JP2009517940A - 音響的な信号を受信および/または発生させるためのマイクロマシニング構造体、マイクロマシニング構造体を製造するための方法、およびマイクロマシニング構造体の使用法 - Google Patents

音響的な信号を受信および/または発生させるためのマイクロマシニング構造体、マイクロマシニング構造体を製造するための方法、およびマイクロマシニング構造体の使用法 Download PDF

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Abstract

マイクロマシニング構造体と、マイクロマシニング構造体を製造するための方法と、マイクロマシニング構造体の使用法とが提案される。マイクロマシニング構造体を少なくとも部分的に取り囲んでいる媒体内で、音響的な信号を受信および/または発生させるためのマイクロマシニング構造体が規定されている。この場合、このマイクロマシニング構造体が、該マイクロマシニング構造体の第1の面を実質的に形成している第1の対向エレメントを有していて、該第1の対向エレメントに第1の開口が設けられており、マイクロマシニング構造体が、該マイクロマシニング構造体の第2の面を実質的に形成している第2の対向エレメントを有していて、該第2の対向エレメントに第2の開口が設けられており、マイクロマシニング構造体が、前記第1の対向エレメントと前記第2の対向エレメントとの間に配置されている、実質的に閉鎖されたダイヤフラムを有している。

Description

背景技術
本発明は、請求項1の上位概念部に記載した、媒体内で音響的な信号を受信および/または発生させるためのマイクロマシニング構造体であって、該マイクロマシニング構造体が前記媒体によって少なくとも部分的に取り囲まれている形式のものに関する。
アメリカ合衆国特許出願第20020151100号明細書によれば、マイクロフォンキャビティを有する、モノリシックに一体化された圧力センサが公知である。このような圧力センサでは、バックプレートが、中間レベルに位置する音響的なダイヤフラムの上方に配置されていて、ダイヤフラムが、キャビティの上方に配置されていて、キャビティが下側に向かって基板で閉鎖されている。このようなセンサでは、下側に向かって閉鎖された基板のために、音響的な信号を上側もしくは下側の面で入力結合および/または出力結合ができないことが不利である。これによって、この配置の感度が減じられていることも不利である。
発明の利点
本発明の請求項に記載した、マイクロマシニング構造体を少なくとも部分的に取り囲んでいる媒体内で、音響的な信号を受信および/または発生させるための、本発明によるマイクロマシニング構造体もしくは、マイクロマシニング構造体を製造するための方法もしくは、本発明によるマイクロマシニング構造体の使用法は、前記従来技術のものに対して、次のような利点がある。すなわち、簡単な方法でマイクロマシニング構造体の音響特性を改善することができるにもかかわらず、このマイクロマシニング構造体は比較的簡単かつ頑丈な製造工程によって製造可能である。本発明によるマイクロマシニング構造体は、第1の対向エレメントと第2の対向エレメントとの間にダイヤフラムを埋め込む(埋設ダイヤフラム)ことによって、高い機械的な安定性を有している。
第1の対向エレメントとダイヤフラムとの間に第1のキャビティが形成されていて、ダイヤフラムと第2の対向エレメントとの間に第2のキャビティが形成されていて、第1の対向エレメントが、ダイヤフラムと比較して数倍大きい質量を有していておよび/または第2の対向エレメントが、ダイヤフラムと比較して数倍大きい質量を有していると、特に有利である。これによって、簡単な方法でマイクロマシニング構造体の音響特性をさらに改善することが可能である。
マイクロマシニング構造体を、電子回路とモノリシックに一体化して設けることも可能である。これによっていわゆるワンチップ化によって、音響的な信号と電気的な信号の間の変換のためのマイクロマシニング構造体と、電子信号を評価もしくは提供するための電子回路とを有する一式のユニットにまとめることが可能である。
第1の対向エレメントおよび/または第2の対向エレメントが実質的に半導体材料で形成されていて、ダイヤフラムが半導体材料を有していて、第1の対向エレメントが第1の電極を有していて、第2の対向エレメントが第2の電極を有していて、ダイヤフラムが第3の電極を有しているとさらに有利である。これによって、電極間で容量変化の差分評価が可能にされているという点では、マイクロマシニング構造体の電気的な特性を最適化することが有利な形式で可能となる。
冒頭に記載した発明の別の課題は、本発明によるマイクロマシニング構造体を製造する方法である。本発明による方法では、第1のキャビティを形成するために、第1の犠牲層を未加工基板上に微細加工して被着する、もしくは未加工基板内に微細加工して導入し、それによって第1の前駆構造体を提供し、次いでダイヤフラムを形成するために、少なくとも第1のダイヤフラム層を第1の前駆構造体上に被着し、次いで第1のキャビティを形成するために、第2の犠牲層を被着し、次いで第1の対向エレメントを形成するために、エピタキシャル層を被着し、次いで第1の開口および第2の開口を対向エレメント内に設け、第1のキャビティおよび第2のキャビティを形成するために、第1の犠牲層および第2の犠牲層を除去する。これによって、本発明によるマイクロマシニング構造体を、比較的頑丈で、かつ比較的廉価な製造工程によって製造することが有利な形式で可能である。
マイクロマシニング構造体を形成した後に、マイクロマシニング構造体に電子回路をモノリシックに一体化して形成することも可能である。この場合、電子回路は第1の面もしくは第2の面に配置されている。電子回路をモノリシックに一体化することで、一式のセンサユニット、もしくは一式のマイクロフォンユニットを1つの部品として形成することができる。
図面
以下に本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
図1および図2は、先行技術による公知のマイクロマシニング構造体を示す概略図であり、図3は、本発明によるマイクロマシニング構造体を示す概略図であり、図4および図5は、本発明によるマイクロマシニング構造体の前駆構造体を示す概略図である。
図1および図2には、先行技術により公知の2つのマイクロマシニング構造体100が図示されている。これらのマイクロマシニング構造体100はそれぞれ、ダイヤフラム(薄膜)120と格子状の対向電極130とを有している。一方では、ダイヤフラム120が第1の面111でマイクロマシニング構造体の表面を形成していて(図1)、他方では、ダイヤフラム120が埋設されている、つまりマイクロマシニング構造体100の対向電極130が、第1の面111でマイクロマシニング構造体の表面を形成している(図2)。
図3には、本発明によるマイクロマシニング構造体10が図示されている。図4には、第1の前駆構造体50が図示されていて、図5には、第2の前駆構造体60が図示されている。図3および図5は、以下で一緒に説明される。本発明によるマイクロマシニング構造体10は、第1の対向エレメント20と、ダイヤフラム30と、第2の対向エレメント40とを有する。第1の対向エレメント20は第1の開口21を有していて、第2の対向エレメント40は第2の開口41を有している。第1の開口21および第2の開口41は本発明では特に、第1の対向エレメント20および第2の対向エレメント40が格子状の構造を有することによって実現されている。第1の対向エレメント20が、本発明によって、マイクロマシニング構造体10の第1の面11を形成し、第2の対向エレメント40が、本発明によって、マイクロマシニング構造体10の第2の面12を形成している。
本発明によるマイクロマシニング構造体10は、特にマイクロフォン、あるいはスピーカとして使用されることに適している。特にこのように使用される場合、このマイクロマシニング構造体10は、マイクロマシニング構造体10を取り囲む媒体の材料振動に対する高い感度と、特に機械的な影響に対する高い頑丈さを兼ね備える。というのは、(比較的壊れやすい)ダイヤフラム30が、マイクロマシニング構造体10内で、両対向エレメント20,40の間に埋め込まれて、もしくは一般的に保護されて、配置されているからである。本発明では特に、第1の対向エレメント20の厚さや、第2の対向エレメント40の厚さよりも比較的薄いダイヤフラム30が、背面(第2の面)12に対しても保護されているように設けられている。このことによって、半導体製造工程でも、試験工程でも、パッケージング工程でもウェハを取り扱う際に、ダイヤフラム30が直接に機械的な接触にさらされることがない。取り付けた状態では、対向エレメント20,40の比較的剛性な構造がマイクロマシニング構造体の頑丈性を高める。本発明によるマイクロマシニング構造体10の構造は、マイクロフォンとしての使用だけでなく、スピーカとしての使用の際もフリップチップ接合が可能である。というのは、表面上のトポグラフィ(Topographie)が比較的小さく、そのために最新の低電圧のCMOSプロセスと組合せ可能だからである。フリップチップ接合は、金属接続部分(図示せず)を介して、構造体10の第1の面11にわたって行うことができる。以下では、第1の対向エレメント20は第1の対向電極20、第2の対向エレメント40は第2の対向電極40として表される。第1のキャビティもしくは第2のキャビティと、本発明によるマイクロマシニング構造体10の外面との間の圧力補償を行うために、第1の開口21は第1の対向電極20内に設けられ、第2の開口41は第2の対向電極40内に設けられている。本発明では、ダイヤフラム30が部分的に開かれて設けられている、もしくはダイヤフラム30が、静力学的な圧力補償ための開口(図示せず)を備えていることも可能である。ダイヤフラム30内の開口の代わりに、マイクロマシニング構造体10の別の領域に、圧力補償のための開口を設けてもよい。
ダイヤフラム30は、自由に運動可能に設けられていて、マイクロマシニング構造体10を取り囲んでいる媒体、特にガス、あるいは特に空気の、音響的な信号(波)によって励起されて運動をせしめられ、それによってダイヤフラム30が振動する。ダイヤフラム30のこの運動によって、ダイヤフラム30にわたって(つまり、マイクロマシニング構造体10の第1の面の上に)設置されている第1の対向エレメント20に対する間隔が減少されるか、もしくは増大される。この間隔の変化が本発明に従って、容量的に評価される。このため本発明によれば、有利な形式で第1の対向エレメント20が第1の電極を有し、ダイヤフラム30が第2の電極を有し、第2の対向エレメント40が第3の電極を有している。図3にはさらに、これらの電極に対応しているコンデンサ配列C1,C2が概略的に図示されている。これらのコンデンサ配列C1,C2は、対向エレメント20,対向エレメント40およびダイヤフラム30の形式で構成されている。この図では第1のコンデンサC1が、第1の対向エレメント20とダイヤフラム30との間に形成され、第2のコンデンサC2が、ダイヤフラム30と第2の対向エレメント40との間に形成されている。ダイヤフラム30と第1の対向エレメント20との間隔が小さいことで、高い電気的な感度を引き出すことが有利な形式で可能となる。これによって、ダイヤフラム30は制御された張力下で形成することができるにもかかわらず、高い感度を得ることができる。
ダイヤフラム30と相対的に対向エレメント20,40を両面に配置することによって、本発明によるマイクロマシニング構造体10を容量変化の差分評価のために適用することが可能であり、これによってより高い感度が得られる。さらに、構造体10の第1の面11だけでなく、構造体10の第2の面12の、マイクロマシニング構造体10を取り囲む媒体の音響的な振動もしくは音響的な信号を入力結合させることができる。ダイヤフラム30が、測定電極として接触せしめられると、さらに、第1の対向エレメント20および第2の対向エレメント40がアースに接続され、それによって、周囲の汚れや電荷に対する電気的な感度が低下する。第1の対向エレメント20は、上記の機能の他にも、マイクロフォン設計における他の機械的または電気的な機能のための第1の電極として使用されてよい(ばねの形成や運動可能なダイヤフラムの張設、たとえば感度の電気的な調整のための、個別の構成要素の電気的な接触)。
本発明による、マイクロマシニング構造体10を製造するための方法を具体的に示すために、図4にマイクロマシニング構造体10の第1の前駆構造体50が図示されている。第1の前駆構造体50は、マイクロマシニング構造体10の未加工基板15を有している。未加工基板15には、第1の犠牲層49が導入されている。この未加工基板15は、特に、ドープされたシリコン基板である。第1の犠牲層49は、たとえば、未加工基板の酸化された領域であり、つまり第1の犠牲層49は未加工基板15内に導入されて設けられている。択一的には、第1の犠牲層49は未加工基板15上に微細加工されて、たとえば析出されて被着されていてよい。
図5には、第2の前駆構造体60が図示されている。この場合、第1の犠牲層49上のダイヤフラム領域内でしかも未加工基板15上のダイヤフラム領域の外に、少なくとも第1のダイヤフラム層31が、第1の前駆構造体50上に被着されている。本発明では特に、複数の、たとえば3つ(あるいは3つ以上または3つ以下)のダイヤフラム層が被着されている。図5では、第1のダイヤフラム層31の他に第2のダイヤフラム層32および第3のダイヤフラム層33が図示されている。これらのダイヤフラム層31,32,33は一緒にダイヤフラム30を形成している。本発明によるとダイヤフラム30上に第2の犠牲層29が被着されている。次いで犠牲層29に、第2の前駆構造体50を形成するためにエピタキシャル層16が被着されている。
本発明によるマイクロマシニング構造体10を形成するために、第1の面11の第1の開口21が、エピタキシャル層16内に、特に異方性トレンチエッチングプロセスによって設けられている。次いで、同じように第1の面から、第2の犠牲層29がエッチングされ、それによって第1のキャビティ25が形成される。続いて、第2の面12の第2の開口41が、未加工基板15内に、特に異方性トレンチエッチングプロセスによって設けられている。その後に、同じように第2の面12から、第1の犠牲層49がエッチングされ、それによって第2のキャビティ35が形成される。当業者には、第2の面12の加工を第1の面11の加工前に行ってもよいということがわかる。
第1の電極を形成するために、エピタキシャル層16が、その場でドープされて(in−situ−dotiert)設けられているか、またはエピタキシャル層16内にドープした領域が導入されている。第3の電極を形成するために、第2の対向エレメント40もしくは未加工基板15は、ドープして設けられているか、または第2の対向エレメント40内にドープした領域が導入されている。図示された例では、ダイヤフラム30内に第2のダイヤフラム層32が、特に多結晶シリコンから成り、相応のドーピング部を有する、相応の導電性の層として設けられている。
第1のダイヤフラム層31と、第2のダイヤフラム層32と、第3のダイヤフラム層33から成るダイヤフラム30の積層は、たとえば、シリコン窒化物、ポリシリコン、シリコン窒化物の順番より成っている。5つのダイヤフラム層を有するダイヤフラム構造は、たとえば、窒化物、酸化物、ポリシリコン、酸化物、窒化物の連続を有することができる。ダイヤフラムを形成する際には、ダイヤフラムが一般的に張力下に置かれるように留意すると有利である。これはたとえば、ダイヤフラム30の積層内に引っ張られた層を、たとえば、LPCVD(低圧化学気相成長)によるシリコン窒化物層によって導入することで達成される。ダイヤフラム内に張力を形成するためには、機械的な特性が良好に調節可能である材料が用いられる(たとえば、熱酸化物やLPCVDによる窒化物)。ポリシリコン層は、いかなる場合でもドープされ、第2の電極32の導電性のコンデンサ板として役立つ。ポリシリコン層の厚さは、ポリシリコン層の張力が、全張力にほとんど影響を与えることがない程度に選定されている。
先行技術による公知のマイクロマシニング構造体を示す概略図である。 先行技術による公知のマイクロマシニング構造体を示す概略図である。 本発明によるマイクロマシニング構造体を示す概略図である。 本発明によるマイクロマシニング構造体の前駆構造体を示す概略図である。 本発明によるマイクロマシニング構造体の前駆構造体を示す概略図である。

Claims (9)

  1. 媒体内で音響的な信号を受信および/または発生させるためのマイクロマシニング構造体であって、該マイクロマシニング構造体(10)が前記媒体によって少なくとも部分的に取り囲まれている形式のものにおいて、マイクロマシニング構造体(10)が、該マイクロマシニング構造体(10)の第1の面(11)を実質的に形成している第1の対向エレメント(20)を有していて、該第1の対向エレメント(20)に第1の開口(21)が設けられており、マイクロマシニング構造体(10)が、該マイクロマシニング構造体(10)の第2の面(12)を実質的に形成している第2の対向エレメント(40)を有していて、該第2の対向エレメント(40)に第2の開口(41)が設けられており、マイクロマシニング構造体(10)が、前記第1の対向エレメント(20)と前記第2の対向エレメント(40)との間に配置されている、実質的に閉鎖されたダイヤフラム(30)を有していることを特徴とするマイクロマシニング構造体。
  2. 第1の対向エレメント(20)とダイヤフラム(30)との間に第1のキャビティ(25)が形成されていて、ダイヤフラム(30)と第2の対向エレメント(40)との間に第2のキャビティ(35)が形成されている、請求項1記載のマイクロマシニング構造体。
  3. 第1の対向エレメント(20)が、ダイヤフラム(30)と比較して数倍大きい質量を有しており、および/または、第2の対向エレメント(40)が、ダイヤフラム(30)と比較して数倍大きい質量を有している、請求項1から2までのいずれか1項記載のマイクロマシニング構造体。
  4. マイクロマシニング構造体(10)が、電子回路とモノリシックに一体化されて設けられている、請求項1から3までのいずれか1項記載のマイクロマシニング構造体。
  5. 第1の対向エレメント(20)および/または第2の対向エレメント(40)が、実質的に半導体材料で形成されていて、ダイヤフラム(30)が、半導体材料を有している、請求項1から4までのいずれか1項記載のマイクロマシニング構造体。
  6. 第1の対向エレメント(20)が第1の電極を有していて、第2の対向エレメント(40)が第2の電極を有しており、ダイヤフラム(30)が第3の電極を有している、請求項1から5までのいずれか1項記載のマイクロマシニング構造体。
  7. 請求項1から6までのいずれか1項記載の、マイクロマシニング構造体を製造するための方法において、第2のキャビティ(35)を形成するために、第1の犠牲層(49)を未加工基板(15)上に微細加工して被着するか、または未加工基板(15)内に微細加工して導入し、それによって第1の前駆構造体(50)を提供し、次いでダイヤフラム(30)を形成するために、少なくとも第1のダイヤフラム層(31)を前記第1の前駆構造体(50)上に被着し、次いで第1のキャビティ(25)を形成するために、第1の犠牲層(29)を被着し、次いで第1の対向エレメント(20)を形成するために、エピタキシャル層(16)を被着し、次いで第1の開口(21)を前記第1の対向エレメント(20)内に設け、かつ第2の開口(41)を第2の対向エレメント(40)内に設け、第1のキャビティ(25)および第2のキャビティ(35)を形成するために、第1の犠牲層(29)および第2の犠牲層(49)を除去することを特徴とする、マイクロマシニング構造体を製造するための方法。
  8. マイクロマシニング構造体(10)の形成と平行して、電子回路(70)をマイクロマシニング構造体(10)とモノリシックに一体化して形成し、電子回路(70)を第1の面(11)上または第2の面(12)上に配置する、請求項7記載のマイクロマシニング構造体を製造するための方法。
  9. 請求項1から6までのいずれか1項記載のマイクロマシニング構造体(10)をマイクロフォンおよび/またはスピーカとして使用することを特徴とする、マイクロマシニング構造体(10)の使用法。
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