JP2010010727A - 小型スピーカ装置およびテレビジョン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数の増加を抑制するとともに、回路構成が複雑になるのを抑制しつつ、小型化した場合にも低音域の周波数成分による音を十分に発することが可能な小型スピーカ装置を提供する。
【解決手段】この小型スピーカ装置1は、スピーカボックス10と、スピーカボックス10に取り付けられたスピーカユニット20と、スピーカボックス10に取り付けられ、スピーカユニット20の振動に共振して振動し、駆動系を有しないパッシブラジエータ30と、入力された1つの音声信号の低音域の周波数成分における音圧を増強するための低音域増強回路60とを備える。
【選択図】図4
【解決手段】この小型スピーカ装置1は、スピーカボックス10と、スピーカボックス10に取り付けられたスピーカユニット20と、スピーカボックス10に取り付けられ、スピーカユニット20の振動に共振して振動し、駆動系を有しないパッシブラジエータ30と、入力された1つの音声信号の低音域の周波数成分における音圧を増強するための低音域増強回路60とを備える。
【選択図】図4
Description
この発明は、小型スピーカ装置およびテレビジョン装置に関し、特に、パッシブラジエータを備えた小型スピーカ装置およびテレビジョン装置に関する。
従来、パッシブラジエータを備えたスピーカ装置およびテレビジョン装置が知られている(たとえば、特許文献1〜3参照)。
上記特許文献1には、メインスピーカ(スピーカ)と、駆動系であるボイスコイルなどを有するパッシブラジエータと、メインスピーカに接続されたメインアンプ(増幅回路)と、メインアンプに接続され、センタースピーカ用の信号とサブウーファ用の信号とを混合するミキシングアンプと、パッシブラジエータに接続され、低音域の周波数成分における音圧の増強を行うモーショナル・フィードバック回路とを備えたスピーカシステムが開示されている。このスピーカシステムは、センタースピーカ用の信号とサブウーファ用の信号とを混合することにより、メインスピーカに加えられる信号が、中音域の周波数成分と低音域の周波数成分とにおける音圧を増強したものとなる。これにより、メインスピーカから発せられる音は、中音域および低音域の周波数成分による音が増強されるように構成されている。また、パッシブラジエータに接続されたモーショナル・フィードバック回路によって、メインスピーカに共振してパッシブラジエータから発生する音は、低音域の周波数成分における音圧がさらに増強されるように構成されている。
また、上記特許文献2には、キャビネット(筐体)と、キャビネットに取り付けられたスピーカユニット(スピーカ)と、スピーカユニット(スピーカ)と同じ面に取り付けられたパッシブラジエータと、パッシブラジエータと同一軸状になるように連結され、キャビネットの内部に配置されたバスレフダクトとを備えたスピーカ装置が開示されている。このスピーカ装置のバスレフダクトは、パッシブラジエータの小径側の開口に一方端が連結されていることにより、パッシブラジエータの振動に伴って振動するように構成されている。この結果、スピーカ装置は、パッシブラジエータ型のスピーカ装置としての効果と、バスレフ型のスピーカ装置としての効果とを備えることによって、低音域での音響特性が向上するように構成されている。
また、上記特許文献3には、互いに嵌合するように2つに分割されたエンクロージャ(筐体)と、エンクロージャの内部に配置されたスピーカユニット(スピーカ)と、スピーカユニットの前方に、スピーカユニットと同一の方向を向くように配置されたパッシブラジエータとを備えたスピーカ装置が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載のスピーカシステムでは、中音域および低音域の周波数成分による音を増強するために、センタースピーカ用の信号とサブウーファ用の信号との2つの信号が必要になる。このため、ミキシングアンプに2つの信号を入力させるために、一つの信号を入力させる場合に比べて、回路構成が複雑になるという問題点がある。また、低音域の周波数成分による音を増強するために、パッシブラジエータにモーショナル・フィードバック回路を設ける必要があるため、さらに回路構成が複雑になるという問題点がある。また、モーショナル・フィードバック回路によるフィードバックをパッシブラジエータに反映させるために、パッシブラジエータに駆動系であるボイスコイルなどを設ける必要があるため、部品点数が増加するという問題点もある。
また、上記特許文献2に記載のスピーカ装置では、スピーカユニットでの低音域の周波数成分における音圧の増強を行うための部材が設けられていないため、スピーカユニット自体が発する低音域の周波数成分における音圧は小さくなるという不都合がある。このため、スピーカユニットに共振して振動するパッシブラジエータおよびバスレフダクトにおいても低音域の周波数成分における音圧は小さくなるため、小型化した場合に低音域の周波数成分による音が十分に発せられないという問題点があると考えられる。
また、上記特許文献3に記載のスピーカ装置では、パッシブラジエータしか設けられていないため、小型化した場合に低音域の周波数成分による音が十分に発せられないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、部品点数の増加を抑制するとともに、回路構成が複雑になるのを抑制しつつ、小型化した場合にも低音域の周波数成分による音を十分に発することが可能な小型スピーカ装置を提供することである。
この発明の第1の局面による小型スピーカ装置は、筐体と、筐体に取り付けられたスピーカと、筐体に取り付けられ、スピーカの振動に共振して振動し、駆動系を有しないパッシブラジエータと、入力された1つの音声信号の低音域の周波数成分における音圧を増強するための低音域増強回路とを備える。
この第1の局面による小型スピーカ装置では、上記のように、パッシブラジエータを備えるとともに、音声信号の低音域の周波数成分における音圧を増強するための低音域増強回路を備えることによって、低音域増強回路において低音域が増強された状態で、スピーカが振動して音を発するとともに、スピーカの振動に共振して、パッシブラジエータが振動して音を発する。これにより、低音域が増強されたスピーカから発せられる音と、スピーカの低音域が増強された振動に共振するパッシブラジエータから発せられる低音域が増強された音とが合わされるので、小型化した場合にも低音域の周波数成分による音を十分に発することができる。また、低音域の周波数成分における音圧を増強するために、低音域増強回路に1つの音声信号のみ入力されればよいので、2つの音声信号が低音域増強回路に入力される場合と比べて、回路構成を簡略化することができる。また、低音域の周波数成分による音を増強するために、パッシブラジエータにモーショナル・フィードバック回路を設ける必要がないので、回路構成を簡略化することができる。また、本発明のパッシブラジエータは、ボイスコイルなどの駆動系を有しないので、部品点数の増加を抑制することができる。
上記第1の局面による小型スピーカ装置において、好ましくは、低音域増強回路は、小型スピーカ装置本体から発せられる低音域である70Hz近傍の周波数における音圧と、1kHz近傍の周波数における音圧とが、略同一になるように増強するように構成されている。このように構成すれば、標準的な周波数である1kHz近傍の周波数における音圧と略同一のレベルまで、低音域である70Hz近傍の周波数における音圧を増強することができる。
上記第1の局面による小型スピーカ装置において、好ましくは、駆動系を有しないパッシブラジエータは、スピーカの振動に共振して振動するコーンと、コーンに支持され、コーンの重量を調整するための錘とを含み、駆動系を有しないパッシブラジエータは、筐体に取り付けられた状態で、50Hz近傍の周波数においてコーンが共振するように、錘によってコーンの重量が調整されている。このように構成すれば、駆動系を有しないパッシブラジエータは、低音域である50Hz近傍において共振することにより、50Hz近傍より大きい低音域において、パッシブラジエータをスピーカの振動に共振させて振動させることができる。これにより、50Hz近傍より大きい低音域では、スピーカから発せられる音と、パッシブラジエータから発せられる音とが合わされることになるので、これによっても、小型スピーカ装置は、低音域の周波数成分による音を十分に発することができる。
上記第1の局面による小型スピーカ装置において、好ましくは、低音域増強回路に入力される音声信号を出力するとともに、低音域増強回路に対する出力を略一定に保つ自動利得制御回路と、低音域増強回路から出力される音声信号を増幅するための増幅回路とをさらに備える。このように構成すれば、低音域増強回路は、自動利得制御回路によって略一定に調整された出力信号(音声信号)の低音域の周波数成分における音圧を増強するので、低音域増強回路から出力される音声信号がばらつくことを抑制することができる。
上記第1の局面による小型スピーカ装置において、好ましくは、筐体は、400cm3以上1000cm3以下の大きさの容積を有する。このように構成すれば、400cm3以上1000cm3以下のような、小さな容積しか有しない小型のスピーカ装置であっても、本発明の構成を有するスピーカ装置であれば、低音域の周波数成分による音を十分に発することができる。
この発明の第2の局面による薄型テレビジョン装置は、筐体と、筐体に取り付けられたスピーカと、筐体に取り付けられ、スピーカの振動に共振して振動し、駆動系を有しないパッシブラジエータと、入力された1つの音声信号の低音域の周波数成分における音圧を増強するための低音域増強回路とを含む小型スピーカ装置を備える。
この第2の局面による薄型テレビジョン装置では、上記のように、パッシブラジエータを備えるとともに、音声信号の低音域の周波数成分における音圧を増強するための低音域増強回路を備えることによって、低音域増強回路において低音域が増強された状態で、スピーカが振動して音を発するとともに、スピーカの振動に共振して、パッシブラジエータが振動して音を発する。これにより、低音域が増強されたスピーカから発せられる音と、スピーカの低音域が増強された振動に共振するパッシブラジエータから発せられる低音域が増強された音とが合わされるので、小型化した場合にも低音域の周波数成分による音を十分に発することができる。また、低音域の周波数成分における音圧を増強するために、1つの音声信号のみ低音域増強回路に入力されればよいので、2つの音声信号が低音域増強回路に入力される場合と比べて、回路構成を簡略化することができる。また、低音域の周波数成分による音を増強するために、パッシブラジエータにモーショナル・フィードバック回路を設ける必要がないので、回路構成を簡略化することができる。また、本発明のパッシブラジエータは、ボイスコイルなどの駆動系を有しないので、部品点数の増加を抑制することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による薄型テレビジョン装置を示した斜視図である。また、図2は、図1に示した本発明の一実施形態による薄型テレビジョン装置の小型スピーカ装置を示した斜視図である。図3〜図5は、図2に示した本発明の一実施形態による小型スピーカ装置の詳細を示した図である。まず、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態による薄型テレビジョン装置100および小型スピーカ装置1の構成について説明する。
本発明の一実施形態による薄型テレビジョン装置100は、図1に示すように、テレビ筐体2と、テレビ筐体2の矢印Y1方向側の面(前面2a)に配置され、画像が表示される画像表示部3と、テレビ筐体2を支持する脚部4と、画像表示部3の矢印X方向の両側面に設けられ、テレビ筐体2の内部に配置されている一対の小型スピーカ装置1とを備える。また、一対の小型スピーカ装置1は、テレビ筐体2の前面2aに小型スピーカ装置1の後述するスピーカボックス10の矢印Y1方向側の面(前面10a)が配置されるように設けられている。
また、小型スピーカ装置1は、図2および図3に示すように、樹脂製のスピーカボックス10と、スピーカユニット20と、パッシブラジエータ30と、メインアンプ40(図3参照)とから構成されている。なお、スピーカボックス10は、本発明の「筐体」の一例であり、スピーカユニット20は、本発明の「スピーカ」の一例である。
ここで、本実施形態では、スピーカボックス10は、箱状に形成されている。また、スピーカボックス10の前面10aには、スピーカユニット20およびパッシブラジエータ30を取り付けるための穴部10bおよび10cが設けられている。また、スピーカボックス10は、図2に示すように、約80mmの幅(L1)と、約50mmの奥行(L2)と、約150mmの高さ(L3)とを有し、いわゆる直方体の形状を有している。また、スピーカボックス10は、図3に示すように、約4mmの厚み(t)を有する。この結果、スピーカボックス10の容積は、約500cm3となる。
また、図2および図3に示すように、スピーカユニット20およびパッシブラジエータ30は、スピーカボックス10の前面10aに取り付けられるとともに、パッシブラジエータ30は、スピーカユニット20の下方に配置されている。また、図3に示すように、スピーカユニット20は、スピーカボックス10の背面10d(矢印Y2方向側の面)側から、メインアンプ40と接続されている。
また、スピーカユニット20は、全音域を再生可能なように構成されており、共振振動数が約130Hzであるように構成されている。具体的には、スピーカユニット20は、図5に示すように、共振振動数である約130Hzより小さい周波数においては、周波数が小さくなるにつれて音圧が小さくなる。また、スピーカユニット20は、図2および図3に示すように、直径約50mmの口径(D1)を有するように構成されている。また、スピーカユニット20は、定格入力が15W(ワット)であり、メインアンプ40(図3参照)から入力される、電圧の大きな音声信号に対応可能なように構成されている。
また、図3に示すように、パッシブラジエータ30には、スピーカボックス10の前面10aに取り付けられているコーン紙31が設けられている。このコーン紙31は、スピーカボックス10の前面10a側(矢印Y1方向側)の大径部31aと、スピーカボックス10の背面10d側(矢印Y2方向側)の小径部31bとを有し、スピーカボックス10の前面10aからスピーカボックス10の内部方向(矢印Y2方向)にいくに従って、内径が小さくなるように構成されている。なお、コーン紙31は、本発明の「コーン」の一例である。このパッシブラジエータ30のコーン紙31は、スピーカユニット20の振動に共振して振動可能なように構成されている。
また、パッシブラジエータ30には、小径部31bに取り付けられているボビン32と、ボビン32に接着されている錘33と、コーン紙31とボビン32との取付部分に一方端が固定されているダンパ34と、ダンパ34の他方端が固定されているフレーム35とがさらに設けられている。また、ボビン32と錘33とは、コーン紙31の振動に伴って振動可能なように構成されている。また、ダンパ34は、コーン紙31と、コーン紙31に取り付けられているボビン32および錘33との振動を減衰させる機能を有する。また、パッシブラジエータ30は、図2および図3に示すように、スピーカユニット20と同じ直径約50mmの口径(D1)を有するように構成されている。また、図3に示すように、パッシブラジエータ30には、永久磁石およびボイスコイルなどのコーン紙31を電気的に振動させるための駆動系は設けられていない。
ここで、本実施形態では、パッシブラジエータ30がスピーカボックス10に取り付けられた状態で、パッシブラジエータ30のコーン紙31が約50Hzの周波数で共振するように、錘33の重さを調整することが可能であるように構成されている。つまり、コーン紙31の共振周波数が50Hzより小さければ、錘33を重量が小さいものに変更し、コーン紙31の共振周波数が50Hzよりも大きければ、錘33を重量が大きいものに変更する。これにより、コーン紙31が約50Hzの周波数で共振するように錘33は調整されるように構成されている。また、パッシブラジエータ30は、図5に示すように、共振振動数である50Hz近傍で音圧が最大になる。
また、図4に示すように、メインアンプ40は、AGC(Automatic Gain Control)回路50と、低音域増強回路60と、パワーアンプ70とから構成されている。また、メインアンプ40およびメインアンプ40の内部に設けられる低音域増強回路60は、入力された1つの音声信号を増強するように構成されており、メインアンプ40に入力された音声信号は、まず、入力された音声信号にかかわらず、出力を略一定に保つAGC回路50に入力される。そして、AGC回路50から出力された音声信号は、低音域における周波数成分を増強する低音域増強回路60に入力される。この際、AGC回路50の低音域増強回路60に対する出力は略一定に保たれている。さらに、低音域増強回路60から出力された音声信号は、音声信号を増幅するためのパワーアンプ70に入力される。そして、パワーアンプ70から出力された音声信号は、スピーカユニット20に入力されるように構成されている。ここで、本出願(本発明)においては、低音域は、約100Hz以下の周波数の音域を指す。
具体的には、AGC回路50は、抵抗51a〜51hと、コンデンサ52a〜52eと、音声信号を増幅するためのオペアンプ53と、オペアンプ53を稼働させるための電源54と、音声信号を整流するためのダイオード55と、バイポーラトランジスタ56とから構成されている。なお、AGC回路50は、本発明の「自動利得制御回路」の一例である。また、低音域増強回路60は、抵抗61a〜61fと、コンデンサ62a〜62dと、音声信号を増幅するためのオペアンプ63と、オペアンプ63を稼働させるための電源64とから構成されている。また、パワーアンプ70は、抵抗71aおよび71bと、コンデンサ72aおよび72bと、音声信号を増幅するためのオペアンプ73と、オペアンプ73を稼働させるための電源74とから構成されている。なお、パワーアンプ70は、本発明の「増幅回路」の一例である。
また、AGC回路50は、主にダイオード55およびバイポーラトランジスタ56によって、AGC回路50からの出力を略一定に保つように構成されている。また、AGC回路50は、コンデンサ52eにおいて、オペアンプ53から出力された音声信号の直流成分を除去した後に、音声信号を低音域増強回路60に出力するように構成されている。また、パワーアンプ70は、低音域増強回路60から入力された音声信号が、オペアンプ73によって増強され、コンデンサ72bによってオペアンプ73から出力された音声信号の直流成分が除去された後に、スピーカユニット20に出力されるように構成されている。
また、低音域増強回路60では、AGC回路50のコンデンサ52eの一方電極は、抵抗61aの一方端と接続されている。また、抵抗61aの他方端は、抵抗61bおよび抵抗61dのそれぞれの一方端と、コンデンサ62aの一方電極とに接続されている。また、コンデンサ62aの他方電極は、抵抗61cの一方端と、オペアンプ63の一方入力端子とに接続されている。また、オペアンプ63の出力端子は、抵抗61cの他方端と、コンデンサ62bの一方電極と、コンデンサ62dの一方電極とに接続されている。また、コンデンサ62bの他方電極は、抵抗61bの他方端に接続されている。
ここで、本実施形態では、抵抗61b、抵抗61cおよびコンデンサ62bによって低音域増強回路部60aが構成されている。つまり、オペアンプ63から出力された音声信号は、抵抗61cおよびコンデンサ62bによって、高音域の周波数成分が減衰させられる。これによって、音声信号のうち低音域の周波数成分のみがオペアンプ63の入力側に帰還するので、低音域増強回路60に入力された音声信号は、低音域の音声信号だけが増幅されて、低音域増強回路60から出力されるように構成されている。
また、低音域増強回路60では、オペアンプ63の他方入力端子は、オペアンプ63を動作させるための抵抗61eおよび61fの一方端と、バイアスポイント(抵抗61eと抵抗61fとの接続点)を交流的に接地するためのコンデンサ62cの一方電極とに接続されている。また、抵抗61fの他方端は、電源64の正側電極と、オペアンプ63の一方電源端子とに接続されている。
また、低音域増強回路60では、抵抗61dの他方端と、抵抗61eの他方端と、コンデンサ62cの他方電極と、オペアンプ63の他方電源端子と、電源64の負側電極とは接地されている。また、低音域増強回路60のコンデンサ62dは、低音域増強回路60から出力される音声信号の直流成分を除去するように構成されているとともに、他方電極がパワーアンプ70のオペアンプ73の一方入力端子に接続されている。
また、本実施形態では、図5に示すように、メインアンプ40から出力される50Hz以上100Hz以下の周波数成分における音圧特性が増強されるように構成されており、70Hz近傍において最大になるように増強されるように調整されている。また、メインアンプ40から出力される70Hzにおける音圧特性は、標準的な周波数である1kHzにおける音圧特性よりも10dB程度増強されるように調整されている。この低音域の周波数成分における増強は、低音域増強回路60による低音域の増強によるものである。これにより、低音域増強回路60は、小型スピーカ装置1の本体から発せられる低音域である70Hz近傍の周波数における音圧と、中音域である1kHz近傍の周波数における音圧とが、略同一になるように増強するように構成されていることになる。
本実施形態では、上記のように、パッシブラジエータ30を備えるとともに、AGC回路50から出力された音声信号の低音域の周波数成分における音圧を増強するための低音域増強回路60を備えることによって、低音域増強回路60において低音域が増強された状態で、スピーカユニット20が振動して音を発するとともに、スピーカユニット20の振動に共振して、パッシブラジエータ30が振動して音を発する。これにより、低音域が増強されたスピーカユニット20から発せられる音と、スピーカユニット20の低音域が増強された振動に共振するパッシブラジエータ30から発せられる低音域が増強された音とが合わされるので、小型化した場合にも低音域の周波数成分による音を十分に発することができる。また、低音域の周波数成分における音圧を増強するために、AGC回路50から出力された1つの音声信号のみ低音域増強回路60に入力されればよいので、2つの音声信号が低音域増強回路60に入力される場合と比べて、回路構成を簡略化することができる。また、低音域の周波数成分による音を増強するために、パッシブラジエータ30にモーショナル・フィードバック回路を設ける必要がないので、回路構成を簡略化することができる。また、パッシブラジエータ30は、ボイスコイルなどの駆動系を有しないので、部品点数の増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、低音域増強回路60を、小型スピーカ装置1の本体から発せられる低音域である70Hz近傍の周波数における音圧と、1kHz近傍の周波数における音圧とが、略同一になるように増強するように構成することによって、標準的な周波数である1kHz近傍の周波数における音圧と略同一のレベルまで、低音域である70Hz近傍における音圧を増強することができる。
また、本実施形態では、上記のように、駆動系を有しないパッシブラジエータ30を、スピーカボックス10に取り付けた状態で、50Hz近傍の周波数においてコーン紙31が共振するように、錘33によってコーン紙31の重量を調整するように構成することによって、駆動系を有しないパッシブラジエータ30は、低音域である50Hz近傍において共振することにより、50Hz近傍より大きい低音域において、パッシブラジエータ30をスピーカユニット20の振動に共振させて振動させることができる。これにより、50Hz近傍より大きい低音域では、スピーカユニット20から発せられる音と、パッシブラジエータ30から発せられる音とが合わされることになるので、これによっても、小型スピーカ装置1は、低音域の周波数成分による音を十分に発することができる。
また、本実施形態では、上記のように、低音域増強回路60に入力される音声信号を出力するAGC回路50と、低音域増強回路60から出力される音声信号が入力されるパワーアンプ70とをメインアンプ40に設けることによって、低音域増強回路60は、AGC回路50によって略一定に調整された出力信号(音声信号)の低音域における周波数成分を増強するので、低音域増強回路60から出力される音声信号がばらつくことを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、スピーカボックス10を、約500cm3の大きさの容積を有するように構成することによって、約500cm3のような、小さな容積しか有しない小型スピーカ装置1であっても、低音域の周波数成分による音を十分に発することができる。
図6は、本発明の一実施形態による小型スピーカ装置の従来型に対応する比較例によるスピーカ装置を示した斜視図である。また、図7および図8は、音圧周波数特性を示した図である。次に、上記した本発明の一実施形態の効果を確認するために行った音圧周波数特性の測定について、図2、図4および図6〜図8を参照して説明する。
この音圧周波数特性の測定は、図2に示した本発明の一実施形態による小型スピーカ装置1と、図6に示した比較例によるスピーカ装置8とについて行った。具体的には、図示しない測定機器を、本実施形態による小型スピーカ装置1および比較例によるスピーカ装置8の前方に設置し、同一の音声信号を本実施形態による小型スピーカ装置1および比較例によるスピーカ装置8に入力することにより、それぞれ測定を行った。
また、図6に示すように、比較例によるスピーカ装置8は、樹脂製のスピーカボックス80と、スピーカユニット20と、メインアンプ(図示せず)とから構成されている。また、比較例によるスピーカ装置8には、本実施形態による小型スピーカ装置1(図2参照)と異なり、パッシブラジエータ30(図2参照)が設けられていない。このため、スピーカボックス80の前面80aには、パッシブラジエータ30を取り付ける穴部10c(図2参照)が設けられていない。つまり、比較例によるスピーカ装置8は、パッシブラジエータを有しない、いわゆる密閉型のスピーカ装置である。また、比較例によるスピーカ装置8の図示しないメインアンプには、本実施形態による小型スピーカ装置1と異なり、低音域増強回路60(図4参照)が設けられていない。比較例によるスピーカ装置8のその他の構成は、本実施形態による小型スピーカ装置1と同一である。
本実施形態による小型スピーカ装置1および上記した比較例によるスピーカ装置8に対して、本実施形態による小型スピーカ装置1および比較例によるスピーカ装置8の周波数成分を変化させるのに伴って、出力が変化する様子について測定を行った結果を図7および図8に示す。
図7および図8では、縦軸に出力(dB)をとるとともに、横軸に周波数(Hz)をとっている。図7に示すように、本実施形態による小型スピーカ装置1では、低音域である60Hz(図7の点A)において、約−10dBの出力が得られた。また、中音域の周波数である1kZ(図7の点B)において、約−10dBの出力が得られた。これにより、低音域である60Hzにおける音圧と、中音域の周波数である1kZにおける音圧とが略同一であることになるので、本実施形態による小型スピーカ装置1は、中音域の周波数成分による音と略同程度まで、低音域の周波数成分による音を発することができることが確認できた。
一方、図8に示すように、比較例によるスピーカ装置8では、低音域である60Hz(図8の点C)において、約−32dBの出力が得られた。また、中音域の周波数である1kZ(図8の点D)において、約−15dBの出力が得られた。これにより、低音域である60Hzにおける音圧は、中音域の周波数である1kZにおける音圧と比べて、略17dB小さいことになるので、比較例によるスピーカ装置8では、中音域の周波数成分による音と略同程度まで、低音域の周波数成分による音を発することができないことが確認できた。
これらの結果から、パッシブラジエータ30を備えるとともに、音声信号の低音域の周波数成分における音圧を増強するための低音域増強回路60を備えることによって、本実施形態による小型スピーカ装置1は、中音域の周波数成分による音と略同程度まで、低音域の周波数成分による音を発することができるので、低音域の周波数成分による音を十分に発することができることが確認できた。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記実施形態では、メインアンプから出力される音圧特性を、70Hzにおいて最大に増強するように調整した例を示したが、本発明はこれに限らず、音圧特性が最大に増強される周波数は、70Hzに限られず、調整可能な周波数であればよい。たとえば、調整可能であれば、60Hz近傍のような、70Hzよりもさらに小さい周波数であってもよい。
また、上記実施形態では、70Hzにおけるメインアンプから出力される音圧特性を、1kHzにおける音圧特性よりも10dB程度増強するように調整した例を示したが、本発明はこれに限らず、低音域の周波数成分における音圧の増強が可能であれば、70Hzにおける音圧特性を、1kHzにおける音圧特性よりも約10dB以上の値に増強するように調整してもよいし、以下の値に増強するように調整してもよい。
また、上記実施形態では、小型スピーカ装置を、薄型テレビジョン装置の画像表示部の両側面に設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、小型スピーカ装置は、薄型テレビジョン装置の画像表示部の両側面に設けることに限られない。たとえば、図9の第1変形例に示すように、薄型テレビジョン装置100aの画像表示部3の下方(脚部側)のテレビ筐体2の内部に一対の小型スピーカ装置1を配置してもよい。
また、上記実施形態では、小型スピーカ装置を、薄型テレビジョン装置に一対設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、1つまたは3つ以上の小型スピーカ装置を薄型テレビジョン装置に設けてもよい。
また、上記実施形態では、小型スピーカ装置のスピーカボックスの前面(図2の矢印Y1方向側の面)に、スピーカユニットおよびパッシブラジエータを設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、スピーカボックスの前面にスピーカユニットおよびパッシブラジエータを設けることに限られない。たとえば、スピーカボックスの前面にスピーカユニットおよびパッシブラジエータのどちらか一方を設けるとともに、スピーカボックスの背面(図2の矢印Y2方向側の面)にスピーカユニットおよびパッシブラジエータの他方を設けてもよい。
また、上記実施形態では、薄型テレビジョン装置の小型スピーカ装置のスピーカボックスが、約80mmの幅(L1)と、約50mmの奥行(L2)と、約150mmの高さ(L3)とを有し、いわゆる直方体の形状を有する例を示したが、本発明はこれに限らず、スピーカボックスの容積が約400cm3以上約1000cm3以下であれば、スピーカボックスの形状は特に限定されない。たとえば、図10および図11の第2変形例のように、薄型テレビジョン装置200の小型スピーカ装置9aのスピーカボックス19aが、幅、奥行、高さがすべて約85mmの大きさ(図11のL4)を有し、いわゆる立方体の形状を有するように構成してもよい。この場合、図11に示すように、前後の面(矢印Y1方向側の面および矢印Y2方向側の面)にスピーカユニット20およびパッシブラジエータ30をそれぞれ設けている。また、図12の第3変形例に示すように、小型スピーカ装置9bのスピーカボックス19bが、幅、奥行、高さがすべて約85mmの大きさ(L4)を有するように構成するとともに、小型スピーカ装置9bのスピーカボックス19bの前面(矢印Y1方向側の面)および上面(矢印Z2方向側の面)にスピーカユニット20およびパッシブラジエータ30をそれぞれ設けてもよい。ここで、第2変形例および第3変形例におけるスピーカボックス19aおよび19bの各面は、スピーカユニット20およびパッシブラジエータ30が取り付け可能であるように、スピーカユニット20およびパッシブラジエータ30の口径の大きさ(D1:直径約50mm)よりも大きい必要がある。
また、上記実施形態では、小型スピーカ装置のスピーカボックスの容積を、約500cm3とした例を示したが、本発明はこれに限らず、さらに小さい容積を有するように構成してもよい。具体的には、スピーカボックスを、約75mmの幅(L1)と、約47mmの奥行(L2)と、約140mmの高さ(L3)とを有するように構成することによって、容積が約400cm3になるようにしてもよい。また、スピーカボックスを、約400cm3よりもさらに小さい容積を有するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、小型スピーカ装置のスピーカボックスの容積を、約500cm3とした例を示したが、本発明はこれに限らず、さらに大きい容積を有するように構成してもよい。具体的には、スピーカボックスを、約100mmの幅(L1)と、約60mmの奥行(L2)と、約190mmの高さ(L3)とを有するように構成することによって、容積が約1000cm3になるようにしてもよい。また、スピーカボックスを、約1000cm3よりもさらに大きい容積を有するように構成してもよいが、1000cm3以下が好ましい。
また、上記実施形態では、スピーカユニットおよびパッシブラジエータを、直径約50mmの口径(D1)を有するように構成する例を示したが、本発明はこれに限らず、スピーカボックスに取り付け可能であれば、直径50mmよりも大きい口径を有するように構成してもよいし、低音域の周波数成分による音を十分に発することができるならば、直径50mmよりも小さい口径を有するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、メインアンプから出力された1kHzにおける音圧特性を基準とした例を示したが、本発明はこれに限らず、1kHzにおける音圧特性でなく別の周波数における音圧特性を基準としてもよい。
また、上記実施形態では、メインアンプのAGC回路、低音域増強回路およびパワーアンプを、抵抗やバイポーラトランジスタなどのアナログ回路により構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、デジタル回路により構成してもよい。
1 小型スピーカ装置
10 スピーカボックス(筐体)
20 スピーカユニット(スピーカ)
30 パッシブラジエータ
31 コーン紙(コーン)
33 錘
50 AGC回路(自動利得制御回路)
60 低音域増強回路
70 パワーアンプ(増幅回路)
100 薄型テレビジョン装置
10 スピーカボックス(筐体)
20 スピーカユニット(スピーカ)
30 パッシブラジエータ
31 コーン紙(コーン)
33 錘
50 AGC回路(自動利得制御回路)
60 低音域増強回路
70 パワーアンプ(増幅回路)
100 薄型テレビジョン装置
Claims (6)
- 筐体と、
前記筐体に取り付けられたスピーカと、
前記筐体に取り付けられ、前記スピーカの振動に共振して振動し、駆動系を有しないパッシブラジエータと、
入力された1つの音声信号の低音域の周波数成分における音圧を増強するための低音域増強回路とを備える、小型スピーカ装置。 - 前記低音域増強回路は、小型スピーカ装置本体から発せられる前記低音域である70Hz近傍の周波数における音圧と、1kHz近傍の周波数における音圧とが、略同一になるように増強するように構成されている、請求項1に記載の小型スピーカ装置。
- 前記駆動系を有しないパッシブラジエータは、前記スピーカの振動に共振して振動するコーンと、前記コーンに支持され、前記コーンの重量を調整するための錘とを含み、
前記駆動系を有しないパッシブラジエータは、前記筐体に取り付けられた状態で、50Hz近傍の周波数において前記コーンが共振するように、前記錘によって前記コーンの重量が調整されている、請求項1または2に記載の小型スピーカ装置。 - 前記低音域増強回路に入力される音声信号を出力するとともに、前記低音域増強回路に対する出力を略一定に保つ自動利得制御回路と、
前記低音域増強回路から出力される音声信号を増幅するための増幅回路とをさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の小型スピーカ装置。 - 前記筐体は、400cm3以上1000cm3以下の大きさの容積を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の小型スピーカ装置。
- 筐体と、前記筐体に取り付けられたスピーカと、前記筐体に取り付けられ、前記スピーカの振動に共振して振動し、駆動系を有しないパッシブラジエータと、入力された1つの音声信号の低音域の周波数成分における音圧を増強するための低音域増強回路とを含む小型スピーカ装置を備える、薄型テレビジョン装置。
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