JP2009537476A - N−エチル−2−ピロリドン(nep)の連続製造法 - Google Patents

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Abstract

γ−ブチロラクトン(GBL)とモノエチルアミン(MEA)とを液相中で反応させることによりN−エチル−2−ピロリドン(NEP)を連続的に製造するあたり、GBL及びMEAを1:1.08〜1:2の範囲内のモル比で使用し、かつ前記反応を、320〜420℃の範囲内の温度及び70〜120barの範囲内の絶対圧で実施する、N−エチル−2−ピロリドン(NEP)の連続製造法。

Description

本発明は、γ−ブチロラクトンとモノエチルアミンとを液相中で反応させることによるN−エチル−2−ピロリドン(NEP)の連続製造法に関する。
NEPは特定の有利な性質のために、化学工業にとって重要で多面的な溶剤及び反応媒体である。
NEPのとりわけ好都合な毒性学的性質に基づいて、これは有利に他の溶剤を置換することができる;国際公開(WO-A)第05/090447号(BASF AG)参照。
特許(JP-B)第74 020 585号公報(Mitsubishi Chem. Ind. Ltd.)には、水の存在で200〜300℃でのGBL及び第一級アルキルアミンからのピロリドン類の製造が記載されている。
特許(JP-B)第47 021 420号公報(Mitsubishi Chemical Inds)は同様に、水の存在でのGBL及び第一級アルキルアミンからのピロリドン類の製造に関する。
特開(JP-A)2001 002638号公報(Tonen Kagaku KK)には、蒸留塔の下部で液体の滞留時間及び温度を適合させることによる純ピロリドン類の製造が開示されている。
特開(JP-A)2001 354646号公報(Mitsubishi Chem. Corp.)には、GBL及びNH3、第一級アミン、第二級アミン及び/又は第三級アミンから製造されるピロリドン組成物が記載されている。
米国特許(US)第4,885,371号明細書(GAF Chemicals Corp.)は、触媒量の水素化ホウ素の存在でのN−アルキルラクタムの、相応するラクトン及びアルキルアミンからの製造に関する。
欧州特許出願公開(EP-A)第1 004 577号明細書(Mitsubishi Chem. Corp.)には、GBL又は4−ヒドロキシ酪酸とアルキルアミン混合物との反応によるN−アルキル−2−ピロリドンの製造が教示されており、その際にアルキルアミン混合物中で第一級アミンの含量は≦85質量%である。
欧州特許出願公開(EP-A)第1 201 652号明細書(Dairen Chem. Corp.)には、結晶質アルミノケイ酸塩ゼオライト触媒及び水の存在でのラクトンからのラクタムの製造方法が記載されている。
本発明によれば、技術水準からはとりわけ次の欠点が生じることがわかった:
a)NEPの低い空時収率、
b)合成におけるより大量の水の使用、これはとりわけNEPの低い空時収率と、出発物質の予熱及び反応排出物の後処理のための高いエネルギーコストとをまねく、及び
c)GBLを基準として大モル過剰量のモノエチルアミン、これは反応排出物の後処理及び未反応モノエチルアミンの回収の際の高い技術的費用、ひいては高い投資コスト及びエネルギーコストを必要とする。
本発明の基礎となる課題は、技術水準の1つ又はそれ以上の欠点を克服しつつ、高い収率及び空時収率(RZA)及び高い品質(例えば純度>99.5質量%、APHA色数≦20、GBL残存含量<0.05質量%)でNEPの改良された選択的製造法を見出すことであった。
それに応じて、γ−ブチロラクトン(GBL)とモノエチルアミン(MEA)とを液相中で反応させることによるN−エチル−2−ピロリドン(NEP)の連続製造法が見出され、前記方法は、GBL及びMEAを1:1.08〜1:2の範囲内のモル比で使用し、かつ前記反応を320〜420℃の範囲内の温度及び70〜120barの範囲内の絶対圧で実施することにより特徴付けられている。
好ましくは、本発明による反応は、330〜410℃の範囲内の温度で、特に340〜380℃の範囲内の温度で、極めて殊に345〜370℃の範囲内、例えば350〜366℃の範囲内の温度で、実施される。
本発明による反応は、好ましくは70〜110barの範囲内の絶対圧で、特に80〜110barの範囲内の絶対圧、極めて殊に80〜105barの範囲内、例えば90〜100barの範囲内の絶対圧で実施される。
供給原料であるGBL:モノエチルアミンのモル比は、本発明による方法において好ましくは1:(1.01〜2.0)、さらに好ましくは1:(1.02〜1.5)、特に1:(1.03〜1.3)、極めて殊に1:(1.04〜1.2)、極めて殊に好ましくは1:(1.04〜1.15)、例えば1:1.14である。
供給原料混合物は反応器入口で、水を好ましくは40質量%未満、例えば15質量%未満、特に10質量%未満、極めて特に5質量%未満、殊に1質量%未満、例えば0〜0.9質量%含有する。特に好ましい一実施態様において、供給原料混合物は水を含有しない。
本発明による方法は、例えば次のように実施されることができる:
反応器として、直立したスリムな高圧管が好ましくは利用され、これには好ましくはバイパス(Umgang)を有する熱交換器の後方に、圧力調節器を介して制御される減圧弁が設けられている。フィード流は、好ましくは反応器排出物により予熱されるので、反応器中で発熱により本発明による反応温度は調節されることができる。反応器中には、好ましくは複数のシーブトレイが、逆混合の防止及び栓流のより良好な確立(いわば撹拌釜カスケード)のために組み込まれている。シーブトレイの数は、例えば10〜40、好ましくは20〜30であってよい。
MEAは、好ましくは水溶液中で、例えば60〜80質量%溶液として、特に≦40質量%の、殊に≦31質量%の、極めて特に≦28.5質量%の溶液として使用され、その際に好ましくは水は前記反応器への供給前に、好ましくは蒸留により、分離される。
MEAは、好ましくは≧90質量%、特に≧98質量%、極めて殊に≧99.8質量%の純度(水不含で計算)で、及び使用される。
好ましくは液状のモノエチルアミンは、場合により後処理(下記参照)から回収されたモノエチルアミンと混合されて、ポンプ、例えば膜ポンプを用いて、好ましくは伝熱式熱交換器Wを経て及び好ましくは例えば蒸気で操作されるヒーターを経て、反応器、好ましくは管形反応器の下端へポンプ輸送される(好ましい昇流運転方式(Sumpffahrweise))。
GBLは、ポンプ、例えば膜ポンプを用いて、好ましくは例えば蒸気で操作されるヒーターを経て、同様に反応器、好ましくは管形反応器の下端へ送られ、その際に供給原料の混合が行われ、かつ供給原料GBL及びモノエチルアミンは前記の本発明によるモル比で存在する。
液状のモノエチルアミン及びGBLは、特に好ましい一実施態様において、管形反応器に反応器底部の中央で2流体インゼクターにより別個に供給される。GBLはこの場合に高い流量(好ましくは4〜12m/s)で、中央ノズルを経て導通されるのに対し、液状のモノエチルアミンはこのノズルの外側で環状ギャップを経て反応器へ達する。出発物質は、この場合に駆動ジェットとして循環管中へ導通され、この循環管は反応器の入口領域内に存在し、自由管断面積の約3分の1を包囲し、かつ好ましくは1.5〜2.0mの長さを有する。循環管の外側で行われ、かつ駆動ジェットにより維持される液体の再循環は、前記の本発明によるモル比での反応相手の強力な初期の接触をもたらす。
前記反応器中で、前記の温度及び圧力下に、GBLとモノエチルアミンとを液相中で発熱反応で連続的に反応させてNEPが得られる。
前記反応は、好ましくは触媒の不在で実施される。
反応器負荷は、好ましくは、0.5〜2kg GBL/(l反応器・h)、特に1.0〜1.5kg GBL/(l反応器・h)の範囲内である。
反応器中での、もしくは複数の反応器が使用される場合(さらに下記参照)の全ての反応器中での反応混合物の平均滞留時間は、標準温度(20℃)でのGBL及びモノエチルアミン(液状)の密度で計算して、負荷に応じて好ましくは10〜60分、好ましくは15〜30分である。
反応器粗排出物中のNEPの空時収率は、好ましくは≧0.5kg NEP/(h・l反応器)、特に≧1kg NEP/(h・l反応器)、さらに特に1〜3kg NEP/(h・l反応器)、極めて特に1.1〜2.5kg NEP/(h・l反応器)、例えば2kg NEP/(h・l反応器)である。
(l反応器=反応器容積[単位:リットル]、複数の反応器の場合に全反応器容積[単位:リットル])。
得られる反応生成物は、前記反応器から好ましくは連続的にフィードとして蒸留塔K1中へ放圧され、その際に好ましくは反応器排出物は、まず最初にエチルアミンの加熱のために完全にか又は部分的に伝熱式熱交換器W(上記参照)を経て導通され、かつその際に冷却される。
塔K1のフィードに、前もって蒸留塔K2の塔頂留出物(主成分:NEP、下記参照)が、K2の塔頂留出物中に含まれているNEPの回収のために混合されることができる。
蒸留塔K1中で、例えば40〜240℃及び1〜2barで、依然として存在しているモノエチルアミン及び水が留去される。エネルギー供給は、循環蒸発器を用いて行われることができる。前記留出物は、好ましくは15〜30質量%の、特に15〜25質量%の、例えば約20質量%のモノエチルアミン水溶液である。前記溶液から、公知の方法を用いて無水モノエチルアミンが回収されることができる。
好ましくは、依然として存在しているモノエチルアミン及び水の留去は、この蒸留段階において金属Na、K、Li、Ba又はCaの水酸化物0.05〜1質量%、特に0.05〜0.2質量%、極めて特に0.08〜0.15質量%の存在で(この蒸留段階のフィード中のNEPの量をその都度基準として)、行われる。
特に好ましくは、MEA/水混合物の留去は、この蒸留段階において、カセイソーダ液としてポンプを用いて塔K1のフィード中へ計量供給されるNaOHの存在で行われる。例えば、ここでは25%カセイソーダ水溶液は、NaOHの濃度が0.05〜0.2質量%、特に0.08〜0.15質量%(この蒸留段階のフィードにおけるNEPの量をその都度基準として)であるように、使用される。
本発明によれば、この特別な方法態様により反応生成物中に含まれている酸性成分(これらは装置中での腐食問題を引き起こしうる)及び場合により残りの痕跡量の未反応GBLが結合される(GBLはγ−ヒドロキシ酪酸の相応する金属塩に転化する)ので、最終的に特に純粋なNEPが得られることがわかった。
引き続き、好ましい一操作方式において、缶出液は塔K1から取り出され、場合により冷却され、かつポンプを用いてNEPを精製蒸留するための塔K2へ搬送される。塔K2中で、純NEPは液状の側部抜出しとして取得される。底部温度は、0.01〜0.02barで通例100〜140℃である。(NEPの沸点:212℃/1.013bar)。熱供給は、ここでも循環蒸発器を用いて行われることができる。NEPに加えてMEA及び水も含有する塔頂留出物は、塔K1(上記参照)に及び/又は反応器入口に返送されることができる。
塔K1の塔頂留出物は、好ましくは塔K3に供給され、この塔中で留出物中に含まれているモノエチルアミンは、前記合成において新たに使用するために回収される。
塔K3中で、好ましくはモノエチルアミン溶液の脱水も行われ、その後に、得られたMEAは新鮮な出発物質として前記プロセスへ達する。
本発明による方法によれば、NEPは蒸留後に>96%、特に≧97.5%、極めて殊に≧98%の収率で得られる。
GBLの転化率は、好ましくは>99%、特に≧99.5%、極めて殊に≧99.9%である。
選択率は(GBLを基準として)、好ましくは>96%、例えば>97%、特に≧98%、極めて殊に≧99%である。
本発明により得られるNEPは蒸留後に高い品質を有する:
純度は、好ましくは>99質量%、特に≧99.5質量%、極めて殊に≧99.8質量%である。
GBLの含量は、好ましくは≦0.05質量%、特に≦0.02質量%、例えば0〜0.01質量%であり、
モノエチルアミンの含量は、好ましくは≦1000ppm、さらに好ましくは≦800ppm、特に≦100ppm、さらに特に≦50ppm、殊に≦20ppm、例えば0〜15ppm;(質量部をその都度基準としたppmの値)である。
本発明により得られるNEPのDIN ISO 6271によるAPHA色数は、好ましくは≦20、特に≦10であり、かつ例えば特に2〜8の範囲内である。
本発明による方法は、1つの装置(管形反応器)中でも、例えば独国特許出願公開(DE-A)第17 95 007号明細書の刊行物に記載されているように、実施されることができ、前記刊行物はこの参照によりに明らかに本明細書の開示に含まれる。
本発明による方法は、好ましくは一段階で、すなわち1つの反応器中で実施され、この反応器はまた装置技術的な理由から2つ又はそれ以上の装置(反応器)へ分割されていてよく、その際にこれらの各反応器中で、圧力及び温度に関して本発明による条件が支配する。
本発明による方法の選択的な一態様において、複数の反応器、特に管形反応器(例えば2又は3つの反応器、その都度前記のように)が昇流運転方式で直列接続されることもでき、その際にこれらの反応器の1つの反応器中で少なくとも、好ましくはこれらの反応器の最後の反応器中で、圧力及び温度に関して本発明による反応条件が支配する。
複数の反応器のそのような直列接続の一例は、国際公開(WO-A)第99/52867号の刊行物(そこではプロセススキーム、反応器番号5、9及び13及び詳細な説明参照)に見出され、前記刊行物はこの参照により明らかに本明細書の開示に含まれる。
NEP合成を、以下に記載された条件下に連続的な操作方式で、上記の方法コンセプトに大体相当する製造設備中で実施し、すなわち出発物質GBL及びMEAを、1つの伝熱式熱交換器並びに蒸気加熱された2つの熱交換器中で予熱し、かつ前記合成に供給した。合成に後接続された塔中で、過剰のエチルアミンだけでなく、プロセスに供給された水も分離し、かつプロセスから排出した。第二番目の塔中で、残留物の分離及び生成物の精製蒸留を行った。一番目の塔中で分離されたエチルアミンの後処理及び再利用を放棄した。
反応器を昇流運転方式で単流(geraden Durchgang)で操作した。供給原料であるモノエチルアミン(MEA)及びGBLを予熱し、かつポンプを用いて反応器入口へ搬送し、そこで双方の流れの混合を行った。供給原料の全含水量は14質量%であった。
反応を、操作試験の間に次の条件で実施した:
試験番号1:
温度:347〜355℃
圧力:90bar
負荷:0.6kg GBL/(l反応器・h)
MEA:GBLのモル比 1.04
試験番号2:
温度:353〜366℃
圧力:96bar
負荷:1.2kg GBL/(l反応器・h)
MEA:GBLのモル比 1.14。
反応器負荷[反応器容積1リットル及び1時間あたりのGBL kg]。
次の表中に、前記製造設備中で取得された生成物流の組成が記載されている。
表:GC分析
Figure 2009537476
GC条件:DB-1 30m、温度プログラム:入口温度80℃、加熱速度4℃/分、最終温度250℃。H2O残存含量は考慮されていない。
*) M−NEP=メチル−N−エチル−2−ピロリドン。
使用されたGBLを基準とした粗排出物中のNEP収率は、>99%であった。
反応器粗排出物中のNEPの空時収率は、0.64kg NEP/(h・l反応器)(試験1)もしくは1.35kg NEP/(h・l反応器)(試験2)であった。

Claims (20)

  1. γ−ブチロラクトン(GBL)とモノエチルアミン(MEA)とを液相中で反応させることによりN−エチル−2−ピロリドン(NEP)を連続的に製造するにあたり、
    GBL及びMEAを1:1.08〜1:2の範囲内のモル比で使用し、かつ前記反応を、320〜420℃の範囲内の温度及び70〜120barの範囲内の絶対圧で実施する
    ことを特徴とする、N−エチル−2−ピロリドン(NEP)の連続製造法。
  2. 反応を340〜410℃の範囲内の温度で実施する、請求項1記載の方法。
  3. 反応を80〜110barの範囲内の絶対圧で実施する、請求項1から2までのいずれか1項記載の方法。
  4. GBL及びMEAを1:1.08〜1:1.5の範囲内のモル比で使用する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 反応を一段階で実施する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 反応を、直立した管形反応器中で実施する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 反応を昇流運転方式(Sumpffahrweise)で実施する、請求項6記載の方法。
  8. モノエチルアミン及びGBLを、管形反応器に反応器底部中で2流体インゼクターにより別個に供給する、請求項6又は7記載の方法。
  9. 反応を触媒の不在で実施する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 供給原料混合物が水15質量%未満を含有する、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. MEAを水溶液中で使用し、かつ水を反応器への供給前に蒸留により分離する、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. ≧90質量%の純度(水不含で計算)のMEAを使用する、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 反応後に、反応生成物からまず最初に水及びモノエチルアミン(MEA)及び最後にN−エチル−2−ピロリドンを留去する、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 留去されたMEAをGBLとの反応へ返送する、請求項13記載の方法。
  15. 反応後に、反応生成物から、水及びモノエチルアミンを金属Na、K、Li、Ba又はCaの水酸化物の存在で、特にNaOHの存在で、留去する、請求項1から14までのいずれか1項記載の方法。
  16. N−エチル−2−ピロリドンを蒸留塔中で液状の側部抜出しとして取得する、請求項1から15までのいずれか1項記載の方法。
  17. >97%の選択率を有するN−エチル−2−ピロリドンを製造する、請求項1から16までのいずれか1項記載の方法。
  18. ≧99.5質量%の純度を有するN−エチル−2−ピロリドンを製造する、請求項1から17までのいずれか1項記載の方法。
  19. ≦20のAPHA色数を有するN−エチル−2−ピロリドンを製造する、請求項1から18までのいずれか1項記載の方法。
  20. ≧1kgNEP/(h・l反応器)の空時収率を有するN−エチル−2−ピロリドンを製造する、請求項1から19までのいずれか1項記載の方法。
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