JP2010025367A - 移載装置および連続焼成炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークに対する熱影響の発生を防止しつつ、連続焼成炉の設置面積を効果的に縮小させることを可能にする連続焼成炉の移載装置を提供する。
【解決手段】リフターユニット20は、ワーク50を第1の炉体12および第2の炉体14を順次移動させつつ、加熱、徐冷および冷却の一連の熱処理を行う連続焼成炉10に設けられる。リフターユニット20は、筐体21、ヒータ24、および断熱部材26、28を備える。筐体21は、第1の炉体12から排出されるワーク50を受け入れ可能な第1の位置、および第2の炉体14に対してワーク50を導入可能な第2の位置の間で往復移動可能に支持されるように構成される。ヒータ24は、筐体21の内部に導入されたワーク50の上面の端部に対向するように配置される。断熱部材26、28は、筐体21におけるワーク50の下方およびヒータ24の上方にそれぞれ配置される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ワークを第1の炉体および第2の炉体の順に移動させつつ、加熱、徐冷および冷却の一連の熱処理を行う連続焼成炉に設けられた連続焼成炉用の移載装置に関する。
焼成を行う手法の1つとして、従来、連続焼成炉が広く用いられている。例えば、PDP(プラズマディスプレイ)用のガラス基板等を焼成するための手段として、ローラハース連続焼成炉が広く用いられてきた。
連続焼成炉の中には、炉体の長さを抑えて設置面積を小さくするために、炉体を多段構成(例えば、2段構成)とするものがある。例えば、上段に配置される第1の炉体において加熱および徐冷を行い、その後、移載装置にてワークを下段に配置される第2の炉体に搬送し、第2の炉体において上段とは反対方向にワークを搬送させながら冷却するように構成されるものがある(例えば、特許文献1および2参照。)。
特開2003−148869号公報 特開2007−205592号公報
しかしながら、第1の炉体および第2の炉体の順にワークを搬送させる構成においては、第1の炉体から第2の炉体にワークを移載する移載部においてワークの状態に不具合が発生することがあった。その理由は、一般的に移載部は周囲が炉壁で覆われていないため、移載部にてワークが放熱し易く、ワークへの急激な熱影響(割れや歪)が発生し易いからである。
このため、熱影響の少ない温度域(約300℃以下)までワークを冷却した後に、ワークを移載部に案内するように設計する必要があり、その結果、第1の炉体の炉長が長くなり、ひいては連続焼成炉の設置面積を効果的に縮小させることが難しくなることがあった。
この発明の目的は、ワークに対する熱影響の発生を防止しつつ、連続焼成炉の設置面積を効果的に縮小させることを可能にする連続焼成炉用の移載装置および連続焼成炉を提供することである。
この発明に係る連続焼成炉用の移載装置は、ワークを第1の炉体および第2の炉体の順に移動させつつ、加熱、徐冷および冷却の一連の熱処理を行う連続焼成炉に設けられる。この移載装置は、筐体、ヒータ、および断熱部材を備える。
筐体は、第1の炉体から排出されるワークを受け入れ可能な第1の位置、および第2の炉体に対してワークを導入可能な第2の位置の間で往復移動可能に支持されるように構成される。移載装置がリフターユニットの場合には、第1の位置および第2の位置は縦方向に並んで配置される一方、移載装置がトラバーサユニットの場合には、第1の位置および第2の位置は横方向に並んで配置される。
ヒータは、筐体内部に導入されたワークの上面の端部に対向するように配置される。ワークの上面に対向するようにヒータを配置する理由は、ワークがセッタによって搬送されるかセッタを用いることなく搬送されるかに関わらず、ワークの冷却を効果的に防止するためである。また、ワークの端部に対向するようにヒータを配置する理由は、ワークの端部が最も放熱が激しいことを考慮したものである。このため、移載装置内でガラス基板の面内温度分布に差が発生しにくくなり、ワークの歪や割れの発生が防止される。
断熱部材は、筐体におけるワークの下方およびヒータの上方にそれぞれ配置される。より具体的には下側の断熱部材はワークを支持する搬送ローラ(ハースローラ)の下方に配置され、上側の断熱部材はワークの上方に配置される。断熱部材を設けることにより、移載から周囲の機構部分への熱の放出が抑えられ、移載装置の駆動機構部分に対する熱影響が軽減される。
この構成においては、移載装置にワークを上方から加熱可能なヒータが設けられているため、移載装置におけるワークの放熱が抑えられ、ワークが急に冷却されることが防止される。特に、ワークが大型化する場合であってもワークに発生する熱応力を緩和し、ワークの歪や割れの発生等を効果的に防止することが可能になる。
このため、ワークを移載装置に導入する前に、ワークを熱影響の少ない温度域(約300℃以下)まで冷却する必要がなくなる。つまり、ワークの収縮に対する問題の発生しない温度域(例えば、400℃〜歪点近傍の温度)までワークを降温した時点で、ワークを移載装置に導入することが可能になり、その結果、移載装置の上流に配置される第1の炉体の炉長を短縮することが可能になる。
本発明によれば、ワークに対する熱影響の発生を防止しつつ、連続焼成炉の設置面積を効果的に縮小させることが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係る連続焼成炉用の移載装置が適用されるローラハース式連続焼成炉(以下、連続焼成炉という。)10の概略を示している。この実施形態では、ワーク50としてPDP用のガラス基板を用いる例を説明するが、ワーク50はガラス基板に限定されるものではない。同図に示すように、連続焼成炉10は、第1の炉体12、移載部16、および第2の炉体14を備えており、ワーク50を載せた耐熱ガラス等のセッタ52を第1の炉体12および第2の炉体14の順に移動させつつ、加熱、徐冷および冷却の一連の熱処理を行うように構成される。
第1の炉体12は、所定の焼成温度(500〜600℃)まで昇温される昇温部122、焼成温度で保持される均熱部124、およびガラス基板の内面温度分布を制御しつつ設定された徐冷速度にて降温させる徐冷部126を備える。徐冷部126では、ワーク50の収縮をコントロールしつつ徐々にワーク50を400℃程度まで降温させる。一方、第2の炉体14は、ワーク50を冷却する冷却部142、およびワーク50を第2の炉体14の排出口まで搬送するリターン部144を備える。
移載部16は、リフターユニット20を備える。リフターユニット20は、第1の炉体12から排出されるワーク50を受け入れ可能な第1の位置、および第2の炉体14に対してワーク50を導入可能な第2の位置の間で往復移動可能に支持される筐体21を備える。筐体21には、図2に示すように、複数の搬送ローラ(ハースローラ)22が軸支される。ここでは、搬送ローラ22としてセラミクス製のものが用いられる。ただし、炉内のローラと同様の耐熱性を具備できるのであれば、搬送ローラ22の素材はセラミクスに限定されるものではない。
図3に示すように、リフターユニット20は、搬送ローラ22によって筐体21内部に導入されたワーク50の上面の端部に対向するように配置された複数のヒータ24を備える。ここでは、ヒータ24としてシーズヒータが用いられるが、他の種類のヒータを用いることも可能である。ヒータ24は、ワーク50の前方両側端部、中央両側端部、および後方両側端部をそれぞれ加熱するように6つ設けられているが、ヒータ24の配置はこれに限定されるものではない。ここで、ワーク50の側端部に対応する位置に重点的にヒータ24を配置する理由は、筐体21における搬送ローラ22用の貫通孔から熱が逃げ易いことを考慮したものである。ヒータ24は、150〜200℃程度の温度になるように温度制御される。このとき、すべてのヒータ24に対して同一の熱制御を適用することが可能である。原則として、ヒータ24はワーク50が導入される前から、筐体21内を加熱して暖めておくように制御される。
図4(A)はリフターユニット20の側面断面図であり、図4(B)はリフターユニット20の正面断面図である。これらの図において、便宜上、ハッチングを一部省略している。
図4(A)および図4(B)に示すように、筐体21におけるワーク50の下方(より具体的には、搬送ローラ22の下方)およびヒータ24の上方には、断熱部材28および断熱部材26がそれぞれ配置される。断熱部材28および断熱部材26は、移載部16におけるリフターユニット20の駆動機構部分へ与える熱影響を軽減する機能を発揮する。また、水冷式のラジエータではなく断熱部材28および断熱部材26を用いる理由は、リフターユニット20におけるワーク50の冷却を防止するためである。断熱部材28および断熱部材26は、塵埃の飛散を防止するために、それぞれ発塵防止カバーによって覆われている。発塵防止カバーの構成例としては、SUS等の板金によって断熱部材28および断熱部材26を覆う構成等が挙げられる。
上述の構成において、ワーク50を載せたセッタ52は、昇温部122、均熱部124、および徐冷部126を順次経由しつつ、移載部16のリフターユニット20まで搬送される。このとき、リフターユニット20の筐体21内部は、ヒータ24によって予め加熱されているため、リフターユニット20においてワーク50からの局部的な放熱が軽減される。このため、ワーク50を比較的高い温度(例えば、400℃〜歪点近傍の温度)でリフターユニット20に導入した場合でも、ワーク50が冷却によって反ったり割れたりすることが防止される。特に、ワーク50における放熱し易い端部に対向するようにヒータ24が配置されるため、ワーク50の端部に反りが発生する不具合が発生しにくい。このため、ワーク50として、大型のガラス基板を用いる場合においても歪や反りの発生を効果的に抑えることが可能になる。
よって、熱影響の少ない温度域(約300℃以下)までワークを冷却した後に、ワークを移載部16に案内するように設計する場合に比較して、第1の炉体12の炉長を約10%程度短くすることが可能になる。
以上の実施形態では、上下2段に炉体を配置する構成を説明したが、連続焼成炉の構成はこれに限定されるものではない。図5に示すように、第1の炉体120および第2の炉体140が互いに横方向に並べて配置される構成においても本発明を適用することが可能である。例えば、炉体の内部に3段階の搬送経路と加熱部とが配置される場合、工場の高さ制限等を考慮して、図5に示すようなトラバーサ方式を採用することがある。この場合には、第1の炉体120および第2の炉体140の間に配置される移載部160におけるトラバーサユニットに上述のリフターユニット20の構成を採用すると良い。
上述の実施形態では、セッタ52にワーク50を載せて搬送する例を説明したが、この発明は、搬送ローラに直接ワークを載せて搬送するセッタレス方式の構成においても用いることが可能である。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施形態に係る連続焼成炉の概略を示す図である。 リフターユニットの概略構成を示す図である。 リフターユニットの概略構成を示す図である。 リフターユニットの概略構成を示す断面図である。 連続焼成炉の他の構成例を示す図である。
符号の説明
10−連続焼成炉
12−第1の炉体
14−第2の炉体
16−移載部
20−リフターユニット
21−筐体
24−ヒータ
26、28−断熱部材
50−ワーク

Claims (3)

  1. ワークを第1の炉体および第2の炉体の順に移動させつつ、加熱、徐冷および冷却の一連の熱処理を行う連続焼成炉に設けられた連続焼成炉用の移載装置であって、
    前記第1の炉体から排出される前記ワークを受け入れ可能な第1の位置、および前記第2の炉体に対して前記ワークを導入可能な第2の位置の間で往復移動可能に支持される筐体と、
    前記筐体内部に導入された前記ワークの上面の端部に対向するように配置されたヒータと、
    前記筐体における前記ワークの下方および前記ヒータの上方にそれぞれ配置された断熱部材と
    を備えた移載装置。
  2. 断熱部材が、発塵防止カバーによって覆われた請求項1に記載の移載装置。
  3. 請求項1または2に記載の移載装置を備えた連続焼成炉であって、
    前記第1の炉体の最下流部に、前記ワークが均一に収縮されるように、設定された徐冷速度にてワークを徐冷するように構成された徐冷部が設けられた連続焼成炉。
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