JP2010000284A - Icタグを用いた手術方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】病変部を正確に特定して摘出手術を正しく行うことが出来るICタグを用いた手術方法の提供。
【解決手段】人体にICタグ4を挿入して所定の位置に留置し、センサーから送信される信号を受けてICタグから送信される信号を受信する。センサーとICタグとの距離が分かるように音、又は光の色彩などでもって表示することが出来るセンサーを近づけることで留置したICタグの位置を確認すると共に目印を付け、この目印を基にして病変部を摘出することが出来る。
【選択図】図1
【解決手段】人体にICタグ4を挿入して所定の位置に留置し、センサーから送信される信号を受けてICタグから送信される信号を受信する。センサーとICタグとの距離が分かるように音、又は光の色彩などでもって表示することが出来るセンサーを近づけることで留置したICタグの位置を確認すると共に目印を付け、この目印を基にして病変部を摘出することが出来る。
【選択図】図1
Description
本発明は人体の病変部(特にガン細胞)にICタグを挿入・留置し、このICタグから発信される信号を受信することで、病変部位の位置を正確に確認して手術する方法に関するものである。
近年、内視鏡下手術の器具及び手術手技の発達はめざましく、これに伴い手術対象となる病変部はより小さくなるが、該病変部の特定が困難な場合も拡大している。その為に、手術中に病変部位の正確な位置を術者が分かるような手段の開発が強く望まれている。
手術前に内視鏡又はCTなどの画像診断機器による病変部位の確認が行われ、これを何らかの方法で標識し、この標識を確認しつつ摘出手術を行うことが出来る。ところで、従来の標識方法としては次のようなものが知られている。
(1)病変又は病変近傍に色素を注入する方法。
特表平8−500335号に係る「手術 ,血管内手技または内視鏡手技における腫瘍および病変の検出と治療」は、手技を受ける患者に有効量の薬剤を非経口的に注入し、 標識タンパク質を付着させ、 内視鏡または血管内カテーテルによって、または手術手技中に供給される光源により標識を検出することが出来る。
しかし、この方法では注入した色素が時間の経過と共に拡散してしまい、正確な病変部位を把握することが容易でない。
(2)病変又は病変近傍に留置針を刺入・残置する方法。
特開2008−100069号に係る「超音波映像と外部医療映像との合成映像をディスプレイする超音波システム」は、カテーテル手術過程においてリアルタイムで超音波映像と外部医療映像との合成映像上に医療用針をディスプレイする超音波システムである。
この超音波システムは、対象体及び前記対象体に挿入される医療用針から反射された超音波信号の入力を受けるためのプローブを含む超音波診断部と、前記対象体上のプローブの位置情報を提供するためのプローブ位置情報提供部と、外部映像装置から得られて前記対象体の外部映像をなす外部映像信号を提供するための映像信号提供部と、ユーザから前記外部映像内病変の位置情報の入力を受けるためのユーザ入力部と、前記プローブの位置情報及び前記病変の位置情報に基づいて超音波映像と外部映像の合成映像を形成するための映像処理部と、前記超音波映像、前記外部映像及び前記合成映像をディスプレイするためのディスプレイ部とを備えている。
しかし、この方法では病変又は病変近傍に刺入された医療用針が変位してしまい、病変部位を特定することが出来ないことがあり、時には刺入した医療用針を見失う場合もある。
(3)病変又は病変近傍にクリップを残置する方法。
特開2005−218680号に係る「外科手術用病変部同定システム」は、内視鏡の観察画像を確認するだけでリアルタイムに病変部を同定可能な安価かつ簡易的な外科手術用病変部同定システムである。
すなわち、病変部の周囲には、光源クリップが留置される。この状態で光源クリップのLEDを発光させ、その光を光源クリップが留置された肺の壁部に対して反対側の壁部の近傍に配置した硬性鏡のCCD素子で撮像する。CCD素子で撮像した像は画像処理され、LEDの近赤外域の波長を有する光が可視域の像に重ね合わせられて硬性鏡のモニター上で術者に認識されて病変部が同定される。
しかし、この方法では病変又は病変近傍に残置したクリップが変位してしまい、病変部位を特定することが出来ないことがあり、時には残置したクリップが脱落する場合もある。さらに、触知不能な手術の場合、該クリップの正確な位置の把握が困難である。
(4)病変又は病変近傍に磁性体を残置する方法。
特開2002−113018号に係る「体内位置検出システム」は、手術の際に、あらゆる病変部の位置を迅速で簡単にしかも低コストで検出する手段であり、磁性体を装備したクリップを患者の病変部に予め留置し、その後の手術に際して、検出器により留置したクリップの位置を探査する。検出器には磁気センサが設けられ、検出した磁気の強さに応じた強さの音又は光を出力することが出来る。術者は音又は画像出力によりクリップの位置を認識し、病変組織を切除することが可能である。
しかし、この方法では磁性体の正確な位置を定める為に、体外に3次元センサーの設置が必要と成り、このセンサーで磁性体の位置を演算し、術者に表示する為には大掛かりな装置となる。
(5)病変又は病変近傍に金属球を3〜4個残置し、2方向からX線照射により位置を定める方法。
この方法は内視鏡下手術において、X線を常時照射することは不可能であり、その為に病変部位の位置をつかみ難く、又装置が大掛りになる。
特表平8−500335号に係る「手術 ,血管内手技または内視鏡手技における腫瘍および病変の検出と治療」
特開2008−100069号に係る「超音波映像と外部医療映像との合成映像をディスプレイする超音波システム」
特開2005−218680号に係る「外科手術用病変部同定システム」
特開2002−113018号に係る「体内位置検出システム」
(1)病変又は病変近傍に色素を注入する方法。
特表平8−500335号に係る「手術 ,血管内手技または内視鏡手技における腫瘍および病変の検出と治療」は、手技を受ける患者に有効量の薬剤を非経口的に注入し、 標識タンパク質を付着させ、 内視鏡または血管内カテーテルによって、または手術手技中に供給される光源により標識を検出することが出来る。
しかし、この方法では注入した色素が時間の経過と共に拡散してしまい、正確な病変部位を把握することが容易でない。
(2)病変又は病変近傍に留置針を刺入・残置する方法。
特開2008−100069号に係る「超音波映像と外部医療映像との合成映像をディスプレイする超音波システム」は、カテーテル手術過程においてリアルタイムで超音波映像と外部医療映像との合成映像上に医療用針をディスプレイする超音波システムである。
この超音波システムは、対象体及び前記対象体に挿入される医療用針から反射された超音波信号の入力を受けるためのプローブを含む超音波診断部と、前記対象体上のプローブの位置情報を提供するためのプローブ位置情報提供部と、外部映像装置から得られて前記対象体の外部映像をなす外部映像信号を提供するための映像信号提供部と、ユーザから前記外部映像内病変の位置情報の入力を受けるためのユーザ入力部と、前記プローブの位置情報及び前記病変の位置情報に基づいて超音波映像と外部映像の合成映像を形成するための映像処理部と、前記超音波映像、前記外部映像及び前記合成映像をディスプレイするためのディスプレイ部とを備えている。
しかし、この方法では病変又は病変近傍に刺入された医療用針が変位してしまい、病変部位を特定することが出来ないことがあり、時には刺入した医療用針を見失う場合もある。
(3)病変又は病変近傍にクリップを残置する方法。
特開2005−218680号に係る「外科手術用病変部同定システム」は、内視鏡の観察画像を確認するだけでリアルタイムに病変部を同定可能な安価かつ簡易的な外科手術用病変部同定システムである。
すなわち、病変部の周囲には、光源クリップが留置される。この状態で光源クリップのLEDを発光させ、その光を光源クリップが留置された肺の壁部に対して反対側の壁部の近傍に配置した硬性鏡のCCD素子で撮像する。CCD素子で撮像した像は画像処理され、LEDの近赤外域の波長を有する光が可視域の像に重ね合わせられて硬性鏡のモニター上で術者に認識されて病変部が同定される。
しかし、この方法では病変又は病変近傍に残置したクリップが変位してしまい、病変部位を特定することが出来ないことがあり、時には残置したクリップが脱落する場合もある。さらに、触知不能な手術の場合、該クリップの正確な位置の把握が困難である。
(4)病変又は病変近傍に磁性体を残置する方法。
特開2002−113018号に係る「体内位置検出システム」は、手術の際に、あらゆる病変部の位置を迅速で簡単にしかも低コストで検出する手段であり、磁性体を装備したクリップを患者の病変部に予め留置し、その後の手術に際して、検出器により留置したクリップの位置を探査する。検出器には磁気センサが設けられ、検出した磁気の強さに応じた強さの音又は光を出力することが出来る。術者は音又は画像出力によりクリップの位置を認識し、病変組織を切除することが可能である。
しかし、この方法では磁性体の正確な位置を定める為に、体外に3次元センサーの設置が必要と成り、このセンサーで磁性体の位置を演算し、術者に表示する為には大掛かりな装置となる。
(5)病変又は病変近傍に金属球を3〜4個残置し、2方向からX線照射により位置を定める方法。
この方法は内視鏡下手術において、X線を常時照射することは不可能であり、その為に病変部位の位置をつかみ難く、又装置が大掛りになる。
このように病変部位を特定する標識方法は色々知られているが、上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、病変部位を的確に標識する為にICタグを挿入・留置し、術者はこのICタグから発信される信号に基づいて行うことが出来る手術方法を提供する。
本発明に係る手術方法はICタグを何らかの手段で体内へ挿入・留置して、このICタグから発信される信号を捕らえて病変部の領域を特定し、この部位を摘出手術する方法である。本発明では病変部を術者に認識させる手段としてICタグを使用しているが、ICタグ自体の形態、及び内部構造は限定しないことにする。
ところで、所定の病変部又は病変部近傍へICタグが押出し・挿入されるが、所定の位置で位置ズレしないように留置機能を備えるとよい。例えば、ICタグに1本又は複数本の係止片を取付けることで、この係止片が体内に引っ掛かって所定の位置で留置することが出来る。又、ICタグ自体に係止片機能を備えた形状とする為に、例えば概略V形、概略三角形などを形成することが出来る。
ICタグには0.3mm程度の小さいものから2〜3cm程度のものまで、その大きさは色々ある。本発明ではICタグ大きさは限定せず、実際には比較的小さいICタグの方が好ましいが、用途に応じて使い分ければよい。例えば、脳腫瘍の場合には細い脳血管に入ることが可能な小さいICタグが用いられる。又、ICタグはその動作方式が電磁誘導方式(磁界型タグ)と電波通信方式(電界型タグ)、又アクティブタイプ、パッシングタイプが存在しているが、何れの方式でもよい。
そして、ICタグを病変部又は病変部近傍に挿入するに際し、該病変部を認識する為に内視鏡を使用する場合、CTを用いて病変部を確認する場合、X線を用いて病変部を確認する場合、エコーを使用する場合があり、カテーテルあるいは筒状のアプリケータにセットしたICタグをプッシャーにて押出して病変部又は病変部近傍に留置することが出来る。
ところで、手術に際してはセンサーを近づけて病変部又は病変部近傍に留置したICタグの位置を確認する。すなわち、センサーから送信される信号を受けてICタグから送信される信号を受信するが、センサーとICタグとの距離が分かるように音、又は光の色彩などでもって表示することが出来る。例えば、ICタグに接近すると高音を発し、離れると低音となることで、留置されているICタグの正確な位置、すなわち病変部位を知ることが出来る。色彩の場合にはモニターに色彩を表示することが出来、又はICタグから送信される信号の強さを直接距離に変換して実際の数値で表すことも可能である。
このように、ICタグの位置が定まったならば、その位置を特定する為の印を付けるとよい。例えば、電気メスを当てて焼くことで一種の目印となる。小さな病変部であれば、留置されるICタグは1個でよいが、ある領域に病変部が広がっている場合には、該病変部を囲むように複数のICタグを留置する。従って、手術に際して各ICタグの位置を確認して目印が付けられる。又は、目印を付することなくセンサーで確認しながら摘出手術を行うことも可能である。
本発明に係る手術方法は病変部又は病変部近傍に前以てICタグを留置し、術者はこのICタグをセンサーで確認すると共にICタグが留置されている位置に目印を付け、この目印を基にして病変部を摘出することが出来る。ICタグを正確に留置することで術者は病変部位を取り残すことなく摘出し、又、非常に小さい病変部位であっても、センサーを近づけることで病変部位に留置したICタグの位置は正確に把握できる。
ある領域に広がった状態の病変部の場合、複数のICタグを留置することが必要となる。この際、各ICタグに番号を与えることで、手術する場合にその位置を把握し、病変部位を残すことなく摘出出来る。ここで、ICタグに留置機能を備えるならば、このICタグを針から押出して病変部又は病変部近傍に挿入することで、その位置が変わることはない。内視鏡やCTなどを使用して病変部を確認した上で所定の位置にICタグが挿入され、その位置に位置ズレすることなく留置される。
そして、ICタグは従来の標識に比較して小さく、脳腫瘍の場合には脳血管へ非常に小さなICタグを挿入し、係止片を介して血管内の所定の位置に留置できる。又、標識としての信頼性が高く、広く拡大したガンの場合には複数のICタグを打ち込んで留置できる為に、手術に際して摘出残しが発生しない。又、ICタグはセンサーから送信する信号に反応し、しかもセンサーとICタグとの距離を正確に掴むことが出来る為に、病変部位の位置も正確に把握できる。
図1は大腸1にガン細胞2が発生した場合である。このガン細胞2は同図に示すように内視鏡3によって確認することが出来、本発明ではこのガン細胞2にICタグ4を留置する。肛門から内視鏡3を入れて検査すれば、大腸1の内壁面5に発生した非常に小さいガン細胞2であっても確認することが出来る。そして、ガン細胞2を確認したならば、ガン細胞2の中心部にICタグ4を挿入する。同図の(b)はガン細胞2にICタグ4が挿入された場合である。
本発明ではICタグ4の挿入方法は特に限定しないが、同図(a)に示しているように内視鏡3を用いることでガン細胞2に挿入できる。
図2は内視鏡3の先端部を表している概略図であり、先端には観察窓6、照明窓7、及び鉗子チャンネル8を有し、照明窓7からは照明用導光ファイバー9が延びて光源10まで導かれ、該光源10の光を照明窓7から照射して大腸1の内壁面5を照らすことが出来る。
図2は内視鏡3の先端部を表している概略図であり、先端には観察窓6、照明窓7、及び鉗子チャンネル8を有し、照明窓7からは照明用導光ファイバー9が延びて光源10まで導かれ、該光源10の光を照明窓7から照射して大腸1の内壁面5を照らすことが出来る。
そして、観察窓6には対物レンズ11が設けられ、対物レンズ11の奥には赤緑青のカラーフイルター12とCCD13が設けられている。そこで、照明窓7から照射される光でガン細胞2を照らし、この画像は観察窓6から対物レンズ11を通し、CCD13にて電気信号に変換され、そしてケーブル14を介してTVモニター15に映し出すことが出来る。
大腸1の内壁面5に発生したガン細胞2が非常に小さくても、該内視鏡3を用いることで見落とすことなく発見することが出来、発見したガン細胞2にICタグ4を打ち込む。ICタグ4の打ち込みは同じく内視鏡3が使用されるが、鉗子チャンネル8にカテーテルを挿入し、該カテーテルの先端に接続した針16からICタグ4はプッシャーにて押し出される。術者は上記TVモニター15を見ながら針16をガン細胞2に刺し、この状態でICタグ1を押し出すと共に所定の位置にICタグ4を留置する。
図3はICタグ4がセットされている針16を示している。この針16は術者の手元まで延びているチューブの先端と連結していて、内視鏡3の鉗子チャンネル8に嵌って出し入れ可能な状態にあり、針穴17に収容されているプッシャー18を先端側へ移動するならば、該プッシャー18に押されてICタグ4は押出される。押し出されたICタグ4はガン細胞2に挿入されて所定の位置に留置する。
ところで、該ICタグ4は針穴17から押し出されるが、針16を引き抜く場合にICタグ4が逆戻りしてはならない。すなわち、ICタグ4は大腸1の内壁面5に発生したガン細胞2の位置を特定する為の標識であり、この標識の位置が変わってはならない。その為に、ICタグ4には留置機能を備えると便利である。ここで、留置機能とはガン細胞2又はその近傍に挿入されたICタグ4が位置ズレしない為の機能であり、基本的には出っ張りを設けた形状とすればよい。
図4は留置機能を備えたICタグを示す実施例である。同図の4はICタグ、19a,19bは係止片を表し、ICタグ4は2本の係止片19a,19bを有している。ここで、ICタグ4はアンテナとLSIから成るチップで、外表面は樹脂で被覆された構造とし、このICタグ4に細いバネ性の係止片19a,19bが連結して延びている。そこで、このICタグ4を体内に挿入する場合、両係止片19a,19bは互いに内側へ撓んで縮まるが、所定のガン細胞2に挿入されて停止するならば外方向へ広がり、ICタグ4はその位置に留置される。
図5はICタグ4が逆V形をしている場合である。すなわち、逆V形として先端が細く尖っていることで、ガン細胞2への挿入はし易く、しかもガン細胞2に押し出されたならば逆戻りすることなく留置する。ICタグ自体に留置機能を備える形状としては、図5の逆V形に限らず、三角形とすることも出来、さらには逆V形や三角形のICタグ4に上記係止片19a,19bを組み合わせた形態とすることも可能である。
図6は留置機能を備えたICタグ4の更なる別形態を示している。このICタグ4にはゼンマイ20が備わっていて、所定のガン細胞2に挿入したICタグ4は該ゼンマイバネ20によって移動することなく留置される。ここで、ゼンマイバネの材質として、例えば形状記憶合金を使用するならば、同図(a)に示すように針穴17にセットされている時に該ゼンマイバネ20はストレートに伸びているが、体内に挿入されて所定の温度(約36℃)に達したところで、変形して元の形状に復元することが出来る。すなわち、ゼンマイバネ20の形状に復元することで、挿入されたICタグ4の位置は変化せずに留置される。
ところで、標識としてのICタグの用途は特に限定されるものではない。基本的には手術に際して術者が病変部を認識する為の標識手段として用いるもので、具体的には次の病変に適用出来る。
(1)大腸ガン
大腸ガンは大腸の内壁表面に発生する。この内壁に発生したガンは内視鏡にて発見され、該内視鏡を用いてICタグを大腸ガン又は大腸ガンの近傍に挿入・留置する。
(2)乳ガン
乳ガンは軟部組織に発生するが、そこで乳ガンをCT、エコーなどにて確認しながらICタグを挿入・留置し、ガン細胞を摘出する際の標識として利用できる。
(3)肺ガン
肺ガンの場合には、CTを使いながら体表から針を刺して、又は気管支から内視鏡やカテーテルを入れて、所定の病変部位にICタグを挿入・留置する。
(4)肝臓ガン
肝臓ガンの場合には、血管から細いカテーテルを挿入し、例えばエコーを使いながら所定の病変部位を特定し、この位置にICタグを挿入・留置する。又は、体表から針を刺してICタグを挿入・留置することも出来る。
(5)脳腫瘍
非常に細いカテーテルを血管に挿入し、CTを使いながら病変部を特定してICタグを該チューブから押出して留置することが出来る。
(1)大腸ガン
大腸ガンは大腸の内壁表面に発生する。この内壁に発生したガンは内視鏡にて発見され、該内視鏡を用いてICタグを大腸ガン又は大腸ガンの近傍に挿入・留置する。
(2)乳ガン
乳ガンは軟部組織に発生するが、そこで乳ガンをCT、エコーなどにて確認しながらICタグを挿入・留置し、ガン細胞を摘出する際の標識として利用できる。
(3)肺ガン
肺ガンの場合には、CTを使いながら体表から針を刺して、又は気管支から内視鏡やカテーテルを入れて、所定の病変部位にICタグを挿入・留置する。
(4)肝臓ガン
肝臓ガンの場合には、血管から細いカテーテルを挿入し、例えばエコーを使いながら所定の病変部位を特定し、この位置にICタグを挿入・留置する。又は、体表から針を刺してICタグを挿入・留置することも出来る。
(5)脳腫瘍
非常に細いカテーテルを血管に挿入し、CTを使いながら病変部を特定してICタグを該チューブから押出して留置することが出来る。
図1は針16が内視鏡3の先端からある程度突出して延びている状態であって、この針16をガン細胞2に刺し、この状態でプッシャー18にて押圧するならば、ICタグ4は針16の先端から押出されてガン細胞2内に埋着・留置される。前記図4に示すICタグ4の係止片19a,19bは両外方向へストレートに延びているが、針穴17内ではICタグ4の側辺に沿うように屈曲している。そして、針穴17から押出されると共に係止片19a,19bは復元して外方向へ真っ直ぐに伸び、係止片19a,19bがガン細胞2に係止し、針16を抜いても逆戻りすることはない。
ここで、係止片19a,19bには細いバネ材が使用されている。又は形状記憶合金を用いることも出来る。すなわち、ガン細胞2に挿入されると同時に温度が36℃前後に上昇することで、ICタグ4の側辺に沿って屈曲している係止片19a,19bが元の形状に復元して両外方向へストレートに伸びることが出来る。
図5に示すICタグ4の場合も針穴17にセットされ、プッシャー18にて押出される。逆V形のICタグ4は全体又は両側部が円弧状に湾曲した状態で針穴17に嵌ってセットされる。そこで、プッシャー18によって針先端から押出されると同時に湾曲している形状が復元して平面状になり、針16が後退しても両先端が係止して逆戻りすることなく、その位置に留置される。
図6に示すゼンマイバネ20を備えたICタグ4は同じく針穴17にセットされる。この場合、ゼンマイバネ20はストレートに伸びた状態と成っていて、例えば、体内の血管に挿入されると同時にゼンマイバネ20に復元する。すなわち、ゼンマイバネ20には形状記憶合金が使用され、その温度が36℃前後に成った時にゼンマイバネ形状に復元することが出来、挿入されたその位置に留置される。
ところで、このようにICタグ4は内視鏡3又は他の手段を用いて病変部又は病変部近傍に留置されるが、術者はこのICタグ4を標識として摘出手術を行う。ガン細胞2に留置しているICタグ4にセンサーが近づくならば、センサーからの信号に反応する。すなわち、センサー(図示なし)をICタグ4に近づけるならば、該ICタグ4との距離に応じた反応を呈することが出来る。例えば、反応音を発生するように制御し、距離が接近するにしたがって高音になるようにしている。又は光の色彩を変化させることも出来、ICタグ4との距離が接近するにしたがって色彩が濃くなるように制御することが出来る。
手術に先立って埋着したICタグ4の位置がセンサーにて確認されたならば、その位置に目印を付ける。例えば、電気メスで焼くことにより目印となる。センサーに電気メスを併設することも出来、センサーにてICタグ4の位置を確認すると同時に電気メスで目印を付けることが出来、この目印を基にガンの摘出手術が行われる。
ところで、大腸や胃に発生したガン細胞を摘出する手術方法には開腹手術と腹腔鏡手術が知られているが、本発明では何れの手術方法も対象とする。特に、腹腔鏡手術の場合には、カメラを体内に挿入してTVモニターに映し出して行う為に、小さいガン細胞の確認は容易でなく、その為にICタグ4にてその位置が特定されることで微小なガン細胞であっても取り残すことなく完全に摘出出来る。
図7は胃の内壁面に発生した比較的大きなガン細胞21を表している。このようにある広がりをもったガン細胞21の場合には、前記図1のように1個のICタグ4ではその領域を特定することが出来ない。そこで、複数のICタグ4a,4b,4c・・・がガン細胞21を囲むように留置される。ICタグ4a,4b,4c・・の留置方法は前記図1のように胃カメラにてガン細胞21の領域を確認しながらICタグ4a,4b,4c・・をその周囲に打ち込む。
ICタグ4a,4b,4c・・を打ち込んで留置した状態で、開腹手術又は腹腔鏡手術にてガン細胞21を摘出することが出来る。この際、摘出前にセンサーにて留置されている各ICタグ4a,4b,4c・・の位置を確認すると共に電気メスで胃の表面を焼いて目印を付け、この目印を基にして摘出する。目印を付すに際しては、留置したICタグ4a,4b,4c・・の個数と目印とが一致することを確かめてガン細胞21の領域を確認することが必要である。
そして、摘出手術が完了した後で、ガン細胞21の取り残しを起さない為にも、ICタグの残留がないことを確かめる作業も必要となる。これは、センサーを再度近づけることで、残留しているICタグが存在すれば該センサーに反応して音又は色彩を伴った光などにて術者に知らせることが出来る。従って、ICタグ4a,4b,4c・・を使用することで、僅かなガン細胞21でも取り残すことなく完全に摘出可能となる。特に、一箇所にある領域をもつて発生したガン細胞21ではなく、複数箇所にガン細胞21,21・・が存在する場合、数多くのICタグ4a,4b,4c・・を留置することで、1回の手術で全てのガン細胞の摘出が完了する。
ところで、上記センサーは送信アンテナと受信アンテナを兼ねており、送信アンテナに関しては電波照射範囲を絞ることでICタグ4の位置精度を上げることが出来る。例えば、図8(a)に示すように、照射範囲の大小をアンテナ22aからのビーム23の幅を絞ることで調整することが出来、必要な位置精度が得られる。つまり、図8(b)のように、アンテナ内に電波吸収体や導波路24を配したり、或いはアンテナの形状により受信範囲を絞ることでも必要な位置精度を上げることが可能である。
図9は胃に微小なガン細胞Aが発生し、この周囲に複数のICタグ4a,4b,4cを留置した場合で、体内に挿入した前記図8のセンサー22によって留置されている上記ICタグ4a,4b,4cを正確に確認することが出来る。しかも、その位置精度は高い。又、図10に示すアンテナ22aの先端部にレーザー光発射装置25を取付けることで、アンテナビームの方向を術者に指示することが出来る。
一方、図11は信号送受信システムで、アレイアンテナ26を採用することにより、3次元的にICタグ4の位置精度情報を得ることが出来る。これにより、術者はICタグ4の位置を知り、手術に役立てることが出来、このシステムではモニター27にICタグ4a,4b,4c・・・の位置を3次元座標にて表示される。
1 大腸
2 ガン細胞
3 内視鏡
4 ICタグ
5 内壁面
6 観察窓
7 照明窓
8 鉗子チャンネル
9 照明用導光ファイバー
10 光源
11 対物レンズ
12 カラーフイルター
13 CCD
14 ケーブル
15 TVモニター
16 針
17 針穴
18 プッシャー
19 係止片
20 ゼンマイバネ
21 ガン細胞
22 センサー
23 ビーム
24 電波吸収体或いは導波路
25 レーザー光照射装置
26 アレイアンテナ
27 モニター
2 ガン細胞
3 内視鏡
4 ICタグ
5 内壁面
6 観察窓
7 照明窓
8 鉗子チャンネル
9 照明用導光ファイバー
10 光源
11 対物レンズ
12 カラーフイルター
13 CCD
14 ケーブル
15 TVモニター
16 針
17 針穴
18 プッシャー
19 係止片
20 ゼンマイバネ
21 ガン細胞
22 センサー
23 ビーム
24 電波吸収体或いは導波路
25 レーザー光照射装置
26 アレイアンテナ
27 モニター
Claims (12)
- 病変部を特定する為に、人体にICタグを挿入して所定の位置に留置し、センサーを近づけることで留置したICタグの位置を確認すると共に該病変部を摘出することを特徴とするICタグを用いた手術方法。
- 病変部を特定する為に、人体にICタグを挿入して所定の位置に留置し、センサーを近づけることで留置したICタグの位置を確認すると共に目印を付け、この目印を基にして病変部を摘出することを特徴とするICタグを用いた手術方法。
- 上記病変部の周囲に複数のICタグを留置した請求項1、又は請求項2記載のICタグを用いた手術方法。
- 上記ICタグに係止片を設けた請求項1、請求項2、又は請求項3記載のICタグを用いた手術方法。
- 上記ICタグの形状を概略V形、又は概略三角形とした請求項1、請求項2、又は請求項3記載のICタグを用いた手術方法。
- 上記センサーを留置しているICタグに近づける際に、その距離が接近することで音を変化させて術者に知らせるようにした請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、又は請求項5記載のICタグを用いた手術方法。
- 上記センサーを留置しているICタグに近づける際に、その距離が接近することで光の色を変化させて術者に知らせるようにした請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、又は請求項5記載のICタグを用いた手術方法。
- センサーからの弱い信号を受信して応答する為の特別なアンテナを設けた請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、又は請求項7記載のICタグを用いた手術方法。
- アンテナから照射するビーム幅を絞ることが出来るように、調整可能な機能を備えた請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、又は請求項7記載のICタグを用いた手術方法。
- アンテナ内に電波吸収体や導波路を設けた請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、又は請求項7記載のICタグを用いた手術方法。
- アンテナの先端部にレーザー光発射装置を取付けた請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、又は請求項7記載のICタグを用いた手術方法。
- センサーとしてアレイアンテナを備えた信号送受信システムを用いた請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、又は請求項7記載のICタグを用いた手術方法。
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