JP2010017229A - 超音波内視鏡及び超音波検査装置 - Google Patents

超音波内視鏡及び超音波検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】良好な超音波エコー画像を得ることができる超音波内視鏡及び超音波検査装置を提供する。
【解決手段】超音波検査装置1は、挿入部10と、挿入部10に設けられた超音波送受信部31と、超音波送受信部31を覆って挿入部10に取り付けられたバルーン33と、挿入部10とバルーン33とで形成される空間であるバルーン内部空間35に注入された液状の超音波伝達媒体Lを排出する管路36と、バルーン内部空間35を照明する照明部40と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、超音波内視鏡及び超音波検査装置に関する。
医療分野で消化管等の管腔や体腔などに挿入され、組織の表面及び深部を検診し、あるいは工業分野で配管などに挿入され、それらの物の表面及び深部を検査する用途に、超音波内視鏡が用いられている。
従来の超音波内視鏡は、典型的には、被検体に挿入される挿入部に超音波送受信部が設けられており、この超音波送受信部で発生する超音波を被検体に当て、その超音波エコーを超音波送受信部で受信する。受信された超音波エコーは画像化され、その画像は被検体の表面及び深部の状態の診断に供される。
ここで、超音波送受信部と被検体の観察部位との間に空気などの気体が介在すると、超音波が減衰してしまい、画像を生成するための超音波エコーが得られなくなる。そこで、超音波送受信部を覆うように伸縮性のあるバルーンが挿入部に着脱自在に取り付けられ、挿入部とバルーンとで形成される空間であるバルーン内部空間に水などの液状の超音波伝達媒体が注入される。超音波伝達媒体が注入されて膨らんだバルーンは観察部位に密着し、それにより、超音波送受信部と観察部位との間が超音波伝達媒体で満たされる。
ところで、バルーン内部空間に超音波伝達媒体が注入される際に、超音波伝達媒体を供給する管路内に滞留した気体が、気泡となってバルーン内部空間に混入する場合がある。そこで従来、被検体への挿入に先立って、準備的に超音波伝達媒体がバルーン内部空間に注入されている。それにより、超音波伝達媒体の供給路内の気体は押し出され、供給路内は超音波伝達媒体で満たされる。そして、バルーン内部空間の気泡は、超音波伝達媒体ともども吸引され、除去されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された超音波内視鏡は、さらに、バルーン内部空間の超音波伝達媒体や気泡を排出するための管路の開口部を指示するための指標を有している。この指標に合わせてバルーン内部空間の気泡を管路の開口部付近に集めて吸引することにより、バルーン内部空間に気泡が残留することを防止するようにしたものである。
特開2001−112761号公報
超音波伝達媒体をバルーン内部空間に注入し、バルーン内部空間の気泡を吸引して除去する上記の準備作業は、十分な照明の下で行われるとは限らない。さらに、バルーンの材料としては、ラテックスやシリコンゴムなどが用いられるが、それらは、一般的には乳白色を呈する半透明なものであり、バルーン内部空間の気泡の視認性は、必ずしも良好であるとはいえない。そのため、上記の準備作業において、バルーン内部空間の気泡の残留が看過される虞があり、そして、残留した気泡により超音波エコー画像に欠損を生じ、正確な診断を妨げる可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、その目的は、良好な超音波エコー画像を得ることができる超音波内視鏡及び超音波検査装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は下記(1)〜(6)を特徴としている。
(1) 被検体に挿入される挿入部と、前記挿入部に設けられた超音波送受信部と、前記超音波送受信部を覆って前記挿入部に取り付けられたバルーンと、前記挿入部と前記バルーンとで形成される空間であるバルーン内部空間に注入された液状の超音波伝達媒体を排出する管路と、前記バルーン内部空間を照明する照明部と、を備える超音波内視鏡。
(2) (1)記載の超音波内視鏡であって、前記照明部は、前記バルーンの前記バルーン内部空間側の面に照明光を照射する超音波内視鏡。
(3) (1)又は(2)記載の超音波内視鏡であって、前記照明部は、前記バルーン内部空間に開口している前記管路の開口部に隣接して設けられている超音波内視鏡。
(4) (1)又は(2)記載の超音波内視鏡であって、前記照明部は、前記バルーン内部空間に開口している前記管路の開口部を介して前記バルーン内部空間を照明する超音波内視鏡。
(5) (4)記載の超音波内視鏡であって、前記照明部は、前記管路の前記開口部を臨む管壁に設けられている超音波内視鏡。
(6) (1)〜(5)のいずれか一項に記載した超音波内視鏡と、前記超音波内視鏡の前記超音波送受信部で受信した超音波エコーを画像化する超音波観測装置と、前記超音波観測装置で生成された画像を表示する表示装置と、を備える超音波検査装置。
本発明によれば、照明部によってバルーン内部空間を照明することにより、バルーン内部空間にある気泡の輪郭が明瞭に浮き立って、気泡の視認性が高められる。それにより、バルーン内部空間の気泡の残留が看過されるのを防止し、バルーン内部空間から気泡を確実に除去することができる。そして、得られた超音波エコーから生成される画像に、気泡に起因した欠損が生じるのを防止することができる。
照明部が、バルーンのバルーン内部空間側の面(内表面)に照明光を照射すれば、バルーンの外表面に照明光を照射する場合における外表面での散乱が軽減されるので、気泡の視認性が一層高められる。
照明部が、バルーン内部空間に開口している管路の開口部に隣接して設けられれば、光輝する照明部によって管路の開口部の位置を指示することができる。また、照明部が、バルーン内部空間に開口している管路の開口部を介してバルーン内部空間を照明すれば、管路の開口部から照明光が射出されることとなって管路の開口部が光輝し、それにより、管路の開口部の位置を指示することができる。これは、特に小型の超音波内視鏡において有効であり、全体の小型化に伴って縮小される管路の開口部を容易に且つ確実に発見することができる。そして、バルーン内部空間にある気泡を確認しつつ、それらの気泡を管路の開口部付近に集めることができるので効率的であり、気泡を管路の開口部付近に集めて吸引することにより、バルーン内部空間に気泡が残留するのを防止することができる。
また、本発明によれば、上述のとおり超音波内視鏡のバルーン内部空間からは気泡が除去されるので、気泡に起因した欠損のない超音波エコー画像を得ることができ、正確な検査が可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態の超音波検査装置及び超音波内視鏡の一例の斜視図、図2は図1の超音波内視鏡の平面図、図3は図1の超音波内視鏡の挿入部の先端部を拡大して示す断面図、図4は図1の超音波内視鏡の内部構造を示す模式図である。
図1に示すように、超音波検査装置1は、超音波内視鏡2と、超音波内視鏡2で得られた超音波エコーを画像化する超音波観測装置3と、超音波観測装置3で生成された超音波エコー画像を表示するモニタ(表示装置)4と、を備えている。超音波検査装置1は、さらに、後述する光学画像用の光源装置5及びプロセッサ6と、後述する超音波伝達媒体を収容し、この超音波伝達媒体を超音波内視鏡2に供給(排出)するための注射筒13と、を備えている。これら超音波観測装置3、モニタ4、光源装置5、プロセッサ6は、カート9の棚に適宜設置されている。尚、手動の注射筒13に替えて電動のポンプ装置を用いることもできる。
さらに図2を参照して、超音波内視鏡2は、被検体に挿入される挿入部10と、挿入部10の後端部に連なって設けられた把持部を兼ねる操作部11と、この操作部11の後端部に設けられた超音波伝達媒体を注入するための注入口21と、操作部11から延びるユニバーサルケーブル12とを備えている。
挿入部10は、用途によっては硬性の筒とされる場合もあるが、図示の例では軟性なチューブとされており、その先端部に、超音波送受信部31が設けられている。この超音波送受信部31は、挿入部10やユニバーサルケーブル12内を挿通された配線及びユニバーサルケーブル12に設けられた超音波コネクタ12aを介して超音波観測装置3に接続されている。超音波送受信部31は、超音波観測装置3から入力される駆動信号に基づいて被検体に向け超音波を発生し、そして、被検体で反射された超音波エコーを受信し、これを電気信号に変換して超音波観測装置3に出力する。
超音波送受信部31の付け根にあたる挿入部10の湾曲部10aは湾曲可能となっている。操作部11には、湾曲部10aの湾曲を遠隔操作するための操作ノブ20が設けられており、この操作ノブ20には、一端を湾曲部10aに接続した複数のワイヤが挿入部10内を挿通されて接続されている。これらのワイヤは、操作ノブ20の回転操作により選択的に引っ張られ、あるいは繰り出され、それにより、湾曲部10aの湾曲が遠隔操作されるようになっている。
超音波内視鏡は、超音波エコー画像に加えて被写体表面の光学画像を取得するための光学系をさらに備えることができる。そのような光学系として、超音波内視鏡2は、挿入部10の先端部に、撮像素子と、被写体を照明する照明光を射出する照明光学系と、被写体で反射された反射光を集光し撮像素子に結像する対物レンズとを有する。被写体照明光を導光する光ファイバ等の導光部材や撮像素子で変換された撮像信号を伝送する信号ケーブルは、挿入部10やユニバーサルケーブル12内を挿通されている。
被写体照明光を導光する上記導光部材は、ユニバーサルケーブル12に設けられたLGコネクタ12bを介して光源装置5に接続されており、光源装置5から発せられる被写体照明光を上記照明光学系に導光している。また、撮像信号を伝送する上記信号ケーブルは、ユニバーサルケーブル12に設けられた電気コネクタ12cを介してプロセッサ6に接続されており、プロセッサ6は、上記撮像信号から光学画像を生成する。プロセッサ6で生成された光学画像は、例えば超音波エコー画像と適宜切り替えて、あるいは超音波エコー画像にピクチャ・イン・ピクチャでモニタ4に表示される。
図3に示すように、挿入部10の先端部には、上述のとおり超音波送受信部31が設けられている。そして、超音波内視鏡2は、超音波送受信部31を覆って挿入部10の先端部に取り付けられたバルーン33と、バルーン33と挿入部10とで形成される空間であるバルーン内部空間35に開口する管路36と、バルーン内部空間35を照明する照明部40と、をさらに備えている。
超音波送受信部31には、電気信号と超音波とを相互に変換する超音波トランデューサ32が設けられている。この超音波トランデューサ32は、円柱状の挿入部10の中心軸のまわりに円周方向に並んで複数の素子が配設されたラジアル走査型の超音波トランデューサである。よって、超音波送受信部31は、挿入部10の先端部の全周にわたっている。
超音波送受信部31を覆うバルーン33は、略円筒状に成形され、その内に挿入部10の先端部を挿通させて挿入部10の先端部に取り付けられている。挿入部10の先端部には、超音波送受信部31を間に挟むように、2本の円環状のバルーン取り付け溝34a,34bが形成されている。バルーン33は、その両端に肉厚な環状の締め付け部37を備えており、これらの締め付け部37をそれぞれバルーン取り付け溝34a,34bに水密に取り付けられ、挿入部10の先端部に固定されている。それにより、超音波送受信部31は、その外周を全周にわたってバルーン33により覆われる。
バルーン内部空間35には、脱気水などの液状の超音波伝達媒体Lが適宜注入される。バルーン33は、例えばラテックス、シリコンゴム、等の伸縮性のある透明あるいは半透明な防水材料で形成されており、バルーン内部空間35に上記の超音波伝達媒体Lが注入されることによって膨張し、被検体の観察部位の表面に密着するようになっている。
管路36は、挿入部10内に配設され、そして、2本のバルーン取り付け溝34a,34bの間で挿入部10の外周面に開口しており、即ち、バルーン内部空間35に開口している。バルーン内部空間35への超音波伝達媒体Lの注入及びバルーン内部空間35からの超音波伝達媒体Lの排出は、この管路36を介して行われる。
図4に示すように、管路36は、操作部11に設けられた注入口21に接続しており、この注入口21には、注射筒13が接続される。注射筒13に替えてポンプ装置を用いる場合に、ポンプ装置は例えば接続管を介して注入口21に接続される。超音波伝達媒体Lは、注射筒13あるいはポンプ装置に収容されており、超音波伝達媒体Lの注入及び排出は、注射筒13の押引操作、あるいはポンプ装置の注入・排出操作によって制御される。
尚、超音波内視鏡2では、超音波伝達媒体Lの注入及び排出は、注入口21に接続された注射筒13あるいはポンプ装置により、管路36を介してなされるが、必ずしも管路36のみによる構成でなく、注入用管路と排出用管路を別として、操作部11に注入用接続口及び排出用接続口をそれぞれ設けた構成であってもよい。
上述のとおりバルーン内部空間35に超音波伝達媒体Lが注入され、バルーン33が膨張して被検体の観察部位の表面に密着することにより、超音波送受信部31と被検体の観察部位との間が超音波伝達媒体Lで満たされるわけであるが、初回の超音波伝達媒体Lの注入では、管路36等の内に滞留した気体が、気泡となってバルーン内部空間35に混入する場合がある。そこで、超音波内視鏡2では、挿入部10が被検体に挿入されるのに先立って、バルーン内部空間35の気泡の除去が行われる。
バルーン内部空間35からの気泡の除去作業の一例として、はじめに、バルーン33の締め付け部37はバルーン取り付け溝34bのみに取り付けておき、バルーン取り付け溝34a側は開放にしておく。そして、注入口21に接続された注射筒13もしくはポンプ装置より超音波伝達媒体Lを注入する。それにより、管路36内の気体は押し出され、管路36内は超音波伝達媒体Lで満たされる。そして、バルーン取り付け溝34a側の締め付け部37を取り付ける。さらに超音波伝達媒体Lを注入することによりバルーン内部空間35は超音波伝達媒体Lで満たされ膨張する。このとき、バルーン内部空間35に気泡がある場合に、注射筒13もしくはポンプ装置を操作して超音波伝達媒体Lともども気泡を吸引し、バルーン内部空間35から気泡を除去する。気泡が注射筒13もしくはポンプ装置まで排出されると、管路36内は超音波伝達媒体Lで満たされていることから、以後の超音波伝達媒体Lの注入で、バルーン内部空間35への気泡の混入がなくなる。
バルーン内部空間35から気泡を除去する上記の作業において、バルーン内部空間35に残留する気泡はバルーン33を通して視認される。バルーン33を通すことによる視認性の低下によってバルーン内部空間35に残留する気泡Aが看過されるのを防止するため、超音波内視鏡2では、照明部40によりバルーン内部空間35を照明する。
図3に示すように、照明部40は、光源としての発光ダイオード(LED)41を有している。このLED41は、2本のバルーン取り付け溝34a,34bの間で挿入部10の外周面に取り付けられており、よって、バルーン33に覆われ、バルーン33のバルーン内部空間35側の面(内表面)に照明光を照射する。尚、LED41への電力の供給は、例えば挿入部10内を挿通された配線を介して行われ、操作部11でON/OFF等の制御が行われる。
LED41が発光することにより、バルーン内部空間35が照明される。それにより、図5(A)に示すように、バルーン内部空間35に残留する気泡Gの輪郭が明瞭に浮き立ち、バルーン33を通しても気泡の視認性が高まる。ここで、バルーン33の外表面に照明光を照射してバルーン内部空間35を照明することによっても気泡の視認性を高めることができるが、特に、LED41は、バルーン33の内表面に照明光を照射してバルーン内部空間35を照明しており、バルーン33の外表面での散乱が軽減されるため、気泡の視認性が一層高まる。
参考として図5(B)に、バルーン内部空間35の照明がない場合を示すと、バルーン内部空間35に残留する気泡Gの輪郭が不明瞭であり、その傾向は、一般的なラテックスやシリコンゴムで形成された乳白色を呈する半透明なバルーンで顕著であり、気泡Gの視認性が十分ではない。
尚、LED41に替えて蓄光材を用いてもよい。蓄光材としては、酸化アルミニウムなどの酸化物を母体とし、これに希土類元素などを添加したものを例示することができる。また、超音波内視鏡2は、上述のとおり、被写体表面の光学画像を取得するための光学系を備えている。そこで、この光学系において光源装置5の被写体照明光を導光する導光部材から支線を分岐させ、この支線をLED41の位置に導いて、LED41に替わる照明部40の光源としてもよい。
照明部40によりバルーン内部空間35が照明され、そして、バルーン内部空間35に気泡が認められる場合には、それらの気泡を超音波伝達媒体Lともども吸引する作業が繰り返し行われ、バルーン内部空間35から完全に気泡が除去される。ここで、超音波伝達媒体Lともども気泡を吸引する際に、管路36の開口部36aの近傍にある気泡は吸引され易い。
この管路36の開口部36aもまた、バルーン33を通して視認される。そのため、気泡と同様に視認性が十分ではない。そこで、LED41が開口部36aに隣り合って設けられていることが好ましい。それによれば、開口部36aの位置が光輝するLED41によって指示されるので、開口部36aの大まかな位置を容易に認識することができる。さらに、バルーン内部空間35にある気泡を確認しつつ、それらの気泡を管路36の開口部36aの近傍に集めることができるので効率的である。
以上の準備作業を経ることにより、バルーン内部空間35から気泡が完全に除去され、超音波伝達媒体Lの再度の注入でバルーン内部空間35に気泡が混入することもなくなる。その後に、挿入部10が被検体に挿入され、バルーン内部空間35に超音波伝達媒体Lが注入される。バルーン内部空間35に超音波伝達媒体Lが注入されてバルーン33が膨張し、膨張したバルーン33が被検体の観察部位の表面に密着した際には、超音波送受信部31と被検体の観察部位との間が超音波伝達媒体Lで満たされる。
超音波送受信部31から被検体に向けて放射された超音波は、気泡により減衰することなく被検体に到達し、そして、被検体で反射された超音波エコーもまた、気泡により減衰することなく超音波送受信部31に到達する。それにより、得られた超音波エコーから生成される画像に、気泡に起因した欠損が生じるのが防止される。
次に、図6を参照して、本発明の実施形態の超音波内視鏡の他の例を説明する。尚、上述した超音波内視鏡2と共通する構成要素については同一符号を付することにより説明を省略あるいは簡略する。
図6に示すように、超音波内視鏡102は、被検体に挿入される挿入部10と、挿入部10の先端部に設けられた超音波送受信部31と、この超音波送受信部31を覆って挿入部10に取り付けられたバルーン33と、挿入部10とバルーン33とで形成される空間であるバルーン内部空間35から超音波伝達媒体Lを排出する管路36と、バルーン内部空間35を照明する照明部140と、を備えている。
管路36は、バルーン内部空間35に開口しており、その開口部36aから挿入部10の中心軸に向けて半径方向に延び、そして、略直角に屈曲して、挿入部10の中心軸に沿って操作部11に向けて延びている。この屈曲部において、開口部36aを半径方向に臨む管壁には、凹部36bが形成されている。
照明部140は、光源としてのLED141と、レンズ142と、を有しており、LED141は、管路36の凹部36bに収納されている。レンズ142は、凹部36bの開口部を水密に閉塞している。
LED141が発光すると、その照明光はレンズ142を透過し、管路36の開口部36aからバルーン内部空間35に射出され、バルーン内部空間35が照明される。それにより、バルーン内部空間35に残留する気泡の輪郭が明瞭に浮き立ち、バルーン33を通しても気泡の視認性が高まる。
特に、管路36の開口部36aからバルーン内部空間35に射出されたLED141の照明光は、バルーン33の内表面に照射されてバルーン内部空間35を照明する。そのため、バルーン33の外表面に照明光を照射する場合における外表面での散乱が軽減され、気泡の視認性が一層高まる。
そして、気泡の視認性が高まることにより、バルーン内部空間35の気泡の残留が看過されるのを防止し、バルーン内部空間35から気泡を確実に除去することができる。そして、得られた超音波エコーから生成される画像に、気泡に起因した欠損が生じるのを防止することができる。
さらに、超音波内視鏡102では、管路36の開口部36aから照明光が射出されることとなって管路36の開口部36aが光輝し、それにより、管路36の開口部36aの位置が直接的に指示される。それにより、開口部36aの正確な位置を容易に認識することができる。さらに、バルーン内部空間35にある気泡を確認しつつ、それらの気泡を管路36の開口部36aの近傍に集めることができるので効率的である。
本発明の実施形態の超音波検査装置及び超音波内視鏡の一例を示す斜視図である。 図1の超音波内視鏡の平面図である。 図1の超音波内視鏡の挿入部の先端部を拡大して示す断面図である。 図1の超音波内視鏡の内部構造を示す模式図である。 図1の超音波内視鏡のバルーンを通して視認される気泡の様子を模式的に示す図である。 本発明の実施形態の超音波内視鏡の他の例を示す断面図である。
符号の説明
1 超音波検査装置
2 超音波内視鏡
3 超音波観測装置
4 モニタ(表示装置)
5 光源装置
6 プロセッサ
9 カート
10 挿入部
10a 湾曲部
11 操作部
12 ユニバーサルケーブル
13 注射筒
20 操作ノブ
21 注入口
31 超音波送受信部
32 超音波トランデューサ
33 バルーン
34a,34b バルーン取り付け溝
35 バルーン内部空間
36 管路
36a 管路の開口部
36b 管路の凹部
37 締め付け部
40 照明部
41 LED
102 超音波内視鏡
140 照明部
141 LED
142 レンズ
G 気泡
L 超音波伝達媒体

Claims (6)

  1. 被検体に挿入される挿入部と、
    前記挿入部に設けられた超音波送受信部と、
    前記超音波送受信部を覆って前記挿入部に取り付けられたバルーンと、
    前記挿入部と前記バルーンとで形成される空間であるバルーン内部空間に注入された液状の超音波伝達媒体を排出する管路と、
    前記バルーン内部空間を照明する照明部と、を備える超音波内視鏡。
  2. 請求項1記載の超音波内視鏡であって、
    前記照明部は、前記バルーンの前記バルーン内部空間側の面に照明光を照射する超音波内視鏡。
  3. 請求項1又は2記載の超音波内視鏡であって、
    前記照明部は、前記バルーン内部空間に開口している前記管路の開口部に隣接して設けられている超音波内視鏡。
  4. 請求項1又は2記載の超音波内視鏡であって、
    前記照明部は、前記バルーン内部空間に開口している前記管路の開口部を介して前記バルーン内部空間を照明する超音波内視鏡。
  5. 請求項4記載の超音波内視鏡であって、
    前記照明部は、前記管路の前記開口部を臨む管壁に設けられている超音波内視鏡。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載した超音波内視鏡と、
    前記超音波内視鏡の前記超音波送受信部で受信した超音波エコーを画像化する超音波観測装置と、
    前記超音波観測装置で生成された画像を表示する表示装置と、を備える超音波検査装置。
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