JP2009519680A - ダウンリンク速度の制御方法 - Google Patents

ダウンリンク速度の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009519680A
JP2009519680A JP2008545671A JP2008545671A JP2009519680A JP 2009519680 A JP2009519680 A JP 2009519680A JP 2008545671 A JP2008545671 A JP 2008545671A JP 2008545671 A JP2008545671 A JP 2008545671A JP 2009519680 A JP2009519680 A JP 2009519680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control information
rate
base station
information
receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008545671A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5235675B2 (ja
Inventor
ボッシュ,ピーター
グリーンワルド,マイケル,バリー
サムエル,ルイス,グウィン
Original Assignee
アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド filed Critical アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド
Publication of JP2009519680A publication Critical patent/JP2009519680A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5235675B2 publication Critical patent/JP5235675B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/302Route determination based on requested QoS
    • H04L45/306Route determination based on the nature of the carried application
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/90Buffering arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/10Flow control between communication endpoints
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/54Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria
    • H04W72/543Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria based on requested quality, e.g. QoS

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

本発明は少なくとも1つの基地局を伴う方法を提供し、少なくとも1つのモバイル・ユニットが提供される。本方法は、少なくとも1つの基地局と少なくとも1つのモバイル・ユニットとの間の少なくとも1つのワイヤレス通信チャネルに関連した速度制御情報を受信するステップを含む。本方法はまた、速度制御情報に基づいて、少なくとも1つの基地局への少なくとも1つの流出速度を判定するステップを含む。

Description

本発明は一般に通信システムに関し、より詳細にはワイヤレス通信システムに関する。
ワイヤレス通信システムは、1つまたは複数のエア・インタフェースを介して、1つまたは複数のモバイル・ユニットにワイヤレス接続性を提供する。モバイル・ユニットは、ユーザ機器、モバイル端末、アクセス端末およびその他などの用語を使用して言及されてもよい。例示的なモバイル・ユニットは携帯電話、携帯情報端末、多機能電話、テキスト・メッセージング装置、ワイヤレス・ネットワーク・インタフェース・カード、ラップトップ・コンピュータ、デスクトップ・コンピュータおよびその他を含む。ワイヤレス接続性は、1つまたは複数のワイヤレス通信プロトコルを使用して提供されてもよい。例示的なワイヤレス通信プロトコルはユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)・プロトコル、モバイル通信のためのグローバル・システム(GSM)・プロトコル、コード分割多重アクセス(CDMA、CDMA2000)・プロトコル、Bluetoothプロトコル、IEEE802プロトコルおよびその他を含む。
ワイヤレス通信システムのネットワーク環境は典型的に、システムによって実装されるワイヤレス通信プロトコルによって決まる。例えば、標準的なUMTSネットワーク環境は、1つまたは複数のゲートウェイ汎用パケット無線サービス(GPRS)・サポート・ノード(GGSN)、サービングGPRSサポート・ノード(SGSN)、無線ネットワーク・コントローラ(RNS)および基地局(ノードBとも呼ばれる)を含む。GGSNおよびSGSNは典型的に、ワイヤレス・コア・ネットワークの一部であるとみなされる。RNCおよびノードBは典型的に、無線アクセスネットワーク(RAN)を形成する。GGSN、SGSN、およびRNCの一部はIPトンネリング機能およびマクロ・モビリティを提供し、RNCおよびノードBはワイヤレス送受信機能およびマイクロ・モビリティ機能を提供する。
動作の中で、GGSNおよびSGSNは、インターネットから受信されたパケットをシェーピングおよび/またはトンネリングし、シェーピングされた/トンネリングされたトラフィックをRNCに提供してもよい。RNCはトラフィックを(例えば輸送ブロックの形態で)、1つまたは複数のモバイル・ユニットとのワイヤレス・チャネル通信を提供するノードBに転送してもよい。ワイヤレス・チャネルが再配置されなければならない場合、RNCは、モバイル・ユニットの近隣にある別のノードBに、ワイヤレス無線チャネルをホストするように命じてもよい。RNCが機能するエリアの端部か、またはその付近にモバイル・ユニットがある場合、ワイヤレス・チャネルは現在のRNCから別のRNCへ再配置されることが可能であるが、これにはSGSNがトラフィックを現在のRNCから別のRNCへルート変更することが必要である。このルート変更には、同様にSGSNを変更することが伴う場合がある。インターネットへの接続点であるGGSNは、これらのハンドオフの間に変化する必要はない。モバイル・ユニットは、IPアドレスに関係している限り、同じGGSNに接続されたままである。
モバイルIPに応じて動作するワイヤレス通信ネットワークは、異なるネットワーク環境を利用する。例えば、モバイルIPに応じて動作する基地局ルータ(BSR)・ネットワークは、モバイルIPのホーム・エージェント(HA)および1つまたは複数のBSRネットワーク要素を含んでもよい。HAは、BSRの内部に埋め込まれた外部エージェント(Foreign Agent)(FA)と共同で、マクロ・モビリティのサポートを提供する。このFAはさらに、BSRの内部のマイクロ・モビリティ・プロシージャと緊密に統合されている。例えば、無線チャネルがマイクロ・モビリティ・プロシージャを経由して、1つのBSRから別のBSRへ再配置される場合にはいつでも、HAは、おそらくはBSR内部のプロキシ・モバイルIP機能によって開始されるモバイルIP登録プロシージャによって、この変更を通知される。この登録プロシージャは、ワイヤレス無線チャネルをホストするBSRと一致する、HAの内部の新たなモバイルIP気付アドレスを登録する。一部の実施形態では、FAはモバイルIP非認識型のモバイル・ユニットを支援するために、BSRに組み込まれてもよいプロキシ・モバイルIP機能を含んでもよい。BSRのための典型的な配置シナリオは、適切にネットワーク化された位置で移動IPHAをホストすることであるが、一方でBSR自体は、典型的には低速のラスト・マイル銅線によって接続されたフィールドの中に配置される。新たに配置されたBSRは現在のワイヤレス基地局を置き換えるために使用されてもよく、これらの基地局の大部分は依然としてEI/TIによって接続されている。一部の場合では、BSRはケーブル・モデム、DSLリンクおよびその他の低速の媒体によって配線されてもよい。
データがネットワーク要素の間で伝送される速度は、適切なワイヤレス通信プロトコルに応じて判定されてもよい。セルラーUMTSシステムの中で、GGSNおよびSGSNはIPトラフィックがインターネットからRANへ下るときに、それを形成することができる。RANは各モバイル・ユニットのために流出速度を判定し、モバイル・ユニットのための呼び出しの設定の間に、流出速度をGGSNに与えてもよい。次いでGGSNは、呼び出しの設定の間に判定された出力速度に基づいて、RANへのダウンリンク・トラフィックをシェーピングしてもよい。呼び出しの間、RANからモバイル・ユニットへの流出速度は異なってもよいが、GGSNは典型的に、呼び出しの設定の間に判定された流出速度に基づいてRANへのダウンリンク・トラフィックをシェーピングし続け、例えばUMTSシステムの中の速度制御は動的なものではない。
現在のモバイルIP HAは、任意のサービス品質(QoS)またはトラフィック・シェーピング機能を支援することはない。これは、エア・インタフェース上でデータをモバイル・ユニットに送信するために使用されてもよい流出速度に関係なく、HAに到達するすべてのデータが直ちにBSRに転送されるということを意味する。その結果、BSRの外部、すなわちワイヤレス無線チャネル上のデータ流出速度がBSRへの流入速度よりも小さい場合、BSRの中でIPキューが蓄積されてもよい。大型のキューによって、伝送制御プロトコル(TCP)は、予想外および/または望ましくない方法で作動する場合がある。例えば、複数のTCPセッションが同じワイヤレス・チャネルを通じてモバイルにトンネリングされている場合、BSR(またはこれに関するRNC)内部の大型のキューと、無線リンク制御(RLC)リンク層の再伝送との組み合わせられた効果によって、TCPセッションは変動する場合がある。さらに、ダウンリンク・パケットが失われる場合、大型のネットワーク・バッファは長いリカバリ期間につながる場合がある。
大型のキューはまた、ハンドオフの間にワイヤレス通信システムの性能に影響を与える。例えば、ソースのBSRから目標のBSRへの損失のない再配置を実行するために、無線チャネルに関連したすべての状態は、ソースBSRから目標BSRへコピーされなければならない。この状態は、媒体アクセス制御(MAC)、RLCおよびパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(Packet Data Convergence Protocol)(PDCP)のパラメータなど、層2の状態を含んでもよい。この状態はまた、BSRによって受信されているが、まだワイヤレス無線チャネル上で送信されていない、すべての保留IPパケットも含む。上述のように、典型的にBSRは、ラスト・マイル銅線リンク、EI/TIリンク、ケーブル・モデム、DSLリンクおよびその他などの低速リンクによって、バックホール・リンクに接続されている。したがって大型のIPキューをコピーすることは、例えばIPトラフィックを運搬する無線チャネルなどのライブのワイヤレス無線チャネルの最大ハンドオーバ速度を減少させる場合がある。BSRが、64KBの典型的な最大サイズのTCP輻輳ウィンドウをキューに入れることになっている場合、TIに対するハンドオーバ時間は最小の300msとなる。換言すると、BSR内部のキューの長さが64KBにだいたい等しい場合、最大で秒当たり3回のハンドオーバがTI/EIベースのBSRバックホールでサポートされることが可能である。
TCPの性能および/またはハンドオーバの問題点を回避するために、BSRなどのルータ内部のキューの長さを比較的短いキューに制限することがよく行われている。FloyedおよびJacobson[FvJ93]は、ルータ内のキューの長さが特定のしきい値を超えるとすぐにパケットをマークしてドロップする、ランダム初期ドロップ(Random Early Drop)(RED)方式を提案した。Brakmo、O’MalleyおよびPeterson[BOP94]は、TCPがパケット・ドロップではなく、往復遅延の変化に徐々に応じられるようにして、急激な速度の減少および長いリカバリ期間を回避することができる方式(TCP Vegas)を示している。最近では、Jin、WeiおよびLow[JWL04]が、特に高速、高レイテンシのTCPフローを取り扱う輻輳制御方式を示した。提案された技術はネットワーク内部のキューを管理し、TCP/IPセッションからIPフレームを選択的にドロップする。エンド・トゥ・エンドのインターネット・アークテクチャと矛盾しない方法で、それらの技術は信号を出し、ソースが増加した遅延を検出する、および/またドロップして、しかるべくそれらの速度を減少させるということを仮定することによって、間接的にトラフィック・ソースの入力速度を制御する。
提案された技術はまた、キューがボトルネック・リソースの直前に配置されるということを仮定する。したがって、キューはボトルネック・リンクの直前に蓄積する。しかしながらキューの容量は典型的に、ハンドオフで転送されるデータの量を最小化し、ハンドオフ時間を短くしておくために、小さなものに限定される。その結果、たとえホーム・エージェント(HA)とBSRとの間のリンクが大切なリソースであっても、実際のボトルネックは、BSRとモバイル・ユニットとの間のチャネルとなる。インターネットの設定では、キューのサイズはエンドポイントからのフィードバックによって制御される。しかしながら往復時間は、ボトルネック・キューからの流出速度の変化の速度と比べて長い。提案された技術はまた、HAおよび/またはBSRが低速のバックホール・リンク上でデータを伝送し、有用なHA−BSRリンク上のトラフィックを制御する従来の方法は存在しないということを仮定する。したがって、制御されないソース(例えばUDPトラフィック)は、BSRとモバイル・ユニットとの間のリンク上ですぐにドロップされるように定められたトラフィックで、HA−BSRリンクをあふれさせる可能性がある。輻輳認識型のソースでさえ、流出速度の変化に十分に迅速に反応することができないので、HA−BSRリンクはTCPソースの間でさえ非効率的に使用されることになる。
無線ダウンリンク・チャネルの流出速度は固定されておらず、時間とともに異なる。例えば、高速ダウンリンク・パケット・アクセス(HSDPA)技術、EV−Data(DO)技術および様々な802.16技術などの高速のデータ速度技術は、ワイヤレス・チャネルの効率性を改良するために、実際のワイヤレス・チャネルの条件に基づいてダウンリンクをスケジュールすることができる。別の例については、再伝送および制御メッセージのオーバーヘッドが、ワイヤレス無線チャネル上の帯域幅について通常のトラフィックと競合することがあるため、CDMA、1×RTTおよびUMTS R99などの従来の回線交換技術についての流出速度は予測不可能である。
トラフィック・シェーピングは、流出速度の変化を説明するために、BSRで実行されてもよい。しかしながら入力速度、したがってBSRの中のキューのサイズは、トラフィックがBSR上を進むエンドポイントの集合体によって判定されることになる。エンドポイントが適時の方法で反応しない場合、(短い)BSRキューはあふれ出し、場合によっては多数のパケットが廃棄されることになる。インターネットの設定では、キューのサイズはエンドポイントからのフィードバックによって制御される。例えば、エンドポイント間の往復時間は、ボトルネックBSRキューからの流出速度の変化の速度に比べて長くなる場合があり、これは、エンドポイントが流出速度の変化に応じることを妨げる場合があり、廃棄パケットにつながる。
さらに、ユニバーサル・データグラム・プロトコル(UDP)・アプリケーションは、BSRバックホール・リンクをあふれさせる可能性がある。例えば、アプリケーションがUDP/IPトラフィックをモバイル・クライアントに送信し、ダウンリンクの中で利用可能な速度制御が存在しない場合、UDPアプリケーションは簡単にバックホールをあふれさせる可能性があり、それによって別のアプリケーションに、またはBSRの基本動作にさえ干渉する。上述のように、動的な速度制御はまた、典型的な3GPP配置の中にも存在しない。
本発明は、上述の問題の1つまたは複数の影響に対処することに関する。以下には、本発明の一部の態様の基本的な理解を与えることを目的として、本発明の簡略化された要約を示す。この要約は、本発明の網羅的な概要ではない。本発明の主要な、または重要な要素を特定し、本発明の範囲を正確に概説することが意図されているわけではない。その唯一の目的は、後に論じられるより詳細な説明への前文として、一部の概念を簡略化された形態で示すことである。
本発明の1つの実施形態で、少なくとも1つの基地局と少なくとも1つのモバイル・ユニットとを伴う方法が提供される。この方法は、少なくとも1つの基地局と少なくとも1つのモバイル・ユニットとの間の少なくとも1つのワイヤレス通信チャネルに関連した速度制御情報を受信するステップを含む。この方法はまた、速度制御情報に基づいて、少なくとも1つの基地局に対する少なくとも1つの流出速度を判定するステップも含む。
本発明の別の実施形態で、ネットワーク・コントローラと少なくとも1つのモバイル・ユニットとを伴う方法が提供される。この方法は、少なくとも1つのモバイル・ユニットに関連した少なくとも1つのワイヤレス通信チャネルに関連した速度制御情報を提供するステップを含む。この方法はまた、速度制御情報に基づいて判定された流出速度で情報を受信するステップも含む。
本発明は、同じ参照符号が同じ要素を特定する添付の図面と合わせて、以下の説明を参照することによって理解されるであろう。
本発明は、様々な変更形態および代替形態の影響を受けやすいが、本発明の特定の実施形態が例として図面の中で示されており、本明細書で詳細に説明される。しかしながら、本明細書での特定の実施形態の説明は、本発明を開示される特定の形態に限定することを目的とするわけではなく、反対に、その目的は、添付の特許請求項によって定義される本発明の精神および範囲内に入るすべての変更形態、等価物および代替形態を包含することであることを理解されたい。
本発明の例示的な実施形態が以下で説明される。明快であるために、本明細書では実際の実装のすべての特徴が説明されるわけではない。当然のことながら、任意の前述のような実際の実施形態の開発の中で、1つの実装から別の実装で異なる、例えばシステム関連およびビジネス関連の制約とのコンプライアンスなどの開発者に特有の目標を達成するために、多数の実装に特有の判定が下されなければならないということが理解されよう。さらに、そうした開発上の努力は複雑で時間のかかるものであるかもしれないが、それでもやはり本開示の利益を有する当業者にとっては、日常的な仕事であるということが理解されよう。
本発明の部分および対応する詳細な説明は、ソフトウェアに関して、またはコンピュータ・メモリ内のデータ・ビット上の動作のアルゴリズムおよびシンボル表示に関して示される。これらの説明および表示は、当業者がその成果の要旨を別の当業者に効果的に伝えるためのものである。本明細書で、および一般的に使用される際、アルゴリズムとは、所望の結果につながるステップの首尾一貫した連続であると理解される。これらのステップは、物理量の物理的操作を必要とするものである。必ずしもというわけではないが、通常これらの数量は、記憶、転送、結合、比較およびそれ以外に操作されることが可能な光、電気または磁気信号の形態をとる。主に一般的な用法上の理由で、時にこれらの信号をビット、値、要素、シンボル、特性、期間、数またはその他と呼ぶことが便利であることがわかっている。
しかしながら、これらの用語および類似の用語のすべては、適切な物理量に関連すべきものであり、これらの数量に適用される便利なラベルに過ぎないということに留意されたい。別途述べられない限り、または考察から明らかであるように、「処理」または「計算」または「算出」または「判定」または「表示」またはその他などの用語は、コンピュータ・システムのレジスタおよびメモリ内で物理的、電子的な数量として表されたデータを操作し、コンピュータ・システムのメモリまたはレジスタまたはその他のそのような情報の記憶、伝送もしくは表示デバイス内で同様に物理量として表されたその他のデータに変換するコンピュータ・システム、または同様の電子計算デバイスの行為および処理のことを指す。
また本発明のソフトウェア実装態様は典型的に、プログラム記憶媒体の何らかの形態でコード化されるか、または何らかの型の伝送媒体を介して実装されるということにも留意されたい。プログラム記憶媒体は磁気(例えばフロッピー(登録商標)・ディスクまたはハード・ドライブなど)または光(例えばコンパクトディスク読み出し専用メモリ、または「CD ROM」)であってよく、読み出し専用またはランダム・アクセスであってもよい。同様に、伝送媒体はより対線、同軸ケーブル、光ファイバ、または当技術分野で知られている何らかのその他の適切な伝送媒体であってよい。本発明は、任意の所与の実装のこれらの態様によって限定されるわけではない。
ここで、本発明は添付の図面に関して説明される。様々な構造、システムおよびデバイスは、単に説明を目的として、したがって当業者にはよく知られている詳細を備えた本発明を不明瞭にしないように、図面の中で概略的に描かれている。しかしながら、添付の図面は本発明の解説用の例を記述し、説明するために含まれている。本明細書で使用される語および句は、関連技術の当業者による、それらの語および句の理解と矛盾しない意味を有するように理解され、解釈されるべきである。本明細書の用語または句の一貫した使用法に含有されることが意図されている用語または句の特別な定義、すなわち当業者によって理解される通常の慣習的な意味と異なる定義は存在しない。用語または句が特別な意味、すなわち当業者によって理解されるもの以外の意味を有することが意図されている限りにおいては、そのような特別な定義は、直接的かつ明確に用語または句に特別な定義を与える定義的な方法で、本明細書の中で明示的に言及される。
図1は、通信システム100の1つの例示的な実施形態を概念的に示す。示されている実施形態中で、通信システム100は公衆インターネット・プロトコル(IP)・ネットワークなどのネットワーク105を含む。しかしながら当業者には、本発明がIP通信プロトコルに応じて動作するネットワーク105に限定されるわけではないことを理解されたい。ネットワーク105は、ホーム・エージェント110に通信上結合されている。示されている実施形態では、ホーム・エージェント110はモバイルIPプロトコルに応じて動作するモバイルIPホーム・エージェントである。しかしながら上述のように、本発明はモバイルIP実装に限定されるわけではない。別のプロトコルを実装する代替実施形態では、無線ネットワーク・コントローラなどの別のネットワーク・コントローラが、モバイルIPホーム・エージェント110の代わりに使用されてもよい。したがって、「ネットワーク・コントローラ」という用語は、ホーム・エージェント、無線ネットワーク・コントローラおよびその他を含むように理解される。
ホーム・エージェント110は、1つまたは複数のキュー115を含んでもよい。示されている実施形態では、キュー115はネットワーク105によって提供される情報を記憶および/またはバッファするために使用され、ホーム・エージェント110によって送信されることが意図されている。しかしながら代替の実施形態では、キュー115または図1に示されていないその他のキューは、ホーム・エージェント110によって受信された情報を記憶および/またはバッファするために使用されてもよく、ネットワーク105に提供されることが意図されてもよい。キュー115は、任意の型または数のメモリ要素および/またはレジスタの中に実装されてもよい。
1つまたは複数の基地局ルータ120は、ホーム・エージェント110に通信上結合されてもよい。示されている実施形態の中で、基地局ルータ120はモバイルIPプロトコルに応じて動作する。しかしながら上述のように、本発明はモバイルIP実装に限定されるわけではない。したがって別のプロトコルを実装する代替の実施形態では、モバイルIP基地局ルータ120の代わりに別の基地局の型が使用されてもよい。したがって、「基地局」という用語は基地局、基地局ルータ、ノードB、アクセス・ポイントおよびその他を含むように理解される。
示されている実施形態では、基地局ルータ120は、ユーザをホーム・エージェント110に登録し、基地局ルータ120とホーム・エージェント110との間の通信を促進するために使用されてもよい外部エージェント125を含む。ホーム・エージェント110と外部エージェント125とは、総称ルーティング・カプセル化(GRE)(Generic Routing Encapsulation)・トンネルなどの帯域内の通信経路によって通信上結合されてもよい。したがって、ホーム・エージェント110と外部エージェント125とは、以下で詳細に述べられるGREパケットを交換することによって通信してもよい。外部エージェント125を操作するための技術は当業者には知られており、明快であるために、本明細書では、本発明に関連した外部エージェント125の操作の態様のみがさらに述べられる。
基地局ルータ120は、1つまたは複数のモバイル・ユニット130(1〜3)にワイヤレス接続性を提供する。例えば、基地局ルータ120は、1つまたは複数のエア・インタフェース135(1〜3)を介して、1つまたは複数のモバイル・ユニット130(1〜3)にワイヤレス接続性を提供してもよい。以下の説明で、個々のデバイスまたはデバイスのサブセットを示すために、インデックス(1〜3)が使用されてもよい。しかしながら、明快であるために、デバイスのグループがまとめて言及される場合には、インデックス(1〜3)は省略されてもよい。例示的なモバイル・ユニット130は、以下のものに限定されるわけではないが、携帯電話130(1)、携帯情報端末130(2)およびラップトップ・コンピュータ130(3)を含んでもよい。基地局ルータ120は、モバイルIPプロトコルに応じてワイヤレス接続性を提供する。しかしながら上述のように、本発明はモバイルIPプロトコルを実装する実施形態に限定されるわけではなく、代替の実施形態で別のプロトコルが使用されてもよい。さらに、モバイル・ユニット130はモバイルIP認識型のものであっても、そうでなくてもよい。
基地局ルータ120は、1つまたは複数のモバイル・ユニット130に送信されることが可能な情報を記憶および/またはバッファするために使用されてもよい、1つまたは複数のキュー140を含んでもよい。1つの実施形態で、各モバイル・ユニット130(または対応するエア・インタフェース135)は、キュー140のうちの1つに関連付してもよい。例えば、キュー140(1)は、モバイル・ユニット130(1)(またはエア・インタフェース135(1))に呼び出しの設定の間に関連してもよい。その後、モバイル・ユニット130(1)に行き先を定められたパケットは、エア・インタフェース135(1)のダウンリンク・チャネル上でモバイル・ユニット130(1)に送信される前に、関連したキュー140(1)の中に記憶および/またはバッファされてもよい。しかしながら、本開示の利益を有する当業者には、このキュー140の特定の配置が例であり、本発明を限定することが意図されているわけではないということを理解されたい。代替の実施形態で、任意の数のキュー140は、1つまたは複数のモバイル・ユニット130に送信されるように意図された情報を記憶および/またはバッファするために使用されてもよい。
ホーム・エージェント110は、外部エージェント125に速度要求を提供することによって、エア・インタフェース135のダウンリンク・チャネルに関連した速度情報を要求してもよい。速度情報は、1つまたは複数のキュー140の長さ、エア・インタフェース135に関連した1つまたは複数の流出速度、タイムスタンプおよびその他を示す情報を含んでもよい。様々な代替の実施形態で、ホーム・エージェント110は、いつでも速度情報を要求してもよい。例えば、ホーム・エージェント110は所定の間隔で、または動作環境の変化に応じて速度情報を要求してもよい。1つの実施形態で、速度要求は外部エージェント125に送信されるパケットの中で提供される。例えば、速度要求は、GREパケットのヘッダの中のビットを使用して示されてもよい。その後、速度要求ビットを含むGREパケットは、GREトンネルを使用して外部エージェント125に送信されてもよい。
図2Aは、GREパケット200の1つの例示的な実施形態を概念的に示す。示されている実施形態では、GREパケット200はヘッダ205およびメッセージ210を含む。GREを経由してIPフレームをトンネリングするために、本来のIPフレームは、GREパケット・ヘッダ205が続くIPヘッダを備えた新たなIPフレームでパッケージ化される。新たなIPフレーム・ヘッダは、FAによって実装されるモバイルの気付アドレス(CoA)に宛てられ、一方でGREパケット・ヘッダ205は転送されるIPフレームを記述する。GREパケット・ヘッダ205は、4バイトの固定部分および可変部分から構成されている。固定部分のビット・フィールドは、どの可変部分がGREパケット・ヘッダ205の中に含まれるのかを記述する。
図2Bは、ヘッダ205の中に速度要求ビット220を含むGREパケット215の1つの例示的な実施形態を概念的に示す。示されている実施形態では、速度要求ビット220は、速度要求を示すためにバイナリ1に設定されている。しかしながら、本開示の利益を有する当業者には、速度情報が要求されているかどうかを示すために、任意の速度要求ビット220の値が使用されてもよいということを理解されたい。
再び図1を参照すると、基地局ルータ120は、ホーム・エージェント110に速度情報を提供してもよい。例えば、ホーム・エージェント110がGREパケットのヘッダの内部の速度情報ビットを使用可能にし、パケットを外部エージェント125に送信する場合、外部エージェント125は、1つまたは複数のエア・インタフェース135に関連した1つまたは複数の流出速度、キュー140に関連した1つまたは複数の長さ、タイムスタンプ、および任意のその他の要求された速度情報を判定してもよい。1つの実施形態で、流出速度情報は、前の期間の中の1つまたは複数のエア・インタフェース135上の実際の流出速度を表す。流出速度情報は、最後のレポート以来の送信された実際のデータ量を示してもよいが、基地局ルータ120内部の再伝送、制御情報およびスケジューリング判定は次の期間の中の有効な利用可能帯域幅を変える場合があるので、少なくとも部分的には、流出速度情報は今後の期間についての単なる推定された出力速度予想である場合がある。
1つの実施形態で、基地局ルータ120は、ホーム・エージェント110からの速度要求メッセージに応答して速度情報を提供してもよい。例えば、基地局ルータ120は空のGREメッセージの中で速度情報を提供してもよい。そのような空のGREメッセージは、任意のペイロードを伴わない、IPパケット・ヘッダおよびGREヘッダから構成されていてもよい。1つの実施形態で、基地局ルータ120は、外部エージェント125が使用可能にされた速度要求ビットを備えたGREヘッダを受信した実質的にすぐ後で、空のGREメッセージで速度情報を返送する。本開示の利益を有する当業者には、「実質的にすぐ」という用語は、外部エージェント125が、速度要求メッセージなどのメッセージを受信した後で、できるだけ早く速度情報を提供してもよいということを意味することが意図されていることを理解されたい。しかしながら、「実質的にすぐ」という用語はまた、要求された情報を収集すること、この情報を送信する準備をすることに関連した遅延、または速度要求メッセージに応答して、速度情報を送信するために必要とされる場合のある処理の一部である任意のその他の遅延を包含することも意図されている。
図2Cは、ヘッダ205の中に速度情報230を含むGREパケット225の1つの例示的な実施形態を概念的に示す。示されている実施形態では、速度情報230は、1つまたは複数のキューの長さを示す情報235、1つまたは複数の流出速度を示す情報240、およびタイムスタンプを示す情報245を含む。しかしながら、本開示の利益を有する当業者には、本発明が上述の速度情報230に限定されるわけではないことを理解されたい。代替の実施形態で、任意の速度情報230は、GREパケット225のヘッダ205の中で送信されてもよい。例示されている実施形態で、メッセージ210は空である。
再び図1を参照すると、ホーム・エージェント110は、ホーム・エージェント110から基地局ルータ120への流出速度を判定するために、提供された速度情報を使用してもよい。1つの実施形態で、ホーム・エージェント110は、速度情報の一部として基地局ルータ120によって報告される1つまたは複数の流出速度に対応するために、ホーム・エージェント110から基地局ルータ120への流出速度を調整してもよい。例えばホーム・エージェント110は、速度情報の一部として基地局ルータ120によって報告される1つまたは複数の流出速度の変化に対応するために、ホーム・エージェント110から基地局ルータ120への流出速度を下げても、または上げてもよい。
ホーム・エージェント110はまた、ホーム・エージェント110の流出速度を判定するために、速度情報とともに報告されたキューの長さを使用する。1つの実施形態で、ホーム・エージェント110は、基地局ルータ120からの出力速度の不適切な予測を調整するために、1つまたは複数のキューの長さを使用する。例えば、予測されたエア・インタフェース135上の流出速度が実際のエア・インタフェース135上の流出速度よりも大きく、ホーム・エージェント110が予測された流出速度で情報を基地局ルータ120に送信し続ける場合、1つまたは複数のキュー140の長さは増加しなければならない。したがって、ホーム・エージェント110が、1つまたは複数のキュー140の長さが増加していると判定するのであれば、ホーム・エージェント110はその基地局ルータ120への流出速度を減少させてもよい。別の例については、予測されたエア・インタフェース135上の流出速度予測が実際のエア・インタフェース135上の流出速度よりも小さく、ホーム・エージェント110が予測された流出速度で情報を基地局ルータ120に送信し続ける場合、1つまたは複数のキュー140の長さは減少しなければならない。したがって、ホーム・エージェント110が、1つまたは複数のキュー140の長さが減少していると判定するのであれば、ホーム・エージェント110はその基地局ルータ120への流出速度を増加させてもよい。
ホーム・エージェント110は、様々な目的のために、速度レポートの一部であるタイムスタンプを使用してもよい。1つの実施形態で、ホーム・エージェント110は正常性検査としてタイムスタンプを使用する。例えば、タイムスタンプが現在の時間と著しく異なる時間を示す場合、ホーム・エージェント110は、速度情報が間違いであることを判定してもよい。ホーム・エージェント110はまた、障害レポートを検出するためにタイムスタンプを使用してもよい。一部の実施形態で、その後ホーム・エージェント110は、レポートを再オーダーするためにタイムスタンプを使用してもよい。さらに、ホーム・エージェント110は、ホーム・エージェント110と外部エージェント125との間でどれだけのパケットが飛行中であるのかを判定するために、タイムスタンプを使用してもよい。
1つの実施形態で、ホーム・エージェント110は、ホーム・エージェント110と外部エージェント125との間の往復遅延を推定するために、受信された速度情報を使用してもよい。例えば上述のように、外部エージェント125は、ホーム・エージェント110から速度要求を受信した後で実質的にすぐに、空のGREメッセージを提供してもよい。その後、ホーム・エージェント110は、例えば速度要求メッセージが送信された時間と、速度情報メッセージが受信された時間とを比較することによって、ホーム・エージェント110と外部エージェント125との間の往復遅延を推定するために、空のGREメッセージを使用してもよい。ホーム・エージェント110は、どれだけのデータが外部エージェント125に対して飛行中である可能性があるのかを判定するために、往復遅延を使用してもよく、それによってホーム・エージェント110は、1つまたは複数のキュー140の長さについてのこの飛行中データの最大の可能な効果を計算することができてもよい。ホーム・エージェント110はまた、いつ速度要求メッセージが失われた可能性があるのかを判定するために、往復遅延情報を使用してもよい。ホーム・エージェント110が、速度要求メッセージが失われていると判定する場合、ホーム・エージェント110は基地局ルータ110への流出速度を減少することを決定してもよい。
基地局ルータ120内部の1つまたは複数のキュー140の長さを制御することに加えて、ホーム・エージェント110内部の速度制御メカニズムはまた、セッション毎の基準で速度制御を区別してもよい。例えば、サービス品質(QoS)パラメータは、ホーム・エージェント110での個々のディフサーブ(Diffserv)・マーキングに関連してもよい。データのクラスはディフサーブ・マーキングによって判定され、その後HA QoSスケジューラ(不図示)は、このラベルを通じて様々なクラスの間で優先順位を決定することができる。例えば、HA QoSスケジューラは、基地局ルータ120の内部のキュー140が長くなりすぎた場合、またはホーム・エージェント110が固定ビット率(CBR)と可変ビット率(VBR)データとの両方をスケジュールしなければならない場合、データの様々なクラスのために異なる可能性範囲を使用することができ、VBRデータに対してCBRデータを優先させることができる。代替として、その他のスケジューリング方式が使用されてもよい。QoSパラメータは、GREトンネルを介して帯域内で、基地局ルータ120からホーム・エージェント110へ送信されてもよい。
図3は、流出速度を制御する方法300の1つの例示的な実施形態を概念的に示す。1つの実施形態で、方法300は、モバイルIPに応じて動作するワイヤレス通信システムで実装されてもよい。しかしながら上述のように、方法300はモバイルIPに応じて動作するワイヤレス通信システムに限定されるわけではない。代替の実施形態で、方法300は任意のプロトコルに応じて動作するワイヤレス通信システムで実装されてもよい。例えば、方法300はユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)・プロトコル、モバイル通信のためのグローバル・システム(GSM)・プロトコル、コード分割多重アクセス(CDMA、CDMA200)・プロトコル、Bluetoothプロトコル、IEEE802プロトコルおよびその他に応じて動作するワイヤレス通信システムで実装されてもよい。
示されている実施形態の中で、速度情報が要求される(305)。例えば、ホーム・エージェントまたはその他のネットワーク・コントローラは、速度情報要求メッセージを使用して、速度情報を要求してもよい(305)。速度情報は、例えば速度情報を求める要求を受信することに応答して、収集されてもよい(310)。例えば、基地局ルータまたはその他の基地局は、流出速度、キューの長さ、タイムスタンプおよびその他などの速度情報を収集してもよい(310)。その後速度情報は、例えばホーム・エージェントまたはその他のネットワーク・コントローラに提供されてもよい(315)。その後、ホーム・エージェントまたはその他のネットワーク・コントローラからの流出速度は、上で詳細に述べられているように、速度情報に基づいて判定されてもよい(320)。
図4は、速度制御を伴うシステム中の速度制御実験と、速度制御を伴わないシステム中の速度制御実験との比較を示す。上述の速度制御技術の実施形態は、基地局ルータの内部のIPキューの長さを減少させてもよい。図4は、UMTS BSRシステムの中で、ホーム・エージェントを通る流出が384Kb/sのダウンリンク・ワイヤレス無線チャネルのために速度制御されている場合のIPキューの長さと、速度制御されていない場合のIPキューの長さとを示す。いずれの場合でも、10個の並行TCP/IPセッションは、同じワイヤレス・チャネルを共有している。図4に示されているように、ワイヤレス・チャネルの速度制御は、BSR IPキューの長さに対して大きな影響を有する。
上述の速度制御技術の実施形態には、従来の慣行に勝るいくつかの利点がある。例えば、BSRの内部のキューの長さは、適切に接続されたモバイルIP HAで、モバイル毎の基準で、モバイルIP HAからの流出速度を、実際のワイヤレス・チャネルのモバイルへの流出速度に調整することによって、減少されてもよい。その結果、システムがワイヤレス・チャネルの再配置を実行する場合にはいつでもコピーされなければならない状態情報の量は減少されることが可能であり、それによってハンドオーバに関連した遅延を減少させ、システムの効率を増加させることができる。例えば、BSR IPキューの長さを減少させることによって、モバイルがBSRからBSRに再配置される場合に、システムがバックホールの中の最も遅いリンク上で大量のIPフレームをコピーしなければならないことを回避することができる。
上述の技術は、大部分のキューをボトルネックBSRから適切に接続されたモバイルIP HAへと移し、それによってモバイルIP HAは低速のラスト・マイル銅線リンク上のトラフィックをよりよく管理することができる。上述の技術はまた、例えばBSRなどの遠隔のネットワーク要素内部のキューの長さを制御する能力をHAに与えてもよい。HAはまた、BSR内部のIPキューの合計の長さではなく、IPアドレス毎の基準でキューを制御してもよい。さらに、HAの内部でキュー管理技術を使用することは、ワイヤレス・チャネル上のTCPの動作を改良してもよい。
本発明は、異なってはいるが、本明細書の教示の利益を有する当業者には明らかな同等の方法で変更され、実行されてもよいことから、上で開示された特定の実施形態は単なる解説用のものである。さらに、特許請求の範囲で述べられているもの以外、本明細書で示されている構造または設計の詳細に限定されることは意図されていない。したがって明らかに、上で開示された特定の実施形態は改造または変更されてもよく、そのような変形形態のすべては本発明の範囲および精神の中に含まれるとみなされる。したがって本明細書で求められる保護事項は、特許請求の範囲の中で言及される。
本発明によるワイヤレス通信システムの1つの例示的な実施形態を概念的に示す図である。 本発明によるGREパケットの例示的な実施形態を概念的に示す図である。 本発明によるGREパケットの例示的な実施形態を概念的に示す図である。 本発明によるGREパケットの例示的な実施形態を概念的に示す図である。 本発明による流出速度を制御する方法の1つの例示的な実施形態を概念的に示す図である。 本発明による速度制御を伴うシステム中の速度制御実験と、速度制御を伴わないシステム中の速度制御実験との比較を示す図である。

Claims (10)

  1. 少なくとも1つの基地局と少なくとも1つのモバイル・ユニットとの間の少なくとも1つのワイヤレス通信チャネルに関連した速度制御情報を受信するステップと、
    前記速度制御情報に基づいて、前記少なくとも1つの基地局への少なくとも1つの流出速度を判定するステップとを含む方法。
  2. 前記速度制御情報を受信するステップが、前記少なくとも1つの基地局に関連した少なくとも1つのキューの長さ、前記少なくとも1つの基地局から前記少なくとも1つのモバイル・ユニットへの少なくとも1つの流出速度、およびタイムスタンプを示す情報を受信するステップを含み、前記少なくとも1つの基地局から前記少なくとも1つのモバイル・ユニットへの前記少なくとも1つの流出速度を示す情報を受信するステップが、選択された期間の前記少なくとも1つのワイヤレス・チャネル上の流出速度を示す情報を受信するステップを含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記速度制御情報を求める要求を提供するステップであって、前記速度制御情報を受信するステップが、前記速度制御情報を求める要求を提供するステップに応答して、前記速度制御情報を受信するステップを含むステップと、
    前記速度制御情報を求める前記要求および前記受信された速度制御情報に基づいて、往復遅延を判定するステップであって、前記少なくとも1つの基地局への前記少なくとも1つの流出速度を判定するステップが、前記速度制御情報を求める前記要求を提供するステップに応答して、前記速度制御情報を受信しないことに基づいて、前記速度制御情報を含む少なくとも1つのメッセージが失われたことを判定するステップと、前記速度制御情報を含む少なくとも1つのメッセージが失われたことを判定するステップに応答して、前記少なくとも1つの基地局への前記少なくとも1つの流出速度を減少させるステップとを含むステップとを含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つの流出速度を判定するステップが、前記少なくとも1つの基地局に関連した少なくとも1つのキューの少なくとも1つの長さを制御するために、前記少なくとも1つの流出速度を判定するステップと、前記制御情報に基づいて、前記少なくとも1つの基地局に関連した前記少なくとも1つのキューの少なくとも1つの長さを推定するステップとを含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つの基地局への前記少なくとも1つの流出速度で、情報を前記少なくとも1つの基地局に提供するステップを含む請求項1に記載の方法。
  6. 少なくとも1つのモバイル・ユニットに関連した少なくとも1つのワイヤレス通信チャネルに関連した速度制御情報を提供するステップと、
    前記速度制御情報に基づいて判定された流出速度で、情報を受信するステップとを含む方法。
  7. 前記速度制御情報を提供するステップが、少なくとも1つのキューの長さ、前記少なくとも1つのモバイル・ユニットへの少なくとも1つの流出速度、およびタイムスタンプを示す情報を提供するステップを含む請求項6に記載の方法。
  8. 前記速度制御情報を求める要求を受信するステップであって、前記制御情報を提供するステップが、前記速度制御情報を求める要求を受信するステップに応答して、前記速度制御情報を提供するステップを含むステップと、
    前記速度制御情報を求める要求を受信するステップに応答して、前記速度制御情報を判定するステップとを含む請求項6に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つの流出速度で、ネットワーク・コントローラから情報を受信するステップを含む請求項6に記載の方法。
  10. 前記受信された情報の一部を少なくとも1つのキューの中に記憶するステップと、前記少なくとも1つのワイヤレス通信チャネル上で、前記少なくとも1つのモバイル・ユニットに前記受信された情報の一部を提供するステップとのうちの少なくとも1つを含み、前記ネットワーク・コントローラから前記情報を受信するステップが、前記少なくとも1つのキューの少なくとも1つの長さを制御するために選択された少なくとも1つの流出速度で、前記ネットワーク・コントローラから情報を受信するステップを含む請求項6に記載の方法。
JP2008545671A 2005-12-12 2006-12-08 ダウンリンク速度の制御方法 Expired - Fee Related JP5235675B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/301,355 2005-12-12
US11/301,355 US7965633B2 (en) 2005-12-12 2005-12-12 Method of downlink rate control
PCT/US2006/046835 WO2007070366A1 (en) 2005-12-12 2006-12-08 Method of downlink rate control

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009519680A true JP2009519680A (ja) 2009-05-14
JP5235675B2 JP5235675B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=37963591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008545671A Expired - Fee Related JP5235675B2 (ja) 2005-12-12 2006-12-08 ダウンリンク速度の制御方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7965633B2 (ja)
EP (1) EP1961246B1 (ja)
JP (1) JP5235675B2 (ja)
KR (1) KR101379198B1 (ja)
CN (1) CN101326842B (ja)
WO (1) WO2007070366A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8005041B2 (en) * 2006-05-08 2011-08-23 Ipwireless, Inc. Wireless communication system, apparatus for supporting data flow and method therefor
US8000238B2 (en) * 2006-08-04 2011-08-16 Cisco Technology, Inc. System and method for detecting and regulating congestion in a communications environment
US7944823B1 (en) 2006-09-01 2011-05-17 Cisco Technology, Inc. System and method for addressing dynamic congestion abatement for GSM suppression/compression
DE102007053749B4 (de) * 2007-11-12 2012-04-05 Wen-San Jhou Luftverdichter mit verbessertem Ventilbauelement
CN102014432B (zh) * 2010-11-18 2015-07-22 中兴通讯股份有限公司 下行链接的资源分配方法及基站
JP5437292B2 (ja) * 2011-02-22 2014-03-12 株式会社日立製作所 帯域制御システム
CN104580006B (zh) * 2014-12-24 2018-02-09 无锡儒安科技有限公司 一种移动网络发送速率控制方法、装置及***
US11153174B2 (en) 2018-06-15 2021-10-19 Home Box Office, Inc. Data service overload detection and mitigation

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2361392A (en) * 2000-12-13 2001-10-17 Ericsson Telefon Ab L M Controlling data flow in a Radio Access Network
JP2002125254A (ja) * 2000-10-18 2002-04-26 Mitsubishi Electric Corp ハンドオフ方法およびエージェント装置
WO2004028098A1 (ja) * 2002-09-06 2004-04-01 Fujitsu Limited 無線ネットワーク制御装置
JP2005057323A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Ntt Docomo Inc データ流入量制御方法、基地局及び制御局
JP2005525739A (ja) * 2002-05-10 2005-08-25 インターディジタル テクノロジー コーポレイション チャネル品質条件に基づく認知フロー制御
JP2005244480A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Ntt Docomo Inc 通信装置、送信機、通信システム及び通信方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5864678A (en) * 1996-05-08 1999-01-26 Apple Computer, Inc. System for detecting and reporting data flow imbalance between computers using grab rate outflow rate arrival rate and play rate
US6058114A (en) * 1996-05-20 2000-05-02 Cisco Systems, Inc. Unified network cell scheduler and flow controller
FI103850B (fi) * 1996-07-12 1999-09-30 Nokia Mobile Phones Ltd Tiedonsiirtotilan automaattinen ohjaus
US20020133598A1 (en) * 2001-03-16 2002-09-19 Strahm Frederick William Network communication
US7339928B2 (en) 2001-08-29 2008-03-04 Alcatel Lucent Micro-mobility network routing system and method
US7237007B2 (en) * 2001-12-05 2007-06-26 Qualcomm Incorporated Method and system for flow control between a base station controller and a base transceiver station
US6912574B2 (en) * 2002-05-29 2005-06-28 Dhc, Llc System and process for allocating flow capacity in a network

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002125254A (ja) * 2000-10-18 2002-04-26 Mitsubishi Electric Corp ハンドオフ方法およびエージェント装置
GB2361392A (en) * 2000-12-13 2001-10-17 Ericsson Telefon Ab L M Controlling data flow in a Radio Access Network
JP2005525739A (ja) * 2002-05-10 2005-08-25 インターディジタル テクノロジー コーポレイション チャネル品質条件に基づく認知フロー制御
WO2004028098A1 (ja) * 2002-09-06 2004-04-01 Fujitsu Limited 無線ネットワーク制御装置
JP2005057323A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Ntt Docomo Inc データ流入量制御方法、基地局及び制御局
JP2005244480A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Ntt Docomo Inc 通信装置、送信機、通信システム及び通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5235675B2 (ja) 2013-07-10
EP1961246B1 (en) 2015-05-27
WO2007070366A9 (en) 2007-08-09
CN101326842B (zh) 2012-07-18
KR101379198B1 (ko) 2014-03-31
EP1961246A1 (en) 2008-08-27
US20070133411A1 (en) 2007-06-14
US7965633B2 (en) 2011-06-21
KR20080083277A (ko) 2008-09-17
WO2007070366A1 (en) 2007-06-21
CN101326842A (zh) 2008-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5235675B2 (ja) ダウンリンク速度の制御方法
JP4906844B2 (ja) 無線移動通信システムで下位階層データブロックを生成する方法
US7003302B2 (en) Wireless base station and packet transfer apparatus for dynamically controlling data transmission rate
US7477604B2 (en) Packet communications system
EP2204018B1 (en) Limiting the rlc window size in a hsdpa flow control
JP4941559B2 (ja) 無線通信システムにおけるハンドオーバ方法並びに無線基地局及び無線端末
EP1755355A1 (en) Method and apparatus for reconfiguring the MAC layer in a mobile communication system
US7099622B2 (en) Controlling channel switching in a UMTS network
EP1467528B1 (en) Method of flow control for HSDPA and HSUPA
WO2016068308A1 (ja) ゲートウェイ装置及びゲートウェイ装置の制御方法
JP2009502093A (ja) 無線リンク制御上のボイス・オーバー・インターネット・プロトコル用のパディングの最小化
JP5372755B2 (ja) 無線通信システムのパス切替制御方法、同システムにおける制御装置、無線基地局、無線通信システム及び無線端末
RU2410840C2 (ru) Способ и система для передачи информации об уровне шума для высокоскоростного пакетного доступа по восходящей линии связи
US20070010290A1 (en) Radio base station device, radio network control device, and transfer rate decision method
WO2002076023A1 (en) Method and system for reducing traffic flow to a mobile node during handoff situations
JP3943558B2 (ja) パケット通信方法及びパケット通信システム。
EP2114038B1 (en) Radio base station and mobile communication method
JP4684920B2 (ja) ハンドオーバ方法、ハンドオーバシステム、基地局、及びアクセスルータ
JP4600075B2 (ja) 移動通信システム、基地局制御装置、基地局装置及びそれらに用いる伝送資源有効活用方法
Héder et al. Improved uplink macro diversity combining in Evolved HSPA systems
HÉDER et al. Adaptive soft handover forwarding in Evolved HSPA systems
JP2006245840A (ja) 移動通信システム及びその通信制御方法並びにそれに用いる移動通信端末及び基地局

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120816

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees