択回路104を有する構成である。画素部101は、複数の画素が2次元アレイ状に配列されており、2次元の撮像画像を取得する。垂直選択回路102は画素部101における行を選択し、水平選択回路104は画素部101における列を選択する回路である。一般的には、垂直選択回路102は、画素部101の複数の行を順に選択し、水平選択回路104は、垂直選択回路102によって選択されている行を構成する複数の画素を順に選択するように画素部101の複数の列を順に選択する。読み出し回路103は、垂直選択回路102及び水平選択回路104によって選択される画素の信号を読み出す回路である。なお、光電変換装置100は、上記の各回路にタイミング信号を提供するタイミングジェネレータ或いは後述する各種信号を出力する制御回路などを備えてもよい。
図2に示すように、画素部101における画素201は、PD202、転送スイッチ203、FD204、リセットスイッチ207、増幅MOSアンプ205、選択スイッチ206を含んで構成される。
PD202は、光学系を通して入射する光を受光し、その受光量に応じた電荷に光電変換する光電変換部として機能する。PD202のアノードは接地ラインに接続され、カソードは転送スイッチ203のソースに接続される。転送スイッチ203は、そのゲート端子に入力される転送パルス信号φTXによって駆動され、PD202で発生した電荷をFD204に転送する。FD204は、電荷を一時的に保持する電荷保持部であり、その保持した電荷量に応じた電圧(第1電位)に変換し、変換された電圧に応じた電圧信号を出力する。
増幅用トランジスタである増幅MOSアンプ205は、FD204の電位を増幅した増幅電位を出力するソースフォロアとして機能し、そのゲートにはFD204で電荷電圧変換された信号が入力される。また、増幅MOSアンプ205は、そのドレインが第1電源線VDD1に接続され、そのソースが選択スイッチ206に接続されている。選択スイッチ206は、そのゲートに入力される垂直選択パルス信号φSELによって駆動され、そのドレインが増幅MOSアンプ205に接続され、そのソースが垂直信号線208に接続されている。垂直選択パルス信号φSELがアサートされてアクティブレベル(ハイレベル)になると、画素部101の該当する行に属する画素の選択スイッチ206が導通状態になり、増幅MOSアンプ205のソースが垂直信号線208に接続される。
リセットスイッチ207は、そのドレインが第2電位(リセット電位)を提供する第2電源線VDD2に接続され、そのソースがFD204に接続されている。リセットスイッチ207は、そのゲートに入力されるリセットパルス信号φRESによって駆動されて、FD204に蓄積されている電荷を除去する。定電流源209は、垂直信号線208に接続されており、選択スイッチ206により増幅MOSアンプ205が垂直信号線208に接続されて増幅電位が読み出される際の垂直信号線208の電位を増幅電位とするための定電流を供給する。
光電変換装置100では、FD204及び増幅MOSアンプ205他、垂直信号線208に定電流を供給する定電流源209によって、ソースフォロアであるフローティングディフュージョンアンプが構成される。選択スイッチ206で選択された行を構成する各画素の信号は、FD204に転送された電荷がFD204で電圧信号に変換された後、フローティングディフュージョンアンプを通じて読み出し回路103における画素対応の信号読み出し部210に出力される。
スイッチ211は、FD204のリセット電位をリセットレベル信号として読み出すためのスイッチであり、読み出しパルス信号φTNにより駆動される。キャパシタ212は、画素信号の読み出しの直前にリセットレベル信号(FD204のリセットレベルに応じた電位の信号)に応じた電位で充電される。
スイッチ214は、PD202で発生した電荷信号に応じた電圧信号を読み出すためのスイッチであり、読み出しパルス信号φTSにより駆動される。キャパシタ215は、画素信号の読み出し時に、その画素信号(PD202からFD204に転送された電荷に応じた電位の信号)に応じた電位で充電される。
差動アンプ217は、キャパシタ212の電位とキャパシタ215の電位との差分を出力線218に出力するアンプである。スイッチ213、216は、水平選択パルス信号φHiによって駆動されて、それぞれキャパシタ212、215の電位を差動アンプ217に伝達する。すなわち、出力線218には、PD202からFD204に転送される電荷に対応する電位とリセット状態のFD204の電位との差分を増幅した値が画素信号として出力される。
ここで、差動アンプ217の入力端子に接続された共通出力線217a、217bには、一般的には、水平選択パルス信号φH1…φH(i−1)、φH(i+1)…φHnで駆動される他の列のスイッチ213、216も接続される。なお、nは、画素部101の列の数である。
ここで、定電流源209の詳細について、図3に示す回路図を参照して説明する。図3に示すように、定電流源209は、MOSトランジスタである定電流トランジスタ301を飽和特性領域で使用することで定電流を得る構成である。定電流トランジスタ301は、飽和特性で使用するトランジスタであり、そのドレインが垂直信号線208に接続され、ソースがグランド電位に接続されている。また、定電流トランジスタ301のゲートには、電位Viのゲート電圧が印加されている。このように、定電流源209は、電位Viのゲート電圧に応じたドレイン電流を定電流として使用している。
次に、光電変換装置100の駆動パターンについて、図4に示す信号タイミングチャートを参照して説明する。なお、光電変換装置100の駆動パターンに係る信号については、制御回路(不図示)が生成して信号読み出し部103に入力されるものであってよい。また、制御回路とタイミングジェネレータ(いずれも不図示)からの制御信号及びタイミング信号に基づいて信号読み出し部103が生成してもよい。図4に示すように、期間t401では、リセットパルス信号φRESと転送パルス信号φTXが印加されてリセットスイッチ207と転送スイッチ203がONとなり、PD202とFD204の電位が初期電位(リセット電位)にリセットされる。PD202では、そのリセットの終了とともに新たな露光が開始される。その後、垂直選択パルス信号φSELが印加されて選択スイッチ206がONされることによって読み出し行が選択される。この読み出し行の選択により、垂直信号線208の電位はFD204のリセットレベルに応じた電位となる。期間t402において読み出しパルス信号φTNが印加されてスイッチ211がONされることで、キャパシタ212はFD204のリセット電位に応じた電位で充電される。
期間t403では転送パルス信号φTXが印加される。転送パルス信号φTXが印加されることによって転送スイッチ203がONとなり、PD202に蓄積されていた電荷がFD204に転送される。この時、垂直信号線208の電位は、垂直選択パルス信号φSELの印加により選択スイッチ206がONされているため、FD204の電位に応じた電位となる。期間t404では読み出しパルス信号φTSが印加される。読み出しパルス信号φTSが印可されることによってスイッチ214がONとなり、キャパシタ215は、PD202に蓄積されていた電荷が転送された後のFD204の電位に応じた電位で充電される。
ここで、光電変換装置100では、期間t403、t404の開始とともに期間t405の間に定電流トランジスタ301のゲートの電位Viを電位V1から電位V2にすることで、期間t405の間の定電流量が増加される。この期間t405は、期間t404の期間内であり、期間t404の開始から終了の手前までの少なくとも一部の期間である。好ましくは、垂直信号線208及びキャパシタ215の電位がFD204の電位に応じた電位となるまで変動する期間(図13の例では期間T1408)である。この電位が変動する期間では、ソースフォロアにおいて、定電流源209で流す電流量より増幅MOSアンプ205で流す電流量が少なくなる。
従って、電位Viは、垂直信号線208及びキャパシタ215の電位の変動が開始される読み出しパルス信号φTSをトリガとして、電位V1から電位V2へ切り替わることが望ましい。また、電位Viは、予め電位の変動期間程度の遅延期間が設定された遅延要素などを介して入力されるトリガにより、電位V2から電位V1へ切り替わることが望ましい。
なお、上述した駆動例における期間t405は、期間t404の期間内であり、期間t404の開始から終了の手前までの少なくとも一部の期間としたが、期間t402の開始から終了の手前までの少なくとも一部の期間としてもよい。好ましくは、垂直信号線208及びキャパシタ212の電位がFD204のリセット電位に応じた電位となるまで変動する期間(図13の例では期間T1407)である。この電位が変動する期間では、ソースフォロアにおいて、定電流源209で流す電流量より増幅MOSアンプ205で流す電流量が少なくなる。この場合、電位Viは、垂直信号線208及びキャパシタ212の電位の変動が開始される読み出しパルス信号φTNをトリガとして、電位V1から電位V2へ切り替わることが望ましい。また、電位Viは、予め電位の変動期間程度の遅延期間が設定された遅延要素などを介して入力されるトリガにより、電位V2から電位V1へ切り替わることが望ましい。
このため、光電変換装置100では、垂直信号線208及びキャパシタ215、又は、垂直信号線208及びキャパシタ212の電位がFD204の電位に応じた電位となるまでの期間を短縮することができる。また、光電変換装置100では、期間t405でのみ定電流量が増加されるため、消費電力の増大を抑えつつ、画素信号に係る読み出し期間を短縮することができる。
光電変換装置100では、定電流トランジスタ301がnMOSトランジスタの場合、電位V1は定電流トランジスタ301を飽和特性で動作させるための電位以上の値であり、電位V2は電位V1以上の値である。また、光電変換装置100では、期間t404の終わりの電位がキャパシタ215に書き込まれるが、期間t405を期間t404より短くし、期間t405の終わりの時刻を期間t404の終わりの時刻より前としている。従って、光電変換装置100では、PD202のリセット電位と、光電変換による電荷に対応する電位と、を読み出す際の定電流特性を同じにしている。
その後、光電変換装置100では、期間t406において水平選択パルス信号φHが印加されると、スイッチ213、216がONとなる。これにより、キャパシタ215、212のリセット電位とPD202に蓄積された電荷による電位との差分は、差動アンプ217により増幅され、出力線218に出力される。
以上のように、光電変換装置100では、画素信号に係る読み出し期間である期間t404の開始から終了の手前までの少なくとも一部の期間に定電流トランジスタ301のゲート電位を上げることによって、定電流量を一時的に増加させている。従って、光電変換装置100では、消費電力の増加を抑えつつ、画素信号に係る読み出し期間を短縮させ、その信号読み出しを高速で行うことが可能となる。
なお、電位Viについては、光電変換装置100の外部であって当該光電変換装置100を用いる撮像装置の制御部などで生成することも可能であり、さらに内部で電流バイアス回路を用いて生成してもよい。ここで、電位Viを電流バイアス回路を用いて生成する場合について、図5に示す電流バイアス回路を参照して説明する。
図5に示す電流バイアス回路は、垂直信号線208に流れる電流を電流Iに応じた電流とする、すなわち、電流Iを垂直信号線208の電流としてコピーする回路である。電流Iの流れるグランド側には抵抗502、503が並列に接続されており、抵抗503への接続はスイッチ501により切り替え可能となっている(第2切り替え手段)。定常的には、スイッチ501はOFFになるようにパルス信号φR+はネガティブレベル(ローレベル)になっており、垂直信号線208における定電流量を決定する電位Viは抵抗502によって制御された電流Iによって決まっている。ここで、前述した期間t405においてパルス信号φR+がアサートされてアクティブレベル(ハイレベル)となることにより、電流Iは抵抗502、503によって決定されることとなる。すなわち、抵抗が並列に接続されるため、電流Iに係る抵抗値は低下する。従って、電流Iは増加することとなり、その電流Iの増加に伴って電位Viが上昇するので、垂直信号線208の定電流量は増加することとなる。なお、電流Iを決定するための抵抗値の制御は、抵抗を並列に接続する抵抗の個数を変更する以外に、直列に接続する抵抗の個数を変更するなどしてもよい。
また、定電流源209の回路構成の別形態について、図6に示す回路図及び図7に示す信号タイミングチャートを参照して説明する。図3に示すように、トランジスタ601は、定常的に使用するトランジスタであり、ゲートには電位Vi1が印加されており、この電位Vi1に応じたドレイン電流を定電流として使用している。トランジスタ602は、画素信号を読み出す際の期間t405に使用するトランジスタであり、ゲートには電位Vi2が印加されている。トランジスタ603は、トランジスタ602を使用するか否かを決定するトランジスタ(第1切り替え手段)であり、ゲートには信号φI+が印加されている。
上記別形態においては、図7に示すように、期間t403、t404の開始とともに、期間t405の間に信号φI+がローレベルからハイレベルにアサートされて、トランジスタ602がONされる。このため、期間t405以外は電位Vi1とトランジスタ601によって決定されている定電流量が、期間t405の間は、電位Vi2とトランジスタ602による定電流量も加わることとなり、総じてその定電流量が増大する。すなわち、本形態では、第1切り替え手段であるトランジスタ603により、通電する定電流トランジスタの個数を増やすことで定電流量を増加させている。したがって、光電変換装置100では、画素信号に係る読み出し期間の一部において、定電流量が一時的に増加させており、画素信号に係る読み出し期間を短縮させ、その信号読み出しを高速で行うことが可能となる。
なお、前述した構成において、ソースフォロアの定電流源209におけるMOSトランジスタは、nMOSの場合を説明したが、特に限定するものではなく、pMOSであってもよい。pMOSで構成された定電流源209の場合は、図3を参照して説明した電位Viの電圧値は電位V1が電位V2以上の値となる。すなわち、電位Viの電圧値は、図4における期間t405において、それ以外の期間より減少した電圧値となる。このように、pMOSを用いる場合であっても、定電流源209の定電流量を常に増加させることなく、一時的に増加させることで、画素信号の読み出し期間における過渡応答期間を短くすることができる。
同様に、前述した構成において、ソースフォロアを形成する増幅用のトランジスタは、n型のトランジスタの場合を説明したが、p型のトランジスタであってもよい。図8は、光電変換装置100における1画素分の回路及びその画素の読み出し回路の構成において、ソースフォロアを形成する増幅用のトランジスタとしてp型のトランジスタを用いた構成を示す回路図である。図8に示すように、前述した増幅MOSアンプ205、選択スイッチ206は、p型のMOSトランジスタである増幅MOSアンプ805、806に置き換えてもよい。定電流源809は、前述したnMOSトランジスタを含む定電流源209をpMOSトランジスタに置き換えたものである。
図9は、図8に例示したpMOSトランジスタを用いた形態における駆動パターンを示す信号タイミングチャートである。なお、図9における駆動パターンでは、定電流源809において定電流量を増加させる過渡応答期間は、信号読み出し期間ではなく、リセット期間である場合を例示している。従って、定電流量を増加させる期間t905は、期間t402の開始から終了の手前までの少なくとも一部の期間となる。なお、図7に例示した信号φI+についても同様であり、期間t405以外であって、期間t402の開始から終了の手前までの少なくとも一部の期間にアクティブにされてもよい。以上のように、光電変換装置100は、図9に例示した駆動パターンで駆動することで、画素信号の読み出し期間であり、リセット電位の読み出しに係る過渡応答期間を短くすることができる。
[第2実施形態]
次に、図10を参照して、上記第1実施形態で説明した光電変換装置を用いた撮像装置について説明する。図10は、撮像装置200の機能的構成を模式的に示すブロック図である。
図10に示すように、撮像装置200は、駆動回路7により駆動される光学系1、メカシャッタ2、光電変換装置100を備える。光学系1はレンズ及び絞り羽根などである。メカシャッタ2は、例えばフォーカルプレーン式のメカニカルシャッタ(以下、「メカシャッタ」とする)である。メカシャッタ2は、動画/静止画モードを切り替える不図示の撮影モード切替スイッチにより、静止画モードが選択された際には、先幕及び後幕の走行時刻の差により光電変換装置100への露光時間の制御を行う。また、メカシャッタ2は、動画モードが選択された際には、全開となって光電変換装置100へ常に光が導光される状態となる。光電変換装置100は撮像素子であり、その構成は第1実施形態で説明したとおりである。
CDS4は、アナログ信号処理を行うCDS(Correlated Double Sampling)回路である。A/D5は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器である。タイミング信号発生回路6は、CDS4、A/D5、駆動回路7を動作させるためのタイミング信号を発生する。駆動回路7は、光学系1、メカシャッタ2及び光電変換装置100を駆動させるための駆動信号を出力する。信号処理回路8は、撮像した画像データに必要な信号処理を行う。画像メモリ9は、信号処理回路8により信号処理された画像データを記憶する。記録媒体10は、特に図示しないインターフェイスなどを介して接続し、撮像装置200から取り外し可能な半導体メモリなどである。記録回路11は、信号処理回路8により信号処理された画像データを記録媒体10に記録する。画像表示装置12は、信号処理回路8により信号処理された画像データを表示するLCD(Liquid Crystal Display)などである。表示回路13は、信号処理回路8により信号処理された画像データに基づいて画像表示装置12に画像を表示させるための表示信号を生成する。
システム制御部14は、CPU(Central Processing Unit)などであり、撮像装置200全体の動作を中央制御する。ROM15(Read Only Memory)は、システム制御部14で実行されるプログラムデータ、そのプログラムデータを実行する際に使用されるパラメータやテーブルデータ等の制御データが格納されている。RAM16(Random Access Memory)は、ROM15に記憶されたデータなどを一時的に記憶し、システム制御部14がプログラムデータを実行する際の作業領域を提供する。
ここで、上記撮像装置200の動作について、動画モードが選択された場合の動作を例に説明する。静止画モードが選択された場合については、動画モードにおける1フレーム分の撮像動作とほぼ同じであるため、その説明は省略する。
撮像動作に先立ち、撮像装置200の電源投入時等のシステム制御部14の動作開始時において、ROM15から必要なプログラムデータや制御データ等については、RAM16に転送して記憶しておくものとする。また、これらのプログラムデータや制御データは、システム制御部14が撮像装置200を制御する際に使用するとともに、必要に応じて、追加のプログラムデータや制御データがROM15からRAM16へ転送される場合もある。さらに、システム制御部14は、ROM15内のデータを直接読み出して使用したりしてもよい。
先ず、光学系1は、システム制御部14からの制御信号により駆動される駆動回路7により、絞りとレンズが駆動される。同様に、メカシャッタ2は全開とされ、光電変換装置100には、適切な明るさに設定された被写体像が結像される。光電変換装置100は、システム制御部14により制御されるタイミング信号発生回路6が発生する動作パルスをもとにした駆動パルスで駆動され、被写体像を光電変換により電気信号に変換して、アナログ画像信号として出力する。なお、光電変換装置100の駆動方法については、前述した第1実施形態のとおりである。
光電変換装置100から出力されたアナログ画像信号は、システム制御部14により制御されるタイミング信号発生回路6が発生する動作パルスにより、CDS4でクロック同期性ノイズが除去され、A/D5でデジタル画像信号に変換される。次に、デジタル画像信号に変換された画像データは、一旦、画像メモリ9に記憶される。画像メモリ9に記憶された画像データは、システム制御部14により制御される信号処理回路8において、色変換、ホワイトバランス調整、ガンマ補正等の画像処理、解像度変換処理、画像圧縮処理などの信号処理が行われる。なお、画像メモリ9は、信号処理中の画像データ(デジタル画像信号)を一時的に記憶したり、信号処理された後の画像データを記憶したりするために用いられる。
信号処理回路8で信号処理された画像データや画像メモリ9に記憶されている画像データは、記録回路11において記録媒体10に適したデータ(例えば階層構造を持ちファイルシステムデータ)に変換されて記録媒体10に記録されてもよい。また、上記画像データは、信号処理回路8で解像度変換処理を実施された後、表示回路13において画像表示装置12に適した信号(例えばNTSC方式のアナログ信号)に変換されて画像表示装置12に表示されてもよい。
信号処理回路8は、システム制御部14から要求があった場合に、信号処理の家庭で生じたデジタル画像信号や画像データの情報、あるいは、それらから抽出された情報をシステム制御部14に出力する。この信号処理回路8がシステム制御部14に出力する情報としては、例えば、画像の空間周波数、指定領域の平均値(例えば空間周波数)、圧縮画像のデータ量などがある。また、記録回路11は、システム制御部14からの要求があった場合に、記録媒体10の種類や空き容量などの情報をシステム制御部14に出力する。
さらに、撮像装置200において、記録媒体10に画像データが記録されている場合の再生動作について説明する。システム制御部14からの制御信号により、記録回路11は記録媒体10から画像データを読み出す。記録媒体10から読み出された画像データが圧縮画像であった場合、システム制御部14からの制御信号により信号処理回路8は画像伸張処理を行う。この画像伸張処理後の画像データは、画像メモリ9に記憶される。次いで、画像メモリ9に記憶されている画像データは、信号処理回路8で解像度変換処理が実施された後、表示回路13において画像表示装置12に適した信号に変換され、画像表示装置12に表示される。
なお、上述した実施の形態における記述は、一例を示すものであり、これに限定するものではない。上述した実施の形態における構成及び動作に関しては、適宜変更が可能である。
(他の実施形態)
上述の実施形態は、システム或は装置のコンピュータ(或いはCPU、MPU等)によりソフトウェア的に実現することも可能である。従って、上述の実施形態をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給されるコンピュータプログラム自体も本発明を実現するものである。つまり、上述の実施形態の機能を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明の一つである。
なお、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能であれば、どのような形態であってもよい。例えば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等で構成することができるが、これらに限るものではない。上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、記憶媒体又は有線/無線通信によりコンピュータに供給される。プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記憶媒体、MO、CD、DVD等の光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリなどがある。
有線/無線通信を用いたコンピュータプログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバを利用する方法がある。この場合、本発明を形成するコンピュータプログラムとなりうるデータファイル(プログラムファイル)をサーバに記憶しておく。プログラムファイルとしては、実行形式のものであっても、ソースコードであっても良い。そして、このサーバにアクセスしたクライアントコンピュータに、プログラムファイルをダウンロードすることによって供給する。この場合、プログラムファイルを複数のセグメントファイルに分割し、セグメントファイルを異なるサーバに分散して配置することも可能である。つまり、上述の実施形態を実現するためのプログラムファイルをクライアントコンピュータに提供するサーバ装置も本発明の一つである。
また、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムを暗号化して格納した記憶媒体を配布し、所定の条件を満たしたユーザに、暗号化を解く鍵情報を供給し、ユーザの有するコンピュータへのインストールを許可してもよい。鍵情報は、例えばインターネットを介してホームページからダウンロードさせることによって供給することができる。また、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、すでにコンピュータ上で稼働するOSの機能を利用するものであってもよい。さらに、上述の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、その一部をコンピュータに装着される拡張ボード等のファームウェアで構成してもよいし、拡張ボード等が備えるCPUで実行するようにしてもよい。
第1実施形態に係る光電変換装置の全体構成を示す概念図である。 光電変換装置における1画素分の回路及びその画素の読み出し回路の構成を示す回路図である。 定電流源の回路構成を示す回路図である。 光電変換装置の駆動パターンを示す信号タイミングチャートである。 電流バイアス回路を示す回路図である。 定電流源の回路構成の別形態を示す回路図である。 別形態の駆動パターンを示す信号タイミングチャートである。 光電変換装置における1画素分の回路及びその画素の読み出し回路の構成の別形態を示す回路図である。 pMOSトランジスタを用いた形態の駆動パターンを示す信号タイミングチャートである。 撮像装置の機能的構成を模式的に示すブロック図である。 従来の光電変換装置の全体構成を示す概念図である。 従来の光電変換装置における1画素分の回路及びその画素の読み出し回路の構成を示す回路図である。 従来の光電変換装置における垂直信号線電位と各種信号とのタイミングを示すタイミングチャートである。

Claims (9)

  1. 受光量に応じた光電変換を行う光電変換手段と、
    前記光電変換手段により光電変換された電荷を保持する電荷保持手段と、
    前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段の動作を制御する制御手段と、
    前記増幅手段により増幅された電位を読み出して、当該読み出された電位に基づいて前記受光量を示す信号を出力する読み出し手段とを備え、
    前記増幅手段は、前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅するための増幅用トランジスタと、前記読み出し手段により読み出される電位を前記増幅用トランジスタによる増幅電位とするための定電流源と、を有し、
    前記制御手段は、前記増幅用トランジスタで流す電流量が前記定電流源で流す電流量より少なくなる期間の少なくとも一部の期間において、他の期間より前記定電流源で流す定電流量を増加させることを特徴とする光電変換装置。
  2. 受光量に応じた光電変換を行う光電変換手段と、
    前記光電変換手段により光電変換された電荷を保持する電荷保持手段と、
    前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段の動作を制御する制御手段と、
    前記増幅手段により増幅された電位を読み出して、当該読み出された電位に基づいて前記受光量を示す信号を出力する読み出し手段とを備え、
    前記増幅手段は、前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅するための増幅用トランジスタと、前記読み出し手段により読み出される電位が前記増幅用トランジスタによる増幅電位とするための定電流源とを有し、
    前記制御手段は、前記読み出し手段における電位の読み出し期間内の少なくとも一部の期間において、他の期間より前記定電流源で流す定電流量を増加させることを特徴とする光電変換装置。
  3. 前記電荷保持手段が保持する電荷をリセットするリセット手段を更に備え、
    前記電荷保持手段は、前記光電変換手段により光電変換された電荷と、前記リセット手段によりリセットされた際の電荷と、を保持し、
    前記読み出し手段は、前記増幅手段により増幅された電位として、前記光電変換手段により光電変換された電荷量に応じた第1電位と、前記リセットされた際の電荷量に応じた第2電位と、を読み出して、前記第1電位と前記第2電位との差に基づいて前記受光量を示す信号を出力し、
    前記制御手段は、前記定電流源で流す電流量を、前記第1電位の読み出し期間内及び/又は前記第2電位の読み出し期間内の少なくとも一部の期間において、他の期間より増加させることを特徴とする請求項2に記載の光電変換装置。
  4. 前記定電流源は、ゲート電圧に応じた定電流を供給する定電流トランジスタを備え、前記制御手段は、前記ゲート電圧を制御することにより前記定電流量を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光電変換装置。
  5. 前記定電流源は、複数の前記定電流トランジスタと、当該複数の定電流トランジスタへの通電を切り替える第1切り替え手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1切り替え手段により通電させる定電流トランジスタの個数を前記他の期間より前記一部の期間において増やすことで前記定電流量を増加させることを特徴とする請求項4に記載の光電変換装置。
  6. 前記定電流源は、前記定電流量を決定するための抵抗と、当該抵抗の抵抗値を切り替える第2切り替え手段と、を備え、前記制御手段は、前記第2切り替え手段により前記抵抗の抵抗値を前記他の期間より前記一部の期間において低下させることで前記定電流量を増加させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光電変換装置。
  7. 受光量に応じた光電変換を行う光電変換手段と、
    前記光電変換手段により光電変換された電荷を保持する電荷保持手段と、
    前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段の動作を制御する制御手段と、
    前記増幅手段により増幅された電位を読み出して、当該読み出された電位に基づいて前記受光量を示す信号を出力する読み出し手段とを備え、
    前記増幅手段は、前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅するための増幅用トランジスタと、前記読み出し手段により読み出される電位を前記増幅用トランジスタによる増幅電位とするための定電流源と、を有する光電変換装置の駆動方法であって、
    前記増幅用トランジスタで流す電流量が前記定電流源で流す電流量より少なくなる期間の少なくとも一部の期間において、他の期間より前記定電流源で流す定電流量を増加させることを特徴とする光電変換装置の駆動方法。
  8. 受光量に応じた光電変換を行う光電変換手段と、
    前記光電変換手段により光電変換された電荷を保持する電荷保持手段と、
    前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段の動作を制御する制御手段と、
    前記増幅手段により増幅された電位を読み出して、当該読み出された電位に基づいて前記受光量を示す信号を出力する読み出し手段とを備え、
    前記増幅手段は、前記電荷保持手段に保持された電荷量に応じた電位を増幅するための増幅用トランジスタと、前記読み出し手段により読み出される電位が前記増幅用トランジスタによる増幅電位とするための定電流源と、を有する光電変換装置の駆動方法であって、
    前記読み出し手段における電位の読み出し期間内の少なくとも一部の期間において、他の期間より前記定電流源で流す定電流量を増加させることを特徴とする光電変換装置の駆動方法。
  9. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の光電変換装置を備えたことを特徴とする撮像装置。
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