JP2009543436A - 高速ダウンリンクパケットアクセス(hsdpa)チャネルのカバレージ向上 - Google Patents

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Abstract

基地局ノード(21)を操作する方法において、高速パケットチャネル(HSDPA)によって搬送される、基地局ノードとユーザ装置ユニット(UE)との間の無線リンク接続の劣化の指標を取得するステップを含む。距離指標に従って、無線リンク接続についての送信優先度が修正される。劣化の指標は、基地局ノード(21)から無線リンク接続に関与するユーザ装置ユニット(23)までの距離の距離指標であることが望ましい。送信優先度は、ユーザ装置ユニット(UE)に対するダウンリンク送信とアップリンク送信のいずれか一方または両方について修正することができる。送信優先度は、例えばユーザ装置ユニット(UE)についての無線リンク接続では、指標の関数として修正されることが望ましい。

Description

本発明は、一般に電気通信に関し、詳細には、(例えば)汎用移動通信システム(UMTS)における地上無線アクセス網(UTRAN)で運用されるシステムのような、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)システムに関する。
典型的なセルラ方式無線システムでは、移動端末(移動局および移動ユーザ装置ユニット(UE)とも呼ばれる)は、無線アクセスネットワーク(RAN)を介して1つ以上のコアネットワークと通信する。ユーザ装置ユニット(UE)は、例えば移動電話(「セルラ」電話)や移動終端を備えたラップトップのような移動局であってもよく、従って、例えば、無線アクセスネットワークと音声および/またはデータを通信するような、携帯型、ポケット型、手持ち式、コンピュータに内蔵された、または車載型の移動デバイスであってもよい。
無線アクセスネットワーク(RAN)は、ある地理的エリアをカバーし、その地理的エリアはセルエリアに分かれ、各セルエリアは、1つの基地局によってサービス提供される。セルとは、基地局の設置場所にある無線基地局装置によって無線カバレージが提供されるような地理的エリアのことである。各セルは、一意のIDによって識別され、そのIDはセルの中で同報される。基地局は、無線インタフェース(たとえば無線周波数)を介して基地局の範囲内のユーザ装置ユニット(UE)と通信する。無線アクセスネットワークでは、典型的には複数の基地局が(例えば地上の通信線またはマイクロ波を介して)1つの無線ネットワーク制御装置(RNC)に接続する。また無線ネットワーク制御装置は、基地局制御装置(BSC)と呼ばれることもあり、それに接続している複数の基地局の各種動作を管理して調整する。無線ネットワーク制御装置は、典型的には1つ以上のコアネットワークに接続する。
汎用移動通信システム(UMTS)は、第3世代移動通信システムであって、移動通信汎用システム(GMS)から進化したものであり、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)アクセス技術に基づいて移動通信サービスの向上をもたらすことが意図されている。
ワイヤレスインターネットサービスの普及が進んできたことから、各種のサービスは、高速のデータレートや大容量を必要としている。UMTSは、マルチメディア・ワイヤレス・サービスをサポートするように設計されているが、最大データレートは、必要なサービス品質を満たすには十分ではない。
第3世代パートナシップ・プロジェクト(3GPP)として知られるフォーラムでは、電気通信のサプライヤ各社は、第3世代ネットワーク、特にUTRANのための諸標準を提案してそれらに合意しており、データレートおよび無線容量の向上について調査している。フォーラムの作業の結果の1つとして、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSPA)が挙げられる。高速パケットアクセス(HSPA)は、ダウンリンクでは高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)を使って、そして、アップリンクではエンハンスド専用チャネル(E−DCH)を使って、WCDMA仕様を向上させる。これらの新しいチャネルは、IPを利用した通信を効率的にサポートするよう設計されており、エンドユーザ性能を向上させ、システム容量を増加させる。当初は対話型アプリケーションおよびバックグラウンドアプリケーション用に設計されたが、それらは既存のベアラと同等もしくは一層良好な性能を会話サービス用にもたらしている。
高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)全般に関しては、例えば、「3GPP TS 25.435 V6.2.0(2005-06), 3rd Generation Partnership Project」、「Technical Specification Group Radio Access Network」、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)について論じた「UTRAN Iub Interface User Plane Protocols for Common Transport Channel Data Streams (Release 6)」を参照されたい。フォーラムによって作成され、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)または本明細書に記述する概念に何らかの関連があるものには、「3GPP TS 25.425 V6.2.0(2005-06), 3rd Generation Partnership Project」、「Technical Specification Group Radio Access Network」、「UTRAN Iur interface user plane protocols for Common Transport Channel data streams (Release 6)」、「3GPP TS 25.433 V6.6.0(2005-06), 3rd Generation Partnership Project」、「Technical Specification Group Radio Access Network」、「UTRAN Iub interface Node B Application Part (NBAP) signaling (Release 6)」などがある。
高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)については、以下の1以上の文献の中においても論じられている。
2004年12月30日出願の、「FLOW CONTROL AT CELL CHANGE FOR HIGH-SPEED DOWNLINK PACKET ACCESS」と題された米国特許出願第11/024,942号、
2003年2月24日出願の、「RADIO RESOURCE MANAGEMENT FOR A HIGH SPEED SHARED CHANNEL」と題された米国特許出願第10/371,199号、
2005年12月2日出願の、「Flow Control For Low Bitrate Users On High-Speed Downlink」と題された米国特許出願第11/292,304号、
2005年8月26日出願のPCT特許出願PCT/SE2005/001247、
2005年8月26日出願のPCT特許出願PCT/SE2005/001248。
HSDPAは、無線リソースの調整責任および管理責任の一部を無線ネットワーク制御装置から基地局へ移管することによって、データレートの高速化を達成する。これらの責任の中には、共有チャネル送信、高次変調、リンクアダプテーション、無線チャネル依存スケジューリング、ソフト合成付きハイブリッドARQ(それぞれを以下に簡単に記述する)のうち1つ以上が含まれる。
共有チャネル送信では、CDMAを利用した送信の場合の拡散コードスペースおよび送信出力のような無線リソースが、時間多重化を用いてユーザ間で共有される。高速ダウンリンク共有チャネルは、共有チャネル送信の一例である。共有チャネル送信の重要な利点の1つは、専用チャネルに比べて、利用可能なコードリソースを一層効率的に利用できることである。また、チャネルの状態が良好な場合、より低次の変調よりも帯域幅効率が良い高次変調を用いて、高速のデータレートが得られる。
無線基地局は、高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)のチャネル品質(CQ)を監視して、無線基地局で維持される優先キューを管理する。基地局の優先キュー(PQ)は、高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)上で無線インタフェースを介して移動端末へ送信されることになるデータを記憶する。加えて、HS−DSCHの搬送波の品質をモニタで知っているため、基地局は、もっと多くのHS−DSCHデータフレームを無線基地局へ送信することを制御ノードに許可するメッセージを、制御ノードに送信する。
移動端末は、セルを担当する無線基地局にチャネル品質指標(CQI)を報告する。CQIは、各移動局(例えば各ユーザ装置ユニット(「UE」))によって報告される共通パイロットCPICHの品質の尺度である。チャネル品質指標(CQI)は、移動端末の機能の表現と共に、ビットレートに翻訳される。次いでビットレートは、無線基地局の必要に応じてさらに減じられ、その結果、定期的に、および/または必要に応じて、例えば緊急の変化に際して、制御ノードへ送信される容量割当て制御フレームが生成される。許可メッセージには、各種のやり方で、例えばビットレートまたはクレジットに関して表現されうる「容量割当て」が含まれる。例えば、クレジットで表現される容量割当ては、無線ネットワーク制御装置(RNC)がMAC−dフローについて送信することを許可される複数のMAC−d PDUのことを指してもよい。これらの許可メッセージに応じて、制御ノードは、別のHS−DSCHフレームを無線基地局へ送信する。
優先キューの中のデータは、プロトコルデータユニット(PDU)の形で制御ノードから無線基地局へ送信される。複数のPDUが、それぞれの高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)データフレームの中に含まれてもよい。
このように、HSDPAは、パケットデータのアプリケーションを効率的にサポートできるように設計された共有チャネルなのである。専用(および共有)チャネルに勝る向上には、高速リンクアダプテーション、高速スケジューリング、ノードBからのハイブリッドARQ、送信時間間隔(TTI)の短縮化などが含まれる。高速リンクアダプテーションに関しては、リンクアダプテーションは、UEからのチャネル品質指標に基づいて最も良い変調および符号化スキームを選択することによって行われる。高速スケジューリングについては、ユーザの選択は、リンク品質情報にアクセスすることができ、従って最適なユーザを選択することができる、ノードBで行われる。ノードBからのハイブリッドARQは、基地局内で再送メカニズムを有することを含み、それによって高速の再送と誤ったリンクアダプテーション判断の迅速な回復とが可能になる。TTIの短縮としては、2ミリ秒(ms)のTTIがすべての送信に用いられる。
E−DCHは、IP送信用に向上させた専用チャネルである。向上した点には、TTIの間隔を短縮化する可能性、移動端末と基地局間のハイブリッドARQ(HARQ)の高速化、移動端末の伝送速度の基地局からのスケジューリング、そして、E−DCHがアップリンクにおける専用チャネルに特徴的な機能の大半を保持するという事実などが含まれる。移動端末と基地局間の高速ハイブリッドARQについては、固定回数だけ送信を試行した後に送信を中止することから、HARQメカニズムは半永続的である。送信試行回数は、RNCからUEに信号で伝えられる。
高速ダウンリンクパケットアクセス機能を備えた基地局は、通常、高速ダウンリンクパケットアクセス制御部、例えばHSDPAスケジューラ、または、高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)とシグナリングの目的で利用される高速共有制御チャネル(HS−SCCH)との割当てと利用とを管理する、類似のチャネルマネージャを有する。また、HSDPA制御部は、一般にHSDPAスケジューラと呼ばれることもある。HS−SCCHは、HS−PDSChチャネル上で受信することになるデータを移動端末が有するのか否かを移動端末が分るように、移動端末へ送信される情報を含む。高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)と高速共有制御チャネル(HS−SCCH)とは別のチャネルである。当業者には理解されるであろうが、高速共有制御チャネル(HS−SCCH)によって搬送されるシグナリングは、HS−SCCH TTIを、対応するHS−DSCH TTIより2スロット先に送信することによって行われる。
例示するHSDPAスケジューラが、各ユーザ、例えば各ユーザ装置ユニット(UE)についてのスケジューリングの優先度を判断するためのアルゴリズムを実行する。スケジューリング優先度アルゴリズムは、2つの一次入力を受信する。スケジューリング優先度アルゴリズムのための別個の優先度ファクタが、これらの2つの一次入力の各々について演算され、一緒に乗算される。
スケジューリング優先度アルゴリズムへの第1の入力は、パケットの時間遅延に関連し、第2の入力は、チャネル品質指標(CQI)に関連する。
スケジューリング優先度アルゴリズムへの第1の入力は、基地局ノードの送信バッファ内に存在しているユーザ装置ユニット(UE)宛てのパケットについての時間遅延パラメータである。この第1の入力の結果、優先度遅延ファクタがもたらされるが、これはパケットがバリア関数には古すぎるようになるまで残存時間が経過することによって演算される。例えば、遅延ファクタは、1/残存時間として演算することができる(「残存時間」は、100の最大遅延ファクタが認められる場合にバッファ内に残された時間であり、その結果は図1Aの曲線のようになる。)図1Aに示すように、残存時間が、すなわちパケットが脱落する前の残り時間が50msである場合、遅延ファクタは20である。
この時間遅延パラメータは、複数の他のパラメータ、望ましくはa、b、t1、t2という4つのパラメータに関連させることができるかまたはそれらの関数であってもよい。図1Aは、時間遅延パラメータについてのパラメータ化された関数を示し、そして、パラメータt1およびt2が残存時間の目盛上での制限であり(すなわち、曲線の傾きをいつ変更するかを説明しており)、パラメータaおよびbがバリア関数の第1の部分の傾きを定義するパラメータであることを示す。従って、遅延ファクタは、残存時間の関数として演算され、
Figure 2009543436
に示すように、残存時間=閾値−キュー時間である。
パケットが遅延閾値時間(dth)まで遅延すると、パケットは廃棄される。遅延に基づく優先度関数を図1Bに示す。
スケジューリング優先度アルゴリズムへの第2の入力は、チャネル品質指標(CQI)、すなわちCQIの測定値および報告値、あるいは単純に搬送波対干渉比(CIR)に関連する。チャネル品質指標(CQI)優先度ファクタは、現行のCQI報告値をローパスフィルタを通した以前のCQI報告値で除した値、あるいは単純にCQIの平均値である。
セルラーサービスを成功させるには、いくつかの点を考慮する必要がある。そのような考慮の1つは、エリア・カバレージ、例えば地理的カバレージである。サービス提供およびネットワーク設計の際に注意すべきなのは、ユーザ装置ユニット(UE)が、特にセル境界線かまたはセル内のカバレージの「穴(hole)」の近くで、無線カバレージの劣化に苦しむ可能性があるという事実である。
従って、必要なのは、そして、本発明の目的は、通信システムにおけるセルラーサービスを向上させるための、特に、HSDPAカバレージを向上させるための装置、方法、および技術である。
この技術は、基地局ノードとユーザ装置ユニットとの間の無線インタフェースにおける高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)チャネルに関係する。この技術の1つの態様は、基地局ノードを操作する方法に関わる。この方法は、そのチャネルによって搬送される、基地局ノードとユーザ装置ユニット(UE)間の無線リンク接続の劣化の指標、例えば劣化しているチャネル品質指標(CQI)を得ることと、そして、距離の指標に従って、無線リンク接続の送信優先度を修正することとを含む。劣化の指標は、無線リンク接続に関与するユーザ装置ユニット(UE)と基地局ノードとの距離またはCQIの距離指標であることが望ましい。送信優先度は、ユーザ装置ユニット(UE)に対するダウンリンク送信とアップリンク送信のいずれか一方または両方について、例えば向上したアップリンク・スケジューリングの中で、修正することができる。送信優先度は、例えばユーザ装置ユニット(UE)についての無線リンク接続では、指標の関数として修正されることが望ましい。
第1の例示するモードおよび実施形態では、基地局ノードのMAC−hsスケジューラが、(例えば、無線リンク接続に関与するユーザ装置ユニット(UE)についての)無線リンク接続についての公称送信優先度を、第1の入力と第2の入力とを用いて判断する。第1の入力は、基地局ノードの送信バッファ内に存在していてユーザ装置ユニット(UE)に宛てて無線リンク接続上で送信されることになっているパケットの時間遅延に関連する。第2の入力は、チャネル品質指標(CQI)に関連する。MAC−hsスケジューラは、公称送信優先度を、指標に関連する第3の入力で修正する。
第2の例示するモードおよび実施形態では、基地局ノードのMAC−hsスケジューラが、複数のパラメータを用いて時間遅延パラメータを判断する。時間遅延パラメータは、基地局ノードの送信バッファ内に存在していてユーザ装置ユニット(UE)に宛てて無線リンク接続上で送信されることになっているパケットの遅延の指標である。第2の例示するモードでは、MAC−hsスケジューラが、複数のパラメータのうち少なくとも1つの値を指標を用いて調整して、調整された時間遅延を形成し、そして、調整された時間遅延を使用して無線リンク接続のための送信優先度の修正について判断する。
第2の例示するモードおよび実施形態の例示する実装では、基地局ノードからの距離範囲の集合(セット)が、確立される。MAC−hsスケジューラが、無線リンク接続に関与するユーザ装置ユニット(UE)が属する集合に関連する距離範囲に基づいて、複数のパラメータのうち少なくとも1つの値を調整する。複数のパラメータのうち少なくとも1つというのは、a、b、t1、t2、およびdth、並びに、残存時間パラメータを判断する遅延閾値のうち、いずれか1つ以上であってもよい。これによって、「悪い」無線リンク接続を使うユーザに、データを送信するため、キューの中でより長い時間待たせてしまうことがあるだろう。しかし、注意しなければならないのだが、遅延閾値を増加させるとシステム容量に逆効果を及ぼすことがあるため、すなわち、本当に悪い無線リンク接続が作動しているのにデータはほとんど通過しないため、実際に機能が停止し、従って共有リソースを無駄にすることがある。さらに、CQI優先度ファクタを逆に調整してしまうこともあるだろうし、すなわち、CQIを増加させると、優先度を低下させることになる。
第1および第2のモードおよび実施形態において、指標は、さまざまな実装によって得られる。例えば、第1の例示する距離取得例では、指標は、無線リンク接続に関与するユーザ装置ユニット(UE)についての送信タイミングアドバンス(TA)から得られる。第2の例示する距離取得例では、指標は、無線リンク接続に関与するユーザ装置ユニット(UE)についての搬送波対干渉比(CIR)から得られる。
第1のモードおよび実施形態または第2のモードおよび実施形態のいずれかに対する追加または付加として、基地局ノードは、送信出力を修正して、チャネル上での無線リンク接続に用いられることになる修正された送信出力を得ることもでき、その場合、修正された送信出力は、指標に従って修正される。例えば、実装では、(例えば無線リンク接続に関与するユーザ装置ユニットについての)無線リンク接続のための送信出力を、指標の関数として修正することができる。
第1のモードおよび実施形態または第2のモードおよび実施形態のいずれかに対する別の追加または付加として、修正された送信出力を使用して、送信時間間隔の中で無線リンク接続の順序を決定することができる。
本技術の別の態様は、基地局ノード、例えば通信システムのノードBに関係する。基地局ノードは、基地局ノードとユーザ装置ユニット間の無線インタフェースで高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)チャネルを送信する。基地局ノードは、HSDPAチャネル上で送信するトランシーバと、無線リンク接続についての送信優先度を劣化の指標に従って修正するスケジューラとを備える。劣化の指標は、基地局ノードから無線リンク接続に関与するユーザ装置ユニット(UE)までの距離の距離指標であってもよい。基地局ノードは、上記にすでに概説した技術、機能、特性を実装するように構成され、配置されてもよい。
前述のおよび他の本発明の目的、特徴、利点は、添付の図面に示す好適実施形態の下記のより詳細な記述から明らかになるであろうが、図面では、参照文字は、各種の図全体を通じて同じ部分を指す。図面は、必ずしも一定の比例に拡大しておらず、その代わりに、本発明の原理を示す強調が施されている。
時間遅延パラメータについてのパラメータ化された関数を示すグラフである。 従来型のHSDPAチャネルについての遅延に基づく優先度関数を示すグラフである。 送信ノードと受信ノードとを両方含み、送信ノードはパケットチャネルに関連するパケット・サービス・エンハンサを含むことを特徴とする、例示する通信システムの図である。 パケットチャネルの良好な運用を保証するため、基地局ノードのエンハンスドスケジューラによってまたはエンハンスドスケジューラに関連して行われる、一般的で代表的な例示する動作を示す概略図である。 エンハンスドスケジューラの第1の例示する実施形態を含む、例示する通信システムの図である。 図4のエンハンスドスケジューラによって行われる、例示する送信優先度の判断を示すグラフである。 エンハンスドスケジューラの第2の例示する実施形態を含む、例示する通信システムの図である。 送信優先度のゾーンを示すセルの概略図である。 図6のエンハンスドスケジューラによって行われる、例示する送信優先度の判断を示すグラフである。 劣化指標を有する無線リンク接続に対しての、送信優先度の修正だけでなく送信出力の修正も容易にするパケットチャネル制御部を含む、例示する通信システムの図である。 図9のパケットチャネル制御部によってまたはパケットチャネル制御部に関連して行われる、一般的で代表的な例示する動作を示す概略図である。 エンハンスドスケジューラが有利に採用される可能性のある、例示する移動通信システムの図である。
下記の記述においては、限定ではなく説明を目的として、具体的なアーキテクチャ、インタフェース、技術などの具体的な詳細が、本発明の十分な理解を提供するために述べられている。しかし、当業者には明らかであろうが、本発明は、これらの具体的詳細とは異なる他の実施形態の中で実行されることもある。つまり、当業者なら、本書で明示的に記述されるかまたは示されてはいないが、本発明の原理を実施し、本発明の精神と範囲の中に含まれる各種の構成を工夫することができるであろう。時には、不要な詳細で本発明の記述を分りにくくすることのないように、よく知られているデバイス、回路、方法の詳細記述は、省略する。本発明の原理、態様、実施形態を記載する本書のすべての記述およびその具体例は、その構造的同等物および機能的同等物を両方共包含することが意図されている。加えて、そのような同等物には、現在知られている同等物だけでなく、将来開発される同等物、すなわち、構造のいかんを問わず同じ機能を行うような、開発されたいずれかの要素、も含まれることが意図されている。
従って、例えば、当業者であれば理解するであろうが、本書のブロック図は、技術の原則を実施する例示的な回路構成の概念図を表すことができる。同様に、理解されるであろうが、フローチャート、状態遷移図、擬似コードなどはいかなるものであっても、コンピュータ可読媒体の中に実質的に表されてコンピュータまたはプロセッサによって、そのようなコンピュータまたはプロセッサが明示的に示されているか否かを問わず、そのように実行されうる各種のプロセスを表す。
「プロセッサ」または「制御部」というラベルが付けられた機能ブロックを含む各種要素の機能は、専用のハードウェアの使用を通じて提供されてもよいし、適切なソフトウェアに関連してソフトウェアを実行することが可能なハードウェアを通じて提供されてもよい。プロセッサによって提供される場合、機能は、単一の専用プロセッサによって、単一の共有プロセッサによって、あるいは、一部が共有されても分散されてもよい複数の個別プロセッサによって提供されてもよい。さらに、「プロセッサ」または「制御部」という用語の明示的使用は、ソフトウェアを実行することができるハードウェアを排他的に指すと解釈されるべきではなく、そして、限定することなく、デジタル信号プロセッサ(DSP)のハードウェア、ソフトウェアを記憶するための読み出し専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、不揮発性メモリを含んでもよい。
この技術の一例としての一般的な実施形態の基本的態様を、図2に示す通信システム20の中で示す。分りやすいように、通信システム20は、単純に基地局ノード(例えばノードB)21とユーザ装置ユニット(UE)23の形のワイヤレスノードとを備えているとして示す。通信システム20は、少なくとも1つのダウンリンク・パケット・チャネル25が基地局ノード21とユーザ装置ユニット(UE)23の間の無線インタフェース27上に存在するように構成される。加えて、1つ以上のアップリンク・パケット・チャネル、例えばアップリンク・パケット・チャネル29が、無線インタフェース27の両端間を第2の方向へ(例えばユーザ装置ユニット(UE)23から基地局ノード21へ)送信される。アップリンク・パケット・チャネル25は、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)チャネルであり、ダウンリンク・パケット・チャネル29は、E−DCHチャネルであることが望ましい。
ここに関連する限り、基地局ノード21は、パケットハンドラ31と、1つ以上のトランシーバ33と、エンハンスドスケジューラ機能またはユニット35を含むとして示す。パケットハンドラ31は、別のパケットフローから基地局ノード21に到来するパケットがその中に記憶される複数のパケットキュー37−1〜37−Nを含む。各キュー37は、HSPDAチャネル25を利用して別のユーザ装置ユニット(UE)に関連付けられてもよいし、あるいは、(1つのユーザ装置ユニット(UE)は、複数の無線リンク接続を有することもあるから)そのHSDPAチャネルを利用して別の無線リンク接続に関連付けられてもよい。基地局ノード21はさらに、チャネルモニタ41と電力制御部69とを含む。
エンハンスドスケジューラ35は、HSPDAチャネルを利用して各装置ユニット(UE)または各無線リンク接続の優先度を判断する。例えば、ある装置ユニット(UE)または無線リンク接続がより高い送信優先度を有するとエンハンスドスケジューラ35が判断する場合、そのような装置ユニット(UE)または無線リンク接続は、HSPDAチャネル上で優先的なスケジューリング(例えばリソースの優先的割当て)を与えられる。本書で以下に用いられた場合、ユーザ装置ユニット(UE)への言及は、ユーザ装置ユニット(UE)に関与する無線リンク接続への言及をも包含し、逆も同様である。従って、修正されるのは、無線リンクがその一部であるかまたはそこからリソースを取るような共有リソース(HS−DSCH)を用いてノードBがデータを送信すべきUEが他にも数ある中で、ノードBが特定の無線リンク接続上で所与のユーザ装置ユニットへデータを送信すべきであるという優先度なのである。
各無線リンク接続に割当てられる優先度を表すため、図2にエンハンスドスケジューラ35がそれぞれの無線リンク接続についてのパケットキュー37に出力信号を適用する様子を示すが、それぞれの無線リンク接続はこれらのキューによって表される。図を簡単にするため、各パケットキュー37に適用される優先度信号は、エンハンスドスケジューラ35によって提供されるスケジューリング優先度による、各パケットキュー37からのコンテンツのゲーティングを表す。当業者であれば、キューからのパケットのゲーティングよりすぐれた、スケジューリングの実装に関わることのある他の動作を理解するであろう。
有利なことに、エンハンスドスケジューラ35は、パケットチャネルによって搬送される無線リンク接続の劣化指標(例えば「劣化指標」)の指標に従ってユーザ装置ユニット(UE)についての送信優先度を修正することができる。従って、図2に示すエンハンスドスケジューラ35は、劣化依存スケジューラであると示されている。本書で以下に説明するように、劣化指標は、基地局ノードからユーザ装置ユニット(UE)までの距離の距離指標であってもよく、それは(例えば)送信タイミング調整(TA)および/またはチャネル品質指標(CQI)であってもよい。
図2は、ユーザ装置ユニット(UE)23を1つだけ示しているけれども、基地局21は通常、多数のユーザ装置ユニット(UE)にサービス提供することが理解されるべきである。たまたま示されている例示するユーザ装置ユニット23は、パケットハンドラ51とトランシーバ53とを含む。パケットハンドラ51は、パケットキュー57を含み、基地局ノード21からパケットチャネル25上でユーザ装置ユニット23に到来するパケットがそのキューの中に記憶され、そしてそこからパケットが抽出されて、ユーザ装置ユニット23によって実行されるアプリケーション59の中で用いられる。そのようなサービスまたはアプリケーションは、例えばIP電話(VoIP)であってもよい。またユーザ装置ユニット(UE)23は、チャネルモニタ72を含む。
図3は、パケットチャネル25の良好な運用を保証するため、基地局ノード21のエンハンスドスケジューラ35によって行われる、一般的で代表的な例示する基本的なステップまたは動作を示す。図3のステップは、パケットチャネル25の進行中の動作に関連して行われると理解され、進行中の動作とは、例えば、パケットのソース(例えばVoIPのようなアプリケーション)から基地局ノード21によってパケットを受信すること、パケットのソースから受信したパケットをパケットキュー37の中に記憶すること、パケットキュー37に記憶されたパケットを無線インタフェース27の両端間を無線リンク上でユーザ装置ユニット23へ送信すること、送信されたパケットをユーザ装置ユニット23によって受信すること、そして、ユーザ装置ユニット23によって受信されたパケットをパケットキュー57に記憶してアプリケーション59によって使用することなどである。
基本的に図3は、動作3−1として、エンハンスドスケジューラ35が、HSDPAパケットチャネル27を利用する無線リンク接続の実際の劣化または見込まれる劣化の指標を(例えば報告として)受信するかまたは(例えば監視することによって)得ることを示す。例えば、劣化の指標が、セルの境界線に接近中のまたは近づいているユーザ装置ユニット(UE)との無線リンク接続に関して受信されてもよい。動作3−2として、エンハンスドスケジューラ35は、劣化を経験しているHSDPAチャネルを用いた無線リンク接続に対して、より高い送信優先度を割当てる。エンハンスドスケジューラ35が劣化の指標を有するHSDPAチャネルによって搬送される無線リンク接続については、エンハンスドスケジューラ35は基本的に、そのような無線リンク接続に関してエンハンスメント・モードに入る。後述の例示する実施形態およびモードで示すように、劣化の指標は、多様なやり方でエンハンスドスケジューラ35に提供されるかまたはエンハンスドスケジューラ35によって得られてもよく、より高い送信優先度を配分するかまたは割当てるため、さまざまな技法が実施されてもよい。
図4は、エンハンスドスケジューラ35(4)の第1の例示する実施形態を有する基地局ノード21(4)を含む、例示する通信システム20(4)を示す。図4では、パケットチャネル25は、MAC−hsパケットを基地局ノード21(4)からユーザ装置ユニット23(4)へ搬送する高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)チャネルである。図4のHSDPAチャネル25上で搬送されるパケットは、到来パケット、たとえば到来するサービス・データ・ユニット(SDU)、から入手されるかまたは形成される。各SDUは、シーケンス番号(例えば、送信シーケンス番号[TSN]を有しており、各SDUがTSNの順序で受信されない場合には到来するSDUを順序付けし直すのにそれを利用することができる。
図4の実施形態では、送信するノードB21(4)は、MACエンティティ61(4)を含む。ノードB21(4)のMACエンティティ61(4)は、パケットチャネル制御部63(4)とエンハンスドスケジューラ35(4)とを両方共ホストするかまたは含む。エンハンスドスケジューラ35(4)は、パケットチャネル制御部63(4)に含まれてもよいし、それと関連して動作してもよい。またパケットハンドラ31(4)も、パケットキュー37−1〜37−Nを含むのに加えて、パケットキュー37−1〜37−Nにそれぞれ関連するT1タイマ67−1〜67−Nを含む。各T1タイマ67は、そのキューおよび対応する無線リンク接続に関連するパケットフローに関して欠落したPDUを(例えば欠落したPDUの後で次のPDUを受信することによって)検出することによって初期化される。加えて、ノードB21(4)は、トランシーバ33に加えられるかまたは利用される電力を制御するためにサービス提供する電力制御ユニット69を含む。
また図4のユーザ装置ユニット23(4)は、(MACエンティティ71(4)として示す)MACエンティティを含むことが望ましい。よく知られているように、MAC−hsはWCDMA/UMTSセルラーシステムのノードBに存在する媒体アクセス制御(MAC)プロトコルである。UE23(4)のMACエンティティ71(4)は、エンハンスドスケジューラ35(4)と、パケットハンドラ51(4)と、(任意で)チャネルモニタ72とをホストする。またエンハンスドスケジューラ35(4)は、MAC−HSスケジューリング・アルゴリズムを実行するユニットまたはロジックとみなすこともできる。パケットハンドラ51(4)は、パケットキュー57(4)に加えて、自分自身のT1タイマ77(4)を含む。UE23(4)は、UEのトランシーバ53に加えられるかまたは利用される電力を制御するためにサービス提供する電力制御ユニット79を含む。
また図4は、優先度ロジック/ユニット83(4)および優先度ファクタ・メモリ・レジスタまたは位置の集合85を含めて、エンハンスドスケジューラ35(4)の例示する構成要素である機能性を示す。優先度ロジック/ユニット83(4)は、図4の各無線リンク接続の関連するパケットキュー37によって表される、各無線リンク接続についての送信優先度計算を実行する。例えば、パケットキュー37−xを有する無線リンク接続「x」について、エンハンスドスケジューラ35(4)は、送信優先度の個別の計算または判断を行う。エンハンスドスケジューラ35(4)によって行われる送信優先度の計算または判断は、優先度ファクタを利用する。エンハンスドスケジューラ35(4)によって処理される第1の無線リンク接続については、集合85は、優先度ファクタ85−1の部分集合を含み、エンハンスドスケジューラ35(4)によって処理されるN番目の無線リンク接続については、集合85は、優先度ファクタ85−Nの部分集合を含み、第1の接続とN番目の接続の間の各無線リンク接続についても同様である。
図4の実施形態のエンハンスドスケジューラ35(4)は、HSDPAチャネル25上で搬送される無線リンク接続についての送信優先度の計算/判断について、3つの優先度ファクタを利用する。上記から理解されるように、HSDPAチャネルで搬送される各無線リンク接続は、優先度ファクタの自分自身の部分集合をメモリ85に記憶する。図4は特に、第1の無線リンク接続についての3つの優先度ファクタ、すなわち、遅延ファクタ87(3)、CQIファクタ88(3)および距離ファクタ89(3)を示す。エンハンスドスケジューラ35(4)は、HSDPAチャネルで搬送される各無線リンク接続について、3つの同じタイプのファクタを有するが、各無線リンク接続のファクタの値は、接続ごとに異なっていてもよいし、異なっている可能性もある。
図4の実施形態では、遅延ファクタ87(4)およびCQIファクタ88(3)は、従来から採用されているものと本質的に同じタイプのファクタである。すなわち、遅延ファクタ87(3)は、パケットがバリア関数には古すぎるようになるまで残存時間が経過することによって、演算することができ、そして、前述したように、複数の他のパラメータ、望ましくはa、b、t1、t2、さらにはdthというパラメータに関連させることができるかまたはそれらの関数であってもよい。これも前述したことだが、CQIファクタ88(3)は、修正された最大のコモンインデックスプロトコル(CIR:Common Indexing Protocol)計算であってもよく、その場合、CQIは、CQIのローパスフィルタをかけた測定値で除算される。
図4の実施形態は、特に、送信優先度が計算されているかまたは査定されている無線リンク接続が経験する劣化の度合いに依存するかまたはそれを反映する第3の優先度ファクタを利用する点で、従来技術とは異なる。図4に示す特定のモードでは、この劣化を示すファクタは、エンハンスドスケジューラ35(4)が存在する基地局ノード21から無線リンク接続に関与するユーザ装置ユニット(UE)までの距離の、距離指標である。従って、その例示する由来の理由から、図4ではこの第3のファクタを「距離ファクタ」とラベル付けする。
また本書では遅延ファクタ87(3)もPdelayと表され、本書ではCQIファクタ88(3)もPCQIと表され、本書では距離ファクタもPDISTANCEと表される。上述したように、この第3のファクタである距離ファクタ89(3)すなわちPDISTANCEは、ユーザ装置ユニット(UE)と基地局ノード21間の距離の関数であってもよい。従って、図4の実施形態では、エンハンスドスケジューラ35(4)は、第3の入力、すなわち劣化を示す第3のファクタ(例えば距離)を追加し、従って、
Figure 2009543436
に従って優先度(P)を(図3の動作3−2として)演算または判断する。
図5は、3つの異なる無線リンク接続について、例えば3つの異なるユーザ装置ユニットについて、式2のタイプの優先度判断を用いて図4のエンハンスドスケジューラ35(4)によって行われる送信優先度の判断を示すグラフである。図5では、曲線LDは、基地局ノード21(4)から遠い距離に位置するユーザ装置ユニット(UE)についての送信優先度を表し、曲線SDは、基地局ノード21(4)から近い距離に位置するユーザ装置ユニット(UE)についての送信優先度を表し、曲線IDは、基地局ノード21(4)から中程度の距離に位置するユーザ装置ユニット(UE)についての送信優先度を表す。別の見方をすると、LDは、「悪い品質の」チャネルを意味する可能性があり、IDは、「中程度の品質の」チャネルを意味する可能性があり、SDは、「良い品質のチャネル」を意味する可能性がある。図5の縦軸は、残存時間を示すが、これはパケットが脱落する前の残り時間であり、すなわち、残存時間=閾値−キューに並ぶ時間である。「残り時間」が少ないほど(パケットが脱落する前は、キューに並ぶ時間>=閾値)、優先度が高くなる。図5の横座標は、優先度を高めることに相当する。
上記のように、図4の実施形態については、第3のファクタ、例えば距離ファクタ89(3)すなわちPDISTANCEは、ユーザ装置ユニット(UE)と基地局ノード21の間の距離の関数である可能性がある。距離は、送信のタイミングアドバンス(TA)および/または搬送波対干渉比(CIR)報告あるいはCQI報告を調べることによって取得できる。例えば、TAおよび/またはCIR報告は、FDISTANCE(TA、CIR)関数を使って重み付けして、距離ファクタ89(3)すなわちPDISTANCEを形成してもよい。関数FDISTANCEは、さまざまな形態をとることができるが、距離と共に増加すべきである(例えば、距離と共に指数関数的に増加する)。また、線形に倍率変更されて、この時期の送信時間間隔(TTI)にスケジュールに組まれることになるユーザの数または無線接続の数を入力として取り入れてもよいだろう。
図6は、エンハンスドスケジューラ35(6)の第2の例示する実施形態を有する基地局ノード21(6)を含む、例示する通信システム29(4)を示す。図6の実施形態のエンハンスドスケジューラ35(6)は、各無線リンク接続について送信優先度が演算される方法が、図4の実施形態のエンハンスドスケジューラ35(4)とは本質的に異なる。新たな優先度ファクタ(例えば新たな距離ファクタ)を入力としてその優先度ロジック/ユニット83(6)に追加する代わりに、エンハンスドスケジューラ35(6)は、遅延ファクタ87(6)を構成する1つ以上のパラメータを変更することによって、無線リンク接続についての遅延ファクタ87(6)を代わりに変更する。変更されるそのようなパラメータは、前述のパラメータであり、例えば、a、b、t1、t2、および遅延閾値時間(dth)である。
図6の実施形態では、遅延ファクタ87(6)を構成するパラメータの変更は、劣化を被っている無線リンク接続に関与する基地局ノード21とユーザ装置ユニット(UE)21の間の距離に基づく。これを目的として図6は、遅延ファクタ87(6)を構成するパラメータの値は、無線リンク接続についてのユーザ装置ユニット(UE)が、複数の見込まれる距離間隔のうちのどれに分類されるかに依存するということを示す。言い換えると、ユーザ装置ユニット(UE)と基地局ノード21とを隔てている距離は判断基準であり、その判断基準によってユーザ装置ユニット(UE)は、従ってユーザ装置ユニット(UE)が参加している無線リンク接続は、複数の距離間隔のうちの1つに分類される。例えば、図6は、セルがj個の距離間隔を有し、(基地局ノード21に最も近いユーザ装置ユニットについての)最も近い間隔は間隔であり、(基地局ノード21から最も離れたユーザ装置ユニットについての)最も遠い間隔は間隔であることを示す。ユーザ装置ユニット(UE)が距離間隔に分類される場合、送信優先度計算のための遅延ファクタは、距離間隔に関連するパラメータ値によって判断される。例えば、第1の無線リンク接続に参加しているユーザ装置ユニット(UE)が(その距離に基づいて)距離間隔に所在すると分類される場合、その無線リンク接続についての遅延ファクタ87(6)は、第1の距離間隔に関連するパラメータa、b、t1、t2の関数である。他方、ユーザ装置ユニット(UE)がセルの境界線に所在するか又はその近くに所在する場合、例えばその無線リンク接続についての遅延ファクタ87(6)は、最も離れた距離間隔に関連するパラメータa、b、t1、t2の関数である。
従って、図6の実施形態についての一例である実装では、距離間隔グループ毎に特定の優先度関数がある。それゆえ、距離に応じて、ユーザ装置ユニット(UE)には、その具体的な間隔に割当てられた優先度関数から計算された、その送信優先度が与えられる。例えば、図7は、同心円状のカバレージのゾーンまたはエリアを有することを概念的に説明する、一例としてのセルを示す。真ん中にあるゾーンは、優先度関数AまたはパラメータセットAに関連し、次に中心に近いゾーンは、優先度関数BまたはパラメータセットBに関連し、以下同様に、優先度関数DまたはパラメータセットDに関連する最も外側のゾーンまで広がる。距離グループの数、例えば、距離間隔の数は、実施の際に選択する。
ユーザ装置ユニット(UE)がどの距離間隔に入るかは、第1の例示する実施形態と同様のやり方で、送信タイミングアドバンス(TA)および/または搬送波対干渉比(CIR)報告またはCQI報告を調べることによって判断してもよい。
図8は、3つの異なる無線リンク接続、例えば3つの異なるユーザ装置ユニットについて(例えば距離間隔を使って)説明したばかりのタイプの優先度判断を用いて、図6のエンハンスドスケジューラ35(6)によって行われる送信優先度の判断を示すグラフである。図8では、曲線LDは、基地局ノード21(6)から遠い距離に位置するユーザ装置ユニット(UE)についての送信優先度を表し、曲線SDは、基地局ノード21(6)から近い距離に位置するユーザ装置ユニット(UE)についての送信優先度を表し、曲線IDは、基地局ノード21(6)から中程度の距離に位置するユーザ装置ユニット(UE)についての送信優先度を表す。図5の場合と同様、別の見方をすると、LDは、「悪い品質の」チャネルを意味する可能性もあり、IDは、「中程度の品質の」チャネルを意味する可能性があり、SDは、「良い品質のチャネル」を意味する可能性がある。図8の縦軸は残存時間である。図8の横座標は、優先度を高めることに相当する。
本書で記述するエンハンスドスケジューラ35は、個別のハードウェア回路を用いて、1つ以上の適切にプログラムを組まれたデジタルマイクロプロセッサまたは汎用コンピュータに関連して使うソフトウェアプログラムおよびデータを用いて、特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて、および/または1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)を用いて実装されてもよい。エンハンスドスケジューラ35の各種の他の機能性および本明細書で記述されていない基地局ノード21のHSDPA関連エンティティは、2004年12月30日に出願され、「FLOW CONTROL AT CELL CHANGE FOR HIGH-SPEED DOWNLINK PACKET ACCESS」と題された米国特許出願第11/024,942号を参照して理解される。
第1および第2のモードおよび実施形態の記述に関連して述べたように、図3の動作3−1によって表される劣化の指標は、さまざまな実装によって得られる。例えば、第1の例示する距離取得例では、指標は、ユーザ装置ユニット(UE)についての送信タイミングアドバンス(TA)から得られる。第2の例示する距離取得例では、指標は、ユーザ装置ユニット(UE)についての搬送波対干渉比(CIR)から得られる。これを目的として図4は、動作3−1で表される劣化の指標は、チャネルモニタ41から得られるということを示す。
当技術分野では既知であるように、送信タイミングアドバンス(TA)は、物理層での測定値から得られる。ユーザ装置ユニットは、トレーニングシーケンスと呼ばれるシンボルのシーケンスを送信し、それをノードB/基地局が捕捉する。トレーニングシーケンスの間中、ノードBは、ユーザ装置ユニットと同期することができ、タイミングアドバンス(TA)をユーザ装置ユニットへ送信する。送信タイミングアドバンス(TA)の使用については、例えばGERAN SUBSYSTEM: 3GPP TS 45.010 V6.6.0(2005-11)、WCDMA: 3GPP TS 25.402 V6.3.0(2005-06)に記述されている。
またCIR(報告)も、物理層での測定値から得られる。CIR報告は、3GPP WCDMAリリース6標準の一部である。SIRがCIRに関連付けられていること(例えばSIR=利得*CIR)に留意して、例えば3GPP TS 25.215を参照されたい。
一部の実装では、別個の新規の距離優先度ファクタを追加する第1の実施形態およびモードに比べて、距離に依存する遅延優先度関数に関与する第2の実施形態およびモードの方が望ましいことがあり、遅延優先度関数のパラメータ変更によって得られる高解像度のおかげでCIRトップをよりよく利用できることがある。
また、第1のモードおよび実施形態または第2のモードおよび実施形態のいずれかに対する追加または付加として、基地局ノードは、送信出力を修正して、チャネル上での無線リンク接続に用いられることになる修正された送信出力を得ることもでき、その場合、修正された送信出力は、指標に従って修正される。例えば、実装では、(例えば無線リンク接続に関与するユーザ装置ユニットについての)無線リンク接続のための送信出力を、指標の関数として修正することができる。
図9は、前述の修正された送信出力の態様を、代表的で一般的なかたちで実装する、別の例示する通信システム20(9)を示す。ほとんどの点で、図9の基地局ノード21(9)は、図2の基地局ノード21に似ている。図9では、エンハンスドスケジューラ35(9)がパケットチャネル制御部63(9)に含まれることを示す。
図10は、パケットチャネル25の良好な運用を保証するため、基地局ノード21(9)の図9のパケットチャネル制御部63(9)およびエンハンスドスケジューラ35(9)によって行われる、一般的で代表的な例示する基本的なステップまたは動作を示す。図10のステップは、パケットチャネル25の進行中の動作、例えば前述したような進行中のステップに関連して行われると理解される。
基本的に図10は、動作10−1として、パケットチャネル制御部63(9)が、HSDPAパケットチャネル27を利用する無線リンク接続の実際の劣化または見込まれる劣化の指標を(例えば報告として)受信するかまたは(例えば監視することによって)得ることを示す。例えば、劣化の指標が、セルの境界線に接近中のまたは近づいているユーザ装置ユニット(UE)との無線リンク接続に関して受信されてもよい。動作10−1Aとして、劣化の指標が、エンハンスドスケジューラ35(9)に言及されるか他のかたちで利用できるようにされる。動作10−2として、エンハンスドスケジューラ35は、劣化を経験しているHSDPAチャネルを用いた無線リンク接続に対して、より高い送信優先度を割当てる。エンハンスドスケジューラ35(9)が劣化の指標を有するHSDPAチャネルによって搬送される無線リンク接続については、エンハンスドスケジューラ35(9)は基本的に、そのような無線リンク接続に関してエンハンスメント・モードに入る。前述の例示する実施形態およびモードで分るように、劣化の指標は、多様なやり方でエンハンスドスケジューラ35に提供されるかまたはエンハンスドスケジューラ35によって得られてもよく、より高い送信優先度を配分するかまたは割当てるため、さまざまな技法が実施されてもよい。加えて、エンハンスドスケジューラ35(9)が劣化の指標を有するHSDPAチャネルによって搬送される無線リンク接続に対しては、動作10−3として(図9および図10を両方共参照されたい)、パケットチャネル制御部63(9)が、より高い送信出力を割当てるかまたは要求する。10−3の動作は、影響を受けた無線リンク接続の電力レベルかまたは、影響を受けた無線リンク接続の電力レベルを電力制御部69が自分自身で計算するときに電力制御部69によって用いられることになる追加の修正ファクタかいずれか一方を、パケットチャネル制御部63(9)が電力制御部69に対して送信することに関するかまたは送信することであってもよい。
従って、図9の実施形態と図10のモードとによって、基地局ノード21(9)は、各ユーザについての、例えば各無線リンク接続についての、電力レベルまたは電力ファクタを計算する。動作10−3の結果として、電力ファクタ(Ppower−distance)または電力レベルは、ユーザ装置ユニット(UE)23とノードB21(9)の間の推定される地理的距離の関数である。前に説明したように、そのような距離は、送信タイミングアドバンス(TA)および/またはCIR報告を調べることによって取得できる。
一例である実装では、パケットチャネル制御部63(9)が電力ファクタ(Ppower−distance)を計算して出力する場合、来るべきTTIで送信が予定される各ユーザ(例えば各無線リンク接続)についてそのように行う。電力ファクタ(Ppower−distance)に基づいて、ユーザは送信出力を相対的に配分される。基本的に、この実装では、電力ファクタ(Ppower−distance)の値は、電力制御部69に対する別の入力であり、従って電力制御部69は、ユーザがどれだけの電力を受信しているべきかを判断することができる。この距離依存の電力ファクタ(Ppower−distance)の結果として、遠距離ユーザは、基地局ノード21(9)の場所に近い方のユーザより大きな電力を配分されるべきである。
第1のモードおよび実施形態または第2のモードおよび実施形態のいずれかに対する別の追加または付加として、修正された送信出力を使用して、送信時間間隔の中で無線リンク接続の順序を判断することができる。つまり、シーケンシャルなコード割当てが用いられる高負荷シナリオでは、すなわち、例えばHSDPAの中の共有チャネルの同じ送信時間間隔(TTI)の間に複数のユーザがデータを受信している場合、電力ファクタPpower−distance(従って、距離)は、TTIを使用するためにユーザに設定される順序を設定するのに用いられてもよい。一般に、TTIの最初のユーザは、TTIの後続ユーザよりも多量の電力を使用することができる。
本書で記述される技術は、パケットサービス、例えばVoIPサービスのカバレージを有利に増加させる。図11は、無線アクセスネットワーク120が1つ以上の外部(例えばコア)ネットワーク122に接続することを特徴とする、例示する限定されない通信システムを示す。外部ネットワーク122には、例として、例えば公衆交換電話網(PSTN)および/または統合デジタル通信網(ISDN)のような接続本位ネットワークが含まれてもよいし、および/または、例えばインターネットのようなコネクションレスの外部コアネットワークが含まれてもよい。1つ以上の外部ネットワークは、図示しない在圏ノード、例えば移動通信交換局(MSC)ノードおよびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)と関連して動作する在圏汎用パケット無線サービス(GPRS)サポートノードを有する。
各コアネットワーク・サービス・ノードは、適切なインタフェース上で無線アクセスネットワーク(RAN)120に接続する。図11に示す、特定の限定しない例において、無線アクセスネットワーク(RAN)120は、UMTS地上無線アクセス網であり、外部ネットワークとのインタフェースは、Iuインタフェース上である。無線アクセスネットワーク(RAN)120は、1つ以上の無線ネットワーク制御装置(RNC)126および1つ以上の無線基地局(RBS)128を含む。話を簡単にするために、図11の無線アクセスネットワーク120は、RNCノードを具体的にはRNC126とRNC126の2つだけ持つことを示す。各RNC126は、Iubインタフェース上で1つ以上の基地局(BS)128に接続する。例えば、そして、この場合もやはり話を簡単にするために、2つの基地局ノードが各RNC126に接続することを示す。この点で、RNCは、基地局1281−1および基地局1281−2にサービス提供し、他方、RNC126は、基地局1282−1および基地局1282−2にサービス提供する。理解されるであろうが、各RNCが、異なる数の基地局にサービス提供してもよいし、またRNCが、同じ数の基地局にサービス提供する必要もない。さらに、図11は、RNCが、Iurインタフェース上でUTRAN124の中の1つ以上のRNCに接続されてもよいことを示す。さらに、当業者であれば、各種の前述の実施形態の議論に関連して呼ばれたように、当技術分野では基地局が時には無線基地局、ノードB、Bノードと呼ばれることも理解するであろう。図11の例では、無線ネットワーク制御ノードは、無線基地局ノードより「上位」のノードであると考えられる。
理解されるべきだが、無線アクセスネットワークの少なくとも1つかまたはたぶん複数のRNCが、1つ以上のコアネットワークへのインタフェースを有する。さらに、無線アクセスネットワーク内の異なるRNCによって制御されるセル間をUEが移動している場合に、確立された接続の継続をサポートすることを目的として、シグナリングネットワーク(例えばシグナリングシステムNo7)が、必要なRNC−RNCシグナリングをRNCが行えるようにする。
図示された実施形態では、話を簡単にするため、各基地局128は1つのセルにサービス提供することを示す。例えば基地局1281−2について、セルは円で表す。しかし当業者には理解されるであろうが、基地局は、2つ以上のセルについての無線インタフェースの両端間で通信するためにサービス提供してもよい。例えば、2つのセルが、同じ基地局設置場所にあるリソースを利用してもよい。さらに、各セルが、2つ以上のセクタに分割され、各セクタが1つ以上のセル/搬送波を有していてもよい。
図11に示すように、移動端末(MT)130は、1つ以上のセルまたは1つ以上の基地局(BS)128と無線インタフェース132上で通信する。異なる実施形態では、移動端末(MT)130は、例えばワイヤレス端末、移動局またはMS、ユーザ装置ユニット、ハンドセットまたはリモートユニットなど、異なる名前で知られてもよい。各移動端末(MT)は、無数のデバイスまたは装置のうち、例えば携帯電話、モバイルラップトップ、ポケベル、携帯情報端末、または他の類似の移動デバイス、SIP電話、マイクロソフト社のネットミーティング、プッシュトゥトーク・クライアントなどのリアルタイムアプリケーションを備えた据置き式コンピュータおよびラップトップなど、いかなるものであってもよい。無線アクセスネットワーク(RAN)20の少なくともUTRAN実装については、無線アクセスは、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)を利用し、個別の無線チャネルがCDMA拡散コードを用いて配分されることが望ましい。もちろん、他のアクセス方法が採用されてもよい。
さらに図11は、制御データとユーザデータとを転送するため、基地局128のうちの1つと移動端末(MT)130との間に異なるタイプのチャネルが存在してもよいことを、簡易なかたちで示す。例えば、フォワードつまりダウンリンク方向では、複数のタイプの同報チャネルと、1つ以上の制御チャネルと、1つ以上の共通トラヒックチャネル(CCH)と、専用トラヒックチャネル(DPCH)と、そして、本書で特に関心のある高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)とがある。ダウンリンク専用物理チャネル(DPCH)は、専用物理データチャネル(DPDCH)と専用物理制御チャネル(DPCCH)とを両方とも搬送する。前述のE−DCHチャネルおよびE−HICHチャネルも図11に示す。高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)と高速共有制御チャネル(HS−SCCH)とは、別のチャネルである。当業者には理解されるであろうが、高速共有制御チャネル(HS−SCCH)によって搬送されるシグナリングは、HS−SCCH TTIを、対応するHS−DSCH TTIより2スロット先に送信することによって行われる。HS−SCCHは、HS−PDSChチャネル上で受信するデータを移動端末が有するか否かを移動端末が分るように、移動端末へ送信される情報を含む。
RNC126は、HSDPAをサポートするようにセルを構成する。その後、それぞれのTTI送信で必要な電力と符号の量とを配分するのはノードB128の責任である。
図11に示すように、ノードBは、HSPDAチャネルのためのMAC−hsエンティティ163と、E−DCHチャネルのためのMAC−eエンティティ142とを含む。MAC−hsエンティティ140は、前述のエンハンスドスケジューラ、例えばエンハンスドスケジューラ135の実施形態を含んでもよい。同様に、UE130は、HSPDAチャネルのためのMAC−hsエンティティ150と、E−DCHチャネルのためのMAC−eエンティティ152とを含む。
理解されるであろうが、前述の1つ以上の実施形態および本明細書によって包含されるその他の実施形態において、MAC−hsエンティティ、MAC−eエンティティおよび/またはパケット・サービス・エンハンサは、個別のハードウェア回路を用いて、1つ以上の適切にプログラムされたデジタルマイクロプロセッサまたは汎用コンピュータに関連するソフトウェアプログラムおよびデータを用いて、特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて、および/または1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)を用いて実装されてもよい。
各種の実施形態を示して詳細に記述してきたが、請求項は、いかなる特定の実施形態または例にも限定されない。上記の記述はいずれも、いかなる特定の要素、ステップ、動作、範囲、または機能が必須であることを示唆していると解釈されるべきではない。本発明は、開示された実施形態に限定されるべきではなく、逆に、各種の修正形態および同等の構成をカバーすることが意図されている。

Claims (22)

  1. 基地局ノード(21)を含む電気通信システムにおいて使用される、前記基地局ノード(21)とユーザ装置ユニット(23)との間のエアインタフェースを介した高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)チャネルを操作する方法であって、該方法は、
    前記ユーザ装置ユニット(23)と前記基地局ノード(21)との間の前記チャネルにより搬送される、無線リンク接続の劣化の指標を取得するステップと、
    前記指標に従って、前記チャネルの前記無線リンク接続の送信優先度を変更するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記チャネルにより搬送される前記無線リンク接続の前記劣化の指標を取得する前記ステップは、前記無線リンク接続に関係する前記ユーザ装置ユニット(23)の前記基地局ノード(21)からの距離を示す距離指標を取得するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ユーザ装置ユニット(23)に対するダウンリンク送信およびアップリンク送信の一方または両方に対する送信優先度を変更するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記指標の関数として前記無線リンク接続に対する送信優先度を修正するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記指標は、前記ユーザ装置ユニット(23)に対する送信タイミングアドバンス(TA)から取得されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記指標は、前記ユーザ装置ユニット(23)に対する搬送波対干渉比(CIR)報告またはチャネル品質指標(CQI)から取得されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 第1の入力と第2の入力とを使用して前記無線リンク接続に対する公称送信優先度値を決定するステップであって、前記第1の入力は前記基地局ノード(21)の送信バッファ内に存在し前記無線リンク接続で使用するよう予定されているパケットの時間遅延に関連しており、前記第2の入力はチャネル品質指標(CQI)に関連している、ステップと、
    前記指標に関連する第3の入力を用いて前記公称送信優先度値を修正するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記基地局ノード(21)の送信バッファ内に存在し前記無線リンク接続で使用するよう予定されているパケットの時間遅延を決定するための複数のパラメータを使用するステップと、
    調整された時間遅延を形成するために、前記指標を使用して前記複数のパラメータの少なくとも1つの値を調整するステップと、
    前記無線リンク接続に対する修正された送信優先度を決定するために、前記調整された時間遅延を使用するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記基地局ノード(21)からの1組の距離範囲を決定するステップと、
    前記無線リンク接続に関与する前記ユーザ装置ユニット(23)が属する前記1組に関連する距離範囲に基づいて、前記複数のパラメータの少なくとも1つの値を調整するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記指標の関数として前記無線リンク接続に対する送信電力を修正するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記無線リンク接続に対する修正された送信電力を得るために送信電力を変更するステップと、
    送信時間間隔の中の前記無線リンク接続の順序を決定するために前記変更された送信電力を使用するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 基地局ノード(21)とユーザ装置ユニット(23)との間のエアインタフェースを介して高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)チャネルを送信する電気通信システムの基地局ノード(21)であって、該基地局ノードは、
    前記HSDPAチャネルを介して通信するよう構成された送受信機と、
    前記チャネルにより搬送される無線リンク接続の劣化の指標に従って、前記チャネルの無線リンク接続に関係する前記基地局ノード(21)と前記ユーザ装置ユニット(23)との間の無線リンク接続の送信優先度を変更するよう構成されたスケジューラと、
    を含むことを特徴とする基地局ノード。
  13. 前記チャネルにより搬送される前記無線リンク接続の前記劣化の指標は、前記無線リンク接続に関係する前記ユーザ装置ユニット(23)の前記基地局ノード(21)からの距離の指標を含むことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 前記スケジューラは、前記ユーザ装置ユニット(23)に対するダウンリンク送信およびアップリンク送信の一方または両方に対する送信優先度を変更するよう構成されることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  15. 前記スケジューラは、前記指標の関数として前記無線リンク接続に対する送信優先度を修正するよう構成されることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  16. 前記スケジューラは、前記ユーザ装置ユニット(23)に対する送信タイミングアドバンス(TA)から前記指標を取得するよう構成されることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  17. 前記スケジューラは、前記ユーザ装置ユニット(23)に対する搬送波対干渉比(CIR)報告またはチャネル品質指標(CQI)から前記指標を取得するよう構成されることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  18. 前記スケジューラは、
    第1の入力と第2の入力とを使用して前記無線リンク接続に対する公称送信優先度値を決定し、ここで、前記第1の入力は前記基地局ノード(21)の送信バッファ内に存在し前記ユーザ装置ユニット(23)に対する前記無線リンク接続で使用するよう予定されているパケットの時間遅延に関連し、前記第2の入力はチャネル品質指標(CQI)に関連しており、
    前記指標に関連する第3の入力を用いて前記公称送信優先度値を修正する、
    よう構成されることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  19. 前記スケジューラは、
    前記基地局ノード(21)の送信バッファ内に存在し前記ユーザ装置ユニット(23)に対する前記無線リンク接続で使用するよう予定されているパケットの時間遅延を決定するための複数のパラメータを使用し、
    調整された時間遅延を形成するために、前記指標を使用して前記複数のパラメータの少なくとも1つの値を調整し、
    前記無線リンク接続に対する修正された送信優先度を決定するために、前記調整された時間遅延を使用する、
    よう構成されることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  20. 前記基地局ノード(21)から1組の距離範囲が決定され、
    前記スケジューラは、前記無線リンク接続に関与する前記ユーザ装置ユニット(23)が属する前記1組に関連する距離範囲に基づいて、前記複数のパラメータの少なくとも1つの値を調整するよう構成されることを特徴とする請求項19に記載の装置。
  21. 電力制御ユニットをさらに含み、
    前記基地局ノード(21)は、前記指標に従って、前記無線リンク接続を介した送信のために前記電力制御ユニットで使用される変更送信電力を生成するよう構成されることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  22. 前記変更送信電力は前記指標の関数であることを特徴とする請求項21に記載の装置。
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