JP2010004627A - 充電システム及び充電方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】充電システムにおいて、複数の蓄電部を順に充電する場合において、各蓄電部の充電受け入れ性を算出することなく、蓄電部の温度との関係で、複数の蓄電部の充電効率を高くすることである。
【解決手段】充電システムは、商用電源から3個の蓄電部であるバッテリに順に充電するための充電回路と、各バッテリのそれぞれの温度を検出する温度センサと、制御部とを備える。制御部は、選択手段と充電制御手段とバッテリ温度制御手段とを有する。選択手段は、未充電のバッテリのうち、優先的に充電する優先充電バッテリを選択する。充電制御手段は、優先充電バッテリを優先的に充電するように充電回路を制御する。バッテリ温度制御手段は、優先充電バッテリの充電中に未充電のバッテリであって、予め設定された所定の温度または温度範囲から高温側または低温側に検出温度がずれたバッテリを冷却または加温する。
【選択図】図4
【解決手段】充電システムは、商用電源から3個の蓄電部であるバッテリに順に充電するための充電回路と、各バッテリのそれぞれの温度を検出する温度センサと、制御部とを備える。制御部は、選択手段と充電制御手段とバッテリ温度制御手段とを有する。選択手段は、未充電のバッテリのうち、優先的に充電する優先充電バッテリを選択する。充電制御手段は、優先充電バッテリを優先的に充電するように充電回路を制御する。バッテリ温度制御手段は、優先充電バッテリの充電中に未充電のバッテリであって、予め設定された所定の温度または温度範囲から高温側または低温側に検出温度がずれたバッテリを冷却または加温する。
【選択図】図4
Description
本発明は、電力源から充電回路を介して複数の蓄電部に順に電力を供給し、複数の蓄電部を順に充電する充電システムと、充電方法に関する。
従来から、電気自動車またはハイブリッド車両等の走行モータを搭載した電動車両において、運転停止中に、電力源である外部の商用電源により、電源プラグ等の接続部、及び充電器を含む充電回路を介して、蓄電部である二次電池に充電することが考えられている。例えば、エンジンと走行モータとの少なくとも一方を駆動源として車輪を駆動させるハイブリッド車両において、このように商用電源から電源プラグを介して2次電池に充電可能な車両は、プラグイン型ハイブリッド車両と呼ばれる。また、プラグイン型ハイブリッド車両に複数の二次電池を搭載し、運転停止中に商用電源から複数の二次電池へ順に電力を供給し、複数の二次電池を1個ずつ順に充電可能とすることも考えられている。
特許文献1には、車両用電源システムにおいて、複数のバッテリと、複数のバッテリの充電に用いる電気エネルギを発生する発電機とを備える車両用電源システムであって、各バッテリに流れる電流の検出値に基づいて、各バッテリの充電受け入れ性をそれぞれに算出する算出手段と、算出された各充電受け入れ性に基づいて、複数のバッテリの中から優先的に充電すべきバッテリを選択するとともに、選択したバッテリを優先的に充電する選択充電手段とを備える車両用電源システムが記載されている。
また、特許文献2には、バッテリの温度を検出する温度センサと、バッテリの充電状態を管理するバッテリ制御部と、車室内の温度調整を行うエアコンユニットと、エアコンの動作管理を行うエアコン制御部とを含む電気自動車用充電装置が記載されている。また、充電制御部は、温度センサによって検出されるバッテリの温度に応じてエアコンプレッサユニットを駆動するための制御信号をエアコン制御部に出力する。バッテリの充電最適温度が25℃である場合に、充電開始時刻にバッテリの温度が25℃になるようにエアコンユニットを駆動し、冷却風または加熱風を、バッテリを収納している断熱カバー内部に送り込むとされている。
上記のように電動車両に複数の二次電池を搭載し、運転停止中に商用電源から複数の二次電池へ順に電力を供給し、複数の二次電池を1個ずつ順に充電可能とする場合、例えば、マスター電池と呼ばれる主バッテリと、それぞれ第1スレーブ電池、第2スレーブ電池と呼ばれる第1副バッテリ及び第2副バッテリとの3個のバッテリを車両に搭載することが考えられている。このような電動車両において、主バッテリと第1副バッテリと第2副バッテリとの1個のバッテリのみを走行モータ等の負荷に接続する場合と、主バッテリと、第1副バッテリ及び第2副バッテリの一方の副バッテリとの2個のバッテリのみを負荷に接続する場合とがある。このため、各バッテリの使用の頻度等の使用状態は、各バッテリで異なり、電動車両の運転停止直後では、各バッテリの温度に差が生じる可能性がある。
一方、バッテリの充電効率は、温度や電圧等の電池状態によって異なることが分かっている。図9は、バッテリの温度と充電効率との関係を示す図である。図9に示すように、バッテリは、その温度がある温度範囲である、常温域である場合に充電効率はよくなり、その温度が常温域から低温側に外れた低温域、及び、常温域から高温側に外れた高温域で充電効率が悪いことが分かっている。このため、複数のバッテリに充電する場合に、バッテリの温度に無関係に予め設定されたシーケンスにしたがって充電すると、充電効率が悪化して、バッテリの未充電量の合計が同じである場合でも、商用電源の消費電力が過大になる可能性がある。また、上記では、外部電源である商用電源からバッテリに充電する場合について説明したが、電力源である発電機から複数のバッテリに順に充電する場合でも、バッテリの温度に無関係に充電する場合には、同様の不都合が生じる可能性がある。また、上記では、蓄電部がバッテリである場合を説明したが、蓄電部がバッテリ以外のキャパシタ等である場合でも同様の不都合が生じる可能性がある。
特許文献1に記載された車両用電源システムの場合、算出された各バッテリの充電受け入れ性に基づいて、複数のバッテリの中から優先的に充電すべきバッテリを選択するとともに、選択したバッテリを優先的に充電する選択充電手段を備えている。ただし、バッテリの温度から全体としての充電効率を向上させる具体的手段は開示されていない。このため、複数の蓄電部を順に充電する場合において、各蓄電部の充電受け入れ性を算出することなく複数の蓄電部全体の充電効率を高くする面からは改良の余地がある。
また、特許文献2に記載されたバッテリを備える電気自動車において、バッテリの充電開始時刻に、バッテリの温度が充電最適温度になるようにエアコンユニットを駆動し、冷却風または加熱風を、バッテリを収納している断熱カバー内部に送りこむとされているが、複数の蓄電部を順に充電する場合において、複数の蓄電部全体の充電効率を高くする手段は開示されていない。
本発明の目的は、充電システム及び充電方法において、複数の蓄電部を順に充電する場合において、各蓄電部の充電受け入れ性を算出することなく、蓄電部の温度との関係で、複数の蓄電部の充電効率を高くすることである。
本発明に係る充電システムのうち、第1の充電システムは、電力源から充電回路を介して複数の蓄電部に順に電力を供給し、複数の蓄電部を順に充電する充電システムであって、複数の蓄電部のそれぞれの温度を検出する温度検出手段と、選択手段と充電制御手段と蓄電部温度制御手段とを有する制御部とを備え、選択手段は、複数の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、優先的に充電する蓄電部を選択し、充電制御手段は、選択手段により選択された蓄電部を優先的に充電するように充電回路を制御し、蓄電部温度制御手段は、選択された蓄電部の充電中に未充電の蓄電部であって、予め設定された所定の温度または温度範囲から高温側または低温側に検出温度がずれた蓄電部を冷却または加温し、高温側または低温側に検出温度がずれた未充電の蓄電部の温度を所定の温度または温度範囲に制御することを特徴とする充電システムである。
また、本発明に係る第1の充電システムにおいて、好ましくは、選択手段は、複数の未充電の蓄電部のうち、予め設定された所定の高効率充電温度に検出温度が最も近い蓄電部を、優先的に充電する蓄電部として選択する。
また、本発明に係る充電方法のうち、第1の充電方法は、電力源から充電回路を介して複数の蓄電部に順に電力を供給し、複数の蓄電部を順に充電する充電方法であって、複数の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、優先的に充電する蓄電部を選択する選択工程と、選択工程で選択された蓄電部を優先的に充電するように充電回路を制御する充電制御工程と、選択された蓄電部の充電中に未充電の蓄電部であって、予め設定された所定の温度または温度範囲から高温側または低温側に検出温度がずれた蓄電部を冷却または加温し、高温側または低温側に検出温度がずれた未充電の蓄電部の温度を所定の温度または温度範囲に制御する蓄電部温度制御工程と、を備えることを特徴とする充電方法である。
また、本発明に係る充電システムのうち、第2の充電システムは、電力源から充電回路を介して複数の蓄電部に順に電力を供給し、複数の蓄電部を順に充電する充電システムであって、選択手段と充電制御手段とを有する制御部を備え、選択手段は、複数の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、優先的に充電する蓄電部を選択し、充電制御手段は、選択手段により選択された蓄電部を優先的に充電するように充電回路を制御し、複数の蓄電部は、直接または他の部材を介して別の蓄電部と互いに隣り合う3個以上の蓄電部であり、さらに、選択手段は、複数の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、隣り合う未充電の蓄電部の数が最も多い蓄電部を、優先的に充電する蓄電部として選択することを特徴とする充電システムである。
また、本発明に係る第2の充電システムにおいて、好ましくは、選択手段は、互いに別の蓄電部と隣り合う複数の蓄電部のすべての蓄電部の検出温度が所定温度以下であるか否かを判定し、判定結果が肯定である場合に、複数の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、隣り合う蓄電部の数が最も多い蓄電部を、優先的に充電する蓄電部として選択し、判定結果が否定である場合に、複数の未充電の蓄電部のうち、予め設定された所定の高効率充電温度に検出温度が最も近い蓄電部を、優先的に充電する蓄電部として選択する。
また、本発明に係る充電方法のうち、第2の充電方法は、電力源から充電回路を介して複数の蓄電部に順に電力を供給し、複数の蓄電部を順に充電する充電方法であって、複数の蓄電部であって、直接または他の部材を介して別の蓄電部と互いに隣り合う3個以上の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、優先的に充電する蓄電部を選択する選択工程と、選択工程で選択された蓄電部を優先的に充電するように充電回路を制御する充電制御工程と、を備え、さらに、選択工程は、複数の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、隣り合う未充電の蓄電部の数が最も多い蓄電部を、優先的に充電する蓄電部として選択することを特徴とする充電方法である。
本発明に係る充電システム及び充電方法によれば、複数の蓄電部を順に充電する場合において、各蓄電部の充電受け入れ性を算出することなく、蓄電部の温度との関係で、複数の蓄電部の充電効率を高くできる。例えば、第1の充電システム及び第1の充電方法によれば、選択された蓄電部の充電中に、未充電の蓄電部であって、予め設定された所定の温度または温度範囲から高温側または低温側に検出温度がずれた蓄電部を冷却または加温し、高温側または低温側に検出温度がずれた未充電の蓄電部の温度を所定の温度または温度範囲に制御する。このため、複数の蓄電部の少なくとも1個の蓄電部の温度が充電効率のよい温度範囲から高温側または低温側に外れている場合でも、この1個の蓄電部を充電前に、充電効率がよい温度範囲に効率よく制御することができ、蓄電部の温度との関係で、複数の蓄電部の充電効率を高くできる。また、各蓄電部の充電受け入れ性を算出する必要がない。
また、第2の充電システム及び第2の充電方法によれば、複数の蓄電部は、直接または他の部材を介して別の蓄電部と互いに隣り合う3個以上の蓄電部であり、選択手段は、複数の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、隣り合う未充電の蓄電部の数が最も多い蓄電部を、優先的に充電する蓄電部として選択する。このため、例えば、複数の蓄電部のすべての検出温度が充電効率がよい温度範囲の下限である、所定温度以下である場合でも、複数の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、隣り合う蓄電部の数が最も多い蓄電部を、優先的に充電するので、隣り合う蓄電部の数が多い蓄電部の充電時の放熱、すなわち放射熱や直接の熱伝達等により、隣り合う他の蓄電部を昇温させることができる。このため、隣り合う他の蓄電部の充電前に、他の蓄電部の温度を充電効率がよい温度範囲に維持する、または近づけることができ、効率充電を行いやすくなる。このため、蓄電部の温度との関係で、複数の蓄電部の充電効率を高くできる。また、各蓄電部の充電受け入れ性を算出する必要がない。
[第1の発明の実施の形態]
以下において、図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。図1から図4は、本発明の実施の形態の第1例を示している。図1は、本実施の形態の充電システムを示す略回路図である。図2は、3個のバッテリを配置する2例を示す模式図である。図3は、図1の制御部の構成を詳しく示す図である。図4は、本実施の形態の充電方法を説明するためのフローチャートである。図5は、本実施の形態において、3個のバッテリを充電する直前の、バッテリの温度の1状態を説明するための模式図である。
以下において、図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。図1から図4は、本発明の実施の形態の第1例を示している。図1は、本実施の形態の充電システムを示す略回路図である。図2は、3個のバッテリを配置する2例を示す模式図である。図3は、図1の制御部の構成を詳しく示す図である。図4は、本実施の形態の充電方法を説明するためのフローチャートである。図5は、本実施の形態において、3個のバッテリを充電する直前の、バッテリの温度の1状態を説明するための模式図である。
なお、本実施の形態では、充電システム及び充電方法を、電動車両であるハイブリッド車両に3個の蓄電部であるバッテリ(二次電池)を搭載している場合において、外部電源である商用電源から3個のバッテリに順に電力を供給する場合について説明する。ただし、本発明は、このような構成に限定するものではなく、電動車両を、走行モータのみを走行用動力源として走行させる電気自動車とし、電気自動車に複数の蓄電部を搭載する場合でも適用できる。また、蓄電部は、バッテリに限定するものではなく、バッテリ以外のキャパシタ等でもよい。
図1に示すように、本実施の形態の充電システム10を搭載したハイブリッド車両は、図示しないエンジンと、第1モータジェネレータである、発電機(MG1)12と、第2モータジェネレータである、走行モータ(MG2)14とを備え、発電機12と走行モータ14とは、モータ制御装置16により駆動を制御される。
ハイブリッド車両は、エンジンと走行モータ14とのうち、少なくとも一方を走行用動力源として、図示しない車輪を駆動する。発電機12は、3相交流モータであり、エンジン始動用モータとしても使用可能である。また、走行モータ14は、3相交流モータであり、かつ、発電機、すなわち電力回生用としても使用可能である。
また、発電機12および走行モータ14の駆動状態は、図示しないモータ制御部により、それぞれ発電機用インバータ(MG1用インバータ)18または走行モータ用インバータ(MG2用インバータ)20を介して制御している。モータ制御部は、それぞれのインバータ18,20に、発電機12および走行モータ14の駆動制御信号をそれぞれ出力し、それぞれのインバータ18,20は駆動制御信号に基づいて発電機12および走行モータ14のそれぞれを駆動する。
ハイブリッド車両が備えるモータ制御装置16は、上記の発電機12、走行モータ14、モータ制御部およびインバータ18,20に加えて、さらに、第1蓄電部である主バッテリ22、第2蓄電部である第1副バッテリ24、第3蓄電部である第2副バッテリ26、システムリレーS1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8,S9(以下、S1−S9とする。)、第1コンデンサ46、第2コンデンサ48、第3コンデンサ50、主バッテリ側昇圧コンバータ52、副バッテリ側昇圧コンバータ54を、それぞれ備える。
主バッテリ22は、マスター電池と呼ばれ、各副バッテリ24,26は、スレーブ電池と呼ばれる。また、充電システム10は、車載側充電システム56と、電力源である車両外側に設けられた外部電源である、商用電源58とを備える。車載側充電システム56は、制御部60、主バッテリ22、各副バッテリ24,26、システムリレーS1−S9、第1コンデンサ46、第3コンデンサ50、主バッテリ側昇圧コンバータ52、副バッテリ側昇圧コンバータ54、温度センサ62,64,66、冷却ファン68,70,72、充電器74を含む充電回路76により構成する。充電回路76は、商用電源58から主バッテリ22及び各副バッテリ24,26に、選択された順に電力を供給し、主バッテリ22及び各副バッテリ24,26を選択された順に充電するために使用する。すなわち、充電システム10は、商用電源58から充電回路76を介して主バッテリ22及び各副バッテリ24,26に選択された順に電力を供給し、主バッテリ22及び各副バッテリ24,26を選択された順に充電する。
本実施の形態では、主バッテリ22と各副バッテリ24,26とを、走行モータ14の駆動源として使用することにより、主バッテリ22のみを駆動源として使用する場合よりも、走行モータ14によるハイブリッド車両の走行距離を長くできるようにしている。すなわち、従来は、走行モータ14の駆動源として、主バッテリ22のみを使用することを考えていたのに対して、本実施の形態では、主バッテリ22、第1副バッテリ24、第2副バッテリ26のすべてを走行モータ14の駆動源として使用している。なお、主バッテリ22と第1副バッテリ24、主バッテリ22と第2副バッテリ26は、それぞれ同時に走行モータ14または発電機12に電力を供給する場合があるが、第1副バッテリ24と第2副バッテリ26とは同時に走行モータ14または発電機12に電力を供給する場合がない。この理由は、第1副バッテリ24と第2副バッテリ26との間で電力の受け渡しが行われるのを防止するためである。
また、主バッテリ22と第1副バッテリ24と第2副バッテリ26とは、選択された順にしたがって1個ずつ順に、外部電源である外部の商用電源58からの充電を可能としている。このために、主バッテリ22の両端に、第1コンデンサ46と主バッテリ側昇圧コンバータ52とを、システムリレーS1,S2により接続可能としている。また、第1副バッテリ24または第2副バッテリ26の両端に、第3コンデンサ50と副バッテリ側昇圧コンバータ54とを、システムリレーS4,S5,S6(以下、S4−S6とする。)(またはS7,S8,S9(以下、S7−S9とする。)により接続可能としている。
主バッテリ側昇圧コンバータ52は、第1コンデンサ46から供給された直流電圧を昇圧して、第2コンデンサ48に供給可能としている。すなわち、第1コンデンサ46は、主バッテリ22から供給された直流電圧を平滑化して、平滑化した直流電圧を主バッテリ側昇圧コンバータ52に供給する。また、主バッテリ22と第2コンデンサ48との間にシステムリレーS1,S2,S3(以下、S1−S3とする。)を設けており、システムリレーS1−S3は、モータ制御部または制御部60からの信号によりオンまたはオフされる。
副バッテリ側昇圧コンバータ54は、第3コンデンサ50から供給された直流電圧を昇圧して、第2コンデンサ48に供給可能としている。すなわち、第3コンデンサ50は、第1副バッテリ24または第2副バッテリ26から供給された直流電圧を平滑化して、平滑化した直流電圧を副バッテリ側昇圧コンバータ54に供給する。第1副バッテリ24及び第2副バッテリ26のそれぞれと副バッテリ側昇圧コンバータ54との間にシステムリレーS4−S6,S7−S9を設けており、システムリレーS4−S6,S7−S9も、モータ制御部または制御部60からの信号によりオンまたはオフされる。
主バッテリ22、第1副バッテリ24及び第2副バッテリ26は、ニッケル水素電池またはリチウムイオン電池等の二次電池であり、単位電池セルを複数個積層し、単位電池セル同士を電気的に直列に接続することにより構成している。主バッテリ22と第1副バッテリ24と第2副バッテリ26とは、互いに同じ容量を有し、互いに同じ大きさの電圧、例えば280■等の高電圧の電力の供給を可能とする。ただし、各バッテリ22,24,
26の容量を互いに異ならせることもできる。
26の容量を互いに異ならせることもできる。
第2コンデンサ48は、主バッテリ側昇圧コンバータ52及び副バッテリ側昇圧コンバータ54の一方または両方からの直流電圧を平滑化して、平滑化した直流電圧を、発電機用インバータ18と走行モータ用インバータ20とに供給する。
発電機用インバータ18と走行モータ用インバータ20とのそれぞれは、図示しないU相,V相,W相の各相のアームを備え、それぞれのアームは、直列接続したIGBT,トランジスタ等の2個ずつのスイッチング素子(図示せず)を備え、各アームの中点を発電機12または走行モータ14のU相,V相,W相のコイルにそれぞれ接続している。
モータ制御部により制御される発電機用インバータ18は、第2コンデンサ48からの直流電圧を交流電圧に変換して、発電機12を駆動する。また、モータ制御部により制御される走行モータ用インバータ20は、第2コンデンサ48からの直流電圧を交流電圧に変換して、走行モータ14を駆動する。
また、第1副バッテリ24側のシステムリレーS4−S6と第3コンデンサ50との間、及び、第2副バッテリ26側のシステムリレーS7−S9と第3コンデンサ50との間に、充電器74の両端を接続している。充電器74は、AC/DC変換部であるAC/DC変換回路と昇圧回路とを備える。充電器74に、外部の交流電源である商用電源58と接続するための接続部である、電源プラグ78を接続している。また、電源プラグ78と充電器74との間に、CCIDリレー80を設けている。CCIDリレー80は、電源プラグ78が交流電源に接続された場合にオンされるように、充電器74等に設けられた制御部により制御される。なお、図1は、外部の商用電源58と電源プラグとを非接続にした状態を示している。充電器74は、商用電源58からの交流電圧を直流電圧に変換し、昇圧して、商用電源58から主バッテリ22、第1副バッテリ24、第2副バッテリ26に、後で詳述する選択された順にしたがって、1個ずつ順に充電されることを可能とする。
また、第1コンデンサ46とシステムリレーS1−S3との間に、低圧用DC/DCコンバータ82を接続している。低圧用DC/DCコンバータ82は、主バッテリ側昇圧コンバータ52側または主バッテリ22側から入力される高電圧の電力を降圧し、図示しない12■等の低圧バッテリに低圧の電力を供給するために使用する。
また、本実施の形態では、低圧バッテリは、ハイブリッド車両の前部等、エンジンの配置位置近くに配置される。これに対して、主バッテリ22と各副バッテリ24,26とは、ハイブリッド車両の後方に、直接に、または例えば5cm以内の小さい大きさの空間のみを介して直接に、または他の部材である、放熱部材等の熱伝達部材を介して、別のバッテリと隣り合うように配置される。すなわち、図2では、3個のバッテリを配置する場合の2例を示しており、図2(a)で示す第1例のように3個のバッテリ22,24,26を直線状に配置することも、図2(b)で示す第2例のように3個のバッテリ22,24,26をL字状に配置することもできる。図2(a)の第1例の場合には、例えば、上下方向に3個のバッテリ22,24,26を重ねるように配置する。図2(b)の第2例の場合には、例えば、上下方向に2個のバッテリ22,24を重ねるように配置し、上下に重ね合わせた2個のバッテリ22,24の下側のバッテリ22に対して水平方向に隣り合うように1個のバッテリ26を配置する。いずれにしても3個のバッテリ22,24,26は、主バッテリ22と各副バッテリ24,26とであり、その配置関係は種々に選択可能である。また、配置状態は、図2(a)(b)に示す例の場合に限定するものではなく、例えば3個のバッテリ22,24,26を水平方向に直線状に配置することもできる。
図1に戻って、主バッテリ22と各副バッテリ24,26とのそれぞれに温度検出手段である、3個の温度センサ62,64,66を設けている。また、主バッテリ22と各副バッテリ24,26とのそれぞれに冷却手段である、3個の冷却ファン68,70,72を設けている。3個の温度センサ62,64,66の検出信号は、制御部60に入力される。また、制御部60は、3個の冷却ファン68,70,72に設けられたファン駆動用モータに制御信号を出力し、3個の冷却ファン68,70,72を駆動可能としている。各冷却ファン68,70,72は、主バッテリ22と各副バッテリ24,26との側方に近接して配置され、各冷却ファン68,70,72の駆動により、対応するバッテリ22,24,26が冷却される。
また、制御部60は、例えば電池ECUと呼ばれるもので、CPU、メモリ等を有するマイクロコンピュータを含む。制御部60は、充電器74に接続された電源プラグ78と商用電源58とが接続された状態で、商用電源58から主バッテリ22及び各副バッテリ24,26への充電を可能とするため、各システムリレーS1−S9の開閉を制御する。また、図3に示すように、制御部60は、選択手段84と、充電制御手段86と、バッテリ温度制御手段88とを有する。選択手段84は、3個のバッテリである、主バッテリ22及び各副バッテリ24,26の中から、未充電のバッテリのうち、優先的に充電する「優先充電バッテリ」を選択する。この場合、選択手段84は、未充電のバッテリが複数ある場合に、複数の未充電のバッテリのうち、予め設定された所定の高効率充電温度t1に検出温度が最も近いバッテリである、「最良充電効率バッテリ」を、優先的に充電する「優先充電バッテリ」として選択する。
なお、複数の未充電のバッテリのうち、予め設定された所定の高効率充電温度に検出温度が最も近い、高効率充電温度と検出温度との温度差が同じバッテリが複数存在する場合には、予め定められる基準にしたがって、「優先充電バッテリ」を選択する。例えば、複数のバッテリ22,24,26が直線状に配置される場合に、高効率充電温度t1に検出温度が最も近い複数のバッテリのうち、直線方向片側に最も近いバッテリを「優先充電バッテリ」として選択することもできる。
また、充電制御手段86は、選択手段84により選択された優先充電バッテリを優先的に充電するように充電回路76(図1)を制御する。また、バッテリ温度制御手段88は、選択された優先充電バッテリの充電中に未充電のバッテリであって、予め設定された所定の温度または温度範囲から高温側に検出温度がずれたバッテリを冷却し、高温側に検出温度がずれた未充電のバッテリの温度を所定の温度または温度範囲に制御する。
なお、選択手段84と、充電制御手段86と、バッテリ温度制御手段88とを有する制御部60と、図1に示す、商用電源58から主バッテリ22及び各副バッテリ24,26への充電を可能とするための、各システムリレーS1−S9の開閉を制御する電池ECUとは、互いに別の制御部とすることもできる。
次に、図4を用いて、本実施の形態の充電方法を説明する。なお、以下の説明では、図1から図3に示した要素と同一の要素には同一の符号を付して説明する。本実施の形態の充電方法は、商用電源58から充電回路76を介して主バッテリ22と各副バッテリ24,26とに順に電力を供給し、各バッテリ22,24,26を順に充電する充電方法である。まず、ステップS1で、ハイブリッド車両の運転停止後、商用電源58に電源プラグ78を接続し、CCIDリレー80をオンすることにより、外部充電準備を完了する。
次に、ステップS2で、制御部60が有する選択手段84が、3個の未充電のバッテリ22,24,26等の、すべての未充電のバッテリの中で最も充電効率のよい「最良充電効率バッテリ」を、優先的に充電する「優先充電バッテリ」として選択する選択工程を行う。優先充電バッテリを選択する場合には、選択手段84が、3個の未充電のバッテリ22,24,26等の、すべての未充電のバッテリの中から、充電効率が最もよい常温の、予め設定された所定温度である、高効率充電温度t1に、温度センサ62,64,66により検出された検出温度が最も近い「最良充電効率バッテリ」を、優先的に充電する「優先充電バッテリ」として選択する。
例えば、図5に示すように、3個のバッテリ22,24,26を隣り合うように配置し、すなわち、図示の例では、主バッテリ22と第2副バッテリ26との間に第1副バッテリ24を配置し、各バッテリ22,24,26を互いに直接に、または他の部材を介して別のバッテリと隣り合うように配置している。また、図5に示す例では、ハイブリッド車両の運転停止直後の充電準備を完了した状態を示しており、主バッテリ22と第1副バッテリ24との検出温度は、予め設定された所定の高効率充電温度t1を含む常温の所定高効率充電温度範囲から高温側にずれており、充電効率は悪くなっている。これに対して、第2副バッテリ26の検出温度は、予め設定された所定の高効率充電温度t1を含む常温の所定高効率充電温度範囲内にあり、充電効率は良好である。この場合には、最良充電効率バッテリとして、第2副バッテリ26が選択される。なお、図5は、3個のバッテリ22,24,26の配置状態の1例を示しており、主バッテリ22と各副バッテリ24,26との位置関係は、図5に示す例以外とすることもでき、例えば、主バッテリ22を2個の副バッテリ24,26の間に配置することもできる。
次に、ステップS3で、充電制御手段86が、選択工程において、選択手段84により選択された優先充電バッテリを優先的に充電するように、充電回路76を制御し、優先充電バッテリの充電中に未充電のバッテリであって、予め設定された所定の高効率充電温度t1または所定高効率充電温度範囲から検出温度が高温側にずれたバッテリを冷却し、高温側に検出温度がずれた未充電のバッテリの温度を高効率充電温度t1または高効率充電温度範囲に制御する充電バッテリ温度制御工程を行う。具体的には、充電制御手段86は、主バッテリ22と第1副バッテリ24と第2副バッテリ26とのうち、優先充電バッテリであるいずれか1個のバッテリ22(または24または26)の両端に接続されたシステムリレーS1−S3(またはS4−S6、またはS7−S9)をオン(閉状態)とし、残りのバッテリの両端に接続されたシステムリレーをオフ(開状態)とするように、各システムリレーS1−S9のオンオフを制御する。例えば、主バッテリ22のみを充電する場合には、主バッテリ22の両端に接続されたシステムリレーS1−S3をオンとし、他のバッテリ24,26の両端に接続されたシステムリレーS4−S9をオフとする。これにより、主バッテリ22が充電される。主バッテリ22が満充電されると、主バッテリ22の両端に接続されたシステムリレーS1−S3をオフとする。主バッテリ22の充電と同様にして、各副バッテリ24,26の充電も行う。
なお、各バッテリ22,24,26の負極側に接続されるシステムリレーS2、S3、S5、S6、S8、S9として、直接第1コンデンサ46または第3コンデンサ50の両端に接続されるシステムリレーS3,S6,S9と、直列に抵抗が接続されるシステムリレーS2,S5,S8とがあり、充電時には、充電するバッテリの負極側に接続される2個のシステムリレーのうち、一方のシステムリレーのみをオンとする。例えば、主バッテリ22の充電時には、負極側に接続される2個のシステムリレーS2,S3のうち、一方のシステムリレーS2(またはS3)のみをオンとする。
また、ステップS3では、充電制御手段86が、1個の優先充電バッテリを充電するのと同時に、すなわち充電中に、バッテリ温度制御手段88は、他の2個の未充電バッテリのうち、予め設定された高効率充電温度t1または高効率充電温度範囲から検出温度が高温側にずれたバッテリを冷却し、高温側に検出温度がずれた未充電のバッテリの温度を高効率充電温度t1または高効率充電温度範囲に制御するように、冷却ファン68,70,72の駆動を制御する。このために、バッテリ温度制御手段88は、冷却ファン68,70,72の駆動を、温度センサ62,64,66からの検出信号によりフィードバック制御する。
例えば、上記の図5に示す例の場合には、第2副バッテリ26が主バッテリ22と第1副バッテリ24とが所定高効率充電温度範囲内にあるため、第2副バッテリ26が優先充電されるが、その充電中に、主バッテリ22と第1副バッテリ24とに設けた冷却ファン68,70を駆動することにより、主バッテリ22と第1副バッテリ24とを冷却し、両バッテリ22,24の温度を所定の高効率充電温度または高効率充電温度範囲に制御する。
次に、ステップS4で、制御部60が主バッテリ22と各副バッテリ24,26とのすべてのバッテリ22,24,26の充電を完了したか否かを判定する判定工程を行い、判定結果が否定である場合には、ステップS2に戻り、ステップS4の判定結果が肯定となるまで、ステップS2からS4の工程を繰り返す。そして、ステップS4の判定結果が肯定となる、すなわち、すべてのバッテリ22,24,26の充電が完了されたと判定された場合には、ステップSで充電を終了する。このような充電方法によれば、例えば、図5に示す例では、第2副バッテリ26の充電後、主バッテリ22、第1副バッテリ24の一方、次に、他方に順に充電される。
このような充電システム及び充電方法によれば、選択手段84により選択された優先充電バッテリの充電中に、未充電のバッテリであって、予め設定された所定の高効率充電温度t1または高効率充電温度範囲から高温側に検出温度がずれたバッテリを冷却し、高温側に検出温度がずれた未充電のバッテリの温度を所定の高効率充電温度t1または高効率充電温度範囲に制御する。このため、3個のバッテリ22,24,26の少なくとも1個のバッテリの温度が充電効率のよい高効率充電温度範囲から高温側に外れている場合でも、この1個のバッテリを充電前に、充電効率がよい高効率充電温度範囲に効率よく制御することができる。したがって、バッテリ22,24,26の温度との関係で、3個のバッテリ22,24,26の充電効率を高くできる。また、各バッテリ22,24,26の充電受け入れ性を算出する必要がない。この結果、3個のバッテリ22,24,26を順に充電する場合において、各バッテリ22,24,26の充電受け入れ性を算出することなく、バッテリ22,24,26の温度との関係で、3個のバッテリ22,24,26の充電効率を高くできる。
なお、本実施の形態においては、3個のバッテリ22,24,26を、別のバッテリと互いに隣り合うように配置する場合について説明したが、3個のバッテリ22,24,26は互いに隣り合うように配置するものに限定するものではない。また、本実施の形態では、各バッテリに冷却ファン68,70,72を1個ずつ設けているが、冷却ファンの数を変更することもできる。例えば、上記の図5に示したように、3個のバッテリ22,24,26を、別のバッテリと互いに隣り合うように配置する場合に、3個のバッテリ22,24,26の一部または全体を冷却する冷却ファンを1個または2個のみ設けることもできる。この場合、優先充電バッテリの充電中に、未充電のバッテリの少なくとも1個のバッテリの検出温度が、予め設定された所定の高効率充電温度t1または高効率充電温度範囲から高温側にずれている場合、上記の1個または2個の冷却ファンを駆動して高温側に検出温度がずれたバッテリを冷却する。この場合、未充電の他のバッテリにおいて、検出温度が予め設定された所定の高効率充電温度範囲内、または高効率充電温度範囲から低温側にずれている、すなわち常温または低温のバッテリが存在し、冷却ファンにより常温または低温のバッテリが冷却されることも考えられる。ただし、仮にすべての未充電バッテリが低温になっても、互いに隣り合う複数のバッテリの一部の充放電等により低温のバッテリを昇温させることは容易に行える。
また、本実施の形態では、各バッテリ22,24,26に冷却ファン68,70,72を設けた場合について説明したが、充電システム10において、各バッテリ22,24,26に、通電により発熱するヒータ等の加温部を設けることもできる。この場合には、充電システム10が備えるバッテリ温度制御手段88は、選択手段84により選択された優先充電バッテリの充電中に未充電のバッテリであって、予め設定された所定の温度または温度範囲から低温側に検出温度がずれたバッテリを加温し、低温側に検出温度がずれた未充電のバッテリの温度を所定の温度または温度範囲に制御する。また、本発明に係る充電方法は、充電制御手段86が、選択工程において、選択手段84により選択された優先充電バッテリを優先的に充電するように、充電回路76を制御し、優先充電バッテリの充電中に未充電のバッテリであって、予め設定された所定温度または所定温度範囲から検出温度が低温側にずれたバッテリを、加温部により加温し、低温側に検出温度がずれた未充電のバッテリの温度を所定の温度または温度範囲に制御する充電バッテリ温度制御工程を備えるようにすることもできる。
さらに、充電システム10において、各バッテリ22,24,26に、通電により発熱するヒータ等の加温部と冷却ファン68,70,72等の冷却部との両方を設けることもできる。この場合には、充電システム10が備えるバッテリ温度制御手段88は、選択手段84により選択された優先充電バッテリの充電中に未充電のバッテリであって、予め設定された所定の温度または温度範囲から低温側または高温側に検出温度がずれたバッテリを加温または冷却し、低温側または高温側に検出温度がずれた未充電のバッテリの温度を所定の温度または温度範囲に制御する。また、本発明に係る充電方法は、充電制御手段86が、選択工程において、選択手段84により選択された優先充電バッテリを優先的に充電するように、充電回路76を制御し、優先充電バッテリの充電中に未充電のバッテリであって、予め設定された所定温度または所定温度範囲から検出温度が低温側または高温側にずれたバッテリを、加温部または冷却部により加温または冷却し、低温側または高温側に検出温度がずれた未充電のバッテリの温度を所定の温度または温度範囲に制御する充電バッテリ温度制御工程を備えるようにすることもできる。
[第2の発明の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図6は、本実施の形態の充電方法を示すフローチャートである。図7は、図6において、最良充電効率バッテリの優先充電処理工程を詳しく示すフローチャートである。図8は、本実施の形態において、3個のバッテリを充電する直前の、バッテリの温度の1状態を説明するための模式図である。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図6は、本実施の形態の充電方法を示すフローチャートである。図7は、図6において、最良充電効率バッテリの優先充電処理工程を詳しく示すフローチャートである。図8は、本実施の形態において、3個のバッテリを充電する直前の、バッテリの温度の1状態を説明するための模式図である。
なお、本実施の形態の充電システムは、上記の図1、図3に示した第1の実施の形態の充電システム10において、各バッテリ22,24,26から冷却ファン68,70,72を省略し、制御部60からバッテリ温度制御手段88を省略した構成で、主バッテリ22と第1副バッテリ24と第2副バッテリ26との、3個のバッテリ22,24,26は、直接に、または、例えば5cm以内の小さい大きさの空間のみを介して直接に、または熱伝達部材等の他の部材を介して、別のバッテリと互いに隣り合うように配置している。なお、以下の説明では、上記の図1に示した要素と同等部分には同一の符号を付して、以下、図1から図3を参照しつつ、第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
本実施の形態の充電システムが備える制御部60が有する選択手段84は、3個のバッテリ22,24,26の中の、未充電のバッテリのうち、隣り合うバッテリの数が最も多い最多対向数バッテリ22(または24または26)を、優先的に充電する優先充電バッテリとして選択する。この優先充電バッテリの選択の際、選択手段84は、互いに別のバッテリと隣り合う3個のバッテリ22,24,26のすべての検出温度が所定温度以下であるか否かを判定し、判定結果が肯定である場合には、3個のバッテリ22,24,26の未充電のバッテリのうち、隣り合う未充電のバッテリの数が最も多いバッテリ22(または24または26)を、優先的に充電するバッテリとして選択する。また、選択手段84は、上記の判定結果が否定である場合に、未充電のバッテリのうち、予め設定された所定の高効率充電温度t1に検出温度が最も近いバッテリ22(または24または26)を、優先的に充電する優先充電バッテリとして選択する。
次に、図6、図7を用いて、本実施の形態の充電方法を説明する。本実施の形態の充電方法も、商用電源58から充電回路76を介して主バッテリ22と各副バッテリ24,26とに順に電力を供給し、各バッテリ22,24,26を順に充電する充電方法である。まず、図6のステップS1で、ハイブリッド車両の運転停止後、外部電源である商用電源58に電源プラグ78を接続し、CCIDリレー80をオンすることにより、外部充電準備を完了する。次に、ステップS2で、選択手段84が、3個のバッテリ22,24,26のすべての検出温度が、高効率充電温度範囲の下限から下側にずれた、所定温度t2以下であるか否かを判定する。この判定結果が否定である、すなわち、3個のバッテリ22,24,26の少なくとも1個のバッテリの検出温度が所定温度t2よりも高い場合には、ステップS3の最良充電効率バッテリの優先充電処理に移行する。
次に、図7を用いて、ステップS3の最良充電効率バッテリの優先充電処理を説明する。まず、ステップS31で、選択手段84が、3個の未充電のバッテリ22,24,26等の、すべての未充電のバッテリの中で最も充電効率のよい最良充電効率バッテリを、優先的に充電する「優先充電バッテリ」として選択する第1選択工程を行う。「優先充電バッテリ」を選択する場合には、選択手段84が、3個の未充電のバッテリ22,24,26等の、すべての未充電のバッテリの中から、予め設定された充電効率が最もよい常温の所定温度である、高効率充電温度t1に、温度センサ62,64,66により検出された検出温度が最も近い「最良充電効率バッテリ」を、優先的に充電する「優先充電バッテリ」として選択する。
次に、ステップS32で、充電制御手段86が、第1選択工程において、選択手段84により選択された優先充電バッテリを優先的に充電するように、充電回路76を制御する第1充電制御工程を行う。具体的には、充電制御手段86は、主バッテリ22と第1副バッテリ24と第2副バッテリ26とのうち、優先充電バッテリであるいずれか1個のバッテリの両端に接続されたシステムリレーをオンとし、残りのバッテリの両端に接続されたシステムリレーをオフとするように、各システムリレーS1−S9のオンオフを制御する。
次に、ステップS33で、制御部60が主バッテリ22と各副バッテリ24,26とのすべてのバッテリ22,24,26の充電を完了したか否かを判定する第1判定工程を行い、判定結果が否定である場合には、ステップS31に戻り、ステップS33の判定結果が肯定となるまで、ステップS31からS33の工程を繰り返す。そして、ステップS33の判定結果が肯定となる、すなわち、すべてのバッテリ22,24,26の充電が完了されたと判定された場合には、ステップS34で充電を終了する。
これに対して、上記の図6のステップS2で選択手段84が、3個のバッテリ22,24,26のすべての検出温度が、高効率充電温度範囲の下限から下側にずれた、所定温度t2以下であるか否かを判定する判定結果が肯定である、すなわち、3個のバッテリ22,24,26のすべての検出温度が所定温度t2以下である場合には、ステップS4に移行し、選択手段84が、3個のバッテリ22,24,26の中の未充電のバッテリのうち、隣り合う未充電のバッテリの数が最も多い「最多対向数バッテリ」を、優先的に充電する「優先充電バッテリ」として選択する第2選択工程を行う。例えば、図8に示すように、各バッテリ22,24,26を別のバッテリと隣り合うように配置し、すなわち、図示の例では、主バッテリ22と第2副バッテリ26との間に第1副バッテリ24を配置し、各バッテリ22,24,26を互いに小さい空間のみを介して直接に、または熱伝達部材等の他の部材を介して、別のバッテリと隣り合うように配置している。また、図8に示す例では、充電準備を完了した状態で、運転停止から長時間経過する等により、各バッテリ22,24,26の検出温度は、予め設定された所定の高効率充電温度t1を含む常温の所定高効率充電温度範囲から低温側にずれており、充電効率はいずれも悪くなっている。この場合には、上記の図6のステップS2の判定結果が肯定となり、ステップS4で、3個のバッテリ22,24,26のうち、隣り合うバッテリの数が最も多い「最多対向数バッテリ」である、中央に配置された第1副バッテリ24が、「優先充電バッテリ」として選択される。
なお、図8は、3個のバッテリ22,24,26の配置状態の1例を示しており、主バッテリ22と各副バッテリ24,26との位置関係は、図8に示す例以外とすることもでき、例えば、主バッテリ22を2個の副バッテリ24,26の間に配置することもできる。この場合には、「最多対向数バッテリ」が主バッテリ22となる。また、隣り合う未充電バッテリの数が同じである場合には、予め設定される基準にしたがっていずれか1個の最多対向数バッテリを、「優先充電バッテリ」として選択することもできる。例えば、3個のバッテリ22,24,26を図8に示すように直線状に配置する場合に、第1副バッテリ24が満充電された状態では、最多対向数バッテリが、主バッテリ22と第2副バッテリ26との2個になる。この場合、直線方向片側に最も近いバッテリ22(または26)を「優先充電バッテリ」として選択することもできる。また、同じ場合に、複数の最多対向数バッテリのうち、所定の高効率充電温度t1に最も近いバッテリ22(または26)を「優先充電バッテリ」として選択することもできる。
次いで、図6のステップS5において、充電制御手段86が、第2選択工程において、選択手段84により選択された「優先充電バッテリ」を優先的に充電するように、充電回路76を制御する第2充電制御工程を行う。
次に、ステップS6で、制御部60が主バッテリ22と各副バッテリ24,26とのすべてのバッテリ22,24,26の充電を完了したか否かを判定する第2判定工程を行い、判定結果が否定である場合には、ステップS4に戻り、ステップS6の判定が肯定となるまで、ステップS4からS6の工程を繰り返す。そして、ステップS6の判定が肯定となる、すなわち、すべてのバッテリ22,24,26の充電が完了されたと判定された場合には、ステップS7で充電を終了する。このような充電方法によれば、例えば、図8に示す例では、第1副バッテリ24の充電後、主バッテリ22、第2副バッテリ26の一方、次に他方に順に充電される。
このような充電システム及び充電方法によれば、3個のバッテリ22,24,26は、直接または他の部材を介して別のバッテリと互いに隣り合うように配置し、選択手段84は、3個のバッテリ22,24,26の中の未充電のバッテリのうち、隣り合う未充電のバッテリの数が最も多い最多対向数バッテリを、優先的に充電する優先充電バッテリとして選択する。このため、例えば、3個のバッテリ22,24,26のすべての検出温度が充電効率がよい温度範囲の下限である、所定温度t2以下である場合でも、3個のバッテリ22,24,26の中の未充電のバッテリのうち、隣り合うバッテリの数が最も多い最多対向数バッテリを、優先充電バッテリとして優先的に充電する。このため、最多対向数バッテリの充電時の放熱、すなわち、放射熱や直接の熱伝達等により、隣り合う他のバッテリを昇温させることができる。例えば、図8に示す例の場合には、中央の第1副バッテリ24が充電されると、第1副バッテリ24の放熱により両側の主バッテリ22と第2副バッテリ26とが昇温する。したがって、隣り合う他のバッテリの充電前に、隣り合う他のバッテリの温度を充電効率がよい温度範囲に維持する、または近づけることができ、効率充電を行いやすくなる。したがって、バッテリ22,24,26の温度との関係で、複数のバッテリ22,24,26の充電効率を高くできる。また、各バッテリ22,24,26の充電受け入れ性を算出する必要がない。その他の構成及び作用については、上記の第1の実施の形態と同様であるため、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
なお、上記の各実施の形態において、バッテリ22,24,26の数は、主バッテリ22と2個の副バッテリ24,26との3個に限定するものではなく、2個や、4個以上とすることもできる。また、上記の各実施の形態では、電力源を外部電源である商用電源58とし、商用電源58から各バッテリ22,24,26を順に充電しているが、電力源を発電機12とし、ハイブリッド車両の走行中において、発電機12から各バッテリ22,24,26を順に充電する構成において、本発明を適用することもできる。
10 充電システム、12 発電機(MG1)、14 走行モータ(MG2)、16 モータ制御装置、18 発電機用インバータ(MG1用インバータ)、20 走行モータ用インバータ(MG2用インバータ)、22 主バッテリ、24 第1副バッテリ、26 第2副バッテリ、46 第1コンデンサ、48 第2コンデンサ、50 第3コンデンサ、52 主バッテリ側昇圧コンバータ、54 副バッテリ側昇圧コンバータ、56 車載側充電システム、58 商用電源、60 制御部、62,64,66 温度センサ、68,70,72 冷却ファン、74 充電器、76 充電回路、78 電源プラグ、80 CCIDリレー、82 低圧用DC/DCコンバータ、84 選択手段、86 充電制御手段、88 バッテリ温度制御手段。
Claims (6)
- 電力源から充電回路を介して複数の蓄電部に順に電力を供給し、複数の蓄電部を順に充電する充電システムであって、
複数の蓄電部のそれぞれの温度を検出する温度検出手段と、
選択手段と充電制御手段と蓄電部温度制御手段とを有する制御部とを備え、
選択手段は、複数の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、優先的に充電する蓄電部を選択し、
充電制御手段は、選択手段により選択された蓄電部を優先的に充電するように充電回路を制御し、
蓄電部温度制御手段は、選択された蓄電部の充電中に未充電の蓄電部であって、予め設定された所定の温度または温度範囲から高温側または低温側に検出温度がずれた蓄電部を冷却または加温し、高温側または低温側に検出温度がずれた未充電の蓄電部の温度を所定の温度または温度範囲に制御することを特徴とする充電システム。 - 請求項1に記載の充電システムにおいて、
選択手段は、複数の未充電の蓄電部のうち、予め設定された所定の高効率充電温度に検出温度が最も近い蓄電部を、優先的に充電する蓄電部として選択することを特徴とする充電システム。 - 電力源から充電回路を介して複数の蓄電部に順に電力を供給し、複数の蓄電部を順に充電する充電方法であって、
複数の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、優先的に充電する蓄電部を選択する選択工程と、
選択工程で選択された蓄電部を優先的に充電するように充電回路を制御する充電制御工程と、
選択された蓄電部の充電中に未充電の蓄電部であって、予め設定された所定の温度または温度範囲から高温側または低温側に検出温度がずれた蓄電部を冷却または加温し、高温側または低温側に検出温度がずれた未充電の蓄電部の温度を所定の温度または温度範囲に制御する蓄電部温度制御工程と、を備えることを特徴とする充電方法。 - 電力源から充電回路を介して複数の蓄電部に順に電力を供給し、複数の蓄電部を順に充電する充電システムであって、
選択手段と充電制御手段とを有する制御部を備え、
選択手段は、複数の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、優先的に充電する蓄電部を選択し、
充電制御手段は、選択手段により選択された蓄電部を優先的に充電するように充電回路を制御し、
複数の蓄電部は、直接または他の部材を介して別の蓄電部と互いに隣り合う3個以上の蓄電部であり、
さらに、選択手段は、複数の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、隣り合う未充電の蓄電部の数が最も多い蓄電部を、優先的に充電する蓄電部として選択することを特徴とする充電システム。 - 請求項4に記載の充電システムにおいて、
選択手段は、互いに別の蓄電部と隣り合う複数の蓄電部のすべての蓄電部の検出温度が所定温度以下であるか否かを判定し、判定結果が肯定である場合に、複数の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、隣り合う蓄電部の数が最も多い蓄電部を、優先的に充電する蓄電部として選択し、判定結果が否定である場合に、複数の未充電の蓄電部のうち、予め設定された所定の高効率充電温度に検出温度が最も近い蓄電部を、優先的に充電する蓄電部として選択することを特徴とする充電システム。 - 電力源から充電回路を介して複数の蓄電部に順に電力を供給し、複数の蓄電部を順に充電する充電方法であって、
複数の蓄電部であって、直接または他の部材を介して別の蓄電部と互いに隣り合う3個以上の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、優先的に充電する蓄電部を選択する選択工程と、
選択工程で選択された蓄電部を優先的に充電するように充電回路を制御する充電制御工程と、を備え、
さらに、選択工程は、複数の蓄電部の未充電の蓄電部のうち、隣り合う未充電の蓄電部の数が最も多い蓄電部を、優先的に充電する蓄電部として選択することを特徴とする充電方法。
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