JP2010003197A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一連の継続会議のうちのある会議がアクセスされたときに、継続会議の中の最新の会議の会議記録を送信する情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、電子的な会議記録を受信して、会議記録とメディアファイルとを互いに関連付けて記憶する記憶装置と、特定の条件に合致する会議記録に対する検索要求を受信して、検索要求に合致する会議記録の会議が属する一連の会議の会議記録のうち、最新の会議に関する会議記録を読出す処理部20,274及び276と、読出された会議記録に基づいて、対応するメディアファイルにアクセスするためのアクセス情報を、検索要求の送信元に送信する処理部282とを含む。
【選択図】 図10

Description

本発明は、会議記録(議事録)を所定の端末装置に送信する情報処理装置に関し、特に、ユーザからの会議記録の検索指示に応答して、一連の会議に関する重要な情報を確実にユーザに送信することができる情報処理装置に関する。
従来、会議記録は、会議に関する情報をテキストで入力しデータベースに登録することにより行なわれている。そのような会議記録配布システムが特許文献1に開示されている。特許文献1に記載のシステムにおいて、サーバはデータベースに会議の会議記録と会議の属性に関する情報とを蓄積する。会議記録は、例えば速記、又は録音したものを外部委託してテキストに変換することにより作成される。
ユーザがクライアント装置からこのシステムにアクセスし、キーワード検索を指示すると、サーバは全文検索等による検索を行ない、キーワードと一致があった会議記録の一覧をクライアント装置に送信する。ユーザはその一覧からどの会議記録を閲覧したいかを選択し、選択した会議記録を閲覧するための要求をサーバに送信する。サーバは、要求された会議記録をユーザのクライアント装置に送信する。
特開2002−324152号公報
近年、ビデオカメラをそなえ、ホワイトボード上に書込まれた情報をリアルタイムで電子化して取り込むことができるホワイトボード(以下このようなホワイトボードを「インタラクティブホワイトボード」と呼ぶ。)が普及しつつある。また、情報インフラストラクチャの整備に伴い、このようなインタラクティブホワイトボードを使用した電子会議が盛んに行なわれるようになってきている。
このようなインタラクティブホワイトボードを使用した電子会議の場合、映像ファイル等をそのまま保存しておけば、会議記録代わりにそれらを再生することで会議の内容を知ることができて便利である。
しかし、そのような会議記録を特許文献1に記載のような会議記録配布システムで配布しようとすると、検索のために、会議中の発言等の多くの情報を外部に委託してテキスト化する必要があり、能率が悪い。
また、会議には、単独のものと、同じ議題について継続的に開催されるものとがある。継続的な会議についてユーザが現状を知りたいのであれば、継続的会議の中での最新の会議記録を入手することが必要である。しかし、上記特許文献1に開示のシステムは、入力されたキーワードと一致した文言を含む会議記録を配信するだけである。会議同士の関連性については明らかにならない。
別の問題として、サーバ容量が有限であることが挙げられる。特に、上記したようなビデオカメラによる映像ファイル、インタラクティブホワイトボードよる画像ファイル等は、テキストファイルと比較してサイズがはるかに大きい。その結果、インタラクティブホワイトボードを使用した会議の会議記録をサーバに保存する際には容量管理が難しくなり、保存された会議記録をいつ削除するか、削除した会議記録に対するアクセスがあったときにどのように対応するか等、記憶容量の不足に伴う会議記録の管理が煩雑になる可能性が高い。
したがって本発明の目的は、会議記録の検索において、ユーザが継続的な会議記録にアクセスしたときに、最新の会議記録を確実にユーザに提供可能な情報処理装置を提供することである。
本発明の別の目的は、会議記録の検索において、ユーザが継続的な会議記録にアクセスしたときに、最新の会議記録を確実にユーザに提供可能で、かつ記憶容量の管理が簡単に行なえる情報処理装置を提供することである。
本発明の第1の局面に係る情報処理装置は、電子的な会議記録を受信して、会議記録とメディアファイルとを互いに関連付けて記憶するための記憶手段と、特定の条件に合致する会議記録に対する検索要求を受信して、当該検索要求に合致する会議記録の会議が属する一連の会議の会議記録のうち、最新の会議に関する会議記録を読出すための読出手段と、読出手段により記憶手段から読出された会議記録に基づいて、対応するメディアファイルにアクセスするためのアクセス情報を、検索要求の送信元に対して送信するための送信手段とを含む。
端末から検索要求を受信すると、読出手段はその検索要求に合致する会議記録の会議が属する一連の会議の会議記録のうち、最新の会議に関する会議記録を読出す。その会議記録に対応付けて記憶手段に記憶されているメディアファイルへのアクセス情報が送信手段により検索要求の送信元に送信される。検索要求の送信元の端末の操作者は、このアクセス情報を用いて簡単に目的の会議のうちで最新の会議に関連するメディアファイルにアクセスできる。
その結果、会議記録の検索において、ユーザが継続的な会議記録にアクセスしたときに、最新の会議記録を確実にユーザに提供可能な情報処理装置を提供することができる。
好ましくは、情報処理装置は、一連の会議のうち、所定の削除条件を充足する過去の会議記録に関連付けられたメディアファイルを記憶手段から削除するための削除手段をさらに含む。
メディアファイルはテキストファイルと比較して大きな記憶容量を必要とする。一連の会議のうち、過去の会議記録であって所定の削除条件を充足するものを削除することで、記憶手段の容量を節約できる。過去の会議記録のメディアファイルが削除されるだけであるため、新しい会議記録のメディアファイルは削除されず、一連の会議のうちで最新の情報にアクセスすることを可能としながら、記憶容量を削減できる。
その結果、会議記録の検索において、ユーザが継続的な会議の会議記録にアクセスしたときに、最新の会議記録を確実にユーザに提供可能で、かつ記憶容量の管理が簡単に行なえる情報処理装置を提供することができる。
好ましくは、記憶手段が受信する会議記録は、当該会議を削除手段によって削除可能か否かを指定する削除フラグを含む。削除手段は、記憶手段に記憶されたメディアファイルのうち、削除フラグが所定の第1の値となっている会議記録に関連付けられたメディアファイルのみを削除する。
削除手段は、会議記録に含まれる削除フラグによって削除可能と指定されたもののみを削除する。会議記録の削除フラグの値を設定することにより、重要な会議については削除不能に設定することができる。この削除フラグは、会議を記録するごとに設定できるので、会議ごとに会議の削除を許可するか否かを指定できる。重要な会議については削除を許可しないように削除フラグを設定することでその会議については過去から最新までの内容を全て確認できる。一方、削除フラグによって削除可とした会議のメディアファイルについては削除条件が成立すれば削除され、記憶手段において必要とされる記憶容量を節約でき、記憶手段の管理が容易になる。
より好ましくは、記憶手段が受信する会議記録は、当該会議記録を公開可能か否かを指定する公開フラグを含む。送信手段は、読出手段により記憶手段から読出された会議記録のうち、その公開フラグが公開可能を表す所定の値であるものについて、対応するメディアファイルにアクセスするためのアクセス情報を、検索要求の送信元に対して送信するための手段を含む。
会議によっては、会議記録を公開すべきでない場合もある。会議記録に公開フラグを含ませることにより、会議の開催ごとにその会議を公開すべきか否かを設定することができ、公開すべきでない会議記録を公開したりしてユーザに無用な混乱を起こすことを防止できる。
さらに好ましくは、送信手段は、読出手段により記憶手段から読出された会議記録に基づいて、読出された会議記録に対応するメディアファイルを記憶手段から読出して検索要求を送信してきた端末に返信するための手段を含む。
ユーザの端末から検索要求があったときに、読出手段が、対応する会議記録が属する一連の会議のうち最新の会議の会議記録を読出す。送信手段は、読出された会議記録に対応して記憶手段に記憶されているメディアファイルを読出して検索要求の送信元の端末に送信する。検索要求を出した端末では、メディアファイルが直ちに再生される。その結果、ユーザは会議記録を受信してからそのうちの所望のメディアファイルを指定する、という手間をかけることなく、目的の会議のうちで最新の会議のメディアファイルを再生できる。
送信手段は、前記読出手段により前記記憶手段から読出された会議記録に基づいて、前記読出された会議記録に対応するメディアファイルに、検索要求を送信してきた端末が自動的にアクセスするためのリダイレクト情報を送信するための手段を含んでもよい。
ユーザの端末から検索要求があったときに、読出手段が、対応する会議記録が属する一連の会議のうち最新の会議の会議記録を読出す。送信手段は、読出された会議記録に対応して記憶手段に記憶されているメディアファイルにアクセスするためのリダイレクト情報を検索要求の送信元の端末に送信する。検索要求を出した端末のブラウザは、このリダイレクト情報を受け取るとユーザの介在なく直ちにメディアファイルにアクセスし、ファイルを受信して再生する。その結果、ユーザは会議記録を受信してからそのうちの所望のメディアファイルを指定する、という手間をかけることなく、目的の会議のうちで最新の会議のメディアファイルを再生できる。
以下の説明及び図面では、同一の部品には同一の参照番号及び名称を付してある。それらの機能も同一である。したがって、それらについての詳しい説明は繰返さない。
[第1の実施の形態]
−構成−
図1は本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムである会議記録処理システム20の全体構成を簡略化して示す図である。
図1を参照して、本実施の形態に係る会議記録処理システム20は、いずれもLAN(Local Area Network)30に接続される複数のユーザパーソナルコンピュータ(以下、「ユーザPC」と呼ぶ。)24、これらユーザPC24に会議記録を提供する情報処理装置であるサーバ28、会議用パーソナルコンピュータ(以下、「会議用PC」と呼ぶ。)26、及び会議用PC26に接続されたインタラクティブホワイトボード(以下単に「ホワイトボード」と呼ぶ。)22とを含む。
ホワイトボード22は、そのボード上で、書込みと会議用PC26の操作とができる、双方向的な電子ボードである。ホワイトボード22の構成は公知である。
図2はユーザPC24の構成を示す機能ブロック図である。図2を参照して、ユーザPC24は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等(共に図示せず。)から構成され、その機能部として、ユーザインターフェース部(UI部)40と、LAN30に接続され、LAN30を介してサーバ28との間でデータの送受信を行なうためのインターフェイス部42とを含む。
ユーザPC24には、所定のアプリケーションソフトウエアが予めインストールされている。UI部40は、このソフトウェアの実行による所定の画面を表示し、ユーザ情報の登録、及び、検索要求のためのユーザ入力を受ける。UI部40は、さらに、入力情報を、インターフェイス部42及びLAN30を介してサーバ28に送信する。
図3はインタラクティブホワイトボード22及び会議用PC26の構成を示す機能ブロック図である。図3を参照して、インタラクティブホワイトボード22は、会議の様子を撮影し、動画データ及び音声データを作成して出力するためのビデオカメラ80と、ホワイトボード22のボード部に書込まれた文字、図形等をボード部に表示するための表示部74とを含む。ボード部への書込みはペン型の入力装置によって行なわれる。表示部74は、ボード上の書込みの座標位置を検知してその情報を処理することにより、出力画像を生成して表示する。
会議用PC26は、CPU、ROM及びRAM等(共に図示せず。)から構成され、その機能部として、インタラクティブホワイトボード22に対するユーザ指示、及び、会議の情報の保存についてのユーザ指示等を受けるためのユーザインターフェース部(UI部)62と、UI部62の指示に応じてインタラクティブホワイトボード22からの入力データ(ビデオカメラ80からの音声付の映像データ、音声のみのデータ、ホワイトボード22上に書込まれた画像データ、会議に使用された文書ファイル等)の会議記録として使用される会議関連情報をハードディスク等の記憶装置にメディアファイルとして保存する処理を行なうためのファイル保存処理部68と、ファイル保存処理部68により保存処理された会議関連情報を、会議の終了時にUI部62を使用して会議運営者によって入力された会議記録検索用の会議記録88とともにサーバ28に送信するためのファイル送信部64と、ファイル送信部64及びLAN30に接続され、LAN30を介してサーバ28との間でデータの送受信を行なうためのインターフェイス部66とを含む。
ここでは、会議中に配布される資料等の電子ファイルは会議用PC26内に保存されているものとする。
会議用PC26には、所定のアプリケーションソフトウエアが予めインストールされている。UI部62はこのソフトウェアによる所定の表示画面を表示し、会議主催者の入力を受け、この会議の会議名、開始日時等を含む会議情報を作成する。ファイル保存処理部68により、会議記録88にメディアファイル(動画データファイル82、音声データファイル84、画像データファイル78、及び文書データファイル76等)へのパスが付与される。
ファイル送信部64は、入力される会議記録88中のパス情報に基づいてメディアファイルをハードディスクから読出し、会議記録88の内容とともにメディアファイルをサーバ28に送信する。
図4は、会議記録提供装置であるサーバ28の構成を示す機能ブロック図である。図4を参照して、サーバ28は、CPU、ROM及びRAM等(共に図示せず。)から構成され、その機能部として、LAN30を介してユーザPC24及び会議用PC26とデータの送受信を行なうためのインターフェイス部100、受信したメディアファイル及び受信した会議記録88に対し、後述するようなデータ処理を実行するためのデータ処理部102、この会議記録処理システム20を利用するユーザの情報を格納するためのユーザDB(データベース)104、会議用PC26から送信された情報に基づいて会議記録を検索するための会議情報を格納するための会議記録DB106、ある条件の下で会議記録DB106から削除された情報を格納するための削除済会議記録DB108、及び、受信したメディアファイルを格納するためのメディアファイル格納部110を含む。
データ処理部102は、音声データファイル84を音声認識によりテキスト化するための音声解析処理ソフトウェアと、画像データファイル78中のテキスト画像及び手書文字画像等を画像認識によりテキスト化するためのOCR(Optical Character Recognition)処理ソフトウェアと、これらによりテキスト化されたデータ、及び文書データファイル76に含まれるテキストからキーワードを抽出するためのソフトウェアとを含む。キーワード抽出のためのアルゴリズムとしては、形態素解析、内容語抽出等の周知のものを使用すればよい。
データ処理部102は、音声データファイル84及び画像データファイル78からのキーワードの抽出と、会議用PC26から送信された、会議に関する情報からの会議記録の作成と、メディアファイル及び会議記録のハードディスクへの保存と、メディアファイルへのパスを会議記録の所定フィールドに書込む処理とを行なう。データ処理部102はさらに、後述するように、新たに会議記録(議事録)が会議記録DB106に登録されるたびに、その会議記録が各ユーザごとに予め設定されている検索条件に合致しているか否かを判定し、合致しているユーザにその会議記録の登録を通知する処理と、通知に応答して会議記録にアクセスしてきたユーザに対し、要求された会議記録を送信する処理と、定期的に会議記録DB106及びメディアファイル格納部110内のメディアファイルを整理する処理とを行なう。それらの詳細については後に説明する。
図5は、図4に示すユーザDB104のテーブルの構成の一例を示す。図5を参照して、ユーザDB104はユーザごとの登録情報であるユーザ情報レコード130からなる。各ユーザ情報レコード130は、レコードの識別子、ユーザに与えられたログインID(Identification)、ユーザのパスワード、ユーザ名、連絡先、メールアドレス、及び、ユーザが自由に登録するキーワードを含む。
キーワードはユーザによって自由に登録できる。その登録については通常のWebアプリケーションの手法がそのまま適用できる。
図6は、図4に示す会議記録DB106の構成の一例を示す。図6を参照して、会議記録DB106は会議ごとの登録情報である会議記録レコード150からなる。各会議記録レコード150は、レコード識別子、会議名、開催日、開催時刻及び終了時刻、この会議が一連の継続会議の一つであるか否かを示す継続フラグ、一連の継続会議に属するときにその一連の継続会議の全体に対してシステムによって割当てられる継続会議識別子、この会議に関する情報を公開してよいか否かを示す公開フラグ、公開が可能であるとして、公開される時期をある期間に制限するときに期限を示す公開期限、及びこの会議記録レコード及びメディアファイルをサーバ28から削除するときにその旨をユーザに通知すべきか否かを示す削除通知フラグを含む。
会議記録レコード150はさらに、削除条件が「ある期限が来たら削除」のように、削除する時期が予め分かっているときに、所定の予告期間をおいて削除の事前通知をユーザに対して行なうか否かを示す削除事前通知フラグと、削除の事前通知を行なうための期限を定める事前通知期限と、この会議記録と関連しているメディアファイルへのサーバ28におけるパスを記憶する領域と、各メディアファイルに対してテキスト化処理を実行して抽出されたキーワードを記憶する領域とを含む。
識別子は、会議記録DB106に新たに会議記録が登録される際に、データ処理部102が各会議記録にユニークに割当てるレコード識別子である。この識別子さえ分かれば識別子を用いて目的のレコードに直ちにアクセスできる。
会議名、開催日、開始時刻、終了時刻、継続フラグ、公開期限、削除通知フラグ、削除条件、削除事前通知フラグ、及び事前通知期限は、会議用PC26から受信した会議記録88にしたがう。
図6を参照して、継続フラグが0の場合、この会議は単独のものであり、1の場合、この会議が継続的な一連の会議のうちの1つであることを示す。以降、継続的な会議を「継続会議」と呼ぶ。
継続会議識別子は、一連の継続会議に属する全ての会議に共通に設定される識別子である。この識別氏により、各会議がどの継続会議に属するかを判定できる。この識別子はユーザにより割当てられる。
公開フラグは、この会議の会議記録及びメディアファイルを会議記録としてユーザPC24に対して公開してもよいか否かを規定する。0の場合は公開可能を示し、1の場合は非公開を示す。
公開期限は、公開フラグが0の場合、この会議記録及びメディアファイルを公開する期限(公開の終期)を規定する。
メディアファイルへのパスは、この会議のメディアファイルの、ハードディスク内の格納位置を標準的なパス形式で示す。メディアファイルのパスは、会議記録レコード150の登録の際にデータ処理部102により書込まれる。メディアファイルのパスは複数個記録することが出来る。
削除通知フラグは、この会議のメディアファイルを削除する際にユーザPC24への通知すべきか否かを示す。0なら不要であり、1なら必要である。
削除条件フラグは、この会議のメディアファイルを削除する日時に関する条件を規定する。削除条件フラグ=0は、「最新でなくなったら削除」を意味する。すなわち、この会議が継続会議であることを前提として、同一の継続会議識別子を持つ新たな会議記録が登録されたら、この会議(最新でなくなった会議)に関連するメディアファイルを削除すべきことを示す。削除条件フラグ=1は、「会議開催日から1ヶ月経過後に削除」を意味する。すなわち、この会議の開催日から1ヶ月を経過した時点でメディアファイルを削除すべきことを示す。削除条件フラグ=2は、「会議開催日から1年経過後に削除」を意味する。すなわち、会議の開催日から1年を経過した時点でメディアファイルを削除すべきことを示す。削除条件=3は、この会議記録を削除しないことを示す。
図7は、サーバ28のデータ処理部102による、メディアファイル及び会議記録の保存機能、及び、メディアファイルの送信機能を実現するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
図7を参照して、このプログラムは、サーバ28が会議用PC26からメディアファイル及び会議記録88を受信した事に応答して起動され、受信したメディアファイルをメディアファイル格納部110に保存するステップ160と、ステップ160の後に実行され、保存されたメディアファイルに含まれる、音声データファイル84及び画像データファイル78からテキストを抽出するステップ162と、ステップ162の後に実行され、ステップ162において抽出されたテキスト及び文書データファイル76に含まれるテキストからキーワードを抽出するステップ164と、ステップ164の後に実行され、会議に関して受信した情報と、ステップ164において抽出されたキーワードと、メディアファイルへのパス情報とを含む会議記録レコード150を作成して会議記録DB106に記憶するステップ166とを含む。
このプログラムはさらに、ステップ166の後に実行され、ユーザDB104に格納されている全てのユーザに対し以下の処理を実行して処理を終了するステップ168を含む。
ステップ168の処理は、ユーザDB104の処理対象のユーザのユーザ情報レコード130に登録されているキーワードのいずれかが、この会議の情報から抽出されたキーワードのいずれかと一致するか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ170と、ステップ170において、登録キーワードのいずれかとこの会議のキーワードのいずれかとが一致すると判定されたことに応答して実行され、処理対象のユーザにこの会議記録が登録されたことを通知してこのユーザに対する処理を終了するステップ172とを含む。ステップ172では、例えば、この会議のメディアファイル及び会議記録レコード150を保存した通知と共に、会議記録レコード150の内容が送信される。会議記録レコード150はこの会議のメディアファイルのパスを含むため、会議記録から適切なメディアファイルにアクセスすることができる。ステップ170において、処理対象ユーザの登録キーワードと当該会議のキーワードが一致しないと判定された場合、処理は次のユーザへ進む。
図8は、メディアファイル及び会議記録の削除機能を実現するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。このプログラムは、所定の期間(例えば1日)ごとにサーバ28のデータ処理部102により実行される。
図8を参照して、このプログラムは、会議記録DB106及びメディアファイル格納部110に記憶される全会議の会議記録及びメディアファイルに対して以下の一連の処理を行なうステップ200を含む。
ステップ200の処理は、処理対象の会議記録の継続フラグが1か否かを判定し、1の場合にはこの会議記録に対する処理を終了するステップ208と、ステップ208においてこの会議記録の継続フラグが1でない(0である)と判定されたときに実行され、処理対象の会議記録が示す削除条件が、処理の時点において成立するか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ210と、ステップ210において削除条件が成立していうると判定されたときに実行され、この会議記録に対応するメディアファイルを削除する削除処理を実行するステップ212と、ステップ212に続き、この会議記録が削除通知を行なう設定となっているか否か(会議記録レコード150の削除通知フラグが1か否か)を判定し、削除通知を行なう設定でなければこの会議記録に対する処理を終了するステップ214と、ステップ214において削除通知を行なう設定となっている判定されたときに実行され、全ユーザに対しこの会議記録が削除されたことを通知してこの会議記録に対する処理を終了するステップ216とを含む。
このプログラムは、さらに、ステップ210における判定結果がNOの時に実行され、処理対象の会議について、その削除条件が、会議開催日からの期間により規定されている(削除条件フラグ=1又は2)か否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ220と、削除条件が会議開催時からの期間により規定されているときに実行され、この処理を実行している日時が、メディアファイルの削除を事前に通知する削除事前通知日となっているか否かを判定するステップ222と、ステップ222において処理日が削除事前通知日であると判定されたことに応答して実行され、全ユーザに対して、削除事前通知を行なってこの会議記録に対する処理を終了するステップ224とを含む。ステップ220又はステップ222においてNOと判定された場合にはこの会議記録に対する処理は終了する。
図9は、図8に示すステップ212において実行される削除処理の詳細を示すフローチャートである。図9を参照して、この削除処理は、メディアファイル格納部110から対象会議のメディアファイルを削除するステップ250と、この会議の会議記録レコード150を会議記録DB106から削除し、そのコピーを削除済会議記録DB108に保存するステップ252とを含む。ステップ252において保存される会議記録を、以降「削除済会議記録」と呼ぶ。削除済会議記録が保存される際に、そのメディアファイルへのパスは消去される。
図10及び図11は、サーバ28のデータ処理部102による、ユーザが任意の時刻に行なう会議記録の検索に応答して、対応する会議記録を送信する機能を実現するためのプログラムのフローチャートである。ここでは、説明を簡略にし分かりやすくするために、検索の結果見つけられる会議記録はたかだか1個であるものとする。
図10を参照して、このプログラムは、インターフェイス部100がユーザPC24から検索要求を受信したことに応答して起動され、ユーザPC24から検索要求と共に受信した検索条件(与えられた条件)にしたがって、ユーザDB104を検索するステップ270と、ステップ270の後に実行され、ステップ270の検索条件に該当する会議記録がユーザDB104にあるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ272と、ステップ272において、該当する会議記録がユーザDB104にあると判定されたことに応答して実行され、該当する会議記録を読出し、その継続フラグが1か否か(すなわちこの会議が継続会議であるか否か)を判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ274と、ステップ274で継続フラグの値が1であると判定されたときに実行され、同じ継続会議識別子を持つ会議記録の中で最新の開催日付を持つ会議記録を会議記録DB106から検索するステップ276とを含む。ステップ270で検索された会議記録が最新である場合もある。
このプログラムはさらに、ステップ274において当該会議が継続会議ではないと判定されたとき、及び、ステップ276の処理が終了した後に実行され、検索された会議記録レコード150の公開フラグが1か否かにより、当該会議が公開可能か否かを判定して制御の流れを分岐させるステップ278と、ステップ278において当該会議記録が公開可能と判定されたときに実行され、処理時点が、当該会議の公開期間に該当するか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ280とを含む。ステップ280では、会議記録レコード150に記録されている開催日時及び公開期限、並びに処理日時に基づいて判定が行なわれる。
このプログラムはさらに、ステップ280において、処理の時点がこの会議の公開期間内であると判定されたときに実行され、ステップ270で検索された会議記録、又はステップ276で検索された最新の会議記録をユーザPCに送信して処理を終了するステップ282と、ステップ278でこの会議記録が公開可能ではないと判定されたとき、及びステップ280で処理の時点がこの会議記録の公開期間内ではないと判定されたときに実行され、指定された会議記録が非公開であることをユーザPC24に送信して処理を終了するステップ284とを含む。
ステップ284では、指定された会議記録が存在しないというメッセージを返信してもよいし、ある会議記録のうちの一部のみを公開し、他の部分については非公開である旨を通知するようにしてもよい。
図11は、図10のステップ286で実行される削除済記録処理を実現するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。図11を参照して、このプログラムは、ユーザにより指定された検索条件で削除済会議記録DB108を検索するステップ300と、この検索の結果、該当する削除済会議記録が見つかったか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ302と、ステップ302において該当する削除済会議記録が見つかったと判定されたときに実行され、その会議記録を処理対象に設定するとともに、その会議記録の継続フラグが1か否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ304と、ステップ304において継続フラグが1であると判定されたときに実行され、その会議記録のレコードの継続会議識別子と同じ継続会議識別子を持つ会議記録であってかつ最新の開催日時を持つものを会議記録DB106において検索するステップ306と、ステップ306において最新の会議記録が見つかったか否かについて判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ308とを含む。
このプログラムはさらに、ステップ308において当該会議と同一の継続会議識別子を持つ最新の会議記録が会議記録DB106にあると判定されたときに実行され、その会議記録を処理対象の会議記録に設定するステップ311と、処理対象の会議記録が公開可能か否かを判定して判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ314と、ステップ314において会議記録が公開可能であると判定されたときに実行され、処理日時が、会議記録によって既定された公開期間内か否かを判定して制御を分岐させるステップ316と、ステップ316で処理日時が会議記録の公開期間内と判定されたときに実行され、対象の会議記録をユーザPC24に送信して処理を終了するステップ318とを含む。なお、ステップ306で会議情報DB106に最新の会議記録が存在すると判定されたときには、ステップ318ではメディアファイルも送信される。
このプログラムはさらに、ステップ314で会議記録が公開不可と判定されたか、ステップ316で処理日時が公開期間を過ぎていると判定されたときに実行され、要求された会議記録が送信不可であることを示すメッセージをユーザPC24に送信して処理を終了するステップ320を含む。なお、ステップ304において、見つかった会議記録の継続フラグが1ではないと判定されたときには、最新の会議記録を見つける必要はない。その場合には制御はステップ314に進む。
このプログラムはさらに、ステップ308で、ステップ300で検索された会議と同じ継続会議識別子を持つ最新の会議記録が会議記録DB106にないと判定されたときに実行され、同じ継続会議識別子を持つ最新の会議記録を削除済会議記録DB108で検索するステップ310と、ステップ310での処理で該当する会議記録が見つかったか否かによって制御の流れを分岐させるステップ312と、ステップ312の判定の結果、該当する会議記録が見つかったと判定されたときに、ステップ310で検索された最新の会議記録を処理対象の会議記録に設定して制御をステップ314に進めるステップ313とを含む。ステップ312の判定で、該当する会議記録がないと判定されたときには、ステップ300で検索された会議記録が処理対象に設定されたまま制御はステップ314に進む。
このプログラムはさらに、ステップ302において、検索条件に該当する会議記録が削除済会議記録DB108にないと判定されたときに実行され、指定された条件に合致する会議記録がないことを示すエラーメッセージをユーザPC24に対して送信するステップ322を含む。
−動作−
以上に構成を説明した会議記録処理システム20は、以下のように動作する。
<会議開催時>
図3を参照して、会議の開催前に、会議中に配布される資料の電子ファイルを会議関係者が会議用PC26に保存する。会議が開始されると、ビデオカメラ80は動画データ及び音声データを取得し、会議用PC26のファイル保存処理部68に連続的に与える。ファイル保存処理部68は図示しないハードディスク上にこのデータを順次保存していく。表示部74は、ホワイトボードに書込まれたデータを検知し、画像データとして表示する。ユーザ指示により、ファイル保存処理部68は動画データファイル82、及び音声データファイル84をクローズし、表示部74から画像データを受信して画像データファイル78として保存する。これら動画データファイル82、音声データファイル84、画像データファイル78及び会議開催前から記憶されていた文書データファイル76が、この会議に関連するメディアファイルであり、会議記録として利用できる。
会議終了時、ユーザがUI部62を使用して会議の終了を指示すると、会議関連情報を入力する画面が会議用PC26の表示部に表示される。会議主催者はこの入力画面において、会議名、開催日、開始時刻、終了時刻、継続会議識別子、公開フラグ、公開期限、削除通知フラグ、削除条件、削除事前通知フラグ、及び事前通知期限を設定する。ここでの入力はできるだけ簡易に行なえるようにすることが望ましい。そのため、開催日、開始時刻、終了時刻等は会議用PC26が予め算出したものを表示する。継続会議識別子としては、サーバ28で管理している会議記録の中から継続会議として登録されているものを検索し、それらの会議名をドロップダウンリストで一覧表示し、その中から継続会議を選択させることが望ましい。ドロップダウンリストでは、メニュー表示は継続会議の会議名とし、選択された項目に対応して設定される値はその継続会議の継続会議識別子とする。
継続フラグ、公開フラグ、削除通知フラグ、削除条件、削除事前通知フラグ等については、ユーザに分かりやすいようにラジオボタンで設定させるとよい。
なお、会議記録として設定する値は図6に示したものには限らない。例えば会議の議題、概要、結論、及びアクションアイテム(実行すべきこと)等、通常の会議記録に設定するような項目を追加してもよい。
UI部62によって会議記録88が出力されると、ファイル保存処理部68がこの会議に関連してハードディスクに保存されたメディアファイルのパスを会議記録88中のパス情報に書込む。一覧表示されたファイル候補の中からユーザにより選択されたファイルへのパスをパス情報として書込むようにしてもよい。
ファイル送信部64は、このようにして作成された会議記録88と、会議記録88中のメディアファイルへのパス情報によって指定されるメディアファイル(動画データファイル82、音声データファイル84、画像データファイル78、及び文書データファイル76等)とをインターフェイス部66及びLAN30を介してサーバ28に送信する。
図4を参照して、サーバ28は、会議記録88及びメディアファイルを受信すると、図7に制御構造を示すプログラムを実行する。具体的には、サーバ28のデータ処理部102は、メディアファイルをメディアファイル格納部110に格納する(ステップ160)。サーバは各メディアファイルからテキストの抽出を行ない(ステップ162)、キーワードを抽出する(ステップ164)。データ処理部102はさらに、会議記録DB106に新たな会議記録レコードを作成し、この会議記録レコードに、サーバ28に保存されたメディアファイルへのパスを書込む(ステップ166)。新たな会議記録レコードには、会議記録DB106において一意な識別子がデータ処理部102により割当てられる。
データ処理部102は、さらに、ユーザDB104に格納されている全ユーザのユーザ情報レコード130に対し、以下の処理(図7のステップ168)を実行する。すなわち、そのユーザのユーザ情報レコードに含まれる登録キーワードと、新たに登録した会議記録レコード150に記録されているキーワードとを比較する(ステップ170)。一致があった場合、データ処理部102は、このユーザ情報レコード130に格納されているメールアドレスに、新たに会議記録が登録されたことを示す通知と、その会議記録へのアクセス情報(リンク情報)とを含む電子メールを送信する(ステップ172)。アクセス情報は、アクセスのためのプロトコルと、メディアファイルへのパス情報とから組立てられる。この電子メールを受信したユーザは、電子メール中のリンクをクリックすることにより、その会議に関連するメディアファイルのうちの任意のものにアクセスすることができる。
<削除処理>
データ処理部102は、例えば1日ごとに、図8に制御構造を示すプログラムにより削除条件を満たす会議のメディアファイルを削除する。ここでは、会議記録レコード150の削除条件フラグによって概ね以下の3通りの処理が行なわれる。
A.削除条件フラグ=0
削除条件フラグ=0は、「最新でなくなったら削除」を意味する。すなわち、この会議が継続会議であることを前提として、同一の継続会議識別子を持つ新たな会議記録が登録されたら、この会議(最新でなくなった会議)に関連するメディアファイルを削除すべきことを示す。
処理対象の会議が最新でない場合(図8のステップ210でYES)、データ処理部102は、メディアファイル格納部110の該当するメディアファイル、及び、会議記録DB106内の会議記録レコード150を削除し、削除済会議記録DB108に削除済会議記録を作成して保存する(図9のステップ250及びステップ252)。この会議記録が削除通知を行なう設定であった場合(図8のステップ214でYES)、データ処理部102はユーザPC24に対し、この会議のメディアファイルの削除通知を行なう(ステップ216)。
B.削除条件フラグ=1又は2
削除条件フラグ=1は、「会議開催日から1ヶ月経過後に削除」を意味し、削除条件フラグ=2は、「会議開催日から1年経過後に削除」を意味する。
この場合、削除条件フラグにより規定される所定期間を経過していると(ステップ210でYES)、データ処理部102は、上記Aの削除の場合と同様の処理を行なう。
所定期間を経過していない場合であって(ステップ210でNO、ステップ220でYES)、この処理の時点が削除される日から逆算して通知期間として予め設定された日数だけ前の日であった場合、つまり事前通知日である場合(ステップ222でYES)、データ処理部102はユーザPC24に対し、当該会議のメディアファイルが削除予定日に削除されるという予告通知を行なう。
C.削除条件フラグ=3
削除条件=3は、この会議記録を削除しないことを示す。この場合、この会議のメディアファイルは削除されない(ステップ210でNO、ステップ220でNO)。
<ユーザによる会議記録検索処理>
ユーザが会議記録を閲覧する時には、ユーザはユーザPC24を介して検索条件を指定した検索要求をサーバ28に与える。検索要求を受けたサーバ28は以下のように動作する。
サーバ28において、インターフェイス部100が検索要求を受信すると、図10に制御構造を示すプログラムが起動される。
データ処理部102は、検索条件に合致する会議記録を会議記録DB106内で検索する(図10のステップ270)。検索条件に合致するものがあれば(ステップ272でYES)検索キーと一致するものがあれば、その会議記録レコード150の継続フラグが1か否かを判定する(ステップ274)。継続フラグが1であれば(ステップ274)、この会議の会議記録レコード150の継続会議識別子と同じ継続会議識別子を有する会議記録で最新のものを会議記録DB106内で検索し(ステップ276)、以後の処理ではその会議記録レコード150を使用する。継続フラグ=1でなければ、以下の処理ではステップ270で検索された会議記録レコード150を使用する。
以後、検索された会議記録レコード150の公開フラグ及び公開期間、並びに処理日時に基づいてステップ278及びステップ280の判定を行なう。会議記録レコード150が公開可能な会議記録であって、かつ公開期間内であれば、検索された会議記録レコード150に基づいて、会議記録の概要と、メディアファイルへのアクセス情報とを含むデータをユーザPC24に返信する。公開不可、又は公開期間経過後であれば、要求された会議記録が送信不可であることを示すメッセージをユーザPC24に送信し処理を終了する。
一方、検索条件に合致する会議記録レコード150が会議記録DB106にない場合(ステップ272でNO)、データ処理部102は図11に示される削除済記録処理を実行する。すなわち、最初に指定されたの検索条件により削除済会議記録DB108を検索する(ステップ300)。該当する削除済会議記録が存在すれば(ステップ302でYES)、検索された会議記録レコードの継続フラグが1か否かを判定する(ステップ304)。継続フラグが1でなければ直ちにステップ314に処理は分岐する。継続フラグが1であれば、この会議記録レコードの継続会議識別子と同じ継続会議識別子を持つ会議記録レコードのうちで、開催日が最新のものを会議記録DB106で検索する(ステップ306)。そのような会議記録レコードがあれば(ステップ308でYES)、その会議記録レコードを処理対象レコードに設定し(ステップ309)、ステップ314以後の処理を実行する。もしなければ、ステップ306と同じ処理を削除済会議記録DB108に対して実行する(ステップ310)。削除済会議記録DB108に該当レコードがあれば(ステップ312でYES)、そのレコードを処理対象レコードに設定し(ステップ312でYES)、ステップ314以後の処理をこのレコードに対して実行する。ステップ310の処理で該当する会議記録レコードが見つからなければ(ステップ312でNO)、ステップ300で最初に検索された会議記録レコードに対してステップ314以後の処理を実行する。
以後、処理対象の会議記録レコードの公開フラグ及び公開期間、並びに処理日時に基づいてステップ314及びステップ316の判定を行なう。会議記録レコードが公開可能な会議記録であって、かつ公開期間内であれば、処理対象の会議記録レコードに基づいて、会議記録の概要を含むデータをユーザPC24に返信して処理を終了する。ここではメディアファイルは削除された後であるため、メディアファイルへのアクセス情報は送信されない。公開不可、又は公開期間経過後であれば、要求された会議記録が送信不可であることを示すメッセージをユーザPC24に送信し処理を終了する。
一方、図11のステップ302において、検索条件に合致する会議記録レコードが削除済会議記録DB108にも存在していない場合には、ステップ322で該当会議記録が存在しないというエラーメッセージをユーザPC24に送信し、処理を終了する。
以上のように、本実施の形態に係る会議記録処理システム20によれば、検索条件に一致する会議が継続会議であれば、ユーザは一連の会議中で最新の会議記録を簡易に入手することが出来る。その結果、古い会議記録にアクセスしたユーザでも、古い会議記録ではなく最新の会議記録を確実に入手できる。
さらに、この会議記録処理システムでは、所定の条件にしたがって、会議のメディアファイルを削除する。メディアファイルを格納するデータベースの容量が過度に大きくなることを防ぐことが出来る。その結果、会議記録を保存する記憶装置の管理を効率良く行なうことが出来る。
加えて、メディアファイルの削除の前に、削除される予定である旨がその会議記録と共にユーザに通知される。この通知を受けたユーザは、必要であれば、削除の前にメディアファイルにアクセスすることが出来る。この結果、ユーザにとって必要なメディアファイルがユーザの知らない内に削除されることが防止できる。特に重要な会議については削除しない設定にすれば、メディアファイルを失うことは無く、いつでもその内容について確認することができる。
[第2の実施の形態]
記憶装置の容量に余裕があったり、いつでも追加の記憶装置を追加したりできる場合には、上記したようにメディアファイルを削除する必要はない。しかしその場合でも、経済的な理由等により、記憶容量を節約する必要は常に存在する。本実施の形態では、所定の削除条件を充足する会議のメディアファイルが、削除される代わりに圧縮退避処理される。削除でなく圧縮退避することにより、メディアファイルが失われることはない。削除ではないため、記憶容量の削減量は第1の実施の形態ほどではないが、記憶容量を節約し、多くの会議記録を管理することが可能になる。
−構成−
この第2の実施の形態に係る会議記録処理システムが第1の実施の形態の会議記録処理システム20と異なるのは、以下の点である。
(1)削除条件に合致するメディアファイルは圧縮され、名前(拡張子)を変えて保存される。
(2)削除済会議記録DB108に記録される削除済会議記録において、パス情報として圧縮退避された後のメディアファイルへのパス情報が格納される。
図12は、この第2の実施の形態に係る会議記録処理システム内のサーバにおいて実行される、メディアファイルの圧縮退避機能を実現するためのプログラムのフローチャートである。このプログラムを、図8に示すプログラムに代えて用いることにより、この第2の実施の形態に係る会議記録処理システムが実現できる。
図12を参照して、このプログラムが図8に示すプログラムと異なるのは、図8のステップ212の削除処理に代えて、削除ではなくメディアファイルを圧縮退避する圧縮退避処理を実行するステップ360を含む点である。その他の点では図12のプログラムは図8に示すものと同一である。
図13は、図12のステップ360で実行される圧縮退避処理を実現するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。図13を参照して、このプログラムは、
図9に示すプログラムに加え、ステップ250の前に実行され、メディアファイルを圧縮退避するステップ380と、ステップ252の後に実行され、削除済会議記録DB108に移動された後の処理対象の会議記録中のパス情報を、ステップ380で圧縮退避された後のメディアファイルのパス情報に書換えるステップ382とをさらに含む。その他の点では図13に制御構造を示すプログラムは図9に示すものと同一である。
−動作−
本実施の形態に係る会議記録処理システムでは、第1の実施の形態に係るサーバ28がメディアファイルを削除するのに代えて、サーバが、所定の条件を充足する会議のメディアファイルを圧縮退避処理する。圧縮退避、圧縮退避事前通知、及び圧縮退避された後の通知のタイミングは、第1の実施の形態における、削除、削除事前通知、及び削除後の通知のタイミングと同様である。したがって、圧縮退避の処理については詳細は説明しない。
本実施の形態では、対応するメディアファイルを圧縮退避した後の会議記録に対するアクセスがあったときには、その会議記録だけでなく、圧縮退避した後のメディアファイルを復元して送信する。したがって、ハードディスク等の記憶容量については第1の実施の形態における量ほど節約できるわけではないが、必要な記憶容量をある程度削減しながら、古い会議記録に対するアクセスがあっても対応するメディアファイルを配信することができるという効果を奏する。
[変形例]
上記実施の形態において、会議記録はユーザ入力による入力会議記録に基づくものであったが、本発明はそのような実施の形態に限定されるものではない。例えば、サーバのデータ処理部が文書データファイルから情報を抽出し、これを会議記録として登録する態様であっても良い。
上記実施の形態において、図10に制御構造を示すプログラムでは、検索条件に一致した会議が継続会議であり最新ではない場合、最新の会議の会議記録をユーザPCに送信する。しかし、本発明はこのような実施の形態に限定されるものではない。例えば、最新の会議の会議記録と共に、検索条件に一致した会議の会議記録もあわせてユーザPCに送信する態様であっても良い。さらに、一連の会議に関する情報を全て送信しても良い。このことにより、ユーザは過去の会議に関して情報を入手することが出来る。一連の会議に関する情報については、会議別に時系列で一覧できるような情報をユーザPC24に送信し、その情報から各会議の情報、さらにはメディアファイルにアクセスできるようにしてもよい。
上記実施の形態では、検索要求に対してサーバは該当する会議記録を送信し、ユーザはメディアファイルのパスを入手する。しかし本発明はそのような実施の形態に限定されるものではない。例えば、サーバが、該当する会議の会議記録と共に対応するメディアファイルを同時に送信するようにしてもよい。メディアファイルについては、ファイル送信ではなく、いわゆるストリーム配信を行なっても良い。さらに、検索に対する返信として、検索要求を送信してきた端末を、検索された会議記録のメディアファイルにいわゆるリダイレクトするためのデータを返信するようにしてもよい。リダイレクトとは、例えばインターネット上のハイパーテキストをアクセスするためのブラウザに対し、ユーザの操作を介入させることなく、所定のアクセス先にアクセスしてファイルを受信することを命令する文書を送信することをいう。この文書を受け取ったブラウザは、リダイレクト命令を解釈し、受け取った文書を表示するのではなくて、リダイレクト命令により指定されたURL(Uniform Resource Locator)により指定されるリソースに直接アクセスし、そのファイルを受信して表示する。したがってそのようなリダイレクト技術を上記実施の形態に適用すると、検索を行なう端末から見ると、検索結果として得られた会議記録のメディアファイルが直接に画面に表示されたり、音声として再生されたりすることになる。操作者は煩雑な操作を行なうことなく、目的の会議のメディアファイルを再生することができる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
本発明の第1の実施の形態に係る会議記録処理システム20の全体構成を簡略化して示す図である。 図1に示すユーザPC24の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示すインタラクティブホワイトボード22及び会議用PC26の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示すサーバ28の構成を示す機能ブロック図である。 ユーザ情報レコード130の一例を示す図である。 会議記録レコード150の一例を示す図である。 サーバ28のデータ処理部102により、会議記録及びメディアファイルの登録と、ユーザPC24への会議記録の送信とを行なうためのプログラムのフローチャートである。 サーバ28のデータ処理部102により、削除条件を充足する会議のメディアファイルを削除するためのプログラムのフローチャートである。 図8に示すステップ212の処理の詳細を示すプログラムのフローチャートである。 サーバ28のデータ処理部102により、ユーザPC24からの検索要求に応じて、会議記録レコード150をユーザPC24に送信するためのプログラムのフローチャートである。 図10に示すステップ272においてNOと判定された後、実行される処理のフローチャートである。 第2の実施の形態において、サーバのデータ処理部により、圧縮退避条件を充足する会議のメディアファイルを圧縮し退避させるためのプログラムのフローチャートである。 第2の実施の形態においてメディアファイルに対して実行される圧縮退避処理のフローチャートである。
符号の説明
20 会議記録処理システム
22 インタラクティブホワイトボード
24 ユーザPC
26 会議用PC
28 サーバ
30 LAN
40、62 UI部
42、66、100 インターフェイス部
64 ファイル送信部
68 ファイル保存処理部
74 表示部
88 会議記録
102 データ処理部
104 ユーザDB
106 会議記録DB
108 削除済会議記録DB
110 メディアファイル格納部
130 ユーザ情報レコード

Claims (6)

  1. 電子的な会議記録を受信して、会議記録とメディアファイルとを互いに関連付けて記憶するための記憶手段と、
    特定の条件に合致する会議記録に対する検索要求を受信して、当該検索要求に合致する会議記録の会議が属する一連の会議の会議記録のうち、最新の会議に関する会議記録を読出すための読出手段と、
    前記読出手段により前記記憶手段から読出された会議記録に基づいて、対応するメディアファイルにアクセスするためのアクセス情報を、前記検索要求の送信元に対して送信するための送信手段とを含む、情報処理装置。
  2. 一連の会議のうち、所定の削除条件を充足する過去の会議記録に関連付けられたメディアファイルを前記記憶手段から削除するための削除手段をさらに含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 記憶手段が受信する会議記録は、当該会議を前記削除手段によって削除可能か否かを指定する削除フラグを含み、
    前記削除手段は、前記記憶手段に記憶されたメディアファイルのうち、削除フラグが所定の第1の値となっている会議記録に関連付けられたメディアファイルのみを削除する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶手段が受信する前記会議記録は、当該会議記録を公開可能か否かを指定する公開フラグを含み、
    前記送信手段は、前記読出手段により前記記憶手段から読出された会議記録のうち、その公開フラグが公開可能を表す所定の値であるものについて、対応するメディアファイルにアクセスするためのアクセス情報を、前記検索要求の送信元に対して送信するための手段を含む、請求項2又は請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記送信手段は、前記読出手段により前記記憶手段から読出された会議記録に基づいて、前記読出された会議記録に対応するメディアファイルを前記記憶手段から読出して前記検索要求を送信してきた端末に返信するための手段を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記送信手段は、前記読出手段により前記記憶手段から読出された会議記録に基づいて、前記読出された会議記録に対応するメディアファイルに、前記検索要求を送信してきた端末が自動的にアクセスするためのリダイレクト情報を送信するための手段を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
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