JP2009536173A - グルタドン - Google Patents

グルタドン Download PDF

Info

Publication number
JP2009536173A
JP2009536173A JP2009508253A JP2009508253A JP2009536173A JP 2009536173 A JP2009536173 A JP 2009536173A JP 2009508253 A JP2009508253 A JP 2009508253A JP 2009508253 A JP2009508253 A JP 2009508253A JP 2009536173 A JP2009536173 A JP 2009536173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combination preparation
pharmaceutical combination
cancer
glutaminase
don
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009508253A
Other languages
English (en)
Inventor
バウシュ ミヒャエル
ヴェツラー ライナー
ミュラー クリスティアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Medical Enzymes AG
Original Assignee
Medical Enzymes AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Medical Enzymes AG filed Critical Medical Enzymes AG
Publication of JP2009536173A publication Critical patent/JP2009536173A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/43Enzymes; Proenzymes; Derivatives thereof
    • A61K38/46Hydrolases (3)
    • A61K38/50Hydrolases (3) acting on carbon-nitrogen bonds, other than peptide bonds (3.5), e.g. asparaginase
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/185Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
    • A61K31/19Carboxylic acids, e.g. valproic acid
    • A61K31/195Carboxylic acids, e.g. valproic acid having an amino group
    • A61K31/197Carboxylic acids, e.g. valproic acid having an amino group the amino and the carboxyl groups being attached to the same acyclic carbon chain, e.g. gamma-aminobutyric acid [GABA], beta-alanine, epsilon-aminocaproic acid or pantothenic acid
    • A61K31/198Alpha-amino acids, e.g. alanine or edetic acid [EDTA]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

本発明は、癌治療のための製薬学的組合せ調剤に関する。該組合せ調剤は、2種の作用物質であるグルタミナーゼ及び6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシン(DON)を含む。本発明は更に、癌疾患の治療のためのこの種の製薬学的組合せ調剤の使用に関する。

Description

本発明は、癌治療のための製薬学的組合せ調剤に関する。該組合せ調剤は、2種の作用物質グルタミナーゼ及び6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシン(DON)を含む。本発明は更に、癌の治療のためのこの種の製薬学的組合せ調剤の使用に関する。
上位概念である"癌"とは、多数の種々の生命にかかわる(悪性)疾患の総称であり、該疾患は細胞がコントロールを失って増殖し、細胞分化せず、かつ隣接する組織に侵入し、かつ転移するという特徴を有する。ほぼ全ての組織がこのような悪性疾患の起源であり得る。
抗腫瘍性作用物質を用いた目下の標準的な癌治療は、開発が進行しているとはいえ、患者に対して著しい欠点及びリスクを含んでいる。その非特異的な抗増殖活性効果及び高い投与量に基づき、この抗腫瘍薬によって、腫瘍細胞のみならず、増殖の速い健康な細胞、例えば粘膜、造血系(骨髄)の細胞及び毛包までもが損傷される。従って、抗腫瘍薬を用いた治療には大抵は強い副作用が付随し、この副作用は患者の全般的な健康を損ね(急性副作用)、健康な細胞の回復不可能な損傷を招き、かつ第二の腫瘍のリスクを高めてしまう。更に、腫瘍は作用物質に対する耐性を生じることがあり、これは患者への度重なる適用において作用の損失を招く。
より良好な有効性及び耐性形成の回避を達成するため、しばしば複数の作用物質が組合せられ、かつ同時に治療に使用される(多剤併用化学療法)。前記ストラテジーにもかかわらず、上記の課題はこれまで満足に解決されていない。従って、経済的及び医学的観点から、癌克服のための新規でかつ優れた治療を見出すことが切に求められている。
そのような悪性疾患の治療のために可能なアプローチの1つは、血液循環におけるグルタミン濃度の低減である。グルタミンは血液循環における最も多いアミノ酸であり、窒素源及びエネルギー源として、並びに多数の細胞固有の合成のための基本成分として重要な役割を果たしている。特に腫瘍細胞は、その強度の増殖に基づき、エネルギー生成のため、並びにその物質代謝経路の鍵位置における代謝中間体の生成のために、ヌクレオチド−及びタンパク質生合成の基質として、血液循環からのグルタミンに依存している。
1980年代には、腫瘍から必要なグルタミンを除去する癌治療に、グルタミン分解酵素又は反応性グルタミン類似体を用いる多数の試行がなされた。Robertsらは、シュードモナス7Aグルタミナーゼ−アスパラギナーゼが、齧歯動物における多数の白血病疾患に対して、腹水腫瘍及び特定の充実性腫瘍に対して抗腫瘍活性を有することを示した(DE4140003A1及びWO94/13817A1)。更に、無胸腺マウスを用いた動物実験において、グルタミン類似体(例えば6−ジアザ−5−オキソ−L−ノルロイシン(DON))とグルタミナーゼとの組合せが、ヒトの結腸癌腫、乳癌腫及び肺癌腫に対して抑制効果を有することが見出された(McGregor, W. and Roberts, J. (1989):Proc. Anal. Assoc. Cancer Res. 30, 578)。更に、グルタミナーゼを用いた治療が、メトトレキサートに対する耐性形成を遅延させることが示された(Roberts, J., Schmid, F.A.及びRosenfeld, H.J.(1979): Cancer Treat. Rep. 63:1045-1054)。
しかしながら、動物実験は当初有望視されていたものの、市販可能な医薬品を導くものではなかった。それというのも、グルタミナーゼ又はグルタミン類似体(例えばDON、アシビシン)を用いた治療はいずれもまず第一に毒性の強い副作用のために中断されねばならなかったためである(Medina MA (2001), Glutamin and Cancer, The Journal of Nutrithion, 第131巻(9): 第2539 - 42頁)。グルタミン枯渇治療の理想的な作用原理にもかかわらず、今まで、グルタミナーゼ活性を有するタンパク質をベースとする治療は定着し得なかった。
しかしながら、今日まで癌疾患は不十分にのみ治療可能であるに過ぎなかったため、グルタミン枯渇治療の非常に有望なアプローチを将来どのように利用することができるかについて方策を見出すことは、医学的及び経済的に非常に重要であろう。
従って本発明は、癌の有効な治療のための調剤ないし調剤の組合せ物を提供するという課題に基づいており、その際、毒性及び抗体形成を生じないか又はわずかに生じるに過ぎず、それにもかかわらず有効な癌治療を可能にする作用物質の濃度が用いられる。
意想外にも、2種の作用物質a)グルタミナーゼ及びb)6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシン(DON)を含む2種の調剤の組合せ物において、前記作用物質6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシンが1受容体に対して50〜300mg/m2の投与量で投与される場合に、前記組合せ物は上記課題を解決することが判明した。
従って本発明は、癌治療のための製薬学的組合せ調剤において、該組合せ調剤が作用物質a)グルタミナーゼ及びb)6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシン(DON)を含み、ここで、作用物質b)は1受容体に対して50〜300mg/m2の投与量で含有されていることを特徴とする製薬学的組合せ調剤に関する。
本発明の範囲内で、グルタミナーゼとはグルタミナーゼ活性を有する化合物であると解釈される。特に、グルタミナーゼという概念には、タンパク質ないし酵素グルタミナーゼ;グルタミナーゼ−アスパラギナーゼ;グルタミナーゼ類似体;天然由来又は合成により製造される誘導体及び変性体が含まれる。有利に、本発明によれば、治療上好適なグルタミナーゼが使用される。治療上有効なグルタミナーゼは、例えばグルタミン及び/又はアスパラギンを分解する。有利に、体内で、血液循環中のグルタミン及び/又はアスパラギン含有量を低下させるのに十分な半減期を有する治療上好適なグルタミナーゼが使用される。
特に有利に、本発明によれば、遺伝子工学的に製造されたグルタミナーゼ及び/又はシュードモナス−グルタミナーゼが使用される。本発明により有利に使用可能なグルタミナーゼは、WO94/13817に記載されている。シュードモナス7Aグルタミナーゼ−アスパラギナーゼ(PGA)は特に有利である。実施変法において、該化合物は変性されているか、又は該化合物に1種以上の保護物質が付与されていることができる。変性又は保護物質は、グルタミナーゼを特に宿主仲介性の失活から保護する。
有利な実施態様において、変性のために使用される保護物質は、例えばPCT/EP2003/004790に記載されているような活性炭水化物を含む。
グルタミナーゼは同時に2つ以上の種々の基で変性されていてよい。
特に有利に、本発明によれば、直鎖又は分枝鎖ポリアルキレングリコールで変性されたグルタミナーゼが使用される。グルタミナーゼは1個以上のポリアルキレングリコール基、特にポリエチレングリコール基で変性されていてよい。有利に、グルタミナーゼは1〜15個のポリアルキレングリコール鎖、有利に1〜5個のポリアルキレングリコール鎖でPEG化されている。ポリアルキレングリコール鎖1つ当たりの分子量は有利に130〜1000000g/モル、更に有利に500〜100000g/モル、更に有利に1000〜10000g/モルである。有利なポリアルキレングリコールの例には、ポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコールが含まれ、その際、ポリエチレングリコールは特に有利である。グルタミナーゼをポリアルキレングリコールで変性するために、本発明によれば、当業者にこのために周知である全ての方法を使用することができる。
本発明により特に有利に使用される、ポリエチレングリコールで変性されたシュードモナス7Aグルタミナーゼ−アスパラギナーゼは、(PEG−PGA)と呼称される。
ポリエチレングリコールは親水性ポリマーである。該ポリマーはその低い毒性ないし高い生体適合性が公知である。活性化ポリマーPEGとタンパク質と酵素とからの複合体に関して、インビボで、高められた半減期、低下した毒性並びに腎臓を介した低下した排出が認められた。更に、このように変性された複合体は、水性系中で高められた溶解性を有する。PEG化された系に対する適用に関する概観は、N. K.Jain et al., Pharmacy 2002, 57, 5 - 29 "PEGnology: A Review of the PEGylated Systems"に記載されている。
本発明によれば、ポリオキシアルキル化ポリオール、例えばモノメトキシポリエチレングリコール(MPEG)又はオキシエチル化トリエタノールアミン(TEA(OE))を、同様にグルタミナーゼの変性のために使用することができる。
従来技術において使用されているようなグルタミナーゼに対して、本発明により特に有利に使用されるPEG化されたグルタミナーゼPEG−PGAは、神経毒性を有しないか又は極めてわずかに有するに過ぎず、かつ投与の際に受容体に不快感又は悪心をほとんど生じさせない。
過去において、患者を、一日に20000I.U./m2まで、グルタミナーゼを用いて従来技術に相応して治療したが、これは重篤な副作用(とりわけ不快感、悪心、神経毒性)を招いた。
GlutaDON(R)試験において、グルタミン含有量を出発値の10%未満に低下させ、かつ保持するために、1週間に2回の120I.U./m2のPEG−PGAが好適であることが判明した(実施例2参照)。
本発明による組合せ調剤の第二の作用物質である6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシン(DON)は、グルタミンに対する代謝拮抗物質である。
代謝拮抗物質とは、生体適合性の化合物に対してわずかな化学的及び/又は構造的相違を有するに過ぎない化合物である。代謝拮抗物質は、生体適合性の化合物の代わりに物質代謝プロセスに導入され、かつ上記化合物をブロックないし変化させる。
DONは、DNA複製、タンパク質合成及びエネルギー生成のために必要な一連の酵素を不可逆に阻害する。これにより、治療すべき腫瘍細胞の物質代謝において、治療に利用される障害が達成される。上記理論とは関係なく、グルタミナーゼと組み合わされたグルタミン代謝拮抗物質(6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシン(DON))の高い有効性は、受容体において提供されるグルタミン含有量が、酵素グルタミナーゼによりまず低いレベルに、(それぞれ質量に対して)有利に出発値の30%未満に、更に有利に出発値の10%未満に、更に有利に出発値の5%未満に、最も有利に出発値の1%未満に低下されることに基づいている。この受容体におけるグルタミン低減により、治療すべき腫瘍はグルタミンが欠乏し、かつそれによりグルタミンの必要性が高まる。
代謝拮抗物質DONはその投与後にグルタミンと比較して今や高い過剰で存在するため、DONは治療すべき腫瘍によってより強度に吸収され、従ってグルタミンは、治療すべき腫瘍の物質代謝からほぼ完全に排除される。
DONの作用は本発明によるグルタミナーゼとの組合せ物により相乗的に増強される。
DONの単独投与とは対照的に、DONを本発明による組合せ物において治療上有効なグルタミナーゼと共に使用することにより、不快感や悪心のような副作用はほとんど生じない。DONの単独使用に関しては、更に、DONが充実性腫瘍に対して極めてわずかに有効性を有するに過ぎないか、もしくは全く有効性を有しないことが知られている。
グルタミナーゼ、有利にシュードモナス7Aグルタミナーゼ−アスパラギナーゼ、特に有利にポリエチレングリコールで変性されたシュードモナス7Aグルタミナーゼ−アスパラギナーゼは、作用物質a)として、1受容体に対して有利に20I.U./m2〜400I.U./m2(体表受容体当たりの国際単位)、特に40I.U./m2〜300I.U./m2、更に有利に50I.U./m2〜200I.U./m2、更に有利に80I.U./m2〜140I.U./m2、最も有利に115I.U./m2〜125I.U./m2の濃度で組合せ調剤中に含有されている。上記値は、1投与単位中に含有される量に相応する。
上記量の作用物質a)は、有利に1週間に3回から4週おきに1回、更に有利に1週間に2回から3週おきに1回、更に有利に1週間に2回から1週間に1回投与することが予定されている
第二の作用物質b)DONは、1受容体に対して、作用物質a)と組み合わせて、50〜300mg/m2(体表受容体当たりのミリグラム)、有利に70〜250mg/m2、更に有利に75〜220mg/m2、更に有利に80〜200mg/m2、更に有利に90〜185mg/m2、更に有利に100〜170mg/m2、更に有利に110〜160mg/m2、更に有利に120〜150mg/m2、最も有利に130〜140mg/m2の投与量で含有されている。上記値は、1投与単位中に含有される量に相応する。
更に特に有利な実施態様において、DONは170〜190mg/m2の投与量で含まれている。
上記量の作用物質b)は、有利に1週間に4回から2週おきに1回、更に有利に1週間に3回から1週間に1回、更に有利に1週間に2回投与することが予定されている。
DONの単独投与の場合、DONは腫瘍細胞による吸収の際に、比較的受容体中に多く存在するグルタミンと競合し、このことによって、DON投与量が高い場合であっても、腫瘍細胞によるDON吸収は比較的わずかとなる。これとは対照的に、グルタミナーゼの投与(及びそれにより生じるグルタミンの欠乏)と組合わされたDONの投与によって、受容体において、DONがグルタミンよりも多く存在するため、DONの投与量が比較的少ない場合ですらグルタミンとの競合はほとんど存在しないため、腫瘍細胞によるDONの高い吸収が生じる。
従って、本発明によるグルタミナーゼと組合せたDON投与は、完全に、又は少なくとも十分に、腫瘍の物質代謝からのグルタミンの排除を導く。
更に、健康な細胞は腫瘍細胞とは対照的にグルタミンなしでも間に合うか、ないしはグルタミンを相応して合成することができる。
本発明によるグルタミナーゼと組合せたDON投与によって、より目的にかなうように代謝拮抗物質DONが腫瘍細胞に達し、従って腫瘍の治療の際に、単独投与の際の同等又はそれどころか明らかにより高いDON投与量よりも明らかに有効であり、かつこれによって、不快感又は悪心のような不所望の副作用は比較的わずかとなる。
臨床試験において600mg/m2まで(1週間に2回)の投与量で投与し、その際、極めて穏やかな有効性を示すに過ぎず、かつ投与量を制限する副作用として不快感及び悪心の症状が現れるDONの単独使用とは対照的に、GlutaDON(R)において、本発明による有利な投与範囲(300mg/m2まで、特に185mg/m2まで)で治療され、かつ投与量を制限する副作用としての不快感及び悪心が認められることなく、明らかにより良好な有効性が認められた(実施例1参照)。
本発明による組合せ調剤は、いわゆる固定的な組合せ物の形で、即ち、双方の作用物質a)及びb)が含まれている唯一の製薬学的処方物で投与されてよく、又は、いわゆる自由な組合せ物が選択されてよく、その際、作用物質a)及びb)は別個の製薬学的処方物の形で同時にか又は前後して投与されてよい。
本発明の有利な実施態様において、作用物質a)グルタミナーゼ及びb)DONは2つの別個の投与単位である、作用物質a)を含むA)、及び、作用物質b)を含むB)で存在する。グルタミナーゼを含有する投与単位A)の投与により、治療の最初に、受容体中のグルタミン含有量は(それぞれ質量に対して)有利に出発値の30%未満、更に有利に出発値の10%未満、更に有利に出発値の5%未満、最も有利に出発値の1%未満に低下され、その後、受容体に、代謝拮抗物質DONを含有する投与単位B)が投与される。
2種の投与単位A)及びB)が存在する場合、前記投与単位は相互に無関係に、双方ともに液状、双方ともに固形又は固形及び液状で調製されていてよい。
作用物質が固体である場合、作用物質は慣用の方法で、例えば双方の作用物質を相互に混合し、慣用の担体又は助剤と一緒に、例えばプレスして錠剤にすることによって固体の医薬調剤に加工されてよい。しかしながら、作用物質を相互に別個にすぐに市販可能な包装単位で提供することも可能であり、その際、包装単位は双方の作用物質を別個の製薬学的調製物中で含有する。
本発明の有利な実施態様において、作用物質は注射溶液又は点滴溶液の形で提供される。注射溶液又は点滴溶液は場合により相互に別個に適用されてよい。
非経口投与形の場合、作用物質は塊状で、場合により慣用の製薬学的助剤と一緒に、例えば凍結乾燥形で存在することができ、かつ製薬学的に慣用の注射液又は点滴液の添加により再構成又は可溶化されることができる。
製薬学的調剤は、液状か又は固形で、経腸的又は非経口的に投与される。この場合、全ての慣用の投与形、例えば錠剤、カプセル剤、糖衣錠、シロップ剤、溶剤、懸濁剤が該当する。注射剤として、有利に、注射溶液の場合には慣用の添加剤、例えば安定剤、溶解媒介剤及び緩衝液を含有する水が適用される。この種の添加剤は、例えば酒石酸塩緩衝液及びクエン酸塩緩衝液、エタノール、錯化剤、例えばエチレンジアミン四酢酸及びその非毒性塩、並びに粘度調節のための高分子ポリマー、例えば液体ポリエチレンオキシドである。注射溶液のための液体の担体物質は無菌でなければならず、有利にアンプル中に充填される。固体の担体物質は例えばデンプン、ラクトース、ケイ酸、高分子脂肪酸、例えばステアリン酸、ゼラチン、寒天、リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、動物性脂肪及び植物性脂肪、固体の高分子ポリマー、例えばポリエチレングリコールであり;経口投与に好適な調剤は、所望の香料及び甘味料を含有することができる。
本発明は、癌の治療のための製薬学的組合せ調剤を製造するための、a)グルタミナーゼ及びb)DONの使用にも関する。有利な実施態様は、この場合本明細書中に上述されている。
有利な実施態様において、投与単位B)は投与単位A)の後に投与される。特に、投与単位B)を、投与単位A)の後に、受容体中のグルタミン含有量が投与単位A)中に含有されるグルタミナーゼの作用により受容体中で(それぞれ質量に対して)グルタミン出発含有量の30質量%未満、有利に10%未満、更に有利に5%未満、最も有利に1%未満に低下された後で投与することが有利である。
従って、投与単位B)は、有利な実施態様において、投与単位A)の1分後から10日後に、特に10時間後までに、有利に10分後から4時間後までに、最も有利に30分後から2時間後に投与される。投与単位B)の投与後に複数の投与単位A)を投与することも可能である。
投与単位A)及びB)の一方又は双方を静脈内投与するのが有利である。投与単位A)及びB)の双方を静脈内投与するのが特に有利である。
組合せ調剤は受容体に特に一週間に1〜3回、有利に1週間に2回投与される。
有利な実施態様において、組合せ調剤はこの場合3週間のサイクルにわたって投与され、その際、不所望な副作用を生じない限り、1、2、4、5及び6週又はそれより長いサイクルも可能である。
グルタミン含有量を低下されたレベルに維持するためには、グルタミン含有量の低下の後、有利に115I.U./m2〜125I.U./m2のグルタミナーゼ及び特にPEG−PGAの1週間に1回の投与でも十分である。
例えばグルタメート含有量が高すぎる場合、アンモニア含有量が高すぎる場合、まれに生じるアレルギー反応ないしPEG−PGAに対して抗体形成が生じる場合には、グルタミナーゼ、特にPEG−PGAの投与量は中断ないしサイクルの間に変動されることができる。
一般に、組合せ調剤ないし投与単位A)及びB)における2種の作用物質a)及びb)の濃度は、種々の因子、例えば投与方法、治療すべき種、性別、年齢、個人の状態、付随する治療法又は他の治療アプローチに応じて、上記で規定された範囲内で変動されてよい。相応して、例えば予期しない受容体に特異的な副作用が生じた場合には、使用濃度をサイクルの進行中に変動させることもできる。
作用物質b)DONの6回の投与を含む、3週間のサイクル長での治療が有利である。
受容体ないし不所望の服作用に応じて、個々のDON投与単位をサイクルの進行中に変動させることができる。原則的に、DONは、グルタミン含有量が低下された後に、不所望な副作用が生じない限り、任意に投与されてよい。
本発明による組合せ調剤は癌の治療のために使用されることができ、その際、治療すべき癌は有利に腎臓癌、大腸癌、前立腺癌、卵巣癌又は肺癌及び乳癌である。肺癌及び大腸癌の治療は特に有利である。
本発明による組合せ調剤は受容体において複数の癌種を同時に治療するためにも使用されることができる。受容体とは、本発明によれば有利にほ乳類、特にヒトである。
本発明の更なる実施態様において、本発明による組合せ調剤は1種以上の他の抗腫瘍薬と組み合わせて投与される。抗腫瘍薬とは、微生物、寄生生物又は腫瘍細胞を損傷又は破壊するのに好適でありかつ使用される物質であると解釈される。抗腫瘍薬の例には、他の代謝拮抗物質、例えば葉酸アンタゴニスト、例えばメトトレキセート、ペメトレキセド、ヌクレオシド類似体、例えばメルカプトプリン、フルオロウラシル(5FU)、カペシタビン、とりわけ有糸***阻害物質;特定のビンカアルカロイド(例えばビンクリスチン、ビンブラスチン)及びタキサン(例えばパクリタキセル);アルキル化及び架橋性化合物、例えばナイトロジェンマスタード誘導体、例えばシクロホスファミド、イホスファミド、N−ニトロソ化合物、例えばカルムスチン、エチレンイミン(アジリジン)誘導体、例えばチオテパ、メタンスルホン酸塩、例えばブスルファン、白金錯体、例えばシスプラチン、オキサリプラチン又はカルボプラチン、更にプロカルバジン、メルファラン、とりわけ;細胞増殖抑制性抗生物質、例えばアントラサイクリン(例えばダウノルビシン、ドキソルビシン)、ブレオマイシン及びミトマイシン(例えばエトポシド)並びにアクチノマイシン、例えばアクチノマイシンD及びミトキサントロン;ホルモン及びホルモン−アンタゴニスト、例えば(抗)エストラゴン(例えばタモキシフェン)(アロマターゼ阻害剤、例えばホルメスタンを含め)、黄体ホルモン及び抗男性ホルモン、例えばフルタミドが含まれる。
付加的な抗悪性腫瘍薬は、本発明による組合せ調剤と同時に、又は付随する治療の範囲内で、独立して投与することができる。
本発明を以下の実施例及び図1により詳説する。
図1はPEG−PGA 120I.U./m2での治療後のグルタミン及びグルタメート含有量を示す。
実施例
実施例1:
第I/IIa相臨床試験(GlutaDON(R))において、合計で58名の進行癌患者を、上記の双方の作用物質の組合せ物を用いて治療した。ここで、患者にPEG−PGA 120I.U./m2を1週間に2回静脈内に投与した(注射時間15分間)。これに引き続き、PEG−PGA投与後に、この場合それぞれ2〜4時間後に、DONを、DON 5〜185mg/m2の濃度で静脈内に投与した。注射時間は同様に15分間であった。
第1表から明らかであるように、DON 105〜185mg/m2(高DON投与量)で治療された10名の患者のうち7名(70%)が治療により利益を受けたが、それに対して、DON 5〜80mg/m2(低DON投与量)で治療された36名の患者のうち13名(36%)しか治療により利益を受けなかった。
「安定」という概念は、国際的に認められたRECIST基準によれば、スクリーニング(最初の治療の前の腫瘍病期)の後6週間又はそれ以上、測定可能な細胞直径の増大が20%未満であると確認されたことを意味する。
「進行」という概念は、国際的に認められたRECIST基準によれば、6週間以内で、増大が20%を上回るか、ないしは主観的な進行又は新規の損傷が認められたことを意味する。
Figure 2009536173
化学療法の成功は、かなりの程度で、転移の数及び予備治療に依存する。患者が既に受けた全身療法の数は、高投与量群(DON 105〜185mg/m2)で平均3.9であり、低投与量群の場合よりも著しく高かった。更に、患者1人当たりの損傷の数は3.5であり、低投与量群よりも著しく高かった。
従って、本発明による期間内でのより高いDON投与量の使用は、癌治療において、上記の治療概念においてより低いDON投与量に関して認められた有効性よりも良好な有効性を示す。更に、不快感及び悪心は投与量を制限しなかった。全体として、2種の作用物質の本発明による投与は、DONの単独投与と比較して極めて良好な有効性及び同時によりわずかな副作用を患者にもたらす。
実施例2:
GlutaDON(R)試験において、58名の患者を、1週間に2回、PEG−PGA 120I.U./m2を用いて治療した。6週間の期間にわたり、グルタミン含有量が出発値との比で、各患者においてどのような挙動を示すか試験した。全体として、グルタミン含有量は全期間にわたって出発値の10%未満(その上更に、大部分は5%未満)のままであった。従って、使用した濃度(120I.U./m2、1週間に2回)における使用したグルタミナーゼ(PEG−PGA)は、本発明により使用するのに好適である。
PEG−PGA 120I.U./m2での治療後のグルタミン及びグルタメート含有量を示す図

Claims (18)

  1. 癌治療のための製薬学的組合せ調剤において、組合せ調剤が作用物質
    a)グルタミナーゼ、及び
    b)6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシン(DON)
    を含み、ここで、作用物質b)は受容体に対して50〜300mg/m2の投与量で含有されていることを特徴とする製薬学的組合せ調剤。
  2. 作用物質a)がグルタミナーゼ−アスパラギナーゼである、請求項1記載の製薬学的組合せ調剤。
  3. 作用物質a)がシュードモナス7Aのグルタミナーゼ−アスパラギナーゼである、請求項1又は2記載の製薬学的組合せ調剤。
  4. 作用物質a)が変性されており、かつ/又は作用物質a)に1種以上の保護物質が付与されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の製薬学的組合せ調剤。
  5. 作用物質a)が受容体に対して20I.U./m2〜400I.U./m2(体表受容体当たりの国際単位)の濃度で組合せ調剤中に含有されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の製薬学的組合せ調剤。
  6. 作用物質a)を1週間に3回から4週間おきに1回投与することが予定されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の製薬学的組合せ調剤。
  7. 作用物質b)DONが70〜250mg/m2(体表受容体当たりのミリグラム)の濃度で含有されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の製薬学的組合せ調剤。
  8. 作用物質b)を1週間に4回から2週間おきに1回投与することが予定されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の製薬学的組合せ調剤。
  9. 作用物質a)及びb)が一緒の投与単位内に存在している、請求項1から8までのいずれか1項記載の製薬学的組合せ調剤。
  10. 作用物質a)及びb)が2つの別個の投与単位
    作用物質a)を含むA)、及び
    作用物質b)を含むB)
    内に存在している、請求項1から8までのいずれか1項記載の製薬学的組合せ調剤。
  11. 少なくとも1つの投与単位が注射可能な形で存在している、請求項1から10までのいずれか1項記載の製薬学的組合せ調剤。
  12. 少なくとも1つの投与単位を静脈内投与することが予定されている、請求項1から11までのいずれか1項記載の製薬学的組合せ調剤。
  13. 少なくとも1つの投与単位を経口投与することが予定されている、請求項1から12までのいずれか1項記載の製薬学的組合せ調剤。
  14. 癌の治療のための製薬学的組合せ調剤を製造するための、a)グルタミナーゼ及びb)6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシン(DON)の使用。
  15. 6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシンを50〜300mg/m2の投与量で使用する、請求項14記載の使用。
  16. 製造された製薬学的組合せ調剤が2つの別個の投与単位
    作用物質a)を含むA)、及び
    作用物質b)を含むB)
    を含む、請求項14又は15記載の使用。
  17. 受容体において提供されるグルタミン含有量が低いレベルに、有利に出発値の30質量%未満に、更に有利に出発値の10%未満に低下されている場合に、投与単位A)の後に投与単位B)を投与することが予定されている、請求項16記載の使用。
  18. 治療すべき癌が、肺癌、大腸癌、腎臓癌、卵巣癌、乳癌及び前立腺癌から選択されている、請求項14から17までのいずれか1項記載の使用。
JP2009508253A 2006-05-10 2007-05-10 グルタドン Pending JP2009536173A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP06009696 2006-05-10
PCT/EP2007/004168 WO2007128588A2 (de) 2006-05-10 2007-05-10 Glutadon

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009536173A true JP2009536173A (ja) 2009-10-08

Family

ID=38515754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009508253A Pending JP2009536173A (ja) 2006-05-10 2007-05-10 グルタドン

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8465736B2 (ja)
EP (1) EP2015743B1 (ja)
JP (1) JP2009536173A (ja)
AU (1) AU2007247321B2 (ja)
CA (1) CA2651691A1 (ja)
WO (1) WO2007128588A2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2690829T3 (es) 2012-09-17 2018-11-22 Agios Pharmaceuticals, Inc. Uso de e-cadherina y vimentina para la selección de pacientes que responden al tratamiento
WO2014160071A1 (en) * 2013-03-14 2014-10-02 St. Jude Children's Research Hospital Methods and compositions for the treatment of glutamine-addicted cancers
DK3092236T3 (en) 2014-01-06 2020-11-30 Rhizen Pharmaceuticals S A Nye glutaminaseinhibitorer
WO2017023793A2 (en) * 2015-07-31 2017-02-09 The Johns Hopkins University Methods for cancer and immunotherapy using glutamine analogues, including don
WO2017023774A1 (en) 2015-07-31 2017-02-09 The Johns Hopkins University Prodrugs of glutamine analogs
US10842763B2 (en) 2015-07-31 2020-11-24 The Johns Hopkins University Methods for cancer and immunotherapy using prodrugs of glutamine analogs

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0692029B1 (en) * 1992-12-04 2007-05-09 Me Medical Enzymes Ag Genetically engineered glutaminase and its use in therapy
US7288246B2 (en) * 2001-09-13 2007-10-30 The Board Of Regents Of The University Of Oklahoma Method of alleviating chronic pain via peripheral glutaminase regulation
DE10326821A1 (de) 2003-06-11 2005-01-05 Medical Enzymes Ag Pharmazeutische Kombinationspräparate zur Krebstherapie

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN5009008716; McGregor,W.G. et al.: 'Glutaminase enhances therapeutic effectiveness of glutamine antimetabolites against human and murine' Proc. Ame. Assoc. Cancer Res. Vol.30, 198903, P.578 *
JPN5009008717; UNGER,C.: 'Phase I dose escalating study of PEG-PGA and DON (GlutaDON): Anew amino acid depleting anti cancer d' J. Clin. Oncol. Vol.22,No.14S, 20040715, P.3175 *
JPN5009008718; Unger,C. et al.: 'Phase I dose escalating study of PEG-PGA and DON: Anew amino acid depleting anti cancer drug approac' J. Clin. Oncol. Vol.23, No.16S, 20050601, P.3130 *

Also Published As

Publication number Publication date
CA2651691A1 (en) 2007-11-15
AU2007247321B2 (en) 2013-06-20
EP2015743B1 (de) 2016-08-17
WO2007128588A3 (de) 2008-06-05
WO2007128588A2 (de) 2007-11-15
US20090169537A1 (en) 2009-07-02
AU2007247321A1 (en) 2007-11-15
US8465736B2 (en) 2013-06-18
EP2015743A2 (de) 2009-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2757373C2 (ru) Комбинированная терапия противоопухолевым алкалоидом
AU745769B2 (en) Compositions for treating tumors containing shark cartilage extracts and anti-neoplastic agents
JP2007534730A (ja) 少なくとも一つのピロロベンゾジアゼピン誘導体とフルダラビンとを含有する治療用組成物
JP2009536173A (ja) グルタドン
US20160045522A1 (en) Treatment of Cancer
US7148210B2 (en) Method of treating bone metastasis
AU2004244755B2 (en) Combined pharmaceutical preparations for the treatment of cancer, containing glutaminase and antineoplastic anthracyclines or platinum compounds
JP2011500650A (ja) 改良された抗腫瘍治療
JP2021533107A (ja) 癌を治療するための併用療法
KR20210039414A (ko) 암의 치료를 위한 병용 요법
Karita et al. The antitumor effect of liposome-encapsulated cisplatin on rat osteosarcoma and its enhancement by caffeine
WO2015137383A1 (ja) 癌化学療法の補助剤
JP2004527568A (ja) ゼラチナーゼインヒビターと抗腫瘍剤との組み合わせ、およびその使用
EP1562610B1 (en) Combination therapy with gemcitabine and zd6126
Bowen Prevention and treatment of regimen-related mucosal toxicity
US20120082736A1 (en) Small-molecule TNF modulator to reduce the side effects of chemotherapy and radiotherapy
MXPA99008020A (en) Compositions for treating tumors containing shark cartilage extracts and anti-neoplastic agents
WO2013048452A2 (en) Small-molecule tnf modulator to reduce the side effects of chemotherapy and radiotherapy

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100402

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101228

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120829

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121129

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130826