JP2009541902A - プレゼンス・サーバでのユーザ状態の遠隔更新 - Google Patents
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Abstract
プレゼンス・サーバ(122)でのユーザのユーザ状態を遠隔で更新するためのシステムおよび方法が開示される。通信サーバ(120)がクライアント・アプリケーション(132)を実行中のクライアント・デバイス(130)に通信サービスを提供し、通信サーバ(120)に結合されたプレゼンス・サーバ(122)がユーザ状態を監視すると仮定する。本発明の1つの実施形態で、状態更新システム(100)は、クライアント・アプリケーションを実行していない通信デバイス(140)からプレゼンス・サーバ(122)でのユーザ状態を更新するための要求を受信するように構成されたインターフェース・システム(112)を備える。状態更新システム(100)は、この要求に応じて、プレゼンス・サーバ(122)での通信サービスについてのユーザのユーザ識別子を識別し、プレゼンス・サーバ(122)に更新メッセージを送信して、ユーザ識別子によって示される通信サービスについてのユーザ状態を更新するように構成されたインターフェース・システム(112)に結合された処理システム(114)をさらに備える。
Description
本発明は一般に通信分野に関し、より詳細にはプレゼンス・サーバでのユーザ状態を遠隔で更新するための方法およびシステムに関する。
コンピュータおよび遠距離通信ネットワークで、プレゼンス情報はユーザの利用可能性および通信したいという意思を伝達する。クライアント・アプリケーションは、通信状態を伝達するために、ネットワーク上の別のユーザにプレゼンス情報を発行する。プレゼンス情報の1つの特定のアプリケーションには、インスタント・メッセージング・システムが関与する。インスタント・メッセージング・システムによって、コンピューティング・デバイスのユーザは、同時にオンライン上にあり、同様のクライアント・アプリケーションを操作している別のユーザにネットワークを介してメッセージを送信するためにクライアント・アプリケーションを操作することができる。ユーザはインスタント・メッセージングを用いて、典型的には「友人リスト」として知られているクライアント・アプリケーションの中のプレゼンス・リストに、別のユーザの情報を入力する。「友人リスト」の中のこれらの個人のうちの任意の人がクライアント・アプリケーションを使用してネットワークにログインする場合、ユーザはネットワーク上でのその人たちのプレゼンスを通知され、クライアント・アプリケーションを使用して双方向チャット・セッションを開始する選択肢を持つ。
インスタント・メッセージング・サーバは、クライアント・アプリケーションを通じて更新または変更されることが可能なユーザのユーザ状態を維持する。このユーザ状態は、通信のためのユーザの利用可能性を指定する。ユーザが最初にインスタント・メッセージング・サーバにログインするとき、ユーザのコンピュータ上で実行中のクライアント・アプリケーションは、自動的にユーザ状態を「オンライン」に設定する。多くのクライアント・アプリケーションでは、ユーザは手動でユーザ状態を変更することができる。例えばユーザが少しの間コンピュータから離れたいと思う場合、そのユーザが一時的に利用不可能であることを他の人たちに通知するために、ユーザ状態は「利用不可能」に変更されることが可能である。
これらの種類のシステムに伴う1つの問題は、現在インスタント・メッセージング・サーバにログインしているクライアント・アプリケーションを通じてしかユーザ状態が変更されることができないということである。例えば、ユーザはコンピュータから離れており、ユーザ状態が現在「オンライン」に設定されているとする。ユーザが「オンライン」から「離席」または「利用不可能」にユーザ状態を変更したいと思う場合、ユーザはコンピュータのところに戻り、クライアント・アプリケーションを通じて手動でユーザ状態を変更しなければならない。インスタント・メッセージング・クライアントのユーザ状態を更新するためにコンピュータのところに戻ることは、ユーザの場所によっては実行不可能であり、また時間の無駄となる場合がある。
本発明は、遠隔通信デバイス(例えば携帯電話、PDA等)を通じてプレゼンス・サーバでのユーザ状態を遠隔で更新するためのシステムおよび方法を用いて、上述の問題およびその他の問題を解決する。クライアント・デバイス(例えばコンピュータ)のクライアント・アプリケーションが通信サーバ(例えばインスタント・メッセージング・サーバ)にログインされている場合、通信サーバに結合されたプレゼンス・サーバはユーザ状態を監視する。本明細書の特徴および態様によって、ユーザはクライアント・アプリケーションを実行していない通信デバイス(例えば電話機)を使用して、プレゼンス・サーバでのユーザ状態を更新してもよい。ユーザはもはや、ユーザ状態を変更するために、自分のコンピュータのところに戻り、クライアント・アプリケーションを通じてプレゼンス・サーバにアクセスしなくてもよい。ユーザは有利にも、実質的にどんな場所からでも、プレゼンス・サーバでのユーザ状態を更新することができる。
本発明の1つの実施形態は、プレゼンス・サーバでのユーザ状態を更新するように構成された状態更新システムを備える。通信サーバは、クライアント・デバイスで実行されるユーザのクライアント・アプリケーションにインスタント・メッセージング・サービスなどの通信サービスを提供するように構成されており、通信サーバに結合されたプレゼンス・サーバは、通信サービスのためにユーザのユーザ状態を監視する。この状態更新システムは、クライアント・アプリケーションを実行していない通信デバイスから、プレゼンス・サーバでのユーザ状態を更新するための要求を受信するように構成されたインターフェース・システムを備える。例えば、クライアント・アプリケーションを実行するクライアント・デバイスはユーザのPCであってもよく、その一方でクライアント・アプリケーションを実行していない通信デバイスは、ユーザの携帯電話を備えてもよい。この状態更新システムは、要求に応じてプレゼンス・サーバでのユーザについてのユーザ識別子を識別し、ユーザ識別子に基づいてプレゼンス・サーバでのユーザ状態を更新するために、プレゼンス・サーバに更新メッセージを送信するように構成されたインターフェース・システムに結合された処理システムをさらに備える。
本発明の別の実施形態は、クライアント・アプリケーションを実行しているクライアント・デバイスに通信サービスを提供する通信サーバに結合されたプレゼンス・サーバでのユーザ状態を更新するための方法であって、プレゼンス・サーバが通信サービスについてのユーザのユーザ状態を監視する方法を備える。この方法は、クライアント・アプリケーションを実行していない通信デバイスから、プレゼンス・サーバでのユーザ状態を更新するための要求を受信するステップと、通信デバイスについてのユーザのユーザ識別子を識別するステップと、ユーザ識別子に基づいてプレゼンス・サーバでのユーザ状態を更新するために、プレゼンス・サーバに更新メッセージを送信するステップとを備える。
本発明は、以下で説明される別の例示的な実施形態を含んでもよい。
すべての図面で、同じ参照番号は同じ要素、または類似の要素を表す。
図1〜5および以下の説明は、本発明の作成法および使用法を当業者に教示するために、本発明の特定の例示的実施形態を示すものである。発明の原理を教示する目的で、本発明の一部の従来の態様は簡略化または省略されている。当業者であれば、本発明の範囲内に入る、これらの実施形態に由来する変形形態を認識することであろう。以下で説明される特徴は、本発明の多数の変形形態を形成するために様々な方法で組み合わせられることが可能であることを当業者には理解されたい。結果として、本発明は以下で説明される特定の実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲およびそれらの等価物によってのみ限定される。
図1は、本発明の例示的な実施形態におけるプレゼンス・サーバ122でのユーザ状態を遠隔で更新するための状態更新システム100を示す。通信サーバ120は、インスタント・メッセージング・サービスなどの通信サービスを、クライアント・デバイス130で実行中のクライアント・アプリケーション132にネットワークを介して提供するように構成されている。通信サーバ120はプレゼンス・サーバ122に結合されており、プレゼンス・サーバ122は、通信サービスのためにクライアント・デバイス130のユーザのユーザ状態(不図示)を監視するように構成されている。ユーザ状態は、ユーザの通信の意思または利用可能性をピア・ユーザに通信するように構成された任意のメッセージであってよい。
状態更新システム100は、プレゼンス・サーバ122でユーザのユーザ状態を更新するために、ネットワークを介してプレゼンス・サーバ122と通信する。状態更新システム100は、インターフェース・システム122および処理システム114を備える。インターフェース・システム112は、ユーザが通信デバイス140を通じて状態更新システム100とインターフェースすることを可能にするために、状態更新システム100に与えられる。インターフェース・システム112に結合された処理システム114は、クライアント・デバイス140を使用するユーザからの要求を処理して、プレゼンス・サーバ122のユーザ状態を更新するために、状態更新システム100に与えられる。
通信サーバ120は、インスタント・メッセージング・サービスなどの通信サービスを、ネットワークを通じてクライアント・デバイス130に提供する任意のシステム、サーバまたはデバイスを備える。クライアント・デバイス130は、通信サーバ120から通信サービスを受信するために、クライアント・アプリケーション132を実行する。例えば、クライアント・デバイス130はPCであってよく、クライアント・アプリケーション132はインスタント・メッセージング・アプリケーションであってよい。プレゼンス・サーバ122はユーザ状態を監視し、ピア・デバイス150を通じてピア・ユーザにユーザ状態を発行してもよい。通信サービスによって、個人はコンピュータ、PDA、電話機等のクライアント・デバイスを通じて、1人または複数の別の個人と通信することができる。通信サービスの例は、インスタント・メッセージング、チャット・システム、オンライン・ゲーム・システム等を含む。
プレゼンス・サーバ122のユーザ状態は、従来はクライアント・アプリケーション132を通じて変更される。例えば、ユーザが最初にクライアント・デバイス130を通じて通信サーバ120にログインするとき、プレゼンス・サーバ122のユーザ状態は「オンライン」に設定されてもよい。クライアント・アプリケーション132は、ユーザが最初のログインの後でユーザ状態を手動で変更することができるように構成されてもよい。例えば、ユーザがクライアント・デバイス130を離れる場合、ユーザはクライアント・アプリケーション132を通じて、ユーザ状態を手動で「離席」に変更してもよい。
ピア・デバイス150は、ピア・クライアント・アプリケーション152を利用して、通信サーバ120およびプレゼンス・サーバ122にネットワークを通じてアクセスし、通信サーバ120から通信サービスを受信してもよい。ピア・クライアント・アプリケーション152は、クライアント・アプリケーション132と同種のソフトウェア・アプリケーションであってもよい。例えば、ピア・クライアント・アプリケーション152およびクライアント・アプリケーション132は、両方ともインスタント・メッセージング・アプリケーションであってもよい。さらに、ピア・クライアント・アプリケーション152およびクライアント・アプリケーション132は、同じ、または同種の通信サービスを通信サーバ120から受信していてもよい。プレゼンス・サーバ122でユーザ状態が変わる場合、ピア・ユーザは更新されたユーザのユーザ状態を、ピア・クライアント・アプリケーション152を通じて受信してもよい。
ユーザがクライアント・アプリケーション132を実行中のクライアント・デバイス130から離れる場合、その人はピア・クライアント・アプリケーション152を利用しているピア・ユーザと通信するための利用不可能性を示すために、プレゼンス・サーバ122のユーザ状態を手動で変更することを忘れてもよい。例えば、ユーザは会議に出席するために、自分のオフィスを離れることがある。ピア・ユーザが通信サーバ120を通じてそのユーザとの通信を試みる場合、ユーザからの即時の応答は間に合わないことがある。上述の状況を回避するために、ユーザは、通信サーバ120を通じて別のユーザと通信するための利用不可能性を反映するために、プレゼンス・サーバ122のユーザ状態を遠隔で更新することを求めてもよい。ユーザは、状態更新システムにアクセスするために、クライアント・アプリケーション132を実行していなくてもよい通信デバイス140を使用し、プレゼンス・サーバ122のユーザ状態を遠隔で更新してもよい。
図2は、本発明の例示的な実施形態におけるプレゼンス・サーバ122のユーザ状態を遠隔で更新するための方法200を示す流れ図である。方法200のステップは、図1を参照して説明される。図2の流れ図のステップはすべてが含まれるわけではなく、また示されていない別のステップを含んでもよい。
ステップ202で、インターフェース・システム112は通信デバイス140を使用して、プレゼンス・サーバ122のユーザ状態を更新するための要求をユーザから受信する。通信デバイス140は、メッセージを送信するように構成された任意の通信デバイスを備えてもよい。例示的なデバイスは、電話呼び出しを与えるように構成された電話機、テキスト・メッセージを与えるように構成された携帯電話またはPDA、またはインターネット・サーバからウェブ・ページもしくはその他のインターネット・サービスを受信するように構成されたコンピュータ、PDAもしくはウェブ対応電話機を含む。
ステップ204で、処理システム114は通信サーバ120のユーザについてのユーザ識別子を識別する。ユーザ識別子はユーザ名、パスワード、ピン番号、または通信サーバ120のユーザのための通信サービスを識別する何らかのその他の情報を備えてもよい。処理システム114は、ユーザ識別子を与えるようにユーザにプロンプトを出すことによって、ユーザ識別子を識別してもよい。通信サーバ120およびプレゼンス・サーバ122が状態更新システム100を備えるコア・ネットワークの一部ではない場合、ユーザ識別子はさらに、プレゼンス・サーバ122のアイデンティティおよび/または場所を識別してもよい。例えば、ユーザ識別子はユーザ名およびドメイン・アドレスを備えてもよい。
ステップ206で、処理システム114は、ユーザ識別子によって示された通信サービスについてのユーザ状態を更新するようにプレゼンス・サーバ122に指示する更新メッセージをプレゼンス・サーバ122に送信する。この更新メッセージは、ユーザ状態を更新するようプレゼンス・サーバ122に指示するように構成された任意のメッセージであってよい。この更新メッセージはさらに、通信デバイス140のユーザをプレゼンス・サーバ122に対して承認するために、ユーザ名および/またはパスワードなどの承認証明を備えてもよい。更新メッセージの受信に応じて、プレゼンス・サーバ122は、状態更新システム100に対する要求の中で指定された、更新されたユーザ状態を反映するために、ユーザ状態を更新してもよい。
状態更新システム100は、通信デバイス140のユーザからインターフェース・システム112を通じて状態変化の選択を受信し、ユーザからの選択に基づいてユーザ状態を更新するために、更新メッセージをプレゼンス・サーバ122に送信するように、さらに構成されてもよい。例えばユーザは、「利用不可能」、「離席」等への状態変化を示す数字で表された選択肢を入力するために、通信デバイス140を使用してもよい。プレゼンス・サーバ122が更新メッセージを受信することに応じて、ユーザのユーザ状態は更新されてもよい。ピア・ユーザは、ユーザの更新されたユーザ状態を受信してもよい。
図3は本発明の別の例示的実施形態における、ユーザ状態がインスタント・メッセージングの状態を備える、プレゼンス・サーバ322のユーザ状態を遠隔で更新するための状態更新システム300を示す。インスタント・メッセージング・サーバ320はネットワークを介して、インスタント・メッセージング・アプリケーション332を実行中のコンピュータ330にインスタント・メッセージング・サービスを提供する。コンピュータ330は代替として、インスタント・メッセージング・アプリケーション332を実行することができる任意のコンピューティング・デバイス(例えばPDAまたは携帯電話)であってもよい。インスタント・メッセージング・サーバ320に結合されたプレゼンス・サーバ332は、インスタント・メッセージング・アプリケーション332を使用しているユーザのインスタント・メッセージングの状態を監視するように構成されている。
状態更新システム300は、ネットワークを介して通信サーバ320と通信する。状態更新システム300は、インターフェース・システム312および処理システム314を備える。インターフェース・システム312はさらに、電話機340などの通信デバイスとインターフェースするために与えられた双方向音声応答システム316を備える。状態更新システム300はさらに、プレゼンス・サーバ322のユーザのユーザ状態を遠隔で更新するためにインターフェース・システム312に結合された処理システム314を備える。図3で説明される実施形態の中で、インスタント・メッセージング・サーバ320およびプレゼンス・サーバ322は、状態更新システム300を備えるコア・ネットワークの一部ではなく、第三者によって操作されてもよい。状態更新システム300は、第三者の販売業者によって操作されるプレゼンス・サーバ322のユーザ状態を遠隔で更新するように構成されている。
例えばユーザが、コンピュータ330で実行中のインスタント・メッセージング・クライアント332を通じて、自分のインスタント・メッセージング・アカウントにログインしていると仮定する。ユーザのインスタント・メッセージング状態は現在、インスタント・メッセージングのメッセージを受信するためにユーザが利用可能であることを示す「オンライン」である。さらに、ユーザが通信のための利用不可能性を反映するために自分のインスタント・メッセージング状態を変えずに、コンピュータ330の付近を離れたと仮定する。ユーザが自分のインスタント・メッセージング状態を更新したいと思う場合、従来ユーザは、コンピュータ330を通じてそれを行わなければならなかった。本明細書の特徴および態様によって、ユーザは実質的にインスタント・メッセージング・アプリケーション332を実行していない任意の通信デバイスを通じて、自分のインスタント・メッセージング状態を遠隔で更新することができる。「遠隔更新」とは、携帯電話、電話機等のインスタント・メッセージング・アプリケーション332を実行していないコンピュータ330以外のデバイスを通じて、インスタント・メッセージング状態を更新することを指す。例えば、ユーザは会議のためにコンピュータ330から離れる場合、自分のインスタント・メッセージング状態を遠隔で更新するために、会議室で見つけた電話機340を使用してもよい。
図3で説明されている実施形態の中で、ユーザは状態更新システム300に電話をかけて自分のインスタント・メッセージング状態を遠隔で更新するために、電話機340を使用する。回路呼び出し制御機能360は状態更新システム300への呼び出しを受信し、双方向音声応答システム316に呼び出しを発送する。電話機340から電話呼び出しを受信することに応じて、状態更新システム300は最初に電話機340のユーザを承認してもよい。状態更新システム300に電話をかける代わりに、ユーザは、ユーザ状態を変更するための機能コードとともにテキスト・メッセージを状態更新システム300に送信するために、電話機340を使用してもよい。
図4は、本発明の例示的な実施形態における、プレゼンス・サーバ322のインスタント・メッセージング状態を遠隔で更新することを望むユーザを承認するための方法400を示す流れ図である。方法400のステップは、図3を参照して説明される。図4の流れ図のステップはすべてが含まれるわけではなく、図示されていないその他のステップを含んでもよい。
ステップ402で、インターフェース・システム312は、インスタント・メッセージング識別子および承認証明を求めて、電話機340のユーザにプロンプトを出す。例えば、このプロンプトは双方向音声応答システム316から来てもよい。インスタント・メッセージング識別子は、インスタント・メッセージング・サーバ320およびプレゼンス・サーバ322でユーザのインスタント・メッセージング・アカウントを識別するために使用されてもよい。承認証明は、インスタント・メッセージング・サーバ320および/またはプレゼンス・サーバ322に対して電話機340のユーザを承認するために使用されてもよい。さらに、承認証明は状態更新システム300に対して電話機340のユーザを承認するために使用されてもよい。例えばインスタント・メッセージング識別子は、jdoe@instant_messaging_serverなどのインスタント・メッセージング・サーバ320にアクセスするために典型的にユーザが入力するユーザ名である。さらに承認証明は、インスタント・メッセージング・サーバ320にアクセスするためにユーザ名とともにユーザによって使用されるパスワードを備えてもよい。
ステップ404で、処理システム314は電話機340のユーザから承認証明およびインスタント・メッセージング識別子を受信する。電話機340のユーザのインスタント・メッセージング識別子は、電話機340のユーザによって与えられる情報を受信することによって識別される。
インスタント・メッセージング識別子を求めてユーザにプロンプトを出す代わりに、処理システム314は、ユーザによって与えられる別の情報から、電話機340のユーザについてのインスタント・メッセージング識別子を識別してもよい。例えば、インスタント・メッセージング識別子は処理システム314の中に格納されてもよい。電話機340のユーザから情報を受信することに応じて、処理システム314は、格納されたインスタント・メッセージング識別子の1つまたは複数のフィールドを、電話機340のユーザによって与えられる情報のうちの1つまたは複数の部分とマッチさせることによって、処理システム314に格納されたインスタント・メッセージング識別子を検出するために情報の1つまたは複数の部分を使用してもよい。
ステップ406で、処理システム314は前述の承認方法を通じて電話機340のユーザを承認する。例えば、処理システム314は処理システム314の中に、ユーザについてのインスタント・メッセージング識別子および承認証明(例えばユーザ名およびパスワード)を格納してもよい。処理システム314は、電話機340のユーザからインスタント・メッセージング識別子および承認証明を受信してから、電話機340のユーザによって与えられたインスタント・メッセージング識別子が知られているインスタント・メッセージング識別子にマッチするかどうかを判定するために、格納されたインスタント・メッセージング識別子および承認証明の記録をチェックしてもよい。処理システム314が電話機340のユーザによって与えられたインスタント・メッセージング識別子にマッチする、格納されたインスタント・メッセージング識別子を検出する場合、処理システム314はさらに、格納されたインスタント・メッセージング識別子についての格納された承認証明が、電話機340のユーザによって与えられた承認証明にマッチするかどうかを判定してもよい。電話機340のユーザによって与えられたインスタント・メッセージング識別子と承認証明との両方が格納されたインスタント・メッセージング識別子および承認証明にマッチする場合、電話機340のユーザは適切に承認される。
ステップ408で、処理システム314は、プレゼンス・サーバ322に対して電話機340のユーザを承認するために、インスタント・メッセージング識別子および/または承認証明をプレゼンス・サーバ322に送信してもよい。プレゼンス・サーバ322は処理システム314からインスタント・メッセージング識別子および/または承認証明を受信し、電話機340のユーザがプレゼンス・サーバ322でアカウントを有するかどうかを判定するために、格納されたプレゼンス・サーバ322のユーザのアカウント記録をチェックする。アカウント記録は、インスタント・メッセージング識別子に基づいていてもよい。プレゼンス・サーバ322でアカウント記録が見つけ出される場合、プレゼンス・サーバ322はさらに、電話機340のユーザについて、パスワードなどの承認証明が適切であるかどうかを判定してもよい。電話機340のユーザがプレゼンス・サーバ322によって適切に承認される場合、プレゼンス・サーバ322は、電話機340のユーザが適切に承認されたことを処理システム314に指示する肯定応答メッセージを処理システム314に返送してもよい。一旦肯定応答メッセージがプレゼンス・サーバ322から処理システム314によって受信されると、処理システム314は、少なくとも1つの状態の選択肢を備えるメニューを電話機340のユーザに与えてもよい。
ステップ410で、処理システム314がユーザを承認することに応じて、双方向音声応答システム316は、少なくとも1つの状態の選択肢を備えるメニューを電話機340のユーザに与える。状態の選択肢は、ユーザがピア・ユーザに対して表示されるために選択することができる状態である。例えば、1つのインスタント・メッセージング状態の選択肢は、インスタント・メッセージング状態を「離席」に変更するための選択肢を備えてもよい。
ステップ412で、双方向音声応答システム316は、状態選択肢のうちの1つのユーザからの選択を受信する。例えば、電話機340のユーザは、インスタント・メッセージング状態を「離席」に変更するために「1」を押してもよい。ユーザからの選択を受信した後、処理システム314は更新メッセージをプレゼンス・サーバ322へ送信する。
図5は、本発明の別の例示的実施形態における、プレゼンス・サーバ322のアイデンティティおよび場所を判定するための方法500を示す流れ図である。方法500のステップは、図3に関して説明される。図5の流れ図のステップはすべてが含まれるわけではなく、図示されていないその他のステップを含んでもよい。
図5で説明される実施形態の中で、状態更新システム300は更新メッセージをプレゼンス・サーバ322へ送信する前に、特定のプレゼンス・サーバ322およびプレゼンス・サーバ322のネットワークの場所を識別する。処理システム314は、プレゼンス・サーバ322についてのドメイン識別子およびネットワーク・アドレスを識別するために、ユーザによって与えられるインスタント・メッセージング識別子を使用してもよい。例えば、インスタント・メッセージング識別子はユーザ名jdoe@imserver1およびそのユーザ名に関連したパスワードを備えてもよい。
ステップ502で、処理システムは、電話機340のユーザによって与えられるインスタント・メッセージング識別子を受信することに応じて、プレゼンス・サーバ322についてのドメイン識別子を識別する。この例では、処理システム314は、@の文字の左側にあるユーザ名の内容を廃棄し、imserver1のドメイン識別子を残すことによってドメイン識別子を識別してもよい。処理システム314は、ドメインimserver1でのプレゼンス・サーバ322のユーザとして、電話機340のユーザを識別してもよい。
ステップ504で、処理システム314はプレゼンス・サーバ322のプロトコルを識別する。処理システム314は、1つまたは複数のメッセージング・サーバ320に関連したプロトコルをメモリの中に格納してもよい。プレゼンス・サーバ322についてのプロトコルがメモリの中に格納されていない場合、処理システム314はプロトコルを取得するために、サーバに問い合わせてもよい。
ステップ506で、処理システム314は、ドメイン識別子からプレゼンス・サーバ322についてのネットワーク・アドレスを識別する。説明されている例では、処理システム314はimserver1についてのネットワーク・アドレスを判定するためにDNSテーブルを使用してもよい。
ステップ508で、処理システム314は更新メッセージをプレゼンス・サーバ322のプロトコルに変換する。例えば更新メッセージは、ユーザのためのユーザ名、ユーザのためのパスワード、および更新されたインスタント・メッセージング状態のメッセージの数字で表された選択を含むHTTP形式の要求を具体化してもよい。
ステップ510で、処理システム314はネットワーク・アドレスで、プレゼンス・サーバ322へネットワークを通じて更新メッセージを送信する。例えば更新メッセージは、ユーザからの少なくとも1つの状態選択肢の選択、およびプレゼンス・サーバ322の自分のインスタント・メッセージング状態を変更したいと思っているユーザについてのインスタント・メッセージング識別子を指定するSQLステートメントの形態であってもよい。
更新メッセージを受信することに応じて、プレゼンス・サーバ322は、ユーザによって要求された、更新されたインスタント・メッセージング状態を反映するために、インスタント・メッセージング状態を更新する。プレゼンス・サーバ322に接続されたピア・デバイス340で実行中のピア・クライアント・アプリケーション352を使用するピア・ユーザは、ユーザの更新されたインスタント・メッセージング状態を指定する「友人リスト」に対する更新を受信してもよい。
状態更新システム300は、電話機340を通じてユーザから要求を受信する実施形態で説明されている。本発明の代替の実施形態では、状態更新システム300は、インターネット機能を有するPDAなどの別の種類の通信デバイスから、プレゼンス・サーバ322のユーザのインスタント・メッセージング状態を更新するための要求を受信してもよい。例えばPDAのユーザには、状態更新システム300のためのウェブ・サイトを備えてよい。インターフェース・システム314は、ウェブ・サーバを備えてもよい。PDAのユーザはウェブ・サイトを訪れて、インターフェース・システム314からフォームを備えるウェブ・ページを要求してもよい。インターフェース・システム314は、ウェブ・ページを求める要求に応じてフォームを提供してもよい。このフォームは、プレゼンス・サーバ322でのインスタント・メッセージング・サービスについてのユーザ名およびパスワードなど、PDAのユーザのインスタント・メッセージング識別子および承認証明を提供するために、そのユーザについての1つまたは複数のフィールドを備えてもよい。このフォームはさらに、少なくとも1つの状態選択肢のメニューを備えてもよい。
PDAのユーザはフォームを完成させ、少なくとも1つの選択肢を選択し、状態更新システム300にフォームを提出してもよい。状態更新システム300は、インターフェース・システム314を使用するフォームでPDAのユーザによって与えられる情報を受信する。
処理システム314は要求を受信することに応じて、プレゼンス・サーバ322についてのユーザのインスタント・メッセージング識別子を識別する。この例では、処理システム314は第2デバイスのユーザによって与えられるユーザ名に基づいて、PDAのユーザについてのインスタント・メッセージング識別子を識別してもよい。インスタント・メッセージング識別子を識別することに応じて、処理システム314はプレゼンス・サーバ322へ更新メッセージを送信する。更新メッセージは、第2デバイスのユーザによる少なくとも1つの状態選択肢の選択に基づいて処理システム314によって変換され、プレゼンス・サーバ322へ送信される。
本明細書では特定の実施形態が説明されたが、本発明の範囲はそれらの特定の実施形態に限定されるわけではない。本発明の範囲は、冒頭の特許請求の範囲およびその任意の等価物によって定義される。
Claims (10)
- クライアント・デバイス(130)上で実行中のクライアント・アプリケーション(132)に通信サービスを提供するように構成された通信サーバ(120)に結合されたプレゼンス・サーバ(122)でのユーザのユーザ状態を更新するための状態更新システム(100)であって、前記プレゼンス・サーバ(122)が、前記通信サービスについての前記ユーザの前記ユーザ状態を監視するように構成されており、前記状態更新システム(100)が、
前記クライアント・アプリケーション(132)を実行していない通信デバイス(140)から前記プレゼンス・サーバ(122)上での前記ユーザ状態を更新するための要求を受信するように構成されたインターフェース・システム(112)と、
前記要求に応じて、前記通信サーバ(120)での前記通信サービスについての前記ユーザのユーザ識別子を識別するように構成され、前記プレゼンス・サーバ(122)に更新メッセージを送信して、前記ユーザ識別子によって示される前記通信サービスについての前記ユーザ状態を更新するように構成された、前記インターフェース・システム(112)に結合された処理システム(114)とを特徴とする状態更新システム(100)。 - 前記処理システム(114)は、前記インターフェース・システム(112)を通じて前記通信デバイス(140)の前記ユーザから状態変更の選択を受信し、前記プレゼンス・サーバ(122)に前記更新メッセージを送信して、前記ユーザからの前記選択に基づいて前記ユーザ状態を更新するように構成された請求項1に記載の状態更新システム(100)。
- 前記処理システム(114)は、前記プレゼンス・サーバ(122)に前記更新メッセージを送信する前に、前記ユーザを承認するようにさらに構成された請求項1に記載の状態更新システム(100)。
- 前記処理システム(114)は、前記プレゼンス・サーバ(122)のプロトコルを識別し、前記更新メッセージを前記プロトコルに変換するようにさらに構成された請求項1に記載の状態更新システム(100)。
- 前記通信サーバ(120)はインスタント・メッセージング・サーバ(320)を備え、前記通信サービスはインスタント・メッセージング・サービスを備え、前記プレゼンス・サーバ(122)はインスタント・メッセージング状態を監視する請求項1に記載の状態更新システム(100)。
- クライアント・デバイス上で実行中のクライアント・アプリケーションに通信サービスを提供するように構成された通信サーバに結合されたプレゼンス・サーバでのユーザのユーザ状態を更新するため方法であって、前記プレゼンス・サーバが、前記通信サービスについての前記ユーザの前記ユーザ状態を監視するように構成されており、
前記クライアント・アプリケーションを実行していない通信デバイスから前記ユーザ状態を更新するための要求を受信するステップと、
前記要求に応じて、前記通信サービスについての前記ユーザのユーザ識別子を識別するステップと、
前記プレゼンス・サーバに更新メッセージを送信して、前記ユーザ識別子によって示される前記通信サービスについての前記ユーザ状態を更新するステップとを特徴とする方法。 - 前記通信デバイスを使用して、前記ユーザから状態変更の選択を受信するステップと、
前記プレゼンス・サーバに前記更新メッセージを送信して、前記ユーザの前記選択に基づいて前記ユーザ状態を更新するステップとをさらに備える請求項6に記載の方法。 - 前記プレゼンス・サーバに前記更新メッセージを送信する前に、前記ユーザを承認するステップをさらに備える請求項6に記載の方法。
- 前記プレゼンス・サーバについてのプロトコルを識別するステップと、
前記更新メッセージを前記プロトコルに変換するステップとをさらに備える請求項6に記載の方法。 - 前記通信サーバはインスタント・メッセージング・サーバを備え、前記通信サービスはインスタント・メッセージング・サービスを備え、前記プレゼンス・サーバはインスタント・メッセージング状態を監視する請求項6に記載の方法。
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